JP2002351579A - エラー監視装置 - Google Patents

エラー監視装置

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JP2002351579A
JP2002351579A JP2001161128A JP2001161128A JP2002351579A JP 2002351579 A JP2002351579 A JP 2002351579A JP 2001161128 A JP2001161128 A JP 2001161128A JP 2001161128 A JP2001161128 A JP 2001161128A JP 2002351579 A JP2002351579 A JP 2002351579A
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drive system
cpu
energization
error
time
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Atsuhiko Takahashi
敦彦 高橋
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Alps Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 CPU外に配設した制御部により、駆動系装
置への通電時間を計測することで、駆動系装置への通電
制御のエラーを検出し、確実にリセット処理を行なうこ
とのできるエラー監視装置を提供すること。 【解決手段】 駆動系装置3とこの駆動系装置3(2)
への通電を制御するCPU1とを有する機器に、前記C
PU1とは別異の制御手段として配設されたエラー監視
装置11であって、前記駆動系装置3に対する通電時間
を求め、この通電時間を正常な通電時間の最大値と比較
することにより、通電状態の不正常を検出しうる検出手
段12と、前記検出手段の検出結果に基づいて、前記通
電制御に関するエラー発生の有無を判断する判断手段1
3と、前記判断手段の判断結果に基づいて、前記駆動系
装置3に対する通電制御のリセットの実行処理を行う処
理手段14とを有すること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、駆動系装置とこの
駆動系装置への通電を制御するCPU(中央制御装置)
を有する機器において、前記駆動系装置が常に通電した
状態となるエラーの発生を検出し、処理するための監視
を行なうエラー監視装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、駆動系装置とこの駆動系装置
の駆動を制御するCPUとを有する機器においては、前
記機器にエラーが発生して、前記駆動系装置に常に通電
した状態となったときに、そのことを検出し、処理する
エラー監視装置が設けられている。
【0003】前記エラーの1つとして、前記CPUに格
納された通電制御システムにエラーが発生し、前記駆動
系装置に対して通電が継続されるというエラーがある。
いわゆる、通電制御システムが暴走している状態であ
る。このエラーは通電され続けている駆動系装置が過熱
して故障する原因となったり、あるいは、発火等の重大
な事故の原因となる虞がある。
【0004】そこで、このような通電制御システムのエ
ラーの発生は、前記CPUに格納したウォッチドックタ
イマ装置により監視することが一般的になされている。
【0005】このウォッチドックタイマ装置を利用した
監視方法は、エラー監視システムにおいて、対象の駆動
系装置に通電を開始した時点から所定時間のカウントを
開始し、前記所定時間内に駆動系装置の駆動動作が正常
終了したときは、前記カウントをゼロクリアし、前記所
定時間をカウントアップしたとき、つまり、所定時間を
経過したときは、エラー発生を判断して対象の駆動系装
置の駆動制御システムに強制終了をかけることを内容と
するものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記ウ
ォッチドックタイマ装置を利用したエラー監視方法にお
いては、前記エラーの発生を検出し、エラー処理を行う
ことができなくなる場合があった。
【0007】つまり、対象の駆動系装置に通電を開始
し、前記ウォッチドックタイマ装置において所定時間の
カウントを行っている状態で前記ウォッチドックタイマ
装置を含んだシステム部分にエラーが発生し、ウォッチ
ドックタイマ装置が、対象の駆動系装置の駆動動作の正
常終了を待たずしてカウントをゼロクリアし、再度のカ
ウントを開始する一連の動作を繰り返し行なうループに
陥ってしまった場合には、エラー検出が正常に行われ
ず、実際には、エラー検出すべき対象の駆動系装置への
通電状態が継続しているようなケースがあった。
【0008】そこで、本発明は、CPU内の前記ウォッ
チドックタイマ装置を利用せずに、CPU外に配設した
制御部により、駆動系装置への通電時間を計測すること
で、駆動系装置への通電制御のエラーを検出し、確実に
リセット処理を行なうことのできるエラー監視装置を提
供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ため、本発明のエラー監視装置の特徴は、駆動系装置と
この駆動系装置への通電を制御するCPUとを有する機
器に、前記CPUとは別異の制御手段として配設されて
おり、前記駆動系装置に対する通電時間を求め、この通
電時間を正常な通電時間の最大値と比較することによ
り、通電状態の不正常を検出しうる検出手段と、前記検
出手段の検出結果に基づいて、前記通電制御に関するエ
ラー発生の有無を判断する判断手段と、前記判断手段の
判断結果に基づいて、前記駆動系装置に対する通電制御
のリセットの実行処理を行う処理手段とを有する点にあ
る。
【0010】このような構成を採用することで、CPU
の通電制御にエラーが発生した場合であっても、前記C
PUとは別異の制御部として、駆動系装置に対し、正常
な通電時間の最大値よりも長い時間の通電が行われてい
ることを検出することで、確実に、駆動系装置への通電
制御に関するエラーの発生を検出し、リセット処理を行
なうことができる。
【0011】また、本発明のエラー監視装置の別の特徴
は、前記検出手段は、CPUと駆動系装置の制御部のイ
ネーブル端子および通電チャネル端子のそれぞれの間に
配設された制御線に流れる信号により、通電時間を計測
するための計測信号を生成する生成手段と、前記計測信
号に基づいて得た通電時間が正常な通電時間の最大値よ
り長いか短いかを比較する比較手段と、前記比較手段で
の比較結果を前記判断手段に出力する出力手段とを備え
る点にある。
【0012】このような構成を採用することで、本発明
のエラー監視装置は、直接、CPUと駆動系装置の制御
部のイネーブル端子および通電チャネル端子のそれぞれ
の間に配設された制御線に流れる信号に基づいて、駆動
系装置の制御部のイネーブル端子に対し、正常な通電時
間の最大値よりも長い時間の通電が行われていることを
検出することができるので、CPUにエラーが発生した
場合であっても、確実に、駆動系装置への通電制御に関
するエラーの発生を検出し、リセット処理を行なうこと
ができるものとなる。
【0013】そして、本発明のエラー監視装置の更に他
の特徴は、前記検出手段は、駆動系装置への少なくとも
1つの通電相の通電状態を検出可能とされている点にあ
る。
【0014】このように、少なくとも1つの通電相の通
電状態を検出可能に前記検出手段を接続することで、本
発明のエラー監視装置は、前述の作用効果を得ることが
できるものとなり、例えば、全ての通電相の通電状態を
検出可能に前記検出手段を複数接続すれば、より早期且
つ確実に通電制御に関するエラーの発生を検出し、リセ
ット処理を行なうことができるものとなる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を、前記駆動
系装置として、プリンタに搭載される2−2相駆動モー
タを想定して説明する。
【0016】図1は、本実施形態の前記モータ3の通電
制御に関するエラーを検出し、プリンタシステムにリセ
ットをかけるためのエラー監視装置11を示すブロック
図である。
【0017】通常、駆動系装置のドライバは、通電のO
N/OFFを制御するイネーブル端子と、出力チャネル
を選択する通電チャネル端子とを有する。本実施形態に
おいても、図1においてOUT1A,OUT1B,OU
T2A,OUT2Bに示す電気回路を有するモータドラ
イバ2は、CPU1にバス接続される4つのイネーブル
端子と、同じくCPU1に接続される2つの通電チャネ
ル端子とを有しており、CPU1とイネーブル端子との
間に配設される制御線には通電信号ENが送信され、C
PU1と通電チャネル端子との間に配設される制御線に
は通電相の切替信号PHが送信されるようになってい
る。
【0018】ここで、前記CPU1のモータ3の駆動に
関するタイミング指示を、図2および図3に示す。これ
らの図に示すように、本実施形態においては、同一のイ
ネーブル端子にバス接続された制御線を流れる通電信号
EN10と通電信号EN11または通電信号EN20と
通電信号21は、それぞれ同一のLow/Highのタ
イミングを示すように制御されており、本実施形態にお
いては、通電信号EN10と通電信号EN11または通
電信号EN20と通電信号21がそれぞれHighとな
ったときにのみ相出力電流比が0%となって通電はOF
F状態となり、逆に、通電信号EN10と通電信号EN
11または通電信号EN20と通電信号21がそれぞれ
Lowとなったときに、相出力電流比が100%となる
ように制御されている。なお、図4および図5に示すタ
イミングチャートには、通電信号EN10と通電信号E
N11、通電信号EN20と通電信号EN21とをそれ
ぞれ同一のラインで示している。
【0019】また、図2に示すように、本実施形態のモ
ータ3は、切替信号PH1または切替信号PH2がLo
wのとき、前記切替信号PHに対応する電気回路OUT
1Aまたは電気回路OUT2AがそれぞれLowとなる
と同時に、電気回路OUT1Bまたは電気回路OUT2
BがそれぞれHighとなるように制御され、切替信号
PH1または切替信号PH2がHighのとき、前記切
替信号PHに対応する電気回路OUT1Aまたは電気回
路OUT2AがそれぞれHighとなると同時に電気回
路OUT1Bまたは電気回路OUT2BがそれぞれLo
wとなるように制御されている。
【0020】このようなCPU1によるモータ駆動の制
御下において、本実施形態のエラー監視装置11におけ
る制御を説明する。
【0021】本実施形態のエラー監視装置11は、前記
CPU1とは別異の制御部としてプリンタに配設されて
いる。
【0022】そして、前記エラー監視装置11は、前記
モータ3に対する通電時間を求め、この通電時間を正常
な通電時間の最大値と比較することにより、通電状態の
不正常を検出しうる検出手段としての第1と第2の2つ
の不正EN通電時間検出部12A、12Bを有してい
る。また、前記エラー監視装置11には、前記不正EN
通電時間検出部12A,12Bの検出結果に基づいて、
前記通電制御に関するエラー発生の有無を判断する判断
手段としての判断部13、および、前記判断部13の判
断結果に基づいて、前記モータ3に対する通電制御のリ
セットの実行処理を行う処理手段としてのシステムリセ
ット部14を有している。
【0023】また、本実施形態においては、前記各不正
EN通電時間検出部12A,12Bはそれぞれ、CPU
1とモータ3の制御部のイネーブル端子および通電チャ
ネル端子とのそれぞれの間に配設された制御線に流れる
通電信号および切替信号により、通電時間を計測するた
めの計測信号を生成する生成手段としての計測信号生成
部21と、正常な通電時間としての最大許容値をデータ
として格納する正常EN時間最大値格納部22と、前記
計測信号に基づいて得た通電時間の監視を行い、正常な
通電時間の最大値とよりも長くなったことを比較検出す
る検出手段としての比較検出部23と、前記比較検出部
23での比較結果を前記判断手段に出力する出力手段と
しての検出信号出力部24とを有している。
【0024】そして、前記第1不正EN通電時間検出部
12Aは、モータ3の1相の通電状態を検出すべく、そ
の計測信号生成部21Aは、前述のモータドライバ2の
2つのイネーブル端子とCPU1との間をバス接続させ
る2本の制御線を通して送信される通電信号EN10,
EN11および1つの通電チャネル端子とCPU1との
間を接続させる制御線を通して送信される切替信号PH
1を計測し、これらの通電信号EN10,EN11およ
び切替信号PH1の組合せから、計測信号M1を生成す
るようになされている。
【0025】また、第2不正EN通電時間検出部12B
の前記計測信号生成部21Bも、モータ3の2相の通電
状態を検出すべく、前述のモータドライバ2の他のイネ
ーブル端子とCPU1との間をバス接続させる2本の制
御線および他の通電チャネル端子とCPU1との間を接
続させる制御線の計3本の接続線に接続され、各端子へ
の通電信号EN20,EN21および切替信号PH2を
計測して、これらの組合せから計測信号M2を生成する
ようになされている。
【0026】このように、2−2相駆動のモータ3の各
相への通電時間を検出可能に構成することで、いずれの
通電相に対する通電制御に関するエラーが発生した場合
であっても早期且つ確実に、エラーの発生を検出するこ
とができるものとなるが、いずれかの通電相でのエラー
が他の通電相のエラーをも引き起こすような場合には、
いずれか一方の通電相のエラー発生のみを検出可能な構
成としてもよい。また、モータ3が3相駆動の場合は、
前記不正EN通電時間検出部12を各相毎に計3つ、配
設する構成とすることも可能である。
【0027】また、本実施形態においては、同一の構成
を有する2つの不正EN通電時間検出部12A,12B
を配設することとしたが、例えば、その構成部分の一部
あるいは全部を共用する構成としてもよい。その場合
は、例えば、検出する相の切替を制御する制御部等を適
宜配設することとする。
【0028】そして、本実施形態のエラー監視装置11
を用いたエラー監視に関する制御は、各不正EN通電時
間検出部12A,12Bの前記計測信号生成部21A,
21Bにおいて、前述の計測信号を生成することから始
まる。
【0029】すなわち、図4のタイミングチャートに示
すように、本実施形態において、前記CPU1が当該モ
ータ3の駆動において相出力電流の制御を行なう場合に
は、通電相を切り替えるときに、通電信号ENが一旦O
FFとされ制御がなされる。また、前記第1不正EN通
電時間検出部12Aの前記計測信号生成部21Aに入力
される切替信号PH1および第2不正EN通電時間検出
部12Bの前記計測信号生成部21Bに入力される切替
信号PH2のLow/Highの切り替えタイミング
は、それぞれの通電信号EN10/EN11,EN20
/EN21の通電信号のパルスの発信と同期するよう
に、前記CPU1によって信号が作成される。
【0030】そして、前記計測信号生成部21A,21
Bは、前記モータドライバ2の2つのイネーブル端子と
CPU1とのバスの2本の接続回路を通して送信される
通電信号EN10/EN11、EN20/EN21から
これらのパルスと同一のタイミングで発信される計測信
号M1,M2を生成する。
【0031】また、当該モータ3の駆動において相出力
電流の制御を行なわない場合、例えば、プリンタの連続
駆動のような場合は、図5のタイミングチャートに示す
ように、前記計測信号生成部21A,21Bは、前述の
モータドライバ2の通電チャネル端子とCPU1との接
続ラインから得た通電相に関する出力信号PH1、PH
2のLowからHighへの立上り部のタイミングを検
出し、同一のタイミングで発信される計測信号M1,M
2を生成する。
【0032】そして、各不正EN通電時間検出部12
A,12Bの前記比較検出部23A,23Bにおいて、
前記計測信号生成部21A,21Bにおいて生成された
計測信号のパルス間の通電時間を、正常EN時間最大値
格納部22A,22Bに格納された通電の最大時間と比
較する監視を行ない、前記検出信号出力部24A,24
Bにおいて、前記計測信号のパルスに示される通電時間
が正常EN時間最大値格納部22A,22Bに格納され
た通電の最大時間を越えた場合に、結果RES1,RE
S2をそれぞれ前記判断部13へ送出する。この結果R
ES1,RES2は、図4および図5のタイミングチャ
ートに示すように、low状態から一瞬、High状態
となる検出パルスとして出力する。
【0033】ここで、前記通電時間とは、通電状態とな
っている時間をいい、通電状態とは、イネーブル端子が
有効状態にあることを指す。前記比較検出部23A,2
3Bにおいては、計測信号のパルスを検出するたびに、
正常EN時間最大値格納部22A,22Bに格納された
通電の最大時間との比較監視はリセット状態とする。
【0034】なお、イネーブル端子の有効状態のみを監
視することによっても、カウントICを配設してタイム
カウントする制御を用いれば通電制御のエラー発生の監
視は可能であるが、プリンタの連続出力の場合などに
は、例えば60秒といった長時間のカウントを要し、カ
ウント桁数が極端に大きくなりすぎるという不具合があ
ったため、本発明においては、前述のように、イネーブ
ル端子の状態のみを前記不正EN通電時間検出部12
A,12Bにおいて検出し計測信号を生成することとせ
ず、通電チャネル端子の状態をも検出し、これらの組合
せから計測信号Mを生成するようにすることとした。そ
して、このように制御することによって、通電状態であ
るのにモータ3が駆動していないという不正な状態をも
確実に検出することができるものとなった。
【0035】そして、判断部13においては、各不正E
N通電時間検出部12A,12Bから送出される結果R
ES1,RES2の論理和を採り、総合的な結果RES
*を出す。
【0036】つまり、前記第1不正EN通電時間検出部
12Aまたは第2不正EN通電時間検出部12Bのいず
れかにおいてでも、前記計測信号のパルス間の通電時間
が前記正常EN時間最大値よりも長いことを検出した結
果RES1,RES2が送出された場合には、CPU1
の暴走等の原因により、不正な過剰通電の状態となって
いると判断し、結果RES*を出す。この結果RES*
は、図4および図5のタイミングチャートに示すよう
に、High状態から一瞬、Low状態となる検出パル
スとして出力する。
【0037】そして、この検出パルスを受ける前記シス
テムリセット部14においては、CPU1の通電制御に
関するシステムにリセットをかける命令信号(システム
リセット信号)RESET*を前記CPU1に送信し、
通電制御に関するシステムのイニシャライズを図る。
【0038】つまり、図4および図5に示すタイミング
チャートにおいは、いずれも計測信号M2において不正
EN通電時間を検出することとなるため、第2不正EN
通電時間検出部12Bの検出信号出力部24Bから前記
計測信号のパルス間の通電時間が前記正常EN時間最大
値よりも長いことを検出した結果RES2の検出パルス
が送出される。この結果RES2に従って、判断部13
ではCPU1を含む通電制御にエラーが生じたことを判
断して総合的な結果RES*を送信する検出パルスが送
出され、システムリセット部14においては、プリンタ
のCPU1を含む通電制御のシステムをリセット状態と
するシステムイニシャライズの信号RESET*がCP
U1に送出されることとなる。
【0039】このように、本実施形態においては、CP
U1とは別個に当該CPU1の暴走をも含めて監視しう
るエラー監視装置11を配設し、プリンタのモータ3の
通電制御に関するエラー監視を行うことで、確実にモー
タ3の駆動に関するエラーの発生を検出し、リセット処
理を行なうことができるものとなる。
【0040】なお、本発明は、前述した実施の形態に限
定されるものではなく、必要に応じて種々の変更が可能
である。
【0041】例えば、前記不正EN通電時間検出部はい
ずれか1方の相にのみ不正EN通電時間検出部を設け、
CPUを含む通電制御にエラーが発生したことを検出す
るようにしてもよい。
【0042】また、本実施形態においては、プリンタの
モータを例として説明したが、本発明のエラー監視装置
が適用される機器はプリンタに限らないし、駆動系装置
もモータに限らず、例えば、プリンタの場合であればプ
リントヘッドへの通電制御であってもよい。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
CPUとは別個に、当該CPUの暴走をも含めて監視し
うるエラー監視装置を配設し、機器の駆動系の通電制御
に関するエラー監視を行うことで、確実にエラーの発生
を検出し、リセット処理を行なうことができるので、過
剰な継続的通電による過熱を原因とする駆動系装置の故
障や、発火等の重大な事故を未然に防止することが可能
となる等の優れた効果を奏することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施形態のエラー監視装置を示すブロック
【図2】 CPUのモータ駆動に関するタイミング指示
を示す表
【図3】 CPUのモータ駆動に関するタイミング指示
を示す表
【図4】 CPUがモータ駆動において相出力電流の制
御を行なう場合のタイミングチャート
【図5】 CPUがモータ駆動において相出力電流の制
御を行なわない場合のタイミングチャート
【符号の説明】
1 CPU 2 モータドライバ 3 モータ 11 エラー監視装置 12 不正EN通電時間検出部 13 判断部 14 システムリセット部 21 計測信号生成部 22 正常EN時間最大値格納部 23 比較検出部 24 検出信号出力部 EN 通電信号 PH 切替信号 OUT 電気回路 M 計測信号
フロントページの続き Fターム(参考) 2C061 HH01 HJ10 HK23 HN02 HN21 HV01 HV19 HV44 HV54 5B054 BB05 CC01 5H209 AA13 BB13 CC05 DD04 EE11 GG16 HH06 JJ07 SS01 SS04 TT02 5H223 AA13 BB08 CC05 EE04 FF08

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動系装置とこの駆動系装置への通電を
    制御するCPUとを有する機器に、前記CPUとは別異
    の制御手段として配設されたエラー監視装置であって、 前記駆動系装置に対する通電時間を求め、この通電時間
    を正常な通電時間の最大値と比較しつつ監視することに
    より、通電状態の不正常を検出しうる検出手段と、 前記検出手段の検出結果に基づいて、前記通電制御に関
    するエラー発生の有無を判断する判断手段と、 前記判断手段の判断結果に基づいて、前記駆動系装置に
    対する通電制御のリセットの実行処理を行う処理手段
    と、 を有することを特徴とするエラー監視装置。
  2. 【請求項2】 前記検出手段は、 CPUと駆動系装置の制御部のイネーブル端子および通
    電チャネル端子のそれぞれの間に配設された制御線に流
    れる信号により、通電時間を計測するための計測信号を
    生成する生成手段と、 前記計測信号に基づいて監視する通電時間が正常な通電
    時間の最大値よりも長いことを比較検出する検出手段
    と、 前記比較手段での比較結果を前記判断手段に出力する出
    力手段とを備えていることを特徴とする請求項1に記載
    のエラー監視装置。
  3. 【請求項3】 前記検出手段は、駆動系装置への少なく
    とも1つの通電相の通電状態を検出可能とされているこ
    とを特徴とする請求項1または請求項2のいずれかに記
    載のエラー監視装置。
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