JP2002351431A - 表示駆動方法 - Google Patents
表示駆動方法Info
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- JP2002351431A JP2002351431A JP2001162776A JP2001162776A JP2002351431A JP 2002351431 A JP2002351431 A JP 2002351431A JP 2001162776 A JP2001162776 A JP 2001162776A JP 2001162776 A JP2001162776 A JP 2001162776A JP 2002351431 A JP2002351431 A JP 2002351431A
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Abstract
動の組み合わせによっても良好な階調表現が行われるよ
うにする。 【解決手段】 1フレームとされる時間幅内において複
数の独立した光出力期間が存在しないようにされたサブ
フィールド出力パターンを形成し、このサブフィールド
出力パターンによってPWM駆動を行うようにされる。
これにより、応答速度が各サブフィールドの時間に応答
しないとされる程度に遅いとされる変調素子(表示素
子)を用いてPWM駆動を行うことによっても任意の階
調数を得ることができる。
Description
ルド(ビットプレーン)から成るとされるPWM制御に
よって表示素子を駆動する表示駆動方法に関するもので
ある。
したものが広く知られている。そして、例えばこのよう
な変調素子を表示素子として用いたディスプレイにおい
ては、光変調のための表示駆動方式として、PWM(Pul
se Width Modulation)方式が知られている。このPWM
方式は、例えば光源輝度は一定とした上で、オン/オフ
(発光/非発光)による2値の表示状態の時間幅を可変
することによって階調表現をするものである。PWM方
式においては、特にサブフィールド(又はビットプレー
ン(bit plane))を利用した駆動方式が知られてい
る。この駆動方式は、上記したオン/オフ(発光(白)
/非発光(黒))による2値の表示状態であり、データ
ビットの重みによって時間幅が設定されるビットプレー
ンの組み合わせを形成するようにしている。そして、こ
れら複数のビットプレーン(サブフィールド)の組み合
わせによって表示素子を駆動することで階調を表現する
ものである。
WM方式は、PDP、DMDなどで実用化されており、
また、強誘電性液晶を用いたLCOSにおける適用が提
案されている。また、例えば液晶を変調素子として用い
ようとすれば、その材料としてはFLCを候補として挙
げることができる。このように、PWM方式に適合して
利用可能であるとされる変調素子は、オン/オフ(発光
/非発光)という2値の状態の選択であることと、1サ
ブフィールド期間の時間長に対応する程度に高速応答で
あることを前提としている。つまり、PWM方式では、
ビットデータ(ビットプレーン)ごとの時間幅の組み合
わせによって階調を表現することから、高速な応答性を
有していなければ各ビットプレーンの光出力は正確に2
値とはならないのである。
示駆動を行うのにあたっては、時間幅で重み付けをする
必要がある。そして、最下位ビットの時間幅は、次のよ
うにして表すことができる。
1)として示される式に基づけば、例えば10ビットに
より階調表現を行うとして、フレーム周波数=60Hz
であるとすれば、最下位ビットの時間幅は16μsとな
る。例えばネマティック液晶などは、周知のように応答
時間は数ms程度と比較的低速であり、上記した16μ
sの最下位ビット時間幅と比較しても長い。したがっ
て、或る程度以上に応答性が低いとされる表示素子につ
いてPWM方式を適用しても入力値に応じた良好な階調
表現はできないことになる。
が低いとされる表示素子とPWM方式とを組み合わせた
うえで良好な階調表現を可能とする表示駆動方法を提案
し、これによって、表示装置としての利点が得られるよ
うにすることを目的とする。
素子を駆動して画像表示を行うための表示駆動方法とし
て次のように構成する。つまり、1フレームとされる時
間幅内において複数の独立した光出力期間が存在しない
ようにされたサブフィールド出力パターンが得られるよ
うに、入力値であるビットデータについて演算を行う演
算処理と、この演算処理によって得られた上記サブフィ
ールド出力パターンによって表示素子を駆動する駆動処
理とを実行するように構成する。
ブフィールド出力パターンとしては、1フレームとされ
る時間幅内において複数の独立した光出力期間が存在し
ないようにされているが、これによっては、表示素子の
階調表現として実効値応答の概念を導入することが可能
となる。
切り換える色切り換え素子を備えてフィールドシーケン
シャル表示方式によりカラー画像を表示するようにされ
ると共に、パルス幅変調方式によって上記表示素子を駆
動する表示装置における表示駆動方法としては、次のよ
うに構成する。つまり、色切り換え素子により色が切り
換わる過渡期間である色切り換え期間において、色切り
換えが行われる前後の色についての混合色が得られるよ
うにされたサブフィールド出力パターンが得られるよう
に、入力値であるビットデータについて演算を行う演算
処理と、この演算処理によって得られたサブフィールド
出力パターンによって表示素子を駆動する駆動処理とを
実行するように構成する。
方式といわれるカラー画像の表示方式のもとで、色切り
換えが行われる色切り換え期間を利用して混合色表示を
行うようにされるが、これによっては、例えば色切り換
え期間を表示に利用しないとするこれまでのフィールド
シーケンシャル方式対応のPWM駆動の場合と比較し
て、1フィールド期間内における光出力の有効期間が長
くなる。つまり、より高い白ピーク輝度を得ることが可
能になる。
動して画像表示を行うための表示駆動方法として、入力
値としてのビットデータについて演算を行って所要のサ
ブフィールド出力パターンを得る演算処理と、表示素子
に印加すべき電圧実効値を調整するための調整用サブフ
ィールドを上記サブフィールド出力パターンに対して挿
入する挿入処理と、調整用サブフィールドが挿入された
サブフィールド出力パターンによって表示素子を駆動す
る駆動処理とを実行するように構成する。
動して画像表示を行うための表示駆動方法として、次の
ようにも構成する。つまり、入力値としてのビットデー
タについて演算を行って所要のサブフィールド出力パタ
ーンを得る演算処理と、調整用サブフィールドが挿入さ
れたサブフィールド出力パターンによって表示素子を駆
動するものとされ、サブフィールド出力パターンを形成
する各サブフィールドについて、表示素子に印加すべき
電圧実効値に応じて調整された出力時間となるように駆
動する駆動処理とを実行するように構成する。
力パターンに対して電圧実効値に応じた出力期間の調整
用サブフィールドを挿入するようにされる。または、サ
ブフィールド出力パターンを形成する各サブフィールド
について、表示素子に印加すべき電圧実効値に応じて調
整された出力時間となるように表示駆動を行うようにさ
れる。そして、このような駆動方法によれば、調整用サ
ブフィールドの出力期間若しくは各サブフィールドの出
力時間を調整することで、γ特性に基づく最適駆動条件
に適合するようにして電圧実効値を調整することが可能
になる。
の表示素子の駆動方法について説明を行っていくことと
する。以降の説明は次の順序で行っていく。 1.本実施の形態の表示駆動方法に関しての考察 2.考察に基づくサブフィールドの再構成 3.本実施の形態としての表示駆動方法(第1例) 4.本実施の形態としての表示駆動方法(第2例)
の考察 本実施の形態は、例えばネマティック液晶などの比較的
応答性の低い表示素子とPWM方式による表示駆動(サ
ブフィールド駆動)との組み合わせによっても適正に階
調表現が行われるための構成を提案するものであるが、
本実施の形態としての表示駆動方法を述べるのに先立
ち、その前提として考察を行った内容を以下に示してい
くこととする。
液晶は応答性が比較的遅い変調素子として知られている
が、このような液晶についての駆動を考える上での概念
の1つとして、いわゆる「実効値応答」がある。例え
ば、STN(super-twisted nematic)等のノンメモリー
型ディスプレイの駆動(単純マトリクス駆動)に、この
実効値応答の概念が使われている。
る。実効値は瞬時値の2乗平均である。そして、この実
効値に対応する透過率変化は時間平均で示される。この
時の実効値−平均透過率の特性は、応答速度が駆動周波
数に対して十分遅い場合にはスタッティック駆動の電圧
−透過率特性と概ね一致するものである。なお、以降に
おいて、応答速度が充分に遅いとされる場合を「実効値
応答」ということにする。そして、実効値応答について
は次に示すようにして表される。
値応答の概念が採用できるのであれば、従来として説明
したような、例えば液晶などに代表される変調素子の応
答速度が最小ビット時間幅(TLSB)以下である必要は
ない。つまり、変調素子への入力パルスの実効値とそれ
に対応する平均透過率が求められさえすれば、階調表現
のための変調を行うことが可能となるわけである。これ
は即ち、PWM方式による駆動として、通常の高速応答
の変調素子を使用する場合では、各サブフィールドの光
出力に対して人間の視覚系の時間的積分効果を利用して
いるのに対して、実効値応答の変調素子を使用するとし
た場合には、変調素子への入力電圧の積分効果を利用す
れば同等の階調表現が可能となるということを意味して
いる。
子においては1となるのであるが、実効値応答と見なせ
る場合のγ特性は、入力パルス幅と実効値との関係、及
び実効値と変調素子の光出力との関係に依存する。人間
の視覚特性は線形ではなく、低域の階調の分解能が高い
のに対して、高域の階調の分解能が低いことが分かって
いる。このため、変調素子のγ特性は2〜3程度が良い
とされている。
一般的PWM駆動素子(高速応答の素子)の場合には2
56階調を再現するために10ビット以上が必要とされて
いる。これに対して、実効値応答と見なせる程度に応答
性が低いとされる変調素子の場合にはどのようになるの
かを考察してみることとする。
力パルス幅と実効値の関係として、各階調の入力(パル
ス幅)に対する実効値増分比率を調べたところ、図18
及び図19に示す結果が得られた。ここで、図18は、
印加電圧を増加させた場合に透過率が高くなるいわゆる
ノーマリーブラック(N/B)の特性を示し、図19
は、印加電圧を増加させた場合に透過率が低下するノー
マリーホワイト(N/W)の特性を示している。また、
ここでは選択する電圧を低い方からV1,V2として、V2/V1
をパラメータとしている。これらの図に示されるよう
に、ノーマリーブラックの場合の出力は、V2/V1の比率
が大きくなるほどγ補正量が大きくなる方向に線形から
ずれることが分かる。これに対して、ノーマリーホワイ
トの場合には実効値が補正される方向のγ特性となる。
射率)の特性であるところのγ特性は、それぞれのパル
ス幅の実効値に対応した透過率(若しくは反射率)から
求めることができる。従って、実効値に対する透過率の
特性が線形であれば図18及び図19に示される特性が
そのままγ特性となる。また、γ特性が人間の視覚特性
(明度指数)の逆特性に近いものであれば、γ特性が1
である変調素子と比べてビット数が少なくても同じ階調
数が表現できるということもいえる。ノーマリーホワイ
トではγ特性が1よりも大きくなることが知られてお
り、したがってノーマリーホワイトである変調素子を用
いれば、高速応答の素子を用いる場合よりビット数を少
なくしても同等の階調表現が可能とされることになる。
つまり、実効値応答と見なせることになる。即ち、いか
なる入力波形に関わらずその実効値が等しければ同じ平
均透過率を示すのは十分応答速度が遅い場合であり、逆
に十分早ければγ特性は1となる。十分応答速度が遅く
実効値応答と見なせる場合の実効値―透過率の特性は、
スタッティック駆動における入力電圧振幅―透過率の特
性と一致するからである。
た、連続的なパルス出力であれば、変調素子の応答速度
に関わらずパルス幅と液晶透過率の関係を単調に変化さ
せていく駆動が可能となる。ただし、γ特性は変調素子
の応答速度によって変化する。そこで、3種類の応答速
度の特性を示す場合におけるγ特性を調べた結果を、図
20、図21、及び図22に示す。図20は応答速度が
比較的遅い場合、図21は適当である場合、図22は比
較的速い場合が示されており、256階調に対応する入
力に対する平均透過率の関係によってγ特性を示してい
る。また、これらの図においては、比較のために、実効
値応答と見なせる十分遅い応答速度の場合とγ2.2の特
性を共に示している。
性としては、液晶の速度が遅くなるのにしたがって実効
値応答に近づいていくのが分かる。これに対して応答特
性が速くなった場合には、低い階調で粗くなる傾向とな
る。そして、応答速度が適切であるとされる場合のγ特
性は、実効値応答とは完全に一致するものではないが、
γ特性に関しては実効値応答よりもγ2.2に近い。ま
た、上記図21に対応して、適当な応答速度においてピ
ーク透過率を基準として256階調における明度指数L*
を計算した結果を図23に示す。この図23によっては
適当な応答特性を持つ場合にγ特性が良好になることが
分かる。。
明にあたり、「一般的PWM方式」とは時間幅に重みを
つけた複数のビットプレーンの組合わせにより階調を再
現する場合をいうこととする。PWM方式による駆動に
おいて、十分応答速度が遅い場合には実効値が等しけれ
ばパルスの並びには関係なく同じ平均透過率を示す。し
かし、応答速度が速くなるに従い、入力パルス時間幅に
対して平均透過率は不連続な点が出てくる。ここで、4
ビットにより16階調を表現する場合を例に、再度、応
答特性に応じたγ特性についての実験結果を図24、図
25、及び図26に示す。図24はγ特性の点で応答速
度が比較的遅い場合であり、図25は応答速度が適当な
場合、図26は応答速度が比較的速い場合である。
した特性であるが、この図に示される特性としては、先
の図20に示した特性と概ね一致する結果が得られてい
る。これは、入力の波形に関わらず、実効値が同じであ
れば平均透過率は一致することを示している。これに対
して、図25及び図26に示す特性では、入力値5、入
力値10のときにリニアでなくなっている。つまり、入
力に対する階調が不連続となっている。
た結果を得た際の一般的PWMにおける入力値(階調)
とビット出力パターンとの関係を図27に示す。この図
においては、16階調を4ビットにより表現する場合が
示されている。そして、時間幅の重み付けとしては、ビ
ットプレーン0=1、ビットプレーン1=2、ビットプ
レーン2=4、ビットプレーン3=8となっている。
入力値5、入力値10のときに特性が連続的でなくなっ
ているのであるが、図27に示すビット出力パターンを
参照して分かるように、入力値(階調)=5,10のと
きは、1フィールド期間内に間隔を空けて2以上の独立
したビット出力が存在している。つまり、1フィールド
単位の時間間隔内において、2以上のビット出力が存在
するときに階調表現のリニア性が失われる。
入力値(階調)=6のときのように、入力値(階調)=
5,10以外にも1フィールド内に2以上の独立したビ
ット出力が存在している場合があるが、このような出力
パターンの場合には、前又は後の隣接するフィールドと
連結してみた場合にはビット出力が連続する。具体的に
は、例えば入力値(階調)=6について、1フィールド
がビットプレーン1→2→3→0の順に出力されるもの
として見れば、1フィールド内でビット出力が連続して
いることになる。つまり、この場合には、「1フィール
ド内において2以上の独立したビット出力が存在する」
とはいえないものであり、入力値(階調)=5,10の
場合とは異なって、平均透過率の連続性は保たれること
になる。
明からは、次のようなことがいえる。PWM方式による
ビット出力パターンとして1フィールド内において2以
上の独立したとみなせる光出力が存在する以上、連続的
階調表現が保たれないことになる。ただし、これは変調
素子の応答速度が或る程度以上速いことを前提としての
ことである。つまり、変調素子の応答速度が速いほど、
1フィールド内における複数の独立ビット出力期間に応
答して、変調素子自体の応答状態として、光を出力しな
い黒レベル期間が顕著となるからである。これに対し
て、例えば図24に示したように、変調素子の応答速度
が十分遅ければ、1フィールド内に独立したビット出力
があったとしても、変調素子自体ははこの独立したビッ
ト出力期間内において光の出力(透過)を継続する応答
状態とすることが可能となるから、連続的階調表現が可
能であることになる。
PWM駆動するとすれば、独立したビット出力として許
容される時間間隔は、その変調素子が実際に有する応答
速度に依存することになる。換言すれば、変調素子が有
する応答速度に応じて、独立ビット出力の時間間隔を設
定すれば、連続的階調表現が可能となるわけである。
れる独立ビット出力の時間間隔を決定するのにあたって
は、その時間間隔により変調素子の応答状態が黒レベル
まで下がっているか否かを判断要素とすることができる
ことになる。
子(ここではノーマリーホワイトであるとする)の平均
光透過率との関係を調べてみたところ、次のような結果
が得られた。PWM駆動にあたっては、図28に示す駆
動波形を使用することとした。つまり、駆動波形の連続
的出力期間内において1つの独立ビット出力の時間間隔
を配置しているものである。そして、この駆動波形によ
って変調素子を駆動した場合として、上記独立ビット出
力の時間間隔位置に対応する平均透過率としては、図2
9に示す結果が得られたものである。図29に示す結果
を得るのにあたって、駆動波形としての総合出力時間幅
は、1フレーム期間の60%に固定し、10%の時間間隔位
置を10%づつずらした。この10%の時間間隔位置はフレ
ーム期間の最初から出力させていくものとしており、図
29に示す横軸は、10%づつずれていく時間間隔位置を
示している。例えば横軸における値2は、図28に示す
時間間隔の位置がフレーム期間の開始位置から10%〜20
%の位置であることを示しており、値7は60%の時間幅
の出力が完全に連続に行われている場合を示している。
な出力からの平均透過率のズレは連続的出力の中間に時
間間隔が位置する場合に大きくなっていることが分か
る。これにより、連続的でない独立ビット出力群の時間
間隔が同じであるとすれば、連続的ビット出力の直前に
時間幅の短いビットから出力するようにすれば、階調の
不連続性が軽減されるという結論も導き出されることに
なる。
は、上述してきた考察結果を基に、基本概念的には図1
に示すようにしてPWM駆動のためのサブフィールドを
再構成することとした。ここでいう再構成とは、連続的
なパルス出力とするためにビットデータを演算し、新た
なサブフィールドデータを得るようにすることをいう。
このような演算は、例えば実際のシステムにあっては、
フレームメモリーに格納する前に行うことも可能であ
る。格納前に行う場合には論理ゲート数が少なくて済む
こと、演算の回数が1フレームあたり1回で済むことが
利点であるが、フレームメモリー容量が大きくなる。こ
れらのシステム構成は画素数、フレーム周波数、階調数
等によって最適なシステムを選択するべきものである。
ブフィールド出力パターン)は、32階調(5ビット)
を表現する場合を示している。そして、演算処理とし
て、ここでは下位2ビット(ビットプレーンNo.0,No.
1)について、例えば図27に示した一般的PWMとし
てのビットプレーンNo.0,No.1をそのまま出力するよ
うにしており、これより上位のビット(図27のビット
プレーンNo.2〜No.4)を連続的出力となるように演算し
て再構成している。ここでは、計9ビットプレーン(サ
ブフィールド)により形成される。例えば、完全に連続
的なパルス出力を得る場合にはサブフィールド数+1で
表される階調数しか表現できないのであるが、図1に示
されるようにして下位ビットをそのまま出力し、上位ビ
ットを連続的出力となるように新たなサブフィールドを
構成すれば、同じビット数でも表現可能な階調数を増加
させることができる。
は、3ビット以上が連続的出力となるようにするため
に、図示するようにして、3ビット以上のビットプレー
ンでは、ビット出力は下位ビット側に詰めるようにして
いる。また、ここでもビットに対応する重み付けが、時
間幅に対応したものとなる。
ターンにおけるγ特性を図2に示す。なお、この図にお
いても、比較として、実効値応答と見なせる十分遅い応
答速度の場合とγ2.2の特性を共に示している。この図
からも分かるように、入力値に対する平均透過率は、ほ
ぼ連続的出力となっている。これは、許容される時間間
隔内に全てのビット出力が行われるという条件を満たす
ことで、ビットの並びに関わらず、その実効値が等しけ
れば同じ平均透過率が得られることを示している。
パターンをそのまま出力する下位ビット数は、図1に示
したように、ビットプレーン0,1の2ビット分に限ら
れる必要はない。つまりは、前述した考察結果からも明
らかなように、変調素子の応答がビット出力パターンに
よって決定される時間間隔において、黒レベルまで下が
らないビット数とされればよいわけである。したがっ
て、例えば変調素子の応答速度がより遅ければ、下位ビ
ット数を増加させてもよいことになる。
は、適当な2つの電圧VL、VH(図28参照)が決定さ
れれば、その間の実効値電圧を得ることができる。そし
て、その実効値電圧に対応する平均透過率を得ることが
可能となる。PWM駆動において階調表現するために実
効値を調整する手段としては、画素電極電圧振幅、出力
時間幅、対抗電極電位Vcomがある。コモン反転駆動の
場合VH-VLが画素電極電圧振幅となる。電圧軸に対す
るシフト量は対抗電極電位Vcomの調整で可能となる。
画素電極電圧振幅はアクティブマトリクスを構成するス
イッチの特性に依存し調整範囲が決まる。調整範囲を下
回る場合には出力時間幅の調整で任意の実効値を得るこ
とは可能であるが、先述したように液晶の応答速度とサ
ブフィールドの出力の並びによっては望ましい階調表現
ができない場合がある。調整方法としては、以下のもの
が挙げられるが、これらは用途によって使い分けられる
べきものである。 1. 各サブフィールドの時間幅を調整し、次のサブフ
ィールドまでの休止期間(黒レベル)を設ける。 2. 各サブフィールドの時間幅を調整し、フィールド
の最初もしくは最後にフィールド調整期間(調整用サブ
フィールド)を設ける。なお、このような実効値電圧調
整のための具体例については、後述することとする。
の範囲が階調再現性の点で望ましいとされているが、γ
特性は黒レベル電圧、白レベル電圧の設定によって変化
する。変調素子がノーマリーホワイトである場合につい
て言及すれば、白レベルは最大透過率が得られる電圧に
設定される。これに対して一般的には黒レベル電圧が高
いほど黒レベル透過率が下がりコントラストが上がる。
しかしながら、黒レベル電圧を上げれば全体にγ特性は
γ値が大きくなる傾向となる。この場合、望ましいγ特
性を得る黒レベル電圧と要求されるコントラストから決
まる黒レベル電圧値とは一致しない可能性がある。
整用のサブフィールドを1個設けることを提案する。そ
の具体例は後述するが、これによって、γ特性の調整と
コントラストの確保の両立が可能となるのである。ノー
マリーホワイトを例に挙げると、黒レベル電圧は要求さ
れるコントラストから決める。また、これとは別に望ま
しいγ特性が得られる実効値―平均透過率の関係を求め
ておく。そして、この場合の黒レベル実効値とコントラ
ストの要求から決まる黒レベル電圧との差分を時間幅に
換算する。この時間をγ特性調整用のサブフィールド時
間とし黒表示以外の場合に出力するのである。ところで
この駆動においては黒レベルと低域の階調との連続性が
得られなくなる可能性を有するが、この連続性を問題と
する場合には誤差拡散法、ディザ法を併用することで解
決することが可能である。
で、いわゆるカラーシャッターともいわれる、時間的に
色を切り替える手段として、液晶セルと位相差板の組合
わせによって透過光の色を高速に切り替えることが可能
な素子が提案されている。例えばこれは、Colorlink社
からColorSwitchという商品名で商品化されている。こ
こで、PWM駆動において、変調素子の応答が黒レベル
にまで下がっている状態の時間間隔を空けたビット出力
は独立なものと見なせる。したがって、このようなサブ
フィールド出力と、カラーシャッターとを組合わせるこ
とで、カラー表示が可能となる。つまり、1フレーム期
間内においてR、G、Bをフィールド期間ごとにシーケ
ンシャルに切り換えることでカラー表示を行う、いわゆ
るフィールドシーケンシャル方式といわれる駆動方式を
実現することが可能となるものである。例えば、白色光
の光源との組合わせにより時間的に原色信号に対応した
色度点を持つ照明光が得られ、その色切り替えと同期し
て対応する変調を変調素子で行うことで可能となる。
白ピーク輝度改善のための駆動方法>カラーシャッター
における色切り替え時間は2色の混色となるが、例えば
R,G,Bの各色を時分割で切り換える単板式によるフ
ィールドシーケンシャル表示では、R−G、G−B、B
−Rの色切り替え時間の総和の色は白と見なすことがで
きる。そこで、原色の表示と白信号が含まれた場合にお
いて、変調素子への入力値を変えることにより白ピーク
輝度を改善することが可能となる。ただし、色の表示を
違和感なく再現するためには、信号のゲイン調整とサブ
フィールドの再構成に工夫が必要となるのであるが、こ
の具体例についても後述することとする。
ス幅の関係>また、液晶によるライトバルブの構成例と
して全画素一括のデータ書き換えが可能な構造が提案さ
れている(特開平11-75144)。このようなライトバルブ
の構造として、CMOS構造による1画素の構成を図3
に示す。この図に示すように、1画素の構造は、図示す
るようにして接続される5つのトランジスタQ1〜Q5を
備えて成る。トランジスタQ1には、図示するようにし
てゲートに対して垂直方向の走査信号が印加され、ドレ
インに対して水平方向の画素データが印加される。ま
た、トランジスタQ1のソースは、トランジスタQ2を介
して、トランジスタQ4,Q5の各ゲートと接続されるよ
うになっている。トランジスタQ4,Q5は、図示するよ
うにして直列接続されて、電源ラインとグランド間に対
して挿入される。そして、トランジスタQ3,Q4の接続
点が画素電極とされ、この画素電極と対抗電極電位Vco
mとの間に、変調素子である液晶層LCが挟まれるよう
にして位置することになる。また、トランジスタQ3の
ソースとトランジスタQ4−Q5のゲート間に設けられる
トランジスタQ2のゲートにはセット信号(set)が入力
される。また、トランジスタQ3は、図示するようにし
て、ドレインに対してスイッチSWが接続されている。
このスイッチSWは、電源ラインまたはグランドに対し
て接続するように切り換えが行われる。トランジスタQ
3のソースはトランジスタQ2のソースとトランジスタQ
4−Q5のゲート間に対して接続される。そして、トラン
ジスタQ3のゲートにはリセット信号(reset)が入力さ
れる。
スタQ2がオンとなることで、前段のメモリ(トランジ
スタQ1)に格納されたデータを全画素一括で書き換え
ることができる。また、リセット信号を入力してトラン
ジスタQ3をオンとすることで、黒レベルもしくは白レ
ベルに全画素一括で書き換えることも可能としている。
なお、本発明としては、全画素一括にデータを書き換え
る必要は必ずしも必須ではないが、全画素一括でデータ
の書き換え、リセットが可能であることは、PWM駆動
によって階調数を増やす場合には有効となる。そして、
このようなライトバルブの構成であれば、基本的には最
小ビット時間幅によって転送レートが決定されることに
なる。したがって、1ビットプレーンのデータを書き換
える時間は 1/転送レート×H画素数×V画素数/データバス幅 であらわすことが可能となる。例えば60Hz(フィールド
周波数)、1365(H)×768(V)の画素数のLVをデータバ
ス幅32で転送すると256階調表示の場合の転送速度は500
MHzとなる。そして、セット信号を画面垂直方向に例え
ば2分割して入力するようにすれば、転送速度は1/2
とすることができ、表示動作に余裕が得られることにな
る。さらに、リセット信号によって表示データをリセッ
トすることで転送速度をより低下させることが可能にな
る。例えば図4に示すようにして、画面を垂直方向に4
分割してリセットグループ1〜4を形成し、図示するタ
イミングによって、データのロードに対して、セット、
リセットを行うようにすれば、転送速度を1/4にする
ことができる。なお、データをリセットする場合には、
黒表示期間が存在することになるが、例えばこのときに
既にセットされているとされるデータをロードするまで
の時間を、液晶層LCの応答が黒レベルに達しない時間
間隔内に収めることで連続的階調表現が可能となる。
(第1例) 本実施の形態としては、基本概念として上記のようにし
てサブフィールドを再構成するようにされる。そして、
本実施の形態の実際としては、上記した基本概念にした
がって、以降説明するようにしてPWMによる表示駆動
を行うようにされる。そこで先ず、本実施の形態のPW
M駆動としての第1例について説明する。
構成例を示している。ここでは、実際に要求される階調
であるところの256階調(8ビット)を表現すること
としている。この第1例のサブフィールド構成(サブフ
ィールド出力パターン)としては、下位3ビット(ビッ
トプレーンNo.0,No.1,No.2)について、一般PWMと
同じビット出力パターンとしている。そして、下位4ビ
ット目以降(ビットプレーンNo.4以降)については、演
算により再構成された新たなサブフィールドを出力する
ようにしている。つまり、システムにおいては、例えば
一般的PWMに応じた8サブフィールドから成るビット
出力パターンをメモリに格納しているものとされた上
で、下位3ビット(ビットプレーンNo.0,No.1,No.2)
については、メモリからそのままデータを出力する。こ
れに対して、下位4ビット以上(ビットプレーンNo.3〜
No.7)については、所定の演算回路によって演算を行う
ことで、図5に示すビットプレーンNo.4〜No.34として
示されるサブフィールドを形成してビット出力を行うも
のである。ここで、演算によって得られるサブフィール
ドとして、先ず、ビットプレーン数としては、ビットプ
レーンNo.4〜No.34から成る21個が形成される。そし
て、この場合にも、先の図1においても説明したのと同
じように、新たに構成されたこれらのサブフィールド
(ビットプレーンNo.4〜No.34)については、ビット出
力を下位ビットに連続的に詰めるようにしている。
成においては、下位3ビット目と下位4ビット目との間
に、ビットプレーンNo.3として、γ特性補正用のサブフ
ィールドを1つ追加している。
おいて、最小ビット(ビットプレーンNo.0)は出力時間
を1/2としている。これは、出力時間が1/2となる
ようにリセット信号(図3参照)を出力することによっ
て実現できる。また、4ビット目以降のサブフィールド
(ビットプレーンNo.4〜No.34)の時間的重みは8とさ
れ、上記したγ特性補正用のサブフィールドの時間的重
みは25としている。この場合、ビット出力に際して生
じる最大時間間隔は1フィールド期間の3%となり、例
えばフィールド周波数=60Hzであれば0.5msと
なる。
は、次のようなライトバルブを前提としている。つま
り、ライトバルブとしては反射電極を有する反射型の構
造であり、ノーマリーホワイトのTNモードであるとし
た。また、物性定数、液晶セルの条件は以下のようにな
っているものとした。 <液晶物性定数> Δn:0.2(no=1.5194,ne=1.7214) Δε:9.8(εp=15.6,εs=4.8) k11:13.9 k22:6.95 k33:12.5 γ1:0.04Pa*sec <セル定数> セル厚:1.9μm ツイスト角:54° プレチルト角:3° 配向方位:27° また、黒レベル電圧:2.7V、白レベル電圧:1.3V、フィ
ールド周波数:240Hzとしている。
構成によるPWM駆動を行った場合のγ特性を図6に示
し、256階調に応じた明度指数L*を計算した結果を図
7に示す。図6においては、γ特性として、波長530nm
の場合の入力値0〜255に対する平均透過率を示して
いる。また、図7においては、白ピークを基準とした場
合の計算結果が示されている。これらの図からも分かる
ように、本実施の形態としては256階調を表現するの
にあたって、連続的階調表現が良好に得られている。
(第2例) 続いて、本実施の形態としての表示駆動方法の第2例に
ついて説明していくこととする。この第2例において
は、フィールドシーケンシャル方式によりカラー表示を
行う構成が採られていることが前提となる。
1枚のライトバルブと、G(緑),B(青)の2色に対
応した1枚のライトバルブを備えると共に、時間的に色
切り換えを行う色切り換えシャッターによっては、上記
G,Bについての色切り換えを行うようにされた、2板
式によるフィールドシーケンシャル方式の構成が提案さ
れている(特願2000-46833)。
ジェクタ装置の構成を簡略に示している。この図に示す
プロジェクタ装置において、例えば光源としてのランプ
1から照射された光は、リフレクタ2により反射されて
光軸にほぼ平行となるようにコリメートされてマルチレ
ンズアレイ3に対して出射される。マルチレンズアレイ
3を透過した光は、例えばミラー4により進行方向を曲
げられ、コンデンサーレンズ5を介して色切り換えシャ
ッター6に対して入射される。
晶セル等を備えた構造を有し、この場合には、1フレー
ム期間内において、R(赤)の光については定常的に出
力するようにされたうえで、B(青),G(緑)の光を
時間的に切り換えるようにしてフィールドシーケンシャ
ルに出力するように駆動される。
は、光合成素子9内のダイクロイックミラーによって進
行方向が変換され、Rに対応したRライトバルブ7に対
して入射される。また、色切り換えシャッター6によっ
て色切り換えが行われてフィールドシーケンシャルに出
力されるB(青),G(緑)の各光は、PBS(Polariz
ation Beam Splitter:偏光ビームスプリッタ)9を透過
してB,Gに対応したB/Gライトバルブ8に入射され
る。そして、Rライトバルブ7にて変調されたRの光
と、B/Gライトバルブ8にて変調されたB,Gの光
は、光合成素子9から投射レンズ10に対して入射され
るようになっている。投射レンズ10では、光合成素子
9から入射された光束を投射光に変換して、例えばここ
では図示しないスクリーンに対して投射するようにされ
る。
もまた、本来は、応答性が高いとされる変調素子をライ
トバルブとして使用することを前提としているのである
が、先に説明した実効値応答を基とした考察によれば、
フィールドシーケンシャル方式のもとで応答性が低いと
される変調素子を使用した場合にも、これに対応して再
構成したサブフィールドによってPWM駆動を行うこと
で連続的階調表現が可能であるということがいえる。
トバルブ(Rライトバルブ7,B/Gライトバルブ8)
の駆動タイミングを示している。つまり、2板式による
フィールドシーケンシャル方式の色切り換えタイミング
が示されているものである。そして、この図9において
は、上述もしたように、実効値応答に対応するPWM駆
動を前提として、階調表現を実現するための駆動タイミ
ングが示されているものである。
切り換えタイミングは図9(a)に示される。このよう
に、Rの光については、フレーム期間において定常的に
透過する状態となるようにされている。一方、B,Gの
各光についてであるが、1フレームのはじめの期間にお
いては、先ず、Bの光を透過させるB表示期間が得られ
るようにし、或る所定タイミング(W表示期間開始時
点)で、Gの光を透過させる状態に切り換えていくよう
に色切り換えシャッター6を駆動することになる。この
ときには、色切り換えシャッター6における液晶セルの
応答速度に依存して、Bの光の透過率が低下していく一
方でGの光の透過率が高まっていくことで混色の状態と
なり、R,G,Bの3色が同時に透過可能な白色(W)
表示期間が形成される。そして、ここでは、Bの光の透
過率が0となる一方で、Gの光の透過率が100パーセ
ントとなったタイミングでG表示期間に移行するものと
されている。また、G表示期間を終了して次フレームの
B表示期間に移行する際にも、Gの光の透過率が低下し
ていく一方でBの光の透過率が高まっていくW表示期間
が形成される。
の駆動タイミングに対応しては、図9(b)(c)
(d)(e)に示すようにして、ライトバルブ(Rライ
トバルブ7,B/Gライトバルブ8)に対する駆動を行
う。つまり、R,G,Bの各色についてそれぞれ50%
の出力とする場合には、図9(b)に示すように、Rラ
イトバルブ7とB/Gライトバルブ8とについて、共
に、W表示期間において液晶の応答として黒レベルとな
るようにして駆動するようにされる。これにより、各色
を均一に出力することが可能となる。また、R,Bをそ
れぞれ50%、Gを70%の出力とする場合には、図9
(c)に示すように、B/Gライトバルブ8について
は、B表示期間終了後のW期間においても白レベルで応
答するように駆動を行うようにして、G表示期間に至っ
たときにも所要の高階調の応答状態が得られるようにし
ている。そして、G表示期間内における或る所要のタイ
ミングで以て階調が低下する応答となるように駆動す
る。また、G表示期間後のW表示期間においても、白レ
ベルの出力が継続されるように駆動を行うようにされ
る。そして、このW表示期間の終了を以て、黒レベルへ
の応答となるように駆動する。なお、Rライトバルブ7
については、W表示期間において液晶の応答として黒レ
ベルとなるようにして駆動するようにされる。
0%の出力とする場合には、図9(d)に示すように、
B/Gライトバルブ8については、B表示期間終了後の
W期間においても白レベルで応答するように駆動を行
い、かつ、G表示期間及びその後のW表示期間において
も、階調を低下させることなく白レベルの応答が継続さ
れるように駆動する。
の出力とする場合には、図9(e)に示すようにして、
Rライトバルブ7とB/Gライトバルブ8とで、1フレ
ーム期間内において定常的に白レベルの応答が継続され
るように駆動する。
2例として、上記図9に示したB,G側の駆動を実現す
るためのサブフィールド構成は、図10に示すものとな
る。この図は、無彩色32階調(5ビット)表示の場合
に対応したサブフィールド構成を示している。また、こ
の場合に前提となる変調素子(B/Gライトバルブ8)
の液晶物性定数、セル定数、黒レベル電圧、白レベル電
圧、フィールド周波数は、第1例の場合と同様であると
する。
ト(ビット0〜ビット4)のうち、最下位ビット0のみ
をそのまま出力し、残る上位ビット1〜4を新たなサブ
フィールド1〜12(ビットプレーンNo.1〜12)に並び
替える演算を行い。下位ビット側に詰めて出力するよう
にしている。ここでは、サブフィールド12を色切り換
え期間(W表示期間)としている。そして、このサブフ
ィールド12の時間幅は液晶変調素子が白レベルから黒
レベルに状態変化する応答速度によって決定することと
している。
が、23階調以下では行われていないことからも分かる
ように、単色の表示は23階調までとしている。そし
て、24階調以上については2色(C(シアン))以上
の表示の場合に出力される。サブフィールド12はG,
Bの何れか一方が時間幅75%を超える場合にのみ出力
し、その場合にはC成分(G,Bのどちらか小さい値)
を上位側に詰めて表示し、その差分は下位側に詰めて表
示するようにされる。このようにして、サブフィールド
12について、23階調以下ではビット出力させず、2
4階調以上ではビット出力させるというサブフィールド
出力パターンとすることで、本実施の形態としては、白
ピーク輝度について、より高いものとなるようにして改
善することが可能となるものである。
板と液晶セルからなり、偏光子、検光子は平行の方位で
あるとする。また、液晶セルはπセルを採用し、電圧を
印加しない場合に特定の色を白から減色するものである
とする。この場合、色の切り換えの立ち上がりが速く立
ち下がりが遅い特性となる。それぞれの色に対応する液
晶セルは独立に駆動できるため、それぞれの色の立下
り、立ち上がりのタイミングを調整することにより色切
り換え期間(W表示期間:25%)のG−B,B−Gの平
均透過率を、単色表示の期間であるB表示期間とG表示
期間の透過率と一致させることができる。参考として、
図11に、色切り換えタイミングと液晶応答特性を示
す。この図においては、例えば1フレーム期間に対応し
た色切り換えシャッター6の液晶セルの駆動による透過
率特性として、G表示とB表示の各特性が示される。ま
た、ここでは比較として階調23のときのライトバルブ
の透過率の特性が示されている。
は、およそ1.36V(白)−2.7V(黒)でありGの最適駆
動条件はおよそ1.3V(白)−2.65V(黒)となる。そこ
で、Bのサブフィールドは、1.36V(白)という最適駆
動条件に対応した実効値が得られるようにすることを目
的として、各サブフィールド期間内において、そのサブ
フィールドとしての期間長よりも短い時間でリセット
(2.7V)するようにされる。つまり、実効値調整のため
に、各サブフィールドの出力時間を調整するものであ
る。このサブフィールドの出力時間調整によっては、サ
ブフィールドごとに出力が停止される休止期間が形成さ
れることになるが、この休止期間は、図10では、Bフ
ィールド期間に対応するサブフィールド0〜12におい
て、各サブフィールドの間に挿入される調整区間Aとし
て示されている。なお、本実施の形態の実際として、こ
の調整区間Aの時間幅は3%とした。つまりBフィール
ド期間において最大透過率を得る場合には1.3Vを9
7%出力し、2.7Vを3%出力する。このときの実効
値は1.36Vとなる。
調整にあたっては、ビット0のサブフィールドと次のサ
ブフィールドの間に、3%の時間幅のサブフィールドを
設けるようにしている。つまり、図10において、調整
区間Bとして示されるサブフィールド期間をはさみこむ
ものである。そして、黒レベル以外ではこの調整区間B
のサブフィールドを必ず出力するようにしている。ま
た、この調整区間Bのサブフィールドを挿入する位置と
しては、ビット1のサブフィールドの前にあるようにさ
れているのであるが、これは、演算によって新たに構成
したとされる上位ビットの連続的出力の最下位側に対し
て調整区間Bのサブフィールドを挿入していることを意
味する。つまり、実効値の調整を行うのにあたり、変調
素子の応答に影響を与えにくい位置に挿入するようにし
ているものである。
駆動を行った場合の、入力(階調)に対する平均透過率
(γ特性)、及び白ピークを基準とした明度指数L*を図
12〜図15に示す。図12及び図13は、それぞれB
フィールド表示についての平均透過率と明度指数を示し
ており、図14及び図15は、それぞれGフィールド表
示についての平均透過率と明度指数を示している。ま
た、これらの図の結果を得るのにあたり、Bは470nm、
Gは530nmの波長における透過率としている。これらの
図からも理解されるように、B,Gともに、良好な階調
再現性が得られているものである。
ると、32階調のうちで23階調を最大透過率とするた
めのゲイン調整を必要とする。そこで、本実施の形態に
おいては、次のようにしてゲイン調整を行うようにされ
る。ここで、G,B入力信号は、その重み的には図16
に示すようにして概念的に表すことができる。この図に
おいてP(g)は原色信号であり、C(シアン)は2色
信号となる。本実施の形態としては、G,B入力信号に
ついてデガンマプロセスを施した後おいて、次に示すよ
うにしてマトリクス変換を行う。
2色信号(C)に変換する。そして、原色信号(b、
g)と2色信号(C)の各々についてゲイン調整を行っ
た後、上記(数3)に示されるようにしてマトリクス変
換を行うことで新たなG'、B'信号を求める。そして、
このG'、B'信号をサブフィールドデータに変換して、
B/Gライトバルブに入力するようにされる。そして、
サブフィールドの演算については、図17に示すように
して行うようにされる。つまり、G'、B'信号として2
4階調以上(混色)であるかを判定し、24階調以上で
あればC信号の大きさの分だけ、上位にサブフィールド
を詰めるようにしてビットプレーンを構成する。また、
原色に対応するP(g)信号については、下位サブフィ
ールドに詰めるようにしてビットプレーンを構成する。
これにより、図10に示した24階調以上のサブフィー
ルド配列を得ることができる。また、24階調より下の
階調の場合には、原色表示のみとなるので、P(g)信
号について下位サブフィールドに詰めるようにしてビッ
トプレーンを構成するだけで、図10に示した23階調
以下のサブフィールド配列が得られることになる。この
ようにして、C信号の大きさによりサブフィールドの構
成を変更するようにすれば、図10に示したサブフィー
ルド構成に対応したゲイン調整が可能となる。
階調表示の場合を例に挙げたが、第1例の場合と同様に
サブフィールド数を増加することで表現可能な階調数を
増加することが可能である。例えば256階調表示の場
合には、図10に示したビット0を3ビットの構成とす
れば実現できることになる。
は、プロジェクタ装置に使用されるライトバルブの駆動
方法として説明したが、プロジェクタ装置への用途に限
定されることなく、直視型表示装置の場合に応答速度の
遅い変調素子を用いてPWM駆動する場合においても有
効である。液晶材料としてネマティック液晶を用いたが
その他の強誘電材料、反強誘電材料等を用いる場合にお
いても、さらには液晶に限らず他の変調手段においても
サブフィールド周波数との関係において相対的に応答速
度が遅い場合には、本発明を有効に適用できるものであ
る。
ムとされる時間幅内において複数の独立した光出力期間
が存在しないようにされたサブフィールド出力パターン
としたうえで、このサブフィールド出力パターンによっ
てPWM駆動を行うようにされる。これにより、応答速
度が各サブフィールドの時間に応答しないとされる程度
に遅いとされる変調素子(表示素子)を用いてPWM駆
動を行うことによっても任意の階調数を得ることがで
き、また、良好な階調を再現することが可能となる。ま
た、このような本発明の駆動方法であれば、線形出力の
変調素子を使用した場合と比較して、γ特性が視覚特性
により適合することになる。このため、本発明ではより
少ない出力ビット数で以て、線形出力の変調素子を使用
した場合と同等の階調表現が可能となる。これにより、
例えばサブフィールド出力パターンを得るための演算回
路系の処理負担を軽減し、より簡易な回路構成とするこ
とが可能になるというメリットが得られることにもな
る。
じた出力時間のサブフィールドの挿入を行ったり、ま
た、所要の電圧実効値に応じて各サブフィールドの出力
時間を設定するようにもしているが、これによっては、
例えばγ特性に基づく最適駆動条件に適合する電圧実効
値に調整することが可能となる。つまり、良好な階調表
現を得るための電圧実効値の調整を、サブフィールド出
力パターンの加工によって容易に行うことを可能として
いる。
ブフィールド出力パターンを示す図である。
るγ特性を示す図である。
例を示す回路図である。
る。
出力パターンを示す図である。
γ特性を示す図である。
階調再現性を示す図である。
対応したプロジェクタ装置の構成例を示す図である。
の色切り換えシャッター及びライトバルブの駆動タイミ
ングを示す図である。
ド出力パターンを示す図である。
パターンに対応した、色切り換えタイミングとライトバ
ルブの応答特性との関係を示す図である。
るγ特性として、Bフィールド表示の場合を示す図であ
る。
る階調再現性として、Bフィールド表示の場合を示す図
である。
るγ特性として、Gフィールド表示の場合を示す図であ
る。
る階調再現性として、Gフィールド表示の場合を示す図
である。
信号(C)との関係を示す概念図である。
流れを示すフローチャートである。
(ノーマリーブラック)を示す図である。
(ノーマリーホワイト)を示す図である。
性(256階調)を示す図である。
(256階調)を示す図である。
性(256階調)を示す図である。
である。
性(16階調)を示す図である。
(16階調)を示す図である。
性(16階調)を示す図である。
ターンを示す図である。
駆動波形を示す波形図である。
均透過率を示す図である。
層、1 ランプ、2リフレクタ、3 マルチレンズアレ
イ、4 ミラー、5 コンデンサーレンズ、6 色切り
換えシャッター、7 Rライトバルブ、8 B/Gライ
トバルブ、9光合成素子、10 投射レンズ
Claims (12)
- 【請求項1】 パルス幅変調方式によって表示素子を駆
動して画像表示を行うための表示駆動方法において、 1フレームとされる時間幅内において複数の独立した光
出力期間が存在しないようにされたサブフィールド出力
パターンが得られるように、入力値であるビットデータ
について演算を行う演算処理と、 上記演算処理によって得られた上記サブフィールド出力
パターンによって表示素子を駆動する駆動処理と、 を実行するように構成されることを特徴とする表示駆動
方法。 - 【請求項2】 上記演算処理は、 上記サブフィールド出力パターンとして、最上位ビット
を含む複数ビットが連続的に出力されるように演算を行
うことを特徴とする請求項1に記載の表示駆動方法。 - 【請求項3】 上記演算処理は、 上記サブフィールド出力パターンとして、1フレーム期
間内において下位ビットから順に出力されるように演算
を行うことを特徴とする請求項1に記載の表示駆動方
法。 - 【請求項4】 光源と、表示素子と、色を時間的に切り
換える色切り換え素子を備えてフィールドシーケンシャ
ル表示方式によりカラー画像を表示するようにされると
共に、パルス幅変調方式によって上記表示素子を駆動す
る表示装置における表示駆動方法において、 上記色切り換え素子により色が切り換わる過渡期間であ
る色切り換え期間において、色切り換えが行われる前後
の色についての混合色が得られるようにされたサブフィ
ールド出力パターンが得られるように、入力値であるビ
ットデータについて演算を行う演算処理と、 上記演算処理によって得られた上記サブフィールド出力
パターンによって表示素子を駆動する駆動処理と、 を実行するように構成されることを特徴とする表示駆動
方法。 - 【請求項5】 上記演算処理は、 上記色切り換え期間を1つのサブフィールドによって形
成するように演算を行うことを特徴とする請求項4に記
載の表示駆動方法。 - 【請求項6】 上記色切り換え期間の平均透過率が、こ
の色切り換え期間以外の期間の平均透過率とほぼ等しく
なるように、上記色切り換え素子を駆動する駆動処理、 を実行することを特徴とする請求項4に記載の表示駆動
方法。 - 【請求項7】 上記色切り換え期間は、上記表示素子の
応答時間により定めることを特徴とする請求項4に記載
の表示駆動方法。 - 【請求項8】 上記演算処理は、 入力値が原色表示に対応したものであるときは、上記色
切り換え期間におけるサブフィールドを出力しないよう
にされたサブフィールド出力パターンとなるように演算
を行う、 ことを特徴とする請求項4に記載の表示駆動方法。 - 【請求項9】 入力信号を原色信号と混合色に分離する
信号分離処理と、 原色信号についてゲイン調整を行うゲイン調整処理と、 ゲイン調整された原色信号と、混合色信号とを利用して
マトリクス変換を行うことで上記入力値を生成する生成
処理と、 を実行することを特徴とする請求項8に記載の表示駆動
方法。 - 【請求項10】 パルス幅変調によって表示素子を駆動
して画像表示を行うための表示駆動方法において、 入力値としてのビットデータについて演算を行って所要
のサブフィールド出力パターンを得る演算処理と、 上記表示素子に印加すべき電圧実効値を調整するための
調整用サブフィールドを上記サブフィールド出力パター
ンに対して挿入する挿入処理と、 上記調整用サブフィールドが挿入された上記サブフィー
ルド出力パターンによって表示素子を駆動する駆動処理
と、 を実行するようにされることを特徴とする表示駆動方
法。 - 【請求項11】 上記演算処理は、 上記サブフィールド出力パターンとして、最上位ビット
を含む複数ビットが連続的に出力するものとされ、 上記駆動処理は、 上記調整用サブフィールドを、上記複数ビットの連続的
な出力の最下位ビット側に配置するようにして挿入す
る、 ことを特徴とする請求項10に記載の表示駆動方法。 - 【請求項12】 パルス幅変調によって表示素子を駆動
して画像表示を行うための表示駆動方法において、 入力値としてのビットデータについて演算を行って所要
のサブフィールド出力パターンを得る演算処理と、 上記調整用サブフィールドが挿入された上記サブフィー
ルド出力パターンによって表示素子を駆動するものとさ
れ、上記サブフィールド出力パターンを形成する各サブ
フィールドについて、上記表示素子に印加すべき電圧実
効値に応じて調整された出力時間となるように駆動する
駆動処理と、 を実行するようにされることを特徴とする表示駆動方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2001162776A JP2002351431A (ja) | 2001-05-30 | 2001-05-30 | 表示駆動方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2002351431A true JP2002351431A (ja) | 2002-12-06 |
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JP2001162776A Pending JP2002351431A (ja) | 2001-05-30 | 2001-05-30 | 表示駆動方法 |
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