JP2002349591A - 転がり軸受 - Google Patents
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Abstract
ール嵌合溝の内側面に良好に密着させることができると
共にプラスチックシール部材のクリープ変形が発生し難
く、長期にわたりシール性能を維持でき、生産性の向上
を図ることができる良好な転がり軸受を提供する。 【解決手段】 単列深溝玉軸受21は、内外輪間を封止す
る環状のシール板23を備える。外輪26のシール嵌合溝31
に嵌合保持されるシール板23の外周部23a には、シール
嵌合溝31の内側面31b に密着することによって外輪26の
内周端縁を封止する封止用環状突部33と、シール嵌合溝
31の外側面31c に弾性変形した状態で当接することで封
止用環状突部33を内側面31b に押圧付勢する弾性反発力
を発生する弾性突片35とを備えた取付け嵌合部が形成さ
れている。基部から先端部に向かって徐々に肉厚が漸減
する弾性突片35は、該先端部に平坦な当接面35a を備え
ている。
Description
特に、転がり軸受の内外輪間にグリース等の潤滑剤を封
入する為のプラスチックシール部材の改良に関するもの
である。
軸受という)1は、内輪5と外輪6との間に転動体とし
て複数の玉7を装備した構成である。これら玉7は、保
持器8により、周方向に沿って等間隔に保持されてい
る。そして、前記玉軸受1の軸線方向両側端には、内外
輪間にグリース等の潤滑剤を封入すると共に、水や粉塵
等の侵入を防止するシール板3が取り付けられている。
前記外輪6内周面の軸線方向両端部近傍には、前記シー
ル板3の外周部3aを嵌合保持する為のシール嵌合溝1
1が設けられている。
該底面11aの軸受内方側の端縁から半径方向内方に延
出した内側面11bと、該内側面11bに対向するよう
に底面11aの軸受外方側の端縁から延出した外側面1
1cとを備えている。この外側面11cは、溝幅が底面
11aに向かって徐々に狭まるように所定の角度で傾斜
した傾斜面になっている。
号公報に開示された構造のもので、外輪6のシール嵌合
溝11に嵌合保持される外周部3aと、内輪5外周面の
軸線方向両端部近傍に近接又は接触する内周部3bと、
内外輪間の軸受内空間9を覆う中間部3cとを、プラス
チックやエラストマ等によって一体成形したプラスチッ
クシール部材である。前記プラスチックの種類として
は、強度や耐熱性に優れたエンジニアリングプラスチッ
ク単体、もしくは、ガラス繊維や炭素繊維などの短繊維
を配合して強化した複合材が用いられる。
も示すように、シール嵌合溝11の内側面11bに密着
することによって外輪6の内周端縁を封止する封止用環
状突部13と、シール嵌合溝11の外側面11cに弾性
変形した状態で当接することで封止用環状突部13を前
記内側面11bに押圧付勢する弾性反発力を発生する弾
性突片15とを備えた取付け嵌合部が形成されている。
半径方向内方に弾性変形させながらシール嵌合溝11に
嵌合させられ、該外周部3aの半径方向の弾性変形がシ
ール嵌合溝11内で解除された時に、図6(a)に示す
ように、弾性突片15の先端が弾性変形した状態でシー
ル嵌合溝11の外側面11cに当接することで、該弾性
突片15の弾性反発力が封止用環状突部13をシール嵌
合溝11の内側面11bに押圧し、前記外輪6に嵌合保
持される。尚、前記シール板3の弾性突片15は、先端
が弾性変形し易いように、裾部から先端に向かって徐々
に肉厚が薄くなり、先端が鋭角に尖った断面三角形状に
成形された環状突起列である。
来のシール板3の場合は、弾性突片15の先端の肉厚が
比較的薄肉に形成され、且つ尖っているので、シール嵌
合溝11に嵌合させられた弾性突片15の弾性反発力が
小さく、前記封止用環状突部13を前記内側面11bに
押圧させる力が弱くなってしまう。
が良くなかったり、前記シール板3自体に成形歪みが生
じている場合、前記内側面11bに押圧される前記封止
用環状突部13は、押圧力不足により平坦になり難く、
内側面11bに対する密着度が低下して隙間が発生する
ので、本来のシール性能が得られなくなる可能性があっ
た。
れている前記弾性突片15の先端は、常に弾性変形した
状態でシール嵌合溝11の外側面11cに接触してお
り、前述のように先端が尖った形態で薄肉の場合は、雰
囲気温度や軸受の回転に伴う発熱が先端部に及ぼす負担
が大きく、図6(b)に示したように、弾性突片15の
先端がクリープ変形を起こし易い。更に、プラスチック
は金属より線膨張係数が大きいため、前記シール板3は
温度が上がると拡径方向に膨張するので、前記弾性突片
15は常温状態より弾性変形量(締付け力)が大きくな
り、よりクリープ変形を起こし易い。
ール板3は短時間でクリープ変形を起こし、常温に戻し
たときは前記弾性突片15の先端が、クリープ変形によ
って図6(b)に示すようにカールし、外側面11cに
対する押さえ力が小さくなる。そして、前記シール板3
の外周部3aには軸線方向へのガタ付きが発生し、外輪
6とシール板3との間で滑りが発生するようになるの
で、シール板3はシール性能が低下すると共に小さな力
で外輪6から抜け落ちてしまう。
大きくする為、該弾性突片15自体の長さを長くする
と、弾性変形量が大きくなり過ぎるために、上述のクリ
ープ変形が顕著に発生してしまう。更に、前記弾性突片
15自体の長さが長いと、前記シール板3は前記シール
嵌合溝11内に完全に入り難くなり、完全に入らないと
シール板3自体が外方または内方に大きく湾曲する。そ
して、シール板3が外方に湾曲した時は、その一部分が
軸受の側面から外方へ突出し、シール板3が内方に湾曲
した時は、内輪5との接触力が大きくなりトルクの増
大、又は保持器8や又玉7との接触を招くという問題も
あった。
は、前記弾性突片15が比較的薄肉に形成され、且つ先
端が尖っているので、先端部への溶融樹脂の回りが悪
く、均一に樹脂が充填出来にくいので生産性の向上が難
しいという問題もあった。従って、本発明の目的は上記
課題を解消することに係り、プラスチックシール部材の
取付け嵌合部をシール嵌合溝の内側面に良好に密着させ
ることができると共にプラスチックシール部材のクリー
プ変形が発生し難く、長期にわたりシール性能を維持で
き、生産性の向上を図ることができる良好な転がり軸受
を提供することである。
周部に形成した取付け嵌合部が外輪内周面の軸線方向両
端部近傍に形成したシール嵌合溝内に嵌合されることに
よって、内外輪間を封止する環状のプラスチックシール
部材を備えた転がり軸受であって、前記取付け嵌合部
が、前記シール嵌合溝の内側面に密着することによって
前記外輪の内周端縁を封止する封止用環状突部と、前記
シール嵌合溝の外側面に弾性変形した状態で当接するこ
とによって前記封止用環状突部を前記内側面に押圧付勢
する弾性反発力を発生する弾性突片とを備えており、前
記弾性突片は、基部から前記シール嵌合溝の外側面に当
接する先端部に向かって徐々に肉厚が漸減すると共に、
該先端部に平坦な当接面を備えていることを特徴とする
転がり軸受により達成される。
外側面に弾性変形状態で当接する弾性突片の先端部は、
先端が尖った従来のプラスチックシール部材の弾性突片
の先端部と比較すると、平坦な当接面を備えるので肉厚
が厚く、剛性が高い。そこで、前記弾性突片の先端部の
弾性変形量が僅かでも、その弾性変形によって発生する
弾性反発力は強く、プラスチックシール部材自体に成形
歪みが生じたり、シール嵌合溝の加工精度が良くなかっ
たりしていても、封止用環状突部を全周に渡ってシール
嵌合溝の内側面に良好に密着させることができる。
前記弾性突片の先端部は、剛性が高く、少ない弾性変形
量でプラスチックシール部材の封止用環状突部をシール
嵌合溝の内側面に良好に密着させることができるので、
雰囲気温度や軸受の回転に伴う発熱の影響によるクリー
プ変形が発生し難くなる。更に、前記プラスチックシー
ル部材は、従来のプラスチックシール部材と比較して、
弾性突片の先端部の肉厚が増大した分、射出成形時の先
端部への溶融樹脂の回りが容易になり、均一に樹脂を充
填出来る。
ける当接面の外周側角部に、滑らかな曲面形状又は面取
りが施される。上記構成によれば、プラスチックシール
部材の取付け嵌合部をシール嵌合溝内に嵌合する際、弾
性突片の先端部の挿入がスムーズに行え、前記取付け嵌
合部を確実にシール嵌合溝内に嵌合できる。
の一実施形態に係る転がり軸受を詳細に説明する。図1
は本発明の一実施形態に係る転がり軸受の縦断面図、図
2は図1に示したプラスチックシール部材の要部拡大図
である。
列深溝玉軸受(以下、玉軸受という)21は、図1に示
したように、内輪25と外輪26との間に転動体として
複数の玉27を装備した構成である。これら玉27は、
保持器28により、周方向に沿って等間隔に保持されて
いる。そして、前記玉軸受21の軸線方向両側端には、
内外輪間にグリース等の潤滑剤を封入すると共に、水や
粉塵等の侵入を防止するプラスチックシール部材である
シール板23が取り付けられている。
には、前記シール板23の外周部23aに形成した取付
け嵌合部を嵌合保持する為のシール嵌合溝31が設けら
れている。また、前記内輪25外周面の軸線方向両端部
には、前記シール板23の内周部23bと摺接するシー
ル摺接面32が形成されている。
該底面31aの軸受内方側の端縁から半径方向内方に延
出した内側面31bと、該内側面31bに対向するよう
に底面31aの軸受外方側の端縁から延出した外側面3
1cとを備えている。この外側面31cは、溝幅が底面
31aに向かって徐々に狭まるように所定の角度で傾斜
した傾斜面になっている。更に、本実施形態の前記内側
面31bも、溝幅が底面31aに向かって徐々に狭まる
ように傾斜した傾斜面になっている。又、前記シール摺
接面32は、内輪外周面側に向かって、徐々に外側に向
かう傾斜面に形成されている。
合溝31に嵌合保持される外周部23aと、内輪25の
シール摺接面32に摺接するリップ部である内周部23
bと、内外輪間の軸受内空間29を覆う中間部23cと
を、プラスチックやエラストマ等によって一体成形した
プラスチックシール部材である。
には、図2に示したように、前記シール嵌合溝31の内
側面31bに密着することによって前記外輪26の内周
端縁を封止する封止用環状突部33と、前記シール嵌合
溝31の外側面31cに弾性変形した状態で当接するこ
とで封止用環状突部33を前記内側面31bに押圧付勢
する弾性反発力を発生する弾性突片35とを備えた取付
け嵌合部が形成されている。
突部33と同様に、シール板23の外周部23aの全周
に渡って連続した環状に形成されている。更に、前記弾
性突片35は、前記外側面31cに当接した際に先端が
弾性変形し易いように、屈曲部となる基部から先端部に
向かって徐々に肉厚が漸減すると共に、該先端部に平坦
な当接面35aを備えた環状突起列である。
1 は、前記基部の肉厚寸法tに対して、(t/30)≦
t1 <(t/7)の範囲に設定されることが好ましい。
また、シール板23の最大径である弾性突片35の外周
面の外径d1 は、シール嵌合溝31の外側面31cの端
縁の最小径dよりも大きく、且つ、底面31aの内径d
2 よりも小さく設定されている。
ール板23では、図2に示したように、外輪26のシー
ル嵌合溝31の外側面31cに弾性変形状態で当接する
弾性突片35の先端部は、図5に示した従来のシール板
3の弾性突片15における尖った先端部と比較すると、
平坦な当接面35aを備えるので肉厚が厚く、剛性が高
い。
変形量が僅かでも、その弾性変形によって発生する弾性
反発力は強く、シール板23自体に成形歪みが生じた
り、シール嵌合溝31の加工精度が良くなかったりして
いても、封止用環状突部33を全周に渡ってシール嵌合
溝31の内側面31bに良好に密着させることができ、
安定したシール性能を得ることができる。
厚い前記弾性突片35の先端部は、剛性が高く、少ない
弾性変形量で前記シール板23の封止用環状突部33を
シール嵌合溝31の内側面31bに良好に密着させるこ
とができるので、雰囲気温度や軸受の回転に伴う発熱の
影響によるクリープ変形が発生し難くなる。そこで、前
記弾性突片35の先端部におけるクリープ変形に起因す
るシール性能の低下を抑制することができる。
従来のシール板3と比較して、弾性突片35の先端部の
肉厚が増大した分、射出成形時の先端部への溶融樹脂の
回りが容易になり、均一に樹脂を充填出来る。そこで、
前記シール板23は、射出成形時の樹脂回りの改善によ
って、射出成形性(加工性)が極めて良くなり、不良品
の発生も殆どなくなるので、生産性の向上を図ることが
できる。
スチックシール部材の要部縦断面図である。本実施形態
に係るシール板43は、前記シール嵌合溝31の内側面
31bに当接する前記弾性突片35の先端部における当
接面35aの外周側角部35bに、半径Rの滑らかな曲
面形状を施したもので、それ以外の構成は上記実施形態
に示したシール板23と共通である。
ば、前記シール嵌合溝31における外側面31cの端縁
の最小径dが極端に小さい場合や、該端縁の表面粗さが
粗い場合においても、前記シール板43の取付け嵌合部
をシール嵌合溝31内に嵌合する際の前記弾性突片35
の先端部の挿入がスムーズに行え、前記取付け嵌合部を
確実にシール嵌合溝31内に嵌合できる。勿論、前記弾
性突片35の先端面35aの外周側角部35bに、滑ら
かな曲面形状ではなく、面取りを施しても良い。
3(実施例1)及びシール板43(実施例2)と、図5
に示した従来のシール板3(比較例1)とについて、外
輪26(6)のシール嵌合溝31(3)に対する取付け
嵌合部の挿入性、シール嵌合溝31(3)の内側面31
b(3b)に対する封止用環状突部33(13)の密着
性、一定時間使用した時のクリープ変形の有無、シール
嵌合溝31(3)への嵌合装着時の挿入変形の適否、射
出成形時の成形性について比較評価試験を行った。その
評価結果を下記表1に示す。
係るシール板23及びシール板43は、従来のシール板
3に比べて何れの特性も良好な結果が得られ、本発明の
構成による効力が証明された。
ール嵌合溝や、プラスチックシール部材の封止用環状突
部及び弾性突片等の構成は、上記各実施形態の構成に限
定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々の
形態を採りうることは言うまでもない。
のシール板23は、リップ部が内輪に摺接する接触形の
プラスチックシール部材であるが、リップ部が内輪に接
触しない非接触形のプラスチックシール部材を備えた転
がり軸受にも応用できる。又、上記実施形態において
は、単列深溝玉軸受について説明したが、本発明は転が
り軸受の内外輪間にグリース等の潤滑剤を封入する為の
プラスチックシール部材を備えた各種の転がり軸受に適
用可能である。
ば、外輪のシール嵌合溝の外側面に弾性変形状態で当接
する弾性突片の先端部は、先端が尖った従来のプラスチ
ックシール部材の弾性突片の先端部と比較すると、平坦
な当接面を備えるので肉厚が厚く、剛性が高い。そこ
で、前記弾性突片の先端部の弾性変形量が僅かでも、そ
の弾性変形によって発生する弾性反発力は強く、プラス
チックシール部材自体に成形歪みが生じたり、シール嵌
合溝の加工精度が良くなかったりしていても、封止用環
状突部を全周に渡ってシール嵌合溝の内側面に良好に密
着させることができる。
前記弾性突片の先端部は、剛性が高く、少ない弾性変形
量でプラスチックシール部材の封止用環状突部をシール
嵌合溝の内側面に良好に密着させることができるので、
雰囲気温度や軸受の回転に伴う発熱の影響によるクリー
プ変形が発生し難くなる。更に、前記プラスチックシー
ル部材は、従来のプラスチックシール部材と比較して、
弾性突片の先端部の肉厚が増大した分、射出成形時の先
端部への溶融樹脂の回りが容易になり、均一に樹脂を充
填出来る。従って、プラスチックシール部材の取付け嵌
合部をシール嵌合溝の内側面に良好に密着させることが
できると共にプラスチックシール部材のクリープ変形が
発生し難く、長期にわたりシール性能を維持でき、生産
性の向上を図ることができる良好な転がり軸受を提供で
きる。
図である。
要部拡大図である。
ル部材の要部縦断面図である。
大図である。
のクリープ変形前の状態を示す拡大図、(b)は図4に
示したプラスチックシール部材のクリープ変形後の状態
を示す拡大図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 外周部に形成した取付け嵌合部が外輪内
周面の軸線方向両端部近傍に形成したシール嵌合溝内に
嵌合されることによって、内外輪間を封止する環状のプ
ラスチックシール部材を備えた転がり軸受であって、 前記取付け嵌合部が、前記シール嵌合溝の内側面に密着
することによって前記外輪の内周端縁を封止する封止用
環状突部と、前記シール嵌合溝の外側面に弾性変形した
状態で当接することによって前記封止用環状突部を前記
内側面に押圧付勢する弾性反発力を発生する弾性突片と
を備えており、 前記弾性突片は、基部から前記シール嵌合溝の外側面に
当接する先端部に向かって徐々に肉厚が漸減すると共
に、該先端部に平坦な当接面を備えていることを特徴と
する転がり軸受。 - 【請求項2】 前記弾性突片の先端部における当接面の
外周側角部に、滑らかな曲面形状又は面取りが施されて
いることを特徴とする請求項1に記載の転がり軸受。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001157215A JP2002349591A (ja) | 2001-05-25 | 2001-05-25 | 転がり軸受 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001157215A JP2002349591A (ja) | 2001-05-25 | 2001-05-25 | 転がり軸受 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002349591A true JP2002349591A (ja) | 2002-12-04 |
Family
ID=19001109
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001157215A Pending JP2002349591A (ja) | 2001-05-25 | 2001-05-25 | 転がり軸受 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002349591A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP4306815A1 (en) * | 2022-07-15 | 2024-01-17 | Aktiebolaget SKF | Bearing unit with rolling bodies |
-
2001
- 2001-05-25 JP JP2001157215A patent/JP2002349591A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP4306815A1 (en) * | 2022-07-15 | 2024-01-17 | Aktiebolaget SKF | Bearing unit with rolling bodies |
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