JP2002349546A - 転動体支持構造、シート搬送装置及び画像形成装置 - Google Patents

転動体支持構造、シート搬送装置及び画像形成装置

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JP2002349546A
JP2002349546A JP2001153143A JP2001153143A JP2002349546A JP 2002349546 A JP2002349546 A JP 2002349546A JP 2001153143 A JP2001153143 A JP 2001153143A JP 2001153143 A JP2001153143 A JP 2001153143A JP 2002349546 A JP2002349546 A JP 2002349546A
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roller
rolling element
sheet
movement
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Shinji Nakazawa
進二 中澤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 駆動ローラに対して接離する方向へ移動可能
に支持する従動ローラの組付け作業性を向上することが
できるとともに、コストの低減化を図ることができるよ
うにする。 【解決手段】 動力源によって回転される駆動ローラ
と、該駆動ローラに接して従動回転する従動ローラと、
該従動ローラの両端部を前記駆動ローラに対して接離す
る方向へ移動可能に支持する一対の支持部と、前記従動
ローラを前記駆動ローラへ向けて押付けるばねとを備
え、前記支持部の一方に前記従動ローラの移動量を制限
する移動制限部を設けたことにより、移動制限部によっ
て従動ローラの一端部の移動を制限した状態で従動ロー
ラの他端部にばねを掛止することができるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はデジタル写真機、プ
リンタ等の画像形成装置、シュレッダ装置、シートの画
像消去装置等に使用される転動体支持構造、該転動体支
持構造を有するシート搬送装置、及び該シート搬送装置
を備えた画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】デジタル写真機、プリンタ等の画像形成
装置、シュレッダ装置、シートの画像消去装置等にあっ
ては、シートを搬送する搬送ローラ、像担持体上に電荷
を付与する帯電ローラ、像担持体上のトナー画像をシー
トへ転写するための転写ローラ等の転動体が複数用いら
れている。このような転動体を有する転動体支持構造に
は、転動体を所定の方向へ付勢するようにしたものが存
在する。
【0003】図9は従来の転動体支持構造の縦断側面図
であり、(a) は左側を示し、(b) は右側を示す。図10
は従動ローラの支持部の断面図である。この従来の転動
体支持構造は、駆動源からの動力によって回転が可能な
駆動ローラ100と、該駆動ローラ100に接して従動
回転する従動ローラ101と、該従動ローラ101の両
端部を前記駆動ローラ100に対して接離する方向へ移
動可能に支持する一対の支持部102,102を有する
支持体103と、前記従動ローラ101を前記駆動ロー
ラ100へ向けて押付ける一対の線ばね104,104
とを備えている。
【0004】駆動ローラ100の両端部はラジアル方向
への移動ができないように回転自在としてあるが、従動
ローラ101の両端部は周面に平行な平取面を有する一
対の軸受105,105を介して前記接離する方向へ移
動可能としてある。該従動ローラ101が支持された一
対の前記支持部102,102は前記軸受105,10
5の平取面と接触し、従動ローラ101の移動を案内す
る方向へ開放された移動案内溝106,106が設けら
れており、また、前記線ばね104,104は前記支持
体103に穿設された孔107,107にその両端が係
止される。
【0005】軸受105,105は前記支持部102,
102の外側面と当接するようにして従動ローラ101
の両端部に挿入されており、従動ローラ101の両端に
係止されたEリング等の止め輪108,108によって
軸受105,105の軸長方向への移動を禁止してあ
る。
【0006】従動ローラ101を組付ける場合、該従動
ローラ101の両端部に設けられた軸受105,105
を駆動ローラ100に対して接離する方向(ラジアル方
向)へ移動させつつ前記移動案内溝106,106に挿
入し、夫々の軸受105,105の周面に前記線ばね1
04,104を個別に掛止して従動ローラ101の両端
部を駆動ローラ100に押付け、さらに、前記止め輪1
08を係止することにより組付けるようにしてある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従動ローラ
101を駆動ローラ100に対して接離する方向へ移動
させて組付ける従来の転動体支持構造にあっては、従動
ローラ101の両端部に線ばね104,104を掛止す
るとき、該線ばね104,104の両方を同時に掛止す
ることができないため、従動ローラ101の一端部に一
方の線ばね104を掛止した後、従動ローラ101の他
端部に他方の線ばね104を掛止することになる。とこ
ろが、従動ローラ101の一端部に一方の線ばね104
が掛止されたとき、該線ばね104のばね力によって従
動ローラ101が大きく傾動し、該従動ローラ101の
他端部が前記移動案内溝106から離脱することにな
る。従って、線ばね104を掛止するとき、従動ローラ
101の他端部を何らかの手段で押えておく必要があ
り、組付け作業性の改善が要望されていた。また、線ば
ね104,104を掛止するために支持体103及び駆
動ローラ100を含む全体を裏返しにする必要がある場
合では、重力によって従動ローラ101、軸受105が
前記移動案内溝106,106から脱落したりする可能
性があった。
【0008】本発明は斯かる事情に鑑みてなされたもの
であり、従動ローラの両端部を支持する一対の支持部の
一方に前記従動ローラの移動量を制限する移動制限部を
設けることにより、組付け作業性を向上することができ
るとともに、コストの低減化を図ることができる転動体
支持構造、該転動体支持構造を有するシート搬送装置、
及び該シート搬送装置を備えた画像形成装置を提供する
ことにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】第1発明に係る転動体支
持構造は、動力源によって回転される駆動ローラと、該
駆動ローラに接して従動回転する従動ローラと、該従動
ローラの両端部を前記駆動ローラに対して接離する方向
へ移動可能に支持する一対の支持部と、前記従動ローラ
を前記駆動ローラへ向けて押付けるばねとを備えた転動
体支持構造において、前記支持部の一方は前記従動ロー
ラの移動量を制限する移動制限部を有していることを特
徴とする。
【0010】第7発明に係るシート搬送装置は、第1発
明乃至第6発明の何れかに記載された転動体支持構造を
有し、前記駆動ローラ及び従動ローラの間に供給された
シートを搬送するようにしてあることを特徴とする。
【0011】第8発明に係る画像形成装置は、シートに
画像を形成する画像形成部と、第1発明乃至第6発明の
何れかに記載された転動体支持構造を有し、前記画像形
成部に向けて前記シートを搬送するシート搬送装置とを
備えていることを特徴とする。
【0012】第1発明、第7発明及び第8発明にあって
は、従動ローラの両端部を支持する支持部の一方が従動
ローラの移動量を制限する移動制限部を有しており、他
方は非移動制限としてあるため、従動ローラを組付ける
場合、移動制限部によって従動ローラの一端部の移動を
制限した状態で従動ローラの他端部にばねを掛止するこ
とができ、従動ローラを支持部から離脱させたり、脱落
させたりすることなく容易に組付けることができる。
【0013】第2発明に係る転動体支持構造は、前記移
動制限部は前記従動ローラの移動域へ突出する凸部であ
ることを特徴とする。
【0014】第2発明にあっては、従動ローラの移動域
へ凸部を突設するため、従動ローラの支持部の周辺に十
分なスペースがない場合においても移動制限部を確実に
設けることができ、しかも、樹脂成形又はプレス等によ
って簡易に設けることができる。
【0015】第3発明に係る転動体支持構造は、前記移
動制限部は前記従動ローラの移動域に対して外方への撓
みを可能としてあることを特徴とする。
【0016】第3発明にあっては、従動ローラを組付け
るとき、移動制限部を従動ローラの移動域に対して外方
へ撓ませることができるため、従動ローラを駆動ローラ
に対して接離する方向へ移動させることによりその両端
部を支持部に支持することができ、しかも、支持した
後、前記移動制限部の弾性復元力により該移動制限部が
従動ローラの移動域へ復帰し、移動制限部によって従動
ローラの移動を制限することができるため、従動ローラ
を駆動ローラに対して接離する方向へ移動させるだけで
その両端部を支持部に支持することができ、従動ローラ
の組付け作業性をより一層向上することができる。
【0017】第4発明に係る転動体支持構造は、前記移
動制限部は取付手段によって前記支持部に取外し可能に
取付けてあることを特徴とする。
【0018】第4発明にあっては、移動制限部を取外し
た状態で従動ローラを支持部に支持し、この後で移動制
限部を取付けることができるため、従動ローラを軸長方
向へ移動させることが困難な場合においても、従動ロー
ラを駆動ローラに対して接離する方向へ移動させること
によりその両端部を支持部に支持することができ、しか
も、移動制限部によって従動ローラの移動を制限するこ
とができるため、従動ローラの組付け作業性をより一層
向上することができる。また、移動制限部は別個に形成
されているため、自由な形状、材質によって形成するこ
とができる。
【0019】第5発明に係る転動体支持構造は、前記移
動制限部は前記支持部に取付けられた弾性部材であるこ
とを特徴とする。
【0020】第5発明にあっては、自由な形状、材質に
よって形成された移動制限部を予め支持部に取付けた状
態で従動ローラを組付けることができるため、組付け作
業を簡易化できる。
【0021】第6発明に係る転動体支持構造は、その内
側が前記従動ローラの両端部に嵌合され、その外側が前
記支持部で支持された一対の軸受を備え、該軸受は前記
支持部の内側面に当接して前記従動ローラの軸長方向位
置を決める位置決め部を有していることを特徴とする。
【0022】第6発明にあっては、軸受によって従動ロ
ーラの回転性を高めることができるとともに、従動ロー
ラを支持することにより前記軸受の離脱を禁止すること
ができるため、従動ローラの組付け作業を簡易化でき、
さらに、軸受の軸長方向への移動を禁止するためのEリ
ング等の移動禁止手段が必要でないため、コストの低減
化を図ることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下本発明をその実施の形態を示
す図面に基づいて詳述する。図1は本発明に係る画像形
成装置の縦断正面図である。
【0024】この画像形成装置は、図1に示すように、
感光ドラム等の電子写真プロセス部11を有するプリン
タ1を核として該プリンタ1の上方に配置され、原稿の
画像を読み取るためのスキャナ2と、該スキャナ2の上
方に配置され、原稿台に置かれた原稿を自動的に搬送す
る自動原稿搬送部3と、前記プリンタ1の下方に配置さ
れ、前記電子写真プロセス部11に向けてシートを供給
するシート供給ユニット4と、前記プリンタ1の左側に
配置され、前記電子写真プロセス部11で画像が形成さ
れたシートを後処理するシート後処理部5と、該シート
後処理部5及び前記電子写真プロセス部11の間に配置
された中継搬送ユニット6とを備え、さらに、前記プリ
ンタ1の右側に配置され、前記電子写真プロセス部11
で形成されたシートの搬送方向を転換して該シートの裏
面に画像を形成する両面搬送ユニットを接続することが
可能としてあるデジタル複写機である。
【0025】スキャナ2はシート状の原稿を自動原稿搬
送部3により自動的に供給し、1枚ずつ順次露光走査し
て原稿画像を読取る自動読取りモードと、ブック物の原
稿、又は、自動原稿搬送部3による自動供給が不可能な
シート物の原稿をマニュアル操作により載置して原稿画
像を読取る自動読取りモードとを備えている。そして、
透明な原稿載置台21にセットされた原稿の画像を、相
互に所定の速度関係で原稿載置台21に沿って移動する
第1走査ユニット22及び第2走査ユニット23で露光
走査し、ミラー、結像レンズ24等の光学部品で導いて
光電変換素子25に結像させることにより原稿画像を電
気的信号に変換した上で出力するものである。また、ス
キャナ2は前記自動原稿搬送部3とともにシステムラッ
ク7上に支持されることにより、前記プリンタ1の上方
に配置されている。
【0026】自動原稿搬送部3は、原稿セットトレイ3
1に載置された原稿を原稿載置台21に向かって搬送
し、走査後の原稿を原稿排出トレイ32に排出する原稿
搬送手段33を備えている。また、自動供給が不可能な
シート物の原稿を原稿載置台21に載置して走査可能な
ように、背面側(図1の奥側)を支点として上方へ回動
して手前側が開放するように構成されている。
【0027】プリンタ1は、前記スキャナ2にて読み込
まれた画像の記録出力はもとより、パーソナルコンピュ
ータ等の画像処理装置が接続されたとき、この外部接続
機器からの画像データを記録出力するものであり、上下
方向中央部には、ドラム状の感光体を中心とする前記電
子写真プロセス部11及び光走査ユニット12が配置さ
れており、また、電子写真プロセス部11の下側には電
子写真プロセス部11に向けてシートを供給する1つの
シート供給部13、及び該シート供給部13から供給さ
れたシートを電子写真プロセス部11へ搬送するシート
搬送装置8が配置されており、さらに、電子写真プロセ
ス部11の上側には電子写真プロセス部11で転写され
た画像を過熱定着するための定着器14とが配置されて
おり、画像が定着されたシートは切換ゲート15及び制
御ローラ16を経て前記中継搬送ユニット6へ搬送され
るようにしてある。
【0028】電子写真プロセス部11は、前記感光体
と、該感光体を帯電する帯電器、原稿画像に対応する静
電潜像を感光体に形成するレーザービームスキャナーを
有する露光器、感光体に形成された静電潜像を現像する
現像器、現像された感光体のトナー画像をシートへ転写
する転写器、感光体に残留するトナーを除去するクリー
ニング器等の電気機器を有する。
【0029】光走査ユニット12の上下位置には、前記
電子写真プロセス部11をコントロールするプロセスコ
ントロールユニット基板及びプリンタ外部からの画像デ
ータを受入れるインターフェース基板を収容するプリン
タ制御部17、前記インターフェース基板から受入れら
れた画像データに対して所定の画像処理を施し、光走査
ユニット12により画像として走査記録させるためのイ
メージコントロールユニット基板を備えた画像制御部1
8、及び前記各種基板と前記光走査ユニット12とに電
力を供給する電源ユニット19等が配置されている。
【0030】図2はシート搬送装置の正面側斜視図、図
3はシート搬送装置の背面側斜視図である。シート搬送
装置8はシートの搬送タイミングを前記感光体に形成さ
れたトナー画像に合わせて制御し、シートを正確なタイ
ミングで感光体と転写ローラとの間へ搬送するレジスト
ローラである駆動ローラ81と、該駆動ローラ81に接
して従動回転し、両端部が一対のばね82によって駆動
ローラ81へ押圧された従動ローラ83と、シートが供
給されたことを検出するセンサと、該センサにその一端
が接続され、他端にコネクタを有する導線84と、駆動
ローラ81及び従動ローラ83によって搬送されるシー
トを前記感光体及び転写ローラの間へ案内するシート案
内体85と、搬送中のシートが停滞したとき前記駆動ロ
ーラ81を手動で回転させるためのノブ86と、前記駆
動ローラ81及び従動ローラ83を回転可能に支持する
支持体87とを備えており、該支持体87の両端部がフ
レーム等の静止体10に装着されることにより駆動ロー
ラ81の一端が動力源に繋がるようにしてある。
【0031】図4はシート搬送装置が有する転動体支持
構造の縦断側面図であり、(a) は左側を示し、(b) は右
側を示す。図5は転動体支持構造のローラ支持部の縦断
側面図、図6は従動ローラの支持部の断面図である。
【0032】駆動ローラ81の両端部は一対の軸受を介
してラジアル方向への移動ができないように回転可能に
支持されており、従動ローラ83の両端部は駆動ローラ
81に対して接離する方向へ移動可能としてあり、周面
に平行な平取面を有する一対の軸受88,88を介して
前記支持体87に移動可能に支持されている。
【0033】支持体87の両端部で、前記従動ローラ8
3が支持される一対の支持部87a,87bには前記軸
受88,88の平取面と接触し、従動ローラ83の前記
移動を案内する移動案内溝87c,87dが設けられて
いる。一方の移動案内溝87cには従動ローラ83の離
脱方向への移動量を制限する弧状の移動制限部89が全
溝幅に亘って一体に設けられており、他方の移動案内溝
87dは従動ローラ83の離脱方向へ開放されている。
尚、移動制限部89は支持体87と別個に形成されたも
のを、ねじ止め、嵌め込み等の取付手段によって取付け
る構造としてもよい。
【0034】軸受88,88は、前記支持部87a,8
7bの内側面に当接して前記従動ローラ83の軸長方向
位置を決める位置決め部88a,88aを有しており、
図6の如くその内側が前記従動ローラ83の両端部に嵌
合され、その外側が前記支持部87a,87bの移動案
内溝87c,87dで支持されており、前記位置決め部
88a,88aの周面にはその両端が前記支持体87に
穿設された孔87e,87eに係止され、中間が伸長さ
れたコイルばねを用いてなる前記ばね82,82の中間
が掛止されている。
【0035】シート供給部13は、シートが収容される
シート収容トレイ13aと該シート収容トレイ13aに
収容されたシートを一枚ずつ分離供給する分離供給手段
13bとを有する。このシート供給部13から一枚ずつ
分離供給されたシートは前記感光体と転写器との間に順
次供給され、感光体に記録再現された画像がシートに転
写される。
【0036】多段の前記シート供給ユニット4は、周辺
機器として準備されている外付けのユニットであり、3
つのシート供給部4aを有している。各シート供給部4
aのシート収容トレイに収容したシートを、分離給送手
段によって夫々1枚ずつ分離し、シート排出口及びシー
ト受入口から搬送ローラを経て前記シート搬送装置8へ
搬送される。
【0037】また、このシート供給ユニット4は、上部
に前記プリンタ1及びシート後処理部5を載置するよう
に構成されているが、この状態で移動して前記システム
ラック7の間に固定して配置可能なように、下部に移動
コロ4b及び固定部4cを備えている。移動時には、固
定部4cを回転して上昇することで固定部4cを床面か
ら離間し、固定時には、固定部4cを回転して下降する
ことで固定部4cを床面に接触させてシート供給ユニッ
ト4を固定する。
【0038】シート後処理部5は、前記プリンタ1にお
ける電子写真プロセス部11と反対側にプリンタ1と並
べて配置されており、プリンタ1の上部に設けられた前
記中継搬送ユニット6から排出される画像が記録された
シートを搬入ローラ51で導き入れて、シートに対して
ステープル処理等の後処理を施すもので、プリンタ1に
て画像処理が完了したシートをシート後処理部5に導入
させるための搬入ローラ51を有する。該搬入ローラ5
1の排出方向下流側には、ユーザにて指定されたモード
に応じて、シートの搬送路を、ステープル処理を実施し
ない搬送路と、ステープル処理部に繋がる搬送路との間
で、選択的に切換える切換ゲート52が配設されてい
る。この切換ゲート52の案内によって、搬送路に搬入
されたシートは、排出ローラ53によってそのまま何の
処理も施されることなく、上段の排出トレイに排出され
る。一方、切換ゲート52の案内によって搬送路に搬入
されたシートは、該搬送路に配置された搬送ローラ54
によってステープル処理部へ導かれる。ステープル処理
後のシートは下段の排出トレイに排出される。
【0039】中継搬送ユニット6はプリンタ1の頂部に
設けられた排出トレイ61と前記定着器14との間に配
置されており、前記定着器14及びシート後処理部5と
連通する第1搬送路62と、該第1搬送路62の途中で
分岐して前記排出トレイ61と連通する第2搬送路63
と、前記分岐点に配置された切換ゲート64とを備えて
おり、前記定着器14から搬送されたシートを前記切換
ゲート64の切換えによって前記シート後処理部5又は
排出トレイ61へ搬送するようにしてある。
【0040】第2搬送路63は、シートの反転搬送路と
して使用されるようになっており、前記プリンタ1の電
子写真プロセス部11側に外付けされる両面搬送ユニッ
トと合わせて、シートの両面への画像形成を実現する。
このため、前記制御ローラ16は正逆両方向へ回転可能
となっており、前記シートが前記シート後処理部5又は
排出トレイ61へ排出されるとき、前記切換ゲート15
が図1の実線位置へ切換えられるとともに制御ローラ1
6が正回転し、また、第2搬送路63が反転搬送路とし
て使用されるとき、換言すれば、シートの両面に画像が
形成されるとき、前記切換ゲート15が図1の破線位置
へ切換えられるとともに制御ローラ16が逆回転し、第
2搬送路63へ搬送されているシートが引き戻され、切
換ゲート15を介して前記両面搬送ユニットへ搬送され
ることにより、シートの両面への画像形成が可能となっ
ている。
【0041】以上の如く構成された画像形成装置におい
て、シート搬送装置8の従動ローラ83を支持体87に
組付ける場合、従動ローラ83を軸長方向へ移動させつ
つ一端側の軸受88を一方の移動案内溝87cに挿入
し、他端側の軸受88をラジアル方向へ移動させつつ他
方の移動案内溝87dに挿入し、両方の軸受88,88
に前記ばね82,82の中間を掛止することにより組付
けることができる。この場合、一方の移動案内溝87c
には移動量制限部89が設けられて、従動ローラ83の
離脱方向への移動量が制限されているため、従動ローラ
83の他端側にばね82が掛止されたとしても一端側は
移動制限部89に当接してその離脱方向への移動が禁止
されることになる。従って、従動ローラ83の一端側を
押えたりすることなくばね82を掛止することができ、
組付け作業性を向上できる。
【0042】また、従動ローラ83を支持部87a,8
7bに支持するための軸受88,88は、支持部87
a,87bの内側面に当接して従動ローラ83の軸長方
向位置を決める位置決め部88a,88aを有している
ため、従動ローラ83を支持部a,87bに支持するこ
とにより前記軸受88,88の離脱を禁止することがで
き、従動ローラ83の組付け作業を簡易化できる。ま
た、軸受88,88の軸長方向への移動を禁止するため
のEリング等の移動禁止手段を用いることなく軸受8
8,88の離脱を禁止することができるため、コストの
低減化を図ることができる。
【0043】実施の形態2 図7は実施の形態2の転動体支持構造を示し、(a) は縦
断側面図、(b) は背面図である。実施の形態2のシート
搬送装置は一方の移動案内溝87cを従動ローラ83の
離脱方向へ開放し、移動制限部89を移動案内溝87c
の全溝幅に亘って設ける代わりに、移動案内溝87cの
一側から内側の移動域へ突出する凸部89aとしたもの
である。
【0044】この凸部89aは1個である他、複数であ
ってもよい。尚、凸部89aは支持体87に一体に形成
されているが、その他、支持体87と別個に形成された
ものを、嵌め込み等の取付手段によって取付ける構造し
てもよい。
【0045】実施の形態2にあっては、従動ローラ83
を軸長方向へ移動させつつ一端側の軸受88を一方の移
動案内溝87cに挿入し、他端側の軸受88をラジアル
方向へ移動させつつ他方の移動案内溝87dに挿入し、
両方の軸受88,88に前記ばね82,82の中間を掛
止することにより組付けることができる。
【0046】その他の構成及び作用は実施の形態1と同
様であるため、同様の部品については同じ符号を付し、
その詳細な説明及び作用の説明を省略する。
【0047】実施の形態3 図8は実施の形態3の転動体支持構造を示し、(a) は縦
断側面図、(b) は背面図である。実施の形態3のシート
搬送装置は一方の移動案内溝87cを従動ローラ83の
離脱方向へ開放し、移動制限部89bを従動ローラ83
の移動域に対して進出/後退する方向への撓みを可能と
したものである。
【0048】実施の形態3において、移動制限部89b
は移動案内溝87cを臨む位置から前記離脱方向に沿っ
て突設された撓み片89cと、該撓み片89cの先端か
ら前記移動域へ突出する凸片89dとを有している。こ
の凸片89dの外側には前記移動案内溝87cに向けて
傾斜する傾斜面が設けられている。
【0049】実施の形態3にあっては、従動ローラ83
を支持体87に組付ける場合、一端側の軸受88を移動
制限部89bの傾斜面に当接させた状態で従動ローラ8
3をラジアル方向へ移動させることにより、撓み片89
cを撓ませつつ従動ローラ83の両端部を移動案内溝8
7c,87dへ挿入することができ、この挿入後、撓み
片89cが弾性復元し、凸片89dが前記移動域へ突出
することになり、該凸片89dによって従動ローラ83
の離脱方向への移動量を制限することができ、両方の軸
受88,88に前記ばね82,82の中間を掛止するこ
とにより組付けることができる。
【0050】その他の構成及び作用は実施の形態1と同
様であるため、同様の部品については同じ符号を付し、
その詳細な説明及び作用の説明を省略する。
【0051】尚、以上説明した実施の形態では、シート
搬送装置8が有する転動体支持構造について説明した
が、本発明に係る転動体支持構造の用途は特に制限され
ない。また、従動ローラ83は駆動ローラ81と接触す
る接触部及び前記支持部87a,87bに支持される軸
部とが別部材である他、同じ部材であってもよく、その
構造は特に制限されない。
【0052】
【発明の効果】以上詳述した如く第1発明、第7発明及
び第8発明によれば、従動ローラを組付ける場合、移動
制限部によって従動ローラの一端部の移動を制限した状
態で従動ローラの他端部にばねを掛止することができる
ため、従動ローラを支持部から離脱させたり、脱落させ
たりすることなく容易に組付けることができる。
【0053】第2発明によれば、従動ローラの支持部の
周辺に十分なスペースがない場合においても移動制限部
を確実に設けることができ、しかも、樹脂成形又はプレ
ス等によって簡易に設けることができる。
【0054】第3発明によれば、従動ローラを駆動ロー
ラに対して接離する方向へ移動させることによりその両
端部を支持部に支持することができ、しかも、移動制限
部によって従動ローラの移動を制限することができるた
め、従動ローラを駆動ローラに対して接離する方向へ移
動させるだけでその両端部を支持部に支持することがで
き、従動ローラの組付け作業性をより一層向上すること
ができる。
【0055】第4発明によれば、従動ローラを軸長方向
へ移動させることが困難な場合においても、従動ローラ
を駆動ローラに対して接離する方向へ移動させることに
よりその両端部を支持部に支持することができ、しか
も、移動制限部によって従動ローラの移動を制限するこ
とができるため、従動ローラの組付け作業性をより一層
向上することができる。また、移動制限部は別個に形成
されているため、自由な形状、材質によって形成するこ
とができる。
【0056】第5発明によれば、自由な形状、材質によ
って形成された移動制限部を予め支持部に取付けた状態
で従動ローラを組付けることができるため、組付け作業
を簡易化できる。
【0057】第6発明によれば、軸受によって従動ロー
ラの回転性を高めることができるとともに、従動ローラ
を支持することにより前記軸受の離脱を禁止することが
できるため、従動ローラの組付け作業を簡易化でき、さ
らに、軸受の軸長方向への移動を禁止するためのEリン
グ等の移動禁止手段が必要でないため、コストの低減化
を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像形成装置の縦断正面図であ
る。
【図2】本発明に係るシート搬送装置の正面側斜視図で
ある。
【図3】本発明に係るシート搬送装置の背面側斜視図で
ある。
【図4】本発明に係るシート搬送装置が有する転動体支
持構造の縦断側面図であり、(a) は左側を示し、(b) は
右側を示す。
【図5】本発明に係る転動体支持構造のローラ支持部の
縦断側面図である。
【図6】本発明に係る転動体支持構造の従動ローラの支
持部の断面図である。
【図7】実施の形態2の転動体支持構造を示し、(a) は
縦断側面図、(b) は背面図である。
【図8】実施の形態3の転動体支持構造を示し、(a) は
縦断側面図、(b) は背面図である。
【図9】従来の転動体支持構造の縦断側面図であり、
(a) は左側を示し、(b) は右側を示す。
【図10】従来の転動体支持構造の従動ローラの支持部
の断面図である。
【符号の説明】
8 シート搬送装置 81 駆動ローラ 82 バネ 83 従動ローラ 87 支持体 87a,87b 支持部 88 軸受 89 移動制限部 89a 凸部 89b 移動制限部 11 画像形成部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 動力源によって回転される駆動ローラ
    と、該駆動ローラに接して従動回転する従動ローラと、
    該従動ローラの両端部を前記駆動ローラに対して接離す
    る方向へ移動可能に支持する一対の支持部と、前記従動
    ローラを前記駆動ローラへ向けて押付けるばねとを備え
    た転動体支持構造において、前記支持部の一方は前記従
    動ローラの移動量を制限する移動制限部を有しているこ
    とを特徴とする転動体支持構造。
  2. 【請求項2】 前記移動制限部は前記従動ローラの移動
    域へ突出する凸部である請求項1記載の転動体支持構
    造。
  3. 【請求項3】 前記移動制限部は前記従動ローラの移動
    域に対して外方への撓みを可能としてある請求項1又は
    2記載の転動体支持構造。
  4. 【請求項4】 前記移動制限部は取付手段によって前記
    支持部に取外し可能に取付けてある請求項1又は2記載
    の転動体支持構造。
  5. 【請求項5】 前記移動制限部は前記支持部に取付けら
    れた弾性部材である請求項3記載の転動体支持構造。
  6. 【請求項6】 その内側が前記従動ローラの両端部に嵌
    合され、その外側が前記支持部で支持された一対の軸受
    を備え、該軸受は前記支持部の内側面に当接して前記従
    動ローラの軸長方向位置を決める位置決め部を有してい
    る請求項1乃至5の何れかに記載の転動体支持構造。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至6の何れかに記載された転
    動体支持構造を有し、前記駆動ローラ及び従動ローラの
    間に供給されたシートを搬送するようにしてあることを
    特徴とするシート搬送装置。
  8. 【請求項8】 シートに画像を形成する画像形成部と、
    請求項1乃至6の何れかに記載された転動体支持構造を
    有し、前記画像形成部に向けて前記シートを搬送するシ
    ート搬送装置とを備えていることを特徴とする画像形成
    装置。
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