JP2002347526A - 自動車用内装品 - Google Patents

自動車用内装品

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JP2002347526A
JP2002347526A JP2001155666A JP2001155666A JP2002347526A JP 2002347526 A JP2002347526 A JP 2002347526A JP 2001155666 A JP2001155666 A JP 2001155666A JP 2001155666 A JP2001155666 A JP 2001155666A JP 2002347526 A JP2002347526 A JP 2002347526A
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JP
Japan
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antenna
interior
antenna module
vehicle
interior part
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JP2001155666A
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English (en)
Inventor
Shozo Sekiya
将三 関谷
Kenji Watanabe
健二 渡辺
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Showa Denko Materials Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】最近の情報技術の発展とともに車両にも順次通
信手段としてのアンテナあるいは通信装置の設置が設置
されるようになってきている。しかしながら順次増設す
るから、外観上も好ましくなく、設置スペースの効率に
も問題がある。本発明の目的は、あらかじめ、複数のア
ンテナあるいは通信装置の設置を見込みアンテナなど
を、車両の内装品に一体成形することにある。 【解決手段】自動車用の内装品において、前記内装品の
基材部の裏側に、車内空調用空気流路を形成する樹脂成
形部に一体に成形されかつ複数のアンテナから構成され
るアンテナモジュール部と、前記アンテナモジュールと
前記内装品基材部との間に設けられた保持体、とを前記
基材部に一体に成形されて成る内装品に特徴がある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車の車体の内
装に用いられる内装材であって、特にアンテナ装置を備
えた自動車用内装の樹脂成形品に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の情報通信技術の発達により、自動
車においても、GPS(GlobalPosition
ing System)、ETC(Electroni
c Toll Collection system)、
VICS(Vehicle Information C
ommunication System)、カーラジ
オ、テレビ及びミリ波を用いた車々間通信など、様々な
周波数帯の電波を送受信するようになってきている。し
かしながら、各通信用アンテナは、各通信装置毎に設け
られており、その取り付け場所も、ルーフに取り付ける
場合、ルーフに内蔵する場合、エンジンルーム内に取り
付ける場合および内装部品に取り付ける場合など、多岐
にわたっている。
【0003】また、先行技術として、特開2001−3
4888号公報がある。この記載は、車載用のVICS
光ビーコン装置に関するものである。その特徴は、ダッ
シュボード上のアンテナ装置やセンサの数を減らし、し
かもエアバッグに干渉しない位置として、ダッシュボー
ドセンタ付近から離れた位置に配置する構成をとってい
る。そして、他のアンテナ装置との干渉の可能性をでき
るだけさけ、そして運転者の視界の妨げにならないアン
テナ装置について述べている。
【0004】また、特開平9−270617号公報があ
る。これは自動車の内装品の裏面側に、他の部品を配置
することができるとともに、製造コストの低減が可能な
自動車用アンテナ装置について述べている。
【0005】また、特開平7―58535号公報があ
る。これはフロントピラーの内側を覆うフロントガーニ
ッシュを樹脂部品とアンテナとから構成するものであ
る。また、特開平10―150315号公報がある。こ
れは自動車の車室内に備える内装材にアンテナ装置を備
えアンテナ部の特性の向上、製造コストの低減をはかる
ものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】通常、自動車における
各種通信装置は、車両客室内に取り付けられる。前述の
ように多数のアンテナを任意の位置にそれぞれ取り付け
た場合、各アンテナから通信装置までの配線が長くな
り、組立て工数の増大、部品費の増大などコストアップ
につながることになる。また、実体としては順次多数の
アンテナを取り付ける場合が少なくなく、一貫性がな
い。例えば、GPS取り付け後に、今度はETCのアン
テナが必要になって取り付ける場合などがしばしばおこ
りうる。このように増設が繰り返される形になって、自
動車の車室内の外観を損なうことにもなる。また、それ
ぞれの接続線が長くなる問題もある。
【0007】また最近では、標準的に自動車電話、GP
Sなどを装備するようになってきているし、ETCも急
速に普及しはじめている。本発明はこれらのアンテナ装
置を取りまとめて装着することができるアンテナ装置を
内蔵した、自動車用内装品を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】自動車用の内装品におい
て、前記内装品の基材部の裏側に、複数のアンテナから
構成されるアンテナモジュール部と、前記アンテナと前
記内装品基材部との間に設けられた保持体、とを一体に
前記基材部に成形されて成ることに特徴がある。また、
車内空調用空気流路を形成する樹脂成形部に前記アンテ
ナモジュールが一体に成形されていること。また、車内
空調用空気流路を形成する樹脂成形部に前記アンテナモ
ジュールが振動溶着により一体に成形されていることに
特徴がある。
【0009】また、前記内装品の基材部と、車内空調用
空気流路を形成する樹脂成形部に振動溶着により一体成
形され複数のアンテナから構成されるアンテナモジュー
ルと、前記アンテナモジュールと前記基材部裏面との間
にあって前記アンテナモジュールを支持する保持体とを
一体成形されていることに特徴がある。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面に従い本発明の実施例
を詳細に説明する。図1は、本発明によるアンテナ付き
自動車内装品の構成を示すものである。図1の自動車内
装品1のA−A断面図を図2に示す。このように、外観
面(意匠面)を形成する基材部2、アンテナ3(図1で
は複数のアンテナの場合を示している)、各種通信装置
4、および配線5から構成される。
【0011】実施例における図1のアンテナ3は、例え
ばVICS通信(周波数2.5GHz)アンテナと、E
TC通信(周波数5.8GHz)アンテナと、携帯電話
用(周波数2.2GHz)との三つの場合の例示であ
る。これらのアンテナ3を成形金型内にセットし、イン
サート成形を行うことで、アンテナ付き樹脂成形品を得
ることができる。アンテナの設置場所は、金型により任
意の設定し、作成することができる。
【0012】自動車内装品にアンテナを取り付ける場
合、その設置場所は、任意に設定することが可能である
が、最適な位置は内装品の上面に配置した場合である。
しかしながら、自動車内装品1の上面は、外観上好まし
くないこと、また曲面形状なしていることが多いから、
上面部が必ずしも最適な設置場所であるとは限らない場
合が一般的である。
【0013】このような場合、図3に示すような複数の
アンテナ3を組み合わせたアンテナモジュール6を用い
ることで、設置場所の問題の解決を図ることができる。
これにより、自動車客室内に設けられた通信装置とアン
テナの配線を大幅に短縮することが可能となり、製造コ
ストの削減が可能となる。また、アンテナは意匠面の裏
側に配置されるため、乗員の視界から隠すことが可能と
なり、運転者の視界を妨げることなく、見栄えの向上に
もつながる。
【0014】図4に示すように、このアンテナモジュー
ル6は、図に示したように複数種類のアンテナ3と、保
持体7からなり、保持体7の形状を、自動車内装品1の
意匠形状に合わせることで、設置場所に対する制限を取
り除くことができる。図4は図3の断面をB方向から見
た場合の図を表わしている。
【0015】保持体7の材質は、PP(polypro
pylene)やABS(acrylonitrile
−butadiene−styrene)等の樹脂成形
が好適である。また、この保持体7とアンテナ3の固定
方法は、インサート成形による一体成形がコスト面から
も最も望ましいが、ネジ止め、熱溶着など他の方法で固
定してもよい。
【0016】また、最近の自動車内装品の製造方法とし
ては、車内空調用の空気流路を自動車内装品に振動溶着
などにより一体化する方法がある。この方法を用いて製
造される自動車内装品の場合、前述のアンテナモジュー
ル6を、空気流路と一体化し、その後、自動車内装品と
一体化することができる。
【0017】図5は、この方法を用いた自動車内装品の
構成を示す。図5の(A)は車室内の外観を示し、図5
の(B)は、図5(A)の部分図を示している。車両空
調用の空気流路8は、PP等の熱可塑性樹脂の射出成形
品であり、アンテナモジュール6は、インサート成形に
より一体成形されている。この場合、空気流路8の形状
は、任意に設定することが可能であるため、アンテナモ
ジュール6を一体化することが容易である。このように
内装品1の部分として空気流路が別個に作成される場合
には、流路とアンテナモジュールを一体化することが内
装品の分割数も少なくなるので好ましい成形である。な
お、図6は図5の(A)のC−C断面の概略を示してい
る。
【0018】この空気流路8は、振動溶着により自動車
内装品1と一体化されるため、空気流路8とアンテナモ
ジュール6を同時に、振動溶着により自動車内装品1と
一体化することにより、さらに安価な自動車内装品を得
ることができる。
【0019】本発明によれば、アンテナまたはアンテナ
モジュールを樹脂成形品と一体にすることで、通信装置
とアンテナ間の配線を短縮することが可能となり、製造
コストを下げることが可能となる。また、アンテナまた
はアンテナモジュールを自動車内装品の意匠面の反対側
(裏側)に配置することで、外観を損なうことなく意匠
性を向上することができる。車両空調用の空気流路が自
動車内装品と一体化される場合は、空気流路にアンテナ
またはアンテナモジュールを一体化することで、意匠形
状に影響を与えることなく、アンテナ及びアンテナモジ
ュールを設置することができる。また、空気流路とアン
テナモジュールを、振動溶着により、同時に自動車内装
品に一体化することで、さらに安価な内装品を得ること
ができる。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、複数のアンテナ部を内
装品の裏側に集約化し一体成形しているので、製造コス
トの低減を図る事が出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による自動車内装品の構成を示す図であ
る。
【図2】本発明による自動車内装品の断面図を示す図で
ある。
【図3】アンテナモジュールの構成を示す図である。
【図4】空気流路にアンテナまたはアンテナモジュール
が一体となった自動車内装品の構成例を示す図である。
【図5】空気流路にアンテナまたはアンテナモジュール
が一体となった自動車内装品の例を示す図である。
【図6】図5の部分断面図の概略を示す図である。
【符号の説明】
1;自動車内装品 2;基材 3;アンテナ 4;通信
装置 5;配線 6;アンテナモジュール 7;保持体
8;空気流路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01Q 1/40 H01Q 1/40 Fターム(参考) 3D020 BA13 BC02 BD05 3D023 BA01 BB01 BC01 BD29 BE02 BE24 BE31 3D044 BA03 BC07 BC13 BD11 BD13 5J046 AA08 AA09 AA10 AA13 QA02 5J047 AA08 AA09 AA10 AA13 EA01

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】自動車用の内装品において、前記内装品の
    基材部の裏側に、複数のアンテナから構成されるアンテ
    ナモジュール部と、前記アンテナモジュール部と前記内
    装品基材部との間に設けられた保持体、とを一体に前記
    基材部に成形されて成ることを特徴とする自動車用内装
    品。
  2. 【請求項2】前記請求項1記載において、車内空調用空
    気流路を形成する樹脂成形部に前記アンテナモジュール
    が一体に成形されていることを特徴とする自動車用内装
    品。
  3. 【請求項3】前記請求項2記載において、車内空調用空
    気流路を形成する樹脂成形部に前記アンテナモジュール
    が振動溶着により一体に成形されていることを特徴とす
    る自動車用内装品。
  4. 【請求項4】自動車用の内装品において、前記内装品の
    基材部と、車内空調用空気流路を形成する樹脂成形部に
    振動溶着により一体に成形され複数のアンテナから構成
    されるアンテナモジュールと、前記アンテナモジュール
    と前記基材部裏面との間にあって前記アンテナモジュー
    ルを支持する保持体とを一体成形して成ることを特徴と
    する自動車用内装品。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102013006056A1 (de) * 2013-04-08 2014-10-09 Audi Ag Anbauteil für ein Kraftfahrzeug und zugehöriges Kraftfahrzeug
JP2016055809A (ja) * 2014-09-11 2016-04-21 スズキ株式会社 緊急通報システムのコントローラーの取付構造
JP2022009218A (ja) * 2016-12-26 2022-01-14 パナソニックIpマネジメント株式会社 電子機器

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2022009218A (ja) * 2016-12-26 2022-01-14 パナソニックIpマネジメント株式会社 電子機器
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