JP2002347190A - 細孔を有する通気性強化不織布およびその用途 - Google Patents

細孔を有する通気性強化不織布およびその用途

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JP2002347190A
JP2002347190A JP2001156203A JP2001156203A JP2002347190A JP 2002347190 A JP2002347190 A JP 2002347190A JP 2001156203 A JP2001156203 A JP 2001156203A JP 2001156203 A JP2001156203 A JP 2001156203A JP 2002347190 A JP2002347190 A JP 2002347190A
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Yoshinobu Tsukamoto
義宣 塚本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通気量および通気圧損失を安定的に保持でき
る細孔を有する通気性強化不織布およびそれを基材とし
て用いた電気掃除機用ホースを提供すること。 【解決手段】 ポリオレフィン高融点成分からなる中間
層の両面にポリオレフィン低融点成分からなる外層を積
層してなる複合フラットヤーンを密に織成し、経緯糸の
交点を熱溶着した織布2とポリオレフィンからなる不織
布3を積層してなる強化不織布であって、孔径が0.1
〜0.3mmの貫通孔10000〜30000個/m
を有し、通気量が下記(1)および(2)を満足する細
孔4を有する通気性強化不織布1であって、かつそれを
基材として外管8の外周面に用いた電気掃除機5に装着
されるホース6である。 (1)差圧が3.0kPa時の通気流量が10〜30cm3
/sec/cm2であって、かつそれぞれの通気流量におけるば
らつき範囲が±20%以内 (2)通気流量が10cm3/sec/cm2時の圧損失が0.5〜
2.0kPaであって、かつそれぞれの圧損失における
ばらつき範囲が±20%以内

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、細孔を有する通気性強
化不織布およびその用途に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、快適な生活環境に対する志向が高
まってきており、家庭内でも電気器具から発生する騒音
などが問題視されるようになってきている。とくに、電
気掃除機からの騒音は、有職主婦の増加にともなって早
朝や夜間に掃除をせざるを得ない状況も増えることによ
り静音化の要望が高まっている。そこで、電気掃除機本
体からの排気をゼロにすることにより騒音を低下させる
とともに、排気による床のゴミの舞い上げを防ぐ機能を
付加するため、ゴミの吸引パイプを内管と外管とからな
る二重管の構造として内管からは従来通りゴミを吸引
し、外管は排気流路として従来掃除機本体からの排気を
外管を経由してゴミの吸入口方向へ循環させる排気循環
構造を搭載した電気掃除機が開発されている。
【0003】上記のような二重管のゴミ吸引パイプにお
いて、パイプの外周面には通常不織布に織布を積層した
強化不織布が用いられており、不織布および織布ともに
適度の通気性を有しているために掃除機本体からの排気
が二重管の外管に誘導されてゴミの吸引口方向へ排出さ
れる途中で適度に外管の表面から通気排出されて排気循
環構造が機能するようにしているものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、不織布
は紡糸された長繊維を延伸しランダムに重ね合わせてウ
エブ結合したもので、通気性はあるものの通気量は部分
的にばらつきがあり、一方織布は経緯糸同士の隙間から
通気するもので同様に通気量にばらつきがあり、これら
を積層した強化不織布は通気量のばらつきは避けられな
いと同時に、通気圧損失にもばらつきを生じ、前記排気
循環構造の機能を安定的に保持し、かつ経済性を満足す
るものは得られていない。
【0005】本発明は、上記の問題点に着目してなされ
たもので、通気量および通気圧損失を安定的に保持でき
る細孔を有する通気性強化不織布およびそれを基材とし
て用いた電気掃除機用ホースを提供することである。
【0006】
【問題を解決するための手段】上記目的を達成するため
になされた本発明の細孔を有する通気性強化不織布は、
ポリオレフィン高融点成分からなる中間層の両面にポリ
オレフィン低融点成分からなる外層を積層してなる複合
フラットヤーンを密に織成し、経緯糸の交点を熱溶着し
た織布とポリオレフィンからなる不織布を積層してなる
強化不織布であって、孔径が0.1〜0.3mmの貫通孔
10000〜30000個/mを有し、通気量が下記
(1)および(2)の性状を満足する構成からなるもの
である。(1)差圧が3.0kPa時の通気流量が10
〜30cm3/sec/cm2であって、かつそれぞれの通気流量
におけるばらつき範囲が±20%以内、(2)通気流量
が10cm3/sec/cm2時の圧損失が0.5〜2.0kPaで
あって、かつそれぞれの圧損失におけるばらつき範囲が
±20%以内。
【0007】また、本発明の電気掃除機用ホースは、上
記細孔を有する通気性強化不織布を基材として外管に用
いてなる構成からなるものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
【0009】本発明に用いられる織布は、ポリオレフィ
ン高融点成分からなる中間層の両面にポリオレフィン低
融点成分からなる外層を積層してなる複合フラットヤー
ンを密に織成し、経緯糸の交点を熱溶着した織布であ
る。
【0010】上記ポリオレフィン高融点成分としては、
延伸効果があり高強力が得られるものが好ましく、か
つ、外層を設ける際に熱劣化を生じないものが望まし
く、具体的には高密度ポリエチレン、中密度ポリエチレ
ン、ポリプロピレンなどが挙げられる。これらのポリオ
レフィンは1種単独または2種以上を組合わせて用いて
も差し支えない。
【0011】上記ポリオレフィン低融点成分としては、
超低密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、直鎖状低
密度ポリエチレン、メタロセン触媒を用いて製造された
エチレンと炭素数3以上のαーオレフィンとのエチレン
・αーオレフィン共重合体、エチレンー酢酸ビニル共重
合体、エチレンーアクリル酸エステル共重合体等のポリ
エチレン系樹脂やプロピレンーエチレンブロックまたは
ランダム共重合体、シンジオタクチックポリプロピレン
等のポリプロピレン系樹脂などを挙げることができる。
これらのポリオレフィンは1種単独または2種以上を組
合わせて用いても差し支えない。
【0012】外層に用いるポリオレフィン低融点成分と
しては、中間層に使用するポリオレフィン高融点成分と
同種・同系の樹脂を使用するのが接着性の点で好まし
い。また、ポリオレフィン低融点成分を積層する際に熱
劣化を起こさないことが好ましく、ポリオレフィン高融
点成分とポリオレフィン低融点成分との融点差が10℃
以上が好ましく、20℃以上がより好ましい。
【0013】上記ポリオレフィンには、本発明の趣旨を
逸脱しない範囲において、酸化防止剤、紫外線吸収剤、
光安定剤、滑剤、帯電防止剤、顔料、無機充填剤、難燃
剤、架橋剤、発泡剤、核剤等の添加剤を配合して用いる
ことができる。
【0014】上記複合フラットヤーンの製造方法は、先
ず、押出機2機に連結された多層フィルム成形ダイスを
用いてTダイ法またはインフレーション法にて中間層は
ポリオレフィン高融点成分からなり両外層はポリオレフ
ィン低融点成分からなる多層フィルムを成形し、所定幅
にスリットした後延伸し、次いで熱処理して複合フラッ
トヤーンを形成する。延伸倍率は好ましくは3〜12
倍、より好ましくは5〜10倍である。延伸倍率が3倍
より小さいと基布の強度が不十分となり、12倍より大
きいと加熱処理による熱収縮が大きくなり好ましくな
い。
【0015】上記複合フラットヤーンの単糸繊度は、5
0〜1000デシテクス(以下、dtと記載)が好まし
く、100〜500dtがより好ましい。単糸繊度が50
dt未満では織布として引張強力などの機械的特性が不充
分となり、1000dtを超えると柔軟性が劣り好ましく
ない。
【0016】上記複合フラットヤーンを経緯糸に用いて
織成し織布を形成する。打込密度は10〜50本/2.
54cmが好ましく、15〜30本/2.54cmがよ
り好ましい。織布の織組織としては、平織、綾織、絡み
織、模紗織など種々の形状が使用されるが、密に織成す
ることが肝要である。経緯糸間に隙間があると通気性や
通気圧損失がばらついて安定的な機能の保持が困難とな
り本発明の目的を達成することができない。
【0017】上記織布においては、経緯糸の交点を熱溶
着することが必要である。経緯糸を密に織成した上に経
緯糸の交点を熱溶着することにより、経緯糸の目ズレを
防止することができるため、織布自体の通気性を低位安
定的に抑制でき、本発明の目的を達成するために効果的
に作用するものである。
【0018】前記不織布は、紡糸、延伸、開繊、接着の
工程を連続的に行なう直接紡糸法により長繊維をランダ
ムに堆積しボンディングして得られるものであり、具体
的には、紡糸可能な熱可塑性樹脂を押出機にて溶融し、
紡糸ノズルから押出された繊維をローラー法またはエア
ジェット法で延伸繊維化するスパンボンド法による不織
布や、溶融樹脂を高圧ガス流とともに紡糸ノズルから噴
射して延伸繊維化するメルトブロー法による不織布や、
紡糸可能な熱可塑性樹脂を溶媒に高温高圧下に熔解した
溶液を紡糸ノズルを通して大気中に放出し、溶媒を気化
させて繊維化するフラッシュ紡糸法による不織布などが
挙げられる。これらのうちでは、成形性、や機械的特
性、通気性にすぐれるスパンボンド不織布が好ましい。
【0019】上記スパンボンド不織布の製造方法は、紡
糸ノズルから押出された糸条をローラー法またはエアジ
ェット法により延伸し、静電気または空気流により延伸
された糸条をからませずに均一に開繊し、開繊された糸
条はネットコンベアまたはネットドラム上に堆積され
る。堆積された糸条はランダムなループに重合し、ウエ
ブ結合工程において熱圧着法、ニードルパンチ法、接着
剤法等により結合される。
【0020】不織布の坪量は、10〜50g/mが好
ましく、15〜30g/mがより好ましい。坪量が1
0g/m未満では強力が弱く強化不織布の目的が達成
できず、50g/mを越えると剛直になり、柔軟性な
どの不織布のすぐれた特徴を発揮することが困難とな
る。
【0021】本発明において、織布と不織布を積層して
強化不織布を形成する方法としては、予め形成された織
布と不織布を熱ロール間を通過させて熱圧着する方法、
あるいは、予め形成された織布の片面にポリオレフィン
で紡糸された長繊維を延伸しランダムに重ね合わせてウ
エブ結合して不織布を形成すると同時に溶着一体化する
方法がある。これらのうちでは、前者が織布の経緯糸同
士の間の隙間が熱圧着される間につぶされて通気性がよ
り低下し、後述する細孔を形成した後に通気量および通
気圧損失のばらつきが低下するので好ましい。
【0022】本発明において、織布と不織布を積層して
なる強化不織布に細孔を形成する方法としては、熱針方
式で穿孔する方法が好ましいがこれに限定されるもので
はない。細孔は規則的な配置、配列であれば如何なる形
式でもかまわない。細孔は表裏面への貫通孔で、孔径は
0.1〜0.3mmであって、0.15〜0.25mmが好
ましく、孔数は10000〜30000個/mを有
し、15000〜25000個/mが好ましい。上記
範囲を外れると、通気流量および圧損失がばらついて本
発明の目的を達成するのが困難となる。
【0023】本発明においては、上記の構成からなる通
気性強化不織布を、JIS L1096に記載のフラジ
ール法に準拠して測定した通気量が、下記(1)および
(2)の性状を満足する構成からなるものが必要であ
る。(1)差圧が3.0kPa時の通気流量が10〜3
0cm3/sec/cm2であって、かつそれぞれの通気流量にお
けるばらつき範囲が±20%以内、(2)通気流量が1
0cm3/sec/cm2時の圧損失が0.5〜2.0kPaであっ
て、かつそれぞれの圧損失におけるばらつき範囲が±2
0%以内である。上記範囲を外れると、本発明の目的で
ある電気掃除機用ホース用としてはその目的を達成する
のが困難となる。
【0024】本発明においては、上記通気性強化不織布
を用いて電気掃除機用ホースを形成する。ホースは内管
および外管からなる二重管を構成し、内管はゴミの吸引
路として用いられ、外管は本体からの排気を本体から誘
導し、ゴミの吸引口方向へ循環させる構成となってお
り、通気性強化不織布は外管の外周面に貼設されて用い
られる。したがって、本体からの排気は本体から排出さ
れて外管を循環してゴミの吸引口までの流路の間に通気
性強化不織布に設けられた細孔から所定通気量で外部へ
排出されて排気循環構造が有効に機能するものである。
この細孔から外部へ排出されるときに通気流量および圧
損失が所定の範囲内でばらつきが抑えられていることが
本発明の重要な特徴である。このばらつきが所定の範囲
内に抑えられていないと、排気循環構造が有効に機能し
なくなり、機器の損傷などにつながり好ましくない。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の細孔を有
する通気性強化不織布は、特定の複合フラットヤーンを
密に織成しかつ経緯糸の交点を熱溶着した隙間をできる
だけ密閉し通気量を低下させた織布と不織布を積層した
強化不織布に特定形状で特定個数の細孔を形成したもの
で、通気流量および圧損失が所定の範囲でかつ所定のば
らつき範囲に制御可能なものである。したがって、この
通気性強化不織布を外管の外周面に用いた電気掃除機用
ホースは、掃除機本体からの排気量の全量を二重管から
構成されるゴミ吸引パイプの外管に誘導し、その安定的
通気性を利用して循環する排気をゴミ吸引パイプの表面
から排出することにより本体からの排気をゼロとし、そ
の結果排気循環構造が効果的に機能し、騒音の発生が低
下し、排気をゼロにすることで排気による床のゴミの舞
い上げを防止するという快適な生活環境に対応するすぐ
れた効果を奏するものである。
【0026】
【実施例】実施例1:まず、複合フラットヤーンを以下
のように成形した。ポリプロピレン(MFR=2.0g
/10min、Tm=163℃)を中間層とし、その両
面に、プロピレンーエチレンランダム共重合体(MFR
=6.0g/10min、Tm=132℃)を外層とし
て、共押出インフレーションフィルム成形法により、厚
みが外層20μm/芯層160μm/外層20μmの3
層構造からなる、幅1mの多層フィルムを製造した。こ
の多層フィルムをスリットし、延伸温度130℃で、延
伸倍率6倍に延伸し、135℃で熱処理して、それぞれ
単糸繊度250dt,400dtの複合フラットヤーンを形
成した。
【0027】上記単糸繊度250dtのフラットヤーンを
経糸に、400dtのフラットヤーンを緯糸に用いて、打
込密度29×17本/2.54cmで平織で密に織成し
た織布2を形成した。ついで、経緯糸の交点を熱溶着し
目止め加工を施した。
【0028】また、不織布を以下のように形成した。プ
ロピレンーエチレンブロック共重合体(MFR=20g
/10min、Tm=145℃)を用いてスパンボンド
不織布3(坪量15g/m)を形成した。
【0029】ついで、前記織布2を上記不織布3を重ね
合わせて熱ロールを用いて熱圧着し強化不織布を形成し
た。このとき、織布2と不織布3が十分熱溶着されると
ともに、織布の経緯糸同士の間の隙間が熱圧着によりつ
ぶされて通気性がより低下するようにしているのが好ま
しい。
【0030】次に、上記強化不織布に、熱針方式で穿孔
して細孔4を形成し通気性強化不織布1を得た。孔径は
0.2mmで、横方向の間隔a=10mm、縦方向の間
隔b=5mmの千鳥模様に配列した細孔を設けた。孔数
は20000個/mで、空孔面積率は0.08%であ
った(図1、図2参照)。
【0031】上記細孔を有する通気性強化不織布1を、
JIS L1096に記載のフラジール法に準拠した方
法で測定した結果、差圧が3.0kPa時の通気流量が
22cm3/sec/cm2±3cm3/sec/cm2以内であって通気流量
のばらつきは良好であった。また、通気流量が10cm3/
sec/cm2時の圧損失は1.1kPa±0.2以内であって
圧損失のばらつきも良好であった。
【0032】上記通気性強化不織布1を本体排気がゼロ
の電気掃除機5に装着された内管7および外管8からな
る二重管に構成されるホース6の外周面において、不織
布側を内面側に、織布側を外面側に配設して用いたとこ
ろ、所定の通気量において、通気流量および圧損失にば
らつきが少なく、循環する排気がホース6の外周面から
所定量の排出が安定的に行われ、その結果本体からの排
気がゼロとなる電気掃除機5に装着されるホース6とし
て好適に用いられた(図3参照)。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1に係る細孔を有する通気性強
化不織布の模式断面図である。
【図2】上記細孔を有する通気性強化不織布における細
孔の配列の一例を示す平面図である
【図3】電気掃除機の外観図およびホース断面を説明す
る部分拡大図である。
【符号の説明】
1 細孔を有する通気性強化不織布 2 織布 3 不織布 4 細孔 5 電気掃除機 6 ホース 7 内管 8 外管 a 細孔の横方向の間隔 b 細孔の縦方向の間隔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3B057 BA02 BA09 4F100 AK03A AK03B AK07 AK64 AL02 AL03 DC11 DG12A DG15B EH20 EJ19 EJ30 EJ37 GB48 GB56 JA04A JD02 YY00 4L047 AA14 BA09 BA23 BB01 CA04 CB01 CB08 CC14 DA00 EA10

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリオレフィン高融点成分からなる中間
    層の両面にポリオレフィン低融点成分からなる外層を積
    層してなる複合フラットヤーンを密に織成し、経緯糸の
    交点を熱溶着した織布とポリオレフィンからなる不織布
    を積層してなる強化不織布であって、孔径が0.1〜0.
    3mmの貫通孔10000〜30000個/mを有
    し、通気量が下記(1)および(2)の性状を満足する
    細孔を有する通気性強化不織布。 (1)差圧が3.0kPa時の通気流量が10〜30cm3
    /sec/cm2であって、かつそれぞれの通気流量におけるば
    らつき範囲が±20%以内 (2)通気流量が10cm3/sec/cm2時の圧損失が0.5〜
    2.0kPaであって、かつそれぞれの圧損失における
    ばらつき範囲が±20%以内
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の細孔を有する通気性強
    化不織布を基材として外管に用いてなる電気掃除機用ホ
    ース。
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