JP2002346864A - サイドロック型ドリル装置 - Google Patents

サイドロック型ドリル装置

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JP2002346864A
JP2002346864A JP2001160387A JP2001160387A JP2002346864A JP 2002346864 A JP2002346864 A JP 2002346864A JP 2001160387 A JP2001160387 A JP 2001160387A JP 2001160387 A JP2001160387 A JP 2001160387A JP 2002346864 A JP2002346864 A JP 2002346864A
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JP
Japan
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drill
mounting hole
holder
fixing screw
shank portion
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Application number
JP2001160387A
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English (en)
Inventor
Nobuyuki Hida
信幸 飛田
Yasuo Hayakawa
泰夫 早川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ドリルホルダとシャンク部との間における切削
液漏れを防止できる構造のサイドロック型ドリル装置を
提供する。 【解決手段】ドリルホルダ2の中心に先端よりドリル装
着孔4を設ける。前記ドリル装着孔4にドリル3のシャ
ンク部5を嵌合する。ドリルホルダ2の側面より前記ド
リル装着孔4にわたって設けた傾斜してねじ孔9を設け
る。該ねじ孔9に固定ねじ10をねじ込み、シャンク部
5に傾斜させて設けた受面11に押し付けることによ
り、ドリル3をドリルホルダ2に固定する。また、別の
態様として、固定ねじ10として先端がテーパー状に形
成されたものを用い、前記シャンク部の側面に設けた傾
斜面に固定ねじ10のテーパー状の先端部を押し付け
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、機械の各種部品に
穿孔するサイドロック型ドリル装置に係り、特にドリル
をドリルホルダに固定する構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のサイドロック型ドリル装置は、ド
リルホルダに設けたドリル装着孔にドリルのシャンク部
を回り止め構造で嵌合し、ドリルホルダの側面より前記
ドリル装着孔にわたって設けたねじ孔に固定ねじをねじ
込んで前記シャンク部を押圧してドリルをドリルホルダ
に固定する構造を有する。また、ドリルホルダにドリル
を固定した状態においては、前記ドリルホルダに設けた
切削液供給孔をドリルに設けた切削液供給孔に連通させ
て、ドリル先端部より切削液を加工部より流出させる。
ここで切削液は、加工部やドリルを冷却することと、切
削抵抗の低下等を目的として供給される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記のように、従来の
サイドロック型ドリル装置は、ドリルホルダの側面より
ドリル装着孔に至るねじ孔に固定ねじをねじ込んで固定
しているが、切削液の漏れに対する配慮が不十分であ
り、シャンク部の基端部と該基端部が当接されるドリル
装着孔の奥部との間の突合せ部に隙間が生じ、この隙間
から切削液が漏れ、このため、加工部への切削液の供給
が不足し、切削液による加工部やドリルの冷却や切削抵
抗の低下の目的が十分に果たせない場合があった。ま
た、この切削液漏れによる加工部への切削液供給不足た
め、ドリルの欠けや折損が起こりやすいという問題点が
あった。また、ドリルとドリル装着孔との間から噴出す
る切削液により作業環境が汚れるおそれがあるという問
題点があった。
【0004】本発明は、上記問題点に鑑み、ドリルホル
ダとシャンク部との間における切削液漏れを防止できる
構造のサイドロック型ドリル装置を提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1のサイドロック
型ドリル装置は、ドリルホルダの中心に先端よりドリル
装着孔を設け、前記ドリル装着孔にドリルのシャンク部
を嵌合すると共に、ドリルホルダの側面より前記ドリル
装着孔にわたって設けたねじ孔に固定ねじをねじ込んで
前記シャンク部を押圧してドリルをドリルホルダに固定
し、該固定状態において、前記ドリルホルダに設けた切
削液供給孔をドリルに設けた切削液供給孔に連通させる
サイドロック型ドリル装置において、前記ねじ孔をその
ドリルホルダの外面側よりドリル装着孔側の方がドリル
装着孔の奥部側となるように傾斜して形成し、前記シャ
ンク部の側面に、前記固定ねじの受面を、前記固定ねじ
に対向する方向に傾斜させて形成したことを特徴とす
る。
【0006】このように、固定ねじのねじ孔とシャンク
部に設けた固定ねじの受面とを、固定ねじのねじ込みに
よってドリルをドリル装着孔の奥部に押し込むように形
成することにより、ドリルのシャンク部の基端部がドリ
ル装着孔の奥部に強固に押し付けられ、シャンク部の基
端部とドリル装着孔の奥部との間に隙間が生じることが
防止され、切削液の漏れを防止することができる。
【0007】請求項2のサイドロック型ドリル装置は、
前記固定ねじとして先端がテーパー状に形成されたもの
を用い、前記シャンク部の側面に、前記固定ねじの先端
の受面を、前記固定ねじがねじ込まれることによりドリ
ルがドリル装着孔内に押し込まれるように傾斜させて形
成したことを特徴とする。
【0008】このように、固定ねじとしてその先端部が
テーパー状に形成されたものを用い、そのテーパー部
を、シャンク部に形成した傾斜面に押し付けることによ
り、固定ねじにねじ込みによってドリルが押し込まれ、
シャンク部の基端部とドリル装着孔の奥部との間に隙間
が生じることが防止され、切削液の漏れを防止すること
ができる。
【0009】請求項3のサイドロック型ドリル装置は、
請求項1または2において、前記ドリルのシャンク部の
基端部とドリル装着孔との間にシール材を設けたことを
特徴とする。
【0010】このようなシール材を設けることにより、
切削液の漏れをより確実に防止することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】図1(A)は本発明によるサイド
ロック型ドリル装置の一実施の形態を示す縦断面図、図
1(B)はそのドリルのシャンク部を示す斜視図であ
る。1はドリルの回転軸、2は該回転軸1に軸心を合わ
せて固定されるドリルホルダ、3はドリルである。ドリ
ルホルダ2は、その中心に先端より設けたドリル装着孔
4を有する。ドリル3はシャンク部5と切削部6とから
なり、前記シャンク部5を前記ドリル装着孔4に回り止
め構造で嵌合して取付けられる。すなわち、シャンク部
5は多角形に形成するかあるいは図1(B)に示すよう
に側面に平面部5aを形成し、ドリル装着孔4はこれら
のシャンク部5の断面形状と同じ断面形状に形成するこ
とにより、回り止めされる。
【0012】前記ドリルホルダ2とドリル3の回転中心
にはそれぞれ切削液供給孔7、8が設けられ、ドリル3
をドリルホルダ2に固定した状態において、切削液供給
孔7、8どうしが連通する。
【0013】9はドリルホルダ2の側面より前記ドリル
装着孔4にわたって設けたねじ孔であり、該ねじ孔9
は、そのドリルホルダ2の外面側よりドリル装着孔4側
の方がドリル装着孔の奥部側となるように傾斜して形成
する。10はねじ孔9にねじ込む固定ねじである。
【0014】一方、図1(B)に示すように、ドリル3
のシャンク部5の側面に、前記固定ねじ10の受面11
を、前記固定ねじ10に対向する方向に傾斜させて形成
する。本実施の形態においては、シャンク部5の側面の
前記平面部5aに前記受面11を形成した例を示す。
【0015】12はシャンク部5の基端部とドリル装着
孔4の奥部の間に設けるゴム製のシール材であり、本実
施の形態ではドリルホルダ2側に設けた凹部13に該シ
ール材12を設けている。
【0016】このドリル装置においては、ドリル3のシ
ャンク部5をドリル装着孔4に嵌合し、ドリルホルダ2
に設けたねじ孔9に固定ねじ10をねじ込み、その先端
をシャンク部5にも受けた受面11に押し付けることに
より、ドリル3のシャンク部5の基端をドリル装着孔4
の奥部のシール材12に押し付ける。
【0017】このような構造とすれば、ドリル3のシャ
ンク部5の基端部がドリル装着孔の奥部側に強固に押し
付けられ、シャンク部の基端部とドリル装着孔の奥部と
の間に隙間が生じることが防止され、切削液供給孔7、
8を通る切削液の漏れを防止することができる。また、
この切削液の漏れ防止は、シール材12を設けることに
よってより確実に行われる。
【0018】このように、切削液の漏れが防止されるの
で、加工部への切削液の供給が不足する事態の発生が防
止され、その結果、ドリルの欠けや折損を防止すること
ができる。また、切削液の漏れによる作業環境の汚染を
防止することができる。
【0019】図2は本発明の他の実施の形態を示す縦断
面図である。本実施の形態は、ねじ孔15にねじ込む固
定ねじ10として先端10aがテーパー状に形成された
ものを用い、一方、シャンク部5の側面に、前記固定ね
じ10の先端10aの受面14を、前記固定ねじ10が
ねじ込まれることによりドリル3がドリル装着孔4内に
押し込まれるように傾斜させて形成している。
【0020】このように、固定ねじ10としてその先端
10aがテーパー状に形成されたものを用い、そのテー
パー部10aを、シャンク部5に形成した傾斜面11に
押し付けることにより、固定ねじ10にねじ込みによっ
てドリル3がドリル装着孔4において押し込まれ、シャ
ンク部5の基端部とドリル装着孔4の奥部との間に隙間
が生じることが防止され、切削液の漏れを防止すること
ができる。なお、本実施の形態においては、シール材1
2をシャンク部5の基端部に設けた溝16に嵌めて取付
けた例を示している。
【0021】この実施の形態においては、ねじ孔15を
ドリルホルダ3の側面に直角をなすように形成してもよ
く、ねじ孔15の加工が容易になるという利点がある。
【0022】
【発明の効果】本発明によれば、切削液の漏れが防止さ
れるので、加工部への切削液の供給が不足する事態の発
生が防止され、その結果、ドリルの欠けや折損を防止す
ることができる。また、切削液の漏れによる作業環境の
汚染を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本発明によるサイドロック型ドリル装
置の一実施の形態を示す縦断面図、(B)はそのシャン
ク部の斜視図である。
【図2】本発明によるサイドロック型ドリル装置の他の
実施の形態を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1:回転軸、2:ドリルホルダ、3:ドリル、4:ドリ
ル装着孔、5:シャンク部、6:切削部、7、8:切削
液供給孔、9、15:ねじ孔、10:固定ねじ、11、
14:受面、12:シール材、13:凹部、16:溝

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ドリルホルダの中心に先端よりドリル装着
    孔を設け、 前記ドリル装着孔にドリルのシャンク部を嵌合すると共
    に、ドリルホルダの側面より前記ドリル装着孔にわたっ
    て設けたねじ孔に固定ねじをねじ込んで前記シャンク部
    を押圧してドリルをドリルホルダに固定し、 該固定状態において、前記ドリルホルダに設けた切削液
    供給孔をドリルに設けた切削液供給孔に連通させるサイ
    ドロック型ドリル装置において、 前記ねじ孔をそのドリルホルダの外面側よりドリル装着
    孔側の方がドリル装着孔の奥部側となるように傾斜して
    形成し、 前記シャンク部の側面に、前記固定ねじの受面を、前記
    固定ねじに対向する方向に傾斜させて形成したことを特
    徴とするサイドロック型ドリル装置。
  2. 【請求項2】ドリルホルダの中心に先端よりドリル装着
    孔を設け、 前記ドリル装着孔にドリルのシャンク部を嵌合すると共
    に、ドリルホルダの側面より前記ドリル装着孔にわたっ
    て設けたねじ孔に固定ねじをねじ込んで前記シャンク部
    を押圧してドリルをドリルホルダに固定し、 該固定状態において、前記ドリルホルダに設けた切削液
    供給孔をドリルに設けた切削液供給孔に連通させるサイ
    ドロック型ドリル装置において、 前記固定ねじとして先端がテーパー状に形成されたもの
    を用い、 前記シャンク部の側面に、前記固定ねじの先端の受面
    を、前記固定ねじがねじ込まれることによりドリルがド
    リル装着孔内に押し込まれるように傾斜させて形成した
    ことを特徴とするサイドロック型ドリル装置。
  3. 【請求項3】請求項1または2のサイドロック型ドリル
    装置において、 前記ドリルのシャンク部の基端部とドリル装着孔との間
    にシール材を設けたことを特徴とするサイドロック型ド
    リル装置。
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