JP2002346547A - 微細気泡発生装置 - Google Patents

微細気泡発生装置

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JP2002346547A JP2001157960A JP2001157960A JP2002346547A JP 2002346547 A JP2002346547 A JP 2002346547A JP 2001157960 A JP2001157960 A JP 2001157960A JP 2001157960 A JP2001157960 A JP 2001157960A JP 2002346547 A JP2002346547 A JP 2002346547A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 深い水槽にも簡便に実施できる微細気泡発生
装置の提供。 【解決手段】 一方端が開口され他方端が閉口された円
筒形状で、開放端にはフランジ部23を設け水槽底面T
2に取付ける蓋体2と、先端部には蓋体円筒面に沿って
アウターマグネット部32が複数の磁石を並設して形成
し、基端部には蓋体円筒軸を回転軸にしてアウターマグ
ネット部32を回転させるモータ部31を形成する駆動
部3と、基端部は蓋体2内の円筒内面でアウターマグネ
ット部32の磁石に対峙させて複数のインナーマグネッ
ト部41を設け、先端部は攪拌部42を形成し、アウタ
ーマグネット部32の回転に連れて回転する攪拌フィン
4と、攪拌フィン4の攪拌部中心に気体を供給可能な供
給管5と、攪拌フィン4の回転外方に設けられ、攪拌フ
ィン4の攪拌を邪魔するステータ6とから構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 この発明は、淡水或は海水
中に発生する汚濁質等を取り除く水中懸濁質除去に用い
る気泡発生装置に係り、詳細には、汚濁質等が混入した
淡水或は海水中に空気を送り込んで気泡を発生させ、気
泡に汚濁質を付着させて浮上させ、付着して上部に上昇
した気泡を取り除くことで水中の懸濁質を浄化する泡沫
浮遊選別を行うための気泡発生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】 淡水或は海水中に発生した懸濁質を除
去する方法として、浄化する水中に気泡を発生させて気
泡に懸濁質を付着させ、懸濁質が付着した状態で浮上し
た気泡を除去する泡沫浮遊分離法が用いられた。例え
ば、観賞魚等の淡水魚或は海水魚の飼育においては、飼
育槽内の飼育水が、魚に与えた餌の残りや飼育魚の排泄
する糞等の分解或は溶解によって発生する懸濁質を含み
汚濁してしまう。そして、飼育槽の汚濁水は、飼育魚に
悪影響を及ぼし、放置しておくと飼育魚の生命に関わる
事態となるので、飼育水は定期的に交換するか、懸濁質
を取除かなければならない。しかしながら、飼育水を定
期的に交換する方法は、比較的短い期間毎に行わなけれ
ばならず、交換するのが手間のかかる仕事であった。
【0003】そこで、飼育水交換の手間を少しでも解消
するために、飼育水を汲み上げ、濾過材を通して懸濁質
を濾過し、再び飼育槽内に戻してあげる方法や、飼育水
中に気泡を発生させ、気泡に懸濁質を付着させ、懸濁質
の付着した気泡を除去することで、効率よく懸濁質のみ
を除去する泡沫浮遊分離法が採用されていた。この泡沫
浮遊分離法を用いるには、懸濁液中に微細な気泡と比較
的大きな気泡とを発生させ、発生した微細気泡と比較的
大きな気泡とを懸濁液中に浮遊させて懸濁質を付着浮上
させる必要がある。
【0004】そこで、発明者は、この微細気泡及び比較
的大きな気泡を発生させるために、図9に表すような、
微細気泡発生装置を提供した。即ち、微細気泡発生装置
110は、駆動モータである駆動部111が駆動軸11
2を下方へ向け水槽101の上部フレーム102上に固
定され、駆動軸112には中空のパイプである回転筒1
13を駆動軸112に固定する。従って、回転筒113
は駆動軸112が回転することで回転する。回転筒11
3は、下端が水槽101の下部に位置するよう水槽10
1内に挿入される。そして、水槽101内の懸濁液に浸
からない上端には、吸気口114が穿設され、回転筒1
13下端と導通され、開口される下端が排気口115を
形成する。又、回転筒113の排気口115には、上下
に対向する円盤状の板状体間に、板状体中心から放射状
に羽根板が固定された攪拌フィン116が取付けられ、
排気口115から排気される外気が、攪拌フィン116
の上下に対向した円盤状の板状体間から水槽内へ排出可
能に形成される。
【0005】従って、回転筒113が駆動軸112の回
転に伴って回転されると、攪拌フィン116付近に負圧
が生じ、吸気口114から外気が吸い込まれ、排気口1
15、攪拌フィン116から水槽101内に供給される
こととなる。しかしながら、回転筒113の回転によっ
て発生した負圧によって水槽101内に外気が供給され
ても、外気は気泡にはなるものの、微細気泡は発生し難
く、又、攪拌フィン116の回転に伴い水槽101内の
懸濁水も回転してしまうので、水槽内に大きな渦が発生
してしまう。
【0006】そこで、攪拌フィン116同様、上下に対
向する円盤状の板状体間に、板状体中心から放射状に羽
根板が固定された構造で、攪拌フィン116を内部に位
置できる大きさのステータ117を、攪拌フィン116
を包含するように設ける。そして、ステータ117は回
転させずに、水槽101内で固定させる。即ち、ステー
タ117の上部には、回転筒113を内包する固定筒1
18を、駆動部111に回転しないように固定する。こ
のように固定することで、ステータ117は攪拌フィン
116を包含した状態で回転せずに位置する。従って、
攪拌フィン116が回転されて供給された外気は、供給
された後攪拌フィン116及びステータ117の羽根板
によって細かく砕かれ、微細気泡を発生する。更に、ス
テータ117が回転しないので、ステータ117の羽根
板が回転を邪魔して懸濁水の回転を抑制する。
【0007】このように、形成される従来例の微細気泡
発生装置110によって発生される微細気泡は、懸濁水
中で懸濁質を付着し、発生後も微細気泡が破壊されずに
付着した汚濁物質を水槽101上部に集合しやすい微少
な径からなり、詳細には、発生される微細気泡中には直
径0.5mm以下の気泡Bを多く含むように発生される
が、直径2mmより小径な気泡Bであれば懸濁質を付着
して上昇し、且つ、上昇後も破裂することなく懸濁水中
に浮遊出来る。又、気泡Bの径が大きいと、上昇後破裂
してしまい、付着していた懸濁質が再び懸濁水中に溶融
して、懸濁質を効率よく除去することが困難であると共
に、破裂しなくとも、懸濁水中を横方向へよく移動して
浮遊することなく、その浮力により直ちに浮上してしま
い、懸濁水中で広く懸濁質を除去できない。一方、微細
気泡は、上昇し難く、横方向へ広い範囲によく広がり、
懸濁水中の懸濁質を効率よく付着可能である。又、微細
気泡だけでは、よく浮遊する一方で、上昇し難いので、
懸濁水中に広く拡散してしまい集泡が困難であるが、微
細気泡と共に比較的大きな気泡が適度に発生されること
で、比較的大きな気泡が浮上することによって懸濁水中
に水流が発生され、微細気泡が発生した付近に浮遊して
くると、上昇流によって或は大きな気泡に付着する等し
て上昇することとなり、懸濁質を効率よく除去可能とな
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】 上述のように、従来
例に表す微細気泡発生装置によって懸濁質を懸濁水上部
に集めることは可能となる。しかしながら、従来例によ
ると、例えば、実施される水槽が深いと、回転筒の長さ
を長くしなければならない。そして、回転筒が長くなる
と、回転筒が上部でのみ支えられているので、下部が振
動して回転時にぶれが生じ、破損し易いという問題点を
有した。
【0009】更に、大きな飼育槽内に設置して用いるた
めに大量の微細気泡を発生可能とするには、大型の微細
気泡発生装置が必要となり、装置が大きくなると共に重
量が増大してしまい、装置を設置する際には装置の重量
及び振動に耐えるだけの飼育槽の強度を要するという問
題点を有した。
【0010】更に又、懸濁水内に気泡として供給する気
体がオゾン等回転駆動部を形成する金属に悪影響を及ぼ
す気体の場合には、気泡となったオゾン等の気体が上方
へ浮上する過程で回転駆動部を形成する金属に付着して
腐食を早めてしまうという問題点を有した。
【0011】又、水槽上部から下部にかけて微細気泡発
生装置が載置されるので、例えば、観賞魚を飼育する水
槽内に設置する場合等は、見かけが悪くなるという問題
点を有した。
【0012】そこでこの発明は、これら問題点に鑑み、
水槽内の外観を損なわず、水槽に重量による負担をかけ
ず、且つ、深い水槽にも簡便に実施可能な微細気泡発生
装置を提供することを課題とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】 この発明は、
【0014】水槽底部に設けられ、複数の羽根板が回転
軸に対し放射状に設けられて回転可能な攪拌部を形成し
てなる攪拌フィンと、攪拌フィンの下部に設けられ、攪
拌フィンを回転させる駆動部と、一端が攪拌部の回転中
心に位置されて開口され、他端が水槽内の攪拌部へ供給
する気体に開口され、他端の開口した気体を攪拌部へ供
給可能な供給管と、からなることを特徴とする微細気泡
発生装置、
【0015】及び
【0016】水槽外部に設けられ、水槽内部側に設けら
れる従動部に回転駆動力を提供する駆動部と、水槽内部
に設けられ、一端は駆動部から駆動力を受領して回転可
能な従動部を形成し、他端は複数の羽根板からなる攪拌
部を形成し、駆動部からの駆動力により水槽内で回転す
る攪拌フィンと、一端が攪拌フィンの攪拌部中心に位置
されて開口され、他端が水槽外に開口され、水槽外部の
気体を水槽内の攪拌部へ供給可能な供給管と、からなる
ことを特徴とする微細気泡発生装置、
【0017】及び、
【0018】一方の端部が閉塞され他方の端部が開口さ
れた円筒形状からなり、開口された側面には水槽底面に
取付可能なフランジ部が設けられる蓋体と、水槽底面の
蓋体外部に設けられ、先端部には蓋体円筒面の円周方向
に沿って磁極が交互になるよう複数の磁石が並設される
アウターマグネット部を形成し、アウターマグネット部
を、基端部にはアウターマグネット部を蓋体円筒軸と回
転軸を同じくして回転させるモータ部を形成する駆動部
と、基端部は蓋体内に設けられ、蓋体の円筒内面に沿っ
て複数の磁石を磁極が交互になるよう複数設けられるイ
ンナーマグネット部を形成し、先端部は蓋体から水槽内
に突設され、複数の羽根板からなる攪拌部を形成し、ア
ウターマグネット部の回転に連れて回転される攪拌フィ
ンと、一端が開口されて攪拌フィンの攪拌部中心に位置
され、他端は水槽外に開口され、気体を水槽内の攪拌部
へ供給可能な供給管と、からなることを特徴とする微細
気泡発生装置、
【0019】及び、
【0020】一方の端部が閉塞され他方の端部が開口さ
れた円筒形状からなり、開口された側面には水槽底面に
取付可能なフランジ部を設けられる蓋体と、水槽底面の
蓋体外部に設けられ、先端部には蓋体円筒面の円周方向
に沿って磁極が交互になるよう複数の磁石が並設される
アウターマグネット部を形成し、アウターマグネット部
を、基端部にはアウターマグネット部を蓋体円筒軸と回
転軸を同じくして回転させるモータ部を形成する駆動部
と、基端部は蓋体内に設けられ、蓋体の円筒内面に沿っ
て複数の磁石を磁極が交互になるよう複数設けられるイ
ンナーマグネット部を形成し、先端部は蓋体から水槽内
に突設され、複数の羽根板からなる攪拌部を形成し、ア
ウターマグネット部の回転に連れて回転される攪拌フィ
ンと、一端が開口されて攪拌フィンの攪拌部中心に位置
され、他端は水槽外に開口され、気体を水槽内の攪拌部
へ供給可能な供給管と、攪拌フィンの回転外方に設けら
れ、攪拌フィンの攪拌を邪魔する板状体を立設してなる
ステータと、からなることを特徴とする微細気泡発生装
置、
【0021】を提供する。そして、この発明の作用は以
下の通りである。駆動部が回転すると、複数の羽根板か
らなる攪拌部が回転して水槽内を攪拌し、攪拌部付近に
は負圧が発生する。すると、供給管の一端が攪拌フィン
の攪拌部の回転中心に開口しており、他端が水槽外に開
口しているので、負圧によって外気が供給管内を通り水
槽内へ吸引される。そして、吸引された気体は、回転し
ている攪拌部の羽根板によって攪拌されて分断され、大
きな気泡と共に微細気泡を発生する。
【0022】蓋体によって水槽内外が分離される場合に
は、蓋体が水槽底面に取付けられて水槽内外を分離し、
分離された水槽外部には、駆動部が設けられ、更に、分
離された水槽内部には、駆動部が駆動すると回転駆動可
能に攪拌フィンが設けられる。
【0023】駆動部が駆動すると、分離された水槽内部
では攪拌フィンの基端部である従動部が駆動部によって
回転駆動される。従動部が回転すると、攪拌フィンの先
端部である攪拌部も回転するので、攪拌部を形成する羽
根板が回転する。そして、羽根板の回転によって水槽内
は攪拌され、攪拌部付近に負圧を発生する。すると、発
生した負圧により、攪拌部中心に開口した供給管から水
槽外部の気体が吸引される。吸引された気体は、回転し
ている攪拌部の羽根板によって攪拌されて分断され、大
きな気泡と共に微細気泡を発生する。
【0024】蓋体がフランジ部を形成する円筒形からな
り、駆動部がアウターマグネット部及びモータ部からな
り、攪拌フィンがインナーマグネット部及び攪拌部から
なる場合には、蓋体のフランジ部が水槽底面に取付けら
れ、駆動部は水槽外に位置され、攪拌フィンは水槽内の
底部に位置される。駆動部のモータ部が回転してアウタ
ーマグネット部が回転する。すると、蓋体内に設けられ
た攪拌フィンのインナーマグネット部が回転され、攪拌
フィンの先端部に形成する攪拌部も回転する。攪拌部が
回転すると、攪拌部の回転に伴い、水槽内の攪拌部付近
に負圧を生ずる。
【0025】すると、供給管は、一端が攪拌フィンの攪
拌部中心に、他端が水槽外に夫々開口されているので、
攪拌部付近に生じた負圧によって水槽外の気体が供給管
を経由し水槽内に吸引されて供給される。水槽内に吸引
された気体は、攪拌部に設けた羽根板の回転によって攪
拌されて分断され、大きな気泡と共に微細気泡を発生す
る。攪拌フィンの回転外方にステータを設けた場合に
は、水槽内の液体が攪拌フィンの回転に伴って起こる連
れ回りが、ステータによって抑制されることとなる。
【0026】
【発明の実施の形態】 以下に、この発明の実施の形態
を図面に基づき説明する。図1はこの発明の実施の形態
を水槽に実施した状態を表す説明図であり、図2は図1
の一部拡大断面説明図であり、図3は気泡の状態を表す
説明図であり、図4は第2の実施の形態を表す説明図で
あり、図5は第3の実施の形態を表す説明図であり、図
6は第4の実施の形態を表す説明図であり、図7は第4
の実施の形態を表す拡大断面説明図であり、図8は第5
の実施の形態である。
【0027】1は、この発明の実施の形態である微細気
泡発生装置である。微細気泡発生装置1は、図1に表す
ように、水槽Tの底面に設置される。水槽Tは、円筒形
状からなり、水槽T内には汚濁水である飼育水Wを所定
量満たしてなる。水槽T上部には、微細気泡発生装置1
によって発生した気泡と共に飼育水W中の汚濁物質を除
去する泡沫分離部T1が設けられ、発生した気泡Bと共
に汚濁物質を除去可能である。水槽Tの底面には微細気
泡発生装置1を取付けるための取付孔を穿設した取付部
T2を設ける。この実施の形態では、水槽Tは、魚など
を飼育している飼育水槽(図示せず)の外部に設け、給
水口T3から飼育水槽(図示せず)から飼育水Wを引き
込んで泡沫分離処理して浄化し、浄化された飼育水Wを
排水口T4から再び飼育水槽(図示せず)へ戻すよう形
成する実施の形態を説明するが、水槽Tが飼育水槽を形
成しても良い。即ち、飼育水槽に微細気泡発生装置1を
取付けるように形成する実施の形態であっても良い。
尚、水槽Tの形状は円筒形状でなくとも良く、実施の場
所や製造の都合によって箱形等他の形状としても良い。
【0028】微細気泡発生装置1は、水槽Tの飼育水W
中に微細気泡B1を含む気泡Bを発生させ、大きな気泡
B2の浮力によって大量の気泡Bを飼育水W上部へ浮上
させ、気泡Bを泡沫分離部T1へ押し上げて供給し、泡
沫分離部T1内に気泡Bに付着して回収された汚濁物質
を除去可能である。
【0029】以下、微細気泡発生装置1の詳細を説明す
る。微細気泡発生装置1は、一方の端部が閉塞された円
筒形状からなる蓋体2と、蓋体2の水槽T外側に設ける
駆動部3と、水槽T内から蓋体2の円筒部内に設置され
る攪拌フィン4と、攪拌フィン4の上部から水槽T内へ
外気を供給可能な供給管5と、攪拌フィン4の外方に設
けられるステータ6とからなる。
【0030】蓋体2は、水槽T底面に固定して水槽T内
外を水密状態に分離可能である。蓋体2は、円筒体21
の一方の開口を密閉固定して蓋体下面22を形成し、円
筒体21の上端縁部に鍔状のフランジ部23を形成して
なる。そして、フランジ部23は水槽T底面に設けた取
付部T2に水密に固定する。この時、水密に固定するた
めに取付部T2とフランジ部23との間にパッキン等を
挟み水密状態を形成しても良く、樹脂等によって水密状
態を形成しても良い。この実施の形態では、泡沫分離に
よって浄化する対象が飼育水Wなので、蓋体2は水密状
態に水槽Tに取付ければ足りるが、浄化対象が工場排水
や工作機械の切削油等他の液体である場合には、少なく
も、浄化対象の液体が漏洩しないように取付ければ足り
る。
【0031】駆動部3は、駆動部3が駆動することで従
動する従動部である攪拌フィン4に回転駆動力を提供す
る。駆動部3は、モータ部31と、アウターマグネット
部32とからなる。モータ部31は、駆動軸が蓋体底面
22の中央下部に位置するよう水槽T底面に固定され、
供給される電力によって回転する。アウターマグネット
部32は、蓋体2の円筒体21径より稍径大の円周上に
磁極が交互になるよう磁石を並設して形成し、磁石が蓋
体2の円筒体21に下方から被さるように設置され、並
設する磁石の回転中心にモータ部31の駆動軸が連結さ
れてなる。従って、モータ部31が駆動して駆動軸が回
転すると、アウターマグネット部32は、蓋体2の円筒
体21の周りで回転する。
【0032】攪拌フィン4は、駆動部3の駆動によって
回転する従動部であり、インナーマグネット部41と、
攪拌部42とからなり、蓋体2の水槽T内部側に設置す
る。攪拌フィン4のインナーマグネット部41は、蓋体
2の円筒体21内に設けられ、蓋体2の円筒体21外に
設置されたアウターマグネット部32の各磁石と対峙す
るように、複数の磁石を磁極が交互になるようフィン回
転軸43の一端に並設固定する。フィン回転軸43の他
端は、円筒体21上部開口から水槽内に突設され、攪拌
部42が固定される。攪拌部42は、フィン回転軸43
の上端に円板45を中心を同じくして固定し、更に、フ
ィン回転軸43の軸に対して放射方向に複数の羽根板4
4を設置し、更に複数の羽根板44の上部を円板45で
挟みフィン回転軸43に固定してなる。即ち、軸に放射
状に設置された複数の羽根板44を上下から円板45で
挟んでフィン回転軸43に固定してなる。そして、羽根
板44上部の円板45中央には、攪拌部42へ外気を吸
引するために供給管5の先端を開口させる開孔46を穿
設する。
【0033】ステータ6は、邪魔板61と、下部固定板
62と、上部固定板63とからなる。ステータ6の邪魔
板61は、羽根板44同様にフィン回転軸43の軸に対
して放射方向に、且つ、羽根板44に対しフィン回転軸
43とは反対側に複数設置される。そして、複数の邪魔
板61は、各邪魔板61下部がドーナツ状の円板からな
る下部固定板62によって連結固定され、更に、下部固
定板62の下面を水槽T底面に固定することで水槽T底
面に固定する。又、複数の邪魔板61上部は、円盤状の
板体である上部固定板63によって連結固定される。上
部固定板63の中央には、供給管5を固定するための固
定孔64を穿設すると共に、他の位置には通水孔65を
穿設する。通水孔65は、攪拌フィン4が回転すると、
上部固定板63の上部から攪拌フィン4の回転中心から
の放射方向へ水流を生成し、気泡Bをより効率よく発生
可能である。従って、通水孔65は、適宜な大きさ及び
量を設ければ良く、更には、固定孔64の一部を開口す
る等して形成しても良い。
【0034】供給管5は、筒状体からなる。供給管5
は、先端を攪拌部42に穿設した開孔46に開口して供
給口51を形成し、他端を水槽T底面から水槽T外を経
て水槽Tより上方へ開口して吸気口52を形成する。こ
のように、先端部である供給口51を水槽T底部に開口
し、他端である吸気口52を水槽Tより上方に開口する
ことで、水槽T内の飼育水Wは供給管5を経由して水槽
T外へ溢れ出すことはない。そして、水槽T底面で水槽
T内から水槽T外へ貫通する貫通箇所はパッキング等に
よって水密に密閉される。勿論コーキング材等によって
水密状態を保持しても良い。
【0035】上述のように形成する第1の実施の形態の
作用を説明する。水槽T内には、飼育水Wが所定位置ま
で満たされている。そして、水槽T内に満たされた飼育
水Wは、給水口T3及び排水口T4によって飼育水槽
(図示せず)と飼育水Wの交換を行っており、この交換
は、常に少量ずつ交換しても良く、或は、所定時間水槽
T内で浄化後に一気に交換するようにしても良い。この
実施の形態では、常に少量ずつ交換するように形成す
る。
【0036】駆動部3のモータ部31に電力が供給され
てモータ部31が回転駆動すると、モータ部31の回転
軸に固定されたアウターマグネット部32が回転され
る。アウターマグネット部32は、蓋体2の円筒体21
外で回転することとなる。すると、アウターマグネット
部32と蓋体2の円筒体21を挟んで対峙するインナー
マグネット部41は、アウターマグネット部32の各磁
石の磁極と異なる磁極の磁石がアウターマグネット部3
2と対峙したときには引力が発生し、同極が対峙したと
きには斥力が発生するので、アウターマグネット部32
の回転に伴ってインナーマグネット部41も回転を開始
し、アウターマグネット部32の回転と同期して従属回
転する。インナーマグネット部41が回転することで、
フィン回転軸43によって連結固定されている攪拌部4
2も回転する。
【0037】攪拌フィン4の攪拌部42が回転すると、
羽根板44によって攪拌フィン4付近の飼育水Wが攪拌
されて負圧が生ずる(この負圧は、攪拌フィン4付近の
飼育水Wが攪拌フィン4から遠ざかる方向に急激に移動
されるよう攪拌によって作用され生ずるものと思われ
る)。攪拌フィン4の周りに負圧が生ずると、供給管5
の吸気口52から吸引された外気が、供給管5を経由し
て供給口51から水槽内に吸引される。そして、吸引さ
れた外気は、攪拌フィン4の攪拌部42によって攪拌さ
れることとなり、その結果、図3に表すように、細かい
気泡、即ち微細気泡B1と、比較的大きな気泡B2とに
され、飼育水W内に供給されることとなる。
【0038】攪拌フィン4が回転を続けると、水槽T内
の飼育水W全体も連れ回りを起こそうとするが、ステー
タ6が攪拌フィン4の回転外側に固定設置されているた
め、ステータ6の邪魔板61が水槽T内の飼育水Wの連
れ回りを抑制して整流機能を果たす。又、攪拌フィン4
が回転しステータ6が制止しているので、羽根板44と
邪魔板61との間で吸引された外気が細かく砕かれるこ
ととなる。
【0039】尚、この実施の形態で使用される飼育水W
は海水のような塩分濃度の濃くない淡水なので、飼育水
Wに比較的径小な微細気泡B1を発生しにくいと共に、
発生された気泡Bが比較的早期に上昇し破裂してしま
う。そこで、攪拌フィン16で発生する微細気泡B1
は、飼育水W中で汚濁物質を付着し、発生後も微細気泡
B1が破壊されずに付着した汚濁物質を水槽T上部に集
合しやすい微少な径からなり、詳細には、発生される微
細気泡B1中には直径0.5mm以下の気泡Bを多く含
むように発生される微細気泡発生装置1であることが望
ましいが、直径2mmより小径な気泡Bであれば汚濁物
質を付着して上昇し、且つ、上昇後も破裂することなく
泡沫分離部T1下部に集合され、微細気泡B1を含む飼
育水Wの含有汚濁物質濃度を水槽2下部に比し濃くする
ことが可能なので、直径2mm以下の気泡Bを発生可能
であれば汚濁物質を除去するための微細気泡発生装置1
として機能する。そして、より小径な微細気泡B1が含
まれる気泡Bを発生させる微細気泡発生装置1を用いる
ことで、更に効率よく浄化させることができる。尚、詳
述しないが、飼育水Wは淡水に限定されるものではな
く、家庭用排水等他の汚濁水でも良い。
【0040】尚、気泡Bの径が大きいと、上昇後破裂し
てしまい、付着していた汚濁物質が再び汚濁水中に戻
り、汚濁水Wの泡沫分離部T1下部に汚濁物質を効率よ
く集めることが困難であると共に、図3に表すように、
破裂しなくとも、飼育水W中を横方向へよく移動して浮
遊することなく、その浮力により直ちに浮上してしま
い、飼育水W中で広く汚濁物質を除去できない。一方、
微細気泡B1は、図3に表すように、上昇し難く、横方
向へ広い範囲によく広がり、飼育水W中の汚濁物質を効
率よく付着可能である。
【0041】又、微細気泡B1だけでは、よく浮遊する
一方で、上昇し難いので、飼育水W中に広く拡散してし
まい飼育水W上部への集泡が困難であるが、微細気泡B
1と共に比較的大きな気泡B2が適度に発生されるの
で、比較的大きな気泡B2が浮上することによって微細
気泡発生装置1上部に下方から上方への水流が発生さ
れ、微細気泡B1が微細気泡発生装置1の上部へ浮遊し
てくると、上昇流によって、或は大きな気泡B2に付着
する等して上昇することとなる。
【0042】このように、発生された微細気泡B1は飼
育水W中に広く拡散されて浮遊し、飼育水W中の汚濁物
質を付着する。そして、飼育水W中の微細気泡発生装置
1上部で比較的大きな気泡B2の浮上によって、或は、
同気泡B2に付着して、比較的大きな気泡B2と共に上
昇する。
【0043】上昇した気泡Bは、飼育水W上部、即ち、
泡沫分離部T1下部に位置してやがて積層される。更に
気泡Bが積層されると、やがて、泡沫分離部T1の中央
に設け排泡孔T5から泡沫分離部T1内へ集泡される。
そして、泡沫分離部T1内に集泡された気泡Bは、分離
棚T6を逆ロート状に傾斜させて設けることにより、気
泡Bに汚濁物質と共に付着して集泡された水分のみが分
離棚T6の傾斜に沿って水槽T内面側へ移動し、水槽T
内面と逆ロート状に形成した分離棚T6との間に設ける
回収間隙T7から再び水槽T内の飼育水Wへ戻される。
この現象は、順次排泡孔T5から新しい気泡Bが集泡さ
れるので、泡沫分離部T1内の気泡B密度が上昇し、集
泡された気泡B相互が結び付いて順次一つの大きな気泡
Bを形成していくので、更には、気泡相互の境界膜がな
くなりるので、付着していた水分が大きくなり気泡膜か
ら離脱するものと考えられる。
【0044】この時、戻される水分は、汚濁物質が気泡
Bに付着して泡沫分離部T1に残るので、浄化されて再
び水槽Tへ戻され、飼育水Wは浄化される。一方、泡沫
分離部T1に残った気泡Bは、順次水槽T内から排泡孔
T5を経由して新たな気泡Bが集泡されてくるので、や
がて泡沫分離部T1内には収まりきらなくなり、泡沫分
離部T1上部に設ける廃棄口T8から気泡Bが溢れるよ
うに廃棄されることとなる。
【0045】次いで、第2の実施の形態を図4に基づき
説明する。第2の実施の形態の蓋体2、攪拌フィン4、
供給管5、及び、ステータ6は、第1の実施の形態同様
である。
【0046】第2の実施の形態の駆動部3は、図4に表
すように、複数の界磁コイル33と、励磁制御部34と
からなる。各界磁コイル33は、攪拌フィン4に設けた
各インナーマグネット部41と対向するように、蓋体2
の円筒体21表面に固定される。励磁制御部34は、界
磁コイル33に所定の周期で逆極となる電圧を印加して
励磁電流を通電可能であり、通電された界磁コイル33
は所定周期で、発生する磁界の方向を逆向きにする動作
を繰返すこととなる。そして、更に、励磁制御部34
は、隣り合う界磁コイル33相互が異なる方向に磁界を
発生するように円圧を印加して励磁電流を通電可能であ
り、隣り合う界磁コイル33相互が所定の周期で常に逆
方向の磁界を発生することとなる。その他は第1の実施
の形態同様である。
【0047】このように形成する第2の実施の形態の作
用を説明する。励磁制御部34が所定周期で順次逆極の
電圧を印加することで、界磁コイル33相互の発生する
磁界の方向は逆向きとなる。そして、隣り合う界磁コイ
ル33は、夫々逆極の電圧を印加されるので、励磁電流
によって発生する磁界の方向は隣り合う界磁コイル33
毎に異なる。このように界磁コイル33が励磁される
と、界磁コイル33と対向して蓋体2の内部に位置され
る攪拌フィン4のインナーマグネット部41は、モータ
の原理によって回転される。
【0048】インナーマグネット部41が回転すると、
第1の実施の形態同様、攪拌部42も回転し、以下第1
の実施の形態同様の作用を呈する。
【0049】以下に、第3の実施の形態を図5に基づき
説明する。第3の実施の形態は、第1及び第2の実施の
形態におけるステータ6を、微細気泡発生装置1には設
けずに、水槽T内壁から水槽中心方向へ板状体を固定し
て邪魔板61として設けた実施の形態であり、それ以外
は第1の実施の形態同様である。勿論、第2の実施の形
態に邪魔板61を設け、それ以外を第2の実施の形態同
様にしても良い。従って、第1の実施の形態及び第2の
実施の形態では、ステータ6が整流作用を呈して連れ回
りを抑止したが、第3の実施の形態では、邪魔板61に
よってステータ6同様に連れ回りを抑制可能となる。
【0050】次いで、第4の実施の形態を図6及び図7
に基づき説明する。第4の実施の形態における微細気泡
発生装置1は、駆動部3と、攪拌フィン4と、供給管5
と、ステータ6とからなり、家庭用等の比較的小さな水
槽T内に設置した例を表す。水槽Tの上部には濾過装置
T9が設けられ、濾過装置T9内に揚水された飼育水を
濾過して再び水槽T内に戻すことが可能である。濾過装
置T9への揚水は、漏斗を上下逆にした形状からなり微
細気泡発生装置1の上方に位置される集泡器T10と、
集泡器T10の上部に設置され集泡器T10から集泡し
た気泡Bを飼育水Wと共に汲上げる揚水ポンプT11と
によって行われ、集泡器T10内に集泡された気泡Bが
濾過装置T9に揚水される。微細気泡発生装置1の駆動
部3は、モータ部31が水中モータからなり、供給され
る電力によって回転軸35を回転可能である。駆動部3
は、回転軸35を駆動部3上部から上方に突出させて設
け、垂直軸を回転軸として回転可能に設置される。攪拌
フィン4は、インナーマグネット部41を有さず、駆動
部3の回転軸35が攪拌部42のフィン回転軸43とな
るように固定されてなり、駆動部3が回転することで回
転可能である。攪拌フィン4の攪拌部42を形成する羽
根板44、円板45、及び、開孔46は、第1の実施の
形態と同様に形成されるので、攪拌部42は、第1の実
施の形態同様に飼育水W中で回転可能である。ステータ
6は、第1の実施の形態同様に邪魔板61が攪拌部42
の回転外側で、下部固定板62及び上部固定板3とに挟
まれて固定されてなり、下部固定板62の下端が駆動部
3に固定される。従って、ステータ6の邪魔板61と攪
拌部42の羽根板44との位置関係は第1の実施の形態
同様となる。供給管5は、第1の実施の形態と同様に、
一端が攪拌部42の開孔46に開口され、他端は水槽T
の外で水槽Tより高い位置に開口するように設ける。従
って、供給管5も第1の実施の形態同様である。ステー
タ6は、第1の実施の形態同様、複数の邪魔板61を下
部固定板62及び上部固定板63によって放射状になる
よう挟持固定してなる。そして、ステータ6は、ステー
64によって全体がモータ部31と固定され、攪拌フィ
ン4との相対位置が第1の実施の形態と同じになるよう
設置する。このように形成する第4の実施の形態は、水
槽Tの底部に設置可能となり、家庭用等汎用の水槽Tに
実施できる。
【0051】以下、このように形成する第4の実施の形
態の作用を説明する。駆動部3に電力が供給されてモー
タ部31の回転軸35(フィン回転軸43と一体)が回
転する。回転軸35(フィン回転軸43と一体)が回転
すると、回転軸35(フィン回転軸43と一体)と固定
された攪拌フィン4が回転する。攪拌フィン4が回転す
ることで、第1の実施の形態同様、微細気泡B1及び大
きな気泡B2を含む気泡Bが発生し、微細気泡B1は浮
力が弱いので水槽T内の飼育水W中を横方向へ広く浮遊
し、比較的浮力の大きな気泡B2は上方へ浮上する。微
細気泡B1は、横方向に広がって飼育水W中の汚濁物質
を広く付着し浮遊する。この時、微細気泡発生装置1は
集泡器T10の下方に位置しているので、上方へ浮上す
る大きな気泡B2は集泡器T10によって集泡されるこ
ととなる。その際水槽内では、大きな気泡B2の浮上に
よって上方へ向かう水流が出来るので、この水流付近に
移動してきた微細気泡B1は、この水流にのって上昇
し、集泡器T10によって大きな気泡B2と共に集泡さ
れる。集泡器T10によって集泡された気泡Bは、揚水
ポンプT11によって飼育水Wと共に汲上げられ、濾過
装置T9に排出される。濾過装置T9では、揚水された
汚濁物質を付着した気泡Bから汚濁物質を濾過し、飼育
水Wを浄化して再び水槽T内へ戻す。そして、このよう
な飼育水Wの循環を繰返すことで、飼育水Wは浄化され
ることとなる。
【0052】次いで、第5の実施の形態を図8に基づき
説明する。第5の実施の形態である微細気泡発生装置1
は、図8に表すように、第1の実施の形態同様水槽T底
部の外部に駆動部3を設置し、水槽T内に攪拌フィン4
及びステータ6を設置してなる。そして、微細気泡発生
装置1は、第1乃至第3の実施の形態と異なり、駆動部
3及び攪拌フィン4を分離される蓋体2を設ず、攪拌フ
ィン4を回転させる回転軸35を、水槽Tの底部に予め
穿設された軸孔T12を貫通して設ける。駆動部3は、
モータ部31からなり、モータ部31が軸孔T12の水
槽T外部に取付けられ、モータ部31の回転軸35が軸
孔T12を貫通して水槽T内部に位置するよう取付けら
れる。36は、フランジ部材である。フランジ部材36
は、その中心にモータ部31の回転軸35を貫通可能な
軸孔37を穿設してなり、回転軸35を軸孔37へ貫通
させ、取付モータ部31を水槽Tの底部へ水密に取付け
るための部材である。軸孔37は、オイルシールを形成
してなり、回転軸35と水密に接すると共に、回転軸3
5が回転可能に設ける。攪拌フィン4は、第4の実施の
形態と同様に、モータ部31の回転軸35先端に取付け
られる。攪拌フィン4のその他は、第1の実施の形態同
様である。供給管5の吸気口52は、吸気管53の先端
(図示せず)を第1の実施の形態同様水槽外部に開口し
て形成する。供給管5の供給口51は、第1の実施の形
態と異なり、回転軸35の攪拌フィン4側に開口してな
る。
【0053】詳細には、供給管5は、予めフランジ部材
36内にモータ部31の回転軸35まで穿設した連通孔
38と、回転軸35を中空に形成し回転軸35内に一端
がフランジ部材36内の連通孔38に開口すると共に、
他端が回転軸35先端に取付けた攪拌フィン4に開口す
る供給口51を形成するよう予め穿設する連通孔39
と、吸気管53とからなる。そして吸気管5は、吸気管
53の吸気口52と異なる他端をフランジ部材36の連
通孔38に連結することで、供給口51及び吸気口52
とを連通して外気或は外部に設ける他の気体を水槽T内
に供給可能に形成してなる。ステータ6は、特に図示し
ないが、供給管5が上部から吸気しないので、上部固定
板63には供給管5を固定する固定孔64を設けない
が、それ以外は第1の実施の形態同様である。
【0054】そして、第5の実施の形態の作用は、供給
管5が、外気或は外部に設ける他の気体を水槽T内に供
給する際、回転軸35を経由して供給する以外は、他の
実施の形態同様である。従って、第5の実施の形態で
は、駆動部3が水槽T外部に位置し、攪拌フィン4が攪
拌部を形成すると共に駆動部3から駆動力を受領して回
転する受動部を形成し、回転軸35に設けた攪拌フィン
4を回転駆動させ、攪拌フィン4の回転で負圧を発生さ
せ、この負圧によって供給管5の吸気口52から吸気
し、供給管5、吸気管53、連通孔38、及び、連通孔
39を経由して供給口51から吸気した気体を供給して
微細気泡を発生する。このように、第5の実施の形態に
よれば、モータ部31を水槽T底部の外側に位置させる
ことが出来、水槽T内ではステータ6が水槽T底部に位
置しているだけなので、観賞用の水槽等に実施したとき
に外観を損なうことがない。
【0055】尚、第5の実施の形態では、供給管5を駆
動部3のフランジ部材32内、回転軸35を経由して攪
拌フィン4に供給するよう形成したが、第1の実施の形
態のように、攪拌フィン4の上部に吸気口52が開口す
るように形成しても良い。又、これら実施の形態では、
浄化する汚濁水は飼育水Wであるが、飼育水に限定され
るものではなく、家庭排水等他の汚濁水でも良く、更に
は、工場排水や工作機械に使用して汚濁した切削油等で
も良い。そして、供給管5を経由して水槽T内に供給さ
れる気体は、これら実施の形態では外気(空気)である
が、浄化する対象である汚濁水によっては、オゾン等他
の気体或は他の気体と空気との混合気体が望ましい場合
もあり、これらの気体を水槽T内に供給する場合には、
供給管5の吸気口52は、これら気体の発生装置と接続
される等して水槽T内に供給することも可能である。
【0056】更に又、気泡Bを大量に発生できるので、
発生した泡沫によって除去又は分離させたい汚濁水中の
物質が、沈殿法や限外濾過では分離効率の悪い低濃度の
タンパク質や酵素の場合にも実施可能である。そして、
除去又は分離する物質が界面活性の乏しい物質の場合
に、汚濁水中に界面活性剤を添加し、除去又は分離する
物質と界面活性剤とで疎水性の錯体を形成させて吸着を
容易にするようにしても良い。この場合には、界面活性
剤を適宜選択することで、除去又は分離させたい物質を
特定することも出来、更に金属の等の場合には他の物質
を添加することで除去物質と添加した物質とで疎水性の
錯体を形成させ除去可能であり、界面活性剤の場合同様
添加する他の物質を適宜選択することで特定の物質を除
去又は分離することも可能である。
【0057】更に又、攪拌フィン4の回転数を制御可能
に形成し、供給管5から供給出来る気体量を供給弁(図
示せず)等により制御可能にすることで、発生する気泡
Bの量を制御可能となり、気泡Bの量をより多くすると
共に、気泡B中の微細気泡B1量を多くし大きな気泡B
2量を少なく或は無くすることが出来る。そして、水槽
T内の浄化する液体によっては、汚濁水W中に大量の気
泡Bを発生して、微細気泡B1がその量によって強制的
に上部に位置されるよう形成して、汚濁物質を付着した
微細気泡B1を上部から強制的に排出することも可能で
ある。
【0058】
【発明の効果】 以上説明したように、この発明によれ
ば、駆動部と従動部とが蓋体によって水槽底面で完全に
分離させることが出来、水槽内に広く拡散されて浮遊し
汚濁物質を付着する微細気泡を含む気泡を水槽下部で発
生できるので、回転する部分が水槽を貫通せず、回転部
と水槽との回転を伴うシールが不要で水密状態を容易に
保てると共に、水槽底部側で設置可能なので、深い水槽
に実施することが出来、水槽の深さによらずに実施可能
となる。更に、発生させる気泡を形成する気体が、金属
を腐食させる作用の強いオゾン等でも、腐食による影響
が大きい回転軸部やベアリング等が供給された気体より
下方或は水槽外部に位置するので、大きな気泡となって
気体が付着しないので、腐食等の影響を帯びにくい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態を水槽に実施した状態
を表す説明図
【図2】 図1の一部拡大断面説明図
【図3】 この発明の実施の形態の気泡の状態を説明す
る説明図
【図4】 第2の実施の形態を表す説明図
【図5】 第3の実施の形態を表す説明図
【図6】 第4の実施の形態を表す説明図
【図7】 第4の実施の形態の拡大断面説明図
【図8】 第5の実施の形態を表す断面説明図
【図9】 従来例図
【符号の説明】 B 気泡 B1 微細気泡 B2 大きな気泡 W 飼育水 T 水槽 T1 泡沫分離部 T2 取付部 T3 給水口 T4 排水口 T5 排泡孔 T6 分離棚 T7 回収間隙 T8 廃棄口 T9 濾過装置 T10 集泡器 T11 揚水ポンプ T12 軸孔 1 微細気泡発生装置 2 蓋体 21 円筒体 22 蓋体底面 23 フランジ部 3 駆動部 31 モータ部 32 アウターマグネット部 33 界磁コイル 34 励磁制御部 35 回転軸 36 フランジ部材 37 軸孔 38 連通孔 39 連通孔 4 攪拌フィン 41 インナーマグネット部 42 攪拌部 43 フィン回転軸 44 羽根板 45 円板 46 孔 5 供給管 51 供給口 52 吸気口 53 吸気管 6 ステータ 61 邪魔板 62 下部固定板 63 上部固定板 64 固定孔 65 通水孔

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水槽底部に設けられ、複数の羽根板が回
    転軸に対し放射状に設けられて回転可能な攪拌部を形成
    してなる攪拌フィンと、 攪拌フィンの下部に設けられ、攪拌フィンを回転させる
    駆動部と、 一端が攪拌部の回転中心に位置されて開口され、他端が
    水槽内の攪拌部へ供給する気体に開口され、他端の開口
    した気体を攪拌部へ供給可能な供給管と、 からなることを特徴とする微細気泡発生装置。
  2. 【請求項2】 水槽外部に設けられ、水槽内部側に設け
    られる従動部に回転駆動力を提供する駆動部と、 水槽内部に設けられ、一端は駆動部から駆動力を受領し
    て回転可能な従動部を形成し、他端は複数の羽根板から
    なる攪拌部を形成し、駆動部からの駆動力により水槽内
    で回転する攪拌フィンと、 一端が攪拌フィンの攪拌部中心に位置されて開口され、
    他端が水槽外に開口され、水槽外部の気体を水槽内の攪
    拌部へ供給可能な供給管と、 からなることを特徴とする微細気泡発生装置。
  3. 【請求項3】 一方の端部が閉塞され他方の端部が開口
    された円筒形状からなり、開口された側面には水槽底面
    に取付可能なフランジ部が設けられる蓋体と、 水槽底面の蓋体外部に設けられ、先端部には蓋体円筒面
    の円周方向に沿って磁極が交互になるよう複数の磁石が
    並設されるアウターマグネット部を形成し、基端部には
    アウターマグネット部を蓋体円筒軸と回転軸を同じくし
    て回転させるモータ部を形成する駆動部と、 基端部は蓋体内に設けられ、蓋体の円筒内面に沿って複
    数の磁石を磁極が交互になるよう複数設けられるインナ
    ーマグネット部を形成し、先端部は蓋体から水槽内に突
    設され、複数の羽根板からなる攪拌部を形成し、アウタ
    ーマグネット部の回転に連れて回転される攪拌フィン
    と、 一端が開口されて攪拌フィンの攪拌部中心に位置され、
    他端は水槽外に開口され、気体を水槽内の攪拌部へ供給
    可能な供給管と、 からなることを特徴とする微細気泡発生装置。
  4. 【請求項4】 一方の端部が閉塞され他方の端部が開口
    された円筒形状からなり、開口された側面には水槽底面
    に取付可能なフランジ部を設けられる蓋体と、 水槽底面の蓋体外部に設けられ、先端部には蓋体円筒面
    の円周方向に沿って磁極が交互になるよう複数の磁石が
    並設されるアウターマグネット部を形成し、基端部には
    アウターマグネット部を蓋体円筒軸と回転軸を同じくし
    て回転させるモータ部を形成する駆動部と、 基端部は蓋体内に設けられ、蓋体の円筒内面に沿って複
    数の磁石を磁極が交互になるよう複数設けられるインナ
    ーマグネット部を形成し、先端部は蓋体から水槽内に突
    設され、複数の羽根板からなる攪拌部を形成し、アウタ
    ーマグネット部の回転に連れて回転される攪拌フィン
    と、 一端が開口されて攪拌フィンの攪拌部中心に位置され、
    他端は水槽外に開口され、気体を水槽内の攪拌部へ供給
    可能な供給管と、 攪拌フィンの回転外方に設けられ、攪拌フィンの攪拌を
    邪魔する板状体を立設してなるステータと、 からなることを特徴とする微細気泡発生装置。
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