JP2002345632A - 電磁誘導用の鍋構造 - Google Patents

電磁誘導用の鍋構造

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JP2002345632A
JP2002345632A JP2001161546A JP2001161546A JP2002345632A JP 2002345632 A JP2002345632 A JP 2002345632A JP 2001161546 A JP2001161546 A JP 2001161546A JP 2001161546 A JP2001161546 A JP 2001161546A JP 2002345632 A JP2002345632 A JP 2002345632A
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stainless steel
layer
magnetic stainless
electromagnetic induction
heat
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JP2001161546A
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Hitoshi Kanamaru
等 金丸
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Tiger Vacuum Bottle Co Ltd
Original Assignee
Tiger Vacuum Bottle Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外面に外観を損なわないステンレスを採用し
ながら電磁誘導による発熱特性を確保し、電磁誘導炊飯
に必要な機能、特性を満足できるようにする。 【解決手段】 外面1aのオーステナイト系の非または
弱磁性ステンレス層201と、その内側のフェライト系
またはマルテンサイト系の磁性ステンレス層202と、
さらにその内側のオーステナイト系の非または弱磁性ス
テンレス層203とを基本構造として備えたことによ
り、上記の目的を達成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は例えば電磁誘導炊飯
器の鍋に好適な電磁誘導用の鍋構造に関し、詳しくは、
鍋の複合構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電磁誘導炊飯器の鍋は元来、電磁誘導に
て発熱するフェライト系ステンレスを基材とし、その内
側に熱良導体であるアルミニウム層を設けて基材からの
熱がアルミニウム層を介して鍋内の被調理物に均一かつ
効率よく伝達されるようにしている。アルミニウム層の
内側には必要に応じてフッ素系の離型層が設けられる。
近時ではより美味しいご飯を炊くのに鍋を厚肉にして熱
容量を大きくすることが主流になってきている。具体的
にはアルミニウム層を厚くするかホットプレス工程を増
やしてフェライト系ステンレス層とアルミニウム層との
間に銅の層を設けている。この場合の離型層の形成は複
合板材をプレス加工により鍋形状にする前に行うプレコ
ート方式となっている。
【0003】一方、特開平11−76046号公報は、
内外面がステンレスよりなり、これら内外面のステンレ
スの間に純アルミニウムや合金アルミニウムなどの熱良
導体を設けた鍋の複合構造を開示している。外面のステ
ンレスが電磁誘導加熱を行うことと耐食の点からフェラ
イト系ステンレスに限定し、内面のステンレスについて
は特に限定しないものとしている。公報の記載によれ
ば、電磁誘導で発熱する外面のフェライト系ステンレス
の熱は、内側の熱良導体によって鍋全面に均一に伝えら
れた後に、内側のステンレスを通じて鍋内の被調理物に
効果的に伝わる上に、内面のステンレスが鍋内部に伝え
られた熱の放熱を防止するので、保温性が向上し消費電
力の節約になる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
鍋ではプレス加工が深絞りになるほど、鍋の外面を形成
しているフェライト系ステンレスにリジングと呼ばれる
凹凸模様が発生しやすくなる。このような凹凸模様は製
品の品質を損なうので、表面を研磨加工ないしは塗装加
工して整える必要があり、コスト高になる。また、研磨
するのでは折角の鍋厚が減少し炊飯効果に影響する。し
かも、研磨後の表面はフェライト系ステンレス独特の仕
上がり状態で鏡面になりにくい。このようなことは、フ
ェライト系ステンレスが鍋の外面を形成している上記公
報に記載のものも同じである。
【0005】このような外観上の問題に対応するには鍋
の外面にオーステナイト系ステンレスを用いればよい。
しかし、オーステナイト系ステンレスは磁性金属とはい
い難く、加工形状によってはマルテンサイト系ステンレ
スの物性に近づくことがあっても、電磁誘導による発熱
性に乏しく電磁誘導炊飯器の鍋に必要な機能、特性を満
足することはできない。
【0006】本発明の目的は、外面に外観を損なわない
ステンレスを採用しながら電磁誘導による発熱特性を確
保し、電磁誘導炊飯に必要な機能、特性を満足できる電
磁誘導用の鍋構造を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の電磁誘導用の鍋
構造は、外面のオーステナイト系の非または弱磁性ステ
ンレス層と、その内側のフェライト系またはマルテンサ
イト系の磁性ステンレス層と、さらにその内側のオース
テナイト系の非または弱磁性ステンレス層とを備えたこ
とを特徴とするものである。
【0008】このような構成では、オーステナイト系の
非または弱磁性ステンレス層が鍋の外面を形成してい
て、鍋の形状にプレス加工するにもフェライト系ステン
レスのようなリジングが生じないので、研磨や塗装とい
った手間の掛かる加工なしに良好な外面状態が確保でき
るとともに、研磨によって折角の鍋厚が低減してしまう
不都合がない。また、内側のオーステナイト系の非また
は弱磁性ステンレス層が鍋の内面を形成する構成とする
場合、鍋の内面でも前記外面の場合と同じ作用が得られ
る。
【0009】併せ、鍋の内外面を形成するオーステナイ
ト系の非または弱磁性ステンレス層の間には、フェライ
ト系ないしはマルテンサイト系の磁性ステンレス層が位
置して、非または弱磁性ステンレス層を通し電磁誘導作
用を受けて発熱し、この熱が磁性ステンレス層自体およ
び内側の非または弱磁性ステンレス層を通してその熱伝
導性の低さによる蓄熱を伴い全域への均一な広がりを促
進しながら鍋の熱消費側である内側に伝えるので、電磁
誘導による加熱機能を良好に発揮できる。
【0010】以上から、鍋は電磁誘導炊飯に必要な機能
と優れた外観を満足する。特に、炊飯から保温への切り
換え時に内側の非または弱磁性ステンレス層の均一な蓄
熱、加熱性によって米粒まわりの水分を無理なく飛して
ご飯のベタツキをなくし美味しさを増すことができる。
【0011】しかも、3つのステンレス層が材質上対称
な積層配置になっているので、3層をホットプレスつま
り熱間圧延によってクラッド構造とするのにバイメタル
現象によって反りが生じるようなことを防止することが
できる。
【0012】非または弱磁性ステンレス層の合計厚さ
が、磁性ステンレス層などその他のステンレス層厚さの
合計よりも小さい構成では、非または弱磁性ステンレス
層を加工による外観への影響を防止できる必要最小限の
厚さに抑えて、中間の磁性ステンレス層に電磁誘導作用
がより及びやすくするとともに、鍋に必要な熱容量を確
保するのに非または弱磁性ステンレス層が薄くなった分
だけ磁性ステンレス層を厚くすることにより電磁誘導作
用による発熱容量と熱容量ないし蓄熱性とを高めること
によって、鍋の電磁誘導発熱による加熱や保温均一性を
さらに高めることができる。
【0013】前記複合ステンレスの内側にアルミニウム
層を設けた構成では、電磁誘導により発熱する中間の磁
性ステンレス層の内側に位置する非または弱磁性ステン
レス層の全域からアルミニウム層が熱を奪って鍋の内側
の被調理物に伝えるので、内側の非または弱磁性ステン
レス層はアルミニウムに比し熱伝導性が低い分だけアル
ミニウム層への熱伝導を抑えて自身の層全体への均一な
広がりを確保しながら、外側の非または弱磁性ステンレ
ス層に比し熱が早期に消費されて、発熱する磁性ステン
レス層の熱を熱消費側である鍋の内側に移行するのを促
進するので、鍋の内側の被調理物をよりむら無くより効
率よく加熱できるようにする。
【0014】クラッド工程を持つことによって例えばア
ルミニウム層を純アルミニウム層とアルミニウム合金層
とに分けるなど5層以上のクラッド材を製造することは
できるが、炊飯用の鍋独特の深絞り加工をする面からは
板厚を無闇に大きくすることはできない。しかし、各ス
テンレス層の合計厚さが、アルミニウム層の合計厚さの
1/3以下である構成とすることによって、磁性ステン
レス層による優れた電磁誘導加熱特性と、割れなどが生
じない安定した加工性と、アルミニウム層のむらが無く
効率のよい被調理物への熱伝導とを十分に満足できるよ
うにする。
【0015】アルミニウム層はフッ素などの離型層との
マッチングがよく後の成形加工によっても問題が生じな
いので、成形加工前からコーティングしておくプレコー
ト加工しておけるようにするので、製品コストが低減す
る。また、アルミニウム層が複合ステンレス層側である
外側の純アルミニウム層と内側のアルミニウム合金層と
を備えていると、純アルミニウム層が非または弱磁性ス
テンレス層に対しアルミニウム合金層よりも高いマッチ
ング性を発揮してアルミニウム合金層の非または弱磁性
ステンレス層との結合強度を高めることができるので、
後の加工性確保に有利になる。しかも、純アルミニウム
層はアルミニウム合金層のように炊飯上に十分な耐久
性、耐熱性を発揮できないがアルミニウム合金層に封じ
込められるので炊飯上特に問題になることはない。純ア
ルミニウム層は厚みを増すと耐久性および耐熱性の面で
問題になってくるので、バインダの役目を果たせる程度
に制限し、ある程度厚さのあるのが有効なアルミニウム
合金層よりも厚さを小さくするのが好適である。
【0016】最内面に離型層が設けられている構成で
は、ご飯などの調理物が付着したり汚れが沈着したりし
にくく、手入れが容易で清潔に保ちやすくなる。
【0017】本発明のそれ以上の目的および特徴は、以
下の詳細な説明および図面の記載から明らかになる。本
発明の各特徴はそれ単独で、あるいは可能な限り種々な
組合せで複合して用いることができる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の幾つかの実施例について、図
1〜図4を参照しながら詳細に説明し本発明の理解に供
する。
【0019】本実施例の電磁誘導炊飯器は、図3、図4
に示すような基本構成を有し、炊飯後に保温をも行うい
わゆる電磁誘導炊飯ジャーの場合を示している。鍋1
と、この鍋1を着脱できるように収容する合成樹脂製で
中空の器体2と、器体2の鍋収容部をなす内壁3の外回
りに設けられ鍋1の底部の中央部および外周部に対向す
る底部内側ワークコイル4および底部外側ワークコイル
5と、鍋1の胴部に対向する胴部ヒータ65とを備え、
底部内側ワークコイル4、底部外側ワークコイル5、お
よび胴部ヒータ65を炊飯工程、炊飯量、および炊飯と
保温の違いに応じて種々の駆動状態を制御し、かつ操作
スイッチを有するマイコン基板6が器体2の前部に設け
られた操作パネル67の内側に設けられている。また、
電源基板11には胴部ヒータ65および肩ヒータ41の
駆動回路、制御基板66にはIGBT69などが設けら
れている。また、ドライブ回路11、マイコン基板6お
よび操作基板68に対してそれぞれに必要な電圧、電流
を供給する制御基板66も設けられている。電源基板1
1にはIGBT69などの発熱素子があり、これらを搭
載して冷却するヒートシンク71またはおよび送風冷却
するファン72が設けられ、冷却部73を構成してい
る。
【0020】ここに、制御基板66は電源接続部をなし
ている。これによって、制御基板66からは電源リード
線74が延びている。電源リード線74はコードリール
75に巻き取られる電源コード76の基部に接続され、
電源コード76の先端のプラグ77が家庭などの図示し
ない給電コンセントに接続されると、制御基板66は給
電を受け、操作パネル67での設定操作に応じた炊飯や
保温の動作が行われるようにする。
【0021】ここで、マイコン基板6、電源基板回路1
1、制御基板66、および冷却部73は器体2内の前
部、つまり操作基板68がある側に集約配置し、コード
リール75は反対の後部側に配置し、器体2内に余分な
空間ができるだけ生じないコンパクト設計となってお
り、合成樹脂製の蓋78を閉じた状態で全体が丸みのあ
る矩形体をなすようにしている。
【0022】蓋78は器体2の後部にヒンジピン79に
より開閉できるように連結され、ばね81の付勢により
開き方向に付勢してある。ばね81の付勢による開き動
作を制動する制動機構が必要に応じて設けられるし、蓋
78が勝手に開かないように閉じ位置にロックするよう
ばね83にて付勢したロック爪82が設けられ、ロック
爪82をばね83に抗して矢印の方向に回動させること
により蓋78がばね81の付勢によって自動的に開かれ
る。蓋78には必要に応じ、ばね81による開き動作が
緩やかに衝撃なくなされるようにする制動機構が働かさ
れる。
【0023】器体2の肩部には保温時に用いる肩ヒータ
41が設けられ、前記ドライブ回路11はこれをも駆動
する。肩ヒータ41には蓋78の内側に着脱できるよう
に設けた金属製の内蓋84が当接して肩ヒータ41の熱
を鍋1の開口部全域に行き渡らせ、炊き上がったご飯を
上部からむら無く加熱するようにしている。蓋78の中
央部には蒸気を適度に外部に逃がしながら炊飯時の鍋1
内を炊飯に適した圧力に調整する調圧弁85が設けられ
美味しいご飯が炊けるようにしている。内壁3の胴部外
回りには断熱材86が設けられ、加熱効率を高めるとと
もに保温性能の向上を図っている。
【0024】内壁3の底部まわりには、合成樹脂製の放
射状をしたコイル台87が配置され、ワークコイル4、
5を下方から保持するようにしている。コイル台87の
各放射状部87aに形成した下向きの凹部内にはフェラ
イトコア88が設けられてワークコイル4、5の働きを
助けている。コイル台87の中央部には内壁3を貫通し
て鍋1の底部に当接し鍋1の温度を検出する温度センサ
89が設けられている。ここに、内壁3およびコイル台
87は合成樹脂製で透磁性を有し、ワークコイル4、5
が駆動されたときの内鍋1への電磁誘導作用を損なわな
い。しかし、透磁性があれば合成樹脂以外に材料を用い
ることもできる。また、内鍋1の電磁誘導加熱に関して
は、器体2の外壁91など他の部分の材料は透磁性の有
無を問うものではない。しかし、外壁91が金属などの
非透磁性材料よりなれば、外回りの機器へのノイズの影
響や外回りの機器からのノイズの影響を防止するのに好
適となる。
【0025】本実施例での鍋1は、外面1aに外観を損
なわないステンレスを採用しながら電磁誘導による発熱
特性を確保し、電磁誘導炊飯、さらには保温に必要な機
能、特性を満足できるようにするため、磁性ステンレス
を含む複数の金属材料を積層したクラッド構造としてい
る。具体的には、図1に示すように、外面1aのオース
テナイト系の非または弱磁性ステンレス層201と、そ
の内側のフェライト系やマルテンサイト系の磁性ステン
レス層202と、さらにその内側のオーステナイト系の
非または弱磁性ステンレス層203とを少なくとも備え
たものとしている。
【0026】このように、非または弱磁性ステンレス層
201が鍋1の外面1aを形成していると、鍋1の形状
にプレス加工するにもフェライト系ステンレスのような
リジングが生じない。従って、研磨や塗装といった手間
の掛かる加工なしに良好な外面状態が確保できるととも
に、研磨によって折角の鍋厚が低減してしまう不都合が
ない。ここで、内側の非または弱磁性ステンレス層20
3がもし鍋1の内面1bを形成する構成とする場合は、
鍋1の内面1bでも前記外面1aの場合と同じ作用が得
られるのは勿論である。
【0027】また、鍋1の内外面1a、1bを形成する
非または弱磁性ステンレス層201、203の間には、
磁性ステンレス層202が位置して、外側の非または弱
磁性ステンレス層201を通し電磁誘導作用を受けて発
熱する。この磁性ステンレス層202の熱は鍋1の内面
1bに向かって、図1に矢印で示すように1点P1から
2点P2、P3へ、2点P2、P3からさらに内側へと
各層を経るごとにより広域へ分散して伝わり、図示する
例のように表面に純アルミニウム層204、アルミニウ
ム合金層205を設けてある場合は鍋1の内面1bにお
いてP8〜P15まで拡散して伝導される。
【0028】このような磁性ステンレス層202から鍋
1の内面1bへの熱伝導において、特に、磁性ステンレ
ス層202自身および内側の非または弱磁性ステンレス
層203の熱伝導性の低さによる蓄熱性から、磁性ステ
ンレス層202自体およびその内側の非または弱磁性ス
テンレス層203における熱の全域への均一な広がりを
促進しながら鍋1の熱消費側である内側に伝えるので電
磁誘導による良好な加熱機能を発揮することができる。
【0029】以上から、鍋1は電磁誘導炊飯に必要な機
能と優れた外観を満足する。特に、炊飯から保温への切
り換え時では、内側の非または弱磁性ステンレス層20
3の均一な蓄熱、加熱性によって米粒まわりの水分を無
理なく飛してご飯のベタツキをなくし美味しさを増すこ
とができる。
【0030】しかも、3つのステンレス層が材質上対称
な積層配置になっているので、3層をホットプレスつま
り熱間圧延によってクラッド構造とするのにバイメタル
現象によって反りが生じるようなことを防止することが
でき、純アルミニウム層204やアルミニウム合金層2
05を積層する場合クラッド材全体は非対称構造となる
が、前記3つのステンレス層201〜203は高い剛性
を発揮してバイメタル効果を阻止し2種のアルミニウム
層204、205によって非対称になってもそれらによ
るバイメタル効果を抑止することができる。
【0031】ここに、実施例を示すと、オーステナイト
系ステンレス層201、203は共にJIS規格のSU
S304、フェライト系またはマルテンサイト系の磁性
ステンレス層202はフェライト系ではSUS430、
マルテンサイト系ではSUS410Sを用いる。純アル
ミニウム層204はAL1145、アルミニウム合金層
205はAL3004を用いる。
【0032】非または弱磁性ステンレス層201、20
3の合計厚さが、磁性ステンレス層202などその他の
ステンレス層厚さの合計よりも小さく設定してある。こ
れにより、非または弱磁性ステンレス層201、203
を加工による外観への影響を防止できる必要最小限の厚
さに抑えて、中間の磁性ステンレス層202に電磁誘導
作用がより及びやすくしながら、鍋1に必要な熱容量を
確保するのに非または弱磁性ステンレス層201、20
3が薄くなった分だけ磁性ステンレス層202を厚くす
ることにより電磁誘導作用による発熱容量と、熱容量な
いし蓄熱性とを高めることによって、鍋1の電磁誘導発
熱による加熱や保温の均一性をさらに高めることができ
る。これには例えば磁性ステンレス層202の厚さが
2.5〜3mm程度あるのが好適である。
【0033】前記のように、非または弱磁性ステンレス
層201、203および磁性ステンレス層202などの
積層ステンレスの内側に純アルミニウム層204やアル
ミニウム合金層205などのアルミニウム合金層を設け
ると、電磁誘導により発熱する中間の磁性ステンレス層
202の内側に位置する非または弱磁性ステンレス層2
03の全域からアルミニウム層が熱を奪って鍋1の内側
の被調理物に伝えるので、内側の非または弱磁性ステン
レス層203がアルミニウムに比し熱伝導性が低い分だ
けアルミニウム層204、205への熱伝導を抑えて自
身の層全体への均一な広がりを確保しながら、外側の非
または弱磁性ステンレス層201に比し熱が早期に消費
されて、発熱する磁性ステンレス層202の熱を熱消費
側である鍋1の内側に移行するのを促進するので、鍋1
の内側の被調理物をよりむら無くより効率よく加熱でき
るようにする。
【0034】クラッド工程を持つことによってアルミニ
ウム層を前記のように純アルミニウム層204とアルミ
ニウム合金層205とに分けて設けるなど、5層以上の
クラッド材を容易に製造することができる。しかし、炊
飯用の鍋1に独特の深絞り加工をする面からは板厚を無
闇に大きくすることはできない。これを、3種類のステ
ンレス層201〜203の合計厚さが、アルミニウム層
204、205の合計厚さとほぼ同等以下に設定するこ
とによって、鍋1に必要な絞り加工性を満足することが
でき、1/3以下としても、磁性ステンレス層202に
よる優れた電磁誘導加熱特性と、割れなどが生じない安
定した加工性と、アルミニウム層204、205のむら
が無く効率のよい被調理物への熱伝導とを十分に満足で
きるようにする。
【0035】特に、前記のように、アルミニウム層がス
テンレス層側である外側の純アルミニウム層204と内
側のアルミニウム合金層205とを備えていると、純ア
ルミニウム層204が非または弱磁性ステンレス層20
3に対しアルミニウム合金層205である場合よりも高
いマッチング性を発揮してアルミニウム合金層205の
非または弱磁性ステンレス層203との結合強度を高め
ることができるので、後の加工性確保に有利になる。し
かも、純アルミニウム層204はアルミニウム合金層2
05のように炊飯上に十分な耐久性、耐熱性を発揮でき
ないがアルミニウム合金層205に封じ込められるクラ
ッド構造であるので炊飯上特に問題になることはない。
純アルミニウム層204は厚みを増すと耐久性および耐
熱性の面で問題になってくるので、バインダの役目を果
たせる程度に制限し、ある程度厚さのあるのが有効なア
ルミニウム合金層205よりも厚さを小さくするのが好
適である。
【0036】非または弱磁性ステンレス層201、20
3は磁性ステンレス層202の加工による外観上の問題
などを解消するのに経験上、0.1mm以上は必要であ
る。そこで、下記の表1に示すように、外側の非または
弱磁性ステンレス層201から純アルミニウム層204
までの各層を、それぞれ均一に0.127mmに設定
し、アルミニウム合金層205の厚さを1.865mm
に設定するとともに、最内面にさらに0.127mmの
純アルミニウム層を設けた。
【0037】
【表1】 この場合の実験では、鍋の加工性は良好であった。しか
し、Q特性が大きく共振が深過ぎるため電磁誘導特性が
低く、高い周波数のところでないと実用できないし、熱
容量、熱の均一性ともに低いという傾向を示した。ま
た、最内面の純アルミニウム層は被調理物への熱伝導に
は好適に働くが、溶出の問題が懸念される。
【0038】そこで、下記表2に示すように、磁性ステ
ンレス層202の厚さを0.254mmと前記の場合よ
りも倍加した。
【0039】
【表2】 この場合では、加工性は前記の場合同様に良好である。
しかし、30KHz附近のQ特性が僅かに低いし、L特
性も低いので、高い電磁誘導特性は得られない。また、
熱容量が高すぎるので被料理物への熱伝導がやや緩慢に
なる。また、最内面の純アルミニウム層にやはり溶出の
問題が懸念される。
【0040】次に、電磁誘導特性を十分に高くするため
に、下記の表3に示すように磁性ステンレス層202の
厚さを0.312mmとさらに大きくし、非または弱磁
性ステンレス層201、203の厚みを0.104m
m、アルミニウム合金層205の厚さを1.849と若
干小さくして全体の熱容量を表2の場合よりも若干小さ
くなるようにした。
【0041】
【表3】 この場合、広域な周波数に対応でき、適用周波数に対す
るQ特性を大きくすることによって100%の出力が可
能になった。Q特性を大きくするためにQ=L/Rから
Lを大きくするかRを小さくすればよい。また、フェラ
イトコア88の数の削減や鍋1との距離を大きくするこ
とも有効である。また、鍋1とワークコイル4、5との
距離を大きくしても有効である。さらに、プログラム制
御でのトリガタイミングの調整をしても有効である。し
かし、若干熱容量が高く加熱特性に影響している。ま
た、最内面の純アルミニウム層にやはり溶出の問題が懸
念される。
【0042】そこで、さらに工夫して下記の表4に示す
ように、表3に示す場合と同様、非または弱磁性ステン
レス層201を0.104mm、磁性ステンレス層20
2を0.312mm、非または弱磁性ステンレス層20
3を0.104mm、純アルミニウム層204を0.1
27mm、アルミニウム合金層205を1.849mm
の各厚さにそれぞれ設定した上で、最表面の純アルミニ
ウム層を削除した。
【0043】
【表4】 これにより、最表面に純アルミニウム層が存在すること
による前記問題の懸念を解消するとともに、全体の熱容
量を抑えてしかも全体に対する磁性ステンレス層202
の熱容量割合を高めることによって、電磁誘導特性およ
び加熱特性ともに好適なものとなり、上記各特徴を満足
することができた。
【0044】図2は別の実施例を示し、図1の実施例の
鍋1におけるアルミニウム合金層205の表面にさらに
PFA層206またはおよびPTFE層207などによ
る1層または複数層のフッ素塗装を行い焼成してある。
これにより、ご飯などの調理物が付着したり汚れが沈着
したりしにくく、手入れが容易で清潔に保ちやすくな
る。特に、アルミニウム層204、205はフッ素など
の離型層とのマッチングがよく後の成形加工によっても
問題が生じないので、いずれが最表面をなしている場合
でも成形加工前からコーティングしておく、いわゆるプ
レコート加工しておける。これによってフッ素コーティ
ングが材料の製造段階で手間無く効率よく行っておける
ので製品コストが低減する。フッ素層を複数にすると離
型性、耐久性に富んだフッ素層207を中間のフッ素層
206を介してアルミニウム合金層205に対しより高
い結合力および馴染み性が得られるので、後の鍋1の成
形および使用上の剥離耐久度が向上する。
【0045】しかし、本発明は上記の構成に限定される
ことはなく、非または弱磁性ステンレス層201、磁性
ステンレス層202、非または弱磁性ステンレス層20
3を前記順序で備えた点以外は他のステンレス層をそれ
らの間や内側に設けることもできる。
【0046】なお、図3、図4に示す例では、さらに、
電源リード線74の途中が、ワークコイル4、5と器体
2の外壁91との間に位置し、器体2の底部内の外周部
の空間92における器体2の定置面102から離れた側
に位置するように、保持具101で保持している。これ
により、電源リード線74はワークコイル4、5からの
ノイズをうけにくく、周辺機器にノイズを及ぼし難くす
るのと同時に、定置面102側からのノイズをも受け難
くすることができる。保持具101は温度ヒューズ10
3の保持具101を共用している。温度ヒューズ103
は過熱時に溶断して給電を緊急停止する安全手段であっ
て必須であり、取り付け個所も発熱源近くと限られる
し、位置の変動は禁物である。従って、温度ヒューズ1
03の保持具101も必須である。このような必須とな
っている保持具101を共用して電源リード線74を所
定の位置に保持すれば、温度ヒューズ103の保持具1
01とは別に保持具を設けたり取り付けたりしなくてよ
く、保持具やその取り付け作業が増大するようなことな
く電源リード線74の保持構造が実現する。
【0047】しかし、電源リード線74は温度ヒューズ
103から離して独立に保持する。これにより、温度ヒ
ューズ103と設置位置を拘束し合わず、互いに最適位
置に設置することができる。電源リード線74および温
度ヒューズ103の独立した保持のために、温度ヒュー
ズ103は電源リード線74とは別のリード線104に
よって電源基板66などに接続されている。
【0048】
【発明の効果】本発明によれば、オーステナイト系の非
または弱磁性ステンレス層が鍋の外面を形成していて、
鍋の形状にプレス加工するにもフェライト系ステンレス
のようなリジングが生じないので、研磨や塗装といった
手間の掛かる加工なしに良好な外面状態が確保できると
ともに、研磨によって折角の鍋厚が低減してしまう不都
合がない。また、内側のオーステナイト系の非または弱
磁性ステンレス層が鍋の内面を形成する構成とする場
合、鍋の内面でも前記外面の場合と同じ作用が得られ
る。
【0049】併せ、鍋の内外面を形成するオーステナイ
ト系の非または弱磁性ステンレス層の間には、フェライ
ト系ないしはマルテンサイト系の磁性ステンレス層が位
置して、非または弱磁性ステンレス層を通し電磁誘導作
用を受けて発熱し、この熱が磁性ステンレス層自体およ
び内側の非または弱磁性ステンレス層を通してその熱伝
導性の低さによる蓄熱を伴い全域への均一な広がりを促
進しながら鍋の熱消費側である内側に伝えるので、電磁
誘導による加熱機能を良好に発揮できる。
【0050】以上から、鍋は電磁誘導炊飯に必要な機能
と優れた外観を満足する。特に、炊飯から保温への切り
換え時に内側の非または弱磁性ステンレス層の均一な蓄
熱、加熱性によって米粒まわりの水分を無理なく飛して
ご飯のベタツキをなくし美味しさを増すことができる。
【0051】しかも、3つのステンレス層が材質上対称
な積層配置になっているので、3層をホットプレスつま
り熱間圧延によってクラッド構造とするのにバイメタル
現象によって反りが生じるようなことを防止することが
できる。
【0052】非または弱磁性ステンレス層の合計厚さ
が、磁性ステンレス層などその他のステンレス層厚さの
合計よりも小さい構成では、非または弱磁性ステンレス
層を加工による外観への影響を防止できる必要最小限の
厚さに抑えて、中間の磁性ステンレス層に電磁誘導作用
がより及びやすくするとともに、鍋に必要な熱容量を確
保するのに非または弱磁性ステンレス層が薄くなった分
だけ磁性ステンレス層を厚くすることにより電磁誘導作
用による発熱容量と熱容量ないし蓄熱性とを高めること
によって、鍋の電磁誘導発熱による加熱や保温均一性を
さらに高めることができる。
【0053】前記積層ステンレスの内側にアルミニウム
層を設けた構成では、電磁誘導により発熱する中間の磁
性ステンレス層の内側に位置する非または弱磁性ステン
レス層の全域からアルミニウム層が熱を奪って鍋の内側
の被調理物に伝えるので、内側の非または弱磁性ステン
レス層はアルミニウムに比し熱伝導性が低い分だけアル
ミニウム層への熱伝導を抑えて自身の層全体への均一な
広がりを確保しながら、外側の非または弱磁性ステンレ
ス層に比し熱が早期に消費されて、発熱する磁性ステン
レス層の熱を熱消費側である鍋の内側に移行するのを促
進するので、鍋の内側の被調理物をよりむら無くより効
率よく加熱できるようにする。
【0054】クラッド工程を持つことによって例えばア
ルミニウム層を純アルミニウム層とアルミニウム合金層
とに分けるなど5層以上のクラッド材を製造することは
できるが、炊飯用の鍋独特の深絞り加工をする面からは
板厚を無闇に大きくすることはできない。しかし、ステ
ンレス層の合計厚さが、アルミニウム層の合計厚さの1
/3以下である構成とすることによって、磁性ステンレ
ス層による優れた電磁誘導加熱特性と、割れなどが生じ
ない安定した加工性と、アルミニウム層のむらが無く効
率のよい被調理物への熱伝導とを十分に満足できるよう
にする。
【0055】アルミニウム層はフッ素などの離型層との
マッチングがよく後の成形加工によっても問題が生じな
いので、成形加工前からコーティングしておくプレコー
ト加工しておけるようにするので、製品コストが低減す
る。また、アルミニウム層がステンレス層側である外側
の純アルミニウム層と内側のアルミニウム合金層とを備
えていると、純アルミニウム層が非または弱磁性ステン
レス層に対しアルミニウム合金層よりも高いマッチング
性を発揮してアルミニウム合金層の非または弱磁性ステ
ンレス層との結合強度を高めることができるので、後の
加工性確保に有利になる。しかも、純アルミニウム層は
アルミニウム合金層のように炊飯上に十分な耐久性、耐
熱性を発揮できないがアルミニウム合金層に封じ込めら
れるので炊飯上特に問題になることはない。純アルミニ
ウム層は厚みを増すと耐久性および耐熱性の面で問題に
なってくるので、バインダの役目を果たせる程度に制限
し、ある程度厚さのあるのが有効なアルミニウム合金層
よりも厚さを小さくするのが好適である。
【0056】最内面に離型層が設けられている構成で
は、ご飯などの調理物が付着したり汚れが沈着したりし
にくく、手入れが容易で清潔に保ちやすくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1つの実施例に係る電磁誘導用の鍋構
造を示す断面図である。
【図2】本発明の別の実施例に係る電磁誘導用の鍋構造
を示す断面である。
【図3】図1の鍋構造を採用した電磁誘導炊飯器の全体
構成を示す縦断面図である。
【図4】図3の電磁炊飯器を示す横断面図である。
【符号の説明】
1 鍋 2 器体 3 内壁 4 底部内側ワークコイル 5 底部外側ワークコイル 201、203 非または弱磁性ステンレス層 202 磁性ステンレス層 204 純アルミニウム層 205 アルミニウム合金層 206 PFA層 207 PTFE層

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外面のオーステナイト系の非または弱磁
    性ステンレス層と、その内側のフェライト系またはマル
    テンサイト系の磁性ステンレス層と、さらにその内側の
    オーステナイト系の非または弱磁性ステンレス層とを備
    えたことを特徴とする電磁誘導用の鍋構造。
  2. 【請求項2】 非または弱磁性ステンレス層の合計厚さ
    は、その他のステンレス層厚さの合計よりも小さい請求
    項1に記載の電磁誘導用の鍋構造。
  3. 【請求項3】 前記複合ステンレスの内側にアルミニウ
    ム層を設けた請求項1に記載の電磁誘導用の鍋構造。
  4. 【請求項4】 各ステンレス層の合計厚さは、アルミニ
    ウム層の合計厚さの1/3以下である請求項3に記載の
    電磁誘導用の鍋構造。
  5. 【請求項5】 アルミニウム層は、複合ステンレス側で
    ある外側の純アルミニウム層とその内側のアルミニウム
    合金層とを備え、純アルミニウム層の厚さがアルミニウ
    ム合金層の厚さよりも小さい請求項4に記載の電磁誘導
    用の鍋構造。
  6. 【請求項6】 最内面には離型層が設けられている請求
    項1〜5のいずれか1項に記載の電磁誘導用の鍋構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008510531A (ja) * 2004-08-26 2008-04-10 クラード リツェンツ アクチエンゲゼルシャフト 電磁誘導コンロに適した調理器具を変形によって製造するための多層プレート状の複合材
JP2010068886A (ja) * 2008-09-17 2010-04-02 Niigata Prefecture 加熱調理容器とその製造方法

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