JP2002344793A - 高速撮影装置およびそれに用いる照明装置 - Google Patents

高速撮影装置およびそれに用いる照明装置

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JP2002344793A
JP2002344793A JP2001144545A JP2001144545A JP2002344793A JP 2002344793 A JP2002344793 A JP 2002344793A JP 2001144545 A JP2001144545 A JP 2001144545A JP 2001144545 A JP2001144545 A JP 2001144545A JP 2002344793 A JP2002344793 A JP 2002344793A
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light
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light emitting
discharge
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Koji Eto
剛治 江藤
Hideki Soya
秀樹 征矢
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光の減衰速度の早い発光を伴った高速撮影を
行うことができる高速撮影装置およびそれに用いられる
照明装置を提供する。 【解決手段】 この発明の高速撮影装置1によれば、近
接配備された陽極と陰極とから構成された1組の放電発
光電極を複数組備え、本体装置1のシャッタリングに同
期して間欠的に発光する照明装置15が接続されてい
る。この照明装置15は電極間距離が短いので、放電発
光後の光の減衰速度が早いとともに、複数組の放電発光
電極を同時に発光させることによって、十分な光量を稼
げるようになっている。したがって、高速撮影装置1
は、撮像素子9に余計な光をいれることなく高速撮影が
できるように構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ビデオカメラな
どの高速撮影装置およびそれに用いる照明装置に係り、
例えば、ロケットなどの高速移動物体の爆発、破壊、乱
流、放電現象、顕微鏡下の微生物の運動、脳・神経系の
信号伝達などの科学的計測用に用いられるものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の装置として、特開平8−
254535号公報に示すようなものがある。すなわ
ち、従来の高速撮影装置(高速ビデオカメラ)は、光学
系の後段に電圧のオン・オフ切り換えを行うことによっ
てメカニカルシャッタの役割をするマイクロチャネルプ
レート型イメージインテシファイア(以下、単に「MC
P型I.I」という。)と、撮像素子と、画像処理など
の種々の処理部を備えた本体装置と、この本体装置に接
続された被写体に常時照明を照射するメタルハイドラン
プと、シャッタリングに同期して発光するストロボとか
らなる照明装置とから構成されている。
【0003】そして、ストロボに用いられる白色照明
は、陰極と陽極とからなる1組の放電発光電極を備えて
いる。一般にストロボは、1組の放電発光電極の発光で
十分な光量を稼ぐために、電極間距離を長く設定してい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構成を有する従来例の場合には、次のような問題が
ある。すなわち、従来装置の場合、シャッタスピードが
1〜10ms程度の連続撮影であればメカニカルシャッ
タの開閉動作を追動させることができる。しかし、シャ
ッタスピードが1μsともなると、構造的にシャッタの
開閉動作が十分に追動しきれないといった問題がある。
【0005】また、ストロボに用いる白色照明は、光量
を稼ぐために電極間距離を長くしているので、放電発光
後の光が完全に減衰するのに長時間かかってしまうとい
った問題もある。
【0006】上記問題から、さらに次のような問題が起
こる。すなわち、メカニカルシャッタの開閉動作の限度
を超えるスピードの高速連続撮影を行うと、撮像素子
は、光学像を光電変換して電荷蓄積および読み出し処理
を逐次対応しても、所定の枚数の撮影が終了してもメカ
ニカルシャッタが閉じない場合がある。このような場
合、メカニカルシャッタが閉まるまでの間に減衰過程に
あるストロボ発光の光が撮像素子の遮光膜まで入り込
む。そして、撮像素子に蓄積されている最終枚目の電荷
が、この光にさらされることとなる。つまり、最終枚目
は長時間露光されたことになり、ハレーションが発生す
るといった問題が生じる。
【0007】例えば、メカニカルシャッタのスピードが
1msの高速撮影装置を用いてシャッタスピードを1μ
sで100枚の高速連続撮影を行った場合、1〜99枚
目までの露光時間は1枚につき1μsで行われる。しか
し、最後の100枚目は、メカニカルシャッタが閉まる
までの間、つまり、1ms−(1μs×99枚)=90
1μsの間、装置内部に入り込こんでくるストロボから
の減衰過程にある光にさらされたトータルの露光時間と
なる。すなわち、100枚目は露光時間が非常に長くな
りハレーションを起こしてしまう。
【0008】この発明は、このような事情に鑑みてなさ
れたものであって、シャッタリングに応じて光の減衰速
度の早い放電発光を伴う高速撮影を行うことができる高
速撮影装置およびそれに用いられる照明装置を提供する
ことを主たる目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は、このような
目的を達成するために、次のような構成をとる。すなわ
ち、請求項1に記載の発明は、発光して被写体に光を照
射する照明手段と、短時間間隔でシャッタリングを行う
高速シャッタ手段と、この高速シャッタ手段のシャッタ
リングに同期して間欠的に照明手段から光を発光させる
信号制御手段と、撮影対象の被写体の光学像を取り込む
光学手段と、この光学手段から取り込んだ光学像を光電
変換して電気信号として出力する撮像手段とを備えた高
速撮影装置であって、(a)前記照明手段は、互いに近
接した陰極と陽極とからなる1組の放電発光電極を複数
組備えたものである。
【0010】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載の高速撮影装置において、(b)前記照明手段
は、信号制御手段から送られてくる信号に応じて各組の
放電発光電極の発光タイミングが独立的に制御されたも
のである。
【0011】また、請求項3に記載の発明は、請求項1
または請求項2に記載の高速撮影装置において、(c)
前記照明手段は、複数組の放電発光電極が並列して配備
されたものである。
【0012】また、請求項4に記載の発明は、請求項1
または請求項2に記載の高速撮影装置において、(d)
前記照明手段は、1つの陰極を挟んで直列に配備された
2つの陽極を備えたものである。
【0013】さらに、請求項5に記載の発明は、請求項
1に記載の高速撮影装置に用いられる照明装置におい
て、(e)互いに近接した陰極と陽極とからなる1組の
放電発光電極を複数組備えたものである。
【0014】〔作用〕請求項1に記載の発明の作用は次
のとおりである。すなわち、請求項1に記載の発明の高
速撮影装置によれば、互いに近接した陰極と陽極とから
なる1組の放電発光電極を複数組備えた照明手段を備え
ている。この照明手段は、少ない光量の放電発光が束ね
られて光量が増倍されるとともに、発光した光の減衰速
度が高速化される。つまり、シャッタの開閉動作に影響
を受けることなく最適な光量が保たれた連続的な高速撮
影が行える。
【0015】また、請求項2に記載の発明の高速撮影装
置によれば、複数組の放電発光電極が信号制御手段によ
って独立して個々に発光させられるので、撮影状況に応
じて光量が可変調整される。
【0016】また、請求項3に記載の発明の高速撮影装
置によれば並列配備された放電発光電極を、請求項4に
記載の発明によれば1つの陰極を挟んで直列に配備され
た2つの陽極とからなる放電発光電極をそれそれ備える
ことによって、請求項1ないし請求項2に記載の高速撮
影装置が好適に実現される。
【0017】また、請求項5に記載の発明の照明装置に
よれば、互いに近接した陰極と陽極とからなる1組の放
電発光電極を複数組備えているので、少ない光量の放電
発光が束ねられて光量が増倍されるとともに、発光した
光の減衰速度が高速化される。
【0018】
【発明の実施の形態】<第1実施例>以下、図面を参照し
てこの発明の一実施例を説明する。図1ないし図3はこ
の発明の第1実施例に係り、図1は高速撮影装置の全体
構成を示したブロック図、図2はマイクロチャンネルプ
レート型イメージインテシファイア(以下、「MCP型
I.I」という)の構造図、図3は照明装置の要部であ
る照明部の斜視図である。
【0019】この実施例の高速撮影装置は、図1に示す
ように、大きく分けて本体装置1と、本体装置1に接続
された照明装置15と、操作部22と、モニタ23とか
ら構成されている。以下、各構成部分について図1を参
照しながら具体的に説明する。
【0020】本体装置1は、被写体からの光を取り込む
光学手段としての光学レンズ2と、光学レンズ2から取
り込まれた光学像を電気信号に変換して種々の処理を行
う処理部3とから構成されている。
【0021】処理部3は、光学レンズ2から近い順番
に、光学像を増倍するMCP型I.I4と、MCP型
I.I4から出力された光学像を電気信号に変換する撮
像素子9と、撮像素子9や、MCP型I.I4の電圧の
印加(オン・オフ)切り換えなどを制御する信号制御部
10と、撮像素子9から読み出されるアナログ信号をデ
ジタル信号に変換するADコンバータ11と、デジタル
信号を用いて画像処理を行う画像処理部12と、画像処
理部12で処理された画像情報を蓄積する主記憶部13
と、前記各部を総括的に制御する主制御部14とから構
成されている。
【0022】MCP型I.I4は、図2に示すように、
光の入射側から順に、ファイバーガラス5と、入射光を
受けうる光電面6と、入射光光電子にして増倍するマイ
クロチャンネルプレート(MCP)7と、MCP7から
出力された光電子を光学像に変換する蛍光面8とを備え
ている。
【0023】つまり、MCP型I.I4は、光学レンズ
2から入射した光学像を光電面6で結像する。この光学
像は光電子に変換してMCP7に入射する。その光電子
は、さらにMCP7でパルス電圧が印加されて電子衝突
を起こしながら転送され、2次電子を放出するアバラン
シュ現象を繰り返して生じる。そうすることによって、
光電子が増倍されるようになっている。そして、増倍さ
れた光電子は、蛍光面8に当たって再び光学象に戻され
るようになっている。
【0024】また、MCP型I.I4は、後述する信号
制御部10によって電圧の印加のオン・オフ切り換えが
調整され、メカニカルシャッタとしても動作している。
【0025】撮像素子9は、一般的に使用されるもの
で、光電変換する複数個のフォトダイオードとCCD素
子郡とから構成されており、その画素数は、例えば25
6×256のものが使用される。また、撮像素子9は、
光電変換された電荷の蓄積、および読み出しを逐次行う
際に、電子シャッタとして作動している。なお、撮像素
子9は、この発明の撮像手段と高速シャッタ手段に相当
する。
【0026】つまり、MCP型I.I4から出力された
光学像は、撮像素子で光電変換され、アナログの画像情
報として後段のADコンバータ11に出力されるように
なっている。
【0027】ADコンバータ11は、アナログ信号の画
像情報をデジタル信号に変換して画像処理部12に出力
する。そして、画像処理部12ではデジタル信号から種
々の画像補正などを行って出力画像用の画像情報に加工
した後に、この画像情報を主記憶部13に送る。主記憶
部13は、送られてきた画像情報を蓄積するようになっ
ている。
【0028】信号制御部10は、操作部22から入力設
定されたシャッタスピードに応じたパルス信号をMCP
型I.I4と、撮像素子9と、後述する照明装置15に
送るようにっている。つまり、本体装置1のシャッタリ
ングに同期して照明装置15の光量を調整しながら間欠
的に発光するようにしている。なお、この信号制御部1
0は、この発明の信号制御手段に相当する。
【0029】モニタ23は、操作部22を操作すること
によって、主記憶部13に蓄積された画像情報を適時に
モニタ画面上に表示するようになっている。
【0030】次に、この実施例装置の特徴的な構成部分
である照明手段としての照明装置15について、図3を
参照しながら以下に詳述する。照明装置15は、図1に
示すように、発光部16と、信号制御部10に接続され
た発光駆動部17とから構成されている。
【0031】発光部16は、図3に示すように、ソケッ
ト17上部にガラスなどからなる電極管19が取り付け
られており、その内部には、例えば、キセノンガスなど
が封入されている。また、その内部の長手方向に絶縁物
からなるリング状の2個の電極支持台20(20a、2
0b)が重なるように近接配備されている。なお、電極
支持台20のそれぞれは図示しないガラスなどの絶縁軸
を介して電極管内に固定支持されている。
【0032】そして、電極支持台20aの円周上には陽
極21aが、他方の電極支持台20bには陰極21bが
それぞれ同じ数だけ等間隔に複数個備えられているとと
もに、陽極21aと陰極21bのそれぞれが対向して放
電発光電極21を構成している。
【0033】また、図4に示す放電発光電極21の電極
間距離Dは、一般のストロボに使用される白色照明の電
極間距離よりも短く設定されている。この実施例装置の
場合、放電発光電極Dは、例えば、0.1〜0.5mm
である。なお、電極間距離Dは、電極の数や電極に印加
する電圧レベルなどよって異なる。
【0034】また、各放電発光電極21は、電極支持台
20の裏面側から個々に接続された配線Rを介して発光
駆動部17に並列接続されている。
【0035】発光駆動部17は、図5に示すように、並
列配列されたN個のスイッチSW1〜SWNを備えてお
り、1〜N番目の放電発光電極に接続された配線Rのそ
れぞれがスイッチSW1〜SWNに1対1で対応して接
続されている。つまり、発光駆動部17は、信号制御部
10から送られてくるパルス信号に応じて、各組の放電
発光電極21を独立して放電発光できるようにしてい
る。
【0036】例えば、シャッタスピードを100万分の
1に設定した場合、全ての組の放電発光電極をまとめて
放電発光させたのではシャッタリングに応じた間欠発光
が追いつかない。このような場合、信号制御部10から
送られてきたパルス信号に応じて、1組の放電発光電極
を独立して順番に放電発光させる。
【0037】つまり、図6に示すように、1〜N番目ま
での放電発光電極に位相のずれたパルス信号を送り、順
番に放電発光させる。
【0038】なお、放電発光電極の放電発光の組み合わ
せは上記組み合わせに限定されるものではなく、例え
ば、全部または数組の放電発光電極21を組み合わせて
順番に放電発光させてもよいし、1組または数組を間引
いて順番に放電発光させてもよい。
【0039】つまり、この実施例の照明装置15は、各
組の放電発光電極21が独立して放電発光することがで
きるので、シャッタスピードに応じて連続的な放電発光
を行うことができる。
【0040】また、複数組の放電発光電極21を組み合
わせて同時発光させることによって、光量の調整を行う
こともできる。
【0041】さらに、この実施例の照明装置15は、電
極間距離Dが短く設定されているので、放電発光後の光
の減衰速度を高速化することができる。
【0042】その結果、この実施例の高速撮影装置1
は、メカニカルシャッタであるMCP型I.I4のオン
状態でシャッタが開放されていても、余計な光が撮像素
子9まで入り込まないので、ハレーションを抑制するこ
とができるようになっている。
【0043】次に、上記実施例装置の動作について説明
する。先ず、操作部22からシャッタスピードが設定入
力され、この入力情報が信号制御部10に送られる。
【0044】そして、高速撮影を開始すると信号制御部
10は、シャッタスピードの情報に応じたパルス信号を
本体装置3のMCP型I.I4と撮像素子9に送るとと
もに、照明装置15の発光駆動部17にも送る。
【0045】そして、本体装置3のシャッタリングに同
期して照明装置15が発光しながら高速撮影が行われ
る。このとき、被写体の光学像は、MCP型I.I4で
光電子に変換されて増倍された後に光学像にもどされ、
撮像素子9で光電変換されて逐次電荷蓄積される。蓄積
された電荷はアナログ信号として逐次読み出され、AD
コンバータ11でデジタル信号に変換される。
【0046】デジタル信号に変換された画像情報は、画
像処理部12で補正などの種々の加工処理が行われて主
記憶部13に逐次蓄積される。そして、蓄積された画像
情報は、適時に主記憶部13から読み出されてモニタ2
3に表示されることとなる。
【0047】<第2実施例>次に、第2実施例の高速撮影
装置の構成について説明する。なお、照明装置以外は、
先の第1実施例の構成と同じであるので同一個所につい
ては同一符号を付すに留め、この実施例の特徴部分であ
る照明装置にのみについて説明する。
【0048】この実施例の照明部16は、図7に示しよ
う、ソケット18上にガラスなどからなる電極管19が
取り付けられており、その内部には、例えば、キセノン
ガスなどが封入されている。また、その内部には、1つ
の陰極21bを挟むようにして2個の陽極21aが近接
配備されて放電発光電極21を構成している。そして、
陽極21aと陰極21bのそれぞれは、図示しないガラ
ス軸によって固定支持されている。
【0049】また、各電極間距離Dは、一般のストロボ
に使用される白色照明の電極間距離よりも短く設定され
ている。例えば、この実施例の電極間距離Dは、0.1
〜0.5mmである。なお、電極間距離Dは、電極に印
加する電圧や電極の数などよって設定変更される。
【0050】また、各放電発光電極21のそれぞれには
個々に接続された配線Rを介して発光駆動部17に並列
接続されている。
【0051】つまり、照明装置15は、信号制御部10
から送られてくるパルス信号によって、本体装置3のシ
ャッタスピードと同期して発光するようになっている。
このとき、放電発光は、左右両方の放電発光電極21を
同時に発光させてもよいし、いずれか一方を発光させる
ようにしてもよい。
【0052】この発明は、上記実施例の形態に限られる
ことなく、下記のような変形実施することができる。 (1)上記実施例では、一般的に使用される撮影装置に
用いられる撮像素子9を備えた本体装置1について説明
したが、上記本体装置1に限らず、特殊な撮像素子を用
いた高速撮影装置にも適用することができる。
【0053】(2)上記実施例では、照明部16がその
一端にソケット18を備えた電球形状であったが、図8
に示すように、円柱状をした電極管19の内部に複数組
の放電発光電極21を備え、陽極21aと陰極21bの
それぞれが異なった端部に配線接続されているものであ
ってもよい。
【0054】(3)上記実施例では、照明装置15が本
体装置1と別体の形態となっているが、本体装置1と照
明装置15とが一体的な形態のものであってもよい。
【0055】(4)上記実施例では、シャッタリングに
同期して発光する照明装置しか用いていないが、上記実
施例の照明装置以外に、光を被写体に常に照射する照明
装置と併用してもよい。
【0056】(5)上記実施例では、MCP型I.I4
を用いていたが、MCP型I.I4を省いた構成の本体
装置に適用してもよい。
【0057】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1に記載の発明によれば、本体装置に接続された照明装
置が電極間隔の短い放電発光電極を複数組備えているの
で、発光時の光量を増倍することができるとともに、発
光後の光を早く減衰させることもできる。すなわち、余
計な光が撮像素子に入り込まないので、十分な光量を保
ちつつ、出力画像へのハレーションを抑制する高速撮影
を行うことができる。
【0058】また、請求項2に記載の発明によれば、信
号制御手段によって複数組の放電発光電極を個々に発光
させることによって、シャッタリング間隔の変化に応じ
て光量の調整を行った高速撮影を行うことができる。
【0059】また、請求項3に記載の記載の発明によれ
ば並列で、請求項4に記載の発明によれば直列で複数組
の放電発光電極を配備することによって、請求項1ない
し請求項2に記載の高速撮影装置を好適に実現すること
ができる。
【0060】また、請求項5に記載の発明によれば、電
極間距離の短い複数組の放電発光電極を同時に放電発光
することによって十分な光量が確保できるとともに、発
光後の光の減衰速度を早くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の高速撮影装置に係る全体構成を示し
た概略ブロック図である。
【図2】MCP型I.Iの構成図である。
【図3】第1実施例装置の要部である照明部の斜視図で
ある。
【図4】放電発光電極の拡大図である。
【図5】照明装置の構成を示したブロック図である。
【図6】シャッタリングと間欠発光のタイミングを示し
たパルス波形図である。
【図7】第2実施例装置の要部である照明部の図であ
る。
【図8】照明部の変形例を示した図である。
【符号の説明】
1 … 本体装置(高速ビデオカメラ) 4 … MCP型I.I 9 … 撮像素子 10 … 信号制御部 15 … 照明装置 16 … 発光部 17 … 発光駆動部 18 … ソケット 19 … 電極管 20(20a、20b) … 電極支持台 21(21a、21b) … 放電発光電極 22 … 操作部 23 … モニタ
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H05B 41/34 H05B 41/34 A Fターム(参考) 2H053 BA85 DA03 2H054 AA01 3K098 AA12 AA24 AA25 AA30 5C022 AA14 AB15 AB17 AC41 AC42

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発光して被写体に光を照射する照明手段
    と、短時間間隔でシャッタリングを行う高速シャッタ手
    段と、この高速シャッタ手段のシャッタリングに同期し
    て間欠的に照明手段から光を発光させる信号制御手段
    と、撮影対象の被写体の光学像を取り込む光学手段と、
    この光学手段から取り込んだ光学像を光電変換して電気
    信号として出力する撮像手段とを備えた高速撮影装置で
    あって、(a)前記照明手段は、互いに近接した陰極と
    陽極とからなる1組の放電発光電極を複数組備えたこと
    を特徴とする高速撮影装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の高速撮影装置におい
    て、(b)前記照明手段は、信号制御手段から送られて
    くる信号に応じて各組の放電発光電極の発光タイミング
    が独立的に制御されていることを特徴とする高速撮影装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の高速撮
    影装置において、(c)前記照明手段は、複数組の放電
    発光電極が並列して配備されていることを特徴とする高
    速撮影装置。
  4. 【請求項4】 請求項1または請求項2に記載の高速撮
    影装置において、(d)前記照明手段は、1つの陰極を
    挟んで直列に配備された2つの陽極を備えたことを特徴
    とする高速撮影装置。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の高速撮影装置に用いら
    れる照明装置において、(e)互いに近接した陰極と陽
    極とからなる1組の放電発光電極を複数組備えたことを
    特徴とする照明装置。
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JP (1) JP2002344793A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2404107A (en) * 2003-07-16 2005-01-19 British Broadcasting Corp Flash-based keying
JP7489913B2 (ja) 2020-12-24 2024-05-24 株式会社Screenホールディングス 描画装置および描画方法

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