JP2002344139A - 非貫通ビアホールへの導電性ペーストの充填方法 - Google Patents
非貫通ビアホールへの導電性ペーストの充填方法Info
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- JP2002344139A JP2002344139A JP2001147648A JP2001147648A JP2002344139A JP 2002344139 A JP2002344139 A JP 2002344139A JP 2001147648 A JP2001147648 A JP 2001147648A JP 2001147648 A JP2001147648 A JP 2001147648A JP 2002344139 A JP2002344139 A JP 2002344139A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】プリント基板等の基板の非貫通ビアホールに導
電性ペーストを充填する際に、未充填部分を発生するこ
となく、容易に充填可能な方法を提供する。 【解決手段】基板に設けられた非貫通ビアホールに導電
性ペーストを充填する際に、該非貫通ビアホール上に導
電性ペーストを印刷または塗布し、真空圧縮成型機で加
圧して前記非貫通ビアホールへ前記導電性ペーストを充
填し、さらに前記非貫通ビアホール上に前記導電性ペー
ストを印刷または塗布して真空加圧加熱により硬化させ
ることによって解決できる。
電性ペーストを充填する際に、未充填部分を発生するこ
となく、容易に充填可能な方法を提供する。 【解決手段】基板に設けられた非貫通ビアホールに導電
性ペーストを充填する際に、該非貫通ビアホール上に導
電性ペーストを印刷または塗布し、真空圧縮成型機で加
圧して前記非貫通ビアホールへ前記導電性ペーストを充
填し、さらに前記非貫通ビアホール上に前記導電性ペー
ストを印刷または塗布して真空加圧加熱により硬化させ
ることによって解決できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリント配線板等
の基板に設けられた非貫通ビアホールに導電性ペースト
を充填する方法に関する。
の基板に設けられた非貫通ビアホールに導電性ペースト
を充填する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電子機器の小型、軽量化が急速に
進んでいる。それらに用いられている両面プリント配線
板や多層プリント配線板における層間の電気的接続材料
として、導電性ペーストが注目されている。これは、主
に導電性粉体と熱硬化性樹脂からなる混合物であり、絶
縁樹脂層に形成されたビアホールに充填することによ
り、従来の樹脂層上にめっき層を形成する方法では実現
できなかった、ビアホールの上にビアホールを形成する
ビア・オン・ビア構造や、実装用のパッドをビア上に形
成するパッド・オン・ビア構造が可能であり、小型化・
軽量化に有効な材料である。
進んでいる。それらに用いられている両面プリント配線
板や多層プリント配線板における層間の電気的接続材料
として、導電性ペーストが注目されている。これは、主
に導電性粉体と熱硬化性樹脂からなる混合物であり、絶
縁樹脂層に形成されたビアホールに充填することによ
り、従来の樹脂層上にめっき層を形成する方法では実現
できなかった、ビアホールの上にビアホールを形成する
ビア・オン・ビア構造や、実装用のパッドをビア上に形
成するパッド・オン・ビア構造が可能であり、小型化・
軽量化に有効な材料である。
【0003】一方、ビルドアッププリント配線板を作製
する工法のひとつとして、樹脂付き銅箔法があり、最近
急速に普及してきている。この工法は以下のように行わ
れる。内層コア基板に樹脂付き銅箔を加熱プレスにより
積層した後、銅箔面のビア部分をエッチングし、続いて
レーザーで下の導電回路まで通じるビアホールを形成す
る。その表面に無電解めっき、続いて電解めっきを行
う、またはビアホール内に導電性ペーストを充填し、そ
の硬化物表面に電解めっきを施すといった方法で下の層
と表面の層との電気的接続をとり、その後パターンエッ
チングする。
する工法のひとつとして、樹脂付き銅箔法があり、最近
急速に普及してきている。この工法は以下のように行わ
れる。内層コア基板に樹脂付き銅箔を加熱プレスにより
積層した後、銅箔面のビア部分をエッチングし、続いて
レーザーで下の導電回路まで通じるビアホールを形成す
る。その表面に無電解めっき、続いて電解めっきを行
う、またはビアホール内に導電性ペーストを充填し、そ
の硬化物表面に電解めっきを施すといった方法で下の層
と表面の層との電気的接続をとり、その後パターンエッ
チングする。
【0004】上記工程を繰り返すことによりビルドアッ
プ多層プリント配線板を製造する。この工法は樹脂部に
ガラスクロスがないためレーザーによるビア加工がしや
すい、フォトビア法に比べて工程管理が容易である、銅
箔とのピール強度が安定しやすいなどの特徴がある。樹
脂付き銅箔法で形成されるビアホールは、底のない状
態、すなわち非貫通ビアホールである。このビアホール
に導電性ペーストを空隙なく容易に充填する方法とし
て、ビアホールの開口部よりも小さい孔径のメタルマス
クでスクリーン印刷を行うことが知られている(例えば
特開2000−62136号公報記載)。
プ多層プリント配線板を製造する。この工法は樹脂部に
ガラスクロスがないためレーザーによるビア加工がしや
すい、フォトビア法に比べて工程管理が容易である、銅
箔とのピール強度が安定しやすいなどの特徴がある。樹
脂付き銅箔法で形成されるビアホールは、底のない状
態、すなわち非貫通ビアホールである。このビアホール
に導電性ペーストを空隙なく容易に充填する方法とし
て、ビアホールの開口部よりも小さい孔径のメタルマス
クでスクリーン印刷を行うことが知られている(例えば
特開2000−62136号公報記載)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のスクリ
ーン印刷のみによる充填方法では、樹脂付き銅箔のよう
な平面方向の圧縮変化を生じない絶縁基材の場合、加圧
加熱によって平面方向の圧縮変化が生じる、例えばガラ
スクロス入りのプリプレグのような多孔質基材に比べ
て、抵抗値ははるかに高かった。これは、導電性ペース
ト中の導電性粉どうしの圧縮が十分でなく、電気的接続
が取りにくいからである。
ーン印刷のみによる充填方法では、樹脂付き銅箔のよう
な平面方向の圧縮変化を生じない絶縁基材の場合、加圧
加熱によって平面方向の圧縮変化が生じる、例えばガラ
スクロス入りのプリプレグのような多孔質基材に比べ
て、抵抗値ははるかに高かった。これは、導電性ペース
ト中の導電性粉どうしの圧縮が十分でなく、電気的接続
が取りにくいからである。
【0006】この問題を解決するには、導電性ペースト
を高圧縮に充填し、その状態を保持したまま硬化させる
ことが必要不可欠であった。また、従来の方法ではビア
ホールの孔径が小さければ、メタルマスクの孔径はさら
に小さくする必要があるため、位置合わせが困難にな
り、メタルマスクの作製も含め限界が生じた。
を高圧縮に充填し、その状態を保持したまま硬化させる
ことが必要不可欠であった。また、従来の方法ではビア
ホールの孔径が小さければ、メタルマスクの孔径はさら
に小さくする必要があるため、位置合わせが困難にな
り、メタルマスクの作製も含め限界が生じた。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで本発明者らは前記
問題点に鑑み、鋭意検討した結果、導電性ペーストを上
部に塗布した非貫通ビアホールを真空下で加圧すること
により、空隙を発生することがなく、かつ導電性粉体ど
うしの接触が非常に密である高圧縮充填工法を見出し、
本発明に至った。つまり、本発明の非貫通ビアホールへ
の導電性ペーストの充填方法は、基板に設けられた非貫
通ビアホールに導電性ペーストを充填する際に、該非貫
通ビアホール上に導電性ペーストを印刷または塗布し、
真空圧縮成型機で加圧して前記非貫通ビアホールへ前記
導電性ペーストを充填し、さらに前記非貫通ビアホール
上に前記導電性ペーストを印刷または塗布して真空加圧
加熱により硬化させることを特徴とする。
問題点に鑑み、鋭意検討した結果、導電性ペーストを上
部に塗布した非貫通ビアホールを真空下で加圧すること
により、空隙を発生することがなく、かつ導電性粉体ど
うしの接触が非常に密である高圧縮充填工法を見出し、
本発明に至った。つまり、本発明の非貫通ビアホールへ
の導電性ペーストの充填方法は、基板に設けられた非貫
通ビアホールに導電性ペーストを充填する際に、該非貫
通ビアホール上に導電性ペーストを印刷または塗布し、
真空圧縮成型機で加圧して前記非貫通ビアホールへ前記
導電性ペーストを充填し、さらに前記非貫通ビアホール
上に前記導電性ペーストを印刷または塗布して真空加圧
加熱により硬化させることを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明について、以下に具体的に
説明する。本発明で用いられる充填方法は次のとおりで
ある。まず、絶縁基板などに設けられた非貫通ビアホー
ルの面に印刷を行う。導電性ペーストを印刷する方法と
しては、スクリーン印刷が一般的であるが、スクリーン
版を用いずに直接刷り込む方法や、ディスペンサー法等
がある。
説明する。本発明で用いられる充填方法は次のとおりで
ある。まず、絶縁基板などに設けられた非貫通ビアホー
ルの面に印刷を行う。導電性ペーストを印刷する方法と
しては、スクリーン印刷が一般的であるが、スクリーン
版を用いずに直接刷り込む方法や、ディスペンサー法等
がある。
【0009】スクリーン印刷の場合、用いるスクリーン
版としては、例えばステンレスやポリエステル繊維から
なるメッシュスクリーン版や、ステンレスシートをエッ
チングして作製されるメタルマスク版などが挙げられ
る。マスクの孔径は、ビアホールの孔径と同じ、もしく
は大きいもので構わない。印刷または塗布された導電性
ペーストは基板表面より、ビアホールの厚さより盛り上
がっていると、後に行う常温での加圧により高圧縮充填
が可能になる。
版としては、例えばステンレスやポリエステル繊維から
なるメッシュスクリーン版や、ステンレスシートをエッ
チングして作製されるメタルマスク版などが挙げられ
る。マスクの孔径は、ビアホールの孔径と同じ、もしく
は大きいもので構わない。印刷または塗布された導電性
ペーストは基板表面より、ビアホールの厚さより盛り上
がっていると、後に行う常温での加圧により高圧縮充填
が可能になる。
【0010】導電性ペーストにより印刷、または塗布さ
れた基板を、真空圧縮成型機により圧縮する。この際の
真空度は1kPa未満、成型機の室内温度は10〜40
℃、圧力は30〜50kgf/cm2、加圧時間は5秒
以上であることが好ましい。真空状態にすることによ
り、非貫通ビアホール内の空気が脱気され、導電性ペー
ストの充填経路を確保できる。加圧後、圧力を0kgf
/cm2にし、常圧になるまで急激にリークする。リー
クすることでビア上に存在するペーストがリークして導
入された空気によりビア内へ押され、底部まで充填でき
る。以上、印刷と加圧を複数回繰り返すことにより、空
隙なく導電性粉体どうしの圧縮が十分効いた充填が可能
である。
れた基板を、真空圧縮成型機により圧縮する。この際の
真空度は1kPa未満、成型機の室内温度は10〜40
℃、圧力は30〜50kgf/cm2、加圧時間は5秒
以上であることが好ましい。真空状態にすることによ
り、非貫通ビアホール内の空気が脱気され、導電性ペー
ストの充填経路を確保できる。加圧後、圧力を0kgf
/cm2にし、常圧になるまで急激にリークする。リー
クすることでビア上に存在するペーストがリークして導
入された空気によりビア内へ押され、底部まで充填でき
る。以上、印刷と加圧を複数回繰り返すことにより、空
隙なく導電性粉体どうしの圧縮が十分効いた充填が可能
である。
【0011】ビアホールへ導電性ペーストを充填した
後、さらにビアホール上にペーストを印刷または塗布す
る。これは真空成型機による加熱プレスの際に、ビアホ
ール内のペーストの圧縮がより働いた状態で硬化される
ため、抵抗値の低い電気的接続が可能になる。導電性ペ
ーストの硬化は真空圧縮成型機により加圧加熱する。加
熱温度は導電性ペーストで使用している樹脂バインダー
や硬化剤の種類にもよるが、130〜250℃が一般的
である。
後、さらにビアホール上にペーストを印刷または塗布す
る。これは真空成型機による加熱プレスの際に、ビアホ
ール内のペーストの圧縮がより働いた状態で硬化される
ため、抵抗値の低い電気的接続が可能になる。導電性ペ
ーストの硬化は真空圧縮成型機により加圧加熱する。加
熱温度は導電性ペーストで使用している樹脂バインダー
や硬化剤の種類にもよるが、130〜250℃が一般的
である。
【0012】加圧圧力の範囲は、10〜250kg/c
m2が好ましい。10kg/cm2未満であると、十分な
導電性が発現せず、250kg/cm2を超えると割れ
等が発生するため、好ましくない。硬化された基板表面
に残った過剰のペーストをバフロール等で除去すること
も必要に応じて可能である。本発明で用いる基板として
は、特に制限はないが、一般的に用いられる基材として
は、例えば紙基材−フェノール基板、ガラス基材−エポ
キシ基板、無機粉末と高分子化合物よりなるコンポジッ
ト基板、金属コア基板などのリジッド基材などがあげら
れる。これらの基材を用いた両面板、片面板、多層板な
どを用いることができる。これらの製造方法は公知の方
法で可能である。
m2が好ましい。10kg/cm2未満であると、十分な
導電性が発現せず、250kg/cm2を超えると割れ
等が発生するため、好ましくない。硬化された基板表面
に残った過剰のペーストをバフロール等で除去すること
も必要に応じて可能である。本発明で用いる基板として
は、特に制限はないが、一般的に用いられる基材として
は、例えば紙基材−フェノール基板、ガラス基材−エポ
キシ基板、無機粉末と高分子化合物よりなるコンポジッ
ト基板、金属コア基板などのリジッド基材などがあげら
れる。これらの基材を用いた両面板、片面板、多層板な
どを用いることができる。これらの製造方法は公知の方
法で可能である。
【0013】本発明に用いる非貫通ビアホールは例えば
以下の方法で製造できる。導体回路を有する絶縁基板上
に、液状またはドライフィルム状の感光性樹脂をスプレ
ーコートにより塗布または積層することにより、所望の
厚さの絶縁樹脂層を形成する。その後、スルーホールの
場所以外を露光、現像してビアホールを形成するなどで
ある。感光性絶縁樹脂の代わりに非感光性絶縁樹脂を用
いる場合には、レーザー照射により形成することができ
る。また、樹脂付き銅箔を真空プレス機で積層し、ビア
ホールの位置の銅をエッチングにより除去後、レーザー
照射する方法や、また、銅箔をエッチアウト後レーザー
照射による方法などがある。レーザーとしては、CO2
レーザー、YAGレーザー、エキシマレーザーなどを用
いることができる。
以下の方法で製造できる。導体回路を有する絶縁基板上
に、液状またはドライフィルム状の感光性樹脂をスプレ
ーコートにより塗布または積層することにより、所望の
厚さの絶縁樹脂層を形成する。その後、スルーホールの
場所以外を露光、現像してビアホールを形成するなどで
ある。感光性絶縁樹脂の代わりに非感光性絶縁樹脂を用
いる場合には、レーザー照射により形成することができ
る。また、樹脂付き銅箔を真空プレス機で積層し、ビア
ホールの位置の銅をエッチングにより除去後、レーザー
照射する方法や、また、銅箔をエッチアウト後レーザー
照射による方法などがある。レーザーとしては、CO2
レーザー、YAGレーザー、エキシマレーザーなどを用
いることができる。
【0014】本発明で用いられる導電性ペーストとして
は、以下の特性を持つものが好ましい。導電性粒子の材
質は銀、銅、金、ニッケル、カーボン等、一般に使われ
ている公知の金属粒子を使用していればよい。例えば、
金属単独の粒子、二種以上の合金粒子、または金属粒子
を核とし、他の金属で被覆された粒子が挙げられる。導
電性粒子の形状としては、球状、多面体状、鱗片状、フ
レーク状等が挙げられ、これらを任意の比率で混合して
用いることができる。一般的には球状の方がペーストの
流動性に優れ、導電性粉末の含有率を上げることができ
るため好ましい。
は、以下の特性を持つものが好ましい。導電性粒子の材
質は銀、銅、金、ニッケル、カーボン等、一般に使われ
ている公知の金属粒子を使用していればよい。例えば、
金属単独の粒子、二種以上の合金粒子、または金属粒子
を核とし、他の金属で被覆された粒子が挙げられる。導
電性粒子の形状としては、球状、多面体状、鱗片状、フ
レーク状等が挙げられ、これらを任意の比率で混合して
用いることができる。一般的には球状の方がペーストの
流動性に優れ、導電性粉末の含有率を上げることができ
るため好ましい。
【0015】平均粒子径は0.1〜30μmであり、
0.5〜15μmが好ましい。好適の導電性粒子とし
て、銅粉、銀粉、銀めっき銅粉、銅合金粉等が挙げられ
る。銀粉は耐酸化性、導電性に優れているが、耐マイグ
レーション性に問題がある。また銅粉は耐マイグレーシ
ョン性に優れているが、酸化による導電性の低下が懸念
される。これらの問題を考慮に入れ、最適な導電性粒子
は不活性ガスアトマイズ法により作製された、銀銅合金
粉が挙げられる(特開平6−260015号公報記
載)。この粉末の平均組成はAgXCu1-X(ただし、
0.01≦X≦0.4、Xは原子比を表す)で表される
が、Xが0.01未満では充分な耐酸化性が得られず、
0.4を越える場合には耐イオンマイグレーション性が
不十分である。粒子の表面の銀濃度が平均の銀濃度より
も高濃度という特徴があり、耐酸化性等の特性がより好
適に発現されるためには粉末表面の銀濃度が平均の銀濃
度の1.4以上であることが好ましい。この粉末表面お
よび表面近傍の銀濃度は英国VG社製X線光電子分光分
析装置ESCALAB200−X型を用いて、表面から
の深さ50オングストローム程度の表面銀濃度として求
めることができる。平均の銀濃度は資料を濃硝酸中で溶
解し、ICP(高周波誘導結合型プラズマ発光分析計、
セイコー電子工業(株)製JY38P−P2型)を用い
て測定したものである。
0.5〜15μmが好ましい。好適の導電性粒子とし
て、銅粉、銀粉、銀めっき銅粉、銅合金粉等が挙げられ
る。銀粉は耐酸化性、導電性に優れているが、耐マイグ
レーション性に問題がある。また銅粉は耐マイグレーシ
ョン性に優れているが、酸化による導電性の低下が懸念
される。これらの問題を考慮に入れ、最適な導電性粒子
は不活性ガスアトマイズ法により作製された、銀銅合金
粉が挙げられる(特開平6−260015号公報記
載)。この粉末の平均組成はAgXCu1-X(ただし、
0.01≦X≦0.4、Xは原子比を表す)で表される
が、Xが0.01未満では充分な耐酸化性が得られず、
0.4を越える場合には耐イオンマイグレーション性が
不十分である。粒子の表面の銀濃度が平均の銀濃度より
も高濃度という特徴があり、耐酸化性等の特性がより好
適に発現されるためには粉末表面の銀濃度が平均の銀濃
度の1.4以上であることが好ましい。この粉末表面お
よび表面近傍の銀濃度は英国VG社製X線光電子分光分
析装置ESCALAB200−X型を用いて、表面から
の深さ50オングストローム程度の表面銀濃度として求
めることができる。平均の銀濃度は資料を濃硝酸中で溶
解し、ICP(高周波誘導結合型プラズマ発光分析計、
セイコー電子工業(株)製JY38P−P2型)を用い
て測定したものである。
【0016】本発明に用いられる導電性ペーストの樹脂
バインダー組成は、熱硬化性で導電性が得られるもので
あれば特に制限はない。一般的なものとしては、各種の
分子量のレゾール型フェノール樹脂、ノボラック型フェ
ノール樹脂、ビスフェノール型エポキシ樹脂、ノボラッ
ク型エポキシ樹脂、および1分子中に1個以上のグリシ
ジル基を有する液状エポキシ化合物、例えばネオペンチ
ルグリコールジグリシジルエーテル、ビスフェノールA
ジグリシジルエーテル、プロピレングリコールジグリシ
ジルエーテル、ヘキサンジオールジグリシジルエーテル
などと、アミン、酸無水物等からなるエポキシ硬化剤と
の組み合わせが好ましい。その他のバインダー樹脂とし
て、メラミン樹脂、ユリア樹脂、キシレン樹脂、アルキ
ッド樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、アクリル樹脂、ポ
リイミド樹脂、フラン樹脂、ウレタン樹脂、ビスマレイ
ミド−トリアジン樹脂などが挙げられる。また、必要に
応じて熱可塑性樹脂や表面処理剤、分散剤などを添加す
ることができる。
バインダー組成は、熱硬化性で導電性が得られるもので
あれば特に制限はない。一般的なものとしては、各種の
分子量のレゾール型フェノール樹脂、ノボラック型フェ
ノール樹脂、ビスフェノール型エポキシ樹脂、ノボラッ
ク型エポキシ樹脂、および1分子中に1個以上のグリシ
ジル基を有する液状エポキシ化合物、例えばネオペンチ
ルグリコールジグリシジルエーテル、ビスフェノールA
ジグリシジルエーテル、プロピレングリコールジグリシ
ジルエーテル、ヘキサンジオールジグリシジルエーテル
などと、アミン、酸無水物等からなるエポキシ硬化剤と
の組み合わせが好ましい。その他のバインダー樹脂とし
て、メラミン樹脂、ユリア樹脂、キシレン樹脂、アルキ
ッド樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、アクリル樹脂、ポ
リイミド樹脂、フラン樹脂、ウレタン樹脂、ビスマレイ
ミド−トリアジン樹脂などが挙げられる。また、必要に
応じて熱可塑性樹脂や表面処理剤、分散剤などを添加す
ることができる。
【0017】導電性粒子の比率が高い等の理由で印刷に
十分な流動性が得られない場合は粘度調整剤として有機
溶剤を添加してもよい。この溶剤は加熱プレスによるペ
ーストの硬化工程の際に蒸発するため、圧縮された導電
性粒子の充填性がより緻密になり高導電性を誘起するこ
とが可能である。ただし、ペースト硬化物内にボイドが
発生せず、また粘度も上記の範囲になるように、添加量
を調節しなければならない。好適な添加量は、ペースト
全体の3重量%以下である。
十分な流動性が得られない場合は粘度調整剤として有機
溶剤を添加してもよい。この溶剤は加熱プレスによるペ
ーストの硬化工程の際に蒸発するため、圧縮された導電
性粒子の充填性がより緻密になり高導電性を誘起するこ
とが可能である。ただし、ペースト硬化物内にボイドが
発生せず、また粘度も上記の範囲になるように、添加量
を調節しなければならない。好適な添加量は、ペースト
全体の3重量%以下である。
【0018】本発明を実施例に基づいて説明する。
【0019】
【実施例】(1)銅合金粉の作製 銅粉(純度99.9%)720gと銀粉(純度99.9
%)180gを混合して黒鉛るつぼ(窒化ホウ素製ノズ
ル付き)に入れ、アルゴン雰囲気中で高周波誘導加熱に
より溶融し、1600℃まで加熱した。この融液をアル
ゴン大気圧下でノズルより30秒間で噴出した。同時
に、ボンベ入りアルゴンガス(ボンベ圧力150気圧)
4.2NTPm3 を噴出する融液に向かって周囲のノズ
ルより噴出した。得られた粉末を走査型電子顕微鏡で観
察したところ球状(平均粒径19.6μm)であった。
この粉末表面の銀濃度を、XPSを用いて分析した結
果、Ag/(Ag+Cu)(原子比)は0.449であ
った。また、濃硝酸に粒子を溶解しICPにより平均の
銀濃度を測定したところ、Ag/(Ag+Cu)(原子
比)Xは0.128であった。従って粉末表面の銀濃度
は、平均の銀濃度の3.5倍であった。得られた銅合金
粉のうち、10μm以下の径の粉を分級して抜き出しペ
ースト作製に使用した。
%)180gを混合して黒鉛るつぼ(窒化ホウ素製ノズ
ル付き)に入れ、アルゴン雰囲気中で高周波誘導加熱に
より溶融し、1600℃まで加熱した。この融液をアル
ゴン大気圧下でノズルより30秒間で噴出した。同時
に、ボンベ入りアルゴンガス(ボンベ圧力150気圧)
4.2NTPm3 を噴出する融液に向かって周囲のノズ
ルより噴出した。得られた粉末を走査型電子顕微鏡で観
察したところ球状(平均粒径19.6μm)であった。
この粉末表面の銀濃度を、XPSを用いて分析した結
果、Ag/(Ag+Cu)(原子比)は0.449であ
った。また、濃硝酸に粒子を溶解しICPにより平均の
銀濃度を測定したところ、Ag/(Ag+Cu)(原子
比)Xは0.128であった。従って粉末表面の銀濃度
は、平均の銀濃度の3.5倍であった。得られた銅合金
粉のうち、10μm以下の径の粉を分級して抜き出しペ
ースト作製に使用した。
【0020】(2)導電性ペーストの作製 上記の銅合金粉100重量部に、ノボラック型フェノー
ル樹脂5.4重量部と液状エポキシ樹脂3.6重量部、
ステアリン酸0.3重量部を加え、プラネタリミキサー
または三本ロールにて混練した。このペーストに潜在性
硬化剤ノバキュアー(旭化成エポキシ(株))重量部を
加えて撹拌して導電性ペーストを得た。粘度はシェアレ
ート1s-1での値が4800ポイズで、構造粘性指数は
3、揮発分は1.5%であった。 (3)導電性の評価方法 ガラスエポキシ基材上に銅回路パターンを形成後、樹脂
つき銅箔(日立化成工業(株) MCF−6000、絶
縁層厚み 60μm、銅箔厚み 18μm)を真空プレ
スで積層した。銅箔上にドライフィルムレジスト(旭化
成(株) AQ−3036)をラミネートし、ビアの位
置の銅箔が露出するようにパターンを形成し、露出した
銅箔部分をエッチング液で完全に除去した。ドライフィ
ルムレジストを剥離後、露出した絶縁樹脂部分をCO2
レーザーにて照射してビアホールを形成した(直径 5
0μm)。
ル樹脂5.4重量部と液状エポキシ樹脂3.6重量部、
ステアリン酸0.3重量部を加え、プラネタリミキサー
または三本ロールにて混練した。このペーストに潜在性
硬化剤ノバキュアー(旭化成エポキシ(株))重量部を
加えて撹拌して導電性ペーストを得た。粘度はシェアレ
ート1s-1での値が4800ポイズで、構造粘性指数は
3、揮発分は1.5%であった。 (3)導電性の評価方法 ガラスエポキシ基材上に銅回路パターンを形成後、樹脂
つき銅箔(日立化成工業(株) MCF−6000、絶
縁層厚み 60μm、銅箔厚み 18μm)を真空プレ
スで積層した。銅箔上にドライフィルムレジスト(旭化
成(株) AQ−3036)をラミネートし、ビアの位
置の銅箔が露出するようにパターンを形成し、露出した
銅箔部分をエッチング液で完全に除去した。ドライフィ
ルムレジストを剥離後、露出した絶縁樹脂部分をCO2
レーザーにて照射してビアホールを形成した(直径 5
0μm)。
【0021】図1に導電性ペーストの印刷充填方法を示
す。ビアホール上にスクリーン印刷機で200μm径の
メタルマスクを介して導電性ペーストを印刷した(図1
a)。ビアホール上に剥離可能なポリエステル樹脂系の
フィルムを置き、真空プレス機にて室温、真空度を1.
0kPa未満、圧力を50kgf/cm2の条件で5秒
間加圧した(図1b、c)。ビアホール上にはみ出たペ
ーストを拭き取り(図1d)、a〜dの工程を計3回行
った。この後、さらにビアホール上に導電性ペーストを
印刷し(図1e)、真空プレス機を用いて加熱加圧硬化
した。表面をバフロールで研磨し、はみ出た導電性ペー
ストを除去した後、電解銅めっきで5μmの銅層を形成
した。ドライフィルムレジストを用いてエッチングによ
り銅回路を形成し、プリント配線板を作製した。ビアホ
ール1穴あたりの体積抵抗率は0.6×10-5Ωcmで
あり、良好であった。光学顕微鏡により断面観察を行っ
た結果、ビア内のボイドは認められなかった。
す。ビアホール上にスクリーン印刷機で200μm径の
メタルマスクを介して導電性ペーストを印刷した(図1
a)。ビアホール上に剥離可能なポリエステル樹脂系の
フィルムを置き、真空プレス機にて室温、真空度を1.
0kPa未満、圧力を50kgf/cm2の条件で5秒
間加圧した(図1b、c)。ビアホール上にはみ出たペ
ーストを拭き取り(図1d)、a〜dの工程を計3回行
った。この後、さらにビアホール上に導電性ペーストを
印刷し(図1e)、真空プレス機を用いて加熱加圧硬化
した。表面をバフロールで研磨し、はみ出た導電性ペー
ストを除去した後、電解銅めっきで5μmの銅層を形成
した。ドライフィルムレジストを用いてエッチングによ
り銅回路を形成し、プリント配線板を作製した。ビアホ
ール1穴あたりの体積抵抗率は0.6×10-5Ωcmで
あり、良好であった。光学顕微鏡により断面観察を行っ
た結果、ビア内のボイドは認められなかった。
【0022】
【比較例】実施例と同様の積層板と導電性ペーストを用
いて孔径50μmの非貫通ビアホールに50μm径のメ
タルマスクでスクリーン印刷を10回行って充填し、抵
抗値を測定した結果、完全にオープンであった。光学顕
微鏡を用いた断面観察により、ビア内にボイドが認めら
れた。
いて孔径50μmの非貫通ビアホールに50μm径のメ
タルマスクでスクリーン印刷を10回行って充填し、抵
抗値を測定した結果、完全にオープンであった。光学顕
微鏡を用いた断面観察により、ビア内にボイドが認めら
れた。
【0023】
【発明の効果】基板上に作製した非貫通ビアホールに導
電性ペーストを充填する際、ビアホール上にビアホール
開口部の直径より大きい径を有するメタルマスクでスク
リーン印刷または直接塗布し、真空圧縮成型機で常温に
て加圧することにより、未充填部分を発生することな
く、容易に充填可能である。また、導電性ペーストを加
熱加圧硬化する際、ビアホール上に導電性ペーストを印
刷することにより導電性粉末が密に圧縮され、導電性の
高い層間接続を得ることができる。
電性ペーストを充填する際、ビアホール上にビアホール
開口部の直径より大きい径を有するメタルマスクでスク
リーン印刷または直接塗布し、真空圧縮成型機で常温に
て加圧することにより、未充填部分を発生することな
く、容易に充填可能である。また、導電性ペーストを加
熱加圧硬化する際、ビアホール上に導電性ペーストを印
刷することにより導電性粉末が密に圧縮され、導電性の
高い層間接続を得ることができる。
【図1】本発明における導電性ペーストの充填方法の一
例を示す。
例を示す。
1.導電性ペースト 2.銅箔層 3.絶縁樹脂層 4.導電回路 5.剥離可能なフィルム
Claims (1)
- 【請求項1】基板に設けられた非貫通ビアホールに導電
性ペーストを充填する際に、該非貫通ビアホール上に導
電性ペーストを印刷または塗布し、真空圧縮成型機で加
圧して前記非貫通ビアホールへ前記導電性ペーストを充
填し、さらに前記非貫通ビアホール上に前記導電性ペー
ストを印刷または塗布して真空加圧加熱により硬化させ
ることを特徴とする非貫通ビアホールへの導電性ペース
トの充填方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001147648A JP2002344139A (ja) | 2001-05-17 | 2001-05-17 | 非貫通ビアホールへの導電性ペーストの充填方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001147648A JP2002344139A (ja) | 2001-05-17 | 2001-05-17 | 非貫通ビアホールへの導電性ペーストの充填方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002344139A true JP2002344139A (ja) | 2002-11-29 |
Family
ID=18993098
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001147648A Withdrawn JP2002344139A (ja) | 2001-05-17 | 2001-05-17 | 非貫通ビアホールへの導電性ペーストの充填方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002344139A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011035091A (ja) * | 2009-07-31 | 2011-02-17 | Nikkiso Co Ltd | ビア充填方法及び装置 |
CN110012615A (zh) * | 2019-04-18 | 2019-07-12 | 业成科技(成都)有限公司 | 触控薄膜元件穿孔导电结构及方法 |
JP2020184610A (ja) * | 2019-04-26 | 2020-11-12 | 日亜化学工業株式会社 | 発光モジュールの製造方法及び発光モジュール |
-
2001
- 2001-05-17 JP JP2001147648A patent/JP2002344139A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2011035091A (ja) * | 2009-07-31 | 2011-02-17 | Nikkiso Co Ltd | ビア充填方法及び装置 |
CN110012615A (zh) * | 2019-04-18 | 2019-07-12 | 业成科技(成都)有限公司 | 触控薄膜元件穿孔导电结构及方法 |
JP2020184610A (ja) * | 2019-04-26 | 2020-11-12 | 日亜化学工業株式会社 | 発光モジュールの製造方法及び発光モジュール |
JP7004921B2 (ja) | 2019-04-26 | 2022-01-21 | 日亜化学工業株式会社 | 発光モジュールの製造方法及び発光モジュール |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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