JP2002343512A - 雄端子相互接続用コネクタ - Google Patents

雄端子相互接続用コネクタ

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JP2002343512A
JP2002343512A JP2001149285A JP2001149285A JP2002343512A JP 2002343512 A JP2002343512 A JP 2002343512A JP 2001149285 A JP2001149285 A JP 2001149285A JP 2001149285 A JP2001149285 A JP 2001149285A JP 2002343512 A JP2002343512 A JP 2002343512A
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Japan
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terminal
male
relay terminal
male terminal
connector
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Application number
JP2001149285A
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English (en)
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Tetsuo Kato
哲男 加藤
Kei Sato
慶 佐藤
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Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 中継端子を簡単に装着することができる雄端
子相互接続用コネクタを提供する。 【解決手段】 コネクタハウジング10内に挿入された
一方の雄端子2と他方の雄端子4とを中継端子5によっ
て接続するコネクタにおいて、前記コネクタハウジング
10に断面凹状に形成され、前記中継端子5が開口部か
ら挿入されて嵌合する中継端子収容部11と、該中継端
子収容部11に嵌合された中継端子5を係止する係止手
段19とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は雄端子同士を接続す
る雄端子相互接続用コネクタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車などの車両等に用いられるコネク
タの一つとして、雄端子同士を接続する雄端子相互接続
用コネクタがある。雄端子相互接続用コネクタは、例え
ば、電子機器に接続された雄端子と、ワイヤハーネス等
の電線の端部に圧着された雄端子とを接続するものであ
り、雄端子同士を接続するものとして、実開昭58−3
4369号公報に開示されている雌、雄兼用のコネクタ
ハウジングや実開昭63−63988号公報に開示され
ている雄端子相互の中継端子等が知られている。
【0003】雌、雄兼用のコネクタハウジングは、コネ
クタハウジングの端子収容部に収容されて筒体部に突出
した一方の雄端子の雄タブと、筒体部に装着したアダプ
タの端子挿入孔から筒体部に挿入された他方の雄端子と
が筒体部内の双極雌端子(中継端子)に嵌挿されて雄端
子同士が接続されるものである。
【0004】雄端子相互の中継端子は、一方の雄端子で
ある電気接触部が第1の折返し弾性接触板と立上り基板
によって挟持され、他方の雄端子が第2の折返し弾性接
触板と立上り基板によって挟持され、雄端子同士が接続
されるものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
雌、雄兼用のコネクタハウジングでは、実質的に中継端
子である双極雌端子を筒体部内に装着するには、一方の
雄端子をコネクタハウジングの端子収容部に収容して筒
体部内にその雄タブを突出させ、この雄タブに双極雌端
子を嵌挿し、嵌挿後、アダプタを筒体部に装着しなけれ
ばならず、中継端子の装着が面倒である。後者の雄端子
相互の中継端子は、制御ユニットに収容室を設けて収容
係止されるものであるが、どのように収容室を設けて収
容係止するかが分からず、中継端子の装着が面倒になる
ことがある。そこで、本発明は、このような実状に鑑み
なされたものであり、その目的は、中継端子を簡単に装
着することができる雄端子相互接続用コネクタを提供す
ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の雄端子相互接続用コネクタは、コネクタハ
ウジング内に挿入された一方の雄端子と他方の雄端子と
を中継端子によって接続するコネクタにおいて、前記コ
ネクタハウジングに断面凹状に形成され、前記中継端子
が開口部から挿入される中継端子収容部と、該中継端子
収容部に挿入された中継端子を係止する係止手段とを備
えたものである(請求項1)。
【0007】このように構成すれば、中継端子を断面凹
状に形成された中継端子収容部にその開口部から中継端
子収容部内に挿入するだけで、中継端子が係止手段によ
り係止されて中継端子収容部から抜け出ることなく収容
されるので、中継端子の装着を簡単に行えることになる
(請求項1)。
【0008】前記雄端子がタブ状の雄端子であり、前記
中継端子が、最も幅広な雄端子の幅以上の幅を有し、か
つ、雄端子をその厚み方向両側から挟持する挟持部を備
えることが好ましい(請求項2)。
【0009】このように雄端子がタブ状の雄端子で、中
継端子が挟持部を備えることにより、雄端子をその厚み
方向両側から挟持する挟持部が最も幅広な雄端子の幅以
上の幅を有しているので、幅広な雄端子でも幅狭な雄端
子でもサイズ特に端子の幅方向のサイズに関係なく雄端
子を挟持することができ、サイズの異なる雄端子の接続
も行える(請求項2)。
【0010】前記中継端子に、挿入された雄端子の先端
部を中継端子内の幅方向中央に案内するガイド部を設け
ることが好ましい(請求項3)。
【0011】このようにガイド部に中継端子を設けるこ
とで、中継端子に挿入された雄端子の先端部がガイド部
により中継端子内の幅方向中央に案内されるので、雄端
子を中継端子の中央に位置させることができる(請求項
3)。
【0012】前記雄端子の先端部の両側に縊れ部を設
け、前記ガイド部が、中継端子に挿入された雄端子の縊
れ部に対向する中継端子の壁の一部をそれぞれ内側に切
り起こしてなり、かつ、先端部が中継端子に挿入された
雄端子の縊れ部内に付勢される一対のガイド片であるこ
とが好ましい(請求項4)。
【0013】このように一対のガイド片の先端部を雄端
子の縊れ部内に付勢して雄端子を中継端子内の幅方向中
央に案内することにより、雄端子が一対のガイド片と係
合するので、確実に雄端子を中継端子の中央に位置させ
ることが可能となる。(請求項4)。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて詳述する。図1及び図2は本発明の雄端
子相互接続用コネクタの一例を示す図である。図3は本
発明の中継端子の一例を示す図である。図1及び図2に
おいて、1は雄端子相互接続用コネクタを示し、この雄
端子相互接続用コネクタ1は、電子機器に接続された4
つの一方の雄端子(第1雄端子)2と、ワイヤハーネス
等の絶縁被覆電線3の端部に取り付けられた他方の雄端
子(第2雄端子)4とを中継端子5を介して接続するも
のである。
【0015】第1雄端子2は、電子機器の基板等に固定
されているタブ状の雄端子である。この雄端子2は、電
子機器等のハウジングに固定されている断面矩形の筒体
状の例えば合成樹脂製の雌ハウジング6内に所定の間隔
を隔てて4つ並設されている。
【0016】第2雄端子4は、例えばワイヤハーネス等
を構成する絶縁被覆電線3の端部に加締め圧着して取り
付けられたタブ状の雄端子である。第2雄端子4は、ほ
ぼ中央より先端部が断面矩形状に形成された接触部7と
して形成されている。接触部7の中央より後方の底壁に
は、凹状又は穴状の係合部8が設けられていると共に、
その上壁には、傾斜面9が設けられている。
【0017】雄端子相互接続用コネクタ1のコネクタハ
ウジング10は、合成樹脂等で直方体状に形成された雄
ハウジングである。コネクタハウジング10は、その長
手方向(前後方向)に沿って中継端子収容部11と雄端
子収容部12とに二分され、中継端子収容部11が前記
雌ハウジング6と嵌合するように形成されている。
【0018】雄端子収容部12には、コネクタハウジン
グ10の長手方向に沿って延在する雄端子収容室13が
所定の間隔を隔てて4つ並設されている。各雄端子収容
室13は、第2雄端子4の底壁と雄端子収容室13の底
壁とが対向するように第2雄端子4を収容するように形
成されている。雄端子収容室13には、第2雄端子4の
傾斜面9と接触して第2雄端子4の移動を防止するスト
ッパ部14が設けられており、このストッパ部14に接
触して収容された第2雄端子4の先端部が中継端子収容
部11内に中継端子5と十分に接触する長さ突出するよ
うになっている。
【0019】雄端子収容室13の底壁には、雄端子収容
室13内に収容された第2雄端子4の係合部8と係合し
て雄端子4の抜出を防止する係合位置と、雄端子4と係
合しない解除位置とに変位可能な係止ランス15が可撓
自在に設けられている。係止ランス15は、係合位置に
付勢され、例えば棒状の冶具等により解除位置に変位さ
れるようになっている。
【0020】中継端子収容部11には、前記雄端子収容
室13と対応するように4つの中継端子収容室16が所
定の間隔を隔てて並設されている。中継端子収容室16
は、図示例では上方が開放された断面凹状であって、中
継端子5をその長手方向とコネクタハウジング10の長
手方向がほぼ平行になるように嵌合して収容するように
形成されている。中継端子収容室16の前壁には、第1
雄端子2が挿入される挿入孔17が穿設されている。挿
入孔17の雄端子2の厚み方向(図示例では高さ方向)
の幅は、雄端子2の厚みより大きく形成されるが、その
幅は若干大きく形成することが好ましい。挿入孔17の
外壁側は、雄端子2が挿入しやすいようにテーパ状の案
内面17aが形成されている。中継端子収容室16の底
壁には、中継端子収容室16に嵌合された中継端子5を
開口部方向に押圧して中継端子収容室16から取り出す
ための取出口18が穿設されている。
【0021】中継端子収容室16の側壁の中央部の下方
には、中継端子収容室16に収容された中継端子5を係
止するための係止手段19の構成要素である可撓係止片
20が設けられている。可撓係止片20は中継端子収容
室16の2つの側壁のどちらか一方でも両方でもよい
が、好ましくは両方の側壁に設けることがよい。可撓係
止片20は、中継端子収容室16の側壁の一部を中継端
子収容室16内に切り起こして、先端部が中継端子収容
室16内に付勢される係合位置と、非係合位置とに変位
可能に形成されている。図示では可撓係止片20を用い
て中継端子5の係止を行う例を示したが、中継端子5の
係止を行えるならば、他の構造・形状のものでもよく、
例えば、中継端子収容室内に突出する突起部であっても
よい。
【0022】中継端子5は、銅合金等により天井板5
a、底板5b、2つの側板5c、5cの4つの板からな
る断面矩形の筒状に形成されている。中継端子5内の幅
方向の長さ(側板5c内面と側板5c内面との幅)は、
タブ状の雄端子2、4として最も幅広な雄端子の幅の長
さ以上であり、極端に長いと無駄になるため最も幅広な
雄端子2、4より若干大きい長さが好ましい。
【0023】側板5cの中央部の下方には、中継端子5
を中継端子収容室16に嵌合したとき、中継端子収容室
16の可撓係止片20と係合して中継端子5を係止する
ための係止孔(係止手段19の構成要素である係止孔)
21が穿設されている。係止孔21は、中継端子収容室
16の両側壁に可撓係止片20が設けられているときに
は、両側板5c、5cに設けるようにする。
【0024】中継端子5内には、底板5bの両開口部の
端部からそれぞれ中継端子5内に向けて折り返して形成
された弾性舌片22、22が2つ設けられている。各弾
性舌片22、22は、具体的には、中央部より前方が最
も天井板5aに接近する山型に形成され、先端部の自由
端22aが底板5bに接触するか又は若干離れた位置に
位置されている。弾性舌片22、22の幅方向の長さ
は、中継端子5内の幅方向の長さとほとんど同じであ
り、最も幅広な雄端子の幅の長さ以上、好ましくは最も
幅広な雄端子2、4より若干大きい長さである。
【0025】天井板5aの2つの弾性舌片22、22と
対向する箇所は、中継端子5内にほぼ矩形状に膨出し、
中継端子5の開口部側がテーパ状の案内面23aを有す
る接触板部23として形成されている。このように、テ
ーパ状の案内面23aを有するので、雄端子2、4を弾
性舌片22との間に挿入しやすくなる。接触板部23の
幅方向の長さは、弾性舌片22の幅方向の長さとほとん
ど同じにすることがよい。すなわち、最も幅広な雄端子
の幅の長さ以上、好ましくは最も幅広な雄端子2、4よ
り若干大きい長さである。この接触板部23と弾性舌片
22とで挟持部24が構成される。接触板部23と弾性
舌片22とは、最も幅が狭いところが雄端子2、4の厚
さより狭く、好ましくは若干狭く形成されており、この
接触板部23と弾性舌片22との間に、挿入孔17から
の第1雄端子2、又は雄端子収容室13に収容されて中
継端子収容室16に突出した第2雄端子4が挿入される
と、弾性舌片22が付勢力に反して弾性変形する。この
弾性舌片22の付勢力により雄端子2、4が接触板部2
3に押し付けられて雄端子2、4の厚さ方向両側から雄
端子2、4が挟持されるようになっている。
【0026】前記タブ状の雄端子2、4の先端部の幅方
向の両側には、図4及び図5に示すように縊れ部25、
25を設けることが好ましい。具体的には、雄端子2、
4の先端部の幅方向の両側に、縊れ部25、25間の長
さが雄端子のサイズに関係なくほぼ同じ長さになるよう
に縊れ部25、25を設けるようにする。また、縊れ部
25、25より先端26も、雄端子のサイズに関係なく
ほぼ同じ形状に形成することが好ましく、例えば、先端
26の幅が中央部27の幅より小さく、かつ、先端の両
側に傾斜部28、28を形成するようにする。このよう
にすれば、雄端子の先端部は、雄端子のサイズに関係な
くほぼ同一形状になる。
【0027】また、中継端子5に、挿入された雄端子
2、4の先端部を中継端子5内の幅方向中央に案内する
ガイド部29を設けるようにしてもよい。ガイド部29
は、雄端子2、4の先端部を中央に案内させることがで
きるならばどのように形成してもよく、例えば、中継端
子5の両側板5c、5cの一部をそれぞれ内側に切り起
こしてなり、かつ、先端部が中継端子5に挿入された雄
端子2、4の縊れ部25、25内に位置する位置に付勢
される一対のガイド片30、30であってもよい。具体
的には、例えば、図4及び図5に示すように、中継端子
5の両側板の一部をそれぞれ雄端子2、4の挿入方向前
方に切れ目先端が位置されるようにコ字状に切り込んで
一対のガイド片30、30を形成し、これらガイド片3
0、30の先端部が中継端子5の内側に位置させるよう
に切れ目の根元部を折り曲げ、かつ、ガイド片30、3
0の先端部を、挿入された雄端子2、4の縊れ部25、
25内にそれぞれ位置されるようにそれぞれ中継端子5
の幅方向に沿うように折り曲げる。これにより、一対の
ガイド片30、30は、挿入された雄端子2、4の縊れ
部25、25内に先端部が位置するように付勢する一種
の板バネとして形成され、雄端子2、4を中継端子5内
の幅方向中央に付勢するものとなる。
【0028】さて、この雄端子相互接続用コネクタ1を
用いて、第1雄端子2と第2雄端子4とを接続するに
は、まず、コネクタハウジング10の中継端子収容部1
1の各中継端子収容室16に中継端子5をその開口部か
ら挿入して嵌合する。嵌合された中継端子5の係止孔2
1と中継端子収容室16の可撓係止片20とが係合して
中継端子5が係止され、中継端子5は中継端子収容室1
6から抜出ることなく収容されることになる。
【0029】次に、コネクタハウジング10の雄端子収
容室13に、ワイヤハーネス等を構成する絶縁被覆電線
3の端部に取り付けられたタブ状の第2雄端子4を挿入
する。挿入された第2雄端子4は、その傾斜面9がスト
ッパ部14と接触して先への移動が阻止されると共に、
係合部8と係止ランス15とが係合して、第2雄端子4
が係止される。このとき、第2雄端子4の先端部は、中
継端子5の他方の開口部から中継端子5内の接触板部2
3と弾性舌片22との間に挿入されて、接触板部23と
弾性舌片22とにより雄端子4の厚み方向の両側から挟
持される。
【0030】そして、このコネクタハウジング10の中
継端子収容部11を雌ハウジング6に嵌合させる。これ
により、雌ハウジング6内の第1雄端子2の先端部が挿
入孔17を介して中継端子5の一方の開口部から中継端
子5内の接触板部23と弾性舌片22との間に挿入され
て、接触板部23と弾性舌片22とにより端子の厚み方
向の両側から挟持され、第1雄端子2と第2雄端子4と
が電気的に接続されることになる。
【0031】なお、中継端子5を収容した後、コネクタ
ハウジング10の中継端子収容部11を雌ハウジング6
に嵌合して第1雄端子2を中継端子5に挟持させてか
ら、雄端子収容室13に第2雄端子4を挿入して第2雄
端子4を中継端子5に挟持させ、第1雄端子2と第2雄
端子4とを電気的に接続するようにしてもよい。
【0032】このように、本発明の雄端子相互接続用コ
ネクタ1は、中継端子5を断面凹状に形成された中継端
子収容室16にその開口部から中継端子収容室16内に
挿入して嵌合するだけで、中継端子5が係止孔21と可
撓係止片20との係合により係止されて中継端子収容室
16から抜け出ることなく収容されるので、中継端子5
の装着が簡単である。
【0033】また、中継端子5は、弾性舌片22と接触
板部23との間にタブ状の雄端子2、4を挿入して、弾
性舌片22の付勢力により雄端子2、4を挟持するた
め、弾性舌片22と接触板部23の幅方向の長さが、最
も幅広な雄端子の幅の長さ以上、好ましくは最も幅広な
雄端子2、4より若干大きい長さに形成されていると、
幅広な雄端子でも幅狭な雄端子でもサイズに関係なく雄
端子2、4を挟持することができ、サイズの異なる雄端
子の接続も行え、工業的価値が高くなる。
【0034】すなわち、従来は、同じサイズの雄端子し
か接続することができなかったので、一方の雄端子(こ
こでは第1雄端子)が電子機器等に固定されていると、
一方の雄端子のサイズを変更することが困難であるの
で、他方の雄端子を一方の雄端子のサイズに合わさなけ
れば、接続できなかった。例えば、0.3〜0.5mm
2の電線の端部に適用できる通常使われるタブサイズ
(ISO規格)としては、025、040、090の3
つがあり、一方の雄端子が040のタブサイズであれ
ば、他方の雄端子は040のタブサイズのものでなけれ
ば、接続できない。
【0035】これに対して、本発明の中継端子5では、
中継端子5内の幅方向ほぼ全域に弾性舌片22と接触板
部23とが延在し、これら弾性舌片22と接触板部23
との幅方向の長さが、最も幅広な雄端子の幅の長さ以
上、好ましくは最も幅広な雄端子2、4より若干大きい
長さに形成されているため、幅広な雄端子でも幅狭な雄
端子でもサイズに関係なく雄端子2、4を挟持すること
ができ、しかも、中継端子5内の幅方向ほぼ全域に弾性
舌片22と接触板部23とが延在するので、中継端子5
と雄端子2、4との接触面積が小さくなることなく、雄
端子2、4の接続を行える。このように、例えば第1雄
端子2のタブサイズに関係なく、第2雄端子4を中継端
子5に接続することができるため、中継端子5に接続す
る電線3の端部に第2雄端子4がすでに取り付けられ、
この第2雄端子4が第1雄端子2とタブサイズが異なっ
ていても、端子を付け替えなくても使用することができ
る。また、例えば0.3〜0.5mm2の電線3の端部
に新たに第2雄端子4を取り付ける場合には、第1雄端
子2のサイズに関係なく、例えば、タブサイズ025の
雄端子を取り付ければ接続することができるので、端子
を取り付ける装置である端子圧着機の種類を低減でき、
設備比の低減化及び設備の小型化を図れ、工業的価値が
高いものとなる。
【0036】また、中継端子5に挿入された雄端子2、
4は、その先端部がガイド部29により中継端子5内の
幅方向中央に案内されるので、雄端子2、4を中継端子
5の中央に位置させることができ、センターずれによる
不具合を低減することができる。すなわち、雄端子2、
4がずれて中継端子5に挿入されていると、中央に位置
している場合に比して、例えば振動等により雄端子2、
4が中継端子の側板5cに衝突しやすく、破損や摩耗の
原因となることがあるが、雄端子2、4を中継端子5の
中央に位置させることにより、その原因を低減すること
ができる。
【0037】また、雄端子2、4の先端部の幅方向両側
に縊れ部25、25を設けると共に、ガイド部29が、
雄端子2、4の縊れ部25、25内にそれぞれ先端部が
位置する一対のガイド片30、30であることにより、
雄端子2、4を中継端子5に挿入すると、まず、雄端子
2、4の先端26が一対のガイド片30、30と接触し
てそれぞれガイド片30、30を押し開く。つまり、ガ
イド片30、30は付勢力に反して側板5c、5c方向
にそれぞれ変位する。そして、雄端子2、4の先端26
がガイド片30、30より中継端子5内奥へと移動する
と、ガイド片30、30の先端部が雄端子2、4の先端
26から縊れ部25内に移動して、雄端子2、4が中継
端子5内の幅方向中央に案内される。このように雄端子
2、4は、ガイド片30、30と縊れ部25、25とが
係合した状態で中継端子5内の幅方向中央に案内される
ので、確実に雄端子2、4を中継端子5の中央に位置さ
せることができる。また、ガイド片30、30と縊れ部
25、25とが係合しているため、雄端子2、4の前後
の動きも抑止されるので、雄端子2、4は中継端子5内
での動きが抑止され、摩耗しにくくなると共に、中継端
子5の側板5cに衝突することもなくなる。
【0038】
【発明の効果】以上要するに請求項1に記載の発明によ
れば、中継端子の装着を簡単に行える。
【0039】請求項2に記載の発明によれば、サイズの
異なる雄端子の接続も行え、工業的価値が高い。
【0040】請求項3に記載の発明によれば、雄端子を
中継端子の中央に位置させることができる。
【0041】請求項4に記載の発明によれば、確実に雄
端子を中継端子の中央に位置させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の雄端子相互接続用コネクタの一例を示
す斜視図である。
【図2】本発明のコネクタハウジングの一例を示す断面
図である。
【図3】本発明の中継端子の一例を示す斜視図である。
【図4】本発明の中継端子の他の一例を説明するための
斜視図である。
【図5】本発明の中継端子の他の一例を説明するための
斜視図である。
【符号の説明】
1 雄端子相互接続用コネクタ 2、4 雄端子(第1、第2雄端子) 5 中継端子 10 コネクタハウジング 11 中継端子収容部 19 係止手段 24 挟持部 25 縊れ部 29 ガイド部 30 ガイド片
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H02G 15/02 H02G 15/02 B Fターム(参考) 5E087 EE02 EE11 FF02 FF08 GG14 GG15 HH01 MM05 MM08 QQ04 RR25 RR36 5G355 AA03 BA01 BA08 5G375 AA02 CA02 CA19 CC07 DA36 DB16

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コネクタハウジング内に挿入された一方
    の雄端子と他方の雄端子とを中継端子によって接続する
    コネクタにおいて、 前記コネクタハウジングに断面凹状に形成され、前記中
    継端子が開口部から挿入される中継端子収容部と、該中
    継端子収容部に挿入された中継端子を係止する係止手段
    とを備えたことを特徴とする雄端子相互接続用コネク
    タ。
  2. 【請求項2】 前記雄端子がタブ状の雄端子であり、前
    記中継端子が、最も幅広な雄端子の幅以上の幅を有し、
    かつ、雄端子をその厚み方向両側から挟持する挟持部を
    備えた請求項1に記載の雄端子相互接続用コネクタ。
  3. 【請求項3】 前記中継端子に、挿入された雄端子の先
    端部を中継端子内の幅方向中央に案内するガイド部を設
    けた請求項2に記載の雄端子相互接続用コネクタ。
  4. 【請求項4】 前記雄端子の先端部の両側に縊れ部を設
    け、前記ガイド部が、中継端子に挿入された雄端子の縊
    れ部に対向する中継端子の壁の一部をそれぞれ内側に切
    り起こしてなり、かつ、先端部が中継端子に挿入された
    雄端子の縊れ部内に付勢される一対のガイド片である請
    求項3に記載の雄端子相互接続用コネクタ。
JP2001149285A 2001-05-18 2001-05-18 雄端子相互接続用コネクタ Abandoned JP2002343512A (ja)

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WO2013012010A1 (ja) * 2011-07-19 2013-01-24 矢崎総業株式会社 ジョイントコネクタ

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JP2013025937A (ja) * 2011-07-19 2013-02-04 Yazaki Corp ジョイントコネクタ

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