JP2002342762A - 物体追跡方法 - Google Patents

物体追跡方法

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JP2002342762A
JP2002342762A JP2001152060A JP2001152060A JP2002342762A JP 2002342762 A JP2002342762 A JP 2002342762A JP 2001152060 A JP2001152060 A JP 2001152060A JP 2001152060 A JP2001152060 A JP 2001152060A JP 2002342762 A JP2002342762 A JP 2002342762A
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Tsuyoshi Megata
強司 目片
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 広角レンズで室内などの近距離の画像を取得
した場合でも分裂判定や統合判定が可能な物体追跡方法
を提供する。 【解決手段】 画像内の対象物体の候補領域を検出する
ステップ510と、前後のフレームでの領域の重なりで
候補領域同士を対応づけるステップ540,550と、
前フレームでの複数の領域が後続フレームで1つの領域
に対応付けられた場合に、各領域の特徴量を記憶するス
テップ560と、ある時刻に一体化した領域が時間経過
後に複数に分離した場合に、記憶していた統合前の前記
特徴量とあらゆる組合せについて特徴量の一致度を評価
し統合の前の複数の領域を分裂後の複数の領域と対応づ
ける対応付けステップ620とを備えた物体追跡方法で
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はテレビジョンカメラ
を用いた監視装置において、画像内に存在する複数の検
出対象物体を自動的に検出し、前記検出物体を自動的に
追跡する物体追跡方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、物体追跡方法としては特開平11
−32325号公報に記載された方法が知られている。
図8を用いて従来の物体追跡方法の処理の手順を説明す
る。
【0003】まず、画像入力ステップ100では、例え
ば10フレーム/秒程度の一定のフレームレートでカメ
ラから得られた320×240画素程度の画像を得る。
差分処理120では入力画像からあらかじめ作成してお
いた背景画像を画素毎に減算し差分画像を算出する。2
値化・ラベリング処理130では差分画像をあらかじめ
設定した閾値を越えた領域を255、その他の領域を0
という具合に2値化し、つながっている画素値255の
領域を隣り合った画素同士をつなげてゆくラベリング処
理により抽出する。これを対象物体の候補領域とする。
このように人物候補領域抽出ステップ110は、差分処
理120と2値化・ラベリング処理130からなる。
【0004】検出物体数変化検出ステップ140は前後
のフレームでの各候補領域の重心間の距離を求め、重心
同士の距離を閾値と比較することにより前フレームの各
候補領域(個数Np)と前フレームの各候補領域と接続可
能な領域の現フレーム領域数(個数Nn)を前フレームの
すべての候補領域について求める。検出状態変化分類ス
テップ150では、前フレームと現フレームとの接続関
係を以下の5つの状態に分類する。
【0005】1)出現:前フレームのどの領域にも対応
づけられなかった現フレームの候補領域 2)単連結:前フレームと一対一で対応づけられた現フ
レームの候補領域 3)結合:複数の前フレームの領域が対応づけられた現
フレームの候補領域 4)消滅:現フレームのどの領域にも対応づけられなか
った前フレームの候補領域 5)分離:複数の現フレームの領域が対応づけられた前
フレームの候補領域 接続情報作成ステップ160では、検出された各物体の
前フレームとの接続情報を生成する。
【0006】分裂判定ステップ170では、前フレーム
のある領域が検出状態変化分類ステップ150で分離と
状態判定された場合に、「分離前の領域面積>分離後の
対応する領域の面積の総和、かつ分離後の対応する領域
が対象物の大きさの範囲内に存在する」の場合に元々一
つの領域が2つに分裂したと判定する。また分裂判定ス
テップ170では、前フレームのある領域が検出状態変
化分類ステップ150で結合と状態判定された場合に、
「結合後の領域面積>結合前の対応する領域の面積の総
和、かつ結合前の対応する全領域が対象物の大きさの範
囲内に存在する」の場合には2つに分裂した元々一つの
領域が1つに検出されるようになったと判定する。
【0007】分裂補正ステップ180では、分裂してい
た期間の対象領域の位置を各領域を合計した領域の重心
として、単連結して追跡情報を作成する。
【0008】また、連結判定ステップ190では、現フ
レームのある領域が検出状態変化分類ステップ150で
結合と状態判定された場合に、「結合前の各領域の面積
が所定の面積以下、かつ結合後の領域面積<結合前の対
応する領域の面積の総和」の場合に元々2つの領域が1
つに結合したと判定する。また、連結判定ステップ19
0では、現フレームのある領域が検出状態変化分類ステ
ップ150である領域が分離と状態判定された場合に、
「分離後の各領域の面積が所定の面積以下、かつ分離前
の領域面積<分離後の対応する領域の面積の総和」の場
合に1つに連結していた元々2つの領域が2つの領域に
戻って検出されたと判定する。
【0009】連結補正ステップ200では連結していた
期間の対象領域の位置を各領域の連結前後の平均動きベ
クトルの方向等に基づき推定し追跡情報を作成する。
【0010】連結補正再帰判定ステップ210は分裂補
正または連結補正のどちらかが行われたかどうかを判定
し、補正が行われた場合にはステップ170に戻り、補
正後の新しい接続情報に基づいて再帰分裂補正、連結補
正をおこなう。分裂補正、連結補正のどちらも行われな
かった場合には軌跡推定ステップ220で軌跡推定を行
い、軌跡推定の結果があらかじめ設定した異常値を示す
場合には異常判定ステップ230で異常を検出し、モニ
タ表示ステップ240でモニタ表示を行っていた。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】この従来の物体追跡方
法では分裂判定や連結判定に分裂前後の候補領域間の面
積の大小関係を用いている。しかしながら、一つのカメ
ラで広範囲にカバーするため広角レンズで室内などの近
距離の画像を取得した場合、カメラに対する対象物の距
離がわずかに変化するだけで対象物の候補領域面積が大
きく変化するため、面積による分裂判定や連結判定は困
難であった。特に人物を対象物体とした場合、正面を向
いた場合と横を向いた場合で画像上の面積は大きく変化
し、面積の大小関係で分裂判定や連結判定を行うことは
困難であった。
【0012】また、この従来の物体追跡方法では再帰的
な手順によって分裂判定や連結判定を行い、1つの対象
物が2つの候補領域として検出されている場合や、2つ
の対象物が1つの候補領域としてとらえられている場合
を判定して補正していた。しかしながら、この方法では
画像に映り始めた状態から分裂していたり、連結してい
たりするような物体の分裂、並びに連結判定を途中で正
しく補正する手段を有していなかった。
【0013】本発明の目的は、広角レンズで室内などの
近距離の画像を取得した場合でも分裂判定や統合判定が
可能な物体追跡方法を提供することにある。
【0014】また本発明の他の目的は、物体の分裂判
定、連結判定を途中で正しく補正するステップを備えた
物体追跡方法を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】これらの課題を解決する
ために本発明の物体追跡方法は、画像内の対象物体の候
補領域を検出するステップと、前後のフレームでの領域
の重なりで候補領域同士を対応づけるステップと、前フ
レームでの複数の領域が後続フレームで1つの領域に対
応付けられた場合に各領域の特徴量を記憶するステップ
と、ある時刻に一体化した領域が時間経過後に複数に分
離した場合に記憶していた統合前の前記特徴量とあらゆ
る組合せについて特徴量の一致度を評価し統合の前の複
数の領域を分裂後の複数の領域と対応づける対応付けス
テップとを備えたものである。
【0016】また前記対応付けステップは、画像内の特
定領域で対象物と対象物の候補領域の対応付けを更新す
ることが望ましい。
【0017】また前記対応付けステップは、前記画像内
の特定領域に設けられた対象物を検出するセンサが、前
記対象物の特定領域の通過を検出したときに対象物と対
象物の候補領域の対応付けを更新することが望ましい。
【0018】また本発明の物体追跡方法は、画像内の対
象物体の候補領域を検出するステップと、前後のフレー
ムでの領域の重なりで候補領域同士を対応づけるステッ
プと、前後のフレームでの前記候補領域を領域の重なり
の割合を用いてフレームレートまたは前記候補領域の対
応付けの周期を変えるステップとを備えたものである。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の形態について図1
から図7を用いて説明する。
【0020】(実施の形態1)図1は本発明の実施の形
態1と2に共通するハードウエア構成の一例を示す。図
1において、300は広角レンズを備えたTVカメラ、
310は画像入力インターフェース、320は画像メモ
リ、330はデータバス、340はCPU、350はワ
ークメモリ、360はプログラムメモリ、370は画像
出力インターフェース、380は表示装置である。
【0021】図1において、TVカメラ300は視野範
囲を撮影し。撮影された映像信号は画像入力インターフ
ェース310からデータバス330を介して画像メモリ
320に蓄積される。CPU340はプログラムメモリ
360に格納されているプログラムにしたがってワーク
メモリ350を用いて前記画像メモリ320に蓄積され
た画像の解析を行う。CPU340は画像出力インター
フェース370を介して表示装置380に結果を表示す
る。
【0022】図2は本実施の形態に係る物体追跡方法の
フローチャートである。図3及ぶ図4は、前後するフレ
ーム画像の一例と前後フレームでの人物領域の重なりの
一例を示す説明図である。以下に、図2〜図4を用いて
物体追跡方法の処理の手順を説明する。
【0023】画像入力ステップ500では、例えば10
フレーム/秒程度の一定のフレームレートで室内の片隅
に設置した広角レンズを装着したカメラ300から得ら
れた320×240画素の画像を得る。差分処理520
では入力画像からあらかじめ作成しておいた背景画像を
画素毎に減算し差分画像を算出する。2値化・ラベリン
グ処理530では差分画像をあらかじめ設定した閾値を
越えた領域を255、その他の領域を0という具合に2
値化し、つながっている画素値255の領域を固まり毎
にラベリングにより抽出する。これを対象物体の候補領
域とする。このように人物候補領域抽出ステップ510
は、差分処理520と2値化・ラベリング処理530か
ら構成される。
【0024】フレームメモリ格納ステップ540ではラ
ベリングされた候補領域画像を格納する。領域の重なり
による領域対応情報生成ステップ550では、図3
(c)に前後フレームでの人物領域の重なりとして示す
ように、図3(a)に示す前フレームでの候補領域71
0a,720aと、図3(b)に示す現フレームの候補
領域730a,740aの画像上で重なっている面積を
求め、現フレームの各候補領域に対して重なりの面積が
あらかじめ定めた割合以上であれば重なる領域同士を同
一対象物として対応づける。前フレームと現フレームの
候補領域を重ねて表示した図3(c)で710bと73
0b、720bと740bがそれぞれ重なっており対応
づけられる。
【0025】検出状態変化分類ステップ580では、前
フレームと現フレームとの接続関係を以下の5つの状態
に分類する。
【0026】1)出現:前フレームのどの領域にも対応
づけられなかった現フレームの候補領域 2)単連結:前フレームと一対一で対応づけられた現フ
レームの候補領域 3)結合:複数の前フレームの領域が対応づけられた現
フレームの候補領域 4)消滅:現フレームのどの領域にも対応づけられなか
った前フレームの候補領域 5)分離:複数の現フレームの領域が対応づけられた前
フレームの候補領域 接続情報作成ステップ590では、検出された各物体の
前フレームとの接続情報を生成する。
【0027】分裂判定ステップ600では、ある元々単
一の領域が分離した場合に分裂と判定し、分裂補正を行
う。また、分裂していた領域が結合した場合には2つに
分裂した元々一つの領域が1つに検出されるようになっ
たと判定する。
【0028】分裂補正ステップ610では分裂していた
期間の対象領域の位置を各領域を合計した領域の重心と
して、単連結して追跡情報を作成する。
【0029】また、連結判定ステップ620では元々複
数あった領域が1つに結合した場合に複数の領域が1つ
に連結したと判定する。この場合、前フレームの連結前
の各領域の重心周辺の色ヒストグラム(特徴量)を色ヒ
ストグラム記録ステップ560で記録する。また、連結
判定ステップ620では一旦連結と判定された領域が分
離した場合に1つに連結していた元々2つの領域が2つ
の領域に戻って検出されたと判定する。
【0030】ここで、図4に示す前後するフレーム画像
の一例と前後フレームでの人物領域の重なりの一例を用
いて連結判定ステップ620と連結補正ステップ630
の動作を説明する。
【0031】図4(a)で検出された人物候補領域81
0a,820aは図4(b)の人物候補領域830aと
重なるため連結が開始したことが連結判定ステップ62
0において判定される。図4(c)での人物領域は84
0aであり、連結したままである。図4(d)で2人の
人物領域は別々の領域850a,860aとして検出さ
れ、連結が終了したと連結判定ステップ620において
判定される。図4(b),(c)のように連結中の場合
には連結補正手段630では単一の領域と見なし、検出
状態変化分類ステップ580で「単連結」として追跡は
行うが、この間軌跡推定ステップ650へ連結中である
ことをフラグを用いて伝達し、軌跡の算出は行わない。
これは、とくに室内で人物の行動軌跡を調べる場合、連
結前後の平均移動ベクトルを内挿しただけで推定するこ
とは困難であるからである。ここで、色ヒストグラム間
の類似度を、Hist#Dist(色ヒスト1、色ヒスト2)と
し、(数1)に示すとおり、相対ヒストグラムの重なり
面積で定義する。
【0032】
【数1】
【0033】交差開始前フレームの人物候補領域810
a,820a、および、交差完了フレームの人物候補領
域850a,860aの色ヒストグラムをそれぞれA,
B,a,bとする。以下に示すように、関連づけた色ヒ
ストグラム間の類似度の総和が最大となるように対応づ
ける。ここで、類似度の尺度をヒストグラムの重なり面
積としたのは複数の類似度間で加法則が成立するからで
ある。この場合は810aと860a,820aと85
0aが対応づけられる。
【0034】 if( Hist#Dist(A,a)+Hist#Dist(B,b)> Hist#Dist(A,b)+Hist#Dist(B,a))[ Aとa、Bとbを対応付け ]else{ Aとb、Bとaを対応付け } 分離・連結補正再帰判定ステップ640は分裂補正また
は連結補正のどちらかが行われたかどうかを判定し、補
正が行われた場合には分裂判定ステップ600に戻り、
補正後の新しい接続情報に基づいて分裂補正、連結補正
をおこなう。分裂補正、連結補正のどちらも行われなか
った場合には軌跡推定ステップ650で軌跡推定を行
い、軌跡推定の結果があらかじめ設定した異常値を示す
場合には異常判定ステップ660で異常を検出し、モニ
タ表示ステップ670でモニタ表示を行う。
【0035】以上のように本実施の形態では、分裂判定
および連結判定に領域面積の大小関係を用いないため、
広角レンズを用いて比較的近距離をとらえた画像でも確
実な分裂判定や統合判定が可能な物体追跡方法を得るこ
とが可能となる。
【0036】なお、本実施の形態では色ヒストグラムの
類似度の尺度をヒストグラムの重なり面積としたが、ヒ
ストグラム間の相関等の他の尺度を用いても良いし、色
ヒストグラムではない何らかの特徴量を用いて連結前後
の領域の対応付けを行っても良い。また、本実施の形態
ではヒストグラムの重なり面積の総和が最大となる組合
せを求めて連結前後の領域の対応付けをおこなったが、
スコアが最も高くなる組合せから順に領域の対応付けを
行っても良い。
【0037】(実施の形態2)図5は本発明の実施の形
態2に係る物体追跡方法のフローチャートである。図5
を用いて本発明実施の形態2の物体追跡方法の処理の手
順を説明する。図5において図2と同一物には同一番号
を付してその説明を省略する。
【0038】図5において、画像入力ステップ500の
代わりにフレームレート可変入力ステップ900、領域
の重なりによる領域対応情報生成ステップ550の代わ
りに、領域の重なり検出ステップ910、フレームレー
ト補正ステップ920、特定範囲に存在する領域の対応
付け初期化ステップ930、領域対応情報生成ステップ
940を用いる以外は図2の実施の形態と同じである。
【0039】図5において、領域の重なり検出ステップ
910で前後のステップの領域重なりを算出し、フレー
ムレート補正ステップ920では領域重なりの面積があ
らかじめ定めた対応付けのための閾値より十分大きい割
合の第2の閾値以上である場合にはフレームレートを遅
くし、領域重なりの面積が対応付けのための閾値より大
きくても前記の第2の閾値より小さい場合にはフレーム
レートを速くするようフレームレート可変入力ステップ
900を設定する。
【0040】特定範囲に存在する領域の対応付け初期化
ステップ930はあらかじめ画像中に設定しておいた特
定範囲を候補領域が通過する場合の領域の個数をその領
域の個数として割り当てる。例えば室内の人物監視の場
合、一度に一人しか出入りのできない出入り口付近の照
明を整えて特定領域とすれば、入室人物が必ず一つの固
まりの領域として検出される。これを利用して、特定領
域を通過する時に、分裂判定結果や連結判定結果を初期
化する。
【0041】以上のように本実施の形態では、画像に映
り始めた状態から分裂していたり、連結していたりする
ような物体の分裂、並びに連結判定を途中で正しく補正
することが可能となる。
【0042】なお、この実施の形態においてフレームレ
ート補正ステップ920に代わって、固定のフレームレ
ートで画像をサンプリングして候補領域の対応付けの周
期を可変としても良い。
【0043】(実施の形態3)図6は本発明の実施の形
態3に係る物体追跡方法のハードウエア構成図、図7は
本発明の実施の形態3に係る物体追跡方法のフローチャ
ートである。
【0044】図7において、領域の重なり検出ステップ
910で前後のステップの領域重なりを算出し、通過セ
ンサによる領域の対応付け初期化ステップ1100は通
過センサ上を対象物が通過した場合に対応する画像上の
位置の候補領域の個数をその領域の個数として割り当て
る。例えば室内の人物監視の場合、一度に一人しか通過
できないマット状のセンサを特定領域通過センサ101
0として室内に置き、人物がそのセンサ上を通過したと
きに2つの領域に分裂して検出された場合にはその該当
する領域を分裂領域と判定する。
【0045】以上のように本実施の形態では、画像に映
り始めた状態から分裂していたり、連結していたりする
ような物体の分裂、並びに連結判定を途中で正しく補正
することが可能となる。
【0046】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、広角レン
ズで室内などの近距離の画像を取得した場合でも分裂判
定や統合判定が可能な物体追跡方法を得ることが可能と
なる。
【0047】また本発明によれば、物体の分裂判定、連
結判定を途中で正しく補正するステップを備えた物体追
跡方法を得ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1と2に共通する物体追跡
方法のハードウエア構成図
【図2】本発明の実施の形態1に係る物体追跡方法のフ
ローチャート
【図3】本発明の実施の形態1に係る、前後するフレー
ム画像の一例と前後フレームでの人物領域の重なりの一
例を示す説明図
【図4】本発明の実施の形態1に係る、前後するフレー
ム画像の一例と前後フレームでの人物領域の重なりの一
例を示す説明図
【図5】本発明の実施の形態2に係る物体追跡方法のフ
ローチャート
【図6】本発明の実施の形態3に係る物体追跡方法のハ
ードウエア構成図
【図7】本発明の実施の形態3に係る物体追跡方法のフ
ローチャート
【図8】従来の物体追跡方法のフローチャート
【符号の説明】
100 画像入力ステップ 110 人物候補領域抽出ステップ 120 差分処理 130 2値化・ラベリング処理 140 検出物体数変化検出ステップ 150 検出状態変化分類ステップ 160 接続情報作成ステップ 170 分裂判定ステップ 180 分裂補正ステップ 190 連結判定ステップ 200 連結補正ステップ 210 連結補正再帰判定ステップ 220 軌跡推定ステップ 230 異常判定ステップ 240 モニタ表示ステップ 300 広角レンズを備えたTVカメラ 310 画像入力インターフェース 320 画像メモリ 330 データバス 340 CPU 350 ワークメモリ 360 プログラムメモリ 370 画像出力インターフェース 380 表示装置 500 画像入力ステップ 510 人物候補領域抽出ステップ 520 差分処理 530 2値化・ラベリング処理 540 フレームメモリ格納ステップ 550 領域の重なりによる領域対応情報生成ステップ 560 色ヒストグラム記憶ステップ 580 検出状態変化分類ステップ 590 接続情報作成ステップ 600 分裂判定ステップ 610 分裂補正ステップ 620 連結判定ステップ 630 連結補正ステップ 640 分離・連結補正再帰判定ステップ 650 軌跡推定ステップ 660 異常判定ステップ 670 モニタ表示ステップ 710,720 前フレームの人物候補領域 730,740 現フレームの人物候補領域 810,820,830,840,850,860 人
物候補領域 900 フレームレート可変入力手段 910 領域の重なり検出ステップ 920 フレームレート補正ステップ 930 特定範囲に存在する領域の対応付け初期化ステ
ップ 940 領域対応情報生成ステップ 1010 特定領域通過センサ 1100 領域の対応付け初期化ステップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B057 BA12 CA08 CA12 CA16 CB08 CB12 CB16 CE09 CE12 CF03 CF04 DA08 DB02 DB09 DC01 DC23 DC32 5C054 FC01 FC05 FC07 FC12 FC15 FC16 FE28 GA04 GB01 GB14 HA31 5L096 AA06 BA02 CA02 EA43 FA37 GA08 GA34 HA05

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像内の対象物体の候補領域を検出するス
    テップと、前後のフレームでの領域の重なりで候補領域
    同士を対応づけるステップと、前フレームでの複数の領
    域が後続フレームで1つの領域に対応付けられた場合
    に、各領域の特徴量を記憶するステップと、ある時刻に
    一体化した領域が時間経過後に複数に分離した場合に、
    記憶していた統合前の前記特徴量とあらゆる組合せにつ
    いて特徴量の一致度を評価し、統合の前の複数の領域を
    分裂後の複数の領域と対応づける対応付けステップとを
    備えた物体追跡方法。
  2. 【請求項2】広角レンズを用いて取得した前記画像を用
    いる、請求項1記載の物体追跡方法。
  3. 【請求項3】前記対応付けステップは、前記特徴量の最
    も一致する組合せから順次対応を決定する、請求項1記
    載の物体追跡方法。
  4. 【請求項4】前記対応付けステップは、前記特徴量の総
    和が最も望ましい大きさとなる組合せで対応付けを決定
    する、請求項1記載の物体追跡方法。
  5. 【請求項5】前記特徴量として加法則が成立する尺度の
    特徴量を用いる、請求項4記載の物体追跡方法。
  6. 【請求項6】前記対応付けステップは、前記画像内の特
    定領域で対象物と対象物の候補領域の対応付けを更新す
    る、請求項1記載の物体追跡方法。
  7. 【請求項7】前記対応付けステップは、前記画像内の特
    定領域に設けられた対象物を検出するセンサが、前記対
    象物の特定領域の通過を検出したときに対象物と対象物
    の候補領域の対応付けを更新する、請求項6記載の物体
    追跡方法。
  8. 【請求項8】2つの領域が見かけ上重なってから分離す
    るまで間位置不定として追跡軌跡を表示しない、請求項
    1記載の物体追跡方法。
  9. 【請求項9】画像内の対象物体の候補領域を検出するス
    テップと、前後のフレームでの領域の重なりで候補領域
    同士を対応づけるステップと、前後のフレームでの前記
    候補領域を領域の重なりの割合を用いてフレームレート
    または前記候補領域の対応付けの周期を変えるステップ
    とを備えた物体追跡方法。
JP2001152060A 2001-05-22 2001-05-22 物体追跡方法 Pending JP2002342762A (ja)

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