JP2002342688A - 電子商取引方法、決済代行方法、使い捨て後払い方式情報発行方法、および決済依頼方法 - Google Patents

電子商取引方法、決済代行方法、使い捨て後払い方式情報発行方法、および決済依頼方法

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JP2002342688A
JP2002342688A JP2001148005A JP2001148005A JP2002342688A JP 2002342688 A JP2002342688 A JP 2002342688A JP 2001148005 A JP2001148005 A JP 2001148005A JP 2001148005 A JP2001148005 A JP 2001148005A JP 2002342688 A JP2002342688 A JP 2002342688A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 不正が排除された電子商取引方法及び諸方法
を実施する電子商取引方法を提供する。 【解決手段】 インターネットNを介して相互に通信可
能なコンピュータ(B,M,P,I)を保持した購入
者、販売業者および決済代行業者間で商品の購買手続き
および代金支払い手続きを行う電子商取引に、電子決済
方式として後払い方式を利用する場合において、購入者
が販売業者に使い捨てのクレジットカード情報を渡し、
販売業者が使い捨てのクレジットカード情報を用いて決
済代行業者から決済の代行の許可を受ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子商取引方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年インターネット等の普及に伴い、従
来の物流に依存しない様々な形態の商取引が行われてい
る。その中に、計算機システム及びインターネットを利
用して電子決済を行う電子商取引システムがある。
【0003】このような電子商取引システムの例を以下
に挙げる。
【0004】まず、第1の例としては、特開平11−3
53382号公報が開示するところの『電子商取引方法
およびそのシステム』がある。
【0005】本従来技術が解決しようとしている課題
は、「決済のための買い手に識別番号を、売り手に渡す
ことなく、決済代行業者に直接送ることにより、経済的
かつ安全な電子商取引システムを提供すること」であ
る。
【0006】この課題を解決するために、本従来技術
は、「所定の期間毎に各買い手についての複数の課金デ
ータを集計してなる決済代行データ及び該決済データに
関連する決済データを作成し、決済データを決済代行業
者に送信するとともに、決済データを、決済代行データ
に該当する買い手に与えられた決算のための識別番号を
買い手から決済代行業者に送信することを促すための催
促情報として、買い手に送信すること」を要件としてい
る。つまり一定期間毎の決済をまとめて買い手に識別番
号を決済代行業者に送ることを促すことを要件としてい
る。
【0007】また、第2の例としては、特開2000−
76366号公報が開示するところの『電子決済システ
ム及び電子商取引サービスプロバイダ装置』がある。
【0008】本従来技術が解決しようとしている課題
は、「インターネットによるオンラインショッピング等
の電子商取引における電子決済認証システムに関し、ク
レジットカード番号等の秘匿情報の漏洩を防ぎ、簡便且
つ安全に電子商取引を行うことができるようにするこ
と」である。
【0009】この課題を解決するために、本従来技術
は、秘匿情報の漏洩を防ぐために公衆網を使って利用者
の端末をコールバックすることを要件としている。
【0010】また、第3の例としては、特開平11−3
45264号公報が開示するところの『代金決済システ
ム及び代金決済方法』がある。
【0011】本従来技術が解決しようとしている課題
は、「クレジットカードによる代金決済の際に必要であ
った信用照会通信装置を用いることなく代金決済を行う
ことを可能にすること」である。
【0012】この課題を解決するために、本従来技術で
は、信用照会通信装置の代わりに「発信者番号送り出し
機能を有する移動体通信端末装置」を用いることを要件
としている。
【0013】また、第4の例としては、米国特許第53
17636号公報が開示するところの『Method and app
aratus for securing credit card transaction』があ
る。
【0014】本従来技術によると、クレジットカードを
スマートカードにし、使用するごとに何回目の取引かの
順序番号を暗号化して表示する。その値をクレジットカ
ードのパスワードとして使用する。認証を行うコンピュ
ータでは、そのクレジットカードに特有の方法でパスワ
ードを解読し順序番号を求め、それがコンピュータ側に
記録されているものと合致するかで認証を行う。
【0015】また、第5の例としては、米国特許第56
71279号公報が開示するところの『Electronic com
merce using a secure courier system』がある。
【0016】本従来技術によると、クレジットカードを
使う支払いを、盗聴されるかもしれない公衆回線上を利
用して安全に行うためのプロトコルが開示されている。
これによれば、ユーザは販売者に暗号化したクレジット
カード番号を送り、販売者は支払い機関に暗号化された
クレジットカード番号をそのまま送ることで認証を受け
ることが可能となる。
【0017】しかしながら、本従来技術では、暗号化し
ているとはいえ、クレジットカード番号を販売者に教え
ることには違いがない。
【0018】また、第6の例としては、米国特許第57
15399号公報が開示するところの『Secure method
and system for communicating a list of credit card
numbers over a non-secure network』がある。
【0019】本従来技術によれば、電子モール側が受注
したユーザのクレジットカード番号をすでに複数知って
いる場合、ユーザにどのクレジットカードを今回利用す
るか選択してもらう。この際にクレジットカード番号を
表示するのでなく、クレジットカード番号の一部を表示
することにより、他人に盗み見られていてもユーザのク
レジットカード番号が知られないようにすることを特徴
としている。
【0020】また、第7の例としては、米国特許第57
24424号公報が開示するところの『Digital active
advertising』がある。
【0021】本従来技術によれば、クレジットカードを
オンラインで利用してユーザ認証を行うための主な事項
として、ユーザが販売者にクレジットカード情報を送っ
て買い物をする流れが開示されているが、ユーザが指定
するクレジットカード情報は、単に「Account Informat
ion」と書かれているだけで具体的な開示がなされてい
ない。また、従来技術では、電子モールに注文書を送る
前に決済代行業者から承認を受けてから販売会社に送る
方式が開示されている。
【0022】また、第8の例としては、米国特許第57
27163号公報が開示するところの『Secure method
for communicating credit card data when placing an
order on a non-secure network』がある。
【0023】本従来技術によると、ユーザが電子モール
で買い物をする際に注文書に品物や配達先、支払方法等
を記入するがクレジットカードの番号は一部分しか記入
しない。電子モールのシステムは注文書を受付けると注
文書に書かれたユーザの電話番号に電話をして、ユーザ
にクレジットカードの番号を、たとえば電話のボタンを
押して、入力してもらう。電子モールのシステムは入力
された番号と注文表に書かれた番号を比べて一致してい
れば受付ける。
【0024】また、第9の例としては、米国特許第60
16484号公報が開示するところの『System, method
and articles of manufacture for network electroni
c payment instrument and certification of payment
and credit collection utilizing a payment』があ
る。
【0025】本従来技術は、電子マネーに関するもので
ある。
【0026】また、第10の例としては、米国特許第6
023682号公報が開示するところの『Method and a
pparatus for credit card purchase authorization ut
ilizing a comparison of a purchase token with test
information』がある。
【0027】本従来技術は、店舗におかれているクレジ
ットカードの読み取り機に関するものであり、クレジッ
トカードを読み取る際に同時にユーザにパスワードを入
れてもらいそのパスワードをキーにクレジット番号と購
入金額を暗号化して決済機関に送り、決済機関では保持
しているパスワードで暗号化された情報を解読しそれが
同時に送られたクレジットカード番号と購入金額と合致
するかどうかで購入を許可するか否か判定し店側に知ら
せることを特徴としている。
【0028】上記に挙げた従来技術において、インター
ネットを用いる電子決済方式は、先払い方式と後払い方
式とに大別することができる。
【0029】先払い方式の代表例としてはプリペイド方
式があり、後払い方式の代表例としてはクレジットカー
ド方式がある。
【0030】プリペイド方式では、予めある金額を、販
売者であるプリペードカード発行者に支払っておき、そ
の支払済みの金額の範囲内で商品の購買を認める。
【0031】しかしながら、プリペイド方式を用いた電
子決済を行う場合には購買する時点で即時に決済するこ
とができるが、予め支払った金額を使い残す可能性や、
プリペードカード発行者が倒産したとき未使用の金額が
回収できない恐れがある。
【0032】これに対して、クレジットカードを用いた
後払い方式には、このような欠点がなくなる。
【0033】クレジットカードを用いた後払い方式で
は、購入者は、先に購買する商品群を決め、その商品群
の合計金額に対する決済をクレジットカード番号により
行う。
【0034】しかしながら、この方式には、利便性が高
いがゆえに数々の問題が存在する。
【0035】たとえば、この方式ではクレジットカード
番号をインターネットを利用して送る必要があるが、イ
ンターネットでは誰かに盗聴される可能性がないとはい
えない。
【0036】この危険性を回避するために、インターネ
ット上で流れる情報を暗号化する方法が幾つも提案され
ている。これらの技術としては、たとえばSSL(K.E.
B. Hickman, The SSL Protocol, Internet Draft <draf
t-hickman-netscape-ssl-00.txt>,April 1995), SHT
TP(E. Rescorla, A. Schiffman, The Secure HyperTe
xt Transfer Protocol, Internet Draft <draft-rescor
la-shttp-00.txt., December 1994), PEM(J. Linn,
Privacy Enhancement for Internet ElectronicMail: P
art 1: Message Encryption and Authentication Proce
dures, RFC 1421, February 1993), MOSS(S. Crock
er, N. Freed, J. Galvin, MIME ObjectSecurity Servi
ces, Internet Draft,draft-ietf-pem-mime-08.txt>, M
arch 1995), IPSP(R. Atkinson, Security Archite
cture for the Internet Protocol, Internet Draft<dr
aft-ietf-ipsec-arch-02.txt>, May 1995)などがある。
【0037】これ以外にも特開2000-7673号公
報や米国特許第5727163号公報では、クレジット
カード番号がインターネットを使用せず公衆電話網を利
用して別に送られる方式が、また、特開平11-345
264号公報では、携帯無線電話を利用する方式などが
開示されている。
【0038】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の方法で安全にクレジットカード番号を送れるようにな
ったとしても、購入者にとっては未だ問題が残る。
【0039】即ち、これらで開示している方式では、購
入者がクレジットカード番号を教える相手が販売者とさ
れている。従って、購入者は販売者に対して名前、住
所、電話番号など詳しい個人情報とともにクレジットカ
ード番号を教えることになる。
【0040】このように構成された場合、販売者自身に
悪用される可能性があるばかりでなく、販売者から漏洩
したり、販売者が倒産し情報が転売された場合など、購
入者にとっては悪用されると被害が大きくなる可能性が
ある。
【0041】このような可能性を回避せんと、米国特許
第5671279号公報では、購入者が販売者にクレジ
ットカード番号を暗号化したものを送り、販売者が暗号
化したクレジットカード番号を決済代行機関に送って支
払い可能かどうか調査する方式が開示されている。
【0042】しかしながら、この方式をとっても購入者
のクレジットカード番号が販売者の手元に残ることには
変化がなく、現在のコンピュータの能力の向上スピード
を考えると長期間安全な暗号方式を仮定することは難し
く、悪用される危険性が減ることがあってもなくなった
ということができない。
【0043】従って、もっとも確実で安全な方法は、購
入者が販売者に実際のクレジットカード番号を教えずに
済ます方法である。
【0044】米国特許第5724424号公報はその一
方式を開示している。その方式によれば、購入者は注文
書にクレジットカード番号を添付して決済代行業者にイ
ンターネット上で送る。これに対し、決済代行業者は支
払いを許可する際に許可証を購入者に発行する。従っ
て、購入者はこの許可証と注文表とを販売業者にインタ
ーネットを利用して送る。
【0045】しかしながら、この方式では購入者が悪意
を持っている場合にリスクを販売業者、決済機関に負わ
せることになる。
【0046】たとえば1回の支払い限度が5万円の購入
者がいたとする。この購入者が50万円の注文表を改ざ
んして5万円にして決済機関から許可書をもらい、それ
に本来の50万円の注文表につけて販売業者に回してし
まう。販売業者はその許可証を信じて品物を発送すると
入金は5万円しかなくなる。このような事故がおこりう
る。また悪意あるユーザが許可書そのものを偽造してし
まうことも考えられる。
【0047】また、米国特許第5724424号公報で
は決済機関が発行する許可証に関しては、単に改ざん不
可能なとしか開示されておらず、具体的方法が明示され
ていない。しかし、どのような方法を取るにしろ、たと
えば暗号化したとしても、コンピュータの発達を考える
と購入者が悪意を持って行えば、改ざんされてしまう危
険性が絶対にないとは言いきれない。この可能性を完全
に無くすには購入者に許可証がわたることがないように
する必要がある。
【0048】従って、本発明は、上記問題に鑑みなされ
たもので、不正が排除された電子商取引方法、決済代行
方法、使い捨て後払い方式情報発行方法、および決済依
頼方法を提供することを目的とする。
【0049】
【課題を解決するための手段】係る目的を達成するため
に、本発明は、商品の代金支払いに後払い方式を使用す
る電子商取引方法であって、購入者端末が、決済代行者
システムまたは後払い方式情報発行者システムが発行し
た使い捨ての後払い方式情報を用いて販売者システムへ
購入する商品の代金支払いを依頼する決済依頼工程と、
販売者システムが、使い捨ての後払い方式情報を用いて
決済代行者システムに代金支払いの代行を依頼する決済
代行依頼工程と、決済代行者システムが、使い捨ての後
払い方式情報に対応する購入者の後払い方式情報を用い
て代金支払いを代行する代金支払い代行工程と、を有す
ることを特徴としている。
【0050】これにより、本発明では、不正が排除され
た電子商取引方法を提供することが可能となる。
【0051】さらに、本発明は、購入者端末が、購入者
を特定する情報を含むメッセージを用いて、決済代行者
システムまたは後払い方式情報発行者システムに使い捨
ての後払い方式情報を要求する使い捨て後払い方式情報
要求工程と、決済代行者システムまたは後払い方式情報
発行者が、メッセージに応じて購入者端末に使い捨ての
後払い方式情報を発行する使い捨て後払い方式情報発行
工程と、を有することを特徴としている。
【0052】これにより、本発明では、購入者の必要に
応じて使い捨て後払い方式情報を提供することが可能と
なり、不必要に使い捨て後払い方式情報を存在させるこ
とがなく、購入者が余分な情報を管理する必要がなくな
る。
【0053】さらに、本発明は、決済代行者システム
が、使い捨ての後払い方式情報が使用されたことを後払
い方式情報発行者システムに通知する後払い方式情報使
用通知工程と、後払い方式情報発行者システムが、購入
者端末へ新たに使い捨ての後払い方式情報を発行する使
い捨て後払い方式情報発行工程と、を有することを特徴
としている。
【0054】これにより、本発明では、購入者に、使い
捨て後払い方式情報の使用の度に新たな使い捨て後払い
方式情報を提供することが可能となるため、購入者が常
に使用可能な使い捨て後払い方式情報を保持することが
可能となり、購入時の余分な手間を省くことが可能とな
る。
【0055】さらに、本発明は、後払い方式情報発行者
システムが使い捨ての後払い方式情報を発行した場合、
決済代行者システムは、後払い方式情報と使い捨て後払
い方式情報との対応をとる情報対応工程を有することを
特徴としている。
【0056】これにより、本発明では、使い捨て後払い
方式情報が後払い方式情報発行者システムにおいて発行
されるよう構成された場合でも、常に最新の状態で、決
済代行者において後払い方式情報と使い捨て後払い方式
情報との対応を管理することが可能となるため、決済の
代行にあたり、使い捨ての後払い方式情報から購入者の
真(正規)の後払い方式情報を確実に特定することが可
能となる。
【0057】さらに、本発明は、決済代行者システム
が、使い捨ての後払い方式情報が使用されると、購入者
へ新たに使い捨ての後払い方式情報を生成する使い捨て
後払い方式情報生成工程と、決済代行者システムが、使
い捨て後払い方式情報発行工程において発行した使い捨
ての後払い方式情報と後払い方式情報との対応をとる情
報対応工程と、を有することを特徴としている。
【0058】これにより、本発明では、新たな使い捨て
後払い方式情報を決済代行者システムにおいて発行する
ことが可能となるため、使い捨て後払い方式情報と真の
後払い方式情報との対応を一カ所で生成・管理すること
が可能となり、同様の情報が複数のシステムに存在する
場合よりも管理が容易となり、かつ安全性を向上させる
ことが可能となる。
【0059】さらに、本発明は、決済代行者システム
が、使用済みの使い捨ての後払い方式情報を対応より削
除する対応情報削除工程を有することを特徴としてい
る。
【0060】これにより、本発明では、一度使用した使
い捨て後払い方式情報が再度使用されること避けること
が可能となるため、使い捨て後払い方式情報のライフサ
イクルを購入者に従い適度な長さにすることが可能とな
る。
【0061】さらに、本発明では、購入者端末と販売業
者システムと決済代行者システムと後払い方式情報発行
者システムとの間において、後払い方式情報または使い
捨ての後払い方式情報を暗号化して伝送することを特徴
としている。
【0062】これにより、本発明では、電子商取引の当
事者以外による盗聴を困難とすることが可能となり、個
人情報が当事者以外に漏れる可能性を減少させることが
可能となる。
【0063】さらに、本発明では、決済代行者システム
と方式情報発行者システムとは、同一システムであるこ
とを特徴としている。
【0064】これにより、本発明では、本方法を実現す
るための構成を簡略化することが可能となり、さらに運
用にあたっても、各工程を簡略化して実施することが可
能となる。
【0065】また、本発明は、商品の代金支払いに後払
い方式を使用する電子商取引方法における決済代行者シ
ステムの決済代行方法において、決済代行者システムま
たは後払い方式情報発行者システムが、購入者の要求ま
たは購入者の使用に応じて、購入者に対して発行した使
い捨ての後払い方式情報を用いた代金支払いの代行の依
頼を販売者システムより受ける決済代行依頼受注工程
と、使い捨ての後払い方式情報に対応する購入者の後払
い方式情報を用いて代金支払いを代行する代金支払い代
行工程と、を有することを特徴としている。
【0066】これにより、本発明では、不正を排除して
決済の代行を行うことが可能となる。
【0067】また、本発明は、商品の代金支払いに後払
い方式を使用する電子商取引方法における後払い方式情
報発行者システムの使い捨て後払い方式情報発行方法に
おいて、購入者端末から購入者を特定する情報を含むメ
ッセージを用いて使い捨ての後払い方式情報が要求され
た場合、または、決済代行者システムから使い捨ての後
払い方式情報の使用が通知された場合に、購入者端末へ
新たに使い捨ての後払い方式情報を発行する使い捨て後
払い方式情報発行工程と、該使い捨て後払い方式情報発
行工程において発行された使い捨ての後払い方式情報と
後払い方式情報との対応を決済代行者システムへ通知す
る情報対応通知工程と、を有することを特徴としてい
る。
【0068】これにより、本発明では、不正を排除した
電子商取引を行うための使い捨て後払い方式情報を発行
することが可能となる。
【0069】また、本発明は、商品の代金支払いに後払
い方式を使用する電子商取引方法における販売者システ
ムの決済依頼方法において、決済代行者システムまたは
後払い方式情報発行者システムが、購入者の要求または
購入者の使用に応じて、購入者に対して発行した使い捨
ての後払い方式情報を用いた購入する商品の代金支払い
の依頼を、購入者端末より受ける決済依頼受注工程と、
使い捨ての後払い方式情報を用いて決済代行者システム
に代金支払いの代行を依頼する決済代行依頼工程と、を
有することを特徴としている。
【0070】これにより、本発明では、販売者から決済
代行者へ決済を依頼するにあたり、不正が生じる可能性
を防止することが可能となる。
【0071】また、上述した従来技術と本願との相違と
しては、以下に挙げる事項となる。
【0072】まず、従来技術における第1の例に対して
本発明は、取引一件ごとに決済を行い、買い手に識別番
号を決済代行業者に送ることを促さなくてすむので異な
る。
【0073】また、従来技術における第2の例に対して
本発明は、コールバックを要件とせず、必要もないので
異なる。
【0074】また、従来技術における第3の例に対して
本発明は、示されているような移動体通信端末を必要と
しないので異なる。
【0075】また、従来技術における第4の例に対して
本発明は、クレジットカードをスマートカードにするこ
とが要件でもなく、取引の順序番号を暗号化することも
行ってないので異なる。
【0076】また、従来技術における第5の例に対して
本発明では、ユーザが販売業者に使い捨てクレジットカ
ード番号を教え実際のクレジットカード情報を教えない
ことを特徴としているので異なる。
【0077】また、従来技術における第6の例に対して
本発明は、電子モール側に一度限りの使い捨てのクレジ
ットカード番号を知らせることを特徴としているので異
なる。
【0078】また、従来技術における第7の例に対して
本発明では、販売者に送るクレジットカード情報は使い
捨ての情報であるところを要件とし、さらに、ユーザが
販売業者に決済代行業者が発行する使い捨てクレジット
カード情報を送り、それを使用して承認手続きを行うこ
とを要件としているので異なる。
【0079】また、従来技術における第8の例に対して
本発明は、電子モールに使い捨てのクレジット番号を一
度に全て知らせることを特徴としているので異なる。
【0080】また、従来技術における第9の例に対して
本発明は、クレジットカードを使用した支払いシステム
に関するので異なる。
【0081】また、従来技術における第10の例に対し
て本発明は、インターネットを利用した電子商取引に関
するものであり適用分野が異なる。
【0082】
【発明の実施の形態】〔本発明の特徴〕本発明は、計算
機システム及びネットワークを用いて、ネットワーク上
で商品の購入から代金の支払い手続きまでの電子商取引
を行うのに好適な方法及び該方法を実施するための電子
商取引方法、決済代行方法、使い捨て後払い方式情報発
行方法、および決済依頼方法である。
【0083】以下に示す各実施形態では、本発明に後払
い方式としてクレジットカードを用いた決済手段を利用
した電子商取引を適用した場合について、例を挙げて説
明する。
【0084】〔第1の実施形態〕まず、本発明を好適に
実施した第1の実施形態について、以下に図面を用いて
詳細に説明する。
【0085】以下、本実施形態に関し、3通りの構成例
を挙げて説明する。
【0086】(第1の実施形態の第1の構成例)図1
は、本実施形態の第1の構成例に関わる典型的な電子商
取引システムのダイアグラムである。図1に示すよう
に、本構成例では、購入者が有する購入者コンピュータ
Bと、販売業者が有する販売業者コンピュータMと、決
済代行業者が有するカード情報発行コンピュータIと、
がインターネットNを介して接続される。また、インタ
ーネットNとは別に、専用線または公衆電話回線等の比
較的安全な回線(以下、安全な回線という)を介して、
決済代行業者が有する決済代行業者コンピュータPがカ
ード情報発行コンピュータIおよび販売業者コンピュー
タMと接続される。ただし、カード情報発行コンピュー
タIは、決済代行業者とことなる業者であるカード発行
業者が有するよう構成してもよい。この構成は、以下の
他の構成例においても同様である。また、上記におい
て、販売業者コンピュータMと決済代行業者コンピュー
タPとカード情報発行業者コンピュータIとは、各々1
つのコンピュータで構成することも、複数のコンピュー
タより成るシステムとして構成することも可能である。
【0087】この構成において、10で購入者コンピュ
ータBは、カード情報発行コンピュータIに使い捨てク
レジットカード情報(使い捨ての後払い方式情報)を要
求する(使い捨てクレジットカード情報要求メッセージ
送信)。これに対して、カード情報発行コンピュータI
は、20で使い捨てクレジットカード情報を購入者コン
ピュータBにインターネットNを介して送り(使い捨て
クレジットカード情報メッセージ送信)、25で購入者
コンピュータBに送った使い捨てクレジットカード情報
と本当のクレジットカード情報との対応データを決済代
行業者コンピュータPに安全な回線を介して送る(対応
データ送信)。また、30で購入者コンピュータBは、
注文表と使い捨てクレジットカード情報とをインターネ
ットNを介して販売業者コンピュータMに送る(注文メ
ッセージ送信)。40で販売業者コンピュータMは、購
入者コンピュータBから送られた使い捨てクレジットカ
ード情報と注文表とを安全な回線を介して決済代行業者
コンピュータPに送り(審査依頼メッセージ送信)、決
済の許可を求める。これにより、決済代行業者コンピュ
ータPは、販売業者コンピュータMから送られてきた使
い捨てクレジットカード情報から実際のクレジットカー
ド情報を知り、その情報と注文表とから決済の可否を決
め、この結果を50で安全な回線を介して販売業者コン
ピュータMに送る(可否メッセージ送信)。また、販売
業者コンピュータMは、送られてきた決済の可否を、6
0でインターネットNを介して購入者コンピュータBに
知らせ(受注メッセージまたは不可メッセージ送信)、
決済が可の場合には商品の発送処理を行う。
【0088】ただし、上記構成において、販売業者に
は、個人等による販売者も含まれる。
【0089】(第1の実施形態の第1の構成例の動作)
次に、本実施形態の第1の構成例の動作について、図面
を用いて詳細に説明する。
【0090】図2を参照すると、購入者は、購入者コン
ピュータBを使用して、自身のクレジットカード情報な
ど個人を特定できる情報を入力し、この情報を含む使い
捨てクレジットカード情報要求メッセージを作成し(B
11)、この使い捨てクレジットカード情報要求メッセ
ージをカード情報発行コンピュータIにインターネット
Nを介して送る(B12→I11)。ただし、使い捨て
クレジットカード情報要求メッセージには、カード情報
発行コンピュータIが要求するクレジットカード情報
(クレジットカード番号と必要ならパスワード及び有効
期間)が必要に応じて含まれる。
【0091】これに対して、カード情報発行コンピュー
タIは購入者コンピュータBから送られてきた個人を特
定するための情報を検査し、正しければ使い捨てクレジ
ットカード情報を生成し、これを含む使い捨てクレジッ
トカード情報メッセージを作成し(I12)、この使い
捨てクレジットカード情報メッセージを購入者コンピュ
ータBへ送信する(I13→B13)。また、この動作
と別に、カード情報発行コンピュータIは購入者のクレ
ジットカード情報と使い捨てクレジットカード情報との
対応データを作成して対応メッセージを作成し(I1
4)、これを安全な回線を通じて決済代行業者コンピュ
ータPに送る(I15→P11)。これに対して、決済
代行業者コンピュータPは、使い捨てクレジットカード
情報と購入者のクレジットカード情報(以下、真のクレ
ジットカード情報という)との対応が図れるように、こ
れを保持しているテーブル(以下、これを対応表とい
う)に登録する(P12)。この対応表はファイルやデ
ータベース等で作成されるものである。従って、対応の
とり方は、たとえばリレーショナルデータベースで作成
した場合、真のクレジットカード情報と使い捨てクレジ
ットカード情報とを同一のレコード内に格納することで
実現される。
【0092】また、購入者コンピュータBはカード情報
発行コンピュータIから送られてきた使い捨てクレジッ
トカード情報のほか、購入者の指定する購入品目、個数
並びに販売者画が販売に際して要求する情報(注文表)
をまとめて注文メッセージを作成し(B14)、これを
販売業者コンピュータMにインターネットNを介して送
付する(B15→M11)。
【0093】その後、販売業者コンピュータMでは購入
者コンピュータBから送られてきた注文表と、これに含
まれている使い捨てクレジットカード情報とを検査す
る。そして送られてきた使い捨てクレジットカード情報
とクレジット会社が審査に際して要求する情報とをまと
めて審査依頼メッセージを作成し(M12)、これを安
全な回線を利用して決済代行業者コンピュータPに送り
(M13→P13)、決済代行業者において審査を受け
る。
【0094】決済代行業者コンピュータPでは送られて
きた審査依頼メッセージに含まれる使い捨てのクレジッ
トカード情報から、P12において更新した対応表を検
索し、対応する実際のクレジットカード情報を得、ま
た、真のクレジットカード情報と販売業者コンピュータ
Mから送られてきた他の情報とを使用して審査を行い、
決済の代行の可否を示すメッセージ(以下、可否メッセ
ージという)を作成し、また、ともに、使用された使い
捨てクレジットカード情報と実際のクレジットカード情
報との対応データを破棄する(ただし、破棄をするにあ
たり、使い捨てクレジットカード情報を削除する;P1
4)。その後、この可否メッセージを安全な回線を利用
して販売業者コンピュータMへ通知する(P15→M1
4)。
【0095】このように、支払いの可否(決済の代行の
可否)が通知されると、販売業者コンピュータMでは、
決済代行業者コンピュータPから送られてきた審査結果
に基づくメッセージ(受注メッセージまたは受注を拒否
するメッセージ)を作成し(M15)、審査結果が可で
あれば、購入者コンピュータBに対して受注したことを
インターネットNを介して知らせ、受注内容を通知する
ために受注メッセージを送信し(M16→B16)、実
際に商品の発送処理を行う(M17,M18→B1
7)。また、不可であれば受注できないことを購入者コ
ンピュータBにインターネットNを介して知らせる(M
16→B16)。
【0096】この構成例では、クレジットカードを利用
しているが、キャッシュカード、デビットカードのよう
な他の後払い方式を利用してもかまわない。
【0097】また、図2に示す動作において、インター
ネットNを介して情報を送る際には、インターネット上
を情報が流れるのであるから、当事者以外に情報が漏洩
する危険を減らすために情報を暗号化して流すことが望
ましい。
【0098】さらに、I12でカード情報発行コンピュ
ータIが使い捨てクレジットカード情報を生成する際に
おいては、乱数などを用いてランダムな情報を生成し、
どのような順番でクレジットカード情報が生成されるか
他者からは伺えないようにすることが望ましい。ただ
し、現在使用中の使い捨て情報と、同じ値にならないよ
うにする。
【0099】この構成では、決済代行業者コンピュータ
Pとカード情報発行コンピュータIとを別のコンピュー
タにしたが、決済代行業者コンピュータPとカード情報
発行コンピュータIとは同一のコンピュータ上で実現さ
れていても良い。
【0100】さらに、上記における各メッセージの一例
について、図面を用いて詳細に説明する。
【0101】・使い捨てクレジットカード情報要求メッ
セージ 図2のB11において、購入者コンピュータBで作成さ
れる使い捨てクレジットカード情報要求メッセージは、
図3に示すように、使い捨てクレジットカード情報を要
求する要求者(購入者)の情報と、要求する使い捨てク
レジットカード情報の内容を示す要求クレジットカード
情報と、を含んで構成される。
【0102】この構成において、購入者の情報として
は、たとえば、図3に示すように、名前と真のクレジッ
トカード番号と真のクレジットカードの有効期限と真の
クレジットカードのパスワードとが含まれ、また、要求
使い捨てクレジットカード情報には、たとえば、要求す
る使い捨てクレジットカードの有効期限とパスワードと
が含まれる。従って、この要求者の情報は、暗号化等に
より第3者に理解されないよう構成するとよい。
【0103】このように構成することで、カード情報発
行コンピュータIが、購入者の正当性および購入者の真
のクレジットカード情報とを確認し、その後、新たに使
い捨てクレジットカード情報を生成することが可能とな
る。
【0104】・使い捨てクレジットカード情報メッセー
ジ また、図2のI12で作成される使い捨てクレジットカ
ード情報メッセージには、図4に示すように、カード情
報発行コンピュータIで生成された使い捨てクレジット
カード情報が含まれる。ただし、ここで、使い捨てクレ
ジットカード情報要求メッセージに含まれていた要求者
の情報は、含ませる必要がないため、あえて含ませない
方がよい。これは、要求者の情報にクレジットカード番
号等の情報が含まれるため、なるべくインターネットN
上に存在することを避けるためである。さらに、安全の
ため、使い捨てクレジットカード情報を暗号化して、第
3者に理解されないよう構成するとよい。
【0105】・注文メッセージ また、図2のB14で作成される注文メッセージは、図
5に示すように、購入者より入力された注文内容を含む
注文表と、使い捨てクレジットカード情報と、が含まれ
ている。ただし、購入者コンピュータBにおいて、注文
メッセージを作成する際に、注文表に対して一方向ハッ
シュ関数等を利用してメッセージダイジェスト(注文表
メッセージダイジェスト:高度に暗号化されたテェック
サム)を計算し、これを注文メッセージに含ませるとと
もに、購入者コンピュータBにおいて保存しておくよう
構成するとよい。これは、後に同じ注文表に対して同じ
計算をすることで内容が改ざんされているか否かを判別
可能とするためである。これにより、悪意を持った者
が、データを改ざんして悪用することを防ぐことが可能
となる。また、メッセージダイジェストの計算動作は、
購入者より注文メッセージの送信命令が入力された後に
実行され、注文メッセージに付加されるよう構成すると
よい。さらに、使い捨てクレジットカード情報は、暗号
化されているものとするとよい。
【0106】・対応メッセージ また、図2のI14で作成される対応メッセージは、図
6に示すように、真のクレジットカード情報と使い捨て
クレジットカード情報とを含んでおり、これを受信した
決済代行業者コンピュータPにおいて、対応表に対応し
て格納されるよう構成される。ただし、このとき、真の
クレジットカード情報と使い捨てクレジットカード情報
とは、ともに暗号化されていることが望ましい。
【0107】・審査依頼メッセージ また、図2のM12で作成される審査依頼メッセージに
は、図7に示すように、注文表と注文表メッセージダイ
ジェストと使い捨てクレジットカード情報とが含まれ
る。ここで、注文表メッセージダイジェストとしては、
購入者コンピュータBから通知されたものを転用すると
よい。これは、販売業者コンピュータMで新たに算出す
る必要がないためである。
【0108】・可否メッセージ また、図2のP15で作成される可否メッセージには、
図8に示すように、注文表と注文表メッセージダイジェ
ストと可否情報とが含まれている。ここで、決済代行業
者コンピュータPが、購入者コンピュータBと同一のメ
ッセージダイジェスト算出手段を備えていることが必要
となる。これは、決済代行業者コンピュータPにおい
て、注文表と注文表メッセージダイジェストとの整合を
確認するだけでなく、決済代行業者に通知された注文表
に対するメッセージダイジェストを可否メッセージに添
付する必要があるためである。従って、決済代行業者コ
ンピュータPは、新たに算出した注文表メッセージダイ
ジェストと注文表と可否情報とを含めて可否メッセージ
を作成する。
【0109】・受注メッセージ また、受注メッセージは、可否メッセージの可否情報に
おいて、決済の代行が可である場合に販売業者コンピュ
ータMにおいて作成されるものであり、注文表と注文表
ダイジェストと受注データとを含んで構成される。ここ
で、注文表メッセージダイジェストは、決済代行業者コ
ンピュータPから通知されたものをそのまま転用する必
要がある。これは、受注メッセージを受け取った購入者
コンピュータBにおいて、注文表が途中で改ざんされて
いないか否かを判別するためである。また、受注情報
は、販売業者(販売業者コンピュータM)で付加された
受注番号と、商品の発送日と、を含んでいる。
【0110】(第1の実施形態の第2の構成例)次に、
本実施形態の第2の構成例を図面を用いて詳細に説明す
る。図10は、本実施形態の第2の構成例に関わる典型
的な電子商取引システムのダイアグラムである。図10
に示すように、本構成例では、第1の構成例と同様に、
購入者コンピュータBと販売業者コンピュータMとカー
ド情報発行コンピュータIとがインターネットNを介し
て接続され、このインターネットNとは別に、専用線ま
たは公衆電話回線等の比較的安全な回線を介して、決済
代行業者コンピュータPがカード情報発行コンピュータ
Iおよび販売業者コンピュータMと接続されている。
【0111】この構成において、購入者コンピュータB
は10で注文表と予めカード情報発行コンピュータIか
ら送られてきている使い捨てクレジットカード情報とを
インターネットNを介して販売業者コンピュータMに送
る。20で販売業者コンピュータMは購入者コンピュー
タBから送られた使い捨てクレジットカード情報と注文
表とを安全な回線を通じて決済代行業者コンピュータP
に送り、決済の許可を求める。決済代行業者コンピュー
タPは販売業者コンピュータMから送られてきた使い捨
てクレジットカード情報から実際のクレジットカード情
報を知り、その情報と注文表とから決済の可否を決め、
30で安全な回線を介して販売業者コンピュータMに送
る。それと同時に決済代行業者コンピュータPは使い捨
てクレジットカード情報が使用されたことを40で安全
な回線を介してカード情報発行コンピュータIに知らせ
る。カード情報発行コンピュータIは新しい使い捨てク
レジットカード情報を生成し、50で購入者コンピュー
タBにインターネットNを介して送るとともに、新しく
生成した使い捨てクレジットカード情報と実際のクレジ
ットカード情報の対応データを55で安全な回線を通じ
て決済代行業者コンピュータPに送る。販売業者コンピ
ュータMは送られてきた決済の可否を60でインターネ
ットNを介して購入者コンピュータBに知らせ、決済が
可の場合は商品の発送処理を行う。
【0112】(第1の実施形態の第2の構成例の動作)
次に、本実施形態の第2の構成例の動作について、図面
を用いて詳細に説明する。ただし、本構成例では、購入
者はあらかじめ使い捨てクレジットカード情報を有して
いる。これは、本構成例では、決済代行業者が使い捨て
クレジットカードが利用される毎に新たに使い捨てクレ
ジットカードを購入者に与えるためである。ただし、初
回の利用に使用される使い捨てクレジットカード情報
は、あらかじめ、クレジットカード加入時または後の申
請により、決済代行業者から付与されたものであるとす
る。
【0113】図11を参照すると、購入者は、購入者コ
ンピュータBを使用して、カード情報発行コンピュータ
Iから予め送られていた使い捨てクレジットカード情報
のほか、購入者の指定する購入品目、個数並びに販売者
画が販売に際して要求する情報をまとめて注文メッセー
ジを作成し(B21)、これをインターネットNを介し
て販売業者コンピュータMへ送信する(B22→M2
1)。
【0114】これに対して、販売業者コンピュータMで
は購入者コンピュータBから送られてきた注文表と、こ
れに含まれる使い捨てクレジットカード情報とを検査す
る。その後、送られてきた使い捨てクレジットカード情
報とクレジット会社が審査に際して要求する情報とをま
とめ審査依頼メッセージを作成し(M22)、これを安
全な回線を利用して決済代行業者コンピュータPに送信
して(M23→P21)、決済代行業者において審査を
受ける。
【0115】決済代行業者コンピュータPでは送られて
きた使い捨てクレジットカード情報を用いて、あらかじ
めカード情報発行コンピュータIから送られている対応
データを検索し、対応する真のクレジットカード情報を
知る。その後、実際のクレジットカード情報と販売業者
コンピュータMから送られてきた他の情報とを使用して
審査を行い、支払い(決済の代行)に関する可否を決定
し、この決定を含むメッセージ(可否ッメッセージ)を
作成し(P22)、これを安全な回線を利用して販売業
者コンピュータMに知らせる(P23→M24)。
【0116】また、決済代行業者コンピュータPでは可
否メッセージを販売業者コンピュータMに知らせるとと
もに、カード情報発行コンピュータIに対して使い捨て
クレジットカード情報が利用されたことを知らせるメッ
セージ(使用通知メッセージ)を作成し(P24)、こ
れを安全な回線を通じてカード情報発行コンピュータI
に知らせるとともに(P25→I21)、使用された使
い捨てクレジットカード情報と実際のクレジットカード
情報との対応するデータを対応表より破棄する(P2
4)。
【0117】また、カード情報発行コンピュータIは決
済代行業者コンピュータPから送られてきた使用された
使い捨てクレジットカード情報の替わりに、新たに使い
捨てクレジットカード情報を生成して新規使い捨てクレ
ジットカード情報メッセージを作成し(I22)、これ
を購入者コンピュータBに送る(I23→B24)。そ
れと同時に、カード情報発行コンピュータIは実際のク
レジットカード情報と使い捨てクレジットカード情報と
の対応データを作成して対応メッセージを作成し(I2
4)、これを安全な回線を通じて決済代行業者コンピュ
ータPに送る(I25→P26)。
【0118】また、販売業者コンピュータMでは決済代
行業者コンピュータPから送られてきた審査結果に応じ
たメッセージ(受注メッセージまたは決済の代行の不可
を通知するメッセージ)を作成する。ここで、支払いが
可能であるとされた場合、販売業者コンピュータMは、
受注したことを知らせる受注メッセージを作成し(M2
5)、これをインターネットNを介して購入者コンピュ
ータBに介して知らせ(M26→B23)、実際に商品
の発送処理を行う(M27,M28→B25)。これに
対して、決済の代行が不可であれば受注できないことを
購入者コンピュータBにインターネットNを介して知ら
せる(M26→B23に対応)。
【0119】この構成例では、クレジットカードを利用
しているが、キャッシュカード、デビットカードのよう
な他の後払い方式を利用してもかまわない。
【0120】また、図11において、インターネットN
を介して情報を送る際には、インターネット上を情報が
流れるのであるから、当事者以外に情報が漏洩する危険
を減らすために情報を暗号化して流すことが望ましい。
【0121】さらに、I22でカード情報発行コンピュ
ータIが使い捨てクレジットカード情報を生成する際に
おいては、乱数などを用いてランダムな情報を生成し、
どのような順番でクレジットカード情報が生成されるか
他者からは伺えないようにすることが望ましい。ただ
し、現在使用中の使い捨て情報と、同じ値にならないよ
うにする。
【0122】さらにまた、この構成では決済代行業者コ
ンピュータPとカード情報発行コンピュータIとを別の
コンピュータにしたが、決済代行業者コンピュータPと
カード情報発行コンピュータIとは同一のコンピュータ
上で実現されていても良い。
【0123】また、本構成例において、注文メッセー
ジ、審査依頼メッセージ、可否メッセージ、受注メッセ
ージ、対応メッセージは、ともに第1の構成例における
ものと同様である。本構成例における使用通知メッセー
ジは、使用された使い捨てクレジットカード情報が含ま
れるものであり、新規使い捨てクレジットカード情報メ
ッセージは、新たにカード情報発行コンピュータIで付
与された使い捨てクレジットカード情報が含まれるもの
である。
【0124】さらに、本構成例において、注文メッセー
ジと審査依頼メッセージと可否メッセージと受注メッセ
ージと対応メッセージとは、第1の構成例と同様であ
る。また、使用通知メッセージは、使用された使い捨て
クレジットカード情報を含むものであり、新規使い捨て
クレジットカード情報メッセージは、新たに付与された
使い捨てクレジットカード情報を含むものである。
【0125】(第1の実施形態の第3の構成例)次に、
本実施形態の第3の構成例を図面を用いて詳細に説明す
る。図12は、本実施形態の第3の構成例に関わる典型
的な電子商取引システムのダイアグラムである。図12
に示すように、本構成例では、第1の構成例と同様に、
購入者コンピュータBと販売業者コンピュータMとカー
ド情報発行コンピュータIとがインターネットNを介し
て接続され、このインターネットNとは別に、専用線ま
たは公衆電話回線等の比較的安全な回線を介して、決済
代行業者コンピュータPがカード情報発行コンピュータ
Iおよび販売業者コンピュータMと接続されている。
【0126】この構成において、購入者コンピュータB
は、10で注文表と予めカード情報発行コンピュータI
から送られてきている使い捨てクレジットカード情報と
をインターネットNを介して販売業者コンピュータMに
送る。20で販売業者コンピュータMは購入者コンピュ
ータBから送られた使い捨てクレジットカード情報と注
文表とを安全な回線を通じて決済代行業者コンピュータ
Pに送り、決済の許可を求める。決済代行業者コンピュ
ータPは販売業者コンピュータMから送られてきた使い
捨てクレジットカード情報から実際のクレジットカード
情報を知り、その情報と注文表とから決済の可否を決
め、30で安全な回線を介して販売業者コンピュータM
に送る。それと同時に、決済代行業者コンピュータPは
新しい使い捨てクレジットカード情報を生成して40で
安全な回線を介してカード情報発行コンピュータIに知
らせる。カード情報発行コンピュータIは新しい使い捨
てクレジットカード情報を50で購入者コンピュータB
にインターネットNを介して送る。販売業者コンピュー
タMは送られてきた決済の可否に従って60でインター
ネットNを介して購入者コンピュータBに知らせ、決済
が可の場合は商品の発送処理を行う。
【0127】(第1の実施形態の第3の構成例の動作)
次に、本実施形態の第3の構成例の動作について、図面
を用いて詳細に説明する。
【0128】図13を参照すると、購入者は、カード情
報発行コンピュータIから予め送られていた使い捨てク
レジットカード情報のほか、購入者の指定する購入品
目、個数並びに販売者が販売に際して要求する情報をま
とめて注文メッセージを作成し(B31)、これをイン
ターネットNを介して販売業者コンピュータMに送付す
る(B32→M31)。ただし、初回に使用される使い
捨てクレジットカード情報は、第2の構成例におけるも
のと同様である。
【0129】また、販売業者コンピュータMでは購入者
コンピュータBから送られてきた注文表と使い捨てクレ
ジットカード情報とを検査する。その後、送られてきた
使い捨てクレジットカード情報とクレジット会社が審査
に際して要求する情報とをまとめて審査依頼メッセージ
を作成し(M32)、これを安全な回線を利用して決済
代行業者コンピュータPに送り(M33→P31)、支
払い(決済の代行)の審査を受ける。
【0130】決済代行業者コンピュータPでは送られて
きた使い捨てクレジットカード情報から、対応データを
検索し、対応する実際のクレジットカード情報を知る。
また、真のクレジットカード情報と販売業者コンピュー
タMから送られてきた他の情報とを使用して審査を行
い、可否を決定する。その後、この決定を通知するため
のメッセージ(可否メッセージ)を作成し(P32)、
これを安全な回線を利用して販売業者コンピュータMに
知らせる(P33→M34)。
【0131】また、決済代行業者コンピュータPでは、
決済の代行が可の場合、可否メッセージを販売業者コン
ピュータMに知らせるとともに、新しい使い捨てクレジ
ットカード情報を生成し、これにより、対応表における
使い捨てクレジットカード情報と真のクレジットカード
情報との対応データを更新し(P34)、かつ、この新
しい使い捨てクレジットカード情報を含む新規使い捨て
クレジットカード情報メッセージを安全な回線を通じて
カード情報発行コンピュータIに知らせる(P35→I
33)。
【0132】これに対して、カード情報発行コンピュー
タIは決済代行業者コンピュータPから送られてきた使
い捨てクレジットカード情報メッセージをインターネッ
トNを介して購入者コンピュータBに転送する。
【0133】また、販売業者コンピュータMでは決済代
行業者コンピュータPから送られてきた審査結果をにお
いて、支払い(決済の代行)が可であれば、受注したこ
とをインターネットNを介して購入者コンピュータBに
知らせる受注メッセージを送信し(M36→B33)、
実際に商品の発送処理を行う(M37,M38→B3
5)。また、決済代行業者コンピュータPより通知され
た支払い可否のメッセージの内容が不可を通知するもの
であれば、受注できないことをインターネットNを介し
て購入者コンピュータBへ知らせる(M36→B33に
対応)。
【0134】この構成例では、クレジットカードを利用
しているが、キャッシュカード、デビットカードのよう
な他の後払い方式を利用してもかまわない。
【0135】また、図13において、インターネットN
を介して情報を送る際には、インターネット上を情報が
流れるのであるから、当事者以外に情報が漏洩する危険
を減らすために情報を暗号化して流すことが望ましい。
【0136】さらに、P34において、決済代行業者コ
ンピュータPが使い捨てクレジットカード情報を生成す
る際においては、乱数などを用いてランダムな情報を生
成し、どのような順番でクレジットカード情報が生成さ
れるか他者からは伺えないようにすることが望ましい。
ただし、現在使用中の使い捨て情報と、同じ値にならな
いようにする。
【0137】さらにまた、この構成では決済代行業者コ
ンピュータPとカード情報発行コンピュータIとを別の
コンピュータにしたが、決済代行業者コンピュータPと
カード情報発行コンピュータIとは同一のコンピュータ
上で実現されていても良い。
【0138】また、本構成例における注文メッセージと
審査依頼メッセージと可否メッセージと受注メッセージ
と新規使い捨てクレジットカード情報メッセージとは、
第2の構成例によるものと同様である。
【0139】(第1の実施形態による効果)このように
構成することで、本実施形態では、購入者は自身の後払
い方式の個人情報を販売業者に知られることなく電子商
取引を行うことが可能となる。さらに、販売業者は既存
の設備を変えることなく支払いの認証を受けて取引を行
うことができる。
【0140】さらに、本実施形態によれば、購入者は必
要なときのみ使い捨て後払い方式情報を得ることがで
き、余分の情報を保持しておく手間が省ける。
【0141】さらに、本実施形態によれば、当事者以外
による盗聴が困難になり個人情報が当事者以外に漏れな
くなる。
【0142】さらに、本実施形態によれば、支払い代行
業者は余分の設備を新設する必要がなくなる。
【0143】さらに、本実施形態によれば、購入者は常
に使用可能な使い捨て後払い情報を保持しており、それ
を得るという余分の作業が不要となる。さらに、本実施
形態によれば、支払い代行業者は使い捨て後払い方式情
報と実際の後払い方式情報の対応を一箇所で生成、管理
することになり、同様の情報が複数のところにある場合
より管理が容易になり、また安全性が高まる。
【0144】〔第2の実施形態〕次に、本発明を好適に
実施した第2の実施形態について、図面を用いて詳細に
説明する。ただし、本実施形態は、第1の実施形態とこ
となり、カード情報発行コンピュータIを設けない構成
となっている。
【0145】(第2の実施形態の構成)図14は、本実
施形態に関わる典型的な電子商取引システムのダイアグ
ラムである。
【0146】図14に示すように、本実施形態では、購
入者と販売業者と決済代行業者とが存在し、購入者が購
入者コンピュータBを、販売業者が販売業者コンピュー
タMを、決済代行業者が決済代行業者コンピュータP
を、各々有して構成され、また、各コンピュータがイン
ターネットNを介して接続されるよう構成される。
【0147】また、図14において、10で注文表が販
売業者コンピュータMから購入者コンピュータBに送ら
れ、20で注文表と後払い方式情報とを合わせた情報が
購入者コンピュータBから決済代行業者コンピュータP
に送られ、30で注文表と支払い許可とが決済代行業者
コンピュータPから販売業者コンピュータMに送られ、
40で販売業者コンピュータMが購入者からの注文を受
注したことを購入者コンピュータBに知らせる構成とさ
れている。
【0148】(第2の実施形態の動作)上記の構成を基
に、本実施形態の動作を図面を用いて詳細に説明する。
【0149】図15を参照すると、この構成において、
まず、購入者は、購入品目、数量、住所、氏名、電話番
号等、取引に必要な情報(注文表)とともに使用するク
レジットカードの種類(クレジットカード会社を特定す
る情報)を購入者コンピュータBに入力し、購入を依頼
するための購入依頼メッセージを作成する(B1)。ま
た、購入者コンピュータBはこのように作成された購入
依頼メッセージを作成し、これをインターネットNを介
して販売業者コンピュータMへ送信する(B2→M
1)。
【0150】これに対して、販売業者コンピュータM
は、購入依頼メッセージを受信すると、この購入依頼メ
ッセージに含まれる注文表の内容に基づいて、購入品
目、数量を確認して在庫等を検査し、販売代金の総計を
計算した後、通知された注文表に、販売代金と、購入者
コンピュータBより通知されたクレジットカードの発行
会社から発行された販売業者自身を特定する情報と、を
付加して注文メッセージを作成し(M2)、これをイン
ターネットNを介して購入者コンピュータBへ送信する
(M3→B3)。即ち、本実施形態では、あらかじめ販
売業者と決済代行業者との間で登録の契約等がなされ、
販売業者または販売業者コンピュータMを識別(特定)
するための情報が、決済代行業者コンピュータPに登
録、または決済代行業者で管理されている。
【0151】このように、販売業者コンピュータBより
注文メッセージが通知されると、購入者は、この送られ
た注文表に誤りがないか否かを確認し、自分の要求に合
致していれば、購入者のクレジットカード情報(クレジ
ットカード番号等)を送られてきた注文表に付加して、
決済代行業者に決済の代行を依頼するための決済依頼メ
ッセージを作成し(B4)、これをインターネットNを
介して決済代行業者コンピュータPへ送信する(B5→
P1)。
【0152】これに対して、決済代行業者コンピュータ
Pでは購入者コンピュータBから送られてきた決済依頼
メッセージに含まれる注文表とクレジットカード情報と
を検査し、支払いを許可するか否か(決済を代行するか
否か)を判断する。この判断の結果、支払いを許可する
場合、決済代行業者コンピュータPは、受信した決済依
頼メッセージに含まれる注文表に支払いを許可(決済を
代行)する情報を付加してメッセージ(決済の代行を許
可する可否情報が付加された可否メッセージ)を作成す
る(P2)。また、決済代行業者コンピュータPは、受
信した注文表に添付されている販売業者を特定する情報
より販売業者または販売業者コンピュータMを特定し、
作成した可否メッセージをこの販売業者コンピュータM
へインターネットNを介して送信する(P3→M4)。
この際、販売業者コンピュータMには購入者コンピュー
タBから送られてきたクレジットカード情報(クレジッ
トカード番号等)は送られない。また、決済代行業者コ
ンピュータPは、支払い(決済の代行)を許可しない場
合、購入者コンピュータBへ支払いを許可(決済を代
行)しないことを通知するメッセージ(決済の代行を許
可しない可否情報が付加された可否メッセージ)を作成
して(P2)、これをインターネットNを介して販売業
者コンピュータMへ送信する(P3→M4)。
【0153】また、このように可否メッセージを受信す
ると、決済の代行が許可の場合、販売業者コンピュータ
Mは送られてきた可否メッセージに含まれる注文表と支
払いを許可する情報とを検査し、正しければ、受注が正
式に行われたことを通知する受注メッセージを作成し
(M5)、これをインターネットNを介して購入者コン
ピュータBへ送信する(M6→B6)。
【0154】ただし、上記の例では、クレジットカード
を利用しているが、キャッシュカード、デビットカード
のような他の後払い方式を利用してもかまわない。
【0155】また、各ステップで情報を送る際には、イ
ンターネット上を情報が流れるのであるから、当事者以
外に情報が漏洩する危険を減らすために情報を暗号化し
て流すことが望ましい。
【0156】さらに、M2で販売業者が注文表を作成す
る際に、販売業者コンピュータMにおいて、作成したデ
ータをもとに一方向ハッシュ関数等を使用したメッセー
ジダイジェスト(高度に暗号化されたチェックサム)を同
時に計算して注文表に付加し、これを購入者コンピュー
タBに送るとともに保存しておくとよい。このように、
注文表に対してメッセージダイジェストを付加すること
で、後に同じ注文表に対して同じ計算をして内容が改竄
されているか否かを販売業者が判定することができる。
これにより、悪意を持った購入者や盗聴者が、データを
改竄して悪用することを防止することが可能となる。
【0157】・注文メッセージ ここで、M2で作成される注文メッセージの一例を図1
6に示す。図16を参照すると、<注文表>と</注文表>
とではさまれた間のデータを使用して、メッセージダイ
ジェストが計算され付加されている。
【0158】また、B4で購入者は、自身がB1で入力
した情報と販売業者コンピュータMから受信した注文表
の内容とが合致しているか否かを検査して、合致したと
きのみ次に進む。よってB2→M1で送った情報が改竄
されたとしても、B4から次に進まねば良いので、B2
→M1で情報を送る際に盗聴を防止するための暗号化は
必要でも、改竄防止のための処理は不要となる。
【0159】さらにB4で販売業者コンピュータMから
送られた注文表に自身のクレジットカード情報、クレジ
ットカード番号、パスワード等、クレジットカード決済
を実行する機関が指定する情報(以下、クレジットカー
ド情報データという)を付加する際には、購入者コンピ
ュータBにおいて、注文表とクレジットカード情報デー
タとをあわせたデータに対してメッセージダイジェスト
を計算して同時に付加後、決済代行業者コンピュータP
に送るとともに、これを保存しておく。このメッセージ
ダイジェストを付加することで、後に同じデータに対し
て同じ計算をして内容が改竄されているか否かを購入者
は知ることができる。ただし、クレジットカード情報は
非常に大切であるので、盗聴できないように暗号化して
送ることが望ましい。
【0160】・決済依頼メッセージ ここで、B4で作成される決済依頼メッセージの一例を
図17に示す。図17を参照すると、<決済依頼>と</決
済依頼>ではさまれた間のデータを使用して、メッセー
ジダイジェストが計算され付加されている。
【0161】また、P2において、決済代行業者コンピ
ュータPでは、送られてきたクレジットカード情報が検
査され、正しいものか否かが検査される。その際に、可
能であれば購入者コンピュータBとメッセージダイジェ
ストを作成する方法を共有しておき、まず送られてきた
支払い許可依頼メッセージに含まれる注文表とクレジッ
トカード情報とのメッセージダイジェストを計算して添
付されているものと等しいことを検査し、改竄されてい
ないことを確認するよう構成する。ただし、もしクレジ
ットカード情報が暗号化されているときには、復号化し
て内容を検査する。
【0162】さらに、決済代行業者コンピュータPは、
可能であれば販売業者コンピュータPと注文表のメッセ
ージダイジェストを計算する方式を共有しておき、注文
表から計算された値と添付されている値とを比較して同
値であることを確認して改竄されてないことを確認する
よう構成する。
【0163】このように、これらの確認が全て取れた
後、決済代行業者(クレジットカード決済代行機関)
は、定めるその他の条件と送られてきたデータと検査
し、たとえば支払額は限度額を超えてないか等、それら
の条件を満たせば支払い可能と判断する。
【0164】ここで、支払い可能と判断された場合、購
入者コンピュータBから送られてきたデータよりクレジ
ットカード情報と、もしあるなら購入者コンピュータB
が付加したメッセージダイジェスト情報とを削除し、残
った販売業者コンピュータMが作成した注文表と、もし
あるなら販売業者コンピュータMが付加したメッセージ
ダイジェスト情報とに決済代行業者(決済代行業者コン
ピュータP)が支払いを許可したことを示す情報を付加
する。その後出来上がった情報(支払い許可メッセー
ジ)からメッセージダイジェストを計算してさらに付加
し、出来上がったデータを注文表の中に記された販売者
自身を特定する情報から販売業者コンピュータMの通知
先(アドレス等)を特定し、インターネットNを介して
支払い許可メッセージを販売業者コンピュータMに送信
する。
【0165】・可否メッセージ ここで、支払いP2で作成される可否メッセージの一例
を図18に示す。図18を参照すると、<決済許可>と</
決済許可>とではさまれた間のデータを使用して、メッ
セージダイジェストが計算され付加されている。また、
このメッセージには図17に含まれていたクレジットカ
ード情報は含まれていないので、購入者のクレジットカ
ード情報が販売者に知られることはない。よって販売者
から情報が他に漏洩し悪用されることを購入者が心配す
る必要はない。
【0166】また、M5において、販売業者コンピュー
タMは決済代行業者コンピュータPから送られてきたデ
ータを検査する。ここで、可能であれば販売業者コンピ
ュータMは決済代行業者コンピュータPとメッセージダ
イジェストの算出方法を共有し、送られてきたデータの
メッセージダイジェストを計算して一致するか否かを判
定することで、改竄されてないことを確認するよう構成
する。また、M5では注文書データが保存されているも
のと一致することも確認され、改竄されてないことが確
認される。その後、決済代行業者コンピュータPから送
られた支払いを許可する情報があることを確認後、購入
者コンピュータBに対して受注したことを知らせるデー
タ(受注メッセージ)を送信する。受注したことを知ら
せるデータとしては、以前購入者コンピュータBに送っ
たデータと同じものに発送日等を知らせる情報を付加し
てデータを作り、それに対してメッセージダイジェスト
を計算したものを付加して送る。それとともに販売業者
は、実際の商品の発送処理に取りかかかる。
【0167】・受注メッセージ ここで、M5で作成される受注メッセージの一例を図1
9に示す。図19を参照すると、<受注表>と</受注表>
とではさまれた間のデータを使用して、メッセージダイ
ジェストが計算され付加されている。このメッセージに
は図18に含まれていた許可情報は含まれていないの
で、決済代行業者が作成する許可情報の形式が購入者に
知られることはない。よって、購入者が決済代行業者に
成りすまして許可情報を偽造することは困難であり、販
売業者は偽造されているかどうかを他の手段で検査しな
くとも信頼できる。
【0168】また、購入者コンピュータBは販売業者コ
ンピュータMから受注したことを知らせるデータを受け
取ったのち、これをディスプレイ等を介して購入者に知
らせる。ここで、購入者コンピュータBでは、販売業者
コンピュータMから注文表と発送日等が含まれたデータ
が送られてきた場合、まず注文表が以前送られてきた注
文表と等しいか否かが検査され改竄のないことがチェッ
クされ、改ざんされていないことが確認された後、発送
日等の情報を購入者に示し受注されたことが購入者へ通
知される。
【0169】また、P2において、決済代行業者(また
は決済代行業者コンピュータP)が何らかの理由で支払
い(決済の代行)を拒否した場合、決済代行業者コンピ
ュータPは、販売業者コンピュータMへ支払い許可メッ
セージを送信する(P3→M4)代わりに、購入者コン
ピュータBへ、支払いを許可しない旨を知らせるデータ
を送信する。この支払いを許可しない旨を知らせるデー
タとしては、たとえば注文表と販売業者コンピュータM
のメッセージダイジェストデータ及び支払いを拒否する
ことを示す情報が挙げられる。これに対して、支払いを
許可しない旨のデータが送付された購入者コンピュータ
Bは、購入者に対してたとえば注文表の内容を表示し、
それの決済に関して決済代行業者コンピュータPによっ
て支払いが拒否されたことを知らせる。
【0170】(第2の実施形態による効果)このように
構成することで、本実施形態では、購入者が自身の後払
い方式の個人情報を販売業者に知られることなく電子商
取引を行うことが可能となる。また決済代行業者の支払
いを許可する情報は決済代行業者から販売業者に直接送
られるので、購入者によって偽造されている危険がな
い。また、本実施形態では購入者、販売業者、決済代行
業者の各々が処理をするに必要な情報のみを各々に渡し
ているために偽造の危険がなくなり、決済業務の信用性
が向上される。
【0171】さらに、本実施形態によれば、電子商取引
の当事者以外による盗聴が困難になり個人情報が当事者
以外に漏れなくなる。
【0172】さらに、本実施形態によれば、注文表を改
竄されても販売業者コンピュータMはメッセージダイジ
ェストを再計算することで改竄を発見することが容易と
なり、事故を防ぐことができる。
【0173】さらに、本実施形態によれば、販売業者コ
ンピュータMは悪意ある偽造した注文表をすばやく発見
し事故を防ぐことができる。
【0174】さらに、本実施形態によれば、決済代行業
者コンピュータPに送ったデータを改竄されても購入者
コンピュータBがメッセージダイジェストを再計算する
ことで改竄を発見することが容易となり、事故を防ぐこ
とができる。
【0175】さらに、本実施形態によれば、後払い方式
情報が購入者コンピュータBと決済代行業者コンピュー
タPのみが知る暗号化方式で暗号化されることによりよ
り盗聴されにくくなり個人情報が秘匿される。
【0176】さらに、本実施形態によれば、決済代行業
者コンピュータPは購入者コンピュータBから送られて
きたデータが改竄されてないことを確認でき事故が防げ
る。
【0177】さらに、本実施形態によれば、決済代行業
者コンピュータPは購入者コンピュータBから送られて
きたデータ中の注文表が改竄されていないことを確認で
き事故を防げる。
【0178】さらに、本実施形態によれば、データを改
竄されても決済代行業者コンピュータPはメッセージダ
イジェストを再計算することで改竄を発見することが容
易となり、事故を防ぐことができる。
【0179】さらに、本実施形態によれば、販売業者コ
ンピュータMは決済代行業者コンピュータPから送られ
てきたデータが改竄されていないことを確認でき事故を
防げる。
【0180】さらに、本実施形態によれば、データを改
竄されても販売業者コンピュータMはメッセージダイジ
ェストを再計算することで改竄を発見することが容易と
なり、事故を防ぐことができる。
【0181】さらに、本実施形態によれば、購入者コン
ピュータBは販売業者コンピュータMから送られてきた
データが改竄されていないことを確認でき事故を防げ
る。
【0182】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、不正が排除された電子商取引方法を提供す
ることが可能となる。即ち、購入者が自身の後払い方式
の個人情報を販売業者に知らせることなく電子商取引を
行うことが可能となる。さらに、本発明では、販売業者
が従来の後払い方式情報を用いる設備を変更することな
く支払いの認証を受けて取引を行うことが可能となる。
【0183】また、請求項2記載の発明によれば、購入
者の必要に応じて使い捨て後払い方式情報を提供するこ
とが可能となり、不必要に使い捨て後払い方式情報を存
在させることがなく、購入者が余分な情報を管理する必
要がなくなる。
【0184】さらに、請求項3記載の発明によれば、購
入者に、使い捨て後払い方式情報の使用の度に新たな使
い捨て後払い方式情報を提供することが可能となるた
め、購入者が常に使用可能な使い捨て後払い方式情報を
保持することが可能となり、購入時の余分な手間を省く
ことが可能となる。
【0185】さらに、請求項4記載の発明によれば、使
い捨て後払い方式情報が後払い方式情報発行者システム
において発行されるよう構成された場合でも、常に最新
の状態で、決済代行者において後払い方式情報と使い捨
て後払い方式情報との対応を管理することが可能となる
ため、決済の代行にあたり、使い捨ての後払い方式情報
から購入者の真(正規)の後払い方式情報を確実に特定
することが可能となる。
【0186】また、請求項5記載の発明によれば、新た
な使い捨て後払い方式情報を決済代行者システムにおい
て発行することが可能となるため、使い捨て後払い方式
情報と真の後払い方式情報との対応を一カ所で生成・管
理することが可能となり、同様の情報が複数のシステム
に存在する場合よりも管理が容易となり、かつ安全性を
向上させることが可能となる。
【0187】さらに、請求項6記載の発明によれば、一
度使用した使い捨て後払い方式情報が再度使用されるこ
と避けることが可能となるため、使い捨て後払い方式情
報のライフサイクルを購入者に従い適度な長さにするこ
とが可能となる。
【0188】さらに、請求項7記載の発明によれば、電
子商取引の当事者以外による盗聴を困難とすることが可
能となり、個人情報が当事者以外に漏れる可能性を減少
させることが可能となる。
【0189】また、請求項8記載の発明によれば、本方
法を実現するための構成を簡略化することが可能とな
り、さらに運用にあたっても、各工程を簡略化して実施
することが可能となる。
【0190】さらに、請求項9記載の発明によれば、不
正を排除して決済の代行を行うことが可能となる。
【0191】さらに、請求項10記載の発明によれば、
不正を排除した電子商取引を行うための使い捨て後払い
方式情報を発行することが可能となる。
【0192】また、請求項11記載の発明によれば、販
売者から決済代行者へ決済を依頼するにあたり、不正が
生じる可能性を防止することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明第1の実施形態における第1の構成例に
関わる典型的な電子商取引システムのダイアグラムであ
る。
【図2】本発明の第1の実施形態における第1の構成例
に対応する販売業者コンピュータ、購入者コンピュー
タ、決済代行業者コンピュータ、カード情報発行コンピ
ュータ間で電子商取引が行われるフローチャートであ
る。
【図3】本発明の第1の実施形態の第1の構成例による
使い捨てクレジットカード情報要求メッセージの一例を
示す図である。
【図4】本発明の第1の実施形態の第1の構成例による
使い捨てクレジットカード情報メッセージの一例を示す
図である。
【図5】本発明の第1の実施形態の第1の構成例による
注文メッセージの一例を示す図である。
【図6】本発明の第1の実施形態の第1の構成例による
対応メッセージの一例を示す図である。
【図7】本発明の第1の実施形態の第1の構成例による
審査依頼メッセージの一例を示す図でる。
【図8】本発明の第1の実施形態の第1の構成例による
可否メッセージの一例を示す図である。
【図9】本発明の第1の実施形態の第1の構成例による
受注メッセージの一例を示す図である。
【図10】本発明第1の実施形態における第2の構成例
に関わる典型的な電子商取引システムのダイアグラムで
ある。
【図11】本発明の第1の実施形態における第2の構成
例に対応する販売業者コンピュータ、購入者コンピュー
タ、決済代行業者コンピュータ、カード情報発行コンピ
ュータ間で電子商取引が行われるフローチャートであ
る。
【図12】本発明の第1の実施形態における第3の構成
例に関わる典型的な電子商取引システムのダイアグラム
である。
【図13】本発明の第1の実施形態における第3の構成
例に対応する販売業者コンピュータ、購入者コンピュー
タ、決済代行業者コンピュータ、カード情報発行コンピ
ュータ間で電子商取引が行われるフローチャートであ
る。
【図14】本発明の第2の実施形態に関わる典型的な電
子商取引システムのダイアグラムである。
【図15】本発明の第2の実施形態において、販売業者
コンピュータ、購入者コンピュータ、決済代行業者コン
ピュータ間で電子商取引が行われるフローチャートであ
る。
【図16】本発明の第2の実施形態において、販売業者
コンピュータが購入者コンピュータに送る注文メッセー
ジの一例である。
【図17】本発明の第2の実施形態において、購入者コ
ンピュータが決済代行業者コンピュータに送る、決済の
許可を得るための決済依頼メッセージの一例である。
【図18】本発明の第2の実施形態において、決済代行
業者が販売業者コンピュータに送る、決済の代行の可否
を示す可否メッセージの一例である。
【図19】本発明の第2の実施形態において、販売業者
コンピュータが購入者コンピュータに送る、受注したこ
とを示す受注メッセージの一例である。
【符号の説明】
B 購入者コンピュータ I カード情報発行コンピュータ M 販売業者コンピュータ N インターネット P 決済代行業者コンピュータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09C 1/00 640 G09C 1/00 640A 640D 660 660B

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 商品の代金支払いに後払い方式を使用す
    る電子商取引方法であって、 購入者端末が、決済代行者システムまたは後払い方式情
    報発行者システムが発行した使い捨ての後払い方式情報
    を用いて販売者システムへ購入する商品の代金支払いを
    依頼する決済依頼工程と、 前記販売者システムが、前記使い捨ての後払い方式情報
    を用いて前記決済代行者システムに前記代金支払いの代
    行を依頼する決済代行依頼工程と、 前記決済代行者システムが、前記使い捨ての後払い方式
    情報に対応する前記購入者の後払い方式情報を用いて前
    記代金支払いを代行する代金支払い代行工程と、 を有することを特徴とする電子商取引方法。
  2. 【請求項2】 前記購入者端末が、購入者を特定する情
    報を含むメッセージを用いて、前記決済代行者システム
    または前記後払い方式情報発行者システムに前記使い捨
    ての後払い方式情報を要求する使い捨て後払い方式情報
    要求工程と、 前記決済代行者システムまたは前記後払い方式情報発行
    者が、前記メッセージに応じて前記購入者端末に前記使
    い捨ての後払い方式情報を発行する使い捨て後払い方式
    情報発行工程と、 を有することを特徴とする請求項1記載の電子商取引方
    法。
  3. 【請求項3】 前記決済代行者システムが、前記使い捨
    ての後払い方式情報が使用されたことを前記後払い方式
    情報発行者システムに通知する後払い方式情報使用通知
    工程と、 前記後払い方式情報発行者システムが、前記購入者端末
    へ新たに使い捨ての後払い方式情報を発行する使い捨て
    後払い方式情報発行工程と、 を有することを特徴とする請求項1記載の電子商取引方
    法。
  4. 【請求項4】 前記後払い方式情報発行者システムが前
    記使い捨ての後払い方式情報を発行した場合、前記決済
    代行者システムは、前記後払い方式情報と前記使い捨て
    後払い方式情報との対応をとる情報対応工程を有するこ
    とを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の
    電子商取引方法。
  5. 【請求項5】 前記決済代行者システムが、前記使い捨
    ての後払い方式情報が使用されると、前記購入者へ新た
    に使い捨ての後払い方式情報を生成する使い捨て後払い
    方式情報生成工程と、 前記決済代行者システムが、前記使い捨て後払い方式情
    報発行工程において発行した前記使い捨ての後払い方式
    情報と前記後払い方式情報との対応をとる情報対応工程
    と、 を有することを特徴とする請求項1記載の電子商取引方
    法。
  6. 【請求項6】 前記決済代行者システムが、使用済みの
    前記使い捨ての後払い方式情報を前記対応より削除する
    対応情報削除工程を有することを特徴とする請求項1か
    ら5のいずれか1項に記載の電子商取引方法。
  7. 【請求項7】 前記購入者端末と前記販売業者システム
    と前記決済代行者システムと前記後払い方式情報発行者
    システムとの間において、前記後払い方式情報または前
    記使い捨ての後払い方式情報を暗号化して伝送すること
    を特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の電
    子商取引方法。
  8. 【請求項8】 前記決済代行者システムと前記方式情報
    発行者システムとは、同一システムであることを特徴と
    する請求項1から7のいずれか1項に記載の電子商取引
    方法。
  9. 【請求項9】 商品の代金支払いに後払い方式を使用す
    る電子商取引方法における決済代行者システムの決済代
    行方法において、 前記決済代行者システムまたは後払い方式情報発行者シ
    ステムが、購入者の要求または前記購入者の使用に応じ
    て、前記購入者に対して発行した使い捨ての後払い方式
    情報を用いた代金支払いの代行の依頼を販売者システム
    より受ける決済代行依頼受注工程と、 前記使い捨ての後払い方式情報に対応する前記購入者の
    後払い方式情報を用いて前記代金支払いを代行する代金
    支払い代行工程と、 を有することを特徴とする決済代行方法。
  10. 【請求項10】 商品の代金支払いに後払い方式を使用
    する電子商取引方法における後払い方式情報発行者シス
    テムの使い捨て後払い方式情報発行方法において、 購入者端末から購入者を特定する情報を含むメッセージ
    を用いて前記使い捨ての後払い方式情報が要求された場
    合、または、決済代行者システムから使い捨ての後払い
    方式情報の使用が通知された場合に、購入者端末へ新た
    に使い捨ての後払い方式情報を発行する使い捨て後払い
    方式情報発行工程と、 該使い捨て後払い方式情報発行工程において発行された
    前記使い捨ての後払い方式情報と前記後払い方式情報と
    の対応を前記決済代行者システムへ通知する情報対応通
    知工程と、 を有することを特徴とする使い捨て後払い方式情報発行
    方法。
  11. 【請求項11】 商品の代金支払いに後払い方式を使用
    する電子商取引方法における販売者システムの決済依頼
    方法において、 前記決済代行者システムまたは後払い方式情報発行者シ
    ステムが、購入者の要求または前記購入者の使用に応じ
    て、前記購入者に対して発行した使い捨ての後払い方式
    情報を用いた購入する商品の代金支払いの依頼を、購入
    者端末より受ける決済依頼受注工程と、 前記使い捨ての後払い方式情報を用いて前記決済代行者
    システムに前記代金支払いの代行を依頼する決済代行依
    頼工程と、 を有することを特徴とする決済依頼方法。
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