JP2002342113A - プログラム実行状況表示方法及びその実施装置並びにその処理プログラム - Google Patents

プログラム実行状況表示方法及びその実施装置並びにその処理プログラム

Info

Publication number
JP2002342113A
JP2002342113A JP2001144462A JP2001144462A JP2002342113A JP 2002342113 A JP2002342113 A JP 2002342113A JP 2001144462 A JP2001144462 A JP 2001144462A JP 2001144462 A JP2001144462 A JP 2001144462A JP 2002342113 A JP2002342113 A JP 2002342113A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
function
program
execution
display
displaying
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001144462A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuji Nomura
祐治 野村
Toru Nakajima
徹 中島
Minoru Izutsu
稔 井筒
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2001144462A priority Critical patent/JP2002342113A/ja
Publication of JP2002342113A publication Critical patent/JP2002342113A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 プログラムの動作理解及び構造理解を行う為
の情報を効率的に提供することが可能な技術を提供す
る。 【解決手段】 コンピュータシステムにおけるプログラ
ムの実行状況を表示するプログラム実行状況表示方法に
おいて、トレースデータ中の実行命令アドレスに対する
プログラムを特定するステップと、当該実行命令アドレ
スに対する前記特定されたプログラム内の関数を特定す
るステップと、当該実行命令アドレスに対する前記特定
された関数のソースコード上の位置を特定するステップ
と、前記トレースデータ中の各実行命令アドレスに対す
る関数のソースコードと、実行した命令の実行遷移を示
すグラフとを対応付けて表示する為の表示データを生成
するステップと、前記生成した表示データを表示するス
テップとを有するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はコンピュータシステ
ムにおけるプログラムの実行状況を表示するプログラム
実行状況表示装置に関し、特にプログラムの動作理解及
び構造理解を行う為の情報を得ることができるプログラ
ム実行状況表示装置に適用して有効な技術に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来一般的なシンボリックデバッガにお
いては、プログラムを実行させながらそのプログラムを
生成したソースコード上に識別子を付けながら表示する
ことを可能にしている(従来技術1)。また、特開20
00−276373号公報には、プログラムの実行状況
を実行した命令順に表示することが示されている(従来
技術2)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】プログラムの実行状況
を確認する際、前記従来技術1の場合、プログラムを実
行させながら目視による確認を行う必要がある。また、
前記従来技術2の場合、表示結果を対象となる関数若し
くはソースコードとの対比をさせながら確認する必要が
ある。前記従来技術1、2では、プログラムの動作理解
及び構造理解を行う為には多くの時間を要していた。
【0004】本発明の目的は上記問題を解決し、プログ
ラムの動作理解及び構造理解を行う為の情報を効率的に
提供することが可能な技術を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、コンピュータ
システムにおけるプログラムの実行状況を表示するプロ
グラム実行状況表示装置において、実行命令アドレスに
対する関数またはソースコードとその実行遷移を対応付
けて表示するものである。
【0006】本発明のプログラム実行状況表示装置で
は、コンピュータシステム上で実行された命令アドレス
の履歴をトレースデータとして採取し、そのトレースデ
ータ中の実行命令アドレスに対するプログラムを特定し
た後、当該実行命令アドレスに対するそのプログラム内
の関数を特定し、当該実行命令アドレスに対するその関
数のソースコード上の位置を特定する。
【0007】そして前記の様にして特定した関数のソー
スコードと、実行した命令の実行遷移を示すグラフとを
対応付けて表示する為の表示データを生成し、ソースコ
ードと実行遷移情報を同時に表示する。また前記の様に
して特定した関数と、実行した関数の実行遷移を示すグ
ラフとを対応付けて表示する為の表示データを生成して
関数と実行遷移情報を同時に表示することとしても良
い。
【0008】以上の様に本発明のプログラム実行状況表
示装置によれば、実行命令アドレスに対する関数または
ソースコードとその実行遷移を対応付けて表示するの
で、プログラムの動作理解及び構造理解を行う為の情報
を効率的に提供することが可能である。
【0009】
【発明の実施の形態】以下にコンピュータシステムにお
けるプログラムの実行状況を表示する一実施形態のプロ
グラム実行状況表示装置について説明する。
【0010】図1は本実施形態のプログラムの実行状況
を表示するシステムの構成を示す図である。図1に示す
様に本実施形態のトレースデータ編集システム5は、ソ
ース遷移情報編集処理部51と、関数遷移情報編集処理
部52とを有している。
【0011】ソース遷移情報編集処理部51は、トレー
スデータ2中の各実行命令アドレスに対する関数のソー
スコードと、実行した命令の実行遷移を示すグラフとを
対応付けて表示する為の表示データを生成する処理部で
ある。関数遷移情報編集処理部52は、トレースデータ
2中の各実行命令アドレスに対する関数と、実行した関
数の実行遷移を示すグラフとを対応付けて表示する為の
表示データを生成する処理部である。
【0012】トレースデータ編集システム5をソース遷
移情報編集処理部51及び関数遷移情報編集処理部52
として機能させる為のプログラムは、CD−ROM等の
記録媒体に記録され磁気ディスク等に格納された後、メ
モリにロードされて実行されるものとする。なお前記プ
ログラムを記録する記録媒体はCD−ROM以外の他の
記録媒体でも良い。また前記プログラムを当該記録媒体
から情報処理装置にインストールして使用しても良い
し、ネットワークを通じて当該記録媒体にアクセスして
前記プログラムを使用するものとしても良い。
【0013】本実施形態において、トレースシステム1
より実行した命令のアドレスを持つトレースデータ2が
採取されると、本実施形態のプログラム実行状況表示装
置であるトレースデータ編集システム5は、トレースデ
ータ2と、構成情報3から関数マップ情報31とソース
コード−関数対応情報32とソースコード33と、編集
パラメタ4から表示指示情報41と表示間隔情報42を
入力し、表示指示情報41に従って表示データ毎の編集
処理部であるソース遷移情報編集処理部51または関数
遷移情報編集処理部52を実行する。表示データ毎の編
集処理部によって編集されたトレースデータ2は、表示
データ6として出力され、結果表示装置7にて表示され
る。
【0014】図2は本実施形態の構成情報3の中の関数
マップ情報31とソースコード−関数対応情報32の詳
細データを示す図である。コンピュータシステム上では
複数のプログラムが動作する。1つのプログラムは、複
数の関数が結合されて構成されている。プログラムを構
成する関数はソースコードをコンパイルすることによっ
て生成される。
【0015】構成情報3は、上記のプログラムと関数と
ソースコードの依存関係を定義する物であり、トレース
データ2の実行命令アドレスからプログラムと、プログ
ラム内の関数と、関数に対応したソースコードの位置を
特定する為に使用する。
【0016】関数マップ情報31は、実行した命令アド
レスに対応するプログラムを特定する為に使用する為の
データであるプログラムの先頭アドレスと長さを持つプ
ログラム情報311と、プログラムを構成する関数の中
から実行命令アドレスに対応する関数を特定する為に使
用するデータである関数のプログラム内のオフセット
と、関数の長さを持つ関数情報312で構成される。関
数情報312はプログラムを構成する関数の数分存在す
る。
【0017】ソースコード−関数対応情報32は、ソー
スコードをコンパイルすることで生成される関数の命令
アドレスとソースコード行の対応付けを行う為に使用す
るデータであり、ソースコード行と当該関数中のオフセ
ットを示すソースコード行−関数オフセット321から
なる。ソースコード−関数対応情報32は、プログラム
を構成する関数の数分存在する。またソースコード行−
関数オフセット321は、その関数の中で実行文を持つ
ソースコードの行数分存在する。
【0018】図3は本実施形態の編集パラメタ4の中の
表示指示情報の詳細データを示す図である。表示指示情
報41は、表示データ種別の指示と付加情報で構成さ
れ、トレースデータ編集システム5の持つ編集処理部を
選択する為の情報が定義されており、ソース遷移情報編
集処理部51を実行する為の指示情報であるソース遷移
情報表示指示411と、関数遷移情報編集処理部52を
実行する為の指示情報である関数遷移情報表示指示41
2と、ソース遷移情報編集処理部51実行に使用する付
加情報である、実行遷移情報を表示する際に遷移の移動
を一定間隔待ってから表示する為の一定間隔表示指示4
13と、解析対象となるトレースレコードの開始命令
数、終了命令数を持つ解析範囲指示414を持ってい
る。
【0019】図4は本実施形態のトレースデータ編集シ
ステム5の処理概要を示す図である。図4に示す様にト
レースデータ編集システム5は、まず編集パラメタ4か
ら表示指示情報41を読み込む(ステップ501)。
【0020】ステップ502で表示指示がソース遷移情
報表示指示411であった場合にはステップ505へ進
み、ソース遷移情報編集処理部51を実行する。ステッ
プ503で表示指示が関数遷移情報表示指示412であ
った場合にはステップ506へ進み、関数遷移情報編集
処理部52を実行する。ステップ505またはステップ
506で表示指示に対する機能の実行後、処理を終了す
る(ステップ504)。
【0021】図5は本実施形態のソースコードに対応し
たプログラムの実行状況表示例を示す図である。図5に
示す様にこの表示例では、ソースコード611にて関数
のソースコードを表示し、実行遷移状況612でソース
コード単位の実行遷移を表示しており、また実際に実行
したソースコード行に対しては特定の識別子6121を
表示している。
【0022】縦スクロールバー613は、ソースコード
に対応したスクロールバーで、本スクロールバーを使用
することで表示するソースコードの位置を変更すること
ができる。横スクロールバー614は実行遷移に対応し
たスクロールバーで、本スクロールバーを使用すること
で時間軸の表示範囲を変更することができる。
【0023】図6は本実施形態の図5の表示例で示す情
報を表示する際の表示データの構造を示す図である。図
6に示す様にこのデータ構造では、ソースコードを表示
する為のデータを格納する領域である格納領域631
と、ソースコードの行単位の実行遷移を表示する為のデ
ータを格納するマトリックス形式の領域である格納領域
632を持っている。
【0024】ソースコードを表示する為のデータを格納
する領域である格納領域631は、図5で示すソースコ
ード611のデータを格納する領域であり、表示対象の
ソースコード行分のデータ領域を持っている。
【0025】ソースコード単位の実行遷移を表示する為
のデータを格納する領域である格納領域632は、図5
で示す実行遷移状況612のデータを格納する領域であ
り、ソースコードに対応した命令が実行された数分の横
軸を持ち、横軸は時間軸を表している。
【0026】ソースコードに対応した命令が実行された
場合、ソースコード単位の実行遷移を表示する為のデー
タを格納する領域である格納領域632のマトリックス
部分に情報を設定する。格納領域632は、図5で示す
識別子6121のデータを表示する為の情報となる。情
報を設定した後、時間軸を表す横軸を更新して次の実行
命令に対する情報を設定していく。
【0027】図7は本実施形態のソース遷移情報編集処
理部51の処理手順を示すフローチャートである。図8
は本実施形態の図7の処理手順の続きを示す図である。
図7及び図8では、本実施形態における一出力例である
ソースコードに対応したプログラムの実行状況表示を行
う際の処理手順を表している。
【0028】編集パラメタ4の表示指示情報41から解
析対象となるトレースレコードの開始命令数、終了命令
数を持つ解析範囲指示414を読み込む(ステップ51
01)。次に構成情報3の関数マップ情報31からプロ
グラム情報311と関数情報312を読み込む(ステッ
プ5102及びステップ5103)。
【0029】次に初期表示用のトレースデータ2を読み
込む(ステップ5104)。ステップ5104で読み込
んだトレースデータ2が解析範囲か否かの判定を行う
(ステップ5105)。解析範囲で無い場合、再びステ
ップ5104でトレースデータ2を読み込む。
【0030】解析範囲の場合、その実行命令アドレスが
プログラム情報311の先頭アドレスとその長さで示さ
れたプログラムの範囲内のアドレスであるかどうかを調
べ、命令アドレスが表示するプログラムの命令か否かの
判定を行う(ステップ5106)。実行命令アドレスが
表示するプログラムの範囲で無い場合、再びステップ5
104でトレースデータ2を読み込む。
【0031】実行命令アドレスが表示プログラムの範囲
である場合、プログラム情報311のプログラムの先頭
アドレスと関数情報312の関数のオフセットから実行
命令アドレスに対応した関数を特定する(ステップ51
07)。
【0032】関数特定後、その特定した関数に対応する
ソースコード33とソースコード−関数対応情報32を
構成情報3から読み込む(ステップ5109)。前記読
み込んだソースコード−関数対応情報32を使用して実
行命令アドレスに対するソースコードの位置を特定する
(ステップ5110)。
【0033】特定したソースコードを格納領域631
に、そのソースコードに対応した識別子6121を示す
実行遷移情報を格納領域632に設定し(ステップ51
10)、特定したソースコードを表示する初期データ表
示を行う(ステップ5111)。初期表示後、実行遷移
情報を表示する為にトレースデータ2を読み込む(ステ
ップ5112)。
【0034】トレースデータ2が無くなったか、また
は、解析対象範囲を超えたかの判定を行い(ステップ5
113)、条件が一致した場合には表示処理を終了する
(ステップ5114)。
【0035】ステップ5112で読み込んだトレースデ
ータ2が表示対象プログラムの範囲かを判定し(ステッ
プ5115)、プログラムの範囲外である場合には再び
ステップ5112でトレースデータ2を読み込む。
【0036】読み込んだトレースデータ2が現在表示し
ている関数の範囲内かを判定し(ステップ5116)、
範囲内である場合にはステップ5122でソースコード
位置の特定を行う。
【0037】範囲内で無い場合、すなわち、関数が切り
替わった場合、現在表示している関数の情報を退避する
(ステップ5117)。その後、関数情報312から関
数を特定し(ステップ5118)、新たに表示する関数
かの判定を行う(ステップ5119)。
【0038】新たに表示する関数で無い場合、すなわ
ち、退避情報がある場合には退避している情報を回復し
(ステップ5120)、ステップ5122でソースコー
ド位置の特定を行う。
【0039】新たに表示する関数である場合にはステッ
プ5109と同様に関数に対応するソースコード33と
ソースコード−関数対応情報32を構成情報3から読み
込み、表示対象の関数を特定する(ステップ512
1)。表示対象の関数が特定された後はステップ511
0と同様に読み込んだソースコード−関数対応情報32
を使用して実行命令アドレスに対するソースコードの位
置を特定する(ステップ5122)。
【0040】その後、特定したソースコードに対応した
実行遷移情報を格納領域632に設定し(ステップ51
23)、表示データの更新を行う(ステップ512
4)。表示データ更新後、ステップ5112で再びトレ
ースデータ2を読み込む。
【0041】図9は本実施形態の関数に対応したプログ
ラムの実行状況表示例を示す図である。図9に示す様に
この表示例では、関数リスト621にて関数名を表示
し、実行遷移状況622で関数単位の実行遷移を表示し
ており、実際に実行した関数に対しては特定の識別子6
221を表示している。
【0042】縦スクロールバー623は、関数リストに
対応したスクロールバーで、本スクロールバーを使用す
ることで表示する関数リストの位置を変更することがで
きる。横スクロールバー624は実行遷移に対応したス
クロールバーで、本スクロールバーを使用することで時
間軸の表示範囲を変更することができる。
【0043】図10は本実施形態の図9の表示例で示す
情報を表示する為の表示データのデータ構造を示す図で
ある。図10に示す様にこのデータ構造では、関数リス
トを表示する為のデータを格納する領域である格納領域
641と、関数単位の実行遷移を表示する為のデータを
格納するマトリックス形式の領域である格納領域642
を持っている。
【0044】関数リストを表示する為のデータを格納す
る領域である格納領域641は、図9で示す関数リスト
621のデータを格納する領域であり、表示対象プログ
ラムを構成する関数の数分のデータ領域を持っている。
【0045】関数単位の実行遷移を表示する為のデータ
を格納する領域である格納領域642は、図9で示す実
行遷移状況622のデータを格納する領域であり、表示
対象プログラムにおける関数の遷移が行われた数分の横
軸を持ち、横軸は時間軸を表している。
【0046】関数に対応した命令が実行された場合、関
数単位の実行遷移を表示する為のデータを格納する領域
である格納領域642のマトリックス部分に情報を設定
する。格納領域642は、図9で示す識別子6221の
データを表示する為の情報となる。情報を設定した後、
時間軸を表す横軸を更新して次に実行される関数の情報
を設定していく。
【0047】図11は本実施形態の関数遷移情報編集処
理部52の処理手順を示すフローチャートである。図1
2は本実施形態の図11の処理手順の続きを示す図であ
る。図11及び図12では、本実施形態の一出力例であ
る関数に対応したプログラムの実行状況表示を行う際の
処理手順を表している。
【0048】編集パラメタ4の表示指示情報41から解
析対象となるトレースレコードの開始命令数、終了命令
数を持つ解析範囲指示414を読み込む(ステップ52
01)。次に構成情報3の関数マップ情報31からプロ
グラム情報311と関数情報312を読み込む(ステッ
プ5202、ステップ5203)。
【0049】次に初期表示用のトレースデータ2を読み
込む(ステップ5204)。ステップ5204で読み込
んだトレースデータ2が解析範囲か否かの判定を行う
(ステップ5205)。解析範囲で無い場合、再びステ
ップ5204でトレースデータ2を読み込む。
【0050】解析範囲の場合、プログラム情報311を
用いて実行命令アドレスが表示するプログラムの命令か
否かの判定を行う(ステップ5206)。実行命令アド
レスが表示するプログラムの範囲で無い場合、再びステ
ップ5204でトレースデータ2を読み込む。
【0051】実行命令アドレスが表示プログラムの範囲
である場合、プログラム情報311と関数情報312か
ら実行命令アドレスに対応した関数を特定する(ステッ
プ5207)。
【0052】関数特定後、その特定した関数の情報を格
納領域641に、またその関数に対応した実行遷移情報
を格納領域642に設定し(ステップ5208)、特定
した関数を表示する初期データ表示を行う(ステップ5
209)。
【0053】初期表示後、実行遷移情報を表示する為に
トレースデータ2を読み込む(ステップ5210)。ト
レースデータ2が無くなったか、または、解析対象範囲
を超えたかの判定を行い(ステップ5211)、条件が
一致した場合には表示処理を終了する(ステップ521
2)。
【0054】ステップ5210で読み込んだトレースデ
ータ2が表示対象プログラムの範囲かを判定し(ステッ
プ5213)、プログラムの範囲外である場合には再び
ステップ5210でトレースデータ2を読み込む。
【0055】読み込んだトレースデータ2が現在表示し
ている関数の範囲内かを判定し(ステップ5214)、
範囲内である場合には実行遷移情報の変化は生じない
為、再びステップ5210でトレースデータ2を読み込
む。
【0056】範囲内で無い場合、すなわち、関数が切り
替わった場合、関数情報312から関数を特定する(ス
テップ5215)。その後特定した関数を格納領域64
1に、その関数に対応した実行遷移情報を格納領域64
2に設定し(ステップ5216)、表示データの更新を
行う(ステップ5217)。表示データ更新後、ステッ
プ5210で再びトレースデータ2を読み込む。
【0057】図13は本実施形態の関数に対応したプロ
グラムの実行状況表示例から、ソースコードに対応した
プログラムの実行状況表示例への切り替えのイメージを
示す図である。図13の個々の出力例は図5、図8と同
じであるが、関数単位の実行遷移情報の内、特定部分を
ソースコード単位で詳細表示することを表している。こ
の表示を用いることにより、プログラム全体の動作理解
及び構造理解を行い、必要に応じて関数単位の詳細な動
作理解及び構造理解が容易に行える。
【0058】図13に示した表示を行う際には、ユーザ
からマウスクリック等により識別子6221の指定を受
付けた後、その指定された関数の命令アドレスの範囲を
プログラム情報311と関数情報312から求めた後、
その範囲内にあるトレースデータ2を用いてソースコー
ド単位の表示を行うものとする。また以前行ったソース
コード単位の表示データを保存しておき、これを読み出
して再表示するものとしても良い。
【0059】図14は本実施形態のソースコードに対応
したプログラムの実行状況表示例において、繰り返し処
理部分の実行遷移状況を集約して識別可能な形式で表示
する際の表示例を示す図である。図14の表示内容は図
5とほぼ同じだが、実行遷移状況612でソースコード
単位の実行遷移を表示する際、繰り返し処理の部分に実
際に実行したソースコード行に対しては特定の識別子6
121とは異なった識別子6122を使用して表示して
いる。実際のプログラムの多くは繰り返し処理が多いの
で、繰り返し部分をそのまま表示してしまうと他の部分
の確認が困難になるが、図14の様に繰り返し部分を集
約することで一度に多くの遷移情報を確認することがで
きる。
【0060】図14に示した表示を行う際には、トレー
スデータ2の実行命令アドレスが既に読み出した実行命
令アドレスと同じアドレスに戻った場合に、それらのア
ドレス間の命令数を記録しておき、再び同じ実行命令ア
ドレスに戻った際に以前と同じ命令数であればその範囲
を繰り返し部分と判定して識別子6122の表示を行
う。
【0061】図15は本実施形態のソースコードに対応
したプログラムの実行状況表示例において、実行遷移を
一定間隔中断して表示する際のイメージを示す図であ
る。図15の表示内容は図5とほぼ同じだが、一定間隔
表示指示413が設定されている場合にソースコード6
11にて関数のソースコードを表示する際、表示色の変
更、点滅、反転、強調表示等、実行しているソースコー
ドを識別可能な形式6111で表示すると共に、編集パ
ラメタ4の表示間隔情報42に従って一定間隔毎に停止
させながらソースコードの遷移を表示する。これにより
ソースコードの実行遷移が見易い速度で動的に表示さ
れ、動作理解及び構造理解を補助することができる。
【0062】前記の様に本実施形態によれば、プログラ
ムの動作理解及び構造理解を行う為の情報を得ることが
できる。この為、この情報を元にプログラムに改造を加
える等の処理を行った場合、前記の表示により改造個所
の特定が容易になり、またプログラムに問題が生じた際
のプログラム調査が容易になることが期待できる。
【0063】以上説明した様に本実施形態のプログラム
実行状況表示装置によれば、実行命令アドレスに対する
関数またはソースコードとその実行遷移を対応付けて表
示するので、プログラムの動作理解及び構造理解を行う
為の情報を効率的に提供することが可能である。
【0064】
【発明の効果】本発明によれば実行命令アドレスに対す
る関数またはソースコードとその実行遷移を対応付けて
表示するので、プログラムの動作理解及び構造理解を行
う為の情報を効率的に提供することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態のプログラムの実行状況を表示する
システムの構成を示す図である。
【図2】本実施形態の構成情報3の中の関数マップ情報
31とソースコード−関数対応情報32の詳細データを
示す図である。
【図3】本実施形態の編集パラメタ4の中の表示指示情
報の詳細データを示す図である。
【図4】本実施形態のトレースデータ編集システム5の
処理概要を示す図である。
【図5】本実施形態のソースコードに対応したプログラ
ムの実行状況表示例を示す図である。
【図6】本実施形態の図5の表示例で示す情報を表示す
る際の表示データの構造を示す図である。
【図7】本実施形態のソース遷移情報編集処理部51の
処理手順を示すフローチャートである。
【図8】本実施形態の図7の処理手順の続きを示す図で
ある。
【図9】本実施形態の関数に対応したプログラムの実行
状況表示例を示す図である。
【図10】本実施形態の図9の表示例で示す情報を表示
する為の表示データのデータ構造を示す図である。
【図11】本実施形態の関数遷移情報編集処理部52の
処理手順を示すフローチャートである。
【図12】本実施形態の図11の処理手順の続きを示す
図である。
【図13】本実施形態の関数に対応したプログラムの実
行状況表示例から、ソースコードに対応したプログラム
の実行状況表示例への切り替えのイメージを示す図であ
る。
【図14】本実施形態のソースコードに対応したプログ
ラムの実行状況表示例において、繰り返し処理部分の実
行遷移状況を集約して識別可能な形式で表示する際の表
示例を示す図である。
【図15】本実施形態のソースコードに対応したプログ
ラムの実行状況表示例において、実行遷移を一定間隔中
断して表示する際のイメージを示す図である。
【符号の説明】
1…トレースシステム、2…トレースデータ、3…構成
情報、4…編集パラメタ、5…トレースデータ編集シス
テム、6…表示データ、7…結果表示装置、31…関数
マップ情報、32…ソースコード−関数対応情報、33
…ソースコード、41…表示指示情報、42…表示間隔
情報、51…ソース遷移情報編集処理部、52…関数遷
移情報編集処理部、311…プログラム情報、312…
関数情報、321…ソースコード行−関数オフセット、
411…ソース遷移情報表示指示、412…関数遷移情
報表示指示、413…一定間隔表示指示、414…解析
範囲指示、611…ソースコード、612…実行遷移状
況、6121…識別子、613…縦スクロールバー、6
14…横スクロールバー、631及び632…格納領
域、621…関数リスト、622…実行遷移状況、62
21…識別子、623…縦スクロールバー、624…横
スクロールバー、641及び642…格納領域、612
2…識別子、6111…ソースコードを識別可能な形
式。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井筒 稔 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町5030番地 株 式会社日立製作所ソフトウェア事業部内 Fターム(参考) 5B042 GA02 HH10 HH30 HH31 HH43 MA08 MA10 MA14 MC12 NN04 NN09 NN10

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンピュータシステムにおけるプログラ
    ムの実行状況を表示するプログラム実行状況表示方法に
    おいて、 トレースデータ中の実行命令アドレスに対するプログラ
    ムを特定するステップと、当該実行命令アドレスに対す
    る前記特定されたプログラム内の関数を特定するステッ
    プと、当該実行命令アドレスに対する前記特定された関
    数のソースコード上の位置を特定するステップと、 前記トレースデータ中の各実行命令アドレスに対する関
    数のソースコードと、実行した命令の実行遷移を示すグ
    ラフとを対応付けて表示する為の表示データを生成する
    ステップと、前記生成した表示データを表示するステッ
    プとを有することを特徴とするプログラム実行状況表示
    方法。
  2. 【請求項2】 コンピュータシステムにおけるプログラ
    ムの実行状況を表示するプログラム実行状況表示方法に
    おいて、 トレースデータ中の実行命令アドレスに対するプログラ
    ムを特定するステップと、当該実行命令アドレスに対す
    る前記特定されたプログラム内の関数を特定するステッ
    プと、 前記トレースデータ中の各実行命令アドレスに対する関
    数と、実行した関数の実行遷移を示すグラフとを対応付
    けて表示する為の表示データを生成するステップと、前
    記生成した表示データを表示するステップとを有するこ
    とを特徴とするプログラム実行状況表示方法。
  3. 【請求項3】 関数の実行遷移部分の詳細表示を指示さ
    れた場合に、ソースコード単位の実行状況の表示データ
    に切り替えて表示することを特徴とする請求項2に記載
    されたプログラム実行状況表示方法。
  4. 【請求項4】 コンピュータシステムにおけるプログラ
    ムの実行状況を表示するプログラム実行状況表示装置に
    おいて、 トレースデータ中の各実行命令アドレスに対する関数の
    ソースコードと、実行した命令の実行遷移を示すグラフ
    とを対応付けて表示する為の表示データを生成するソー
    ス遷移情報編集処理部と、 前記トレースデータ中の各実行命令アドレスに対する関
    数と、実行した関数の実行遷移を示すグラフとを対応付
    けて表示する為の表示データを生成する関数遷移情報編
    集処理部とを備えることを特徴とするプログラム実行状
    況表示装置。
  5. 【請求項5】 コンピュータシステムにおけるプログラ
    ムの実行状況を表示するプログラム実行状況表示装置と
    してコンピュータを機能させる為のプログラムにおい
    て、 トレースデータ中の各実行命令アドレスに対する関数の
    ソースコードと、実行した命令の実行遷移を示すグラフ
    とを対応付けて表示する為の表示データを生成するソー
    ス遷移情報編集処理部と、 前記トレースデータ中の各実行命令アドレスに対する関
    数と、実行した関数の実行遷移を示すグラフとを対応付
    けて表示する為の表示データを生成する関数遷移情報編
    集処理部としてコンピュータを機能させることを特徴と
    するプログラム。
JP2001144462A 2001-05-15 2001-05-15 プログラム実行状況表示方法及びその実施装置並びにその処理プログラム Pending JP2002342113A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001144462A JP2002342113A (ja) 2001-05-15 2001-05-15 プログラム実行状況表示方法及びその実施装置並びにその処理プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001144462A JP2002342113A (ja) 2001-05-15 2001-05-15 プログラム実行状況表示方法及びその実施装置並びにその処理プログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002342113A true JP2002342113A (ja) 2002-11-29

Family

ID=18990409

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001144462A Pending JP2002342113A (ja) 2001-05-15 2001-05-15 プログラム実行状況表示方法及びその実施装置並びにその処理プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002342113A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007094707A (ja) * 2005-09-28 2007-04-12 Hitachi Software Eng Co Ltd アプリケーション動作追跡支援装置
JP2008059515A (ja) * 2006-09-04 2008-03-13 Hitachi Software Eng Co Ltd プログラム実行過程の表示方法及びシステム並びにプログラム
JP2009205623A (ja) * 2008-02-29 2009-09-10 Nec Corp テキスト表示装置、テキスト表示方法及びプログラム
JP2010009279A (ja) * 2008-06-26 2010-01-14 Fujitsu Ltd デバッグ方法およびデバッグプログラム
JP2014021512A (ja) * 2012-07-12 2014-02-03 Toyota Motor Corp ソフトウェア実行状況検証装置、ソフトウェア実行状況検証方法、及びソフトウェア実行状況検証プログラム

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007094707A (ja) * 2005-09-28 2007-04-12 Hitachi Software Eng Co Ltd アプリケーション動作追跡支援装置
JP4641238B2 (ja) * 2005-09-28 2011-03-02 株式会社日立ソリューションズ アプリケーション動作追跡支援装置
JP2008059515A (ja) * 2006-09-04 2008-03-13 Hitachi Software Eng Co Ltd プログラム実行過程の表示方法及びシステム並びにプログラム
JP2009205623A (ja) * 2008-02-29 2009-09-10 Nec Corp テキスト表示装置、テキスト表示方法及びプログラム
JP2010009279A (ja) * 2008-06-26 2010-01-14 Fujitsu Ltd デバッグ方法およびデバッグプログラム
JP2014021512A (ja) * 2012-07-12 2014-02-03 Toyota Motor Corp ソフトウェア実行状況検証装置、ソフトウェア実行状況検証方法、及びソフトウェア実行状況検証プログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6892325B2 (en) Method for displaying variable values within a software debugger
RU2483350C2 (ru) Диспетчер компоновки
JP2006099798A (ja) コンピュータシステムのオペレーション方法
US6839893B2 (en) Debugger capable of providing warnings for unreachable breakpoints
US20030204837A1 (en) Software debugger having a monitor for monitoring conditional statements within a software program
JP2002342113A (ja) プログラム実行状況表示方法及びその実施装置並びにその処理プログラム
JP2922723B2 (ja) 情報処理装置
JP2004171521A (ja) インクツリーのための共通インタフェース
JPH0934698A (ja) ソフトウェア生成方法及び開発支援方法
JP2003022201A (ja) プログラムのデバッグ方法
US20110099329A1 (en) Analysis and timeline visualization of storage channels
JP3168993B2 (ja) リモートプログラムのデバッグシステム、リモートプログラムのデバッグ方法およびリモートデバッグ用プログラムを記録した記録媒体
JPH05108404A (ja) デバツガシステム
JPH0561717A (ja) プログラムデバツグ装置
JP2002318712A (ja) プログラム実行履歴解析方法
JP2006092441A (ja) プログラマブルコントローラ
JP3129889B2 (ja) 数値制御装置
JPH07200350A (ja) ソフトウェアデバッガ
JP3441262B2 (ja) データ処理装置
JP2668052B2 (ja) 複数種のプロッタ装置への出力制御方法
JPH05204576A (ja) 動的シナリオ提示方法
JP2002358102A (ja) プログラマブル・ロジック・コントローラのプログラミング装置
JPH09160806A (ja) デバッグ支援方法および装置
JPH0778095A (ja) プログラム異常原因解析装置
JP2000132701A (ja) 画像編集装置およびその方法、記憶媒体