JP2002342008A - 入力装置及び携帯端末 - Google Patents

入力装置及び携帯端末

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JP2002342008A
JP2002342008A JP2001143443A JP2001143443A JP2002342008A JP 2002342008 A JP2002342008 A JP 2002342008A JP 2001143443 A JP2001143443 A JP 2001143443A JP 2001143443 A JP2001143443 A JP 2001143443A JP 2002342008 A JP2002342008 A JP 2002342008A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 文字を端末に入力する技術を提供する。 【解決手段】 携帯端末の前面に、五十音図における行
を指定する行キーを複数有する第1の入力部22を配置
し、側面に、五十音図における段を指定する段キーを複
数有する第2の入力部20を配置する。特定部は、第1
の入力部22から入力された行と、第2の入力部20か
ら入力された段との組み合わせで仮名文字を特定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、文字を端末に入力
する技術に関し、とくに、文字を容易に入力可能とする
携帯端末、および入力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】携帯電話は、本来「0」から「9」まで
の数字を入力できればよいので、パソコンのキーボード
に比べて格段にキー数が少ない。少ないキーで、仮名文
字を入力できるように、携帯電話などの携帯端末のキー
は、キー毎に複数の仮名が割り当てられている。
【0003】図1は、仮名文字を子音の同じものを同
行、母音の同じものを同段として縦横に連ねた五十音図
である。携帯電話の各キーには、この五十音図のあ行、
か行、さ行などがそれぞれ割り当てられている。具体的
には、「1」のキーが「あ」行に割り当てられ、「2」
のキーが「か」行に割り当てられ、「3」のキーが
「さ」行に割り当てられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来型の携帯電話で
は、例えば、文字「て」を入力するとき、「た行」が割
り当てられたキーを4回押す必要があり、文字「と」を
入力する場合には、「た」行が割り当てられたキーを5
回押さなければならない。このように、同一のキーを複
数回押すことにより、初めて所望の文字を入力すること
が可能となる。これは、ユーザにとって非常に面倒であ
り、また、時間がかかる作業である。
【0005】特開平2000−276288号公報は、
母音と子音に分けて仮名文字をローマ字入力する発明を
開示するが、ユーザは、新たにキー配列を覚えなければ
ならない。この点において、開示された発明は、ユーザ
に負担を強いるものである。
【0006】そこで、本発明は、上記の課題を解決する
ことのできる入力装置、及び携帯端末を提供することを
目的とする。これらの目的は特許請求の範囲における独
立項に記載の特徴の組合せにより達成される。また従属
項は本発明の更なる有利な具体例を規定する。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のある態様は、文
字の入力を可能とする携帯端末に関する。この携帯端末
は、第1の面に配置され、五十音図における行を指定す
る行キーを複数有する第1の入力部と、第1の面と異な
る第2の面に配置され、五十音図における段を指定する
段キーを複数有する第2の入力部と、第1の入力部から
入力された行と、第2の入力部から入力された段との組
み合わせで仮名文字を特定する特定部とを備える。携帯
端末は、携帯電話、PHS(personal handyphone syst
em)、その他移動体通信端末などであって、文字の入力
機能を備えた端末装置であればよい。また、仮名文字は
五十音図において、行と段により表現される、ひらが
な、及びカタカナを含む概念である。
【0008】また、第1の面と、第2の面とは、ほぼ直
交してよい。例えば、第1の面は、モニタが設けられた
端末の前面であり、第2の面はその側面であってもよ
い。また、複数の段キーは、携帯電話の下部から上部に
向かって、第2の面から、第1の面に対向する第3の面
に向かって回り込むように配列されていてもよい。ま
た、当該携帯端末を手で把持した状態において、その手
の親指以外の指により操作されるべく段キーを設けても
よい。
【0009】また、第2の入力部は、「い」段、「う」
段、「え」段、及び「お」段を指定するための段キーを
有してもよい。また、これらの段キーは、当該携帯端末
を把持した手の、人差指、中指、薬指、及び小指により
操作されるべく設けられてよい。
【0010】また、第2の入力部により段が指定されな
い場合、特定部は、行キーを1回押すことで第1の入力
部から入力された行の「あ」段の仮名文字を特定しても
よい。また、特定部は、行キーが押された状態から解放
されたとき、仮名文字を特定してもよい。また、特定部
は、段キーが押圧された状態から、一旦解放され再度押
圧されたとき、または、解放された状態から、一旦押圧
され再度解放されたとき、その段キーを用いて仮名文字
を特定してもよい。
【0011】また、段キーが受ける圧力を検出する圧力
検出部と、検出された圧力に基づいて、入力された段を
決定する決定部とを備えてもよい。これにより、当該携
帯電話を把持した状態で、所望する段キーを強めに押す
ことで、指定した段を、適確に認識することができる。
また、決定部は、段キーそれぞれの基準圧力と、検出さ
れた圧力との差分に基づいて、段を決定してもよい。
【0012】また、行キーが押されるタイミングと、段
キーが押されるタイミングを検出するタイミング検出部
を備え、段キーが行キーより先に押されたとき、特定部
は、文字種類を変更するようにしてもよい。ここで、文
字種類は、ひらがな、カタカナ、数字、英字などであ
る。これにより、指の移動を少なくできスムーズな文字
種類の変更が可能になる。
【0013】本発明の別の態様は、携帯端末に関する。
この携帯端末は、五十音図における行を指定する行キー
を複数有する入力部と、五十音図における段を指定する
機能を有する外部入力装置と電気的に接続する接続部
と、仮名文字入力モードの切り替えを可能とするモード
設定部と、その外部入力装置が接続され、入力モード
が、行と段との組み合わせで文字を特定するモードに設
定されたとき、入力部から入力された行と、外部入力装
置から接続部を介して入力された段との組み合わせで仮
名文字を特定する特定部とを備える。
【0014】本発明の別の態様は、入力装置に関する。
この入力装置は、携帯端末と電気的に接続する接続部
と、その携帯端末に対して、五十音図における段を指定
する段キーを複数有する入力部とを備える。この入力装
置を携帯端末に接続することにより、行と段との組み合
わせによる仮名文字の入力が可能となる。
【0015】また、当該入力装置が接続部を介して携帯
端末と電気的に接続したとき、複数の段キーが、その携
帯端末の一面に沿って配列されるように、入力部を構成
してもよい。
【0016】また、第1の部材と、その部材に回動自在
に連結される第2の部材とを備え、複数の段キーは、第
1の部材および第2の部材に分かれて設けられ、第1の
部材と第2の部材は、それぞれに設けられた段キーが向
かい合う方向に折りたためてもよい。
【0017】また、第2の部材に回動自在に連結される
第3の部材を更に備え、第3の部材は、接続部を支持す
るものであり、第2の部材と第3の部材は、第2の部材
の背面と接続部とが向かい合う方向に折りたためてもよ
い。
【0018】また、第3の部材は、接続部を、その長手
方向に移動可能に支持してもよい。これにより、接続す
る携帯電話の大きさに合わせて、当該入力装置を取り付
けることができる。また、第3の部材は、接続部を、第
3の部材から接続部に向かう方向の軸を中心として回転
可能に支持してもよい。これにより、ユーザの利き手に
応じて、段キーを携帯電話の右側または左側に配置する
ことができる。
【0019】なお、上記の発明の概要は、本発明の必要
な特徴の全てを列挙したものではなく、これらの特徴群
のサブコンビネーションも又発明となりうる。また、本
発明の表現を装置、方法、コンピュータプログラムの間
で変換したものもまた、本発明の態様として有効であ
る。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、発明の実施の形態を通じて
本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲
に係る発明を限定するものではなく、又実施形態の中で
説明されている特徴の組合せの全てが発明の解決手段に
必須であるとは限らない。
【0021】図2は、本発明の実施形態にかかる携帯電
話10を示す。携帯電話10は、表示部12とともに前
面に配置された第1入力部22と、側面に配置された第
2入力部18を有する。第1入力部22は、数字、仮名
文字、英字などの入力に用いられる複数のキーを有して
いる。第2入力部18は、仮名文字の入力ないしは入力
する文字種類の切り替えに用いられる複数のキーを有す
る。以下では、仮名文字の入力を容易とする本実施形態
にかかる携帯電話10について説明し、便宜上、第1入
力部が有するキーを「行キー」、第2入力部が有するキ
ーを「段キー」と呼ぶ。例えば、数字の「4」が割り当
てられた行キー22aは、仮名文字入力モードにおいて
は、五十音図における「た」行が割り当てられている。
また、第2入力部22において、段キー20a、20
b、20c、及び20dは、それぞれ、「い」段、
「う」段、「え」段および「お」段が割り当てられてい
る。
【0022】仮名文字を入力するとき、ユーザは、入力
したい仮名文字の行を行キーにより指定し、段を段キー
により指定する。例えば、「と」を入力するとき、ユー
ザは、「た」行が割り当てられた行キー22aを押し、
次に、「お」段が割り当てられた段キー20dを押す。
このように、行キーと段キーとの組み合わせで仮名文字
を容易に指定することが可能となり、仮名文字の入力に
必要な、キーを押す回数を減らすことができ、入力にか
かる時間を減らすことができる。また、キーの配列は、
従来型の携帯電話と同じなので、ユーザは新たにキーの
配列を覚える必要がない。
【0023】図3は、携帯電話10の斜視図である。段
キー20a、20b、20c、及び20dは、それぞれ
が携帯電話10を把持した手の人差指、中指、薬指、及
び小指で操作できるように携帯電話10の上部から下部
に向かって配置される。ここで、携帯電話10の上部、
及び下部とは、通常の使用状態における、上方部分、及
び下方部分を意味し、例えば、携帯電話10のスピーカ
が存在する領域を上部、マイクが存在する領域を下部と
する。このように段キー20a、20b、20c、及び
20dを配置することで、把持した手の親指で第1入力
部22の行キーを操作し、親指以外の指で段キー20を
操作することができる。当然のことであるが、第1入力
部22の行キーを、携帯電話10を把持していない側の
手の指で操作することも可能である。この例では、段キ
ー20が指ごとに割り当てられているので、段の入力に
際して指を他のキーに移動する必要がなく、入力時間を
短くすることができる。
【0024】図4は、携帯電話10の機能ブロック図で
ある。この装置は、ハードウエアコンポーネントでいえ
ば、CPU、メモリ、メモリにロードされたプログラム
などによって実現されるが、ここではそれらの連携によ
って実現される機能ブロックを描いている。したがっ
て、これらの機能ブロックがハードウエアのみ、ソフト
ウエアのみ、またはそれらの組合せによっていろいろな
形で実現できることは、当業者には理解されるところで
ある。
【0025】携帯電話10は、通話を可能とする通話部
と、文字処理を可能とする文字処理部と、基地局との間
で通信を確立する通信部40とを備える。通話部30
は、マイク、スピーカなどを有し、相手との会話を実現
する機能を提供する。文字処理部100は、電子メール
などの文章の作成にともなう文字処理を実現する機能を
提供する。通信部40は、会話にともなうデータ、及び
文字データなどを送受信する機能を提供する。
【0026】図5は、文字処理部100の詳細な機能ブ
ロック図である。ここで、文字処理部100は、複数の
文字種類についての処理をおこなう機能を有しており、
以下では、仮名文字を処理する機能を実現する例につい
て説明する。文字処理部100は、「段」を指定する段
入力部102と、指定された段を検出する検出部120
と、「行」を指定する行入力部104と、ひらがな、カ
タカナ、数字、及び英字などの文字を格納する文字情報
格納部112と、指定された行と指定された段との組み
合わせで仮名文字を特定する特定部108と、特定され
た仮名文字を表示する表示部12と、行キーと段キーと
が押されるタイミングを検出して、文字種類の変更を特
定部108に指示するタイミング検出部106とを備え
る。文字情報格納部112は、ひらがな、及びカタカナ
を、行と段とに対応付けて格納している。段入力部10
2は、段キー20a、20b、20c、及び20dを有
する。
【0027】特定部108は、行キーが押されると、仮
名文字の特定処理を開始する。特定部108は、行キー
が押されている状態で、段キー20が押されたときに、
指定された「行」と「段」に対応付けられた仮名を文字
情報格納部112から取り出す。
【0028】また、行キーが押され、段キー20が押さ
れることなく、連続して行キーが押された場合、特定部
108は、入力された仮名文字が「あ」段のものである
ことを判別し、指定された「行」と「あ」段に対応付け
られた仮名文字を文字情報格納部112から取り出す。
したがって、あ段の仮名文字は、段キー20を押すこと
なく、行キーを1回押すだけで入力することができる。
【0029】タイミング検出部106は、仮名文字の特
定処理がおこなわれていない場合に段キー20が押され
たとき、文字種類の変更を特定部108に指示する。段
キー20には、段以外に、「数字入力」、「かな小文字
入力」、「カタカナ入力」、及び「英字入力」を指定す
る情報が割り当てられている(図2参照)。例えば、行
キーを押す前に段キー20aを押すと「数字入力」にな
り、行キーによる数字の入力が可能になる。他の実施形
態において、タイミング検出部106は、段キー20を
所定の時間より長く押したことを検出したとき、文字種
類の切替を指示してもよい。
【0030】ユーザは文字入力のとき、携帯電話10を
把持する必要があるので、不本意にも段キー20を押し
てしまうことがある。そこで、逆の発想から、段キー2
0が押されている状態から放されたとき、段が指定され
たことを判断する制御も考えられる。スイッチとしての
段キー20の機能に、このような制御を加えることで、
誤入力を防止することができる。
【0031】図6は、検出部の検出処理のフローチャー
トである。この検出は、携帯電話10を把持すること
で、段キー20が常に押されている状態を想定した処理
であり、押圧された状態から、一旦解放され再度押圧さ
れた状態になった段キーを検出する。これにより、携帯
電話10を握っている状態であってもユーザに意図的に
押圧された段キーを検出することができる。
【0032】検出部120は、段キー20が押されてい
るか否かを検出する(S10)。段キーが解放される
と、解放されている間の時間を計測する(S12)。そ
れから、所定時間内に再び段キーが押されたか否かを判
定する(S14)。所定時間内に再び段キーが押された
とき、その段キーに割り当てられた段が指定されたこと
を決定する(S16)。このような検出をおこなうこと
で、段キー20が常に握られた状態であっても、ユーザ
が入力したい文字を特定することが可能となる。
【0033】図7(a)及び(b)は、第2の実施形態
に係る入力装置300を示す。この入力装置300は、
携帯電話の仮名文字の入力を支援する外付けの補助入力
装置として機能する。入力装置300は、図5を用いて
説明した段入力部102と同一の機能を有し、接続部3
08により携帯電話と電気的に接続することができる。
【0034】図7(a)は、入力装置300の斜視図で
ある。入力装置300は、段キー310a及び310b
が設けられた第1の部材302と、段キー310c及び
310dが設けられた第2の部材304と、接続部30
8を支持する第3の部材306とを備える。ここで、第
1の部材302及び第2の部材304において、段キー
310の設けられた面を表面と定義し、表面に向かい合
う面を背面と定義する。
【0035】段キー310a、310b、310c、及
び310dは、入力装置300を携帯電話に取り付けた
とき、携帯電話の一面に沿って配列されるように設けら
れる。第1の部材302と第2の部材304は、軸31
2により、回動自在に連結される。また、第2の部材3
04と第3の部材306も、軸314により、回動自在
に連結される。第3の部材306と接続部308とは、
接続部308の長手方向に設けた長穴318を介して、
ネジ316により圧着されている。この構造により、ネ
ジ316を緩めることで、接続部308は長穴318の
方向に移動できる。
【0036】図7(b)は、入力装置300を折りたた
んだ図である。入力装置300は、第1の部材302の
表面と、第2の部材304の表面とが向かい合う方向に
折りたたむことができる。更に、第2の部材304の背
面と接続部308が向かい合う方向に折りたたむことが
できる。このように折りたたむことで、段キー310及
び接続部308が外部に表出せず保護することができ
る。また、第1の部材302は、段キー310の表面よ
り突起した突起部301aを有する。また、第2の部材
304は、段キー310の表面より突起した突起部30
1bを有する。これにより、折りたたんだとき、突起部
301a及び301bが接するので、段キー310同士
が触れることを防ぐことができる。
【0037】図8は、第3の部材306、接続部308
及びネジ316の斜視図である。第3の部材306は、
長手方向に設けられた長穴318と、長手方向に設けら
れたガイド330とを有する。接続部308は、ネジ3
16が螺合されるネジ穴332を有する。長穴318に
より、ネジ316を緩めた状態では、接続部308は、
第3の部材306に対して、接続部308の長手方向に
移動することができる。これにより、携帯電話10の大
きさにあわせて、接続部308と第3の部材306との
位置を調整することができ、接続部308を、様々な大
きさの携帯電話に接続することが可能となる。
【0038】また、第3の部材306から接続部308
に向かう方向のネジ316を軸として接続部308を1
80度回転することにより、段キー310を、ユーザの
利き手に応じて、携帯電話10の右側または左側のどち
らにでも配置することができる。また、第3の部材30
6は、ガイド330により、接続部308を第3の部材
306に対して長手方向のみに移動可能に支持すること
ができる。
【0039】図9は、入力装置300を接続する構成を
備える携帯電話の接続部50と、文字処理部200の機
能ブロック図である。この携帯電話は、これらの構成の
他に、通話を可能とする通話部と、基地局との通信を確
立する通信部を備える。この図において、図5を用いて
説明した文字処理部100と同一の符号を付した構成
は、機能が同じなので説明を省略する。接続部50は、
入力装置300の接続部308と電気的に接続する。文
字処理部200は、文字処理部100の構成に加えて、
接続部50に入力装置300が接続されているか否かを
検出する検出部204と、仮名文字の特定に使うモード
を設定するモード設定部206とを更に備える。
【0040】段入力部202は、入力装置300から入
力された段を、接続部50を介して受け取り、特定部2
08に出力する。モード設定部206は、仮名文字の特
定に用いる入力モードを特定部208に設定する。ここ
で、入力モードには、行入力部104から入力される行
と、段入力部202から入力される段とに基づいて、仮
名文字を入力する第1のモードと、行入力部104から
入力される行キーを押した回数に基づいて、仮名文字を
入力する第2のモードとがある。モード設定部206
は、入力装置300が取り付けられているときには、第
1の入力モード、取り外されているときには、第2の入
力モードを特定部208に設定してもよい。
【0041】以上、本発明を実施の形態をもとに説明し
たが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範
囲には限定されない。上記実施の形態は例示であり、そ
れらの各構成要素や各処理プロセスの組合せに、さらに
いろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も
本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところで
ある。
【0042】こうした変形例として、携帯電話10は、
段キー20が受ける圧力を測定、ないしは検出して、入
力された段を決定する構成を有していてもよい。ユーザ
が文字入力を行う際、段キー20に指が触れている状況
が存在する。このとき、文字入力時の通常の把持状態に
おいて段キー20が受ける圧力を基準圧力として設定
し、その圧力に対して、段キー20が受ける圧力がどれ
だけ増加したかを検出することによって、段を決定する
こととしてもよい。こうすることで、ユーザは、携帯電
話10から指を放さずに段キー20を操作することが可
能となる。
【0043】図10は、上述した圧力検出を可能とする
検出部150の機能ブロック図である。この例において
は、圧力センサが、それぞれの段キー20が受ける圧力
を検出するために設けられる(図示せず)。この圧力セ
ンサは、第1の実施形態においては携帯電話10に備え
られ、第2の実施形態においては入力装置300に備え
られる。
【0044】検出部150は、段キー20a、20b、
20c、及び20dが受ける圧力を検出する圧力検出部
152と、圧力の検出タイミングを制御するタイミング
制御部160と、それぞれの段キー20が受ける基準圧
力を基準圧力格納部156に設定する基準圧力設定部1
54と、基準圧力を格納する基準圧力格納部156と、
検出した圧力と基準圧力とに基づいて段を決定する決定
部158とを備える。基準圧力設定部154は、圧力検
出部152が検出した圧力を段キー20ごとに取り込
み、平均圧力を基準圧力として設定する。このとき、文
字入力時の圧力を除いて平均圧力を求めることが望まし
い。これは、例えば、統計的に他の圧力値よりも過大な
圧力は、平均を求めるサンプルから除くことにより、実
現することが可能である。タイミング制御部160は、
基準圧力の設定に用いる圧力値のサンプリングタイミン
グなどを制御する。
【0045】上述の例においては、基準圧力を、通常の
把持状態において段キー20が受ける圧力として設定し
たが、別の例においては、全ての段キー20に共通の所
定の圧力であってもよく、また、各段キー20ごとに定
められる所定の圧力であってもよい。
【0046】図11は、基準圧力を用いて段を決定する
処理のフローチャートである。決定部158は、検出し
た圧力と基準圧力との差分圧力を段キー20ごとに算出
し(S20)、差分圧力が最も大きい段キー20を選択
し(S22)、これを指定された段として決定する(S
24)。
【0047】ところで、ある指に力を入れるとその他の
指にも力が入ってしまうことがある。個人差もあるが、
薬指に力を入れようとすると、小指や中指にも若干の力
が入ってしまう人は多い。薬指の力は他の指に比べて小
さいので、薬指の動きにともなって動いた指の力の方が
大きくなることがある。そこで、このような指により押
された段キー20が選ばれないようにする必要がある。
決定部158は、差分圧力に、指ごとの基準圧力に応じ
た重み付けをした後、最も圧力が大きい段キー20を選
択してもよい。重み付け値は、基準圧力に基づいて決定
し、基準圧力が大きいほど、重み付け値を小さくし、基
準圧力が小さいほど、重み付け値を大きくする。こうす
ることで、指の力のばらつきにより生じる誤入力を防ぐ
ことができる。
【0048】また、誤入力を防止する構成として、段キ
ー20を押し下げるために必要な力を、ばね等により制
御してもよい。普段ユーザが携帯電話10を把持してい
るときに与える力より大きい力を加えたとき、段キー2
0が押し下げられるように、ばね係数を設定する。ま
た、指の力はそれぞれ異なるので、それぞれの段キー2
0に対して、指の力に応じたばね係数が設定されている
ことが好ましい。例えば、人差指で押されるべき段キー
20aのばねは、薬指で押されるべき段キー20cに設
定されたばね係数より、大きな係数が設定される。
【0049】図12(a)、図12(b)は、携帯電話
400の斜視図である。携帯電話400は、段キー40
2a、402b、403c、及び404dを備える。こ
れらの段キーは、携帯電話400の下部から上部に向か
って、表示部のある前面の側面から裏面に向かって回り
込むように配列されている。このような配置にすること
で、それぞれ、把持した手の人差指、中指、薬指、及び
小指で操作しやすくなる。例えば、段キー402aは、
人差指で操作しやすいように携帯電話400の裏面に設
けられ、段キー402bは、中指で操作しやすいように
携帯電話400の側面と裏面に対して斜めに設けられて
もよい。
【0050】上記実施の形態では、仮名文字を入力する
ことを例に説明したが、仮名文字の入力に限らず、他の
文字種類についても入力を容易にすることができる。図
13は、英字を縦横に連ねたものである。この図のよう
に行と段とに英字を対応付けて文字情報格納部112に
格納すれば、実施の形態にかかわる携帯電話、ないしは
入力装置300を用いて、英字を入力することも可能と
なる。例えば、1段目(@、A、D、G・・・W)がそ
れぞれ行キー22に割り当てられている場合、「E」を
入力するには、「D」が割り当てられている行キーを押
して、1段目を指定する段キー20aを押せばよい。
【0051】他の変更例として、図5を用いて説明した
特定部108は、同一の行キーが連続して押された場
合、押された回数に基づいて段を特定し、仮名文字を文
字情報格納部112から取り出してもよい。また、図9
を用いて説明した特定部208は、同一の行キーが連続
して押された場合、第2の入力モードで仮名文字を入力
してもよい。こうすることで、ユーザは入力モードの切
り替えを意識することなしに、従来型の携帯電話と同じ
ように仮名文字を入力することもでき、行キーと段キー
の組み合わせで仮名文字を入力することもできる。
【0052】
【発明の効果】本発明によれば、文字入力を容易とする
携帯電話、及び入力装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】五十音図である。
【図2】第1の実施の形態に係る携帯電話の図である。
【図3】第1の実施の形態に係る携帯電話の斜視図であ
る。
【図4】第1の実施の形態に係る携帯電話の機能ブロッ
ク図である。
【図5】第1の実施の形態に係る文字処理部の機能ブロ
ック図である。
【図6】第1の実施の形態に係る文字処理部における処
理のフローチャートである。
【図7】(a)は、第2の実施の形態に係る入力装置の
斜視図である。(b)は、第2の実施形態に係る入力装
置を折りたたんだときの側面図である。
【図8】第2の実施の形態に係るネジ、第3の部材、及
び接続部の斜視図である。
【図9】第2の実施の形態に係る文字処理部の機能ブロ
ック図である。
【図10】第2の実施の形態に係る検出部の機能ブロッ
ク図である。
【図11】第2の実施の形態に係る検出部における処理
のフローチャートである。
【図12】(a)携帯電話の表面の斜視図である。
(b)携帯電話の裏面の斜視図である。
【図13】英字表を示す図である。
【符号の説明】
10 携帯電話、20 段キー、22 行キー、50
接続部、102 段入力部、104 行入力部、106
タイミング検出部、108 特定部、120検出部、
310 段キー、302 第1の部材、304 第2の
部材、306第3の部材、308 接続部、206 モ
ード設定部、204 検出部、152 圧力検出部、1
54 基準圧力設定部、158 決定部
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04M 1/725

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の面に配置され、五十音図における
    行を指定する行キーを複数有する第1の入力部と、 前記第1の面と異なる第2の面に配置され、五十音図に
    おける段を指定する段キーを複数有する第2の入力部
    と、 前記第1の入力部から入力された行と、前記第2の入力
    部から入力された段との組み合わせで仮名文字を特定す
    る特定部と、を備えることを特徴とする携帯端末。
  2. 【請求項2】 前記第1の面と、前記第2の面とは、ほ
    ぼ直交することを特徴とする請求項1に記載の携帯端
    末。
  3. 【請求項3】 複数の前記段キーは、前記携帯電話の下
    部から上部に向かって、前記第2の面から、前記第1の
    面に対向する第3の面に向かって回り込むように配列さ
    れていることを特徴とする請求項1または2に記載の携
    帯端末。
  4. 【請求項4】 仮名文字の入力を可能とする携帯端末で
    あって、 五十音図における行を指定する行キーを複数有する第1
    の入力部と、 当該携帯端末を手で把持した状態において、その手の親
    指以外の指により操作されるべく設けられた、五十音図
    における段を指定する段キーを複数有する第2の入力部
    と、 前記第1の入力部から入力された行と、前記第2の入力
    部から入力された段との組み合わせで仮名文字を特定す
    る特定部と、を備えることを特徴とする携帯端末。
  5. 【請求項5】 前記第2の入力部は、「い」段、「う」
    段、「え」段、及び「お」段を指定するための段キーを
    有することを特徴とする請求項1から4のいずれかに記
    載の携帯端末。
  6. 【請求項6】 前記第2の入力部により段が指定されな
    い場合、前記特定部は、前記第1の入力部から入力され
    た行の「あ」段の仮名文字を特定することを特徴とする
    請求項1から5のいずれかに記載の携帯端末。
  7. 【請求項7】 前記特定部は、行キーが押された状態か
    ら解放されたタイミングで、仮名文字を特定することを
    特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の携帯端
    末。
  8. 【請求項8】 前記特定部は、段キーが押圧された状態
    から、一旦解放され再度押圧されたとき、または、解放
    された状態から、一旦押圧され再度解放されたとき、そ
    の段キーを用いて仮名文字を特定することを特徴とする
    請求項1から7のいずれかに記載の携帯端末。
  9. 【請求項9】 段キーが受ける圧力を検出する圧力検出
    部と、 検出された圧力に基づいて、入力された段を決定する決
    定部と、を備えることを特徴とする請求項1から8のい
    ずれかに記載の携帯端末。
  10. 【請求項10】 前記決定部は、段キーそれぞれの基準
    圧力と、検出された圧力との差分に基づいて、段を決定
    することを特徴とする請求項9に記載の携帯端末。
  11. 【請求項11】 行キーが押されるタイミングと、段キ
    ーが押されるタイミングを検出するタイミング検出部を
    備え、 段キーが行キーより先に押されたとき、前記特定部は、
    文字種類を変更することを特徴とする請求項1から10
    のいずれかに記載の携帯端末。
  12. 【請求項12】 五十音図における行を指定する行キー
    を複数有する入力部と、 五十音図における段を指定する機能を有する外部入力装
    置と電気的に接続する接続部と、 仮名文字入力モードの切り替えを可能とするモード設定
    部と、 前記外部入力装置が接続され、入力モードが、行と段と
    の組み合わせで文字を特定するモードに設定されたと
    き、前記入力部から入力された行と、前記外部入力装置
    から前記接続部を介して入力された段との組み合わせで
    仮名文字を特定する特定部と、を備えることを特徴とす
    る携帯端末。
  13. 【請求項13】 携帯端末と電気的に接続する接続部
    と、 前記携帯端末に対して、五十音図における段を指定する
    段キーを複数有する入力部と、を備えることを特徴とす
    る入力装置。
  14. 【請求項14】 当該入力装置が接続部を介して前記携
    帯端末と電気的に接続したとき、複数の前記段キーが、
    前記携帯端末の一面に沿って配列されるように、前記入
    力部を構成することを特徴とする請求項13に記載の入
    力装置。
  15. 【請求項15】 第1の部材と、前記第1の部材に回動
    自在に連結される第2の部材とを備え、 複数の段キーは、前記第1の部材および前記第2の部材
    に分かれて設けられ、 前記第1の部材と前記第2の部材は、それぞれに設けら
    れた段キーが向かい合う方向に折りたためることを特徴
    とする請求項13または14に記載の入力装置。
  16. 【請求項16】 前記第2の部材に回動自在に連結され
    る第3の部材を更に備え、前記第3の部材は、前記接続
    部を支持するものであり、 前記第2の部材と前記第3の部材は、前記第2の部材の
    背面と前記接続部とが向かい合う方向に折りたためるこ
    とを特徴とする請求項15に記載の入力装置。
  17. 【請求項17】 前記第3の部材は、前記接続部を、そ
    の長手方向に移動可能に支持することを特徴とする請求
    項16に記載の入力装置。
  18. 【請求項18】 前記第3の部材は、前記接続部を、前
    記第3の部材から前記接続部に向かう方向の軸を中心と
    して回転可能に支持することを特徴とする請求項16ま
    たは17に記載の入力装置。
  19. 【請求項19】 行と段とに対応付けて文字を格納する
    格納部と、 第1の面に配置され、行を指定する行キーを複数有する
    第1の入力部と、 前記第1の面と異なる第2の面に配置され、段を指定す
    る段キーを複数有する第2の入力部と、 前記第1の入力部から入力された行と、前記第2の入力
    部から入力された段との組み合わせで前記格納部に格納
    された文字を特定する特定部と、を備えることを特徴と
    する携帯端末。
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