JP2002341505A - ハロゲン化銀カラー写真感光材料の画像形成方法及び現像処理装置 - Google Patents
ハロゲン化銀カラー写真感光材料の画像形成方法及び現像処理装置Info
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- JP2002341505A JP2002341505A JP2001150580A JP2001150580A JP2002341505A JP 2002341505 A JP2002341505 A JP 2002341505A JP 2001150580 A JP2001150580 A JP 2001150580A JP 2001150580 A JP2001150580 A JP 2001150580A JP 2002341505 A JP2002341505 A JP 2002341505A
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- Photographic Processing Devices Using Wet Methods (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】装置サイズが増大せず、コストが上がらず、な
おかつ現像処理に際し環境に有害な物質を用いることな
く、スキャナー、CCDカメラ等のイメージセンサーで
の読み取りに必要な程度の現像停止を達成することによ
り、環境の変動や画面内の現像ムラを起こさず、安定に
画像出力を行うことができる技術を明らかにする。 【解決手段】撮影されたハロゲン化銀カラー写真感光材
料を発色現像後、完全にハロゲン銀を除去しない状態で
現像画像をスキャナー、CCDカメラ等のイメージセン
サーで読み取り、出力画像を得るハロゲン化銀感光材料
画像形成方法において、現像工程から、スキャナー、C
CDカメラ等のイメージセンサー読み取り工程までの工
程で少なくとも一度はフイルム試料温度を25℃以下に
強制的に冷却した後、スキャナー、CCDカメラ等のイ
メージセンサーで読みとることを特徴とする画像形成方
法である。
おかつ現像処理に際し環境に有害な物質を用いることな
く、スキャナー、CCDカメラ等のイメージセンサーで
の読み取りに必要な程度の現像停止を達成することによ
り、環境の変動や画面内の現像ムラを起こさず、安定に
画像出力を行うことができる技術を明らかにする。 【解決手段】撮影されたハロゲン化銀カラー写真感光材
料を発色現像後、完全にハロゲン銀を除去しない状態で
現像画像をスキャナー、CCDカメラ等のイメージセン
サーで読み取り、出力画像を得るハロゲン化銀感光材料
画像形成方法において、現像工程から、スキャナー、C
CDカメラ等のイメージセンサー読み取り工程までの工
程で少なくとも一度はフイルム試料温度を25℃以下に
強制的に冷却した後、スキャナー、CCDカメラ等のイ
メージセンサーで読みとることを特徴とする画像形成方
法である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハロゲン化銀カラ
ー写真感光材料(本明細書において、ハロゲン化銀写真
感光材料、感光材料、感材、フィルムとも称する。)か
らの画像形成方法及び現像処理装置に関し、さらに詳し
くは簡易な構造でかつ、外部環境変動によらず安定なデ
ジタル画像を得る画像形成方法及び現像処理装置に関す
るものである。
ー写真感光材料(本明細書において、ハロゲン化銀写真
感光材料、感光材料、感材、フィルムとも称する。)か
らの画像形成方法及び現像処理装置に関し、さらに詳し
くは簡易な構造でかつ、外部環境変動によらず安定なデ
ジタル画像を得る画像形成方法及び現像処理装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】近年ではスキャナー、CCDカメラ等の
イメージセンサーによる画像読み取り、デジタル処理に
よる画像処理で鮮明な画像が得られるようになった。し
かしながらこれらのデジタルシステムは従来のフイルム
画像を光学的に写し取るアナログシステムに対し、高価
であることがネックとなっている。そこでデジタルシス
テムでは必ずしも必要ではない脱銀等の処理工程を簡略
化したシステムの提案がなされている(特開平11−5
2526号参照)。
イメージセンサーによる画像読み取り、デジタル処理に
よる画像処理で鮮明な画像が得られるようになった。し
かしながらこれらのデジタルシステムは従来のフイルム
画像を光学的に写し取るアナログシステムに対し、高価
であることがネックとなっている。そこでデジタルシス
テムでは必ずしも必要ではない脱銀等の処理工程を簡略
化したシステムの提案がなされている(特開平11−5
2526号参照)。
【0003】この方式では装置の簡略化を図れると同時
に、環境にとって有害な物質を削減でき、かつ現像液の
管理が容易になる等の多くの利点が存在する。
に、環境にとって有害な物質を削減でき、かつ現像液の
管理が容易になる等の多くの利点が存在する。
【0004】しかしながら脱銀工程は不要な銀を除いて
光学濃度を下げる機能の他に、フイルム膜面のpHを下
げることで急速に現像を停止させる機能を有している。
不要な銀による光学濃度の上昇、色再現性の低下等は光
源強度の増大、デジタル画像処理等で十分に補うことが
できるが、現像の停止については根本的な解決策が無
く、大きな課題であった。
光学濃度を下げる機能の他に、フイルム膜面のpHを下
げることで急速に現像を停止させる機能を有している。
不要な銀による光学濃度の上昇、色再現性の低下等は光
源強度の増大、デジタル画像処理等で十分に補うことが
できるが、現像の停止については根本的な解決策が無
く、大きな課題であった。
【0005】例えば、カラー発色現像後に酢酸等を含む
停止浴に浸すことで現像を停止することが可能である
が、この方法では停止浴からの臭気が激しく、その後の
水洗も必要になり装置が大型化する。
停止浴に浸すことで現像を停止することが可能である
が、この方法では停止浴からの臭気が激しく、その後の
水洗も必要になり装置が大型化する。
【0006】また特開平11−288069号では、現
像後、メソイオンを含んだ銀溶剤を、また特開2001
−92093では酸性ポリマーを含んだ現像停止シート
をフイルムと合わせることで現像を停止しているが、こ
の方法でも装置が複雑になるという欠点は解決できてお
らず、現像停止シートという廃棄物が発生する。
像後、メソイオンを含んだ銀溶剤を、また特開2001
−92093では酸性ポリマーを含んだ現像停止シート
をフイルムと合わせることで現像を停止しているが、こ
の方法でも装置が複雑になるという欠点は解決できてお
らず、現像停止シートという廃棄物が発生する。
【0007】さらには、自然冷却で停止を行う方法が考
えられる。この方法は機器構成上の装置を必要とせず装
置コストや占有サイズ等から見ると好ましい方法ではあ
るが、以下のような変動に対して弱いということが判明
した。
えられる。この方法は機器構成上の装置を必要とせず装
置コストや占有サイズ等から見ると好ましい方法ではあ
るが、以下のような変動に対して弱いということが判明
した。
【0008】例えば、屋外に設置するセルフ方式の自動
現像端末等を考えた場合には冬季と夏期の温度差は20
℃以上になることも珍しくなく、特に夏期では自動現像
端末内の温度は40℃を超えることが度々で十分に現像
が停止しないことが分かった。このように現像停止が十
分でないと本来意図した現像レベルで仕上がらず、ハロ
ゲン化銀写真感光材料の性能を安定して引き出すことが
できない。
現像端末等を考えた場合には冬季と夏期の温度差は20
℃以上になることも珍しくなく、特に夏期では自動現像
端末内の温度は40℃を超えることが度々で十分に現像
が停止しないことが分かった。このように現像停止が十
分でないと本来意図した現像レベルで仕上がらず、ハロ
ゲン化銀写真感光材料の性能を安定して引き出すことが
できない。
【0009】処理中のハロゲン化銀写真感光材料(フィ
ルム)は、熱が逃げていき易いフイルム周辺部と熱が逃
げ難いフイルム中央部とで微妙に濃度が異なるために、
現像ムラが生じ易いことも判った。これは特に1コマ内
の画像のパーフォレーション周辺部と画像中央部との間
で顕著であり、白いドレスを着た画像等ではドレスに微
妙な色が付いてしまい、商品価値を著しく下げる。
ルム)は、熱が逃げていき易いフイルム周辺部と熱が逃
げ難いフイルム中央部とで微妙に濃度が異なるために、
現像ムラが生じ易いことも判った。これは特に1コマ内
の画像のパーフォレーション周辺部と画像中央部との間
で顕著であり、白いドレスを着た画像等ではドレスに微
妙な色が付いてしまい、商品価値を著しく下げる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上のよう
な現状に鑑み、装置サイズが増大せず、コストが上がら
ず、なおかつ現像処理に際し環境に有害な物質を用いる
ことなく、スキャナー、CCDカメラ等のイメージセン
サーでの読み取りに必要な程度の現像停止を達成するこ
とにより、環境の変動や画面内の現像ムラを起こさず、
安定に画像出力を行うことができる技術を明らかにする
ことを目的とする。
な現状に鑑み、装置サイズが増大せず、コストが上がら
ず、なおかつ現像処理に際し環境に有害な物質を用いる
ことなく、スキャナー、CCDカメラ等のイメージセン
サーでの読み取りに必要な程度の現像停止を達成するこ
とにより、環境の変動や画面内の現像ムラを起こさず、
安定に画像出力を行うことができる技術を明らかにする
ことを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の上記の目的は、
下記構成によって達成された。 1.撮影されたハロゲン化銀カラー写真感光材料を発色
現像後、完全にハロゲン銀を除去しない状態で現像画像
をスキャナー、CCDカメラ等のイメージセンサーで読
み取り、出力画像を得るハロゲン化銀感光材料画像形成
方法において、現像工程から、スキャナー、CCDカメ
ラ等のイメージセンサー読み取り工程までの工程で少な
くとも一度はフイルム試料温度を25℃以下に強制的に
冷却した後、スキャナー、CCDカメラ等のイメージセ
ンサーで読みとることを特徴とする画像形成方法。
下記構成によって達成された。 1.撮影されたハロゲン化銀カラー写真感光材料を発色
現像後、完全にハロゲン銀を除去しない状態で現像画像
をスキャナー、CCDカメラ等のイメージセンサーで読
み取り、出力画像を得るハロゲン化銀感光材料画像形成
方法において、現像工程から、スキャナー、CCDカメ
ラ等のイメージセンサー読み取り工程までの工程で少な
くとも一度はフイルム試料温度を25℃以下に強制的に
冷却した後、スキャナー、CCDカメラ等のイメージセ
ンサーで読みとることを特徴とする画像形成方法。
【0012】2.現像温度が少なくとも43℃以上であ
ることを特徴とする上記1に記載の画像形成方法。
ることを特徴とする上記1に記載の画像形成方法。
【0013】3.撮影されたハロゲン化銀カラー写真感
光材料を発色現像後、完全にハロゲン銀を除去しない状
態で現像画像をスキャナー、CCDカメラ等のイメージ
センサーで読み取り、出力画像を得るハロゲン化銀感光
材料画像形成方法において、現像工程の現像温度と、現
像工程後に行なう試料強制冷却工程の冷却温度との差が
15℃以上60℃未満であることを特徴とする画像形成
方法。
光材料を発色現像後、完全にハロゲン銀を除去しない状
態で現像画像をスキャナー、CCDカメラ等のイメージ
センサーで読み取り、出力画像を得るハロゲン化銀感光
材料画像形成方法において、現像工程の現像温度と、現
像工程後に行なう試料強制冷却工程の冷却温度との差が
15℃以上60℃未満であることを特徴とする画像形成
方法。
【0014】4.撮影されたハロゲン化銀カラー写真感
光材料を発色現像後、完全にハロゲン銀を除去しない状
態で現像画像をスキャナー、CCDカメラ等のイメージ
センサーで読み取り、出力画像を得るハロゲン化銀感光
材料画像形成方法において、現像工程からスキャナー、
CCDカメラ等のイメージセンサー読み取り工程までの
すべての工程が所定の温度に制御されていることを特徴
とする画像形成方法。
光材料を発色現像後、完全にハロゲン銀を除去しない状
態で現像画像をスキャナー、CCDカメラ等のイメージ
センサーで読み取り、出力画像を得るハロゲン化銀感光
材料画像形成方法において、現像工程からスキャナー、
CCDカメラ等のイメージセンサー読み取り工程までの
すべての工程が所定の温度に制御されていることを特徴
とする画像形成方法。
【0015】5.撮影されたハロゲン化銀カラー写真感
光材料を発色現像後、完全にハロゲン銀を除去しない状
態で現像画像をスキャナー、CCDカメラ等のイメージ
センサーで読み取り、出力画像を得るハロゲン化銀感光
材料の処理装置において、現像処理部から、スキャナ
ー、CCDカメラ等のイメージセンサー読み取り部まで
の間に、少なくとも一度はフイルム試料温度を25℃以
下に強制的に冷却する試料強制冷却部を設けたことを特
徴とする現像処理装置。
光材料を発色現像後、完全にハロゲン銀を除去しない状
態で現像画像をスキャナー、CCDカメラ等のイメージ
センサーで読み取り、出力画像を得るハロゲン化銀感光
材料の処理装置において、現像処理部から、スキャナ
ー、CCDカメラ等のイメージセンサー読み取り部まで
の間に、少なくとも一度はフイルム試料温度を25℃以
下に強制的に冷却する試料強制冷却部を設けたことを特
徴とする現像処理装置。
【0016】6.現像処理部における現像温度が少なく
とも43℃以上であることを特徴とする上記5に記載の
現像処理装置。
とも43℃以上であることを特徴とする上記5に記載の
現像処理装置。
【0017】7.撮影されたハロゲン化銀カラー写真感
光材料を発色現像後、完全にハロゲン銀を除去しない状
態で現像画像をスキャナー、CCDカメラ等のイメージ
センサーで読み取り、出力画像を得るハロゲン化銀感光
材料の処理装置において、とのが15℃以上60℃未満
であることを特徴とする現像処理装置。
光材料を発色現像後、完全にハロゲン銀を除去しない状
態で現像画像をスキャナー、CCDカメラ等のイメージ
センサーで読み取り、出力画像を得るハロゲン化銀感光
材料の処理装置において、とのが15℃以上60℃未満
であることを特徴とする現像処理装置。
【0018】8.撮影されたハロゲン化銀カラー写真感
光材料を発色現像後、完全にハロゲン銀を除去しない状
態で現像画像をスキャナー、CCDカメラ等のイメージ
センサーで読み取り、出力画像を得るハロゲン化銀感光
材料の処理装置において、現像処理部からスキャナー、
CCDカメラ等のイメージセンサー読み取り部までのす
べての処理部が所定の温度に制御されていることを特徴
とする現像処理装置。
光材料を発色現像後、完全にハロゲン銀を除去しない状
態で現像画像をスキャナー、CCDカメラ等のイメージ
センサーで読み取り、出力画像を得るハロゲン化銀感光
材料の処理装置において、現像処理部からスキャナー、
CCDカメラ等のイメージセンサー読み取り部までのす
べての処理部が所定の温度に制御されていることを特徴
とする現像処理装置。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
本発明において、「完全にハロゲン銀を除去しない状態
で」とは、完全な脱銀処理を行わないことを意味する。
ここでいう完全な脱銀処理とは銀を溶解し系外に流出す
るか又は、銀を無色化するなどで光学濃度を脱銀処理を
行わない場合の濃度の50%以下にする処理を指す。現
像時に生成した現像銀やハロゲン化銀やコロイド銀がこ
の範囲内であってもイメージセンサー読み取り可能であ
る。
本発明において、「完全にハロゲン銀を除去しない状態
で」とは、完全な脱銀処理を行わないことを意味する。
ここでいう完全な脱銀処理とは銀を溶解し系外に流出す
るか又は、銀を無色化するなどで光学濃度を脱銀処理を
行わない場合の濃度の50%以下にする処理を指す。現
像時に生成した現像銀やハロゲン化銀やコロイド銀がこ
の範囲内であってもイメージセンサー読み取り可能であ
る。
【0020】本発明において、「強制的に冷却」とは温
度制御を行っていない環境中に放置することで起きる自
然冷却以外の冷却を指す。これには意図を持って温度を
制御された温度に直接接触させて熱伝導で行う冷却(直
接冷却方式)や、制御された温度の冷却風を試料に当て
て行う対流方式の冷却等が含まれる。直接冷却方式で
は、コンプレッサー等の大型機械を用いなくてもペルチ
ェ素子等を利用すれば、これに電流を流すことで容易に
零度付近迄の温度に冷却することができ、装置サイズ、
コスト等の点で有利である。
度制御を行っていない環境中に放置することで起きる自
然冷却以外の冷却を指す。これには意図を持って温度を
制御された温度に直接接触させて熱伝導で行う冷却(直
接冷却方式)や、制御された温度の冷却風を試料に当て
て行う対流方式の冷却等が含まれる。直接冷却方式で
は、コンプレッサー等の大型機械を用いなくてもペルチ
ェ素子等を利用すれば、これに電流を流すことで容易に
零度付近迄の温度に冷却することができ、装置サイズ、
コスト等の点で有利である。
【0021】本発明において試料強制冷却装置は現像工
程の少なくとも一部に用いられていればよい。これはい
ったん冷却された試料は、意識的に高温の物体と接触さ
せない限り、通常の対流では温度上昇に時間がかかるた
めである。条件により程度は異なるが、本発明者らの実
験結果では50℃の無風状態の恒温槽にフイルム(試
料)を放置しても試料は90秒で20℃から35℃程度
までしか温度が上昇しない。このため一度冷却してしま
えばスキャナー、CCDカメラ等のイメージセンサー読
み取りまでの間に試料の濃度変動は殆ど生じない。以上
のような理由で強制冷却装置は少なくとも現像工程の一
部に用いられていればよいが、試料が現像工程から出て
きた直後に冷却工程を設置することが望ましい。
程の少なくとも一部に用いられていればよい。これはい
ったん冷却された試料は、意識的に高温の物体と接触さ
せない限り、通常の対流では温度上昇に時間がかかるた
めである。条件により程度は異なるが、本発明者らの実
験結果では50℃の無風状態の恒温槽にフイルム(試
料)を放置しても試料は90秒で20℃から35℃程度
までしか温度が上昇しない。このため一度冷却してしま
えばスキャナー、CCDカメラ等のイメージセンサー読
み取りまでの間に試料の濃度変動は殆ど生じない。以上
のような理由で強制冷却装置は少なくとも現像工程の一
部に用いられていればよいが、試料が現像工程から出て
きた直後に冷却工程を設置することが望ましい。
【0022】請求項1から3では試料温度を急速に冷却
することにより、スキャナー、CCDカメラ等のイメー
ジセンサーで読み取りを行う時間迄の間の現像進行を事
実上停止することを目的としているが、本発明の請求項
4では現像工程からスキャナー、CCDカメラ等のイメ
ージセンサー読み取り部までの工程がすべて所定の温度
に制御されていることが必要である。ここではスキャナ
ー、CCDカメラ等のイメージセンサー読み取りまでの
全行程を現像工程とし、この工程の温度管理をすること
で環境温度(外部温度)への依存性を無くして、外部温
度の影響を受けずに常に一定の現像レベルを維持するこ
とができる。
することにより、スキャナー、CCDカメラ等のイメー
ジセンサーで読み取りを行う時間迄の間の現像進行を事
実上停止することを目的としているが、本発明の請求項
4では現像工程からスキャナー、CCDカメラ等のイメ
ージセンサー読み取り部までの工程がすべて所定の温度
に制御されていることが必要である。ここではスキャナ
ー、CCDカメラ等のイメージセンサー読み取りまでの
全行程を現像工程とし、この工程の温度管理をすること
で環境温度(外部温度)への依存性を無くして、外部温
度の影響を受けずに常に一定の現像レベルを維持するこ
とができる。
【0023】ここでの温度は全工程において同一温度で
ある必要はない。全工程50℃設定でも良いが、例えば
現像開始直後の時点では50℃であり、スキャナー、C
CDカメラ等のイメージセンサー読み取り直前の工程は
30℃である、と言ったように温度が所定の設定温度に
制御されていれば良い。
ある必要はない。全工程50℃設定でも良いが、例えば
現像開始直後の時点では50℃であり、スキャナー、C
CDカメラ等のイメージセンサー読み取り直前の工程は
30℃である、と言ったように温度が所定の設定温度に
制御されていれば良い。
【0024】スキャナー、CCDカメラ等のイメージセ
ンサー読み取り時には光が照射されるため、完全に現像
が停止していない場合は画像情報の損失が予想される。
本発明者らが検討したところ、スキャナー、CCDカメ
ラ等のイメージセンサーでの読み取り時間はラインCC
Dを用いたスキャナー、CCDカメラ等のイメージセン
サーで10msec以内、面CCDを用いたスキャナ
ー、CCDカメラ等のイメージセンサーで1sec程度
しかかからず、照射された部分が現像され、濃度上昇が
生じるまでの時間に比べて圧倒的に短いために、実際に
は濃度上昇は測定限界以下であり、スキャナー、CCD
カメラ等のイメージセンサーで読みとられる画像の品質
には全くと言って良いほど影響を及ぼしていないことが
分かった。
ンサー読み取り時には光が照射されるため、完全に現像
が停止していない場合は画像情報の損失が予想される。
本発明者らが検討したところ、スキャナー、CCDカメ
ラ等のイメージセンサーでの読み取り時間はラインCC
Dを用いたスキャナー、CCDカメラ等のイメージセン
サーで10msec以内、面CCDを用いたスキャナ
ー、CCDカメラ等のイメージセンサーで1sec程度
しかかからず、照射された部分が現像され、濃度上昇が
生じるまでの時間に比べて圧倒的に短いために、実際に
は濃度上昇は測定限界以下であり、スキャナー、CCD
カメラ等のイメージセンサーで読みとられる画像の品質
には全くと言って良いほど影響を及ぼしていないことが
分かった。
【0025】本発明は、ハロゲン化銀乳剤層を有し露光
済であるハロゲン化銀写真感光材料と、処理部材とを、
画像形成用水性媒を介して重ね合わせて現像処理を行
い、前記ハロゲン化銀写真感光材料に画像を形成させる
画像形成方法に適用することが好ましい。この際、前記
画像形成用水性媒が少なくとも1種の発色現像主薬及び
/又は発色現像主薬プレカーサを含有することが好まし
い。以下に詳述する。
済であるハロゲン化銀写真感光材料と、処理部材とを、
画像形成用水性媒を介して重ね合わせて現像処理を行
い、前記ハロゲン化銀写真感光材料に画像を形成させる
画像形成方法に適用することが好ましい。この際、前記
画像形成用水性媒が少なくとも1種の発色現像主薬及び
/又は発色現像主薬プレカーサを含有することが好まし
い。以下に詳述する。
【0026】(1)前記画像形成用水性媒の25℃にお
ける粘度が、10.1cp以上15000cp以下であ
ること。
ける粘度が、10.1cp以上15000cp以下であ
ること。
【0027】(2)前記発色現像主薬及び/又は発色現
像主薬プレカーサが、下記一般式(1)およびアルカリ
の存在下で一般式(1)の化合物を放出または形成する
化合物の少なくとも1種であること。一般式(1)
像主薬プレカーサが、下記一般式(1)およびアルカリ
の存在下で一般式(1)の化合物を放出または形成する
化合物の少なくとも1種であること。一般式(1)
【0028】
【化1】
【0029】R1,R2:アルキル基、アリール基、ヘテ
ロ環基を表す。R1とR2が連結して環を形成してもよ
い。 R3:アルキル基、アリール基、ヘテロ環基を表す。異
なるR3同士が連結して環を形成してもよい。 n:0〜4の整数。
ロ環基を表す。R1とR2が連結して環を形成してもよ
い。 R3:アルキル基、アリール基、ヘテロ環基を表す。異
なるR3同士が連結して環を形成してもよい。 n:0〜4の整数。
【0030】(3)前記ハロゲン化銀写真感光材料が、
実質的に発色現像主薬及び発色現像主薬プレカーサを含
有しないこと。
実質的に発色現像主薬及び発色現像主薬プレカーサを含
有しないこと。
【0031】(4)前記処理部材が、実質的に発色現像
主薬及び発色現像主薬プレカーサを含有しないこと。
主薬及び発色現像主薬プレカーサを含有しないこと。
【0032】(5)前記画像形成用水性媒が、塩基プレ
カーサを含有すること。
カーサを含有すること。
【0033】(6)前記処理部材が水に難溶な金属化合
物を含有し、かつ画像形成用水性媒が錯形成化合物を含
有すること。
物を含有し、かつ画像形成用水性媒が錯形成化合物を含
有すること。
【0034】(7)前記処理部材が錯形成化合物を含有
し、かつ画像形成用水性媒が水に難溶な金属化合物を含
有すること。
し、かつ画像形成用水性媒が水に難溶な金属化合物を含
有すること。
【0035】(8)前記ハロゲン化銀写真感光材料に含
まれるゼラチン重量a(g/m2)、前記処理部材に含
まれるゼラチン重量b(g/m2)、及び、前記処理部
材に含まれるか若しくは前記画像形成用水性媒から付与
される前記錯形成化合物の量c(mmol/m2)が、 1≦c/(a+b)≦10 の関係にあること。
まれるゼラチン重量a(g/m2)、前記処理部材に含
まれるゼラチン重量b(g/m2)、及び、前記処理部
材に含まれるか若しくは前記画像形成用水性媒から付与
される前記錯形成化合物の量c(mmol/m2)が、 1≦c/(a+b)≦10 の関係にあること。
【0036】(9)前記処理部材に含まれるか若しくは
画像形成用水性媒から付与される前記錯形成化合物の量
c(mmol/m2)と、前記処理部材に含まれるか若
しくは前記画像形成用水性媒から付与される前記水に難
溶な金属化合物の量d(mmol/m2)が、 0.2≦d/c≦6 の関係にあること。
画像形成用水性媒から付与される前記錯形成化合物の量
c(mmol/m2)と、前記処理部材に含まれるか若
しくは前記画像形成用水性媒から付与される前記水に難
溶な金属化合物の量d(mmol/m2)が、 0.2≦d/c≦6 の関係にあること。
【0037】(10)前記ハロゲン化銀写真感光材料に
含まれるゼラチン重量a(g/m2)、前記処理部材に
含まれるゼラチン重量b(g/m2)、及び、前記画像
形成用水性媒から付与される水の量e(g/m2)が、 1≦e/(a+b)≦6 の関係にあること。
含まれるゼラチン重量a(g/m2)、前記処理部材に
含まれるゼラチン重量b(g/m2)、及び、前記画像
形成用水性媒から付与される水の量e(g/m2)が、 1≦e/(a+b)≦6 の関係にあること。
【0038】(11)前記画像形成用水性媒から付与さ
れる発色現像主薬および発色現像主薬プレカーサの量の
和f(mmol/m2)が、 3≦f≦40 の関係にあること。
れる発色現像主薬および発色現像主薬プレカーサの量の
和f(mmol/m2)が、 3≦f≦40 の関係にあること。
【0039】(12)前記画像形成用水性媒を前記処理
部材に付与した後、前記ハロゲン化銀写真感光材料と重
ね合わせること。 (13)前記現像処理が45℃以上95℃以下の加熱現
像であること。
部材に付与した後、前記ハロゲン化銀写真感光材料と重
ね合わせること。 (13)前記現像処理が45℃以上95℃以下の加熱現
像であること。
【0040】本発明は上記(1)〜(13)に示す画像
形成方法に適用することが好ましい。更に上記(1)〜
(13)を含む本発明について詳細に説明する。まず画
像形成用水性媒について説明する。画像形成用水性媒に
は少なくとも1種の発色現像主薬及び/又は発色現像主
薬のプレカーサーを含有する。
形成方法に適用することが好ましい。更に上記(1)〜
(13)を含む本発明について詳細に説明する。まず画
像形成用水性媒について説明する。画像形成用水性媒に
は少なくとも1種の発色現像主薬及び/又は発色現像主
薬のプレカーサーを含有する。
【0041】発色現像主薬とは、潜像を有するハロゲン
化銀を還元して自らは酸化体となることによりカプラー
と反応して色素画像を形成できる化合物のことを言う。
発色現像主薬の具体的例示化合物としては、特願平2−
203169号明細書第26〜31頁に記載されている
(C−1)〜(C−16)、特開昭61−289350
号29〜31頁に記載されている(1)〜(8)、及び
特開平3−246543号5〜9頁に記載されている
(1)〜(62)、特願平2−203169号に記載さ
れている例示化合物(C−1)、(C−3)、特開昭6
1−289350号に記載されている例示化合物
(2)、及び特開平3−246543号に記載されてい
る例示化合物(1)、特願平11−339858号の一
般式I〜Vに記載されている化合物、等のp−フェニレ
ンジアミン系現像主薬、特願平11−339858号の
一般式I〜Vに記載されているスルホンアミドフェノー
ル系発色現像主薬、スルホンアミドアニリン系発色現像
主薬、ヒドラジン系発色現像主薬、等をあげることがで
きる。また、特開平5−241305号、同11−16
7185号、特願平11−358973号の一般式
(1)〜(6)に記載のp−フェニレンジアミン系発色
現像主薬プレカーサも用いることができる。
化銀を還元して自らは酸化体となることによりカプラー
と反応して色素画像を形成できる化合物のことを言う。
発色現像主薬の具体的例示化合物としては、特願平2−
203169号明細書第26〜31頁に記載されている
(C−1)〜(C−16)、特開昭61−289350
号29〜31頁に記載されている(1)〜(8)、及び
特開平3−246543号5〜9頁に記載されている
(1)〜(62)、特願平2−203169号に記載さ
れている例示化合物(C−1)、(C−3)、特開昭6
1−289350号に記載されている例示化合物
(2)、及び特開平3−246543号に記載されてい
る例示化合物(1)、特願平11−339858号の一
般式I〜Vに記載されている化合物、等のp−フェニレ
ンジアミン系現像主薬、特願平11−339858号の
一般式I〜Vに記載されているスルホンアミドフェノー
ル系発色現像主薬、スルホンアミドアニリン系発色現像
主薬、ヒドラジン系発色現像主薬、等をあげることがで
きる。また、特開平5−241305号、同11−16
7185号、特願平11−358973号の一般式
(1)〜(6)に記載のp−フェニレンジアミン系発色
現像主薬プレカーサも用いることができる。
【0042】これらの内、p−フェニレンジアミン系発
色現像主薬を用いるのがよく、水酸基やスルホニル基な
どの親水性基を有した化合物は特に好ましく用いること
ができる。
色現像主薬を用いるのがよく、水酸基やスルホニル基な
どの親水性基を有した化合物は特に好ましく用いること
ができる。
【0043】本発明において好ましく用いられるp−フ
ェニレンジアミン系発色現像主薬は、下記一般式(1)
で表わすことができる。 一般式(1)
ェニレンジアミン系発色現像主薬は、下記一般式(1)
で表わすことができる。 一般式(1)
【0044】
【化2】
【0045】R1,R2:アルキル基、アリール基、ヘテ
ロ環基を表す。R1とR2が連結して環を形成してもよ
い。 R3:アルキル基、アリール基、ヘテロ環基を表す。異
なるR3同士が連結して環を形成してもよい。 n:0〜4の整数
ロ環基を表す。R1とR2が連結して環を形成してもよ
い。 R3:アルキル基、アリール基、ヘテロ環基を表す。異
なるR3同士が連結して環を形成してもよい。 n:0〜4の整数
【0046】一方、本発明に用いられる、発色現像主薬
プレカーサは、アルカリの存在下で上記一般式(1)で
表される化合物を放出または形成する化合物の少なくと
も1種であることが有効である。
プレカーサは、アルカリの存在下で上記一般式(1)で
表される化合物を放出または形成する化合物の少なくと
も1種であることが有効である。
【0047】アルカリの存在下で上記一般式(1)で表
される化合物を放出または形成する化合物としては以下
の一般式(1B)で表される化合物より選択されること
が好ましい。 一般式(1B)
される化合物を放出または形成する化合物としては以下
の一般式(1B)で表される化合物より選択されること
が好ましい。 一般式(1B)
【0048】
【化3】
【0049】R1,R2:アルキル基、アリール基、ヘテロ
環基を表す。R1とR2が連結して環を形成してもよい。 R3:アルキル基、アリール基、ヘテロ環基を表す。異な
るR3同士が連結して環を形成してもよい。 R4,R5:水素原子(但し、R4,R5が同時に水素原子であ
ることはない。)、または加水分解または求核反応によ
って水素原子になり得る基を表す。R4とR5が連結して
環を形成してもよい。 n:0〜4の整数
環基を表す。R1とR2が連結して環を形成してもよい。 R3:アルキル基、アリール基、ヘテロ環基を表す。異な
るR3同士が連結して環を形成してもよい。 R4,R5:水素原子(但し、R4,R5が同時に水素原子であ
ることはない。)、または加水分解または求核反応によ
って水素原子になり得る基を表す。R4とR5が連結して
環を形成してもよい。 n:0〜4の整数
【0050】これら発色現像主薬プレカーサの具体的化
合物としては、特願2000−312253明細書中に
記載の化合物1−1〜1−18、2−1〜2−22、3
−1〜3−33、4−1〜4−8、5−1〜5−8を挙
げることができる。
合物としては、特願2000−312253明細書中に
記載の化合物1−1〜1−18、2−1〜2−22、3
−1〜3−33、4−1〜4−8、5−1〜5−8を挙
げることができる。
【0051】画像形成用水性媒の25℃における粘度は
10.1センチポアズ(cp)〜15000センチポア
ズであることが好ましい。上記の範囲より粘度が低い場
合は現像ムラが発生しやすく、高い場合は物質の拡散が
阻害されるため、発色濃度低下等の弊害を発生し好まし
くない。好ましい範囲は15センチポアズから3000
センチポアズであり、更に好ましくは20センチポアズ
から1000センチポアズである。
10.1センチポアズ(cp)〜15000センチポア
ズであることが好ましい。上記の範囲より粘度が低い場
合は現像ムラが発生しやすく、高い場合は物質の拡散が
阻害されるため、発色濃度低下等の弊害を発生し好まし
くない。好ましい範囲は15センチポアズから3000
センチポアズであり、更に好ましくは20センチポアズ
から1000センチポアズである。
【0052】上記の粘度をコントロールする方法として
は、例えば現像処理性能に影響を与えない範囲で処理液
中に水溶性のポリマーを含有させることや、処理性能に
影響を与えない範囲で塩濃度をコントロールすること、
水以外の親水性溶媒を処理性能に影響を与えない程度含
有させる方法が挙げられるが特にこれらに限定されな
い。本発明で使用できる水溶性ポリマーとしては、例え
ば、ポリビニルアルコール類、ポリビニルピロリドン
類、ポリビニルピリジニウムハライド、各種変性ポリビ
ニルアルコール等のビニルポリマーおよびその誘導体、
ポリアクリルアミド、ポリジメチルアクリルアミド、ポ
リジメチルアミノアクリレート、ポリアクリル酸ソー
ダ、アクリル酸メタクリル酸共重合体塩、ポリメタクリ
ル酸ソーダ、アクリル酸ビニルアルコール共重合体塩等
のアクリル基を含むポリマー、澱粉、酸化澱粉、カルボ
キシル澱粉、ジアルデヒド澱粉、カチオン化澱粉、デキ
ストリン、アルギン酸ソーダ、アラビアゴム、カゼイ
ン、プルラン、デキストラン、メチルセルロース、エチ
ルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキ
シプロピルセルロース等の天然高分子材料またはその誘
導体、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコ
ール、ポリビニルエーテル、ポリグリセリン、マレイン
酸アルキルビニルエーテル共重合体、マレイン酸−N−
ビニルピロール共重合体、スチレン−無水マレイン酸共
重合体、ポリエチレンイミン等の合成ポリマー等を挙げ
ることができる。
は、例えば現像処理性能に影響を与えない範囲で処理液
中に水溶性のポリマーを含有させることや、処理性能に
影響を与えない範囲で塩濃度をコントロールすること、
水以外の親水性溶媒を処理性能に影響を与えない程度含
有させる方法が挙げられるが特にこれらに限定されな
い。本発明で使用できる水溶性ポリマーとしては、例え
ば、ポリビニルアルコール類、ポリビニルピロリドン
類、ポリビニルピリジニウムハライド、各種変性ポリビ
ニルアルコール等のビニルポリマーおよびその誘導体、
ポリアクリルアミド、ポリジメチルアクリルアミド、ポ
リジメチルアミノアクリレート、ポリアクリル酸ソー
ダ、アクリル酸メタクリル酸共重合体塩、ポリメタクリ
ル酸ソーダ、アクリル酸ビニルアルコール共重合体塩等
のアクリル基を含むポリマー、澱粉、酸化澱粉、カルボ
キシル澱粉、ジアルデヒド澱粉、カチオン化澱粉、デキ
ストリン、アルギン酸ソーダ、アラビアゴム、カゼイ
ン、プルラン、デキストラン、メチルセルロース、エチ
ルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキ
シプロピルセルロース等の天然高分子材料またはその誘
導体、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコ
ール、ポリビニルエーテル、ポリグリセリン、マレイン
酸アルキルビニルエーテル共重合体、マレイン酸−N−
ビニルピロール共重合体、スチレン−無水マレイン酸共
重合体、ポリエチレンイミン等の合成ポリマー等を挙げ
ることができる。
【0053】画像形成用水性媒より付与される発色現像
主薬、及び発色現像主薬プレカーサーの量は、規定する
のが好ましい。すなわち前記画像形成用水性媒から付与
される発色現像主薬と発色現像主薬プレカーサーの総量
f(mmol/m2)が、3≦f≦40の範囲にあるこ
とが好ましい。fがこの範囲になるように調製すること
により、十分な発色濃度が得られ、かつカブリの発生が
少なく、画像形成用水性媒に高濃度の発色現像主薬を溶
解する必要がないため、画像形成用水性媒の保存安定性
の劣化を小さくすることができる。
主薬、及び発色現像主薬プレカーサーの量は、規定する
のが好ましい。すなわち前記画像形成用水性媒から付与
される発色現像主薬と発色現像主薬プレカーサーの総量
f(mmol/m2)が、3≦f≦40の範囲にあるこ
とが好ましい。fがこの範囲になるように調製すること
により、十分な発色濃度が得られ、かつカブリの発生が
少なく、画像形成用水性媒に高濃度の発色現像主薬を溶
解する必要がないため、画像形成用水性媒の保存安定性
の劣化を小さくすることができる。
【0054】画像形成用水性媒は、1種の液のみから構
成されてもよく、2種以上の部分液を混合して用いても
良い。2種以上の部分液を混合する場合、混合は感光材
料、或いは次に述べる処理部材の表面においてなされて
もよく、或いは直前に混合してから感光材料、或いは処
理部材に付与されても良い。処理装置構造の単純化、処
理の均一性等の観点より画像形成用水性媒が1種の液の
みより構成されることが望ましい。
成されてもよく、2種以上の部分液を混合して用いても
良い。2種以上の部分液を混合する場合、混合は感光材
料、或いは次に述べる処理部材の表面においてなされて
もよく、或いは直前に混合してから感光材料、或いは処
理部材に付与されても良い。処理装置構造の単純化、処
理の均一性等の観点より画像形成用水性媒が1種の液の
みより構成されることが望ましい。
【0055】次に処理部材について説明する。処理部材
とは、感光材料と画像形成用水性媒の存在下で重ね合わ
せて発色現像処理を行うのに用いられるシート状の部材
を言い、コンベンショナル感光材料で使われているよう
な材質の支持体上に、必要に応じて特定化合物を含有さ
せたバインダー層を設けたシート状処理部材のことを指
す。
とは、感光材料と画像形成用水性媒の存在下で重ね合わ
せて発色現像処理を行うのに用いられるシート状の部材
を言い、コンベンショナル感光材料で使われているよう
な材質の支持体上に、必要に応じて特定化合物を含有さ
せたバインダー層を設けたシート状処理部材のことを指
す。
【0056】処理部材の支持体としては、コンベンショ
ナルな感光材料の支持体として用いられているものを使
用することができ、例えば、ポリエチレンなどのポリオ
レフィンフィルム、ポリスチレンフィルム、ポリカーボ
ネートフィルム、セルローストリアセテートなどのセル
ロース誘導体フィルム、ポリエチレンテレフタレート、
ポリエチレンナフタレートなどのポリエステルフィル
ム、極性基などの置換基を導入したポリエステルフィル
ム、ピロメリット酸或いはその無水物とジアミンの反応
などで得られるポリイミド等のフィルム等が挙げられ
る。
ナルな感光材料の支持体として用いられているものを使
用することができ、例えば、ポリエチレンなどのポリオ
レフィンフィルム、ポリスチレンフィルム、ポリカーボ
ネートフィルム、セルローストリアセテートなどのセル
ロース誘導体フィルム、ポリエチレンテレフタレート、
ポリエチレンナフタレートなどのポリエステルフィル
ム、極性基などの置換基を導入したポリエステルフィル
ム、ピロメリット酸或いはその無水物とジアミンの反応
などで得られるポリイミド等のフィルム等が挙げられ
る。
【0057】本発明の様に、発色現像処理後、ハロゲン
化銀写真感光材料から銀、及び銀化合物を実質的に除去
することなく、さらに処理部材を剥離することなく画像
を読みとることを想定した場合、処理部材で用いられる
支持体の可視光に対する光学濃度は極力低いことが望ま
しい。
化銀写真感光材料から銀、及び銀化合物を実質的に除去
することなく、さらに処理部材を剥離することなく画像
を読みとることを想定した場合、処理部材で用いられる
支持体の可視光に対する光学濃度は極力低いことが望ま
しい。
【0058】処理部材上に塗設されるバインダーには、
感光材料で一般的に用いられるのと同様のものを用いる
ことができるが、親水性のものが好ましい。その例とし
ては後記のリサーチ・ディスクロージャーおよび特開昭
64−13546号の(71)頁〜(75)頁に記載さ
れたものが挙げられるが、塗設したときに透明か半透明
の親水性バインダーが好ましく、透明なものが特に好ま
しい。具体的には、例えばゼラチン、ゼラチン誘導体等
の蛋白質またはセルロース誘導体、澱粉、アラビアゴ
ム、デキストラン、プルラン、カラギーナン等の多糖類
のような天然化合物や、ポリビニールアルコール、ポリ
ビニルピロリドン、アクリルアミド重合体等の合成高分
子化合物が挙げられる。また、米国特許第4,960,
681号、特開昭62−245260号等に記載の高吸
水性ポリマー、すなわち−COOMまたは−SO3M
(Mは水素原子またはアルカリ金属)を有するビニルモ
ノマーの単独重合体またはこのビニルモノマー同士もし
くは他のビニルモノマーとの共重合体(例えば、メタク
リル酸ナトリウム、メタクリル酸アンモニウム、アクリ
ル酸カリウムなど)も使用される。これらのバインダー
は、2種以上組み合わせて用いることもできる。組み合
わせて用いる場合はゼラチンと他のバインダーの組み合
わせが好ましい。また、ゼラチンは、種々の目的に応じ
て石灰処理ゼラチン、酸処理ゼラチン、カルシウムなど
の含有量を減らしたいわゆる脱灰ゼラチンから選択すれ
ば良く、組み合わせて用いる事も好ましい。
感光材料で一般的に用いられるのと同様のものを用いる
ことができるが、親水性のものが好ましい。その例とし
ては後記のリサーチ・ディスクロージャーおよび特開昭
64−13546号の(71)頁〜(75)頁に記載さ
れたものが挙げられるが、塗設したときに透明か半透明
の親水性バインダーが好ましく、透明なものが特に好ま
しい。具体的には、例えばゼラチン、ゼラチン誘導体等
の蛋白質またはセルロース誘導体、澱粉、アラビアゴ
ム、デキストラン、プルラン、カラギーナン等の多糖類
のような天然化合物や、ポリビニールアルコール、ポリ
ビニルピロリドン、アクリルアミド重合体等の合成高分
子化合物が挙げられる。また、米国特許第4,960,
681号、特開昭62−245260号等に記載の高吸
水性ポリマー、すなわち−COOMまたは−SO3M
(Mは水素原子またはアルカリ金属)を有するビニルモ
ノマーの単独重合体またはこのビニルモノマー同士もし
くは他のビニルモノマーとの共重合体(例えば、メタク
リル酸ナトリウム、メタクリル酸アンモニウム、アクリ
ル酸カリウムなど)も使用される。これらのバインダー
は、2種以上組み合わせて用いることもできる。組み合
わせて用いる場合はゼラチンと他のバインダーの組み合
わせが好ましい。また、ゼラチンは、種々の目的に応じ
て石灰処理ゼラチン、酸処理ゼラチン、カルシウムなど
の含有量を減らしたいわゆる脱灰ゼラチンから選択すれ
ば良く、組み合わせて用いる事も好ましい。
【0059】次に、本発明で用いられる塩基プレカーサ
について説明する。アルカリ供給源としては塩基プレカ
ーサを用いる。ここで塩基プレカーサとは反応によって
アルカリを放出する化合物を指し、例えば特開昭56−
13745号、同57−132332号に記載の塩基発
生剤、英国特許998,949号、米国特許3,22
0,846号、同3,523,795号、特開昭50−
22625号、同59−168440号、同59−16
8441号、同59−180537号、同60−237
443号、同61−32844号、同61−36743
号、同61−52639号、同61−51139号、同
61−51140号、同61−52638号、同61−
53631号、同61−53634号、同61−536
35号、同61−53636号、同61−53637
号、同61−53638号、同61−53639号、同
61−53640号、同61−55644号、同61−
55645号、同61−55646号、同61−219
950号、同61−251840号等に記載の加熱によ
って塩基成分を放出または形成する化合物、欧州特許公
開第210,660号、米国特許第4,740,445
号等に記載の水に難溶な塩基性金属化合物およびこの塩
基性金属化合物を構成する金属イオンと水を媒体として
錯形成反応しアルカリを放出する化合物の組合せ等を挙
げることができる。
について説明する。アルカリ供給源としては塩基プレカ
ーサを用いる。ここで塩基プレカーサとは反応によって
アルカリを放出する化合物を指し、例えば特開昭56−
13745号、同57−132332号に記載の塩基発
生剤、英国特許998,949号、米国特許3,22
0,846号、同3,523,795号、特開昭50−
22625号、同59−168440号、同59−16
8441号、同59−180537号、同60−237
443号、同61−32844号、同61−36743
号、同61−52639号、同61−51139号、同
61−51140号、同61−52638号、同61−
53631号、同61−53634号、同61−536
35号、同61−53636号、同61−53637
号、同61−53638号、同61−53639号、同
61−53640号、同61−55644号、同61−
55645号、同61−55646号、同61−219
950号、同61−251840号等に記載の加熱によ
って塩基成分を放出または形成する化合物、欧州特許公
開第210,660号、米国特許第4,740,445
号等に記載の水に難溶な塩基性金属化合物およびこの塩
基性金属化合物を構成する金属イオンと水を媒体として
錯形成反応しアルカリを放出する化合物の組合せ等を挙
げることができる。
【0060】塩基プレカーサとして水に難溶な塩基性金
属化合物およびこの塩基性金属化合物を構成する金属イ
オンと水を媒体として錯形成反応しアルカリを放出する
化合物の組合せを用いることは特に好ましい。
属化合物およびこの塩基性金属化合物を構成する金属イ
オンと水を媒体として錯形成反応しアルカリを放出する
化合物の組合せを用いることは特に好ましい。
【0061】上記「水に難溶な塩基性金属化合物(以
下、難溶性金属化合物とも呼ぶ)」と「塩基性金属化合
物を構成する金属イオンと水を媒体として錯形成反応し
アルカリを放出する化合物(以下、錯形成化合物とも呼
ぶ)」は、いずれも塩基プレカーサとして定義する。
下、難溶性金属化合物とも呼ぶ)」と「塩基性金属化合
物を構成する金属イオンと水を媒体として錯形成反応し
アルカリを放出する化合物(以下、錯形成化合物とも呼
ぶ)」は、いずれも塩基プレカーサとして定義する。
【0062】水に難溶性の塩基性金属化合物を構成する
金属イオンに対する錯形成化合物としては、例えば、エ
チレンジアミン四酢酸、ニトリロ三酢酸、ジエチレント
リアミン五酢酸等のアミノカルボン酸またはその塩、ア
ミノホスホン酸またはその塩、2−ピコリン酸、ピリジ
ン−2,6−ジカルボン酸、5−エチル−2−ピコリン
酸等のピリジルカルボン酸またはその塩、ベンジルイミ
ノジ酢酸、α−ピコリルイミノジ酢酸等のイミノジ酢酸
またはその塩等を用いることができる。錯形成化合物
は、グアニジン等の有機塩基またはナトリウム等のアル
カリ金属で中和した塩の形での使用が好ましい。
金属イオンに対する錯形成化合物としては、例えば、エ
チレンジアミン四酢酸、ニトリロ三酢酸、ジエチレント
リアミン五酢酸等のアミノカルボン酸またはその塩、ア
ミノホスホン酸またはその塩、2−ピコリン酸、ピリジ
ン−2,6−ジカルボン酸、5−エチル−2−ピコリン
酸等のピリジルカルボン酸またはその塩、ベンジルイミ
ノジ酢酸、α−ピコリルイミノジ酢酸等のイミノジ酢酸
またはその塩等を用いることができる。錯形成化合物
は、グアニジン等の有機塩基またはナトリウム等のアル
カリ金属で中和した塩の形での使用が好ましい。
【0063】水に対して難溶性の塩基性金属化合物の例
としては、20℃の水に対する溶解度が0.5以下の金
属酸化物、水酸化物、炭酸塩、リン酸塩、珪酸塩、硝酸
塩、アルミン酸塩等が挙げられるが、とりわけ下記一般
式(M)で表される金属化合物を用いることが好まし
い。
としては、20℃の水に対する溶解度が0.5以下の金
属酸化物、水酸化物、炭酸塩、リン酸塩、珪酸塩、硝酸
塩、アルミン酸塩等が挙げられるが、とりわけ下記一般
式(M)で表される金属化合物を用いることが好まし
い。
【0064】一般式(M) ZgXh 式中、Zはアルカリ金属以外の金属を表し、Xは酸化物
イオン、水酸化物イオン、炭酸イオン、リン酸イオン、
珪酸イオン、硝酸イオンまたはアルミン酸イオンを表
す。gおよびhは、各々ZとXの原子価が均衡を保てる
ような整数を表す。一般式(M)で表される金属化合物
は、結晶水を有してもよく、また複塩を形成してもよ
い。
イオン、水酸化物イオン、炭酸イオン、リン酸イオン、
珪酸イオン、硝酸イオンまたはアルミン酸イオンを表
す。gおよびhは、各々ZとXの原子価が均衡を保てる
ような整数を表す。一般式(M)で表される金属化合物
は、結晶水を有してもよく、また複塩を形成してもよ
い。
【0065】一般式(M)においてZとしては、Z
n2+、Co2+、Ni2+、Fe2+、Mn2+、Cu2+、Hg
2+、Zr2+、Ba2+、Sr2+、Ca2+等の金属イオンが
挙げられる。好ましくはZn2+イオンが挙げられる。X
としては酸化物イオン、水酸化物イオン、リン酸イオン
および炭酸イオンが挙げられる。
n2+、Co2+、Ni2+、Fe2+、Mn2+、Cu2+、Hg
2+、Zr2+、Ba2+、Sr2+、Ca2+等の金属イオンが
挙げられる。好ましくはZn2+イオンが挙げられる。X
としては酸化物イオン、水酸化物イオン、リン酸イオン
および炭酸イオンが挙げられる。
【0066】具体的な化合物例としては、Zn(OH)
2、ZnO、Co(OH)2、CoO、Ni(O
H)2、Cu(OH)2、Fe(OH)2、Mn(O
H)2、BaCO3、SrCO3、CaCO3、塩基性
炭酸亜鉛、塩基性炭酸コバルト、塩基性炭酸ニッケル、
塩基性炭酸ビスマス等を挙げることができ、中でも水を
含む分散媒で分散したときに、分散液に着色しないもの
が好ましい。
2、ZnO、Co(OH)2、CoO、Ni(O
H)2、Cu(OH)2、Fe(OH)2、Mn(O
H)2、BaCO3、SrCO3、CaCO3、塩基性
炭酸亜鉛、塩基性炭酸コバルト、塩基性炭酸ニッケル、
塩基性炭酸ビスマス等を挙げることができ、中でも水を
含む分散媒で分散したときに、分散液に着色しないもの
が好ましい。
【0067】塩基プレカーサの導入方法としては、前記
画像形成用水性媒に塩基プレカーサの少なくとも1種を
含有させる。前記錯形成化合物と難溶性金属化合物の組
み合わせを画像形成用水性媒より供給する場合は、前述
の様に画像形成用水性媒を2種以上の部分液に分液化
し、それぞれの部分液に錯形成化合物と難溶性金属化合
物を分けて導入する方法が好ましい。
画像形成用水性媒に塩基プレカーサの少なくとも1種を
含有させる。前記錯形成化合物と難溶性金属化合物の組
み合わせを画像形成用水性媒より供給する場合は、前述
の様に画像形成用水性媒を2種以上の部分液に分液化
し、それぞれの部分液に錯形成化合物と難溶性金属化合
物を分けて導入する方法が好ましい。
【0068】より効率的に本発明の目的を達成するため
には、前記画像形成用水性媒に錯形成化合物を含有し、
前記処理部材に難溶性金属化合物を含有する構成をとる
か、或いは、前記画像形成用水性媒に難溶性金属化合物
を含有し、前記処理部材に錯形成化合物を含有する構成
をとることが有効である。この場合、例えば、処理部材
に難溶性金属化合物を含有し、画像形成水性媒に錯形成
化合物を含有する構成をとる場合には、処理部材中には
錯形成化合物が、画像形成用水性媒中には難溶性金属化
合物が、それぞれ実質的に含有されないことが望まし
い。
には、前記画像形成用水性媒に錯形成化合物を含有し、
前記処理部材に難溶性金属化合物を含有する構成をとる
か、或いは、前記画像形成用水性媒に難溶性金属化合物
を含有し、前記処理部材に錯形成化合物を含有する構成
をとることが有効である。この場合、例えば、処理部材
に難溶性金属化合物を含有し、画像形成水性媒に錯形成
化合物を含有する構成をとる場合には、処理部材中には
錯形成化合物が、画像形成用水性媒中には難溶性金属化
合物が、それぞれ実質的に含有されないことが望まし
い。
【0069】本発明の画像形成方法に用いられるハロゲ
ン化銀写真感光材料、及び前記処理部材に使用されてい
るゼラチンの総量と、前記錯形成化合物の量関係、さら
には、前記錯形成化合物と前記難溶性金属化合物の量比
を調節することが好ましい。具体的には、前記感光材料
に含まれるゼラチン量をa(g/m2)、前記処理部材
に含まれるゼラチン量をb(g/m2)、前記処理部材
に含まれるか、もしくは、前記画像形成用水性媒により
付与される錯形成化合物の量をc(g/m2)とした場
合、1≦c/(a+b)≦10の関係となることであ
り、さらに、前記処理部材に含まれるか、もしくは、前
記画像形成用水性媒により付与される難溶性金属化合物
の量をd(g/m2)とした場合、0.2≦d/c≦6
となることである。
ン化銀写真感光材料、及び前記処理部材に使用されてい
るゼラチンの総量と、前記錯形成化合物の量関係、さら
には、前記錯形成化合物と前記難溶性金属化合物の量比
を調節することが好ましい。具体的には、前記感光材料
に含まれるゼラチン量をa(g/m2)、前記処理部材
に含まれるゼラチン量をb(g/m2)、前記処理部材
に含まれるか、もしくは、前記画像形成用水性媒により
付与される錯形成化合物の量をc(g/m2)とした場
合、1≦c/(a+b)≦10の関係となることであ
り、さらに、前記処理部材に含まれるか、もしくは、前
記画像形成用水性媒により付与される難溶性金属化合物
の量をd(g/m2)とした場合、0.2≦d/c≦6
となることである。
【0070】ゼラチンはpHに対するバッファー効果を
有するので、十分なアルカリ量を確保するために、ゼラ
チン量と錯形成化合物量、さらには錯形成化合物量と難
溶性金属化合物量を調節する事は重要である。一方、錯
形成化合物は化合物の種類にもよるが多少なりともハロ
ゲン化銀の現像に対する抑制作用を有している。この抑
制作用は例えば観賞用感光材料で用いられるような、現
像性の高いハロゲン化銀乳剤に対してはさしたる問題と
はならない。ところがカラーネガフィルム等の撮影用感
材に用いられる沃化銀含有率の高い比較的現像性の低い
ハロゲン化銀乳剤には少なからぬ影響がある。この観点
からも上記の量比を調節することは重要である。
有するので、十分なアルカリ量を確保するために、ゼラ
チン量と錯形成化合物量、さらには錯形成化合物量と難
溶性金属化合物量を調節する事は重要である。一方、錯
形成化合物は化合物の種類にもよるが多少なりともハロ
ゲン化銀の現像に対する抑制作用を有している。この抑
制作用は例えば観賞用感光材料で用いられるような、現
像性の高いハロゲン化銀乳剤に対してはさしたる問題と
はならない。ところがカラーネガフィルム等の撮影用感
材に用いられる沃化銀含有率の高い比較的現像性の低い
ハロゲン化銀乳剤には少なからぬ影響がある。この観点
からも上記の量比を調節することは重要である。
【0071】発色現像主薬及び/又はそのプレカーサを
pHを規定した画像形成用水性媒から付与することによ
り、安定して高濃度の色素画像を与えることが可能とな
り、かつ汎用されているカラーネガフィルム等の感光材
料の処理も可能となる。従って、感光材料が実質的に発
色現像主薬及び発色現像主薬プレカーサを含有しないこ
とが好ましく、さらには、前記処理部材が実質的に発色
現像主薬及び発色現像主薬プレカーサを含有しないこと
が好ましい。感光材料、ならびに処理部材が実質的に発
色現像主薬及び発色現像主薬プレカーサを含有しないこ
とにより、感光材料や処理部材の経時保存性が向上し、
常時安定した色素画像を得ることができる。
pHを規定した画像形成用水性媒から付与することによ
り、安定して高濃度の色素画像を与えることが可能とな
り、かつ汎用されているカラーネガフィルム等の感光材
料の処理も可能となる。従って、感光材料が実質的に発
色現像主薬及び発色現像主薬プレカーサを含有しないこ
とが好ましく、さらには、前記処理部材が実質的に発色
現像主薬及び発色現像主薬プレカーサを含有しないこと
が好ましい。感光材料、ならびに処理部材が実質的に発
色現像主薬及び発色現像主薬プレカーサを含有しないこ
とにより、感光材料や処理部材の経時保存性が向上し、
常時安定した色素画像を得ることができる。
【0072】前記画像形成用水性媒より付与される水の
量を規定することも好ましい。前述のごとく感光材料に
含まれるゼラチン量をa(g/m2)、処理部材に含ま
れるゼラチン量をb(g/m2)とし、前記画像形成用
水性媒より付与される水の量をe(g/m2)とする
と、1≦e/(a+b)≦6の関係が成立する範囲が有
効である。この範囲より少ない水の量であると発色現像
反応が感光材料の最下層まで十分行われないし、これ以
上の量になると画像形成用水性媒が感光材料と処理部材
の間からはみ出して処理機内部を汚染する事になり、ひ
いては現像ムラ等の弊害を発生する事となる場合があ
る。
量を規定することも好ましい。前述のごとく感光材料に
含まれるゼラチン量をa(g/m2)、処理部材に含ま
れるゼラチン量をb(g/m2)とし、前記画像形成用
水性媒より付与される水の量をe(g/m2)とする
と、1≦e/(a+b)≦6の関係が成立する範囲が有
効である。この範囲より少ない水の量であると発色現像
反応が感光材料の最下層まで十分行われないし、これ以
上の量になると画像形成用水性媒が感光材料と処理部材
の間からはみ出して処理機内部を汚染する事になり、ひ
いては現像ムラ等の弊害を発生する事となる場合があ
る。
【0073】画像形成用水性媒は処理部材に付与した
後、感光材料と重ね合わせても良いし、感光材料に付与
した後に処理部材と重ね合わせて処理しても良いが、画
像形成用水性媒を処理部材に付与した後、感光材料と重
ね合わせる方式が有効である。
後、感光材料と重ね合わせても良いし、感光材料に付与
した後に処理部材と重ね合わせて処理しても良いが、画
像形成用水性媒を処理部材に付与した後、感光材料と重
ね合わせる方式が有効である。
【0074】次に画像形成用水性媒、及び/又は処理部
材に導入しても良いその他の添加剤について説明する。
材に導入しても良いその他の添加剤について説明する。
【0075】画像形成用水性媒には、前述の発色現像主
薬、塩基プレカーサ、抑制剤のほかにも、発色現像主薬
の可溶化剤、保恒剤、湿潤剤等が含まれて良い。発色現
像主薬の可溶化剤としては、トリエタノールアミン、ポ
リエチレングリコール類、特願平7−10769号に記
載のパラトルエンスルホン酸等が挙げられ、保恒剤とし
ては、亜硫酸ナトリウム、ヒドロキシルアミン、及び特
開平8−29924号第9〜13項に記載のヒドロキシ
ルアミン類が挙げられる。湿潤剤としてはプロピレング
リコール、グリセリン、ソルビトール等の多価アルコー
ル類等を挙げることができる。。
薬、塩基プレカーサ、抑制剤のほかにも、発色現像主薬
の可溶化剤、保恒剤、湿潤剤等が含まれて良い。発色現
像主薬の可溶化剤としては、トリエタノールアミン、ポ
リエチレングリコール類、特願平7−10769号に記
載のパラトルエンスルホン酸等が挙げられ、保恒剤とし
ては、亜硫酸ナトリウム、ヒドロキシルアミン、及び特
開平8−29924号第9〜13項に記載のヒドロキシ
ルアミン類が挙げられる。湿潤剤としてはプロピレング
リコール、グリセリン、ソルビトール等の多価アルコー
ル類等を挙げることができる。。
【0076】画像形成用水性媒には該水性媒を感光材料
または処理部材に付与するときの塗布助剤として、また
処理部材にはバインダー層を塗設する場合の塗布助剤と
して界面活性剤を添加するのが良い。使用する界面活性
剤に特に制限はなく感光材料の作成に当たり一般に用い
られる界面活性剤、塗布助剤等を用いることができる。
または処理部材に付与するときの塗布助剤として、また
処理部材にはバインダー層を塗設する場合の塗布助剤と
して界面活性剤を添加するのが良い。使用する界面活性
剤に特に制限はなく感光材料の作成に当たり一般に用い
られる界面活性剤、塗布助剤等を用いることができる。
【0077】画像形成用水性媒を付与する方式として
は、気相を介する噴霧方式や塗り付け方式を採用するこ
とができる。噴霧方式としては、圧電素子の振動を利用
して液滴を飛翔させる方式(例えばピエゾ式インクジェ
ットヘッド等)や、或いは突沸を利用したサーマルヘッ
ドを用いて液滴を飛翔させるもの、また、空気圧や液圧
により液を噴霧するスプレー方式等が挙げられる。ここ
でいう塗り付け方式とは、感光材料や処理部材の表面に
画像形成用水性媒をいわゆる塗布方式にて一定量供給す
ることを言い、画像形成用水性媒の満たされたタンクに
感光材料を浸漬させ、バルク液からの拡散により成分を
感光材料に浸透させる方法は含まない。塗布方式による
処理液供給手段としては、液体をローラー等の部材を介
して塗布したりカーテン塗布の如き直接液体を供給する
方法がある。
は、気相を介する噴霧方式や塗り付け方式を採用するこ
とができる。噴霧方式としては、圧電素子の振動を利用
して液滴を飛翔させる方式(例えばピエゾ式インクジェ
ットヘッド等)や、或いは突沸を利用したサーマルヘッ
ドを用いて液滴を飛翔させるもの、また、空気圧や液圧
により液を噴霧するスプレー方式等が挙げられる。ここ
でいう塗り付け方式とは、感光材料や処理部材の表面に
画像形成用水性媒をいわゆる塗布方式にて一定量供給す
ることを言い、画像形成用水性媒の満たされたタンクに
感光材料を浸漬させ、バルク液からの拡散により成分を
感光材料に浸透させる方法は含まない。塗布方式による
処理液供給手段としては、液体をローラー等の部材を介
して塗布したりカーテン塗布の如き直接液体を供給する
方法がある。
【0078】具体的には、エアドクターコーター、ブレ
ードコーター、ロッドコーター、ナイフコーター、スク
イズコーター、含浸コーター、リバースローラーコータ
ー、トランスファーローラーコーター、カーテンコータ
ー、ダブルローラーコーター、スライドホッパー塗布、
グラビアコーター、キスロールコーター、ビードコータ
ー、キャストコーター、スプレイコーター、カレンダー
コーター、押し出しコーター等が挙げられる。特に好ま
しい方式としては、スクイズコーター、グラビアコータ
ー、含浸コーター、ビードコーター、ブレードコーター
が挙げられる。
ードコーター、ロッドコーター、ナイフコーター、スク
イズコーター、含浸コーター、リバースローラーコータ
ー、トランスファーローラーコーター、カーテンコータ
ー、ダブルローラーコーター、スライドホッパー塗布、
グラビアコーター、キスロールコーター、ビードコータ
ー、キャストコーター、スプレイコーター、カレンダー
コーター、押し出しコーター等が挙げられる。特に好ま
しい方式としては、スクイズコーター、グラビアコータ
ー、含浸コーター、ビードコーター、ブレードコーター
が挙げられる。
【0079】本発明においては、加熱現像処理を行い処
理時間の短縮化を図るのが良い。該加熱現像処理の条件
としては加熱現像温度が45℃以上95℃以下で行われ
ることが有効であり、さらには55℃以上95℃以下の
範囲が良い。
理時間の短縮化を図るのが良い。該加熱現像処理の条件
としては加熱現像温度が45℃以上95℃以下で行われ
ることが有効であり、さらには55℃以上95℃以下の
範囲が良い。
【0080】感材を加熱する加熱手段としては、熱ドラ
ムや熱ベルトなどの感材と接触して伝導により加熱する
伝導加熱手段や、ドライヤーなどの対流により加熱する
対流加熱手段や、赤外線や高周波の電磁波などの放射に
より加熱する放射加熱手段などが挙げられる。そして、
伝導加熱手段の場合、処理される感材の裏面への悪影響
を防止するために、加熱される熱源は処理部材の裏面側
から接触することが好ましい。
ムや熱ベルトなどの感材と接触して伝導により加熱する
伝導加熱手段や、ドライヤーなどの対流により加熱する
対流加熱手段や、赤外線や高周波の電磁波などの放射に
より加熱する放射加熱手段などが挙げられる。そして、
伝導加熱手段の場合、処理される感材の裏面への悪影響
を防止するために、加熱される熱源は処理部材の裏面側
から接触することが好ましい。
【0081】本発明において、上述の画像形成方法によ
り発色現像処理工程が終了し、イメージセンサーによる
読み取り終了後に現像停止処理を行っても良いし、行わ
なくても良い。現像停止処理とは、現像処理後に、例え
ば酸を感光材料に付与する処理、現像抑制剤を感光材料
に付与する処理、発色現像主薬を失活させる化合物を感
光材料に付与する処理、現像銀を酸化できる化合物を感
光材料に付与する処理等を言う。
り発色現像処理工程が終了し、イメージセンサーによる
読み取り終了後に現像停止処理を行っても良いし、行わ
なくても良い。現像停止処理とは、現像処理後に、例え
ば酸を感光材料に付与する処理、現像抑制剤を感光材料
に付与する処理、発色現像主薬を失活させる化合物を感
光材料に付与する処理、現像銀を酸化できる化合物を感
光材料に付与する処理等を言う。
【0082】本発明には、上述の画像形成方法に基づい
て前記感光材料に形成された画像をイメージセンサー、
例えばスキャナーやCCDカメラで読み取り電気信号に
変換する。
て前記感光材料に形成された画像をイメージセンサー、
例えばスキャナーやCCDカメラで読み取り電気信号に
変換する。
【0083】本発明においてスキャナーとは現像処理さ
れた感光材料を光学的に走査して反射、または透過の光
学濃度を画像情報に変換する装置である。走査する際に
はスキャナーの光学部分を感光材料の移動方向とは異な
った方向に移動させることによって感光材料の必要な領
域を走査することが一般的であり推奨されるが、感光材
料を固定してスキャナーの光学部分のみを移動させた
り、感光材料のみを移動させてスキャナーの光学部分を
固定してもよい。またはこれらの組み合わせであっても
よい。
れた感光材料を光学的に走査して反射、または透過の光
学濃度を画像情報に変換する装置である。走査する際に
はスキャナーの光学部分を感光材料の移動方向とは異な
った方向に移動させることによって感光材料の必要な領
域を走査することが一般的であり推奨されるが、感光材
料を固定してスキャナーの光学部分のみを移動させた
り、感光材料のみを移動させてスキャナーの光学部分を
固定してもよい。またはこれらの組み合わせであっても
よい。
【0084】現像処理された感光部材の画像情報を読み
取る場合には、少なくとも3つの各々の色素の吸収がで
きる波長領域の光を全面照射あるいはスリット走査して
その反射光、あるいは透過光の光量を測定する方法が好
ましい。この場合、拡散光を用いた方が、平行光を用い
るより、フィルムのマット剤、傷等の情報が除去できる
ので好ましい。また、受光部には、半導体イメージセン
サー(例えば、エリア型CCDまたはCCDラインセン
サー)を用いるのが好ましい。
取る場合には、少なくとも3つの各々の色素の吸収がで
きる波長領域の光を全面照射あるいはスリット走査して
その反射光、あるいは透過光の光量を測定する方法が好
ましい。この場合、拡散光を用いた方が、平行光を用い
るより、フィルムのマット剤、傷等の情報が除去できる
ので好ましい。また、受光部には、半導体イメージセン
サー(例えば、エリア型CCDまたはCCDラインセン
サー)を用いるのが好ましい。
【0085】本発明には、上述のような画像形成方法に
基づいて発色現像処理を施した前記感光材料から銀、及
び銀化合物を除去することなく、すなわち、いわゆる漂
白処理や定着処理を施すこと無く、形成された画像を読
みとる。さらには発色現像処理時に用いた処理部材を現
像処理終了後、前記感光材料から剥離することなく、そ
のまま画像情報を読みとることも効果的である。
基づいて発色現像処理を施した前記感光材料から銀、及
び銀化合物を除去することなく、すなわち、いわゆる漂
白処理や定着処理を施すこと無く、形成された画像を読
みとる。さらには発色現像処理時に用いた処理部材を現
像処理終了後、前記感光材料から剥離することなく、そ
のまま画像情報を読みとることも効果的である。
【0086】本発明に用いられる感光材料には、カプラ
ーとの発色現像を行い発色させる方式、ロイコ染料の酸
化により発色させる方式、カラーフィルター層とハロゲ
ン化銀層を有し発色現像を行わずにカラー画像を得る方
式等、任意の方式を用いることができる。特にカプラー
との発色現像を行い発色させる方式が好ましく用いられ
る。
ーとの発色現像を行い発色させる方式、ロイコ染料の酸
化により発色させる方式、カラーフィルター層とハロゲ
ン化銀層を有し発色現像を行わずにカラー画像を得る方
式等、任意の方式を用いることができる。特にカプラー
との発色現像を行い発色させる方式が好ましく用いられ
る。
【0087】本発明に用いられる感光材料は赤、緑、青
色の光を記録することができる赤感性ハロゲン化銀乳剤
層、緑感性ハロゲン化銀乳剤層、青感性ハロゲン化銀乳
剤層を各々少なくとも1層有することが好ましい。
色の光を記録することができる赤感性ハロゲン化銀乳剤
層、緑感性ハロゲン化銀乳剤層、青感性ハロゲン化銀乳
剤層を各々少なくとも1層有することが好ましい。
【0088】本発明においては、ハロゲン化銀乳剤とし
ては、リサーチ・ディスクロージャーNo.30811
9(以下RD308119と略す)に記載されているも
のを用いることができる。以下に記載箇所を示す。
ては、リサーチ・ディスクロージャーNo.30811
9(以下RD308119と略す)に記載されているも
のを用いることができる。以下に記載箇所を示す。
【0089】 〔項目〕 〔RD308119の頁〕 沃度組成 993 I−A項 製造方法 993 I−A項 及び994 E項 晶癖 正常晶 993 I−A項 晶癖 双晶 993 I−A項 エピタキシャル 993 I−A項 ハロゲン組成一様 993 I−B項 ハロゲン組成一様でない 993 I−B項 ハロゲンコンバージョン 994 I−C項 ハロゲン置換 994 I−C項 金属含有 994 I−D項 単分散 995 I−F項 溶媒添加 995 I−F項 潜像形成位置 表面 995 I−G項 潜像形成位置 内部 995 I−G項 適用感光材料ネガ 995 I−H項 ポジ(内部カブリ粒子含) 995 I−H項 乳剤を混合している 995 I−I項 脱塩 995 II−A項
【0090】本発明においては、ハロゲン化銀乳剤は、
物理熟成、化学熟成及び分光増感を行ったものを使用す
る。この様な工程で使用される添加剤は、リサーチ・デ
ィスクロージャーNo.17643、No.18716
及びNo.308119(それぞれ、以下RD1764
3、RD18716及びRD308119と略す)に記
載されている。以下に記載箇所を示す。
物理熟成、化学熟成及び分光増感を行ったものを使用す
る。この様な工程で使用される添加剤は、リサーチ・デ
ィスクロージャーNo.17643、No.18716
及びNo.308119(それぞれ、以下RD1764
3、RD18716及びRD308119と略す)に記
載されている。以下に記載箇所を示す。
【0091】 〔項目〕 〔RD308119の頁〕〔RD17643〕〔RD18716〕 化学増感剤 996 III−A項 23 648 分光増感剤 996 IV−A−A, B,C,D, 23〜24 648〜649 H,I,J項 強色増感剤 996 IV−A−E,J項 23〜24 648〜649 カブリ防止剤 998 VI 24〜25 649 安定剤 998 VI 24〜25 649
【0092】本発明に使用できる公知の写真用添加剤も
上記リサーチ・ディスクロージャーに記載されている。
以下に関連のある記載箇所を示す。
上記リサーチ・ディスクロージャーに記載されている。
以下に関連のある記載箇所を示す。
【0093】 〔項目〕 〔RD308119の頁〕〔RD17643〕〔RD18716〕 色濁り防止剤 1002 VII−I項 25 650 色素画像安定剤1001 VII−J項 25 増白剤 998 V 24 紫外線吸収剤 1003 VIII−I項, XIII−C項 25〜26 光吸収剤 1003 VIII 25〜26 光散乱剤 1003 VIII フィルター染料1003 VIII 25〜26 バインダー 1003 IX 26 651 スタチック防止剤1006XIII 27 650 硬膜剤 1004 X 26 651 可塑剤 1006 XII 27 650 潤滑剤 1006 XII 27 650 活性剤・塗布助剤1005XI 26〜27 650 マット剤 1007 XVI 現像剤 1001 XXB項 (感光材料中に含有)
【0094】本発明には種々のカプラーを加えて使用す
ることが出来、その具体例は、上記リサーチ・ディスク
ロージャーに記載されている。以下に関連のある記載箇
所を示す。
ることが出来、その具体例は、上記リサーチ・ディスク
ロージャーに記載されている。以下に関連のある記載箇
所を示す。
【0095】 〔項目〕 〔RD308119の頁〕 〔RD17643〕 イエローカプラー 1001VII−D項 VIIC〜G項 マゼンタカプラー 1001VII−D項 VIIC〜G項 シアンカプラー 1001VII−D項 VIIC〜G項 カラードカプラー 1002VII−G項 VIIG項 DIRカプラー 1001VII−F項 VIIF項 BARカプラー 1002VII−F項 その他の有用残基放出 1001VII−F項 カプラー アルカリ可溶カプラー 1001VII−E項
【0096】本発明に用いられる添加剤は、RD308
119XIVに記載されている分散法などにより、添加
することができる。
119XIVに記載されている分散法などにより、添加
することができる。
【0097】本発明においては、前述RD17643
28頁、RD18716 647〜648頁及びRD3
08119のXIXに記載されている支持体を使用する
ことができる。
28頁、RD18716 647〜648頁及びRD3
08119のXIXに記載されている支持体を使用する
ことができる。
【0098】本発明の感光材料には、前述RD3081
19VII−K項に記載されているフィルター層や中間
層等の補助層を設けることができる。本発明の感光材料
は、前述RD308119VII−K項に記載されてい
る順層、逆層、ユニット構成等の様々な層構成をとるこ
とができる。
19VII−K項に記載されているフィルター層や中間
層等の補助層を設けることができる。本発明の感光材料
は、前述RD308119VII−K項に記載されてい
る順層、逆層、ユニット構成等の様々な層構成をとるこ
とができる。
【0099】本発明の感光材料をロール状の形態で使用
する場合はカートリッジに収納した形態をとるのが好ま
しい。カートリッジとして最も一般的なものは、現在の
135フォーマットもしくはIX−240フォーマット
のパトローネである。その他の下記特許文献で提案され
たカートリッジも使用できる。即ち、実開昭58−67
329号公報、特開昭58−181035号公報、同5
8−182634号公報、実開昭58−195236号
公報、米国特許第4,221,479号明細書、特願昭
63−57785号公報、同63−183344号公
報、同63−325638号公報、特願平1−2186
2号公報、同1−25362号公報、同1−30246
号公報、同1−20222号公報、同1−21863号
公報、同1−37181号公報、同1−33108号公
報、同1−85198号公報、同1−172595号公
報、同1−172594号公報、同1−172593号
公報、米国特許第4,846,418号明細書、同第
4,848,693号明細書、同第4,832,275
号明細書等に開示されたカートリッジ技術を参照でき
る。
する場合はカートリッジに収納した形態をとるのが好ま
しい。カートリッジとして最も一般的なものは、現在の
135フォーマットもしくはIX−240フォーマット
のパトローネである。その他の下記特許文献で提案され
たカートリッジも使用できる。即ち、実開昭58−67
329号公報、特開昭58−181035号公報、同5
8−182634号公報、実開昭58−195236号
公報、米国特許第4,221,479号明細書、特願昭
63−57785号公報、同63−183344号公
報、同63−325638号公報、特願平1−2186
2号公報、同1−25362号公報、同1−30246
号公報、同1−20222号公報、同1−21863号
公報、同1−37181号公報、同1−33108号公
報、同1−85198号公報、同1−172595号公
報、同1−172594号公報、同1−172593号
公報、米国特許第4,846,418号明細書、同第
4,848,693号明細書、同第4,832,275
号明細書等に開示されたカートリッジ技術を参照でき
る。
【0100】次に、感光材料を装填することのできるフ
ィルムパトローネについて記す。本発明で使用されるパ
トローネの主材料は金属でも合成プラスチックでもよ
い。好ましいプラスチック材料はポリスチレン、ポリエ
チレン、ポリプロピレン、ポリフェニルエーテルなどで
ある。更にパトローネは、各種の帯電防止剤を含有して
もよくカーボンブラック、金属酸化物粒子、ノニオン、
アニオン、カチオン及びベタイン系界面活性剤又はポリ
マー等を好ましく用いることができる。これらの帯電防
止されたパトローネは特開平1−312537号、同1
−312538号に記載されている。特に25℃、25
%RHでの抵抗が1012Ω以下が好ましい。通常プラ
スチックパトローネは、遮光性を付与するためにカーボ
ンブラックや顔料などを練り込んだプラスチックを使っ
て製作される。パトローネのサイズは現在135サイズ
のままでもよいし、カメラの小型化には、現在の135
サイズの25mmのカートリッジの径を22mm以下と
することも有効である。パトローネのケースの容積は、
30cm3以下、好ましくは25cm3以下とすることが
好ましい。パトローネおよびパトローネケースに使用さ
れるプラスチックの重量は5g〜15gが好ましい。
ィルムパトローネについて記す。本発明で使用されるパ
トローネの主材料は金属でも合成プラスチックでもよ
い。好ましいプラスチック材料はポリスチレン、ポリエ
チレン、ポリプロピレン、ポリフェニルエーテルなどで
ある。更にパトローネは、各種の帯電防止剤を含有して
もよくカーボンブラック、金属酸化物粒子、ノニオン、
アニオン、カチオン及びベタイン系界面活性剤又はポリ
マー等を好ましく用いることができる。これらの帯電防
止されたパトローネは特開平1−312537号、同1
−312538号に記載されている。特に25℃、25
%RHでの抵抗が1012Ω以下が好ましい。通常プラ
スチックパトローネは、遮光性を付与するためにカーボ
ンブラックや顔料などを練り込んだプラスチックを使っ
て製作される。パトローネのサイズは現在135サイズ
のままでもよいし、カメラの小型化には、現在の135
サイズの25mmのカートリッジの径を22mm以下と
することも有効である。パトローネのケースの容積は、
30cm3以下、好ましくは25cm3以下とすることが
好ましい。パトローネおよびパトローネケースに使用さ
れるプラスチックの重量は5g〜15gが好ましい。
【0101】更にスプールを回転してフィルムを送り出
すパトローネでもよい。またフィルム先端がパトローネ
本体内に収納され、スプール軸をフィルム送り出し方向
に回転させることによってフィルム先端をパトローネの
ポート部から外部に送り出す構造でもよい。これらは米
国特許第4,834,306号、同第5,226,61
3号に開示されている。
すパトローネでもよい。またフィルム先端がパトローネ
本体内に収納され、スプール軸をフィルム送り出し方向
に回転させることによってフィルム先端をパトローネの
ポート部から外部に送り出す構造でもよい。これらは米
国特許第4,834,306号、同第5,226,61
3号に開示されている。
【0102】本発明の感光材料は一般に市販されている
レンズ付きフィルムユニットに装填して用いることがで
きる。また本発明の感光材料は、特願平10−1584
27号、同10−170624号、同10−18898
4号明細書に記載のレンズ付きフィルムユニットに装填
して好ましく用いることができる。
レンズ付きフィルムユニットに装填して用いることがで
きる。また本発明の感光材料は、特願平10−1584
27号、同10−170624号、同10−18898
4号明細書に記載のレンズ付きフィルムユニットに装填
して好ましく用いることができる。
【0103】
【実施例】次に、本発明を実施例によって更に具体的に
説明するが、本発明はこれらの実施態様に限定されるも
のではない。
説明するが、本発明はこれらの実施態様に限定されるも
のではない。
【0104】実施例1 [処理部材1の作製]厚さ85μmの下引済透明ポリエ
チレンナフタレート(PEN)支持体上に、ゼラチンの
20%水溶液をpHが6.5になるように調整し、平均
粒径200nmの酸化亜鉛分散物を添加してよく撹拌し
た。この溶液を透明ポリエチレンテレフタレート(PE
T)フィルム上に酸化亜鉛の付量が4.5g/m2にな
るようにキャスティングしたのち、23℃50%RHの
条件下で10時間放置し、次いで40℃80%RHで1
4時間エージングした。透明PEN支持体上には10μ
mの厚さの酸化亜鉛を含有するゼラチン膜が形成され
た。ゼラチンの付量は12g/m2であった。
チレンナフタレート(PEN)支持体上に、ゼラチンの
20%水溶液をpHが6.5になるように調整し、平均
粒径200nmの酸化亜鉛分散物を添加してよく撹拌し
た。この溶液を透明ポリエチレンテレフタレート(PE
T)フィルム上に酸化亜鉛の付量が4.5g/m2にな
るようにキャスティングしたのち、23℃50%RHの
条件下で10時間放置し、次いで40℃80%RHで1
4時間エージングした。透明PEN支持体上には10μ
mの厚さの酸化亜鉛を含有するゼラチン膜が形成され
た。ゼラチンの付量は12g/m2であった。
【0105】 [画像形成用水性媒1の調製] カルボキシメチルセルロース 3.0g アデニン 0.5g 亜硫酸ナトリウム 0.33g ジスルホエチルヒドロキシアミン 1.00g 2−メチル−4−(N−エチル−N−(β−ヒドロキシエチル)−アミノ)ア ニリン硫酸塩(以下、CD−1と略す) 2.63g ピコリン酸ナトリウム 14.0g TORITON X−200(UNION CARBIDE社製)0.55g 水 60g
【0106】上記の混合物を溶解したのち、30%水酸
化ナトリウム溶液を用いて25℃におけるpHが8.0
になるように調整し、更に水を加えて液量を100ml
とした。調製後に画像形成用水性媒1の粘度を測定した
ところ、30センチポイズであった。
化ナトリウム溶液を用いて25℃におけるpHが8.0
になるように調整し、更に水を加えて液量を100ml
とした。調製後に画像形成用水性媒1の粘度を測定した
ところ、30センチポイズであった。
【0107】現像処理装置としては、図1〜図3に示す
熱現像装置を用いた。図1は本発明に係る処理装置・画
像形成装置の一例を示す概略図である。図1において
は、現像工程において処理シート(処理部材)301を
用い熱現像ドラム上で熱現像を行う一例が示されてい
る。例えば、特願2000−368132号の段落番号
[0067]〜[0114]及び図19に示されるよう
なフィルム投入ユニット400からフィルム先端だしユ
ニット401を経て感光材料Fは、処理シート301と
の貼り合わせ部404に搬送される。また、処理シート
供給ロール300から供給された上記処理シート301
上には、処理液供給部1の処理液カートリッジ107に
よって供給された処理液(発色現像液)が処理液供給ノ
ズル108を介して塗布される。その後、貼り合わせ部
404において前記処理シート301と前記感光材料F
とが重ね合わされることによって、感光材料Fに現像剤
が供給される。
熱現像装置を用いた。図1は本発明に係る処理装置・画
像形成装置の一例を示す概略図である。図1において
は、現像工程において処理シート(処理部材)301を
用い熱現像ドラム上で熱現像を行う一例が示されてい
る。例えば、特願2000−368132号の段落番号
[0067]〜[0114]及び図19に示されるよう
なフィルム投入ユニット400からフィルム先端だしユ
ニット401を経て感光材料Fは、処理シート301と
の貼り合わせ部404に搬送される。また、処理シート
供給ロール300から供給された上記処理シート301
上には、処理液供給部1の処理液カートリッジ107に
よって供給された処理液(発色現像液)が処理液供給ノ
ズル108を介して塗布される。その後、貼り合わせ部
404において前記処理シート301と前記感光材料F
とが重ね合わされることによって、感光材料Fに現像剤
が供給される。
【0108】上記のような例では、不活性な状態の発色
現像液を処理液カートリッジ107に封入し、予め処理
シート301上に塗布された化学物質と反応させること
により活性な状態を作り出すような処理液の調製方法を
用いることが好ましい。
現像液を処理液カートリッジ107に封入し、予め処理
シート301上に塗布された化学物質と反応させること
により活性な状態を作り出すような処理液の調製方法を
用いることが好ましい。
【0109】このような調製方法の例は、特願2000
−390651号に記載されている。このような方法を
用いれば、処理液カートリッジ107内の処理液の保存
安定性を向上させることができる。更に、図1において
は、感光材料Fと処理シート301を重ね合わせて熱現
像を行うため、均一な温度制御を行うためには、図1に
示すようなドラムベルト型の熱現像機を使用することが
好ましい。
−390651号に記載されている。このような方法を
用いれば、処理液カートリッジ107内の処理液の保存
安定性を向上させることができる。更に、図1において
は、感光材料Fと処理シート301を重ね合わせて熱現
像を行うため、均一な温度制御を行うためには、図1に
示すようなドラムベルト型の熱現像機を使用することが
好ましい。
【0110】即ち、保温ボックス303内の熱現像ドラ
ム302に対し、エンドレスベルト304が圧接してあ
り、このエンドレスベルト304によって押圧され乍ら
感光材料Fは熱現像ドラム302と接触(伝熱)搬送さ
れ、剥離つめ405によって剥離されてから冷却ロール
406によって冷却(伝熱)される。その後、フィルム
スキャナー30による読み取りが行われる。
ム302に対し、エンドレスベルト304が圧接してあ
り、このエンドレスベルト304によって押圧され乍ら
感光材料Fは熱現像ドラム302と接触(伝熱)搬送さ
れ、剥離つめ405によって剥離されてから冷却ロール
406によって冷却(伝熱)される。その後、フィルム
スキャナー30による読み取りが行われる。
【0111】図1においては、上記の処理(現像処理)
を施された感光材料Fを、引き続きフィルムスキャナ3
0(例えば、コニカ(株)製、RX−II)による読み
取り、例えば、インターフェイスとしてSCSI(例え
ばadaptec社製、AHA−2940AU)を使
い、パーソナルコンピュータ(例えば、富士通製、FM
V−DESK POWER TII20D、RAM12
8M増設)に転送し、得られたデジタル情報を画像処理
後、インクジェットプリンタ(例えば、セイコーエプソ
ン社製、PM−800C)等のプリンタで出力すること
ができる。
を施された感光材料Fを、引き続きフィルムスキャナ3
0(例えば、コニカ(株)製、RX−II)による読み
取り、例えば、インターフェイスとしてSCSI(例え
ばadaptec社製、AHA−2940AU)を使
い、パーソナルコンピュータ(例えば、富士通製、FM
V−DESK POWER TII20D、RAM12
8M増設)に転送し、得られたデジタル情報を画像処理
後、インクジェットプリンタ(例えば、セイコーエプソ
ン社製、PM−800C)等のプリンタで出力すること
ができる。
【0112】フィルムスキャナ30としては、通常より
高い感度を有する装置を用いることが好ましい。その例
としては、特願2000−283453号の実施例1に
記載のエリアCCDを用いたフィルムスキャナ等が好ま
しい一例として挙げられる。また、光源にはより高強度
の光源が好ましく、LEDの他に、ハロゲンランプ、メ
タルハライドランプ等が好ましく用いられる。
高い感度を有する装置を用いることが好ましい。その例
としては、特願2000−283453号の実施例1に
記載のエリアCCDを用いたフィルムスキャナ等が好ま
しい一例として挙げられる。また、光源にはより高強度
の光源が好ましく、LEDの他に、ハロゲンランプ、メ
タルハライドランプ等が好ましく用いられる。
【0113】尚、図中、50は搬送ローラ、402はフ
ィルムFのゴミ取り用ブラシ、403は処理シート30
1のカッター、407アキュームローラ、そして4は現
像・読み取り済みフィルムFの巻き取りカートリッジを
示す。
ィルムFのゴミ取り用ブラシ、403は処理シート30
1のカッター、407アキュームローラ、そして4は現
像・読み取り済みフィルムFの巻き取りカートリッジを
示す。
【0114】図2は本発明に係る処理装置・画像形成装
置の他の一例を示す概略図であり、図1の冷却ローラ4
06に代え、冷却板406Aを用い、伝熱効率を向上さ
せている。
置の他の一例を示す概略図であり、図1の冷却ローラ4
06に代え、冷却板406Aを用い、伝熱効率を向上さ
せている。
【0115】図3は本発明に係る処理装置・画像形成装
置の更に他の例を示す概略図であり、図1の冷却ローラ
406に代え、次の構成を採用している。即ち、保温ボ
ックス303を区間Aとすると共に、フィルムFの剥離
後、スキャナー30による読み取りまでを区間Bとし、
両区間を個々に温度コントロールしている。具体的に
は、区間Aは加熱、区間Bは冷却という温度コントロー
ルをしている構成である。
置の更に他の例を示す概略図であり、図1の冷却ローラ
406に代え、次の構成を採用している。即ち、保温ボ
ックス303を区間Aとすると共に、フィルムFの剥離
後、スキャナー30による読み取りまでを区間Bとし、
両区間を個々に温度コントロールしている。具体的に
は、区間Aは加熱、区間Bは冷却という温度コントロー
ルをしている構成である。
【0116】尚、図1〜3においては、現像工程におい
て、フィルム1本を処理する毎に処理液および処理シー
トが交換される実施態様とされてもよい。即ち、図1に
示した処理液カートリッジ107、処理シートロール3
00に代えて、処理シートカートリッジと処理液カート
リッジからなる構成を用いてもよく、例えば、処理シー
トカートリッジと前記処理液カートリッジが一体化した
状態で用いられてもよい。このようなカートリッジ構成
を用いることにより、操作の簡便性をより高くすること
ができる。
て、フィルム1本を処理する毎に処理液および処理シー
トが交換される実施態様とされてもよい。即ち、図1に
示した処理液カートリッジ107、処理シートロール3
00に代えて、処理シートカートリッジと処理液カート
リッジからなる構成を用いてもよく、例えば、処理シー
トカートリッジと前記処理液カートリッジが一体化した
状態で用いられてもよい。このようなカートリッジ構成
を用いることにより、操作の簡便性をより高くすること
ができる。
【0117】上記のような一例としては米国特許第4,
371,248号、図6に示されるような形態のカート
リッジを用いることができる。図1〜3に示した、本発
明に係る画像形成装置において、処理液カートリッジ1
07を一本のカラーフィルムの処理が終了するたびに手
動で交換してもよいが、自動的にカートリッジ交換が行
われるシステムとしてもよい。図1〜3には特に図示し
ていないが、このような構成においては処理液カートリ
ッジ107を装填する部位において予め複数の処理液カ
ートリッジ107を装填することが出来る機構を有して
いることが好ましい。
371,248号、図6に示されるような形態のカート
リッジを用いることができる。図1〜3に示した、本発
明に係る画像形成装置において、処理液カートリッジ1
07を一本のカラーフィルムの処理が終了するたびに手
動で交換してもよいが、自動的にカートリッジ交換が行
われるシステムとしてもよい。図1〜3には特に図示し
ていないが、このような構成においては処理液カートリ
ッジ107を装填する部位において予め複数の処理液カ
ートリッジ107を装填することが出来る機構を有して
いることが好ましい。
【0118】また、処理液カートリッジ107は現像処
理液を感光材料F(カラーフィルム)または処理シート
301に供給可能な状態になると同時に、供給可能にな
る前の状態との違いが目視で簡単に識別できる構造(例
えば、ノズルカバーがはずれる、現像液封入袋が破れた
状態になる等)に変化するか、現像液を供給する位置に
装填されると同時に、識別マークが表示される(例え
ば、カートリッジ本体に識別マークが現れる、カートリ
ッジ本体に識別マークが貼合される等)ような機構また
は機能を有していることが好ましい。一方、例えば、現
像液を含有させたスポンジローラを用い、100μm程
度の膜厚で現像液がフィルム(F)に塗布されるように
調整してもよい。
理液を感光材料F(カラーフィルム)または処理シート
301に供給可能な状態になると同時に、供給可能にな
る前の状態との違いが目視で簡単に識別できる構造(例
えば、ノズルカバーがはずれる、現像液封入袋が破れた
状態になる等)に変化するか、現像液を供給する位置に
装填されると同時に、識別マークが表示される(例え
ば、カートリッジ本体に識別マークが現れる、カートリ
ッジ本体に識別マークが貼合される等)ような機構また
は機能を有していることが好ましい。一方、例えば、現
像液を含有させたスポンジローラを用い、100μm程
度の膜厚で現像液がフィルム(F)に塗布されるように
調整してもよい。
【0119】以下、上記図1〜3の構成において、実施
例では、次のように設定した。 (熱現像装置101)図1に示すようなヒートドラム型
熱現像装置を用いた。現像温度は任意に変更することが
できる。現像ドラムから出てイメージセンサー読み取り
部までの試料搬送に要する時間は60秒であり、この間
の温度管理は行っていない。
例では、次のように設定した。 (熱現像装置101)図1に示すようなヒートドラム型
熱現像装置を用いた。現像温度は任意に変更することが
できる。現像ドラムから出てイメージセンサー読み取り
部までの試料搬送に要する時間は60秒であり、この間
の温度管理は行っていない。
【0120】(熱現像装置102)熱現像装置101に
おいて現像ドラムから試料が出て、現像ドラムから出て
イメージセンサー読み取り部までの試料搬送に要する時
間は60秒のうち、10秒〜40秒迄の位置に任意の温
度に設定できる試料強制冷却部(冷却板406A)を設
け、これの上を試料が接触しながら搬送することで強制
冷却できる構造の熱現像装置102を作成した。なおこ
こでの強制冷却部(冷却板406A)は50mm×50
mmペルチェ素子を厚さ5mmのアルミブロックに取り
付けた構成のものであった。
おいて現像ドラムから試料が出て、現像ドラムから出て
イメージセンサー読み取り部までの試料搬送に要する時
間は60秒のうち、10秒〜40秒迄の位置に任意の温
度に設定できる試料強制冷却部(冷却板406A)を設
け、これの上を試料が接触しながら搬送することで強制
冷却できる構造の熱現像装置102を作成した。なおこ
こでの強制冷却部(冷却板406A)は50mm×50
mmペルチェ素子を厚さ5mmのアルミブロックに取り
付けた構成のものであった。
【0121】(熱現像装置103)熱現像装置101に
おいて現像ドラムから出て、現像ドラムから出てイメー
ジセンサー読み取り部までの試料搬送に要する時間は6
0秒のうち、15秒までの区間Aとそこからイメージセ
ンサー読み取り部までの区間Bの温度を断熱構造にし、
各区間の室温を任意の温度に個別に制御できるようにし
た以外は全く同じ構造の現像装置103を作成した。こ
こでの温度管理は熱源としてヒーターとペルチェ素子を
併用し、ファンで空気を対流することで行った。
おいて現像ドラムから出て、現像ドラムから出てイメー
ジセンサー読み取り部までの試料搬送に要する時間は6
0秒のうち、15秒までの区間Aとそこからイメージセ
ンサー読み取り部までの区間Bの温度を断熱構造にし、
各区間の室温を任意の温度に個別に制御できるようにし
た以外は全く同じ構造の現像装置103を作成した。こ
こでの温度管理は熱源としてヒーターとペルチェ素子を
併用し、ファンで空気を対流することで行った。
【0122】上記処理部材1、画像形成用水性媒1及び
熱現像装置101〜103を用いることによって、下記
の実験を行った。
熱現像装置101〜103を用いることによって、下記
の実験を行った。
【0123】前記処理部材1のゼラチン膜面上に、画像
形成用水性媒をブレードコーターを用いて前記画像形成
用水性媒1を100μmの厚さで塗布したのち、1CM
Sのニュートラル光でベタ露光したカラーフィルム(コ
ニカ社製;センチュリア400 24EX)と重ね合わ
せ、前記熱現像装置101〜103を用い表1に示すよ
うな条件で現像を行い、続けて光源として強力なメタル
ハライドランプを使用した600万画素のエリアCCD
を用いたイメージセンサーを用いて画像を読み取り、画
像処理後、インクジェットプリンタ(セイコーエプソン
社製、PM−800C)を用いて画像を出力した。この
テストを読み取り時の条件、デジタル画像の補正条件等
はすべて同一とし、室温25℃の部屋と室温40℃の部
屋で現像、出力を行った。出力画像の濃度をX−RIT
Eで測定し、室温25℃と40℃での出力画像の濃度差
を試料1001の値を100として表1に示した。
形成用水性媒をブレードコーターを用いて前記画像形成
用水性媒1を100μmの厚さで塗布したのち、1CM
Sのニュートラル光でベタ露光したカラーフィルム(コ
ニカ社製;センチュリア400 24EX)と重ね合わ
せ、前記熱現像装置101〜103を用い表1に示すよ
うな条件で現像を行い、続けて光源として強力なメタル
ハライドランプを使用した600万画素のエリアCCD
を用いたイメージセンサーを用いて画像を読み取り、画
像処理後、インクジェットプリンタ(セイコーエプソン
社製、PM−800C)を用いて画像を出力した。この
テストを読み取り時の条件、デジタル画像の補正条件等
はすべて同一とし、室温25℃の部屋と室温40℃の部
屋で現像、出力を行った。出力画像の濃度をX−RIT
Eで測定し、室温25℃と40℃での出力画像の濃度差
を試料1001の値を100として表1に示した。
【0124】表1から分かるように、試料を25℃以下
に強制冷却したもの及び、読み取りまでの全行程を所定
の温度に管理した物は外気温の変動によらず安定した出
力結果を与える。
に強制冷却したもの及び、読み取りまでの全行程を所定
の温度に管理した物は外気温の変動によらず安定した出
力結果を与える。
【0125】
【表1】
【0126】実施例2 [画像形成用水性媒2の調製]画像形成用水性媒1のア
デニンの量を1.0gにし、pHが7.0になるように
調整した以外は全く同じ内容の画像形成用水性媒2を調
製した。実施例1と同様の処理部材1と熱現像装置10
1及び102を用い、以下のような実験を行った。
デニンの量を1.0gにし、pHが7.0になるように
調整した以外は全く同じ内容の画像形成用水性媒2を調
製した。実施例1と同様の処理部材1と熱現像装置10
1及び102を用い、以下のような実験を行った。
【0127】カラーフィルム(コニカ社製;センチュリ
ア100 24EX)を、カメラ(コニカ社製;ヘキサ
ーRF;M−HEXANON LENS 50mm F
2.8)に装填し、測光はすべてオートで補正等を加え
ずに画面全体にグレーチャートが写るように撮影した。
この試料を処理部材は1を用い、画像形成用水性媒は5
5℃現像の時は画像形成用水性媒1を、そして75℃現
像の場合は画像形成用水性媒2を用い、表2のような構
成で処理し、実施例1と同様に出力した。
ア100 24EX)を、カメラ(コニカ社製;ヘキサ
ーRF;M−HEXANON LENS 50mm F
2.8)に装填し、測光はすべてオートで補正等を加え
ずに画面全体にグレーチャートが写るように撮影した。
この試料を処理部材は1を用い、画像形成用水性媒は5
5℃現像の時は画像形成用水性媒1を、そして75℃現
像の場合は画像形成用水性媒2を用い、表2のような構
成で処理し、実施例1と同様に出力した。
【0128】なお出力画像は濃度変動が検出しやすいよ
うに、途中でAdobe社製photoshop6.0
を用い、10倍にガンマ補正を行い出力した。出力され
た24コマ分の画像濃度を1コマ当たり20分割し、平
均濃度をX−RITEで測定し、合計480点の濃度値
を得た。測定等の誤差を避けるために480点のうち、
濃度が高い物と濃度が低い物を各10点削除した460
点を抽出し、最大値と最小値の差を求めた。こうやって
得られた値を試料2001の値を100とする相対値と
して表2に示した。
うに、途中でAdobe社製photoshop6.0
を用い、10倍にガンマ補正を行い出力した。出力され
た24コマ分の画像濃度を1コマ当たり20分割し、平
均濃度をX−RITEで測定し、合計480点の濃度値
を得た。測定等の誤差を避けるために480点のうち、
濃度が高い物と濃度が低い物を各10点削除した460
点を抽出し、最大値と最小値の差を求めた。こうやって
得られた値を試料2001の値を100とする相対値と
して表2に示した。
【0129】
【表2】
【0130】*1・・現像機102の強制冷却部の温度 本発明の手法で画像形成された試料では処理ムラが極め
て小さいことが分かる。
て小さいことが分かる。
【0131】よく数値を観察すると本発明の試料(20
03〜2006)はパーフォレション付近と画面中心部
の濃度差がほとんどないのに対し、2001、2002
のサンプルでは位置による濃度差が大きかった。また試
料2007では処理液の析出による処理ムラが発生して
おり、目視でもまだら模様が見えるほど均一性がなかっ
た。
03〜2006)はパーフォレション付近と画面中心部
の濃度差がほとんどないのに対し、2001、2002
のサンプルでは位置による濃度差が大きかった。また試
料2007では処理液の析出による処理ムラが発生して
おり、目視でもまだら模様が見えるほど均一性がなかっ
た。
【0132】
【発明の効果】本発明によれば、装置サイズが増大せ
ず、コストが上がらず、なおかつ環境に有害な物質を用
いることなく、スキャナー、CCDカメラ等のイメージ
センサーでの読み取りに必要な程度の現像停止を達成す
ることにより、環境の変動や画面内の現像ムラを起こさ
ず、安定に画像出力を行う技術を明らかにすることがで
きる。
ず、コストが上がらず、なおかつ環境に有害な物質を用
いることなく、スキャナー、CCDカメラ等のイメージ
センサーでの読み取りに必要な程度の現像停止を達成す
ることにより、環境の変動や画面内の現像ムラを起こさ
ず、安定に画像出力を行う技術を明らかにすることがで
きる。
【図1】本発明の実施例に用いられる熱現像装置101
の構成図(概略図)
の構成図(概略図)
【図2】本発明の実施例に用いられる熱現像装置102
の構成図(概略図)
の構成図(概略図)
【図3】本発明の実施例に用いられる熱現像装置103
の構成図(概略図)
の構成図(概略図)
1 処理液供給部 4 巻き取りカートリッジ 30 フィルムスキャナ F 感光材料 50 搬送ローラ 107 処理液カートリッジ 108 処理液供給ノズル 300 処理シート供給ロール 301 処理シート 302 熱現像ドラム 303 保温ボックス 304 エンドレスベルト 400 フィルム投入ユニット 401 フィルム先端だしユニット 402 ゴミ取り用ブラシ 403 カッタ 404 貼り合わせ部 405 剥離つめ 406 冷却ローラ 406A 冷却板 407 アキュムローラ
Claims (8)
- 【請求項1】撮影されたハロゲン化銀カラー写真感光材
料を発色現像後、完全にハロゲン銀を除去しない状態で
現像画像をスキャナー、CCDカメラ等のイメージセン
サーで読み取り、出力画像を得るハロゲン化銀感光材料
画像形成方法において、現像工程から、スキャナー、C
CDカメラ等のイメージセンサー読み取り工程までの工
程で少なくとも一度はフイルム試料温度を25℃以下に
強制的に冷却した後、スキャナー、CCDカメラ等のイ
メージセンサーで読みとることを特徴とする画像形成方
法。 - 【請求項2】現像温度が少なくとも43℃以上であるこ
とを特徴とする請求項1に記載の画像形成方法。 - 【請求項3】撮影されたハロゲン化銀カラー写真感光材
料を発色現像後、完全にハロゲン銀を除去しない状態で
現像画像をスキャナー、CCDカメラ等のイメージセン
サーで読み取り、出力画像を得るハロゲン化銀感光材料
画像形成方法において、現像工程の現像温度と、現像工
程後に行なう試料強制冷却工程の冷却温度との差が15
℃以上60℃未満であることを特徴とする画像形成方
法。 - 【請求項4】撮影されたハロゲン化銀カラー写真感光材
料を発色現像後、完全にハロゲン銀を除去しない状態で
現像画像をスキャナー、CCDカメラ等のイメージセン
サーで読み取り、出力画像を得るハロゲン化銀感光材料
画像形成方法において、現像工程からスキャナー、CC
Dカメラ等のイメージセンサー読み取り工程までのすべ
ての工程が所定の温度に制御されていることを特徴とす
る画像形成方法。 - 【請求項5】撮影されたハロゲン化銀カラー写真感光材
料を発色現像後、完全にハロゲン銀を除去しない状態で
現像画像をスキャナー、CCDカメラ等のイメージセン
サーで読み取り、出力画像を得るハロゲン化銀感光材料
の処理装置において、現像処理部から、スキャナー、C
CDカメラ等のイメージセンサー読み取り部までの間
に、少なくとも一度はフイルム試料温度を25℃以下に
強制的に冷却する試料強制冷却部を設けたことを特徴と
する現像処理装置。 - 【請求項6】現像処理部における現像温度が少なくとも
43℃以上であることを特徴とする請求項5に記載の現
像処理装置。 - 【請求項7】撮影されたハロゲン化銀カラー写真感光材
料を発色現像後、完全にハロゲン銀を除去しない状態で
現像画像をスキャナー、CCDカメラ等のイメージセン
サーで読み取り、出力画像を得るハロゲン化銀感光材料
の処理装置において、現像処理部の現像温度と、現像処
理部の後に設置された試料強制冷却部の冷却温度との差
が15℃以上60℃未満であることを特徴とする現像処
理装置。 - 【請求項8】撮影されたハロゲン化銀カラー写真感光材
料を発色現像後、完全にハロゲン銀を除去しない状態で
現像画像をスキャナー、CCDカメラ等のイメージセン
サーで読み取り、出力画像を得るハロゲン化銀感光材料
の処理装置において、現像処理部からスキャナー、CC
Dカメラ等のイメージセンサー読み取り部までのすべて
の処理部が所定の温度に制御されていることを特徴とす
る現像処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001150580A JP2002341505A (ja) | 2001-05-21 | 2001-05-21 | ハロゲン化銀カラー写真感光材料の画像形成方法及び現像処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001150580A JP2002341505A (ja) | 2001-05-21 | 2001-05-21 | ハロゲン化銀カラー写真感光材料の画像形成方法及び現像処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002341505A true JP2002341505A (ja) | 2002-11-27 |
Family
ID=18995569
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001150580A Pending JP2002341505A (ja) | 2001-05-21 | 2001-05-21 | ハロゲン化銀カラー写真感光材料の画像形成方法及び現像処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002341505A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2015115832A1 (ko) * | 2014-01-29 | 2015-08-06 | 엘지이노텍 주식회사 | 광학부재 및 이를 포함하는 카메라 모듈 |
-
2001
- 2001-05-21 JP JP2001150580A patent/JP2002341505A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2015115832A1 (ko) * | 2014-01-29 | 2015-08-06 | 엘지이노텍 주식회사 | 광학부재 및 이를 포함하는 카메라 모듈 |
US9998680B2 (en) | 2014-01-29 | 2018-06-12 | Lg Innotek Co., Ltd. | Optical member and camera module including the same having a silver halide layer of varying dispersion |
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