JP2002340870A - コンクリート欠陥検出方法と装置 - Google Patents

コンクリート欠陥検出方法と装置

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JP2002340870A
JP2002340870A JP2001150826A JP2001150826A JP2002340870A JP 2002340870 A JP2002340870 A JP 2002340870A JP 2001150826 A JP2001150826 A JP 2001150826A JP 2001150826 A JP2001150826 A JP 2001150826A JP 2002340870 A JP2002340870 A JP 2002340870A
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JP
Japan
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sound
concrete
frequency
defect detecting
hammer
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Pending
Application number
JP2001150826A
Other languages
English (en)
Inventor
Yutaka Kakehi
豊 掛樋
Kazuo Aizu
一男 相津
Shojiro Iwaike
昭二郎 岩池
Mitsuaki Hashimoto
充明 橋本
Tatsuo Sumi
辰男 角
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Kasado Engineering Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Kasado Engineering Co Ltd
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  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Ultrasonic Waves (AREA)
  • Measurement Of Mechanical Vibrations Or Ultrasonic Waves (AREA)
  • Geophysics And Detection Of Objects (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】現状の人手での打診技術と結びついた簡明で使
いやすいコンクリート欠陥検出方法と装置を提供する。 【解決手段】コンクリートを打撃した時の音を測定分析
し,健全部からの周波数の定価で欠陥を検出するように
した。また,周波数の低下を段階毎に分け,券全部・注
意喚起部・要修理部に分け,使いやすくした。さらに,
ハンマ固有の音をフィルタによりカットし,欠陥検出の
制度を向上させた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,鉄道や高速道路等
のコンクリートの欠陥を検出する方法及び装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のコンクリート欠陥検出方法では作
業者がコンクリートを打撃し,その音を聞いて欠陥を検
出していた。
【0003】
【発明の解決しようとする課題】上記従来の方法におい
ては,人手がかかるし,記録に残しにくく,また,人に
よって判断が異なるといった課題があった。これに対
し,特開平11―281593のコンクリート製品の非
破壊検査方法や特開平07―248317超音波探傷方
法等多くの非破壊検査方法が提案されているが,現状の
打診技術との関連が明確でなく,測定に時間がかかって
大掛りとなる等の課題があった。
【0004】本発明は,現状の打診技術と結びついた簡
明で使いやすいコンクリート欠陥検出方法と装置を提供
することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め,本発明のコンクリート欠陥検出方法及び装置では,
コンクリートを打撃した時の音を測定し,健全部からの
周波数の低下で欠陥を検出するようにした。
【0006】
【作用】上記のように構成されているコンクリート欠陥
検出方法と装置では,打音の周波数の低下によって,コ
ンクリートの浮き部を検出することができ,従来の人の
耳で実施している打診方法に対応した欠陥検出と補修が
可能となる。
【0007】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態を実施例に基き
図面を参照し説明する。図1は本発明によるコンクリー
ト欠陥検出方法の実施例を示すフローチャートである。
【0008】本実施例において,コンクリートの打撃を
行った時,近くに設置された音圧センサにより音を検出
し,これを周波数分析して健全部に対する周波数の低下
の有無を判定し,欠陥があればこれを記録するフローと
なっている。
【0009】本発明によるコンクリート欠陥検出方法を
実際に欠陥のあるコンクリートブロックで試験した結果
を以下に示す。図2は用いたコンクリートブロックを示
す3面図で,約半分が地中に埋められている。図中の
からはコンクリートブロック内に設けた欠陥で,その
形状は図3に示すように,(a)凸形と(b)スリット
形状としている。は欠陥のない健全部である。
【0010】試験結果を図4に示す。図中には各種欠陥
の形状と深さ,打音の卓越周波数と音圧レベル,判定と
その内容を備考に示している。
【0011】図4より,凸部の浮き部を持った欠陥は大
幅に周波数が低下し(この例では850Hz以下,健全
部は約3000Hz),スリット形状でも深さが浅い場
合には1000から1400Hzと周波数が低下してい
る。これらの結果と図示しないが同時測定した打点近傍
のコンクリート面の振動特性から,850Hz以下が発
生する欠陥ヶ所では浮き部に発生する振動を音圧で検出
していることが分かり,要修理部(判定×)と評価でき
ている。また,1000から1400Hzの欠陥はスリ
ット形状であるが,欠陥が浅いので,弱い浮き部を構成
しており,その振動数の低下を音圧の周波数低下で捕ら
えていることが分かり,注意喚起部(判定△)と評価で
きている。
【発明の効果】本発明は以上説明したように構成されて
いるので以下に記載したような効果を奏する。
【0012】本発明によれば,打音の周波数の変化によ
り欠陥を検出することができるので,従来の作業者が打
音を耳で聞いて音の変化をとらえる打診方法との対応し
た欠陥検出と補修が可能となる。
【0013】上記実施例での試験ではハンマリングとし
て鉄球(Φ30mm)を30cm上から自然落下させて
実施したが,ハンマリングは通常のハンマで打撃しても
よいし,ばねで鉄球をはね出させてもよい。打撃の仕方
によっては浮き部の周波数近くに打撃時のコンクリート
表面で発生するハンマの固有の周波数と重なる場合があ
る。この場合はあらかじめハンマの固有の音をフィルタ
によりカットさせてやればよい。
【0014】また,本発明による上記判定結果はその一
例であるが,従来の耳での評価に対応した周波数の低下
領域を決めて判定基準とするのも一方法である。
【0015】本発明の装置としての実施例を図5に示
す。1はハンマキットでその一部に音圧センサ2が取付
けられている。3は打音測定部としての周波数分析器
で,その出力は欠陥検出部・記録部として用いられるパ
ソコン4につながっている。5は電源ユニットである。
100V電源が供給される場合にはこの電源ユニットは
不要である。
【0016】上記実施例によれば,ハンマキット1の打
音を音圧センサ2で検出して周波数分析を3で行い,そ
の結果をパソコン4に取込んでいるので,表示内容から
卓越した周波数の健全部からの低下をキャッチできるの
で,欠陥の有無を判断でき,その低下具合により要補修
部・注意喚起部・健全部と区別することが可能であり,
記録に残すことによって,継続した評価・管理が可能で
ある。
【0017】従って,本実施例によれば,従来の作業者
が耳で聞く診断との対応が明確で,使用し易く,保守費
を大幅に低減できるといった効果を有している。
【0018】上記実施例ではハンマリングにばね力を用
いた鉄球を跳ね出させるハンマキット1を使用している
が,空気圧を利用できる場合にはエアシリンダを用いて
もよい。
【0019】また,ハンマキット1に音圧センサ2を一
体化させているが,別々に設けてもよい。一体化した方
が,操作が簡単という効果がある。
【0020】以上述べたように,本発明によれば打音の
周波数の低下によってコンクリートの浮き部を検出する
ことができ,従来の作業者が耳で聞く打診方法に対応し
た欠陥検出が可能となるので,使い勝手がよく,保守費
を大幅に削減できるコンクリートの欠陥検出方法及び装
置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のコンクリート欠陥検出方法の1実施例
を示すフローチャートである。
【図2】試験用に欠陥を設けたコンクリートブロックの
3面図である。
【図3】図2に示す試験用コンクリートブロックの欠陥
の形状を示す断面図である。
【図4】本発明のコンクリート欠陥検出方法の1実施例
による試験結果を示す図である。
【図5】本発明のコンクリート欠陥検出装置の1実施例
を示す全体構成図である。
【符号の説明】
1.ハンマキット 2.音圧センサ 3.打音測定部(周波数分析器) 4.欠陥検出部・記録部(パソコン)
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年5月22日(2001.5.2
2)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 橋本 充明 山口県下松市大字東豊井794番地日立笠戸 エンジニアリング株式会社 (72)発明者 角 辰男 山口県下松市大字東豊井794番地日立笠戸 エンジニアリング株式会社 Fターム(参考) 2G047 AA10 BC04 BC07 CA03 CA07 EA12 EA16 GF11 GG12 GG17 2G064 AA05 AB16 AB24 BD02 CC41 CC61

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コンクリートを打撃した際に発生する音を
    測定し,コンクリートの浮き部を健全部からの周波数の
    低下で検出することを特徴とするコンクリート欠陥検出
    方法。
  2. 【請求項2】特許請求項1に記載のコンクリート欠陥検
    出方法において,周波数の低下を2段階に検出し,健全
    部・注意喚起部,要修理部に区分したことを特徴とする
    コンクリート欠陥検出方法。
  3. 【請求項3】特許請求項1に記載のコンクリート欠陥検
    出方法において,打撃時にコンクリート表面で発生する
    ハンマ固有の音をフィルタによりカットすることを特徴
    とするコンクリート欠陥検出方法。
  4. 【請求項4】特許請求項1に記載のコンクリート欠陥検
    出方法において,従来の打音の耳での評価との対応で健
    全部と欠陥部を区別させたことを特徴とするコンクリー
    ト欠陥検出方法。
  5. 【請求項5】コンクリートを打撃するハンマキット,打
    点の近くで音を測定する音圧センサ,音圧センサの出力
    を周波数分析する打音測定部,健全部と比較して周波数
    の低下を検知してコンクリートの浮き部を検出する欠陥
    検出部,検出結果を記録する記録部とからなることを特
    徴とするコンクリート欠陥検出装置。
  6. 【請求項6】特許請求項5に記載のコンクリート欠陥検
    出装置において,周波数の低下を2段階に検出し,健全
    部・注意喚起部,要修理部に区分したことを特徴とする
    コンクリート欠陥検出装置。
  7. 【請求項7】特許請求項5に記載のコンクリート欠陥検
    出装置において,打撃時にコンクリート表面で発生する
    ハンマ固有の音をフィルタによりカットすることを特徴
    とするコンクリート欠陥検出装置。
JP2001150826A 2001-05-21 2001-05-21 コンクリート欠陥検出方法と装置 Pending JP2002340870A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007520691A (ja) * 2003-06-24 2007-07-26 コルダーニ,アンドルー 共振および/または振動測定装置
JP2010169465A (ja) * 2009-01-21 2010-08-05 Railway Technical Res Inst 構造物の欠陥検出方法および欠陥検出装置
US10186253B2 (en) 2015-10-05 2019-01-22 Olympus Corporation Control device for recording system, and recording system

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