JP2002340705A - 回転センサ - Google Patents

回転センサ

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JP2002340705A JP2002065296A JP2002065296A JP2002340705A JP 2002340705 A JP2002340705 A JP 2002340705A JP 2002065296 A JP2002065296 A JP 2002065296A JP 2002065296 A JP2002065296 A JP 2002065296A JP 2002340705 A JP2002340705 A JP 2002340705A
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毅 中本
Masakazu Matsui
正和 松井
Toji Kin
東治 金
Fumihiko Abe
文彦 安倍
Kazuhiko Matsuzaki
和彦 松崎
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康介 山脇
Tomotaka Watanabe
知孝 渡邉
Masahiro Hasegawa
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電磁環境適合性に関する規格を、小型、か
つ、安価にクリアすることが可能な回転センサを提供す
る。 【解決手段】 絶縁磁性材から筒状に成形される本体11
cと、周方向に配置される第1の導体層11dとを有し、
第1のシャフトSF1に取り付けられる第1のロータ11、
励磁コイル12bと、励磁コイルを収容するコア本体12a
とを有し、第1のロータ11と半径方向に間隔を置いて固
定部材に取り付けられる固定コア12、第1の導体層と対
応させて周方向に配置される第2の導体層13bを有し、
第1のロータと半径方向に所定間隔をおいて配置され、
第2のシャフトSF2に取り付けられる第2のロータ13及
び励磁コイル12bに励磁信号を流す発振回路が形成され
た基板14を備え、第1及び第2のロータ11,13の回転に
伴う励磁コイル12bのインダクタンス変動に基づいて、
両シャフトSF1,SF2の回転角度或いは相対回転角度を
非接触で検出する回転センサ10。基板14に励磁信号から
高周波成分を減衰させる減衰手段が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転センサに関す
る。
【0002】
【従来の技術】シャフトの回転角度或いは相対回転角度
を非接触で検出する回転センサ、例えば、相対回転する
2本のシャフトがトーションバーを介して連結された自
動車のステアリングシャフトにおける回転トルクを検出
し、ステアリング装置の円滑な電子制御に利用する回転
センサが知られている(例えば、特公平7−21433
号公報参照)。
【0003】この種の回転センサは、トーションバーで
連結された第1のシャフトに第1のロータを、第2のシ
ャフトに第2のロータを、それぞれ取り付けると共に、
第1及び第2のロータを励磁コイルの内側に回転自在に
配置し、第1及び第2のシャフトの相対回転を前記コイ
ルのインダクタンスの変化によって検出し、第1のシャ
フトと第2のシャフトとの間に作用するトルクを検出す
るものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記回転セ
ンサは、自動車等の移動体等に使用する場合には、車載
機器類との間における電磁波の影響を防ぐため、電磁環
境適合性(EMC: electro-magnetic compatibility)に関
する厳しい規格が設けられている。具体的には、電磁波
を回転センサの外部へ出さない電磁干渉(EMI: electro-
magnetic interference)、外来電磁波に対する電磁感受
性(EMS: electro-magnetic susceptibility)の2つの規
格がある。
【0005】このとき、上記回転センサは、電気回路の
基板部分の電磁環境適合性に対しては、上記規格を満た
すための種々の手段があり、例えば、基板部分を遮蔽板
で覆うことで対処できる。しかし、回転センサは、第1
及び第2のロータをステアリングシャフトに取り付けて
使用するため、全体を遮蔽板で覆ってシールドすること
が難しい。特に、前記励磁コイルは、発振回路から出力
される方形のパルスで励磁される。このため、上記回転
センサでは、波形の立ち上がりが鋭く、この部分に含ま
れる高周波成分が外部へ漏れないようにする必要があ
る。
【0006】この場合、回転センサは、前記励磁コイル
を励磁するパルスをサイン波形にすれば外部の漏れを防
止することができる。しかし、サイン波形のパルスを作
り出す回路が複雑となって、回転センサが大型化すると
共に、高価格になってしまうという問題があった。本発
明は上記の点に鑑みてなされたもので、電磁環境適合性
に関する規格を、小型、かつ、安価にクリアすることが
可能な回転センサを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明においては上記目
的を達成するため、絶縁磁性材から筒状に成形される本
体と、周方向に配置される第1の導体層とを有し、第1
のシャフトに取り付けられる第1のロータ、励磁コイル
と、前記励磁コイルを収容するコア本体とを有し、前記
第1のロータと半径方向に間隔を置いて固定部材に取り
付けられる固定コア、前記第1の導体層と対応させて周
方向に配置される第2の導体層を有し、前記第1のロー
タと半径方向に所定間隔をおいて配置され、第2のシャ
フトに取り付けられる第2のロータ、及び前記励磁コイ
ルに励磁信号を流す発振回路が形成された基板を備え、
前記第1及び第2のロータの回転に伴う前記励磁コイル
のインダクタンス変動に基づいて、前記両シャフトの回
転角度或いは相対回転角度を非接触で検出する回転セン
サにおいて、前記基板に前記励磁信号から高周波成分を
減衰させる減衰手段が設けられている構成としたのであ
る。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の回転センサに係る
一実施形態として、例えば、自動車においてトーション
バーを介して主動シャフトから従動シャフトへ伝達され
るステアリングシャフトのトルクを検出する回転センサ
を図1乃至図8に基づいて説明する。回転センサ10
は、図1及び図2に示すように、第1ロータ11、固定
コア12、第2ロータ13及び回路基板14を備え、ト
ーションバーBtrによって連結されて相対回転する第1
シャフトSF1と第2シャフトSF2(図2参照)の相対回
転角度を検出する。このとき、両シャフトSF1,SF2
は、±8°の範囲内で相対回転する。
【0009】第1ロータ11は、図2に示すように、回
転する第1シャフトSF1の軸線方向所定位置に取り付け
られる。第1ロータ11は、図1に示すように、円筒状
に成形される本体11aの上部に半径方向外方へ延出す
るフランジ11bが合成樹脂によって一体に形成され、
本体11aの外周に絶縁磁性部材11cが取り付けられ
ると共に、絶縁磁性部材11cの表面に周方向に沿って
所定間隔、例えば、中心角30°間隔で複数の銅箔11
dが中心角30°で貼付されている。絶縁磁性部材11
cは、ナイロン,ポリプロピレン(PP),ポリフェニ
レンスルフィド(PPS),ABS樹脂等の電気絶縁性
を有する熱可塑性合成樹脂に、Ni−ZnやMn−Zn
系のフェライトからなる軟質磁性材粉を、10〜70体
積%の含有量で混合したものから成形される。
【0010】但し、銅箔11dは、第1の導体層である
が、絶縁磁性部材11cの表面ではなく、内部に設けて
も良い。また、非磁性導電体からなる導体層であれば、
銅箔11dに代えて、例えば、アルミニウム,銀等の素
材からなる導体を使用することができる。更に、導体層
は、理論上、中心角を小さくして配置間隔を小さくする
程、前記第1の導体層あるいは後述する第2の導体層の
数が多くなり、銅箔11d内に誘起されるトータル渦電
流の変化量(第1の導体層あるいは第2の導体層の数に
比例する)が大きくなって、相対回転角度の検出感度が
高くなるが、測定できる角度範囲が小さくなる。本実施
形態の回転センサ10は、前記のように複数の銅箔11
dを中心角30°間隔で配置したので、測定可能な最大
角度範囲は約30°である。
【0011】固定コア12は、第1ロータ11と半径方
向に間隔を置いてステアリングシャフト近傍に位置する
固定部材(図示せず)に固定され、絶縁磁性材からなる
コア本体12aと、第1ロータ11と協働して磁気回路
を形成する励磁コイル12bとを有している。コア本体
12aは、絶縁磁性部材11cと同じ素材からなる。励
磁コイル12bは、外部へ延出させた図示しない電線
(図示せず)によって回路基板14の発振回路14a
(図3参照)と接続され、発振回路14aから交流電流
が流されている。
【0012】第2ロータ13は、図1に示すように、リ
ング状の本体13aに第2の導体層となる複数の金属歯
13bがリング状に均等に配置されている。各金属歯1
3bは、それぞれ各銅箔11dに対応する中心角30°
の間隔で配置されている。第2ロータ13は、例えば、
銅,銅合金,アルミニウム,アルミニウム合金よりな
り、図1に示すように、複数の金属歯13bは銅箔11
d同様リング状に均等に配置され、各銅箔11dに対応
して設けられている。第2ロータ13は、次のように構
成することもできる。即ち、絶縁材で製作された筒状の
表面あるいは内部に非磁性導電体からなる一定の厚さの
導体層(例えば0.2mmの銅箔,或いはアルミニウム,
銀等の素材のもの)を銅箔11dと同数、銅箔11dに
対応させてリング状に均等に配置する。第2ロータ13
は、第1ロータ11に隣接し、第1シャフトSF1に対し
て相対回転する第2シャフトSF2(図2参照)に取り付
けられ、複数の金属歯13bは、図2に示すように、第
1ロータ11と固定コア12との間に配置される。
【0013】回路基板14は、図1及び図2に示すよう
に、第2ロータ13の下面に配置される。回路基板14
は、図3に示すように、発振回路14a、減衰手段14
b、位相検出回路14c、コンバータ14d及び増幅回
路14eが形成され、減衰手段14bと位相検出回路1
4cとの間に励磁コイル12bが接続されている。発振
回路14aは、発振信号を発振して励磁コイル12bを
励磁させる。このとき、励磁コイル12bのインピーダ
ンスが変動すると、コンデンサC1両端における電圧信
号の位相が変化する。コンデンサC1両端の電圧信号
は、位相検出回路14cへ出力される。
【0014】減衰手段14bは、励磁コイル12bで励
磁される励磁信号から高周波成分を減衰させる。このよ
うな減衰手段14bとしては、例えば、図5(a)に示
すコンデンサC2や、図5(b)に示すフェライトビー
ズBfを使用することができる。位相検出回路14c
は、コンデンサC1両端の電圧信号の位相シフト量を検
出する。
【0015】コンバータ14dは、検出された前記位相
シフト量に対応する電圧値に変換すると共に、信号電圧
レベルを調整し、増幅回路14eに出力する。増幅回路
14eは、コンバータ14dから出力された信号電圧レ
ベルを増幅する。このようにして増幅された信号(電圧
値)は相対回転角度測定部に出力され、2つのロータ1
1,13の相対回転角度が−8°〜+8°の範囲で高精
度に測定される。
【0016】従って、回転センサ10は、この相対回転
角度に基づき、予め求めてある第1シャフトSF1と第2
シャフトSF2との間に作用する回転トルクと、そのとき
の両シャフト間の相対回転角度との関係に基づき、作用
している回転トルクを求めることができる。以上のよう
に構成される回転センサ10は、第1ロータ11を第1
シャフトSF1に、第2ロータ13を第2シャフトSF2
に、それぞれ取り付けるとともに、固定コア12を前記
固定部材に固定して組み立てられる。
【0017】そして、組み立てられた回転センサ10に
おいては、励磁コイル12bを流れる交流電流による磁
束が、図4に示す磁気回路PMGに沿って流れる。これに
より、第1ロータ11の複数の銅箔11dを交流磁界が
横切るため、銅箔11d内に渦電流が誘起される。この
とき、渦電流によって誘起される交流磁界の方向は、励
磁コイル12bを流れる交流電流による交流磁界の方向
と逆になる。結果として、複数の銅箔11dが存在する
上記ギャップ部分の空間におけるコイルの交流励磁電流
による磁束と上記渦電流による磁束の方向は逆となるた
め、トータル磁束密度がが小さくなり、反対に複数の銅
箔11dが存在しない上記ギャップ部分の空間における
コイルの交流励磁電流による磁束の方向は同じとなるた
め、トータル磁束密度が大きくなる。
【0018】このため、回転センサ10においては、第
1ロータ11と固定コア12との間に形成されるギャッ
プG内に、銅箔11dが存在し、磁束密度が小さい領域
と、銅箔11dが存在せず、磁束密度が大きい領域が周
方向に沿って交互に形成される。この結果、回転センサ
10は、第1ロータ11と固定コア12との間のギャッ
プG内に、間隔が中心角を60°とする不均一な磁界が
周方向に形成される。
【0019】従って、第1ロータ11が第1シャフトS
F1と共に第2ロータ13に対して相対回転すると、前記
不均一な磁界も第1ロータ11と共に周方向に沿って回
転する。このため、ギャップG内では、中心角60°間
隔で周方向に形成された金属歯13bがこの不均一な磁
界を横切る。その際、第1ロータ11と第2ロータ13
との相対回転によって金属歯13bが磁束密度が小さい
領域に位置する面積と、磁束密度が大きい領域に位置す
る面積の割合が変化し、横切るトータル磁束の量が変化
するので、金属歯13bに生ずる渦電流の大きさが変化
する。金属歯13bに生じるこの渦電流の大きさの変化
に伴い、励磁コイル12bのインピーダンスも変化す
る。
【0020】従って、回転センサ10においては、第1
ロータ11と第2ロータ13との相対回転角度によって
励磁コイル12bのインピーダンスが変動する。そこ
で、回転センサ10は、励磁コイル12bが接続された
回路基板14において公知の方法で前記インピーダンス
を測定すれば、第1ロータ11と第2ロータ13との相
対回転角度を簡単に検出することができる。
【0021】このとき、回路基板14は、図3に示すよ
うに、励磁信号から高周波成分を減衰させる減衰手段1
4bが設けられている。このため、回転センサ10にお
いては、発振回路14aが、高周波成分を含む特定周波
数のパルス信号を出力しても、含まれる高周波成分が減
衰手段14bで減衰され、外部へ漏れることがない。こ
こで、減衰手段14bとして図5(b)に示すフェライ
トビーズBfを使用した回転センサ10と、回路基板1
4に減衰手段14bを設けない回転センサとを用意し、
第1ロータ11と第2ロータ13とを相対回転させた際
の電磁波放射レベルを測定したところ、それぞれ図6及
び図7に示す結果が得られた。図6及び図7において、
横軸は周波数(MHz)、縦軸は放射レベル(dBμ
V)である。
【0022】図6及び図7から明らかなように、回転セ
ンサ10は、回路基板14に減衰手段14bを設けるこ
とにより、電磁波放射レベルの高周波成分が大幅に減衰
されることが分かる。しかも、回転センサ10は、回路
基板14にコンデンサC2やフェライトビーズBfからな
る減衰手段14bを設けるため、大型化することがな
く、減衰手段14bは、非常に構造が簡単で安価なた
め、安価に電磁環境適合性に関する規格をクリアするこ
とができる。
【0023】一方、本発明の回転センサは、以下のよう
に構成しても第1及び第2のロータの回転に伴う励磁コ
イルのインダクタンス変動に基づいて、シャフトSF1,
SF2の回転角度或いは相対回転角度を非接触で検出する
ことができる。ここで、以下に説明する回転センサは、
第1ロータ及び第2ロータの構成が回転センサ10と若
干異なるだけで、固定コア及び回路基板は回転センサ1
0と構成が同一である。従って、以下の説明並びに説明
で使用する図面においては、回転センサ20は、固定コ
ア12と回路基板14については同一の符号を用いるこ
とで重複した説明を省略し、第1ロータと第2ロータに
ついて説明する。
【0024】回転センサ20は、図8に示すように、第
1ロータ21、固定コア12、第2ロータ23及び回路
基板14を備え、トーションバーBtrによって連結され
て相対回転する第1シャフトSF1と第2シャフトSF2
(図2参照)の相対回転角度を検出する。第1ロータ2
1は、回転する第1シャフトSF1の軸線方向所定位置に
取り付けられ、図1に示すように、円筒状に成形される
本体21aの上部に半径方向外方へ延出するフランジ2
1bが合成樹脂によって一体に形成され、本体21aの
外周に絶縁磁性部材21cが取り付けられると共に、絶
縁磁性部材21cの表面に周方向に沿って半周に亘って
第1の導体層となる銅箔21dが貼付されている。絶縁
磁性部材21cは、回転センサ10の絶縁磁性部材11
cと同一の素材が使用される。
【0025】一方、銅箔21dは、絶縁磁性部材21c
の内部に設けても良く、この他に、例えば、アルミニウ
ム,銀等の素材からなる導体を使用することができる。
第2ロータ23は、第1ロータ21と固定コア12との
間に配置され、図8に示すように、リング状の本体23
aに第2の導体層となる金属歯23bが第1の導体層と
対応させて周方向に沿って半周配置されている。第2ロ
ータ23は、第2ロータ13と同一の素材からなるが、
第2ロータ13と同様に構成してもよい。
【0026】このように構成することによって、回転セ
ンサ20は、第1ロータ21と第2ロータ23との相対
回転に伴い、銅箔21dと金属歯23bとが重なる面積
が変化するのに伴って、励磁コイル12bのインピーダ
ンスが変化し、回転センサ10と同様にしてシャフトS
F1,SF2の回転角度或いは相対回転角度を非接触で検出
することができる。
【0027】尚、上記実施形態はトルクを検出する回転
センサの場合について説明したが、回転角度を検出する
ことも可能である。また、本発明の回転センサは、上記
実施形態で説明した自動車のステアリングシャフトの
他、例えば、ロボットアームのように、互いに回転する
回転軸間の相対回転角度,回転角度,トルクを求めるも
のであれば、どのようなものにも使用できる。
【0028】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、電磁環境適合
性に関する規格を、小型、かつ、安価にクリアすること
が可能な回転センサを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の回転センサの一実施形態を示す分解斜
視図である。
【図2】図1の回転センサを第1及び第2のシャフトに
取り付けた状態を示す断面図である。
【図3】図1の回転センサの回路基板のブロックダイヤ
グラムである。
【図4】図2の回転センサの右半側を拡大した断面図で
ある。
【図5】図3の回路基板に設けられる減衰手段の一例を
示す回路図である。
【図6】減衰手段としてフェライトビーズを回路基板に
設けた図1の回転センサにおける電磁波放射レベルの測
定結果を示す周波数特性図である。
【図7】減衰手段を回路基板に設けない図1の回転セン
サにおける電磁波放射レベルの測定結果を示す周波数特
性図である。
【図8】本発明の回転センサの他の実施形態を示す分解
斜視図である。
【符号の説明】
10 回転センサ 11 第1ロータ 11a 本体 11b フランジ 11c 絶縁磁性部材 11d 銅箔(第1の導体層) 12 固定コア 12a コア本体 12b 励磁コイル 13 第2ロータ 13a 本体 13b 金属歯(第2の導体層) 14 回路基板 14a 発振回路 14b 減衰手段 14c 位相検出回路 14d コンバータ 14e 増幅回路 20 回転センサ 21 第1ロータ 21a 本体 21b フランジ 21c 絶縁磁性部材 21d 銅箔 23 第2ロータ 23a 本体 23b 金属歯(第2の導体層) Btr トーションバー SF1 第1シャフト SF2 第2シャフト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松井 正和 東京都千代田区丸の内2丁目6番1号 古 河電気工業株式会社内 (72)発明者 金 東治 東京都千代田区丸の内2丁目6番1号 古 河電気工業株式会社内 (72)発明者 安倍 文彦 東京都千代田区丸の内2丁目6番1号 古 河電気工業株式会社内 (72)発明者 松崎 和彦 東京都千代田区丸の内2丁目6番1号 古 河電気工業株式会社内 (72)発明者 山脇 康介 東京都千代田区丸の内2丁目6番1号 古 河電気工業株式会社内 (72)発明者 渡邉 知孝 東京都千代田区丸の内2丁目6番1号 古 河電気工業株式会社内 (72)発明者 長谷川 正博 東京都千代田区丸の内2丁目6番1号 古 河電気工業株式会社内 Fターム(参考) 2F077 AA21 CC02 FF02 FF31 FF39 TT04 TT82 UU22 3D033 CA28 DB05

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁磁性材から筒状に成形される本体
    と、周方向に配置される第1の導体層とを有し、第1の
    シャフトに取り付けられる第1のロータ、 励磁コイルと、前記励磁コイルを収容するコア本体とを
    有し、前記第1のロータと半径方向に間隔を置いて固定
    部材に取り付けられる固定コア、 前記第1の導体層と対応させて周方向に配置される第2
    の導体層を有し、前記第1のロータと半径方向に所定間
    隔をおいて配置され、第2のシャフトに取り付けられる
    第2のロータ、及び前記励磁コイルに励磁信号を流す発
    振回路が形成された基板を備え、 前記第1及び第2のロータの回転に伴う前記励磁コイル
    のインダクタンス変動に基づいて、前記両シャフトの回
    転角度或いは相対回転角度を非接触で検出する回転セン
    サにおいて、 前記基板に前記励磁信号から高周波成分を減衰させる減
    衰手段が設けられていることを特徴とする回転センサ。
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