JP2002339812A - 蒸発燃料制御装置 - Google Patents

蒸発燃料制御装置

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JP2002339812A
JP2002339812A JP2001143740A JP2001143740A JP2002339812A JP 2002339812 A JP2002339812 A JP 2002339812A JP 2001143740 A JP2001143740 A JP 2001143740A JP 2001143740 A JP2001143740 A JP 2001143740A JP 2002339812 A JP2002339812 A JP 2002339812A
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temperature
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Shoei Kobayashi
奨英 小林
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 駐車中に燃料タンク内の蒸発燃料がキャニス
タに放出されるのを抑制する。 【解決手段】 燃料タンク本体10とキャニスタ34と
を結ぶブリーザライン36には制御弁34が配設されて
おり、車両走行中、制御装置22は燃料温度Tが低下を
開始した場合に、その時のピーク温度を記憶すると共
に、開弁している制御弁34を閉弁し、その後、燃料温
度Tが前記ピーク温度より上昇した場合に制御弁34を
開弁する。このよう制御を車両走行中行うため、燃料温
度Tがピーク値になった時点で、燃料タンク本体10が
大気圧状態で密閉されるようになっている。この結果、
停車時に燃料温度Tまたは燃料タンク内圧Pが、制御弁
34を閉弁した時の燃料温度より低くなり、停車後に、
燃料温度Tが上昇する際、燃料タンク内圧Pは、大気圧
より低い圧力値から上昇を開始する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は蒸発燃料制御装置に
関し、特に、自動車等の車両に装備される蒸発燃料制御
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車等の車両に装備される蒸発
燃料制御装置おいては、エンジンの吸気通路と燃料タン
クとを連通する連通路の途中に蒸発燃料(ベーパ)を回
収(吸着保持)する蒸発燃料収集装置(キャニスタ)を
有するものがあり、その一例が本発明の出願人によって
既に出願されている(特願2000−14465:未公
開)。
【0003】図4示される如く、この蒸発燃料制御装置
においては、燃料タンク本体100とキャニスタ102
とを結ぶブリーザライン104における燃料タンク本体
側の部位に、大口径の給油弁106と小口径の圧力開放
弁108とを備えた制御弁110が配設されており、給
油弁106の口径は、給油弁106を通過する蒸発燃料
の流量を燃料タンク本体100の圧力開放が所定時間内
に完了する流量にできる大きさに設定されている。ま
た、圧力開放弁108の口径は、圧力開放弁108を通
過する蒸発ガスの流量をキャニスタ102において吸着
可能な流量に制限する大きさに設定されている。更に、
制御弁110をバイパスする通路112には、ダイヤフ
ラム弁によって構成された逃がし弁114が設けられて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この蒸
発燃料制御装置では、車両走行中に制御弁110が開弁
されているため、燃料タンク本体100内の内圧は大気
圧となる。この結果、走行風等によって、燃料タンク本
体100内の燃料温度が下がった状態で車両が停車し、
制御弁110が閉弁した場合には、停車後に、燃料タン
ク本体100内の燃料温度が上昇する際、燃料タンク本
体100内の内圧は大気圧から上昇を開始する。このた
め、燃料タンク本体100内の内圧が大幅に高くなり、
内圧リリーフ機能により、逃がし弁114が開弁し、多
量の蒸発燃料がキャニスタ102へ放出されることがあ
る。
【0005】本発明は上記事実を考慮し、駐車中に燃料
タンク内の蒸発燃料がキャニスタに放出されるのを抑制
できる蒸発燃料制御装置を提供することが目的である。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明
は、燃料タンク本体と大気とを連通する通路に制御弁を
設けた蒸発燃料制御装置において、走行中に燃料温度ま
たは燃料タンク内圧が低下を開始した場合に、開弁状態
にある前記制御弁を閉弁することを特徴とする。
【0007】従って、走行中に燃料温度または燃料タン
ク内圧が低下を開始した場合に、燃料タンク本体と大気
とを連通する通路に設けた制御弁を開弁状態から閉弁す
るため、燃料温度または燃料タンク内圧がピーク値にな
った時点で、燃料タンク本体が大気圧状態で密閉され
る。この結果、停車時に燃料温度または燃料タンク内圧
が、制御弁を閉弁した時の燃料温度または燃料タンク内
圧より低くなり、停車後に、燃料温度または燃料タンク
内圧が上昇する際、燃料タンク内圧は、大気圧より低い
圧力値から上昇を開始する。このため、燃料タンク内圧
が大幅に高くなることはないので、内圧リリーフ機能に
より、多量の蒸発燃料がキャニスタへ放出されるのを抑
制することができる。
【0008】請求項2記載の本発明は、請求項1に記載
の蒸発燃料制御装置において、走行中に燃料温度または
燃料タンク内圧が走行開始以来の最大値を越えた場合に
前記制御弁が開弁することを特徴とする。
【0009】従って、請求項1に記載の内容に加えて、
走行中に燃料温度または燃料タンク内圧が走行開始以来
の最高温度または最高圧力より上昇した場合に制御弁が
開弁する。このため、燃料温度または燃料タンク内圧が
最も高くなった時点で、燃料タンク内圧が大気圧状態で
密閉される。この結果、駐車中の内圧リリーフを更に抑
制できる。
【0010】請求項3記載の本発明は、請求項1、2の
何れかに記載の蒸発燃料制御装置において、走行開始時
に燃料タンク内圧が負圧の場合に、燃料タンク内圧が大
気圧を越えない限り前記制御弁を開弁しないことを特徴
とする。
【0011】従って、請求項1、2の何れかに記載の内
容に加えて、走行開始時に燃料タンク内圧が負圧の場合
に、制御弁が不必要に開弁しないため、走行開始時に燃
料タンク内圧が上昇するのを防止できる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の蒸発燃料制御装置の一実
施形態を図1〜図3に従って説明する。
【0013】図1に示すように、本実施形態の蒸発燃料
制御装置では、燃料タンク本体10の側壁部にインレッ
トパイプ(燃料充填管)12の一方の端部が貫通してお
り、インレットパイプ12の端部は燃料タンク本体10
内に挿入されている。また、インレットパイプ12の他
方の端部は車両側壁部13に設けられた給油口14に達
している。
【0014】給油口14には、給油キャップ16が取付
けられており、給油の際には、フューエルリッド18を
開け、給油キャップ16を外すことで、図示を省略した
給油ガンが挿入可能となっている。なお、給油時、イン
レットパイプ12内の燃料液面が上昇し、給油ガンに設
けたセンサが満タン状態を検出すると、給油ガンからの
給油が自動的に停止(オートストップ)するようになっ
ている。また、車両側壁部13には、フューエルリッド
18の開放を自動的に行うと共に、フューエルリッド1
8を閉塞位置に保持するフューエルリッド開閉装置20
が配設されている。このフューエルリッド開閉装置20
は、例えば、ソレノイド、モータ等で構成されており、
制御装置(ECU)22に接続されている。なお、制御
装置22は、車室内に配設されたフューエルリッド開閉
操作スイッチ23に接続されており、乗員がフューエル
リッド開閉操作スイッチ23をオン操作することによっ
て、制御装置22からフューエルリッド開閉装置20へ
開信号が送られ、フューエルリッド18が開くようにな
っている。
【0015】燃料タンク本体10とキャニスタ26とを
結ぶ通路としてのブリーザライン28における燃料タン
ク本体側の部位には、大口径の給油弁30と小口径の圧
力開放弁32とを備えた制御弁34が並列に配設されて
いる。
【0016】図2に示される如く、給油弁30の口径R
1は、給油弁30を通過する蒸発ガスの流量を燃料タン
ク本体10の圧力開放が所定時間内に完了する流量にで
きる大きさに設定されており、給油中に給油弁30が開
弁した場合には、燃料タンク本体側からキャニスタ側へ
の蒸発ガスの通気抵抗によって給油が妨げられることが
無い。また、圧力開放弁32の口径R2は、圧力開放弁
32を通過する蒸発ガスの流量をキャニスタ26におい
て吸着可能な流量に制限する大きさに設定されており、
圧力開放弁32のみが開弁した場合には、圧力開放弁3
2の口径の大きさによって、圧力開放弁32を通過可能
な蒸発ガスの流量がキャニスタ26において吸着可能と
なる流量に制限される。
【0017】給油弁30と圧力開放弁32は、それぞれ
制御装置22によって開閉制御される電磁弁によって構
成されており、給油弁30が閉弁状態にあっても、圧力
開放弁32が開弁すると、ブリーザライン28が連通す
るようになっている。なお、給油弁30においては、オ
フ時(通電していない時)、内蔵したスプリング40に
よって弁体42がブリーザライン28を閉塞している。
同様に圧力開放弁32においても、オフ時(通電してい
ない時)、内蔵した付勢手段(図示省略)によって弁体
がブリーザライン28を閉塞している。
【0018】制御装置22は、圧力開放弁32を開弁
し、燃料タンク本体10の内圧が低下した後、給油弁3
0を開弁するようになっている。
【0019】また、制御装置22は、車両走行中、例え
ば、燃料タンク本体内の燃料温度Tを測定し続け、燃料
温度Tが低下を開始した場合に、その時のピーク温度T
0を記憶すると共に、制御弁34を閉弁するようになっ
ている。
【0020】また、制御弁34をバイパスする通路36
には、ダイヤフラム弁によって構成された逃がし弁38
が設けられており、この逃がし弁38の背圧室38A側
が制御弁34のキャニスタ側35に連通されている。
【0021】ブリーザライン28における燃料タンク本
体内の開口部には、フロートバルブ50とカットオフバ
ルブ52が並列に配設せれており、フロートバルブ50
は満タン状態で閉塞する位置、カットオフバルブ52は
満タン状態では未閉塞となる位置にそれぞれ配設されて
いる。
【0022】なお、図示を省略したが、キャニスタ26
はパージラインによって、エアクリーナに連通するサー
ジタンクに連通されており、パージラインの中間部に
は、D−VSV(デューティ、バキュームスイッチング
バルブ)が配設されている。これにより、サージタンク
の負圧を利用して、キャニスタ26をパージすることが
可能になっている。また、キャニスタ26には、図示を
省略した大気弁が配設されている。
【0023】また、燃料タンク本体10の上壁には、燃
料タンク本体10の内圧を検出する圧力センサ60が配
設されており、圧力センサ60は燃料タンク本体10の
内圧を検知してその検出値(データ)を制御装置22に
送るようになっている。
【0024】また、燃料タンク本体10の内部には、燃
料温度を検出する温度センサ62が配設されており、温
度センサ62は燃料タンク本体10の内圧を検知してそ
の検出値(データ)を制御装置22に送るようになって
いる。
【0025】更に、内側タンク殻26の内部には、ポン
プユニット66が配設されており、ポンプユニット66
にはエンジンへの燃料供給管68が連結されている。
【0026】次に、本実施形態の作用を説明する。
【0027】なお、説明の便宜上、作用を(1)車両駐
車中と(2)車両走行中に分けて説明する。
【0028】(1)車両駐車中 駐車中、即ち、車両のイグニッションスイッチがオフさ
れていると、制御装置22は電源オフとなり制御弁34
は閉弁状態となる。この結果、図3に示される如く、燃
料タンク本体10のタンク内圧Pは、燃料タンク本体内
の燃料温度Tの温度変化に応じて上昇または下降する。
【0029】なお、燃料タンク本体側の内圧が、キャニ
スタ側の内圧に比べて所定値以上大きくなった場合に
は、内圧リリーフ機能により、逃がし弁38が開弁す
る。即ち、燃料タンク本体10の内圧が所定圧より小さ
い場合には逃し弁38は閉塞されているが、これより大
きい場合には、逃し弁38が開弁される。このため、燃
料タンク本体側からキャニスタ側へ蒸発ガスが流れ、駐
車時に燃料タンク本体10の内圧が所定値以上となるこ
とを防止できる。
【0030】(2)車両走行中 車両走行中、例えば、車速センサにより検知した車速が
所定値以上となったところで、制御装置22は車両が走
行状態にあると判断し、図3に示される如く、制御弁3
4を開弁する。この結果、タンク内圧Pは、大気圧P0
となる。その後、制御装置22は、燃料温度Tを測定し
続け、燃料温度Tが低下を開始した場合(図3の点S
1)に、その時のピーク温度T0を記憶すると共に制御
弁34を閉弁する。
【0031】この結果、その後、タンク内圧Pは、燃料
温度Tの温度変化に応じて下降または上昇する。
【0032】一方、制御装置22は、燃料温度Tを測定
し続け、燃料温度Tが前回のピーク温度T0より上昇し
た場合(図3の点S2)に制御弁34を開弁する。
【0033】この結果、タンク内圧Pは大気圧P0とな
る。その後、制御装置22は燃料温度Tを測定し続け、
燃料温度Tが低下を開始した場合(図3の点S3)に、
その時のピーク温度T1を記憶すると共に制御弁34を
閉弁する。
【0034】この結果、その後、タンク内圧Pは燃料温
度Tの温度変化に応じて下降または上昇する。
【0035】このような制御を車両走行中行うため、本
実施形態では、走行中に燃料温度Tが最も高くなった時
に、燃料タンク本体10が大気圧状態で密閉される。
【0036】この結果、停車時に燃料温度Tまたはタン
ク内圧Pが、制御弁34を閉弁した時の燃料温度T1よ
り低くなり、停車後に、燃料温度Tが上昇する際、タン
ク内圧Pは、大気圧P0より低い圧力値P1から上昇を
開始する。このため、停車後に、タンク内圧Pが大幅に
高くなることがないので、内圧リリーフ機能により、逃
し弁38が開弁し、多量の蒸発燃料がキャニスタ26へ
放出されるのを抑制することができる。
【0037】なお、本実施形態では、車両走行中に制御
弁34を開弁する際に、閉弁状態にある給油弁30と圧
力開放弁32のうちの口径が比較的小さい圧力開放弁3
2を先ず開弁する。このため、圧力開放弁32の口径の
大きさによって、圧力開放弁32を通過可能な蒸発ガス
の流量が、キャニスタ26において吸着可能な流量に制
限される。この結果、蒸発ガス内に含まれる炭化水素を
キャニスタ26において確実に吸着することができる。
【0038】次に、圧力センサ60で検出した燃料タン
ク本体10の内圧が所定値以下になったところで、口径
が比較的大きい給油弁30も開弁する。この結果、給油
弁30の開放力を小さくできると共に、圧力開放弁32
を開弁した後に、口径が比較的大きい給油弁30を開弁
して燃料タンク本体側からキャニスタ側へ蒸発ガスを流
すため、燃料タンク本体10の圧力開放に必要な時間
(燃料タンク本体側からキャニスタ側への蒸発ガスの流
出時間)を短縮できる。
【0039】更に、圧力センサ60で検出した燃料タン
ク本体10の内圧が大気圧になったところで(圧力開放
終了時点)、または、車速センサにより検知した車速が
所定値以上となったところで(走行開始時に)、制御装
置22により給油弁30のみが閉弁される。この結果、
圧力開放弁32のみによって、燃料タンク本体10とキ
ャニスタ26とが連通されるので、蒸発ガスが燃料タン
ク本体側からキャニスタ側へ必要以上に流出するのを抑
制できる。
【0040】以上に於いては、本発明を特定の実施形態
について詳細に説明したが、本発明はかかる実施形態に
限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々
の実施形態が可能であることは当業者にとって明らかで
ある。例えば、上記実施形態では、燃料タンク本体10
の内部に、燃料温度Tを検出する温度センサ62を配設
したが、燃料タンク本体10のベーパ温度または燃料タ
ンク本体10の周辺温度を検出し、この温度を燃料温度
Tとして制御しても良い。
【0041】また、上記実施形態では、燃料温度Tを測
定し続け、燃料温度Tが低下を開始した場合(図3の点
S1)または前回のピーク温度T0より上昇した場合
(図3の点S2)に制御弁34を開弁するが、これに代
えて、燃料タンク本体10内のタンク内圧Pを測定し続
け、低下を開始した場合またはタンク内圧Pが一定値、
例えば大気圧P0を超えた場合(図3の点S4)に制御
弁34を開弁しても良い。
【0042】また、上記実施形態では、車両が走行状態
にあると判断した場合に、図3に示される如く、閉弁し
ている制御弁34を開弁したが、これに代えて、車両が
走行状態にあると判断した場合においても、タンク内圧
Pが負圧、即ち、タンク内圧Pが大気圧P0より低い
(P<P0)場合には、制御弁34を閉弁状態のままと
し、制御弁34が不必要に開弁し、ベーパがキャニスタ
26側に移動するのを抑制しても良い。
【0043】また、車両走行中に制御弁34が閉弁して
おり、且つタンク内圧Pが正圧、即ち、タンク内圧Pが
大気圧P0以上であっても、タンク内圧Pまたは燃料温
度Tが上昇傾向にある場合のみ、制御弁34を開弁して
も良い。
【0044】また、制御弁34及び逃し弁38の構成は
本実施形態の構成に限定されない。
【0045】また、制御弁34及び逃し弁38はキャニ
スタ26の大気側に配設されても良い。
【0046】
【発明の効果】請求項1記載の本発明は、燃料タンク本
体と大気とを連通する通路に制御弁を設けた蒸発燃料制
御装置において、走行中に燃料温度または燃料タンク内
圧が低下を開始した場合に、開弁状態にある制御弁を閉
弁するため、駐車中に燃料タンク内の蒸発燃料がキャニ
スタに放出されるのを抑制できるという優れた効果を有
する。
【0047】請求項2記載の本発明は、請求項1に記載
の蒸発燃料制御装置において、走行中に燃料温度または
燃料タンク内圧が走行開始以来の最大値を越えた場合に
制御弁が開弁するため、請求項1に記載の効果に加え
て、駐車中に燃料タンク内の蒸発燃料がキャニスタに放
出されるのを更に抑制できるという優れた効果を有す
る。
【0048】請求項3記載の本発明は、請求項1、2の
何れかに記載の蒸発燃料制御装置において、走行開始時
に燃料タンク内圧が負圧の場合に、燃料タンク内圧が大
気圧を越えない限り前記制御弁を開弁しないため、請求
項1、2の何れかに記載の効果に加えて、走行開始時に
燃料タンク内圧が不必要に上昇するのを防止できるとい
う優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る蒸発燃料制御装置を
示す構成図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る蒸発燃料制御装置に
おける制御弁を示す拡大断面図である。
【図3】本発明の一実施形態に係る蒸発燃料制御装置に
おける燃料温度とタンク内圧と制御弁の開閉との関係を
示すタイミングチャートである。
【図4】従来の蒸発燃料制御装置を示す構成図である。
【符号の説明】
10 燃料タンク本体 22 制御装置 26 キャニスタ(蒸発燃料収集装置) 28 ベーパライン(燃料タンク本体と蒸発燃料収集
装置とを結ぶ通路) 34 制御弁 38 逃がし弁 60 圧力センサ 62 温度センサ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料タンク本体と大気とを連通する通路
    に制御弁を設けた蒸発燃料制御装置において、 走行中に燃料温度または燃料タンク内圧が低下を開始し
    た場合に、開弁状態にある前記制御弁を閉弁することを
    特徴とする蒸発燃料制御装置。
  2. 【請求項2】 走行中に燃料温度または燃料タンク内圧
    が走行開始以来の最大値を越えた場合に前記制御弁が開
    弁することを特徴とする請求項1に記載の蒸発燃料制御
    装置。
  3. 【請求項3】 走行開始時に燃料タンク内圧が負圧の場
    合に、燃料タンク内圧が大気圧を越えない限り前記制御
    弁を開弁しないことを特徴とする請求項1、2の何れか
    に記載の蒸発燃料制御装置。
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