JP2002339681A - 立抗ブロックの継手構造 - Google Patents

立抗ブロックの継手構造

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JP2002339681A
JP2002339681A JP2001143292A JP2001143292A JP2002339681A JP 2002339681 A JP2002339681 A JP 2002339681A JP 2001143292 A JP2001143292 A JP 2001143292A JP 2001143292 A JP2001143292 A JP 2001143292A JP 2002339681 A JP2002339681 A JP 2002339681A
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JP
Japan
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propulsion pipe
shaft block
propulsion
block
shaft
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JP2001143292A
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English (en)
Inventor
Takehiko Watabe
武彦 渡部
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Mitsubishi Plastics Inc
Original Assignee
Mitsubishi Plastics Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 立坑ブロック内への水分や土砂の侵入を防止
するとともに、推進管の施工も容易に行うことができる
立抗ブロックの継手構造を提供する。 【解決手段】 地面に圧入される立抗ブロック11の周
壁に設けた抗口13の外部側を、該抗口13を貫通する
推進管12の推進力によって破壊可能な閉塞部材15で
閉塞するとともに、該抗口13の内部側に、抗口13を
貫通した推進管12の外周面に密接する可撓性継手部材
16を設け、推進管12の推進施工の際に、閉塞部材1
5を取外すことなくそのままの状態で行い、推進管12
の推進力によって閉塞部材15を破壊する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、立抗ブロックの継
手構造に関し、詳しくは、推進工法によって管渠を敷設
する際に使用される立抗ブロックの抗口部分における継
手構造に関する。
【0002】
【従来の技術】推進工法によって地中に管渠を敷設する
際に使用する立坑ブロックは、例えば特開平10−20
5270号公報にも記載されているように、筒状コンク
リート躯体の周壁に管渠を通すための抗口を設けたもの
であって、前記公報記載の立坑ブロックでは、抗口に遮
蔽プレートやフィルターを取付けてブロック内への水分
や土砂の侵入を制限している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述のような
遮蔽プレートやフィルターを取付けたものでは、推進管
の施工時に遮蔽プレートを取外したり、フィルターを切
り取ったりする必要がある。また、地中の水分量が多い
場合は、フィルターを通してブロック内に大量の水分が
侵入するので、その排出に長時間を要することになる。
【0004】そこで本発明は、立坑ブロック内への水分
や土砂の侵入を防止するとともに、推進管の施工も容易
に行うことができる立抗ブロックの継手構造を提供する
ことを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の立抗ブロックの継手構造は、地面に圧入さ
れる立抗ブロックの周壁に設けた抗口の外部側を、該抗
口を貫通する推進管の推進力によって破壊可能な閉塞部
材で閉塞するとともに、該抗口の内部側に、抗口を貫通
した推進管の外周面に密接する可撓性継手部材を設けた
ことを特徴としている。
【0006】
【発明の実施の形態】図1乃至図4は、本発明の立抗ブ
ロックの継手構造の第1形態例を示すもので、図1は立
坑ブロックに設けられた抗口部分を示す縦断面図、図2
は圧入前の状態を示す立坑ブロックの縦断面図、図3は
圧入後の状態を示す立坑ブロックの縦断面図、図4は推
進管貫通時の状態を示す抗口部分の縦断面図である。
【0007】この立抗ブロック11は、コンクリート製
円筒体の下端を先鋭化するとともに、その周壁に推進管
12を通すための抗口13を設けたものであって、この
抗口13に、継手支持部材14を介して抗口13を塞ぐ
ための閉塞部材15が固定されており、抗口13の内部
側には、推進管12の外周をシールするための可撓性継
手部材16(図4参照)が取付けられるようになってい
る。
【0008】継手支持部材14は、抗口外部側の取付用
部材17と、抗口内周に位置する保持用部材18とを結
合したものであって、水平方向の形状は、立抗ブロック
11の横断面形状に対応した湾曲形状に形成されてい
る。
【0009】閉塞部材15は、推進管12の推進力によ
って推進管貫通部が破壊可能な材料、例えば発泡ウレタ
ン、発泡スチロール等の易破壊性材料からなるものであ
って、この閉塞部材15も、立抗ブロック11の横断面
形状に対応した湾曲形状に形成されている。この閉塞部
材15は、前記保持用部材18の内周に嵌め込まれ、保
持用部材18の内部側フランジ18aと取付用部材17
の内周部とをボルト・ナット19で結合することによっ
て継手支持部材14の内周に保持される。
【0010】前記可撓性継手部材16は、図4に示すよ
うに、推進管12の推進施工時に抗口内部側に取付けら
れるものであって、保持用部材18の内部側フランジ1
8aにボルト20で固定される鍔部16aと、推進管1
2の外周をシールするためのシール部16bと、鍔部1
6aとシール部16bとの間の筒状部16cとからなる
ゴム製のものであって、シール部16bの内周には推進
管12の外周面とのシール性を向上させるためのリング
状凹凸が設けられ、外周には締付けバンド21が装着さ
れている。
【0011】さらに、保持用部材18の外周面と抗口1
3の内周面との間には、継手支持部材14と抗口13と
の間を密封するための弾性シール材22が設けられてい
る。この弾性シール材22は、保持用部材18の外部側
フランジ18bと、保持用部材18の内側外周に嵌め込
まれた内部側抑えリング23とに挟まれており、該外部
側フランジ18bと内部側抑えリング23とにわたって
設けられたボルト・ナット24を締付けることにより、
径方向に膨らんで抗口13の内周面に密着するように形
成されている。
【0012】閉塞部材15及び弾性シール材22は、抗
口内周側に閉塞部材15が、抗口外周側に弾性シール材
22が位置するように所定の状態で保持用部材18に組
付けられる。これらを支持した継手支持部材14は、立
坑ブロック11の外側から抗口13内に挿入され、取付
用部材17がアンカーボルト25によって立坑ブロック
11に固定される。最後に、ボルト・ナット24を締付
けることにより、継手支持部材14が抗口内に密封状態
で取付けられる。
【0013】立坑ブロック11は、図2に示すように、
抗口13の外部側を閉塞部材15で閉塞した状態で、地
面26に対して垂直方向に回転させながら圧入され、立
坑ブロック11内の土砂を排出することにより、図3に
示すように、地中に埋設された状態になる。このとき、
抗口13が閉塞部材15で閉塞された状態になっている
ので、抗口13から立坑ブロック11内に土砂や水が侵
入することを防止できる。
【0014】推進管12を施工する際には、閉塞部材1
5を取外したりすることなく、そのままの状態で、該立
坑ブロック11の内部から目標とする他の立坑ブロック
に向けて、あるいは、他の立坑ブロックからこの立坑ブ
ロック11に向けて所定の推進力で推進管12を推進さ
せる。そして、推進管12は、その先端が閉塞部材15
に突き当たったときに、その推進力によって発泡スチロ
ール等の易破壊性材料からなる閉塞部材15を突き破っ
て進行する。このとき、閉塞部材15にミシン目のよう
な破壊ガイド部15aを推進管12の径に応じて設けて
おくことにより、推進管12による閉塞部材15の破壊
を所定位置で確実に行うことができる。
【0015】このように、立抗ブロック11の抗口13
を、推進管12の推進力によって破壊可能な閉塞部材1
5で閉塞しておくことにより、立坑ブロック11を地中
に埋設施工する際に、抗口13から立坑ブロック11内
に土砂や水が侵入することを防止できる。また、推進管
12の推進施工の際には、閉塞部材15を取外したりす
ることなく、継手支持部材14に保持したままの状態で
行うことができる。
【0016】さらに、この推進管12の推進施工の際
に、保持用部材18の抗口内部側に可撓性継手部材16
を設けることにより、推進管施工後は、可撓性継手部材
16に取付けた締付けバンド21を締付けるだけで確実
にシールすることができる。加えて、鍔部16aとシー
ル部16bとの間に筒状部16cを設けて十分な可撓性
を持たせているので、推進管12の位置が多少ずれても
確実なシールを行うことができ、地震等の際に立坑ブロ
ック11と推進管12とが相対的に移動してもシール性
が低下することがない。なお、可撓性継手部材16は、
推進管施工後に保持用部材18に取付けるようにしても
よい。
【0017】図5乃至図7は、本発明の第2形態例を示
すもので、図5は抗口に装着した閉塞部材の一部切欠き
正面図、図6は推進管貫通前の状態を示す要部の縦断面
図、図7は推進管貫通時の状態を示す要部の縦断面図で
ある。
【0018】本形態例は、易破壊性材料からなる閉塞部
材31として、所定の位置に破断線31a、例えば薄肉
部やミシン目等を設けたゴム板を使用した例を示すもの
である。この閉塞部材31は、前記形態例の取付用部材
17と同様の取付用部材32及びボルト33によって抗
口13の外部側に装着される。
【0019】また、抗口13の内部側には、外周側が開
口した断面コ字状の継手保持部材34が保持板34aを
介して嵌め込まれ、内部にウレタン発泡剤等の充填剤3
5が充填されて所定位置に固定されており、この継手保
持部材34に、ゴム製の可撓性継手部材36が接着等に
よって取付けられている。
【0020】前記閉塞部材31は、立坑ブロック11を
地中に埋設施工する際には、前記同様に、立坑ブロック
11内に土砂や水が侵入することを防止し、推進管12
の推進施工時には、推進管12の推進力によって破断線
31aが破壊され、推進管12を貫通させる。抗口13
を貫通した推進管12の外周は、可撓性継手部材36の
外周に装着した締付けバンド37を締付けることによっ
てシールされる。
【0021】したがって、本形態例においても、立坑ブ
ロック11内への土砂や水の侵入防止、閉塞部材31を
取外さずにそのままにしての推進管施工、締付けバンド
37を締付けるだけでのシール等、前記第1形態例と同
様の作用効果が得られる。
【0022】なお、本形態例における可撓性継手部材3
6は、立坑ブロック11を地中に埋設施工する前に取付
けておくことができ、推進管12の推進施工後に取付け
るようにしてもよい。
【0023】図8は、可撓性継手部材の別の形態例を示
す要部の縦断面図である。本形態例に示す可撓性継手部
材41は、断面略Z字状のゴム製リングであって、その
内周側は、締付けバンド42により、硬質部材からなる
ゴム輪保持リング43に締付け固定されており、外周側
は、拡径バンド44により、抗口13の内周面に固定さ
れている。推進管12の外周面には、ゴム輪保持リング
43に保持されたゴム輪45を介して当接している。
【0024】この可撓性継手部材41は、推進管12の
端部外周にゴム輪45を保持したゴム輪保持リング43
を装着し、その外周に可撓性継手部材41の内周辺を重
ねて締付けバンド42で締付け固定した後、可撓性継手
部材41の外周片を拡径バンド44で拡径させて抗口1
3の内周面に拡径固定することにより、推進管12と抗
口13との間を密封した状態になる。
【0025】なお、閉塞部材31は、第2形態例と同じ
ものであるから、前記第2形態例の構成要素と同一の構
成要素には同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
【0026】各形態例において、立坑ブロック11の施
工方法や推進管12の推進方法は、従来から一般的に行
われている方法で実施することができるので、その詳細
な説明は省略する。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の立抗ブロ
ックの継手構造によれば、立坑ブロックを地中に埋設施
工する際に抗口から立坑ブロック内に土砂や水が侵入す
ることを防止できるだけでなく、推進管の推進施工の際
に閉塞部材を取外したりすることなくそのままの状態で
行うことができるので、作業性を向上させることができ
る。また、可撓性継手部材によって推進管のシールを行
うので、確実なシールが行えるとともに、立坑ブロック
と推進管とが相対的に移動しても十分なシール性を維持
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の立抗ブロックの継手構造の第1形態
例を示すもので、立坑ブロックに設けられた抗口部分を
示す縦断面図である。
【図2】 圧入前の立坑ブロックの状態を示す縦断面図
である。
【図3】 圧入後の立坑ブロックの状態を示す縦断面図
である。
【図4】 推進管貫通時の状態を示す抗口部分の縦断面
図である。
【図5】 本発明の第2形態例を示す閉塞部材の一部切
欠き正面図である。
【図6】 推進管貫通前の状態を示す要部の縦断面図で
ある。
【図7】 推進管貫通時の状態を示す要部の縦断面図で
ある。
【図8】 可撓性継手部材の別の形態例を示す要部の縦
断面図である。
【符号の説明】
11…立抗ブロック、12…推進管、13…抗口、14
…継手支持部材、15…閉塞部材、16…可撓性継手部
材、17…取付用部材、18…保持用部材、21…締付
けバンド、22…弾性シール材、23…内部側抑えリン
グ、31…閉塞部材、32…取付用部材、34…継手保
持部材、35…充填剤、36…可撓性継手部材、37…
締付けバンド、41…可撓性継手部材、42…締付けバ
ンド、43…ゴム輪保持リング、44…拡径バンド、4
5…ゴム輪

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地面に圧入される立抗ブロックの周壁に
    設けた抗口の外部側を、該抗口を貫通する推進管の推進
    力によって破壊可能な閉塞部材で閉塞するとともに、該
    抗口の内部側に、抗口を貫通した推進管の外周面に密接
    する可撓性継手部材を設けたことを特徴とする立抗ブロ
    ックの継手構造。
JP2001143292A 2001-05-14 2001-05-14 立抗ブロックの継手構造 Pending JP2002339681A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004332465A (ja) * 2003-05-09 2004-11-25 Norio Otsuga マンホール用継手
JP2011246985A (ja) * 2010-05-27 2011-12-08 Taisei Corp 推進工法用エントランスの止水構造
JP2012007460A (ja) * 2010-05-27 2012-01-12 Taisei Corp エントランスの止水構造

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