JP2002337954A - 機能性容器および包装体 - Google Patents

機能性容器および包装体

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JP2002337954A
JP2002337954A JP2001151003A JP2001151003A JP2002337954A JP 2002337954 A JP2002337954 A JP 2002337954A JP 2001151003 A JP2001151003 A JP 2001151003A JP 2001151003 A JP2001151003 A JP 2001151003A JP 2002337954 A JP2002337954 A JP 2002337954A
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layer
container
film
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JP2001151003A
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Yoshibumi Ito
義文 伊藤
Tsutomu Isaka
勤 井坂
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TOYOBO PACKAGING PLANNING SERVICES Inc
Meiwa Pax Co Ltd
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TOYOBO PACKAGING PLANNING SERV
TOYOBO PACKAGING PLANNING SERVICES Inc
Meiwa Pax Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 (イ)流通または保管期間においては、通水
性は有しないが、植物性食材の呼吸を最適に制御して腐
敗の進行を防止することができ、(ロ)しかもそのまま
電子レンジでの加熱に供することができると共に、容器
内が所定の内圧に達したときに内部の蒸気を自動的に逃
がすことのできるように工夫した、植物性食材用の機能
性容器を提供することを目的とする。また、そのような
機能性容器に植物性食材が収容されている包装体を提供
することを目的とする。 【解決手段】 第1包材(1) および第2包材(2) のうち
少なくとも第2包材(2)の50%以上の領域に、無数の
微細な貫通または未貫通孔を設ける。第2包材(2) は、
基材層(2a)/シーラント層(2b)/シーラント層(2c)の層
構成を有し、そのうちの基材層(2a)/シーラント層(2b)
の層構成の部分のみを貫通して厚み方向に打ち抜きまた
は切り込みによる小さな加熱蒸気抜き口(o) を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、植物性食材(青果
物または醗酵食品、殊に青果物)用の機能性容器、より
詳しくは、流通または保管期間においてはそれらの食材
の呼吸を制御することができ、しかもそのまま電子レン
ジでの加熱に供することができると共に、容器内が所定
の内圧に達したときに内部の蒸気を自動的に逃がすこと
のできる機能性容器に関するものである。また、そのよ
うな機能性容器に上記の植物性食材が収容されている包
装体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】〈自動調圧機能を有する包装用容器〉袋
やコンテナ形状の容器に水分を含む食品を収容した包装
体をそのまま電子レンジにて加熱または加熱調理を行う
と、発生する水蒸気により内部が加圧状態となり、最終
的には包装体が破裂して、電子レンジ内に内容物が飛び
散ることがある。このような破裂は、食品の損失、電子
レンジの汚れ、電子レンジの寿命の低下を招くだけでな
く、周囲の人に危険を与える。
【0003】そこで、電子レンジによる加熱または加熱
調理時に、内部の蒸気を自動的に逃がす機構を備えた袋
ないし容器が種々提案されている。そのような提案の中
で実用性の高いものの一つは、本出願人のうちの一人の
出願にかかる特開平11−139466号公報の「自動
調圧機能を有する包装用袋およびその製造法」の発明で
ある。この公報の発明は、「基材フィルム(1a)/シーラ
ント層(1b)の層構成を有する第1フィルム(1) と、基材
フィルム(2a)/シーラント層(2b)の層構成を有するフィ
ルム(2')に、打ち抜きまたは切り込みによる厚み方向に
貫通した小さな開口(o) を設けると共に、そのフィルム
(2')のシーラント層(2b)の上からもう1層のシーラント
層(2c)を形成した構造を有する第2フィルム(2) とを、
第1フィルム(1) のシーラント層(1b)と第2フィルム
(2) のシーラント層(2c)とが対向するように配置してヒ
ートシールすることにより製袋すること」を特徴とする
ものである(ただし、この個所の説明で使用している符
号は、本発明において付している符号とは無関係であ
る)。
【0004】〈フィルムに対する微細貫通孔の設置〉フ
ィルムのガスバリア性を調節するため、フィルムに無数
の微細な貫通孔または未貫通孔を設置する提案がなされ
ている。
【0005】たとえば、特開平5−38765号公報に
は、有機系フィルムに多数の微細な未貫通孔を一様に穿
孔してなる多孔質有機系フィルム、あるいは、有機系フ
ィルムに50μm 以下の径を有する貫通孔を500個/c
m2以上の密度で多数かつ一様に穿孔してなる多孔質有機
系フィルムが示されている。このようなフィルムは、鋭
い角部を有する多数のモース硬度5以上の粒子(合成ダ
イヤモンド粒子など)が表面に付着された第1ロール
と、表面が平滑な第2ロールとの間に、長尺の有機系フ
ィルムを押圧力をコントロールしながら通過させること
により製造することができる。上記のうち未貫通孔を有
するフィルムは、たとえば、青果物鮮度保持用機能性包
装材に利用できるとしてあり、フィルムとしては二軸延
伸ポリプロピレンフィルム、キャスティングポリプロピ
レンフィルム、ポリエチレンフィルム、ポリエチレンテ
レフタレートフィルムなどがあげられるとしている。上
記のうち貫通孔を有するフィルムは、茸の栽培、各種菌
の培養に有用なバイオ関連包装材;排水処理の浮遊物の
除去フィルタ;オイルミストのろ過フィルタ;ガス分離
用フィルム;衣料素材;排水処理槽の排水に微細な気泡
を供給するフィルタ;などとして利用することができる
としてある。
【0006】特開平4−2499号公報には、1対の挟
圧ローラを有し、一方の挟圧ローラの表面に微細な凹凸
を形成し、これら1対の挟圧ローラ間に樹脂フィルムを
通過させ、上記一方の挟圧ローラに形成した凹凸面の凸
部で上記樹脂フィルムを突き破ることにより、この樹脂
フィルムに微細な孔を形成するようにした樹脂フィルム
の穿孔装置および穿孔方法が示されている。挟圧ローラ
の表面への微細な凹凸の形成は、たとえば、人工ダイヤ
モンドの粒子を電着法などの手段で均等な分布となるよ
うにコーティングすることによりなされる。樹脂フィル
ムとしては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエス
テル、ポリウレタンなどが例示されている。
【0007】ブロックチーズ包装用に関するものである
が、特開平11−292184号公報には、外層を形成
する微細孔を有するガスバリア基材と、内層を形成する
ワックスとの積層体からなるブロックチーズ包装用積層
体が示されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】一般に青果物をガスバ
リア性のある袋に充填包装すると、袋内の雰囲気が高炭
酸ガス、低酸素、高湿度となり、また青果物から発生す
るエチレンガスにより、腐敗が進行する現象が見られる
ことが多い。通気性を確保するため、袋に必要数の孔を
設けることがなされているが、孔の設置は被包装物の汚
染防止や保護性の点でマイナスに作用する。そこで、こ
のようなマイナスを避けながら、青果物の腐敗の進行を
抑制するためには、袋を構成するフィルムとして、通水
性は有しないが、必要な通気性(その度合いは青果物の
種類により異なる)を有するものを用いることが適当で
あると考えられる。
【0009】先に述べた特開平11−139466号公
報の包装用袋は、青果物の腐敗の進行を抑制することに
ついては顧慮されていない。
【0010】特開平5−38765号公報の多孔質有機
系フィルム、殊に未貫通孔を有するフィルムは、青果物
鮮度保持用機能性包装材に利用することを期待したもの
であるが、そのフィルムをヒートシール層付きの多層フ
ィルムとすることや袋にすることについては記載がな
く、ましてその多孔質有機系フィルムから製袋された袋
に青果物を収容したままで、そのまま電子レンジでの加
熱(加熱調理)に供することについては想定されていな
い。
【0011】特開平4−2499号公報においては、樹
脂フィルムに微細な孔を形成するようにしているが、そ
のフィルムを製袋することは意図されておらず、まして
青果物の収容に用いることについては意図されていな
い。
【0012】特開平11−292184号公報の積層体
は、もともとブロックチーズ包装用に関するものである
ため、内層をワックスとしたり、酸素透過度を70 cc/
m2・24hr・atm 以下にしたりしており、青果物を収容す
ることについては顧慮されていない。
【0013】〈発明の目的〉本発明は、このような背景
下において、(イ)流通または保管期間においては、通
水性は有しないが、植物性食材の呼吸を最適に制御して
腐敗の進行を防止することができ、(ロ)しかもそのま
ま電子レンジでの加熱に供することができると共に、容
器内が所定の内圧に達したときに内部の蒸気を自動的に
逃がすことのできるように工夫した、植物性食材用の機
能性容器を提供することを目的とするものである。ま
た、そのような機能性容器に植物性食材が収容されてい
る包装体を提供することを目的とするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の機能性容器は、
青果物または醗酵食品から選ばれた植物性食材を収容す
ると共にそのまま電子レンジでの加熱に供することので
きる容器であって、[ ]内を任意層とするとき、該容
器は、基材層(1a)/シーラント層(1b)/[シーラント層
(1c)]の層構成を有する第1包材(1) と、基材層(2a)/
シーラント層(2b)/シーラント層(2c)の層構成を有する
第2包材(2) とが、それぞれの包材(1), (2)のシーラン
ト層側が対向するように配置された状態で必要部がヒー
トシールされまたはヒートシール可能にされた構造を有
していること、前記の第2包材(2) には、その基材層(2
a)/シーラント層(2b)の層構成の部分のみを貫通して厚
み方向に打ち抜きまたは切り込みによる小さな加熱蒸気
抜き口(o) が設けられていること、および、前記の第1
包材(1) および第2包材(2) のうち少なくとも第2包材
(2) の50%以上の領域には、無数の微細な貫通または
未貫通孔が設けられていること、を特徴とするものであ
る。
【0015】本発明の包装体は、上記の機能性容器に、
青果物または醗酵食品から選ばれた植物性食材が収容さ
れていることを特徴とするものである。
【0016】
【発明の実施の形態】以下本発明を詳細に説明する。
【0017】〈要件1〉本発明における容器は、第1包
材(1) と第2包材(2) とからなる。第1包材(1) は、基
材層(1a)/シーラント層(1b)/[シーラント層(1c)]の
層構成を有する(ここで[ ]内は、必要に応じて設け
る任意層である)。第2包材(2) は、基材層(2a)/シー
ラント層(2b)/シーラント層(2c)の層構成を有する。
【0018】なお、本発明における容器が袋であるとき
は、第1包材(1) と第2包材(2) として別々のものを用
いず(用いてもよいが)、基材層/シーラント層/シー
ラント層の層構成を有する1枚の包材を用い、それを半
折、半裁して片方を第1包材(1) 、他方を第2包材(2)
とする方が有利である。
【0019】そしてこれらの第1包材(1) と第2包材
(2) とを、それぞれの包材(1), (2)のシーラント層側が
対向するように配置された状態で必要部をヒートシール
して、容器となす。
【0020】基材層(1a), (2a)としては、好適には、単
層または複層のプラスチックスシートが用いられる。基
材層(1a), (2a)のうち特に重要なものは、二軸延伸ナイ
ロンフィルム、二軸延伸ポリプロピレンフィルム、二軸
延伸ポリエステルフィルム、無延伸ナイロンフィルム、
無延伸ポリプロピレンフィルム、あるいはこれらと他の
プラスチックス層との積層物である。このときの基材層
(1a), (2a)の厚みは、いずれも9〜40μm 程度とする
ことが多い。
【0021】ただし、本発明の機能性容器が後述のよう
に本体と蓋とからなるカップ、トレイ、コンテナであ
り、本体が第1包材(1) 、蓋が第2包材(2) であるとき
は、本体の基材層(1a)としては上記以外の材質のものも
用いることができ、また基材層(1a)の厚みももっと厚く
することができる。
【0022】シーラント層(1b), [(1c)], (2b), (2c)と
しては、ポリオレフィン(ポリエチレン、エチレン−酢
酸ビニル共重合体、エチレン−アクリル酸エステル共重
合体、アイオノマー、エチレン−プロピレン共重合体、
CPPと称されるポリプロピレン等)、ポリエステル、
アクリル共重合体をはじめ、ヒートシール性を有する種
々の樹脂の層があげられる。
【0023】シーラント層(1b), [(1c)]とシーラント層
(2b), (2c)とは、それぞれ、同種のものであるか、異種
であっても相互間の密着性が良いものを選択することが
望ましい。シーラント層(1b), (2b)の厚みは20〜80
μm 程度とすることが多い。シーラント層[(1c)], (2c)
の厚みは、12〜30μm (特に12〜25μm )とす
ることが好ましい。
【0024】基材層(1a)に対するシーラント層(1b)の積
層は、共押出、コーティング、エクストルージョンコー
ティング、ドライラミネートなどの方法により達成でき
る。シーラント層(1b)は単層であっても複層であっても
よい。
【0025】基材層(2a)に対するシーラント層(2b)の積
層も、同様に、共押出、コーティング、エクストルージ
ョンコーティング、ドライラミネートなどの方法により
行うことができる。シーラント層(2b)は単層であっても
複層であってもよい。
【0026】必要に応じて設けるシーラント層(1c)は、
シーラント層(1b)との密着性および製造工程を考慮する
と、基材層(1a)/シーラント層(1b)の層構成を有する積
層物(1')を得た後、そのシーラント層(1b)の上から全面
に(場合により後述の加熱蒸気抜き口(o) 個所を含む広
範囲の領域を覆うように部分的に)エクストルージョン
コーティングにより形成するのが実際的である。
【0027】シーラント層(2c)は、シーラント層(2b)と
の密着性および製造工程を考慮すると、基材層(2a)/シ
ーラント層(2b)の層構成を有する積層物(2')を得た後、
そのシーラント層(2b)の上から全面に(場合により後述
の加熱蒸気抜き口(o) 個所を含む広範囲の領域を覆うよ
うに部分的に)エクストルージョンコーティングにより
形成するのが実際的である。
【0028】〈要件2〉上記の第2包材(2) には、その
基材層(2a)/シーラント層(2b)の層構成の部分のみを貫
通して厚み方向に、打ち抜きまたは切り込みによる小さ
な加熱蒸気抜き口(o) を設ける。なお、第1包材(1) の
層構成が基材層(1a)/シーラント層(1b)/シーラント層
(1c)であるときは、必要に応じその第1包材(1) にも、
その基材層(1a)/シーラント層(1b)の層構成の部分のみ
を貫通して厚み方向に打ち抜きまたは切り込みによる小
さな加熱蒸気抜き口(o) を設けることができる。
【0029】このような構造の第2包材(2) を得るに
は、基材層(2a)/シーラント層(2b)の層構成を有する積
層物(2')に、打ち抜きまたは切り込みによる厚み方向に
貫通した小さな加熱蒸気抜き口(o) を設けると共に、そ
の積層物(2')のシーラント層(2b)の上からシーラント層
(2c)を形成すればよい。第1包材(1) にも加熱蒸気抜き
口(o) を設けるときは、同様にすればよい。
【0030】加熱蒸気抜き口(o) は、打ち抜きまたは切
り込みにより設けられ、打ち抜きの場合には、円形孔、
楕円形孔、長円形孔、六角形孔、八角形孔、矩形孔など
とすることができる。切り込みの場合には、アスタリス
ク(*)状、十字形、C字形、Ω字形などの切り込みと
することができる。加熱蒸気抜き口(o) の数は、1袋
(1容器)当り1個ないし数個とすることが多い。
【0031】加熱蒸気抜き口(o) の1個当りの大きさ
(切り込みの場合には開いた状態の大きさ)は、面積で
5〜300mm2 が適当であり、特に10〜75mm2 が最
適である。加熱蒸気抜き口(o) が余りに小さいときは、
電子レンジによる加熱時にその加熱蒸気抜き口(o) が円
滑に破裂しがたく、一方加熱蒸気抜き口(o) が余りに大
きいときは、その部分の強度が小さくなるので、流通過
程において密封性が損なわれることがあり、また電子レ
ンジによる加熱時に内容物の蒸らし効果が薄れる。
【0032】特に好ましい態様は、加熱蒸気抜き口(o)
が大きさ5〜300mm2 の打ち抜き孔(殊に円形または
円形に近い形状の孔)であり、かつ積層物(2')のシーラ
ント層(2b)上にエクストルージョンコーティングにより
厚み12〜30μm (特に12〜25μm )のシーラン
ト層(2c)を形成させた場合である。加熱蒸気抜き口(o)
の大きさとシーラント層(2c)の厚みとをこのように設計
すると、バランスがとられ、容器の密封性を確保しなが
ら、電子レンジによる加熱時に包装体の周縁のヒートシ
ール部を破壊することなく加熱蒸気抜き口(o) を破裂さ
せることができる。第1包材(1) の側にも加熱蒸気抜き
口(o) を設けるときにあっても、同様である。
【0033】〈要件3〉そして本発明においては、上記
の第1包材(1) および第2包材(2) のうち少なくとも第
2包材(2) の50%以上、好ましくは70%以上、さら
には80%以上、殊に全領域に、無数の微細な貫通また
は未貫通孔が設けられているようにする。
【0034】貫通または未貫通孔の孔径は、通水性は有
しないが、酸素透過度が数千〜数十万、殊に5千〜20
万 cc/m2・day 程度となるように設定することが好まし
い。適当な孔径は植物性食材の種類によって相違するの
で、植物性食材がサツマイモやジャガイモであるときは
酸素透過度が1万 cc/m2・day 程度となることを目安と
し、ホウレンソウやオクラであるときは2万 cc/m2・da
y 程度となることを目安とし、ブロッコリーであるとき
は5万 cc/m2・day 程度となることを目安とし、枝豆や
キムチであるときは10万 cc/m2・day 程度となること
を目安にすればよい。
【0035】そのような酸素透過度が得られる貫通また
は未貫通孔の孔径は、たとえば10〜100μm 程度、
殊に20〜80μm 程度とすることが多い。
【0036】貫通または未貫通孔の個数は、数百〜数万
個/cm2 とすることが多い。
【0037】微細な貫通または未貫通孔の設置は、たと
えば、合成ダイヤモンド粒子をはじめとする角の尖った
硬い粒子を表面に付着させたロールと、表面が平滑なロ
ールとの間に、第2包材(2) を通過させればよい(第1
包材(1) にも微細な貫通または未貫通孔を設ける場合も
同様である)。このときに両ロールの圧力を調整すれ
ば、傷付け深さを調節することができる。
【0038】〈容器の形態〉容器の特に好ましい形態は
袋であり、その袋の表裏のシートのうち一方は第1包材
(1) で、他方は第2包材(2) で構成される。製袋は、第
1および第2包材(1), (2)のシーラント層側が対向する
ように配置された状態で、内容物を収容する1辺を残し
て周縁部をヒートシールすることによりなされる。袋を
ガゼットに形成することも可能であり、その場合には、
内側への折り込みを形成してからヒートシールを行った
り、シーラント層付きの基材層を「Λ」字形に折り曲げ
たシート片を底辺側から差し込んでヒートシールを行っ
たりすることにより、ガゼット袋が作製される。袋の底
部側が二股に分かれるようにすることもでき、袋がテト
ラパック様の立体になるようすることもできる。
【0039】容器はまた、本体と蓋とからなるカップ、
トレイ、コンテナなような立体の容器であってもよい。
このときには、本体が第1包材(1) 、蓋が第2包材(2)
で構成される。
【0040】〈収容対象物〉上記の容器には、青果物ま
たは醗酵食品から選ばれた植物性食材が収容される。殊
に青果物が重要である。青果物の例は、サツマイモ、ジ
ャガイモ、里芋、山芋等の芋類;ホウレンソウ、タマネ
ギ、ネギ、カブ、ダイコン、ニンジン、オクラ、ナス、
キュウリ、ハクサイ、キャベツ、コマツナ、タカナ、ノ
ザワナ、シュンギク、ミツバ、セロリ、ブロッコリー、
カボチャ等の野菜類(葉菜類、根菜類、茎菜類、果菜
類);枝豆、インゲン豆、アズキ、エンドウ、ササゲ、
ソラマメ等の豆類;などである。エノキダケ等の茸類
も、便宜上青果物の範疇に入れるものとする。これらの
青果物は、洗った状態で、必要に応じ適当な大きさに切
断して、容器に収容される。醗酵食品の例は、キムチ等
の漬物類や納豆である。
【0041】〈包装体〉上述の機能性容器に植物性食材
を収容して開口部をシールすることにより、包装体が得
られる。
【0042】〈作用〉この包装体は、市場に供給され、
購入者はこれをそのまま電子レンジに入れ、加熱(加熱
調理)することになる。
【0043】流通過程においては、容器を構成する第1
包材(1) および第2包材(2) のうち少なくとも第2包材
(2) に無数の微細な貫通または未貫通孔が設けられてお
り、内容物に見合ってそのガス透過度が調整されている
ので、内容物である青果物等の植物性食材の呼吸作用は
阻害されず、発生するエチレンガスも系外に除去され、
腐敗や老化が防止される。しかも、容器全体は通水性を
有しないので、流通過程において内部の植物性食材が汚
染されることがない。
【0044】市場でこの包装体を購入した消費者は、そ
の包装体をそのまま電子レンジに入れて加熱を行えばよ
い。このときには、加熱蒸気抜き口(o) を設けてある側
が上になるか横になるようにする。加熱中は、水蒸気が
発生して内圧が上昇し、内容物が蒸されるが、ある圧力
および温度にまで達すると、加熱蒸気抜き口(o) の個所
のシーラント層(2c)((1c)のこともある)が破れて(加
熱蒸気抜き口(o) が1袋につき複数個あるときはそのう
ちのどれかが破れる)蒸気を自動的に逃がすので、内容
物が噴き出したり飛び散ったりするおそれがない。加熱
温度が高かったり、昇温速度が急で内圧が予想外に高く
なったときであっても、何のトラブルも生じない。
【0045】このように、本発明によれば、流通過程か
ら加熱調理過程に至るまで一貫して、包装体のままで取
り扱うことができる。
【0046】
【実施例】次に実施例をあげて本発明をさらに説明す
る。図中、(hs)とあるのはヒートシール部である。なお
図2〜4において、包材の厚みや微細孔は、理解を容易
にするために極端に摸式化して描いてある。
【0047】実施例1〜6 図1は本発明の機能性容器の一例を示した正面図であ
る。図2は図1のX−X線切断断面図である。
【0048】〈第2包材(2) 、第1包材(1) 〉厚み15
μm の長尺の二軸延伸ナイロンフィルム(ONy)と、
シーラント層としての厚み60μm の長尺のリニア低密
度ポリエチレンフィルム(密度 0.914のリニア低密度ポ
リエチレンから製造したもの)(LLDPE)とをドラ
イラミネートして、「ONy(15)/LLDPE(60) )」の層構成
の積層物を準備した。
【0049】ついでこの微細孔を設けた長尺の積層物の
一方のエッジから巾方向に1/4の所に間欠的に径5mm
(19.6mm2) の円形孔を打ち抜きして、厚み方向に貫通し
た小さな加熱蒸気抜き口(o) を設けた。なお、二軸延伸
ナイロンフィルム(ONy)の内面側には、加熱蒸気抜
き口(o) 形成個所に予め○のマークを印刷しておいた。
【0050】次に、加熱蒸気抜き口(o) を設けた積層物
のシーラント層側の面に、密度 0.914のリニア低密度ポ
リエチレンをエクストルージョンコーティングし、厚み
20μm のシーラント層を形成した。エクストルージョ
ンコーティングにあたっては、フィルム積層物背面から
の支持はゴムロールで、シーラント層上からの冷却は金
属ロールで行った(金属ロールの温度は定常状態では5
0℃であった)。
【0051】これにより、「ONy(15)/LLDPE(60)/LLDPE
(20) 」の層構成を有する加熱蒸気抜き口(o) 付きの積
層フィルムが得られた。この積層フィルムの加熱蒸気抜
き口(o) 設置側の半分を第2包材(2) に相当するものと
し(層構成は「基材層(2a)/シーラント層(2b)/シーラ
ント層(2c)」、このうち「基材層(2a)/シーラント層(2
b)」が積層物(2')に相当)、残りの半分を第1包材(1)
に相当するものとした(層構成は「基材層(1a)/シーラ
ント層(1b)/シーラント層(1c)」、このうち「基材層(1
a)/シーラント層(1b)」が積層物(1c))。
【0052】このようにして得た包材を、合成ダイヤモ
ンド粒子をバインダーと共に表面に付着させたロール
と、表面が平滑なロールとからなる1対のロール間を通
過させることにより、孔径が10〜100μm 程度の微
細な貫通または未貫通孔をたとえば約500個/cm2とい
うような割合で全面に設けた。
【0053】〈製袋〉上記の包材(半分が第1包材(1)
、半分が第2包材(2) )を、それぞれのシーラント層
(1c), (2c)の側が対向するように半折して裁断し、また
「Λ」字形に折り曲げたシーラント層付きの基材層から
なるシート片(層構成は上記の包材と同じであるが微細
孔を設けていないもの)を袋の底辺となる側から差し込
んでから、内容物を収容する1辺を残して周縁部をヒー
トシールすると共に、所定の寸法に裁断することによ
り、上辺を除く周縁が7mm巾にヒートシールされた底ガ
ゼット袋を得た。袋の寸法は、正面視で、高さが230
mm、巾が170mmであり、加熱蒸気抜き口(o) は袋の片
面(第2包材(2) 側)の中央に1個位置していた(図1
参照)。
【0054】〈包装体の製造と電子レンジ加熱〉上記の
ガゼット袋に後述の生の植物性食材を充填し、開口部を
7mm巾にヒートシールして各種の包装体を作製した。上
述の容器(底ガゼット袋)を構成する包材(第1包材
(1) 、第2包材(2) )の酸素透過度は、充填する植物性
食材の種類に応じて、微細な貫通または未貫通孔の大き
さや単位面積当りの個数を調節して、後述のように設定
した。
【0055】このようにして得た包装体をそのまま電子
レンジに入れて加熱調理に供したところ、加熱時間の経
過と共に水蒸気が発生し、内圧が上昇して包装体が膨れ
はじめたが、ある圧力にまで達すると、第2包材(2) の
加熱蒸気抜き口(o) のシーラント層(2c)が破れ、袋内の
蒸気が自動的に袋外に逃がされた。
【0056】〈条件および結果〉条件および結果を表1
に示す。なお、表には記載していないが、内容物の保存
性は良好であった。 ・酸素透過度は、JIS K 7136に従って測定したものであ
り、単位は「 cc/m2・day 」である。 ・電子レンジ加熱は、ランダムにサンプリングした各5
0個につき、破裂状況(加熱蒸気抜き口(o) のみで破裂
(正常破裂)したかどうか、周辺シール部で破裂(異常
破裂)したかどうか)および内容物の調理(蒸し)が円
滑になされたかどうかで判定した。
【0057】
【表1】 植物性食材の 包材の酸素透過度 電子レンジ加熱 種類 度 (cc/m2・day) 破裂状況 蒸し 実施例1 サツマイモ 約 10,000 全数正常 円滑 実施例2 ジャガイモ 約 10,000 全数正常 円滑 実施例3 ホウレンソウ 約 20,000 全数正常 円滑 実施例4 オクラ 約 20,000 全数正常 円滑 実施例5 ブロッコリー 約 50,000 全数正常 円滑 実施例6 枝豆 約100,000 全数正常 円滑
【0058】実施例7 図3は本発明の機能性容器の他の一例を示した横切断断
面図である。
【0059】この実施例7の機能性容器は、基本的には
実施例1〜6と同様の形態をしているが、「基材層(1a)
/シーラント層(1b)/シーラント層(1c)」の層構成を有
する第1包材(1) 側にも、その「基材層(1a)/シーラン
ト層(1b)」の層構成の部分のみを貫通して、厚み方向に
打ち抜きまたは切り込みによる径5mmの加熱蒸気抜き口
(o) を設けてある。
【0060】実施例8 図4は本発明の機能性容器のさらに他の一例を示した横
切断断面図である。
【0061】この実施例8の機能性容器は、本体を構成
する第1包材(1) が、紙でできた基材層(1a)の内面側に
リニア低密度ポリエチレンフィルムのシーラント層(1b)
が積層されたカップ状の本体からなり、蓋を構成する第
2包材(2) が、実施例1〜6と同じ微細孔および加熱蒸
気抜き口(o) を設けたシートからなる。
【0062】
【発明の効果】作用の項で述べたように、本発明の機能
性容器に青果物または醗酵食品から選ばれた植物性食材
を収容した包装体は、流通または保管期間においては、
通水性は有しないが、植物性食材の呼吸を最適に制御し
て腐敗の進行を防止することができ、しかもそのまま電
子レンジでの加熱に供することができると共に、容器内
が所定の内圧に達したときに内部の圧力を自動的に逃が
すことができる。
【0063】このように、本発明によれば、流通過程か
ら加熱調理過程に至るまで一貫して、包装体のままで取
り扱うことができるので、実用上の有用性が高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の機能性容器の一例を示した正面図であ
る。
【図2】図1のX−X線切断断面図である。
【図3】本発明の機能性容器の他の一例を示した横切断
断面図である。
【図4】本発明の機能性容器のさらに他の一例を示した
横切断断面図である。
【符号の説明】
(1) …第1包材、(1a)…基材層、(1b)…シーラント層、
(1c)…シーラント層、(1')…積層物、(2) …第2包材、
(2a)…基材層、(2b)…シーラント層、(2c)…シーラント
層、(2')…積層物、(o) …加熱蒸気抜き口、(hs)…ヒー
トシール部
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B65D 77/30 B65D 77/30 A 81/34 81/34 U V (72)発明者 井坂 勤 兵庫県西宮市上鳴尾町13番18−301号 Fターム(参考) 3E064 AA05 BA26 BA29 BA30 BA36 BA46 BA54 BB03 BC20 EA18 EA30 FA01 HD02 HE01 HM01 HN05 3E067 AB08 AB09 AB11 BA07A BA10A BA12A BB15A BB16A BB18A BB25A BC02A BC03A BC07A CA30 EA06 EE48 FA01 FC01 GB02 GB20 GD10 3E084 AA06 AA25 AA26 AB10 BA01 CA01 FA09 KA01 LB02 LB07

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】青果物または醗酵食品から選ばれた植物性
    食材を収容すると共にそのまま電子レンジでの加熱に供
    することのできる容器であって、[ ]内を任意層とす
    るとき、 該容器は、基材層(1a)/シーラント層(1b)/[シーラン
    ト層(1c)]の層構成を有する第1包材(1) と、基材層(2
    a)/シーラント層(2b)/シーラント層(2c)の層構成を有
    する第2包材(2) とが、それぞれの包材(1), (2)のシー
    ラント層側が対向するように配置された状態で必要部が
    ヒートシールされまたはヒートシール可能にされた構造
    を有していること、 前記の第2包材(2) には、その基材層(2a)/シーラント
    層(2b)の層構成の部分のみを貫通して厚み方向に打ち抜
    きまたは切り込みによる小さな加熱蒸気抜き口(o) が設
    けられていること、および、 前記の第1包材(1) および第2包材(2) のうち少なくと
    も第2包材(2) の50%以上の領域には、無数の微細な
    貫通または未貫通孔が設けられていること、を特徴とす
    る機能性容器。
  2. 【請求項2】容器が袋であり、その袋を構成する表裏の
    シートの一方が第1包材(1) で、他方が第2包材(2) で
    ある請求項1記載の機能性容器。
  3. 【請求項3】容器が本体と蓋とからなる容器であり、そ
    の本体が第1包材(1) 、蓋が第2包材(2) で構成されて
    いる請求項1記載の機能性容器。
  4. 【請求項4】請求項1の機能性容器に、青果物または醗
    酵食品から選ばれた植物性食材が収容されていることを
    特徴とする包装体。
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