JP2002337901A - プルトップ缶用キャップ - Google Patents

プルトップ缶用キャップ

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JP2002337901A JP2001149372A JP2001149372A JP2002337901A JP 2002337901 A JP2002337901 A JP 2002337901A JP 2001149372 A JP2001149372 A JP 2001149372A JP 2001149372 A JP2001149372 A JP 2001149372A JP 2002337901 A JP2002337901 A JP 2002337901A
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    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D2517/00Containers specially constructed to be opened by cutting, piercing or tearing of wall portions, e.g. preserving cans or tins
    • B65D2517/0001Details
    • B65D2517/0031Reclosable openings
    • B65D2517/004Reclosable openings by means of an additional element
    • B65D2517/0044Reclosable openings by means of an additional element attached to the tear tab

Abstract

(57)【要約】 【課題】 逐一タブからキャップを抜くことなくタブに
装着させた状態で容易に蓋をすることができるようにし
て操作性の向上を図った。 【解決手段】 立ち上がる外周縁部2aを有した円形の
蓋部2の中心より外周側に形成された開口3を閉塞する
閉塞体4及び蓋部2の中心に回動可能に軸支されるとと
もに閉塞体4に連係され引き起こすことにより閉塞体4
を開口3から外して開けるためのタブ5からなるプルト
ップ6を有したプルトップ缶の開けられた開口3を塞ぐ
プルトップ缶用キャップにおいて、プルトップ6のタブ
5に挿入される挿入穴22を有し、挿入されてタブ5の
回動に同動可能かつ所定の回動位置で開口3を覆う本体
20を備え、本体20に開口3の覆い時に開口3の開口
縁3aに接合するリップ21を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主に清涼飲料やビ
ール等の飲料が充填されるプルトップ缶用キャップに係
り、特に、プルトップのタブを引き起こしてできる飲み
口や注ぎ口となる開口を覆うプルトップ缶用キャップに
関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、図11に示すように、例えば飲
料用のプルトップ缶1は、立ち上がる外周縁部2aを有
した円形の蓋部2の中心より外周側に形成された開口3
を閉塞する閉塞体4及び上記蓋部2の中心に回動可能に
軸支されるとともに該閉塞体4に連係され中心の軸部4
aを介して引き起こすことによりこの閉塞体4を開口3
から外して開けるためのタブ5からなるプルトップ6を
有している。そして、プルトップ6のタブ5を引き起こ
すことにより開けられた開口3を飲み口や注ぎ口とし
て、内部の飲料を飲んだり注いだりすることを可能にし
ている。ところで、近年、缶内の飲料を飲み残したよう
な場合に、開口3からゴミが入ったり、開口3から飲料
がこぼれたりしないようにするために、この開口3を塞
ぐプルトップ缶用キャップが開発されている。
【0003】この種のプルトップ缶用キャップとして
は、本願出願人が先に発明した特許第2913293号
公報に掲載されているものがある。このプルトップ缶用
キャップC1 は、図12に示すように、缶の開口3の上
を覆う本体10と、開口3に嵌合する凸部11とを備え
て構成されている。本体10にはプルトップ6のタブ5
に挿入される挿入穴12が設けられている。このプルト
ップ缶用キャップC1 を用いて、プルトップ缶1のプル
トップ6を開ける場合には、缶のタブ5を本体10の挿
入穴12に挿入し、缶の蓋部2に装着されている紐13
を指でつまみ、上方に引き上げる。これにより、タブ5
が引き起こされ、これに連係して閉塞体4が蓋部2の内
側に折れ曲がり開口3が形成される。この状態で、プル
トップ缶用キャップC1 をタブ5に装着したまま、開け
られた開口3を飲み口や注ぎ口として、内部の飲料を飲
んだり注いだりする。そして、飲み残し等があって、こ
のプルトップ缶用キャップC1 で開口3に蓋をするとき
には、タブ5から本体10を抜き、開口3にプルトップ
缶用キャップC1 の凸部11を差し込み、開口3の開口
縁3aを本体10と凸部11との間に形成される溝15
に挟入し、溝15を開口縁3aにスライドさせながら、
凸部11を開口縁3aの奥まで挟込し、凸部11を開口
に嵌合させるようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来のプルトップ缶用キャップC1 にあっては、タブ5
から本体10を逐一抜いて、開口3に凸部11を差し込
んで嵌合させなければならないので、操作が煩雑で、操
作性が悪いというという問題があった。本発明はこのよ
うな問題点に鑑みてなされたもので、逐一タブからキャ
ップを抜くことなくタブに装着させた状態で容易に蓋を
することができるようにして操作性の向上を図ったプル
トップ缶用キャップを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るための本発明の技術的手段は、立ち上がる外周縁部を
有した円形の蓋部の中心より外周側に形成された開口を
閉塞する閉塞体及び上記蓋部の中心に回動可能に軸支さ
れるとともに該閉塞体に連係され引き起こすことにより
該閉塞体を上記開口から外して開けるためのタブからな
るプルトップを有したプルトップ缶の上記開けられた開
口を塞ぐプルトップ缶用キャップにおいて、上記プルト
ップのタブに挿入される挿入穴を有し挿入されて該タブ
の回動に同動可能かつ所定の回動位置で上記開口を覆う
本体を備え、該本体に上記開口の覆い時に該開口の開口
縁に接合するリップを設けた構成とした。
【0006】これにより、プルトップのタブが左右に回
転するプルトップ缶において、挿入穴にタブを挿入した
ままの状態で軸部を中心にしてプルトップ缶用キャップ
の本体を左右いずれかに回転させて本体の下側にあるリ
ップを開口の上面まで移動させることにより開口を塞い
で蓋をすることができる。このため従来のように、開口
に蓋をするときに逐一、タブから本体を抜いて凸部を開
口に嵌合させる必要がなく、開口に容易に蓋をして、缶
内部にゴミが入る事態を防止でき、清潔を保持すること
ができ、また、開口に蓋がされるので、缶を傾けたり倒
したりした場合でも、内容物をこぼれにくくすることが
できる。
【0007】そして、必要に応じ、上記リップの外縁を
上記蓋部の外周縁部の内側に沿う弧状に形成した構成と
した。これにより、挿入穴にタブを挿入した状態でプル
トップ缶用キャップを回転させるときに、大きなリップ
でも蓋部の縁にぶつかることがなく回転させることがで
きるので、回転が円滑(スムーズ)になる。また、必要
に応じ、上記本体の後端部を上記蓋部の外周縁部より上
側に突出形成した構成とした。キャップの本体が持ち易
くなり、操作し易くなる。また、必要に応じ、上記本体
の挿入穴を該本体の後端部に向けて高くなるように傾斜
形成した構成とした。蓋部に近接しているタブを挿入穴
を差し込むときに、タブが挿入穴の傾斜に沿って持ち上
がり、そのため、差し込み易くなるとともに、タブを上
方に引き上げ易くするので、操作性が向上する。
【0008】更にまた、必要に応じ、上記リップを上記
開口縁に弾接する可撓性樹脂で形成した構成とした。リ
ップを弾接させるので、開口をより確実に蓋をすること
ができる。そしてまた、必要に応じ、上記本体及びリッ
プを可撓性樹脂で一体形成した構成とした。型成形でき
るので容易に大量生産ができ、コストダウンを図ること
ができる。また、必要に応じ、上記本体に指が通るリン
グ状の紐を設けた構成とした。これにより、タブに本体
を装着させ、紐を引っ張るだけで、閉塞体を開けること
ができるので、タブを単に手で引き起こす場合に比較し
て、開け易くなる。また、タブが本体に挿入されている
ので、手にタブが触れることがなく、缶で手を切る等の
けがが防止され安全が図られる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づいて本発明
の実施の形態に係るプルトップ缶用キャップについて詳
細に説明する。尚、上記と同様のものには同一の符号を
付して説明する。図1乃至図10に示すように、本発明
の実施の形態に係るプルトップ缶用キャップCは、市販
されている一般のプルトップ缶1に装着されるものであ
る。一般に、プルトップ缶1は、上述もしたように、図
1及び図11に示すように、例えば飲料用のプルトップ
缶1においては、立ち上がる外周縁部2aを有した円形
の蓋部2の中心より外周側に形成された開口3を閉塞す
る閉塞体4及び蓋部2の中心に回動可能に軸支されると
ともに閉塞体4に連係され中心の軸部4aを介して引き
起こすことによりこの閉塞体4を開口3から外して開け
るためのタブ5からなるプルトップ6を有している。そ
して、プルトップ6のタブ5を引き起こすことにより開
けられた開口3を飲み口や注ぎ口として、内部の飲料を
飲んだり注いだりすることを可能にしている。
【0010】本発明の実施の形態に係るプルトップ缶用
キャップCは、本体20と開口3を覆うリップ21とを
可撓性樹脂で一体形成したものである。本体20は、例
えば厚さ4mm程度の扁平に形成され、缶の開口3の面
積よりも僅かに大きい面積を有して、箱形に形成され、
前部から後部に向けてタブ5を挿入するための挿入穴2
2が設けられている。本体20の上面20a及び底面2
0bは前部の中央に向けて僅かに凹んでいる。また、本
体20の後端部は、図7に示すように、蓋部2の外周縁
部2aより寸法eだけ上側に突出形成されている。挿入
穴22は、図2及び図5に示すように、タブ5のおよそ
5〜7割程を差し込むことができる大きさで、その上面
22a及び下面22bとの間隔Dは、中央に向けて漸次
縮小させられて形成されている。挿入穴22の中央の間
隔Dは、タブ5の厚さより僅かに狭いが、可撓性樹脂で
形成されているので、タブ5に挿入可能であり、挿入状
態では、タブ5は上面22a及び下面22bの中央で挟
持される。また、この挿入穴22は、本体20の後端部
に向けて高くなるように傾斜形成されている。
【0011】また、本体20の後部には指が入るほどの
大きさのリング状の紐23が設けられ、タブ5に挿入さ
れた本体20を引っ張ってタブ5を引き起こして閉塞体
4を開口3から外すことを可能にしている。紐23は、
ビニールなどの樹脂製であり、両側面の後部側に設けら
れ挿入穴22に貫通する小穴24に通され、挿入穴22
の内部で結ばれあるいは溶着されてリング状となってい
る。この紐23は、タブ5に挿入された本体20を引っ
張ってタブ5を起こすことができる強度のものであれば
樹脂製に限らずどのような材質のものでも良い。
【0012】リップ21は、可撓性樹脂で形成され、リ
ップ21の底面が開口3の開口縁3aに弾接可能に形成
されている。そして、図1乃至図10に示すように、リ
ップ21は本体20より大きく、缶の開口3を覆う大き
さに形成されている。リップ21の外縁は、蓋部2の外
周縁部2aの内側に沿う弧状に形成されている。また、
図3及び図7に示すように、リップ21の底面は、本体
20の前部から僅かに後ろ側に形成され、後部側に向け
て厚くなるように形成されている。これにより、本体2
0の後端部は、図7に示すように、蓋部2の外周縁部2
aより寸法eだけ上側に突出形成されることになる。
【0013】従って、本発明の実施の形態に係るプルト
ップ缶用キャップCを製造するときは、工場等で別途製
造される。この製造は、型枠に樹脂を流して本体20及
びリップ21を一体形成する。その後、側面の後部側に
設けた挿入穴22に貫通する小穴24に、樹脂製の紐2
3を通して結びあるいは溶着して、結び目あるいは溶着
部が挿入穴22内に位置するようにする。このプルトッ
プ缶用キャップCは、別体で成形されるので容易に大量
生産ができ、コストダウンを図ることができる。
【0014】このように製造されたプルトップ缶用キャ
ップCは、プルトップ缶1に工場等で予め装着され、あ
るいは、使用するときにその都度装着される。この装着
は、図6及び図7に示すように、本体20の挿入穴22
をプルトップ6のタブ5に挿入して行なう。この場合、
挿入するだけで良いので、プルトップ缶1に容易に付帯
させることができる。また、本体20の挿入穴22は本
体20の後端部に向けて高くなるように傾斜形成されて
いるので、タブ5を引き上げるように挿入されることに
なり、それだけ挿入が容易に行なわれる。装着させた状
態では、本体20の挿入穴22の上面22a及び下面2
2bとの間隔が中央に向けて縮小させられているので、
タブ5が挟持され、そのため、タブ5に対する本体20
の保持が確実になる。このプルトップ缶用キャップC
を、工場等で予めプルトップ缶1に装着しておけば、プ
ルトップ缶用キャップCを別途用意しなくても即座に使
用でき、煩雑さが解消される。また、市販されている一
般のプルトップ缶に容易に適用でき、しかも、何度も再
使用できる。
【0015】次に、本発明の実施の形態に係るプルトッ
プ缶用キャップCを用いて、プルトップ缶1のプルトッ
プ6を開ける場合を説明する。まず、缶の蓋部2に装着
されているプルトップ缶用キャップCの紐23を指でつ
まみ、図8に示すように、上方に引き上げる。これによ
り、タブ5が引き起こされ、これに連係して閉塞体4が
蓋部2の内側に折れ曲がり開口3が形成される。この場
合、紐23を引くだけで、閉塞体4を開けることができ
るので、タブ5を単に手で引き起こす場合に比較して、
開け易くなる。また、タブ5が本体20に挿入されてい
るので、手にタブ5が触れることがなく、缶で手を切る
等のけがが防止され安全が図られる。そして、プルトッ
プ缶用キャップCをタブ5に装着したまま、開けられた
開口3を飲み口や注ぎ口として、内部の飲料を飲んだり
注いだりする。
【0016】その後、缶に飲料が残ったような場合に
は、図9乃至図10に示すように、プルトップ缶用キャ
ップCで開口3に蓋をすれば良い。このとき、挿入穴2
2にタブ5を挿入した状態で軸部4aを中心にしてプル
トップ缶用キャップCの本体20を左右いずれかに回転
させて本体20の下側にあるリップ21を開口3の上面
まで移動させる。この場合、本体20の後端部は、図7
に示すように、蓋部2の外周縁部2aより寸法eだけ上
側に突出形成されているので、この突出した部位を指で
押し易く、そのため、プルトップ缶用キャップCの本体
20を左右いずれかに回転させ易くなる。また、リップ
21の外縁が蓋部2の外周縁部2aの内側に沿う弧状に
形成されているので、蓋部2の外周縁部2aに干渉しに
くく、ぶつかることなく回転させることができ、回転が
スムーズに行なわれる。これにより、開口3はリップ2
1で覆われる。このため従来のように、開口3に蓋をす
るときに逐一、タブ5から本体20を抜いて凸部11を
開口3に嵌合させて蓋をする必要がなく、開口3に容易
に蓋をすることができる。
【0017】このように、プルトップ缶用キャップCで
開口3を塞いだ状態では、リップ21は開口3の開口縁
部3aに弾接するので、開口3から缶内部にゴミが入る
事態が防止され、清潔が保持される。また、缶を傾けた
り倒したりした場合には、開口3がその開口縁部3aに
弾接するリップ21で塞がれているので、飲料がこぼれ
る事態が抑止される。次に、再び缶内部の飲料を飲んだ
り注いだりするときは、プルトップ缶用キャップCを、
再びプルトップ6に挿入された状態で軸部4aを中心に
して左右いずれかに回転させて本体20の下側にあるリ
ップ21を開口3から移動させ、開口3の上方を開放さ
せれば良い。
【0018】尚、上記実施の形態において、本体20及
びリップ21の材質は上述した可撓性樹脂に限定される
ものではなく、ポリプロピレン,ポリエチレン,プラス
チック等どのような材質のものを用いて形成してもよ
い。また、本体20及びリップ21の材質を夫々別々に
形成しても良い。例えば、本体20を樹脂で形成し、リ
ップ21をゴムで形成する等である。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のプルトッ
プ缶用キャップによれば、プルトップのタブに挿入され
る挿入穴を有し挿入されてタブの回動に同動可能かつ所
定の回動位置で開口を覆う本体を備え、本体に開口の覆
い時に開口の開口縁に接合するリップを設けたので、プ
ルトップのタブが左右に回転するプルトップ缶におい
て、挿入穴にタブを挿入したままの状態で軸部を中心に
してプルトップ缶用キャップの本体を左右いずれかに回
転させて本体の下側にあるリップを開口の上面まで移動
させることにより開口を塞いで蓋をすることができる。
このため従来のように、開口に蓋をするときに逐一、タ
ブから本体を抜いて凸部を開口に嵌合させて蓋をする必
要がなく、開口に容易に蓋をすることができ、それだ
け、操作性を大幅に向上させることができる。特に、リ
ップは開口の開口縁に接合するので、確実に開口を閉塞
でき、缶内部にゴミが入る事態を防止でき、清潔を保持
することができ、また、缶を傾けたり倒したりした場合
でも、内容物をこぼれにくくすることができる。
【0020】そして、リップの外縁を蓋部の外周縁部の
内側に沿う弧状に形成した場合には、挿入穴にタブを挿
入した状態でプルトップ缶用キャップを回転させるとき
に、大きなリップでも蓋部の縁にぶつかることがなく回
転させることができるので、回転が円滑(スムーズ)に
なる。また、本体の後端部を蓋部の外周縁部より上側に
突出形成した場合には、この突出した部位を指で押し易
く、キャップの本体が持ち易くなり、操作し易くなる。
また、本体の挿入穴を本体の後端部に向けて高くなるよ
うに傾斜形成した場合には、蓋部に近接しているタブを
挿入穴を差し込むときに、タブが挿入穴の傾斜に沿って
持ち上がり、そのため、差し込み易くなるとともに、タ
ブを上方に引き上げ易くするので、操作性が向上する。
【0021】更にまた、リップを開口縁に弾接する可撓
性樹脂で形成した場合には、リップが開口に弾性するの
で、より確実に開口を閉塞することができ、内容物を確
実にこぼれにくくすることができる。そしてまた、本体
及びリップを可撓性樹脂で一体形成した場合には、型成
形できるので容易に大量生産ができ、コストダウンを図
ることができる。そしてまた、本体に指が通るリング状
の紐を設けた場合には、タブに本体を装着させ、紐を引
くだけで、閉塞体を開けることができるので、タブを単
に手で引き起こす場合に比較して、開け易くなる。特
に、子供や老人など、手の力が弱い人にとっては極めて
便利になる。また、タブが本体に挿入されているので、
手にタブが触れることがなく、缶で手を切る等のけがが
防止され安全が図られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るプルトップ缶用キャ
ップをプルトップ缶とともに示す斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態に係るプルトップ缶用キャ
ップを示す正面図である。
【図3】本発明の実施の形態に係るプルトップ缶用キャ
ップを示す側面図である。
【図4】本発明の実施の形態に係るプルトップ缶用キャ
ップを示す底面図である。
【図5】本発明の実施の形態に係るプルトップ缶用キャ
ップを示す側面断面図である。
【図6】本発明の実施の形態に係るプルトップ缶用キャ
ップをタブに装着した状態を示す斜視図である。
【図7】本発明の実施の形態に係るプルトップ缶用キャ
ップをタブに装着した状態を示す断面図である。
【図8】本発明の実施の形態に係るプルトップ缶用キャ
ップを用いて開口を開けた状態を示す斜視図である。
【図9】本発明の実施の形態に係るプルトップ缶用キャ
ップを用いて開口に蓋をした状態を示す斜視図である。
【図10】本発明の実施の形態に係るプルトップ缶用キ
ャップを用いて開口に蓋をした状態を示す断面図であ
る。
【図11】本発明の実施の形態に係るプルトップ缶用キ
ャップが適用されるプルトップ缶の一例を示す部分斜視
図である。
【図12】従来のプルトップ缶用キャップをプルトップ
缶とともに示す斜視図である。
【符号の説明】
C プルトップ缶用キャップ 1 プルトップ缶 2 蓋部 2a 外周縁部 3 開口 3a 開口縁 4 閉塞体 4a 軸部 5 タブ 6 プルトップ 20 本体 20a 上面 20b 底面 21 リップ 22 挿入穴 22a 上面 22b 下面 23 紐 24 小穴

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 立ち上がる外周縁部を有した円形の蓋部
    の中心より外周側に形成された開口を閉塞する閉塞体及
    び上記蓋部の中心に回動可能に軸支されるとともに該閉
    塞体に連係され引き起こすことにより該閉塞体を上記開
    口から外して開けるためのタブからなるプルトップを有
    したプルトップ缶の上記開けられた開口を塞ぐプルトッ
    プ缶用キャップにおいて、 上記プルトップのタブに挿入される挿入穴を有し挿入さ
    れて該タブの回動に同動可能かつ所定の回動位置で上記
    開口を覆う本体を備え、該本体に上記開口の覆い時に該
    開口の開口縁に接合するリップを設けたことを特徴とす
    るプルトップ缶用キャップ。
  2. 【請求項2】 上記リップの外縁を上記蓋部の外周縁部
    の内側に沿う弧状に形成したことを特徴とする請求項1
    記載のプルトップ缶用キャップ。
  3. 【請求項3】 上記本体の後端部を上記蓋部の外周縁部
    より上側に突出形成したことを特徴とする請求項1また
    は2記載のプルトップ缶用キャップ。
  4. 【請求項4】 上記本体の挿入穴を該本体の後端部に向
    けて高くなるように傾斜形成したことを特徴とする請求
    項1,2または3記載のプルトップ缶用キャップ。
  5. 【請求項5】 上記リップを上記開口縁に弾接する可撓
    性樹脂で形成したことを特徴とする請求項1,2,3ま
    たは4記載のプルトップ缶用キャップ。
  6. 【請求項6】 上記本体及びリップを可撓性樹脂で一体
    形成したことを特徴とする請求項5記載のプルトップ缶
    用キャップ。
  7. 【請求項7】 上記本体に指が通るリング状の紐を設け
    たことを特徴とする請求項1,2,3,4,5または6
    記載のプルトップ缶用キャップ。
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