JP2002336740A - エアノズルとこれを用いるエア研磨方法、装置およびエア搬送装置 - Google Patents

エアノズルとこれを用いるエア研磨方法、装置およびエア搬送装置

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JP2002336740A
JP2002336740A JP2001148201A JP2001148201A JP2002336740A JP 2002336740 A JP2002336740 A JP 2002336740A JP 2001148201 A JP2001148201 A JP 2001148201A JP 2001148201 A JP2001148201 A JP 2001148201A JP 2002336740 A JP2002336740 A JP 2002336740A
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air
passage
annular slit
air injection
tapered
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JP2001148201A
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Yoshihiro Koresawa
義弘 是澤
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DAISOO KK
Osaka Soda Co Ltd
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DAISOO KK
Daiso Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低圧で構造が簡単で安価なものにて十分な吸
引力、研磨力、搬送力を発揮できるようにする。 【解決手段】 通路1の内面1aにテーパ状の環状スリ
ット2から加圧エア16を所定の方向に向いた、例えば
スパイラル流16aにして噴き込み、膨張エア流16b
として通路1内を環状スリット2の先細り側となる前方
に圧送するとともに、この膨張エア流16bの圧送によ
り生じる負圧にて通路1の後方に接続された収容部23
に収容された粒状物25を吸引して前記膨張エア流16
b中に引き込み撹乱させて粒状物25の表面を研磨また
はおよび搬送することにより、上記の目的を達成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はエアノズルとこれを
用いるエア研磨方法、装置およびエア搬送装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】高圧仕様のエアノズルで粒状物のエア研
磨を行う無水での洗浄、研磨方法が既に知られている。
このものは、通路の内面に孔が通路外周側から開口した
エアノズルを用い、各孔に通路外周側から通じたエア供
給通路から高圧エアを供給して通路内へスパイラル方向
に吹き込み、通路内の粒状物を撹乱させてエア研磨す
る。粒状物は例えば穀物類であり、表層部や表皮をエア
研磨して無水で削り取る。従って、水で行う場合に比し
節水になるし、特に無水洗米に適用すると汚濁水が発生
しないので環境保護に好適である。一方、洗米して80
℃程度の温風により水分を19%以下にまで落とし真空
パックした無洗米が市販され、水で洗わなくても使用で
きる利点をユーザーに与えている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
エアノズルの孔は、前記エア研磨に必要なエア圧5〜8
k/m3 と、流速600m/sを確保するため、直径
1.2mm〜1.4mm程度のものが比較的長く形成さ
れ、この孔から通路内に吹き込まれたエアは膨張するも
のの、各孔からの吹き込みエアによって通路内を埋め尽
くすにはなかなか及ばない。このため、通路内に高圧エ
アの抜け部分が所々に発生し、折角の高圧エアを用いな
がら粒状物を通路後方から吸い込む能力に乏しいし、通
路前方へ搬送する能力が弱いので、粒状物をエアノズル
に供給するアシスト装置や、エアノズルから必要位置ま
で搬送するアシスト装置が必要となり、装置が複雑化お
よび高コスト化する。また、高圧エア使用により装置が
徒に大型化し今日の省スペースの要求に適応しない。さ
らに、上記のような径が小さく長い孔の加工は容易でな
く、装置が複雑で大型なことと相まってコスト高になる
とともに、孔の加工技術および採算の上で適当な材料は
アルミニウム程度であって米粒のような硬い対象物をエ
ア研磨するような場合は摩耗が激しく実用に耐えにく
い。
【0004】一方、既に市販されている無洗米は、腐敗
を防止する食品衛生上から含有水分を19%以下に抑え
られているので、洗米は不要であっても開封後即時に使
用することはできず、使用に当たっては十分に含水させ
るまでの浸漬処理が必要である。つまり、浸漬時間とそ
のための水は省略できない。
【0005】本発明の主たる目的は、低圧にて十分な吸
引力、研磨力、搬送力を発揮できる構造が簡単で安価な
エアノズルと、これを用いるエア研磨方法、装置および
エア搬送装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明のエアノズルは、内面に外周側からテーパ
状の環状スリットが開口した通路と、この環状スリット
の通路外周側とエア噴き込み口とに通じたエア噴き込み
室と、このエア噴き込み室の途中にエア噴き込み口から
噴き込まれるエアを前記環状スリットに所定の方向で向
かわせるガイド部と、を備えたことを特徴とするもので
ある。
【0007】このような構成では、エア噴き込み口から
エア噴き込み室に噴き込まれるエアは、ガイド部を経て
例えばスパイラル流となりテーパ状の環状スリットを通
じ狭いが環状に連続していることによって総流量が多く
勢いのある円錐膜をなして通路内に環状スリットの先細
り側である前方側に向け噴き込まれて、膨張を伴い通路
内を埋めやすくかつ大きなエネルギーを持ったスパイラ
ルな膨張エア流として圧送されることと、噴き込まれた
直後の円錐膜をなした膨張エア流が通路内を前方側と後
方側とに遮断して前方側に進むこととで、低圧にても後
方の負圧を高めて後方側の粒状物に強い吸引力を及ぼ
し、かつ、前方側への大きな持ち運び力、搬送力を発揮
する。同時に、後方から吸引した粒状物を前方へ搬送す
るのに前記スパイラル流をなし通路内に充満した膨張エ
ア流中に巻き込むことで、搬送中の粒状物1粒1粒にス
パイラルな撹乱をむらなく与え、エアと粒状物、粒状物
どうしの強い摩擦接触を繰り返し均等に行わせて高いエ
ア研磨特性を発揮する。従って、エアの供給だけで粒状
物を吸引し、エア研磨しながら所定の個所まで送りつけ
ることができる。しかも、低圧でよいため米粒などのエ
ア研磨対象にダメージを与えない利点がある。従って、
エア研磨を無水洗米に適用して好適である。
【0008】本発明のエアノズルは、また、突合せ状態
にて通路を形成する第1、第2の通路管の間に、通路の
内面に外周側から開口するテーパ状の環状スリットと、
この環状スリットの通路外周側とエア噴き込み口とに通
じたエア噴き込み室とを形成し、このエア噴き込み室の
途中にエア噴き込み口から噴き込まれるエアを前記環状
スリットに所定の方向で向かわせるガイド部を形成し、
第1、第2の通路管の間にそれらの軸方向相対位置を調
節して前記環状スリットの隙間寸法を可変とする隙間調
節部を設けたことを別の特徴としている。
【0009】このような構成では、前記エアノズルの要
件と作用を満足した上で、隙間調節部により、第1、第
2の通路管の軸方向相対位置を調節して環状スリットの
隙間寸法を変更することができ、通路内に噴き込む円錐
膜をなしたスパイラル流の勢いを、用途や粒状物の種類
などに応じたエア研磨性、吸引性、搬送性が得られるよ
うに設定することができる。隙間調節部は、第1、第2
の通路管どうしのねじ合わせ部として簡単に実現する。
【0010】第1、第2の通路管の間に隙間調節部によ
る隙間調節状態に固定する固定手段を設けた構成では、
一旦調節した状態が不用意に変化するようなことを防止
することができる。
【0011】前記エアノズルの後方に粒状物を収容する
収容部を接続するとともに、エア噴き込み口に加圧エア
供給源を接続した構成では、エアノズルにエアを供給す
るだけで、収容部内の粒状物を吸引して自動的にエア研
磨に供することができる。
【0012】前記エアノズルの後方側に粒状物を収容す
る収容部を、前方側に搬送路を、それぞれ接続するとと
もに、エア噴き込み口に加圧エア供給源を接続した構成
では、エアノズルにエアを供給するだけで、収容部内の
粒状物を吸引して搬送路に沿って自動的に搬送すること
ができ、しかも、必要に応じて所定位置への搬送と同時
に粒状物にエア研磨を施すことができる。
【0013】本発明のそれ以上の目的および特徴は、以
下の詳細な説明および図面の記載によって明らかにな
る。また、本発明の各特徴はそれ単独で、あるいは可能
な限り種々な組合せで複合して用いることができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明のエアノズルとこれを用いるエ
ア研磨方法、装置およびエア搬送装置につき、図を参照
しながら詳細に説明し、本発明の理解に供する。
【0015】本実施例は米粒をエア研磨し、搬送する場
合の一例であるが、本発明はこれに限られることはな
く、他の穀物類、非食品類を含む各種の粒状物をエア研
磨し、搬送するのに適用して有効であり、いずれも本発
明の範疇に属する。
【0016】図1、図3に示す本実施例のエアノズルA
は、内面1aに外周側からテーパ状の環状スリット2が
開口した通路1と、この環状スリット2の外周側とエア
噴き込み口3とに通じたエア噴き込み室4と、このエア
噴き込み室4の途中にエア噴き込み口3から噴き込まれ
るエアを前記環状スリット2に所定の方向で向かわせる
ガイド部5と、を備えている。通路1は、第1、第2の
通路管6、7を突き合わせて形成し、その突き合わせ部
間で、通路1の内面1aに前記テーパ状の環状スリット
2と、前記エア噴き込み室4とを形成し、このエア噴き
込み室4の途中に前記ガイド部5を形成している。第
1、第2の通路管6、7の間にそれらの軸方向相対位置
を調節して前記環状スリット2の隙間寸法Sを可変とす
る隙間調節部8を設けてある。
【0017】これらのために、環状スリット2の先細り
側となる第1の通路管6には、図3、図4に示すように
後端部に後端側に向け広がるテーパ面6aを持ち、この
テーパ面6aの後端部から外方に向かうフランジ壁6
b、このフランジ壁6bの外周部から後方へ延びた周壁
6cが形成されている。第1の通路管6に後続する側と
なる第2の通路管7には、図3、図6、図7に示すよう
に先端部に前記テーパ面6aと例えばほぼ平行に対向し
合うよう先端に向け先細り形状となったテーパ面7aを
持ち、このテーパ面7aが形成された部分のやや後方外
周の2箇所にフランジ7b、7cが形成されている。フ
ランジ7cは周壁6cの後端内周とOリング9を介して
摺動できるように嵌まり合い、周壁6cと第2の通路管
7との間に前記エア噴き込み室4を形成している。
【0018】今1つのフランジ7bはエア噴き込み室4
の軸方向の途中位置にあり、前記周壁6cの後端寄りの
偏心位置に設けられたエア吹き込み口3と、環状スリッ
ト2の通路外周側と、の間に位置し、周壁6cの内周に
設けられたフランジ壁6bとの間にねじ合わせ部11を
形成し、このねじ合わせ部11にて第1、第2の通路管
6、7を相対回転させることにより、ねじ合わせ部11
のねじリードによって第1、第2の通路管6、7が軸線
方向に相対移動し、環状スリット2の隙間寸法Sが変化
するようにしている。ここに、ねじ合わせ部11は前記
隙間調節部8を構成している。しかし、ねじ合わせ部1
1や隙間調節部8はどのように構成されてもよい。
【0019】前記周壁6cの後端には図1に示すよう
に、位置決め板12がボルト13により取り付けられ、
ボルト13を用いた締結により位置決め板12がフラン
ジ7cに圧着されて、第1、第2の通路管6、7どうし
を各隙間調節位置に固定することができ、第1、第2の
通路管6、7の固定手段14をなしている。ボルト13
による締結を緩めて前記固定を解くと、第1、第2の通
路管6、7は前記ねじ合わせ部11での相対回転により
隙間寸法Sを再度調節することができる。
【0020】本実施例のテーパ面6a、7aは平行であ
るが、例えば通路1の内周側に向かって狭くなるように
すると外周側から供給され通路1内に噴き込むエアに絞
り作用を与えるし、逆に広くなるようにすると膨張作用
を与える。環状スリット2の隙間条件は用途や処理対象
物の種類によって種々に設定することができる。
【0021】ガイド部5は図1、図3、図6、図7に示
すように、通路管7のフランジ7bの円周上4箇所に軸
線に対し傾斜した斜めスリット15を形成し、前記偏心
したエア噴き込み口3から図1に示すように吹き込まれ
るエア16がエア噴き込み室4内を旋回しながら環状ス
リット2側に流れようとするのを4箇所の斜めスリット
15により矢印で示す方向に案内して前方へ向く捻りを
与えるようにしている。これにより、斜めスリット15
を経た噴き込みエア16は前方へ向かうスパイラル流と
なって環状スリット2に入り、通路1内に図1に示すよ
うな円錐膜をなしたスパイラル流16aとして噴出され
る。図示する例では斜めスリット15は通路1の軸線に
対し45°の傾きに設定してある。しかし、これに限ら
れることはなく種々に設定することができる。傾きが4
5°よりも大きくなると推進力が小さくエア研磨力が大
きくなる。傾きが45°よりも小さくなると推進力が大
きくエア研磨力が小さくなる。粒状物25の種類の違い
や目的によって選択すればよい。エア研磨力を抑えて搬
送を主体にするなら傾きはなくてもよい。逆に傾きを大
きくして研磨力を増すと搬送力は小さくなるが通路1は
短くてよくなる。なお、ガイド部5の具体的な案内構造
はフィンなど他のどうのような方法を採用してもよい
が、スリットによると絞り効果によってエアを所定の向
きに案内するときに速度を上げさせ所定の方向への勢力
を高めることができる。もっとも、エア搬送だけを目的
とするときはガイド部5を省略することもできる。
【0022】以上のようなエアノズルAによると、エア
噴き込み口3からエア噴き込み室4に噴き込まれるエア
16は、ガイド部5を経て荒いスパイラル流となりテー
パ状の環状スリット2を通じ狭いが環状に連続している
ことによって総流量が多く勢いのある円錐膜をなしたス
パイラル流16aとして通路1内に環状スリット2の先
細り側である前方側に向け噴き出る。この通路1内に吹
き出るとき円錐膜をなしたスパイラル流16aは膨張を
伴い通路1内を埋めやすくかつ大きなエネルギーを持っ
たスパイラルな膨張エア流16bとなって圧送される。
このとき噴き込まれた直後のスパイラル流16aないし
膨張エア流16bは円錐膜部にて通路1内を前方側と後
方側とに遮断して前方側に進むので、低圧にても後方の
負圧を高めて後方側の粒状物25に強い吸引力を及ぼ
し、かつ、前方側への大きな持ち運び力、搬送力を発揮
する。同時に、後方から吸引した粒状物25を前方へ搬
送するのに通路1内に充満したスパイラルな円錐膜の膨
張エア流16b中に巻き込み搬送中の粒状物25の1粒
1粒にスパイラルな撹乱をむらなく与えることにより、
膨張エア流16bと粒状物25、粒状物25どうしの強
い摩擦接触を均等に繰り返し行わせて高いエア研磨特性
を発揮する。従って、エア16の供給だけで粒状物25
を吸引し、エア研磨しながら所定の個所まで送り着ける
ことができる。しかも、低圧でよいため米粒などのエア
研磨対象粒状物25にダメージを与えない利点がある。
従って、エア研磨を無水洗米に適用して好適である。
【0023】ここに、本実施例ではエアノズルAを用
い、その通路1の内面1aにテーパ状の環状スリット2
から加圧エア16をスパイラル流16aにして噴き込
み、スパイラルな膨張エア流16bとして通路1内を環
状スリット2の先細り側に圧送するとともに、この膨張
エア流16bの圧送により生じる負圧にて通路1の後方
に接続された収容部であるストックタンク23に収容さ
れた粒状物25を吸引して通路1に充満した前記膨張エ
ア流16b中に引き込み撹乱させて粒状物25の表面を
研磨するエア研磨方法を提供しており、粒状物25が精
米された米粒でエア研磨は無水洗米である例に適用して
いる。
【0024】以上説明したエアノズルAは、図1に示す
ように先端部と後端部とに、他と連結するためのフラン
ジ21、22を有している。本実施例では図1に示すよ
うに後端部のフランジ22を利用してストックタンク2
3からの吸引路24を接続し、エアノズルAの上記吸引
力をストックタンク23内に及ぼすようにしてある。こ
れにより、エア16の供給と同時にストックタンク23
内の粒状物25を吸引してエアノズルAの通路1に充満
するスパイラルな膨張エア流16b中に供給してそれに
よるエア研磨に供することができ、エアノズルAに加圧
エア供給源28を接続してエア研磨装置Bを構成するこ
とができる。
【0025】これらの目的のエア研磨は通路1の長さに
比例した時間行われ、通路1が長いほどエア研磨効果が
高まる。そこで、目的に応じて通路1の長さを選択すれ
ばよい。ここでは、エアノズルAとして基本長さの通路
1を形成しておき、必要に応じて先端のフランジ21を
利用した接続によって通路1をどのようにも延長できる
ようにしている。
【0026】また、研磨度合はエア16の流速や圧力、
粒状物25の単位時間当たりの供給量などによっても変
化する。従って、これらの要素を単独に、あるいは複合
して調節しても研磨度合いを種々に設定することができ
る。図1に示す例ではエアノズルAとストックタンク2
3との間に調整弁26を介して外気を吸引するサブ吸引
路27が接続され、調整弁26による外気の吸引量の調
節によってエアノズルAがストックタンク23に及ぼす
吸引力を調節できるようにしている。この調節によって
ストックタンク23からエアノズルAに吸引されエア研
磨に供される粒状物25の単位時間当たりの供給量を種
々に設定することができる。
【0027】エア研磨装置Bの通路1における前方へ向
うスパイラルな膨張エア流16bによるエア研磨機能
は、一方では、既述したように研磨対象である粒状物2
5を前方へ搬送する搬送機能を発揮する。そこで、次の
目的位置である例えば図2に示す浸漬装置Cまで通路1
を延長し、エア研磨による無水洗米を終えた図2に示す
粒状物25aを浸漬装置Cまで搬送して浸漬に供せるよ
うにすると、図2に示すような粒状物25のエア搬送装
置Dを構成することができる。これにより、無水洗米を
終えた粒状物25aを次の浸漬処理に自動的に連続して
供することができる。粒状物25の全般に共通していう
と、浸漬装置Cを含む次の処理装置や輸送装置、輸送
車、あるいは次のストックタンクなど次の目的装置や
物、位置まで自動的にエア搬送して次の目的に供するこ
とができる。
【0028】浸漬装置Cは連続して供給される粒状物2
5aを浸漬タンク31にて所定時間水32に浸漬させて
吸水させた後炊飯に供する。炊飯に供するための吸水時
間、吸水率は粒状物25aの新米、古米、古古米、無水
洗米、水による洗米の乾燥度合の違い、など原材料の違
い、炊飯したご飯の用途の違いなどによって、種々に異
なる。炊飯に供する粒状物25aを所定の吸水率にする
には既知データから容易に得られる。
【0029】図2、図9に示す例では、浸漬装置Cの浸
漬タンク31は、上部の開口31aから粒状物25aの
投入を受け、浸漬タンク31内の水32に浸漬させなが
ら重力による移動によって下端の出口31bに集めなが
ら、出口31bから流出させた粒状物25aを炊飯に供
する。このときの浸漬タンク31に供給される粒状物2
5aの量と、出口31bから流出させる粒状物25aの
量との関係によって、粒状物25aを浸漬させる時間お
よびそれによる粒状物25aの吸水率を自由に設定する
ことができる。
【0030】粒状物25aの浸漬タンク31への供給量
は、エアノズルAおよびエア搬送装置Dによる粒状物2
5に対する搬送能力の調節、ストックタンク23からの
粒状物25の吸引量の調節などによって種々に設定する
ことができる。粒状物25aの単位時間当たりの流出量
は、出口31bに設けられた定量バルブや定量ポンプな
どの供給器33による流出流量や流出時間の調節にて種
々に設定することができる。図2、図9に示す例では浸
漬済みの粒状物25bをバッチ式の炊飯装置Eで間欠的
に行われる炊飯のサイクルに対応したタイミングで、間
欠的に流出させて炊飯に供するようにしてあり、前記浸
漬タンク31への単位時間当たりの供給量と間欠的な流
出による単位時間当たりの消費量との関係によって原材
料の種類と用途に応じて必要な浸漬時間およびそれによ
る吸水率を満足するようにしてある。
【0031】以上説明した図2に示す装置の全体によれ
ば、バッチ式の炊飯を自動的に行う自動炊飯装置Fを構
成することができる。これにつきさらに詳述すると、ス
トックタンク23はエアノズルAからの吸引によって粒
状物25が所定の流量にて安定して流出するように、常
に一定範囲の量の粒状物25を貯留する必要がある。こ
のため、納米庫41に3t〜5t程度の粒状物25を収
納しておき、これを定量秤42などにより計量しつつ定
量ずつ定期的に、あるいはストックタンク23での粒状
物25のレベル検出信号の基に排出し、コンベア43に
よってストックタンク23に供給するようにしている。
場合によっては粒状物25の供給系は複数並列に設け
て、より多量な消費に対応することができる。
【0032】ストックタンク23から吸引路24への流
出口には吸引される粒状物25を捌く格子40が設けら
れ、粒状物25の流出がスムーズに行われるようにして
いる。格子40は十字形に形成してあるが種々な形態の
ものを採用することができる。サブ吸引路27にはその
外気を吸引する吸引口27aにフィルタ44を設けて通
路1内に塵埃が侵入するのを防止している。エアノズル
Aに接続した加圧エア供給源28は5kg/cm2
下、180l〜600l程度のエア16を供給するため
に7kw/h 程度のコンプレッサを採用している。こ
れにより、例えば、環状スリット2へ噴き込むエア16
は、環状スリット2の隙間寸法Sが0.3mmの場合で
360l/min、0.5mmの場合で600l/mi
n、環状スリット2から通路1への噴出し流速が100
m〜200m程度となる。また、吸引路24での吸引エ
アの圧力600mmH2前後程度、吸引路24への粒状
物25である米の吸引量が12l〜20l/min程度
となる。これによって、通路1にてエア研磨する粒状物
25は約7m程度の揚程を持って搬送できる。前記供給
エア16の流量は調整弁50によって調節することがで
きる。しかし、エア16の圧力や流量は上記以外に設定
してもよく、場合によっては加圧エア供給源28として
ファンなど他のものを用いることもできる。
【0033】通路1の浸漬タンク31への供給端には分
離器Gが設けられ、粒状物25aである米粒のみが下端
の落下口51から浸漬タンク31に落下し、エア研磨に
よって発生している糠や澱粉などの粉塵52は上端の排
気口53から排出するするようにしている。排気口53
および落下口51の途中の一側にある導入路56に通路
1が接続され、排気口53には集塵器54を介して排気
ファン55が接続されている。より具体的には図8に示
すように落下口51から排気口53まで真上に立ち上が
った分離筒57をなし、導入路56は導入口56aから
分離筒57に対し通路が上下に広がる拡張形状を持って
繋がっている。導入路56の拡張形状は導入口56aか
ら円弧形状を持って下降する上壁56bと導入口56a
から斜め下方にストレートに下降する下壁56cとで形
成している。
【0034】排気ファン55の排気力は集塵器54を通
じて分離器Gの排気口53に働く。これにより通路1に
てエア研磨および搬送しながら最終的にエア研磨後の粒
状物25aとして送りつけてきたスパイラルな膨張エア
流16bを導入路56を通じて分離筒57に引き込んだ
後上端の排気口53へと吸引する。このとき通路1から
広い導入路56に入った膨張エア流16bはさらに膨張
して勢力を落としながらも、上壁56bに沿った流れ慣
性とによって重い粒状物25aを遠心力にて上壁56b
に押し付けて分離筒57下端の落下口51に向かうよう
に方向付けをするとともに、前記勢力の低下によって方
向付けした粒状物25aが分離筒57上端の排気口53
に向かう排気流に随伴しないようにする。一方、軽い粉
塵52などはエア流および慣性によっても導入路56の
上壁56bに押し付けられることはなく、従って上壁5
6bの円弧形状による方向付けを受けることなく排気流
に随伴し排気されるようにする。
【0035】上壁56bは円弧状に限られることはな
く、他の湾曲形状やストレートな形状でもよいが、円弧
状は分離機能が優れる上に設計や形成が容易である。な
お前記のような分離のために、通路1は予備拡張部1
b、導入口56aと、導入路56に入るまでに2段階の
拡張部をもって膨張エア流16bを減速するようにして
いる。予備拡張部1bでの減速比を1.8分の1程度、
膨張エア流16bの流量に対し排気流量を2倍〜4倍程
度に設定して好適な結果が得られた。この設定において
分離器Gは落下口51から外気を吸い込んで排気する作
用も営む。これにより、粉塵52が落下口51から外部
に漏れるのを防止することができ、環境衛生の面で好適
である。落下口51からの外気の吸引作用は落下口51
を図示するような下方に向け拡張したラッパ形状などに
するのが好適である。集塵器54は分離器Gと排気ファ
ン55とを繋ぐ排気路58の途中に位置し、排気中の粉
塵52をフィルタ59により分離して貯留し、適宜バル
ブ61を開いて排出し処分する。しかい、分離機Gはサ
イクロン方式のものなどどのようなものでもよい。
【0036】浸漬タンク31は図2、図8、図9に示す
ように、吸水ポンプ71によって常に一定の水を供給す
ることにより、開口31aまわりの環状な樋72へオー
バーフローさせながら粒状物25aを浸漬している浸漬
タンク31内の水32を更新するようにしてある。この
ような給水を行う給水路73の給水端73aは浸漬タン
ク31内の漏斗状底部31c内に配置された図10に示
すような傘型のバランサー74の下にパンチング孔や網
目などによる多孔状態で位置してバランサー74内に分
散排水し、これがバランサー74の多孔74aを通じさ
らに分散されて浸漬タンク31内に抜けて上昇するとと
もに、バランサー74の外周下端と漏斗状底部31cと
の間から浸漬タンク31内に溢れ出て上昇するようにし
てある。水32のバランサー74内への拡散は邪魔板7
6によって横方向への広がり傾向を強めてあり、浸漬タ
ンク31内に行き渡らせやすくしている。
【0037】このようにして、浸漬タンク31内に供給
される水32は細かく分散されて浸漬タンク31内に供
給され収納されている粒状物25aの粒間を抜けながら
上昇し、粒状物25aの各粒を供給圧により押し上げな
がら粒まわりに残っている糠や澱粉などの粉塵52を水
32の水面32aまで浮上させる。浮上された粉塵52
など水面32a上に浮きながらまわりの樋72へオーバ
ーフローする水32とともに樋72内へと持ち運ばれ、
水32とともにドレン口72aを通じ排水し処理される
ようにする。供給される粒状物25aが水面32aに落
下してでき中央から外回りへと伝播する波は水面32a
上に浮いた粉塵52を外回りに追いやり樋72へ排出し
やすくする作用を営む。
【0038】以上の結果、浸漬タンク31内で浸漬処理
される粒状物25aは先に供給されたものの上に後に供
給されたものが順次に堆積するので、出口31bが間欠
に開かれるか連続して開かれているかにかかわらず、先
に供給されたものから排出され、連続に供給された粒状
物25aが浸漬タンク31内で浸漬され排出されるまで
の時間は一定し、所定の時間浸漬した粒状物25bを供
給することができる。
【0039】このような処理において、一般細菌が増殖
する危惧がある。この細菌には土壌菌や枯草菌などを含
み、200℃程度でないと死滅しないものがある。そこ
で、本実施例では安定化二酸化塩素(ClO2 )または
およびオゾンによって一般細菌を殺菌する。具体的には
図2に示すように、給水ポンプ71の吸い込み側に給水
タンク81の他に、安定化二酸化塩素を溶存した薬液タ
ンク82およびオゾン生成ライン83を接続し、給水内
に安定化二酸化塩素およびオゾンが混合され浸漬タンク
31内に水32とともに供給されるようにしている。安
定化二酸化塩素およびオゾンは共に70℃以上で自然分
解するので炊飯中になくなり生態系に無害である。
【0040】なお、加圧エア供給源28からエアノズル
Aへのエア供給路84の途中にはレシーバタンク85が
設けられ、安定かつ安全なエア供給ができるようにして
ある。薬液タンク82からの薬液供給ライン185には
定量ポンプ86が設けられ、定量の薬液を供給するよう
にしてある。オゾン生成ライン83には給気口側からフ
ィルタ87、コンプレッサ88、酸素吸着器89、バッ
ファタンク91、圧力の安全弁92、流量調整弁93、
流量計94およびオゾナイザー95が順次設けられ、定
量のオゾンを生成し安定かつ安全に供給するようにして
ある。
【0041】浸漬タンク31の水32のレベルはボール
タップなどのセンサ195により検出して常に一定のオ
ーバーフロー状態が得られるよう給水ポンプ71を制御
する。また、浸漬タンク31内の粒状物25aの収容量
はセンサ96によって検出し、常に一定の量が収納され
ているように調整弁50などを介して単位時間当たりの
粒状物25のエア研磨を伴う供給量を調整したり、電磁
弁45の開閉によりエア研磨を停止したり再開したりし
て対応する。浸漬タンク31での浸漬済後の粒状物25
bの排出は炊飯装置Eでの要求に応じた供給器33の働
きによって行い、メッシュベルトや多孔ベルト、送風、
振動などを利用した水切り機能を持ったコンベア97に
よって水切りを行って供給するようにしてある。コンベ
ア97による供給はセンサ98によるレベル検出に基づ
き一定のレベルを保った搬送にて行うようにコンベア9
7の速度、あるいは供給器33による排出量を制御す
る。
【0042】
【発明の効果】本発明のエアノズルによれば、エア噴き
込み口からエア噴き込み室に噴き込まれるエアは、所定
の方向に向け案内するガイド部を経て例えばスパイラル
流となりテーパ状の環状スリットを通じ狭いが環状に連
続していることによって総流量が多く勢いのある円錐膜
をなしたスパイラル流として通路内に環状スリットの先
細り側である前方側に向け噴き込まれて、膨張を伴い通
路内を埋めやすくかつ大きなエネルギーを持ったスパイ
ラルな膨張エア流として圧送されることと、噴き込まれ
た直後の円錐膜をなしたスパイラル流ないしは膨張エア
流が通路内を前方側と後方側とに遮断して前方側に進む
ことで、低圧にても後方の負圧を高めて後方側の粒状物
に強い吸引力を及ぼし、かつ、前方側への大きな持ち運
び力、搬送力を発揮する。同時に、後方から吸引した粒
状物を前方へ搬送するのに前記通路に充満している膨張
エア流中に巻き込み、搬送中粒状物の1粒1粒にスパイ
ラルな撹乱をむらなく与えて、エアと粒状物、粒状物ど
うしの強い摩擦接触を繰り返し行わせ高いエア研磨特性
を発揮する。従って、エアの供給だけで粒状物を吸引
し、エア研磨しながら所定の個所まで送りつけることが
できる。しかも、低圧でよいため米粒などのエア研磨対
象にダメージを与えない利点がある。従って、エア研磨
を無水洗米に適用して好適である。
【0043】本発明の別の特徴のエアノズルは、前記エ
アノズルの要件と作用を満足した上で、隙間調節部によ
り、第1、第2の通路管の軸方向相対位置を調節して環
状スリットの隙間寸法を変更することができ、通路内に
噴き込む円錐膜をなしたスパイラル流の勢いを、用途や
粒状物の種類などに応じたエア研磨性、吸引性、搬送性
が得られるように設定することができる。隙間調節部
は、第1、第2の通路管どうしのねじ合わせ部として簡
単に実現する。
【0044】第1、第2の通路管の間に隙間調節部によ
る隙間調節状態に固定する固定手段を設けた構成では、
一旦調整した状態が不用意に変化するようなことを防止
することができる。
【0045】前記エアノズルの後方に粒状物を収容する
収容部を接続するとともに、エア噴き込み口に加圧エア
供給源を接続した構成では、エアノズルにエアを供給す
るだけで、収容部内の粒状物を吸引して自動的にエア研
磨に供することができる。
【0046】前記エアノズルの後方側に粒状物を収容す
る収容部を、前方側に搬送路を、それぞれ接続するとと
もに、エア噴き込み口に加圧エア供給源を接続した構成
では、エアノズルにエアを供給するだけで、収容部内の
粒状物を吸引して搬送路に沿って自動的に搬送すること
ができ、しかも、必要に応じて搬送と同時に粒状物にエ
ア研磨を自動的に施すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るエアノズルおよびそれ
を用いたエア研磨装置を示す断面図である。
【図2】図1の装置を利用したエア搬送装置、および自
動炊飯システムを示す配管図である。
【図3】図1のエアノズルの一部を断面して見た分解斜
視図である。
【図4】図3のノズルの第1の通路管を示す半部を断面
して見た側面図である。
【図5】図3の第1の通路管の後端部の背面図である。
【図6】図3のノズルの第2の通路管を示す半部を断面
して見た側面図である。
【図7】図3の第2の通路管の先端部からの正面図であ
る。
【図8】図2の分離器を示す断面図である。
【図9】図2の分離器と浸漬タンクの関係を示す断面図
である。
【図10】図9の浸漬タンク内にあるバランサ部の断面
図である。
【符合の説明】 A エアノズル B エア研磨装置 D エア搬送装置 S 隙間寸法 1 通路 1a 内面 2 環状スリット 3 エア噴き込み口 4 エア噴き込み室 5 ガイド部 6 第1の通路管 7 第2の通路管 6a、7a テーパ面 8 隙間調節部 15 斜めスリット 16 エア 16a スパイラル流 16b 膨張エア流 23 ストックタンク 24 吸引路 25 粒状物 28 加圧エア供給源
フロントページの続き Fターム(参考) 4B023 LE02 LG01 LP02 LT54 4D043 AA04 DA06 DN03 4F033 AA04 BA02 BA05 CA01 DA01 EA01 KA02 LA06 NA01 QA03 QB02Y QB05 QB12Y QB20 QD04 QD09 QD16 QE01 QE13 QE14 QF07Y QH02 QH03

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内面に外周側からテーパ状の環状スリッ
    トが開口した通路と、この環状スリットの通路外周側と
    エア噴き込み口とに通じたエア噴き込み室と、このエア
    噴き込み室の途中にエア噴き込み口から噴き込まれるエ
    アを前記環状スリットに所定の方向で向かわせるガイド
    部と、を備えたことを特徴とするエアノズル。
  2. 【請求項2】 突合せ状態にて通路を形成する第1、第
    2の通路管の間に、通路の内面に外周側から開口するテ
    ーパ状の環状スリットと、この環状スリットの通路外周
    側とエア噴き込み口とに通じたエア噴き込み室とを形成
    し、このエア噴き込み室の途中にエア噴き込み口から噴
    き込まれるエアを前記環状スリットに所定の方向で向か
    わせるガイド部を形成し、第1、第2の通路管の間にそ
    れらの軸方向相対位置を調節して前記環状スリットの隙
    間寸法を可変とする隙間調節部を設けたことを特徴とす
    るエアノズル。
  3. 【請求項3】 前記隙間調節部は、第1、第2の通路管
    どうしのねじ合わせ部である請求項2に記載のエアノズ
    ル。
  4. 【請求項4】 第1、第2の通路管の間に隙間調節部に
    よる隙間調節状態に固定する固定手段を設けた請求項
    2、3のいずれか1項に記載のエアノズル。
  5. 【請求項5】 通路の内面にテーパ状の環状スリットか
    ら加圧エアをスパイラル流にして噴き込み、スパイラル
    な膨張エア流として通路内を環状スリットの先細り側と
    なる前方に圧送するとともに、この膨張エア流の圧送に
    より生じる負圧にて通路の後方に接続された収容部に収
    容された粒状物を吸引して前記膨張流中に引き込み撹乱
    させて粒状物の表面を研磨することを特徴とするエア研
    磨方法。
  6. 【請求項6】 粒状物は米粒であり、エア研磨は無水洗
    米である請求項5に記載のエア研磨方法。
  7. 【請求項7】 内面に外周側からテーパ状の環状スリッ
    トが開口した通路と、この環状スリットの通路外周側と
    エア噴き込み口とに通じたエア噴き込み室と、このエア
    噴き込み室の途中にエア噴き込み口から噴き込まれるエ
    アをスパイラル流にして前記環状スリットに向かわせる
    ガイド部と、が設けられたエアノズルを備え、このエア
    ノズルの環状スリットの先細り側と反対の後方側に粒状
    物を収容する収容部を接続するとともに、エア噴き込み
    口に加圧エア供給源を接続したことを特徴とするエア研
    磨装置。
  8. 【請求項8】 突合せ状態で前記通路を形成する第1、
    第2の通路管の間に前記環状スリットを形成するととも
    に、これら第1、第2の通路管の軸方向相対位置を調節
    して前記環状スリットの隙間寸法を可変とする隙間調節
    部を設けた請求項7に記載のエア研磨装置。
  9. 【請求項9】 内面に外周側からテーパ状の環状スリッ
    トが開口した通路と、この環状スリットの通路外周側と
    エア噴き込み口とに通じたエア噴き込み室と、このエア
    噴き込み室の途中にエア噴き込み口から噴き込まれるエ
    アを前記環状スリットに所定の方向で向かわせるガイド
    部と、が設けられたエアノズルを備え、このエアノズル
    の環状スリットの先細り側と反対の後方側に粒状物を収
    容する収容部を、前方側に搬送路を、それぞれ接続する
    とともに、エア噴き込み口に加圧エア供給源を接続した
    ことを特徴とするエア搬送装置。
  10. 【請求項10】 突合せ状態で前記通路を形成する第
    1、第2の通路管の間に前記環状スリットを形成すると
    ともに、これら第1、第2の通路管の軸方向相対位置を
    調節して前記環状スリットの隙間寸法を可変とする隙間
    調節部を設けた請求項9に記載のエア搬送装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007020458A (ja) * 2005-07-15 2007-02-01 Namisato:Kk 水分含有率の高い米粉、米粉の製造及び保存方法、及び所望の水分含有率を有する米粉の製造方法
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