JP2006284142A - 乾燥装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 穀粒載置面の上部に厚さが均一となる層状で穀粒群を存在させるようにして、良好な乾燥を行うことができる乾燥装置を提供する。
【解決手段】 排出口105が、搬送用筒状体52の先端側部分の底部に、その長手方向に沿うスリット状に形成され、搬送装置3が、搬送用筒状体52を載置搬送体Sの搬送方向と交差する姿勢で、その先端側部分を載置搬送体Sの上方箇所に重複するように位置させる状態で、且つ、搬送用筒状体Sの先端側部分の底部と載置搬送体Sの穀粒載置面との間に、穀粒載置面の上部に層状に存在させる穀粒群の厚さに相当する隙間dを有する状態で設置されている。
【選択図】 図6

Description

本発明は、無端状の穀粒載置面を備えた載置搬送体にて乾燥対象の穀粒群を載置搬送しながら乾燥するように構成され、横倒れ姿勢で設置された搬送用筒状体の内部に穀粒群を筒状体先端側に搬送する送り搬送体を収納した搬送装置が、前記搬送用筒状体の先端部に形成した排出口より前記載置搬送体の上部に穀粒群を排出するように構成された乾燥装置に関する。
かかる乾燥装置は、横倒れ姿勢で設置された搬送用筒状体の先端部に形成した排出口より無端状の穀粒載置面を備えた載置搬送体の上部に穀粒群を排出することにより、乾燥対象の穀粒群を載置搬送体にて載置搬送しながら乾燥することができるようにしたものである。
かかる乾燥装置において、従来では、搬送用筒状体の先端部に、筒状の下向きの排出口が形成されて、その排出口より穀粒群が載置搬送体における穀粒載置面の一箇所に集中して排出され、そして、集中して排出された穀粒群を均平化する均平具が、載置搬送体の穀粒載置面との間に隙間を有する状態で設置され、搬送用筒状体の先端部に形成した排出口より排出されて堆積状態となる穀粒群を均平化するように構成されていた(例えば、特許文献1参照。)。
特開2005−3325号
上記乾燥装置においては、搬送用筒状体の先端部に形成した排出口より載置搬送体の上部に排出された堆積状態の穀粒群を、均平具にて均平化して、載置搬送体における穀粒載置面の上部に穀粒群を層状に存在させるようにするものであるが、穀粒載置面の上部に層状で存在する穀粒群の厚さが、載置搬送体の搬送方向と交差する方向の各部において均一になり難いものであり、乾燥むらを生じる要因となるものであった。
つまり、載置搬送体における穀粒載置面の上部に堆積状態で存在する穀粒群に対する均平具による均平は、堆積状態で存在する穀粒群を載置搬送体の搬送方向と交差する方向に押し広げることにより行われるものとなるが、乾燥前の湿っている穀粒群が滑り移動し難い等に起因して、穀粒群を厚さが同じになるように押し広げ難いものであった。そして、場合によっては、穀粒群を載置搬送体の搬送方向と交差する方向に押し広げることが適正に行われずに、穀粒群が均平具にて受け止められた状態で滞留して詰まりを招くこともあり、この点からも、穀粒載置面の上部に厚さが均一となる層状で穀粒群を存在させ難いものであり、良好な乾燥を行い難いものであった。
本発明は、上記実状に鑑みて為されたものであって、その目的は、穀粒載置面の上部に厚さが均一となる層状で穀粒群を存在させるようにして、良好な乾燥を行うことができる乾燥装置を提供する点にある。
本発明の乾燥装置は、無端状の穀粒載置面を備えた載置搬送体にて乾燥対象の穀粒群を載置搬送しながら乾燥するように構成され、横倒れ姿勢で設置された搬送用筒状体の内部に穀粒群を筒状体先端側に搬送する送り搬送体を収納した搬送装置が、前記搬送用筒状体の先端部に形成した排出口より前記載置搬送体の上部に穀粒群を排出するように構成されたものであって、
その第1特徴構成は、前記排出口が、前記搬送用筒状体の先端側部分の底部に、その長手方向に沿うスリット状に形成され、前記搬送装置が、前記搬送用筒状体を前記載置搬送体の搬送方向と交差する姿勢で、その先端側部分を前記載置搬送体の上方箇所に重複するように位置させる状態で、且つ、前記搬送用筒状体の先端側部分の底部と前記載置搬送体の穀粒載置面との間に、穀粒載置面の上部に層状に存在させる穀粒群層の厚さに相当する隙間を有する状態で設置されている点にある。
上記第1特徴構成によれば、載置搬送体の搬送方向と交差する姿勢で且つその先端側部分を載置搬送体の上方箇所に重複するように位置させる状態で設置されている搬送用筒状体の内部を、送り搬送体にて先端側に向けて搬送される乾燥対象の穀粒群は、搬送用筒状体の先端側部分の底部に長手方向に沿うスリット状に形成された排出口より載置搬送体の穀粒載置面に排出されることになるが、搬送用筒状体の先端側部分の底部と載置搬送体の穀粒載置面との間は、穀粒載置面の上部に層状に存在させる穀粒群の厚さに相当する隙間を有する状態となっているため、搬送用筒状体の先端側に搬送される穀粒群は、長手方向に沿うスリット状の排出口の長手方向の各部において、上記の隙間に対応する量ずつ排出されることになり、その結果、載置搬送体の穀粒載置面の上部に、厚さが均一となる層状の穀粒群を存在させることができるものとなり、そして、載置搬送体の穀粒載置面の上部に存在する穀粒群が、厚さが均一となる層状となることによって、乾燥むらを抑制した良好な乾燥を行わせることが可能となる。
したがって、載置搬送体の穀粒載置面の上部に厚さが均一となる層状で穀粒群を存在させるようにして、良好な乾燥を行うことができる乾燥装置を提供するに至った。
本発明の第2特徴構成は、上記第1特徴構成に加えて、
前記載置搬送体が、円板状又は略円板状に形成され、かつ、その中央部を中心に上下軸心回りで回転駆動されて、前記搬送装置から供給された穀粒群を載置搬送したのちに下方に落下排出するように構成されている点を特徴とする。
上記第2特徴構成によれば、円板状又は略円板状に形成された載置搬送体が、その中央部を中心に上下軸心回りで回転駆動され、搬送用筒状体が、円板状又は略円板状に形成された載置搬送体の搬送方向と交差する姿勢で、つまり、円板状又は略円板状に形成された載置搬送体の外周部側から中央部に向かう姿勢で、その先端側部分を載置搬送体の上方箇所に重複するように位置させる状態で設置される。そして、搬送用筒状体の先端側に搬送される穀粒群は、搬送用筒状体の先端側部分の底部に、その長手方向に沿うスリット状に形成された排出口から排出されるものとなるが、搬送用筒状体の先端側部分の底部と載置搬送体の穀粒載置面との間は、穀粒載置面の上部に層状に存在させる穀粒群の厚さに相当する隙間を有する状態となっているため、搬送用筒状体の先端側に搬送される穀粒群は、長手方向に沿うスリット状の排出口の長手方向の各部において、上記の隙間に対応する量ずつ排出されることになる。
説明を加えると、円板状又は略円板状に形成された載置搬送体の穀粒載置面は、載置搬送体の搬送方向と交差する方向での各位置、つまり、径方向での各位置において、移動速度が異なるものとなるが、このように径方向での各位置において移動速度が異なることに対応して、搬送用筒状体の先端側に搬送される穀粒群は、排出口から落下排出される単位時間当たりの量を載置搬送体の中央部に近い側ほど少なくする状態で、長手方向に沿うスリット状の排出口の長手方向の各部において、上記の隙間に対応する量ずつ排出されることになり、その結果、載置搬送体の穀粒載置面の上部に、厚さが均一となる層状の穀粒群を存在させることができるものとなる。
したがって、円板状又は略円板状に形成された載置搬送体を用いて全体構成の簡素化やコンパクト化を図るようにしながらも、載置搬送体の穀粒載置面の上部に厚さが均一となる層状で穀粒群を存在させるようにして、良好な乾燥を行うことができる乾燥装置を提供するに至った。
本発明の第3特徴構成は、上記第2特徴構成に加えて、
前記載置搬送体の下方に、円板状又は略円板状に形成され、かつ、その中央部を中心に上下軸心回りで回転駆動されて、前記載置搬送体から排出された穀粒群を載置搬送したのちに下方に排出する下段側の載置搬送体が設けられている点を特徴とする。
上記第3特徴構成によれば、載置搬送体に搬送しながら乾燥することに加えて、その載置搬送体の下方に配置される下段側の載置搬送体にて搬送しながら乾燥することができるものであるから、載置搬送体や下段側の載置搬送体の搬送速度を上昇させて処理能力を向上させた状態で乾燥を行わせることが可能となる。
また、載置搬送体から落下排出される乾燥対象の穀粒群を下段側の載置搬送体にて受け取る形態となっていることから、水分を多く含む穀粒群同士が粘着力によってくっついて塊状になっているような場合であっても、載置搬送体から下段側の載置搬送体に落下するときに、その落下の衝撃によって塊状になっている穀粒群を崩して、塊状から崩された穀粒群を下段側の搬送体にてむら無く乾燥させることも可能となる。
従って、処理能力の向上や、穀粒群がくっついて塊状になっているような場合における乾燥性の向上を図ることが可能となる乾燥装置を提供できるに至った。
本発明の第4特徴構成は、上記第1〜第3のいずれかの特徴構成に加えて、
前記載置搬送体を回転駆動する駆動手段が、前記載置搬送体の搬送速度を変更自在に構成され、前記搬送装置が、前記載置搬送体の搬送速度の変更に伴って、前記排出口における穀粒排出範囲を変更する形態となる搬送量で穀粒群を搬送するように構成されている点を特徴とする。
上記第4特徴構成によれば、載置搬送体を回転駆動する駆動手段が、載置搬送体の搬送速度を変更自在に構成され、搬送装置が、載置搬送体の搬送速度の変更に伴って、排出口における穀粒排出範囲を変更する形態となる搬送量で穀粒群を搬送する。つまり、載置搬送体の搬送速度を変更すると、排出口における穀粒排出範囲が変更することになるが、穀粒載置面の上部に層状に存在させる穀粒群の厚さは変更することは無い。
そして、載置搬送体にて載置搬送される乾燥対象の穀粒群の乾燥状態が不十分な場合には、載置搬送体の搬送速度を低速にして適正な乾燥を行えるようにする等、適正な乾燥状態を得られるように載置搬送体の搬送速度を変更することにより、載置搬送体にて載置搬送される乾燥対象の穀粒群の乾燥状態を適正な状態にすることができるものとなる。
したがって、乾燥対象の穀粒群の乾燥状態を適正な状態にすることができる乾燥装置を提供するに至った。
本発明の第5特徴構成は、上記第4特徴構成に加えて、
前記載置搬送体にて載置される穀粒群に対して外気を加熱手段にて昇温した乾燥用空気を通風する通風式乾燥手段が設けられ、前記乾燥用空気の湿度を直接的に又は間接的に検出する湿度検出手段の検出情報に基づいて、湿度が高いほど低速となるように前記載置搬送体の搬送速度を変更すべく前記駆動手段を制御する運転制御手段が設けられている点を特徴とする。
上記第5特徴構成によれば、通風式乾燥手段が、載置搬送体にて載置される穀粒群に対して加熱手段にて昇温した乾燥用空気を通風し、運転制御手段が、湿度検出手段にて検出された乾燥用空気の湿度が高いほど載置搬送体の搬送速度が低速となるように駆動手段を制御するから、乾燥用空気の湿度が高くても、載置搬送体の搬送速度を低速にすることにより、乾燥対象の穀粒群を充分に乾燥することができる。
したがって、運転制御手段の自動運転制御により、乾燥用空気の湿度が高くても乾燥対象の穀粒群を充分に乾燥することができる乾燥装置を提供するに至った。
本発明の第6特徴構成は、上記第1〜第5のいずれかの特徴構成に加えて、
被覆材溶液供給口を通して米粒被覆用の被覆材溶液を前記搬送用筒状体の内部に位置する穀粒群に供給する被覆材溶液供給手段が設けられ、前記搬送装置が、前記被覆材溶液が供給された穀粒群を攪拌しながら搬送して前記排出口から排出するように構成されている点を特徴とする。
上記第6特徴構成によれば、被覆材溶液供給手段にて米粒被覆用の被覆材溶液を搬送用筒状体の内部に位置する穀粒群に供給し、搬送装置にて被覆材溶液が供給された穀粒群を載置搬送体に供給するから、載置搬送体にて載置搬送される被覆材溶液が付着した穀粒群をムラ無く乾燥させることができ、穀粒の表面に良好な被膜を形成することが可能となった。
従って、載置搬送体にて載置搬送される被覆材溶液が付着した穀粒群をムラ無く乾燥させることができ、穀粒の表面に良好な被膜を形成することが可能となる乾燥装置を提供できるに至った。
以下、図面に基づいて、本発明に係る米穀粒用乾燥装置を無洗米製造装置に適用した場合について説明する。
図1に示すように、無洗米製造設備は、糊粉層の全て又は大部分を除去した米粒に被覆材溶液を添加付着させて乾燥させることにより、米粒表面を覆う被膜を形成して無洗米を製造するためのものであって、無洗米を製造する無洗米製造部A、その無洗米製造部Aにて製造された無洗米の検査、包装等を行う後処理部B、及び、設備各部の運転を予め設定された動作条件にて制御する表示操作パネル付きの制御部Cからなる。
以下、無洗米製造部Aの構成について説明する。
この無洗米製造部Aは、その主要な設備として、被覆材としての澱粉並びに米粒の品質を向上させるための品質向上剤を水に溶かした被覆材溶液を生成する被覆材溶液供給装置1、精米処理が終了した後の米粒(精米)の糊粉層の全て又は大部分を除去して被覆対象米粒を生成する研米機2、その研米機2にて得られた被覆対象米粒を攪拌して搬送しながら前記被覆材溶液供給装置1から供給される被覆材溶液を付着させて付着済み米粒を生成する米粒被覆装置3(搬送装置の一例)、その米粒被覆装置3から供給される付着済み米粒に付着された被覆材溶液を乾燥させて被覆対象米粒の表面に被膜を形成する本発明に係る乾燥装置4等を備えて構成される。そして、乾燥装置4にて澱粉溶液の乾燥処理が終了した米粒は揚穀装置7により後処理部Bに搬送する構成となっている。
次に、後処理部Bの構成について説明する。
この後処理部Bは、前記揚穀装置7にて搬送される米粒群の中の破砕粒や小径の異物を除去する異物除去装置8、その異物除去装置8にて異物除去処理された米粒を一時貯留する米粒タンク9、その米粒タンク9から落下供給される米粒から着色粒や屑米等の不良粒等を除去する不良物除去装置10、その不良物除去装置10にて不良物除去されてエアー搬送装置11にてエアー搬送される米粒について金属の混入物の存否を検査する金属検出器12、その金属検出器12にて検査処理された米粒を所定量ずつ計量して排出する計量タンク13、その計量タンク13から所定量ずつ排出される米粒を包装袋にて包装する包装装置14等を備えて構成されている。
次に、無洗米製造部Aの各部について説明する。
前記被覆材溶液供給装置1は、澱粉と水とを設定比率で混合してその澱粉水溶液を送り
出す澱粉水溶液生成供給部15と、品質向上剤を貯留するとともにその貯留している品質向上剤を設定量だけ送り出す品質向上剤供給部16と、前記澱粉水溶液生成供給部15にて混合した澱粉水溶液と前記品質向上剤供給部16から供給される品質向上剤とを攪拌しながら高温蒸気(110℃程度)を噴霧して被覆材溶液を生成する高温溶液生成部17とを備える。
説明を加えると、澱粉水溶液生成供給部15は、固形粉状の澱粉を貯留する澱粉貯留用ホッパ18、その澱粉貯留用ホッパ18から振動フィーダ19にて単位時間あたりに設定量ずつ送り出される澱粉と、給水路20を通して供給される水道水とを貯留する澱粉水溶液タンク21、その澱粉水溶液タンク21の重量を計測する吊り下げ式のロードセル22と、前記澱粉水溶液タンク21内に設けられた攪拌羽根23aを電動モータ23bにより回転させて澱粉水溶液タンク21内の澱粉と水とを攪拌混合する攪拌装置23を備えて構成されている。
又、前記給水路20には通流を断続する開閉弁24が備えられ、ロードセル22によって重量計測しながら水を供給して設定重量に達すると供給を停止させ、同様にしてロードセル22によって重量計測しながら澱粉を供給して、水と澱粉との比率が設定比率に対応する重量になると供給を停止させる構成としている。前記澱粉水溶液タンク21にて攪拌混合された澱粉と水との澱粉水溶液は、澱粉水溶液供給路25を通して高温溶液生成部17に供給される構成となっており、その澱粉水溶液供給路25には澱粉水溶液を供給する状態と供給を停止させる状態とに切り換え自在な断続弁26が設けられている。
前記品質向上剤供給部16は、固形粉状の品質向上剤を貯留する品質向上剤貯留用ホッパ27、その品質向上剤貯留用ホッパ27から単位時間あたりに設定量ずつ品質向上剤を送り出して品質向上剤供給路28を通して高温溶液生成部17に供給するための振動フィーダ29等を備えて構成されている。
前記高温溶液生成部17は、澱粉水溶液生成供給部15から供給される澱粉水溶液及び品質向上剤供給部16から供給される品質向上剤を貯留する被覆溶液貯留タンク30、その被覆溶液貯留タンク30に蒸気供給路31を通して加熱用の蒸気を供給するボイラ32、前記ボイラ32に供給する水道水を軟水に調製する軟水器33、被覆溶液貯留タンク30内の高温の澱粉溶液を被覆材溶液供給路34を通して前記米粒被覆装置3に供給する送出用ポンプ35等を備えて構成されている。そして、蒸気供給路31から高温の蒸気を被
覆溶液貯留タンク30内に噴出する噴出ノズル36を備えて、ボイラ32によって生成された高温の蒸気をその噴出ノズル36から被覆溶液貯留タンク30内に噴出させる構成となっている。
前記被覆溶液貯留タンク30内においては、前記噴出ノズル36から高温の蒸気が噴出されることで、澱粉と水との澱粉水溶液及び品質向上剤が蒸気の高温の熱エネルギーによって加熱されて澱粉及び品質向上剤が溶解して糊化されて高温の被覆材溶液が生成されることになる。又、このとき高温の蒸気による加熱だけでなく、高温の溶液が保有する熱によっても加熱されることになる。
そして、この被覆溶液貯留タンク30には、その底部付近に位置して底部に沈殿している澱粉あるいは沈殿しようとする澱粉を攪拌させて、澱粉と水(溶液)とがよく混ざり合って澱粉が充分に分散した状態にしてその状態を維持させる下部側攪拌羽根37が設けられている。又、被覆溶液貯留タンク30に貯留される溶液の表面付近に浮遊した状態で粉状のままで溜まり易い品質向上剤を攪拌させて溶液中に分散した状態を維持させる上部側攪拌羽根38が設けられている。これらの下部側攪拌羽根37及び上部側攪拌羽根38は、共通の電動モータ39によって回転駆動される構成となっている。但し、下部側攪拌羽根37は回転によって上方に向けて澱粉を移動させて分散させるように羽根の形状を設定して構成され、上部側攪拌羽根38は回転によって下方に向けて品質向上剤を移動させて分散させるように羽根の形状を設定して構成されている。
前記澱粉水溶液生成供給部15の澱粉水溶液タンク21は被覆溶液貯留タンク30の容量に比べて小さい容量のタンクにて構成され、澱粉水溶液生成供給部15から被覆溶液貯留タンク30に繰り返し澱粉水溶液を供給するように構成されている。具体的に説明すると、澱粉水溶液生成供給部15にて澱粉と水とを設定比率で混合した設定量の澱粉水溶液を被覆溶液貯留タンク30に供給することを複数回繰り返して、被覆溶液貯留タンク30内に所定量の澱粉水溶液が供給される。そして、所定量の澱粉水溶液が供給された後に蒸気が供給されて高温の被覆材溶液が生成される。溶液の温度が充分高くなったときに、前記品質向上剤供給部16から固形粉状の品質向上剤を設定量まとめて被覆溶液貯留タンク30に供給するのである。尚、下部側攪拌羽根37及び上部側攪拌羽根38は、澱粉水溶液生成供給部15から供給を開始したときから回転させるようにしている。ちなみに、被覆材の比率としては、例えば、水1リットルに対して澱粉の比率は40g、品質向上剤の比率は300gに設定される。
前記被覆材溶液供給路34の途中から、被覆材溶液を被覆溶液貯留タンク30に戻す被覆材溶液循環路43が分岐され、その被覆材溶液循環路43の途中から、洗浄水を被覆溶液貯留タンク30に戻す洗浄水循環路44及び洗浄水を排水する洗浄水排水路45が分岐されている。
被覆材溶液供給路34における被覆材溶液循環路43の分岐箇所よりも上流側の箇所には、通流断続用のバルブV1と被覆材溶液の流量を計測する流量計42が設けられ、被覆材溶液供給路34における被覆材溶液循環路43の分岐箇所よりも下流側の箇所には、被覆材溶液供給断続用のバルブV2が設けられている。
被覆材溶液循環路43における洗浄水循環路44及び洗浄水排水路45の分岐箇所よりも下流側の箇所に、被覆材溶液循環用のバルブV3が設けられ、洗浄水循環路44、洗浄水排水路45には、夫々、洗浄水循環用のバルブV4、洗浄水排水用のバルブV5が設けられている。
尚、図1中、48は作業終了時に配管内を清掃するための洗浄水を循環供給するための洗浄用ポンプ、V6〜V9は洗浄水の通流路を開閉するための洗浄水通流路用のバルブである。
又、前記被覆溶液貯留タンク30の底部には、内部の被覆材溶液や洗浄水を流下排出する流下排出路46が接続され、その流下排出路46には、流下排出用のバルブV10が設けられている。
上記のバルブV1〜V9の夫々が予め設定された条件にて前記制御部Cにて開閉操作されて、被覆材溶液を被覆材溶液供給路34を通じて前記米粒被覆装置3に供給する被覆材溶液供給状態、被覆材溶液を被覆溶液貯留タンク30及び被覆材溶液循環路43を通して循環させる予備運転状態(図1の一点鎖線矢印参照)、洗浄水を被覆溶液貯留タンク30、被覆材溶液循環路43及び洗浄水循環路44を通して循環させる洗浄運転状態(図1の二点鎖線矢印参照)、洗浄水を洗浄水排水路45を通じて排水する洗浄水排水状態のいずれかに択一的に切り換えられるように構成されている。
前記被覆材溶液供給状態においては、前記流量計42によって米粒被覆装置3への供給量を計測しながら、前記送出用ポンプ35の作動状態を制御する構成となっている。
つまり、被覆材溶液を生成するときには前記予備運転状態に切り換えて、図1の一点鎖線矢印にて示すように、設定時間が経過する間だけ被覆材溶液循環路43を通して高温の被覆材溶液を循環させる構成となっている。又、被覆材溶液の生成並びに供給作業が終了した後には、前記洗浄運転状態に切り換えて、図1の二点鎖線矢印で示すように、洗浄用ポンプ48により、被覆材溶液循環路43及び洗浄水循環路44を通して洗浄水を循環させて被覆溶液貯留タンク30や配管の内部を清浄する構成となっている。尚、前記洗浄水循環路44の被覆溶液貯留タンク30への戻り部分は噴出ノズルとして構成されており、被覆溶液貯留タンク30の内面を清掃することができるようになっている。
そして、上述のように構成されたバルブV1〜V10は、前記被覆材溶液供給路34、前記被覆材溶液循環路43、前記洗浄水循環路44及び前記洗浄水排水路45等、前記被覆材溶液供給装置1の各流体流路を形成する管部材に設けられて、各流体流路を開閉するようになっている。
前記研米機2は、図2、図3に示すように、供給装置により供給される精米処理済みの米粒を研米機ホッパ2aにて受け入れたのち、横送りスクリュー2bにより横送りして供給する構成となっており、米粒を上方に移送させながら研米する上方移送式のものを用いている。つまり、周囲にブラシを備えて縦軸芯周りで回転する回転ロールとその外周部に位置する多孔状の筒部材との間を米粒群を上方に移送させながら、ブラシによって米粒の表面に残留する糠すなわち糊粉層の全て又は大部分を除去する構成となっている。そして、研米機2にて研米された米粒は、研米機2の上方に設けられた排出口2cから斜め姿勢の傾斜樋51を通って乾燥装置4の側方に位置する米粒被覆装置3の米粒供給ホッパ100aに供給される。尚、乾燥装置4の上部には2本の梁50が平行に架設され、研米機2および研米機2の回転ロールを回転駆動するモータ74がそれら梁50に載置されている。又、この研米機2は、上記したようなブラシによる掻き取り作用によって糊粉層を除去するものに代えて、前記回転ロールの周囲に砥石等の研削用部材を備えて、この研削用部材による削り取り作用等によって糊粉層を除去するように構成してもよい。
前記米粒被覆装置3は、図4〜図8に示すように、横倒れ姿勢の筒状の攪拌室形成部材52(搬送用筒状体の一例)と、攪拌室形成部材52の長手方向に沿う軸心周りに回転駆動される送り搬送体を備えた攪拌搬送手段53と、米粒供給ホッパ100aによる米粒供給箇所よりも米粒搬送方向下手側の箇所に設けられた被覆材溶液供給手段54と、筒状の攪拌室形成部材52を上下軸芯Y方向に回動自在に支持するとともに、攪拌室形成部材52の横倒れ姿勢の傾き及びその高さを調節する姿勢変更調節手段101とを備えて構成されている。
前記米粒被覆装置3の各部について説明すると、前記攪拌室形成部材52は円筒状に形成され、その攪拌室形成部材52には、その攪拌搬送手段53による米粒搬送方向の上手側から下手側に向けて、米粒供給ホッパ100aより米粒を供給する米粒供給箇所としての米粒供給口103、被覆材溶液供給手段54より被覆材溶液を供給する被覆材溶液供給箇所としての被覆材溶液供給口104、米粒を排出する米粒排出口105(排出口の一例)が形成されている。この米粒排出口105は、攪拌室形成部材52の底部にその長手方向に沿うスリット状に形成されており、3個の矩形状の米粒排出口105aと、3個の矩形状の米粒排出口105aよりも米粒搬送方向の下手側に位置する矩形状の米粒排出口105bとを備えている。尚、米粒排出口105bは、他の米粒排出口105aより幅広に形成されている。
前記攪拌搬送手段53は、電動モータ109と、電動モータ109の回転軸109aに連結され、電動モータ109の作動により攪拌室形成部材52の軸芯と同軸芯回りに回転駆動される伝動軸110と、伝動軸110と一体回転されるようにキー部材111にて連結される筒状支持体112と、その筒状支持体112に一体回転自在に外嵌装着されたU字状体107及び螺旋状体108とを備えて構成されている。
前記電動モータ109を連結支持するとともに、攪拌室形成部材52を着脱自在に支持する連結支持体113が設けられている。連結支持体113は、電動モータ109をボルトにてねじ止めする板状部113aと、攪拌室形成部材52の内部に嵌め込むことができるように形成された円筒状の筒部113bとからなり、筒部113bの断面が板状部113aに設けられた開口の縁部に一致させた状態で接続されるように構成されている。
前記伝動軸110は、円柱110aの端部にそれよりも径の小さい円柱110bを同じ中心軸上に形成させて設けられている。円柱110aの外周部がベアリング114を介して連結支持体113に回転自在に支持されている。また、それよりも径の小さい円柱110bが電動モータ109の回転軸109aに連結されている。これにより、伝動軸110は、攪拌室形成部材52の軸芯と同軸芯回りに回転自在に構成されている。ベアリング114の米粒搬送方向の下手側には、電動モータ109からのオイル漏れを防ぐオイルシール115が隣り合う状態で設けられている。円柱110aの外周部に設けられたリング部材116が、ベアリング114及びオイルシール115を挟み込む状態で夫々2つ設けられている。これにより、ベアリング114及びオイルシール115の米粒搬送方向の上手側および下手側への移動を阻止するように構成されている。
前記U字状体107は、丸棒材の中心部分を折り曲げて構成されており、両端に位置する支持部107aと、半円状の屈曲部107bと、一対の棒状の攪拌作用部107cとを備えて構成されている。前記螺旋状体108は、丸棒材をコイル状に屈曲形成して構成されており、螺旋状体108の米粒供給口103が形成されている側の端部には、コイル状の搬送作用部108bの一端部から一連に連なる支持部108aが形成され、螺旋状体108の米粒搬送方向の下手側の米粒排出口105の終端側箇所に対応する箇所には、コイル状の搬送作用部108bの他端部から一連に連なる掻き出し作用部108cが、攪拌室形成部材52の内周面に近接する状態で且つ攪拌室形成部材52の長手方向に沿って形成されている。したがって、前記螺旋状体108及び前記U字状体107が、攪拌室形成部材52の内部に収納されて、穀粒群を攪拌室形成部材52の先端側に搬送する、前述した送り搬送体として機能するものである。説明を加えると、前記米粒供給口103から供給され、かつ、被覆材供給口104より被覆材が供給された米粒群を螺旋状体108の回転により攪拌しながら攪拌室形成部材52の先端側に搬送することになり、且つ、螺旋状体108が中空状であるため、米粒群を、攪拌室形成部材52の底部のみに位置させる状態で搬送することになる。そして、螺旋状体108の内部に位置するU字状体107が、螺旋状体108と一体状態で回転して、攪拌室形成部材52の底部に位置する米粒群を掻き上げるように攪拌することになり、米粒群の攪拌を十分に行えるようになっている。
前記筒状支持体112は、攪拌室形成部材52の内部に嵌り込む状態で設けられている。前記筒状支持体112には、攪拌室形成部材52の長手方向に沿って一対の径方向内方側の貫通孔112aおよび径方向外方側の貫通孔112bが設けられ、U字状体の支持部107aが、一対の径方向内方側の貫通孔112aに嵌合し、らせん状体の支持部108aが径方向外方側の貫通孔112bに嵌合するようになっている。これにより、U字状体107及び螺旋状体108は、筒状支持体112に外嵌装着される状態で、且つ、U字状体107が螺旋状体108の径方向内方側に近接させた状態で攪拌室形成部材52の内部において一体回転自在に設けられることになる。
前記筒状支持体112には、連結支持体の筒部113bの内部に嵌り込むとともにオイルシール115の米粒搬送方向の下手側に設けられたリング部材116に接当する接当部112cが設けられている。そして、その接当部112cは、一対の径方向内方側の貫通孔112aに嵌り込んだU字状体107の支持部107aの先端に接当して、U字状体107の米粒搬送方向の上手側への移動を阻止するように構成されている。また、筒状支持体112の米粒搬送方向の下手側の外周部には溝部112dが設けられ、溝部112dが螺旋状体108の搬送作用部108bに接当して、米粒搬送方向の上手側への移動を阻止するように構成されている。
このとき、半円状の屈曲部107b及び掻き出し作用部108cの先端が攪拌室形成部材の蓋部52aに近接する状態で設けられているので、筒状支持体112に外嵌装着されたU字状体107及び螺旋状体108が一体回転されている途中に、U字状体107に、攪拌室形成部材52の長手方向への力が掛かったとしても、筒状支持体の接当部112cあるいは攪拌室形成部材の蓋部52aに接当して米粒搬送方向の上手側および下手側への移動を阻止することにより、筒状支持体112からU字状体107が外れることを防止できる。また、螺旋状体108についても同様に、筒状支持体の溝部112dあるいは攪拌室形成部材の蓋部52aに接当して米粒搬送方向の上手側および下手側への移動を阻止することにより、筒状支持体112から螺旋状体108が外れることを防止できる。
前記米粒供給口103は、前記攪拌室形成部材52における米粒搬送方向上手側端部の上部に形成されている。そして、米粒供給部100は、米粒を米粒供給口103を通じて攪拌室形成部材52内に流下供給するように設けられた米粒供給ホッパ100aと、その米粒供給ホッパ100aの流下流路100bを開閉する米粒供給用シャッタ117を備えて構成されている。つまり、米粒供給ホッパ100aにて、前記研米機2から流下供給される米粒を受け入れて米粒供給口103を通じて攪拌室形成部材52内に流下供給するように構成されている。
前記米粒供給用シャッタ117は、往復移動操作により米粒供給ホッパ100aの流下流路100bを開閉するように設けられたシャッタ板117aと、そのシャッタ板117aを往復移動操作するシリンダ117bとを備えて構成されている。
前記被覆材溶液供給口104は、前記攪拌室形成部材52における前記米粒供給口103よりも米粒搬送方向下手側の箇所の上部に形成されている。そして、被覆材溶液供給手段54は、供給される空気を噴出する噴霧用空気噴出孔118a及び供給される被覆材溶液を噴出する被覆材溶液噴出孔118bを備えて被覆材溶液供給口104に接続された被覆材溶液噴霧ノズル118と、前記被覆材溶液供給路34を通じて被覆材溶液噴霧ノズル118の被覆材溶液噴出孔118bに被覆材溶液を圧送する前記送出用ポンプ35(図1参照)と、噴霧用空気供給路119を通じて被覆材溶液噴霧ノズル81の噴霧用空気噴出孔118aに噴霧用空気を圧送するエアコンプレッサ120等を備えて構成されている。
被覆材溶液噴出孔118b及び噴霧用空気噴出孔118aは、被覆材溶液噴出孔118bから噴出される被覆材溶液と噴霧用空気噴出孔118aから噴出される噴霧用空気とを衝突させるように、夫々の噴出方向が交差する状態で被覆材溶液噴霧ノズル118に形成されている。
更に、前記噴霧用空気供給路119には、噴霧用空気噴出孔118aに供給される噴霧用空気の圧力を調整する噴霧用空気用の圧力調整弁121が設けられている。この噴霧用空気用の圧力調整弁121によって被覆材溶液噴霧ノズル118の噴霧用空気噴出孔118aに供給する噴霧用空気の供給圧を予め実験等によって適正な値として設定された適正圧力に調整する構成となっている。
つまり、被覆材溶液供給手段54は、前記被覆材溶液噴霧ノズル118を備えて、その被覆材溶液噴霧ノズル118の噴霧用空気噴出孔118aから噴出される空気と被覆材溶液噴霧ノズル118の被覆材溶液噴出孔118bから噴出される被覆材溶液とを混合させ且つ被覆材溶液を霧化させて、その霧化させた被覆材溶液を前記攪拌室形成部材52内を搬送されている米粒に対して供給するように構成されている。
前記被覆材溶液噴霧ノズル118は、被覆材溶液噴出孔118bを筒内部空間とする筒状に形成され、その筒状の被覆材溶液噴霧ノズル118における被覆材溶液噴出孔118bに対する溶液供給側の端面118cは、バルブVのケーシング本体122の端面122aよりも内方側に突出するように形成されて、被覆材溶液噴霧ノズル118が、バルブVを構成する弁座形成体123に兼用するように構成されている。
つまり、被覆材溶液噴霧ノズル118における被覆材溶液噴出孔118bに対する溶液供給側の端部に、鍔状部118eが設けられている。
そして、ケーシング本体122の端面122aと被覆材溶液噴霧ノズル118の端面118cとの間に環状のシール部材124を介在させた状態で、ケーシング本体122の鍔状部122bと被覆材溶液噴霧ノズル118の鍔状部118eとをクランプ125にて挟持することにより、ケーシング本体122及び被覆材溶液噴霧ノズル118が組み付けられて、前記被覆材溶液供給断続用のバルブV2が構成されるようになっている。
前記筒状接続部126には、前記被覆材溶液供給路34を形成する管部材127がクランプ128を用いて接続される。
前記姿勢変更調節手段101は、攪拌室形成部材52の横倒れ姿勢の傾きを調整する傾き調整部129および攪拌室形成部材52の高さを調節する高さ調整部130とを備えて構成されている。
床面にその内部が中空に形成された管状の中空部材131が立設されており、その中空に形成された部分の上部にねじ孔131aが形成されている。米粒被覆装置3を上下軸芯Y方向に回動自在に支持する棒状の支持体132が設けられており、その下端には、中空部材131のねじ孔131aに螺合されるねじ部132aが形成され、その上端には、棒状の支持体132を例えばスパナなどで上下軸芯Y方向に回動させ易いように平行な二面を有する回動部132bが形成され、その中間部よりも下方には、後述する下側の調整部材134に係合する係合部材132cが設けられている。また、支持体132の回動を規制するナット133が中空部材131の上部に設けられている。
一辺が長く形成された矩形の板を、長方形状の平板部134aと、その平板部134aの一端からその平板部134aに垂直な方向に延びる屈曲部134bと、その平板部134aの他端から屈曲部134bとは反対の方向に伸びるスライド部134cと、そのスライド部134cの端部から平板部134aと平行に延びる調整部134dとを備えるように長尺方向に沿って折り曲げ成形して、下側の調整部材134を形成し、さらに、長方形状の平板部134aの長辺側の側壁部のうちの一方の側壁部に、その平板部134aに垂直な方向に延びる略三角形状の板状体136が接合されている。屈曲部134bには、支持体13の径よりもやや大に形成された孔が形成され、平板部134aの両端部、スライド部134c、調整部134d、略三角形状の板状体136には、夫々ねじ孔が形成されている。
一辺が長く形成された矩形の板を折り曲げて、長方形状の接触部135aおよびその接触部135aの一端からその接触部135aに垂直な方向に延びる調整部135bとを備えるように長尺方向に沿って折り曲げ成形して、上側の調整部材135を形成し、長方形状の接触部135aには、支持体13の径とほぼ同じに形成された孔およびボルトを通す長孔が形成され、調整部134bには、ねじ孔が形成されている。尚、長孔は、その長手方向を接触部135aの長手方向と一致させて設けられている。
前記電動モータ109と、連結支持体113と、平板部134aとがボルト137にてねじ止めされることで連結固定されている。スライド部134cの面を接触部135aの面に接触させた状態でボルト138にてねじ止めされている。このとき、ボルト138は接触部135aの長孔を貫通した状態でスライド部134cにねじ止めされているので、ボルト138を緩めてスライド部134cが長孔の長手方向すなわち接触部135aの長手方向にスライド移動したり、ボルト138を締めて下側の調整部材134のスライド部134cと上側の調整部材135の接触部135aとをその位置で固定したりすることができる。
前記下側の調整部材134の調整部134dと前記上側の調整部材135の調整部135bとがそれら調整部134d、135bの面間隔を一定に維持する状態でボルト139および調整部134bの両面に設けられたナット140にてねじ止めされている。これにより、下側の調整部材134と上側の調整部材135とをその位置で固定することができる。つまり、スライド部134cのスライド方向に沿って設けられたボルト139およびナット140にてそれら調整部134d、135bの面間隔を一定に維持することで、長孔の方向に沿ってスライド部134cがスライド移動することを防止できる。
前記支持体13が、上側の調整部材135の接触部135aに支持体13の径とほぼ同じに形成された孔、および、下側の調整部材134の屈曲部134bに支持体13の径よりやや大に形成された孔に貫通させて設けられている。このとき、下側の調整部材134の屈曲部134bの下面部が支持体13の係合部材132cの上面部に係合されることにより、下側の調整部材134に連結された米粒被覆装置3を上下軸芯Y方向に回動自在に支持することとなる。
前記ナット133を回動させて、支持体132の回動の規制を解除させ、回動部132bを回動させると、支持体132が上下動し、その支持体132の係合部材132cに係合された下側の調整部材134も上下動し、それに伴って下側の調整部材134に連結された米粒被覆装置3も上下動することになる(図8の一点鎖線参照)。したがって、支持体132および中空部材131が攪拌室形成部材52の高さを調節する高さ調整部130を構成する。
前記ボルト138を緩めてスライド部134cが長孔の長手方向すなわち接触部135aの長手方向にスライド移動することにより、攪拌室形成部材52の横倒れ姿勢の傾きを調整させることができる。説明を加えると、例えば、スライド部134cが接触部135aの長手方向にスライド移動すると、スライド部134cに接続される平板部134aの他端もそれに伴って接触部135aの長手方向にスライド移動し、長方形状の平板部134aが垂直姿勢から平板部134aの他端が接触部135aの長手方向に傾いた斜め姿勢となる。これにより、ボルト137にて平板部134aに連結固定された電動モータ109および連結支持体113の板状部113aも斜め姿勢となる(図8の二点鎖線参照)。したがって、上側の調整部材135、下側の調整部材134、ボルト138、139およびナット140が攪拌室形成部材52の横倒れ姿勢の傾きを調整する傾き調整部129を構成する。
尚、下側の調整部材134の屈曲部134bに支持体13の径よりやや大に孔が形成されることにより、平板部134aが接触部135aの長手方向に傾いた斜め姿勢となり、その平板部134aの一端からその平板部134aに垂直な方向に延びる屈曲部134bが水平姿勢から傾いた姿勢になったとしても、支持体13が屈曲部134bに形成された孔の周囲の部分に喰い込むことが無いようになっている。
そして、ボルト138を締めてスライド部134cと接触部135aとをその位置で固定し、ボルト139および調整部134bの両面に設けられたナット140にて調整部134dと調整部135bとをその位置で固定することにより、調整された攪拌室形成部材52の横倒れ姿勢の傾きを維持することができる。
前記米粒被覆装置3が、上下軸芯Y方向に旋回させることにより攪拌室形成部材52の一端側部分を乾燥装置4のカバー55の側部55aを通して乾燥装置4の内部に入り込ませる作業位置(図3の一点鎖線参照)と攪拌室形成部材52の全体を乾燥装置4の横側外方に突出させるメンテナンス位置(図3の二点鎖線参照)とに切り換え自在に構成されている。乾燥装置4のカバー55の側部55aには、開口143を覆う閉状態と開口143を開放させる開状態とに切り換え自在な扉部材142が設けられ、メンテナンス作業を行なうときには、扉部材142を開状態に切り換えて開口143を開放させたのちに、攪拌室形成部材52をメンテナンス位置まで旋回させる。そして、略三角状の板状体136に取り付けられたねじ141を回して連結支持体113および攪拌室形成部材52の外方側に退出させることで、攪拌室形成部材52を取り外して清掃等のメンテナンス作業が行なえるようになっている。
要するに、米粒供給部100の米粒供給口103から筒状の攪拌室形成部材52の内部に供給された米粒群は、螺旋状体108のコイル状の搬送作用部108bおよびその内部に位置するU字状体107の一対の棒状の攪拌作用部107cが一体回転することにより、攪拌室形成部材52の底部に位置する米粒群を掻き上げるように攪拌しながら攪拌室形成部材52の一端側部分に向けて搬送される、このとき、米粒供給箇所よりも米粒搬送方向下手側の箇所に設けられた被覆材溶液供給手段54の被覆材溶液噴霧ノズル118にて、被覆材溶液供給路34から供給された被覆材溶液を霧化された状態で攪拌室形成部材52内を搬送されている米粒に供給することにより、米粒と被覆材溶液とを充分に攪拌しながら攪拌室形成部材52の長手方向に搬送されることになる。
そして、攪拌室形成部材52の一端側部分に向けて搬送される乾燥対象の米粒群は、攪拌室形成部材52の一端側部分の底部に長手方向に沿うスリット状に形成された米粒排出口105に達すると、攪拌室形成部材52の一端側部分の底部と上段の載置搬送部S1の穀粒載置面との間は、穀粒載置面の上部に層状に存在させる米粒群の厚さに相当する隙間dを有する状態となっているため、攪拌室形成部材52の一端側部分に搬送される米粒群は、長手方向に沿うスリット状の米粒排出口105の長手方向の各部において、上記の隙間dに対応する量ずつ排出されることになるので、上段の載置搬送部S1の穀粒載置面の上部に、厚さが隙間dと略同じに構成され、その厚さが均一となる層状の米粒群を存在させることができる。このとき、攪拌室形成部材52の一端側部分に搬送される米粒群の搬送量は、米粒排出口105の長手方向の各部においてその隙間dに対応する量ずつ排出されるために、図4の二点鎖線に示すように、米粒排出口105の米粒搬送方向上手側の端部から米粒搬送方向下手側に向かうほど減少することになり、攪拌室形成部材52の一端側に搬送される米粒群は、米粒排出口105の米粒搬送方向上手側の端部からその搬送量が無くなる箇所にまで搬送されることになる。
次に前記乾燥装置4について説明する。
この乾燥装置4は、図9に示すように、略円筒状のカバー55が形成する内部空間内に2個の載置搬送部S(載置搬送体の一例)が上下方向に並べて収納され、それらの2個の載置搬送部Sは、上下方向に延びる駆動軸56により上下軸芯Y周りで、所定の回転方向(図に符号Qにて示す回転方向)に一体的に駆動回転するようになっている。そして、2個の載置搬送部Sのうち上段の載置搬送部S1が、攪拌室形成部材52の一端側部分に設けられた米粒排出口105にて排出される被覆材溶液が付着した米粒群を供給され、上段の載置搬送部S1が、米粒群を載置搬送したのちに下方に落下排出し、2個の載置搬送部Sのうち下段の載置搬送部S2が上段に位置する載置搬送部S1から落下排出された米粒群を受け取る構成となっている。前記駆動軸56は、減速機構付き電動モータ57によって回転駆動される構成となっている。
前記攪拌室形成部材52の一端側部分に設けられた米粒排出口105より排出する被覆材溶液が付着した米粒群を上段の載置搬送部S1に供給する構成について具体的に説明すると、米粒被覆装置3が、作業位置において、上段の載置搬送部S1の外周部側から中央部に向かう方向に一致させる姿勢で、つまり、攪拌室形成部材52を上段の載置搬送部S1の米粒群の搬送方向と交差する姿勢で、その一端側部分を上段の載置搬送部S1の上方箇所に重複するように位置させる状態で設置されている。そして、高さ調整部130にて攪拌室形成部材52の高さを調整し、傾き調整部129にて攪拌室形成部材52の横倒れ姿勢の傾きを調整することで、攪拌室形成部材52の一端側部分の底部と上段の載置搬送部S1の穀粒載置面との間に、穀粒載置面の上部に存在する層状の米粒群の厚さに相当する隙間dを有する状態で米粒被覆装置3を設置させることになる。
そして、攪拌室形成部材52を上段の載置搬送部S1の米粒群の搬送方向と交差する姿勢で米粒群を排出させると、攪拌室形成部材52の一端側部分の底部と上段の載置搬送部S1の穀粒載置面との間に、穀粒載置面の上部に形成する層状の米粒群の厚さに相当する隙間dを有するので、攪拌室形成部材52の一端側に搬送される米粒群は、攪拌室形成部材52の一端側部分の底部に位置する米粒排出口105の長手方向の各部において、穀粒載置面の上部に形成する層状の米粒群の厚さに相当する隙間dに対応する量ずつ落下排出されることになる。説明を加えると、円板状又は略円板状に形成された上段の載置搬送部S1の穀粒載置面は、上段の載置搬送部S1の搬送方向と交差する方向での各位置、つまり、上段の載置搬送部S1の径方向での各位置において、移動速度が異なるものとなるが、このように径方向での各位置において移動速度が異なることに対応して、攪拌室形成部材52の一端側部分に搬送される米粒群は、米粒排出口105から落下排出される単位時間当たりの量を上段の載置搬送部S1の中央部に近い側ほど少なくする状態で、長手方向に沿うスリット状の米粒排出口105の長手方向の各部において、上記の隙間dに対応する量ずつ排出されることになり、その結果、上段の載置搬送部S1の穀粒載置面の上部に、厚さが隙間dと略同じに構成され、その厚さが均一となる層状の米粒群を存在させることができる。
前記乾燥用空気の湿度を検出する湿度計144(湿度検出手段の一例)が乾燥装置4に設けられており、制御部C(運転制御手段の一例)が、湿度計144の検出情報に基づいて、湿度計144にて検出される湿度が高いほど上段の載置搬送部S1の搬送速度が低速となるように電動モータ57を制御するように構成されている。これにより、乾燥用空気の湿度が高くても、上段の載置搬送部S1の搬送速度を低速にすることにより、円板状又は略円板状に形成された上段の載置搬送部S1の穀粒載置面の上部に形成された層状の米粒群を充分に乾燥することができる。
そして、上段の載置搬送部S1の搬送速度が低速となると、米粒排出口105における穀粒排出範囲を変更する形態となる搬送量で層状の米粒群を搬送するように構成されている。説明を加えると、攪拌室形成部材52の一端側に搬送される米粒群は、攪拌室形成部材52の一端側部分の底部に位置する米粒排出口105の長手方向の各部において、上段の載置搬送部S1の穀粒載置面の上部に形成する層状の米粒群の厚さに相当する隙間dに対応する量ずつ落下排出されることになり、攪拌室形成部材52の一端側に搬送される米粒が攪拌室形成部材52の一端側部分から少し離れた箇所(図10(ロ)参照)まで搬送されることになる。そして、上段の載置搬送部S1の移動速度が低速になった場合、その上段の載置搬送部S1の移動速度が低速になることに対応して、攪拌室形成部材52の一端側部分の底部に位置する米粒排出口105の長手方向の各部において落下排出される米粒群の量が減少するために、攪拌室形成部材52の一端側に搬送される米粒が攪拌室形成部材52の一端側部分により近い箇所(図10(イ)参照)にまで搬送されることになる。
このように、上段の載置搬送部S1の移動速度が低速になると、層状の米粒群の厚さを一定に保ちながらも、米粒排出口105における穀粒排出範囲を拡げる形態となる搬送量で層状の米粒群を搬送することになる。
前記円筒状のカバー55の略円状に形成された天井部81には、上下方向に延びる駆動軸56を中心とする略円状の開口部82が天井部81の中心部に形成されている。天井部81の上部には、円筒状の乾燥用空気加熱装置83が設けられ、その乾燥用空気加熱装置83の開口した下部を開口部82と一致させて設けられている。乾燥用空気加熱装置83の側面には乾燥用空気の通過の際に塵埃のカバー55への侵入を防止するフィルタが設けられ、そのフィルタの内方側には乾燥用空気を加熱する複数の電熱ヒータ86が設けられている。すなわち、天井部81の上部の中心部に設けられた円筒状の乾燥用空気加熱装置83の内方側に複数の電熱ヒータ86が設けられている。これにより、電熱ヒータ86同士を近づけた状態で設置することができ、円筒状の乾燥用空気加熱装置83の構成の簡素化を図りながらも、乾燥用空気加熱装置83に形成されているヒータ同士の配線作業を容易に行なうことができる。
前記カバー55が形成する内部空間と連通する状態で吸気用ダクト84が設けられ、吸気用ダクト84には吸引装置85が接続されている。吸気用ダクト84および吸引装置85が通風式乾燥手段KTを構成する。吸気用ダクト84の吸気口84aは、下段に位置する載置搬送部S2の中央部に対向する形態で設けられている。これにより、乾燥用空気加熱装置83のフィルタから乾燥用空気が取り入れられ、フィルタの内方側に設けられた電熱ヒータ86にて取り入れられた乾燥用空気が加熱され、加熱された乾燥用空気がカバー55の天井部81の中心部に形成された開口部82から供給される。そして、加熱された乾燥用空気が各載置搬送部Sを通風して吸気用ダクト84を通して吸引されるようになっている。
図11〜図18に示すように、上段の載置搬送部S1は、周方向に沿って並べて設けられる12個の搬送単位体Tを備えて構成されている。この搬送単位体Tは、上段の載置搬送部S1を周方向に沿って12個に均等に分割する状態で平面視で略扇形になるように構成されている。平面視における外周縁部には外周部材59が設けられ、その外周部材59の両端部には、中心部を折り曲げ状に構成された長尺状の板の両端部が連結されて枠部材60を構成してある。尚、隣り合う搬送単位体Tの外周部材59の端部が対向する状態で設けられている。
前記枠部材60を補強する長尺状の補強部材64が、その補強部材64の両端部と中心部を折り曲げ状に構成された長尺状の板の両端部とを接続する形態で設けられている。枠部材60、補強部材64および外周部材59によって載置搬送部S1の中心部から周方向に向かう方向に沿って設けられた円筒状部材61を固定するとともに、補強部材64および外周部材59によって径方向外方側に延設した棒状の被案内部68を固定するようになっている。そして、枠部材60の上部側表面には、孔径が約2mmの小径孔を多数形成したパンチングメタルからなる多孔板65が装着されている。
前記多孔板65は前記枠部材60の上部側表面に対して回転方向上手側および下手側に突出する状態で取り付けられている。つまり、図15に示すように、多孔板65の回転方向下手側端縁65aが枠部材60の回転方向下手側端部よりも回転方向下手側に向けて突出する状態となり、多孔板65の回転方向上手側端縁65bが枠部材60の回転方向上手側端部よりも回転方向上手側に突出する状態となるように取り付けられている。すなわち、搬送作用姿勢においては、多孔板65の回転方向下手側端縁65aが、回転方向下手側に隣接する搬送単位体Tの多孔板65の回転方向上手側端縁65bの上側に重なる状態となり、多孔板65の回転方向上手側端縁65bが、回転方向上手側に隣接する搬送単位体Tの多孔板65の回転方向下手側端縁65aの下側に重なる状態となるように構成されている。
そして、駆動軸56に一体回転自在に外嵌されるボス部58から放射状に延びる複数の棒状の回動支軸63が、各搬送単位体Tに設けられた円筒状部材61を貫通する状態で設けられ、各回動支軸63の径方向外端側の箇所に夫々ローラ式のカムフォロア75が設けられ、各カムフォロア75は、カバーの側部55aにネジ止め固定されたリング状の支持レール62にて案内支持される構成となっている。従って、ボス部58、各回動支軸63、及び、搬送単位体Tが駆動軸56の回転駆動力にて一体的に回転するように連結される構成となっている。尚、この回動支軸63の軸芯Xが姿勢変更用の回動軸芯に対応するものである。
前記搬送単位体Tにおける前記姿勢変更用の回動軸芯すなわち前記回動支軸63の軸心Xが、搬送単位体Tの周方向中間部に位置する状態で設けられ、しかも、搬送単位体Tの周方向の中央位置とは異なる位置に設けられている。つまり、前記回動支軸63は、搬送単位体Tの周方向の中央位置Pよりも上段の載置搬送部Sの上下軸芯Y周りでの回動方向下手側に寄った箇所に位置する構成となっている。そして、載置搬送部Sの径方向外方側の箇所であって、搬送単位体Tの周方向の中央位置Pよりも前記上下軸芯Y周りでの回動方向上手側に寄った箇所に、棒状の被案内部68が設けられ、各被案内部68の径方向外端側の箇所に夫々ローラ式のカムフォロア76が設けられ、各カムフォロア76は、リング状の支持レール62にて案内支持される構成となっている。
前記リング状の支持レール62の一部分を開放状態にさせ、その開放された部分にカム形成部材72を取り付ける構成となっている。カム形成部材72には、平坦状の搬送用カム案内面72aとV字状の姿勢変更用カム案内面72bが形成されている。カム形成部材72によって形成される姿勢変更用カム案内面72bは、緩やかな緩傾斜面c1に形成されており、その後、搬送単位体Tを搬送作用姿勢に戻すための復帰用傾斜面c2はそれよりも急な傾斜面になるように構成されている。
前記搬送単位体Tが回転方向Qに搬送される構成について説明を加えると、図18(イ)に示すように、供給された米粒群を上段の載置搬送部S1にて載置搬送するための搬送領域L1において、カムフォロア75、76が支持レール62および搬送用カム案内面72aにて案内支持されることにより、搬送単位体Tを搬送作用姿勢に維持させる。搬送単位体Tが回転方向Qに搬送されて、カムフォロア75が支持レール62にて案内支持されなくなったときにおいても、カムフォロア76が搬送用カム案内面72aにて案内支持され、搬送単位体Tの多孔板65の回転方向下手側端縁65aが、回転方向下手側に隣接する搬送単位体Tの多孔板65の回転方向上手側端縁65bに係合されているので、搬送単位体Tを搬送作用姿勢に維持させる。図18(ロ)に示すように、載置搬送した米粒群を下方に排出するための排出領域L2において、カムフォロア75が搬送用カム案内面72aにて案内支持され、カムフォロア76がV字状の姿勢変更用カム案内面72bの緩傾斜面c1にて案内支持されることにより、カムフォロア76が下方側に移動して搬送単位体Tが排出用傾斜姿勢に切り換わる。そして、図18(ハ)に示すように、カムフォロア75が搬送用カム案内面72aにて案内支持され、カムフォロア76がV字状の姿勢変更用カム案内面72bの復帰用傾斜面c2にて案内支持されることにより、カムフォロア76が上方側に移動して搬送単位体Tが搬送作用姿勢に復帰するようになっている。
このように構成すると、上段の載置搬送部S1が上下軸芯Y周りで回転するのに伴って、前記各搬送単位体Tは、上方から供給された米粒群を載置搬送するための搬送領域L1を通過している間は、カムフォロア75、76が支持レール62および搬送用カム案内面72aにて案内支持されて搬送作用姿勢に維持されており、米粒群を載置搬送しながら通風乾燥させることができる。そして、搬送単位体Tが排出領域L2に至ると、カムフォロア76が姿勢変更用カム案内面72bに案内されて排出用傾斜姿勢に切り換わることにより載置している米粒群を下方に落下排出させることになる。従って、前記カムフォロア75,76及び前記カム形成部材72により、搬送単位体Tの自重を利用して姿勢を切り換える姿勢切換手段Kとしてのカム式案内機構が構成されることになる。
この上段の載置搬送部S1に対しては、攪拌室形成部材52の一端側部分に設けられた米粒排出口105から高温の被覆材溶液が付着した米粒群が供給される構成となっており、その米粒排出口105から供給された被覆材溶液が付着した層状の米粒群は、上段の載置搬送部S1の多孔板66上に載置された状態で搬送される。上段の載置搬送部S1には、その中央部に乾燥用空気の下方への通過を防止する防風板87が設けられている。上段の載置搬送部S1における外周部の外方箇所、すなわち、上段の載置搬送部S1の外周部とカバーの側部55aとの間には、乾燥用空気が通過できるような通気用通路88が設けられている。このとき、上段の載置搬送部S1にて載置搬送される米粒群は、被覆材溶液が付着した米粒同士が粘着力によってくっつくなどして米粒同士の間を乾燥用空気が通過する際の空気抵抗が大きなものとなるため、天井部81の開口部82から供給された加熱された乾燥用空気の殆どを、上段の載置搬送部S1の中央部から外周部側に向けて放射状に流動させることになり、乾燥用空気の残りを、上段の載置搬送部S1を横断する状態で流動することになる。したがって、上段の載置搬送部S1にて載置搬送される米粒群に乾燥用空気を接触させることができるものとなる。
そして、この上段の載置搬送部S1に対する供給箇所から上下軸芯Y周りでの周方向の位相が設定量異なる排出領域にまで米粒群が載置搬送されると、搬送単位体Tが排出用傾斜姿勢に切り換わって米粒群が下方に落下排出される。下段の載置搬送部S2へと落下排出させる米粒群は、その米粒群に乾燥ムラがあったとしても、落下排出させる際に米粒同士が攪拌されるため、最下段の載置搬送部にて載置搬送される米粒群は、均一に乾燥が進んだものとなっている。
又、図16、図17に示すように、前記上段の載置搬送部S1の下部側に、下方に向かうほどその径が小になるように形成されたカバー側の導風体93が設けられている。このカバー側の導風体93の上部の端部がカバーの側部55aにネジ止め固定される構成となっている。
前記下段の載置搬送部S2は、米粒群が供給される位置や排出させる位置が周方向に異なる他は、上段の載置搬送部S1と同じ構成であるからその詳細な説明は省略する。下段の載置搬送部S2には、上段の載置搬送部S1と同様にその中央部に乾燥用空気の下方への通過を防止する防風板87が設けられ、加えて、上段の載置搬送部S1を構成する各搬送単位体Tの略扇形の外周部の夫々に外周部材59が形成され、各搬送単位体Tの全てが搬送作用姿勢にあるときにおいて、それら外周部材59が一体として載置搬送部側の導風体94を形成している。そして、カバー側の導風体93の下部と載置搬送部側の導風体94の上部とが近接させて設けられている。これにより、通気用通路88を通過した乾燥用空気を、カバー側の導風体93および載置搬送部側の導風体94に案内されて下段の載置搬送部S2の存在箇所まで流動させることになる。このとき、下段の載置搬送部S2にて載置搬送される米粒群は、均一に乾燥が進んでおり、そのように乾燥が進んだ米粒同士がくっつくことがないので、乾燥用空気が通過する際の空気抵抗が小さいものとなる。このように乾燥が進んだ状態の米粒同士の間を乾燥用空気が通過する際の空気抵抗が小さいため、カバー側の導風体93の下部と載置搬送部側の導風体94の上部との間を短絡流動することを極力抑制した状態で、すなわち、下段の載置搬送部S2の存在領域以外の箇所からの下方通風を阻止する状態で、通気用通路88を通過した乾燥用空気の全量又は略全量を、その載置搬送部を横断する状態で流動させることができるものとなる。
このように、下段の載置搬送部S2にて載置搬送される米粒群に、乾燥用空気を米粒同士の間を通過する状態で流動させると、均一に乾燥が進んでいる最下段の載置搬送部にて載置搬送される米粒群を良好に乾燥させることが可能となる。
そして、吸気用ダクト84の吸気口84aは、前述のごとく、下段の載置搬送部S2の中央部に対向する形態で設けられており、下段の載置搬送部S2を横断する状態で流動させた乾燥用空気を、前記最下段の載置搬送部の中央部に対向させて設けられた吸気口84aから吸引させることにより、前記最下段の載置搬送部を横断する状態で流動させた乾燥用空気を良好に吸引することが可能となる。
下段の載置搬送部S2にて良好に乾燥された米粒群は、排出領域から下方に落下排出させることになる。下段の載置搬送部S2の排出対象箇所の下方側には、落下排出される米粒群を受け止めて流下案内する排出用シュート95が設けられ、上記乾燥装置4にて良好に乾燥された米粒群を装置外部に排出させることになる。
〔別実施形態〕
(1)上記実施形態では、前記載置搬送体が、円板状又は略円板状で且つ多孔状に形成され、かつ、その中央部を中心に上下軸心回りで回転駆動されて、前記搬送装置から供給された米粒群を載置搬送したのちに下方に落下排出する構成としたが、これに限るものではなく、前記載置搬送体が無端のベルト状に構成するものであっても良い。
(2)上記実施形態では、前記各載置搬送部Sは周方向に沿って並べて設けられる複数の搬送単位体Tを備えて構成され、各搬送単位体Tは、供給箇所に供給された米粒群を載置搬送するための前記搬送領域においては前記搬送作用姿勢に維持され、載置搬送した米粒群を下方に排出するための排出領域においては前記排出用傾斜姿勢に切り換えられる構成としたが、これに代えて、前記各載置搬送部Sを、一体的に円板状に形成されたパンチングメタルからなる多孔状円板を備えて駆動軸にて上下軸芯周り回転駆動するように構成し、多孔状円板にて載置搬送される米粒群を受止めて径方向外方側に形成された排出部に移動案内させるスクレ−パを、中心側に位置するボス部から径方向外方側の端部に至るまで1枚板にて形成される構成でもよい。
(3)上記実施形態では、前記搬送単位体Tにおける前記姿勢変更用の回動軸芯が、搬送単位体Tの周方向中間部に位置する状態で設けられ、しかも、搬送単位体Tの周方向の中央位置とは異なる位置に設けられる構成、すなわち、前記姿勢変更用の回動軸芯が、搬送単位体Tの周方向の中央位置よりも載置搬送部Sの上下軸芯Y周りでの回動方向下手側に寄った箇所に位置する構成を例示したが、このような構成に代えて次のように構成するものでもよい。
前記搬送単位体における前記姿勢変更用の回動軸芯を搬送単位体の周方向の一端部に設ける構成としてもよく、又、前記姿勢変更用の回動軸芯を搬送単位体の周方向の中央位置に設ける構成としてもよい。このように前記姿勢変更用の回動軸芯を搬送単位体の周方向の中央位置に設けるときは、搬送単位体の自重によって姿勢を変更させることが適正に行い難いので、前記排出領域において排出用傾斜姿勢に切り換えるためのバネなどの付勢手段を用いる構成としてもよい。
(4)上記実施形態では、前記姿勢切換手段として、搬送単位体の自重による付勢力を利用して、カム式案内機構によって搬送単位体の姿勢を切り換える構成としたが、このような構成に限らず、姿勢切換手段として、アクチュエータを用いて搬送単位体の姿勢を切り換えるような構成としてもよい。
(5)上記実施形態では、複数の載置搬送部として上下2段の載置搬送部を設ける構成としたが、載置搬送部の段数はこれに限るものではない。例えば、上下方向に3段の載置搬送部を設ける場合には、前記乾燥用室の天井部における上下3段の載置搬送部の外周部に相当する外周部相当箇所に、前記導入口が形成され、且つ、1段目の載置搬送部における中央部相当箇所に、前記通気用通路が形成されて、前記乾燥用室の天井部から導入された乾燥空気を1段目の載置搬送部における外周部から中央部側に向けて流動させ、2段目の載置搬送部における外周部の外方箇所に、前記通気用通路が形成されて、1段目の載置搬送部における中央部相当箇所を通過した乾燥空気を2段目の載置搬送部における中央部から外周部側に向けて流動させ、3段目の載置搬送部が、その存在領域以外の箇所からの下方通風を阻止して、2段目の載置搬送部からの乾燥用空気の全量又は略全量を3段目の載置搬送部を通過させる状態で流動させてもよい。
また、上下方向に4段の載置搬送部を設ける場合には、前記乾燥用室の天井部における上下4段の載置搬送部の中央部に相当する中央部相当箇所に、前記導入口が形成され、且つ、1段目の載置搬送部における外周部の外方箇所に、前記通気用通路が形成されて、前記乾燥用室の天井部から導入された乾燥空気を1段目の載置搬送部における中央部から外周部側に向けて流動させ、2段目の載置搬送部における中央部相当箇所に、前記通気用通路が形成されて、1段目の載置搬送部における外周部の外方箇所を通過した乾燥空気を2段目の載置搬送部における外周部から中央部側に向けて流動させ、3段目の載置搬送部における外周部の外方箇所に、前記通気用通路が形成されて、2段目の載置搬送部における中央部相当箇所を通過した乾燥空気を3段目の載置搬送部における中央部から外周部側に向けて流動させ、4段目の載置搬送部が、その存在領域以外の箇所からの下方通風を阻止して、3段目の載置搬送部からの乾燥用空気の全量又は略全量を4段目の載置搬送部を通過させる状態で流動させてもよい。
ちなみに、上下方向に偶数段の載置搬送部を設ける場合において、前記乾燥用室の天井部における複数段の載置搬送部の中央部に相当する中央部相当箇所に、前記導入口を形成するようにすると、前記乾燥用室の天井部に導入口を設ける構成の簡素化を図ることができる。
(6)上記各実施形態では、乾燥装置による乾燥対象として、削り取りや掻き取り作用により米粒の糊粉層を除去した後に高温の澱粉を添加付着させた米粒群を乾燥させる構成としたが、乾燥対象としては、このようなものに限らず、例えば、米粒の糊粉層を水洗いによって除去した後の米粒群を乾燥させるようにしてもよい。
(7)上記実施形態では、載置搬送部Sが、円板状又は略円板状に形成され且つ多孔状に形成される構成としたが、このような構成に限らず、載置搬送部Sに孔を設けない構成としてもよい。
(8)上記実施形態では、湿度計144の検出情報に基づいて、湿度が高いほど低速となるように載置搬送部Sの搬送速度を変更する構成としたが、このような構成に限らず、湿度計144の検出情報に基づいて、湿度が高い場合において、姿勢変更調節手段101にて攪拌室形成部材52の一端側部分の底部と上段の載置搬送部S1の搬送載置面との隙間dを狭くすることにより、穀粒載置面の上部に層状に存在させる穀粒群の厚さを小さくする構成としてもよい。
無洗米製造装置の概略構成図 無洗米製造装置の全体構成図 無洗米製造装置の全体構成図 搬送装置の縦断面図 搬送装置の縦断面図 搬送装置の縦断面図 搬送装置の平面断面図 搬送装置の全体構成図 乾燥装置の縦断側面図 載置搬送体の平面図 載置搬送体の平面図 載置搬送体の分解斜視図 載置搬送体の斜視図 載置搬送体の斜視図 搬送単位体の平面図 カバー側の導風体および載置搬送部側の導風体を示す図 載置搬送体の平面図 姿勢切換手段の案内作用を示す図
符号の説明
3 前記搬送装置
52 搬送用筒状体
53 送り搬送体
54 被覆材溶液供給手段
57 駆動手段
83 加熱手段
104 被覆材溶液供給口
105 排出口
144 湿度検出手段
C 運転制御手段
KT 通風式乾燥手段
S 載置搬送体
Y 上下軸心

Claims (6)

  1. 無端状の穀粒載置面を備えた載置搬送体にて乾燥対象の穀粒群を載置搬送しながら乾燥するように構成され、
    横倒れ姿勢で設置された搬送用筒状体の内部に穀粒群を筒状体先端側に搬送する送り搬送体を収納した搬送装置が、前記搬送用筒状体の先端部に形成した排出口より前記載置搬送体の上部に穀粒群を排出するように構成された乾燥装置であって、
    前記排出口が、前記搬送用筒状体の先端側部分の底部に、その長手方向に沿うスリット状に形成され、
    前記搬送装置が、前記搬送用筒状体を前記載置搬送体の搬送方向と交差する姿勢で、その先端側部分を前記載置搬送体の上方箇所に重複するように位置させる状態で、且つ、前記搬送用筒状体の先端側部分の底部と前記載置搬送体の穀粒載置面との間に、穀粒載置面の上部に層状に存在させる穀粒群の厚さに相当する隙間を有する状態で設置されている乾燥装置。
  2. 前記載置搬送体が、円板状又は略円板状に形成され、かつ、その中央部を中心に上下軸心回りで回転駆動されて、前記搬送装置から供給された穀粒群を載置搬送したのちに下方に落下排出するように構成されている請求項1記載の乾燥装置。
  3. 前記載置搬送体の下方に、円板状又は略円板状に形成され、かつ、その中央部を中心に上下軸心回りで回転駆動されて、前記載置搬送体から排出された穀粒群を載置搬送したのちに下方に排出する下段側の載置搬送体が設けられている請求項2記載の乾燥装置。
  4. 前記載置搬送体を回転駆動する駆動手段が、前記載置搬送体の搬送速度を変更自在に構成され、
    前記搬送装置が、前記載置搬送体の搬送速度の変更に伴って、前記排出口における穀粒排出範囲を変更する形態となる搬送量で穀粒群を搬送するように構成されている請求項1〜3のいずれか1項に記載の乾燥装置。
  5. 前記載置搬送体にて載置される穀粒群に対して外気を加熱手段にて昇温した乾燥用空気を通風する通風式乾燥手段が設けられ、
    前記乾燥用空気の湿度を直接的に又は間接的に検出する湿度検出手段の検出情報に基づいて、湿度が高いほど低速となるように前記載置搬送体の搬送速度を変更すべく前記駆動手段を制御する運転制御手段が設けられている請求項4記載の乾燥装置。
  6. 被覆材溶液供給口を通して米粒被覆用の被覆材溶液を前記搬送用筒状体の内部に位置する穀粒群に供給する被覆材溶液供給手段が設けられ、
    前記搬送装置が、前記被覆材溶液が供給された穀粒群を攪拌しながら搬送して前記排出口から排出するように構成されている請求項1〜5のいずれか1項に記載の乾燥装置。
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