JP2002336329A - 電気または電子灸器及び電気または電子灸装置 - Google Patents

電気または電子灸器及び電気または電子灸装置

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JP2002336329A
JP2002336329A JP2001143797A JP2001143797A JP2002336329A JP 2002336329 A JP2002336329 A JP 2002336329A JP 2001143797 A JP2001143797 A JP 2001143797A JP 2001143797 A JP2001143797 A JP 2001143797A JP 2002336329 A JP2002336329 A JP 2002336329A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】経穴を知らない通常の人でも簡単に痛みを無く
すことができ、施術中、殆ど熱く感じることはなく、施
術後火傷の痕としての黒い斑点ができることがない電気
灸器を提供する。 【解決手段】電気灸器E2は、ケース1と、皮膚に熱を
加えるためのハロゲンランプ20と、ハロゲンランプ2
0によって熱を加える時間を設定するタイマーと、スイ
ッチ4と、コンセント5を備えている。ケース1の先部
には皮膚と当接させて、皮膚とハロゲンランプ20との
間に所定の間隔が形成されるようにするスペーサ8が設
けてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電気または電子灸器
及び電気または電子灸装置に関する。更に詳しくは、患
部に灸治療を行うにあたり、治療後に火傷跡が残らない
ようにし、また、経穴の位置を知らない人でも経穴また
はその近傍に、灸治療を行うことができるようにした、
電気または電子灸器及び電気または電子灸装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】痛みは、人が感じる刺激のなかでも最も
不快な感覚の一つである。痛みが激しく襲ったり、それ
程激しくなくても間隔をおいて何回も襲ったりすると、
毎日を暗い気分で過ごすようになる。このように、痛み
は苦痛以外のなにものでもない。
【0003】しかしながら、身体が痛みを感じるのは、
身体に異常が起こっていることの警告反応でもある。こ
のような痛みには、病原菌によるものや、腰痛のように
神経作用によるものが知られている。これらのうち神経
作用による痛みは、上記のように警告反応であると共
に、身体の弱った箇所に対して自己防衛をする神経の働
きでもある。この神経の働きを自己の意思で制御するこ
とは簡単なことではない。
【0004】以前より、上記したような身体の痛みを除
去する方法のひとつとして、もぐさを使用した灸が知ら
れている。灸は、もぐさを皮膚の特定の部位(経穴)に
置き、これを穏やかに燃焼させて皮膚に適当な熱刺激を
与えることで、自然治癒力を促進させ、身体の痛みを除
去するようにした療法である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した灸に
は、次のような課題があった。もぐさを使用した灸で
は、もぐさを燃焼させて皮膚にいわば軽い火傷を負わせ
ているので、治療後にもぐさを置いた箇所に黒い斑点状
の火傷跡が残ってしまっていた。
【0006】また、灸を行うためには、痛んでいる患部
と連絡している経穴を知る必要がある。しかし、経穴を
知るためには相当の知識と経験が必要であり、通常の人
が正確に経穴を知るのは困難であった。
【0007】本発明の目的は、上記課題を解決するもの
で、患部に灸治療を行うにあたり、治療後に火傷跡が残
らないようにした電気または電子灸器及び電気または電
子灸装置を提供することにある。また、本発明の他の目
的は、経穴の位置を知らない人でも経穴またはその近傍
に、灸治療を行うことができるようにした、電気または
電子灸器及び電気または電子灸装置を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に講じた本発明の手段は次のとおりである。第1の発明
にあっては、ケースと、当該ケース内に設けられ、患部
の皮膚に熱を加えるための電球と、を備えていることを
特徴とする、電気または電子灸器である。
【0009】第2の発明にあっては、皮膚に当接したと
きに、当該皮膚と電球との間に所定の間隔が形成される
ようにする間隔設定手段を備えていることを特徴とす
る、第1の発明に係る電気または電子灸器である。
【0010】第3の発明にあっては、電球がハロゲン球
であることを特徴とする、第1または第2の発明に係る
電気または電子灸器である。
【0011】第4の発明にあっては、第1,第2または
第3の発明に係る電気または電子灸器と、上記電気また
は電子灸器のケースを保持して電球の位置を設定する位
置設定手段と、を備えていることを特徴とする、電気ま
たは電子灸装置である。
【0012】本明細書において「灸」という用語は、も
ぐさを使用する通常の意味で使用されている療法のみを
指すものではなく、広く皮膚に適当な熱刺激を与えるこ
とで、身体の痛みを除去するようにした療法全般のこと
を意味する概念として使用している。
【0013】ハロゲン球は、フィラメントの温度を瞬時
に約250℃以上にし、その際の熱放射により高温が得
られるという立ち上がり良好な特性を備えている。ま
た、電圧の調整により熱放射量を制御して、得られる温
度も簡単に変えることができるという特性も備えてい
る。なお、ハロゲン球は、ヨウ素が多く利用されている
ので、ヨウ素電球とも称される。
【0014】(作 用)本発明に係る電気または電子灸
器は、ケースと、当該ケース内に設けられ、患部の皮膚
に熱を加えるための電球を備えており、ケース内に設け
られた電球を患部の皮膚に近づけてこの状態で電球を発
熱させたり、また、発熱させた電球を皮膚に近づけたり
して使用する。
【0015】本発明に係る電気または電子灸器によれ
ば、電球による熱を所要時間患部の皮膚に与えることに
よって、痛みのある患部を熱(灸治療)することができ
る。そうして熱の刺激によって患部の痛みが除去され
る。
【0016】この結果は実験により導出されたもので理
由は定かではない。しかし、本発明に係る電気または電
子灸器が、痛みの除去効果を奏するということは、実験
により実証済みである。
【0017】本発明に係る電気または電子灸器は、皮膚
に触れないで治療が行われるので、必要以上に熱を加え
過ぎなければ、火傷を負うこともない。従って、従来の
ように黒い斑点状の火傷跡が残ることもない。
【0018】本発明に係る電気または電子灸器は、経穴
に対して使用するものではなく、痛みが生じている患部
に対して使用し灸治療を行うものであるので、もぐさに
よる灸治療と違って、治療する人が経穴の位置を知る必
要がない。従って、経穴を知らない通常の人でも痛みの
除去を簡単に行うことができる。
【0019】皮膚に当接したときに、皮膚と電球との間
に所定の間隔が形成されるようにする間隔設定手段を備
えているものは、本発明に係る電気または電子灸器の使
用に熟練していない人でも、常に皮膚と電球との間に所
定の間隔を形成した状態で、患部に熱を加えることがで
きる。これにより電球が遠すぎて灸治療(痛みの除去)
が不完全になることが防止でき、また、電球が近すぎて
皮膚が火傷を負うことも防止できる。
【0020】ケースを保持して電球の位置を設定する位
置設定手段を備えている電気または電子灸装置は、ケー
スを位置設定手段に保持させることで、例えば、背中等
のように患者一人では手の届かない箇所に患部がある場
合でも治療することができる。また、手等の不自由な人
等でも、電球の位置を固定し身体を適当に動かして電球
を患部に当てることにより、患部を灸治療することがで
きる。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に基づ
き更に詳細に説明する。図1は本発明に係る電気灸器の
第1の実施の形態を示す分解斜視説明図である。符号E
1は電気灸器(実施の形態では、「電気灸器」の用語は
「電子灸器」も含む概念として使用している。)を示し
ている。
【0022】電気灸器E1は、ケース1と、ケース1に
着脱可能なキャップ12と、皮膚に熱を加えるための熱
源2と、熱源2によって熱を加える時間を設定するタイ
マーと、スイッチ4と、コンセント5を備えている。
【0023】ケース1は、内部の空洞部が連続する折曲
した略「L」字筒形状に形成してある。ケース1の長い
直線側の円筒部分は把持部10を構成し、短い直線側は
本体部11を構成する。本体部11の先側の外周部には
ネジ溝110が形成してある。本体部11のネジ溝11
0近傍には、電気が供給されていることを示すパイロッ
トランプ13が設けてある。本体部11の先部は開口し
てある。
【0024】キャップ12は、内周面にネジ溝120を
有する円筒形状に形成してある。キャップ12は、内周
面のネジ溝120をケース1のネジ溝110に螺合させ
ることでケース1に取り付けられる。キャップ12は、
ケース1に取り付けることでハロゲンランプ20(後
述)の側方を覆って、このハロゲンランプ20がキャッ
プ12より出ないようにすることができる。
【0025】本実施の形態でケース1及びキャップ12
は、熱源2の熱によっても変形し難いまたはしない耐熱
性を有する合成樹脂(ポリエーテルイミド等)で形成し
てある。しかし、ケース1及びキャップ12を形成する
材料は、特に限定するものではなく、例えば、金属、木
材、陶磁器(セラミックスを含む)等で形成することも
できる。
【0026】また、ケース1は略「L」字に形成してあ
るものを使用したが、これも限定するものではなく、例
えば、直線状のものを使用することもできる。更に、ケ
ース1及びキャップ12は、断面円筒形状に形成してあ
るものを使用したが、これも限定するものではなく、断
面形状は例えば、略楕円筒形状、あるいは略三角筒形
状、略四角筒形状、略五画筒形状、略六角筒形状、略七
角筒形状、略八角筒形状、略九角筒形状、略十角筒形状
等に形成してあるものを使用することもできる。この場
合キャップ12は、挿し込んで取り付けるようにするこ
とができる。
【0027】熱源2は、ケース1を構成する本体部11
の先端側内部に設けてある。熱源2は、電球である55
〜60Wのハロゲンランプ20と、ハロゲンランプ20
を取り付けるソケット21を備えている。ソケット21
は、内側壁から内方に張り出した支持部材(図示省略)
により中央に位置するように固定してある。ハロゲンラ
ンプ20は、下部側を本体部11の軸方向に向けてソケ
ット21にねじ込み、フィラメント201が治療する皮
膚と略平行になるようにして取り付けられる。ハロゲン
ランプ20は、球の下側(ソケットへのねじ込み側)に
反射部200が備えてあるものを使用している。ソケッ
ト21に取り付けられたハロゲンランプ20は、キャッ
プ12を取り付けない状態で、本体部11の先部の開口
した部分よりやや外方に出ている(図1参照)。
【0028】本実施の形態でハロゲンランプ20は、球
の下側(ソケットへのねじ込み側)に反射部200が備
えてあるものを使用したが、ハロゲンランプ20は、こ
れに限定するものではなく、例えば、本体部11の内部
にソケットの周りを覆うような別体の反射部が設けてあ
れば、反射部を備えないものを使用することもできる。
【0029】タイマーは収容ケース3内に収容して設け
てある。タイマーはリレーを備えて構成してある。スイ
ッチ4は、押しボタン式のものが収容ケース3から突出
させて設けてある。収容ケース3は、スイッチ4が外部
から操作できるように壁部を貫通させて、把持部10の
内部に固定して設けてある。
【0030】タイマーは、スイッチ4が押されかつハロ
ゲンランプ20に電気が通電すると、そのときから通電
時間を計測し始め、5秒間経過した後にリレーが切状態
になり通電不可(オフ)となるものを使用している。リ
レーは、リレー自体に電気が供給されない状態になれ
ば、切状態から通電可能な入状態になるという特性を有
している。
【0031】本実施の形態で示すタイマーの計測する通
電時間は、5秒間に設定したが、通電時間は特に限定す
るものではなく、任意に設定することができる。また、
本実施の形態でタイマーは、リレーを利用したものを使
用したが、タイマーはこれに限定するものではない。
【0032】スイッチ4は、1回押した状態で通電(オ
ン)状態となり、もう一度押したときに通電不可(オ
フ)の状態になるものを使用している。スイッチ4を押
してタイマーに通電(オン)させたときは、パイロット
ランプ13が点灯する。詳しくは、リレーが切状態にな
っておりハロゲンランプ20が発光しない状態でも、タ
イマーに通電されていればパイロットランプ13は点灯
する。
【0033】本実施の形態で示すスイッチ4は、上記し
たものと同等の機能を奏することができれば、特に限定
するものではなく、例えば、スライド式のもの等を使用
することもできる。
【0034】コンセント5は、把持部10の基端側内部
に設けてある。把持部10の先端縁部には閉塞板100
が設けてあり、コンセント5との間に開口部が形成され
ないようにしてある。
【0035】符号60で示すコードは、一端がコンセン
ト5と接続してあり、他端が収容ケース3内のスイッチ
4と接続してある。また、符号61で示すコードは、一
端がソケット21と接続してあり、他端が収容ケース3
内のタイマーと接続してある。スイッチ4とタイマーは
収容ケース3内で電気的に接続してある。電気は、コン
セント5からスイッチ4を介してタイマーに流れ、ハロ
ゲンランプ20に供給される。
【0036】符号7は電源コードを示している。電源コ
ード7はコード70を備えており、コード70の両端に
はプラグ71が設けてある。コード70の所要位置に
は、スライド式のスイッチ700が設けてある。
【0037】本実施の形態で示すスイッチ700は、上
記したものと同等の機能を奏することができれば、特に
限定するものではなく、例えば、押しボタン式のもの等
を使用することもできる。
【0038】(作 用)電気灸器E1の作用を使用方法
の一例を交えて説明する。 電源コード7のスイッチ700を通電不可(オフ)の
状態にして、電源コード7の一方のプラグ71をコンセ
ント5の差込口に差し込む。次いで、他方のプラグ71
を部屋の壁面等に設けてあるコンセント(図示はしてい
ない)に差し込む。
【0039】スイッチ700を操作して通電(オン)
状態にする。このときハロゲンランプ20が発光した場
合は、予めスイッチ4が押されており通電(オン)状態
になっているということなので、スイッチ4を押して通
電不可(オフ)の状態にする。この場合、パイロットラ
ンプ13も消灯する。
【0040】スイッチ700を通電(オン)状態にして
もハロゲンランプ20が発光しない場合は、スイッチ4
が通電不可(オフ)の状態になっていたということであ
る。この場合はパイロットランプ13も点灯しない。
【0041】スイッチ4が通電不可(オフ)になって
いる状態で、ケース1の把持部10を握って、肩こり等
で痛くなっている患部の皮膚の近傍に、フィラメント2
01が皮膚と略平行になるように熱源2を近づける。そ
して、皮膚の表面と熱源2との間隔が、詳しくは、ハロ
ゲンランプ20のフィラメント201との間隔が5〜7
mmになるようにする。
【0042】そして、この状態を維持したままスイッ
チ4を押す。スイッチ4を押すことにより、通電されて
ハロゲンランプ20が発光し発熱する。ハロゲンランプ
20は、特性により瞬時に高温を発する。タイマーは、
スイッチ4が押されてハロゲンランプ20に通電された
ときから通電時間を計測し始める。
【0043】通電されたときからハロゲンランプ20
による熱が皮膚に加えられる。この状態はハロゲンラン
プ20に通電されなくなるまで続けられる。本実施の形
態ではタイマーにより通電時間が5秒に設定してあるの
で、少なくとも5秒間はこの状態を続けて、皮膚に熱が
加えられるようにする。このようにすることにより痛み
を伴っている患部を熱(灸治療)することができる。
【0044】タイマーが5秒間を計測すると、リレー
が切状態になって通電不可(オフ)の状態になり、ハロ
ゲンランプ20に通電されないようになる。ハロゲンラ
ンプ20に通電されなくなった状態で、電気灸器E1を
患部から離す。なお、この状態では依然としてスイッチ
4までは電気が供給されている。そのためパイロットラ
ンプ13は点灯したままである。従って、スイッチ4を
押して通電不可(オフ)の状態にし、パイロットランプ
13を消灯させる。スイッチ4が通電不可(オフ)の状
態になることにより、リレーに電気が供給されなくな
り、リレーは切状態から入状態になる。
【0045】このようにして熱の刺激によって患部の痛
みが除去される。なお、一回の熱刺激では効果が薄いと
きは、複数回行う。
【0046】電気灸器E1を使用して、肩こりの症状が
ある5人の患者に対して実験を行ったところ、3人は1
回で、他の1人は3回で、最後の1人は5回行うことに
より痛みがなくなったという結果を得ることができた。
【0047】電気灸器E1は、皮膚に触れないで灸治療
が行われ、更にハロゲンランプ20に通電する時間を設
定するタイマーも備えているので、熱を加える時間が足
りずに灸治療(痛みの除去)が不完全になることが防止
でき、また、火傷を負うことも防止できる。このように
火傷を負うこともないので、従来のように黒い斑点状の
火傷跡が残ることもない。
【0048】電気灸器E1は、経穴に対して使用するも
のではなく、痛みが生じている患部に対して使用し灸治
療を行うものである。そのため、もぐさによる灸治療と
違って、治療する人が経穴の位置を知る必要がない。従
って、経穴を知らない通常の人でも痛みの除去を簡単に
行うことができる。
【0049】なお、電気灸器E1を使用した治療は、治
療を受ける人が「ハロゲンランプ20が直接皮膚に触れ
ることはないし、熱を加える時間も5秒と短い時間であ
るから、この治療は安全である。もし、幾分か熱く感じ
たとしても、直ぐ終わるから心配いらない」という気持
ちで行い、患部を動かさないようにすることにより効果
が顕著に現れることが多い。これはいわば自らに自己暗
示をかけることによって、通常ならば恐怖感や不安感等
によって無意識に自己を守ろうとして働く自己防衛機能
を封じ込めることができ、この自己防衛反応が働いてい
ない状態で治療が行われるからであると思われる。従っ
て、電気灸器E1を使用した治療は、上記したような自
己暗示によって患部に自己防衛反応を起こさせないよう
にした状態で行うことが望ましい。
【0050】本実施の形態では皮膚とフィラメント20
1との間隔が5〜7mmになるように説明したが、この
間隔は使用するハロゲンランプの規格の違いによる発熱
量の違い等によって適宜変更するものであり、特に限定
するものではない。例えば、本実施の形態で示すものよ
りも大きな電力を使うものであれば、間隔は5〜7mm
よりも大きくする。逆に小さな電力を使うものであれ
ば、間隔は5〜7mmよりも小さくする。
【0051】本実施の形態では、熱源2を皮膚に近づけ
た後にハロゲンランプ20を発熱させるようにしたが、
例えば、発熱させたハロゲンランプ20を皮膚に近づけ
るようにして使用することもできる。また、ハロゲンラ
ンプ20以外の電球を使用することもできる。
【0052】図2は本発明に係る電気灸器の第2の実施
の形態を示す分解斜視説明図である。符号E2は電気灸
器を示している。電気灸器E2は、上記した電気灸器E
1に間隔設定手段であるスペーサ8を備えたものであ
る。なお、電気灸器E1についての説明は上記したので
省略する。
【0053】スペーサ8は、円環状の当接部82(後
述)を皮膚に当接させることにより、常に皮膚とハロゲ
ンランプ20との間に所定の間隔が形成できるようにす
るものである。
【0054】スペーサ8は、本体部11の外径よりもや
や内径の大きい円筒状に形成してある取着部80と、取
着部80の外周面から軸方向の一方側に向けて斜めに放
射状に設けてある複数本のリブ81と、リブ81の先端
に設けてあり、取着部80の約二倍の内径を有する当接
部82で構成してある。
【0055】取着部80の当接部82側の内縁部には、
内方にやや膨出させてストッパー部800が形成してあ
る。スペーサ8は、取着部80を本体部11の先部側に
挿し込んで本体部11の先端をストッパー部800に当
てて、動かないようにして取り付けられる。
【0056】スペーサ8の当接部82は、患部の近傍ま
たは患部上にスペーサ8が当接して、その当接した部分
が治療できなくなるのを防止するために、取着部80よ
りも径大に形成してある。本実施の形態で当接部82の
内径は約10cmにしてあるが、当接部82の内径はこ
れに限定されない。また、当接部82の形状も円環状に
限定するものではなく、例えば、略楕円形状、あるいは
略三角形状、略四角形状、略五角形状、略六角形状、略
七角形状、略八角形状、略九角形状、略十角形状等の多
角形状とすることもできる。また、リブ81の代わりに
筒形状のものを設けることもできる。
【0057】スペーサ8は、本体部11の先部側に取り
付けた場合に、本体部11の開口部が当接部82の略中
心に位置し、また、当接部82を皮膚に当接させた場合
に、皮膚とフィラメント201との間隔が5〜7mmに
なるように形成してある。
【0058】本実施の形態でスペーサ8は、熱源2の熱
によっても変形し難いまたはしない耐熱性を有する合成
樹脂(ポリエーテルイミド等)で形成してある。しか
し、スペーサ8を形成する材料は、特に限定するもので
はなく、例えば、金属、木材、陶磁器(セラミックスを
含む)等で形成することもできる。
【0059】(作 用)電気灸器E2の作用を使用方法
を交えて説明する。なお、上記した電気灸器E1と共通
する構成により生じる同様の作用、効果については説明
を省略し、相違する点について説明する。
【0060】スペーサ8を使用することにより、使用に
熟練していない人でも常に皮膚とハロゲンランプ20と
の間を所定の間隔にすることができ、この状態で患部に
熱を加えることができる。これによりハロゲンランプ2
0が遠すぎて灸治療(痛みの除去)が不完全になること
が防止でき、また、ハロゲンランプ20が近すぎて皮膚
が火傷を負うことも防止できる。
【0061】また、スペーサ8は、当接部82が円環状
に形成してあるので、緩やかな曲面状をなす皮膚の表面
に沿わせた状態で当接させ易い。これによりスペーサ8
の当接状態を安定させることができ、この状態で治療を
行うことができる。
【0062】図3は本発明に係る電気灸装置の一実施の
形態を示す使用状態説明図、図4は図3に示す電気灸装
置の位置設定装置を示す斜視説明図である。符号Sは電
気灸装置を示している。電気灸装置Sは、電気灸器E2
と、電気灸器E2を保持して所要の位置に設定する位置
設定装置9を備えている。なお、電気灸器E2について
の説明は上記したので省略する。また、図3で治療を受
ける患者Kは、想像線で示している。
【0063】位置設定装置9は、平面視略四角形状に形
成してある略板状の台部90と、台部90の略中央から
上方に向けて取り付けられている屈曲自在で状態が維持
可能なフレキシブル管91と、フレキシブル管91の先
部に取り付けてある保持部92を備えている。
【0064】台部90の側部には、先端にプラグ902
を有する電源コード901が接続してある。本実施の形
態で台部90は、平面視略四角形状に形成してある略板
状のものを使用したが、台部の形状はこれに限定するも
のではない。例えば、平面視において、略円形状、ある
いは略楕円形状、略三角形状、略四角形状、略五角形
状、略六角形状、略七角形状、略八角形状、略九角形
状、略十角形状等を有する板状や柱形状や錐形状のもの
を使用することもできる。
【0065】保持部92は、把持部10の下側を受ける
略樋状の下側受け部920と、把持部10の上側に被さ
る上側受け部921を備えている。上側受け部921
は、下側受け部920の側縁部に蝶番922を介して回
動可能に取り付けてあり、下側受け部920の上方に位
置させて固定金具923により動かないように固定が可
能である。
【0066】下側受け部920の下側には、先端にプラ
グ924を有する電源コード925が接続してある。電
源コード925の基部側は、フレキシブル管91内を通
って、電源コード901と接続してある。
【0067】(作 用)電気灸装置Sの作用を使用方法
を交えて説明する。なお、上記した電気灸器E2と共通
する構成により生じる同様の作用、効果については説明
を省略し、主として相違する点について説明する。
【0068】位置設定装置9を床面上に設置する。電
気灸器E2を保持部92に保持させて固定する。電気灸
器E2は、下側受け部920上に把持部10を載せ、把
持部10の上側に上側受け部921を回動させて被せ
て、固定金具923を使用して固定される。プラグ92
4をコンセント5の差込口に差し込む。
【0069】電源コード7のスイッチ700を通電不
可(オフ)の状態にして、電源コード7の一方のプラグ
71を電源コード901のプラグ902に差し込む。次
いで、他方のプラグ71を部屋の壁面等に設けてあるコ
ンセント(図示はしていない)に差し込む。そして、電
気灸装置S側のスイッチ4を押して通電(オン)可能な
状態になるようにしておく。
【0070】次に、フレキシブル管91を適宜屈曲さ
せて、肩こり等の症状のある患部の皮膚の近傍に熱源2
を近づけ、スペーサ8の当接部82が皮膚と当接するよ
うに位置設定装置9を設定する。
【0071】この状態を維持したまま電源コード7の
スイッチ700を入れる。スイッチ700を入れること
により、通電されてハロゲンランプ20が発光し発熱す
る。このときハロゲンランプ20が発光しない場合は、
スイッチ4が通電不可(オフ)の状態になっているとい
うことなので、スイッチ700を通電不可(オフ)の状
態に戻して、スイッチ4を押して通電(オン)の状態に
する。そして、再度、スイッチ700を入れる。
【0072】ハロゲンランプ20が発光してタイマー
が5秒間を計測すると、リレーの接点が開いて通電不可
(オフ)の状態になる。なお、この状態では依然として
スイッチ4までは電気が供給されている。そのためパイ
ロットランプ13は点灯したままである。
【0073】治療を一回で止めるときは、スイッチ4を
押して通電不可(オフ)の状態にし、パイロットランプ
13を消灯させる。スイッチ700も通電不可(オフ)
の状態する。スイッチ4やスイッチ700を通電不可
(オフ)の状態にすることにより、リレーに電気が供給
されなくなり、リレーは切状態から入状態になる。これ
により次回使用するときは、スイッチ4を押して、スイ
ッチ700を入れればよい。
【0074】治療を複数回行うときは、スイッチ70
0を通電不可(オフ)の状態にしてリレーを入状態に
し、再びスイッチ700を通電(オン)状態にする。
【0075】電気灸装置Sによれば、例えば、背中等の
ように患者一人では手の届かない箇所に患部がある場合
でも、電源コード7のスイッチ700を操作すればよい
ので、一人でも治療することができる。また、手等の不
自由な人等でも、電球の位置を固定し身体を適当に動か
して電球を患部に当てることにより、患部の治療がし易
くできる。
【0076】本実施の形態で位置設定装置9は、台部9
0を備え、この台部90を床面上に設置して使用するも
のを示したが、位置設定装置はこれに限定するものでは
なく、例えば、患者の身体に装着することで設置可能な
ものを使用することもできる。
【0077】本明細書で使用している用語と表現は、あ
くまでも説明上のものであって、なんら限定的なもので
はなく、本明細書に記述された特徴およびその一部と等
価の用語や表現を除外する意図はない。また、本発明の
技術思想の範囲内で、種々の変形態様が可能であるとい
うことは言うまでもない。
【0078】
【発明の効果】本発明は上記構成を備え、次の効果を有
する。 (a)本発明によれば、電球による熱を所要時間患部の
皮膚に与え、痛みのある患部を熱(灸治療)することに
よって、熱の刺激により患部の痛みを除去することがで
きる。
【0079】(b)本発明によれば、皮膚に触れないで
治療が行われるので、必要以上に熱を加え過ぎなけれ
ば、火傷を負うこともない。従って、従来のように黒い
斑点状の火傷跡が残ることもない。
【0080】(c)本発明に係るものは、経穴に対して
使用するものではなく、痛みが生じている患部に対して
使用し灸治療を行うものであるので、もぐさによる灸治
療と違って、治療する人が経穴の位置を知る必要がな
い。従って、経穴を知らない通常の人でも痛みの除去を
簡単に行うことができる。
【0081】(d)皮膚に当接したときに、皮膚と電球
との間に所定の間隔が形成されるようにする間隔設定手
段を備えているものは、本発明に係るものの使用に熟練
していない人でも、常に皮膚と電球との間に所定の間隔
を形成した状態で、患部に熱を加えることができる。こ
れにより電球が遠すぎて灸治療(痛みの除去)が不完全
になることが防止でき、また、電球が近すぎて皮膚が火
傷を負うことも防止できる。
【0082】(e)ケースを保持して電球の位置を設定
する位置設定手段を備えているものは、ケースを位置設
定手段に保持させることで、例えば、背中等のように患
者一人では手の届かない箇所に患部がある場合でも治療
することができる。また、手等の不自由な人等でも、電
球の位置を固定し身体を適当に動かして電球を患部に当
てることにより、患部を灸治療することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電気灸器の第1の実施の形態を示
す分解斜視説明図。
【図2】本発明に係る電気灸器の第2の実施の形態を示
す分解斜視説明図。
【図3】本発明に係る電気灸装置の一実施の形態を示す
使用状態説明図。
【図4】図3に示す電気灸装置の位置設定装置を示す斜
視説明図。
【符号の説明】 E1,E2 電気灸器 S 電気灸装置 K 患者 1 ケース 10 把持部 100 閉塞板 11 本体部 110 ネジ溝 12 キャップ 120 ネジ溝 13 パイロットランプ 2 熱源 20 ハロゲンランプ 200 反射部 201 フィラメント 21 ソケット 3 収容ケース 4 スイッチ 5 コンセント 60 コード 61 コード 7 電源コード 70 コード 700 スイッチ 71 プラグ 8 スペーサ 80 取着部 800 ストッパー部 81 リブ 82 当接部 9 位置設定装置 90 台部 901 電源コード 902 プラグ 91 フレキシブル管 92 保持部 920 下側受け部 921 上側受け部 922 蝶番 923 固定金具 924 プラグ 925 電源コード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4C101 BA03 BB00 BC27 BD04 BD12 BE06 CA11 CB02 CB16 CB17 CB23

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケースと、 当該ケース内に設けられ、患部の皮膚に熱を加えるため
    の電球と、を備えていることを特徴とする、 電気または電子灸器。
  2. 【請求項2】 皮膚に当接したときに、当該皮膚と電球
    との間に所定の間隔が形成されるようにする間隔設定手
    段を備えていることを特徴とする、 請求項1記載の電気または電子灸器。
  3. 【請求項3】 電球がハロゲン球であることを特徴とす
    る、 請求項1または2記載の電気または電子灸器。
  4. 【請求項4】 請求項1,2または3記載の電気または
    電子灸器と、 上記電気または電子灸器のケースを保持して電球の位置
    を設定する位置設定手段と、を備えていることを特徴と
    する、 電気または電子灸装置。
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