JP2002336320A - マッサージ機 - Google Patents

マッサージ機

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JP2002336320A
JP2002336320A JP2001146716A JP2001146716A JP2002336320A JP 2002336320 A JP2002336320 A JP 2002336320A JP 2001146716 A JP2001146716 A JP 2001146716A JP 2001146716 A JP2001146716 A JP 2001146716A JP 2002336320 A JP2002336320 A JP 2002336320A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】部分マッサージ具を備えて、使用者の身体にそ
の厚み方向裏側から多様なマッサージを施せるマッサー
ジ機を得ることにある。 【解決手段】使用者の身体を支持するマット本体2に、
この本体の厚み方向に膨脹収縮する施療用エアーバッグ
3〜6を取付ける。本体2の厚み方向に膨脹収縮するエ
アーバッグ及びこれに接続された通気チューブ12を有し
た部分マッサージ具7を、本体2上に置いて使用する。
マッサージ具7のエアーバッグ及び施療用エアーバッグ
3〜6への給排気を担う駆動部31の接続口35に通気チュ
ーブ12を着脱する。接続口35へのチューブ12の接続を検
知する検知手段を設け、この手段での前記接続検知の有
無に応じて、制御部32により駆動部31の給排気動作を変
更させる。それにより、本体2と部分マッサージ具7と
を同時に使用できるようにしたことを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マット式又は椅子
式等のマッサージ機に係り、特にマッサージ機本体上に
必要により配設して使用される部分マッサージ具を備え
たマッサージ機に関する。
【0002】
【従来の技術】マット式マッサージ機の中には、脚部を
出し入れ可能な溝を有し、この溝に収容される脚部に対
して膨脹収縮するエアーバッグにより、脚部をその幅方
向両側からマッサージをする脚部用部分マッサージ具
を、施療用エアーバッグが複数設けられたマット本体上
に置いて使用するものがある。前記部分マッサージ具は
通気チューブを有し、このチューブはマット本体とは別
に設置された給排気装置の駆動部に接続されている。
【0003】この給排気装置の制御部は、マット本体に
取付けられた施療用エアーバッグと部分マッサージ具が
有するエアーバッグとのいずれかを選択的に膨脹収縮さ
せてマッサージが実行されるように、前記駆動部を制御
している。したがって、部分マッサージ具をマット本体
上に置いて使用する場合には、施療用エアーバッグは収
縮状態に維持されて部分マッサージ具のエアーバッグの
みが膨脹収縮され、この逆に、マット本体上から部分マ
ッサージ具を外して不使用とする場合には、マット本体
の施療用エアーバッグのみが膨脹収縮される。そして、
このような使用形態の切換えは、給排気装置に接続され
たリモートコントローラの操作部での指示に従い制御部
を介して行われるようになっている。
【0004】しかし、前記部分マッサージ具は既述のよ
うに使用者の脚部をその幅方向両側で膨脹収縮するエア
ーバッグによりマッサージするものであるから、使用者
の身体をその厚み方向裏側からマッサージするには不適
当である。このことも原因して、前記構成の従来のマッ
サージ機は、以上のようにマット本体と部分マッサージ
具との片方のみを選択して使用できるに過ぎないから、
部分マッサージ具を備えているにも拘らず、マッサージ
態様の多様化が十分に図られているとは言い難く、その
改善が望まれている。
【0005】また、マッサージ態様を多様化するにあた
っても、マット本体に取付けられている施療用エアーバ
ッグ上に重なるように部分マッサージ具が置かれて使用
される場合には、これら対応する施療用エアーバッグと
部分マッサージ具とが同時に動作すると、動作上の不都
合を生じる可能性があり、こうした不都合もないように
することが望まれる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、部分マッサージ具を備えて、使用者の身体
にその厚み方向裏側から多様なマッサージを施せるマッ
サージ機を得ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、請求項1に係る発明は、使用者を支持するマッサー
ジ機本体と、この本体の厚み方向に膨脹収縮するように
前記マッサージ機本体に取付けられた施療用エアーバッ
グと、前記マッサージ機本体上に配設して使用され、こ
の使用時に前記マッサージ機本体の厚み方向に膨脹収縮
するエアーバッグ及びこれに接続された通気チューブを
有する部分マッサージ具と、前記通気チューブが着脱さ
れる接続口を有して前記部分マッサージ具のエアーバッ
グ及び前記マッサージ機本体の施療用エアーバッグへの
給排気を担う駆動部と、前記接続口への前記通気チュー
ブの接続を検知する検知手段と、前記駆動部の給排気動
作を制御し、かつ、この制御を前記検知手段での前記接
続検知の有無に応じて変更させる制御部と、を具備した
ことを特徴としている。
【0008】この発明及び以下の各発明を椅子式マッサ
ージ機で実施する場合にマッサージ機本体は椅子本体で
あって、この本体は脚載置部を含んでいてもいなくても
よく、又、この発明及び以下の各発明をマット式マッサ
ージ機で実施する場合にマッサージ機本体はマット本体
である。又、この発明及び以下の各発明において、マッ
サージ具が硬質又は半硬質な指圧用又は揉み用等の施療
凸部を有するかどうかは問わないとともに、施療用エア
ーバッグは1以上設けることができる。更に、この発明
及び以下の各発明において、駆動部及び制御部は、同一
の外殻内に収容してエアー給排気装置を構成してもよ
く、或はそうしないで電気的及び通気的には接続を維持
するが別々に設置することもでき、しかも、駆動部及び
制御部又は前記エアー給排気装置は、マッサージ機本体
に内蔵してもよく、或はマッサージ機本体の外部に別置
きすることもできる。又、この発明及び以下の各発明に
おいて、接続口に対する通気チューブの接続の有無を検
知する検知手段には、ホール素子及びマグネット、リー
ドスイッチ及びマグネット、又はマイクロスイッチ等を
使用できる。又、この請求項1に係る発明において、部
分マッサージ具は、マッサージ機本体に支持された使用
者の首部、背部、腰部、脚部等の身体の一部に対するマ
ッサージを、身体の裏面側から施すために用いられる
が、予め定められた被施療部に対応した所定位置に配設
して使用されるものとすることもできる。
【0009】前記請求項1に係る発明においては、部分
マッサージ具の通気チューブが駆動部の接続口に接続さ
れない状態では、この状態を検知手段が検知しているこ
とに基づく制御部による制御にしたがい、制御対象の施
療用エアーバッグが駆動部を介して膨脹収縮されるの
で、この膨脹収縮する施療用エアーバッグがマッサージ
機本体に支持されている使用者の身体をその裏側から圧
迫弛緩してマッサージを施す。又、マッサージ機本体と
これに支持された使用者の身体との間に挟まるように部
分マッサージ具を配設するとともに、その通気チューブ
が駆動部の接続口に接続されると、この接続が検知手段
で検知されて、その検知情報が制御部に与えられるた
め、制御部は駆動部での給排気動作を変更させる。この
変更により、駆動部を介して、部分マッサージ具のエア
ーバッグのみが膨脹収縮されてマッサージが行われ、又
は、このエアーバッグを含めて前記施療用エアーバッグ
が膨脹収縮されてマッサージが行われる。そして、この
際における部分マッサージ具の膨脹収縮は、マッサージ
機本体に支持されている使用者の身体をその幅方向両側
で行われるものではなく、施療用エアーバッグと同様に
前記身体の裏側で行われる。このように部分マッサージ
具及び施療用エアーバッグの内の少なくとも部分マッサ
ージ具を用いて、その膨脹収縮に伴い前記身体を裏側か
ら圧迫弛緩してマッサージを施すことができる。
【0010】又、同様の課題を解決するために、請求項
2に係る発明は、使用者を支持するマッサージ機本体
と、この本体の厚み方向に膨脹収縮するように前記マッ
サージ機本体に取付けられた施療用エアーバッグと、前
記マッサージ機本体の所定位置に前記施療用エアーバッ
グと重なり合うように配設して使用され、かつ、この使
用時に前記マッサージ機本体の厚み方向に膨脹収縮する
エアーバッグ及びこれに接続された通気チューブを有す
る部分マッサージ具と、前記通気チューブが着脱される
接続口を有して前記部分マッサージ具のエアーバッグ及
び前記マッサージ機本体の施療用エアーバッグへの給排
気を担う駆動部と、前記接続口への前記通気チューブの
接続を検知する検知手段と、前記検知手段が前記接続を
検知した場合に前記部分マッサージ具を用いたマッサー
ジが行われるように前記駆動部の給排気動作を制御し、
かつ、前記検知手段が前記接続を検知しない場合に前記
部分マッサージ具を用いないでマッサージが行われるよ
うに前記駆動部の給排気動作を制御する制御部と、を具
備したことを特徴としている。
【0011】この発明において、部分マッサージ具が配
設される所定位置は、例えばマッサージ機本体に支持さ
れた使用者の首部に対応する位置等任意に設定できる。
そして、部分マッサージ具はそれが配設された位置に対
応する身体の一部を好適にマッサージする構成、例えば
揉みマッサージ又は指圧マッサージができるような構成
を採用することが好ましい。
【0012】前記請求項2に係る発明においては、部分
マッサージ具の通気チューブが駆動部の接続口に接続さ
れない状態では、この状態を検知手段が検知しているこ
とに基づく制御部による制御にしたがい、制御対象の施
療用エアーバッグが駆動部を介して膨脹収縮されるの
で、この膨脹収縮する施療用エアーバッグがマッサージ
機本体に支持されている使用者の身体をその裏側から圧
迫弛緩してマッサージを施す。又、マッサージ機本体の
所定位置においてこの本体とこれに支持された使用者の
身体との間に挟まるように部分マッサージ具を配設する
とともに、その通気チューブが駆動部の接続口に接続さ
れると、この接続が検知手段で検知されて、その検知情
報が制御部に与えられるため、制御部は駆動部での給排
気動作を変更させる。この変更により、駆動部を介し
て、部分マッサージ具のエアーバッグのみが膨脹収縮さ
れてマッサージが行われ、又は、このエアーバッグを含
めて前記施療用エアーバッグが膨脹収縮されてマッサー
ジが行われ、かつ、この際における部分マッサージ具の
膨脹収縮は、マッサージ機本体に支持されている使用者
の身体をその幅方向両側で行われるものではなく、施療
用エアーバッグと同様に前記身体の裏側で行われる。こ
のように部分マッサージ具及び施療用エアーバッグの内
の少なくとも部分マッサージ具を用いて、その膨脹収縮
に伴い前記身体を裏側から圧迫弛緩させてマッサージを
施すことができる。
【0013】請求項3に係る発明は、請求項1又は2に
記載の検知手段が前記接続を検知した場合に、前記部分
マッサージ具のエアーバッグへの給気と同期して、前記
施療用エアーバッグへの給気が行われるように前記制御
部で前記駆動部を制御することを特徴としている。
【0014】この発明においては、部分マッサージ具を
使用する時、このマッサージ具のエアーバッグが膨脹す
るのと同期して施療用エアーバッグも膨脹されるから、
これらの膨脹収縮により、マッサージ機本体に支持され
ている使用者の身体の複数箇所に対してその裏側から同
時にマッサージを施すことができる。
【0015】請求項4に係る発明は、請求項1又は2に
記載の検知手段が前記接続を検知した場合に、前記部分
マッサージ具のエアーバッグへの排気と同期して、前記
施療用エアーバッグへの給気が行われるように前記制御
部で前記駆動部を制御することを特徴としている。
【0016】この発明においては、部分マッサージ具を
使用する時、このマッサージ具のエアーバッグが排気す
るのと同期して施療用エアーバッグが膨脹されるから、
部分マッサージ具と施療用エアーバッグとが時間差をも
って膨脹収縮して、マッサージ機本体に支持されている
使用者の身体の複数箇所に対してその裏側から交互にマ
ッサージを施すことができる。
【0017】請求項5に係る発明は、請求項2に記載の
検知手段が前記接続を検知した場合に、前記所定位置に
配設された前記部分マッサージ具の裏側に重なり合うよ
うに位置している前記施療用エアーバッグへの給排気を
停止するように前記制御部で前記駆動部を制御すること
を特徴としている。
【0018】この発明においては、部分マッサージ具の
通気チューブを駆動部の接続口に接続して、マッサージ
機本体の所定位置上に配設された部分マッサージ具を使
用する時、このマッサージ具と重なり合うように位置し
ている施療用エアーバッグの膨脹収縮が駆動部により停
止されるから、前記接続の手間以外に格別な操作を要す
ることなく前記位置の施療用エアーバッグの使用を停止
できる。
【0019】請求項6に係る発明は、請求項2に記載の
検知手段が前記接続を検知した場合に、前記所定位置に
配設された前記部分マッサージ具の裏側に重なり合うよ
うに位置している前記施療用エアーバッグへの給排気を
停止するとともに、前記部分マッサージ具のエアーバッ
グへの給排気を行なわせるように前記制御部で前記駆動
部を制御することを特徴としている。
【0020】この発明においては、部分マッサージ具を
使用する時、これと重なり合うように位置している施療
用エアーバッグが膨脹収縮することがないので、部分マ
ッサージ具を使用する上におけるマッサージ上の変動要
因が排除されて、部分マッサージ具の膨脹収縮によるマ
ッサージを安定して行なわせることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図5を参照して本発
明の一実施形態を説明する。
【0022】図1に示したマット式のマッサージ機1
は、マッサージ機本体としてのマット本体2と、この本
体2に取付けられた複数の施療用エアーバッグ3〜6
と、マット本体2上に任意に配設して使用される部分マ
ッサージ具7と、このマッサージ具7が有する後述のエ
アーバッグ及びエアーバッグ3〜6に対して圧縮空気を
給排気するエアー給排気装置8と、検知手段9(図3参
照)と、操作部としてのリモートコントローラ10とを
具備している。
【0023】折り畳み可能なマット本体2は、発泡ウレ
タンフォーム等からなるマット部材全体を柔軟性に富む
布等のカバーで覆って構成されている。このマット本体
2の表面は身体支持面として用いられる。マット本体2
の幅方向に延びる各エアーバッグ3〜6は、いずれも前
記マット部材の表面に取付けられて前記カバーで覆われ
ている。エアーバッグ3は首用、エアーバッグ4は肩
用、エアーバッグ5は腰用、エアーバッグ6は脚用であ
って、いずれもマット本体2に仰臥した使用者(図示し
ない)の身体各部に個別に対応するように配設されてい
る。
【0024】マット本体2の表面に着脱可能に置いて任
意に使用される部分マッサージ具7は、図1に示すよう
にユニット化されたマッサージ具本体11と、これに接
続された可撓性の通気チューブ12とを備えている。こ
の部分マッサージ具7は、マッサージ具本体11を所定
位置例えば前記首用エアーバッグ3上に前記カバーを間
に置いて重なり合うように配置して使用される。なお、
こうした所定位置への配置を容易にするために、前記カ
バーの表面に部分マッサージ具を置く予定位置を示す表
示を予め設けておくとよい。
【0025】図2に示すようにマッサージ具本体11
は、ベース13と、回動起点部14と、一対の可動板1
5と、一対の施療用エアーバッグ16と、一対の例えば
揉み用の施療凸部17と、カバー18とで形成されてい
る。
【0026】ベース13は、硬質でかつ中空であって、
その長手方向中央部に回動起点部14が設けられてい
る。図示の回動起点部14はベース13の表面に突設さ
れている。一対の可動板15は、一枚の短冊状のばね板
の長手方向中央部を境に両側部分で形成されている。前
記一枚のばね板はその長手方向中央部を回動起点部14
に連結して設けられ、そのため、一対の可動板15の夫
々は、ベース13に対して接離する方向にかつ互いに逆
向きに回動起点部14を支点として回動可能に取付けら
れている。一対のエアーバッグ16は、ベース13と可
動板15との間に挟設されていて、これらベース13又
は可動板15の一方例えばベース13上に接着材等を用
いて固定されている。なお、一対のエアーバッグを用い
ることに代えて、一対の可動板15の夫々とベース13
との間に夫々挟み込まれる袋部分とこれらを連通する部
分とを有した単一のエアーバッグ16を用いることもで
き、又、一対の可動板15は互いに独立した板材とする
こともできる。一対の施療凸部17はいずれも硬質な材
料から例えば略半球状をなして形成されていて、夫々可
動板15の自由端部側表面に固定されている。部分マッ
サージ具11の全体を覆うカバー18は、柔軟性に富む
布などからなり、エアーバッグ16の膨脹収縮に伴う一
対の施療凸部17の変位を許すようになっている。
【0027】以上の構成のマッサージ具本体11に接続
された前記通気チューブ12は、一対のエアーバッグ1
6に連通されている。つまり、通気チューブ12の一端
部はベース13内において二股に分岐されて、これらの
分岐ホース12a(図4参照)はいずれもエアーバッグ
16に接続されている。図3に示すように通気チューブ
12の先端部(マッサージ具本体11が接続された端部
とは反対側の端部)には、この端部を同軸的に被ってエ
アーコネクタ19が取付けられているとともに、前記先
端部に挿入して硬質な接続管20が取付けられている。
エアーコネクタ19は比較的硬質であって手で掴むこと
ができる。このエアーコネクタ19の内側には接続検知
用のマグネット21が取付けられている。
【0028】図1に示すように前記エアー給排気装置8
は、各エアーバッグ3〜6、及び16への給排気を担う
駆動部31と、この駆動部31の給排気動作を制御する
制御部32と、これら駆動部31及び制御部32を電気
的及び通気的に接続した中継部材33とを備えている。
この給排気装置8は、マット本体2の長手方向他端部
(マット本体2上に仰臥した使用者の足先側の端部)に
内蔵されている。なお、中継部材33を備えることによ
り図1に示すように駆動部31と制御部32とをマット
本体2の幅方向に両側に夫々に寄せてこれらを大きく離
して配設できるので、駆動部31での発熱に伴って制御
部32が温度上昇しないようにできる点で優れている。
【0029】図4に示すように駆動部32は、ダイヤフ
ラム式電磁ポンプ等からなるエアー生成手段41、この
手段41にホース42を介して接続された空気分配手段
例えば各エアーバッグ3〜6に個別に対応する電磁式給
排気弁32〜46、及び部分マッサージ具7に対応する
電磁式給排気弁47を備えている。これら各給排気弁4
2〜47の夫々には排気口付きの三方切換え弁が使用さ
れている。給排気弁43にはホース48を介して首用エ
アーバッグ3が接続され、給排気弁44にはホース49
を介して肩用エアーバッグ4が接続され、給排気弁45
にはホース50を介して腰用エアーバッグ5が接続さ
れ、給排気弁46にはホース51を介して脚用エアーバ
ッグ6が接続されている。部分マッサージ具7に対応し
た給排気弁47にはホース52が接続されている。
【0030】図3に示すように駆動部31には接続口3
5がその入口をマット本体2の外面に開口して設けられ
ている。この接続口35は、前記エアーコネクタ19が
挿脱されるコネクタ受け部36、及びこの受け部36の
奥に連なった管受け部37を有している。管受け部37
には前記接続管20が挿脱されるとともに、この管受け
部37には前記ホース52が接続されている。なお、図
3中38は気密シール用のシールリング例えばゴム製の
Oリングを示している。
【0031】この接続口35に対して前記部分マッサー
ジ具7の通気チューブ12は必要により挿脱自在に接続
される。このように通気チューブ12がエアー給排気装
置8の駆動部31から取外し可能であることは、マット
本体2の取扱いやマット本体2を単体で使用する場合等
において、使用しない部分マッサージ具7が邪魔になら
ないようにできる点で好ましい。
【0032】更に、図3に示すように接続口35には、
そのコネクタ受け部36への通気チューブ12の挿脱を
妨げない位置、例えばコネクタ受け部36の外面に位置
して回路基板39を介してホール素子40が取付けられ
ている。このホール素子40と前記マグネット21と
は、接続口35への通気チューブ12の接続を検知する
前記検知手段9を形成している。なお、図3中34は前
記中継部材33の一部をなして制御部32へと至る信号
線を示している。
【0033】マイクロコンピュータ等を備えてなる制御
部32は、接続口35への通気チューブ12の接続の有
無、及び前記リモートコントローラ10での指示にした
がって、各種の運転モードで駆動部31の給排気動作を
制御するように構成されている。マット本体2の外部で
操作可能に設けられるリモートコントローラ10は、信
号ケーブル10aを介して制御部32に接続されてい
る。信号ケーブル10aは必要に応じて制御部32に挿
脱できる。リモートコントローラ10によって所望とす
る運転モードで運転させたり、停止させたりする指示等
が与えられる。
【0034】前記構成を備えたマット式マッサージ機1
は、通常のマットとして、或はエアーマッサージ機とし
て使用される。通常のマットとして使用する場合には、
部分マッサージ具7を使用しないとともに、マット本体
2の各エアーバッグ3〜6のいずれをも収縮状態に維持
して使用する。この使用において収縮状態のエアーバッ
グ3〜6は、自在に変形が可能であり、これらのエアー
バッグ3〜6が硬い異質感をマット本体2上に横たわっ
た使用者に与えることがないため、使用者は良好な使用
感を得ることができる。
【0035】マッサージ機としての使用において部分マ
ッサージ具7を使用しないときには、このマッサージ具
7の通気チューブ12は駆動部31の接続口35に接続
されないため、ホール素子40が通気チューブ12のマ
グネット21を検知することはない。言い換えれば、接
続口35に通気チューブ12が接続されていないことを
検知手段9が検知するものであり、この検知情報は制御
部32に送られる。
【0036】この状態で、マット本体2に仰臥した使用
者が指定する運転モードを、例えば上半身に対する第1
コースモードで行われるようにリモートコントローラ1
0を用いて指示した場合のマッサージ動作で代表して説
明する。この上半身第1コースモードは図5(A)のタ
イムチャートに示すタイミングでエアーバッグ3〜5が
膨脹収縮することで実行される。
【0037】つまり、制御部32から与えられる制御信
号にしたがって駆動部31は、始めに首用給排気弁43
を給気ポジションに動かすことによって首用のホース4
8とエアー生成手段41側のホース42とを連通させて
首用エアーバッグ3に給気して、このバッグ3を一定時
間膨脹させる。
【0038】次に、首用給排気弁43を排気ポジション
に切換えることによって両ホース48、42の連通を断
つとともに首用エアーバッグ3から流出する空気を首用
給排気弁43の排気口を通して大気中に排出させて、首
用エアーバッグ3を収縮させる。そして、この排気と同
時に駆動部31は、それまで排気ポジションを維持して
いた肩用給排気弁44を給気ポジションに切換えること
によって、ホース42と肩用のホース49とを連通させ
て肩用エアーバッグ4に給気して、このバッグ4を一定
時間膨脹させる。
【0039】この後、駆動部31は、肩用給排気弁44
を排気ポジションに切換えることによって、両ホース4
9、42の連通を断つとともに肩用エアーバッグ4から
流出する空気を肩用給排気弁44の排気口を通して大気
中に排出させて、肩用エアーバッグ4を収縮させる。そ
して、この排気と同時に駆動部31は、それまで排気ポ
ジションを維持していた腰用給排気弁45を給気ポジシ
ョンに切換えることによって、ホース42と腰用のホー
ス50とを連通させて腰用エアーバッグ5に給気して、
このバッグ5を一定時間膨脹させる。
【0040】更に、この次に駆動部31は、腰用給排気
弁45を排気ポジションに切換えることによって、両ホ
ース50、42の連通を断つとともに腰用エアーバッグ
5から流出する空気を腰用給排気弁45の排気口を通し
て大気中に排出させて、腰用エアーバッグ5を収縮させ
る。そして、この排気と同時に駆動部31は、それまで
排気ポジションを維持していた前記首用給排気弁43を
再び給気ポジションに切換えることによって、ホース4
2と首用のホース48とを連通させて首用エアーバッグ
3に給気して、このバッグ3を一定時間膨脹させる。
【0041】そして、このような動作を所定回数繰返し
て上半身第1コースモードが実行される。この場合、エ
アーバッグ3〜5は、いずれもマット本体2に仰臥した
使用者の上半身の裏側に位置しているから、これらエア
ーバッグ3〜5の既述の順次膨脹収縮に伴い、使用者の
首部、肩部、及び腰部をその裏側から順次圧迫弛緩して
マッサージすることができる。
【0042】又、マッサージ機としての使用において部
分マッサージ具7を使用するときには、このマッサージ
具7の通気チューブ12は図3(A)に示すように駆動
部31の接続口35に差込んで接続されるとともに、マ
ッサージ具本体11が、マット本体2上の所定位置、つ
まり、首用エアーバッグ3上に重なり合うように予め指
定された位置に置かれる。この場合、接続口35に挿入
された通気チューブ12に取付けられているマグネット
21の磁界が接続口35に取付けられているホール素子
40に及んで、この素子40がマグネット21を検知す
る。言い換えれば、接続口35に通気チューブ12が接
続されたことを検知手段9が検知するものであり、そし
て、この検知情報は制御部32に送られる。
【0043】この状態で、部分マッサージ具7に首部を
当ててマット本体2に仰臥した使用者が、その上半身に
対するマッサージを第2コースモードで行われるように
リモートコントローラ10を用いて指示した場合のマッ
サージ動作を以下説明する。
【0044】この上半身第2コースモードでのマッサー
ジ動作は、前記接続の検知により制御部32が、まず、
部分マッサージ具7の下方に対応して位置されている首
用エアーバッグ3に対する給排気を制御対象から外し
て、このバッグ3を収縮状態に維持させた状態で、図5
(B)のタイムチャートに示すタイミングでエアーバッ
グ4、5と部分マッサージ具7を膨脹収縮させることで
実行される。
【0045】つまり、制御部32から与えられる制御信
号にしたがって駆動部31は、部分マッサージ具7用の
給排気弁47を一定時間毎に給気ポジションと排気ポジ
ションとに切換えることによって、部分マッサージ具7
の一対のエアーバッグ16に対する給排気を一定時間毎
に繰返して、部分マッサージ具7を膨脹収縮させる。そ
れにより、マット本体2上に仰臥した使用者の首部に対
するマッサージが行われる。この場合、部分マッサージ
具7は、マット本体2に仰臥した使用者の首部の裏側に
位置しているから、その一定時間毎の膨脹収縮に伴い、
使用者の首部をその裏側から圧迫弛緩してマッサージす
る。
【0046】そして、この部分マッサージ具7の動作中
において、そのエアーバッグ16の排気と同期して肩用
エアーバッグ4及び腰用エアーバッグ5の膨脹が順次繰
返される。つまり、始めに駆動部31は、エアーバッグ
16の排気時に、それまで排気ポジションを維持してい
た肩用給排気弁44を給気ポジションに切換えることに
よって、肩用のホース49とエアー生成手段41側のホ
ース42とを連通させて肩用エアーバッグ4に給気し
て、このバッグ4をエアーバッグ16の排気期間中膨脹
維持させる。次に駆動部31は、エアーバッグ16が再
び膨脹してから排気される時に、既に収縮状態になって
いる肩用エアーバッグ4を収縮状態に維持したままで、
今度は、それまで排気ポジションを維持していた腰用給
排気弁45を給気ポジションに切換えることによって、
ホース42と腰用のホース50とを連通させて腰用エア
ーバッグ5に給気して、このバッグ5をエアーバッグ1
6の排気期間中膨脹維持させる。
【0047】この後駆動部31は、エアーバッグ16が
再び膨脹してから排気される時に、既に収縮状態になっ
ている腰用エアーバッグ5を収縮状態に維持したまま
で、再び既述のようにして肩用エアーバッグ4に給気を
してこのバッグ4を膨脹させる。そして、このような動
作を所定回数繰返して上半身第2コースモードが実行さ
れる。このモードでは、一定間隔で膨脹収縮される首用
マッサージ具7と、互いに交互に膨脹収縮されるととも
にその膨脹が首用マッサージ具7の排気に同期するエア
ーバッグ4、5とを用いて、使用者の首部、肩部、及び
腰部をその裏側から圧迫弛緩してマッサージすることが
できる。
【0048】このように第2コースモードでは、部分マ
ッサージ具7のエアーバッグ16が排気するのと同期し
て、施療用のエアーバッグ4又は5が膨脹されるから、
部分マッサージ具7と交互に膨脹収縮される施療用エア
ーバッグ4、5とにより、マット本体2に支持されてい
る使用者の身体の複数箇所、詳しくは上半身の2ヵ所、
つまり、首部と肩部、又は首部と腰部をその裏側から同
時にマッサージすることができる。
【0049】又、既述のように通気チューブ12を駆動
部31の接続口35に接続した部分マッサージ具7を使
用してマッサージを行なう際に、部分マッサージ具7に
首部を当ててマット本体2に仰臥した使用者が、その上
半身に対するマッサージを第3コースモードで行われる
ようにリモートコントローラ10を用いて指示した場合
のマッサージ動作を以下説明する。
【0050】この上半身第3コースモードでのマッサー
ジ動作は、前記接続の検知により制御部32が、まず、
部分マッサージ具7の下方に対応して位置されている首
用エアーバッグ3に対する給排気を制御対象から外し
て、このバッグ3を収縮状態に維持させた状態で、図5
(C)のタイムチャートに示すタイミングでエアーバッ
グ4、5と部分マッサージ具7を膨脹収縮させることで
実行される。
【0051】つまり、制御部32から与えられる制御信
号にしたがって駆動部31は、部分マッサージ具7用の
給排気弁47を一定時間毎に給気ポジションと排気ポジ
ションとに切換えることによって、部分マッサージ具7
の一対のエアーバッグ16に対する給排気を一定時間毎
に繰返して、部分マッサージ具7を膨脹収縮させる。そ
れにより、マット本体2上に仰臥した使用者の首部に対
するマッサージが行われる。この場合、部分マッサージ
具7は、マット本体2に仰臥した使用者の首部の裏側に
位置しているから、その一定時間毎の膨脹収縮に伴い、
使用者の首部をその裏側から圧迫弛緩してマッサージす
ることができる。
【0052】そして、この部分マッサージ具7の動作中
において、そのエアーバッグ16の給気と同期して肩用
エアーバッグ4及び腰用エアーバッグ5の膨脹が順次繰
返される。つまり、始めに、エアーバッグ16の給気時
に、それまで排気ポジションを維持していた肩用給排気
弁44を給気ポジションに切換えることによって、肩用
のホース49とエアー生成手段41側のホース42とを
連通させて肩用エアーバッグ4に給気して、このバッグ
4をエアーバッグ16の給気期間中膨脹維持させる。次
に駆動部31は、エアーバッグ16が再び給気される時
に、既に収縮状態になっている肩用エアーバッグ4を収
縮状態に維持したままで、今度は、それまで排気ポジシ
ョンを維持していた腰用給排気弁45を給気ポジション
に切換えることによって、ホース42と腰用のホース5
0とを連通させて腰用エアーバッグ5に給気して、この
バッグ5をエアーバッグ16の給気期間中膨脹維持させ
る。
【0053】この後、エアーバッグ16が再び給気によ
り膨脹される時に、既に収縮状態になっている腰用エア
ーバッグ5を収縮状態に維持したままで、再び既述のよ
うにして肩用エアーバッグ4に給気してこのバッグ4を
膨脹させる。そして、このような動作を所定回数繰返し
て上半身第3コースモードが実行される。このモードで
は、一定間隔で膨脹収縮される首用マッサージ具7と、
互いに交互に膨脹収縮されるとともにその膨脹が首用マ
ッサージ具7の給気に同期するエアーバッグ4、5とを
用いて、使用者の首部、肩部、及び腰部をその裏側から
順次圧迫弛緩してマッサージすることができる。
【0054】このように第3コースモードでは、部分マ
ッサージ具7のエアーバッグ16が膨脹するのと同期し
て、施療用のエアーバッグ4又は5が膨脹されるから、
これらの膨脹収縮に伴ってマット本体2に支持されてい
る使用者の上半身の2ヵ所、つまり、首部と肩部、又は
首部と腰部をその裏側から同時にマッサージすることが
できる。
【0055】又、既述のように通気チューブ12を駆動
部31の接続口35に接続したにも拘らず、マット本体
2に仰臥した使用者が、その上半身に対して部分マッサ
ージ具7を使用しないでマッサージが行われるようにリ
モートコントローラ10を用いて第4コースモードで指
示した場合のマッサージ動作を以下説明する。
【0056】この上半身第4コースモードでのマッサー
ジ動作は、前記接続の検知により制御部32が、まず、
部分マッサージ具7の下方に対応して位置されている首
用エアーバッグ3、及び部分マッサージ具7のエアーバ
ッグ16対する給排気を制御対象から外して、これらの
バッグ3、16が収縮状態を維持した状態で、図5
(D)のタイムチャートに示すタイミングでエアーバッ
グ4、5を膨脹収縮させることで実行される。
【0057】つまり、制御部32から与えられる制御信
号にしたがって駆動部31は、肩用エアーバッグ4用の
給排気弁44を一定時間毎に給気ポジションと排気ポジ
ションに切換えることによって、このエアーバッグ4に
対する給排気を一定時間毎に繰返して、エアーバッグ4
を膨脹収縮させる。それにより、マット本体2上に仰臥
した使用者の肩部をその裏側から圧迫弛緩してマッサー
ジが行われる。
【0058】そして、このエアーバッグ4が収縮してい
る期間中に膨脹し、かつ、エアーバッグ4が膨脹してい
る期間中に収縮するように、駆動部31は、肩用エアー
バッグ4の膨脹収縮のタイミングより所定時間ずらして
腰用エアーバッグ5用の給排気弁45を一定時間毎に給
気ポジションと排気ポジションとに切換える。それによ
り、エアーバッグ5に対する給排気が一定時間毎に繰返
されるに伴い、このエアーバッグ5が膨脹収縮するの
で、マット本体2上に仰臥した使用者の腰部をその裏側
から圧迫弛緩してマッサージすることができる。
【0059】このように時差を設けてエアーバッグ4、
5を互いに交互にかつ所定回数繰返し膨脹収縮させるこ
とにより上半身第4コースモードが実行される。このモ
ードでは、一定間隔に交互に膨脹収縮される肩エアーバ
ッグ4と腰用エアーバッグ5とを用いて、使用者の肩
部、及び腰部をその裏側から交互に圧迫弛緩してマッサ
ージを施すことができる。
【0060】以上のように前記構成のマッサージ機1
は、部分マッサージ具7の通気チューブ12が駆動部3
1の接続口35に接続されているか否かの検知情報に基
づき、制御部32で駆動部31の給排気動作を変更する
ことによって、リモートコントローラ10で指定された
各種のコースモードを実行できる。そして、この場合
に、マット本体2の施療用エアーバッグ3〜5の少なく
とも一つ、又は、部分マッサージ具7のエアーバッグ1
6、若しくは、マット本体2及び部分マッサージ具7の
双方のエアーバッグ3〜5、16が、指定されたモード
に応じた多様な組合わせで、収縮状態を維持し或は膨脹
収縮されることにより、使用者の上半身をその厚み方向
裏側からマッサージすることができる。すなわち、この
マッサージ機1は使用者の上半身にその厚み方向裏側か
ら多様なマッサージを施すことができる。
【0061】又、リモートコントローラ10では、通気
チューブ12が駆動部31の接続口35に接続された部
分マッサージ具7のみを使用する指定もできるから、こ
の場合、駆動部31は、給排気弁43〜46をいずれも
排気ポジションに維持させて、各エアーバッグ3〜6を
収縮状態に保持した状態下で、給排気弁47を一定時間
毎に給気ポジションと排気ポジションとに切換えるか
ら、それにより、部分マッサージ具7のエアーバッグ1
6を一定周期で膨脹収縮させて、使用者の首部等をマッ
サージすることができる。更に、この場合に、使用者の
首部以外に任意な被施療部の裏側に部分マッサージ具7
を配置することもできるので、それにより、使用者の所
望とする施療部をその裏側からマッサージすることも可
能である。又、リモートコントローラ10では、エアー
バッグ3〜6の内の一つを任意に指定して、ポイントマ
ッサージを行なわせることができ、そして、この際にお
いてもリモートコントローラ10で同時に部分マッサー
ジ具7が一定周期で膨脹収縮を繰返すように指示して動
作させることもできる。したがって、これらの点におい
てもマッサージの多様性を得ることができる。
【0062】しかも、前記第2、第3のコースモード等
のように部分マッサージ具7を用いてマッサージをする
場合に、既述の構成の部分マッサージ具7では、使用者
の首部等の被施療部をその裏側から掴みながら揉む動作
を伴うマッサージができる。
【0063】つまり、部分マッサージ具7の一対のエア
ーバッグ16への給排気により、これらを繰返し膨脹収
縮させるに伴い、一対の可動板15が回動起点部14を
支点として互いに逆方向に同期して回動される。そのた
め、エアーバッグ16が同期して膨脹する時に、両可動
板15上の一対の施療凸部17は、既に押し当てられて
いる使用者の例えば首部により深く押込まれつつ互いに
寄るように移動され、この逆に、エアーバッグ16が同
期して収縮する時には、使用者の首部の重さを受けて前
記と逆に一対の施療凸部17は次第に後退しつつ開くよ
うに移動される。したがって、こうした動作の繰り返し
により、使用者の首部をその裏側から揉みマッサージす
ることができる。したがって、エアーバッグ3〜6の膨
脹収縮に伴う単なる圧迫弛緩によるマッサージに比較し
て効果的なマッサージができる。
【0064】更に、部分マッサージ具7はエアーバッグ
3〜6に比較してマット本体2のカバーで覆われていな
いから、これらエアーバッグ3〜6よりも直接的に使用
者の首部等の被施療部にその裏側からマッサージ作用を
効果的に与えることができる。
【0065】そして、以上のように効果的なマッサージ
ができる部分マッサージ具7を使用する時には、前記第
2、第3のコースモード等のタイムチャートに例示した
ように、このマッサージ具7のエアーバッグ16への給
排気の周期を、その給気又は排気に同期して膨脹するエ
アーバッグ3〜5に対する給排気の周期よりも短くする
ことが望ましい。この場合には、エアーバッグ3〜5に
比較してマッサージ作用が大きい部分マッサージ具7に
よるマッサージが数多く行われるで、コース全体として
のマッサージ効果をより向上できる。
【0066】又、マット本体2の所定位置に部分マッサ
ージ具7を置いて使用する時には、既述のように部分マ
ッサージ具7の裏側に重なり合うように配置されている
首用エアーバッグ3への給排気が停止されて、このバッ
グ3が膨脹収縮することなく収縮状態に維持される。そ
のため、部分マッサージ具7の膨脹収縮にエアーバッグ
3の膨脹収縮が加味されて、部分マッサージ具7が動揺
したり、過大なマッサージ作用を使用者に与えたりする
ことがなくなる。したがって、こうしたマッサージ上の
変動要因を排除して、部分マッサージ具7のマッサージ
動作が安定するので、そのエアーバッグ16の膨脹収縮
に伴う所定のマッサージを全うさせることができる。
【0067】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0068】請求項1、2に係る発明によれば、部分マ
ッサージ具の通気チューブが駆動部の接続口に接続され
ているか否かの検知情報に基づき、制御部で駆動部での
給排気操作を制御することによって、マッサージ機本体
の施療用エアーバッグ、又は、部分マッサージ具のエア
ーバッグ、若しくは、マッサージ機本体及び部分マッサ
ージ具の双方のエアーバッグを駆動部を介して膨脹収縮
させてマッサージすることができ、しかも、施療用エア
ーバッグ及び部分マッサージ具の動作時には、夫々使用
者の身体にその厚み方向裏側からマッサージができる。
したがって、使用者の身体にその厚み方向裏側から多様
なマッサージを施せるマッサージ機を提供できる。
【0069】請求項3に係る発明によれば、請求項1又
は2の発明において、部分マッサージ具と、このマッサ
ージ具のエアーバッグへの給気に同期して膨脹されるマ
ッサージ気本体の施療用エアーバッグとにより、使用者
の身体の複数箇所をその裏側から同時にマッサージ可能
なマッサージ機を提供できる。
【0070】請求項4に係る発明によれば、請求項1又
は2の発明において、部分マッサージ具のエアーバック
への排気と施療用エアーバッグへの給気が同期して行わ
れるから、これらの部分マッサージ具と施療用エアーバ
ッグとにより、使用者の身体の複数箇所をその裏側から
交互にマッサージ可能なマッサージ機を提供できる。
【0071】請求項5に係る発明によれば、請求項2の
発明において、マッサージ機本体の所定位置で部分マッ
サージ具を使用する時には、これと重なり合うように位
置している施療用エアーバッグの使用を停止することが
可能なマッサージ機を提供できる。
【0072】請求項6に係る発明によれば、請求項2の
発明において、部分マッサージ具と重なり合うように位
置している施療用エアーバッグを膨脹収縮させないで、
部分マッサージ具を使用きるから、前記施療用エアーバ
ッグに邪魔されることなく部分マッサージ具の膨脹収縮
による所定のマッサージを全うすることが可能なマッサ
ージ機を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るマット式マッサージ
機を示す斜視図。
【図2】(A)は図1のマッサージ機が備える部分マッ
サージ具を収縮状態で示す断面図。(B)は図1のマッ
サージ機が備える部分マッサージ具を膨脹状態で示す断
面図。
【図3】(A)は図1のマッサージ機が備える駆動部の
接続口に通気チューブが接続された状態を断面図。
(B)は図1のマッサージ機が備える駆動部の接続口と
これに挿脱される通気チューブとを互いに分離した状態
で示す断面図。
【図4】図1のエアーマッサージ機の給排気系統を示す
ブロック図。
【図5】(A)〜(D)は図1のエアーマッサージ機に
より実行される使用者の上半身に対する各運転モードで
のタイミングを示すタイムチャート。
【符号の説明】
1…マット式マッサージ機 2…マット本体(マッサージ機本体) 3〜6…施療用エアーバッグ 7…部分マッサージ具 8…エアー給排気装置 9…検知手段 10…リモートコントローラ(操作部) 11…マッサージ具本体 12…通気チューブ 16…部分マッサージ具のエアーバッグ 21…マグネット(検知手段) 31…エアー給排気装置の駆動部 32…エアー給排気装置の制御部 35…駆動部の接続口 40…ホール素子(検知手段)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 使用者を支持するマッサージ機本体と、 この本体の厚み方向に膨脹収縮するように前記マッサー
    ジ機本体に取付けられた施療用エアーバッグと、 前記マッサージ機本体上に配設して使用され、かつ、こ
    の使用時に前記マッサージ機本体の厚み方向に膨脹収縮
    するエアーバッグ及びこれに接続された通気チューブを
    有する部分マッサージ具と、 前記通気チューブが着脱される接続口を有して前記部分
    マッサージ具のエアーバッグ及び前記マッサージ機本体
    の施療用エアーバッグへの給排気を担う駆動部と、 前記接続口への前記通気チューブの接続を検知する検知
    手段と、 前記駆動部の給排気動作を制御し、かつ、この制御を前
    記検知手段での前記接続検知の有無に応じて変更させる
    制御部と、を具備したことを特徴とするマッサージ機。
  2. 【請求項2】 使用者を支持するマッサージ機本体と、 この本体の厚み方向に膨脹収縮するように前記マッサー
    ジ機本体に取付けられた施療用エアーバッグと、 前記マッサージ機本体上の所定位置に前記施療用エアー
    バッグと重なり合うように配設して使用され、かつ、こ
    の使用時に前記マッサージ機本体の厚み方向に膨脹収縮
    するエアーバッグ及びこれに接続された通気チューブを
    有する部分マッサージ具と、 前記通気チューブが着脱される接続口を有して前記部分
    マッサージ具のエアーバッグ及び前記マッサージ機本体
    の施療用エアーバッグへの給排気を担う駆動部と、 前記接続口への前記通気チューブの接続を検知する検知
    手段と、 前記検知手段が前記接続を検知した場合に前記部分マッ
    サージ具を用いたマッサージが行われるように前記駆動
    部の給排気動作を制御し、かつ、前記検知手段が前記接
    続を検知しない場合に前記部分マッサージ具を用いない
    でマッサージが行われるように前記駆動部の給排気動作
    を制御する制御部と、を具備したことを特徴とするマッ
    サージ機。
  3. 【請求項3】 前記検知手段が前記接続を検知した場合
    に、前記部分マッサージ具のエアーバッグへの給気と同
    期して、前記施療用エアーバッグへの給気が行われるよ
    うに前記制御部で前記駆動部を制御することを特徴とす
    る請求項1又は2に記載のマッサージ機。
  4. 【請求項4】 前記検知手段が前記接続を検知した場合
    に、前記部分マッサージ具のエアーバッグへの排気と同
    期して、前記施療用エアーバッグへの給気が行われるよ
    うに前記制御部で前記駆動部を制御することを特徴とす
    る請求項1又は2に記載のマッサージ機。
  5. 【請求項5】 前記検知手段が前記接続を検知した場合
    に、前記所定位置に配設された前記部分マッサージ具の
    裏側に重なり合うように位置している前記施療用エアー
    バッグへの給排気を停止するように前記制御部で前記駆
    動部を制御することを特徴とする請求項2に記載のマッ
    サージ機。
  6. 【請求項6】 前記検知手段が前記接続を検知した場合
    に、前記所定位置に配設された前記部分マッサージ具の
    裏側に重なり合うように位置している前記施療用エアー
    バッグへの給排気を停止するとともに、前記部分マッサ
    ージ具のエアーバッグへの給排気を行なわせるように前
    記制御部で前記駆動部を制御することを特徴とする請求
    項2に記載のマッサージ機。
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