JP2002336192A - 医療システム - Google Patents

医療システム

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JP2002336192A
JP2002336192A JP2001148179A JP2001148179A JP2002336192A JP 2002336192 A JP2002336192 A JP 2002336192A JP 2001148179 A JP2001148179 A JP 2001148179A JP 2001148179 A JP2001148179 A JP 2001148179A JP 2002336192 A JP2002336192 A JP 2002336192A
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endoscope
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sensor unit
unit
electronic endoscope
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JP2001148179A
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English (en)
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Jun Hasegawa
準 長谷川
Toshiaki Noguchi
利昭 野口
Masanori Atomachi
昌紀 後町
Hidemichi Suzuki
英理 鈴木
Naoya Taya
直也 田谷
Katsuya Suzuki
克哉 鈴木
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】内視鏡を細径化すると共に、洗滌作業等を容易
にし、更に、気密性及び防水性を向上させる。 【解決手段】電子内視鏡1の挿入部8の先端にはセンサ
ーユニット2が配設される。センサーユニット2は、各
種センサーを備え、センサ出力をRFID通信によって
外部に送信可能である。読み取りユニット6は、挿入部
8が生体内に挿入された状態で、RFID通信によっ
て、センサーユニット2と通信可能であり、センサーユ
ニット2から各種情報を取得する。取得した情報は、気
腹器7及びビデオプロセッサ4等に供給されて、内視鏡
検査に用いられる。信号線を介することなくセンサー出
力を得ており、内視鏡の細径化、作業効率の向上及び内
視鏡の損傷を防止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子内視鏡、内視
鏡洗滌消毒装置、内視鏡滅菌装置等を備えたシステムに
好適な医療システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、細長の挿入部を体腔内に挿入
することにより、体腔内臓器などを観察したり、必要に
応じて処置具チャンネル内に挿通した処置具を用いて各
種治療処置の行える医療用の内視鏡が広く利用されてい
る。
【0003】また、患者の様態の監視や内視鏡自体の故
障の検知を行うために、内視鏡内部に温度センサーや湿
度センサー、圧カセンサー等を設けて、各種センサーか
らの情報をモニタリングすることにより、生体情報や内
視鏡自体の情報を監視するシステムも提案されている。
【0004】このシステムでは、各種センサーによって
得た患者の体内の情報(温度や圧力)をモニターに表示
することにより、医師が患者の様態を確認することを可
能にする。また、センサー出力を利用して患者の腹腔内
圧力を測定し、測定結果を元に気腹器の圧力を調整した
りすることもでき、内視鏡検査を行う上での安全確保に
利用可能である。
【0005】ところで、一度使用した内視鏡や処置具を
他の患者に再使用する場合には、内視鏡や処置具を介し
て患者間感染が発生することを防止するために、検査・
処置終了後に内視鏡装置の洗滌消毒を行うようになって
いる。このような内視鏡装置の洗浄については、特開昭
63−309236号公報、特開平4−146715号
公報及び特開平11−276434号公報等に開示され
ている。
【0006】このような内視鏡の洗滌消毒や滅菌時にお
いても、内視鏡内部の温度や圧力、湿度等を測定するシ
ステムは有効であり、内視鏡内部の監視結果に応じて、
内視鏡洗滌消毒装置や滅菌装置が処理工程を制御するこ
とにより、内視鏡の耐性を確保した処理が可能である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、内視鏡は、
患者の負担を減らすために、挿入部を出来る限り細く構
成した方がよい。ところが、内視鏡には、電光源装置か
らファイバケーブルや電源線及び信号線等を内視鏡挿入
部内に挿通する必要がある。内視鏡挿入部に複数のセン
サーを設けた場合には、検査時にセンサーを駆動するた
めに、センサーへの配線等が増加し、内視鏡挿入部の細
径化が困難になるという問題点があった。
【0008】ところで、内視鏡の洗滌消毒処理或いは滅
菌処理の最中においては、内視鏡内部の情報を内視鏡洗
滌消毒装置や滅菌装置において監視するようになってい
る。この場合、内視鏡内部を気密,水密に保つ必要があ
ることから、内視鏡洗滌消毒装置や滅菌装置と内視鏡と
を接続するために、気密性,防水性を確保するためのコ
ネクタを設けるようになっている。
【0009】ところが、内視鏡と内視鏡洗滌消毒装置や
滅菌装置とは、内視鏡を装置の洗滌槽あるいはチャンバ
ー内にセットした状態で、この洗滌槽或いはチャンバー
内部で接続する必要がある。洗滌槽或いはチャンバー内
部は、乾燥しているとは限らず水滴等が付着しているこ
とがあることから、コネクタを接続する場合には、コネ
クタ内部が濡れないように細心の注意を払う必要があ
り、ユーザーにとって極めて煩雑であるという問題点が
あった。
【0010】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであって、内視鏡挿入部の細径化を可能にすると共
に、内視鏡洗滌消毒及び滅菌等の作業を容易にすること
ができる医療システムを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係る医療システ
ムは、生体内部に挿入される医療用具と、前記医療用具
に設けられて各種物理情報を取得するセンサーと、前記
医療用具に設けられて前記センサーが取得した各種物理
情報を生体外部に非接触式で送信する通信手段とを具備
したものである。
【0012】本発明において、医療用具は生体内部に挿
入される。医療用具に設けられたセンサーは各種物理情
報を取得する。医療用具に設けられた通信手段は、セン
サーが取得した各種物理情報を非接触式で生体外部に送
信する。送信が非接触式で行われるので、各種物理情報
を伝送するための信号線は不要であると共に、気密及び
水密に構成することが容易となる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について詳細に説明する。図1乃至図5は本発
明の第1の実施の形態に係り、図1は第1の実施の形態
に係る医療システムを示す説明図、図2は図1中のセン
サーユニット2及び読み取りユニット6の具体的な構成
示す回路ブロック図である。図3は内視鏡検査時におけ
る電気的な構成を示すブロック図である。図4は洗滌消
毒装置を示す斜視図であり、図5は高圧蒸気滅菌装置を
示す斜視図である。本実施の形態は本発明の医療システ
ムを内視鏡装置に適用した例である。
【0014】本実施の形態はRFID(Radio Frequenc
y Identification(高周波自動認識)システムを利用す
ることによって、内視鏡内部の省スペース化を図ると共
に、内視鏡の気密性及び水密性を向上させて、洗滌消毒
及び滅菌時における作業性を向上させるようにしたもの
である。
【0015】RFIDは、近年、セキュリティ管理、商
品管理、生産管理及び自動改札等の交通管理等において
開発実用化されつつある非接触の管理システムである。
RFIDによる非接触管理システムは、管理者側と非管
理者側とが所定の距離に近づくことによってパワーの供
給を可能にするシステムであり、これにより、両者の間
で無線等を用いた非接触の状態での情報の送受を行うも
のである。
【0016】本実施の形態においては、RFIDシステ
ムを利用することで、内視鏡に設けた各種センサーの情
報と駆動電力の伝送を行うようにしている。
【0017】図1において、医療システム10は、内視
鏡装置11、気腹器7及び読み取りユニット6によって
構成されている。内視鏡装置11は、電子内視鏡1と、
電子内視鏡1に照明光を供給する光源装置3と、電子内
視鏡1からの画像信号を処理するビデオプロセッサ4
と、ビデオプロセッサ4からの映像信号をモニタ表示す
るモニタ5とを有する。
【0018】電子内視鏡1は、先端側に細長で体腔内に
挿入することが可能な可撓性を有する挿入部8を有し、
手元側に操作部9を有する。この操作部9からユニバー
サルコード12が延設されて、コネクタ13,14を介
して光源装置3及びビデオプロセッサ4に接続されてい
る。ユニバーサルコード12はコネクタ13を介して光
源装置3に接続され、電子内視鏡1内に配設された図示
しないライトガイドを介して、照明光を挿入部8の先端
部に導くようになっている。
【0019】また、ユニバーサルコード12は、ビデオ
プロセッサ4からの電源電圧及び駆動信号等を電子内視
鏡1に供給すると共に、電子内視鏡1からの映像信号を
ビデオプロセッサ4に供給するようになっている。な
お、ビデオプロセッサ4には図示しないVTRデッキ、
ビデオプリンタ、ビデオディスク等の周辺機器を接続す
ることが可能である。ビデオプロセッサ4は、電子内視
鏡1からの画像信号に対して所定の信号処理を施して、
モニタ5の表示画面上に内視鏡画像を映出させることが
できるようになっている。
【0020】本実施の形態においては、電子内視鏡1の
挿入部8内の先端部にはセンサーユニット2(斜線部)
が配設されている。センサーユニット2は、複数のセン
サーと外部通信ユニットによって構成される。例えば、
センサーユニット2は、体内温度測定センサー、体内圧
力測定センサー、内視鏡内温度測定センサー、内視鏡内
圧カセンサー及び内視鏡内湿度センサー等の生体情報及
び内視鏡内部の情報を検知するセンサーを有している。
【0021】センサーユニット2の外部通信ユニット
は、検査時に挿入部8が患者体内に挿入さた状態で、生
体近辺に設置された読み取りユニット6と経皮的にRF
ID通信を行って、駆動電力の供給を受けると共に、セ
ンサー出力を送信するようになっている。
【0022】読み取りユニット6は、センサーユニット
2と所定の距離の範囲内に位置することによって、セン
サーユニット2中の外部通信ユニットとの間で通信を行
うようになっている。
【0023】このように、センサーユニット2からの情
報は、高周波による無線方式によって電子内視鏡1の外
部に伝送される。従って、センサー出力を伝送するため
の信号線は不要であり、この信号線のために電気接点の
接触部を形成する必要はない。このため、コネクタ1
3,14は樹脂等による密閉が容易であり、略完全防水
構造によって構成することかできる。
【0024】なお、RFIDシステムは、非接触でデー
タの授受が可能である点が特徴であり、一般的には、
「電磁結合方式」、「静電結合方式」、「電磁誘導方
式」、「マイクロ波方式」及び「光通信方式」等が採用
される。
【0025】図2はセンサーユニット2及び読み取りユ
ニット6を示している。なお、図2では、簡略化のため
にセンサーとしては体内温度センサー36のみを示して
いる。
【0026】読み取りユニット6の主制御部21は、読
み取りユニット6内の各部を制御すると共に、図示しな
い周辺機器との間でデータの送受を行い、送信データを
変調回路22に与えると共に、受信データを周辺機器に
出力する。変調回路22は発振器24の発振出力に基づ
いて、主制御部21からの送信データを変調し、変調出
力をコイルL1 に供給して、送信させる。復調回路23
は、コイルL2 に誘起した受信データを復調して主制御
部21に供給する。
【0027】センサーユニット2の外部通信ユニット
は、読み取りユニット6のコイルL1,L2 に電磁結合
可能なコイルL3 ,L4 を有している。コイルL3 はデ
ータ送受用であり、コイルL4 は電力受信用である。
【0028】読み取りユニット6のコイルL1 に発生し
た電磁波は、センサーユニット2のコイルL4 によって
取り出される。コイルL4 に誘起した電圧は、ダイオー
ドD1 及びコンデンサC2 によって構成される平滑回路
を介して整流回路31に供給される。整流回路31は平
滑回路の出力を整流する。整流回路31の出力端はコン
デンサC3 を介して基準電位点に接続されており、コン
デンサC3 の端子電圧が電源電圧Vccとしてセンサー
ユニット2内の各部に供給される。こうして、コイルL
4 の受信信号を利用してセンサーユニット2の駆動電力
を得ている。
【0029】コイルL3 の両端にはコンデンサC1 が接
続されており、コイルL3 及びコンデンサC1 によって
共振回路が構成される。コイルL3 に誘起した信号は復
調回路33に供給される。復調回路33は入力された信
号を復調して変換器34に出力する。変換器34はシリ
アル信号とパラレル信号との変換を行う。
【0030】主制御部35は、変換器34からの信号に
よって制御されて、体内温度センサー36から読み出し
たデータを変換器34を介して変調回路32に供給す
る。変調回路32は変換器34からの信号をコイルL3
に与えて送信させるようになっている。
【0031】読み取りユニット6は、ビデオプロセッサ
4や気腹器7等の内視鏡検査時に使用される内視鏡周辺
機器に接続されるようになっている。
【0032】図3は図1の医療システム10の内視鏡検
査時における電気的な構成を示している。
【0033】電子内視鏡1は、挿入部8内にセンサーユ
ニット2を有すると共に、先端部に被写体を撮像して電
気信号に変換するCCD41、CCD41を制御する制
御部43及び各種制御情報を保持するメモリ42を有し
ている。
【0034】ビデオプロセッサ4は、CCD41からの
画像信号に所定の画像信号処理を施してモニタ5に出力
する画像処理部50、画像処理部50を制御する制御部
51及び各種制御情報を保持するメモリ52を有してい
る。
【0035】気腹器7は内視鏡の挿入部8を介して体内
に送気を行う送気部57、送気部57を制御する制御部
55及び各種制御情報を保持するメモリ56を有してい
る。
【0036】読み取りユニット6はセンサーユニット2
との間で通信を行う通信部47、通信部47を制御する
制御部48及び各種制御情報を保持するメモリ49を有
する。なお、通信部47は主に図2の変調回路22、復
調回路23及びコイルL1 ,L2 に対応し、制御部48
及びメモリ49は主に図2の主制御部21に対応する。
【0037】また、電子内視鏡1内のセンサーユニット
2は、各種センサーを備えたセンサー部44、センサー
部44を制御する共にセンサー部44からデータを読み
出して出力する制御部45及び通信部46を有してい
る。なお、通信部46は、主に図2のコイルL3 ,L4
、変調回路32及び復調回路33に相当し、制御部4
5は主に図2の主制御部35に相当する。
【0038】図3の構成においては、患者体内に挿入さ
れた電子内視鏡1内のセンサーユニット2によって、患
者体内の生態情報が測定される。センサーユニット2
は、取得した生態情報を無線通信によって読み取りユニ
ット6に伝達する。これらのデータは読み取りユニット
6によって、気腹器7やビデオプロセッサ4に供給され
る。
【0039】一方、ビデオプロセッサ7には、電子内視
鏡1のCCD41から患者体内の観察画像が供給され
る。ビデオプロセッサ7は、画像処理部50において、
観察画像と読み取りユニット6からの生態情報とを合成
して、モニタ5に表示するようになっている。
【0040】これにより、ユーザーは、モニタ5の表示
画面上において、患者体内の観察画像と共に生体内の情
報を読み取ることができ、内視鏡検査の有効性を向上さ
せることができる。また、気腹器7は、電子内視鏡1内
のセンサーユニット2が測定した腹腔内の圧力データに
基づいて、設定された一定圧力で腹腔への送気を制御す
るようになっている。
【0041】図4は電子内視鏡1を洗滌消毒するための
内視鏡洗滌消毒装置61を示している。内視鏡洗滌消毒
装置61は電子内視鏡1をセットして洗滌消毒処理する
ための洗滌槽62を有している。この洗滌槽62の壁面
には、電子内視鏡1内のセンサーユニット2とRFID
通信する為の読み取りユニット63(斜線部)が設けら
れている。読み取りユニット63は電気的には図2の読
み取りユニット6と同一構成である。
【0042】図5は電子内視鏡1を滅菌するための高圧
蒸気滅菌装置65を示している。高圧蒸気滅菌装置65
は電子内視鏡1をセットして滅菌処理を行うためのチャ
ンバー66を有している。このチャンバー66の壁面に
は、電子内視鏡1内のセンサーユニット2とRFID通
信する為の読み取りユニット67(斜線部)が設けられ
ている。読み取りユニット67は電気的には図2の読み
取りユニット6と同一構成である。
【0043】次に、このように構成された実施の形態の
作用について説明する。
【0044】先ず、内視鏡検査時の動作について説明す
る。内視鏡検査時には、電子内視鏡1を光源装置3とビ
デオプロセッサ4に接続し、挿入部8を患者の体内に挿
入する。また、患者体内の検査時には、読み取りユニッ
ト6を患者の近辺に設置し、アンテナ(図6のコイルL
1 ,L2 )を患者に向ける。
【0045】電子内視鏡1によって患者体内が撮像さ
れ、撮像によって得られた画像信号はユニバーサルコー
ド12を介してビデオプロセッサ4に供給される。ビデ
オプロセッサ4は、患者体内の観察画像を画像処理して
モニタ5に映出する。
【0046】一方、読み取りユニット6は、センサーユ
ニット2内の各種センサーからの情報を取得するため
に、主制御部21によってシリアルの読込みコマンドを
発生させる。変調回路22は、主制御部21に制御され
て、読込みコマンドをデジタル変調して、無線周波数信
号をコイルL1 に印加する。
【0047】センサーユニット2に対して所定の距離に
読み取りユニット6が配置されており、読み取りユニッ
ト6のコイルL1 に電磁結合したセンサーユニット2内
のコイルL4 には、電圧が誘起する。コイルL4 に誘起
した電圧は、ダイオードD1及びコンデンサC2 によっ
て平滑され、整流回路31によって整流されて、電源電
圧Vccとしてセンサーユニット2内の各部に供給され
る。
【0048】こうして、センサーユニット2は、ユニバ
ーサルコード12を介して信号線によって電力供給を受
けることなく、RFID通信によって電力を得ることが
できる。
【0049】また、センサーユニット2のコイルL3 に
は、読込みコマンドに基づく信号が発生する。この信号
は増幅され、復調回路33によって元のデジタル信号に
戻される。変換器34は復調回路33によって復調され
た読込みコマンドをパラレル信号に変換して主制御部3
5に供給する。主制御部35は、読込みコマンドに従っ
て、各種センサーを駆動しセンサーの測定値を読込む。
【0050】例えば、主制御部35によって、患者体内
の温度、患者体内の圧力等の生体情報が読み出される。
図2の例では体内温度センサー36から被検体の体内の
温度のデータが主制御部35に供給される。
【0051】変換器34は、各種センサーからの情報
を、読み取りユニット6から送信された無変調信号に同
期して、シリアル信号に変換する。変調回路32は、変
換器34の出力をデジタル変調する。
【0052】主制御部35は、読み取りユニット6から
の無変調信号に従ってコイルL3 とコンデンサC1 によ
る共振回路が共振状態となるか否かを検出し、検出結果
に従って変調回路32を制御して、センサー情報の送信
を行う。このように、内視鏡検査時においては、患者体
内に挿入されたセンサーユニット2と患者の体外に設置
された読み取りユニット6との間で、経皮的に通信が行
われる。
【0053】読み取りユニット6は、読み取った電子内
視鏡1内の各種センサーのデータをビデオプロセッサ4
や気腹器7等の内視鏡検査に使用される各種周辺機器に
転送する。例えば、ビデオプロセッサ4においては、電
子内視鏡1からの観察画像とセンサーから得た生体情報
とを合成してモニタ5上に表示させる。また、患者の腹
腔を手術する場合には、読み取りユニット6は、腹腔内
に送気を行って腹腔を膨らませる気腹器7に対して腹腔
内の圧カデータを転送する。これにより、気腹器7は、
患者の腹腔への送気圧力を制御して、一定の腹腔内圧力
が得られるようにする。
【0054】次に、電子内視鏡1を洗滌消毒する場合に
ついて説明する。コネクタ13を光源装置3及びビデオ
プロセッサ4から取り外して、電子内視鏡1をユニバー
サルコード12と共に図4の内視鏡洗滌消毒装置61の
洗滌槽62内に載置する。この場合には、電子内視鏡1
のユニバーサルコード12を内視鏡洗滌消毒装置61に
接続する必要はなく、単に電子内視鏡1を洗滌槽62内
に載置するだけでよい。洗滌槽62の蓋を閉めて、洗滌
消毒処理を開始する。
【0055】洗滌槽62の壁面には読み取りユニット6
3が設けられており、読み取りユニット63のコイルL
1 ,L2 (図2参照)は、電子内視鏡1内のセンサーユ
ニット2のコイルL3 ,L4 と電磁結合している。即
ち、電子内視鏡1を洗滌槽62内に載置することによっ
て、センサーユニット2と読み取りユニット63との間
で通信が可能となる。
【0056】洗滌消毒処理が開始されると、センサーユ
ニット2と読み取りユニット63との間で通信が開始さ
れ、電子内視鏡1内の温度や圧力、湿度等の測定結果
が、読み取りユニット63に送信される。読み取りユニ
ット63は、取得したデータを内視鏡洗滌消毒装置61
の図示しない制御部に出力し、制御部は取得した温度、
圧力、湿度等のデータに基づいて洗滌消毒処理の工程を
制御する。内視鏡洗滌消毒装置61は、センサーの測定
によって処理を制御することにより、高効率の洗滌消毒
処理を可能とすると共に、故障が発生することを防止す
ることができる。
【0057】例えば、高い洗滌力を得るためには、低温
よりも高温の洗滌水で洗滌を行った方がよい反面、電子
内視鏡1自体の耐性を考慮すると、設定可能な温度には
上限がある。そこで、内視鏡洗滌消毒装置61は、電子
内視鏡1のセンサーユニット2から取得した温度データ
に基づいて洗滌水温度を制御することにより、電子内視
鏡1に故障が生じることなく高い洗滌力を得ることがで
きる。
【0058】また、例えば、電子内視鏡1内部に水が浸
入すると内部のCCDやIC等の素子が故障してしまう
ことから、内視鏡1内部の湿度を監視して、湿度が高く
なった場合には水の浸入を防止するために即座に洗滌消
毒工程を中止するようにすることも可能である。
【0059】また、電子内視鏡1を高圧蒸気滅菌処理す
る場合においては、電子内視鏡1をユニバーサルコード
12と共に図5の高圧蒸気滅菌装置65のチャンバー6
6内に載置する。この場合においても、電子内視鏡1の
ユニバーサルコード12を高圧蒸気滅菌装置65に接続
する必要はなく、単に電子内視鏡1をチャンバー66内
に載置するだけでよい。
【0060】電子内視鏡1のセンサーユニット2は、チ
ャンバー66の壁面に設けた読み取りユニット67との
間で通信を行う。こうして、高圧蒸気滅菌装置65は、
高圧蒸気滅菌処理中において、RFID通信によって電
子内視鏡1の情報を取得することができる。
【0061】例えば、高圧蒸気滅菌装置65は、チャン
バー66内を真空にしたり高圧にしたりする。この場合
に、高圧蒸気滅菌装置65は、電子内視鏡1からの情報
によって、チャンバー66内の圧力が必要な圧力に到達
したか否かを確認することができ、電子内視鏡1に対し
て設定通りの圧力下での処理を可能にすると共に、圧力
の検出結果によって工程の移行を判断することができ、
作業効率を向上させることができる。逆に、必要以上の
圧力が電子内視鏡1に印加されてしまったことを検出し
た場合には、直ちに工程を中止させることにより、電子
内視鏡1の損傷を防止することが可能である。
【0062】また例えば、高圧蒸気滅菌装置65は、チ
ャンバー66内を加熱したり冷却したりする。この場合
に、高圧蒸気滅菌装置65は、電子内視鏡1からの情報
によって、チャンバー66内の温度が必要な温度に到達
したか否かを確認することができ、電子内視鏡1に対し
て設定通りの温度下での処理を可能にすると共に、温度
の検出結果によって工程の移行を判断することができ、
作業効率を向上させることができる。逆に、電子内視鏡
1が必要以上の温度になった場合には、直ちに工程を中
止させることにより、電子内視鏡1の損傷を防止するこ
とが可能である。
【0063】このように、本実施の形態においては、電
子内視鏡の内部の各種センサーの測定値をRFID通信
によって取得しており、センサー等に電力を供給する信
号線及びセンサーからの情報を伝送する信号線等は不要
である。従って、内視鏡挿入部内の配線数を低減するこ
とができ、挿入部の細径化を促進することができる。
【0064】また、電子内視鏡に対する洗滌消毒処理及
び高圧蒸気滅菌処理等においては、装置の洗滌槽又はチ
ャンバー内に電子内視鏡を載置するだけでRFID通信
によってセンサーの測定値を処理装置に供給することが
でき、洗滌消毒装置及び高圧蒸気滅菌装置等と電子内視
鏡との接続作業が不要であり、作業性に極めて優れてい
る。
【0065】また、センサー出力を信号線によって伝送
する必要はないので、信号線の接続のためのコネクタを
設ける必要はない。コネクタによって電子内視鏡を洗滌
消毒装置及び高圧蒸気滅菌装置等に接続するようになっ
ておらず、気密性及び防水性に優れている。即ち、患者
装着部と本体装置との絶縁を達成すると共に、完全防水
化が可能であるので、患者の安全確保と医療機器の防水
確保が可能となる。
【0066】なお、上記実施の形態においては、電子内
視鏡1内のセンサーユニット2と各読み取りユニット
6,63,66との間をRFID通信によって行う例に
ついて説明したが、電子内視鏡1とビデオプロセッサ4
との間の信号の授受及び電力供給についても、RFID
通信を利用することができることは明らかである。
【0067】なお、上記実施の形態においては、内視鏡
内部に各種センサーを設けて生体情報を監視する例を説
明したが、本発明は内視鏡に限らず生体内に挿入して処
置を行う他の医療機器にも適用可能である。例えば、内
視鏡を通して使用する生検鉗子や焼灼プローブ、外科手
術に用いるトラカールや把持鉗子等においてもRFID
通信によってセンサーの測定値を外部に送信することに
より、生体内の情報の監視が可能である。この場合、上
記種々の医療機器には、センサー用に新たに配線等を設
ける必要がなく、操作性を妨げることがないという利点
がある。
【0068】[付記] 1. 生体内部に挿入される医療用具と、前記医療用具
に設けられて各種物理情報を取得するセンサーと、前記
医療用具に設けられて前記センサーが取得した各種物理
情報を生体外部に非接触式で送信する通信手段とを具備
したことを特徴とする医療システム。
【0069】2. 前記生体外部に設けられて前記通信
手段との間で通信を行う外部通信手段を更に具備したこ
とを特徴とする付記項1に記載の医療システム。
【0070】3.前記生体外部に設けられて前記外部通
信手段から前記センサーが取得した各種物理情報が供給
される周辺装置とを更に具備したことを特徴とする付記
項1に記載の医療システム。
【0071】4. 前記医療用具は、内視鏡であること
を特徴とする付記項1又は2のいずれか一方に記載の医
療システム。
【0072】5. 前記周辺装置は、内視鏡洗滌消毒装
置又は内視鏡滅菌装置であることを特徴とする付記項4
に記載の医療システム。
【0073】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、内
視鏡挿入部の細径化を可能にすると共に、内視鏡洗滌消
毒及び滅菌等の作業を容易にすることができるという効
果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態に係る医療システムを示す説
明図。
【図2】図1中のセンサーユニット2及び読み取りユニ
ット6の具体的な構成示す回路ブロック図。
【図3】内視鏡検査時における電気的な構成を示すブロ
ック図。
【図4】洗滌消毒装置を示す斜視図。
【図5】高圧蒸気滅菌装置を示す斜視図。
【符号の説明】
1…電子内視鏡、2…センサーユニット、3…光源装
置、4…ビデオプロセッサ、5…モニター、6…読み取
りユニット、7…気腹器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 後町 昌紀 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 鈴木 英理 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 田谷 直也 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 鈴木 克哉 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 Fターム(参考) 2H040 BA23 DA18 DA21 DA51 DA56 DA57 EA01 GA02 GA10 GA11 4C061 CC06 JJ19 NN03 UU06 5C022 AA09 AB65 AC42 AC75 5C054 AA01 AA05 CC07 CG02 CG07 CH02 CH10 DA04 DA07 EA01 EA03 EA05 FC12 FC15 FE26 GA04 GB11 GD06 HA12

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 生体内部に挿入される医療用具と、 前記医療用具に設けられて各種物理情報を取得するセン
    サーと、 前記医療用具に設けられて前記センサーが取得した各種
    物理情報を生体外部に非接触式で送信する通信手段とを
    具備したことを特徴とする医療システム。
  2. 【請求項2】 前記生体外部に設けられて前記通信手段
    との間で通信を行う外部通信手段を更に具備したことを
    特徴とする請求項1に記載の医療システム。
  3. 【請求項3】 前記医療用具は、内視鏡であることを特
    徴とする請求項1又は2のいずれか一方に記載の医療シ
    ステム。
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