JP2002336186A - 手術用システム - Google Patents

手術用システム

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JP2002336186A
JP2002336186A JP2001151090A JP2001151090A JP2002336186A JP 2002336186 A JP2002336186 A JP 2002336186A JP 2001151090 A JP2001151090 A JP 2001151090A JP 2001151090 A JP2001151090 A JP 2001151090A JP 2002336186 A JP2002336186 A JP 2002336186A
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optical scanning
scanning probe
observation
optical
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Application number
JP2001151090A
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English (en)
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Wataru Ono
渉 大野
Masaaki Ueda
昌章 植田
Masahiko Kinukawa
正彦 絹川
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 病理診断を効率的に行えるようにしてスムー
ズに手術を行える手術用システムを提供する。 【解決手段】 頭部等の手術部位はTVカメラ27で撮
像された画像上には、先端側が硬性シース9に取り付け
られた共焦点光走査プローブ2による観察位置がポイン
タ31として表示する状態にされて観測装置3内のミキ
サ24を経て画像記録装置28に入力され、また共焦点
光走査プローブ2による観察位置の細胞組織の画像もミ
キサ24を経て画像記録装置28に入力され、画像記録
装置28は両画像を対にして記録することにより、共焦
点光走査プローブ2による画像に対して病理診断を行う
ことにより、手術部位における腫瘍部分等をスムーズに
特定可能として手術をスムーズに行えるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光走査プローブを用
いて手術部位の組織情報を取得する手術用システムに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来例として、例えば特開2000−1
21961号及び特開2000−171718号公報の
ように共焦点光走査プローブシステムによる組織の細胞
診断が提案されている。また、特開平6−15422号
公報には顕微鏡観察下における細胞診を実施する方法が
開示されている。
【0003】脳神経外科における腫瘍摘出術では、摘出
腫瘍において多くの部位での病理診断を必ず実施する。
また、脳実質に生じる腫瘍では、その病理診断による良
性/悪性判断よって摘出部位、方法を考えなければなら
ない。特に悪性腫瘍摘出後の再発症例への手術では、術
中に摘出腫瘍の病理診断を待って、腫瘍全摘をめざす
か、脳実質への侵襲を最小限にするために腫瘍残存許容
するかなどの脳実質と腫瘍境界部の摘出方法を決めなけ
ればならない。
【0004】この状況下で術前の画像診断で判断できな
い腫瘍組織は、病理医師による専門判断を待つために手
術を中断、あるいは再手術を行わなければならなかっ
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特開平6−1
5422に顕微鏡観察下における細胞診を実施する方法
は開示されているが、脳構造における変異部位の範囲を
特定し、記録表示することはできず、また、臨床現場に
病理診断士が常に立ち会う必要がある。
【0006】(発明の目的)本発明は、上述した点に鑑
みてなされたもので、術前の画像診断で判別できない腫
瘍組織の病理診断を効率的に可能にするなど、手術或い
は処置をスムーズに行うのに適した手術用システムを提
供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、頭部等の手術部位における任意の位置の光学的な
画像情報を取得する光走査プローブと、前記手術部位と
光走査プローブによる観察位置との相対位置を検出する
手段とを有する手術用システムにおいて、前記光走査プ
ローブによる細胞画像と、光走査プローブによる観察位
置を含む手術部位の画像との両画像情報を対にして記録
する画像記録手段を設けたことにより、光走査プローブ
にる観察位置で得られた細胞画像に対して病理診断を行
い易くすると共に、その光走査プローブによる観察位置
の情報も得られるようにして、手術をスムーズに行える
ようにしている。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。 (第1の実施の形態)図1ないし図6は本発明の第1の
実施の形態に係り、図1は第1の実施の形態の手術用シ
ステムの構成を示し、図2は光走査プローブが装着され
た硬性シースの外観を示し、図3は手術用顕微鏡による
観察下で光走査プローブにより術部に対する共焦点画像
を得る様子を示し、図4はモニタに表示される画像を示
し、図5は硬性シースと、これに着脱自在の光走査プロ
ーブとを示し、図6は硬性シースに光走査プローブを装
着した状態での固定部付近の構造を示す。
【0009】図1に示すように(本発明の手術用システ
ムの)第1の実施の形態の共焦点光走査プローブシステ
ム(以下、単に光プローブシステムと略記)1は、被検
体に対して共焦点光学像をえるための共焦点光走査プロ
ーブ(以下、単に光走査プローブと略記)2と、この光
走査プローブ2の後端が着脱自在に接続され、光走査プ
ローブ2にレーザ光を供給したり、光走査プローブ2に
よる被検体、より具体的には頭部側からの戻り光に対し
て画像化の処理などを行う観測装置3と、この観測装置
3から出力される映像信号が入力されることにより、対
応する共焦点画像等を表示するモニタ4と、前記光走査
プローブ2による観察位置を検出するナビゲーション装
置5とを有する。
【0010】また、頭部などにおける手術を行うとする
術部6を拡大観察する手術用顕微鏡7(図3参照)を備
えている。また、本実施の形態では光走査プローブ2
は、図2等に示すように位置検出のための発光部8を備
えた硬性シース9に装着されるようにしている。
【0011】図1に示すように観測装置3内にはレーザ
光源11が設けられ、このレーザ光源11から出射した
レーザ光は集光レンズ12を介してシングルモードファ
イバ13に入射される。シングルモードファイバ13は
途中のカプラ部14を経てコネクタ受け15aに接続さ
れるコネクタ15bから光走査プローブ2内のシングル
モードファイバ16に入射される。
【0012】このシングルモードファイバ16の遠端
(先端)には光走査を行う光走査ヘッド17が接続さ
れ、この光走査ヘッド17によるレーザ光は(硬性シー
ス9側の集光レンズ35を経て)被検体の術部6側に2
次元的に走査されながら出射される。
【0013】また、術部6側で反射された戻り光は(集
光レンズ35及び光走査ヘッド17を経て)シングルモ
ードファイバ16の先端に入射され、往路とは逆の光路
を経てカプラ部14に導光され、このカプラ部14によ
りその一部が他方のシングルモードファイバ18側に移
る。
【0014】この場合、シングルモードファイバ16の
先端面は十分に小さな面積サイズであり、シングルモー
ドファイバ16の先端面から出射されるレーザ光は集光
レンズ35等の光学系を経て術部6側に集光されて照射
され、その場合この光学系に関してシングルモードファ
イバ16の先端面と共焦点関係となる焦点位置でスポッ
ト状になる。
【0015】また、術部6側での反射光は集光レンズ3
5等の光学系により集光されるが、前記焦点位置で反射
されたものだけがシングルモードファイバ16の先端面
に入射されるようになっている。つまり、シングルモー
ドファイバ16の先端面と共焦点位置の反射光(戻り光
ともいう)を検出するようになっている。
【0016】この戻り光は、シングルモードファイバ1
8の近端(後端)から光センサ19に入射される。な
お、シングルモードファイバ18の遠端に対向してダン
パ20が配置され、シングルモードファイバ18の遠端
から出射される光を減衰させるようにしている(つま
り、無反射させる終端を形成している)。
【0017】光センサ19で光電変換された検出信号は
アンプ21により増幅された後、映像処理回路22に入
力され、この映像処理回路22は光走査ヘッド17を制
御する光制御回路23からの走査制御信号を用いて検出
信号を映像化する処理を行い、生成された映像信号はミ
キサ24に入力される。また、ナビゲーション装置5を
構成する位置検出用のデジタイザ25は発光部8による
例えば赤外線を検出してその位置信号をナビゲーション
装置本体26に出力する。
【0018】また、このナビゲーション装置本体26に
は、手術用顕微鏡7或いはその周囲に配置されたTVカ
メラ27による例えば(手術を行う術部6としての)頭
部を撮像した信号が入力され、ナビゲーション装置本体
26は頭部の画像を表す映像信号に変換してミキサ24
に出力すると共に、デジタイザ25により発光部8の位
置を検出して、さらにその発光部8から所定方向に所定
距離離れた位置の光走査ヘッド17による頭部における
観察位置を検出して、頭部の画像上にスーパインポーズ
した映像信号、つまりナビゲーション画像を生成する処
理も行う。
【0019】具体的には、ナビゲーション装置本体26
は頭部の画像上に光走査ヘッド17による(頭部上で
の)観察位置を示すポインタを示す映像信号を生成す
る。そして、この映像信号をミキサ24に出力する。
【0020】なお、ナビゲーション装置本体26は図2
に示す発光部8を構成する複数の発光素子8a〜8cの
位置検出により、それらの位置から所定方向に所定距離
離れた光走査ヘッド17の位置及びその光軸方向を検出
して、その光軸方向における頭部位置を観察位置とす
る。
【0021】ミキサ24に入力された光プローブ2によ
る共焦点走査画像とナビゲーション装置5からのナビゲ
ーション画像とは混合されて画像記録装置28に入力さ
れ、両画像は対にして記録されると共に、モニタ4に出
力される。
【0022】そして、モニタ4の表示面には図4に示す
ように共焦点走査画像としての細胞様態画像29と術前
診断画像、或いはナビゲーション画像30との両画像が
表示される。また、ナビゲーション画像30上には、光
走査ヘッド17の観察位置を示すポインタ31が表示さ
れる。
【0023】図2は光走査プローブ2の形状及びバヨネ
ット型の硬性シース9の全体の外観を示す。中空のバヨ
ネット型の硬性シース9には少なくとも2個所に屈曲部
を設けた硬性の把持部33と、その把持部33の先端側
を硬質で細径にした細径シース部(挿入シース部)34
とが形成されている。
【0024】そして、この把持部33の近端(後端)か
ら光走査プローブ2を挿入し、光走査プローブ2の先端
が細径シース部34の先端の集光レンズ35に近接して
対向するように挿入位置を位置決めし、光走査プローブ
2の固定部36を固定摘み37により着脱自在に固定で
きるようにしている。
【0025】また、この硬性シース9の後端側の把持部
33には、デジタイザ25により位置検出を行う発光部
8が取り付けられている。この発光部8には赤外線を発
生する数個の発光素子8a〜8cが取り付けられてい
る。図5はバヨネット型の硬性シース9と、光走査プロ
ーブ2とを分離して示している。
【0026】光走査プローブ2には固定部36が、光走
査プローブ2の先端の光走査ヘッド17から基準長だけ
離れた位置に設けられている。この固定部36に対応す
る位置決め手段として、硬性シース9の把持部33の後
端内部には図6に示すように位置決め部となる位置決め
突起38と、ネジ構造の固定摘み37とが設けられてい
る。
【0027】そして、位置決め突起38に固定部36の
拡径の端面が突き当たった位置決め状態で、固定摘み3
7を回転することによりそのネジ部の先端が固定部37
のV状に切り欠いたVカット部39に突き当たり位置決
め固定できるようにしている。
【0028】なお、光走査プローブ2の後端のコネクタ
15bは図1に示したように観測装置3のコネクタ受け
15aに着脱自在で接続される。また、このコネクタ1
5bには光走査ヘッド17と接続された信号線の接続ピ
ン(図示せず)も設けてあり、コネクタ受け15aを介
して光走査制御回路23と接続される。
【0029】このような構成の本実施の形態では、頭部
などの手術を行う手術部位を示す術前診断画像に、光走
査プローブ2で実際に拡大観察する観察位置の位置情報
をスーパインポーズした術前診断画像と、光走査プロー
ブ2による細胞態様画像29とを対にした画像情報とし
て画像記録装置28に記録するようにしていることが特
徴となっている。
【0030】次に、上記構成よりなる本実施の形態の作
用について説明する。図5に示すバヨネット型の硬性シ
ース9に光走査プローブ2を挿入し、図6に示すよう
に、光走査プローブ2の固定部36の端面が、硬性シー
ス9の内面の位置決め突起38に突き当たる位置決め位
置まで挿入する。この状態で、固定摘み37を締め込む
ことにより、固定部36に設けられたVカット部39の
斜面に、固定摘み37の先端部が当て付き、光走査プロ
ーブ2を硬性シースに位置決めされた装着状態に設定す
ることができる。
【0031】また、図1に示すように、この光走査プロ
ーブ2のコネクタ15bを観測装置3に接続する。ま
た、ナビゲーション装置5も図1に示すように設定す
る。そして、図3に示すように、手術用顕微鏡7での観
察のもと、光走査プローブ2の走査ヘッド17は硬性シ
ース9に装着され、術部6に導かれる。
【0032】TVカメラ7により、術前の頭部の画像が
ナビゲーション画像30として、モニタ4の表示面に表
示され、またそのナビゲーション画像30上には術部6
(における任意の観察位置)を顕微鏡的に拡大観察する
光走査プローブ2の光走査ヘッド17による観察位置を
示すポインタ31が表示される。
【0033】また、図1に示すように光走査プローブ2
の光走査ヘッド17により、観察位置で得られた共焦点
の光信号は映像処理回路22によって画像化されて共焦
点走査画像、この場合には細胞態様画像29の映像信号
となり、ミキサ24に入力される。なお、画像化の詳細
は例えば特開2000−121961参照。
【0034】このミキサ24により、両画像は混合され
て画像記録装置28に記録されると共に、モニタ4に出
力され、モニタ4の表示面には図4に示すようにナビゲ
ーション画像30と細胞態様画像29とが同時に表示さ
れる。
【0035】このように位置検出を可能とする発光部8
を設けた硬性シース9に光走査プローブ2の先端側を固
定することにより、術者は術中に既存の処置用鉗子のご
とく光走査プローブ2を操作でき、手術用顕微鏡7によ
る観察視野を遮ることなく顕微鏡観察下で診断位置(観
察位置)の調整の操作が行える。
【0036】このように本実施の形態では頭部などの術
前診断画像と、光走査プローブ2により術前診断画像上
で実際に拡大観察している観察位置での細胞態様画像2
9とを対にした画像情報として記録するようにしている
ので、病理医師などはその対にした画像情報によって病
理診断がスムーズにできる。
【0037】つまり、病理医師は細胞態様画像29によ
り腫瘍であるか否かの判断ができると共に、その細胞態
様画像29に対応する観察位置がポインタ31により明
確に分かるので、複数箇所に対してこれを繰り返す等す
ることにより腫瘍部分の範囲等を病理診断をスムーズに
できる。そして、その病理診断結果により、腫瘍部分の
摘出手術や、治療のための処置等をスムーズに行うこと
ができる。
【0038】従って、本実施の形態は以下の効果を有す
る。病理診断や手術をスムーズに進めることができる効
果がある。また、術者及び患者にとって手術が短時間で
終了出来、負担や苦痛を軽減できる。より具体的には、
細胞様態画像29と診断部位の画像とを組み合わせて表
示/記録することで、ミクロ的な細胞の画像情報である
が、容易に診断位置との相関が認識できるものである。
また、術前診断画像の中で、現在見ている組織の細胞画
像を確認しながら組織の部位の特定、腫瘍組織の良性/
悪性判断にも重要な部位情報が識別しやすくできる。
【0039】術者においても術中このポインタ31の位
置と、光走査プローブ2の細胞様態画像29の情報によ
り細胞画像と診断位置を容易に知ることができ、手術す
る部位にアプローチし易い。このため、手術を手間取る
ことなく、スムーズに進めることが容易となる。また、
患者も手術時間が短くなるメリットがある。
【0040】なお、硬性シース9により、術部への挿入
長さを変える場合には、硬性シース9の先端側の長さを
変えたシースを用意することで対応できる。本実施の形
態よりも長いものを用意する場合は、固定摘み37の位
置を先端側にずらし、その分、先端部の細い管部を延長
したもので対応できる。固定摘み37の位置を変えたバ
ヨネット型の硬性シース9を各種用意することで、必要
に応じた術部への挿入長を実現できる。
【0041】走査ブロープ2は、軟性プローブで構成さ
れているため、硬性シース9で示すように、形状をライ
ンナップすることも同様に容易であり、術者にとって使
いやすいものを用意できる利点がある。
【0042】(第2の実施の形態)次に本発明の第2の
実施の形態を図7ないし図10を参照して説明する。図
7は本発明の第2の実施の形態の光走査プローブシステ
ムの構成を示し、図8は光走査プローブが装着された硬
性シースの外観を示し、図9は病院内あるいは病院間で
の手術用システムの構成例を示し、図10は手術室及び
病理診断士のモニタでの画像表示例を示す。
【0043】図7に示す光走査プローブシステム41
は、光走査プローブ2が装着された硬性シース42と、
手術用顕微鏡43と、光走査プローブ2及び手術用顕微
鏡43がそれぞれ映像処理回路22及び顕微鏡システム
44を介して接続されると共に、ナビゲーション装置4
5及び内視鏡用TVカメラ46が接続されたシステム制
御装置47と、このシステム制御装置47に接続され、
第1の実施の形態のようにナビゲーション装置45によ
り得られる画像と光走査プローブ2により得られる画像
とを対にした画像情報として記録する画像ファイル装置
48と、TVモニタ49と、ネットワークに接続された
ネットワークインタフェース50とを有する。
【0044】システム制御装置47は、システム制御装
置47に接続された顕微鏡システム44等の機器(或い
はシステム、装置)を制御してネットワークインタフェ
ース50を介して外部装置に映像データ等を送信した
り、外部装置側から映像データ等を受信する制御を行う
機器制御部51及びシステム制御装置47に接続された
機器の映像信号の制御を行う映像制御部52とから構成
される。
【0045】機器制御部51は、RS232Cなどのロ
ーカル通信線53を介して顕微鏡システム44、映像処
理回路22、ナビゲーション装置45、内視鏡TVカメ
ラ46、画像ファイル装置48、TVモニタ49及びネ
ットワークインタフェース50と接続されている。
【0046】また、映像制御部52は映像通信線54を
介して顕微鏡システム44、映像処理回路22、ナビゲ
ーション装置45、内視鏡TVカメラ46、画像ファイ
ル装置48、TVモニタ49及びネットワークインタフ
ェース50とに接続されている。そして、光走査プロー
ブ2、内視鏡用TVカメラ46などからの映像入力を、
画像ファイル装置48やTVモニタ49などに出力する
制御を行うようにしている。
【0047】また、機器制御部51はデータ線55を介
してネットワークインタフェース50と接続されてお
り、映像信号データ、音声データ、コンピュータデータ
等をデータ線55によりネットワーク・インターフェー
ス50を介して、ネットワークに接続された外部装置側
に送信したり、外部装置側から受信したりできるように
している。
【0048】また、本実施の形態では光走査プローブ2
は図8に示す硬性シース42に装着されるようになって
いる。この硬性シース42は図2に示す硬性シース9に
おいて、さらに例えば把持部33にリモートスイッチホ
ルダ56が取り付けられており、リモートスイッチホル
ダ56には少なくとも2個のリモートスイッチ57a、
リモートスイッチ57bが取り付けられている。リモー
トスイッチ57a、リモートスイッチ57bの信号は図
示しないリモート信号線により、機器制御部51に接続
されている。
【0049】術者が光走査プローブ2により、目的組織
を捕らえたような場合にリモートスイッチ57aをON
する操作を行うと、ナビゲーション画像上で、その位置
を示すマーカを表示させることができるようにしてい
る。
【0050】また、リモートスイッチ57bをONする
操作を行うと、その時の細胞態様画像を記録することが
できる。また、記録される細胞態様画像をネットワーク
を介して外部装置、具体的には後述する病理診断士67
のパソコン68側に送信することができるようにしてい
る。
【0051】また、光走査プローブ2の光走査ヘッド1
7で捕らえられた信号を画像化するプロセスは第1の実
施の形態と同様である。その他の構成は第1実施の形態
と同様である。図9は病院内あるいは病院間での手術用
システム61の具体的な構成例を示すものである。
【0052】手術室62内には図8に示したような手術
用顕微鏡システム44、光走査プローブ装置59(図7
の硬性シース42に装着された光プローブ2及び映像処
理回路22を含む装置を示す)、ナビゲーション装置4
5、TVモニタ49等がシステム制御装置47に接続さ
れている。また、このシステム制御装置47はネットワ
ークインタフェース50を介してネットワークに接続さ
れたネットワークサーバ63に接続されている。
【0053】このネットワークサーバ63はネットワー
クを介してCT/MRI室64に接続されている。この
CT/MR室64ではCT/MRI装置65はデーター
ストレージ装置66に接続され、またデーターストレー
ジ装置66はネットワークサーバ63に接続されてい
る。
【0054】また、CT/MRI装置65による術前診
断画像はデーターストレージ装置66に保存される。そ
して、ネットワークを介して外部側に送信することが可
能になっている。
【0055】一方、ネットワークサーバ63からは病院
内あるいは病院外の病理診断士67のパーソナルコンピ
ュータ(以下、パソコンと略記)68に接続され、この
パソコン68はデーターストレージ装置69に接続され
ている。そして、病理診断士67はネットワークを介し
て送信された画像情報等をパソコン68を介して受け取
り、データストレージ装置69に保存したり、パソコン
68のモニタ70で表示したりすることができる。ま
た、病理診断した結果等をネットワークを介して手術室
62に送信したりすることもできる。
【0056】図10は手術室62のTVモニタ49及び
病理診断士67のパソコン68のモニタ70での画像例
を示す。図10(A)に示す手術室62内のTVモニタ
49の表示画面には、ナビゲーション画像71a、光走
査プローブ2による細胞様態画像72a、手術用顕微鏡
システム44の光学視野画像73、コメント・データ7
4などが表示される。
【0057】ナビゲーション画像71aには、光走査プ
ローブ2の観察位置を示すポインタ75、及び指示カー
ソル76が表示される。図10(B)は病理診断士67
のモニタ70の画像であり、手術室62側から送られた
画像情報、具体的にはナビゲーション画像71b、細胞
様態画像72bが表示される。
【0058】次に上記構成による本実施の形態の作用を
説明する。図8に示すように光走査プローブ2はその先
端の光走査ヘッド17側がバヨネット型の硬性シース4
2に挿入され、術部に導かれる。光走査ヘッド17で得
られた信号は映像処理回路22によって画像化され、映
像信号となり、システム制御装置47に出力される。
【0059】一方、ナビゲーション装置45は術前画像
情報と前述の発光部8からの情報を受け、術前画像と光
走査プローブ2の光走査ヘッド17の観察位置に応じ
て、術前の診断用断層画像情報にその検出した位置情報
を重畳させた画像を出力する。術者は手術用顕微鏡43
にて腫瘍病変部等の観察位置を観察しながら、診断しよ
うとする位置に光走査プローブ2を位置決めする。
【0060】そのときリモートスイッチ57aをONに
すると、システム制御装置47の機器制御部51に操作
信号が伝送され、映像制御部52での選択、組み合わせ
処理が実施され、ナビゲーション装置45にて上述の光
走査プローブ2の観察位置情報が重畳された診断用断層
画像71aが図10(A)に示すごとく手術室62のT
Vモニタ49に表示される。
【0061】併せて、手術用顕微鏡43による観察画像
が内蔵されたTVカメラより撮像され、同様にモニタ4
9に観察画像73として表示される。当然、光走査プロ
ーブ2による細胞様態画像72aも同様に表示される。
【0062】このようにして手術室62のTVモニタ4
9には図10(A)のように、術前観察時には、手術用
顕微鏡システム44の光学視野画像73及び、ナビゲー
ション画像71a、ナビゲーション画像71a中の光走
査プローブ2のポインタ75(最新のプローブ位置)に
対応する細胞様態画像72aなどが表示される。
【0063】光走査プローブ2が目的組織を捕らえたと
き、リモートスイッチ57aをONにすることで、その
目的組織の位置を示すマーカがナビゲーション画像71
a中に表示される。
【0064】これらの画像を確認し、リモートスイッチ
57bをONにすると、その時の細胞様態画像72aの
画像情報が記録される。記録された細胞様態画像72a
の画像情報はネットワークを介して細胞診断士67のパ
ソコン68に送られ、適宜ストレージ装置69に蓄積さ
れる。
【0065】これらは機器制御部51、ネットワークイ
ンターフェース50を介して、TVモニタ49に表示さ
れている前記画像情報がネットワークサーバ63を経
て、病理診断士67のパソコン68のモニタ70に表示
されると共に、データストレージ装置69に蓄積され、
病理診断に使用される。
【0066】このとき、映像制御部52からは、光走査
プローブ2による細胞様態画像72a、手術用顕微鏡4
3の観察画像73、ナビゲーション装置45により、前
記光走査プローブ2の位置が重畳されたナビゲーション
画像71aが組み合わされた状態ですべて送信されてい
る。病理診断士67はこのうち必要な画像情報を病理診
断に用いる。
【0067】そして、病理診断士67はこれらの画像情
報から組織の悪性か否か、受け取った情報にマーカ、コ
メント、音声などの情報を付加し、手術室62にネット
ワークを介して送信する。
【0068】病理診断士67または手術室62におい
て、指示カーソル76を操作しマーカを選択することで
その部位に対応した細胞様態画像72a、72bを表示
できる。また、この指示カーソル76によって切除範囲
や注目ポイント77などを記入することができる。
【0069】病理診断士67の診断結果のコメントは同
様のルートを介して、図10(A)に示すように手術室
62のTVモニタ49上にコメント74として表示され
る。本実施の形態では、CT/MR室64もネットワー
クにて接続されており、ナビゲーション装置45の術前
診断画像のデータベースとの画像データの受信が可能に
なっている。
【0070】術前に撮影されたCT/MRI画像は一旦
データストレージ装置66に保存される。保存されたデ
ータは別室の手術室62にネットワークを介して送ら
れ、システム制御装置47によってナビゲーション装置
45への画像データ入力、TVモニタ49への画像の表
示が行われる。
【0071】本実施の形態は以下の効果を有する。リア
ルタイムで、組織の位置情報、組織情報を交換でき、手
術を進める場に、病理診断士67が立ち会わずとも適切
な病理診断に基づき腫瘍摘出手術を可能にすることがで
きる。
【0072】術中、多くの生検が行われ、細胞診断結果
に基づき、処置を進めている状況においては、細胞様態
を直接画像化でき、病理診断士67の基へリアルタイム
に伝送し、診断結果が得られることなり効率化が図れる
ことなる。
【0073】病理診断士67により、診断部位の指示等
の指示も出せ、双方の指示、コメントも応対できるた
め、診断における操作も向上させることが可能となる。
【0074】手術部位の組織情報を取得する光走査プロ
ーブ2と、前述手術部位と、光走査プローブ2の相対位
置を検出し、診断画像との相関位置を検出する手段によ
り、光走査プローブ観察位置の術前診断画像を抽出し、
両画像情報を対に記録することを特徴とし、また、術前
診断画像に光走査プローブ2の位置を任意の位置で記録
する手段を有することや、画像情報を送受信する端末を
備えることを特徴とすることで、手術中にマクロ観察画
像とCT/MRIなどの手術部位情報と顕微鏡観察画像
と細胞診画像をあわせて管理し画像情報伝送が可能とな
る。
【0075】それにより、術前の画像診断で判別できな
い腫瘍組織の病理診断を可能にし、病理医師による専門
家の診断も可能にし、診断のリアルタイム化を図り手術
・処置の効率化、適切な病理診断に基づく腫瘍摘出術を
可能にする。なお、光走査プローブ2は共焦点光走査プ
ローブの代わりに低干渉性光を用いた光走査プローブで
も良い。
【0076】[付記] 1.請求項1において、前記光走査プローブは共焦点光
走査プローブである。 2.付記1において、導光ファイバ、その先端部の走査
部より構成される共焦点光走査プローブは、複数の屈曲
部を有し、位置決め手段を備える硬性シースに挿入され
ることを特徴とする。 3.付記1において、前記硬性シースはバヨネット型で
あり、位置センサ取り付け部を有することを特徴とす
る。
【0077】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、頭
部等の手術部位における任意の位置の光学的な画像情報
を取得する光走査プローブと、前記手術部位と光走査プ
ローブによる観察位置との相対位置を検出する手段とを
有する手術用システムにおいて、前記光走査プローブに
よる細胞画像と、光走査プローブによる観察位置を含む
手術部位の画像との両画像情報を対にして記録する画像
記録手段を設けているので、光走査プローブにる観察位
置で得られた細胞画像に対して病理診断を行い易くする
と共に、その光走査プローブによる観察位置の情報も得
られるようにして、手術をスムーズに行える効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の光走査プローブシ
ステムの構成図。
【図2】光走査プローブが装着された状態の硬性シース
の外観を示す図。
【図3】手術用顕微鏡による観察下で光走査プローブに
より術部に対する共焦点画像を得る様子を示す図。
【図4】モニタに表示される画像を示す図。
【図5】硬性シースと、これに着脱自在の光走査プロー
ブとを示す図。
【図6】硬性シースに光走査プローブを装着した状態で
の固定部付近の構造を示す断面図。
【図7】本発明の第2の実施の形態の光走査プローブシ
ステムの構成図。
【図8】光走査プローブが装着された状態の硬性シース
の外観図。
【図9】病院内あるいは病院間での手術用システムの構
成例を示す図。
【図10】手術室及び病理診断士のモニタでの画像表示
例を示す図。
【符号の説明】
1…光走査プローブシステム 2…光走査プローブ 3…観測装置 4…モニタ 5…ナビゲーション装置 6…術部 7…手術用顕微鏡 8…発光部 9…硬性シース 11…レーザ光源 12…集光レンズ 13、16、18…シングルモードファイバ 17…光走査ヘッド 19…光センサ 22…映像処理回路 23…光走査制御回路 24…ミキサ 25…デジタイザ 26…ナビゲーション装置本体 27…TVカメラ 28…画像記録装置 29…細胞態様画像 30…ナビゲーション画像 31…ポインタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 絹川 正彦 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 Fターム(参考) 4C061 GG22 HH51 HH60

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 頭部等の手術部位における任意の位置の
    光学的な画像情報を取得する光走査プローブと、前記手
    術部位と光走査プローブによる観察位置との相対位置を
    検出する手段とを有する手術用システムにおいて、 前記光走査プローブによる細胞画像と、光走査プローブ
    による観察位置を含む手術部位の画像との両画像情報を
    対にして記録する画像記録手段を設けたことを特徴とす
    る手術用システム。
  2. 【請求項2】 前記手術部位の画像に、前記光走査プロ
    ーブの観察位置を任意に表示/記録する手段を有するこ
    とを特徴とする請求項1記載の手術用システム。
  3. 【請求項3】 さらに、画像を伝送する画像伝送手段
    と、画像情報、指示情報を送受信する端末を備えること
    を特徴とする請求項1記載の手術用システム。
JP2001151090A 2001-05-21 2001-05-21 手術用システム Withdrawn JP2002336186A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004222870A (ja) * 2003-01-21 2004-08-12 Pentax Corp 内視鏡用プローブ
JP2005062193A (ja) * 2003-08-18 2005-03-10 Robert Bosch Gmbh 表面の幾何形状データを検出するための干渉測定装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2004222870A (ja) * 2003-01-21 2004-08-12 Pentax Corp 内視鏡用プローブ
JP2005062193A (ja) * 2003-08-18 2005-03-10 Robert Bosch Gmbh 表面の幾何形状データを検出するための干渉測定装置

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