JP2002336127A - 飲用材料充填用包装体 - Google Patents
飲用材料充填用包装体Info
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Abstract
製の支持部材を使用するコーヒーパックに比較して、単
純な構造で飲用容器への取り付けが容易であり、またコ
ンパクトな商品形態とすることが可能なドリップ式コー
ヒーパックを提供する。 【解決手段】 飲用材料が充填される透水性袋体と、該
袋体に固着され、袋体を飲用容器に固定するための支持
部材とからなり、該支持部材が熱可塑性樹脂からなる塑
性変形性材料、好ましくはテープ状塑性変形性ポリエチ
レンで構成されていることを特徴とする飲用材料充填用
ドリップ式包装体。
Description
料充填用包装体に関する。さらに詳しくは、その製造が
容易でかつ使用時の飲用容器に対する取り付けが容易な
飲用材料充填用ドリップ式包装体に関する。
な器具を使わないで手軽にコーヒーを入れることができ
るところから、ドリップ方式のコーヒーパックの人気が
高まりつつある。このようなコーヒーパックは、一般に
はコーヒー粉を収納する透水性の袋体と、これをコーヒ
ーカップに固定するために袋体に接着させた剛性のある
紙製支持部材とからなっている。
られると共に、使用時の形状に容易に組み立てられるよ
うに種々の折り代が設けられている。このため支持部材
の製造には特殊な装置を用いた煩雑な操作が必要とな
る。コーヒーパックはまた、防湿や保香のためさらに防
湿性の包装袋に包装されて商品化されるが、紙製の支持
部材が大きな面積を占めるのでコーヒーパックの包装袋
を大きくせざるを得ないという難点がある。さらにコー
ヒーパックの使用時においても紙の切断や支持部材の組
み立てなどに手間を要するという問題点もある。また袋
体材料としては、透水性、無臭性、外観などに優れた熱
可塑性樹脂製の不織布が用いられることが多いが、この
場合には紙製の支持部材との接着に工夫が必要となって
くる。
ような従来商品における難点ないしは問題点を低減する
ことにある。より具体的には、本発明の目的とするとこ
ろは、簡単な構造で所望の性能の付与が可能であり、ま
た不織布製袋体と支持部材の熱接着を容易に行うことが
できるので、その製造が容易である飲用材料充填用ドリ
ップ式包装体を提供することにある。本発明の他の目的
は、支持部材をコンパクトに収納することができ、した
がって防湿性包装体を小さくすることが可能であり、上
記製法上の利点と相俟って安価な製品の提供が可能な飲
用材料充填用ドリップ式包装体を提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、使用時における飲用容器上
への組み立てを簡単に行うことが可能な飲用材料充填用
ドリップ式包装体を提供することにある。
は、上記目的を達成するため、飲用材料が充填される透
水性袋体と、該袋体に固着され、袋体を飲用容器に固定
するための支持部材とからなり、該支持部材が熱可塑性
樹脂からなる塑性変形性材料で構成されていることを特
徴とする飲用材料充填用ドリップ式包装体が提供され
る。
は、好ましくは180度及び90度折り曲げ後の戻り角
度が20度以下のものであり、とくに好ましくはポリオ
レフィン又はポリエステルの塑性変形性材料である。
ルの塑性変形性材料は、有機又は無機の充填剤配合物及
び/又は延伸物であるであることが望ましく、ポリオレ
フィンにおいては、とくにポリエチレン又はポリエチレ
ンと他のポリオレフィンのブレンド物であることが好ま
しい。またポリエステルにおいては、生分解性ポリエス
テル、とりわけポリ乳酸を使用するのが好ましい。
はシート状のものであり、とりわけ剛性及び強度の大き
いテープ状のものが好ましい。
フイルム又は紙等で構成されていることが好ましく、と
りわけ支持部材との接着性の観点から、ポリオレフィ
ン、ポリアミド又はポリエステルを50%以上含んだ織
布、不織布又は孔あきフイルムで構成される単層又は積
層のシート材料で構成されていることが好ましい。
レンベースの塑性変形性材料との接着性が優れ、また柔
軟性、透水性、外観等が優れるとともに、飲用材料の非
漏洩性が良好であるところから、透水性袋体として、外
層がスパンボンド法、乾式法又は湿式法で得られるポリ
オレフィンを50%以上含んだ不織布であり、内層がメ
ルトブロー法で製造されるポリオレフィン性不織布で構
成されているものが好ましい。とりわけ外層のポリオレ
フィンとして、プロピレン・エチレンランダム共重合体
を用い、また内層のポリオレフィンとしてプロピレン又
はエチレンの単独重合体又は共重合体で構成されるもの
を使用するのが好ましい。
却処理において発熱が少なく、また埋め立て処理した場
合に自然に分解するなど、後処理が容易であるところか
ら、生分解性ポリエステル、とりわけポリ乳酸を使用す
るのが好ましい。
支持部材が単数又は複数のテープ状物からなり、各テー
プ状物の一部は透水性袋体に帯状に接着されていること
が好ましく、、またその非接着部は飲用容器に包装体を
固定するための切り込みが設けられているものであるこ
とが好ましい。
として好適なものはまた、袋体が、上面及び下面を連接
する側面に折曲部が形成され、該折曲部が上面と下面の
面内に折り込まれてなる扁平状の袋体であり、支持部材
が複数のテープ状物からなり、各テープ状物の一部は透
水性袋体上面及び下面に帯状に接着され、その非接着部
が袋体側に折り返して収納された構造のものである。
用包装体の支持部材としては、テープ状、糸状又はシー
ト状のものが好ましく、とりわけ剛性及び強度の大きい
テープ状のものが好ましい。テープ状やシート状のもの
にあっては、平滑なもののみならず、リブやスリットを
設けたもの、あるいは糸状の芯材を有するものなどであ
ってもよい。また糸状のものにあっては、断面形状が円
形のものみならず、多角形や種々の突起を有する異形断
面であってもよい。また芯鞘型のものやサイドバイサイ
ド型のような複合糸であってもよい。
塑性樹脂からなる塑性変形性材料は、常温において自由
に造形、賦形することが可能であり、外部応力によって
変形した形態を、応力除去後においてもそのまま、ある
いはそれに近い形態を保つことができるものである。例
えばテープ、糸又はシートの形態において、180度及
び90度に折り曲げた時の10分経過後の戻り角度が、
いずれも20度以下、とくには15度以下のものを使用
することが好ましい。
れたものが多く、通常は外部応力によって変形しても応
力を除去すればその形態を保持することが難しい。しか
しながらある種の熱可塑性樹脂、例えばポリエチレン、
ポリプロピレンなどのポリオレフィン、ポリアミド、ポ
リエステル、ポリフェニレンサルファイドなどにおいて
は、適当な倍率で延伸する方法、無機充填剤を多量に配
合する方法、無機充填剤を配合したものを適当な倍率で
延伸する方法などのいずれかの方法によって塑性変形性
を付与できることが知られている。本発明においてはと
くに、ポリオレフィン又はポリエステルをベースとする
ものの使用が好ましく、とりわけポリエチレンをベース
とするものの使用が最も好ましい。
形性材料について説明する。ポリエチレンとしては、剛
性、強度、耐熱変形性などの観点からとくに高密度ポリ
エチレンの使用が好ましく、とりわけ極限粘度が1.0
〜3.5dl/g程度のものを使用するのが、剛性、強
度、耐水性、塑性変形性及び生産性の上から好ましい。
応じて弾性変形し、伸びが増大し降伏点に達する。降伏
点を超えると、引張応力は一旦低下した後、ポリエチレ
ンは塑性変形性を発現し始める。降伏点以降は、伸びが
一旦停止した後、内部歪の極限に達してポリエチレンは
徐々に伸び、ついには白化して破断する。破断寸前まで
延伸したものは完全に白化され、極めて良好な塑性変形
性を示す。必要な延伸倍率は、延伸前の材料厚みや延伸
温度等によっても異なるが、7〜15倍程度が一般的で
ある。本発明においては、テープ状、糸状、シート状等
に延伸されたこのような塑性変形性を示す領域のポリエ
チレン材料を使用するのが好ましい。
剤を添加することによって誘発され、これによって剪断
破壊を誘発し、塑性変形を容易にすることができる。し
たがってこの場合は、より低延伸倍率で塑性変形性材料
を得ることができる。このような無機充填剤配合物の延
伸品であって塑性変形性を示すものも同様に使用するこ
とができる。
としては、タルク、マイカ、炭酸カルシウム、シリカ、
アルミナ、シリカアルミナ、酸化亜鉛、酸化マグネシウ
ム、酸化チタン、酸化カルシウム、水酸化マグネシウ
ム、水酸化アルミニウム、珪酸カルシウム、塩基性炭酸
マグネシウム、ガラス繊維、炭素繊維、ガラスビーズ、
カーボンブラックなどを例示することができる。
リエチレンは、樹脂成分として単味で延伸されたもので
あってもよく、また他のポリオレフィンとブレンドした
ものの延伸物であってもよい。ここに他のポリオレフィ
ンとしては、ポリプロピレン、ポリ−1−ブテン、ポリ
−4−メチル−1−ペンテンなどを例示することができ
る。このようなポリエチレンをベースとする延伸物は、
塑性変形性を維持する限り、他の熱可塑性樹脂、例えば
他のポリオレフィン、エチレンと極性モノマーの共重合
体、ポリエステルなどが積層された積層材料であっても
よい。このような積層品における他の熱可塑性樹脂の層
は、ポリエチレン層とともに延伸された層であってもよ
く、また無延伸の層であってもよい。
性変形性材料については、例えば特開平7−23841
7号公報などに記載されている。
記範囲を超える超高分子量ポリエチレンの塑性変形性の
ものも知られており(例えば特開平2−293407号
公報)、生産性に難があり、高価であるという点を除い
ては高強度という特徴を有しており、本発明において充
分使用することができる。
ポリプロピレンのようなポリオレフィン、ポリエステ
ル、ポリアミド等についても、これら樹脂100重量部
当り、無機又は有機の充填剤3〜150重量部、好まし
くは10〜130重量部程度配合したものをテープ状、
糸状、シート状等に溶融押出しし、2〜8倍程度に延伸
することによって塑性変形性材料を得ることができる。
なものを使用することができる。また有機の充填剤とし
ては、小麦、とうもろこしなどの穀物、馬鈴薯、甘薯、
タピオカなどの芋類の澱粉などを挙げることができる。
これら充填剤の種類及びその適当な配合量については、
熱可塑性樹脂の種類に応じ定められるべきものである。
上記したようなポリオレフィンやポリエステルなどであ
る。ポリエステルとして具体的には、強度、剛性等が優
れた芳香族ポリエステルや生分解性の脂肪族ポリエステ
ルを例示することができる。芳香族ポリエステルとし
て、具体的にはポリエチレンテレフタレート、ポリトリ
メチレンテレフタレート、ポリテトラメチレンテレフタ
レートなどを挙げることができる。また脂肪族ポリエス
テルとしては、マロン酸、こはく酸、グルタル酸、アジ
ピン酸、セバシン酸、ドデカン酸、りんご酸、酒石酸、
クエン酸などの多価カルボン酸などとエチレングリコー
ル、プロピレングリコール、ブタンジオール、ヘキサン
ジオール、グリセリン、トリメチロールプロパンなどの
多価アルコールとの重縮合物、ラクチドやカプロラクト
ンなどの開環重合物、乳酸、ヒドロキシ酪酸、ヒドロキ
シ吉草酸などのヒドロキシ酸の重縮合物などを例示する
ことができる。これらの中では、乳酸の単独重合体ある
いは乳酸を主成分とする共重合ポリエステルから選ばれ
るポリ乳酸を好適例として挙げることができる。
脂の塑性変形性材料については、例えば特開平3−12
4573号や特開平10−264961号などの各公報
に記載されている。
の袋体に使用される材料としては、織布、不織布、孔あ
きフイルム、紙などの単層又は積層の材料が使用され
る。支持部材とヒートシール可能であり、したがって包
装体の製造が容易なところから熱可塑性樹脂を50%以
上含有するような織布、不織布又は孔あきフイルムを使
用することが好ましく、とりわけ不織布を使用すること
が好ましい。
トブロー法、乾式法、湿式法など各種方法で製造される
ものが使用できる。また不織布を構成する繊維は、単繊
維である必要はなく、芯鞘型複合繊維やサイドバイサイ
ド型複合繊維などの複合繊維であってもよい。
塑性樹脂としては、エチレン、プロピレン、1−ブテ
ン、1−ヘキセン、1−オクテン、1−デセン、4−メ
チル−1−ペンテンなどのオレフィンの単独重合体又は
共重合体、ポリエステル、ポリアミドなどが好適であ
る。上記オレフィンの共重合体においては、オレフィン
同士の共重合体のみならず、オレフィンと極性モノマー
の共重合体であってもよい。またポリエステルとして
は、先に支持部材材料として使用できるものとして例示
したものが使用できる。これらの中では、耐熱性、無臭
性、ヒートシール性等を考慮すると、オレフィンの単独
重合体又はオレフィン同士の共重合体であるポリオレフ
ィン又はポリエステルの使用が最も好ましい。ポリエス
テルにおいては、生分解性ポリエステル、とくにポリ乳
酸の使用が好ましい。
ンド法、乾式法又は湿式法で製造されるポリオレフィン
製不織布、とりわけプロピレン・エチレンランダム共重
合体を50重量%以上含有する不織布と、ポリオレフィ
ン、とくにエチレン又はプロピレンの単独重合体又は共
重合体からなるメルトブロー法で製造された不織布とか
らなる積層不織布を、前者の不織布層が外層となるよう
に、また後者の不織布層が内層になるように構成したも
のである。このような袋体は、支持部材として好適なポ
リエチレン製塑性変形性材料とヒートシール可能であ
り、また外観、感触、透水性、内容物保持性に優れてお
り、また水落下速度を細かく調整することができるの
で、とくに好適である。
みからなる場合はスパンボンド法のものが好ましく、ま
たポリオレフィン繊維と天然繊維とからなる場合は、乾
式法や湿式法で製造されたものが好ましい。
好ましいプロピレン・エチレンランダム共重合体は、公
知のチーグラー・ナッタ型あるいはメタロセン型の立体
特異性重合触媒の存在下、プロピレンとエチレンを共重
合することにより得られる。このプロピレン・エチレン
ランダム共重合体は、プロピレンとエチレン以外に、1
−ブテン、1−ヘキセン、1−オクテン、4−メチル−
1−ペンテン等の他のα−オレフィンが共重合されてい
てもよい。
体におけるエチレン含有量は、好ましくは0.5〜10
モル%であり、さらに好ましくは、3〜8モル%であ
る。また、このプロピレン・エチレンランダム共重合体
は、紡糸性を考慮すると、メルトフローレート(230
℃、2160g荷重)が15〜100g/10分、とり
わけ25〜70g/10分のものが好ましい。
水性を考慮すると、その構成繊維の繊度が8.0d以
下、とくに0.8〜3.0dであることが好ましく、ま
たその目付量が4〜30g/m2、とくに8〜20g/
m2であることが好ましい。
ブロー法の不織布を構成するポリオレフィンとしては、
プロピレンの単独重合体あるいは上記したようなプロピ
レン・エチレンランダム共重合体であって、メルトフロ
ーレート(230℃、2160g荷重)が20〜100
0g/10分のもの、あるいはエチレン単独重合体ある
いはエチレンとプロピレン、1−ブテン、1−ヘキセ
ン、1−オクテン、1−デセン、4−メチル−ーペンテ
ンなどとのα−オレフィンとの共重合体であって、密度
が880〜970kg/m3、メルトフローレート(1
90℃、2160g荷重)が20〜400g/10分の
ものが好ましい。
は、立体特異性重合触媒の存在下で得られるものであ
り、エチレンの単独重合体又は共重合体は、中低圧法や
高圧法などで得られるものであり、また高活性チタン触
媒系やメタロセン系触媒系など各種触媒を用いて製造さ
れたものでもよい。
平均径が1〜25μm程度、とくに1〜5μm程度のも
のが好ましく、また目付けが2〜20g/m2、とくに
2〜10g/m2のものが好ましい。
織布は、熱エンボス処理により層間剥離強度の大きい積
層体とすることができる。
シール、超音波融着などの溶融接着、接着剤による接
着、縫合などの機械的な結合などによって行うことがで
きる。
実施例を示す図面である。この包装体1は、透水性の袋
体2と、袋体2に充填された飲用材料5と、袋体に固着
された熱可塑性化塑性塑性変形性材料からなるテープ状
の支持部材3とを有している。
装体1において、支持部材3を折り返した状態を示す図
面である。また図3は袋体2の断面図、図4は、図1で
示す包装体1の上部を切断し、開口した図面である。図
5は支持部材3の端部の拡大図である。また図6は開口
した包装体1を、支持部材3により飲用容器9に取り付
けた図面である。
面2aと下面2bが対向すると共に、それに連接する側
面2cおよび2dには折曲部11を形成するように上面
2a及び下面2bの面内に折り込まれた筒状物から形成
されている。袋体2の下部には、前記のような折り込ま
れた状態の筒状物がそのままヒートシールされることに
より、袋体2の底部となるヒートシール部6が形成され
ている。
されたのち、袋体の上部はヒートシールされ、ヒートシ
ール部7を形成して包装体1が完成する。包装体1の上
部には、ヒートシール部7のやや下方に、簡単に開口で
きるようにミシン目8が設けられており、使用時にここ
を切断することにより開口容器とすることができる。袋
体に上記のような折曲部11を設けることにより、包装
体1は嵩張ることなく扁平状の商品とすることが可能で
ある一方で、使用時においてミシン目で切断し、折曲部
11を伸ばすことにより、図4に示すように上部開口面
積が大きく、下部のドリップ部がすり鉢状となった袋体
とすることが可能となる。このような形状は、飲用材料
がコーヒー粉である場合には、充分な蒸らしと抽出を行
うのに効果的である。
上面及び下面に2枚のテープ状支持部材3が、袋体に対
する非接着部であって、折り曲げ代となりまた飲用容器
への保持部ともなる3a、3b、3c、3dを左右に余
すようにして帯状に接着されている。このような支持部
材3は、塑性変形性材料で構成されているので、図2に
示すように保持部3a及び3b(同様に3c及び3d)
を袋体2の方向に折り返して収納することが可能であ
り、商品形態を小さくすることができる。したがって包
装体1の防湿包装に必要な包装袋を大きくする必要はな
い。
には、包装体1の飲用容器9への取り付けを容易に行う
ことが可能となるように、図5に示すような切り込み部
4を設けておくことが望ましい。支持部材は塑性変形性
であるため単なる切り込みでも差し支えないが、若干の
切り取り部を設けるような切込みでもよく、例えば図5
に示すような長方形の空間が空くような切込みの他、台
形、円形、楕円形など任意形状の切込みを設けることが
できる。また切り込みは各保持部に一つでもよいが、種
々の大きさの飲用容器に対応するため、複数個の切り込
みを設けておくこともできる。
口した包装体1の支持部材3の保持部を、透明飲用容器
4の大きさに合わせて折り曲げ、保持部の切り込み部4
を容器9の上縁に差しこむことによって、包装体を容器
上に固定することができる。袋体2の開口部より、袋体
内にある飲用材料、例えばコーヒー粉上に熱湯を注ぎ、
ドリップ方式の抽出を行うことにより、抽出液10を得
ることができる。
る包装体21を示す図面である。包装体21は、透水性
の袋体22と塑性変形性材料からなるテープ状の支持部
材23とからなっており、袋体22は、下部にヒートシ
ール部26を、側部に折曲部24を有するなど包装体1
の袋体2と同様の形状をなすものであって、図7は図示
しない扁平状の包装体21の上部を切断し、開口した状
態のものを示す斜視図である。
に、袋体22に対する非接着部であって、折り曲げ代と
なり、また飲用容器への保持部となる23a、23b、
23c、23dを余すように、それぞれ中央部でヒート
シールにより固着されている。支持部材23の保持部2
3a等には、包装体1の支持部材3におけるような切り
込み部はなく、使用に際しては塑性変形性を利用して図
8に示すように捻って折り曲げ、飲用容器29の上部縁
に引っ掛けることにより、飲用容器29上に包装体21
を固定させる。包装体21を固定した後は、包装体1の
場合と同様にしてドリップ方式の抽出を行うことによ
り、抽出液30を得ることができる。
ある包装体41を示す図面である。包装体41は、透水
性の袋体42と塑性変形性材料からなるテープ状の支持
部材43とからなっており、袋体42は、下部にヒート
シール部46を、側部に折曲部44を有するなど包装体
1の袋体2や包装体21の袋体22と同様の形状をなす
ものであって、図9は図示しない扁平状の包装体41の
上部を切断し、開口した状態のものを示す斜視図であ
る。
の前面及び後面に部分的にヒートシールして固着するこ
とによって形成されており、袋体42の両側端側には、
折り曲げ代となり、また飲用容器への保持に使用される
リング状保持部43c、43dが形成されている。前面
のヒートシール部は43a及び43bであり、後面のヒ
ートシール部は図示しないが、前面のヒートシール部と
対応する位置でテープと袋体後面中央部の間でシールさ
れて形成されている。使用に際しては、塑性変形性を利
用してリング状保持部43c及び43dを捻るように折
り曲げ、図10に示すようにそれぞれの端部を、飲用容
器49の上部縁に引っ掛けることにより、飲用容器49
上に包装体41を浮き上がるように固定させる。包装体
41を固定した後は、包装体1の場合と同様にしてドリ
ップ方式の抽出を行うことにより、抽出液50を得るこ
とができる。
体は、簡単な構造でも開口及び飲用容器への取り付けが
容易であり、またコンパクトな商品形態とすることも可
能であるので、製造コストを低減させることができる。
また使用時における飲用容器上への組み立てを簡単に行
うことが可能である。
示す図面である。
ある。
ある。
である。
Claims (17)
- 【請求項1】 飲用材料が充填される透水性袋体と、該
袋体に固着され、袋体を飲用容器に固定するための支持
部材とからなり、該支持部材が熱可塑性樹脂からなる塑
性変形性材料で構成されていることを特徴とする飲用材
料充填用ドリップ式包装体。 - 【請求項2】 塑性変形性材料が、180度及び90度
折り曲げ後の戻り角度が20度以下のものである請求項
1記載の飲用材料充填用ドリップ式包装体。 - 【請求項3】 熱可塑性樹脂が、ポリオレフィン又はポ
リエステルである請求項1又は2記載の飲用材料充填用
ドリップ式包装体。 - 【請求項4】 ポリオレフィンが、ポリエチレン又はポ
リエチレンと他のポリオレフィンのブレンド物である請
求項3記載の飲用材料充填用ドリップ式包装体。 - 【請求項5】 ポリエステルが、生分解性ポリエステル
である請求項3記載の飲用材料充填用ドリップ式包装
体。 - 【請求項6】 生分解性ポリエステルが、ポリ乳酸であ
る請求項5記載の飲用材料充填用ドリップ式包装体。 - 【請求項7】 塑性変形性材料が、無機又は有機の充填
剤配合物及び/又は延伸物である請求項1〜6記載の飲
用材料充填用ドリップ式包装体。 - 【請求項8】 支持部材が、テープ状、糸状又はシート
状のものである請求項1〜7記載の飲用材料充填用ドリ
ップ式包装体。 - 【請求項9】 透水性袋体が、織布、不織布、孔あきフ
イルム又は紙で構成されていることを特徴とする請求項
1〜8記載の飲用材料充填用ドリップ式包装体。 - 【請求項10】 透水性袋体が、ポリオレフィン、ポリ
アミド又はポリエステルを50%以上含んだ織布、不織
布又は孔あきフイルムで構成される単層又は積層の材料
で構成されていることを特徴とする請求項9記載の飲用
材料充填用ドリップ式包装体。 - 【請求項11】 透水性袋体が、外層がポリオレフィン
を50%以上含んだスパンボンド法、乾式法又は湿式法
で製造される不織布であり、内層がメルトブロー法で製
造されるポリオレフィン性不織布で構成されていること
を特徴とする請求項9記載の飲用材料充填用ドリップ式
包装体。 - 【請求項12】 外層のポリオレフィンが、プロピレン
・エチレンランダム共重合体であり、内層のポリオレフ
ィンが、プロピレン又はエチレンの単独重合体又は共重
合体である請求項11記載の飲用材料充填用ドリップ式
包装体。 - 【請求項13】 ポリエステルが生分解性ポリエステル
である請求項10記載の飲用材料充填用ドリップ式包装
体。 - 【請求項14】 生分解性ポリエステルが、ポリ乳酸で
ある請求項13記載の飲用材料充填用ドリップ式包装
体。 - 【請求項15】 支持部材がテープ状物からなり、各テ
ープ状物の一部は透水性袋体に帯状に接着されているこ
とを特徴とする請求項1〜14記載の飲用材料充填用ド
リップ式包装体。 - 【請求項16】 支持部材が複数のテープ状物からな
り、各テープ状物の一部は透水性袋体に帯状に接着され
ており、その非接着部には飲用容器に袋体を固定するた
めの切り込みが設けられていることを特徴とする請求項
15記載の飲用材料充填用ドリップ式包装体。 - 【請求項17】 袋体が、上面及び下面を連接する側面
に折曲部が形成され、該折曲部が上面と下面の面内に折
り込まれてなる扁平状の袋体であり、支持部材が複数の
テープ状物からなり、各テープ状物の一部は透水性袋体
上面及び下面に帯状に接着され、その非接着部が袋体側
に折り返して収納されていることを特徴とする請求項1
5又は16記載の飲用材料充填用ドリップ式包装体。
Priority Applications (1)
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JP2001144593A JP2002336127A (ja) | 2001-05-15 | 2001-05-15 | 飲用材料充填用包装体 |
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JP2001144593A JP2002336127A (ja) | 2001-05-15 | 2001-05-15 | 飲用材料充填用包装体 |
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ID=18990514
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