JP2002335193A - 2線4線変換回路 - Google Patents

2線4線変換回路

Info

Publication number
JP2002335193A
JP2002335193A JP2001138095A JP2001138095A JP2002335193A JP 2002335193 A JP2002335193 A JP 2002335193A JP 2001138095 A JP2001138095 A JP 2001138095A JP 2001138095 A JP2001138095 A JP 2001138095A JP 2002335193 A JP2002335193 A JP 2002335193A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
echo
wire
line
conversion circuit
pass filter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001138095A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3607639B2 (ja
Inventor
Takenori Ogata
武則 尾形
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Miyagi Ltd
Original Assignee
NEC Miyagi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Miyagi Ltd filed Critical NEC Miyagi Ltd
Priority to JP2001138095A priority Critical patent/JP3607639B2/ja
Publication of JP2002335193A publication Critical patent/JP2002335193A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3607639B2 publication Critical patent/JP3607639B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 エコー成分を広帯域で抑圧することが可能な
2線4線変換回路を提供する。 【解決手段】 2線4線変換回路におけるエコー信号の
抑圧を目的として、低域側のエコーを抑圧するための一
次ハイパスフィルタ5と、中高域のエコーを抑圧するた
めの抵抗素子および容量素子並びにインダクタンス素子
からなるインピーダンス回路Z10とを縦続接続したバラ
ンスネットワーク4を設け、電流加算回路を構成するレ
シーバアンプ3,3´の加算ノードB+ ,B- で、エコ
ー信号を広帯域で抑圧するようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は2線4線変換回路に
関し、特に伝送線路の電気的特性を等価的に模擬して送
信信号の回り込み(エコー)を抑圧するバランスネット
ワークを有する2線4線変換回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】伝送媒体として、電話ケーブルを用いた
伝送技術では、2線4線変換回路におけるエコー信号の
抑圧が重要な課題となっており、種々の回路方式が実現
されている。近年の電話ケーブルを用いて高速ディジタ
ル伝送を行うxDSL(x−Digital Subscriber Line
)技術においてもエコー信号の抑圧は重要であり、伝
送速度の高速化に伴って、音声サービスやISDN等の
既存デジタル伝送以上の広い帯域でのエコー信号の抑圧
が要求されている。
【0003】特に、xDSL技術では、複雑な変復調を
実現するために、ディジタル信号処理が多用されるが、
ディジタル信号処理部の処理量を低減してディジタル部
の回路規模を削減するためには、アナログ部でのエコー
抑圧特性を広帯域で実現することが重要となっている。
【0004】従来、この種の2線4線変換回路の1つと
して、レシーバアンプで電流加算回路を構成する差動ハ
イブリッド回路と呼ばれる回路方式があり、図5にこの
ような差動ハイブリッド回路の構成例を示している。図
5を参照してそのエコー抑圧の動作について述べる。
【0005】図5において、1,1´は送信信号を出力
するための一対のドライバアンプであり、2はこの送信
信号を伝送媒体である伝送路、すなわち電話線等のメタ
リック伝送線路へ送出するためのライントランスであ
る。また、3,3´は伝送線路からライントランス2を
経た受信信号を受信するための一対のレシーバアンプで
ある。
【0006】図5に示した差動ハイブリッド回路は平衡
型の回路であるため、正極側と負極側の抵抗値は同一の
値が接続されており、 R0 =R0 ´,R1 =R1 ´,R2 =R2 ´,Rf =R
f ´ である。ここに、R0 ,R0 ´はドライバアンプ1,1
´とライントランス2との間のラインに直列挿入された
抵抗であり、R1 ,R1 ´はレシーバアンプ3,3´と
ライントランス2との間のラインに直列挿入された抵抗
である。また、R2 ,R2 ´は上述したエコー成分の抑
圧に使用される抵抗であり、ドライバアンプ1,1´の
出力端とレシーバアンプ3,3´の入力ラインとの間に
それぞれ直列挿入されている。また、Rf ,Rf ´はレ
シーバアンプ3,3´の帰還抵抗である。
【0007】ドライバアンプからの送信信号が、レシー
バアンプ側の受信信号に回り込むエコー信号は電流I1
で表わされ、その周波数特性は抵抗R0 とR1 及びライ
ントランス2の2次側から伝送路を見込んだインピーダ
ンスZinによって決定される。この図5に示した従来の
差動ハイブリッド回路では、エコー成分抑圧のために、
特別なバランスネットワークを使用せずに、抵抗R2 に
流れる電流I2 をエコー信号の抑圧に使用するようにな
っている。
【0008】ノードB+ とB- が電流加算回路における
エコー電流I1 とI2 との加算点であり、加算結果であ
るIB がレシーバアンプに入力される。この加算点で
は、I1 とI2 の極性が反転しているため、 IB =I2 −I1 によりエコー信号の抑圧を行うようになっている。
【0009】エコー経路に関する図5の等価回路を図6
に示す。図6の31はエコー経路に相当する回路網であ
る。図6において、回路網31と61を4端子回路網と
見なして、それぞれの4端子定数をA31,B31,C31,
D31、A61,B61,C161,D61とすると、回路網31
と61とは4端子回路網の並列接続であるため、ドライ
バ出力電圧VA とI1 ,I2 との間には、 VA =A31・VB +B31・I1 =A61・VB +B61・I
2 なる基本方程式が成り立つ。
【0010】ここで、ノードB+ とB- はレシーバアン
プのイマジナリ・ショートの性質により、それぞれの電
位はグランド・レベルになることから、VB =0である
ため、 VA =B31・I1 =B61・I2 となる。従って、B31=B61が成り立てば、I1 =I2
、すなわち IB =I2 −I1 =0 となり、レシーバアンプの出力として表われるエコー電
圧はゼロとなる。
【0011】 ここで、B31,B61は、それぞれ B31=2(R0 +R1 +2R0 ・R1 /Zin) B61=2R2 と表わせる。通常、R0 はZinとのマッチングを考慮し
て決定されるために、 2R0 =Zin と仮定すると、B31は、 B31=2(R0 +2R1 ) となる。
【0012】従って、R0 がR1 ,R2 と比べて十分に
小さくて無視できる場合は、R1 ,R2 の値をR1 =2
R2 となるように選択することで、B31≒B61が成り立
ち、エコーを抑圧することができるのである。
【0013】
【発明か解決しようとする課題】上述した図5の回路で
は、エコーを抑圧するための条件として、R1 =2R2
となるようにR1 ,R2 を選択すること以外に、2R0
=ZinとなるようにR0を選択する必要があることを示
した。しかし、Zinはライントランス2と伝送路の伝達
関数によって決定されることから、その周波数特性は平
坦ではなく、所要の全帯域で2R0 =Zinを満たすこと
はできない。従って、図5の回路では十分なエコー抑圧
特性を実現することができないという問題がある。
【0014】なお、特開2001−7739号公報に開
示の技術では、上述した2線4線変換回路におけるエコ
ー成分を所要周波数帯域で抑圧するバランスネットワー
クの構成が提案されている。しかしながら、かかるバラ
ンスネットワークにおいては、IC化を容易にするとい
う別の目的をも掲げており、そのためにはインダクタン
ス素子(チョークコイル)を使用せずに、単に抵抗素子
と容量素子とのみで、バランスネットワークを構成する
ものであり、よって、十分な広い周波数帯域でのエコー
抑圧効果が得られないという欠点がある。
【0015】本発明の目的は、エコー成分を広帯域で抑
圧することが可能な2線4線変換回路を提供することで
ある。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、一対の
ドライバアンプと、このドライバアンプからの送信信号
を入力として伝送路へ導出するトランスと、前記伝送路
から前記トランスを介した受信信号を受信する一対のレ
シーバアンプと、前記ドライバアンプからの送信信号が
前記レシーバアンプへ回り込むエコー成分を抑圧するバ
ランスネットワークとを含む2線4線変換回路であっ
て、前記バランスネットワークは、前記エコー成分の低
域側成分を抑圧するための一次ハイパスフィルタと、前
記エコー成分の中高域側成分を抑圧するためのインピー
ダンス回路とを含むことを特徴とする2線4線変換回路
が得られる。
【0017】そして、前記インピーダンス回路の周波数
特性は、前記中高域側において緩やかに隆起する特性を
有していることを特徴とする。また、前記一次ハイパス
フィルタと前記インピーダンス回路とは縦続接続されて
いることを特徴とする。更に、前記一次ハイパスフィル
タは、前記一対のドライバアンプの各出力ラインに直列
に挿入された容量素子と、前記一対のドライバアンプの
出力ライン間に接続された抵抗素子とを有することを特
徴とし、また前記インピーダンス回路は、互いに直列接
続された第1〜第3の抵抗素子と、前記第1の抵抗素子
に並列接続されたリアクタンス素子と、前記第3の抵抗
素子に並列に接続された容量素子とからなるインピーダ
ンス網が、前記一次ハイパスフィルタの一対の出力ライ
ンと前記一対のレシーバアンプの入力ラインとの間に、
それぞれ接続されてなることを特徴とする。
【0018】本発明の作用を述べる。2線4線変換回路
におけるエコー信号の抑圧を目的として、低域側のエコ
ーを抑圧するための一次ハイパスフィルタと、中高域の
エコーを抑圧するための抵抗素子および容量素子並びに
インダクタンス素子からなるインピーダンス回路とを縦
続接続したバランスネットワークを設け、電流加算回路
を構成するレシーバアンプの加算点で、エコー信号を広
帯域で抑圧するようにしている。
【0019】詳述すると、ドライバアンプが出力する送
信信号はライントランスを介して伝送路に出力される
が、同時に抵抗を経由してレシーバアンプに回り込んで
エコー信号を発生する。この場合のエコー経路の周波数
特性は、低域側はほぼ6dB/octで減衰し、一次ハ
イパスフィルタの逆特性のような特性を有しており、ま
た中高域では緩やかに隆起する特性を有している。この
エコー経路の周波数特性を模擬するため、バランスネッ
トワークは一次ハイパスフィルタと中高域で緩やかな隆
起特性を有するインピーダンスを縦続接続することで構
成される。こうすることで、低域側では一次ハイパスフ
ィルタの逆特性と同等の特性が得られるため、バランス
ネットワークの出力は低域から高域までの広い帯域でエ
コー信号の周波数特性の近似が可能となり、良好なエコ
ー抑圧特性が広帯域で実現できるのである。
【0020】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照しつつ本発明の
実施例につき説明する。図1は本発明の実施例の回路図
であり、図5と同等部分は同一符号にて示している。図
1を参照すると、本発明による2線4線変換回路は、基
本的には、ドライバアンプ1,1´と、ライントランス
2と、電流加算回路を構成するレシーバアンプ3,3´
と、エコー経路の周波数特性を模擬するバランスネット
ワーク4とにより構成されている。
【0021】この2線4線変換回路は平衡型の回路であ
るため、各部品定数は正極側と負極側で同一の値をと
り、 R0 =R0 ´,R1 =R1 ´,Rf =Rf ´,Z10=Z
10´ であるものとする。
【0022】送信信号が受信側に回り込むエコー信号は
電流I1 で表わされ、その周波数特性は抵抗R0 とR1
及びライントランス2の2次側から伝送路を見込んだイ
ンピーダンスZinによって決定される。バランスネット
ワーク4はR0 とR1 、Zinで構成されるエコー信号経
路と同等の周波数特性を有しており、I1 と同等の特性
を有するエコーレプリカ電流I2 を生成する。レシーバ
アンプ3,3´の電流加算点であるノードB+ とB- で
は、I1 とI2 の極性を反転しているため、I2 −I1
によりエコー信号を抑圧する。
【0023】図1のバランスネットワーク4は図2に示
すように構成されている。容量素子C20とC20´及びR
20は一次ハイパスフィルタ5を構成し、エコー経路の低
域側の周波数特性を模擬する。また、インピーダンス回
路網21は抵抗素子、容量素子、インダクタンス素子に
よりインピーダンスZ10,Z10´を構成しており、エコ
ー経路の中高域側の周波数特性を模擬する。ハイパスフ
ィルタ5とインピーダンスZ10,Z10´とを縦続接続す
ることにより、低域から高域までの広い帯域でエコー経
路の周波数特性の近似が可能となる。
【0024】以下、本実施例の動作について説明する。
最初に、エコー信号を抑圧するためのバランスネットワ
ークの所要特性について説明する。ライントランス2の
2次側から伝送路を見込んだインピーダンスZinを用い
ると、エコー経路に関する図1の等価回路は図3のよう
に表わすことができる。図3の31はエコー信号の経路
に相当する回路網であり、その出力電流I1 がエコー信
号に相当し、バランスネットワーク4の出力電流I2 が
エコーレプリカ信号に相当する。レシーバアンプ3,3
´の出力であるエコー電圧がゼロになるための理想的な
条件は、 IB =I2 −I1 =0 すなわち、I1 =I2 となることである。
【0025】図3において、回路網31と4を4端子回
路網と見なして、それぞれの4端子定数をA31,B31,
C31,D31、A4 ,B4 ,C4 ,D4 とすると、回路網
31と4は4端子回路網の並列接続であるため、ドライ
バ出力電圧VA とI1 ,I2との間には、 VA =A31・VB +B31・I1 =A4 ・VB +B4 ・I
2 なる基本方程式が成り立つ。
【0026】ここで、ノードB+ とB- はレシーバアン
プのイマジナリ・ショートの性質により、それぞれの電
位はグランド・レベルになることからVB =0であるた
め、 VA =B31・I1 =B4 ・I2 となる。従って、B31=B4 が成り立てば、エコー電圧
がゼロになる理想的な条件であるI1 =I2 を満たすた
め、バランスネットワークは4端子定数のうちB項の特
性をエコー経路と一致するように設計する必要がある。
【0027】図4に、シミュレーションで求めたエコー
経路31のB項の絶対値特性を示す。エコー経路のB項
の絶対値特性は、低域側はほぼ6db/octで減衰
し、中高域側は緩やかに隆起する特性を有している。特
に、低域側の特性は、一次ハイパス・フィルタの伝達関
数の逆特性と同等の特性とみなすことができる。
【0028】次に、一次ハイパスフィルタ5とZ10を縦
続接続することにより、図4に示したエコー経路のB項
の特性を近似するための動作について説明する。図2に
おいて、ハイパスフィルタ5の伝達関数H(s)は、 H(s)=(sC20・R20/2)/(1+sC20・R20
/2) で表わせる。
【0029】また、ハイパスフィルタ5とZ10で構成さ
れるインピターンス回路網21を4端子回路網とみな
し、それぞれの4端子定数をA5 ,B5 ,C5 ,D5 、
A21,B21,C21,D21とすると、
【数1】 である。
【0030】よって、ハイパスフイルタ5とインピーダ
ンス回路網21とを縦属接続したバランスネットワーク
4の4端子定数A4 ,B4 ,C4 ,D4 は、
【数2】 により求められる。
【0031】従って、バランスネットワークのB項であ
るB4 は、 B4 =2Z10/H(s)+1/(sC20・R20/2) で表わされる。
【0032】ハイパスフィルタの伝達関数の逆特性は、
低域側は6dB/octで減衰し、高域側は平坦な特性
となる。B4 はハイパスフィルタの逆特性を含んでいる
ため、低域側は6db/octの減衰特性を有し、高域
側はZ10で決定される特性を有する。従って、図2に示
すように、Z10を抵抗素子、容量素子、インダクタンス
素子により構成し、中低域で緩やかに隆起するインピー
ダンス特性を実現してエコー経路の特性を模擬すること
により、バランスネットワークのB項は低域から高域ま
での広い帯域でエコー経路のB項と近似させることがで
きる。
【0033】なお、B4 に表われる1/(sC20・R20
/2)はバランスネットワークがエコー経路のB項を近
似する際の誤差となるが、影響は小さく無視することが
できる。
【0034】
【発明の効果】本発明による第1の効果は、一次ハイパ
スフィルタと中高域で緩やかな隆起特性を有するインピ
ーダンスとを縦続接続して、バランスネットワークを構
成することにより、広帯域でエコー経路の周波数特性を
模擬することが可能となり、良好なエコー抑圧特性を実
現できるということである。
【0035】また、本発明による第2の効果は、2線4
線変換回路のエコー抑圧特性を広帯域で実現することに
より、xDSL技術と呼ばれる電話ケーブルを用いた高
速ディジタル伝送技術において、伝送特性の性能向上が
図れる。特に、下り信号と上り信号を異なる周波数帯域
に割り当てる周波数分割2重化方式(FDD:Frequenc
y Division Duplex )では、エコーの抑圧特性が伝送特
性の性能を左右する。
【0036】更に本発明による第3の効果は、アナログ
部におけるエコー抑圧特性の性能を向上させることによ
り、エコーキャンセラ等で実現するディジタル部におけ
るエコー抑圧の所要特性が緩和される。ディジタル部に
おけるエコーの抑圧はディジタル信号処理によって実現
されるが、所要特性の緩和により処理量が低減され、結
果としてディジタル部の回路規模の削減が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の回路図である。
【図2】図1の一部具体例を示す回路図である。
【図3】図1の回路の一部等価回路図である。
【図4】図1のエコー経路のB項の周波数特性を示す図
である。
【図5】従来例を示す図である。
【図6】図5の従来例の一部等価回路図である。
【符号の説明】
1,1´ ドライバアンプ 2 ライントランス 3,3´ レシーバアンプ 4 バランスネットワーク 5 一次ハイパスフィルタ 21 インピーダンス回路網

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対のドライバアンプと、このドライバ
    アンプからの送信信号を入力として伝送路へ導出するト
    ランスと、前記伝送路から前記トランスを介した受信信
    号を受信する一対のレシーバアンプと、前記ドライバア
    ンプからの送信信号が前記レシーバアンプへ回り込むエ
    コー成分を抑圧するバランスネットワークとを含む2線
    4線変換回路であって、 前記バランスネットワークは、前記エコー成分の低域側
    成分を抑圧するための一次ハイパスフィルタと、前記エ
    コー成分の中高域側成分を抑圧するためのインピーダン
    ス回路とを含むことを特徴とする2線4線変換回路。
  2. 【請求項2】 前記インピーダンス回路の周波数特性
    は、前記中高域側において緩やかに隆起する特性を有し
    ていることを特徴とする請求項1記載の2線4線変換回
    路。
  3. 【請求項3】 前記一次ハイパスフィルタと前記インピ
    ーダンス回路とは縦続接続されていることを特徴とする
    請求項1または2記載の2線4線変換回路。
  4. 【請求項4】 前記一次ハイパスフィルタは、前記一対
    のドライバアンプの各出力ラインに直列に挿入された容
    量素子と、前記一対のドライバアンプの出力ライン間に
    接続された抵抗素子とを有することを特徴とする請求項
    1〜3いずれか記載の2線4線変換回路。
  5. 【請求項5】 前記インピーダンス回路は、互いに直列
    接続された第1〜第3の抵抗素子と、前記第1の抵抗素
    子に並列接続されたリアクタンス素子と、前記第3の抵
    抗素子に並列に接続された容量素子とからなるインピー
    ダンス網が、前記一次ハイパスフィルタの一対の出力ラ
    インと前記一対のレシーバアンプの入力ラインとの間
    に、それぞれ接続されてなることを特徴とする請求項1
    〜4いずれか記載の2線4線変換回路。
  6. 【請求項6】 前記伝送路は、電話線等のメタリック伝
    送線路であることを特徴とする請求項1〜5いずれか記
    載の2線4線変換回路。
JP2001138095A 2001-05-09 2001-05-09 2線4線変換回路 Expired - Fee Related JP3607639B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001138095A JP3607639B2 (ja) 2001-05-09 2001-05-09 2線4線変換回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001138095A JP3607639B2 (ja) 2001-05-09 2001-05-09 2線4線変換回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002335193A true JP2002335193A (ja) 2002-11-22
JP3607639B2 JP3607639B2 (ja) 2005-01-05

Family

ID=18985090

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001138095A Expired - Fee Related JP3607639B2 (ja) 2001-05-09 2001-05-09 2線4線変換回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3607639B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004073194A1 (en) * 2003-02-05 2004-08-26 Analog Devices, Inc. A single transformer hybrid system and method
WO2006001301A1 (ja) * 2004-06-25 2006-01-05 Evolvable Systems Research Institute Inc. 伝送装置および伝送方法
JP2016534599A (ja) * 2013-10-25 2016-11-04 華為技術有限公司Huawei Technologies Co.,Ltd. 銅線インターフェース回路

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019165410A (ja) 2018-03-20 2019-09-26 東芝メモリ株式会社 受信回路

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004073194A1 (en) * 2003-02-05 2004-08-26 Analog Devices, Inc. A single transformer hybrid system and method
US6931122B2 (en) 2003-02-05 2005-08-16 Analog Devices, Inc. Single transformer hybrid system and method
WO2006001301A1 (ja) * 2004-06-25 2006-01-05 Evolvable Systems Research Institute Inc. 伝送装置および伝送方法
JPWO2006001301A1 (ja) * 2004-06-25 2008-04-17 株式会社進化システム総合研究所 伝送装置および伝送方法
JP2016534599A (ja) * 2013-10-25 2016-11-04 華為技術有限公司Huawei Technologies Co.,Ltd. 銅線インターフェース回路

Also Published As

Publication number Publication date
JP3607639B2 (ja) 2005-01-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6226322B1 (en) Analog receive equalizer for digital-subscriber-line communications system
US6724890B1 (en) Adaptive transmission line impedance matching device and method
US7729429B1 (en) Active replica transformer hybrid
JPS6138656B2 (ja)
US6681012B1 (en) Directional receiver coupling arrangement with frequency selectivity and gain control for DSL
CA1233531A (en) Electronic hybrid circuit
US6804349B1 (en) Hybrid transceiver circuit
GB1563541A (en) Signal transmission circuit
WO1980000770A1 (en) Driving point impedance
JP2005524321A (ja) 電力線データ通信のための完全二重化
US7010025B1 (en) Circuit and method for an improved front end in duplex signal communication systems
EP0902535A2 (en) Low-pass filter with a summing function
US6724219B1 (en) Amplifier and line driver for broadband communications
JP4141707B2 (ja) ブロードバンドモデムのためのハイブリッド回路
WO1980000769A1 (en) Frequency-sensitive electronic hybrid
JP3607639B2 (ja) 2線4線変換回路
Mahadevan et al. A differential 160-MHz self-terminating adaptive CMOS line driver
US7212627B2 (en) Line interface with analog echo cancellation
US6566947B2 (en) Combined active impedance and filter in line drivers
US7020277B1 (en) DSL line interface having low-pass filter characteristic with reduced external components
EP2061158B1 (en) Hybrid circuit without inductors
US3051920A (en) Active two-port network
TWI749401B (zh) 回音消除電路
CN112859981B (zh) 回音消除电路
JP2001007739A (ja) 通信装置

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040720

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040830

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040928

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20041007

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081015

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091015

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091015

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101015

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees