JP4141707B2 - ブロードバンドモデムのためのハイブリッド回路 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ブロードバンドモデムと電気通信回線を結合するように構成されたハイブリッド回路に関するものであって、前記ハイブリッド回路は、ドライブ増幅器と受信増幅器間に結合したブリッジ回路を含む変成器ブリッジ回路、および2次巻線が電気的に前記電気通信回線と結合する変成器を備え、
前記ブリッジ回路は、4つの脚を介して相互接続された第1、第2、第3、および第4のノードを備え、
第1の脚は、前記第2と第3のノード間に結合した第1のインピーダンス整合ネットワークを備え、
第2の脚は、前記第1と第3のノード間に結合した前記変成器の第1の1次巻線を備え、
第3の脚は、前記第1と第4のノード間に結合した第2のインピーダンス整合ネットワークを備え、
第4の脚は、前記第2と第4のノード間に結合した前記変成器の第2の1次巻線を備えており、
前記変成器の2次巻線は、磁気的に、前記第1および第2の1次巻線と結合し、
前記ドライブ増幅器は、前記第1および第2のノードに接続した出力を有し、前記出力において、前記モデムから受信した送信信号から取り出した出力信号を提供するように構成され、
前記受信増幅器は、前記第3および第4のノードに結合した入力を有し、前記モデムに加えられる受信出力信号を提供するように構成されている。
【0002】
本発明のハイブリッド回路は、より詳細には、ブロードバンドモデムと、必ずしも全てモデムによって使用されるとは限らない複数の周波数帯域で電気信号を搬送する電気通信回線を結合するように構成されている。電気通信回線は、たとえば、POTS(Plain Old Telephone System:従来型の簡単な電話システム)またはISDN(Integrated Services Digital Network:サービス総合ディジタル網)に属し、非対称ディジタル加入者線プロトコル、ADSL、HDSL、HDSL2、RADSL、VDSLなどのディジタル加入者線プロトコルDSLに従って動作する。
【0003】
【従来の技術】
ディジタル加入者線DSLがますます普及しているので、ネットワークアクセス接続業者は、プリント回路基板上に高回線密度を可能にする中央局(CO:Central Office)装置を必要とする。この要件を満たすには、回線ごとの電力消費量の削減およびチップ以外の回路が占める領域の削減が必要となる。
【0004】
ハイブリッド回路の2つの基本的な構成が、これまで最も使用されており、それは、いわゆる「3変成器ハイブリッド」および標準的な抵抗ハイブリッドである。
【0005】
3変成器ハイブリッドには、上記の課題両方に関係した欠点があり、回線ドライブ増幅器によって配信される電力の一部が平衡インピーダンスで無駄に損失し、変成器は大きな構成部品となる。すなわち、この知られている構成の3つの変成器は、基板上の広い領域を占める。
【0006】
標準的な抵抗ハイブリッドには、回線接続から受信接続までの減衰が大きいという欠点がある。しかし、この基本的な構成は改善されており、現時点では、より良い結果を提供するハイブリッド回路が上述の構成で得られる。
【0007】
そのようなハイブリッド回路は、たとえば、1998年3月4日出願のハリントン(Harrington)らによる「Broadband modem transformer hybrid(ブロードバンドモデム変成器ハイブリッド)」という名称の特許US6163579(WO9945655)から、すでに当技術分野において知られている。その中で、電話回線に結合したブロードバンドモデムにおいて使用されるように構成されたハイブリッド回路が開示されている。このハイブリッド構成は小型で、回線接続から受信接続までの減衰が小さいことを特徴としている。基板上で占める領域はハイブリッドの表面によって限定される。しかし、この知られているハイブリッド回路は、インピーダンス合成を行うように構成されていない。
【0008】
インピーダンスの合成は、出力インピーダンスが所与の値に一致する必要のある、ドライブ増幅器の電力消費および出力電圧の振れを減少させるために使用される一般的な方法である。
【0009】
インピーダンス合成が上記の知られている特許において使用される場合、整合ネットワークのインピーダンスは、変成器の1次巻線に反映されるインピーダンスよりも小さいはずであることを実証することができる。このことによって、トランスハイブリッド損失は許容不可能なくらいに低くなるはずである。理論上無限大のトランスハイブリッド損失を回復するために、受信増幅器に接続した各ノードは、変成器の1次巻線の先端から1次巻線への中間接続に移動することが必要になる。しかし、変成器の1次巻線でそのような中間接続を行うことは不可能であり、さらに、その位置も負荷に従って変動する可能性がある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、上記の知られているタイプのブロードバンドモデムのためのハイブリッド回路であるが、インピーダンス合成を行い、ドライブ増幅器の電力消費が少なく、理論上無限大のトランスハイブリッド損失を有し、基板上の比較的狭い領域しか占めないように構成されたハイブリッド回路を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、この目的は、前記ドライブ増幅器が、フィードバック入力を有し、インピーダンス合成を行うように構成されている差動ドライブ増幅器であり、前記第3および第4のノードが前記フィードバック入力の第1および第2にそれぞれ接続しており、前記ブリッジ回路がさらに、
前記第1と第3のノード間に結合され、前記受信増幅器の第1の入力が接続された第1の中央ノードを有する第1のインピーダンスディバイダと、
前記第2と第4のノード間に結合され、前記受信増幅器の第2の入力が接続された第2の中央ノードを有する第の2インピーダンスディバイダと、
を備えることによって達成される。
【0012】
このように、そして後で説明するように、インピーダンスディバイダおよび差動ドライブ増幅器を使用することによって、インピーダンス合成を行うことが可能になり、同時に、基板上に占める領域も比較的小さくなる。さらにインピーダンス合成によって、ドライブ増幅器の消費電力も比較的低くなり、トランスハイブリッド損失も理論上無限大という結果になる。
【0013】
使用可能な第1の実施形態では、抵抗ディバイダを各1次巻線と並列に配置する。しかし、抵抗ディバイダが1次巻線の両端につながっている状態では、整合ネットワークのインピーダンスと1次巻線に反映されるインピーダンス間のあらゆる不整合が、トランスハイブリッド損失を低減する結果となる。抵抗ディバイダの代わりに複素インピーダンスディバイダを使用することによって、この課題は解決する。たとえば、複素インピーダンスは、受動部品のネットワークで導入することができ、この不整合を補正し、トランスハイブリッド損失を改善するように構成される。
【0014】
インピーダンス合成を使用することによって、電気通信回線に配電される電力に対する、インピーダンス整合ネットワークにおいて損失する電力の割合、すなわち負荷は大幅に減少する。
【0015】
上記の知られている3変成器ハイブリッドに比べると、本発明のハイブリッド回路には、平衡インピーダンスを含まないという利点がある。このことによって、無駄な電力損失は減少する。さらに、プリント回路基板上に占める領域も、3つではなく1つの変成器のみ必要なので、明らかにかなり小さくなる。
【0016】
標準的な抵抗ハイブリッドに比べると、電気通信回線接続から受信増幅器までの減衰も少ない。
【0017】
本発明の他の特徴となる実施形態は、前記第1および前記第2のインピーダンス整合ネットワークが、実質的に同一のインピーダンス値を有し、前記第1および前記第2のインピーダンスディバイダが、実質的に同一のインピーダンス値を有するものである。
【0018】
そのようにして、完全に平衡のとれたハイブリッド回路ができる。
【0019】
好ましい一実施形態では、本発明は、前記第2および第4の脚のそれぞれが、さらにリアクタンス構成部品を備えることを特徴としている。
【0020】
このリアクタンス構成部品によって、ハイブリッド回路は、ブロードバンドモデムが不必要な周波数で信号を受信することを防止するためのフィルタとして動作し、帯域外雑音を除去することが可能になる。
【0021】
本発明のハイブリッド回路の第1変形形態では、前記リアクタンス構成部品は、前記変成器の対応する1次巻線と並列に接続するコンデンサである。
【0022】
本発明のハイブリッド回路の他の変形形態では、前記リアクタンス構成部品は、前記変成器の対応する1次巻線と直列に接続するコンデンサである。
【0023】
次いで、インピーダンスディバイダを、複数のノード間に、つまり直列接続のコンデンサと1次巻線と並列に結合させることができる。
【0024】
あるいは、前記第2および第4の脚のそれぞれにおいて、インピーダンスディバイダを前記変成器の1次巻線と並列に接続する。
【0025】
次いで、その脚を、リアクタンス構成部品とは直列の、この並列接続から形成する。
【0026】
本発明のハイブリッド回路のさらに他の変形形態では、コンデンサを前記変成器の前記2次巻線と並列に接続する。
【0027】
そのような接続を、ハイブリッド回路の上記の変形形態のいずれかと組み合わせることもできる。
【0028】
本発明のハイブリッド回路のさらに他の変形形態は、前記変成器の前記2次巻線が少なくとも1つのコンデンサを介して前記電気通信回線と電気的に結合することを特徴としている。
【0029】
本発明のハイブリッド回路の上記の変形形態のすべては、モデムと電気通信回線間にフィルタが追加されることになる。そして結果的に、フィルタリング効果が、ハイブリッド回路の送信側から回線側、送信側から受信側、回線側から受信側への転送機能に追加される。
【0030】
要約すると、インピーダンスディバイダを、整合ネットワークのインピーダンスと、変成器を通して回線側を見る第2および第4の脚のノード間に観察されるインピーダンスの間の不整合を補正するために使用し、リアクタンス構成部品をフィルタリングの目的のために追加する。
【0031】
電気通信回線用の本ハイブリッド回路の他の特徴となる実施形態は、特許請求の範囲に記述している。
【0032】
本特許請求の範囲において使用する「備える」という用語は、リストされた手段に限定されるものとして解釈されるべきではないことに留意されたい。すなわち、「手段AおよびBを備えるデバイス」という表現の範囲は、構成部品AおよびBのみから構成されるデバイスに限定されるべきではない。それは、本発明に関して、デバイスの中の関連する唯一の構成部品がAおよびBであることを意味している。
【0033】
同様に、本特許請求の範囲において使用する「結合する」という用語も、直接接続のみに限定されるものとして解釈されるべきではないことに留意されたい。すなわち、「デバイスBに結合したデバイスA」という表現の範囲は、デバイスAの出力が直接デバイスBの入力に接続される、デバイスまたはシステムに限定されるべきではない。それは、Aの出力とBの入力間にパスが存在し、さらに他のデバイスまたは手段を含むパスである可能性があることを意味している。
【0034】
本発明の上記および他の目的ならびに特徴は、添付図面とともに行う一実施形態の以下の説明を参照することによって、より明らかになり本発明自体が最良に理解されよう。
【0035】
【発明の実施の形態】
図1で示しているハイブリッド回路は、高い周波数の信号で動作中のブロードバンドモデムを、POTS(従来型の簡単な電話システム)またはISDN(サービス総合ディジタル網)により、高い周波数と比較的低い周波数の両方の電気信号を搬送する電気通信回線TLに、結合するように構成されている。言い換えれば、電気通信回線は、非対称ディジタル加入者線プロトコル、ADSL、HDSL、HDSL2、RADSL、VDSLなどのディジタル加入者線プロトコルDSLに従って動作している。
【0036】
ハイブリッド回路は、ドライブ増幅器またはドライバDRV、受信増幅器または受信機RCV、およびドライバと受信機を結合する変成器ブリッジ回路TBCを含んでいる。ブロードバンドモデムは、ドライバDRVの入力に接続した送信出力を有し、同時に受信機RCVの出力はモデムの受信入力に接続している。
【0037】
変成器ブリッジ回路TBCは、変成器と、4つの脚によって相互接続されている4つのノードA、B、C、およびDを有するブリッジ回路BCを備えている。同じ脚に属していない、たとえばAおよびBの2つのノードは、ドライバの2つの出力Out+およびOut−に接続している。
【0038】
ブリッジ回路BCの第1の脚を、ノードBとノードC間に接続された第1のインピーダンス整合ネットワークZm1から構成している。第2の脚は、変成器の第1の1次巻線TP1から構成され、ノードCとA間に接続している。第3の脚を、ノードAとノードD間に接続された第2のインピーダンス整合ネットワークZm2から構成している。第4の脚は、変成器の第2の1次巻線TP2から構成され、ノードDとB間に接続している。変成器の2次巻線TSは、磁気的に、第1のTP1および第2のTP2の1次巻線と結合しており、電気的に、電気通信回線TLと結合している。
【0039】
さらに、第1インピーダンスディバイダをノードCとA間に接続する。この第1インピーダンスディバイダは、「中央ノード」と呼ぶ、接続地点Eで相互接続された、直列接続の第1入力インピーダンスZhin1と第1出力インピーダンスZhout1を備えている。第2インピーダンスディバイダをノードDとB間に接続する。この第2インピーダンスディバイダは、接続地点すなわち中央ノードFで直列接続の第2入力インピーダンスZhin2と第2出力インピーダンスZhout2を備えている。
【0040】
ドライブ増幅器DRVは、差動ドライブ増幅器であり、後で説明するように、2つのフィードバック入力FB+とFB−に加えられる信号に従って、インピーダンス合成を行うことができる。ノードDとCを、フィードバック入力FB+とFB−にそれぞれ接続する。
【0041】
他方、中央ノードEとFを受信増幅器RCVの別個の入力に接続する。
【0042】
ハイブリッド回路の動作の説明を、さらに図2および図3を参照することによって続けて行う。各図の中の同じ構成部品および信号は、説明の理解を容易にするため、同一の表示としていることに留意されたい。
【0043】
インピーダンスの合成を行うように構成された差動ドライブ増幅器DRVを、周りの通常の回路ともに図2に示している。そこでは、シングルエンデッドまたは好ましくは差動信号Vinを、ドライバDRVの入力に加える。ドライバDRVは信号Vinを増幅し、差動出力端子Out+とOut−に対応する出力信号Vdrvを供給する。ドライバDRVは、さらにフィードバックとして、実質的に無限大の入力インピーダンスがあり、ノードAおよびBがそれぞれ接続するFB+およびFB−を入力する。2つの抵抗
【数1】
Figure 0004141707
を、出力端子Out+/Out−とノードA/B間にぞれぞれ接続する。出力電圧VdiffがノードAとB間に発生し、その間に、図2の矢印で示しているように電流Iが流れる。
【0044】
図2のノードAおよびBに接続する負荷は、図3に示しているテブナンの定理による等価回路によって表示することができる。負荷は、ノードPNとNN間のインピーダンスZthと直列の電圧源Vthに等しくなる。負荷のノードPNとNNをノードAとBにそれぞれ接続するとき、ノードAとB間の出力電圧Vdiffは次の通りである。
【数2】
Figure 0004141707
【0045】
ここで、Gainは、ドライバDRVの利得で、SOIは、ドライバDRVの固有特性である「インピーダンスの合成」係数である。
【0046】
インピーダンスの合成を行うように構成された差動ドライブ増幅器DRVであるが、周りの通常の回路を少なくしたものを図4に示している。そこでは、ノードCおよびDを、それぞれドライバDRVのフィードバック入力FB+およびFB−に接続し、同時に、出力端子Out+およびOut−は、それぞれノードAおよびBに接続する。2つの抵抗
【数3】
Figure 0004141707
は、ノードA−DとB−C間にそれぞれ接続される。出力電圧VdiffがノードA−CとB−D間に発生し、その間に、図4の矢印で示しているように電流Iが流れる。
【0047】
この回路では、2つの同一の負荷をそれぞれノードA−CとB−D間に接続するものとする。これらの負荷は、それぞれ、図3で表示するような、同一のテブナンの定理による等価回路によって表示することができる。すでに述べたように、負荷はインピーダンスZthと直列の電圧源Vthに等しい。第1負荷のノードPNとNNをそれぞれノードAとCに接続し、第2負荷のノードPNとNNをそれぞれノードDとBに接続するとき、出力電圧Vdiffは以下の通りである。
【数4】
Figure 0004141707
【0048】
ここで、ISRはドライバDRVの「インピーダンス合成比」である。
【0049】
ISRは、以下により、上記SOIに関係したドライバDRVの固有特性である。
【数5】
Figure 0004141707
【0050】
ISRとSOIは正の自然数である。一方、ISRは、0から1の間(1>ISR>0)の値を有し、0はインピーダンスの合成がないことを示し、1はインピーダンスの合成が無限大であることを示している。他方、SOIは1より大きく(SOI>1)、1はインピーダンスの合成がないことを示している。
【0051】
図1を参照すると、ドライブ増幅器またはドライバDRVを、インピーダンスの合成を行い、SOIまたは、等価的にISRによって特徴付けることができる。第1のZm1および第2のZm2インピーダンス整合ネットワークは、これ以後、同一なので普通Zmと呼ぶ方が多いが、それには、複数の受動構成部品およびリアクタンス構成部品を含んでいる。これらの構成部品により、インピーダンス整合ネットワークZmは、以下に与える公式に従う電気通信回線TLのインピーダンスに基づいて選択されたインピーダンス値をともに提供している。
【0052】
インピーダンス合成比ISRは、以下と等しい。
【数6】
Figure 0004141707
【0053】
後続の公式を簡単にするために、上記第1の入力インピーダンスZhin1と第2の入力インピーダンスZhin2を同一のものとみなし、これ以後、単にZhinと呼ぶことにする。同様に、第1の出力インピーダンスZhout1と第2の出力インピーダンスZhout2も同一のものとみなし、これ以後、単にZhoutと呼ぶことにする。ZhinおよびZhoutは複素インピーダンスである。それらの合計インピーダンスは、変成器の1次巻線TP1およびTP2に反映されるインピーダンス、整合ネットワークZmのインピーダンス、ならびにドライバのOut+/Out−端子の出力インピーダンスよりもかなり大きい。
【0054】
すでに述べたように、変成器の第1の1次巻線TP1はノードAとC間に接続され、他方、この変成器の第2の1次巻線TP2はノードDとB間に接続されている。これら2つの1次巻線TP1およびTP2は、磁気的に2次巻線TSと結合しており、電気通信回線TLに接続されている。変成器の巻数比nは、それぞれ、第1の1次巻線TP1:第2の1次巻線TP2:2次巻線TSに対して、1/2:1/2:nと定義される。
【0055】
各インピーダンス整合ネットワークZmは以下と等しいインピーダンスを示す。
【数7】
Figure 0004141707
【0056】
ここで、Zcoilは、変成器の1次巻線の1つに反映されるインピーダンスである。
【0057】
図1のハイブリッド回路では、Zcoilの値は以下の通りである。
【数8】
Figure 0004141707
【0058】
ここで、Zlineは電気通信回線TLのインピーダンスである。
【0059】
このインピーダンスZlineは、一般的に、回線の特性インピーダンス、その長さ、回線の他端のインピーダンスおよび周波数に左右される。このことは、Zmが通常、定格値の近似であることを意味する。
【0060】
インピーダンスZmがその定格値に等しい場合、完全なエコーキャンセルが行われる、すなわち、トランスハイブリッド損失が無限大のZhinとZhoutの値は以下により求められる。
【数9】
Figure 0004141707
【0061】
ZhinとZhoutは相対値によって定義されるので、これらの値は、合計インピーダンスについての上記想定を検証するように調整することができる。
【0062】
すでに述べたように、Zmが定格値の単にある近似である場合、エコーキャンセルは、ZhinとZhoutを以下で求められるように形成することによって、改善することができる。
【数10】
Figure 0004141707
【0063】
回線接続から受信接続への利得は以下の通りである。
【数11】
Figure 0004141707
【0064】
この利得を増大させるために、変成器の比nは可能な限り小さいものであるべきである。巻数比nの最小値nminは、最大値Vrxmax、Vtxmax、およびVxmaxに左右される。
【数12】
Figure 0004141707
【0065】
ここで、
Vrxmaxは、電気通信回線TLで受信される信号の差動ピークツーピーク電圧であり、
Vtxmaxは、電気通信回線TLで送信される信号の最大差動ピークツーピーク電圧であり、
Vxmaxは、ドライブ増幅器の出力の最大差動ピークツーピーク電圧である。Vxmaxは、通常、歪みまたはクリッピング率が減少するように選択する。
【0066】
ドライバDRVの出力Out+とOut−間、すなわち、ノードAとB間の電圧Vdrvは以下と等しい。
【数13】
Figure 0004141707
【0067】
受信機RCVの入力両端、すなわちノードEとF間の電圧Vrcvは以下と等しい。
【数14】
Figure 0004141707
【0068】
変成器の2次巻線TS、すなわち、電気通信回線TLの電圧Vtlは以下と等しい。
【数15】
Figure 0004141707
【0069】
増幅器の入力から電気通信回線TLへの利得は以下と等しい。
【数16】
Figure 0004141707
【0070】
ここで、Gaindrvは、ドライブ増幅器DRVの利得である。
【0071】
インピーダンス整合ネットワークZm1およびZm2は、変成器の1次巻線TP1およびTP2に反映される電気通信回線のインピーダンスに基づいて選択されるインピーダンス値をともに提供する、種々の受動構成部品およびリアクタンス構成部品を含むことができる。
【0072】
さらに、コンデンサやコイルなどのリアクタンス構成部品は、フィルタリングを達成するために、変成器の1次TP1、TP2巻線および/または2次TS巻線と直列および/または並列に配置することができる。その場合、考慮するZcoilの上記値は、インピーダンスディバイダZhin、Zhoutの影響を無視し、ノードAとCまたはDとB間に観察される全インピーダンスである。
【0073】
そのような好ましい実施形態では、変成器の巻線と直列または並列に配置された構成部品は、考慮するインピーダンスを増大させる。リアクタンス構成部品は、ハイブリッド回路の送信側から回線側、送信側から受信側、回線側から受信側への転送機能におけるフィルタリング効果を増大させる。
【0074】
図4に示す第1の可能な変形形態では、コンデンサCP1、CP2、およびCSを、それぞれ、変成器の第1の1次巻線TP1、第2の1次巻線TP2、および2次巻線TSと並列に配置する。次いで、インピーダンスディバイダZhin、Zhoutを、整合ネットワークZmのインピーダンスと、変成器を通して電気通信回線TLを見るノードAとC間またはノードDとB間で観察されるインピーダンスの間の不整合を補正するために使用し、リアクタンス構成部品、すなわちコンデンサをフィルタリングのために追加する。
【0075】
他の示していない変形形態では、コンデンサを前記変成器の1次巻線のそれぞれと直列に接続している。次いで、インピーダンスディバイダZhin、Zhoutを、ハイブリッド回路のノード間、すなわち、直列接続のコンデンサと1次巻線と並列、または1次巻線とのみ並列、のいずれかに結合する。後者の場合、コンデンサは、ハイブリッド回路のノード間に、並列接続の1次巻線とインピーダンスディバイダと直列に結合する。
【0076】
フィルタリングも、変成器の2次巻線TSの端子と電気通信回線間にリアクタンス構成部品を結合することによって達成することができる。たとえば、2次巻線TSの各端子は、別個のコンデンサを介して電気通信回線TLの対応する端子と結合することができる。
【0077】
上記変形形態は単に例として提供しているものであり、これらの変形形態のいずれかの組合せ、またはその少なくとも一部を、結果的に本発明のハイブリッド回路の可能な実施形態とすることができることは明らかである。
【0078】
上記の明細書は、差動ドライブ増幅器を説明しているが、基準電圧に比べ、対称電圧を生成する2つのシングルエンデッドドライバの出力も、差動ドライブ増幅器の出力に等しいものとみなすことができることに留意されたい。
【0079】
最後の留意点は、本発明の実施形態を機能ブロックによって説明していることである。上部で提供している、これらのブロックの機能説明から、電子デバイスを設計する当業者にとって、これらのブロックの実施形態をよく知られている電子構成部品を用いてどのように製造することができるかは明らかであろう。そのため、機能ブロックの内容の詳細な構成は提供していない。
【0080】
本発明の原理を特定の装置に関連して上述してきたが、この説明は、単に例示として行ったものであり、添付の特許請求の範囲において定義しているような、本発明の範囲を限定するものではないことをはっきり理解すべきである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるハイブリッド回路を示す図である。
【図2】インピーダンスの合成を行うための、周りに通常の回路を有する図1のハイブリッド回路の差動ドライブ増幅器DRVを示す図である。
【図3】インピーダンス合成を行うドライブ増幅器DRVの動作を説明するために使用する、負荷の一般的なテブナンの定理による等価回路を示す図である。
【図4】インピーダンスの合成を行うための、周りの通常の回路を少なくした図1の差動ドライブ増幅器DRVを示す図である。
【図5】フィルタリング構成部品のある図1のハイブリッド回路の一変形形態を示す図である。
【符号の説明】
A、B、C、D、PN、NN ノード
E、F 中央ノード
DRV 差動ドライブ増幅器
FB+、FB− フィードバック入力
Out+、Out− ドライバDRVの出力
TP1 第1の1次巻線
TP2 第2の1次巻線
TS 2次巻線
CP1、CP2、CS コンデンサ
Zm1、Zm2 インピーダンス整合ネットワーク
Zhin1、Zhout1、Zhin2、Zhout2 インピーダンスディバイダ
TBC 変成器ブリッジ回路
TL 電気通信回線
BC ブリッジ回路
RCV 受信増幅器
Vdrv ノードAとB間の電圧
Vrcv ノードEとF間の電圧
Vtl 電気通信回線TLの電圧
Vin 信号
Vdiff 出力電圧
I 電流
Vth 電源
Zth インピーダンス

Claims (10)

  1. ブロードバンドモデムと電気通信回線(TL)を結合するように構成されたハイブリッド回路であって、前記ハイブリッド回路は、ドライブ増幅器(DRV)と受信増幅器(RCV)間に結合したブリッジ回路(BC)と、2次巻線(TS)が電気的に前記電気通信回線と結合する変成器を含む変成器ブリッジ回路(TBC)を備え、
    前記ブリッジ回路は、4つの脚を介して相互接続された第1(A)、第2(B)、第3(C)、および第4(D)のノードを備え、
    第1脚(B−C)は、前記第2(B)と第3(C)のノード間に結合した第1のインピーダンス整合ネットワーク(Zm1)を備え、
    第2脚(A−C)は、前記第1(A)と第3(C)のノード間に結合した前記変成器の第1の1次巻線(TP1)を備え、
    第3脚(A−D)は、前記第1(A)と第4(D)のノード間に結合した第2のインピーダンス整合ネットワーク(Zm2)を備え、
    第4脚(B−D)は、前記第2(B)と第4(D)のノード間に結合した前記変成器の第2の1次巻線(TP2)を備えており、
    前記変成器の2次巻線は、磁気的に、前記第1および第2の1次巻線と結合し、
    前記ドライブ増幅器は、前記第1および第2のノードに接続した出力(Out+、Out−)を有し、前記モデムから受信した送信信号から取り出した出力信号を提供するように構成され
    記ドライブ増幅器(DRV)は、フィードバック入力(FB−、FB+)を有する差動ドライブ増幅器であり、インピーダンス合成を行うように構成され、
    前記第3(C)および第4(D)のノードは、それぞれ、前記フィードバック入力の第1(FB−)および第2(FB+)と接続し、
    前記ブリッジ回路(BC)がさらに、
    前記第1(A)と第3(C)のノード間に結合された、第1の中央ノード(E)を有する第1のインピーダンスディバイダ(Zhin1、Zhout1)と、
    前記第2(B)と第4(D)のノード間に結合された、第2の中央ノード(F)を有する第2のインピーダンスディバイダ(Zhin2、Zhout2)とを備え
    前記受信増幅器は、前記第1の中央ノード(E)に接続された第1の入力と、前記第2の中央ノード(F)に接続された第2の入力を有し、前記モデムに加えられる受信出力信号を提供するように構成されていること特徴とする、ハイブリッド回路。
  2. 前記第1(Zm1)および前記第2(Zm2)のインピーダンス整合ネットワークが、実質的に同一のインピーダンス値を有し、前記第1(Zhin1、Zhout1)および前記第2(Zhin2、Zhout2)のインピーダンスディバイダが、実質的に同一のインピーダンス値を有することを特徴とする、請求項1に記載の電気通信回線のためのハイブリッド回路。
  3. 前記第2(A−C)および第4(B−D)の脚のそれぞれが、さらにリアクタンス構成部品を備えることを特徴とする、請求項1に記載の電気通信回線のためのハイブリッド回路。
  4. 前記リアクタンス構成部品が、前記変成器の対応する1次巻線(TP1、TP2)と並列に接続するコンデンサ(CP1、CP2)であることを特徴とする、請求項3に記載の電気通信回線のためのハイブリッド回路。
  5. 前記リアクタンス構成部品が、前記変成器の対応する1次巻線(TP1、TP2)と直列に接続するコンデンサであることを特徴とする、請求項3に記載の電気通信回線のためのハイブリッド回路。
  6. 前記第2(A−C)および第4(B−D)の脚のそれぞれにおいて、インピーダンスディバイダ(Zhin1、Zhout1、Zhin2、Zhout2)が、前記変成器の1次巻線(TP1、TP2)と並列に接続されることを特徴とする、請求項5に記載の電気通信回線のためのハイブリッド回路。
  7. コンデンサ(CS)が、前記変成器の前記2次巻線(TS)と並列に接続されることを特徴とする、請求項1に記載の電気通信回線のためのハイブリッド回路。
  8. 前記変成器の前記2次巻線(TS)が、少なくとも1つのコンデンサを介して前記電気通信回線(TL)と電気的に結合することを特徴とする、請求項1に記載の電気通信回線のためのハイブリッド回路。
  9. 前記電気通信回線(TL)がPOTS(Plain Old Telecommunication System)に属することを特徴とする、請求項1に記載の電気通信回線のためのハイブリッド回路。
  10. 前記電気通信回線(TL)がISDN(Integrated Services Digital Network)に属することを特徴とする、請求項1に記載の電気通信回線のためのハイブリッド回路。
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