JP2002334344A - 三角形メッシュ簡単化装置およびプログラム - Google Patents

三角形メッシュ簡単化装置およびプログラム

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JP2002334344A
JP2002334344A JP2001141070A JP2001141070A JP2002334344A JP 2002334344 A JP2002334344 A JP 2002334344A JP 2001141070 A JP2001141070 A JP 2001141070A JP 2001141070 A JP2001141070 A JP 2001141070A JP 2002334344 A JP2002334344 A JP 2002334344A
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error
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triangular mesh
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 適切な簡単化の程度を持つ簡単化三角形メッ
シュを速やかに作成できるようにする。 【解決手段】 三角形メッシュ簡単化装置は、三角形メ
ッシュの面の数を減らして簡単化した簡単化三角形メッ
シュを生成する処理を行う。すなわち、ステップS3中
では簡単化前の三角形メッシュの面と簡単化三角形メッ
シュの頂点との間の最大距離等を計算することにより、
簡単化を行った場合の簡単化の程度である測定誤差を求
める。ステップS5中では、この測定誤差が測定誤差の
基準値として予め指定された値である指定誤差を上回る
か否かを判定する。そして、ステップS7では、この判
定に基づいて測定誤差が指定誤差を上回らない範囲で稜
線縮退化操作により簡単化の処理を実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、三角形メッシュ
の要素の数を減らして簡単化する三角形メッシュ簡単化
装置およびプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、インターネット上でのマルチメデ
ィア利用の広がりとともに3次元表現の利用が拡大して
おり、3次元形状表示の重要性が高まっている。最近
は、大規模な設計データを既存のグラフィックス表示装
置を用いて更に高速に表示するために、形状データであ
る三角形メッシュをできるだけ形状に影響を与えないよ
うに要素数を減らし、簡単化する技術の研究が盛んであ
る。
【0003】特に、「Michael Garland and Paul S.Hec
kbert :“Surface simplificationusing quadric error
metrics”, SIGGRAPH'97 Conference Proceedings,pp.
209-216,Aug 1997」に開示の技術に代表される稜線縮退
化操作とQEM(Quadric Error Metrics)を用いた研
究が多い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
従来技術では、高速に品質の高い簡単化されたメッシュ
が得られるものの、簡単化の程度を予め指定することが
できない。すなわち、従来技術では最終的な面数のみが
指定できるだけであり、実際に面数を指定して簡単化メ
ッシュを生成して評価するといったトライアンドエラー
により、適切な簡単化の程度を持つ簡単化メッシュを得
ていた。そのため、適切な簡単化の程度を持つ簡単化メ
ッシュが得られるまでに非常に時間を要するという不具
合があった。
【0005】この発明の目的は、適切な簡単化の程度を
持つ簡単化三角形メッシュを速やかに作成できるように
することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、対象となる三角形メッシュの面の数を減らして簡単
化した簡単化三角形メッシュを生成する三角形メッシュ
簡単化装置において、前記簡単化を行った場合の簡単化
の程度である測定誤差を求める誤差測定手段と、この測
定誤差が当該測定誤差の基準値として予め指定された値
である指定誤差を上回るか否かを判定する判定手段と、
この判定に基づいて前記測定誤差が前記指定誤差を上回
らない範囲で前記簡単化の処理を実行する簡単化手段
と、を備えていることを特徴とする三角形メッシュ簡単
化装置である。
【0007】したがって、三角形メッシュの簡単化を行
う際に、指定誤差を設定するにより予め簡単化の程度を
指定できるので、適切な簡単化の程度を持つ簡単化三角
形メッシュを速やかに作成できる。
【0008】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の三角形メッシュ簡単化装置において、前記誤差測定手
段は、前記対象となる三角形メッシュの面と前記簡単化
三角形メッシュの頂点との間の最大距離を計算すること
により前記測定誤差を求めるものであることを特徴とす
る。
【0009】したがって、三角形メッシュの面と簡単化
三角形メッシュの頂点との間の最大距離を計算すること
により測定誤差を求めて、適切な簡単化の程度を持つ簡
単化三角形メッシュを速やかに作成できる。
【0010】請求項3に記載の発明は、請求項1に記載
の三角形メッシュ簡単化装置において、前記誤差測定手
段は、前記対象となる三角形メッシュの面と前記簡単化
三角形メッシュの頂点との間の平均距離を計算すること
により前記測定誤差を求めるものであることを特徴とす
る。
【0011】したがって、三角形メッシュの面と簡単化
三角形メッシュの頂点との間の平均距離を計算すること
により測定誤差を求めて、適切な簡単化の程度を持つ簡
単化三角形メッシュを速やかに作成できる。
【0012】請求項4に記載の発明は、請求項2に記載
の三角形メッシュ簡単化装置において、前記誤差測定手
段は、前記簡単化の処理として行う稜線縮退化操作に伴
い削除される前記面を参照するための情報を当該稜線縮
退化操作後に残る前記頂点ごとのリストとして保存して
おき、稜線削除後に残る頂点座標と前記リストに情報が
保存されている面との間の距離の中で最大のものを前記
最大距離として前記計算を行うことを特徴とする。
【0013】したがって、稜線縮退化操作に伴い削除さ
れる面の参照情報を稜線縮退化操作後に残る頂点ごとの
リストにして最大距離を求めて、適切な簡単化の程度を
持つ簡単化三角形メッシュを速やかに作成できる。
【0014】請求項5に記載の発明は、請求項3に記載
の三角形メッシュ簡単化装置において、前記誤差測定手
段は、前記簡単化の処理として行う稜線縮退化操作に伴
い削除される前記面を参照するための情報を当該稜線縮
退化操作後に残る前記頂点ごとのリストとして保存して
おき、稜線削除後に残る頂点座標と前記リストに情報が
保存されている面との間の距離の平均値を前記平均距離
として前記計算を行うことを特徴とする。
【0015】したがって、稜線縮退化操作に伴い削除さ
れる面の参照情報を稜線縮退化操作後に残る頂点ごとの
リストにして平均距離を求めて、適切な簡単化の程度を
持つ簡単化三角形メッシュを速やかに作成できる。
【0016】請求項6に記載の発明は、請求項3に記載
の三角形メッシュ簡単化装置において、前記誤差測定手
段は、前記簡単化の処理として行う稜線縮退化操作に伴
い削除される前記面の面数を当該稜線縮退化操作後に残
る前記頂点ごとに保存しておき、QEM(Quadric Erro
r Metrics)法により計算される稜線コスト値を前記面
数で割った値の平方根を前記平均距離として前記計算を
行うことを特徴とする。
【0017】したがって、稜線縮退化操作に伴い削除さ
れる面の面数を稜線縮退化操作後に残る頂点ごとに保存
することで平均距離を求めて、適切な簡単化の程度を持
つ簡単化三角形メッシュを速やかに作成できる。
【0018】請求項7に記載の発明は、請求項4または
5に記載の三角形メッシュ簡単化装置において、前記誤
差測定手段は、前記稜線縮退操作の対象となる稜線の両
側に存在する面を参照するための情報を前記頂点ごとの
リストに加えることにより前記保存を行うことを特徴と
する。
【0019】したがって、稜線縮退操作の対象となる稜
線の両側に存在する面を参照するための情報を頂点ごと
のリストに加えることで最大距離、平均距離を求めて、
適切な簡単化の程度を持つ簡単化三角形メッシュを速や
かに作成できる。
【0020】請求項8に記載の発明は、請求項6に記載
の三角形メッシュ簡単化装置において、前記誤差測定手
段は、前記稜線縮退操作の対象となる稜線の両側に存在
する面の面数を前記頂点ごとに保存する面数に加えるこ
とにより前記保存を行うことを特徴とする。
【0021】したがって、稜線縮退操作の対象となる稜
線の両側に存在する面の面数を頂点ごとに保存する面数
に加えることにより平均距離を求めて、適切な簡単化の
程度を持つ簡単化三角形メッシュを速やかに作成でき
る。
【0022】請求項9に記載の発明は、請求項6に記載
の三角形メッシュ簡単化装置において、前記誤差測定手
段は、前記稜線縮退操作の結果残る頂点の稜線縮退化操
作数に加えることにより、これから行う稜線縮退化操作
の対象となる稜線に属する2頂点の稜線縮退化操作数の
和から2を減ずることで稜線縮退化操作に伴い削除され
た前記頂点ごとの面数を計算することを特徴とする。
【0023】したがって、稜線縮退操作の結果残る頂点
の稜線縮退化操作数に加えることにより、これから行う
稜線縮退化操作の対象となる稜線に属する2頂点の稜線
縮退化操作数の和から2を減ずることで、頂点ごとに保
存する面数を計算して平均距離を求めて、適切な簡単化
の程度を持つ簡単化三角形メッシュを速やかに作成でき
る。
【0024】請求項10に記載の発明は、対象となる三
角形メッシュの面の数を減らして簡単化した簡単化三角
形メッシュを生成することをコンピュータに実行させる
コンピュータに読取り可能なプログラムにおいて、前記
簡単化を行った場合の簡単化の程度である測定誤差を求
める誤差測定処理と、この測定誤差が当該測定誤差の基
準値として予め指定された値である指定誤差を上回るか
否かを判定する判定処理と、この判定に基づいて前記測
定誤差が前記指定誤差を上回らない範囲で前記簡単化の
処理を実行する簡単化処理と、をコンピュータに実行さ
せることを特徴とするプログラムである。
【0025】したがって、三角形メッシュの簡単化を行
う際に、指定誤差を設定するにより予め簡単化の程度を
指定できるので、適切な簡単化の程度を持つ簡単化三角
形メッシュを速やかに作成できる。
【0026】請求項11に記載の発明は、請求項10に
記載のプログラムにおいて、前記誤差測定処理は、前記
対象となる三角形メッシュの面と前記簡単化三角形メッ
シュの頂点との間の最大距離を計算することにより前記
測定誤差を求めるものであることを特徴とする。
【0027】したがって、三角形メッシュの面と簡単化
三角形メッシュの頂点との間の最大距離を計算すること
により測定誤差を求めて、適切な簡単化の程度を持つ簡
単化三角形メッシュを速やかに作成できる。
【0028】請求項12に記載の発明は、請求項10に
記載のプログラムにおいて、前記誤差測定処理は、前記
対象となる三角形メッシュの面と前記簡単化三角形メッ
シュの頂点との間の平均距離を計算することにより前記
測定誤差を求めるものであることを特徴とする。
【0029】したがって、三角形メッシュの面と簡単化
三角形メッシュの頂点との間の平均距離を計算すること
により測定誤差を求めて、適切な簡単化の程度を持つ簡
単化三角形メッシュを速やかに作成できる。
【0030】請求項13に記載の発明は、請求項11に
記載のプログラムにおいて、前記誤差測定処理は、前記
簡単化の処理として行う稜線縮退化操作に伴い削除され
る前記面を参照するための情報を当該稜線縮退化操作後
に残る前記頂点ごとのリストとして保存しておき、稜線
削除後に残る頂点座標と前記リストに情報が保存されて
いる面との間の距離の中で最大のものを前記最大距離と
して前記計算を行うことを特徴とする。
【0031】したがって、稜線縮退化操作に伴い削除さ
れる面の参照情報を稜線縮退化操作後に残る頂点ごとの
リストにして最大距離を求めて、適切な簡単化の程度を
持つ簡単化三角形メッシュを速やかに作成できる。
【0032】請求項14に記載の発明は、請求項12に
記載のプログラムにおいて、前記誤差測定処理は、前記
簡単化の処理として行う稜線縮退化操作に伴い削除され
る前記面を参照するための情報を当該稜線縮退化操作後
に残る前記頂点ごとのリストとして保存しておき、稜線
削除後に残る頂点座標と前記リストに情報が保存されて
いる面との間の距離の平均値を前記平均距離として前記
計算を行うことを特徴とする。
【0033】したがって、稜線縮退化操作に伴い削除さ
れる面の参照情報を稜線縮退化操作後に残る頂点ごとの
リストにして平均距離を求めて、適切な簡単化の程度を
持つ簡単化三角形メッシュを速やかに作成できる。
【0034】請求項15に記載の発明は、請求項12に
記載のプログラムにおいて、前記誤差測定処理は、前記
簡単化の処理として行う稜線縮退化操作に伴い削除され
る前記面の面数を当該稜線縮退化操作後に残る前記頂点
ごとに保存しておき、QEM(Quadric Error Metric
s)法により計算される稜線コスト値を前記面数で割っ
た値の平方根を前記平均距離として前記計算を行うこと
を特徴とする。
【0035】したがって、稜線縮退化操作に伴い削除さ
れる面の面数を稜線縮退化操作後に残る頂点ごとに保存
することで平均距離を求めて、適切な簡単化の程度を持
つ簡単化三角形メッシュを速やかに作成できる。
【0036】請求項16に記載の発明は、請求項13ま
たは14に記載のプログラムにおいて、前記誤差測定処
理は、前記稜線縮退操作の対象となる稜線の両側に存在
する面を参照するための情報を前記頂点ごとのリストに
加えることにより前記保存を行うことを特徴とする。
【0037】したがって、稜線縮退操作の対象となる稜
線の両側に存在する面を参照するための情報を頂点ごと
のリストに加えることで最大距離、平均距離を求めて、
適切な簡単化の程度を持つ簡単化三角形メッシュを速や
かに作成できる。
【0038】請求項17に記載の発明は、請求項15に
記載のプログラムにおいて、前記誤差測定処理は、前記
稜線縮退操作の対象となる稜線の両側に存在する面の面
数を前記頂点ごとに保存する面数に加えることにより前
記保存を行うことを特徴とする。
【0039】したがって、稜線縮退操作の対象となる稜
線の両側に存在する面の面数を頂点ごとに保存する面数
に加えることにより平均距離を求めて、適切な簡単化の
程度を持つ簡単化三角形メッシュを速やかに作成でき
る。
【0040】請求項18に記載の発明は、請求項15に
記載のプログラムにおいて、前記誤差測定処理は、前記
稜線縮退操作の結果残る頂点の稜線縮退化操作数に加え
ることにより、これから行う稜線縮退化操作の対象とな
る稜線に属する2頂点の稜線縮退化操作数の和から2を
減ずることで稜線縮退化操作に伴い削除された前記頂点
ごとの面数を計算することを特徴とする。
【0041】したがって、稜線縮退操作の結果残る頂点
の稜線縮退化操作数に加えることにより、これから行う
稜線縮退化操作の対象となる稜線に属する2頂点の稜線
縮退化操作数の和から2を減ずることで、頂点ごとに保
存する面数を計算して平均距離を求めて、適切な簡単化
の程度を持つ簡単化三角形メッシュを速やかに作成でき
る。
【0042】
【発明の実施の形態】この発明の一実施の形態について
説明する。
【0043】図1は、この発明の一実施の形態である三
角形メッシュ簡単化装置1の電気的な接続を示すブロッ
ク図である。図1に示すように、三角形メッシュ簡単化
装置1は、PCなどのコンピュータであり、各種演算を
行ない三角形メッシュ簡単化装置1の各部を集中的に制
御するCPU2と、各種のROM、RAMからなるメモ
リ3とが、バス4で接続されている。
【0044】バス4には、所定のインターフェイスを介
して、ハードディスクなどの磁気記憶装置5と、マウ
ス、キーボード等により構成される入力装置6と、表示
装置7と、光ディスクなどの記憶媒体8を読み取る記憶
媒体読取装置9とが接続され、また、インターネットな
どのネットワーク10と通信を行う所定の通信インター
フェイス11が接続されている。なお、記憶媒体8とし
ては、CD,DVDなどの光ディスク、光磁気ディス
ク、フロッピー(登録商標)ディスクなどの各種メディ
アを用いることができる。また、記憶媒体読取装置9
は、具体的には記憶媒体8の種類に応じて光ディスク装
置、光磁気ディスク装置、フロッピーディスク装置など
が用いられる。
【0045】磁気記憶装置5には、この発明のプログラ
ムを実現する三角形メッシュ簡単化プログラムが記憶さ
れている。この三角形メッシュ簡単化プログラムは、記
憶媒体8から記憶媒体読取装置9により読み取るか、あ
るいは、インターネットなどのネットワーク10からダ
ウンロードするなどして、磁気記憶装置5にインストー
ルしたものである。このインストールにより三角形メッ
シュ簡単化装置1は動作可能な状態となる。この三角形
メッシュ簡単化プログラムは、CADにより設計したデ
ータを閲覧する次元形状ビューワなど、特定のアプリケ
ーションソフトの一部をなすものであってもよい。ま
た、所定のOS上で動作するものであってもよい。
【0046】以下では、三角形メッシュ簡単化プログラ
ムに基づいて三角形メッシュ簡単化装置1が行う処理の
内容について説明する。
【0047】まず、かかる処理の内容の前提となる概念
について説明する。
【0048】(1)メッシュ簡単化 元の三角形メッシュ(以下、元メッシュと呼ぶ)から面
や頂点、稜線などの要素を少なくした簡単化三角形メッ
シュ(以下、簡単化メッシュと呼ぶ)を生成することで
ある。以下で説明するQEMにより計算される稜線コス
トの低い順に稜線縮退化操作を行っていくことにより、
元メッシュから簡単化メッシュを得る。
【0049】(2)稜線キュー 稜線キューの各要素は、稜線コストや最適化頂点座標、
測定距離などの属性情報とともに元メッシュの稜線への
参照が可能な情報(具体的には元メッシュの稜線のI
D、名称、ポインタなど)が収められており、各稜線の
情報(稜線の両端点をなす頂点)への参照ができるもの
とする。
【0050】(3)稜線縮退化操作 メッシュの要素を減らす操作である。操作前のメッシュ
の位相を保存するため、この操作では1本の稜線eを1
個の頂点vに変換する。図2には、稜線縮退化操作の
例を示す。すなわち、図2(a)のメッシュに稜線縮退
化操作を施すことで、1本の稜線Eを1個の頂点v
変換したのが図2(b)である。この操作により1本稜
線eが削除されるのと同時に、1個の頂点v、2枚の
面F、Fが削除され、1個の頂点vが残る。稜線
縮退化操作後のまわりの面や稜線は残った頂点vを共
有するようになる。
【0051】(4)QEM(Quadric Error Metrics) どの稜線から先に稜線縮退操作を行っていくかの優先順
位を決めるための稜線コストの計算方法である。
【0052】その方法は、まず、メッシュを構成するす
べての三角形面について、Q行列を計算する。面FのQ
行列Q(f)は、面fが乗る平面の方程式“ax+by
+cz+D=0”(ここで、“a+b+c=1”
とする)の係数a,b,c,dを用いて(1)式のよう
に定義される。
【0053】
【数1】
【0054】次に、メッシュを構成するすべての頂点に
ついてQ行列を計算する。頂点vのQ行列Q(v)は、
(2)式のように頂点のまわりの隣接する三角形面f
(ここで、i=0,1,…,n−1とする)のQ行列Q
(f)の和になる。
【0055】 Q(v)=Q(f)+Q(f)+…+Q(fn−1) …… (2) そして、メッシュを構成するすべての稜線について、最
適化頂点座標を計算する。最適化頂点座標vopt(=
(xopt,yopt,zopt,1))は、稜線e
に隣接するすべての面、すなわち始点v、終点v
隣接するすべての面と最適化頂点座標voptとの距離
の2乗和である、
【0056】
【数2】
【0057】が最も小さくなる座標である。
【0058】ここでは、稜線eのQ行列Q(e)を始点
頂点vと終点頂点vのQ行列Q(v)、Q
(v)を加えることにより求め、始点頂点、終点頂点
に隣接するすべての面のQ行列の和とする。厳密には稜
線の両側の面f,fを頂点で共有するため異なる
が、計算を簡単にするため、そのようにする。
【0059】 Q(e)=Q(v)+Q(v) …… (4) そうすると、最適化頂点voptと稜線に隣接するすべ
ての面との距離の2乗和は、 v opt(e)vopt …… (5 ) となる。
【0060】この値が最小になるVoptは、この式を
x,y,zそれぞれについて微分することにより得られ
る連立方程式
【0061】
【数3】
【0062】の解になる。ここでAは3行3列の行列、
v,bは次元数が3の列ベクトル、cはスカラとし、Q
(e)をブロック分解した結果得られるものである。解
を求めて、距離の2乗和の(5)式に代入し、稜線コス
トとする。
【0063】次に、図3以下のフローチャートを参照し
て、三角形メッシュ簡単化装置1が行う三角形メッシュ
生成の処理について説明する。
【0064】まず、かかる処理の概要について、図3を
参照して説明する。図3に示すように、CPU2は、ま
ず、対象となる元メッシュのすべての面について(1)
式を用いてQ行列を計算する(ステップS1)。次い
で、元メッシュのすべての頂点についてQ行列、面リス
ト、面数を計算する(詳細は後述)(ステップS2)。
そして、元メッシュのすべての稜線についてQ行列、最
適化頂点、稜線コスト、最大または平均の距離を計算
し、メモリ3などに構築した稜線キューに保存する(詳
細は後述)(ステップS3)。ステップS3により誤差
測定手段、誤差測定処理を実現している。
【0065】次いで、稜線コストの低い順に稜線キュー
をソートし(ステップS4)、ソート後の稜線キューの
先頭要素について検査・削除更新する(詳細は後述)
(ステップS5)。ステップS5により判定手段、判定
処理を実現している。そして、稜線キューの先頭要素が
存在しない場合、すなわち空の場合は(ステップS6の
Y)、処理を終了する。空でなければ(ステップS6の
N)、ステップS7に進む。ステップS7では、稜線キ
ューの先頭の稜線について稜線縮退化操作を行う(詳細
は後述)。ステップS7により簡単化手段、簡単化処理
を実現している。そして、稜線キューの更新を行ない
(詳細は後述)(ステップS8)、ステップS5に戻
る。以上の処理により指定誤差の範囲内の簡単化メッシ
ュを得ることができる。
【0066】次に、図4のフローチャートを参照して、
前記ステップS2について詳細に説明する。すなわち、
元メッシュのすべての頂点についてQ行列、面リスト、
面数を計算するには、以下の操作を元メッシュのすべて
の頂点について行う。まず、(2)式を用いて頂点のQ
行列を計算する(ステップS11)。次いで、距離算出
方式に応じて(ステップS12)、隣接する面の面リス
トまたは面数の計算を行う(ステップS13,S1
4)。すなわち、この例において、距離算出方式は、最
大距離方式、平均距離方式1、平均距離方式2の3種類
の中からユーザにより予め設定されているものとする
(この各方式については後述する)。
【0067】そして、ステップS12で、最大距離方式
または平均距離方式1の場合は、各頂点の隣接する面か
らなる面リストを計算し(ステップS13)、平均距離
方式2の場合は、各頂点に隣接する面数を計算する(ス
テップS14)。面リストの各要素は、元メッシュの面
への参照が可能な情報(具体的には元メッシュの面のI
D、名称、ポインタなど)が収められており、各面の幾
何的な情報(面の頂点座標や面の法線ベクトル)への参
照ができるものとする。
【0068】図5のフローチャートを参照して、前記ス
テップS3について詳細に説明する。すなわち、元メッ
シュのすべての稜線についてQ行列、最適化頂点、稜線
コスト、測定距離を計算し、稜線キューに保存するため
には、以下の操作を元メッシュのすべての稜線について
行う。まず、(4)式を用いて稜線のQ行列を計算する
(ステップS21)。次いで、(6)式を用いて稜線縮
退を行った場合の最適化頂点位置を計算し、稜線キュー
に保存する(ステップS22)。そして、(5)式を用
いて稜線コストを計算し、稜線キューに保存する(ステ
ップS23)。次いで、ユーザにより設定されている距
離算出方式に応じて(ステップS24)、最大距離方式
(ステップS25)、平均距離方式1(ステップS2
6)、平均距離方式2(ステップS27)のいずれかの
計算により測定距離を求める。
【0069】すなわち、最大距離方式(ステップS2
5)は、(7)式に示す始点および終点のステップS1
3で求めた面リストから参照されるすべての面と最適化
頂点との距離の中で最大のものを最大距離として求め、
稜線キューに保存する。
【0070】
【数4】
【0071】ここで、f(i=0,1,…,n−1)
は始点および終点に属する三角形面、“ax+b
+cz+d=0”はその平面を表す方程式とする。
【0072】平均距離方式1(ステップS26)は、
(8)式に示す始点および終点のステップS13で求め
た面リストから参照されるすべての面と最適化頂点との
間の距離の相加平均を平均距離1として求め、稜線キュ
ーに保存する。
【0073】
【数5】
【0074】なお、(8)式において、“|| ||”は絶
対値を表す。
【0075】平均距離方式2(ステップS27)は、
(9)式に示す稜線コストを始点および終点のステップ
S14で求めた面数の和で割り、平方根をとったものを
平均距離2として求め、稜線キューに保存する。
【0076】
【数6】
【0077】なお、(9)式において、v、vは稜
線eのそれぞれ始点頂点、終点頂点とし、#faces(v)
は頂点vに隣接する面数とする。
【0078】図6のフローチャートを参照して、前記ス
テップS5について詳細に説明する。すなわち、稜線キ
ューの先頭の要素について検査・削除を行うには、図6
に示すように、まず、稜線キューにおける先頭の要素の
有無を調べ(ステップS31)、あれば(ステップS3
1のY)、ステップS32に進み、なければ(ステップ
S31のN)、処理を終了することで行う。ステップS
32では、その要素の測定距離が指定誤差を上回ってい
ないか調べ、上回っていなければ(ステップS32の
N)、処理を終了する。上回っていれば(ステップS3
2のY)、その要素を稜線キューから削除し(ステップ
S33)、ステップS31に戻る。すなわち、測定誤差
は元メッシュの簡単化を行った場合の簡単化の程度を示
すものであり、指定誤差は測定誤差の基準値として予め
指定された値である。
【0079】図7のフローチャートを参照して、前記ス
テップS7について詳細に説明する。すなわち、稜線キ
ューの先頭の稜線について稜線縮退化操作を行うには、
まず、稜線キューの先頭の稜線を取り出し、稜線キュー
から削除する(ステップS41)次いで、稜線キューの
先頭の要素と一致する稜線について図2を参照して前記
したように稜線縮退化操作を行う(ステップS42)。
次いで、最適化頂点座標を残った始点側の頂点vの座
標として設定する(ステップS43)。この操作で、稜
線e、稜線eの両側の面、稜線eの終点側の頂点vが削
除される。次いで、vのQ行列にvのQ行列を加え
る(ステップS44)。そして、距離算出方式に応じ
(ステップS45)、ステップS56またはS57の処
理を行う。すなわち、距離算出方式が最大距離方式また
は平均距離方式1のときは、vの面リストにvの面
リストを加える(ステップS46)。また、距離算出方
式が平均距離方式2のときは、vの面数にvの面数
を加える(ステップS47)。
【0080】図8のフローチャートを参照して、前記ス
テップS8について詳細に説明する。すなわち、稜線キ
ューの更新を行うには、まず、ステップS42で行われ
た稜線縮退化操作の結果残った頂点vに隣接する稜線
(図9において太線で示す線)について、ステップS3
で行ったのと同様に最適化頂点位置、稜線コスト、測定
距離を計算し、稜線キューに保存する(ステップS5
1)。次いで、ステップS42で行われた稜線縮退化操
作の結果残った頂点vに隣接する面集合の境界稜線
(図10において太線で示す線)について、ステップS
3で行ったのと同様に最適化頂点位置、稜線コスト、測
定距離を計算し、稜線キューに保存する(ステップS5
2)。
【0081】したがって、三角形メッシュ簡単化装置1
によれば、元メッシュの簡単化を行う際に、指定誤差を
設定するにより予め簡単化の程度を指定できるので、適
切な簡単化の程度を持つ簡単化メッシュを速やかに作成
することができる。
【0082】
【発明の効果】請求項1に記載の発明は、三角形メッシ
ュの簡単化を行う際に、指定誤差を設定するにより予め
簡単化の程度を指定できるので、適切な簡単化の程度を
持つ簡単化三角形メッシュを速やかに作成できる。
【0083】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の三角形メッシュ簡単化装置において、三角形メッシュ
の面と簡単化三角形メッシュの頂点との間の最大距離を
計算することにより測定誤差を求めて、適切な簡単化の
程度を持つ簡単化三角形メッシュを速やかに作成でき
る。
【0084】請求項3に記載の発明は、請求項1に記載
の三角形メッシュ簡単化装置において、三角形メッシュ
の面と簡単化三角形メッシュの頂点との間の平均距離を
計算することにより測定誤差を求めて、適切な簡単化の
程度を持つ簡単化三角形メッシュを速やかに作成でき
る。
【0085】請求項4に記載の発明は、請求項2に記載
の三角形メッシュ簡単化装置において、稜線縮退化操作
に伴い削除される面の参照情報を稜線縮退化操作後に残
る頂点ごとのリストにして最大距離を求めて、適切な簡
単化の程度を持つ簡単化三角形メッシュを速やかに作成
できる。
【0086】請求項5に記載の発明は、請求項3に記載
の三角形メッシュ簡単化装置において、稜線縮退化操作
に伴い削除される面の参照情報を稜線縮退化操作後に残
る頂点ごとのリストにして平均距離を求めて、適切な簡
単化の程度を持つ簡単化三角形メッシュを速やかに作成
できる。
【0087】請求項6に記載の発明は、請求項3に記載
の三角形メッシュ簡単化装置において、稜線縮退化操作
に伴い削除される面の面数を稜線縮退化操作後に残る頂
点ごとに保存することで平均距離を求めて、適切な簡単
化の程度を持つ簡単化三角形メッシュを速やかに作成で
きる。
【0088】請求項7に記載の発明は、請求項4または
5に記載の三角形メッシュ簡単化装置において、稜線縮
退操作の対象となる稜線の両側に存在する面を参照する
ための情報を頂点ごとのリストに加えることで最大距
離、平均距離を求めて、適切な簡単化の程度を持つ簡単
化三角形メッシュを速やかに作成できる。
【0089】請求項8に記載の発明は、請求項6に記載
の三角形メッシュ簡単化装置において、稜線縮退操作の
対象となる稜線の両側に存在する面の面数を頂点ごとに
保存する面数に加えることにより平均距離を求めて、適
切な簡単化の程度を持つ簡単化三角形メッシュを速やか
に作成できる。
【0090】請求項9に記載の発明は、請求項6に記載
の三角形メッシュ簡単化装置において、稜線縮退操作の
結果残る頂点の稜線縮退化操作数に加えることにより、
これから行う稜線縮退化操作の対象となる稜線に属する
2頂点の稜線縮退化操作数の和から2を減ずることで、
頂点ごとに保存する面数を計算して平均距離を求めて、
適切な簡単化の程度を持つ簡単化三角形メッシュを速や
かに作成できる。
【0091】請求項10に記載の発明は、三角形メッシ
ュの簡単化を行う際に、指定誤差を設定するにより予め
簡単化の程度を指定できるので、適切な簡単化の程度を
持つ簡単化三角形メッシュを速やかに作成できる。
【0092】請求項11に記載の発明は、請求項10に
記載のプログラムにおいて、三角形メッシュの面と簡単
化三角形メッシュの頂点との間の最大距離を計算するこ
とにより測定誤差を求めて、適切な簡単化の程度を持つ
簡単化三角形メッシュを速やかに作成できる。
【0093】請求項12に記載の発明は、請求項10に
記載のプログラムにおいて、三角形メッシュの面と簡単
化三角形メッシュの頂点との間の平均距離を計算するこ
とにより測定誤差を求めて、適切な簡単化の程度を持つ
簡単化三角形メッシュを速やかに作成できる。
【0094】請求項13に記載の発明は、請求項11に
記載のプログラムにおいて、稜線縮退化操作に伴い削除
される面の参照情報を稜線縮退化操作後に残る頂点ごと
のリストにして最大距離を求めて、適切な簡単化の程度
を持つ簡単化三角形メッシュを速やかに作成できる。
【0095】請求項14に記載の発明は、請求項12に
記載のプログラムにおいて、稜線縮退化操作に伴い削除
される面の参照情報を稜線縮退化操作後に残る頂点ごと
のリストにして平均距離を求めて、適切な簡単化の程度
を持つ簡単化三角形メッシュを速やかに作成できる。
【0096】請求項15に記載の発明は、請求項12に
記載のプログラムにおいて、稜線縮退化操作に伴い削除
される面の面数を稜線縮退化操作後に残る頂点ごとに保
存することで平均距離を求めて、適切な簡単化の程度を
持つ簡単化三角形メッシュを速やかに作成できる。
【0097】請求項16に記載の発明は、請求項13ま
たは14に記載のプログラムにおいて、稜線縮退操作の
対象となる稜線の両側に存在する面を参照するための情
報を頂点ごとのリストに加えることで最大距離、平均距
離を求めて、適切な簡単化の程度を持つ簡単化三角形メ
ッシュを速やかに作成できる。
【0098】請求項17に記載の発明は、請求項15に
記載のプログラムにおいて、稜線縮退操作の対象となる
稜線の両側に存在する面の面数を頂点ごとに保存する面
数に加えることにより平均距離を求めて、適切な簡単化
の程度を持つ簡単化三角形メッシュを速やかに作成でき
る。
【0099】請求項18に記載の発明は、請求項15に
記載のプログラムにおいて、稜線縮退操作の結果残る頂
点の稜線縮退化操作数に加えることにより、これから行
う稜線縮退化操作の対象となる稜線に属する2頂点の稜
線縮退化操作数の和から2を減ずることで、頂点ごとに
保存する面数を計算して平均距離を求めて、適切な簡単
化の程度を持つ簡単化三角形メッシュを速やかに作成で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態である三角形メッシュ
簡単化装置の電気的な接続を示すブロック図である。
【図2】前記三角形メッシュ簡単化装置の稜線縮退化操
作の例を示す説明図である。
【図3】前記三角形メッシュ簡単化装置が行う処理を説
明するフローチャートである。
【図4】図3のフローチャートのサブルーチンとなるフ
ローチャートである。
【図5】同フローチャートである。
【図6】同フローチャートである。
【図7】同フローチャートである。
【図8】同フローチャートである。
【図9】図8のフローチャートで行う処理を説明する説
明図である。
【図10】同説明図である。
【符号の説明】
1 三角形メッシュ簡単化装置 S3 誤差測定手段、誤差測定処理 S5 判定手段、判定処理 S7 簡単化手段、簡単化処理

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対象となる三角形メッシュの面の数を減
    らして簡単化した簡単化三角形メッシュを生成する三角
    形メッシュ簡単化装置において、 前記簡単化を行った場合の簡単化の程度である測定誤差
    を求める誤差測定手段と、 この測定誤差が当該測定誤差の基準値として予め指定さ
    れた値である指定誤差を上回るか否かを判定する判定手
    段と、 この判定に基づいて前記測定誤差が前記指定誤差を上回
    らない範囲で前記簡単化の処理を実行する簡単化手段
    と、を備えていることを特徴とする三角形メッシュ簡単
    化装置。
  2. 【請求項2】 前記誤差測定手段は、前記対象となる三
    角形メッシュの面と前記簡単化三角形メッシュの頂点と
    の間の最大距離を計算することにより前記測定誤差を求
    めるものであることを特徴とする請求項1に記載の三角
    形メッシュ簡単化装置。
  3. 【請求項3】 前記誤差測定手段は、前記対象となる三
    角形メッシュの面と前記簡単化三角形メッシュの頂点と
    の間の平均距離を計算することにより前記測定誤差を求
    めるものであることを特徴とする請求項1に記載の三角
    形メッシュ簡単化装置。
  4. 【請求項4】 前記誤差測定手段は、前記簡単化の処理
    として行う稜線縮退化操作に伴い削除される前記面を参
    照するための情報を当該稜線縮退化操作後に残る前記頂
    点ごとのリストとして保存しておき、稜線削除後に残る
    頂点座標と前記リストに情報が保存されている面との間
    の距離の中で最大のものを前記最大距離として前記計算
    を行うことを特徴とする請求項2に記載の三角形メッシ
    ュ簡単化装置。
  5. 【請求項5】 前記誤差測定手段は、前記簡単化の処理
    として行う稜線縮退化操作に伴い削除される前記面を参
    照するための情報を当該稜線縮退化操作後に残る前記頂
    点ごとのリストとして保存しておき、稜線削除後に残る
    頂点座標と前記リストに情報が保存されている面との間
    の距離の平均値を前記平均距離として前記計算を行うこ
    とを特徴とする請求項3に記載の三角形メッシュ簡単化
    装置。
  6. 【請求項6】 前記誤差測定手段は、前記簡単化の処理
    として行う稜線縮退化操作に伴い削除される前記面の面
    数を当該稜線縮退化操作後に残る前記頂点ごとに保存し
    ておき、QEM(Quadric Error Metrics)法により計
    算される稜線コスト値を前記面数で割った値の平方根を
    前記平均距離として前記計算を行うことを特徴とする請
    求項3に記載の三角形メッシュ簡単化装置。
  7. 【請求項7】 前記誤差測定手段は、前記稜線縮退操作
    の対象となる稜線の両側に存在する面を参照するための
    情報を前記頂点ごとのリストに加えることにより前記保
    存を行うことを特徴とする請求項4または5に記載の三
    角形メッシュ簡単化装置。
  8. 【請求項8】 前記誤差測定手段は、前記稜線縮退操作
    の対象となる稜線の両側に存在する面の面数を前記頂点
    ごとに保存する面数に加えることにより前記保存を行う
    ことを特徴とする請求項6に記載の三角形メッシュ簡単
    化装置。
  9. 【請求項9】 前記誤差測定手段は、前記稜線縮退操作
    の結果残る頂点の稜線縮退化操作数に加えることによ
    り、これから行う稜線縮退化操作の対象となる稜線に属
    する2頂点の稜線縮退化操作数の和から2を減ずること
    で稜線縮退化操作に伴い削除された前記頂点ごとの面数
    を計算することを特徴とする請求項6に記載の三角形メ
    ッシュ簡単化装置。
  10. 【請求項10】 対象となる三角形メッシュの面の数を
    減らして簡単化した簡単化三角形メッシュを生成するこ
    とをコンピュータに実行させるコンピュータに読取り可
    能なプログラムにおいて、 前記簡単化を行った場合の簡単化の程度である測定誤差
    を求める誤差測定処理と、 この測定誤差が当該測定誤差の基準値として予め指定さ
    れた値である指定誤差を上回るか否かを判定する判定処
    理と、 この判定に基づいて前記測定誤差が前記指定誤差を上回
    らない範囲で前記簡単化の処理を実行する簡単化処理
    と、をコンピュータに実行させることを特徴とするプロ
    グラム。
  11. 【請求項11】 前記誤差測定処理は、前記対象となる
    三角形メッシュの面と前記簡単化三角形メッシュの頂点
    との間の最大距離を計算することにより前記測定誤差を
    求めるものであることを特徴とする請求項10に記載の
    プログラム。
  12. 【請求項12】 前記誤差測定処理は、前記対象となる
    三角形メッシュの面と前記簡単化三角形メッシュの頂点
    との間の平均距離を計算することにより前記測定誤差を
    求めるものであることを特徴とする請求項10に記載の
    プログラム。
  13. 【請求項13】 前記誤差測定処理は、前記簡単化の処
    理として行う稜線縮退化操作に伴い削除される前記面を
    参照するための情報を当該稜線縮退化操作後に残る前記
    頂点ごとのリストとして保存しておき、稜線削除後に残
    る頂点座標と前記リストに情報が保存されている面との
    間の距離の中で最大のものを前記最大距離として前記計
    算を行うことを特徴とする請求項11に記載のプログラ
    ム。
  14. 【請求項14】 前記誤差測定処理は、前記簡単化の処
    理として行う稜線縮退化操作に伴い削除される前記面を
    参照するための情報を当該稜線縮退化操作後に残る前記
    頂点ごとのリストとして保存しておき、稜線削除後に残
    る頂点座標と前記リストに情報が保存されている面との
    間の距離の平均値を前記平均距離として前記計算を行う
    ことを特徴とする請求項12に記載のプログラム。
  15. 【請求項15】 前記誤差測定処理は、前記簡単化の処
    理として行う稜線縮退化操作に伴い削除される前記面の
    面数を当該稜線縮退化操作後に残る前記頂点ごとに保存
    しておき、QEM(Quadric Error Metrics)法により
    計算される稜線コスト値を前記面数で割った値の平方根
    を前記平均距離として前記計算を行うことを特徴とする
    請求項12に記載のプログラム。
  16. 【請求項16】 前記誤差測定処理は、前記稜線縮退操
    作の対象となる稜線の両側に存在する面を参照するため
    の情報を前記頂点ごとのリストに加えることにより前記
    保存を行うことを特徴とする請求項13または14に記
    載のプログラム。
  17. 【請求項17】 前記誤差測定処理は、前記稜線縮退操
    作の対象となる稜線の両側に存在する面の面数を前記頂
    点ごとに保存する面数に加えることにより前記保存を行
    うことを特徴とする請求項15に記載のプログラム。
  18. 【請求項18】 前記誤差測定処理は、前記稜線縮退操
    作の結果残る頂点の稜線縮退化操作数に加えることによ
    り、これから行う稜線縮退化操作の対象となる稜線に属
    する2頂点の稜線縮退化操作数の和から2を減ずること
    で稜線縮退化操作に伴い削除された前記頂点ごとの面数
    を計算することを特徴とする請求項15に記載のプログ
    ラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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