JP2002334113A - 文書データの表示制御方法および文書データ表示制御装置 - Google Patents

文書データの表示制御方法および文書データ表示制御装置

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JP2002334113A
JP2002334113A JP2001137768A JP2001137768A JP2002334113A JP 2002334113 A JP2002334113 A JP 2002334113A JP 2001137768 A JP2001137768 A JP 2001137768A JP 2001137768 A JP2001137768 A JP 2001137768A JP 2002334113 A JP2002334113 A JP 2002334113A
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JP2001137768A
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Hideaki Masuguchi
秀昭 樽口
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Yamaha Corp
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Yamaha Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 文書データを表示する際に、短時間でユーザ
が所望する情報をより確実に参照できるような環境を提
供する。 【解決手段】 ユーザが所持する端末装置からの文書デ
ータ取得要求が受信部402によって受信されると、文
書データ取得部403は当該要求に応じた文書データ
(HTML)をWWWサーバ等から取得する。評価・解
析部404は、この文書データに対して単語の出現数等
の評価解析を行う。また、評価・解析部502は、過去
に取得された文書データに対して単語の出現数等の評価
解析を行う。表示制御部405はこれらの評価結果に基
づいて文書データを加工して文字の表示スタイルを制御
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、文書データの表示
を制御する文書データの表示制御方法、および文書デー
タ表示制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、インターネットを利用した情報閲
覧といったことが一般的に行われるようになっている。
ユーザが所望する分野の文書データ(例えば、HTML
(Hypertext Markup Language)データ)を取得する場
合には、パーソナルコンピュータ等でブラウザソフトウ
ェアを起動する。そして、所定のURL(Uniform Reso
urce Locators)を指定してインターネットに接続する
ことにより、インターネット上に存在する無数の情報の
中からある所望の情報をパーソナルコンピュータの表示
画面で閲覧することができるようになっている。
【0003】上記のようにインターネット技術の発達に
より、ユーザはインターネット上の無数の情報にアクセ
スすることができるので、希望する情報を表示したWe
bページ等を簡単に閲覧することができる。このように
インターネットを利用して多くのWebページを取得し
てユーザは多くの情報を得ることができるが、取得した
Webページ等に表示された情報が全てユーザが必要と
しているものとは限らず、ユーザが表示された文書を全
て目に通すには多大な時間を要することになる。また、
インターネット以外から文書データを取得した場合に
も、文書データの含む情報量(ワード数)が多い場合に
は、これらの全てに目を通すには多大な時間を要するこ
とになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のように膨大な文
書データから、比較的短時間でユーザが必要な情報を取
得できるようにするための装置として、文書データに示
される文書の内容を解析し、自動的に当該文書の要約を
作成してユーザに表示する文書要約装置が提案されてい
る。
【0005】しかしながら、膨大な文書データ中におい
て、上記のような文書要約装置が作成した要約以外の部
分にも、ユーザが所望する情報が含まれている虞があ
る。したがって、このような装置で作成された要約のみ
を参照した場合には、文書データに示される情報に含ま
れる所望の情報を逃してしまうことも考えられる。
【0006】本発明は、上記の事情を考慮してなされた
ものであり、文書データを表示する際に、短時間でユー
ザが所望する情報をより確実に参照できるような環境を
提供することが可能な文書データの表示制御方法、およ
び文章データ表示制御装置を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明に係る文書データの表示制御方法は、文書デ
ータを表示装置に表示する際に表示内容を制御する方法
であって、文書データを記憶するデータベースから、ユ
ーザによって指定された文書データを取得する文書取得
ステップと、前記文書取得ステップで取得された文書デ
ータを解析し、当該解析結果に基づいてこの文書データ
中の第1の特定部分を特定する第1特定ステップと、過
去に取得された文書データに関する解析結果に基づい
て、前記文書取得ステップで取得した文書データ中の第
2の特定部分を特定する第2特定ステップと、前記文書
取得ステップで取得した文書データを前記表示装置に表
示する際に、特定された前記第1の特定部分および第2
の特定部分が、他の部分と異なる表示スタイルで表示さ
れるように制御する表示制御ステップとを具備すること
を特徴としている。
【0008】また、本発明に係る文書データ表示制御装
置は、文書データを表示装置に表示する際に表示内容を
制御する装置であって、文書データを記憶するデータベ
ースから、ユーザによって指定された文書データを取得
する文書取得手段と、前記文書取得手段により取得され
た文書データを解析し、当該解析結果に基づいてこの文
書データ中の第1の特定部分を特定する第1特定手段
と、過去に取得された文書データに関する解析結果に基
づいて、前記文書取得手段により取得された文書データ
中の第2の特定部分を特定する第2特定手段と、前記文
書取得ステップで取得した文書データを前記表示装置に
表示する際に、抽出された前記第1の特定部分および第
2の特定部分が、他の部分と異なる表示スタイルで表示
されるように制御する表示制御手段とを具備することを
特徴としている。
【0009】この表示制御によれば、ユーザが指定した
文書データを表示する際に、その文書データの解析結果
だけではなく、過去に取得された文書データの解析結果
に応じて、表示対象の文書データ中から特定部分を特定
することができ、その特定部分を他の部分と表示スタイ
ルを異ならせることができる。すなわち、表示しようと
する文書データに加え、過去に表示した文書データの解
析結果を考慮して特定した特定部分(例えば、重要であ
ると考えられる部分や嗜好傾向に合致すると考えられる
部分)をユーザが容易に視認できるようになる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態について説明する。 A.実施形態の構成 A−1.ネットワークシステムの全体構成 まず、図1は本発明の一実施形態に係る表示制御方法を
利用した文書データ提供サービスが実施されるネットワ
ークシステムの全体構成を示す。同図に示すように、こ
のネットワークシステムは、インターネット1に接続さ
れる多数(図示は3つ)のWWW(World Wide Web)サ
ーバ(データベース)3、および文書データ提供サービ
スセンタ4と、インターネット1を介してWWWサーバ
3や文書データ提供サービスセンタ4に接続することが
可能な携帯端末2とを備えている。
【0011】このネットワークシステムにおいて、ユー
ザは携帯端末2を用いてインターネット1に接続するこ
とにより、多数のWWWサーバ3に格納されたハイパー
テキスト形式(例えば、HTML)の文書データを取得
することができ、これによりユーザは取得した文書を携
帯端末2の表示画面に表示させて閲覧できるようになっ
ている。
【0012】文書データ提供サービスセンタ4は、サー
ビス契約がなされた端末(以下、携帯端末2とする)に
対し、携帯端末2がWWWサーバ3から文書データを取
得して表示する際に、携帯端末2のユーザが速読を可能
としつつ、当該文書の必要な部分をより確実に参照させ
ることができるようにするために文書データを加工して
携帯端末2に提供する文書データ提供サービスを実施す
る。
【0013】以下、携帯端末2に対して上記のような文
書データ提供サービスを実施するための携帯端末2およ
び文書データ提供サービスセンタ4の構成について詳細
に説明する。
【0014】A−2.携帯端末の構成 携帯端末2は、ノート型のパーソナルコンピュータ、P
DA(Personal Digital Assistant)、携帯電話端末等
であり、搭載するCPU(Central ProcessingUnit)が
予め記憶されているプログラム群を実行することによ
り、WWWブラウンジング処理等を行うように構成され
ている。ここで、携帯端末2が当該サービスを利用して
ブラウジング処理等を行って文書データを表示する際の
処理に着目した機能構成を図2に示す。同図に示すよう
に、携帯端末2は、表示部201と、表示エンジン20
2と、入出力情報処理部203と、登録語記憶部204
と、操作部インターフェース205と、操作部206
と、送受信部207とを備えている。
【0015】表示部201は、LCD(Liquid Crystal
Display)等の表示装置であり、ユーザに対して絵柄や
文字等の画像を表示する。表示エンジン202は、入出
力情報処理部203から供給されたHTML形式等の文
書データに応じた絵柄や文字等の画像が表示されるよう
に表示部201を制御する。すなわち、表示エンジン2
02は、HTML形式の文書データに含まれるタグに従
い、タグに指定される文字や背景の色、罫線、字体、フ
ォント、字の太さ等に従って文書データを表示部201
に表示させる。
【0016】操作部206は、ユーザが携帯端末2に指
示等を入力するためのテンキー、キーボード、マウスと
いった各種の入力デバイスである。操作部インターフェ
ース205は、操作部206を介して入力されたユーザ
の指示を表すデータを入出力情報処理部203に出力す
る。
【0017】送受信部207は、外部機器とデータの送
受信を行うための固定電話網や移動通信網を介してイン
ターネット1(図1参照)に接続されたWWWサーバ3
や文書データ提供サービスセンタ4との間でデータの授
受を行うインターフェースである。本実施形態では、当
該送受信部207に図示せぬ携帯電話や固定電話といっ
た通信機器をUSB(Universal Serial Bus)等のイン
ターフェースを介してケーブル(もしくは無線(Blueto
othやIrDA:Infrared Data Association))で接続する
ことにより、インターネット1に接続された他の機器と
の間でデータ通信を行えるようにしているが、携帯電話
等と同様の通信機能を携帯端末2に内蔵するようにして
もよい。
【0018】入出力情報処理部203は、インターネッ
ト1に接続される外部機器から送受信部207を介して
受信した文書データを表示エンジン202に出力した
り、操作部インターフェース205から供給されるユー
ザからの指示データに応じた処理を行う等の当該携帯端
末2に入力されるデータに対する様々な処理を行う。
【0019】より具体的には、入出力情報処理部203
は、当該携帯端末2からの文書データの閲覧要求に応じ
て文書データ提供サービスセンタ4(図1参照)から送
受信部207を介して文書データが供給された場合、当
該文書データを表示エンジン202に出力し、これによ
り当該文書データを表示部201に表示させる。この
際、入出力情報処理部203は、登録語記憶部204に
格納された内容を参照し、文書データ中に登録語記憶部
204に格納された単語が含まれる場合には、当該単語
が他の部分と異なる所定の表示スタイル(字の色、フォ
ント、字体、太さ、背景色、罫線等)で表示されるよう
にタグを埋め込むといった文書データ加工処理を行って
から表示エンジン202に出力する。
【0020】また、入出力情報処理部203は、ユーザ
によって操作部インターフェース205からあるWWW
サーバ3に格納される文書データを取得するためにUR
L等のデータが入力されると、入出力情報処理部203
は送受信部207を制御して、当該URLによって識別
されるWWWサーバ3に対して文書データを提供するよ
うに要求するといったブラウジングのための処理を制御
する。本実施形態において、文書データ提供サービスセ
ンタ4による文書データ提供サービスを利用してブラウ
ジングを行う場合には、文書データ提供サービスセンタ
4に対して文書データの閲覧要求を行うようになってお
り、文書データ提供サービスセンタ4は当該要求に応じ
てユーザによって指定された文書データを携帯端末2宛
に送信することになるが、これについての詳細は後述す
る。
【0021】登録語記憶部204は、書き換え可能なR
OM(Read Only Memory)、バックアップ電源付きのR
AM(Random Access Memory)、またはハードディスク
等の記憶装置であり、ユーザによって登録するように指
定された単語を記憶する。登録語記憶部204への単語
の書き込みは、入出力情報処理部203によって行われ
る。まず、入出力情報処理部203は、操作部インター
フェース205を介してユーザからのある単語を登録す
る指示データが供給された場合に、当該ある単語を登録
語記憶部204に書き込む処理を行う。例えば、ユーザ
が操作部206を適宜操作することにより「サッカー」
といった単語を指定して登録を指示した場合には、「サ
ッカー」が登録語記憶部204に登録される。また、入
出力情報処理部203は、後述する文書データ提供サー
ビスセンタ4から文書データが供給されて当該文書デー
タを表示エンジン202に出力して表示する際に、この
文書データに含まれる単語のうち、後述する文書データ
提供サービスセンタ4によって「重要語」であるといっ
た評価がなされている単語を自動的に登録語記憶部20
4に書き込んで登録する。このように登録語記憶部20
4に登録された単語については、入出力情報処理部20
3によって異なる表示スタイルで表示するためのタグが
埋め込まれ、これにより他の部分とは異なる表示スタイ
ルで表示部201に表示されることになる。
【0022】A−2.文書データ提供サービスセンタの
構成 次に、図1に示す文書データ提供サービスセンタ4の構
成について詳細に説明する。同図に示すように、文書デ
ータ提供サービスセンタ4は、表示制御サーバ40と、
履歴サーバ50とを有している。表示制御サーバ40お
よび履歴サーバ50は、パーソナルコンピュータやワー
クステーションといったコンピュータシステムであり、
予めハードディスク等の記憶装置に格納されたプログラ
ム群をCPUが実行することにより、携帯端末2によっ
て指定された文書データ(HTMLデータ)をWWWサ
ーバ3から取得するとともに、当該文書データを適宜加
工して携帯端末2に提供するといった上記文書データ提
供サービスを実施するための処理を行うように構成され
ている。以下、このような文書データ提供サービスを実
施するための処理に着目した機能構成を示す図3を参照
しながら、表示制御サーバ40および履歴サーバ50の
構成について詳細に説明する。
【0023】同図に示すように、表示制御サーバ40
は、送信部401と、受信部402と、文書データ取得
部403と、評価・解析部404と、表示制御部405
とを備えており、履歴サーバ50は、文書データ履歴デ
ータベース501と、評価・解析部502とを備えてい
る。
【0024】受信部402は、上述した速読支援サービ
スの契約がなされた携帯端末2からインターネット1を
介して送信される文書データの閲覧要求を受信し、当該
要求を行った携帯端末2を識別するための識別情報ID
を送信部401および履歴サーバ50の評価・解析部5
02に出力するとともに、ユーザが閲覧を希望する文書
データを識別するためのURLを文書データ取得部40
3に出力する。
【0025】文書データ取得部403は、受信部402
からURLが供給されると、当該URLによって識別さ
れるWWWサーバ3に格納されているHTML形式の文
書データをインターネット1を介して取得し、取得した
文書データを評価・解析部404および表示制御部40
5に出力するとともに、後述する評価解析処理や表示制
御処理の終了後、取得した文書データを過去の履歴デー
タとして文書データ履歴データベース501における当
該ユーザに対応するエリアに格納する。
【0026】評価・解析部404は、文書データ取得部
403から供給された文書データによって表現される文
書に対し、評価解析処理を行う。ここで、評価・解析部
404によって行われる評価解析処理は、当該文書デー
タ中の重要な部分や余り重要ではないと考えられる部分
等(第1の特定部分)を特定するための評価解析処理で
あればよいが、以下、その評価解析処理の一例について
具体的に説明する。
【0027】まず、評価・解析部404は、文書データ
取得部403から供給された文書データに対し、公知の
形態素解析技術および構文解析技術を利用して要素(例
えば単語)毎に分解し、外部辞書を利用して一般語(非
特徴語)を除いた当該文書を特徴付ける要素を抽出す
る。このように抽出した当該文書データ中における各要
素毎の出現確率を算出する。ここで、各要素毎の出現確
率Pは、当該文書データから抽出した要素の全ての数を
M、確率の算出対象となる要素の数をnとした場合、以
下の式により算出される。 P=n/m 評価・解析部404は、上記式により各要素毎の出現確
率を算出すると、出現確率の高い要素に対して「重要
語」といった評価を行い、出現確率の低い要素に対して
「軽要語」といった評価を付与する。すなわち、当該文
書中における出現確率が高いということは、その要素は
この文書中で重要な語である可能性が高いと考えられ、
出現確率が小さいということは当該文書中で重要ではな
い語と考えられる。そこで、本実施形態では、出現確率
の高い要素を「重要語」として評価しているのである。
【0028】また、本実施形態では、全ての要素の出現
確率の平均して平均出現確率を求め、当該平均出現確率
よりも所定値以上大きい出現確率の要素に対して「重要
語」といった評価を与え、平均出現確率よりも所定値以
上小さい出現確率の要素に対して「軽要語」といった評
価を与えるようになっている。例えば、当該文書データ
において平均出現確率が0.01であった場合には、
0.01よりも0.005大きい0.0015以上の出
現確率の要素を「重要語」として評価し、0.01より
も0.005小さい0.0005未満の出現確率の要素
を「軽要語」と評価する。なお、このように平均出現確
率を基準として「重要語」、「軽要語」といった評価を
与える以外にも、例えば出現確率が大きい順から所定数
(例えば10個)までの要素を「重要語」と評価し、出
現確率が小さい順から所定数(例えば10個)までの要
素を「軽要語」と評価するようにしてもよい。
【0029】評価・解析部404は、上記のように「重
要語」、「軽要語」といった評価を行うと、文書データ
取得部403から供給された文書データを、文書中の所
定の単位区間(例えば、段落、一文といった区間:本実
施形態では1つの段落とする)毎に分割する。評価・解
析部404は、このように分割した単位区間毎の文章に
対して「重要段落」、「軽要段落」もしくは通常の段落
といった評価を与える。ここで、評価・解析部404に
よる単位区間毎の文章の評価手法の一例を挙げると次の
通りである。
【0030】まず、上述したように求めた各要素毎の評
価結果を参照し、評価対象となる単位区間の文章中に
「重要語」であるといった評価がなされた要素がいくつ
含まれているかをカウントし、さらに「軽要語」である
といった評価がなされた要素がいくつ含まれているかを
カウントする。このカウント結果から、重要語のカウン
ト数もしくは軽要語のカウント数のいずれか多い方のカ
ウント数から少ない方のカウント数を減算した値に基づ
いて、当該評価対象区間に対する評価を行う。例えば、
「重要語」のカウント数が「軽要語」のカウント数より
も所定数(例えば、3つ以上)以上多い場合には、その
単位区間の文章に対して「重要段落」であるといった評
価を行う。一方、「軽要語」のカウント数が「重要語」
のカウント数よりも所定数(例えば、3つ以上)以上多
い場合には、その単位区間の文章に対して「軽要段落」
であるといった評価を行う。なお、このように単位区間
文章中の「重要語」や「軽要語」のカウント数に基づい
て単位区間の文章に対する評価を行うようにしてもよい
が、単位区間の文章に含まれる全ての要素数に対し、当
該区間の文章中に含まれる「重要語」もしくは「軽要
語」の割合が所定値以上になった場合に、「重要段落」
もしくは「軽要段落」であるといった評価を行うように
してもよい。
【0031】評価・解析部404は、このようにして求
めた各要素の評価および各単位区間毎の評価を表示制御
部405に出力する。
【0032】次に、履歴サーバ50の文書データ履歴デ
ータベース501には、サービス契約がなされたユーザ
毎に過去に取得された文書データの履歴データ(過去に
取得した文書データの格納先であるURLのみでもよい
し、文書データ自体であってもよい)が格納されてい
る。文書データ履歴データベース501に格納される過
去の履歴は評価・解析部502による評価解析処理に用
いられるため、永久的に過去の履歴を蓄積しておくと評
価・解析部502は膨大な過去の履歴に対する処理を行
わなくてはならない。したがって、本実施形態では、文
書データ履歴データベース501には、現在から所定期
間前(例えば30日前)までに取得された文書データの
履歴データを格納しているものとし、その次の日になる
と31日前の履歴データが消去されるようになってい
る。なお、このように過去の履歴を30日間といった期
間の間保持するようにしてもよいが、各ユーザ毎に履歴
データの件数が所定数(例えば、30件)に達すると、
最も古い履歴データを消去するといった手法により履歴
を更新するようにしてもよい。
【0033】評価・解析部502は、文書データ履歴デ
ータベース501を参照することにより、文書データの
閲覧要求のあったユーザが過去(本実施形態では、過去
30日間)に閲覧した文書データを取得し、取得した文
書データに対して評価解析処理を行う。また、評価・解
析部502は、当該ユーザが過去に取得した文書データ
(以下、過去のユーザ文書データ)の評価解析処理を行
うと共に、サービス契約者全員(契約者をグループ分け
している場合には、当該ユーザが所属するグループのユ
ーザ全員)が過去に取得した文書データ(以下、過去の
全体文書データという)を取得し、当該文書データに対
して評価解析処理を行う。ここで、評価・解析部502
によって行われる評価解析処理は、文書データにおける
嗜好傾向等に関する部分(第2の特定部分)を特定する
ための評価解析処理であればよいが、以下、その処理の
一例について具体的に説明する。
【0034】まず、評価・解析部502は、当該過去の
ユーザ文書データの全てに対し、上記評価・解析部40
4と同様に形態素解析、構文解析等の処理を行い、当該
過去のユーザ文書データに含まれる要素を抽出する。こ
のように要素を抽出すると、所定の評価アルゴリズムに
従い各要素に対して評価を行う。まず、当該所定の評価
アルゴリズムに従った各要素に対する評価処理では、過
去のユーザ文書データから抽出した全ての要素につい
て、その出現数と同時出現数をカウントしたテーブルを
作成する。ここで、同時出現回数とは、文書中の所定の
区間(例えば、段落、一文、1つの文書といった区間:
本実施形態では同じ段落中)のある要素に対して他の要
素が同時に出現する回数である。なお、同時出現数は上
記のように所定の区間内、例えば同じ段落内に両者があ
るだけでなく、同じ段落等に属し、かつ係り受けの関係
(従属関係)にある単語同士の出現数であってもよい。
【0035】図4は上記テーブルの作成例を示してお
り、このテーブルを例示して説明すると、要素「野球」
の出現数は「26」であり、これは当該過去のユーザ文
書中に「野球」が26回出現したことを示している。次
に、同時出現数の欄に着目すると、要素「野球」が出現
した段落において同時に「ジャイアンツ」が出現した回
数が「14」回であることがわかる。同様に、要素「野
球」が出現した段落において「スポーツ」が出現した回
数は「11」であり、「音楽」、「クラシック」、「マ
ーラー」、「天気」といった要素は「野球」とは同時に
は出現していない。評価・解析部502は、過去のユー
ザ文書から抽出した全ての要素について出現数および同
時出現数をカウントして図4に示すようなテーブルを作
成するのである。
【0036】評価・解析部502は、過去のユーザ文書
に対して上記のようなテーブルを作成すると、当該テー
ブルに基づいて各要素を評価する処理を行う。その評価
処理の一例について具体的に説明すると、各要素の評価
は、「要素自身の評価点数」と「関連要素の評価点数」
の総点を求めることで実施する。「要素自身の評価点
数」は、その要素の出現数であり、「関連要素の評価点
数」は、当該要素に関連する要素各々における「関連出
現確率」×「関連要素自身の出現数の総和」で求められ
る。ここで、「関連出現確率」は、同時出現数/要素出
現数である。
【0037】各要素の出現数および同時出現数のカウン
トの結果、図4に示すようなテーブルが作成された場合
における「野球」を評価する例で具体的に説明すると、
「要素自身の評価点数」は出現数が「26」であるため
「26」となる。この「野球」という要素に関連してい
るとしてカウントされている要素が「ジャイアンツ」、
「スポーツ」……であり、これらが「関連要素」に相当
する。次に、これらの「関連要素」についての「評価点
数」を求める。
【0038】例えば「ジャイアンツ」の「関連要素の評
価点数」を求める手順を説明する。まず、「野球」の語
が26回出現したとき、同段落中に「ジャイアンツ」は
14回出現している。これにより、「野球」に対する
「ジャイアンツ」の出現確率は、14/26となる。こ
こで、関連要素である「ジャイアンツ」自身の出現数は
「27」であるため、この値と上記の関連要素出現確率
を乗じて当該要素の関連要素評価点数とする。すなわ
ち、(14/26)×27が「ジャイアンツ」の「関連
要素の評価点数」である。同様に、「野球」に対する
「スポーツ」の「関連要素の評価点数」は、(11/2
6)×23となる。図4に示す例では、「ジャイアン
ツ」および「スポーツ」以外の要素は「野球」と同時に
出現していないが、他に「野球」と同時に出現している
要素がある場合については、その要素全てについて「関
連要素の評価点数」を求める。このようにして求めた全
ての「関連要素の評価点数」と上記「要素自身の評価点
数」を加算した値が当該要素である「野球」の評価点数
となる。すなわち、上記例では、要素自身の評価点数
(26)+関連要素の評価点数((14/26)×27
+(11/26)×23)=「50.27」が「野球」
に対する評価点数として得られる。このような評価処理
を「ジャイアンツ」、「音楽」、「クラシック」……と
いった他の要素に対して行うことにより、抽出した全て
の要素に対する評価点数を得る。
【0039】評価・解析部502は、上記のように全て
の要素に対する評価点数を求めると、当該評価点数が高
い要素について「嗜好語」といった評価付けを行う。す
なわち、ユーザが過去に取得した文書の評価点数が高い
ということは、そのユーザの嗜好傾向にある程度合致し
た要素であると判断できるので、上記評価点数が高い要
素に対して「嗜好語」といった評価を行う。ここで、
「嗜好語」の評価を行う基準としては、評価点数が高い
順に所定数(例えば、評価点数が高い順に10個)の要
素や、全ての評価点数の平均値を求め、当該平均値より
も所定値以上大きい評価点数の要素を「嗜好語」と評価
する等の手法を用いればよい。
【0040】評価・解析部502は、上記のように各要
素に対して「嗜好語」であるか否かの評価を行うと、図
4に示すテーブルを用いて各要素を相関度の高い要素毎
にグループ分割する関連語グループ作成処理を行う。こ
のような関連語グループ作成処理について前掲図4及び
図5〜図7を参照しながら説明する。まず、図4に示す
テーブルを出現数の多い要素順にソートしたテーブルを
作成する(図5参照)。次に、最も出現回数の多い「ジ
ャイアンツ」のレコードにおいて、同時出現数のカウン
トがある「野球」、「スポーツ」をその出現数の多い順
に移動し、さらに「マーラー」のレコードにおいても同
様に関連度のある「クラシック」および「音楽」を「マ
ーラー」の次に移動したテーブルを作成する(図6参
照)。
【0041】続いて、図6に示すテーブルにおいて、同
時出現数が「0」の部分はデータとして意味がない部分
であるため削除することにより、図7(a)および
(b)に示すような2つのテーブルに分割する。なお、
「天気」や図示せぬ要素についても同様のソートや移動
等を行い、各々テーブルを分割する。評価・解析部50
2は、このように分割したテーブルに含まれる要素を1
つの関連語グループ(図示の例では、「ジャイアン
ツ」、「野球」、「スポーツ」が1つの関連語グループ
であり、「マーラー」、「クラシック」、「音楽」が1
つの関連語グループである)とするといったグループ分
け処理を行うのである。なお、図示の例では、「ジャイ
アンツ」に関連する要素が「野球」および「スポーツ」
しかない場合であるが、大量の文書を解析すると「ジャ
イアンツ」に対して少数回数だけ同時出現する要素が多
数出現する虞が高いが、このように少数回数だけ同時出
現する要素は「ジャイアンツ」に対して関連度が小さい
と考えられる。そこで、本実施形態では、ある程度の回
数(例えば、「ジャイアンツ」の場合、その出現回数の
30%以上の回数=8.1回)以上の同時出現回数がカ
ウントされた要素のみを同一グループに属するようにし
ている。このようにすることで、互いに関連度の高い要
素が1つのグループに属するような関連語グループ分け
を行うことができる。
【0042】評価・解析部502は、以上のような過去
のユーザ文書データの評価解析処理を行い、要素に対す
る「嗜好語」の評価付けと、関連語グループ分けとを実
行するのである。
【0043】このように過去のユーザ文書データに対す
る評価解析処理を行うと共に、評価・解析部502は過
去の全体文書データに対する評価解析処理を行う。ここ
で、過去の全体文書データに対する評価解析処理では、
上記ユーザが過去に取得した文書に対する評価解析処理
と同様の処理を行い、過去の全体文書データから抽出し
た要素の評価点数(要素自身の評価点数+関連要素の評
価点数)が高いものについて「社会語」といった評価を
行う。すなわち、契約者全員(もしくはグループ全員)
が過去に取得した文書において評価点数が高いというこ
とは、多数のユーザの嗜好傾向の平均、つまり社会的に
嗜好傾向にある程度合致した要素であると判断できるの
で、上記評価点数が高い要素に対して「社会語」といっ
た評価を行うのである。また、上記過去のユーザ文書デ
ータに対する評価解析処理と同様、過去の全体文書デー
タに対する評価解析処理においても、関連語グループ分
けを行う。
【0044】評価・解析部502は、上述したような過
去のユーザ文書データに対する評価解析処理および過去
の全体文書データに対する評価解析処理を行うと、当該
評価解析結果を表示制御サーバ40の表示制御部405
に出力する。
【0045】表示制御部405は、評価・解析部404
から供給されるユーザの携帯端末2に提供しようとする
文書データに関する評価解析結果と、評価・解析部50
2から供給される当該ユーザおよび多数のユーザが取得
した過去の文書データに関する評価解析結果とに基づい
て、文書データ取得部403から供給された文書データ
(HTMLデータ)に文字表現を指定するタグを追加す
る等の加工処理を施し、加工後の文書データによる携帯
端末2の表示部201への表示内容を制御する。以下、
表示制御部405による文書データの加工処理の一例に
ついて具体的に説明する。
【0046】表示制御部405には、上述したように評
価・解析部404からユーザが取得を希望している文書
データに対する要素および単位区間毎の評価結果と、評
価・解析部502からユーザの過去に取得した文書デー
タに対する評価解析結果および社会的な評価解析結果と
が供給される。図8に示すように、表示制御部405
は、予め上記のように供給される評価結果に基づいてど
のように表示を制御すべきが記述された表示制御用テー
ブルを有しており、当該表示制御用テーブルと供給され
た評価結果を参照することにより文書データに対して加
工処理を行うようになっている。
【0047】図8に示すように、表示制御用テーブルに
は、各評価結果に対応する表示制御の内容が記述されて
おり、表示制御部405は対応する表示制御内容が実現
されるように文書データに対してタグを埋め込む等の加
工処理を行う。図8に示す例では、評価結果が「重要
語」である要素に対しては、当該要素が「黒色、太字」
で表示されるようにHTML形式の文書データ中にタグ
を付加する。
【0048】次に、評価結果が「軽要語」である要素に
対しては、当該要素が「黒色、細字」で表示されるよう
にHTML形式の文書データ中にタグを付与する。ま
た、「軽要語」の要素に対しては、当該要素がマウス等
のポインティングデバイスによってクリックされた場合
に、直前に表示された同一の要素が表示される画面にリ
ンクするためのタグが付与される。したがって、「大相
撲」といった要素が軽要語である場合に、ある「大相
撲」が表示されている画面において、ユーザが「大相
撲」をクリックすると、携帯端末2のWWWブラウザに
よって表示画面が当該文書中においてその1つ前に「大
相撲」が表示されている画面に切り換えられることにな
る。なお、この実施形態では、「軽要語」に対しては、
1つ前の同一の軽要語が表示される画面に切り替わるよ
うなタグが埋め込まれているが、当該文書中の最初に出
現する同一の「軽要語」に表示画面が切り替わるような
タグを埋め込むようにしてもよい。
【0049】次に、評価結果が「重要段落」である段落
に対しては、背景色を他の評価がなされていない通常の
段落よりも濃くするといった表示制御がWWWブラウザ
によってなされるようなタグをHTML形式の文書デー
タに付与する。また、評価結果が「軽要段落」である段
落に対しては、背景色を他の評価がなされていない通常
の段落よりも薄くするといった表示制御がWWWブラウ
ザによってなされるようなタグをHTML形式の文書デ
ータに付与する。
【0050】次に、評価結果が「嗜好語」である要素に
対しては、当該要素が「赤色、太字」で表示されるよう
にHTML形式の文書データ中にタグを付加する。ま
た、評価結果が「社会語」である要素に対しては、当該
要素が「青色、太字」で表示されるようにHTML形式
の文書データ中にタグを付与する。
【0051】次に、各「関連語グループ(個人)」に含
まれる要素群に対しては、ある関連語グループに属する
ある要素がマウス等のポインティングデバイス等で指示
された場合に、同一グループに属する要素が赤色、細字
で表示されるようなスクリプトをWWWブラウザが実行
することを指示するタグをHTML形式の文書データ中
に付与する。ここで、「関連語グループ(個人)」と
は、過去のユーザ文書データに対する評価解析処理によ
り分割された関連語グループである。
【0052】また、各「関連語グループ(社会)」に含
まれる要素群に対しても、ある関連語グループに属する
ある要素がマウス等のポインティングデバイス等で指示
された場合に、同一グループに属する要素が青色、細字
で表示されるようなスクリプトをWWWブラウザが実行
することを指示するタグをHTML形式の文書データ中
に付与する。ここで、「関連語グループ(社会)」と
は、過去の全体文書データに対する評価解析処理により
分割された関連語グループである。
【0053】なお、上記のような文書データの加工処理
において、ある一つの要素に対して複数の評価結果が重
複する場合も考えられる。例えば、「重要語」であると
いった評価がなされた要素に対して、「社会語」である
といった評価がなされることがあり、このように評価結
果が重複した場合にはいずれの表示制御内容にしたがっ
た加工処理を施すかが問題となる。そこで、本実施形態
では、予め各評価結果の優先度を決めておき、優先度の
高い評価結果に対応する表示制御がなされるように文書
データの加工処理を行うようにしている。例えば、「重
要語」が「社会語」よりも優先度が高いといった設定が
なされている場合には、ある要素に対して両者の評価結
果が重複した際には、「重要語」に対する表示制御内容
である「黒色、太字」が優先されることになる。
【0054】図3に示す表示制御部405は、評価・解
析部404および評価・解析部502から供給される評
価解析結果に基づいて、文書データ取得部403から供
給された文書データに対して以上のような文書データ加
工処理を施し、加工処理後の文書データを送信部401
に出力する。
【0055】送信部401は、表示制御部405から加
工処理後の文書データを受け取ると、受信部402から
供給された当該文書データの閲覧を要求しているユーザ
の携帯端末2を識別する識別情報IDを参照し、当該ユ
ーザの携帯端末2宛にインターネット1を介して加工処
理後の文書データを送信する。このように送信部401
から送信された加工処理語の文書データを携帯端末2に
おいては、当該文書データ中に付与されたタグに従い表
示エンジン202(図2参照)が表示内容を制御し、携
帯端末2の表示部201には上記評価結果を考慮した表
示がなされることになる。
【0056】B.実施形態の動作 以上説明したのが、文書データ提供サービスセンタ4に
よって提供される文書データ提供サービスが実施される
ネットワークシステムの構成であり、以下、当該サービ
ス実施時におけるネットワークシステムの動作につい
て、サービス実施時における携帯端末2および文書デー
タ提供サービスセンタ4の処理動作シーケンスフローチ
ャートである図9を参照しながら説明する。
【0057】当該サービスを利用する場合、ユーザは携
帯端末2の操作部206を適宜操作することにより、当
該操作によるユーザの指示にしたがって携帯端末2はW
WWブラウザを起動させる。そして、予め文書データ提
供サービスセンタ4側で用意された当該サービスを利用
するためのURLを指定してインターネット1への接続
処理を行う。これにより、携帯端末2の表示部201に
は文書データ提供サービスセンタ4側に用意されたWe
bページが表示される。
【0058】このWebページには、当該サービスの契
約者であることを確認するためのユーザIDやパスワー
ドの入力をユーザに促す画面が表示されている。ユーザ
はこの表示画面を参照しながら操作部206を適宜操作
してこれらの認証用の情報を入力すると、携帯端末2に
よって入力された認証用の情報がインターネット1を介
して文書データ提供サービスセンタ4側に送信される。
【0059】このように携帯端末2から送信された認証
用情報を受信した文書データ提供サービスセンタ4で
は、図示せぬ契約者データベース等を参照し、当該認証
用情報を送信したユーザが正当な契約者であるか否かを
判別し、正当な契約者ではない場合にはその旨を通知す
るメッセージおよびサービス契約を促すメッセージ等が
表示されるWebページを携帯端末2に送信する。この
場合、当該Webページを利用してユーザが文書データ
提供サービスセンタ4に対してサービス契約を行う、い
わゆるオンライン登録ができるようにしておけばよい。
【0060】一方、正当な契約者であると判別した場合
には、文書データ提供サービスセンタ4は携帯端末2に
対して取得したい文書データの指定を促すためのWeb
ページを送信し、これを受信した携帯端末2の表示部2
01には、当該Webページが表示される。ここで、携
帯端末2の表示部201に表示される文書指定を促すた
めのWebページの一例を図10に示す。同図に示すよ
うに、この表示画面には、ユーザが取得を希望する文書
データを指定するためのURL入力欄101と、取得し
たい文書データをWWW上から検索するための検索キー
ワードを入力するためのキーワード入力欄102とが表
示されている。
【0061】この表示画面において、ユーザが予め取得
したい文書データが格納されたWWWサーバ3のURL
を知っている場合には、URL入力欄101にそのUR
Lを入力し、文書取得ボタン103をクリックする。こ
れにより、携帯端末2から入力したURLを含む文書デ
ータ取得要求がインターネット1を介して文書データ提
供サービスセンタ4に送信される(ステップSa1)。
一方、取得したい情報のジャンル等を認識してはいるも
のの、どのWWWサーバ3に格納されているかをユーザ
が知らない場合には、キーワード入力欄102に希望ジ
ャンル等を指定するためのキーワードを入力し、検索ボ
タン104をクリックする。これにより、携帯端末2か
ら入力されたキーワードを含む検索要求がインターネッ
ト1を介して文書データ提供サービスセンタ4に送信さ
れ、文書データ提供サービスセンタ4は当該キーワード
に基づいて検索処理を行う。そして、文書データ提供サ
ービスセンタ4は、検索結果の一覧を表示するためのW
ebページをインターネット1を介して携帯端末2に送
信する。このWebページを受信した携帯端末2には検
索結果の一覧が表示され、当該表示画面においてある文
書データがユーザによって指定された場合、携帯端末2
は指定された文書データのURLを含む文書データ取得
要求をインターネット1を介して文書データ提供サービ
スセンタ4に送信する(ステップSa1)。
【0062】このように文書データ提供サービスセンタ
4によって実施される文書データ提供サービスでは、ユ
ーザがURLを直接指定して文書データの取得を要求す
ることもできるし、ユーザが所望の文書データにアクセ
スするためのURLを知らない場合にも検索機能を利用
して所望の文書データの取得を要求することができるよ
うになっている。
【0063】このように携帯端末2から送信された文書
データの取得要求を受信した文書データ提供サービスセ
ンタ4は、当該取得要求に含まれるURLによって識別
されるWWWサーバ3から文書データを取得する(ステ
ップSa2)。WWWサーバ3から文書データを取得す
ると、文書データ提供サービスセンタ4は取得した文書
データに対する評価・解析処理、過去のユーザ文書デー
タおよび過去の全体文書データに対する評価・解析処理
を行う(ステップSa3)。ここで行われる文書データ
に対する評価・解析処理は上述したとおりであるため、
その詳細な説明を省略する。
【0064】このように評価・解析処理が終了すると、
取得した文書データから抽出した各要素や各段落につい
ての「重要語」、「軽要語」、「重要段落」……といっ
た評価解析結果に基づいて、これらの評価がなされた要
素や段落の表示内容を制御するために文書データに対し
てタグを付与する等の加工処理を行う(ステップSa
4)。ここで行われる加工処理は上述した通りであるた
め、その詳細な説明を省略する。表示内容を制御するた
めの文書データの加工処理が終了すると、文書データ提
供サービスセンタ4は加工処理後の文書データをインタ
ーネット1を介して携帯端末2に送信する(ステップS
a5)。
【0065】文書データ提供サービスセンタ4から送信
される加工処理後の文書データを受信した携帯端末2で
は、入出力情報処理部203によって受信した文書デー
タ中の「重要語」の評価がなされた要素を抽出し、当該
要素を登録語記憶部204に登録する(ステップSa
6)。ここで、HTML形式の文書データに含まれるタ
グによって「黒色、太字」で表示するように指定されて
いる要素は「重要語」の評価がなされた要素であり、H
TML形式の文書データのタグを参照することにより、
どの要素が「重要語」であるかといったことを判別する
ことができる。
【0066】携帯端末2における入出力情報処理部20
3は、上記のような登録語記憶部204への「重要語」
の登録処理を行うとともに、登録語記憶部204に登録
されている要素が受信した文書データ中に含まれている
場合には、当該要素の表示内容を制御するためにタグを
付与する等の文書データの加工処理を行う。例えば、当
該登録語が「黄色、太字」で表示されるようにHTML
形式の文書データ中にタグを付加する。
【0067】このような登録語記憶部204への「重要
語」の登録処理および登録語の表示内容を制御するため
の文書データ加工処理が行われると、加工処理後の文書
データが表示エンジン202に出力される。表示エンジ
ン202では、文書データ提供サービスセンタ4や入出
力情報処理部203によって当該文書データ中に埋め込
まれたタグに従って文書データの各要素等の表示スタイ
ルを制御し、この結果「重要語」、「軽要語」……とい
った評価結果に応じた表示スタイルで文書データが表示
部201に表示される(ステップSa7)。
【0068】具体的には、ある文書データの閲覧を要求
した携帯端末2の表示部201には、当該文書データに
示される文書が、「重要語」は黒色、太字で表示され、
「軽要語」は黒色、細字で表示され、「重要段落」は背
景色が他の部分よりも濃く表示され、「軽要段落」は背
景色が他の部分よりも薄く表示され、「嗜好語」は赤
色、太字で表示され、「社会語」は青色、太字で表示さ
れる。したがって、ユーザはこのような表示内容を参照
すると、取得した文書における重要と考えられる部分、
余り重要ではない考えられる部分、過去のユーザの嗜好
傾向に合致していると考えられる部分、社会的な嗜好傾
向に合致していると思われる部分であるか否かを、各要
素や段落の表示スタイルによって判別することができ
る。すなわち、表示部201に表示される文書を参照す
る際、重要であると考えられる部分や嗜好傾向に合致す
ると考えられる部分等については熟読し、余り重要では
ない部分については流して読む、もしくは飛ばして読む
といったことが可能となる。したがって、ユーザは取得
した文書が膨大な文字数の文書であっても、より短時間
でその文書中から重要と考えられる部分や嗜好に合致す
ると考えられる部分を確実に参照することができる。
【0069】また、本実施形態では、上記のようにユー
ザ以外の過去の文書取得履歴を用い、社会的な嗜好傾向
に合致すると考えられる部分についても特別な表示スタ
イル(青色、太字)で表示されるようになっている。し
たがって、ユーザは自身の嗜好傾向に偏った情報以外に
も、文書中から社会的な嗜好傾向に関する情報も、より
確実に参照することができる。
【0070】また、本実施形態では、過去のユーザが取
得した文書や、多くのユーザが過去に取得した文書を評
価解析することにより、関連性の高い単語(要素)を1
つのグループ(関連語グループ)にまとめるといったグ
ループ分割を行い、文書が表示部201に表示されてい
る際に、グループに属する単語がユーザマウス操作等に
よって指示された場合、当該グループに属する他の単語
が特別な表示スタイルで表示されるようになっている。
すなわち、ユーザが興味を持った単語を指示するように
マウス等を操作すると、その興味を持った単語に関連性
の高い単語が特別な表示スタイルで表示されることにな
る。したがって、ユーザは取得した文書が膨大な文字数
であっても、その表示スタイルを見ることで興味の持っ
た単語に関連すると考えられる部分がどこに表示されて
いるかを容易に認識することができる。
【0071】ところで、「軽要語」と評価されて余り重
要ではないと考えられる部分や、「重要語」とも「軽要
語」とも評価されない通常の部分であっても、ユーザの
周囲の生活環境が変化したり、考え方が変化したりする
ことにより、その部分に関する情報が当該ユーザにとっ
て重要な部分となることも考えられる。このような点を
考慮して本実施形態では、取得を希望した文書は削除等
はされずに、表示スタイル等のみを変更してユーザに提
供されるので、上記のようにユーザが重要と考える部分
が変動した場合にも、その文書の中から新たに関心を持
った部分を探して参照することができる。
【0072】また、「軽要語」という評価がなされたた
めに読み飛ばしていた単語等について、文章をある程度
読んだ後に「軽要語」に関しての情報をユーザが知りた
いと思うこともある。このような場合には、ユーザはマ
ウス等を操作して「軽要語」と評価された単語(黒色、
細字で表示)をクリックすることにより、その1つ直前
の同一単語が表示された画面に表示部201の表示画面
が切り替わることになる。さらに、表示画面が切り替わ
った後も、その表示画面における「軽要語」をマウス等
でクリックすれば、クリックした軽要語の1つ前にある
同一の軽要語が表示される画面に切り替わることにな
り、このように「軽要語」のクリックを繰り返すことに
より当該「軽要語」に関する情報を得やすい表示画面が
瞬時にユーザに提供されることになる。
【0073】また、本実施形態では、表示制御サーバ4
0および履歴サーバ50を有する文書データ提供サービ
スセンタ4側で文書データを評価解析し、当該評価解析
結果に基づいて文書データを加工した後、携帯端末2に
送信するようにしているので、携帯端末2は文書データ
の評価解析処理を行う必要がない。したがって、PDA
や携帯電話端末といったCPUの処理能力が比較的乏し
い小型携帯端末においても、上述したような当該サービ
スによる効果を得ることができる。
【0074】C.変形例 なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるもので
はなく、以下に例示するような種々の変形が可能であ
る。
【0075】(変形例1)上述した実施形態では、ユー
ザの携帯端末2から文種取得要求がなされた場合に、文
書データ履歴データベース501を参照することによ
り、ユーザや当該サービスの契約者が過去に取得した文
書データを評価解析して「嗜好語」、「社会語」、「関
連語グループ」といった評価を行うようにしていた。こ
のように文書データ取得要求がある度に過去の文書デー
タを取得して解析するのではなく、予め過去の履歴に基
づいて「嗜好語」、「社会語」、「関連語グループ」を
データベースに登録しておき、当該データベースを参照
することで「嗜好語」……といった評価を行うようにし
てもよい。このような評価解析を行う場合の文書データ
提供サービスセンタの構成例を図11に示す。
【0076】同図に示すように、この文書データ提供サ
ービスセンタ4’は、表示制御サーバ40’と、履歴サ
ーバ50’とを備えており、表示制御サーバ40’は送
信部401、受信部402、文書データ取得部403、
評価・解析部404’および表示制御部405’を有し
ている。また、履歴サーバ50’は、更新用データベー
ス510と、更新処理部511と、嗜好語データベース
513と、社会語データベース512とを有している。
【0077】受信部402は、上述した文書データ提供
サービスの契約がなされた携帯端末2からインターネッ
ト1を介して送信される文書データの取得要求を受信
し、当該要求を行った携帯端末2を識別するための識別
情報IDを送信部401および表示制御部405に出力
するとともに、ユーザが取得を希望する文書データを識
別するためのURLを文書データ取得部403に出力す
る。
【0078】文書データ取得部403は、上記実施形態
と同様に受信部402から供給されるURLによって識
別されるWWWサーバ3に格納されているHTML形式
の文書データをインターネット1を介して取得し、取得
した文書データを評価・解析部404’および表示制御
部405’に出力する。
【0079】評価・解析部404’は、文書データ取得
部403から供給された文書データによって表現される
文書に対し、評価解析処理を行う。ここで、評価・解析
部404’によって行われる評価解析処理は、上記実施
形態と同様であり、各要素や各段落に対して「重要
語」、「軽要語」、「重要段落」および「軽要段落」と
いった評価がなされる。このような評価結果が評価・解
析部404’から表示制御部405’に出力される。
【0080】また、この変形例における評価・解析部4
04’は、上述した各要素や各段落に対して「重要
語」、「軽要語」、「重要段落」および「軽要段落」と
いった評価を行う処理に加え、当該文書データに対して
当該過去のユーザ文書データの全てに対し、形態素解
析、構文解析等の処理を行い、当該文書データに含まれ
る要素を抽出し、抽出した全ての要素について、その出
現数と同時出現数をカウントしたテーブルを作成する
(図4参照)。ここでのテーブル作成手法は、上述した
実施形態における評価・解析部502が行う手法と同様
であるが、評価・解析部502が過去の文書データに対
して当該テーブル作成処理を行っているのに対し、評価
・解析部404’は今回取得した文書に対してテーブル
作成処理を行うのである。
【0081】評価・解析部404’は、このように作成
したテーブルを履歴サーバ50’の更新用データベース
510に出力し、更新用データベース510の登録内容
を更新する。
【0082】更新用データベース510には、当該サー
ビスの契約者である全てのユーザ毎に、過去の所定期間
(例えば過去1ヶ月間)の間に取得した文書データの全
てに対する各要素の出現数と同時出現数をカウントした
テーブルが格納されており(図4に示すテーブルと同じ
構成)、上記のように評価・解析部404’から新たな
テーブルが供給されると、格納しているテーブルを新た
なテーブルの内容を反映したものに更新される。具体的
には、更新前に更新用データベース510に格納されて
いるテーブルの出現数または同時出現数のカウント値
に、新たなにテーブルでカウントされた出現数または同
時出現数が加算される。
【0083】当該更新内容を図12を参照して具体的に
例示すると、(a)に示される更新前の更新用データベ
ース510のテーブルにおける「ジャイアンツ」の出現
数は「37」であり、(b)に示される文書データ取得
部403によって取得された文書データの解析すること
により評価・解析部404’によって新たに作成された
テーブルの「ジャイアンツ」の出現数が「7」であるか
ら、更新後のテーブルの「ジャイアンツ」の出現数は
「37」+「7」=「44」となる。また、更新前の
「ジャイアンツ」に対する「野球」の同時出現数は「2
4」であり、新たに作成されたテーブルの「ジャイアン
ツ」に対する「野球」の同時出現数が「4」であるか
ら、更新後のテーブルの「ジャイアンツ」に対する「野
球」の同時出現数は「24」+「4」=「28」とな
る。このようにして更新用データベース510に格納さ
れる過去の文書データの全てに対する解析により得られ
た各要素の出現数および同時出現数のテーブルは、ユー
ザの指示によって新たに文書データが取得されると、そ
の文書データの解析内容を反映したものに更新されるの
である。
【0084】更新処理部511は、定期的(例えば1ヶ
月毎)に上記のような更新用データベース510に格納
されるテーブルの内容を参照することにより、社会語デ
ータベース512および嗜好語データベース513を更
新する処理を行う。まず、嗜好語データベース513の
データベースを更新する際の処理内容について説明す
る。
【0085】上述したように更新用データベース510
には過去1ヶ月間にユーザが取得した文書データを解析
することにより得られた各要素の出現数および同時出現
数をカウントしたテーブルが格納されている。更新処理
部511は、あるユーザのテーブル内容を参照し、各要
素について評価を行う。ここでの評価は、上述した実施
形態における評価・解析部502と同様であり、各要素
の評価は、「要素自身の評価点数」と「関連要素の評価
点数」の総点を求めることで実施する。
【0086】更新処理部511は、全ての要素に対する
評価点数を求めると、当該評価点数が高い要素について
「嗜好語」といった評価付けを行う。ここで、「嗜好
語」の評価を行う基準としては、評価点数が高い順に所
定数(例えば、評価点数が高い順に10個)の要素や、
全ての評価点数の平均値を求め、当該平均値よりも所定
値以上大きい評価点数の要素を「嗜好語」と評価する等
の手法を用いればよい。このように各要素に対して「嗜
好語」であるか否かの評価を行うと、「嗜好語」である
と評価した要素(単語)を嗜好語データベース513の
当該ユーザの嗜好語を格納するエリアに登録する。この
際、既に登録されている内容は全て消去し、今回の評価
処理によって「嗜好語」と評価された要素のみを登録す
る。このような嗜好語の登録をサービス契約者であるユ
ーザ全てに対して行い、全てのユーザ毎の「嗜好語」と
評価した要素を登録し、嗜好語データベース513を更
新する。
【0087】次に、更新処理部511が社会語データベ
ース512を更新する処理について説明する。社会語デ
ータベース512を更新する際には、更新処理部511
は更新用データベース510に格納された全てのユーザ
のテーブルを参照し、これらのテーブルに示される各要
素の出現数および同時出現数を全て加算して、ユーザ全
員によって過去に取得された文書データを全て考慮した
各要素の出現数と同時出現数をカウントしたテーブルを
作成する。
【0088】このようにユーザ全員が過去に取得した文
書データを考慮したテーブルを作成すると、更新処理部
511はそのテーブルを参照して各要素について評価を
行う。ここでの評価は、上述した実施形態における評価
・解析部502と同様であり、各要素の評価は、「要素
自身の評価点数」と「関連要素の評価点数」の総点を求
めることで実施する。
【0089】更新処理部511、全ての要素に対する評
価点数を求めると、当該評価点数が高い要素について
「社会語」といった評価付けを行う。ここで、「社会
語」の評価を行う基準としては、評価点数が高い順に所
定数(例えば、評価点数が高い順に10個)の要素や、
全ての評価点数の平均値を求め、当該平均値よりも所定
値以上大きい評価点数の要素を「嗜好語」と評価する等
の手法を用いればよい。このように各要素に対して「社
会語」であるか否かの評価を行うと、「社会語」である
と評価した要素(単語)を社会語データベース512に
登録する。この際、既に登録されている内容は全て消去
し、今回の評価処理によって「社会語」と評価された要
素のみを登録する。このようにして社会語データベース
512を更新する。
【0090】社会語データベース512には、上述した
ように更新処理部511による更新処理によって定期的
に更新される「社会語」が格納されている。嗜好語デー
タベース513には、上述したように更新処理部511
による更新処理によって定期的に更新される各ユーザに
対応した「嗜好語」が格納されている。
【0091】表示制御サーバ40’の表示制御部40
5’は、評価・解析部404’から供給される評価結果
と、嗜好語データベース513における当該ユーザの登
録エリアに格納される「嗜好語」と、社会語データベー
ス512に格納される「社会語」とに基づいて、上記実
施形態における表示制御部405と同様、文書データ取
得部403から供給される文書データに対して、表示制
御用テーブル(図8参照)を参照してタグを埋め込む等
の加工処理を行う。
【0092】このように表示制御部405’によって加
工処理がなされた文書データが送信部401によってユ
ーザの携帯端末2宛にインターネット1を介して送信さ
れる。
【0093】この変形例においても、携帯端末2の表示
部201には、評価結果に応じた表示スタイルで各要素
が表示されるので、ユーザは取得した文書が膨大な文字
数の文書であっても、より短時間でその文書中から重要
と考えられる部分や嗜好に合致すると考えられる部分を
確実に参照することができる。
【0094】(変形例2)また、上述した実施形態で
は、取得した文書データ、及び過去に取得した文書デー
タにおける要素の出現数および同時出現数等を用いて各
要素等に対する評価を行うようになっていたが、これ以
外にも他の手法による評価によって特定した部分の表示
内容が他の部分と異なるようにしてもよい。例えば、以
下に説明する手法により求められる関連語利用率を考慮
した評価を行うようにしてもよい。
【0095】上述したように関連語グループに属する1
つの単語がユーザのマウス操作等によって指示された場
合、そのグループに属する他の単語が特別な表示スタイ
ル(上記実施形態では、赤色、細字や青色、細字)で表
示されるが、このようにしてユーザに対して特別な表示
スタイルで表示した単語(ユーザに関連語として紹介し
た単語)がユーザによって利用された確率である関連語
利用率を求める。ここで、上記のようにマウス操作等に
より指示によって表示スタイルを変更してユーザに対し
て紹介した単語数をSW、紹介した単語の中からユーザ
が利用した単語数RWとすると、関連語利用率KPは、
以下の式により算出される。 KP=RW/SW ここで、ユーザが利用したとは、紹介した単語を登録語
記憶部204に登録した場合など、その単語に関して何
らかの指示等をユーザが行ったことを意味する。このよ
うな関連語利用確率は、ある文書データを表示した携帯
端末2において算出されるが、算出された関連語利用率
を携帯端末2からインターネット1を介して文書データ
提供サービスセンタ4に送信すれば、文書データ提供サ
ービスセンタ4において当該関連語利用確率を考慮した
評価が可能となる。関連語利用確率の評価への利用方法
としては、例えば関連語利用確率の高い単語を「嗜好
語」として評価する等がある。
【0096】また、携帯端末2において表示部201に
文書データを表示する際に、文書データが表示部201
の複数画面にわたる場合には、ユーザ操作部206等を
適宜操作することによりその表示をスクロールさせるの
が一般的であるが、当該表示のスクロール速度を考慮し
て各要素の評価を行うようにしてもよい。すなわち、ユ
ーザの操作に応じた表示スクロール速度が遅い場合に
は、その時に表示している文書をユーザがじっくりと熟
読していると考えられ、表示スクロール速度が速い場合
には、その時表示している文書は読み飛ばしをしている
か、もしくは流し読みをしていると考えられる。このこ
とを考慮し、表示スクロール速度が速い時に表示されて
いた要素に対しては低い評価点を付し、表示スクロール
速度が遅い時に表示されていた要素に対しては高い評価
点を付す。このような評価点付加処理を文書を表示して
いる携帯端末2において実行し、得られた各要素の評価
点を携帯端末2からインターネット1を介して文書デー
タ提供サービスセンタ4に送信する。そして、文書デー
タ提供サービスセンタ4において、高い評価点が付され
た要素に対して「嗜好語」であるといった評価を与える
ようにすればよい。
【0097】(変形例3)また、上述した実施形態で
は、評価・解析部404や評価・解析部502等の評価
に応じて表示制御部405が表示スタイルを異ならせる
ように文書データを加工するようにしていたが、このよ
うな表示内容の制御に加え、携帯端末2が自動スクロー
ル表示機能を有している場合には、そのスクロール速度
を制御するようにしてもよい。このように評価結果に応
じてスクロール速度を制御する手法としては、例えば
「重要段落」を表示する画面においてはスクロール速度
を遅くするためのコマンドを文書データに埋め込み、一
方「軽要段落」を表示する画面においてはスクロール速
度を速くするためのコマンドを文書データに埋め込み、
これらのコマンドを埋め込んだ文書データを文書データ
提供サービスセンタ4から携帯端末2に送信する。そし
て、このような文書データを受信した携帯端末2におい
て、上記のように埋め込まれたコマンドにしたがってス
クロール速度を自動的に制御すればよい。このようにす
ることで、「重要段落」が表示されている画面のスクロ
ール速度は遅くなり、ユーザはその部分を熟読すること
ができ、一方「軽要段落」が表示されている画面のスク
ロール速度は速くなり、ユーザにとって余り重要でない
と考えられる部分の表示時間を短縮することができる。
【0098】(変形例4)また、上述した実施形態で
は、「社会語」の評価付けを行う場合や、「関連語グル
ープ(社会)」に分割する際に、評価・解析部502が
当該サービスの契約者全員が過去に取得した文書データ
を評価解析するようにしていたが、予めサービス契約者
を複数のグループに分割しておき、いずれかのグループ
に属するユーザが過去に取得した文書データを評価解析
することにより、「社会語」の評価付けや、「関連語グ
ループ(社会)」の分割等を行うようにしてもよい。例
えば、「スポーツ」グループ、「音楽」グループ、「文
学」グループといった趣味によってグループ分けを行う
ようにしてもよいし、「医者」グループ、「製造業」グ
ループ、「金融」グループといったようにユーザの職業
によってグループ分けを行うようにしてもよい。
【0099】また、サービス契約者であるユーザを複数
のグループに分割する手法としては、ユーザの自己申告
等に基づいて各ユーザを適当なグループに分割するよう
にすればよい。また、ユーザが所定期間内に取得した文
書データの評価解析結果に応じて、適当なグループに属
させるようにしてもよい。例えば、あるユーザが所定期
間内に取得した文書データの評価解析結果が、スポーツ
に関連する単語が多くカウントされるといった傾向を示
している場合には、当該ユーザが「スポーツ」グループ
に属するようなグループ分けを行えばよい。
【0100】また、上述したようにユーザをグループ分
けしておき、文書データ提供サービスセンタ4に対して
文書データの取得を要求する際に、「社会語」の評価付
けを行うための評価解析対象を、上記のようなグループ
のいずれかからユーザが任意に選択できるようにしても
よい。この場合、携帯端末2から文書データ提供サービ
スセンタ4に送信される文書データの取得要求には、選
択したグループを識別する情報が含ませる。そして、当
該要求を受信した文書データ提供サービスセンタ4で
は、該要求に含まれるグループ識別情報に示されるグル
ープに属する全てのユーザが過去に取得した文書データ
を評価解析対象として「社会語」の評価付け等を行うよ
うにすればよい。
【0101】(変形例5)また、上述した実施形態にお
ける表示制御部405は、表示制御用テーブル(図8参
照)を参照することにより評価結果に応じて表示内容が
制御されるように文書データを加工するようにしていた
が、当該表示制御用テーブルの内容を各ユーザ毎に設定
できるようにし、あるユーザの携帯端末2に文書データ
提供サービスセンタ4から文書データを送信する場合に
は、当該あるユーザが設定した表示制御用テーブルを参
照して表示制御部405が文書データを加工するように
してもよい。このようにすることで、ユーザは「重要
語」、「軽要語」、「嗜好語」、「社会語」等の表示ス
タイルをユーザの好みに応じてカスタマイズすることが
できる。
【0102】(変形例6)また、上述した実施形態で
は、文書データ提供サービスセンタ4は携帯端末2のユ
ーザによって指定された文書データを取得し、この文書
データに対して評価結果に応じた加工処理を施して携帯
端末2に送信するようにしていたが、このようなユーザ
によって指定された文書データの送信に加え、文書デー
タ提供サービスセンタ4が自発的にユーザの携帯端末2
に適切(例えば、嗜好傾向が合致するもの)と思われる
文書データ、もしくは文書データを閲覧するためのUR
L情報を選択して送信するサービスを実施するようにし
てもよい。このようなサービスを実施する場合、文書デ
ータ提供サービスセンタ4では、当該ユーザが過去に取
得した文書データから上記実施形態と同様の評価解析処
理を行い、その結果「嗜好語」と評価された要素をキー
ワードとしてWWW上で文書データを検索する。そし
て、検索結果の上位10番目までの文書データのURL
情報を携帯端末2に送信するようにすればよい。また、
上記のような評価解析処理の結果、「嗜好語」と評価さ
れた要素(単語)に関連する広告情報を選択して携帯端
末2に送信するといった広告配信サービスを実施するよ
うにしてもよい。
【0103】(変形例7)また、上述した実施形態で
は、評価・解析部502等が過去に取得された文書デー
タを評価解析する際に、各要素の同時出現数を利用して
関連語グループ分けを行っていたが、公知の構文解析技
術を利用することにより各要素(単語)同士の係り受け
関係(従属関係)を解析し、上位概念、中位概念、下位
概念といった各要素毎の従属関係を解析して評価するよ
うにしてもよい。具体的に例示すると、図13に示すよ
うに、「スポーツ」が最も上位概念の要素として評価
し、「野球」が「スポーツ」の中位概念として評価し、
「ジャイアンツ」が「野球」の下位概念として評価する
といったように各要素毎の従属関係を評価するようにし
てもよい。このような各要素間の従属関係の評価を行っ
た場合には、表示制御部405は当該評価に基づいて、
例えば「野球」といった中位概念の要素がユーザのマウ
ス操作等によって指示された場合に、その上位概念とし
て評価された「スポーツ」を「緑色、細字」が表示さ
れ、その下位概念として評価された「ジャイアンツ」を
「黄色、細字」が表示されるようにHTML形式の文書
データにタグを埋め込むようにすればよい。
【0104】(変形例8)上述した実施形態では、文書
データ提供サービスセンタ4から携帯端末2に送信する
文書データがWWWサーバ3から取得したHTML形式
のデータである場合について説明したが、文書データの
フォーマットはHTML形式のものに限らず、文書とし
て形態素解析や構文解析が可能なフォーマットのデータ
であればよい。例えば、文書データとしてテキストデー
タを用いる場合には、文書データ提供サービスセンタ4
は文書データをそのまま携帯端末2に送信し、これと同
時にそのテキストデータのどの文字をどのように表示す
るかといった制御コマンドファイルを携帯端末2に送信
するようにすればよい。
【0105】(変形例9)また、上述した実施形態で
は、文書データ提供サービスセンタ4から送信された文
書データを受信して表示する装置が、ノート型のパーソ
ナルコンピュータ、PDA、携帯電話端末等の携帯端末
である場合を例に挙げて説明したが、携帯端末に限定さ
れるものではなく、デスクトップ型のパーソナルコンピ
ュータ等の文書データを表示する表示部およびWWWブ
ラウザ等の文書データもしくはこれに付随するコマンド
等にしたがって表示内容を制御する機能を有する装置で
あればよい。
【0106】(変形例10)また、上述した実施形態で
は、インターネット1に接続された文書データ提供サー
ビスセンタ4がインターネット1を介した携帯端末2か
らの文書データ取得要求に応じて文書データの取得、加
工、提供といった処理を行うようになっていたが、図1
4に示すように、文書データ提供サービスセンタ4の機
能を文書データを表示する端末装置側に搭載するように
してもよい。同図に示すように、このネットワークシス
テムは、インターネット1に多数のWWWサーバ3が接
続されている点では、上記実施形態と同様であるが、文
書データ提供サービスセンタ4はなく、端末装置200
が文書データ提供サービスセンタ4と同様の機能を有す
る構成要素を有している。
【0107】具体的には、端末装置200は、上記実施
形態における携帯端末2と同様の構成(図2参照)に加
え、上記実施形態における評価・解析部404および評
価・解析部502と同様の評価解析処理を行う評価解析
部210と、上記実施形態における表示制御部405と
同様の表示制御のための文書データ加工処理を行う表示
制御部211とを有している。この構成の下、端末装置
200は、ユーザに指定された文書データをWWWサー
バ3からインターネット1で取得する。そして、評価解
析部210が当該文書データや過去に取得した文書デー
タに対して評価解析処理を行い、当該評価解析結果に応
じて表示制御部211が文書データを加工する。加工さ
れた文書データを表示部201に表示することにより、
上記実施形態と同様、「重要語」、「嗜好語」、「社会
語」……といった各要素等の評価に応じて表示を制御す
ることができる。
【0108】また、上述したようなインターネット1の
WWWサーバ3から文書データを取得するのではなく、
文書データを表示する端末装置(携帯端末2や端末装置
200)がLAN(Local Area Network)に接続される
文書データ格納サーバ等から文書データを取得し、取得
した文書データに対して評価解析処理を行い、この評価
解析結果に応じて表示内容を制御するようにしてもよ
い。また、文書データを表示する装置に内蔵もしくは接
続されているハードディスクドライブやCD−ROM
(Compact Disc Read Only Memory)ドライブといった
記憶装置から文書データを取得するようにしてもよい。
【0109】(変形例11)また、上述した実施形態で
は、ユーザが過去に取得した文書データと、ユーザ以外
の人によって取得された過去の文書データとを解析し、
ユーザ自身の嗜好傾向に合致する単語等に加え、社会的
(他のユーザ)な嗜好傾向に合致する単語等を強調表示
等するようにしていたが、ユーザが過去に取得した文書
データもしくは他のユーザが取得した文書データのいず
れか一方のみを解析し、該解析結果に基づいて特定の単
語等を強調表示等させるようにしてもよい。この場合、
ユーザがいずれの解析結果(もしくは両者)を用いるか
を任意に選択できるようにし、ユーザによって選択され
た文書データの解析結果に基づいて強調表示等を制御す
るようにしてもよい。
【0110】(変形例12)また、上述した実施形態で
は、表示制御サーバ40および履歴サーバ50のCPU
が予めハードディスク等に格納されたプログラム群を実
行することにより、上述したような評価解析処理や文書
データの加工処理等を行って文書データによる表示内容
を制御するようになっていたが、これらの処理をコンピ
ュータに実現させるためのプログラムを記録したCD−
ROMやフロッピー(登録商標)ディスク等の様々な記
録媒体で提供するようにしてもよいし、インターネット
等の伝送媒体を介して提供するようにしてもよい。
【0111】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
文書データを表示する際に、短時間でユーザが所望する
情報をより確実に参照できるような環境を提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係る文書データの表示
制御方法が適用されるネットワークシステムの全体構成
を示すブロック図である。
【図2】 前記ネットワークシステムの構成要素である
携帯端末の機能構成を示すブロック図である。
【図3】 前記ネットワークシステムの構成要素である
文書データ提供サービスセンタの機能構成を示すブロッ
ク図である。
【図4】 前記文書データ提供サービスセンタにより行
われる文書データの評価解析処理に用いられるテーブル
を説明するための図である。
【図5】 前記文書データ提供サービスセンタにより行
われる文書データの評価解析処理に用いられるテーブル
を説明するための図である。
【図6】 前記文書データ提供サービスセンタにより行
われる文書データの評価解析処理に用いられるテーブル
を説明するための図である。
【図7】 前記文書データ提供サービスセンタにより行
われる文書データの評価解析処理に用いられるテーブル
を説明するための図である。
【図8】 前記文書データ提供サービスセンタ4により
行われる表示内容の制御のための文書データ加工処理に
用いられるテーブルを説明するための図である。
【図9】 前記文書データ提供サービスセンタにより提
供される文書データ提供サービス実施時の前記ネットワ
ークシステムの処理動作のシーケンスフローチャートで
ある。
【図10】 前記ネットワークシステムにおいて、前記
携帯端末が前記文書データ提供サービスセンタに対して
文書データの取得を要求する際に、前記携帯端末の表示
部に表示される画面の一例を示す図である。
【図11】 前記文書データ提供サービスセンタの変形
例の機能構成を示すブロック図である。
【図12】 前記文書データ提供サービスセンタの変形
例における文書データの評価解析処理に用いられるテー
ブルを説明するための図である。
【図13】 前記文書データ提供サービスセンタの変形
例における文書データの評価解析処理の内容を説明する
ための図である。
【図14】 前記ネットワークシステムの変形例の全体
構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1……インターネット、2……携帯端末、3……WWW
サーバ、4……文書データ提供サービスセンタ、40、
40’……表示制御サーバ、50、50’……履歴サー
バ、200……端末装置、201……表示部、202…
…表示エンジン、203……入出力情報処理部、204
……登録語記憶部、205……操作部インターフェー
ス、206……操作部、207……送受信部、210…
…評価解析部、211……表示制御部、401……送信
部、402……受信部、403……文書データ取得部、
404、404’……評価・解析部、405、405’
……表示制御部、501……文書データ履歴データベー
ス、502……評価・解析部、510……更新用データ
ベース、511……更新処理部、512……社会語デー
タベース、513……嗜好語データベース

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 文書データを表示装置に表示する際に表
    示内容を制御する方法であって、 文書データを記憶するデータベースから、ユーザによっ
    て指定された文書データを取得する文書取得ステップ
    と、 前記文書取得ステップで取得された文書データを解析
    し、当該解析結果に基づいてこの文書データ中の第1の
    特定部分を特定する第1特定ステップと、 過去に取得された文書データに関する解析結果に基づい
    て、前記文書取得ステップで取得した文書データ中の第
    2の特定部分を特定する第2特定ステップと、 前記文書取得ステップで取得した文書データを前記表示
    装置に表示する際に、特定された前記第1の特定部分お
    よび第2の特定部分が、他の部分と異なる表示スタイル
    で表示されるように制御する表示制御ステップとを具備
    することを特徴とする文書データの表示制御方法。
  2. 【請求項2】 前記第2特定ステップでは、当該ユーザ
    の指定によって過去に取得された文書データの解析結
    果、他のユーザの指定によって過去に取得された文書デ
    ータの解析結果、または両者に基づいて、前記第2の特
    定の部分を抽出することを特徴とする請求項1に記載の
    文書データの表示制御方法。
  3. 【請求項3】 前記第2特定ステップでは、過去に取得
    された文書データを構成する語句を抽出して各語句の出
    現頻度を解析し、当該解析結果に基づいて前記第2の特
    定部分を特定することを特徴とする請求項1または2に
    記載の文書データの表示制御方法。
  4. 【請求項4】 前記第2特定ステップでは、出現頻度が
    第1の所定値よりも大きい語句と、第2の所定値よりも
    小さい語句を前記第2の特定部分として特定し、 前記表示制御ステップでは、前記第2の特定部分として
    特定した語句を表示する際に、前記第1の所定値よりも
    出現頻度が大きい語句と、前記第2の所定値よりも出現
    頻度が小さい語句とが異なる表示スタイルで表示される
    ように制御することを特徴とする請求項3に記載の文書
    データの表示制御方法。
  5. 【請求項5】 前記表示制御ステップでは、前記表示装
    置に表示されている前記第2の所定値よりも出現頻度が
    小さいある語句がユーザによって指定された場合に、そ
    の語句と同一の語句であって当該文書データ中の他の位
    置で表示される語句が前記表示装置に表示されるように
    制御することを特徴とする請求項4に記載の文書データ
    の表示制御方法。
  6. 【請求項6】 前記第1特定ステップでは、取得した文
    書データを構成する語句を抽出して各語句の出現頻度を
    解析し、当該解析結果に基づいて前記第1の特定部分を
    特定することを特徴とする請求項1ないし5のいずれか
    に記載の文書データの表示制御方法。
  7. 【請求項7】 前記第1特定ステップでは、出現頻度が
    第1の所定値よりも大きい語句と、第2の所定値よりも
    小さい語句を前記第1の特定部分として特定し、 前記表示制御ステップでは、前記第1の特定部分として
    抽出した語句を表示する際に、前記第1の所定値よりも
    出現頻度が大きい語句と、前記第2の所定値よりも出現
    頻度が小さい語句とが異なる表示スタイルで表示される
    ように制御することを特徴とする請求項6に記載の文書
    データの表示制御方法。
  8. 【請求項8】 前記表示制御ステップでは、前記表示装
    置に表示されている前記第2の所定値よりも出現頻度が
    小さいある語句がユーザによって指定された場合に、そ
    の語句と同一の語句であって当該文書データ中の他の位
    置で表示される語句が前記表示装置に表示されるように
    制御することを特徴とする請求項7に記載の文書データ
    の表示制御方法。
  9. 【請求項9】 前記第2特定ステップでは、過去に取得
    された文書データを構成する語句を抽出し、該文書デー
    タに示される文書の所定の範囲毎に複数の語句が同時に
    出現する同時出現頻度を解析し、当該解析結果に基づい
    て前記第2の特定部分を特定することを特徴とする請求
    項1ないし8のいずれかに記載の文書データの表示制御
    方法。
  10. 【請求項10】 前記第1特定ステップでは、取得した
    文書データを構成する語句を抽出し、該文書データに示
    される文書の所定の範囲毎に複数の語句が同時に出現す
    る同時出現頻度を解析し、当該解析結果に基づいて前記
    第2の特定部分を特定することを特徴とする請求項1な
    いし9のいずれかに記載の文書データの表示制御方法。
  11. 【請求項11】 前記第2特定ステップでは、過去に取
    得された文書データを表示した際に、当該文書データに
    おける前記第2の特定部分および前記第1の特定部分が
    ユーザによって利用されたか否かを解析し、当該解析結
    果に基づいて前記第2の特定部分を特定することを特徴
    とする請求項1ないし10のいずれかに記載の文書デー
    タの表示制御方法。
  12. 【請求項12】 前記表示制御ステップにおいて、前記
    表示装置に複数画面分の文書データを表示する際に自動
    的に表示をスクロールさせるように制御する場合、前記
    第1の特定部分、前記第2の特定部分および両者を含む
    画面を表示するか否かに応じて表示スクロール速度を制
    御することを特徴とする請求項1ないし11のいずれか
    に記載の文書データの表示制御方法。
  13. 【請求項13】 前記表示装置が複数画面分の文書デー
    タを表示する際に、ユーザの指示に応じた速度で表示を
    スクロールする機能を有している場合、前記第2特定ス
    テップでは、過去に取得された文書データを前記表示装
    置に表示した際に、ユーザによって指示されたスクロー
    ル速度に基づいて、前記第2の特定部分を特定すること
    を特徴とする請求項1ないし11のいずれかに記載の文
    書データの表示制御方法。
  14. 【請求項14】 文書データを表示装置に表示する際に
    表示内容を制御する装置であって、 文書データを記憶するデータベースから、ユーザによっ
    て指定された文書データを取得する文書取得手段と、 前記文書取得手段により取得された文書データを解析
    し、当該解析結果に基づいてこの文書データ中の第1の
    特定部分を特定する第1特定手段と、 過去に取得された文書データに関する解析結果に基づい
    て、前記文書取得手段により取得された文書データ中の
    第2の特定部分を特定する第2特定手段と、 前記文書取得ステップで取得した文書データを前記表示
    装置に表示する際に、抽出された前記第1の特定部分お
    よび第2の特定部分が、他の部分と異なる表示スタイル
    で表示されるように制御する表示制御手段とを具備する
    ことを特徴とする文書データの表示制御装置。
  15. 【請求項15】 前記表示制御手段は、前記表示装置に
    おいて前記第1の特定部分および前記第2の特定部分
    が、他の部分と異なる表示スタイルで表示されるように
    前記文書データを加工することを特徴とする請求項14
    に記載の文書データの表示制御装置。
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