JP2002333798A - 電子写真画像形成装置及びプロセスカートリッジ - Google Patents

電子写真画像形成装置及びプロセスカートリッジ

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JP2002333798A
JP2002333798A JP2001140768A JP2001140768A JP2002333798A JP 2002333798 A JP2002333798 A JP 2002333798A JP 2001140768 A JP2001140768 A JP 2001140768A JP 2001140768 A JP2001140768 A JP 2001140768A JP 2002333798 A JP2002333798 A JP 2002333798A
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charging
process cartridge
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image forming
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JP2001140768A
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Tetsuya Kobayashi
哲也 小林
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  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Discharging, Photosensitive Material Shape In Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 プロセスカートリッジが電子写真画像形成装
置本体に装着された際に、プロセスカートリッジと装置
本体との電気的接続、及びプロセスカートリッジと装置
本体との駆動の連結を確実に検知することのできる電子
写真画像形成装置及びプロセスカートリッジを提供す
る。 【解決手段】 電子写真画像形成装置Aは、装置本体A
にプロセスカートリッジBが装着された状態で、電子写
真感光体7を回転駆動するとともに、帯電高圧電源から
帯電手段8へ高圧電圧を印加し、その際、装置本体Aの
帯電電流検出手段201により帯電電流を検出し、帯電
電流が所定値を満たすか否かを比較する装置本体Aの帯
電電流比較手段202によってプロセスカートリッジB
の未装着若しくは装着不良を検出する装着状態検出手段
を有する構成とされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プロセスカートリ
ッジ及びこのプロセスカートリッジを着脱可能な電子写
真画像形成装置に関するものである。
【0002】ここで電子写真画像形成装置としては、例
えば電子写真複写機、電子写真プリンター、(例えば、
LEDプリンター、レーザービームプリンターなど)、
電子写真ファクシミリ、及び、電子写真ワードプロセッ
サなどが含まれる。
【0003】又、プロセスカートリッジとしては、現像
手段、クリーニング手段及び帯電手段と、電子写真感光
体とを一体的にカートリッジ化し、このカートリッジを
画像形成装置本体に対して着脱可能とするものである。
或いは現像手段、クリーニング手段の少なくとも一つと
帯電手段及び電子写真感光体を一体的にカートリッジ化
して画像形成装置本体に着脱可能とするものである。更
に、少なくとも帯電手段と電子写真感光体とを一体的に
カートリッジ化して画像形成装置本体に着脱可能にする
ものをいう。
【0004】
【従来の技術】従来、電子写真画像形成プロセスを用い
た画像形成装置においては、電子写真感光体と、電子写
真感光体に作用するプロセス手段とを一体的にカートリ
ッジ化して、このカートリッジを画像形成装置本体に着
脱可能とするプロセスカートリッジ方式が採用されてい
る。このプロセスカートリッジ方式によれば、装置のメ
ンテナンスをサービスマンによらずユーザー自身で行う
ことができるので、格段に操作性を向上させることがで
きる。そこで、このプロセスカートリッジ方式は、電子
写真画像形成装置において広く用いられている。
【0005】一方、現像手段を独立な現像ユニットと
し、この現像ユニットと、電子写真感光体、帯電手段、
クリーニング手段を一体としたプロセスカートリッジと
に分けることも行なわれている。この方式によれば、現
像ユニットとプロセスカートリッジとを各々独立して装
置本体へ着脱が可能である。これにより、メンテナンス
を容易にし、且つ、それぞれ主要部品の寿命に即した使
い方ができる。
【0006】このようなプロセスカートリッジ方式によ
れば、プロセスカートリッジを電子写真画像形成装置本
体に装着した際に、プロセスカートリッジと装置本体と
を電気的に接続することが行われている。
【0007】このような、プロセスカートリッジと電子
写真画像形成装置本体との電気的接続に関しては、特開
平6−19242号公報、特開平6−83123号公
報、特開平6−317961号公報、特開平8−160
72号公報、特開平11−52817号公報などに記載
されており、実用上大変優れたものである。又、プロセ
スカートリッジの位置検出も兼ねつつ電気的接続を行う
方法としては、特開平2000−66498号公報及び
特開平2000−194246号公報などに記載されて
いる。これらの発明は、大幅なコストアップや設計上の
煩わしさなしで、より一層精度の高いプロセスカートリ
ッジの位置検出やプロセスカートリッジ有無検出を可能
とし、いずれも実用上大変優れたものである。
【0008】これらの発明におけるプロセスカートリッ
ジ有無検出方法を要約すれば、プロセスカートリッジに
は、電子写真感光体を接地するためのドラムアース接点
と、帯電高圧から帯電手段に帯電電圧を供給する帯電接
点とがあり、帯電手段に帯電高圧として高圧交流を供給
するAC高圧増幅回路と、AC高圧増幅回路から出力の
AC電流を検出するAC電流検出回路と、AC電流検出
回路の出力電圧と第一の基準電圧との差電圧を増幅する
差電圧増幅器と、差電圧増幅器の出力電圧に対応してA
C出力電圧の波形振幅が変化し、AC高圧増幅回路に入
力させる可変振幅発信機と、AC電流回路の出力電圧と
第二基準電圧とを比較する比較器と、を有する装着検出
手段により、プロセスカートリッジの画像形成装置本体
への装着状態が確認できると共に、プロセスカートリッ
ジが画像形成装置本体に正しく装着されるものである。
【0009】又、記録媒体を搬送するための搬送手段と
しては、電子写真感光体と当接ニップ部を形成する転写
部材を用い、このニップ部で記録媒体を搬送しつつ、電
子写真感光体から記録媒体へトナー像を転写する転写手
段がある。更に、記録媒体を選ばない転写手段として
は、転写部材の回転周速度が電子写真感光体の回転周速
度よりも速くする方法があり、特許登録2864788
号公報、特許登録2962361号公報などに記載され
ている。これらの方法は転写性能を大幅に向上させる方
法として実用上大変優れたものである。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、電子写
真感光体を接地するためのドラムアース接点と、帯電手
段に帯電電圧を供給する帯電接点とが、画像形成装置本
体側のそれぞれ対応する接点と電気的に接続された状態
において、プロセスカートリッジに内包される電子写真
感光体と画像形成装置本体との駆動の連結が不完全であ
った場合、上記した帯電高圧として高圧交流を供給する
構成では、電子写真感光体が駆動されなくともAC電流
はAC電流検出回路にて検出されてしまう場合がある。
【0011】このような場合、画像形成装置はプロセス
カートリッジが装着された状態であると誤認識したまま
動作を開始するおそれがある。このような状態で、上記
した電子写真感光体と当接ニップ部形成する転写部材を
用い、このニップ部で記録媒体を搬送しつつ、電子写真
感光体から記録媒体へトナー像を転写する転写手段を用
いた場合、転写手段が駆動されると、電子写真感光体の
転写手段が当接する部分のみが摺擦されてしまう。そし
て、これによって電子写真感光体表面に摺擦に伴う帯電
ムラや傷の形成などの不具合を招くおそれがある。
【0012】従って、本発明の目的は、プロセスカート
リッジが電子写真画像形成装置本体に装着された際に、
プロセスカートリッジと装置本体との電気的接続、及び
プロセスカートリッジと装置本体との駆動の連結を確実
に検知することのできる電子写真画像形成装置及びプロ
セスカートリッジを提供することである。
【0013】本発明の他の目的は、プロセスカートリッ
ジが電子写真画像形成装置本体に正しく装着されたこと
を確認すると共に、電子写真感光体が正常に連結されて
いない場合においても電子写真感光体の損傷を未然に防
ぐことができる電子写真画像形成装置及びプロセスカー
トリッジを提供することである。
【0014】本発明の更に他の目的は、プロセスカート
リッジと装置本体との電気的接続、及び駆動の連結の検
出性の更なる向上を図ることのできる電子写真画像形成
装置及びプロセスカートリッジを提供することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的は本発明に係る
電子写真画像形成装置及びプロセスカートリッジにて達
成される。要約すれば、第1の本発明は、プロセスカー
トリッジを着脱可能であって、記録媒体に画像を形成す
るための電子写真画像形成装置において、(a)電子写
真感光体と、前記電子写真感光体を帯電する帯電手段
と、前記装置本体の帯電高圧電源から前記帯電手段へ供
給する高圧電圧を受け取る帯電接点と、前記電子写真感
光体を接地するためのアース接点と、を有するプロセス
カートリッジを取り外し可能に装着する装着手段と、
(b)前記帯電手段に高圧電圧を供給する帯電高圧電源
と、(c)前記帯電接点と接続される帯電電極と、
(d)前記アース接点と接続される接地電極と、(e)
前記装着手段により前記装置本体にプロセスカートリッ
ジが装着された状態で、前記電子写真感光体を回転駆動
するとともに、前記帯電高圧電源から前記帯電手段へ高
圧電圧を印加し、その際、前記装置本体の帯電電流検出
手段により帯電電流を検出し、帯電電流が所定値を満た
すか否かを比較する前記装置本体の帯電電流比較手段に
よってプロセスカートリッジの未装着若しくは装着不良
を検出する装着状態検出手段と、(f)前記記録媒体を
搬送するための搬送手段と、を有することを特徴とする
電子写真画像形成装置である。
【0016】第2の本発明によれば、プロセスカートリ
ッジを着脱可能であって、記録媒体に画像を形成するた
めの電子写真画像形成装置において、(a)回転可能な
電子写真感光体であって、前記装置本体の回転体と同軸
線上に配されて前記回転体の連結部と連結される連結部
と、前記回転体の中心に配設された接地電極と接続さ
れ、前記電子写真感光体を接地するためのアース接点
と、を有し、前記電子写真感光体の連結部が前記回転体
と連結することで回転駆動が伝達されると共に、前記回
転体とアース接点が互いに引き込み合い、電気的に導通
可能な電子写真感光体と、前記電子写真感光体を帯電す
る帯電手段と、前記帯電手段に高圧電圧を供給する前記
装置本体の高圧電源につらなる前記装置本体側の帯電電
極に接続される帯電接点と、を有し、前記装置本体に装
着した際に、前記帯電接点及び前記アース接点は、前記
装置本体が備えるプロセスカートリッジの装着状態を検
出するための装着状態検出手段と接続されるプロセスカ
ートリッジを取り外し可能に装着する装着手段と、
(b)前記帯電手段に高圧電圧を供給する帯電高圧電源
と、(c)前記帯電高圧電源につらなり前記帯電接点と
接続される帯電電極と、(d)前記アース接点と接続さ
れる接地電極と、(e)前記帯電電極と前記接地電極と
にそれぞれ接続されており、前記装着手段により前記装
置本体にプロセスカートリッジが装着された状態で、前
記電子写真感光体を回転駆動の後に、前記帯電高圧電源
から前記帯電手段へ高圧電圧を印加し、その際、装置本
体の帯電電流検出手段により帯電電流を検出し、帯電電
流が所定値を満たすか否かを比較する前記装置本体の帯
電電流比較手段によってプロセスカートリッジの未装着
若しくは装着不良を検出するプロセスカートリッジ装着
状態検出手段と、(f)前記記録媒体を搬送するための
搬送手段と、を有することを特徴とする電子写真画像形
成装置が提供される。
【0017】又、第3の本発明によると、画像形成装置
本体に着脱可能なプロセスカートリッジにおいて、電子
写真感光体と、前記電子写真感光体を帯電する帯電手段
と、前記装置本体の高圧電源から前記帯電手段へ供給さ
れる高圧電圧を受け取る帯電接点と、前記電子写真感光
体を接地するためのアース接点と、を有し、前記帯電接
点及び前記アース接点は、プロセスカートリッジが前記
装置本体に正常に装着されたことを検出する前記装置本
体が備える装着状態検出手段の帯電電極及び接地電極と
それぞれ接続されることを特徴とするプロセスカートリ
ッジが提供される。
【0018】更に、第4の本発明によると、モーター
と、前記モーターにより回転駆動され、その回転軸上に
連結部及び接地電極を有する回転体と、を備えた電子写
真画像形成装置本体に着脱可能なプロセスカートリッジ
であって、回転可能な電子写真感光体であって、前記回
転体と同軸線上に配されて前記回転体の連結部と連結さ
れる連結部と、前記接地電極と接続され、前記電子写真
感光体を接地するためのアース接点と、を有し、前記電
子写真感光体の連結部が前記回転体と連結することで回
転駆動が伝達されると共に、前記回転体とアース接点が
互いに引き込み合い、電気的に導通可能な電子写真感光
体と、前記電子写真感光体を帯電する帯電手段と、前記
帯電手段に高圧電圧を供給する前記装置本体の帯電高圧
電源につらなる前記装置本体側の帯電電極に接続される
帯電接点と、を有し、前記装置本体に装着した際に、前
記帯電接点及び前記アース接点は、前記装置本体が備え
るプロセスカートリッジの装着状態を検出する装着状態
検出手段と接続されることを特徴とするプロセスカート
リッジが提供される。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る電子写真画像
形成装置及びプロセスカートリッジを図面に則して更に
詳しく説明する。
【0020】実施例1 図1〜14を参照して、本発明に係るプロセスカートリ
ッジが着脱可能な電子写真画像形成装置について説明す
る。本実施例では、電子写真画像形成装置は、例えば記
録用紙、OHPシートなどの記録媒体に画像情報に応じ
た画像を形成するレーザービームプリンターAとされ
る。
【0021】以下の説明において、長手方向とは記録媒
体の搬送方向に直角で記録媒体の表面に平行な方向をい
う。又、左右とは記録媒体の搬送方向を上から見て左又
は右をいう。
【0022】(全体構成)先ず、プロセスカートリッジ
B及びこれを用いる電子写真画像形成装置Aの全体構成
を説明する。
【0023】本実施例の電子写真画像形成装置(レーザ
ービームプリンタ)Aは、図3に示すように、露光手段
である光学系1から画像情報に基づいた情報光をドラム
形状の電子写真感光体である感光体ドラム7ヘ照射し
て、感光体ドラム7に潜像を形成する。次いで、この潜
像を現像剤(トナー)で現像してトナー像を形成する。
【0024】そして、感光体ドラム7へのトナー像の形
成と同期して、記録媒体2を収容した給紙カセット3a
からピックアップローラ3b及びこれに圧接する圧接部
材3cで記録媒体2を一枚ずつ分離給送すると共に、搬
送ローラ対3d、レジストローラ対3eなどからなる搬
送手段3で搬送する。そして、プロセスカートリッジB
としてカートリッジ化された感光体ドラム7に形成した
トナー像を、転写手段としての転写ローラ4に電圧印加
することによって記録媒体2に転写する。その後、その
記録媒体2を搬送ベルト3fによって定着手段5へと搬
送する。尚、本実施例では、転写手段である転写ローラ
4は、記録媒体2を介して感光体ドラム7に当接し、転
写作用をなしながら記録媒体2を搬送する搬送手段でも
ある。
【0025】定着手段5は、駆動ローラ5aと、ヒータ
5bを内蔵すると共に支持体5cによって回転可能に支
持された筒状シートで構成した定着回転体5dとを備
え、通過する記録媒体2に熱及び圧力を印加して転写ト
ナー像を定着する。
【0026】その後、トナー像が定着された記録媒体2
を排出ローラ対3g、3hで搬送し、反転搬送経路を通
して排出部6へ排出する。尚、本実施例の画像形成装置
Aは、手差しトレイ3i及びローラ3jによって手差し
給送も可能となっている。
【0027】(プロセスカートリッジ)一方、前記プロ
セスカートリッジBは、電子写真感光体と、少なくとも
1つのプロセス手段を備えたものである。ここでプロセ
ス手段としては、例えば電子写真感光体を帯電させる帯
電手段、電子写真感光体に形成された潜像を現像する現
像手段、電子写真感光体表面に残留するトナーをクリー
ニングするためのクリーニング手段などがある。
【0028】本実施例のプロセスカートリッジBにおい
ては、図4に示すように、感光層を有する電子写真感光
体である感光体ドラム7を回転させ、帯電手段である帯
電ローラ8ヘ電圧印加してこの感光体ドラム7の表面を
一様に帯電する。帯電した感光体ドラム7に対して、光
学系1(図3)からの光像を露光開口部9を介して露光
する。こうして感光体ドラム7の表面に形成した潜像
を、現像手段10によって現像する。
【0029】現像手段10は、トナー収納枠体10a内
のトナー送り手段である回転可能なトナー送り部材10
b2で、トナーをトナー収納枠体10aの開口部10g
へ送り出し、トナー現像枠体10fの開口部10hを通
じてトナー現像枠体10f内へ送り出す。トナー現像枠
体10f内に搬送されたトナーは、トナー撹拌部材10
b1で撹拌する。そして、固定磁石10cを内蔵した現
像回転体である現像ローラ10dを回転させる共に、現
像ブレード10eによって摩擦帯電電荷を付与したトナ
ー層を現像ローラ10dの表面に形成する。このトナー
を感光体ドラム7に形成された潜像に応じて感光体ドラ
ム7へ転移させることで、トナー像として可視像化す
る。
【0030】感光体ドラム7に形成したトナー像は、転
写ローラ4(図3)にこのトナー像と逆極性の電圧を印
加して記録媒体2に転写する。その後、クリーニング手
段11によって感光体ドラム7上の残留トナーを除去す
る。即ち、クリーニングブレード11aによって感光体
ドラム7に残留したトナーを掻き落とすと共に、スクイ
シート11bによってすくい取り、廃トナー収納部11
cへ集める。
【0031】尚、感光体ドラム7などの各部材は、
(i)トナー送り部材10b2を回転駆動されるように
支持するトナー収納枠体10aと、トナー撹拌部材10
b1、現像ローラ10d、現像ブレード10eなどの現
像部材を内蔵するトナー現像枠体10fと、蓋部材10
iとを溶着して一体化した現像ユニットDと、(ii)
廃トナー収納部11cを構成し、感光体ドラム7、クリ
ーニングブレード11a、スクイシート11b及び帯電
ローラ8を有するクリーニング枠体13と、を結合して
構成したカートリッジ枠体に収納してカートリッジ化さ
れ、画像形成装置Aに設けたカートリッジ装着手段に対
して着脱可能に装着される。
【0032】現像ユニットDとクリーニング枠体13と
は、トナー現像枠体10fとクリーニング枠体13とを
軸29でもつて回動可能に連結することで結合されてい
る。そして、トナー現像枠体10fとクリーニング枠体
13との間に圧縮コイルばね31を縮設して軸29回り
にモーメントを生じさせ、感光体ドラム7と現像ローラ
10dの両端に設けられた現像ローラ10dよりもわず
かに大径のスペースコロとを圧接させている。
【0033】(プロセスカートリッジの着脱構成)次
に、プロセスカートリッジBを電子写真画像形成装置A
に対して着脱するための構成について説明する。
【0034】プロセスカートリッジBの着脱は、図5に
示すように、開閉部材15を開いて行う。カートリッジ
装着手段としては、軸15a(図3)を中心にして開閉
部材15を開くと、図6及び図7に示すように、カート
リッジ装着スペースの左右両側面に前下がりであって、
下方へ膨出する湾曲形状(本実施例では略円弧形状)に
形成したガイドレール16が略対称に設けてある。又、
その上方にはガイド部材17が取り付けてある。
【0035】更に、ガイドレール16の入口側には、プ
ロセスカートリッジBが備えるシャッタ28を開くため
の当接部29b(図1、図2及び図4)が係合する引掛
け部として、第1傾斜面16aとこれに続いて第1傾斜
面16aよりも大きな傾斜の第2傾斜面16bが形成し
てある。
【0036】一方、ガイドレール16に対応してプロセ
スカートリッジBの長手方向両外側面には、ガイドレー
ル16に沿ってガイドされるガイド部が形成してある。
このガイド部は、カートリッジ枠体の長手方向両外側面
の略左右対称位置(図1に左側面のみ現れる。)から突
出するように構成したものであり、図1に示すように、
第1ガイド部となるボス18aと、第2ガイド部となる
リブ18bを一体化して構成している。ボス18a部は
感光体ドラム7の回転軸(中心軸線)の延長続上に位置
し、リブ18bはこのボス18aから連続して、プロセ
スカートリッジBの挿入方向後にガイドレール16の形
状に合わせて下方へ膨出した湾曲形状(本実施例では略
円弧形状)延設している。
【0037】上記構成において、プロセスカートリッジ
Bを装着する場合には、ボス18a及びリブ18bをガ
イドレール16に沿わせて、プロセスカートリッジBの
先端(図4中左側)を画像形成装置Aの光学手段1の下
に潜り込ませるように挿入する。ガイドレール16は略
円弧状に形成してあると共に、その上方にあるガイド部
材17もこれに倣った形状をしている。更に、リブ18
bも同様な略円弧状であるため、挿入するに従ってプロ
セスカートリッジBは略水平になる。更に、プロセスカ
ートリッジBを押し込むと、画像形成装置Aに設けた突
当部材19(図9)がクリーニング枠体13の先端の両
端部付近に設けた当接面20に当接し、次にプロセスカ
ートリッジBのボス18aがガイドレール16の終端に
形成した受け凹部16cに落ち込む。
【0038】ここで、図8に示すように、感光体ドラム
7の長手方向一方端には、装置本体から駆動力を受ける
ための駆動力受部である、はす歯ギアとされるドラムギ
ア36が固着してある。そこで、上述のようにプロセス
カートリッジBが画像形成装置Aに装着されると、この
ドラムギア36が、装置本体に設けられたモータ(図示
せず)と連結した駆動力伝達用のはす歯ギアとされる駆
動ギア40(図7)と噛合し、装置本体Aからの駆動力
を受けて感光体ドラム7に回転力が伝達される。
【0039】(アース接点部の構成)次に、本実施例に
おけるアース接点部の構成及び作用について説明する。
感光体ドラム7は画像形成装置本体Aに対して接地する
ようになっている。図8に示すように、感光体ドラム7
は、ドラム筒7dの非駆動側にドラムフランジ34が嵌
入固定され、このドラムフランジ34はクリーニング枠
体13に固定のドラム軸7aに回転自在に支持されてい
る。本実施例のドラム軸7aは接地に用いないため、材
質としては金属に限らず絶縁性の合成樹脂でもよい。
【0040】駆動側に固定されたドラムギア36の中心
穴を通り、軸方向に移動自在にアース接点23aが嵌入
している。このアース接点23aは棒状であり、一方端
はドラムギアフランジ36の内側端面36cに接するよ
うに設けたアース板23に嵌入して、かしめにより固定
されている。このアース板23は、端部に突起を有し、
この突起は先端がやや駆動側を向いていてドラム筒7d
の内面7d1に弾性で食込んでいる。そして、一方端は
本体アース接点部材123と接触可能なアース端子23
cを形成している。
【0041】上述したように、感光体ドラム7の軸線方
向一側端には、はす歯ギアとされるドラムギア36が設
けられている。このドラムギア36は、装置本体Aに設
けられた駆動はす歯ギアとされる駆動ギア40(図7)
と噛合して、感光体ドラム7を回転させる。
【0042】尚、このドラムギア36は、回転する際に
スラスト力(図8に示す矢示dの方向)を生じて、長手
方向に遊びを有してクリーニング枠体13に設けられて
いるドラム7を、ドラムギア36が設けられている側へ
付勢する。そして、ドラムギア36の側端7b1がクリ
ーニング枠体13の一側端13bの内面13b1に突き
当たる。これによって、感光体ドラム7はカートリッジ
Bの内部において、軸線方向の位置が規定される。そし
て、アース接点23aは、クリーニング枠体13の一側
端13bに露出して設けられている。アース接点23a
は、ドラム軸7aの他方側先端であって、クリーニング
枠体13の一側端13bにある外面13b2よりも僅か
に外方へ突出している。
【0043】装置本体Aには、アース接点23aと接触
可能なアース接点部材(接地電極)123が、上述の凹
部16cに対応して設けられている(図7)。アース接
点部材123は、プロセスカートリッジBを所定位置へ
装着すると、プロセスカートリッジBのクリーニング枠
体13から突出しているアース接点23aの端子23c
と接触する。そして、プロセスカートリッジBが装置本
体Aに接着されると、アース接点23aとアース接点部
材123が電気的に接続して、感光体ドラム7がアース
される。
【0044】(帯電接点部の構成)次に、帯電接点部の
構成について説明する。図9に示すように、プロセスカ
ートリッジBの上部の右端側には当接面20として帯電
接点21が一部露出して設けられている。この帯電接点
21がクリーニング枠体13に張り巡らされ、図10に
示す帯電ローラ軸8aと接触している複合ばね8bを介
して帯電ローラ8の軸8aと電気的に接触している。
【0045】一方、画像形成装置A内に設けられた突当
部材19のうち、プロセスカートリッジBの長手方向に
関しアース接点23aと反対側にある突当部材19に
は、帯電ローラ8に帯電電圧を供給するための電極19
aが設けられている。そして、装置本体A側の帯電接点
となる電極19aは、DC高圧増幅回路(図示せず)か
ら帯電電圧の供給を受る。
【0046】画像形成装置AにプロセスカートリッジB
を挿入した際には、帯電接点21と突当部材19が電気
的に接続し、帯電電圧を帯電ローラ8へ印加する。ここ
で、帯電接点21は当接面20と同一平面となってい
る。但し、図9に図示のように、帯電接点21を当接面
20よりも突出させておくと、プロセスカートリッジB
の姿勢は帯電接点21と突当部材19の接触のみで決
り、突当部材19は当接面20に接触しない。尚、プロ
セスカートリッジBの右側の当接面20は蓋部材10i
の母材面である。
【0047】(プロセスカートリッジの装着状態検出手
段)図11は、アース接点部(23a、123)と電極
接点部(19a、21)の両方が接続された時に、プロ
セスカートリッジBの装着状態の検出が可能な装着状態
検出装置のブロック図である。本実施例では、帯電手段
に導電性抵抗体を使用した帯電ローラ8を用いており、
本実施例の装着状態検出手段は、帯電ローラ8を用いた
電子写真画像形成装置Aにおけるプロセスカートリッジ
B内の帯電手段の検出装置である。
【0048】図11に示すように、DC高圧電圧を出力
する帯電高圧電源としてのDC高圧発生回路200から
出力されたDC高圧電圧が、帯電ローラ8に印加され
る。帯電ローラ8は、帯電ローラ軸8aとスポンジ体又
はゴム体などの弾性抵抗体8dにより形成されている。
又、感光体ドラム7は、導体部と感光体で形成されてい
る。
【0049】帯電電流検出手段としてのDC電流検出回
路201は、電流測定用抵抗に流れる電流を電圧値とし
て検出する。そして、帯電電流比較手段(比較手段)2
02は、誤差アンプ202aにて、DC電流検出回路2
01の出力電圧と基準電圧202bとの電圧を比較する
回路とされている。比較手段202の比較結果が、プロ
セスカートリッジBの装着状態に応じて画像形成装置の
動作を切り替える装着状態切替手段203に出力され
る。そして、装着状態切替手段203は、プロセスカー
トリッジBが正常に装着された場合は画像形成装置Aを
正常動作を行う動作モードに移行させる。一方、プロセ
スカートリッジBが無い(未装着)、若しくはプロセス
カートリッジBが異常装着(装着不良)の場合は、画像
形成装置Aを正常動作モードに移行せず、プロセスカー
トリッジBの再装着を促すなどの警告モードに移行させ
る。
【0050】このような構成の装着状態検出装置により
プロセスカートリッジBの装着状態を検出する過程を以
下に説明する。図12は本実施例におけるプロセスカー
トリッジBの装着状態を検出するまでのタイミングチャ
ートであり、図13はプロセスカートリッジBの装着状
態の検出過程におけるDC帯電電流の経時推移である。
又、図14はプロセスカートリッジBの装着状態を検出
するまでの手順を示す。
【0051】先ず、画像形成装置本体Aの本体電源が投
入されると(s0)、プロセスカートリッジBを挿入す
るための開閉部材15の開閉動作に伴ってON/OFF
される開閉状態検知スイッチや、画像形成装置本体Aに
滞留した記録媒体2を除去するための開閉部材の開閉状
態、更には画像形成装置本体Aに滞留した記録媒体2の
有無を検出するセンサなどの出力を検出する。その結
果、正常(ON)となると(s1)、画像形成装置本体
Aは、感光体ドラム7を駆動開始すると同時に、DC高
圧発生回路200からDC帯電高圧電圧を帯電ローラ8
に印加する(s2)。
【0052】尚、本体電源投入後に機内滞留紙がある場
合や、開閉部材15が正常に閉まっていない場合は、表
示手段などによりユーザーに警告を発する(s1−
a)。
【0053】このときのDC電流は、経時においてプロ
セスカートリッジBの装着状態によって異なる推移とな
る。即ち、図13を参照して説明すると、感光体ドラム
7の駆動開始と共にDC帯電高圧電圧が帯電ローラ8に
印加されると、正常の場合Ic−aで示す電流値推移を
示す。
【0054】ところが、プロセスカートリッジBと画像
形成装置本体Aの電気接点が正常に接触しているにも拘
わらず、ギアの破損や記録媒体2の破片などの異物挟み
込みなどで感光体ドラム7への駆動伝達が異常となり、
感光体ドラム7が駆動されない場合、Ic−bで示すよ
うに、DC帯電高圧電圧の印加と共に瞬間的にDC電流
が流れるものの、その後電流は流れなくなってしまう。
【0055】これは、被帯電体である感光体表面が帯電
され、帯電ローラ8との放電に必要な電位差が無くなる
ためである。そして、プロセスカートリッジBと画像形
成装置本体Aの電気接点(19a、21)が接触してい
ない場合は、全く電流が流れないためIc−cで示す経
時推移となる。
【0056】従って、DC帯電高圧電圧の印加後、所定
時間経過した後に帯電電流値が所定の閾値以上であれ
ば、プロセスカートリッジBは画像形成装置本体Aに正
常装着されたものと判断することができる。この閾値
は、比較手段202の基準電圧202bに相当する。
又、本実施例では、帯電ローラ8の弾性抵抗体8dの抵
抗値や、感光体厚みなどのばらつきによるインピーダン
ス変化分を考慮し、実際のDC電流値よりもやや小さめ
に設定してある。
【0057】このようにして、DC帯電高圧電圧印加か
ら所定時間後に、比較手段202の検出結果によりプロ
セスカートリッジBの装着状態を装着状態切替手段20
3にて判断する(s3)。そして、正常装着の場合、記
録媒体2の搬送手段(転写ローラ4、搬送ベルト3fな
ど)の駆動を開始し、画像形成装置本体Aは正常動作を
開始する(s4)。
【0058】一方、プロセスカートリッジBの装着状態
を装着状態切替手段203にて判断するタイミング(s
3)において、DC帯電電流値が閾値に満たない場合に
は、装着状態切替手段203は、プロセスカートリッジ
Bが異常装着であると判断し、表示手段などへ警告を発
するモードへ切替る(s4−a)。
【0059】プロセスカートリッジBの装着状態の判断
を行うタイミングまでの所定時間は、感光体ドラム7が
駆動開始(帯電開始)から1周するまでの間、例えば、
感光体ドラム7が略1周するのに相当する時間とすれば
よい。しかし、本発明はこれに限定されるものではな
い。つまり、帯電開始から感光体ドラム7が1周し、感
光体ドラム7の表面が帯電ローラ8にて帯電されてしま
うと、帯電ローラ8に印加されている電圧と感光体ドラ
ム7の表面との放電に必要な電位差がなくなり、帯電電
流が流れなくなる。しかし、例えば、光学系1などの露
光手段によって感光体ドラム7の駆動開始からその表面
を露光することで、感光体ドラム7の表面を除電するこ
とができる。これによって、帯電ローラ8は常に放電す
ることが可能となり、感光体ドラム7が1周以上駆動さ
れる場合でも、安定した帯電電流の検知が可能となる。
【0060】尚、本実施例では、帯電装置として、帯電
ローラ8を用いて説明したが、本発明はこれに限定され
るものではなく、ブレード形状、ブラシ体などの感光体
ドラム7の表面に接触しつつ帯電プロセスを行う他の形
態でも良い。
【0061】以上、本実施例によれば、感光体ドラム7
のアース接点23a(端子23c)と帯電手段8の帯電
電極19aの各々に電気的なプロセスカートリッジBの
装着状態検出手段を接続し、両方の接点でプロセスカー
トリッジBの装着を検出して、プロセスカートリッジB
と装置本体Aとの電気的及び機械的な接続不良を検出す
ることができる。これにより、電子写真画像形成装置A
の誤作動による画像不良の発生を未然に防止することが
できる。
【0062】又、プロセスカートリッジBの装着状態の
検出を電気的に行うため、安価に装着状態検出装置を構
成することができる。尚、装置本体A側の帯電電極19
a及び接地電極123のそれぞれに対してプロセスカー
トリッジBの帯電接点21及びアース接点23aがそれ
ぞれ接続されると、検出回路としての閉回路を形成でき
るため、電気的な検出精度をより向上できる。
【0063】又、本実施例では、DC帯電高圧電源のみ
で感光体ドラム7の帯電及びプロセスカートリッジBの
装置本体Aへの装着状態を検出できるため、装置本体A
のコストダウンが達成される。
【0064】又、本実施例によれば、プロセスカートリ
ッジBの装着状態を検出している際に、記録媒体2の搬
送手段の駆動を停止させることで、プロセスカートリッ
ジBの装着状態によって感光体ドラム7が駆動されてい
ない場合においても、感光体ドラム7の表面の損傷を未
然に防ぐことが可能である。
【0065】尚、記録媒体2を介して感光体ドラム7に
当接し、記録媒体2を搬送しつつ転写作用をなす転写部
材(転写ローラ4)の使用により、記録媒体2の選択性
を排除し、転写性能の向上をなし得る。
【0066】実施例2 次に、本発明に係る電子写真画像形成装置の他の実施例
について説明する。本実施例において、画像形成装置本
体A及びプロセスカートリッジBのアース接点、帯電接
点、駆動手段などの構成は実施例1と同様である。従っ
て、同一機能、構成を有する要素には同一符号を付し、
詳しい説明は省略する。
【0067】図15は、本実施例におけるアース接点部
(23a、123)と電極接点部(19a、21)の両
方が接続された時に、プロセスカートリッジBの装着状
態の検出が可能な装着状態検出装置のブロック図であ
る。本実施例では、実施例1と同様、帯電手段に導電性
抵抗体を使用した帯電ローラ8を用いており、本実施例
の装着状態検出手段は帯電ローラ8を用いた電子写真画
像形成装置におけるプロセスカートリッジB内の帯電手
段の検出装置である。
【0068】図15において、DC高圧電圧を出力する
DC高圧発生回路200は、CPU204から動作信号
をデジタル信号として受け取り動作する。本実施例で
は、CPU204が備えたPWM出力ポート204bよ
りPWM信号をDC高圧発生回路200に出力してい
る。DC高圧発生回路200は、入力されたPWM信号
値に基づき、高圧電圧の発生及び停止、並びに高圧電圧
値の可変などを行う。
【0069】帯電ローラ8には、DC高圧発生回路20
0から出力されたDC高圧電圧が印加される。帯電ロー
ラ8は、帯電ローラ軸8aとスポンジ体又はゴム体など
の弾性抵抗体8dにより形成されている。又、感光体ド
ラム7は、導体部と感光体で形成されている。そして、
DC電流検出回路201は、電流測定用抵抗に流れる電
流を電圧値として検出する。
【0070】本実施例では、DC電流検出回路201の
出力電圧が、アナログ/デジタル変換するためのCPU
204のA/D変換ポート204aに直接入力され、D
C電流検出回路201の出力電圧はCPU204の内部
でのデジタル処理が可能となる。
【0071】CPU204の内部においては、デジタル
処理されたDC電流検出回路201の出力電圧が、CP
U204の内部に予め設定されたDC電流閾値とが比較
演算されることで、プロセスカートリッジBの画像形成
装置本体Aへの装着状態が判断される。このDC電流閾
値は、実施例1にて説明した図13に示す閾値に相当す
る値に設定すれば良い。
【0072】CPU204での比較演算の結果、プロセ
スカートリッジBが正常に装着されたと判断した場合
は、CPU204は搬送手段(転写ローラ4、搬送ベル
ト3fなど)を正常駆動させ、プロセスカートリッジB
が無い(未装着)、若しくはプロセスカートリッジBが
異常装着(装着不良)と判断した場合は、CPU204
はPWM出力ポート204bからDC高圧発生回路20
0へ電圧出力停止信号を発し、DC高圧発生回路200
は高圧電圧の出力を停止する。更に、感光体ドラム7の
駆動を停止させると共に、警告ランプなどの表示手段2
07に表示信号を出力し、プロセスカートリッジBの再
装着を促すためなどの警告を促す。
【0073】このような構成の装着状態検出装置により
プロセスカートリッジBの装着状態を検出する過程を以
下に説明する。本実施例における、プロセスカートリッ
ジBの装着状態を検出するまでのタイミングチャート、
手順は実施例1にて説明した図12、図14のものと同
様である。又、本実施例における、プロセスカートリッ
ジBの装着状態の検出過程におけるDC帯電電流の経時
推移も実施例1にて説明した図13のものと同様であ
る。
【0074】先ず、画像形成装置本体Aの本体電源が投
入されると(s0)、プロセスカートリッジBを挿入す
るための開閉部材15の開閉動作に伴ってON/OFF
される開閉状態検知スイッチや、画像形成装置本体Aに
滞留した記録媒体2を除去するための開閉部材の開閉状
態を検知するスイッチなどからの開閉部材信号208
と、画像形成装置本体Aに滞留した記録媒体2の有無を
検出するセンサ出力などの滞留センサ信号209とがC
PU204に入力される。その結果、正常(ON)とな
ると(s1)、CPU204は感光体ドラム7の感光体
ドラム駆動装置205に駆動信号を発し、感光体ドラム
7を駆動開始すると同時に、PWM出力ポート204b
からDC高圧発生回路200にDC帯電高圧電圧出力信
号を発し、DC高圧発生回路200からDC帯電高圧電
圧が帯電ローラ8に印加する(s2)。
【0075】ここで、本体電源投入後に機内滞留紙があ
る場合や、開閉部材15が正常に閉まっていない場合
は、表示手段207などによりユーザーに警告を発する
(s1−a)。
【0076】DC帯電高圧電圧印加から所定時間後に、
DC電流検出回路201の出力電圧に基づいたCPU2
04での比較演算により、プロセスカートリッジBの装
着状態を判断する(s3)。そして、プロセスカートリ
ッジBが正常に装着されたと判断した場合は、CPU2
04は搬送手段駆動装置206に駆動信号を発し、搬送
手段(転写ローラ4、搬送ベルト3fなど)の駆動を開
始し、画像形成装置本体は正常動作を開始する(s
4)。
【0077】一方、プロセスカートリッジBの装着状態
をCPU204にて判断するタイミング(s3)におい
て、DC帯電電流値が閾値に満たない場合は、プロセス
カートリッジBが異常装着であるとCPU204が判断
する。そして、表示手段207へ警告表示などを行うた
めの信号を発し、プロセスカートリッジBの再装着を促
す(s4−a)。
【0078】以上、本実施例によれば、実施例1にて説
明した種々の効果を得ることができ、更に、プロセスカ
ートリッジBの装着状態の検出を、CPUなどの演算手
段による電気的な手法により行うため、例えば環境変化
などに影響されない、より確実な検出装置を構成するこ
とができる。
【0079】実施例3 次に、本発明に係る電子写真画像形成装置の他の実施例
について説明する。本実施例の電子写真画像形成装置A
及びプロセスカートリッジBは、基本的には実施例1及
び2と同様とされ、プロセスカートリッジBと装置本体
Aとの駆動連結部の構成及びアース接点部の構成が異な
る。従って、実施例1及び2と同様の機能、構成を有す
る要素には同一符号を付し、詳しい説明は省略する。
【0080】本実施例の電子写真画像形成装置Aは、実
施例1と同様のプロセスカートリッジBの着脱構成を有
している。即ち、図16、17に示すように、装置本体
Aに設けられた装着手段としてのガイドレール16、ガ
イド部材17、及びプロセスカートリッジBが備えるボ
ス18a、リブ18bなどによってプロセスカートリッ
ジBを装置本体Aに挿入すると、最終的に、ボス18a
がガイドレールの終端に形成した受け凹部16cに落ち
込む。これにより、詳しくは後述するように、感光体ド
ラム7の側端に固着され、外周がドラムギアをなすドラ
ムフランジ36に一体的に形成されたカップリングが、
画像形成装置本体A側のカップリングと連結し、プロセ
スカートリッジBへ駆動力を伝達可能となる。
【0081】(アース接点部の構成及び作用)次に、本
実施例におけるアース接点部の構成及び作用について説
明する。
【0082】感光体ドラム7は、画像形成装置本体Aに
対して接地するようになっている。図18に示すよう
に、感光体ドラム7は、ドラム筒7dの非駆動側にドラ
ムフランジ34が嵌入固定され、このドラムフランジ3
4はカートリッジ枠体に固定のドラム軸7aに回転自在
に支持されている。本実施例のドラム軸7aは接地に用
いないため、材質としては金属に限らず絶縁性の合成樹
脂でもよい。
【0083】駆動側に固定されたドラムフランジ36の
中心穴を通り、軸方向に移動自在にアース接点16dが
嵌入している。このアース接点16dは棒状であり、一
方端はドラムフランジ36の内側端面36cに接するよ
うに設けたアース板23に嵌入して、かしめにより固定
されている。このアース板23は端部に突起を有し、こ
の突起は先端がやや駆動側を向いていてドラム筒7dの
内面7d1に弾性で食込んでいる。そして、一方端は本
体アース接点部材23bと接触可能なアース端子23c
を形成している。
【0084】回転体であるカップリング凹軸39bの中
心には、装置本体側接地電極である本体アース接点部材
23bが嵌入固定されている。装置本体側の接地電極で
ある本体アース接点部材23bの一端は、プロセスカー
トリッジB側のアース接点である端子23cと接触可能
なアース端子であり、他端の摺動端子23dは画像形成
装置本体Aの鉄板製の側板24に小ねじ25で固定され
た板ばね26の先端部に圧接されている。本体アース接
点部材23bは、カップリング凹軸39bの先端中心に
設けた凹部39aの底面より突出しており、保守点検を
容易としてある。上記板ばね26は導電性の材質であ
り、ばね鋼、ステンレス、リン青銅、ベリリウム青銅板
などで作られている。
【0085】ドラムギア7bと一体成形されたカップリ
ング凸軸37の軸方向には、大ギア43と一体成形され
た装置本体A側の連結部であるカップリング凹軸39b
が配設されている。画像形成装置本体Aにプロセスカー
トリッジBが装着された状態で開閉部材15を閉める
と、開閉部材15とカップリング凹軸39bを連動する
連動装置(図示せず)でもって、カップリング凹軸39
bはプロセスカートリッジB側の連結部である凸部37
aに向かって移動する。そして、そのまま又はカップリ
ング凹軸39bの回転始めにカップリング凹部39aが
カップリング凸部37aに嵌合し、カップリング凸部3
7aの端面とカップリング凹部39aの底面が当接する
前に、プロセスカートリッジB側のアース端子23cと
画像形成装置A側の本体アース接点部材23bとが接す
る。更に、カップリング凹軸39bを凸軸37の方向へ
付勢する圧縮コイルばね(図示せず)のばね力で、アー
ス板23のばね力に抗してカップリング凹軸39b、ア
ース接点部材23bは前進し、カップリング凹部39a
の底面とカップリング凸部37aの端部とが接する。斯
かるカップリング凹軸39bの前進に伴う摺動端子23
dの移動に対して、板ばね26はばね力でもって摺動端
子23dに圧接追従する。
【0086】本実施例におけるカップリング凹軸39b
及び凸軸37を説明する。図19は画像形成装置本体A
に設けられた大ギア43とプロセスカートリッジBに設
けられた感光体ドラム7の駆動側一端部を詳細に示して
いる。
【0087】大ギア43は、画像形成装置本体Aに備え
た図示されないモータにより、動力伝達部材を介して駆
動される。大ギア43と一体成形された回転体であるカ
ップリング凹軸39bは、その先端にカップリング凹部
39aを有する。カップリング凹部39aはその断面が
三角形の捩じれた穴を有する。
【0088】一方、感光体ドラム7は、その端部にドラ
ムフランジ36が嵌入固定されている。ドラムフランジ
36には、ドラムギア7b、カップリング凸軸37、カ
ップリング凸部37aが一体成形されている。カップリ
ング凸部37aは、捩じれた三角柱形状を有する。
【0089】そして、大ギア43と感光体ドラム7は同
軸線上にあるため、図18のように、画像形成装置本体
AにプロセスカートリッジBを挿入した際にカップリン
グ凹部39aとカップリング凸部37aは互いに連結す
る。
【0090】この状態でカップリング凹軸39bが回転
すると、カップリング凹部39aの内面とカップリング
凸部37aの三角柱の3本の稜線とが当接して回転駆動
力が伝達される。そしてこの時、共にカップリング凹部
39aの内面とカップリング凸部37aの稜線とが等し
く当接するように、カップリング凸軸37がカップリン
グ凹軸39bの中心と一致するように移動し、カップリ
ング凸軸37及びカップリング凹軸39bが自動的に調
芯される。且つ、回転することにより互いの当接部が引
きつけあうようにカップリング凸部37aとカップリン
グ凹部39aの捩じれ方向が設定されているため、カッ
プリング凸軸37とカップリング凹軸39bが引きつけ
られる。このように、調芯性と引きつけ力によりアース
接点23aがより確実に画像形成装置本体14側の接地
電極である本体アース接点部材23bと接触する。この
ため、プロセスカートリッジ有無を検出する装着状態検
出手段を設けるとプロセスカートリッジ装着状態検出性
が向上する。
【0091】以上のように、本実施例のこのアース接点
部の構成によれば、回転体である大ギア43を有するカ
ップリング凹軸39と、カップリング凸軸37が互いに
引き込まれることにより、アース端子23cは装置本体
A側の電極であるアース接点部材23bに圧接力を強め
られ、アースの接続が一層効果的となる。
【0092】(プロセスカートリッジの装着検出手段)
図20は、本実施例における、アース接点部(23b、
23c)と電極接点部(19a、21)の両方が接続さ
れた時に、プロセスカートリッジBの装着状態の検出が
可能な装着状態検出装置のブロック図である。本実施例
の装着状態検出装置の構成は、上述のように、感光体ド
ラム7のアース接点部及び駆動連結部が異なる以外は、
図11を参照して実施例1にて説明したものと同じとさ
れる。
【0093】即ち、図20において、DC高圧電圧を出
力するDC高圧発生回路200から出力されたDC高圧
電圧が帯電ローラ8に印加される。帯電ローラ8は、帯
電ローラ軸8aとスポンジ体又はゴム体などの弾性抵抗
体8dにより形成されている。又、感光体ドラム7は、
導体部と感光体で形成されている。
【0094】DC電流検出回路201は、電流測定用抵
抗に流れる電流を電圧値として検出する。そして、比較
手段202は、誤差アンプ202aにて、DC電流検出
回路201の出力電圧と基準電圧202bとの電圧を比
較する回路とされている。比較手段202の比較結果
が、プロセスカートリッジBの装着状態に応じて画像形
成装置の動作を切り替える装着状態切替手段203に出
力される。そして、装着状態切替手段203は、プロセ
スカートリッジBが正常に装着された場合は画像形成装
置Aを正常動作を行う動作モードに移行させる。一方、
プロセスカートリッジBが無い(未装着)、若しくはプ
ロセスカートリッジBが異常装着(装着不良)の場合
は、画像形成装置Aを正常動作モードに移行せず、プロ
セスカートリッジBの再装着を促すなどの警告モードに
移行させる。
【0095】次に、本実施例の装着状態検出装置による
プロセスカートリッジの装着状態を検出する過程を以下
に説明する。
【0096】図21は本実施例におけるプロセスカート
リッジの装着状態を検出するまでのタイミングチャート
であり、図22はプロセスカートリッジBの装着状態の
検出過程におけるDC帯電電流の経時推移である。又、
図23はプロセスカートリッジBの装着状態を検出する
までの手順を示す。
【0097】先ず、画像形成装置本体Aの本体電源が投
入されると(s0)、プロセスカートリッジBを挿入す
るための開閉部材15の開閉動作に伴ってON/OFF
される開閉状態検知スイッチや画像形成装置本体Aに滞
留した記録媒体2を除去するための開閉部材の開閉状
態、更には画像形成装置本体Aに滞留した記録媒体2の
有無を検出するセンサ出力などの出力を検出する(s
1)。その結果、正常(ON)となると、画像形成装置
本体Aはカップリング凹軸39bを駆動開始する(s
2)。
【0098】この時、本実施例では、カップリング凹軸
39bはその断面が三角形の捩じれた穴(カップリング
凹部)39aを有し、又カップリング凸部37aは捩じ
れた三角柱形状である。従って、プロセスカートリッジ
Bが画像形成装置本体Aに挿入されたとき、カップリン
グ凹軸39bとカップリング凸部37aの位相がずれて
いる場合がある。その場合、画像形成装置本体Aが感光
体ドラム7を駆動開始しても、装置本体A側のカップリ
ング凹軸39bの位相がプロセスカートリッジB側のカ
ップリング凸部37aの位相と一致するまでは、感光体
ドラム7は駆動されない状態となってしまう。
【0099】従って、本実施例においては、カップリン
グ凹軸39bが駆動開始された時間(s2)から、装置
本体A側のカップリング凹軸39bが1/3回転するの
に要する時間が経過したか否かを判断し(s2−a)、
その時間の経過後に、DC高圧発生回路200からDC
帯電高圧電圧を帯電ローラ8に印加する(s3)。
【0100】このようにすることで、装置本体A側のカ
ップリング凹軸39bが1/3回転する間に少なくとも
1回は、カップリング凹軸39bの位相とプロセスカー
トリッジB側のカップリング凸部37aの位相を合わせ
ることが可能となる。
【0101】尚、本体電源投入後に機内滞留紙がある場
合や、開閉部材15が正常に閉まっていない場合は、表
示手段などによりユーザーに警告を発する(s1−
a)。
【0102】このときのDC電流は、経時においてプロ
セスカートリッジBの装着状態によって異なる推移とな
る。即ち、図22を参照して説明すると、感光体ドラム
7の駆動開始の後所定時間の後に、DC帯電高圧電圧が
帯電ローラ8に印加されると(s3)、正常の場合Ic
−aで示す電流値推移を示す。
【0103】ところが、プロセスカートリッジBと画像
形成装置本体Aの電気接点が正常に接触しているにも拘
わらず、ギアの破損や記録媒体2の破片などの異物挟み
込みなどで感光体ドラム7への駆動伝達が異常となり、
感光体ドラム7が駆動されない場合、Ic−bで示すよ
うに、DC帯電高圧電圧の印加と共に瞬間的にDC電流
が流れるものの、その後電流は流れなくなってしまう。
【0104】これは、被帯電体である感光体表面が帯電
され、帯電ローラ8との放電に必要な電位差が無くなる
ためである。そして、プロセスカートリッジBと画像形
成装置本体Aの電気接点(19a、21)が接触してい
ない場合は、全く電流が流れないためIc−cで示す経
時推移となる。
【0105】従って、DC帯電高圧電圧の印加後、所定
時間経過した後に帯電電流値が所定の閾値以上であれ
ば、プロセスカートリッジBは画像形成装置本体Aに正
常装着されたものと判断することができる。この閾値
は、比較手段202の基準電圧202bに相当する。
又、本実施例では、帯電ローラ8の弾性抵抗体8dの抵
抗値や、感光体厚みなどのばらつきによるインピーダン
ス変化分を考慮し、実際のDC電流値よりもやや小さめ
に設定してある。
【0106】このようにして、DC帯電高圧電圧印加か
ら所定時間後に、比較手段202の検出結果によりプロ
セスカートリッジBの装着状態を装着状態切替手段20
3にて判断する(s4)。そして、プロセスカートリッ
ジBが正常装着されたと判断した場合には、記録媒体2
の搬送手段(搬送ベルト3f、転写ローラ4など)の駆
動を開始し、画像形成装置本体Aは正常動作を開始する
(s5)。
【0107】一方、プロセスカートリッジBの装着状態
を装着状態切替手段203にて判断するタイミング(s
4)において、DC帯電電流値が閾値に満たない場合に
は、装着状態切替手段203は、プロセスカートリッジ
Bが異常装着であると判断し、表示手段などへ警告を発
するモードへ切り替わる(s5−a)。
【0108】プロセスカートリッジBの装着状態の判断
を行うタイミングまでの所定時間は、帯電開始から感光
体ドラム7が1周するまでの間、例えば、感光体ドラム
7が略1周するのに相当する時間とすればよい。しか
し、実施例1にて説明したように、本発明はこれに限定
されるものではない。
【0109】尚、本実施例において、感光体ドラム7の
駆動伝達手段としてのカップリング形状として、三角柱
と三角形の穴の対について説明したが、本発明はカップ
リング形状をこれに限定するものではない。例えばn角
柱とn角形(n≧3)の穴の対を用いた場合、図21に
おけるタイミング(s2)と(s3)の間隔をカップリ
ングが1/n回転する時間以上に設定すれば何ら問題な
い。
【0110】又、本実施例において、感光体ドラム7の
駆動伝達手段としてのカップリング形状として、装置本
体A側はカップリング凹軸39b、プロセスカートリッ
ジB側はカップリング凸部37aとして説明したが、装
置本体A側をカップリング凸部37a形状、プロセスカ
ートリッジB側をカップリング凹軸39b形状として
も、同様な効果が得られる。
【0111】以上、本実施例によれば、実施例1にて説
明したものと同様の効果を得ることができる。更に、本
実施例によれば、装置本体Aの接地電極23bとプロセ
スカートリッジBのアース接点23a(端子23c)
は、装置本体Aの回転体(カップリング凹軸39a)の
軸線上にあり、且つ、それぞれが連結部において接続可
能に配設されていて、回転体の回転によって装置本体A
の連結部とプロセスカートリッジBの連結部とが互いに
引き込み合う。これによって、接地電極23bとアース
接点23aの圧接力が高められるので、感光体ドラム7
のアースが効果的に行われる。特に、装置本体Aの回転
体は断面が多角形の捩じれた穴又は多角柱を有する連結
部に係脱可能な捩じれた多角柱又は断面が多角形の捩じ
れた穴を有する連結部を備えているので、簡単な構成で
画像形成装置本体A側の接地電極23bとプロセスカー
トリッジB側のアース接点23aを効果的に圧接でき
る。
【0112】実施例4 次に、本発明に斯かる電子写真画像形成装置の更に他の
実施例について説明する。本実施例において、画像形成
装置本体A及びプロセスカートリッジBのアース接点、
帯電接点、駆動手段などの構成は実施例3と同様であ
る。従って、同一機能、構成を有する要素には同一符号
を付して、詳しい説明は省略する。
【0113】本実施例は、プロセスカートリッジBの装
着検出手段として、例えばCPUなどの演算手段を用い
たことを特徴とする。
【0114】図24は、本実施例における、アース接点
部(23b、23c)と電極接点部(19a、21)の
両方が接続された時に、プロセスカートリッジBの装着
検出が可能な検出装置のブロック図である。本実施例の
装着状態検出装置の構成は、上述のように、感光体ドラ
ム7のアース接点部及び駆動連結部が異なる以外は、図
15を参照して実施例2にて説明したものと同じとされ
る。
【0115】即ち、図24において、DC高圧電圧を出
力するDC高圧発生回路200は、CPU204から動
作信号をデジタル信号として受け取り動作する。本実施
例では、CPU204が備えたPWM出力ポート204
bよりPWM信号をDC高圧発生回路200に出力して
いる。DC高圧発生回路200は入力されたPWM信号
値に基づき、高圧電圧の発生及び停止、並びに高圧電圧
値の可変などを行う。
【0116】帯電ローラ8には、DC高圧発生回路20
0から出力されたDC高圧電圧が印加される。帯電ロー
ラ8は帯電ローラ軸8aとスポンジ体又はゴム体などの
弾性抵抗体8bにより形成されている。又、感光体ドラ
ム7は、導体部と感光体で形成されている。そして、D
C電流検出回路201は、電流測定用抵抗に流れる電流
を電圧値として検出する。
【0117】本実施例では、DC電流検出回路201の
出力電圧が、アナログ/デジタル変換するためのCPU
204のA/D変換ポート204aに直接入力され、D
C電流検出回路201の出力電圧はCPU204の内部
でのデジタル処理が可能となる。
【0118】CPU204の内部においては、デジタル
処理されたDC電流検出回路201の出力電圧が、CP
U204の内部に予め設定されたDC電流閾値とが比較
演算されることで、プロセスカートリッジBの画像形成
装置本体Aへの装着状態が判断される。このDC電流閾
値は、実施例3にて説明した図22に示す閾値に相当す
る値に設定すれば良い。
【0119】CPU204での比較演算の結果、プロセ
スカートリッジBが正常に装着されたと判断した場合
は、CPU204は搬送手段(転写ローラ4、搬送ベル
ト3fなど)を正常駆動させ、プロセスカートリッジB
が無い(未装着)、若しくはプロセスカートリッジBが
異常装着(装着不良)と判断した場合は、CPU204
はPWM出力ポート204bからDC高圧発生回路20
0へ電圧出力停止信号を発し、DC高圧発生回路200
は高圧電圧の出力を停止する。更に、感光体ドラム7の
駆動を停止させると共に、警告ランプなどの表示手段2
07に表示信号を出力し、プロセスカートリッジBの再
装着させるなどの警告を促す。
【0120】このような構成の装着状態検出装置により
プロセスカートリッジBの装着状態を検出する過程を以
下に説明する。本実施例における、プロセスカートリッ
ジBの装着状態を検出するまでのタイミングチャート、
手順は実施例3にて説明した図21、図23のものと同
様である。又、本実施例における、プロセスカートリッ
ジBの装着状態の検出過程におけるDC帯電電流の経時
推移も実施例3にて説明した図22のものと同様であ
る。
【0121】先ず、画像形成装置本体Aの本体電源が投
入されると(s0)、プロセスカートリッジBを挿入す
るための開閉部材15の開閉動作に伴ってON/OFF
される開閉状態検知スイッチや、画像形成装置本体Aに
滞留した記録媒体2を除去するための開閉部材の開閉状
態を検知するスイッチなどからの開閉部材信号208
と、画像形成装置本体Aに滞留した記録媒体2の有無を
検出するセンサ出力などの滞留センサ信号209がCP
U204に入力される(s1)。その結果、正常(O
N)となると、CPU204は感光体ドラム7の感光体
ドラム駆動装置205に駆動信号を発し、カップリング
凹軸39bを駆動開始する(s2)。
【0122】この時、実施例3と同様に、本実施例では
カップリング凹軸39bはその断面が三角形の捩じれた
穴(カップリング凹部)39aを有し、又カップリング
凸部37aは捩じれた三角柱形状である。従って、プロ
セスカートリッジBが画像形成装置本体Aに挿入された
とき、カップリング凹軸39bとカップリング凸部37
aの位相がずれている場合がある。その場合、画像形成
装置本体Aが感光体ドラム7を駆動開始しても、装置本
体A側のカップリング凹軸39bの位相がプロセスカー
トリッジB側のカップリング凸部37aの位相と一致す
るまでは、感光体ドラム7は駆動されない状態となって
しまう。
【0123】従って、本実施例においは、カップリング
凹軸39bが駆動開始された時間(s2)から装置本体
側のカップリング凹軸39bが1/3回転するのに要す
る時間が経過したか否かを判断し(s2−a)、その時
間の経過後に、PWM出力ポート204bからDC高圧
発生回路200にDC帯電高圧電圧出力信号を発し、D
C高圧発生回路200からDC帯電高圧電圧を帯電ロー
ラ8に印加する(s3)。
【0124】このようにすることで、装置本体A側のカ
ップリング凹軸39bが1/3回転する間に少なくとも
1回は、カップリング凹軸39bの位相とプロセスカー
トリッジB側のカップリング凸部37aの位相を合わせ
ることが可能となる。
【0125】ここで、本体電源投入後に機内滞留紙があ
る場合や、開閉部材15が正常に閉まっていない場合
は、表示手段などによりユーザーに警告を発する(s1
−a)。
【0126】そして、DC帯電高圧電圧印加から所定時
間後に、DC電流検出回路201の出力電圧に基づいた
CPU204での比較演算により、プロセスカートリッ
ジBの装着状態を判断する(s4)。そして、プロセス
カートリッジBが正常に装着されたと判断した場合に
は、CPU204は搬送手段駆動装置206に駆動信号
を発し、搬送手段(転写ローラ4、搬送ベルト3fな
ど)の駆動を開始し、画像形成装置本体Aは正常動作を
開始する(s5)。
【0127】一方、プロセスカートリッジBの装着状態
を判断するタイミング(s4)において、DC帯電電流
値が閾値に満たない場合には、プロセスカートリッジB
が異常装着であるとCPU204が判断し、表示手段2
07へ警告表示などを行うための信号を発し、プロセス
カートリッジBの再装着を促す(s5−a)。
【0128】以上、本実施例によれば、実施例3と同様
の効果を得られると共に、プロセスカートリッジBの装
置本体Aへの装着状態の検出をCPUなどの演算手段に
よる電気的な手法により行うため、例えば環境などに影
響されず、より確実に検出装置を構成することができ
る。
【0129】尚、上記各実施例では、プロセスカートリ
ッジの装着状態の検出結果による警告などの表示を、装
置本体が備えた表示手段によって行うとして説明した
が、本発明はこれに限定されるものではない。つまり、
警告を発するための信号を、装置本体に所定のインター
フェイスを介して通信可能に接続されたパーソナルコン
ピュータなどの外部機器に送信してもよい。これによ
り、斯かる外部機器において、例えばディスプレイ画面
上に警告を表示することができる。又、斯かる警告は、
表示に限らず、例えば警告音や音声メッセージなどとす
ることも当然可能である。
【0130】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
プロセスカートリッジを装着可能な電子写真画像形成装
置は、装置本体側の帯電電極及び接地電極の各々に対し
てプロセスカートリッジの帯電接点及びアース接点がそ
れぞれ接続され、プロセスカートリッジが装着されたこ
とを検出ばかりでなく、プロセスカートリッジへの駆動
伝達をも同時に検出する装着状態検出手段を有する構成
とされるので、(1)プロセスカートリッジが電子写真
画像形成装置本体に装着された際に、プロセスカートリ
ッジと装置本体との電気的接続、及びプロセスカートリ
ッジと装置本体との駆動の連結を確実に検知することが
でき、(2)プロセスカートリッジが電子写真画像形成
装置本体に正しく装着されたことを確認すると共に、電
子写真感光体が正常に連結されていない場合においても
電子写真感光体の損傷を未然に防ぐことができ、(3)
又、上記各作用効果を達しつつ、更に装置本体側の接地
電極とプロセスカートリッジ側のアース接点との接続を
確実にし、プロセスカートリッジと装置本体との電気的
接続及び駆動の連結の検出性を更に向上し得る、といっ
た種々の効果を奏し得る。
【0131】又、本発明によれば、電子写真画像形成装
置に対して正確な位置に装着されたこと、若しくは異常
装着であることを電子写真画像形成装置本体側で検出で
き、上述と同様の効果を奏し得るプロセスカートリッジ
が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るプロセスカートリッジの一実施例
の左外側側面外観斜視図である。
【図2】本発明に係るプロセスカートリッジの一実施例
の上面外観平面図である。
【図3】本発明に係る電子写真画像形成装置及びプロセ
スカートリッジの一実施例の縦断面図である。
【図4】本発明に係るプロセスカートリッジの一実施例
の縦断面図である。
【図5】プロセスカートリッジを着脱する状態を説明す
るための電子写真画像形成装置の一実施例の斜視図であ
る。
【図6】プロセスカートリッジの着脱をガイドする電子
写真画像形成装置の右側ガイドの一実施例を示す斜視図
である。
【図7】プロセスカートリッジの着脱をガイドする電子
写真画像形成装置の左側ガイドの一実施例を示す斜視図
である。
【図8】ドラムアース接点の一実施例を説明するための
接点部の縦断面図である。
【図9】電極接点部の一実施例を説明するためのプロセ
スカートリッジの外観側面図である。
【図10】帯電ローラの一実施例の縦断面図である。
【図11】本発明に従う装着状態検出手段の一実施例の
電気制御ブロック図である。
【図12】本発明に従う装着状態検出手段の一実施例の
動作を説明するためのタイミングチャート図である。
【図13】本発明の原理を説明するための帯電電流の経
時推移図である。
【図14】本発明に従う装着状態検出手段の一実施例の
動作を説明するためのフローチャート図である。
【図15】本発明に従う装着状態検出手段の他の実施例
の電気制御ブロック図である。
【図16】本発明に係るプロセスカートリッジの他の実
施例の左外側側面外観斜視図である。
【図17】プロセスカートリッジの着脱をガイドする電
子写真画像形成装置の左側ガイドの他の実施例を示す斜
視図である。
【図18】ドラムアース接点の他の実施例を説明するた
めの接点部の縦断面図である。
【図19】本発明に従って装置本体に設けられたカップ
リングとプロセスカートリッジに設けられたカップリン
グの一実施例の斜視図である。
【図20】本発明に従う装着状態検出手段の他の実施例
の電気制御ブロック図である。
【図21】本発明に従う装着状態検出手段の他の実施例
の動作を説明するためのタイミングチャート図である。
【図22】本発明の原理を説明するための帯電電流の経
時推移図である。
【図23】本発明に従う装着状態検出手段の他の実施例
の動作を説明するためのフローチャート図である。
【図24】本発明に従う装着状態検出手段の更に他の実
施例の電気制御ブロック図である。
【符号の説明】
A 画像形成装置 B プロセスカートリッジ D 現像ユニット 1 光学系 2 記録媒体 3 搬送手段 4 転写ローラ 5 定着手段 6 排出部 7 感光体ドラム 8 帯電ローラ 9 露光開口部 10 現像手段 11 クリーニング手段 13 クリーニング枠体 15 開閉部材 16 ガイドレール 17 ガイド部材 18a ボス 18b リブ 19 突当部材 19a 電極 20 当接面 21 帯電接点 22 駆動ギア 23 アース板 23a アース接点 23b 本体アース接点部材 34 ドラムフランジ(非駆動側) 36 ドラムギアフランジ(駆動側) 37 カップリング凸軸 37a カップリング凸部 39a カップリング凹部 39b カップリング凹軸 43 大ギア 123 本体アース接点部材 200 DC高圧発生回路 201 DC電流検出回路 202 比較手段 202a 誤差アンプ 202b 基準電圧 203 装着状態切替手段 204 CPU 204a A/Dポート 204b 帯電PWM出力ポート 205 感光体ドラム駆動装置 206 搬送手段駆動装置 207 表示手段 208 開閉部材センサ 209 滞留センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H027 DA01 DA27 EE04 EH10 EK03 HA02 HA12 HB15 2H035 CA07 CB01 CD02 CD05 CD07 CD14 CG03 CZ01 2H071 BA04 BA13 BA17 BA20 CA02 CA05 DA06 DA15 DA26 DA32 DA34 2H200 GA23 GA34 GA44 GB12 GB25 HA02 HA28 HA29 HA30 HB12 HB22 HB48 JA02 JB10 NA02 PA27 PB05

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プロセスカートリッジを着脱可能であっ
    て、記録媒体に画像を形成するための電子写真画像形成
    装置において、(a)電子写真感光体と、 前記電子写真感光体を帯電する帯電手段と、 前記装置本体の帯電高圧電源から前記帯電手段へ供給す
    る高圧電圧を受け取る帯電接点と、 前記電子写真感光体を接地するためのアース接点と、を
    有するプロセスカートリッジを取り外し可能に装着する
    装着手段と、(b)前記帯電手段に高圧電圧を供給する
    帯電高圧電源と、(c)前記帯電接点と接続される帯電
    電極と、(d)前記アース接点と接続される接地電極
    と、(e)前記装着手段により前記装置本体にプロセス
    カートリッジが装着された状態で、前記電子写真感光体
    を回転駆動するとともに、前記帯電高圧電源から前記帯
    電手段へ高圧電圧を印加し、その際、前記装置本体の帯
    電電流検出手段により帯電電流を検出し、帯電電流が所
    定値を満たすか否かを比較する前記装置本体の帯電電流
    比較手段によってプロセスカートリッジの未装着若しく
    は装着不良を検出する装着状態検出手段と、(f)前記
    記録媒体を搬送するための搬送手段と、を有することを
    特徴とする電子写真画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記帯電手段は、前記電子写真感光体に
    当接しながら前記電子写真感光体を帯電することを特徴
    とする請求項1の電子写真画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記搬送手段は、前記記録媒体を介し前
    記電子写真感光体に当接する転写手段であることを特徴
    とする請求項1の電子写真画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記帯電高圧電源は、前記帯電手段に直
    流高圧を供給するDC高圧発生回路であることを特徴と
    する請求項1に記載の電子写真画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記帯電電流検出手段は、前記DC高圧
    発生回路から出力されるDC電流を検出するDC電流検
    出回路であることを特徴とする請求項4の電子写真画像
    形成装置。
  6. 【請求項6】 前記帯電電流比較手段は、前記帯電電流
    検出手段の出力電圧をデジタル値に変換するA/D変換
    手段により出力された値を基準値と比較する演算手段で
    あることを特徴とする請求項1の電子写真画像形成装
    置。
  7. 【請求項7】 前記帯電電流比較手段は、前記帯電電流
    検出手段の出力電圧を基準電圧と比較する比較器である
    ことを特徴とする請求項1の電子写真画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記搬送手段は、前記装置本体から駆動
    制御されており、前記装着状態検出手段によりプロセス
    カートリッジの装着状態が検出される間は停止状態と
    し、前記装着状態検出手段によりプロセスカートリッジ
    が正常装着と検出された場合に駆動可能とすることを特
    徴とする請求項1の電子写真画像形成装置。
  9. 【請求項9】 プロセスカートリッジを着脱可能であっ
    て、記録媒体に画像を形成するための電子写真画像形成
    装置において、(a)回転可能な電子写真感光体であっ
    て、前記装置本体の回転体と同軸線上に配されて前記回
    転体の連結部と連結される連結部と、前記回転体の中心
    に配設された接地電極と接続され、前記電子写真感光体
    を接地するためのアース接点と、を有し、前記電子写真
    感光体の連結部が前記回転体と連結することで回転駆動
    が伝達されると共に、前記回転体とアース接点が互いに
    引き込み合い、電気的に導通可能な電子写真感光体と、 前記電子写真感光体を帯電する帯電手段と、 前記帯電手段に高圧電圧を供給する前記装置本体の高圧
    電源につらなる前記装置本体側の帯電電極に接続される
    帯電接点と、を有し、前記装置本体に装着した際に、前
    記帯電接点及び前記アース接点は、前記装置本体が備え
    るプロセスカートリッジの装着状態を検出するための装
    着状態検出手段と接続されるプロセスカートリッジを取
    り外し可能に装着する装着手段と、(b)前記帯電手段
    に高圧電圧を供給する帯電高圧電源と、(c)前記帯電
    高圧電源につらなり前記帯電接点と接続される帯電電極
    と、(d)前記アース接点と接続される接地電極と、
    (e)前記帯電電極と前記接地電極とにそれぞれ接続さ
    れており、前記装着手段により前記装置本体にプロセス
    カートリッジが装着された状態で、前記電子写真感光体
    を回転駆動の後に、前記帯電高圧電源から前記帯電手段
    へ高圧電圧を印加し、その際、装置本体の帯電電流検出
    手段により帯電電流を検出し、帯電電流が所定値を満た
    すか否かを比較する前記装置本体の帯電電流比較手段に
    よってプロセスカートリッジの未装着若しくは装着不良
    を検出するプロセスカートリッジ装着状態検出手段と、
    (f)前記記録媒体を搬送するための搬送手段と、を有
    することを特徴とする電子写真画像形成装置。
  10. 【請求項10】 前記回転体の連結部の形状は、前記電
    子写真感光体の断面がn(n≧3)角形の捩じれた穴を
    有する連結部に係脱可能な、捩じれたn(n≧3)角柱
    の形状を有することを特徴とする請求項9の電子写真画
    像形成装置。
  11. 【請求項11】 前記回転体の連結部の形状は、前記電
    子写真感光体の捩じれたn(n≧3)角柱の連結部に係
    脱可能な、断面がn(n≧3)角形の捩じれた穴を有す
    ることを特徴とする請求項9の電子写真画像形成装置。
  12. 【請求項12】 前記装着状態検出手段は、前記装着手
    段により前記装置本体にプロセスカートリッジが装着さ
    れた状態で、前記電子写真感光体の回転駆動開始から少
    なくとも1/n回転以降に、前記帯電高圧電源から前記
    帯電手段へ高圧電圧を印加することを特徴とする請求項
    11又は12の電子写真画像形成装置。
  13. 【請求項13】 前記帯電手段は、前記電子写真感光体
    に当接しながら前記電子写真感光体を帯電することを特
    徴とする請求項9の電子写真画像形成装置。
  14. 【請求項14】 前記搬送手段は、前記記録媒体を介し
    前記電子写真感光体に当接する転写手段であることを特
    徴とする請求項9の電子写真画像形成装置。
  15. 【請求項15】 前記帯電高圧電源は、前記帯電手段に
    直流高圧を供給するDC高圧発生回路であることを特徴
    とする請求項9の電子写真画像形成装置。
  16. 【請求項16】 前記帯電電流検出手段は、前記DC高
    圧発生回路から出力されるDC電流を検出するDC電流
    検出回路であることを特徴とする請求項15の電子写真
    画像形成装置。
  17. 【請求項17】 前記帯電電流比較手段は、前記帯電電
    流検出手段の出力電圧をデジタル値に変換するA/D変
    換手段により出力された値を基準値と比較する演算手段
    であることを特徴とする請求項9の電子写真画像形成装
    置。
  18. 【請求項18】 前記帯電電流比較手段は、前記帯電電
    流検出手段の出力電圧を基準電圧と比較する比較器であ
    ることを特徴とする請求項9の電子写真画像形成装置。
  19. 【請求項19】 前記搬送手段は、前記装置本体から駆
    動制御されており、前記装着状態検出手段によりプロセ
    スカートリッジの装着状態が検出される間は停止状態と
    し、前記装着状態検出手段によりプロセスカートリッジ
    が正常装着と判断された場合に駆動可能とすることを特
    徴とする請求項9の電子写真画像形成装置。
  20. 【請求項20】 画像形成装置本体に着脱可能なプロセ
    スカートリッジにおいて、 電子写真感光体と、 前記電子写真感光体を帯電する帯電手段と、 前記装置本体の高圧電源から前記帯電手段へ供給される
    高圧電圧を受け取る帯電接点と、 前記電子写真感光体を接地するためのアース接点と、 を有し、前記装置本体に装着した際に、前記帯電接点及
    び前記アース接点は、プロセスカートリッジが前記装置
    本体に正常に装着されたことを検出する前記装置本体が
    備える装着状態検出手段の帯電電極及び接地電極とそれ
    ぞれ接続されることを特徴とするプロセスカートリッ
    ジ。
  21. 【請求項21】 前記帯電手段は、前記電子写真感光体
    に当接しながら前記電子写真感光体を帯電することを特
    徴とする請求項20のプロセスカートリッジ。
  22. 【請求項22】 前記プロセスカートリッジは更に、前
    記電子写真感光体に現像剤を供給する現像手段、前記電
    子写真感光体をクリーニングするクリーニング手段の少
    なくとも1つを一体的にカートリッジ化して有する請求
    項20又は21のプロセスカートリッジ。
  23. 【請求項23】 モーターと、前記モーターにより回転
    駆動され、その回転軸上に連結部及び接地電極を有する
    回転体と、を備えた電子写真画像形成装置本体に着脱可
    能なプロセスカートリッジであって、回転可能な電子写
    真感光体であって、前記回転体と同軸線上に配されて前
    記回転体の連結部と連結される連結部と、前記接地電極
    と接続され、前記電子写真感光体を接地するためのアー
    ス接点と、を有し、前記電子写真感光体の連結部が前記
    回転体と連結することで回転駆動が伝達されると共に、
    前記回転体とアース接点が互いに引き込み合い、電気的
    に導通可能な電子写真感光体と、 前記電子写真感光体を帯電する帯電手段と、 前記帯電手段に高圧電圧を供給する前記装置本体の帯電
    高圧電源につらなる前記装置本体側の帯電電極に接続さ
    れる帯電接点と、を有し、前記装置本体に装着した際
    に、前記帯電接点及び前記アース接点は、前記装置本体
    が備えるプロセスカートリッジの装着状態を検出する装
    着状態検出手段と接続されることを特徴とするプロセス
    カートリッジ。
  24. 【請求項24】 前記電子写真感光体の連結部の形状
    は、前記回転体の断面がn(n≧3)角形の捩じれた穴
    を有する連結部に係脱可能な、捩じれたn(n≧3)多
    角柱の形状を有することを特徴とする請求項23のプロ
    セスカートリッジ。
  25. 【請求項25】 前記電子写真感光体の連結部の形状
    は、前記回転体の捩じれたn(n≧3)角柱の連結部に
    係脱可能な、断面がn(n≧3)角形の捩じれた穴を有
    することを特徴とする請求項23のプロセスカートリッ
    ジ。
  26. 【請求項26】 前記帯電手段は、前記電子写真感光体
    に当接しながら前記電子写真感光体を帯電することを特
    徴とする請求項23、24又は25のプロセスカートリ
    ッジ。
  27. 【請求項27】 前記プロセスカートリッジは更に、前
    記電子写真感光体に現像剤を供給する現像手段、前記電
    子写真感光体をクリーニングするクリーニング手段の少
    なくとも1つを一体的にカートリッジ化して有する請求
    項23〜26のいずれかの項に記載のプロセスカートリ
    ッジ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005156972A (ja) * 2003-11-26 2005-06-16 Canon Inc 画像形成装置及びその制御処理方法
US8971730B2 (en) 2012-11-30 2015-03-03 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus and cartridge
CN111596535A (zh) * 2019-02-20 2020-08-28 夏普株式会社 程序盒及图像形成装置

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