JP2002333584A - 光スイッチおよび光導波路装置 - Google Patents

光スイッチおよび光導波路装置

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JP2002333584A JP2001138803A JP2001138803A JP2002333584A JP 2002333584 A JP2002333584 A JP 2002333584A JP 2001138803 A JP2001138803 A JP 2001138803A JP 2001138803 A JP2001138803 A JP 2001138803A JP 2002333584 A JP2002333584 A JP 2002333584A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 導波路交差部において安定して確実に光接続
オンオフ動作をすることができる信頼性の高い光スイッ
チおよび光導波路装置を提供する。 【解決手段】 この光スイッチは、光が伝搬する導波路
5と、その導波路を収納する導波路収納シート2とを備
えた光導波路装置に設けられ、導波路を横断するように
切れ込んでいる切れ込み部と、切れ込み部に駆動作用を
及ぼす駆動機構6と、前記駆動機構との間に切れ込み部
を挟んで駆動機構の補助をする駆動補助部材7とを備
え、駆動機構と駆動補助部材とは、切れ込み部を押し広
げて導波路の間に空隙9を設け、また切れ込み部を接触
させて導波路を接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、光通信設備の光
接続先の切り換えに使用される光スイッチおよび光導波
路装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図26は、従来の光スイッチを含む光導
波路装置を示す斜視図である。この光スイッチは、押え
板103によって押さえられた導波路収納シートである
フィルム状ポリマー102の光導波路105に対して設
けられている。図27に示すように、導波路交差部にお
いて駆動機構(プッシュロッド)106を押さない光接
続オン状態(以下、オン状態と記す)では、導波路収納
シート102は、切れ込み部で切れ込み端面102aを
密着させている。したがって、導波路105であるコア
も、切れ込み部で密着している。このため、密着した切
れ込み部に到達した光は、そのまま、切れ込み部を通り
抜けてゆく。
【0003】これに対して、プッシュロッド106を押
した光接続オフ状態(以下、オフ状態と記す)では、図
28に示すように、プッシュロッド106が切れ込み端
面102aを片側から押し広げ、分離させ、切れ込み端
面を空気と接触させるようにする。このため、屈折率の
高い導波路を伝搬する光は、切れ込み端面から出射する
ことができず、空隙109の空気層によって全反射して
光の進行方向を略90°変えて伝搬してゆく。
【0004】上記の機構によれば、図26において、導
波路交差部における光接続がオン状態のとき、光入力L
1,L2は、導波路の交差部111の切れ込み端面102
aが密着した部分を連続して通りぬける。一方、導波路
交差部における光接続がオフ状態のとき、入力された光
L1,L2は、いずれも光スイッチの部分で全反射して、
進行方向を略90°変えて所定の方向に出力されてゆ
く。上記のように、1つのプッシュロッド106の押し
引きにより、光の行先を切り換えるのが、従来の光スイ
ッチの特徴である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の光スイッチで
は、オフ状態からオン状態に移行する際に問題を生じ
る。すなわち、プッシュロッドを押して光を全反射させ
た状態であるオフ状態から、光を通過させるオン状態へ
と移行させる際、プッシュロッドを後退させてもフィル
ム状ポリマーの弾性による復元力しかかからない。この
ため、フィルム状ポリマー102の切れ込み端面102
aの密着が充分でなく、このためコア105どうしの充
分な密着を得ることができないという問題があった。
【0006】本発明の目的は、導波路交差部において安
定して確実性の高い光接続オンオフ動作をすることがで
きる信頼性と耐久性に優れた光スイッチおよび光導波路
装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の局面にお
ける光スイッチは、光が伝搬する導波路と、その導波路
を収納する導波路収納シートとを備える光導波路装置に
設けられた光スイッチである。この光スイッチは、導波
路を横断するように切れ込んでいる切れ込み部と、切れ
込み部に対して駆動作用を及ぼす駆動機構と、駆動機構
との間に切れ込み部を挟むように位置して、駆動機構の
補助をする駆動補助部材とを備え、駆動機構および駆動
補助部材は、切れ込み部を押し広げて導波路の間に空隙
を設け、また、切れ込み部を接触させて導波路を接続す
る(請求項1)。
【0008】この構成により、従来、確実性に問題があ
った復元接続の変形を、駆動補助部材と駆動機構とによ
って切れ込み部を両側から、たとえば、ゆるく拘束しな
がら行なうことができる。すなわち、従来、片側から1
つの駆動機構のみで、オンオフ動作を行なっていたもの
を、2つの部材で両側から挟んでオンオフ動作を行なわ
せることが可能となる。このため、切れ込み部を確実に
復元接続させ、高い信頼性をもってオフ状態からオン状
態に移行させることができる。駆動機構による切れ込み
部の押し広げ変形は、従来でも確実にできていた。この
ため、上記のように、切れ込み部の復元接続の確実性を
高めることにより、導波路交差部における光接続のオン
オフ動作の信頼性を高めることが可能となった。なお、
上記駆動補助部材は、駆動機構と同じ駆動機構に基づ
き、駆動信号により切れ込み部に対して往復運動を行な
う部材であってもよい。ただし、このような場合であっ
ても、駆動補助部材は、駆動機構と同じ運動を行なうわ
けではなく、駆動機構の補助的な運動を行なう。また、
導波路収納シートは、フィルム状ポリマー等によって構
成することができる。ここで、上記のオンオフは、導波
路交差部に入力された光をどこかへ出力しないか、また
は出力する、の切り換えを行なわなくてもよい。たとえ
ば、光接続先(出力先)を切り換えるという意味で、上
記オンオフという語を用いる場合もあり、むしろ、その
ような意味で用いる場合が多い。
【0009】上記第1の局面における光スイッチでは、
切れ込み部は、導波路収納シートの一方の側から切れ込
んでおり、導波路収納シートの他方の側まで達していな
い切れ込み部であることが望ましい(請求項2)。
【0010】分離されない厚みの部分を残すことによ
り、その厚みの部分が切れ込み部を復元接続するときの
基準となり、導波路であるコアの端面同士を復元して接
触させる際に、復元の確実性を増すことができる。この
ため、オフ状態からオン状態への切り換えの信頼性を高
めることができる。
【0011】上記第1の局面における光スイッチでは、
導波路は導波路収納シートの内部で交差しており、切れ
込み部は、平面的に見て交差部を斜めに横切るように配
置されることができる(請求項3)。
【0012】上記構成により、導波路を伝搬してきた光
は、交差部において、そのまま連続して進むか、または
進路を変えて、交差する導波路に沿って進むか、確実に
進路を選択することができる。
【0013】上記第1の局面における光スイッチでは、
駆動機構は、駆動信号に応じて、切れ込み部に向かって
進みまた後退し、駆動補助部材はその駆動機構の動きに
協働して切れ込み部に作用を及ぼし、駆動機構と駆動補
助部材とが、切れ込み部を押し広げ、また、切れ込み部
を復元接触させることができる(請求項4)。
【0014】この構成により、簡便な駆動機構を用いる
ことができるようになり、光スイッチおよび光導波路装
置を安価なものにすることができる。
【0015】上記第1の局面における光スイッチでは、
駆動機構および駆動補助部材のうち少なくとも一方は、
導波路収納シートに略垂直な方向に沿って進退可能な部
材を備えることができる(請求項5)。
【0016】この構成により、短い距離の運動によりオ
ンオフ動作を行なうことができるようになり、光スイッ
チの応答速度を高めることができる。
【0017】上記第1の局面における光スイッチでは、
導波路収納シートは、その導波路収納シートを支持する
ように押える押え板によって押えられており、その押え
板は、切れ込み部に対応する位置に開口があけられるこ
とが望ましい(請求項6)。
【0018】この構成により、導波路収納シートの平坦
性が確保され、導波路の変形に起因する損失を防止する
ことができる。この結果、低損失の光導波路装置を実現
することができる。
【0019】上記第1の局面における光スイッチでは、
駆動機構および駆動補助部材のうちの少なくとも一方が
電圧印加に応じて機械的変形を行なうピエゾ素子から構
成されることができる(請求項7)。
【0020】通常の電圧印加により、数百ニュートンも
の高い応力を誘起させることができるので、このピエゾ
素子を用いて、上記本発明の光スイッチに確実なオンオ
フ動作を行なわせることができる。
【0021】上記第1の局面における光スイッチでは、
駆動機構および駆動補助部材のうちの少なくとも一方が
人工筋肉アクチュエータによって構成されることができ
る(請求項8)。
【0022】人工筋肉アクチュエータは電圧印加により
動物の筋肉なみの変形が生じるものである。この人工筋
肉は変位方向に垂直な断面サイズで数十μmのオーダま
で小型化が可能であり、非常に微細化された導波路装置
に用いることができる。
【0023】上記第1の局面における人工筋肉アクチュ
エータを用いた光スイッチでは、人工筋肉アクチュエー
タは、平面的に見て切れ込み部に対応する位置に孔があ
いた孔あきフレームと、その孔あきフレームと導波路収
納シートとの間に配置された電極付弾性膜とを備え、そ
の人工筋肉アクチュエータが導波路収納シートを挟むよ
うにその上側と下側に備えられ、いずれか一方の側の人
工筋肉アクチュエータは、導波路収納シートとの間に孔
と同じ領域に孔のあいた孔あきスペーサ膜を備えること
ができる(請求項9)。
【0024】この構成により、孔に対応する位置の電極
付弾性膜が電圧印加により膨出し、切れ込み部に作用を
及ぼすことができる。また、導波路収納シートのスペー
サ膜の側の面を、オフ時に空隙が広げられる側とするこ
とができる。この構造により、駆動機構および駆動補助
部材ともに人工筋肉アクチュエータを用いて、オンオフ
動作を円滑に、高い信頼性をもって行なうことが可能と
なる。このため、非常に簡明な構成により、微小な駆動
機構を構成することができる。
【0025】上記第1の局面における光スイッチでは、
駆動補助部材が、切れ込み部を含む導波路収納シートの
表面に配置された弾性シートとすることができる(請求
項10)。
【0026】上記のように弾性シートを配置することに
より、オフ状態で空隙が広げられて延びた弾性シートか
ら、切れ込み部を復元接続させる方向の圧縮力が導波路
収納シートに働き、オン状態が確実に実現する。弾性シ
ートの弾性係数を硬めの弾性を示す値とすることによ
り、オン状態への移行をより確実なものとすることがで
きる。この弾性体としては、金属、有機材料、ガラス材
などを用いることができる。このため、簡単な機構によ
りオフ状態からオン状態へと確実に移行させることがで
きる。
【0027】上記第1の局面における光スイッチでは、
弾性シートの切れ込み部に対応する位置に、切れ込み部
に向かって突き出た凸状突起が取り付けられることがで
きる(請求項11)。
【0028】この構成により、凸状突起がない場合より
も、さらに強い復元力を切れ込み部に作用させることが
できる。この結果、オフ状態からオン状態への移行の確
実性を高めることができる。また、オフ状態の位置を、
(a)導波路収納シートの上記突起側に隙間が広がる位
置、および(b)導波路収納シートの駆動機構側に隙間
が広がる位置、の2つの位置とすることができる。この
結果、オフ位置の設計の自由度を高めることができる。
【0029】上記第1の局面における光スイッチでは、
駆動補助部材が、導波路収納シートに対して応力を及ぼ
すばねであるようにできる(請求項12)。
【0030】この構成により、非常に簡便な機構によ
り、オンオフ動作の信頼性を高めた光スイッチを得るこ
とができる。また、オフ状態の位置を、(a)導波路収
納シートの上記ばね側に隙間が広がる位置、および
(b)導波路収納シートの駆動機構側に隙間が広がる位
置、の2つの位置とすることができる。この結果、オフ
位置の設計の自由度を高めることができる。なお、ばね
の形態は問わず、つるまきばねでもよいし、板状のばね
でもよい。
【0031】上記第1の局面における光スイッチでは、
導波路収納シートと押さえ板との間に保持された基板で
あって、切れ込み部に対応する位置に表面側または裏面
側に突き出ている状態を保持する状態保持突起が配置さ
れた突起付き基板をさらに備えることができる(請求項
13)。
【0032】この構成により、オンオフの切り換えを行
なった後は、駆動機構を駆動させなくてもオンオフの状
態が保持される。このため、低消費電力化を実現するこ
とができる。
【0033】上記第1の局面における光スイッチでは、
駆動機構および駆動補助部材が、平面的に見て切れ込み
部の一方の側の導波路収納シートに当接して切れ込み部
の押し広げと復元接続とを行ない、他方の側の導波路収
納シートを変形させないことができる(請求項14)。
【0034】この構成により、たとえば、オフ状態にお
いて、光が通るほうの導波路には曲げ変形が生じないよ
うにできるので、導波路の変形にともなう過剰損失が発
生しない。このため、変形する導波路を光が通る構成に
比較して、低損失な光スイッチを実現することができ
る。
【0035】上記第1の局面の光スイッチでは、押え板
の開口部において導波路収納シートを押える押え板の端
部が面取りされることができる(請求項15)。
【0036】この構成により、駆動機構を導波路収納シ
ートの上下に配置して導波路収納シートを反らせる際
に、根元部に発生する応力を緩和して、導波路収納シー
トの疲労を防止することができる。
【0037】本発明の第2の局面の光スイッチは、光が
伝搬する導波路と、その導波路を収納する導波路収納シ
ートと、導波路収納シートを支持して押える支持押え板
とを備える光導波路装置に設けられた光スイッチであ
る。この光スイッチは、導波路および導波路収納シート
を分断して隔てる空隙と、支持押え板と空隙を挟むよう
に配置され、空隙に向かって進み、空隙の両側の導波路
収納シートを支持押え板との間に挟んで押さえ変形させ
て接続させ、また、接続された空隙から後退して空隙を
復元する駆動機構とを備える(請求項16)。
【0038】この構成により、駆動機構を半減したうえ
で信頼性の高いオンオフ動作を行なう光スイッチを形成
することができる。なお、上記の空隙の幅は、前記導波
路収納シートの弾性範囲内の変形で密着接続される程度
であることが望ましい。
【0039】上記第2の局面の光スイッチでは、導波路
は導波路収納シートの内部で交差しており、空隙は、平
面的に見て交差部を斜めに横切るように配置されること
ができる(請求項17)。
【0040】上記構成により、導波路を伝搬してきた光
は、交差部において、空隙が変形されて接続されている
場合はそのまま連続して進むことができる。また、空隙
が復元された場合は、進路を変えて、交差する導波路に
沿って進むことができる。この結果、光スイッチを操作
することによって、確実に進路を選択することができ
る。
【0041】上記第2の局面の光スイッチでは、導波路
収納シートと下側押え板との間に、導波路収納シートよ
りも弾性変形しやすい弾性シートが配置され、空隙が弾
性シートにまで連続して設けられることができる(請求
項18)。
【0042】この構成により、それほど大きな力を導波
路収納シートにかけなくても、空隙を埋めることができ
る。このため、導波路収納シートに塑性変形を生じさせ
るおそれがなくなり、確実性の高いオンオフ動作をする
高信頼性の光スイッチを提供することができる。
【0043】本発明の光導波路装置は、上記のいずれか
の光スイッチを、導波路が交差する交差部に備えること
ができる(請求項19)。
【0044】この構成により、オンオフ動作の確実性を
高め、耐久性に優れた光スイッチを備えた光導波路装置
を得ることができる。この光導波路装置では、交差部に
設けた光スイッチを用いて、光の進路を選択することが
できる。
【0045】
【発明の実施の形態】次に図面を用いて本発明の実施の
形態について説明する。
【0046】(実施の形態1)図1および図2は、本発
明の実施の形態1における導波路光スイッチの導波路に
沿った方向の断面図である。図1はオフの状態を示し、
また図2はオンの状態を示す。導波路であるコア5は、
導波路収納シートであるフィルム状のポリマー2に収納
され、そのフィルム状ポリマー2は、剛性のある押え板
3によって挟まれ平坦にされている。光は、フィルム状
ポリマー2のコア5の部分に閉じ込められ、一部フィル
ム状ポリマーに染み出しながら伝搬する。切れ込み部
は、導波路のコアが交差する交差部11に、交差部を斜
めに、導波路を横切るように配置される。光スイッチ
は、この切れ込み部と、そのフィルム状ポリマーを上下
から挟むように配置された2つのプッシュロッド(駆動
部材)6,7とによって構成される。
【0047】図1のオフ状態では、フィルム状ポリマー
の端面2aの間に空隙9ができている。このオフ状態で
は、コアとフィルム状ポリマーとを伝搬してきた光は空
隙中に出射できず、端面2aで全反射する。このため、
同じ進行方向に伝搬できない。また、オン状態では、フ
ィルム状ポリマーの端面2aが互いに密着している。こ
のため、一方のコアおよびフィルム状ポリマーを伝搬し
てきた光は、そのままの進行方向を保って密着している
端面部を通って他方のコアへと伝搬してゆく。以後の説
明で、光がフィルム状ポリマーを伝搬するという場合、
光がフィルム状ポリマーに染み出しながらコア中を伝搬
することを意味する。また、フィルム状ポリマーが密着
するとは、コアも含めて密着することとする。
【0048】上記の光スイッチをオフ状態からオン状態
にするには、次のようにプッシュロッドを操作する。ま
ず、オフ状態でフィルム状ポリマーを押し上げていた下
側のプッシュロッド(駆動機構)6を下げる。この結
果、フィルム状ポリマーの弾性復元力によってその端面
2aどうしが接触するようになる。しかし、下側のプッ
シュロッド6を下げただけでは、端面2aを完全に密着
させるためには、長時間を要するか、または長時間かか
っても部分的な接触に留まる。
【0049】これを打開するために、本実施の形態で
は、もう1つのプッシュロッド(駆動補助部材)7をフ
ィルム状ポリマーを駆動部材6と挟むように配置する。
プッシュロッド6とプッシュロッド7とが、フィルム状
ポリマーを上下から軽く挟んで、ゆるい拘束の下にフィ
ルム状ポリマーを平坦にし、端面2aが互いに密着して
押し付け合う位置まで誘導する。
【0050】オン状態からオフ状態にする場合は、上記
オフ状態からオン状態にする操作と逆の操作を行なう。
オン状態からオフ状態に移行する際、密着した端面どう
しを押し広げて空隙9を形成する。この場合には、1つ
のプッシュロッド6のみで円滑にオフ状態を実現するこ
とができるが、2つのプッシュロッドを用いることによ
り、確実性が一層向上する。
【0051】本実施の形態では、2つのプッシュロッド
6,7を用いることにより、端面2aどうしをゆるい拘
束下で密着させてオン状態を確実に実現し、その逆のオ
フ状態への移行も確実性を増すことができる。なお、上
記の図では、切れ込み部はフィルム状ポリマーが完全に
切断された切れ込み部のみを示したが、上記切れ込み部
は厚みを部分的に残した切れ込みである場合を含む。分
離されない厚みの部分を残すことにより、その厚みの部
分が切れ込み部を復元接続するときの基準となるからで
ある。このため、導波路であるコアの端面同士を復元し
て接触させる際に、復元の確実性を増すことができる。
以後の実施の形態を説明する図面においても、フィルム
状ポリマーが完全に切断された切れ込み部のみを示した
が、いずれの実施の形態でも、上記切れ込み部は厚みを
部分的に残した切れ込みである場合を含むことは同様で
ある。
【0052】(実施の形態2)本発明の実施の形態2の
導波路光スイッチでは、駆動機構および駆動補助部材の
うちの少なくとも一方を、ピエゾ素子、すなわち、電圧
を加えることによりひずみまたは応力が誘起される圧電
材料から構成される素子を用いる。上記の圧電材料とし
て、チタン酸バリウム(BaTiO3)、ジルコンチタ
ン酸鉛(PbZrO3,PbTiO3)、ニオブ酸塩(N
aNbO3,KNbO3,PbNb26)、水晶、ロッシ
ェル塩、LiTaO3、LiNbO3などを用いることが
できる。
【0053】ピエゾ素子を用いることにより、通常の電
圧印加により、数百ニュートンの加圧力を得ることがで
きる。このため、簡便な機械的構造を用いて、上記端面
どうしの密着状態(オン状態)と、端面間への空隙配置
状態(オフ状態)とを、確実に交互に切り換えて実現す
ることができる。
【0054】(実施の形態3)図3および図4は、本発
明の実施の形態3における導波路光スイッチを示す、導
波路に沿った断面図である。図3は端面2aどうしが密
着しているオン状態を、また図4は端面間に空隙9がで
きているオフ状態を示す。本実施の形態では、上記端面
どうしの密着状態と、その分離状態との交互の切り換え
に、人工筋肉を用いる。すなわち、実施の形態1におい
て用いた2つのプッシュロッド6,7の代わりに、フィ
ルム状ポリマーの上下の両面に配置した人工筋肉を用い
る。
【0055】人工筋肉アクチュエータは、たとえば、図
3および図4に示すように、シート状の孔あきフレーム
12とシート状の電極付弾性物質13とを備え、さらに
フィルム状ポリマーの上側にスペーサ14を配置してお
く。電極付弾性物質13のうち、孔あきフレーム12の
孔の部分の電極付弾性物質13a,13bが、フィルム
状ポリマーに向かって交互に突き出る運動をする。この
ような人工筋肉の交互に突き出る運動は、駆動機構の切
れ込み部に対する前進および後退運動に対応する。この
場合、駆動機構と駆動補助部材との間に、動きの機構
上、相違は存在しない。どちらも同じ機構で、同じよう
に前進および後退の運動をする。
【0056】図5および図6は、人工筋肉のフィルム状
ポリマーの下側の部分の拡大図である。図5に示すよう
に、電圧オフ時には電極付弾性物質13は、孔に面して
いる部分13bも平坦な状態のままである。しかし、図
6に示すように、電圧を印加すると孔に面している部分
13bは、孔と反対側に膨出する。
【0057】上記フィルム状ポリマーの孔に面している
部分13a,13bが、上下からフィルム状ポリマーの
端面をゆるく拘束しながら、実施の形態1における駆動
機構と同様に、オン状態とオフ状態とを交互に確実に実
現することができる。
【0058】人工筋肉は、変位方向に垂直な断面サイズ
として数十μmのオーダーまでの小型化が可能である。
このため、微細な導波路構造の光スイッチの構成部材と
して用いることができる。
【0059】(実施の形態4)図7および図8は、本発
明の実施の形態4の導波路光スイッチを示す断面図であ
る。本実施の形態の光スイッチでは、フィルム状ポリマ
ーの片側、たとえば下側に実施の形態1〜3の光スイッ
チと同様の駆動機構6を備えている。もう一方の側、た
とえば上側には変位に応じて反発力を生じる駆動補助部
材の弾性体15を配置する。弾性体として適当な厚みお
よび弾力を有するシートを用い、図7および図8に示す
ように、フィルム状ポリマーの上面に接するように配置
する。
【0060】端面密着状態では、確実な密着状態が得ら
れる程度の力を駆動機構6が上向きにかけても、弾性体
15がほとんど変位しないように、適度な硬さおよび厚
みを有することが望ましい。弾性体のシートは、上記の
弾性変形が非常に小さいので、金属、有機材料、ガラス
材等ほとんどの材料を用いて設計することができる。こ
のような弾性体の使用により、端面間に空隙があるオフ
状態から端面どうし密着するオン状態への移行に際して
は、上記の実施の形態1〜3の駆動機構および駆動補助
部材よりも強い拘束をフィルム状ポリマーの端部に加え
ることになる。
【0061】本実施の形態の光スイッチは、シート状弾
性体をフィルム状ポリマーの上に重ねて配置するだけで
済むという組み立てが非常に容易な機構である。このた
め、小型化、低コスト化および低消費電力化を実現する
ことができる。
【0062】(実施の形態5)図9および図10は、本
発明の実施の形態5の導波路光スイッチを示す断面図で
ある。本実施の形態における光スイッチは、実施の形態
4の光スイッチのシート状弾性体に下向きの突起15a
を設ける。図9に示すように、オフ状態からオン状態へ
の移行では、上記両方の端面2aともに、突起15aを
介した弾性体と駆動機構6とによって、上下から比較的
強い拘束が加えられ、オン状態が実現される。すなわ
ち、突起15aを経由した弾性体15の下向きの力に、
釣り合いをとるように、駆動機構6からも上記の端面部
に上向きの力をかけながら移行する。この結果、より確
実に両端面の密着状態と空隙形成状態とを、交互に得る
ことができる。
【0063】オフ状態の位置は、(a)駆動機構が押し
上げ、密着した端面2aが上側が広がるように空隙がで
きる位置、および(b)突起部15aが押し下げ、密着
した端面2bが下側が広がるように空隙ができる位置、
の2箇所である。
【0064】上記の機構を設けることにより、小型化、
低コスト化、低消費電力化を簡単な機構で実現すること
ができる。
【0065】(実施の形態6)図11および図12は、
本発明の実施の形態6の光スイッチを示す断面図であ
る。本実施の形態では、駆動補助部材として、実施の形
態4における弾性体にシートではなくばねを使って点に
特徴がある。この光スイッチでは、端面どうし密着する
状態に移行する際に、ばね16により下向きの力をかけ
ておく。このとき、フィルム状ポリマーの下側に位置す
る駆動機構6からも、上記の下向きの力に対応して釣り
合いをとるために上向きの力をかけておく。この結果、
端面部には比較的大きな拘束力がかかり、端面密着状態
を確実に実現することができる。
【0066】オフ状態の位置は、(a)駆動機構が押し
上げ、密着した端面2aが上側が広がるように空隙がで
きる位置、および(b)ばね16が押し下げ、密着した
端面2bが下側が広がるように空隙ができる位置、の2
箇所である。
【0067】なお、ばねの形状は、図11および図12
に示すように、つるまきばねであってもよいし、また
は、図13および図14に示す板状ばねでもよい。
【0068】上記のばねを用いることにより、小型化、
低コスト化、および低消費電力化を簡単な機構で実現す
ることができる。
【0069】(実施の形態7)図15は、本発明の実施
の形態7の導波路光スイッチを示す断面図である。本実
施の形態では、上述した実施の形態1〜6の光スイッチ
において、フィルム状ポリマー2を挟む押え板3が、面
取り部分3aを有する。この面取り部分3aにより、フ
ィルム状ポリマーへの集中応力が緩和される。この結
果、フィルム状ポリマーの疲労が防止され、信頼性を向
上させることができる。
【0070】(実施の形態8)図16および図17は、
本発明の実施の形態8の導波路光スイッチを示す断面図
である。本実施の形態では、実施の形態1〜7の光スイ
ッチにおいて、フィルム状ポリマー2と押え板3との間
に、状態を保持する突起が付いた突起付き基板19を配
置した点に特徴がある。図18は、状態を保持する突起
が付いた基板19の分解斜視図である。状態を保持する
突起19aは、ゴム状の弾性のある部材でできており、
その周囲の部分は剛性のある部材でできている。たとえ
ば、図18に示すように、突起が設けられたゴムの弾性
シートを剛性のある板で挟み込んだ構造とするのが好ま
しい。
【0071】導波路の交差部の切れ込みの部分に、この
突起が当たるようにフィルム状ポリマー2、状態保持突
起付き基板19、および押え板2を固定する。まず、図
16に示すように、下側の駆動機構6を上方向に変位さ
せた場合、状態保持突起付き基板の基板部分はその剛性
のために変位せず、状態を保持するゴムの突起19aの
みが上に凸の状態となる。ここで、上側の駆動補助部材
7は、このゴムの突起19aが上に凸の状態を保持でき
る程度以下の力でフィルム状ポリマーに接触させる。上
側の駆動補助部材7は突起に対して応力を及ぼさなくて
も、もちろんよい。
【0072】上に凸の状態ができた後、駆動機構6を駆
動しなくてもこの上に凸の突起によりオフ状態が保持さ
れる。
【0073】また、上側の駆動補助部材7を下向きに変
位させると、フィルム状ポリマーとゴムの突起19aの
みを押し下げる。状態保持突起付き基板はその剛性のた
めに変位しないので、ゴムの突起19aは、下に凸の状
態となり、フィルム状ポリマーの端面どうしが密着した
状態となる。このとき、下側の駆動機構6は、下に凸の
状態になった突起19aが、上に凸の状態に復帰しない
程度の力で突起に接触するか、または接触しなくてもよ
い。
【0074】上記の光スイッチにより、確実に交互にオ
ン状態とオフ状態とを実現することができる。また、オ
ン状態またはオフ状態に切り換えた後は、駆動機構や駆
動補助部材を駆動しなくても、その同じ状態を保持する
ことができ、低消費電力化を実現することができる。
【0075】(実施の形態9)図19および図20は、
本発明の実施の形態9の導波路光スイッチを示す断面図
である。実施の形態1〜8の光スイッチにおいては、駆
動機構および駆動補助部材は両方の導波路の端面が密着
する位置に配置されていた。しかし、本実施の形態の光
スイッチでは、駆動機構および駆動補助部材は一方の導
波路の端部のみを変位させ、他方の導波路の端部は変位
させない位置に配置される。
【0076】図19および図20において、駆動機構6
および駆動補助部材7は一方の導波路2に接して導波路
2を変位させ、オフ状態とオン状態とを実現する。導波
路20は駆動機構の作用を受けず、端面20aの部分ま
で水平状態を保つ。図21は、オフ状態における上記の
導波路交差部の模式的平面図である。図21において、
導波路2の側は上方に曲げられ、曲げ変形を受けない導
波路20の側との間に空隙9が生じている。
【0077】光は曲げを受けない導波路20を通り、空
隙で全反射して所定の導波路を進行してゆく。このた
め、光が導波路曲げによる過剰損失を発生することがな
い。このため、実施の形態1〜8における光スイッチと
比較して、低損失のスイッチを実現することができる。
【0078】(実施の形態10)図22および図23
は、本発明の実施の形態10における導波路光スイッチ
を示す断面図である。本実施の形態における光スイッチ
では、導波路交差部において、対向する導波路端面の間
に1μm程度の空隙をあけて固定する。図22および図
23に示すように、硬い支持基板33の上にフィルム状
ポリマー2を置き、その上部に駆動機構26を配置す
る。図22に示すように、駆動機構がフィルム状ポリマ
ーを加圧していない状態では、導波路間に隙間があるた
め光は隙間で全反射される。図23に示すように、駆動
機構26がフィルム状ポリマーを加圧した状態では、フ
ィルム状ポリマーの弾性作用により、フィルムが基板3
3と接触する面に沿って延びるように変形する。この延
び変形により、導波路の端面どうしが密着し、オン状態
が実現され、光が密着した端面部を通過する。
【0079】本実施の形態の光スイッチによれば、実施
の形態1と比較して、駆動機構の数を半減することがで
きる。このため、小型化、低コスト化および低消費電力
化を実現することが可能となる。
【0080】(実施の形態11)本発明の実施の形態1
1では、対向する切れ込み端面の間隔は、駆動機構がフ
ィルム状ポリマーを塑性変形を開始する程度の力で押え
たときに、フィルム状ポリマーが光軸方向に変位する距
離以下とする。対向する導波路切れ込み端面の間隔があ
まり大きいと、大きな力で押えないと上記切れ込み端面
が密着するほどの変形が得られない。しかし、あまりに
大きな力を加えるとフィルム状ポリマーが塑性変形して
しまう。
【0081】上記のような切れ込み端面間の間隔とする
ことにより、フィルム状ポリマーの塑性変形が防止さ
れ、耐久性に優れた信頼性の高い光スイッチを提供する
ことができる。
【0082】(実施の形態12)図24および図25
は、本発明の実施の形態12における導波路光スイッチ
を示す断面図である。本実施の形態では、実施の形態1
0および11の光スイッチにおいて、フィルム状ポリマ
ーの下にフィルム状ポリマーよりも弾性変形しやすい弾
性シート25が貼り付けられている。導波路交差部の切
断面形成の際に、この弾性シート25の一部も併せて切
断する。ただし、図24に示すように、弾性シート25
の一部の厚み部分は切断しないで残しておく。
【0083】上記の構造により、駆動機構26によって
フィルム状ポリマーを加圧した際に、まず、フィルム状
ポリマーの下のフィルム状ポリマーよりも弾性変形しや
すい弾性シート25が変形する。次いで、それにつられ
てフィルム状ポリマーも変形し、切断面は密着する。上
記の弾性シートは、フィルム状ポリマーよりも弾性係数
が小さく軟らかいものでもよいし、弾性係数は同程度で
あっても厚みが大きいために弾性変形しやすいものでも
よい。
【0084】上記の構成の光スイッチにより、実施の形
態10と比較して、より小さい力で導波路交差部の切断
面を密着させることができる。この結果、フィルム状ポ
リマーにかかる負荷を低減することができ、耐久性に優
れた信頼性の高い光スイッチを提供することができる。
また、この光スイッチは、小さい応力で作動するので、
低消費電力を実現することができる。
【0085】(実施の形態13)本発明の実施の形態1
3によれば、実施の形態12において、対向する導波路
交差部の空隙の間隔を、繰り返し耐久性を確保できるよ
う、より小さくする。すなわち、駆動機構がフィルム状
ポリマーを貼り付けた柔らかい弾性に富んだシート25
が塑性変形を開始する程度の力で押えたときにフィルム
状ポリマーが光軸方向に沿って変位する距離以下とす
る。上記交差部の空隙の間隔があまり大きいと、大きな
力で押えないと交差部の空隙が密着するほどの変形が得
られない。しかし、あまり大きな力を印加すると、フィ
ルム状ポリマーおよび上記の弾性シート25が塑性変形
してしまう。
【0086】上記の空隙の幅の制限を設けることによ
り、耐久性に優れた信頼性の高い光スイッチを供給する
ことが可能となる。
【0087】上記において、本発明の実施の形態につい
て説明を行なったが、上記に開示された本発明の実施の
形態は、あくまで例示であって、本発明の範囲はこれら
発明の実施の形態に限定されない。たとえば、つぎの範
囲を含むことが意図されている。 (a)駆動機構は、本実施の形態で挙げられた、プッシ
ュロッド、ピエゾ素子、人工筋肉、弾性シート、状態保
持突起付き基板などに限定されない。切れ込み部の両側
から作用して切れ込み部への空隙形成と切れ込み部の復
元接続ができれば、どのようなものでもよい。 (b)切れ込み部の切れ込みは導波路を含む導波路収納
シートの全厚みを切断してもよいし、一部の厚みを残し
て切断してもよい。 (c)押え板の開口部が面取りされる構造は、切れ込み
部の一方の側を上げ下げして、オンオフ動作する場合の
動く側の部分にも適用される。 (d)導波路収納シートは、フィルム状ポリマーに限定
されず、フィルム状ポリマーを含む複合材料、セラミッ
クス系繊維やガラス系繊維が編まれた材料であってもよ
い。
【0088】本発明の範囲は、特許請求の範囲の記載に
よって示され、さらに特許請求の範囲の記載と均等の意
味および範囲内でのすべての変更を含むものである。
【0089】
【発明の効果】本発明の光スイッチを用いることによ
り、簡便な駆動装置を追加することにより、安定して確
実なオンオフ動作をすることができる信頼性が高く、耐
久性に富んだ光スイッチを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1における光スイッチの
断面図である(オフ状態)。
【図2】 本発明の実施の形態1における光スイッチの
断面図である(オン状態)。
【図3】 本発明の実施の形態3における光スイッチの
断面図である(オン状態)。
【図4】 本発明の実施の形態3における光スイッチの
断面図である(オフ状態)。
【図5】 本発明の実施の形態3の光スイッチに用いら
れる人工筋肉アクチュエータを示す斜視図である(電圧
オフ時)。
【図6】 本発明の実施の形態3の光スイッチに用いら
れる人工筋肉アクチュエータを示す斜視図である(電圧
オン時)。
【図7】 本発明の実施の形態4における光スイッチの
断面図である(オン状態)。
【図8】 本発明の実施の形態4における光スイッチの
断面図である(オフ状態)。
【図9】 本発明の実施の形態5における光スイッチの
断面図である(オン状態)。
【図10】 本発明の実施の形態5における光スイッチ
の断面図である(オフ状態)。
【図11】 本発明の実施の形態6における光スイッチ
の断面図である(オン状態)。
【図12】 本発明の実施の形態6における光スイッチ
の断面図である(オフ状態)。
【図13】 本発明の実施の形態6における光スイッチ
の変形例の断面図である(オン状態)。
【図14】 本発明の実施の形態6における光スイッチ
の変形例の断面図である(オフ状態)。
【図15】 本発明の実施の形態7における光スイッチ
の断面図である(オフ状態)。
【図16】 本発明の実施の形態8における光スイッチ
の断面図である(オフ状態)。
【図17】 本発明の実施の形態8における光スイッチ
の断面図である(オン状態)。
【図18】 本発明の実施の形態8の光スイッチに用い
られる、状態を保持する突起が設けられた基板の分解斜
視図である。
【図19】 本発明の実施の形態9における光スイッチ
の断面図である(オフ状態)。
【図20】 本発明の実施の形態9における光スイッチ
の断面図である(オン状態)。
【図21】 本発明の実施の形態9の光スイッチのオフ
状態において、非変形の導波路を光が伝搬することを示
す模式的平面図である。
【図22】 本発明の実施の形態10における光スイッ
チの断面図である(オフ状態)。
【図23】 本発明の実施の形態10における光スイッ
チの断面図である(オン状態)。
【図24】 本発明の実施の形態12における光スイッ
チの断面図である(オフ状態)。
【図25】 本発明の実施の形態12における光スイッ
チの断面図である(オン状態)。
【図26】 従来の光スイッチを含む光導波路装置を示
す斜視図である。
【図27】 図26の従来の光導波路装置に含まれる光
スイッチの断面図である(オン状態)。
【図28】 図26の従来の光導波路装置に含まれる光
スイッチの断面図である(オフ状態)。
【符号の説明】
2 導波路収納シート(フィルム状ポリマー)、2a
フィルム状ポリマー端面、3 押え板、3a 押え板面
取り部、5 導波路(コア)、6 下側プッシュロッド
(駆動機構)、7 上側プッシュロッド(駆動補助部
材)、9 導波路収納シートの切れ込み部の隙間、11
交差部、12 孔あきフレーム、13電極付弾性膜、
13a 電極付弾性膜の変形部(孔対応部)、15 弾
性膜、15a 突起部、16 つるまきばね、18 板
ばね、19 状態保持突起付き基板、19a 状態を保
持する突起、19b,19c 状態保持突起を含む基板
を挟む基板、20 オフ時に非変形の導波路収納シー
ト、20a オフ時に非変形の導波路収納シートの端
面、25 導波路収納シートより弾性変形しやすい弾性
シート、26 空隙を埋めるように導波路収納シートを
変形させる駆動機構、29,39 予め設けられた空
隙。

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光が伝搬する導波路と、その導波路を収
    納する導波路収納シートとを備える光導波路装置に設け
    られた光スイッチであって、 前記導波路を横断するように切れ込んでいる切れ込み部
    と、 前記切れ込み部に対して駆動作用を及ぼす駆動機構と、 前記駆動機構との間に前記切れ込み部を挟むように位置
    して、前記駆動機構の補助をする駆動補助部材とを備
    え、 前記駆動機構および駆動補助部材は、前記切れ込み部を
    押し広げて前記導波路の間に空隙を設け、また、前記切
    れ込み部を接触させて前記導波路を接続する、光スイッ
    チ。
  2. 【請求項2】 前記切れ込み部は、前記導波路収納シー
    トの一方の側から切れ込んでおり、前記導波路収納シー
    トの他方の側まで達していない切れ込み部である、請求
    項1に記載の光スイッチ。
  3. 【請求項3】 前記導波路は前記導波路収納シートの内
    部で交差しており、前記切れ込み部は、平面的に見て前
    記交差部を斜めに横切るように配置されている、請求項
    1または2に記載の光スイッチ。
  4. 【請求項4】 前記駆動機構は、駆動信号に応じて、前
    記切れ込み部に向かって進みまた後退し、前記駆動補助
    部材はその駆動機構の動きに協働して前記切れ込み部に
    作用を及ぼし、前記駆動機構と前記駆動補助部材とが、
    前記切れ込み部を押し広げ、また、前記切れ込み部を復
    元接触させる、請求項1〜3のいずれかに記載の光スイ
    ッチ。
  5. 【請求項5】 前記駆動機構および前記駆動補助部材の
    うち少なくとも一方は、前記導波路収納シートに略垂直
    な方向に沿って進退可能な部材を備える、請求項4に記
    載の光スイッチ。
  6. 【請求項6】 前記導波路収納シートは、その導波路収
    納シートを支持するように押える押え板によって押えら
    れており、その押え板は、前記切れ込み部に対応する位
    置に開口があけられている、請求項1〜5のいずれかに
    記載の光スイッチ。
  7. 【請求項7】 前記駆動機構および前記駆動補助部材の
    うちの少なくとも一方が電圧印加に応じて機械的変形を
    行なうピエゾ素子から構成される、請求項1〜6のいず
    れかに記載の光スイッチ。
  8. 【請求項8】 前記駆動機構および前記駆動補助部材の
    うちの少なくとも一方が人工筋肉アクチュエータによっ
    て構成されている、請求項1〜6のいずれかに記載の光
    スイッチ。
  9. 【請求項9】 前記人工筋肉アクチュエータは、平面的
    に見て前記切れ込み部に対応する位置に孔があいた孔あ
    きフレームと、その孔あきフレームと前記導波路収納シ
    ートとの間に配置された電極付弾性膜とを備え、その人
    工筋肉アクチュエータが前記導波路収納シートを挟むよ
    うにその上側と下側に備えられ、いずれか一方の側の人
    工筋肉アクチュエータは、前記導波路収納シートとの間
    に前記孔と同じ領域に孔のあいた孔あきスペーサ膜を備
    える、請求項8に記載の光スイッチ。
  10. 【請求項10】 前記駆動補助部材が、前記切れ込み部
    を含む前記導波路収納シートの表面に配置された弾性シ
    ートである、請求項1〜6のいずれかに記載の光スイッ
    チ。
  11. 【請求項11】 前記弾性シートの前記切れ込み部に対
    応する位置に、前記切れ込み部に向かって突き出た凸状
    突起が取り付けられている、請求項10に記載の光スイ
    ッチ。
  12. 【請求項12】 前記駆動補助部材が、前記導波路収納
    シートに対して応力を及ぼすばねである、請求項1〜6
    のいずれかに記載の光スイッチ。
  13. 【請求項13】 前記導波路収納シートと押さえ板との
    間に保持された基板であって、前記切れ込み部に対応す
    る位置に表面側または裏面側に突き出ている状態を保持
    する状態保持突起が配置された突起付き基板をさらに備
    える、請求項1〜6のいずれかに記載の光スイッチ。
  14. 【請求項14】 前記駆動機構および駆動補助部材が、
    平面的に見て前記切れ込み部の一方の側の導波路収納シ
    ートに当接して前記切れ込み部の押し広げと復元接続と
    を行ない、他方の側の導波路収納シートを変形させな
    い、請求項1〜13のいずれかに記載の光スイッチ。
  15. 【請求項15】 前記押え板の開口部において、前記導
    波路収納シートを押える前記押え板の端部が面取りされ
    ている、請求項1〜14のいずれかに記載の光スイッ
    チ。
  16. 【請求項16】 光が伝搬する導波路と、その導波路を
    収納する導波路収納シートと、前記導波路収納シートを
    支持して押える支持押え板とを備える光導波路装置に設
    けられた光スイッチであって、 前記導波路および前記導波路収納シートを分断して隔て
    る空隙と、 前記支持押え板と前記空隙を挟むように配置され、前記
    空隙に向かって進み、前記空隙の両側の導波路収納シー
    トを前記支持押え板との間に挟んで押さえ変形させて接
    続させ、また、前記接続された空隙から後退して前記空
    隙を復元する駆動機構とを備える、光スイッチ。
  17. 【請求項17】 前記導波路は前記導波路収納シートの
    内部で交差しており、前記空隙は、平面的に見て前記交
    差部を斜めに横切るように配置されている、請求項16
    に記載の光スイッチ。
  18. 【請求項18】 前記導波路収納シートと前記下側押え
    板との間に、前記導波路収納シートよりも弾性変形しや
    すい弾性シートが配置され、前記空隙が前記弾性シート
    にまで連続して設けられている、請求項16または17
    に記載の光スイッチ。
  19. 【請求項19】 前記請求項1〜18のいずれかの光ス
    イッチを、前記導波路が交差する交差部に備える、光導
    波路装置。
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