JP2000010030A - 自己保持型アレイ光導波路スイッチ - Google Patents

自己保持型アレイ光導波路スイッチ

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JP2000010030A
JP2000010030A JP17077998A JP17077998A JP2000010030A JP 2000010030 A JP2000010030 A JP 2000010030A JP 17077998 A JP17077998 A JP 17077998A JP 17077998 A JP17077998 A JP 17077998A JP 2000010030 A JP2000010030 A JP 2000010030A
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JP
Japan
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optical waveguide
array optical
polymer film
face
input
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JP17077998A
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English (en)
Inventor
Junya Kobayashi
潤也 小林
Hideyuki Takahara
秀行 高原
Hideki Tsunetsugu
秀起 恒次
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アレイ導波路単位でのスイッチングが可能
で、かつ汎用性に優れる自己保持型アレイ光導波路スイ
ッチを提供することを課題とする。 【解決手段】 端面2a近傍の表面に一様な厚さの強磁
性体膜7,7を形成し、かつ基板より剥離し柔軟性を有
する入力用高分子フィルムアレイ光導波路2と、入力用
高分子フィルムアレイ光導波路2と同一の導波路間隔
で、かつ同一のコア寸法を有する2つの出力用アレイ光
導波路3,4と、2つの出力用アレイ光導波路3,4を
各端面3a,4aが端面2aと相対するように配設し、
入力用高分子フィルムアレイ光導波路2を端面2aが可
動端となるように片持梁状に保持する保持部材10と、
保持部材10に固定され、端面2a近傍に磁界を発生さ
せる駆動コイル11,12とを備え、駆動コイル11,
12の通電により入力用高分子フィルムアレイ光導波路
2を着磁することによって、スイッチングする自己保持
型アレイ光導波路スイッチ1とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光通信システムに
用いられる光スイッチに関し、特に、アレイ導波路単位
でスイッチングが可能な自己保持型アレイ光導波路スイ
ッチに関する。
【0002】
【従来の技術】光通信システムの高度化に向けて、高分
子アレイ光導波路を構成要素とした高密度光インタコネ
クション(POLO、ParaBIT(安東ら、信学会
ソサイエティ大会、B−10−130、1997.))
や、アレイ導波路格子型合分波器を用いた波長多重の研
究が盛んに進められている。今後、このような光波ネッ
トワークの高まりとともに、アレイ導波路単位または光
ファイバアレイ単位での線路の切り換えを行う光スイッ
チが必要不可欠である。
【0003】光スイッチとしては、導波路型、ファイバ
可動型等がある。導波路型光スイッチには、石英系光導
波路によるマッハツェンダ型熱光学効果スイッチや高分
子光導波路によるY分岐型デジタル熱光学効果スイッチ
等がある。これらの熱光学効果スイッチは、モジュール
内での光部品を結ぶスイッチとして用いられる。しか
し、スイッチ単体としては、2×2スイッチまたは1×
2スイッチしか存在しない。他方、ファイバ可動型光ス
イッチ(特開平57−20702号公報)は、光ボード
間、装置間を結ぶ光ファイバのスイッチとしてよく用い
られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
導波路型スイッチによりN×N(N>2)のアレイ導波
路単位での光スイッチを形成する場合、導波路型スイッ
チを多段化しなければならない。そのため、スイッチが
大型化(大面積化)し、しかも、光の入力部から出力部
までの挿入損が増大する。他方、従来のファイバ可動型
光スイッチにより光ファイバアレイ単位での光スイッチ
を形成する場合、可動部に用いるファイバが石英製であ
るため柔軟性に乏しく、作製が困難である。
【0005】そこで、本発明の課題は、アレイ導波路単
位でのスイッチングが可能で、かつ汎用性に優れる自己
保持型アレイ光導波路スイッチを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決した本発
明に係る自己保持型アレイ光導波路スイッチは、端面ま
たは端面近傍の表面に一様な厚さの強磁性体膜を形成
し、かつ基板から剥離し柔軟性を有する入力用高分子フ
ィルムアレイ光導波路と、前記入力用高分子フィルムア
レイ光導波路と同一の導波路間隔で、かつ同一またはそ
れ以上のコア寸法を有する2つの出力用アレイ光導波路
と、前記2つの出力用アレイ光導波路を各端面が前記入
力用高分子フィルムアレイ光導波路の端面と相対するよ
うに配設し、前記入力用高分子フィルムアレイ光導波路
を端面が可動端となるように片持梁状に保持する保持部
材と、前記保持部材に固定され、前記入力用高分子フィ
ルムアレイ光導波路の端面近傍に磁界を発生させる駆動
コイルとを備え、前記駆動コイルの通電により前記入力
用高分子フィルムアレイ光導波路に着磁を施すことによ
って、前記2つの出力用アレイ光導波路間を前記入力用
高分子フィルムアレイ光導波路が切り替わる自己保持型
の光スイッチングを行うことを特徴とする。
【0007】しかも、前記自己保持型アレイ光導波路ス
イッチにおいて、前記出力用アレイ光導波路の端面また
は端面近傍の表面に一様な厚さの強磁性体膜を形成し、
前記入力用高分子フィルムアレイ光導波路と前記出力用
アレイ光導波路の光軸整合を行うことを特徴とする。
【0008】または、前記自己保持型アレイ光導波路ス
イッチにおいて、アレイ導波路格子型合分波器の入力光
導波路を前記2つの出力用アレイ光導波路として用いる
ことを特徴とする。
【0009】あるいは、前記自己保持型アレイ光導波路
スイッチにおいて、前記入力用高分子フィルムアレイ光
導波路および前記出力用アレイ光導波路の端面に機械的
ガイド機構を有し、前記入力用高分子フィルムアレイ光
導波路と前記出力用アレイ光導波路の光軸整合を行うこ
とを特徴とする。
【0010】さらには、前記自己保持型アレイ光導波路
スイッチにおいて、前記入力用高分子フィルムアレイ光
導波路および前記出力用アレイ光導波路のコアの屈折率
と同一または近い屈折率を有する液体を、前記保持部材
の間隙に充填し、対向する前記入力用高分子フィルムア
レイ光導波路と前記出力用アレイ光導波路間の屈折率整
合を行うことを特徴とする。
【0011】または、前記自己保持型アレイ光導波路ス
イッチにおいて、前記入力用高分子フィルムアレイ光導
波路のコアおよびクラッドのいずれか一方または両方が
フッ素化ポリイミドにより形成されることを特徴とす
る。
【0012】本発明の自己保持型アレイ光導波路スイッ
チは、入力用高分子フィルムアレイ光導波路に形成され
た強磁性体膜に作用する駆動コイルの通電による磁気力
をスイッチングの駆動力として利用する。さらに、高分
子フィルムアレイ光導波路を基板から剥離することによ
って得られた柔軟性によって、アレイ導波路単位のスイ
ッチングを可能とした。また、本発明の自己保持型アレ
イ光導波路スイッチは、駆動コイルの通電による磁界の
作用により、入力用高分子フィルムアレイ光導波路およ
び出力用アレイ光導波路の強磁性体膜間に異種の磁極を
発生させ、光軸整合を行う。さらに、入力用高分子フィ
ルムアレイ光導波路および出力用アレイ光導波路の接続
する端面に機械的ガイド部を各々設けることによって、
光軸整合を行う。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に本発明に係る自己保持型ア
レイ光導波路スイッチの第1の実施の形態を添付の図
1、図2および図3を参照して説明する。図1は自己保
持型アレイ光導波路スイッチ1の構造図、図2は自己保
持型アレイ光導波路スイッチ1の入力用高分子フィルム
アレイ光導波路2と出力用アレイ光導波路3,4の接続
状態を示す図、図3は自己保持型アレイ光導波路スイッ
チ1の出力用アレイ光導波路3,4の基板5,6の形状
を示す図である。
【0014】自己保持型アレイ光導波路スイッチ1の構
成について説明する。自己保持型アレイ光導波路スイッ
チ1は、1つの入力用高分子フィルムアレイ光導波路
2、2つの出力用アレイ光導波路3,4および2つの駆
動コイル11,12を、保持部材10に各々固定して構
成する。
【0015】入力用高分子フィルムアレイ光導波路2
は、シリコン基板上に作製したフッ素化ポリイミド光導
波路を酸に浸透させ、シリコン基板を剥離して作製す
る。シリコン基板を剥離する長さは、可動端面2aから
少なくとも保持部材10に格納される長さ以上とする。
なお、シリコン基板を剥離することによって、入力用高
分子フィルムアレイ光導波路2は、柔軟性を得る。さら
に、入力用高分子フィルムアレイ光導波路2の可動端面
2a近傍の上部クラッド2c上および下部クラッド2d
上に、強磁性体膜7,7を一様な膜厚で形成する。ま
た、入力用高分子フィルムアレイ光導波路2は、複数本
のコア2eを有し、幅W3である(図2の(b)参
照)。コア2eの寸法は、高さH1,幅W1である。そ
して、導波路間隔である隣接するコア2e,2eの中心
軸C1,C1間は、コア間隔S1である。
【0016】なお、入力用高分子フィルムアレイ光導波
路2の材料としてフッ素化ポリイミドとしたが、基本的
には高分子材料であればよい。例えば、エポキシ樹脂、
アクリル樹脂、ポリメチルメタクリレート、ポリスチレ
ン、ポリシロキサン、ベンゾシクロブテン等である。し
かし、高分子材料の中でもフッ素化ポリイミドは、光通
信波長帯での透明性、耐熱性(300℃以上)およびア
レイ光導波路作製に必要な加工性等に優れているため、
最も優れた長期安定性を有する自己保持型アレイ光導波
路スイッチ1を作製できる。フッ素化ポリイミドは、フ
ッ素テトラカルボン酸またはその誘導体とジアミンか
ら、テトラカルボン酸またはその誘導体とフッ素化ジア
ミンから、あるいはフッ素化テトラカルボン酸またはそ
の誘導体とフッ素化ジアミンから製造することができ
る。これらのフッ素化ポリイミドは、単体だけでなく、
フッ素化ポリイミド共重合体、または必要に応じて添加
剤等を添加したものを用いることができる。
【0017】出力用アレイ光導波路3,4は、シリコン
基板5,6上に作製したフッ素化ポリイミド光導波路で
ある。出力用アレイ光導波路3,4の幅W4は、入力用
高分子フィルムアレイ光導波路2の幅W3と同一とす
る。さらに、出力用アレイ光導波路3,4の固定端面3
a,4a近傍の上側クラッド3b,4b上に、強磁性体
膜7,7と同一厚さで、かつ一様な膜厚で強磁性体膜
8,9を各々形成する。また、出力用アレイ光導路3
(4)は、複数本のコア3c(4c)を有する(図2の
(c)参照)。なお、コア3c(4c)は、下記の条件
で形成する。コア3c(4c)の本数は、入力用高分子
フィルムアレイ光導波路2のコア2eの本数と同一とす
る。コア3c(4c)の寸法は、高さH2,幅W2であ
り、コア2eの高さH1,幅W1と同一またはそれ以上
を有するものとする。そして、導波路間隔である隣接す
るコア3c,3c(4c,4c)の中心軸C2,C2間
は、コア間隔S2である。コア間隔S2は、コア間隔S
1と同一とする(図2の(a)参照)。このようなコア
3c(4c)の寸法および間隔の設定は、入力用高分子
フィルムアレイ光導波路2と出力用アレイ光導波路3,
4が接続した時の光信号の伝送に必要な条件である。
【0018】なお、出力用アレイ光導波路3,4の材料
としてフッ素化ポリイミドとしたが、基本的には光透過
性に優れた材料であればよい。例えば、エポキシ樹脂、
アクリル樹脂、ポリメチルメタクリレート、ポリスチレ
ン、ポリシロキサン、ベンゾシクロブテン等の高分子材
料、イリジウムリン、ガリウム砒素等の半導体材料およ
び石英等がある。
【0019】強磁性体膜7,7および8,9としては、
FeNiCo系の保磁力の大きい硬質磁性材料が適して
いる。膜厚は、数10μm程度とする。強磁性体膜7,
7および8,9を形成する方法としては、スパッタ法、
無電解メッキ法、電解メッキ法および湿布法等がある。
【0020】保持部材10は、機械的強度のある材料で
あればよい。保持部材10は、入力用高分子フィルムア
レイ光導波路2を挿入可能な孔を有する側面10aと、
出力用アレイ光導波路3,4および基板5,6を挿入可
能な孔を有する側面10bを持つ。
【0021】駆動コイル11,12は、通電することに
よって磁界を発生し、電磁石として作用する。磁界は、
強磁性体膜7,7および8,9近傍で、数キロエルステ
ッドを発生するものであればよい。その時の電流値とし
ては、数100ミリアンペアが望ましい。
【0022】自己保持型アレイ光導波路スイッチ1は、
入力用高分子フィルムアレイ光導波路2を保持部材10
の側面10aに挿入し、固定端面2bで保持部材10に
固定する。さらに、出力用アレイ光導波路3,4および
基板5,6を保持部材10の側面10bに挿入し、保持
部材10に配設する。配設する時、出力用アレイ光導波
路3,4の固定端面3a,4aを、入力用高分子フィル
ムアレイ光導波路2の可動端面2aに相対させる。この
時、入力用高分子フィルムアレイ光導波路2の可動端面
2aは、上下方向に移動自在で、かつ出力用アレイ光導
波路3,4の固定端面3a,4aと接続した時に梁状に
保持される。すなわち、入力用高分子フィルムアレイ光
導波路2は、固定端面2bで固定され、可動端面2aが
上下移動可能であり、保持部材10の側面10aと出力
用アレイ光導波路3,4間に片持梁状に保持されてい
る。なお、入力用高分子フィルムアレイ光導波路2およ
び出力用アレイ光導波路3,4の固定は、入力用高分子
フィルムアレイ光導波路2の可動端面2aと出力用アレ
イ光導波路3または4の固定端面3aまたは4aが接続
した時にコア2eとコア3cまたは4cが一致するよう
に、光導波路の幅方向を調整して行う。
【0023】駆動コイル11,12は、保持部材の上下
の外面10c,10dに各々固定する。固定位置として
は、入力用高分子フィルムアレイ光導波路2の光軸およ
び出力用アレイ光導波路3,4の光軸に対して垂直方向
に磁界を発生する位置とする。なお、駆動コイル11,
12は、光軸に垂直方向に磁界を発生するように固定す
ることが望ましいが、強磁性体膜7,7および強磁性体
膜8,9に数キロエルステッド程度の磁界を発生できる
ように固定すればよい。さらに、固定位置としては、駆
動コイル11,12が磁界を発生した時、強磁性体膜
7,7と強磁性体膜8,9に同程度の磁界を及ぼす位置
とする。
【0024】上記構成の自己保持型アレイ光導波路スイ
ッチ1の作用について説明する。自己保持型アレイ光導
波路スイッチ1は、駆動コイル11に通電すると磁界を
発生する。磁界によって、入力用高分子フィルムアレイ
光導波路2の強磁性体膜7が駆動コイル11側に吸引さ
れる。それに伴って、入力用高分子フィルムアレイ光導
波路2の可動端面2aが駆動コイル11側へ移動し、可
動端面2aが出力用アレイ光導波路3の固定端面3aに
対向する(図1の(a)参照)。
【0025】さらに、発生した磁界によって、強磁性体
膜7および強磁性体膜8が磁化し、強磁性体膜7と強磁
性体膜8に異なった磁極が発生する。そのため、入力用
高分子フィルムアレイ光導波路2と出力用アレイ光導波
路3が、お互いを引っ張り合う。しかも、強磁性体膜7
および強磁性体膜8は同一の膜厚、かつ一様な厚さを有
しているため、強磁性体膜7および8の外周面(保持部
材10の内面)を基準面として、機械的に対向する光導
波路の光軸整合を行う。このように強磁性体膜7と8間
の磁気吸引力および強磁性体膜7,8の膜厚設定によっ
て、光導波路の厚さ方向の光軸整合を行う。
【0026】上記作用により、入力用高分子フィルムア
レイ光導波路2と出力用アレイ光導波路3は光軸が一致
して接続する。接続後、駆動コイル11の通電を停止
し、磁界を取り除く。磁界を除去しても、入力用高分子
フィルムアレイ光導波路2と出力用アレイ光導波路3の
接続は保持される。この保持力は、入力用高分子フィル
ムアレイ光導波路2が柔軟性を有するためである。すな
わち、入力用高分子フィルムアレイ光導波路2は、平坦
になろうとする反発力が小さいため、固定端面3aに接
続した可動端面2aと固定端面2b間に形成される形状
を保ったまま、接続を保持する。なお、入力用高分子フ
ィルムアレイ光導波路2と出力用アレイ光導波路3また
は4の接続損失としては、0.5dB以下が望ましい。
この場合、1μm以下程度の光軸整合の精度を必要とす
る。
【0027】他方、自己保持型アレイ光導波路スイッチ
1は、駆動コイル12に通電すると磁界を発生する。磁
界によって、入力用高分子フィルムアレイ光導波路2の
強磁性体膜7が駆動コイル12側に吸引される。それに
伴って、入力用高分子フィルムアレイ光導波路2の可動
端面2aが駆動コイル12側へ移動し、可動端面2aが
出力用アレイ光導波路4の固定端面4aに対向する(図
1の(b)参照)。さらに、上記と同様に、強磁性体膜
7と強磁性体膜9の作用によって光軸整合を行う。そし
て、入力用高分子フィルムアレイ光導波路2と出力用ア
レイ光導波路4は光軸が一致して接続する。最後に、駆
動コイル12の通電を停止させ、スイッチングが完了す
る。
【0028】このように、自己保持型アレイ光導波路ス
イッチ1は、入力用高分子フィルムアレイ光導波路2の
柔軟性および座屈力によって、PC(Physical
contact)接続を実現し、アレイ光導波路単位
でのスイッチングを可能とした。さらに、強磁性体膜
7,7と強磁性体膜8,9間の磁気吸引力および膜厚設
定によって、光軸整合を行う。
【0029】次に、図3を参照して、自己保持型アレイ
光導波路スイッチ1のスイッチング時の摩擦を考慮した
形状の基板5,6について説明する。図3の(a)で
は、基板5,6の固定端面5a,6aを、出力用アレイ
光導波路3,4の固定端面3a,4aと同一平面で形成
してある。この場合、入力用高分子フィルムアレイ光導
波路2の可動端面2aは、スイッチング時、固定端面5
a,6aに接触する。しかし、入力用高分子フィルムア
レイ光導波路2は柔軟性に優れた高分子材料で形成され
ているため、接触による可動端面2aのひび割れおよび
割れ等は、基本的には生じない。したがって、自己保持
型アレイ光導波路スイッチ1は、長期的に安定したスイ
ッチング動作が可能となる。
【0030】また、図3の(b)では、基板5,6の固
定端面5b,6bを、出力用アレイ光導波路3,4の固
定端面3a,4aから掘りこみ深さD1を有する平面形
状に形成してある。さらに、図3の(c)では、基板
5,6の固定端面5c、6cを、出力用アレイ光導波路
3,4の固定端面3a,4aから掘りこみ深さD2を有
する曲面形状に形成してある。これらの形状の場合、入
力用高分子フィルムアレイ光導波路2は、スイッチング
時、可動端面2aが固定端面5b,6bまたは5c、6
cに接触しない。そのため、自己保持型アレイ光導波路
スイッチ1は、摩擦抵抗が低減され、さらに長期的に安
定したスイッチング動作が可能となる。
【0031】次に、自己保持型アレイ光導波路スイッチ
1の保持部材10の空間部10eへ充填する屈折率整合
液について説明する。可動端面2aと固定端面3a,4
aの間を空気とすれば、光導波路のコアと空気の屈折率
の差によって、境界面で反射による損失が生じる。これ
を防止するため、屈折率整合液を用いる。保持部材10
の空間部10eに、入力用高分子フィルムアレイ光導波
路2と出力用アレイ光導波路3,4の屈折率に同一また
は近い屈折率を有し、かつ所定の粘性を有する屈折率整
合液を充填する。屈折率整合液の作用により、入力用高
分子フィルムアレイ光導波路2の可動端面2aと出力用
アレイ光導波路3,4の固定端面3aまたは4aの境界
面での反射による損失が低減する。さらに、屈折率整合
液は潤滑剤の役割も果たすため、自己保持型アレイ光導
波路スイッチ1のスイッチング動作は、スムーズにな
る。
【0032】屈折率整合液は、入力用高分子フィルムア
レイ光導波路2のコア2aと出力用アレイ光導波路3,
4のコア3a,4aが同一の屈折率を有する場合、その
屈折率と同一の屈折率を有するものを使用する。なお、
屈折率は同一でなくてもできるだけ近い屈折率を有する
ものであればよいが、同一の屈折率を有する屈折率整合
液が上記効果を最も大きく得ることができる。また、入
力用高分子フィルムアレイ光導波路2と出力用アレイ光
導波路3,4が異なる材料で形成され、コア2aとコア
3a,4aが異なる屈折率を有する場合、コア2aとコ
ア3a,4aの屈折率の中間の屈折率を有する屈折率整
合液を使用する。例えば、入力用高分子フィルムアレイ
光導波路2の材料がポリマー(屈折率1.54)と出力
用アレイ光導波路3,4の材料が石英(屈折率1.4
6)の場合、屈折率1.50程度を有する屈折率整合液
を使用する。屈折率整合液としては、例えばシリコーン
オイルやフェーズド・シリカ・マッチング液がある。
【0033】以下に本発明に係る自己保持型アレイ光導
波路スイッチの第2の実施の形態を添付の図4を参照し
て説明する。図4は、自己保持型アレイ光導波路スイッ
チ21の斜視図である。自己保持型アレイ光導波路スイ
ッチ21は、出力用アレイ光導波路23,24として石
英系アレイ導波路格子型合分波器33,34の入力光導
波路を用い、入力用高分子フィルムアレイ光導波路22
と直接結合させる構成である。
【0034】大面積の石英系アレイ導波路格子型合分波
器33,34は、シリコン基板25,26上に石英系光
導波路を形成したものである。自己保持型アレイ光導波
路スイッチ21は、2枚の石英系アレイ導波路格子型合
分波器33,34を上下に実装し、その入力光導波路を
出力用アレイ光導波路23,24として用いる。入力用
高分子フィルムアレイ光導波路22は、出力用アレイ光
導波路23,24に直接接合できるように、保持部材
(図示せず)に片持梁状に保持される。なお、入力用高
分子フィルムアレイ光導波路22は、第1の実施の形態
で説明した同様な構造を持つ。また、入力用高分子フィ
ルムアレイ光導波路22の複数本のコア22aは、出力
用アレイ光導波路23のコア23aと同一の本数、同一
のコア間隔(導波路間隔)、かつ同一またはそれ以下の
コア寸法で形成する。さらに、保持部材(図示せず)に
は、上面に駆動コイル31を、下面に駆動コイル32を
各々固定する。
【0035】上記構成の自己保持型アレイ光導波路スイ
ッチ21は、駆動コイル31または駆動コイル32の通
電により発生する磁界の作用によって、強磁性体膜2
7,27が吸引されスイッチングを行う。自己保持型ア
レイ光導波路スイッチ21は、入力用高分子フィルムア
レイ光導波路22と出力用アレイ光導波路23,24を
直接接合できる構成としたため、光を伝搬する距離が短
くなり、かつ結合数を少なくできる。そのため、スイッ
チの挿入損を大幅に低減することができる。なお、挿入
損は、光の入力部から出力部(石英系アレイ導波路格子
型合分波器33,34の出口)までの損失で、主として
伝搬損失と結合損失の和である。
【0036】また、入力用高分子フィルムアレイ光導波
路22は柔軟性に優れた高分子材料で形成されているた
め、スイッチング時に、入力用高分子フィルムアレイ光
導波路22の可動端面と出力用アレイ光導波路23,2
4の固定端面の接触によって、石英系アレイ導波路格子
型合分波器33,34の入力光導波路端面にひび割れや
割れなどを発生させない。そのため、自己保持型アレイ
光導波路スイッチ21は、長期的に安定したスイッチン
グ動作が可能となる。
【0037】なお、アレイ導波路格子型合分波器の材料
に石英を用いたが、他の材料を用いてもよい。例えば、
フッ素化ポリイミド等の高分子材料や半導体材料を用い
てもよい。
【0038】以下に本発明に係る自己保持型アレイ光導
波路スイッチの第3の実施の形態を添付の図5を参照し
て説明する。図5は、自己保持型アレイ光導波路スイッ
チ41の光軸整合用の機械ガイド部の模式図である。自
己保持型アレイ光導波路スイッチ41は、第1の実施の
形態の自己保持型アレイ光導波路スイッチ1に光軸整合
用の機械的ガイド機構を構成に追加したものである。
【0039】自己保持型アレイ光導波路スイッチ41
は、入力用高分子フィルムアレイ光導波路42と出力用
アレイ光導波路43(44)間に機械的ガイド機構を有
する。入力用高分子フィルムアレイ光導波路42は、第
1の実施の形態の入力用高分子フィルムアレイ光導波路
2の可動端面2aの両側に機械的ガイド部42b,42
cを形成したものである。機械的ガイド部42b,42
cは、入力用高分子フィルムアレイ光導波路2の可動端
面2aの両側をテーパ状に切削して形成する。出力用ア
レイ光導波路43(44)は、入力用高分子フィルムア
レイ光導波路42の機械的ガイド部42b,42cに嵌
合する形状に機械的ガイド部43b,43c(44b,
44c)を第1の実施の形態の出力用アレイ光導波路3
(4)の固定端面3a(4a)に形成したものである。
なお、出力用アレイ光導波路43(44)の基板(図示
せず)にも同一形状の機械的ガイド部(図示せず)を形
成しておく。
【0040】機械的ガイド部42b,42cと機械的ガ
イド部43b,43c(44b,44c)は光導波路の
幅方向に雌雄関係の形状を有するため、入力用高分子フ
ィルムアレイ光導波路42と出力用アレイ光導波路43
(44)の接続時に光導波路の幅方向の光軸整合を行
う。そのため、入力用高分子フィルムアレイ光導波路4
2のコア42aと出力用アレイ光導波路43(44)の
コア43a(44a)の幅方向の接続が容易となる。な
お、第1の実施の形態の自己保持型アレイ光導波路スイ
ッチ1は、入力用高分子フィルムアレイ光導波路2と出
力用アレイ光導波路3,4の接続時に光導波路の厚さ方
向の光軸整合機能を有していた。したがって、本実施の
形態の光導波路の幅方向の光軸整合と合わせると、アレ
イ光導波路間の光学角度ずれがより低減され、接続損失
を非常に小さくすることができる。
【0041】なお、本実施の形態での機械的ガイド部の
形状を42b,42cと43b,43c(44b,44
c)としたが、この形状に限定されず、他の形状として
もよい。例えば、曲面の雌雄関係を持つ形状や隣接する
コア間に雌雄関係を持つ形状等としてもよい。
【0042】本発明は、上記の実施の形態に限定される
ことなく、様々な形態で実施される。例えば、第1の実
施の形態で屈折率整合液を保持部材の空間部全体に充填
したが、入力用高分子フィルムアレイ光導波路と出力用
アレイ光導波路の端面近傍のみに充填する構成としても
よい。また、第1の実施の形態で駆動コイルを保持部材
の外部に固定したが、保持部材の内部に固定する構成と
してもよい。
【0043】
【発明の効果】上記のように、本発明に係る自己保持型
アレイ光導波路スイッチは、高分子フィルムアレイ光導
波路を基板から剥離することにより、高分子フィルムア
レイ光導波路自体に柔軟性を得た。その柔軟性に着目
し、入力用光導波路として自己保持型アレイ光導波路ス
イッチを構成することによって、アレイ導波路単位での
スイッチングを可能とした。しかも、入力用高分子フィ
ルムアレイ光導波路の強磁性体膜と出力用アレイ光導波
路の強磁性体膜の磁気吸引力と膜厚設定、および機械的
ガイド機構の作用により高精度の光軸整合を可能とし
た。さらに、上記のような構成としたことにより、経済
性に優れた自己保持型アレイ光導波路スイッチを作製す
ることが可能である。また、本発明に係る自己保持型ア
レイ光導波路スイッチは、光インタコネクションにおけ
る線路切換やアレイ光導波路格子型合分波器の切替スイ
ッチ等へ応用でき、汎用性にも優れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1の実施の形態の自己保持型ア
レイ光導波路スイッチの構造図である。 (a) 上側の出力用アレイ光導波路に接続した時の構
造図である。 (b) 下側の出力用アレイ光導波路に接続した時の構
造図である。 (c) (a)図のA側から見た構造図である。
【図2】図1の自己保持型アレイ光導波路スイッチの入
力用高分子フィルムアレイ光導波路と出力用アレイ光導
波路の接続状態を示す図である。 (a) 入力用高分子フィルムアレイ光導波路と出力用
アレイ光導波路が接続した時の平面図である。 (b) (a)図のB−B断面図である。 (c) (a)図のC−C断面図である。
【図3】図1の自己保持型アレイ光導波路スイッチの出
力用アレイ光導波路の基板の形状を示す図である。 (a) 出力用アレイ光導波路の基板の端面が出力用ア
レイ光導波路の端面と同一平面の場合。 (b) 出力用アレイ光導波路の基板の端面が出力用ア
レイ光導波路の端面に対して平面の掘りこみを有してい
る場合。 (c) 出力用アレイ光導波路の基板の端面が出力用ア
レイ光導波路の端面に対して曲面の掘りこみを有してい
る場合。
【図4】本発明に係る第2の実施の形態の自己保持型ア
レイ光導波路スイッチの斜視図である。
【図5】本発明に係る第3の実施の形態の自己保持型ア
レイ光導波路スイッチの光軸整合用の機械ガイド部の模
式図である。
【符号の説明】
1,21,41・・・自己保持型アレイ光導波路スイッ
チ 2,22,42・・・入力用高分子フィルムアレイ光導
波路 3,4,23,24,43,44・・・出力用アレイ光
導波路 5,6,25,26・・・基板 7,8,9,27・・・強磁性体膜 10・・・保持部材 11,12,31,32・・・駆動コイル 33,34・・・石英系アレイ導波路格子型合分波器 C1,C2・・・コアの中心軸 S1,S2・・・コア間隔 H1,H2・・・コア高さ W1,W2・・・コア幅 W3,W4・・・光導波路幅 D1,D2・・・掘りこみ深さ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 恒次 秀起 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日本 電信電話株式会社内 Fターム(参考) 2H041 AA14 AB19 AC04 AZ01 AZ08

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端面または端面近傍の表面に一様な厚さ
    の強磁性体膜を形成し、かつ基板から剥離し柔軟性を有
    する入力用高分子フィルムアレイ光導波路と、前記入力
    用高分子フィルムアレイ光導波路と同一の導波路間隔
    で、かつ同一またはそれ以上のコア寸法を有する2つの
    出力用アレイ光導波路と、 前記2つの出力用アレイ光導波路を各端面が前記入力用
    高分子フィルムアレイ光導波路の端面と相対するように
    配設し、前記入力用高分子フィルムアレイ光導波路を端
    面が可動端となるように片持梁状に保持する保持部材
    と、 前記保持部材に固定され、前記入力用高分子フィルムア
    レイ光導波路の端面近傍に磁界を発生させる駆動コイル
    とを備え、 前記駆動コイルの通電により前記入力用高分子フィルム
    アレイ光導波路に着磁を施すことによって、前記2つの
    出力用アレイ光導波路間を前記入力用高分子フィルムア
    レイ光導波路が切り替わる自己保持型の光スイッチング
    を行うことを特徴とする自己保持型アレイ光導波路スイ
    ッチ。
  2. 【請求項2】 前記出力用アレイ光導波路の端面または
    端面近傍の表面に一様な厚さの強磁性体膜を形成し、前
    記入力用高分子フィルムアレイ光導波路と前記出力用ア
    レイ光導波路の光軸整合を行うことを特徴とする請求項
    1に記載の自己保持型アレイ光導波路スイッチ。
  3. 【請求項3】 アレイ導波路格子型合分波器の入力光導
    波路を前記2つの出力用アレイ光導波路として用いるこ
    とを特徴とする請求項1または2に記載の自己保持型ア
    レイ光導波路スイッチ。
  4. 【請求項4】 前記入力用高分子フィルムアレイ光導波
    路および前記出力用アレイ光導波路の端面に機械的ガイ
    ド機構を有し、前記入力用高分子フィルムアレイ光導波
    路と前記出力用アレイ光導波路の光軸整合を行うことを
    特徴とする請求項1乃至3のいずれか1つに記載の自己
    保持型アレイ光導波路スイッチ。
  5. 【請求項5】 前記入力用高分子フィルムアレイ光導波
    路および前記出力用アレイ光導波路のコアの屈折率と同
    一または近い屈折率を有する液体を、前記保持部材の間
    隙に充填し、対向する前記入力用高分子フィルムアレイ
    光導波路と前記出力用アレイ光導波路間の屈折率整合を
    行うことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1つに
    記載の自己保持型アレイ光導波路スイッチ。
  6. 【請求項6】 前記入力用高分子フィルムアレイ光導波
    路のコアおよびクラッドのいずれか一方または両方がフ
    ッ素化ポリイミドにより形成されることを特徴とする請
    求項1乃至5のいずれか1つに記載の自己保持型アレイ
    光導波路スイッチ。
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