JP2002333365A - 車両質量算出装置 - Google Patents
車両質量算出装置Info
- Publication number
- JP2002333365A JP2002333365A JP2001139264A JP2001139264A JP2002333365A JP 2002333365 A JP2002333365 A JP 2002333365A JP 2001139264 A JP2001139264 A JP 2001139264A JP 2001139264 A JP2001139264 A JP 2001139264A JP 2002333365 A JP2002333365 A JP 2002333365A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vehicle
- driving force
- acceleration
- signal
- vehicle mass
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
両の加速度とから車両質量を算出する際、高周波ノイズ
や駆動系の回転軸の振動に基づくノイズ、道路勾配に基
づくノイズを除去してより正確に車両質量を算出する。 【解決手段】 正味駆動力算出部26により算出された
正味駆動力Fと加速度算出部36により算出された加速
度αに内在する速度センサ34などの測定に基づく高周
波ノイズをローパスフィルタ28,38により除去し、
駆動系の回転軸の固有振動数に基づく振動ノイズをノッ
チフィルタ30,40により除去し、道路勾配の変化に
よる低周波成分のノイズをハイパスフィルタ32,42
により除去する。これにより、各フィルタによりノイズ
が除去された正味駆動力と加速度とに基づいてより正確
に車両質量を算出することができる。
Description
タイミングの決定などに利用される車両質量を算出する
車両質量算出装置に関する。
の意志に応じた変速タイミングを決定するため、アクセ
ルペダルの踏み込み量や車速に加えて、走行中の道路の
勾配や車両の質量などの種々な因子に基づいて変速タイ
ミングを制御することが行なわれている。
車のみならず、タクシーや路線バスなどの業務用の車両
にまで広く普及している。このうち、自家用自動車の場
合、搭乗者数が比較的少ないから、車両の質量が大きく
変化することはあまりなく、車両の質量を変数として取
り扱う必要性は少ない。しかし、路線バスなどの大型車
では、搭乗者数などによっては、車両質量が大きく変化
するから、自動変速の制御においても車両質量を変数と
して扱うことが好ましい。また、自家用自動車において
も、ミニバン形式の搭乗者数が比較的多い車両も普及し
てきており、車両質量を変数として取り扱うことが好ま
しい場合もある。更に通常のセダン形式の車両について
もより精度の高い変速制御を行なうためには、車両質量
を変数として扱うことが好ましい。
は、車両の静的な状態におけるサスペンションのストロ
ーク量に基づいて測定する方法やサスペンションに設け
られた荷重センサに基づいて測定する方法が考えられ
る。しかし、これらの方法では、車両が静止した状態に
限定される。また、ストローク量を検出するセンサは、
普及しておらずコスト高となる。
ては、加速度と駆動力との関係に基づく方法が提案され
ている。この方法では、所定の駆動力が発生している状
態で得られる加速度の大小によって車両質量を判断して
いる。即ち、所定駆動力における加速度が大きいときに
は、車両質量が小さいと判断し、加速度が小さいときに
は、車両質量が大きいと判断する。
は、アクセルペダルを踏み込んだときの車両の加速度、
車両の速度およびスロットルバルブの開度を示す時系列
の信号を入力とするニューラルネットワークにより、車
両質量の算出を行なう技術が開示されている。また、特
開平6−201523号公報には、一定の勾配の道路を
走行中であり、かつスロットルバルブ開度の変化が小さ
い状態における、車両の加速度および速度、スロットル
バルブ開度を検出し、スロットルバルブ開度が異なる二
つの状態を比較することによって、車両質量を測定する
技術が開示されている。
た車両走行中の車両質量を測定する方法では、駆動系の
振動や道路勾配の変化に対して何ら考慮されていないか
ら、車両質量の測定結果に車両の道路勾配の変化や駆動
系の振動などに基づくノイズが含まれ、正確に車両質量
を測定することができない場合があるという問題があっ
た。
響を受けずにより正確に車両質量を測定する技術を特開
2000−213981に開示している。
している状況であってもより正確に車両質量を算出する
ことを目的とする。
発明の車両質量算出装置は、上述の目的を達成するため
に以下の手段を採った。
方向の加速度を算出して、加速度信号を得る加速度信号
算出手段と、原動機による車両の駆動力を算出して、駆
動力信号を得る駆動力信号算出手段と、前記加速度信号
から道路勾配による影響を除去すると共に駆動系の駆動
に伴うノイズの影響を除去して、処理加速度信号を得る
加速度信号処理手段と、前記駆動力信号から道路勾配に
よる影響を除去すると共に駆動系の駆動に伴うノイズの
影響を除去して、処理駆動力信号を得る駆動力信号処理
手段と、前記加速度信号処理手段により得られた処理加
速度信号と前記動力信号処理手段により得られた処理駆
動力信号とに基づいて車両の質量を算出する車両質量算
出手段とを備えることを要旨とする。
運動方程式((車両に働く力)=(車両の質量)×(車
両の加速度))で表わすことができるから、車両に働く
力と車両の加速度が分かれば、車両質量を算出すること
ができる。本発明の質量算出装置では、車両質量算出手
段が、加速度信号から道路勾配による影響を除去すると
共に駆動系の駆動に伴うノイズの影響を除去した処理加
速度信号と、駆動力信号から道路勾配による影響を除去
すると共に駆動系の駆動に伴うノイズの影響を除去した
処理駆動力信号とに基づいて車両の質量を算出するか
ら、より正確に車両の質量を算出することができる。こ
こで、「原動機による車両の駆動力」は、原動機の駆動
によって得られる車両の駆動力を意味し、原動機からト
ルクコンバータなどの動力伝達装置を介して得られる動
力により車両が駆動する場合も含まれる。
て、前記加速度信号処理手段は、所定周波数以下の帯域
を除去する第1のハイパスフィルタと所定周波数帯域を
除去する第1のノッチフィルタとからなり、前記駆動力
信号処理手段は、所定周波数以下の帯域を除去する第2
のハイパスフィルタと所定周波数帯域を除去する第2の
ノッチフィルタとからなるものとすることもできる。
て、前記加速度信号処理手段は、前記加速度信号から高
周波ノイズの影響を除去するための所定周波数以上の帯
域を除去する第1のローパスフィルタを含み、前記駆動
力信号処理手段は、前記駆動力信号から高周波ノイズの
影響を除去するための所定周波数以上の帯域を除去する
第2のローパスフィルタを含むものとすることもでき
る。
例を用いて説明する。車両の前後方向の運動方程式は、
車両質量をM、加速度をα、原動機として例えばエンジ
ンからトルクコンバータなどを介して得られる車両の駆
動力をFd、車両の走行抵抗Fr、重力加速度をg、道
路勾配をΘとすると、次式で表わすことができる。
いて車両質量Mを算出するものである。図1は、本発明
の一実施例である車両質量算出装置の構成ブロックを示
すブロック構成図である。実施例の車両質量検出装置
は、図示するように、エンジンからトルクコンバータな
どを介して得られる車両の駆動力Fdを算出する駆動力
算出部10と、車両の走行に基づく走行抵抗Frを算出
する走行抵抗算出部20と、駆動力算出部10により算
出された駆動力Fdから走行抵抗算出部20により算出
された走行抵抗Frを減じて車両に働く力のうち道路勾
配による力を除いた力(以下、正味駆動力F(Fd−F
r)という)を算出する正味駆動力算出部26と、車両
の加速度αを算出する加速度算出部36と、正味駆動力
算出部26により算出された正味駆動力Fを表わす信号
について所定のノイズを除去するローパスフィルタ2
8,ノッチフィルタ30,ハイパスフィルタ32と、加
速度算出部36により算出された加速度αを表わす信号
について所定のノイズを除去するローパスフィルタ3
8,ノッチフィルタ40,ハイパスフィルタ42と、各
フィルタにより所定のノイズが除去された正味駆動力F
と加速度αとに基づいて車両質量Mを算出する車両質量
算出部44とを備える。こうした各算出部は、実際に
は、所定のプログラムに従い作動するCPUであり、各
記憶部はROMなどの記憶装置である。
バルブの開度やアクセルペダルの踏み込み量などの運転
者の要求操作量とエンジンの回転速度とからエンジン出
力を算出し、自動変速機の変速比やディファレンシャル
ギアの変速比などの駆動系の総変速比や変速効率から駆
動輪への出力を求め、タイヤ有効半径などから駆動輪に
おけるエンジンによる車両の駆動力Fdを算出すること
ができる。実施例では、エンジン出力とスロットルバル
ブ開度センサ12からのスロットルバルブ開度とエンジ
ン回転速度センサ14からのエンジンの回転速度との関
係を予めマップとしてエンジン出力記憶部16に記憶し
ておき、スロットルバルブ開度とエンジンの回転数との
入力により、マップに対応したエンジン出力を読み出
し、更に、変速段センサ18からの検出値から変速比に
基づく駆動輪への出力を求め、タイヤの有効半径などか
ら駆動輪における車両の駆動力Fdを算出するものとし
た。なお、車両の駆動力Fdは、エンジンなどの原動機
からの動力をトルクコンバータなどの動力伝達装置を介
して駆動輪に出力している場合においては、トルクコン
バータが直結状態以外であれば、予め求められるトルク
コンバータの伝達特性(トルクコンバータの速度比や容
量係数、トルク比など)とトルクコンバータの入力回転
数などからトルクコンバータの出力トルクを算出し、自
動変速機の入力トルクとすることができ、上記と同様に
して算出することができる。ここで、原動機は、エンジ
ンに限られずモータやモータおよびエンジンの組み合わ
せなど、どのような構成であっても良いし、動力伝達装
置は、トルクコンバータに限られず発進クラッチなどで
も構わない。また、車両の駆動力Fdは、プロペラシャ
フトなどの駆動系の回転軸にセンサを設けて、センサに
より検出された出力(トルクや回転数)やディファレン
シャルギアの変速比などに基づいて算出するなど如何な
る方法を採用することもできる。また、走行抵抗Fr
は、転がり抵抗などの車両速度に影響を受けない摩擦抵
抗と、ほぼ車両速度の2乗に比例する空気抵抗の和であ
り、その車両の特性として予め求めて走行抵抗記憶部2
4に記憶しておけば、速度センサ22により検出された
車両の走行速度に応じて、対応する走行抵抗Frを導出
することができる。この走行抵抗Frのうちの転がり抵
抗は、厳密には車両の質量に依存するが、車両質量の代
表値(例えば、実験などにより求めた変動する車両質量
の平均値)を設定することにより推定可能である。な
お、路面バスなど車両質量の変動が大きく車両質量の代
表値を設定する方法では転がり抵抗による誤差が大きく
なる場合には、転がり抵抗を車両質量Mの線形関数とし
て運動方程式を設定することが望ましい。また、車両の
加速度αは、速度センサ22により検出された車両の速
度の微分値として加速度算出部36により算出される。
勿論、加速度センサの出力として得ることも可能であ
る。
回転速度センサ14や速度センサ22による検出に基づ
いて算出された正味駆動力Fや、速度センサ34による
検出に基づいて算出された加速度αを表わす信号に重畳
している高周波ノイズを抑制するために、所定周波数以
上の帯域を除去するフィルタとして形成されている。こ
のローパスフィルタ28,38を用いて正味駆動力Fや
加速度αに表われる信号から高周波ノイズを抑制できる
所定周波数以上の帯域を除去することにより、高周波ノ
イズの影響を受けない運動方程式を得ることができる。
このローパスフィルタ28,38におけるカットオフ周
波数は、実験などにより適切な値が設定されている。
転速度センサ14や速度センサ22に基づいて算出され
た正味駆動力Fや、速度センサ34に基づいて算出され
た加速度αを表わす信号に重畳している駆動系の回転軸
のねじり振動によるノイズを抑制するために、所定周波
数帯域を除去するフィルタとして形成されている。エン
ジンが駆動すれば、エンジンから駆動輪までの駆動系の
回転軸にねじり振動が発生する。このねじり振動は、回
転軸の固有振動数に一致した回転がされると共振して、
加速度αや正味駆動力Fを表わす信号にノイズとして重
畳する。したがって、この駆動系の回転軸の固有振動数
にあわせた所定周波数帯域を除去するノッチフィルタ3
0,40を用いることにより、駆動系の回転軸の振動に
基づく影響を受けない運動方程式を得ることができる。
このノッチフィルタ30,40より除去される周波数帯
域は、駆動系の回転軸の特性(ねじりばね定数や慣性モ
ーメントなどの特性)に基づいて設定されている。
行している道路の勾配の変化によるノイズを除去するた
めに、所定周波数以下の帯域を除去するフィルタとして
形成されている。式(2)の運動方程式のうち、道路勾
配による抵抗(gsinΘ)以外の車両の駆動力Fdや走
行抵抗Fr、加速度αについては、車両の走行速度やス
ロットルバルブ開度などにより求めることができるが、
道路勾配による抵抗は車両本体の特性ではないから車両
本体の特性に基づいて求めることができない。このと
き、車両が勾配一定の道路(平坦路は、Θ=0)を走行
していれば、式(2)において、勾配抵抗にかかる項
(gsinΘ)は定数となり、加速度αは直流成分のみに
影響する。したがって、加速度αを表わす信号と正味駆
動力F(F=Fd−Fr)を表わす信号から直流成分を
除いた信号を用いれば、一定勾配の影響を受けない運動
方程式を得ることができる。しかし、道路勾配は一定で
はなく、一般的に変化するものであるが、その変化は比
較的緩やかな変化であり、加速度αの低周波成分にのみ
影響する。したがって、加速度αと正味駆動力Fとを表
わすそれぞれの信号について、所定の周波数以下の信号
を除去することにより、勾配が変化する場合であって
も、勾配の影響を受けない運動方程式を得ることができ
る。しかも、ハイパスフィルタ32,42により所定の
周波数以下の信号を除去すれば、直流成分も除去される
から、道路勾配が一定であるときでも道路勾配による影
響を除去することができる。この道路勾配による影響を
除去できるようなハイパスフィルタ32,42のカット
オフ周波数としては、道路構造令に定める勾配変化に基
づいて、例えば1Hz程度に設定されている。勿論、こ
れに限らず走行実験などにより適切な値を設定するもの
としてもよい。
チフィルタ30,40、ハイパスフィルタ32,42に
より除去しきれなかった誤差は、逐次最小二乗法などの
公知の方法を用いるなどして誤差を除去して車両質量M
を推定することができる。
において正味駆動力算出部26により算出された正味駆
動力Fを表わす信号、および、加速度算出部36により
算出された加速度αを表わす信号からローパスフィルタ
28,38、ノッチフィルタ30,40、ハイパスフィ
ルタ32,42により特定のノイズを除去するシミュレ
ーション結果を説明する。図2は、駆動系の回転軸のね
じり振動の影響を除去するノッチフィルタの特性を例示
する図であり、図3は、登坂の発進時におけるローパス
フィルタ通過後の加速度信号に図2のノッチフィルタを
通過させたときのシミュレーション結果を例示する図で
ある。図3において、ローパスフィルタ38通過後にお
いても図3の破線で示すノッチフィルタ40通過前の加
速度信号は、振動的になっている。これは、駆動系の回
転軸のねじり振動をはじめとして、速度センサ34の分
解能が十分でないために発進直後の低回転速度域で発生
する検出誤差などによるものと考えられる。このときノ
ッチフィルタ40に加速度信号を通過させることにより
図3の実線で示す加速度信号のように振動が改善されて
いることが分かる。次に、ローパスフィルタおよびノッ
チフィルタを通過させた後の正味駆動力信号および加速
度信号に基づく加速力信号(Mα)のシミュレーション
結果の一例を図4に示す。なお、加速力信号(Mα)に
ついては車両質量Mを既知と仮定してシミュレーション
を行なった。図4に示すように、正味駆動力信号の波形
と加速力信号の波形は一致していない。これは、式
(1)の運動方程式に示すように加速力Mαが、正味駆
動力Fよりも道路勾配による抵抗(MgsinΘ)の分だ
け小さいことに基づいている。この影響を除去するには
道路勾配による抵抗に影響する所定周波数以下の帯域を
除去するハイパスフィルタを用いればよい。
するハイパスフィルタの特性を例示する図であり、図6
は、正味駆動力信号および加速力信号に図5のハイパス
フィルタを通過させたときのシミュレーション結果を例
示する図である。図6に示すように、ハイパスフィルタ
通過後は正味駆動力信号Fと加速力信号Mαとがほぼ一
致しており、道路勾配による影響が除去されていること
が分かる。即ち、正味駆動力Fに加速度αを除算するこ
とにより、車両質量Mを算出することができることが分
かる。なお、図5に示すようにハイパスフィルタの代わ
りにハイパスフィルタと実質的に同様の特性を有する差
分フィルタを用いることもできる。
よれば、ローパスフィルタおよびノッチフィルタ、ハイ
パスフィルタを用いて高周波ノイズや駆動系の回転軸の
振動に基づくノイズ、道路勾配の変化に基づくノイズを
除去した加速度信号と駆動力信号とに基づいて車両質量
を算出するから、より正確に車両質量を算出することが
できる。
力を表わす信号および加速度を表わす信号にローパスフ
ィルタを通過させたが、他の方法で除去可能であれば、
ローパスフィルタを用いないものとしてもよい。
を用いて説明したが、本発明のこうした実施例に何ら限
定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲
内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論であ
る。
構成ブロックを示すブロック構成図である。
る。
レーション結果を例示する図である。
後の駆動力信号と加速力信号のシミュレーション結果を
示す図である。
の一例を示す図である。
力信号のシミュレーション結果を示す図である。
サ、14 エンジン回転速度センサ、16 エンジン出
力記憶部、18 変速段センサ、20 走行抵抗算出
部、22 速度センサ、24 走行抵抗記憶部、26
正味駆動力算出部、28,38 ローパスフィルタ、3
0,40 ノッチフィルタ、32,42ハイパスフィル
タ、34 速度センサ、36 加速度算出部、44 車
両質量算出部。
Claims (3)
- 【請求項1】 車両の前後方向の加速度を算出して、加
速度信号を得る加速度信号算出手段と、 原動機による車両の駆動力を算出して、駆動力信号を得
る駆動力信号算出手段と、 前記加速度信号から道路勾配による影響を除去すると共
に駆動系の駆動に伴うノイズの影響を除去して、処理加
速度信号を得る加速度信号処理手段と、 前記駆動力信号から道路勾配による影響を除去すると共
に駆動系の駆動に伴うノイズの影響を除去して、処理駆
動力信号を得る駆動力信号処理手段と、 前記加速度信号処理手段により得られた処理加速度信号
と前記動力信号処理手段により得られた処理駆動力信号
とに基づいて車両の質量を算出する車両質量算出手段と
を備える車両質量算出装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の車両質量算出装置であっ
て、 前記加速度信号処理手段は、所定周波数以下の帯域を除
去する第1のハイパスフィルタと所定周波数帯域を除去
する第1のノッチフィルタとからなり、 前記駆動力信号処理手段は、所定周波数以下の帯域を除
去する第2のハイパスフィルタと所定周波数帯域を除去
する第2のノッチフィルタとからなる車両質量算出装
置。 - 【請求項3】 請求項1または2記載の車両質量算出装
置であって、 前記加速度信号処理手段は、前記加速度信号から高周波
ノイズの影響を除去するための所定周波数以上の帯域を
除去する第1のローパスフィルタを含み、 前記駆動力信号処理手段は、前記駆動力信号から高周波
ノイズの影響を除去するための所定周波数以上の帯域を
除去する第2のローパスフィルタを含む車両質量算出装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001139264A JP3448573B2 (ja) | 2001-05-09 | 2001-05-09 | 車両質量算出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001139264A JP3448573B2 (ja) | 2001-05-09 | 2001-05-09 | 車両質量算出装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002333365A true JP2002333365A (ja) | 2002-11-22 |
JP3448573B2 JP3448573B2 (ja) | 2003-09-22 |
Family
ID=18986065
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001139264A Expired - Lifetime JP3448573B2 (ja) | 2001-05-09 | 2001-05-09 | 車両質量算出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3448573B2 (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006522315A (ja) * | 2003-02-21 | 2006-09-28 | クノル−ブレムゼ ジステーメ フューア ヌッツファールツォイゲ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | コンピュータを援用して車両の質量、とりわけ産業車両の質量を推定する方法及び装置 |
WO2010082288A1 (ja) | 2009-01-13 | 2010-07-22 | トヨタ自動車株式会社 | 車両状態推定装置 |
KR101008013B1 (ko) | 2010-10-18 | 2011-01-14 | 주식회사 엠스코 | 운행차 하중 측정기기 및 측정 알고리즘 |
JP2011145266A (ja) * | 2010-01-18 | 2011-07-28 | Advics Co Ltd | 車両の前後加速度修正装置を備えた車両の諸元推定装置、及び車両の前後加速度修正装置 |
WO2012053732A1 (ko) * | 2010-10-18 | 2012-04-26 | 주식회사 허즈앤티 | 운행차 하중 측정기기 및 측정 알고리즘 |
CN110954201A (zh) * | 2019-12-23 | 2020-04-03 | 卡斯柯信号有限公司 | 一种列车车体总质量测量系统及方法 |
JP2021108511A (ja) * | 2019-12-27 | 2021-07-29 | 日本電産株式会社 | 制御装置 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5265440B2 (ja) * | 2009-04-06 | 2013-08-14 | 矢崎エナジーシステム株式会社 | 積載重量推定装置 |
-
2001
- 2001-05-09 JP JP2001139264A patent/JP3448573B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006522315A (ja) * | 2003-02-21 | 2006-09-28 | クノル−ブレムゼ ジステーメ フューア ヌッツファールツォイゲ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | コンピュータを援用して車両の質量、とりわけ産業車両の質量を推定する方法及び装置 |
US8412447B2 (en) | 2003-02-21 | 2013-04-02 | Knorr-Bremse Systeme Fuer Nutzfahrzeuge Gmbh | Method and device for effecting a computer-aided estimation of the mass of a vehicle, particularly of a commercial vehicle |
WO2010082288A1 (ja) | 2009-01-13 | 2010-07-22 | トヨタ自動車株式会社 | 車両状態推定装置 |
US9096232B2 (en) | 2009-01-13 | 2015-08-04 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Vehicle condition estimating device |
JP2011145266A (ja) * | 2010-01-18 | 2011-07-28 | Advics Co Ltd | 車両の前後加速度修正装置を備えた車両の諸元推定装置、及び車両の前後加速度修正装置 |
KR101008013B1 (ko) | 2010-10-18 | 2011-01-14 | 주식회사 엠스코 | 운행차 하중 측정기기 및 측정 알고리즘 |
WO2012053732A1 (ko) * | 2010-10-18 | 2012-04-26 | 주식회사 허즈앤티 | 운행차 하중 측정기기 및 측정 알고리즘 |
CN110954201A (zh) * | 2019-12-23 | 2020-04-03 | 卡斯柯信号有限公司 | 一种列车车体总质量测量系统及方法 |
JP2021108511A (ja) * | 2019-12-27 | 2021-07-29 | 日本電産株式会社 | 制御装置 |
JP7438754B2 (ja) | 2019-12-27 | 2024-02-27 | ニデック株式会社 | 制御装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3448573B2 (ja) | 2003-09-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR101797939B1 (ko) | 타이어 분류 | |
US6640623B2 (en) | Road surface state estimating device | |
US6668637B2 (en) | Tire air pressure estimating apparatus | |
CN102481929B (zh) | 车辆控制系统 | |
JP3008111B2 (ja) | 自動車の重量を求める装置 | |
JP3509330B2 (ja) | 車両の車輪減圧判定装置 | |
JP2007528999A (ja) | 自動車の加速度を決定する方法及び装置 | |
WO2010100760A1 (ja) | 車両状態判定装置及び車両状態判定方法 | |
JP2002120529A (ja) | タイヤバースト予測装置 | |
JPH09249010A (ja) | 初期補正係数演算装置およびこれを利用した装置 | |
JP4376549B2 (ja) | 車両の路面摩擦係数推定装置 | |
US20150151745A1 (en) | Vehicle body vibration control device for vehicle | |
JP2001209899A (ja) | 車両の不安定な走行状態の検出方法および装置 | |
JP3448573B2 (ja) | 車両質量算出装置 | |
JP3409702B2 (ja) | 車輪状態推定装置 | |
JP2002160511A (ja) | タイヤ空気圧推定装置 | |
JPH11351864A (ja) | 道路勾配推定装置 | |
JPS62149558A (ja) | 動力舵取装置の操舵力制御装置 | |
US20220194393A1 (en) | Method and control unit for determining the mass of a vehicle | |
JP3348348B2 (ja) | 車両質量算出装置 | |
JP2017226262A (ja) | 路面勾配推定装置及び路面勾配推定方法 | |
Hayakawa et al. | On-board estimation of vehicle weight by optimizing signal processing | |
JPH05319051A (ja) | ロール検出装置およびサスペンション制御装置 | |
Figel | Backlash models for drivability simulation | |
JP3454233B2 (ja) | 車両質量算出装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 3448573 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080704 Year of fee payment: 5 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080704 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090704 Year of fee payment: 6 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090704 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100704 Year of fee payment: 7 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110704 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120704 Year of fee payment: 9 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120704 Year of fee payment: 9 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313532 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120704 Year of fee payment: 9 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120704 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130704 Year of fee payment: 10 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |