JP2002333322A - ナビゲーション装置、情報処理装置及びネットワーク配信システム - Google Patents

ナビゲーション装置、情報処理装置及びネットワーク配信システム

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JP2002333322A JP2001136660A JP2001136660A JP2002333322A JP 2002333322 A JP2002333322 A JP 2002333322A JP 2001136660 A JP2001136660 A JP 2001136660A JP 2001136660 A JP2001136660 A JP 2001136660A JP 2002333322 A JP2002333322 A JP 2002333322A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、ネットワークを介して地図情報デ
ータベースを配信することによって、常に最新の地図情
報データベースを提供し、ナビゲーション装置の利便性
を向上させる。 【解決手段】 現在位置を測位する測位ブロックと、イ
ンターネット50を介してこのインターネット50上に
設置された地図情報データベース提供サイト10にアク
セスする通信端末24と、この通信端末24を介してこ
の地図情報データベース提供サイト10から必要な地図
情報データベースを順次取得する制御ブロックと、この
制御ブロックにて取得されたこの地図情報データベース
に基づく地図に、この測位手段にて測位された現在位置
を指示して表示する表示部21とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、最新の地図情報デ
ータベースを管理するナビゲーション装置、及びネット
ワークを介して地図情報データベースを販売する地図情
報データベースのネットワーク販売システム、ネットワ
ーク販売方法等に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車等の移動体搭載用あるいは
携帯用として広く普及しているナビゲーション装置は、
GPS(Global Positioning System:全地球測位シス
テム)衛星を利用して自位置や移動速度をリアルタイム
で求めることができる。ナビゲーション装置において
は、電子化された地図データを用いており、この地図デ
ータに基づいてナビゲーション装置の表示部に地図を表
示し、さらに、GPSで測位した現在位置や、目的地ま
でのガイド用の移動ルート等を表示された地図に重ね合
わせて表示する。
【0003】このナビゲーション装置に用いられる電子
化された地図データは、CD(Compact Disc)―ROM
(Read Only Memory)やDVD(Digital Versatile Di
sc)−ROM等の記録ディスクに記録された読み出し専
用のデータである。通常、ナビゲーション装置は、これ
らの記録ディスクから、記録されている地図データを読
み出すための、CDドライブやDVDドライブを備えて
いる。これら読み出し用のドライブによって記録媒体か
ら読み取られた地図データは、ナビゲーション装置の記
録制御装置へ送られ、当該ナビゲーション装置のメモリ
に読み込まれた後に、所定の処理を施されて表示部に地
図として表示される。
【0004】ところで、ナビゲーション装置を操作する
ユーザが、ある時点で表示部に表示されている地図の範
囲よりも、さらに進行方向前方の情報を得たい場合に
は、当該表示されている地図をスクロールさせたり、当
該表示されている地図の縮尺を変更したりすることによ
り、当該進行方向前方の範囲を表示することができる。
【0005】ナビゲーション装置にて表示部に地図を表
示させるためには、地図情報データを記録した記録ディ
スクのような地図情報データベースが必要である。地図
情報データベースには、ナビゲーション装置の表示画面
上に表示される地図の基となる地図データだけではな
く、ルート探索(PF:Path Finding)を行うためのノ
ードや、POI(Point Of Interest:地点情報)等の
さまざまな情報が当該地図データに関連付けられて記録
されている。上述したように、通常この地図情報データ
ベースは、読み出し専用の固定メディアである記録ディ
スクに記録されている。そして、ユーザによってルート
探索が行われると、ナビゲーション装置が地図情報デー
タベースに記録されている地図情報データにしたがって
目的地までの経路を計算し、目的地までの移動ルート等
を地図に重ね合わせて表示部に表示する。ナビゲーショ
ン装置では、このようにして表示部に表示された地図に
基づいて、ユーザに対して移動ルートを視覚的に認識さ
せると共に、音声によるガイダンス機能を利用して、目
的地に到達するまでのルートをユーザに知らせるルート
ガイドを行うことができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
のナビゲーション装置の地図情報データベースは、CD
−ROMやDVD−ROM等の記録ディスクに記録、格
納されたものであった。ナビゲーション装置において、
目的地までの移動ルートを案内するために必要な道路、
店舗、施設、電話番号などのデータは、常に新しく更新
される必要がある。そこで、ナビゲーション装置を使用
するユーザが、最新の情報を入手して、当該ナビゲーシ
ョン装置を快適に使用するためには、最新の地図情報デ
ータベースが記録、格納された記録ディスクを入手して
使用することが望ましい。
【0007】しかしながら、地図情報データベースが記
録された記録ディスクが更新される頻度は少ない。具体
的には一年或いは半年に一度ぐらいの頻度でしか更新さ
れていないのが現状である。このように記録ディスクの
更新の頻度が少ないために、更新までの期間が長くなっ
てしまう。しかも、地図情報データの一部だけが更新さ
れた場合であっても、ナビゲーション装置のユーザは、
全ての地図情報データベースを記録した記録ディスクご
と購入しなければならない。すなわち、更新された部分
の地図データだけを購入することができず、更新されて
いない地図データも購入するという無駄が発生してい
た。
【0008】また、CD−ROMの記憶容量は640M
B(Megabyte)、DVD−ROMの記録容量は片面1層
記録で4.7GB(Gigabyte)、片面2層記録で8.5
GBと記録することができるデータの容量に制限があ
る。これに対し、ナビゲーション装置において要求され
る情報は、日本全国の道路、店舗、施設、電話番号等の
ように多岐に及び、記録容量が固定であるこれらの記録
ディスクでは十分とは言えない。地図情報データベース
の記録に要する記録容量についてさらに詳しくは、詳細
な地図情報データベースを作成しようとした場合、人口
が過密な市街地等と、山岳地帯や過疎地域等とでは必然
的に情報量に差が出てくることになる。そこで例えば、
現状の地図情報データベースでは、人口が過密な市街地
等の地図情報データベースについては建物の形状までも
がわかる程の詳細さを持った地図を記録しているにも関
わらず、山岳地帯や過疎地域等の地図情報データベース
については、このような詳細な情報は記録しないという
ような記録制限が行われている。このようにして、地図
情報データベースの記録制限を行うことによって記録デ
ィスクに収まる容量に抑えている。しかしながら、ナビ
ゲーション装置の地図情報データベースに対してこのよ
うな情報の記録制限を設けてしまうと、ナビゲーション
装置を使用する特定のユーザが山岳地帯や過疎地域等に
おいてルートガイドを使用する際に、詳細な情報を得る
ことができないというような不都合が生じるおそれがあ
る。
【0009】このように、従来における記録ディスクに
地図情報データベースを記録、格納した記録ディスクを
購入するような方法では、ユーザの利用形態に応じた地
図の提供が効率的になされていなかった。
【0010】そこで、本発明は、ネットワークを介して
地図情報データベースを配信することによって、常に最
新の地図情報データベースを提供し、ナビゲーション装
置の利便性を向上させることを目的とする。また、ユー
ザが必要とする地図情報データのみを提供することによ
り、無駄のない課金システムを実現することを目的とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成する本
発明は、次のように構成されたことを特徴とするナビゲ
ーション装置を提供する。このナビゲーション装置は、
GPS衛星から発信される信号、車速センサやジャイロ
センサを用いた自律走行、或いはこれらのいくつかを組
み合わせることによって現在位置を測位する測位手段
と、ネットワークを介してこのネットワーク上に設置さ
れた地図情報データベース提供サイトにアクセスする通
信手段と、この通信手段を介してこの地図情報データベ
ース提供サイトから必要な地図情報データベースを順次
取得する通信制御手段と、この通信制御手段にて取得さ
れたこの地図情報データベースに基づく地図に、この測
位手段にて測位された現在位置を指示して表示する表示
手段とを備える。
【0012】また、このナビゲーション装置は、地図情
報データベース提供サイトから取得した地図情報データ
ベースを保持するデータ保持手段をさらに備え、通信制
御手段は、必要な地図情報データベースがこのデータ保
持手段に保持されている場合であっても、この地図情報
データベース提供サイトにて提供される地図情報データ
ベースの方が版が新しい場合は、この地図情報データベ
ース提供サイトからこの地図情報データベースを取得す
ることができる。
【0013】さらに、このナビゲーション装置は、地図
情報データベースを格納した記録媒体からこの地図情報
データベースを読み出す読取手段をさらに備え、表示手
段は、この読取手段から読み出された地図情報データベ
ースと、地図情報データベース提供サイトから取得され
た地図情報データベースとを選択的にまたは組み合わせ
て用いて生成される地図を表示する構成とすることがで
きる。
【0014】また、本発明は、次のように構成されたこ
とを特徴とする情報処理装置を提供することができる。
すなわち、この情報処理装置は、地図情報データベース
に基づく地図における自位置を特定するデータ処理手段
と、この地図情報データベースに基づく地図を表示し、
このデータ処理手段にて特定された自位置をこの地図上
に示す表示手段と、この表示手段にて表示する地図の地
図情報データベースが必要となるたびに、ネットワーク
を介してこのネットワーク上に設置された地図情報デー
タベース提供サイトから必要な地図情報データベースを
順次取得する通信手段とを備える。
【0015】ここで、このデータ処理手段は、情報処理
装置の自位置が表示手段に表示されている地図上を移動
してこの地図の端部付近に達した場合に、この地図の先
の領域に関する地図情報データベースが必要であると判
断し、この通信手段は、このデータ処理手段にて必要と
判断された地図情報データベースを地図情報データベー
ス提供サイトから取得する。
【0016】さらにまた、本発明は、次のように構成さ
れたことを特徴とするネットワーク配信システムを提供
する。このネットワーク配信システムは、ネットワーク
に接続され地図情報データベースを格納した地図情報デ
ータベースサーバと、このネットワークに接続してこの
地図情報データベースサーバにアクセスするナビゲーシ
ョン装置とを備え、このナビゲーション装置は、自位置
に基づいて必要な地図情報データベースの取得要求をこ
の地図情報データベースサーバに対して行い、この地図
情報データベースサーバは、このナビゲーション装置か
らの地図情報データベースの取得要求を受け付け、格納
している地図情報データベースの中から、この取得要求
に対応する領域の地図情報データベースを切り出し、こ
の取得要求を送信したナビゲーション装置に対して切り
出した地図情報データベースを配信する。
【0017】ここで、このシステムにおいて、ナビゲー
ション装置は、出発地と目的地とを指定してルート探索
を前記地図情報データベースサーバに依頼し、地図情報
データベースサーバは、このナビゲーション装置からの
依頼に応じてルート探索を行い、探索結果を前記ナビゲ
ーション装置に返送する構成とすることができる。さら
に、地図情報データベースサーバは、ルート探索の探索
結果と共に、出発地から目的地までの経路を含む地図情
報データベースをまとめてナビゲーション装置に送信す
ることができる。
【0018】また、このシステムは、さらに、ネットワ
ークに接続され、ナビゲーション装置から地図情報デー
タベースサーバへのアクセスを監視し、この地図情報デ
ータベースの配信処理に応じた課金情報を作成する課金
サーバを備える構成とすることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に示す本実施の形
態に基づいて本発明を詳細に説明する。図1は、本実施
の形態におけるナビゲーション装置20の地図情報デー
タベースをネットワークを介して配信、販売するための
システムの概略を示すブロック図である。図1に示すよ
うに、本実施の形態における地図情報データベースのネ
ットワーク販売システムは、地図情報データベース提供
サイト10とナビゲーション装置20とが、広域ネット
ワークであるインターネット50介して接続された構成
となっている。
【0020】ナビゲーション装置20は、地図を表示す
る表示部21を備えている。また、このナビゲーション
装置20は、インターネット50に接続するための通信
手段を備える。本実施の形態では、この通信手段とし
て、通信端末24が接続されているものとする。この通
信端末24としては、携帯電話やPHS(Personal Han
dy-phone System)、その他の通信端末を用いることが
できる。なお、本実施の形態のように通信端末24を接
続するのではなく、ナビゲーション装置20に通信機能
を内蔵させても良い。地図情報データベース提供サイト
10は、配信サーバ11と地図情報データベースサーバ
12と課金・認証サーバ13とによって構成されてい
る。これら、配信サーバ11と、地図情報データベース
サーバ12と、課金・認証サーバ13とは、ネットワー
クを通じて相互に接続されており、情報の送受信が可能
である。
【0021】配信サーバ11は、インターネット50を
通じて接続されたナビゲーション装置20からの地図情
報データベースの要求を受け付けたり、ナビゲーション
装置20に対しての地図情報データベースの配信を行っ
たりするためのインターフェイス的な働きをする。地図
情報データベース提供サイト10の外部からのアクセス
は、配信サーバ11に対して行われる。配信サーバ11
は、外部からの正当なアクセス、即ちナビゲーション装
置20による地図情報データベースの要求があった際に
は、その旨を地図情報データベースサーバ12や課金・
認証サーバ13に対して通知する。このように、まず最
初に必ず、配信サーバ11にアクセスさせることによっ
て、外部ネットワークからの地図情報データベースサー
バ12に対する直接的な不正アクセスを防止することが
できる。また、課金・認証サーバ13に対するデータの
改変や破壊、盗聴等の悪意をもった不正アクセスによる
被害をも防止することができる。また、多数のナビゲー
ション装置20から同時にアクセスがあった場合におい
ては、これ以降で説明するような処理をサイト内で振り
分けることができる。さらに、地図情報データベース提
供サイト10から外部に対してのデータの配信も、配信
サーバ11を通じて行われる。
【0022】地図情報データベースサーバ12は、デー
タの更新が容易な磁気ディスク(ハードディスク)装置
に地図情報データベースを格納している(図示せず)。
そして、ナビゲーション装置20からの要求による地図
情報データベースの切り出しを行う。CD−ROMやD
VD−ROMに地図情報データベースを格納する場合と
異なり、磁気ディスク装置に地図情報データベースを格
納しネットワークを介して配信することにより、一部の
地域における道路や施設に関する情報の更新に対して
も、該当箇所のデータのみを書き換えることにより、直
ちに地図情報データベースに反映させることができる。
また、地図情報データベースに対してPOI情報など多
岐にわたる詳細な情報を記録する場合にも、磁気ディス
ク装置の記憶容量を増加して対応することが容易にでき
る。また、本実施の形態における地図情報データベース
サーバ12は、ナビゲーション装置20からの要求によ
るルート探索等の演算処理をも行うことができるものと
する。このようにした場合、同時に多数のルート探索の
要求があると、その処理のために地図情報データベース
サーバ12に課せられる負荷は多大なものになる。よっ
て、地図情報データベースサーバ12は一台に限られる
ものではなく、地図情報データベースサーバ12、地図
情報データベースサーバ12といったように、複数のサ
ーバによって構成されることが望ましい。このようにす
れば、一台一台の地図情報データベースサーバ12に課
せられる負荷を軽減することができる。この際、配信サ
ーバ11がどの地図情報データベースサーバ12に演算
処理をさせるか決めることができる。また、上述したよ
うに、同時に多数のアクセス等の処理が発生することを
考慮して、配信サーバ11を複数のサーバによって構成
することも可能である。このようにすれば、多数のアク
セスを複数の配信サーバ11に対して割り振って処理す
ることができ、一台一台の配信サーバ11の課せられる
処理を軽減させることができる。またさらに、課金・認
証サーバ13も複数のサーバによって構成することが可
能である。このようにすれば、異なる決済方法ごとにそ
れぞれ異なる課金・認証サーバ13に処理を分配するこ
とが可能であるし、一台一台の課金・認証サーバ13に
課せられる処理を軽減させることもできる。
【0023】課金・認証サーバ13は、配信サーバ11
にて受け付けられたアクセスを監視し、その内容を判断
して、ナビゲーション装置20からの要求に対して地図
情報データベース提供サイト10内で処理を行うか否か
の判断を行う。さらに詳しくは、課金・認証サーバ13
は、地図情報データベースの配信の要求を行ったナビゲ
ーション装置20が、地図情報データベース提供サイト
10にアクセスすることを許可された妥当な機器IDを
有するか否かの認証判断を行う。また、ナビゲーション
装置20からの地図情報データの要求に応じて課金情報
を作成し、要求を行ったナビゲーション装置20に対し
て通知する。このように、課金・認証サーバ13で課金
情報を作成すれば、ナビゲーション装置20のユーザ毎
に、電子決済等も可能となる。なお、後で詳述するが、
課金の方法としては、ナビゲーション装置20から要求
された地図情報データのサイズ(エリアの広さや情報の
詳細に関わる)に応じて金額を課する方法や、アクセス
の回数に応じて課金する方法がある。また、地図の配信
に対して課した代金の決済は、クレジット・カードや電
子マネーを用いた決済方法や、金融機関の口座を用いた
振替による決済など、従来から利用されている種々の方
法を利用することができる。
【0024】ここで、本実施の形態における地図情報デ
ータベースのネットワーク販売システムの概略を説明す
る。図1中の矢印は、各部から各部へ送られるデータの
流れを簡略に示している。まず、ナビゲーション装置2
0から、当該ナビゲーション装置20に接続された通信
端末24を通じてインターネット50を介して地図情報
データベース提供サイト10の配信サーバ11に対して
のアクセスが行われる。このとき、ナビゲーション装置
20からは、当該ナビゲーション装置20に個別に付与
された機器ID番号と、要求しようとする地図情報デー
タベースの切り出しエリアが配信サーバ11へと送られ
る(図1の(1))。配信サーバ11が受信した、ナビ
ゲーション装置20のID番号と要求された地図情報デ
ータベースの切り出しエリアは、課金・認証サーバ13
へと送られる(図1の(2))。課金・認証サーバ13
では、ナビゲーション装置20の認証が行われると共
に、切り出しエリアに対応する課金情報が作成される。
この課金情報は、配信サーバ11へと送られる(図1の
(3))。また、地図情報データベースサーバ12で
は、ナビゲーション装置20からの切り出し要求に応じ
た地図情報データベースの切り出しが行われる。そし
て、切り出された地図情報データベースは配信サーバ1
1へと送られる(図1の(4))。ここで、配信サーバ
11に送られてきた地図情報データベース及び課金情報
は、インターネット50を介して、ナビゲーション装置
20に接続された通信端末24へと送信される(図1の
(5))。通信端末24にて受信された地図情報データ
ベースは、ナビゲーション装置20へと送られ、当該ナ
ビゲーション装置20の表示部21に地図情報として表
示されてユーザに伝えられる。
【0025】このとき、地図情報データベース提供サイ
ト10から配信される地図情報データベースには、当該
地図情報データベースを要求したナビゲーション装置2
0の機器IDが付与されているものとする。このように
すれば、地図情報データベースは、悪意を持った再配信
によって他のナビゲーション装置に配信されたとして
も、当該他のナビゲーション装置は機器IDが相違して
いるため、再配信された地図情報データベースを表示部
21に表示することができない。
【0026】図2は、本実施の形態におけるナビゲーシ
ョン装置20の全体構成を説明するためのブロック図で
ある。図2に示すように、本実施の形態におけるナビゲ
ーション装置20は地図を表示する液晶表示ディスプレ
イ等のモニタからなる表示部21、リモートコントロー
ラやコントロールパネル等の操作部22、ガイダンス用
の音声を出力するスピーカ23、そしてシステム全体を
制御する制御ブロック25、測位を行う測位ブロック2
6とを備えて構成されている。また上述のように、本実
施の形態においては、インターネット50と接続を行う
ための通信手段として通信端末24が接続される。
【0027】制御ブロック25は、システム全体の制御
や演算処理を行うCPU31、DRAM(Dynamic Rand
om Access Memory)等からなる内部記憶装置としてのR
AM32、ナビゲーション装置20を動作させるための
所定のプログラムが格納されたROM33、表示部21
にて表示するデータを制御する表示制御装置34、操作
部22からの入力信号を制御する入力制御装置35、目
的地までのルートガイドを制御するガイダンス制御装置
36、スピーカ23で出力する音声の制御を行う音声制
御装置37、通信端末24を通じてインターネット50
と通信を行う通信部38を備えている。ナビゲーション
装置20における地図情報の表示や音声ガイドなどのガ
イド機能、本実施の形態において地図情報データベース
提供サイト10とアクセスして地図情報データベースを
取得するための通信機能などは、ROM33に格納され
たプログラムの制御の下、CPU31が制御ブロック2
5の各制御装置を制御して実現される。
【0028】また、必須構成ではないが、所定の広域エ
リアの地図情報データベースが格納されたCD―ROM
やDVD−ROM等の記録ディスクから地図情報データ
ベースを読み出すことのできるディスクドライブ27
と、このディスクドライブ27を制御する記憶制御装置
39を備えるものとしても良い。
【0029】測位ブロック26は、GPS衛星から発信
された信号を受信するGPSアンテナ41、GPSアン
テナ41から得た信号に基づいて測位を行うGPS測位
部42、ナビゲーション装置20が搭載された車両の車
速を検出する車速センサ43、車両の回転変位を検出す
るジャイロセンサ44、車速センサ43及びジャイロセ
ンサ44で得た検出値に基づいてGPS測位部42での
測位結果を補正する測位補正部45を備えている。
【0030】通常、ナビゲーション装置20では、ディ
スクドライブ27に挿入された記録ディスクから読み出
された地図情報データベースは、RAM32に保持され
る。RAM32にて保持された地図情報データベース
は、目的地までのルートガイドとナビゲーション装置2
0が搭載された車両の位置とを表示制御装置34にて重
ね合わせて表示部21に表示する。
【0031】本実施の形態は、地図情報データベース提
供サイト10から送られてきた地図情報データベース
を、ナビゲーション装置20のRAM32に保持するこ
とに特徴がある。ここで、RAM32は揮発性のメモリ
であっても良いし、不揮発性のメモリであっても良い。
RAM32には、ナビゲーション装置20が地図情報デ
ータベースを読み込まないで動作している状態、即ち起
動直後の状態で、ある程度の空き領域がある。表示部2
1に表示するための地図情報データベースは、RAM3
2のこの空き領域に読み込まれて保持されることにな
る。地図情報データベース提供サイト10より送られて
きた地図情報データベースには、縮尺が小さい詳細な地
図から、縮尺の大きい日本全体が収まるような地図ま
で、数段階の縮尺の地図が含まれている。ナビゲーショ
ン装置20を使用するユーザは、その使用目的に応じ
て、適切な縮尺の地図を選択して表示部21に表示させ
ることができる。
【0032】ここで、ナビゲーション装置20に内蔵さ
れているRAM32が、不揮発性メモリである場合と、
揮発性メモリである場合の動作の違いについて説明す
る。まず、RAM32が不揮発性メモリである場合は、
地図情報データベース提供サイト10から送られてきた
地図情報データベースは、RAM32に逐次蓄積される
ことになる。その後、地図情報データベース提供サイト
10の地図情報データベースサーバ12にて、地図情報
データベースが更新されて新しい地図が当該地図情報デ
ータベースサーバ12に反映されたとする。このような
場合には、ナビゲーション装置20から地図情報データ
ベース提供サイト10に対して地図情報データベースの
要求を行う際に、ナビゲーション装置20のRAM32
にて保持されている地図情報データベースのバージョン
情報若しくはタイムスタンプを送信するようにすれば、
地図情報データベースサーバ12に格納されている地図
情報データベースのバージョン情報若しくはタイムスタ
ンプとを比較することができる。このようにして比較さ
れた地図情報データベースの版が同じものであった場合
には、RAM32に保持されている地図情報データベー
スをそのまま使用することができる。この場合には、新
しい地図情報データベースはダウンロードされないの
で、地図情報データベースをダウンロードする際の課金
はキャンセルされることになる。また、地図情報データ
ベースサーバ12に格納されている地図情報データベー
スの方が新しい版である場合には、ナビゲーション装置
20の表示部21を通じて、ユーザにその旨を通知し、
新しい地図情報データベースを要求するか否かの確認が
行われる。ここで、ユーザが新しい地図情報データベー
スを要求すれば、ナビゲーション装置20から地図情報
データベース提供サイト10に対して新しい地図情報デ
ータベースの配信を要求する。
【0033】このように、ナビゲーション装置20のR
AM32が不揮発性メモリである場合には、当該不揮発
性メモリにある程度の容量の地図情報データベースを保
持しておくことができる。そのため、最新の地図情報デ
ータベース20が保持されている場合には、当該保持さ
れている地図情報データベースを使用することができる
ため、通過したばかりの地域や滞在中の地域のような頻
繁に参照する地域の地図情報データについては、地図情
報データベースが更新されない限り、ナビゲーション装
置20を起動する毎に地図情報データベース提供サイト
10から地図情報データベースを取得する必要はなくな
る。また、地図情報データベース提供サイト10におい
て新しい地図情報データベースが格納された場合は、ユ
ーザの意向を確認した上でのアップデートが可能とな
る。
【0034】次に、RAM32が揮発性メモリである場
合は、ナビゲーション装置20が起動された時点では、
当該RAM32には地図情報データベースが存在してい
ないことになる。したがって、ユーザからナビゲーショ
ン装置20にルート探索の要求があると、ナビゲーショ
ン装置20はその都度、地図情報データベース提供サイ
ト10の地図情報データベースサーバ12に格納されて
いる最新の地図情報データベースを取得することにな
る。
【0035】このように、ナビゲーション装置20のR
AM32が揮発性メモリである場合には、ナビゲーショ
ン装置20を起動する毎に当該揮発性メモリに保持され
ている地図情報データベースがクリアされている。した
がって、ナビゲーション装置20のユーザが地図情報デ
ータベースを使用したい場合には、地図情報データベー
ス提供サイト10に接続して、常に最新の地図情報デー
タベースを取得することができる。
【0036】また、本実施の形態の応用例として、ディ
スクドライブ27と不揮発性メモリとしてのRAM32
との両方を兼ね備えたナビゲーション装置20を提供す
ることも可能である。ディスクドライブ27には、ユー
ザが購入した地図情報データベースが格納された記録デ
ィスクが挿入されている。この記録ディスクに格納され
た地図情報データベースは、当該ディスクドライブ27
によって読み取られてRAM32に保持される。ここ
で、ユーザの所望する範囲の地図情報データベースが、
地図情報データベースサーバ12で更新されていた場
合、ナビゲーション装置20の表示部21を通じて、ユ
ーザにその旨を通知する。このとき、ユーザが新しい地
図情報データベースを要求すれば、ナビゲーション装置
20から地図情報データベース提供サイト10に対して
新しい地図情報データベースの配信を要求する。地図情
報データベース提供サイト10から送られてきた最新の
地図情報データベースは、ナビゲーション装置20のR
AM32の不揮発性メモリに保持される。表示部21に
地図等の情報を表示する際には、ディスクドライブ27
にて読み込んだ地図情報データベースに代えて、不揮発
性メモリに保持された最新の地図情報データベースを使
用する。このようにすれば、地図情報データベース提供
サイト10から送られてきた最新の地図情報データベー
スは、不揮発性メモリに保持され続けるため、常に最新
の地図情報データベースを使用したナビゲーションを行
うことができる。
【0037】ここで、地図情報データベース提供サイト
10からナビゲーション装置20に対して地図情報デー
タベースをダウンロードする際の地図の容量と、当該地
図情報データベースをダウンロードするのに要する時間
について説明する。例えば、ナビゲーション装置20
が、或る地点Aを含む地図情報データベースを全縮尺、
即ち縮尺の小さな地図から縮尺の大きな地図にわたって
要求する場合について考える。今、ダウンロードしよう
とする縮尺の小さい詳細な地図が10Km四方程度のグ
リッドで区切られた大きさのものであり、この地点Aを
含む全縮尺の地図情報データベースの要する記憶領域の
合計が、仮に1MB程度であったとする。この、1MB
程度の容量の地図情報データベースを、通信端末24と
して広帯域(Wideband)の携帯電話を用いてダウンロー
ドすることを考える。広帯域の携帯電話の通信速度は3
84kbps程度であるので、約2.6秒で完了するこ
とになる。この程度のダウンロード時間であれば、ナビ
ゲーション装置20を使用するユーザにとっても、時間
的な負担にはならない。またこのとき、地図情報データ
ベースのダウンロードに要する通信費も小額で済む。
【0038】次に、図3及び図4を用いて、本実施の形
態における地図情報データベースを有料で配信するサー
ビスを提供するための、ナビゲーション装置20と地図
情報データベース提供サイト10との間における処理方
法について、例として、従量制にて課金を行う場合と定
額制にて課金を行う場合とに分けて説明する。図3は、
本実施の形態における地図情報データベースの配信に対
して従量制にて課金する処理を説明するフローチャート
である。まず、ナビゲーション装置20が地図情報デー
タベース提供サイト10に対してアクセスを実行する
(ステップ301)。このとき、ナビゲーション装置2
0は、地図情報データベース提供サイト10にログイン
するためのユーザIDとパスワード、取得しようとする
地図情報データベースの要求エリア、当該ナビゲーショ
ン装置20に付与された機器ID等の情報を同時に送信
する。ステップ301におけるナビゲーション装置20
からのアクセスは、地図情報データベース提供サイト1
0の配信サーバ11にて受け付けられる(ステップ30
2)。ステップ302にて送信を受け付けられた各種の
情報は、課金・認証サーバ13へと送られ、この情報を
送信したナビゲーション装置20が地図情報データベー
スを配信することを許可された妥当な機器IDを有して
いるか、また、送信されたユーザIDとパスワードにて
地図情報データベース提供サイト10にログイン可能で
あるか否かの判断がなされる(ステップ303)。ステ
ップ303にて妥当なユーザではないとの判断がなされ
た場合は、ステップ301にてアクセスしたナビゲーシ
ョン装置20に対して、これ以降の地図情報データベー
ス提供サイト10に対するアクセスを拒否する旨の通知
をし、アクセスを拒否する(ステップ304)。ステッ
プ304にてナビゲーション装置20に対して通知を行
った後は、自動的に処理を終了する。
【0039】ステップ303にて地図情報データベース
提供サイト10に対してログインするのに妥当なユーザ
であると判断された場合は、当該地図情報データベース
提供サイト10にログインすることができる。そして配
信サーバ11では、ステップ302にて受信された情報
に基づいて、要求された地図情報データベースのエリア
を算出する(ステップ305)。ステップ305にて地
図情報データベースの要求エリアが算出されると、切り
出される地図情報データベースのサイズが確定する。そ
こで課金・認証サーバ13では、この確定した地図情報
データベースのサイズに基づいて、課金する金額を確定
する(ステップ306)。ステップ305にて切り出さ
れる地図情報データベースのサイズが確定し、ステップ
306にて課金情報が作成されると、ナビゲーション装
置20にはポップアップウィンドウ等で、切り出される
サイズと課金情報とが通知される。また、地図情報デー
タベースサーバ12では、磁気ディスク装置に格納され
ている最新の地図情報データベースの中から、ナビゲー
ション装置20から要求のあった地図情報データベース
の切り出しが行われる(ステップ307)。ここで、地
図情報データベースサーバ12から切り出された地図情
報データベースには、当該地図情報データベースの要求
を行ったナビゲーション装置20の機器IDが埋め込ま
れるものとする。なお、RAM32が不揮発性メモリで
ある場合であって(次のステップ308で判断され
る)、ナビゲーション装置20から保持している地図情
報データベースのバージョン情報やタイムスタンプが送
られている場合には、これに基づいて地図情報データベ
ースの切り出しを制限することができる。すなわち、地
図情報データベースサーバ12は、磁気ディスク装置に
格納されている地図情報データベースにおけるバージョ
ン情報やタイムスタンプと、ナビゲーション装置20か
ら受け取ったバージョン情報やタイムスタンプとを比較
する。そして、地図情報データベースサーバ12の磁気
ディスク装置に格納されている地図情報データベースの
方が新しい場合にのみ当該地図情報データベースを切り
出す。
【0040】ステップ307にて、地図情報データベー
スの切り出しが行われた後には、配信サーバ11にて受
信されたナビゲーション装置20に付与された情報か
ら、当該ナビゲーション装置20に搭載されているRA
M32が不揮発性メモリであるか否かの判断がなされる
(ステップ308)。ここで、ナビゲーション装置20
に搭載されているRAM32が不揮発性メモリであると
判断された場合には、当該不揮発性メモリに地図情報デ
ータベースを保持しておくことができるので、ステップ
307にて切り出された地図情報データベースに対し
て、当該地図情報データベースのタイムスタンプとバー
ジョン情報が付加される(ステップ309)。ステップ
309にてタイムスタンプとバージョン情報を付加され
た地図情報データベースは、ナビゲーション装置20に
対して配信される(ステップ310)。また、ステップ
308においてナビゲーション装置20に搭載されてい
るRAM32が揮発性メモリであると判断された場合に
は、ステップ309におけるタイムスタンプとバージョ
ン情報は付加されずにステップ310の配信が行われ
る。ステップ310の地図情報データベースの配信、即
ちナビゲーション装置20でのダウンロードが開始され
ると、当該ナビゲーション装置20にはポップアップウ
ィンドウ等で、ダウンロードされている旨が通知され
る。配信サーバ11にてステップ310の配信が行われ
ると、配信が成功したか否かの判断が行われる(ステッ
プ311)。配信が成功した場合には、ナビゲーション
装置20において地図情報データベースのダウンロード
が完了する(ステップ312)。ステップ312でナビ
ゲーション装置20にてダウンロードが完了した際に
は、当該ナビゲーション装置20にはポップアップウィ
ンドウ等で、ダウンロードが完了した旨が通知される。
ここで、地図情報データベースがナビゲーション装置2
0にダウンロードされている間は、地図情報データベー
ス提供サイト10からナビゲーション装置20に対して
常にデータが配信されている。配信しようとするデータ
の総容量と配信されたデータの総容量とは、地図情報デ
ータベース提供サイト10側でも、ナビゲーション装置
20側でも容易に知ることができる。そこで、ステップ
311にて、地図情報データベースのデータファイルの
転送が完了する前に通信状況の悪化等の理由によって回
線が切断されて配信が中断した、即ち配信が失敗した場
合には、ナビゲーション装置20から地図情報データベ
ース提供サイト10に再接続して、残りの地図情報デー
タベースを再度ダウンロードし、配信が完了するまでス
テップ310の配信処理を繰り返す。
【0041】このようにすれば、ナビゲーション装置2
0から要求された地図情報データベースのサイズに応じ
た課金が可能となる。ナビゲーション装置20を操作す
るユーザは、常に最新のバージョンの地図情報データベ
ースを入手することができると共に、課金情報を見るこ
とによって要求した地図情報データベースの金額を知る
ことができる。また、ナビゲーション装置20に不揮発
性メモリが搭載されている場合においては、当該不揮発
性メモリに保持されている地図情報データベースのバー
ジョン情報と、地図情報データベースサーバ12に格納
されている最新の地図情報データベースのバージョン情
報とを比較することによってバージョン管理を行うこと
が可能となる。ここで、配信された地図情報データベー
スは、ナビゲーション装置20に内蔵されたRAM32
に保持される。しかも、この地図情報データベースに
は、ナビゲーション装置20に対して独自に付与された
機器IDが埋め込まれている。よって、地図情報データ
ベース提供サイト10を運用している地図情報の提供者
は、再配信される心配のない地図情報データベースを、
当該地図情報データベースを要求したナビゲーション装
置20に対してのみ提供することが可能となる。本実施
の形態における、従量制の課金方法では、地図情報デー
タベースの切り出しを行う際に、その都度当該地図情報
データベースのサイズに応じた課金を行う。このように
すれば、ナビゲーション装置20を使用するユーザは、
無駄な地図情報データベースを購入することなく、必要
な地図情報データベースだけを妥当な金額にて購入する
ことが可能となる。また、地図情報データベース提供サ
イト10を運用する地図情報データベースの提供者は、
配信したサイズに応じた収入を得ることができると共
に、記録ディスクの不正使用等による減収の被害をも未
然に防ぐことができる。
【0042】図4は、本実施の形態における地図情報デ
ータベースの配信に対して定額制にて課金する処理を説
明するフローチャートである。まず、ナビゲーション装
置20が地図情報データベース提供サイト10に対して
アクセスを実行する(ステップ401)。このとき、ナ
ビゲーション装置20は、地図情報データベース提供サ
イト10にログインするためのユーザIDとパスワー
ド、取得しようとする地図情報データベースの要求エリ
ア、当該ナビゲーション装置20に付与された機器ID
等の情報を同時に送信する。ステップ401におけるナ
ビゲーション装置20からのアクセスは、地図情報デー
タベース提供サイト10の配信サーバ11にて受け付け
られる(ステップ402)。ステップ402にて送信を
受け付けられた各種の情報は、課金・認証サーバ13へ
と送られ、この情報を送信したナビゲーション装置20
が地図情報データベースを配信することを許可された妥
当な機器IDを有しているか、また、送信されたユーザ
IDとパスワードにて地図情報データベース提供サイト
10にログイン可能であるか否かの判断がなされる(ス
テップ403)。ステップ403にて妥当なユーザでは
ないとの判断がなされた場合は、ステップ401にてア
クセスしたナビゲーション装置20に対して、これ以降
の地図情報データベース提供サイト10に対するアクセ
スを拒否する旨の通知をし、アクセスを拒否する(ステ
ップ404)。ステップ404にてナビゲーション装置
20に対して通知を行った後は、自動的に処理を終了す
る。
【0043】ステップ403にて地図情報データベース
提供サイト10に対してログインするのに妥当なユーザ
であると判断された場合は、当該地図情報データベース
提供サイト10にログインすることができる。ここで課
金・認証サーバ13では、ログインしたユーザに対し
て、一定金額の課金を行う(ステップ405)。そして
配信サーバ11では、ステップ401にて受信された情
報に基づいて、要求された地図情報データベースのエリ
アを算出する(ステップ406)。ステップ406にて
地図情報データベースの要求エリアが算出されると、切
り出される地図情報データベースのサイズ確定する。ス
テップ405にて切り出される地図情報データベースの
サイズが確定し、ステップ406にて一定額の課金情報
が作成されると、ナビゲーション装置20にはポップア
ップウィンドウ等で、切り出されるサイズと課金情報と
が通知される。また、地図情報データベースサーバ12
では、当該地図情報データベースサーバ12に格納され
ている最新の地図情報データベースの中から、ナビゲー
ション装置20から要求のあった地図情報データベース
の切り出しが行われる(ステップ407)。ここで、地
図情報データベースサーバ12から切り出された地図情
報データベースには、当該地図情報データベースの要求
を行ったナビゲーション装置20の機器IDが埋め込ま
れているものとする。なお、RAM32が不揮発性メモ
リである場合であって(次のステップ408で判断され
る)、ナビゲーション装置20から保持している地図情
報データベースのバージョン情報やタイムスタンプが送
られている場合には、上述した従量制の場合の動作と同
様に、地図情報データベースサーバ12の磁気ディスク
装置に格納されている地図情報データベースの方が新し
い場合にのみ当該地図情報データベースを切り出す。
【0044】ステップ407にて、地図情報データベー
スの切り出しが行われた後には、配信サーバ11にて受
信されたナビゲーション装置20に付与された情報か
ら、当該ナビゲーション装置20に格納されているRA
M32が不揮発性メモリであるか否かの判断がなされる
(ステップ408)。ここで、ナビゲーション装置20
に搭載されているRAM32が不揮発性メモリであると
判断された場合には、当該不揮発性メモリに地図情報デ
ータベースを保持しておくことができるので、ステップ
407にて切り出された地図情報データベースに対し
て、当該地図情報データベースのタイムスタンプとバー
ジョン情報が付加される(ステップ409)。ステップ
409にてタイムスタンプとバージョン情報を付加され
た地図情報データベースは、ナビゲーション装置20に
対して配信される(ステップ410)。また、ステップ
408においてナビゲーション装置20に搭載されてい
るRAM32が揮発性メモリであると判断された場合に
は、ステップ409におけるタイムスタンプとバージョ
ン情報は付加されずにステップ410の配信が行われ
る。ステップ410の地図情報データベースの配信、即
ちナビゲーション装置20でのダウンロードが開始され
ると、当該ナビゲーション装置20にはポップアップウ
ィンドウ等で、ダウンロードされている旨が通知され
る。配信サーバ11にてステップ410の配信が行われ
ると、配信が成功したか否かの判断が行われる(ステッ
プ411)。配信が成功した場合には、ナビゲーション
装置20において地図情報データベースのダウンロード
が完了する(ステップ412)。ステップ412でナビ
ゲーション装置20にてダウンロードが完了した際に
は、当該ナビゲーション装置20にはポップアップウィ
ンドウ等で、ダウンロードが完了した旨が通知される。
ここで、ステップ411にて、地図情報データベースの
配信が失敗した場合には、ナビゲーション装置20から
地図情報データベース提供サイト10に再接続して、残
りの地図情報データベースを再度ダウンロードし、配信
が完了するまでステップ410の配信処理を繰り返す。
【0045】このようにすれば、ナビゲーション装置2
0から要求された地図情報データベースのサイズには左
右されずに、地図情報データベースの要求回数に応じた
課金が可能となる。配信される地図情報データのサイズ
に関わらず定額が課金されるため、ユーザは、自分が欲
する地図情報データの取得に対してどれだけの課金が生
ずるかを容易に予測することができ、必要な情報のみを
効率的に取得することができる。ナビゲーション装置2
0を操作するユーザは、常に最新のバージョンの地図情
報データベースを入手することができると共に、課金情
報を見ることによって要求した地図情報データベースの
金額を知ることができる。また、ナビゲーション装置2
0に不揮発性メモリが搭載されている場合においては、
当該不揮発性メモリに保持されている地図情報データベ
ースのバージョン情報と、地図情報データベースサーバ
12に格納されている最新の地図情報データベースのバ
ージョン情報とを比較することによってバージョン管理
を行うことが可能となる。ここで、配信された地図情報
データベースは、従量制の場合と同様に、ナビゲーショ
ン装置20に内蔵されたRAM32に保持される。しか
も、この地図情報データベースには、ナビゲーション装
置20に対して独自に付与された機器IDが埋め込まれ
ている。よって、地図情報データベース提供サイト10
を運用している地図情報の提供者は、再配信される心配
のない地図情報データベースを限られたナビゲーション
装置20に対してのみ提供することが可能となる。
【0046】以上のように、本実施の形態では、従量制
の課金を行う場合でも定額制の課金を行う場合でも、ユ
ーザは必要な地図情報データベースのみを取得し、これ
に応じた料金を支払うこととなる。ここで、地図情報デ
ータベース提供サイト10から配信される地図情報デー
タベースは、個々のユーザが所望する個別的かつ一過性
の強い地図情報データベースである。したがって、仮に
配信された地図情報データベースに埋め込まれた機器I
D情報を意図的に編集して再配信できるようにしても、
当該地図情報データベースの情報は、他のユーザにとっ
ては価値のない、役に立たないものである可能性が高
い。このため、当該地図情報データベースが再配信され
る恐れを軽減することができ、地図情報データベースに
関する権利の保護に有効である。
【0047】なお、地図情報データベースの配信に伴う
課金方式について、従量制及び定額制で課金する場合に
ついて詳細に述べたが、課金の方式はこれに限るもので
はない。例えば、地図情報データベース提供サイト10
を運営する会社とナビゲーション装置20のユーザとの
間で契約を結び、月単位の使用料などを設定し、契約期
間中は自由に地図情報データベースの配信サービスを受
けられるようにしても良い。
【0048】次に、図5、図6、図7、図8を用いて、
本実施の形態においてナビゲーション装置20の表示部
21に表示される画面イメージを例示して、従量制にて
課金される場合のナビゲーション装置20の動作例を具
体的に説明する。図5、図6、図7、図8は、本実施の
形態におけるナビゲーション装置20の表示部21に表
示される地図を例示したものである。これらの図面に示
すように、表示部21に表示される地図は、決められた
間隔のグリッド線が縦(南北)方向、及び横(東西)方
向に設定されている。また、人口が過密な市街地等に該
当する部分の地図は、さらに細かいグリッド線が設定さ
れている。
【0049】図5(a)は、ナビゲーション装置20に
おいて、地図情報データベース提供サイト10にログイ
ンしてから、現在の選択エリアが表示されるまでに表示
部21に表示される画面イメージの一例を示す図であ
る。さて、ナビゲーション装置20を操作しているユー
ザが、現在RAM32に保持されていない領域の地図情
報データベースを所望するときには、地図情報データベ
ース提供サイト10に対してアクセスを行い、当該地図
情報データベース提供サイト10から、RAM32に保
持している領域の外側の地図情報データベースを取得し
なくてはならない。そこで、操作部22に地図情報デー
タベース提供サイト10に対してアクセスを行うための
操作がなされると、当該地図情報データベース提供サイ
ト10にログインするためのログインポップアップウィ
ンドウ70が表示される。
【0050】このログインポップアップウィンドウ70
には、「地図切り出しを行います。ユーザIDとパスワ
ードを入力してください。」というメッセージが表示さ
れる。また、このログインポップアップウィンドウ70
には、ユーザIDを入力するためのユーザID入力用テ
キストボックス71と、パスワードを入力するためのパ
スワード入力用テキストボックス72と、OKボタン7
3とキャンセルボタン74とが備えられている。ユーザ
は、表示されたメッセージにしたがってユーザID入力
用テキストボックス71にユーザIDを、パスワード入
力用テキストボックス72にパスワードを入力し、OK
ボタン73を選択することによって地図情報データベー
ス提供サイト10にログインすることができる。また、
キャンセルボタン74を選択することにより、地図情報
データベース提供サイト10へのログインをキャンセル
することができる。ここで、ユーザIDとパスワードと
を入力した状態でOKボタン73を選択すると、図示し
ない通信端末24等の通信手段を通じてインターネット
50を経由し、地図情報データベース提供サイト10に
対するアクセスが行われる。このとき、ナビゲーション
装置20からは、ログインポップアップウィンドウ70
にて入力されたユーザIDとパスワードや当該ナビゲー
ション装置20に付与された機器ID等の情報が地図情
報データベース提供サイト10へと送信される。
【0051】図5(a)にて、地図情報データベース提
供サイト10にログインすると、図5(b)に示すよう
に、現在選択されているエリアがグリッド線に沿った選
択エリア61によって表示される。この、選択エリア6
1によって囲まれている部分の地図情報データベース
が、ナビゲーション装置20のRAM32に保持されて
いる。
【0052】次に、図6(a)に示すようなメッセージ
ポップアップウィンドウ81が表示される。このメッセ
ージポップアップウィンドウ81には、「切り出しエリ
アを選択してください。」というメッセージが表示され
る。また、このメッセージポップアップウィンドウ81
には、OKボタン82とキャンセルボタン83とが備え
られている。ここで、OKボタン82を選択すると、図
6(b)にて説明する画面に切り替わる。また、キャン
セルボタン83を選択すると、地図情報データベース提
供サイト10からログオフして、通常のナビゲーション
装置20の表示画面に戻る。
【0053】図6(a)にて切り出しエリアを選択する
ように通知すると、図6(b)に示すような新しいエリ
アを選択するための画面に切り替わる。ここで、図5
(b)に示した、現在選択されている選択エリア61を
グリッド線に沿って広げて、選択エリア62とすること
ができる。このように選択エリア62が確定されると、
当該選択エリア62を地図情報データベースの要求エリ
アとして地図情報データベース提供サイト10へと送信
する。
【0054】地図情報データベース提供サイト10で
は、送信された各種の情報を基に要求された地図情報デ
ータベースのサイズを確定して課金情報を作成し、ナビ
ゲーション装置20へ通知する。図7(a)は、地図情
報データベース提供サイト10にて切り出す地図情報デ
ータベースのサイズが確定し、課金情報が作成されて、
ナビゲーション装置20に通知された状態の画面イメー
ジを示している。図7(a)には、メッセージポップア
ップウィンドウ84が表示される。このメッセージポッ
プアップウィンドウ84には、「切り出されたエリアは
2.8MBです。料金は50円です。よろしいですか
?」というメッセージが表示される。このように、地図
情報データベース提供サイト10が配信しようとする地
図情報データベースの容量と、その地図情報データベー
スに対する課金情報とを当該地図情報データベースの配
信前にユーザに対して通知することができる。また、こ
のメッセージポップアップウィンドウ84には、OKボ
タン85とキャンセルボタン86とが備えられている。
ここで、OKボタン85を選択すると、図7(b)にて
説明する画面に切り替わる。また、キャンセルボタン8
6を選択すると、図6(b)にて説明した新しいエリア
を選択するための画面に切り替わる。
【0055】図7(a)にて切り出しエリアのサイズと
料金を確認すると、ナビゲーション装置20へのダウン
ロードが開始される。そして、図7(b)に示すような
ダウンロード状況表示ポップアップウィンドウ87が表
示される。このダウンロード状況表示ポップアップウィ
ンドウ87には、「ダウンロード中・・・ XXパーセ
ント完了」というダウンロードが行われている旨と、全
体のどれぐらいのサイズがダウンロードされたかを示す
メッセージが表示される。
【0056】図7(b)にてダウンロードが100パー
セント完了すると、図8に示すようなダウンロード完了
通知ポップアップウィンドウ88が表示される。このダ
ウンロード完了通知ポップアップウィンドウ88には、
「ダウンロード完了」というメッセージが表示される。
これによって、ナビゲーション装置20を操作している
ユーザに対して、地図情報データベースのダウンロード
が完了したことを通知することができる。
【0057】次に、図9、図10、図11を用いて、本
実施の形態におけるナビゲーション装置20の表示部2
1に表示される画面イメージを例示して、地図情報デー
タベース提供サイト10によるルート探索とそれに伴う
自動ダウンロードとを行う場合のナビゲーション装置2
0の動作例を具体的に説明する。図9、図10、図11
は、本実施の形態におけるナビゲーション装置20の表
示部21に表示される地図を例示したものである。これ
らの地図に示すように、表示部21に表示される地図
は、決められた間隔のグリッド線が縦(南北)方向、及
び横(東西)方向に設定されている。
【0058】図9(a)は、ナビゲーション装置20に
おいて、当該ナビゲーション装置20の表示部21に、
RAM32に保持されている地図情報データベースに基
づいて地図90aが表示された状態を示している。この
現在保持されている地図情報データベースによって表示
される地図90aにおいて、ナビゲーション装置20を
搭載した自車91が図示するような地点にいるものとす
る。ここで、ナビゲーション装置20を操作しているユ
ーザが、現在RAM32に保持されていない領域へのル
ート探索を行い、当該RAM32に保持されていない領
域までのルートガイドを所望するときには、地図情報デ
ータベース提供サイト10に対してアクセスを行い、当
該地図情報データベース提供サイト10から、当該領域
の地図情報データベースと、ルートガイドに必要なデー
タを取得しなくてはならない。そこで、図示しない操作
部22に地図情報データベース提供サイト10に対して
ルート探索を要求するための操作がなされると、図9
(b)に示すような、ルート探索用ポップアップウィン
ドウ100が表示される。
【0059】図9(b)に示したルート探索用ポップア
ップウィンドウ100には、「地図情報データベースサ
イトにおいてルート探索を行います。目的地を入力して
ください。」というメッセージが表示される。また、こ
のルート探索用ポップアップウィンドウ100には、目
的地を入力するための目的地入力用テキストボックス1
01と、OKボタン102と、キャンセルボタン103
とが備えられている。ユーザは、表示されたメッセージ
にしたがって目的地入力用テキストボックス101に目
的地を入力し、OKボタン102を選択することによっ
て地図情報データベース提供サイト10に対してルート
探索を要求することができる。また、キャンセルボタン
103を選択することにより、地図情報データベース提
供サイト10へのルート探索の要求をキャンセルするこ
とができる。ここで、自車91の位置が「東京駅」であ
ったとして、目的地入力用テキストボックス101に目
的地として「宇都宮駅」を入力しOKボタン102を選
択すると、通信端末24等の通信手段を通じてインター
ネット50を経由し、地図情報データベース提供サイト
10に対するアクセスが行われる。このとき、ナビゲー
ション装置20からは、地図90aに表示されている自
車91の位置や、ルート探索用ポップアップウィンドウ
100にて入力された目的地や、当該ナビゲーション装
置20に付与された機器ID等の情報が地図情報データ
ベース提供サイト10へと送られる。
【0060】さて、地図情報データベース提供サイト1
0には、ナビゲーション装置20から、「東京駅」から
「宇都宮駅」までのルート探索の要求がなされる。地図
情報データベース提供サイト10にて、このナビゲーシ
ョン装置20からの要求を受け取ると、図3及び図4に
て説明したユーザ認証処理が行われる。その後、地図情
報データベースサーバ12にて現在地から目的地までの
ルート探索が行われる。その結果として、図9(a)に
示した、地図90aを表示させるための地図情報データ
ベースから、図11(b)に示す地図90zを表示させ
るための地図情報データベースまでが切り出される。ま
た、これらの地図情報データベースの切り出しと同時
に、これらの地図に重ね合わせて表示するルートガイド
用のデータが作成される。このようにして切り出された
地図情報データベースとルートガイド用のデータは、地
図情報データベースサーバ12の一時領域に保持される
ことになる。そして、これらの切り出された地図情報デ
ータベースとルートガイド用のデータは、後に説明する
ナビゲーション装置20からの配信要求に応じて、当該
ナビゲーション装置20に対して逐次配信される。
【0061】このように、ナビゲーション装置20では
なく地図情報データベース提供サイト10にてルート探
索を行うようにすれば、ナビゲーション装置20におけ
るCPU31等にかかる演算処理等の負荷を軽減するこ
とができる。また、切り出された地図情報データベース
を、地図情報データベースサーバ12の一時領域に保持
しておくことができるため、ナビゲーション装置20の
RAM32の内で地図情報データベースを読み込むため
に使用する領域が少なくて済む。さらに、地図情報デー
タベース提供サイト10に、ユーザ領域を確保しておけ
ば、ルート探索した結果を当該地図情報データベース提
供サイト10に格納しておくことも可能となり、これを
再度取得することによって地図情報データベースの再利
用が可能となる。このとき、地図情報データベースに対
する課金を、ルート探索後、地図情報データベースの切
り出し以前に行うようにすれば、再利用の際に二重に課
金されることはなくなる。
【0062】さて、地図情報データベース提供サイト1
0からナビゲーション装置20には、地図情報データベ
ースとルートガイド用のデータとが送られてくるが、こ
の例では、ナビゲーション装置20のRAM32には、
既に地図90aを表示させるための地図情報データベー
スが保持されている。このような場合には、ナビゲーシ
ョン装置20のRAM32に保持された地図情報データ
ベースのバージョン情報若しくはタイムスタンプと、地
図情報データベースサーバ12にて切り出されて当該地
図情報データベースサーバ12の一時領域に保持された
最新の地図情報データベースのバージョン情報若しくは
タイムスタンプとの比較を行うようにすることができ
る。このようにすれば、これらの情報が同じである場合
には、地図情報データベースについてはダウンロードを
行わずに、ルートガイド用のデータだけをダウンロード
することができる。また、地図情報データベースサーバ
12にて切り出されて一時領域に保持された地図情報デ
ータベースの方が新しい場合には、最新の地図情報デー
タベースと、ルートガイド用のデータとをダウンロード
することができる。
【0063】図10(a)は、図9(a)に示した地図
90aを表示させていた地図情報データベースに代え
て、地図情報データベース提供サイト10からダウンロ
ードした最新の地図情報データベースによって地図90
bを表示した状態を示す図である。この地図90bに、
さらに、ルートガイド用のデータを重ね合わせることに
よって自車91の位置の他に出発地92とルートガイド
による推奨走行経路93とが表示されている。ナビゲー
ション装置20を操作するユーザは、この表示された最
新の地図90bと、自車91の位置と、推奨走行経路9
3とを見ながら、後に説明する目的地まで移動すること
ができる。また、ナビゲーション装置20のRAM32
に保持されている地図情報データベースを基に、当該地
図情報データベースのノードやリンク等の情報と、ルー
トガイドによる推奨走行経路93とにしたがった音声ガ
イダンス等を行うことも可能である。
【0064】ここで、図10(a)に示したような推奨
走行経路93にしたがって走行していくと、ナビゲーシ
ョン装置20の表示部21に表示される地図90bは、
図10(b)に示すような状態になる。すなわち、図1
0(b)において、出発地92から推奨走行経路93に
したがって走行した自車91の位置は地図90bの終端
近くに達している。そこで、ナビゲーション装置20
は、地図情報データベース提供サイト10へアクセス
し、地図情報データベースサーバ12の一時領域に保持
されている地図90bを表示している地図情報データベ
ースにつながる、次の地図情報データベースと、当該次
の地図情報データベースのルートガイド用のデータとを
ダウンロードする。
【0065】ナビゲーション装置20が、地図情報デー
タベース提供サイト10から次の地図情報データベース
をダウンロードしてRAM32に保持すると、当該ナビ
ゲーション装置20の表示部21には、地図90bにつ
ながる次の地図として、図11(a)に示す地図90c
と、当該地図90cにおける推奨走行経路93とが表示
される。また、この地図90cの終端に近づくと、さら
に地図情報データベース提供サイト10へとアクセスし
て、次の地図情報データベースとルートガイド用のデー
タとをダウンロードする。
【0066】図11(b)は、上述したような地図情報
データベースと、ルートガイド用のデータとのダウンロ
ードを繰り返して、目的地付近まで到達したときの状態
を示す図である。このように、ナビゲーション装置20
の表示部21には、地図90x、地図90y、地図90
zと、それぞれの地図に対する推奨走行経路93とが表
示されている。さらに、地図90zには、自車91の位
置と、目的地94とが表示されている。したがって、自
車91が表示された推奨走行経路93にしたがって走行
すれば、目的地94に到着することができる。このよう
に、地図情報データベース提供サイト10にてルート探
索を行い、当該地図情報データベース提供サイト10の
地図情報データベースサーバ12の一時領域に、ルート
探索の結果切り出された地図情報データベースと、ルー
トガイド用のデータとを保持しておくことにより、ナビ
ゲーション装置20からの要求によって、出発地92を
含む地図90bから目的地94を含む地図90zまでを
逐次ダウンロードすることが可能となる。また、上記の
例ではこれらの地図を逐次ダウンロードしたが、予め決
定した推奨走行経路93を含む全ての地図を一度にダウ
ンロードし、自車91の位置に応じて順次表示する態様
を取ることも可能である。
【0067】次に、図12、図13を用いて、地図情報
データベース提供サイト10によるルート探索を行わず
に、表示された地図の終端に近づいたときに、次の地図
情報データベースを取得して地図を表示させる場合の動
作について、ナビゲーション装置20の表示部21に表
示される画面イメージを例示して、当該ナビゲーション
装置20の動作例を具体的に説明する。図12、図13
は、本実施の形態におけるナビゲーション装置20の表
示部21に表示される地図を例示したものである。これ
までに説明した地図の例と同様に、表示部21表示され
る地図には、決められた間隔のグリッド線が縦(南北)
方向、及び横(東西)方向に設定されているものとす
る。
【0068】図12(a)は、ナビゲーション装置20
において、当該ナビゲーション装置20の表示部21
に、RAM32に保持されている地図情報データベース
によって地図95aが表示された状態を示している。こ
の現在保持されている地図情報データベースによって表
示される地図95aにおいて、ナビゲーション装置20
を搭載した自車91が図示するような位置にいるものと
する。自車91が現在の進行方向にこのまま進んでいく
と、やがて図12(b)に示すような位置に到達するこ
とになる。
【0069】図12(b)は、ナビゲーション装置20
を搭載した自車91が、現在、当該ナビゲーション装置
20のRAM32に保持している地図情報データベース
によって表示される地図95aの終端近くまで達した状
態を示している。このように、自車91が、保持してい
る地図情報データベースの端点近くまで達したときに
は、地図情報データベース提供サイト10から、次の地
図情報データベースを取得することが可能であるし、ま
た、ナビゲーション装置20に地図を表示しないで走行
することも可能である。
【0070】ここで、ユーザが次の地図情報データベー
スを取得して、地図95aに続く地図を表示させること
を所望した場合について説明する。図13(a)に示し
た新規ダウンロード確認ポップアップウィンドウ110
には、「自車位置がダウンロードした地図の範囲外に出
ようとしています。新たに地図をダウンロードしますか
?」というメッセージが表示される。また、この新規ダ
ウンロード確認ポップアップウィンドウ110には、O
Kボタン111と、キャンセルボタン112とが備えら
れている。この新規ダウンロード確認ポップアップウィ
ンドウ110において、OKボタン111を選択するこ
とによって地図情報データベース提供サイト10に対し
て次の地図情報データベースを要求することができる。
また、キャンセルボタン112を選択することによっ
て、地図情報データベース提供サイト10への次の地図
情報データベースの要求をキャンセルすることができ
る。ここで、OKボタン111が選択されると、図示し
ない通信端末24等の通信手段を通じてインターネット
50を経由し、地図情報データベース提供サイト10に
対するアクセスが行われる。このとき、ナビゲーション
装置20からは、地図95aに表示されている自車91
の位置や、当該ナビゲーション装置20に付与された機
器ID等の情報が地図情報データベース提供サイト10
へと送られる。
【0071】さて、地図情報データベース提供サイト1
0にて、このナビゲーション装置20からの要求を受け
取ると、図3及び図4にて説明したユーザ認証処理が行
われる。その後、地図情報データベースサーバ12に
て、地図95aを表示させている地図情報データベース
に続く、次の地図情報データベースの切り出しが行われ
る。また、当該地図情報データベースに対しての課金情
報も作成されて、ナビゲーション装置20に通知され
る。そして、この切り出された地図情報データベース
は、ナビゲーション装置20へと配信される。
【0072】図13(b)は、ナビゲーション装置20
の表示部21にもともと表示されていた地図95aと共
に、新たにダウンロードされた地図情報データベースに
よって表示される地図95bが表示された状態を示す図
である。このようにすれば、地図情報データベース提供
サイト10にてルート探索を行わないで走行するような
場合においても、ユーザが所望したときに次の地図情報
データベースをダウンロードして、ナビゲーション装置
20の表示部21に地図を表示させることが可能であ
る。
【0073】以上説明したように、本実施の形態によれ
ば、ナビゲーション装置20から地図情報データベース
提供サイト10にアクセスし、当該地図情報データベー
ス提供サイト10の地図情報データベースサーバ12に
格納されている最新の地図情報データベースを取得し、
当該ナビゲーション装置20に反映することができる。
さらに詳しくは、地図情報データベースを地図情報デー
タベースサーバ12に格納することにより、道路や施設
に関する情報が更新された場合に迅速に対応し、地図情
報データベースに反映させることができる。また、地図
情報データベースサーバ12は、データの記憶容量を容
易に増加させることができるため、詳細な地図情報デー
タベースの利用が可能になる。この地図情報データベー
スサーバ12に格納されている地図情報データベースに
は、多数のPOI情報を記録することができるので、ナ
ビゲーション装置20にダウンロードして使用する際に
も、豊富な情報の検索が可能となる。地図情報データベ
ース提供サイト10において、時間ごとの渋滞情報等を
反映するようにすれば、これらの情報を付加して、ナビ
ゲーション装置20に配信することも可能である。
【0074】また、このようにメモリ領域で地図情報デ
ータベースを管理するようにすれば、ハードディスクド
ライブや記録ディスクを読み込むためのドライブを持た
ないようなPDA(Personal Digital Assistant)でも
地図情報データベースを使用することができる。このよ
うな一般的なPDAからは、携帯電話などの通信端末2
4を接続したり、PDA自体が通信機能を備えている場
合にはその通信機能を使用することにより、通信手段を
通じてインターネット50への接続が可能である。した
がって、地図情報データベース提供サイト10へアクセ
スすることによって最新の地図情報データベースを取得
することが可能である。さらに、PDAにGPSを搭載
すれば、山岳地帯等、車両が入り込めないような場所で
のルート探索も可能になる。
【0075】本実施の形態のように、地図情報データベ
ースを地図情報データベース提供サイト10から配信す
るようにすれば、当該地図情報データベースを配信する
際に、宣伝広告等を挿入することも可能となる。このよ
うな広告は、地図情報データベースサーバ12に地図情
報データベースを格納する際に当該地図情報データベー
スに対して付け加えることにより、ナビゲーション装置
20の配信要求に応じて自動的に配信され、当該ナビゲ
ーション装置20の表示部21に表示される。このよう
にして、地図情報データベース提供サイト10を運営す
る会社や、配信する地図情報データベースの地域情報等
の広告を挿入すれば、会社や地域の店舗等からの収入を
見込むことができるため、地図情報データベースをさら
に安価にて、または無料にて配信することも可能とな
る。
【0076】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれは、
ネットワークで接続された地図情報データベースサーバ
から、常に最新の地図情報データベースを取得し、当該
地図情報データベースをナビゲーション装置に反映させ
ることができ、この最新の地図情報データベースを利用
すれば、最新の詳細情報に基づいたナビゲーションを行
うことができる。
【0077】また、CD−ROMやDVD−ROM等の
記録ディスクを使用することなくナビゲーションシステ
ムを実現することができ、必要な地図情報データベース
を安価にて入手することが可能となる。さらに、記録デ
ィスクやメモリスティックのような半導体メモリを使用
した各種記録媒体を併用することによって、更新された
情報だけを地図情報データベースサーバから取得し、最
新の地図情報データベースを反映することも可能とな
る。
【0078】またさらに、地図情報データベースを提供
する提供者は、決められた課金制度に伴う安定した収入
を得ることができると共に、再配布が不可能な機器ID
を含んだ地図情報データベースを配信することにより、
当該地図情報データベースの保護を行うこともできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施の形態におけるナビゲーション装置2
0の地図情報データベースをネットワークを介して配信
システムを示すブロック図である。
【図2】 本実施の形態におけるナビゲーション装置2
0の構成を説明する図である。
【図3】 本実施の形態における地図情報データベース
の配信に対して従量制にて課金する処理を説明するフロ
ーチャートである。
【図4】 本実施の形態における地図情報データベース
の配信に対して定額制にて課金する処理を説明するフロ
ーチャートである。
【図5】 本実施の形態において、ナビゲーション装置
20から地図情報データベース提供サイト10へログイ
ンする際の表示部21の状態を示す図である。
【図6】 本実施の形態において、ナビゲーション装置
20にて切り出しエリアを選択する際の表示部21の状
態を示す図である。
【図7】 本実施の形態において、ナビゲーション装置
20に通知されるサイズと課金情報、及びダウンロード
状況を表示する表示部21の状態を示す図である。
【図8】 本実施の形態において、ナビゲーション装置
20に通知されるダウンロードが完了した際の表示部2
1の状態を示す図である。
【図9】 本実施の形態において、表示部21に表示さ
れる表示される地図の状態と、地図情報データベース提
供サイト10へルート検索を要求する際の表示部21の
状態を示す図である。
【図10】 本実施の形態において、表示部21に表示
される地図の状態を示す図である。
【図11】 本実施の形態において、表示部21に表示
される地図の状態を示す図である。
【図12】 本実施の形態において、表示部21に表示
される地図の状態を示す図である。
【図13】 本実施に形態において、地図情報データベ
ースのダウンロードを要求する際の表示部21の状態
と、表示部21に表示される地図の状態を示す図であ
る。
【符号の説明】
10…地図情報データベース提供サイト、11…配信サ
ーバ、12…地図情報データベースサーバ、13…課金
・認証サーバ、20…ナビゲーション装置、21…表示
部、22…操作部、23…スピーカ、24…通信端末、
25…制御ブロック、26…測位ブロック、27…ディ
スクドライブ、31…CPU、32…RAM、33…R
OM、34…表示制御装置、35…入力制御装置、36
…ガイダンス制御装置、37…音声制御装置、38…通
信部、39…記憶制御装置、41…GPSアンテナ、4
2…GPS測位部、43…車速センサ、44…ジャイロ
センサ、45…測位補正部、50…インターネット、7
0…ログインポップアップウィンドウ、71…ユーザI
D入力用テキストボックス、72…パスワード入力用テ
キストボックス、73…OKボタン、74…キャンセル
ボタン、81…メッセージポップアップウィンドウ、8
2…OKボタン、83…キャンセルボタン、84…メッ
セージポップアップウィンドウ、85…OKボタン、8
6…キャンセルボタン、87…ダウンロード状況表示ポ
ップアップウィンドウ、88…ダウンロード完了通知ポ
ップアップウィンドウ、90a,90b,90c,90
x,90y,90z…地図、91…自車、92…出発
地、93…推奨走行経路、94…目的地、95a,95
b…地図、100…ルート探索用ポップアップウィンド
ウ、101…目的地入力用テキストボックス、102…
OKボタン、103…キャンセルボタン、110…新規
ダウンロード確認ポップアップウィンドウ、111…O
Kボタン、112…キャンセルボタン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G08G 1/137 G08G 1/137 G09B 29/00 G09B 29/00 A ZEC ZECZ 29/10 29/10 A Fターム(参考) 2C032 HB11 HB25 HC08 HC13 2F029 AA02 AB01 AB07 AB13 AC02 AC09 AC14 5B075 ND06 PR03 UU14 5H180 AA01 BB05 BB13 CC12 EE10 FF04 FF05 FF13 FF22 FF32

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 GPS衛星から発信される信号に基づい
    て現在位置を測位する測位手段と、 ネットワークを介して当該ネットワーク上に設置された
    地図情報データベース提供サイトにアクセスする通信手
    段と、 前記通信手段を介して前記地図情報データベース提供サ
    イトから必要な地図情報データベースを順次取得する通
    信制御手段と、 前記通信制御手段にて取得された前記地図情報データベ
    ースに基づく地図に、前記測位手段にて測位された現在
    位置を指示して表示する表示手段と、を備えることを特
    徴とするナビゲーション装置。
  2. 【請求項2】 前記地図情報データベース提供サイトか
    ら取得した前記地図情報データベースを保持するデータ
    保持手段をさらに備え、 前記通信制御手段は、必要な前記地図情報データベース
    が前記データ保持手段に保持されている場合であって
    も、前記地図情報データベース提供サイトにて提供され
    る当該地図情報データベースの方が版が新しい場合は、
    当該地図情報データベース提供サイトから当該地図情報
    データベースを取得することを特徴とする請求項1に記
    載のナビゲーション装置。
  3. 【請求項3】 地図情報データベースを格納した記録媒
    体から当該地図情報データベースを読み出す読取手段を
    さらに備え、 前記表示手段は、前記読取手段から読み出された地図情
    報データベースと、前記地図情報データベース提供サイ
    トから取得された地図情報データベースとを選択的にま
    たは組み合わせて用いて生成される地図を表示すること
    を特徴とする請求項1に記載のナビゲーション装置。
  4. 【請求項4】 地図情報データベースに基づく地図にお
    ける自位置を特定するデータ処理手段と、 前記地図情報データベースに基づく地図を表示し、前記
    データ処理手段にて特定された自位置を当該地図上に示
    す表示手段と、 前記表示手段にて表示する地図の地図情報データベース
    が必要となるたびに、ネットワークを介して当該ネット
    ワーク上に設置された地図情報データベース提供サイト
    から必要な地図情報データベースを順次取得する通信手
    段とを備えることを特徴とする情報処理装置。
  5. 【請求項5】 データ処理手段は、前記自位置が前記表
    示手段に表示されている前記地図上を移動して当該地図
    の端部付近に達した場合に、当該地図の先の領域に関す
    る地図情報データベースが必要であると判断し、 前記通信手段は、前記データ処理手段にて必要と判断さ
    れた前記地図情報データベースを前記地図情報データベ
    ース提供サイトから取得することを特徴とする請求項4
    に記載の情報処理装置。
  6. 【請求項6】 ネットワークに接続され地図情報データ
    ベースを格納した地図情報データベースサーバと、 前記ネットワークに接続して前記地図情報データベース
    サーバにアクセスするナビゲーション装置とを備え、 前記ナビゲーション装置は、 自位置に基づいて必要な地図情報データベースの取得要
    求を前記地図情報データベースサーバに対して行い、 前記地図情報データベースサーバは、 前記ナビゲーション装置からの地図情報データベースの
    取得要求を受け付け、格納している前記地図情報データ
    ベースの中から、前記取得要求に対応する領域の地図情
    報データベースを切り出し、 前記取得要求を送信した前記ナビゲーション装置に対し
    て切り出した前記地図情報データベースを配信すること
    を特徴とするネットワーク配信システム。
  7. 【請求項7】 前記ナビゲーション装置は、 出発地と目的地とを指定してルート探索を前記地図情報
    データベースサーバに依頼し、 前記地図情報データベースサーバは、 前記ナビゲーション装置からの依頼に応じてルート探索
    を行い、探索結果を前記ナビゲーション装置に返送する
    ことを特徴とする請求項6に記載のネットワーク配信シ
    ステム。
  8. 【請求項8】 前記地図情報データベースサーバは、ル
    ート探索の探索結果と共に、出発地から目的地までの経
    路を含む地図情報データベースをまとめて前記ナビゲー
    ション装置に送信することを特徴とする請求項7に記載
    のネットワーク配信システム。
  9. 【請求項9】 前記ネットワークに接続され、前記ナビ
    ゲーション装置から前記地図情報データベースサーバへ
    のアクセスを監視し、前記地図情報データベースの配信
    処理に応じた課金情報を作成する課金サーバをさらに備
    えることを特徴とする請求項6に記載のネットワーク配
    信システム。
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