JP2002332215A - 水分−架橋性組成物 - Google Patents

水分−架橋性組成物

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JP2002332215A
JP2002332215A JP2002104809A JP2002104809A JP2002332215A JP 2002332215 A JP2002332215 A JP 2002332215A JP 2002104809 A JP2002104809 A JP 2002104809A JP 2002104809 A JP2002104809 A JP 2002104809A JP 2002332215 A JP2002332215 A JP 2002332215A
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パスカル ベルナール
Roland Ramin
ローラン ラマン
Jean Mondet
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 水分−架橋性化粧品組成物を提供すること。 【解決手段】 不安定な水素原子を含む化合物を含まな
い化粧品として受容可能な非水性媒体中に、以下のi)
又はii)のいずれかを含む水分−架橋性化粧品組成物: i) a)少なくとも二つのブロックされていない反応性官能
基Xを含む少なくとも一つの第1の化合物、及び b)水分の作用によってブロックが解除されて化合物A
のブロックされていない反応性官能基Xと反応すること
ができる、少なくとも二つのブロックされた反応性官能
基Yを含む少なくとも一つの第2の化合物、又は ii)少なくとも二つのブロックされていない反応性官能
基X、及び水分の作用によってブロックが解除されてブ
ロックされていない反応性官能基Xと反応することがで
きる少なくとも二つのブロックされた反応性官能基Yを
同時に含む少なくとも一つの化合物。この系の平均官能
性が、厳密に2より大きいことが必要である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水分−架橋性化粧
品組成物、特にマニキュア、及びこれらの組成物を使用
するケラチン物質の被覆方法に関する。
【0002】
【従来の技術】塗料の分野では、ポリマー沈着物を架橋
することによりその機械的強度(摩擦強度及び衝撃強
度)及び化学的耐性(溶媒又は油に対する耐性)が顕著
に改善されることが知られている。顔料又は着色剤、フ
ィルム形成性ポリマー及び揮発性有機溶媒を主として含
む化粧品組成物を単に乾燥すること−化学反応を全く含
まずに−によって、爪への沈着物は一般に得られてい
る。これらの沈着物は必ずしも満足すべき密着力を有し
ておらず、かつ定期的な間隔で更新する必要があるとい
う欠点を有し、このことがユーザーに不都合な制約とな
っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】特許出願NL−A−6
911 125は、歯科分野又はマニキュアの顔料を添
加した被覆物を開示しており、これは適用したときに大
気中の水分によって架橋する遊離のNCO基を有するウ
レタンプレポリマーを含んでいる。しかしながら、これ
らの組成物の架橋は水分量に直接関連しており、その結
果得られたフィルムの架橋の程度が制御できない。
【0004】
【課題を解決するための手段】本出願人は、化学的な耐
性及び機械強度が良好なエナメルが、特にウレタンプレ
ポリマーを反応性基を含む多官能性化合物で架橋するこ
とによって得られることを見出した。これらの化粧品組
成物、特にマニキュアは、その場で架橋させることが可
能であり、従って上記の性質を有するフィルムを形成す
ることが可能である。この点について、二つの試薬を別
々の容器に保存し、適用の直前に両者を混合しようとす
ることは、実際的な観点から困難であると考えられる。
使用時に相互に反応する可能性のある二つの試薬を同一
の容器に保存することにより、システムの早期架橋とい
う問題を生じ、これはいかなる費用をかけても回避すべ
きことである。本出願人は、架橋反応に含まれる二つの
型の反応性官能基のうちの一つをブロックすることによ
って、この問題を解決した。化粧品組成物を基体の表面
に適用した後で、水分の作用によりブロックされた官能
基のブロックを解除し、このようにブロックが解除され
た官能基は次いで、組成物中に存在する化合物のブロッ
クされていない反応性官能基と反応することができる。
これらの水分−架橋性化粧品組成物は長期間にわたって
良好な安定性を示し、これによって水、溶媒、例えば芳
香剤又は油、摩擦及び衝撃に対して良好な耐性を示す架
橋フィルムの製造が可能となり、このため摩耗又は剥離
を避けることができる。
【0005】
【発明の実施の形態】従って、本発明の主題は、一部が
ブロックされ他はブロックされていない反応性官能基で
あって、該ブロックされた官能基が水分によってブロッ
ク解除が可能である官能基を含む成分を含む、水分−架
橋性化粧品組成物である。本発明の主題は、ケラチン物
質の被覆方法でもある。他の主題は上記した組成物のマ
ニキュアとしての使用から成る。本発明の他の目的は、
以下の説明及び例を読むことによって明らかとなろう。
【0006】本発明の主題である組成物は、不安定な水
素原子を含む化合物を含まない化粧品として受容可能な
無水媒体中に、以下のi)又はii)のいずれかを含む水
分−架橋性化粧品組成物である: i) a)少なくとも二つのブロックされていない反応性官能
基Xを含む少なくとも一つの第1の化合物であって、化
合物Aとして知られているもの、及び b)水分の作用によってブロックが解除されて化合物A
のブロックされていない反応性官能基Xと反応すること
ができる、少なくとも二つのブロックされた反応性官能
基Yを含む少なくとも一つの第2の化合物であって、化
合物Bとして知られているもの、又は ii)少なくとも二つのブロックされていない反応性官能
基X、及び水分の作用によってブロックが解除されてブ
ロックされていない反応性官能基Xと反応することがで
きる少なくとも二つのブロックされた反応性官能基Yを
同時に含む少なくとも一つの化合物。
【0007】化合物A及びB又は官能基X及びYを有す
る一又は複数の化合物によって形成される反応性システ
ムが、架橋した高分子ネットワークを形成可能となるた
めには、この平均官能性、すなわちブロックされていな
い反応性官能基Xとブロックされた反応性官能基Yの総
数が、化合物の分子の総数に対して、厳密に2より大き
い必要がある。この理由は、平均官能性が2以下である
と単に直鎖又は分岐したポリマーシステムが得られるか
らである。満足すべき架橋効果を得るためには、本発明
の化粧品組成物における架橋システムの平均官能性が少
なくとも2.2に等しいことが望ましく、特に2.2〜
100、さらには2.5〜100の範囲にあることがよ
り好ましい。本発明の化粧品組成物のある態様におい
て、化合物A及び/又はBのかなり大きな部分又は全部
は、それぞれ、これらが本来有しているブロックされて
いない反応性官能基X及び/又はブロックされた反応性
官能基Yに加えて、一又は複数の“共反応性”官能基を
有することができる。換言すると、化合物Aの一部又は
全部は、ブロックされていない反応性官能基Xに加え
て、一又は複数のブロックされた反応性官能基Yを有す
ることができ、かつ同様に、化合物Bの一部又は全部
は、ブロックされた反応性官能基Yに加えて、一又は複
数のブロックされていない反応性官能基Xを有すること
ができる。
【0008】本発明のある特定の態様において、組成物
に存在して架橋システムを形成する化合物の組み合わせ
は、ブロックされていない反応性官能基X及びブロック
された反応性官能基Yの両者を含む。本発明の一つの態
様に従うと、架橋を行わせる水分は、空気及び/又は該
組成物が適用される支持体に由来してもよい。本発明に
従うと、ブロックされていない反応性官能基Xを、特に
イソシアナート及びエポキシド官能基及びエチレン系不
飽和結合から選択する。
【0009】イソシアナート官能基を含む化合物:少な
くとも二つの遊離のイソシアナート官能基を含む化合物
は本技術分野で既知である。これらは1,000,00
0より小さい低分子量であってもよいポリイソシアナー
トであってもよく、ジイソシアナート、トリイソシアナ
ート又は分子量が10,000より小さくてもよいポリ
イソシアナートを含む。これらのポリイソシアナートを
一般に、付加重合、重縮合及び/又はグラフト化によっ
て製造し、二以上のイソシアナート官能基を鎖の末端又
は側部の基に有する。ポリイソシアナートは直鎖又は分
岐していてもよく、脂肪族、脂環式又は芳香族であるこ
とができる。挙げることができるこれらの化合物の例は
以下を含む: a)4〜50、好ましくは4〜30の炭素原子を含むジ
イソシアナート、例えば1,4−テトラメチレンジイソ
シアナート、1,6−ヘキサメチレンジイソシアナー
ト、2,6−及び2,4−トルエンジイソシアナート、
ジフェニルメタンジイソシアナート及びイソホロンジイ
ソシアナート。
【0010】b)以下の式のトリイソシアナート: 式中、Rは1〜30の炭素原子を含むアルキル基であ
り、各R1は独立に2〜30の炭素原子を含む直鎖、分
岐した又は環状の二価炭化水素をベースとする基を表
す。
【0011】c)イソシアナート末端基又は側部基を含
む縮重合物、例えばポリウレタン及び/又はポリ尿素
(少なくとも一つのポリウレタン及び/又はポリ尿素ブ
ロック及び少なくとも一つのポリエーテル、ポリエステ
ル、ポリシロキサン、アルキッド又はポリアクリレート
ブロックを含むブロックコポリマーを含む)、及びポリ
エステル、ポリアミド、ポリエポキシ、ポリエーテル及
びペルフルオロポリエーテル。 d)ビニル、アリル及び/又は(メタ)アクリル系モノ
マーと遊離のイソシアナート官能基を含むエチレン系不
飽和コモノマー、例えば2−イソシアナートエチルメタ
クリレートとの共重合により得られたポリマー。使用す
ることができるポリイソシアナートは、バイエル(Baye
r)社のDesmodur(登録商標)N、ローディア(Rhodia)
社のTolonate(登録商標)HDB-LVを含む。
【0012】ペルオキシド官能基を含む化合物:少なく
とも二つのエポキシド官能基を含む化合物は先行技術で
公知である。これらはいずれの化学的性質を有していて
もよい。これらはジエポキシド又は低分子量(5,00
0以下)のポリエポキシド、又は鎖の末端基又は側部基
のいずれかに少なくとも二つの遊離のエポキシド官能基
を有するものを付加重合、重縮合及び/又はグラフト化
して得た、いずれの化学的性質をも有するオリゴマー又
はポリマーであることができる。挙げることができるこ
れらの化合物の例は以下を含む: a)ビスフェノールAとエピクロロヒドリンの縮合から
得られた以下の式のビスフェノールAジグリシジルエー
テル b)ビスフェノールAジグリシジルエーテルとエピクロ
ロヒドリンの高度な縮合により得られたジエポキシ樹
脂、 c)特に2〜60の炭素原子を含むジカルボン酸と化学
量論的に過剰の化合物a)又はb)との縮合により得ら
れたα,ω−ジエポキシ末端基を含むエポキシエステル
樹脂、 d)特に2〜60の炭素原子を含むジオールと化学量論
的に過剰の化合物a)又はb)の縮合により得られた
α,ω末端基を含むエポキシエーテル樹脂、 e)少なくとも二つのエポキシド基を有する天然又は合
成油、例えばエポキシド化ダイズ油、エポキシド化アマ
ニ油又はベルノニア油、特に特許出願EP−A−645
134に記載されているもの、 f)不飽和又はビニル、アリル及び/又は(メタ)アク
リル系モノマーと遊離のエポキシド官能基を含むエチレ
ン系不飽和コモノマー(例えばグリシジルメタクリレー
ト)の共重合から得られたオリゴマー又はポリマー、 g)エポキシ末端基及び/又は側部基を含む他の重縮合
物、例えばポリエステル、ポリエステルアミド、ポリア
ミド、アルキッド、ポリウレタン及び/又はポリ尿素、
ポリエーテル及びペルフルオロポリエーテル又はシリコ
ーン。
【0013】エポキシ官能基を含むポリマーは、ユニオ
ンカーバイド(Union Carbide)社によりCyracure(登
録商標)UVR-6110、Cyracure(登録商標)UVR-6105、Cy
racure(登録商標)ERL-4221E、Cyracure(登録商標)E
RL-4206、Cyracure(登録商標)UVR 6128及びCyracure
(登録商標)UVR 6216、ダウケミカル(Dow Chemical)
社によりDER(登録商標)439、シェル(Shell)社からE
pikates(登録商標)828、1001、1004及び1007、チバガ
イギー(Ciba-Geigy)社からAraldite(登録商標)ECN1
299、及びダウケミカル(Dow Chemical)社からEpoxy N
ovolacs(登録商標)の名称で市販されている。
【0014】エチレン系二重結合を含む化合物:エチレ
ン系二重結合を有する化合物はいずれの化学的性質を有
していてもよい。これらを特に以下から選択することが
できる: a)エチレン系不飽和ポリエステル:この化合物は、ポ
リマーの主鎖中にランダムに分散させた一又は複数のエ
チレン系二重結合を含むポリエステル型のポリマーの群
である。これらの不飽和ポリエステルを以下の混合物の
重縮合により製造する: − 特に3〜50の炭素原子、好ましくは3〜20の炭
素原子を含む直鎖又は分岐した脂肪族又は脂環式ジカル
ボン酸、例えばアジピン酸又はセバシン酸、特に8〜5
0の炭素原子、好ましくは8〜20の炭化水素を含む芳
香族ジカルボン酸、例えばフタル酸、特にテレフタル
酸、及び/又はエチレン系不飽和脂肪酸ダイマー、例え
ばオレイン酸又はリノール酸ダイマーから誘導したジカ
ルボン酸で、特許出願EP−A−959 066(段落
[0021])に記載され、ユニケマ(Unichema)社により
Pripol(登録商標)又はヘンケル(Henkel)社によりEm
pol(登録商標)の名称で市販されているもの、これら
の全てのジ酸は重合可能なエチレン系の二重結合を含ま
ないことが必要である、
【0015】− 特に2〜50の炭素原子、好ましくは
2〜20の炭素原子を含む直鎖又は分岐した脂肪族又は
脂環式ジオール、例えばエチレングリコール、ジエチレ
ングリコール、プロピレングリコール、1,4−ブタン
ジオール又はシクロヘキサンジメタノール、6〜50の
炭素原子、好ましくは6〜20の炭素原子を含む芳香族
ジオール、例えばビスフェノールA又はビスフェノール
B、及び/又は上記の脂肪酸ダイマーの還元から誘導し
たジオールダイマー、及び − 少なくとも一つの重合可能なエチレン系二重結合を
含みかつ3〜50の炭素原子、好ましくは3〜20の炭
素原子を含む一又は複数のジカルボン酸又はその無水
物、例えばマレイン酸、フマル酸又はイタコン酸。
【0016】b)(メタ)アクリレート側部基及び/又
は末端基を含むポリエステル:この化合物は、以下の混
合物の重縮合によって得られたポリエステル型のポリマ
ーの群である: − 特に3〜50の炭素原子、好ましくは3〜20の炭
素原子を含む直鎖又は分岐した脂肪族又は脂環式ジカル
ボン酸、例えばアジピン酸又はセバシン酸、特に8〜5
0の炭素原子、好ましくは8〜20の炭素原子を含む芳
香族ジカルボン酸、例えばフタル酸、特にテレフタル
酸、及び/又はエチレン系不飽和脂肪酸ダイマー、例え
ばオレイン酸又はリノール酸ダイマーから誘導したジカ
ルボン酸で、特許出願EP−A−959 066(段落
[0021])に記載され、ユニケマ(Unichema)社により
Pripol(登録商標)又はヘンケル(Henkel)社によりEm
pol(登録商標)の名称で市販されているもの、これら
の全てのジ酸は重合可能なエチレン系の二重結合を含ま
ないことが必要である、
【0017】− 特に2〜50の炭素原子、好ましくは
2〜20の炭素原子を含む直鎖又は分岐した脂肪族又は
脂環式ジオール、例えばエチレングリコール、ジエチレ
ングリコール、プロピレングリコール、1,4−ブタン
ジオール又はシクロヘキサンジメタノール、6〜50の
炭素原子、好ましくは6〜20の炭素原子を含む芳香族
ジオール、例えばビスフェノールA又はビスフェノール
B、及び − 2〜20の炭素原子、好ましくは2〜6の炭素原子
を含むジオール又はポリオールと(メタ)アクリル酸の
少なくとも一つのモノエステル、例えば2−ヒドロキシ
エチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル
(メタ)アクリレート又はグリセリルメタクリレート。
これらのポリエステルが上記a)に記載したものと異な
るのは、エチレン系二重結合が主鎖中に位置しているの
ではなく鎖の側部基又は末端基に存在していることであ
る。
【0018】これらのポリエステルは、例えばUCB社に
よりEbecryl(登録商標)(Ebecryl(登録商標)450:
分子量1,600、分子当たり平均6個のアクリレート
官能基、Ebecryl(登録商標)652:分子量1,500、
分子当たり平均6個のアクリレート官能基、Ebecryl
(登録商標)800:分子量780、分子当たり平均4個
のアクリレート官能基、Ebecryl(登録商標)810:分子
量1,000、分子当たり平均4個のアクリレート官能
基、Ebecryl(登録商標)50 000:分子量1,500、
分子当たり平均6個のアクリレート官能基)の名称で市
販されている。
【0019】c)以下の重縮合により得られた(メタ)
アクリレート基を含むポリウレタン及び/又はポリ尿
素: − 特に4〜50、好ましくは4〜30の炭素原子を含
む脂肪族、脂環式及び/又は芳香族ジイソシアナート、
トリイソシアナート及び/又はポリイソシアナート、例
えばヘキサメチレンジイソシアナート、イソホロンジイ
ソシアナート、トルエンジイソシアナート、ジフェニル
メタンジイソシアナート又は3個のジイソシアナート分
子OCN−R−CNOの三量化によって得られた以下の
式のイソシアヌレート 式中Rは2〜30の炭素原子を含む直鎖の、分岐した又
は環状炭化水素をベースとする基である;
【0020】− 重合可能なエチレン系不飽和結合を含
まないポリオール、特にジオール、例えば1,4−ブタ
ンジオール、エチレングリコール又はトリメチロールプ
ロパン、及び/又は特に3〜50の炭素原子を含む脂肪
族、脂環式及び/又は芳香族ポリアミン、特にジアミ
ン、例えばエチレンジアミン又はヘキサメチレンジアミ
ン、及び − 2〜20の炭素原子、好ましくは2〜6の炭素原子
を含むジオール又はポリオールと(メタ)アクリル酸の
少なくとも一つのモノエステル、例えば2−ヒドロキシ
エチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル
(メタ)アクリレート及びグリセリルメタクリレート。
【0021】アクリレート基を含むこれらのポリウレタ
ン/ポリ尿素は、例えばクレイバリー(Cray Valley)
社によるSR 368(トリス(2−ヒドロキシエチル)イソシ
アヌレート−トリアクリレート)又はCraynor(登録商
標)435、UCB社によるEbecryl(登録商標)(Ebecryl
(登録商標)210:分子量1,500、分子当たり2個
のアクリレート官能基、Ebecryl(登録商標)230:分子
量5,000、分子当たり2個のアクリレート官能基、
Ebecryl(登録商標)270:分子量1,500、分子当た
り2個のアクリレート官能基、Ebecryl(登録商標)840
2:分子量1,000、分子当たり2個のアクリレート
官能基、Ebecryl(登録商標)8804:分子量1,30
0、分子当たり2個のアクリレート官能基、Ebecryl
(登録商標)220:分子量1,000、分子当たり6個
のアクリレート官能基、Ebecryl(登録商標)2220:分
子量1,200、分子当たり6個のアクリレート官能
基、Ebecryl(登録商標)1290:分子量1,000、分
子当たり6個のアクリレート官能基、Ebecryl(登録商
標)800:分子量800、分子当たり6個のアクリレー
ト官能基)。以下のものも挙げることができる:UCB社
によるEbecryl(登録商標)2000、Ebecryl(登録商標)
2001及びEbecryl(登録商標)2002の名称で市販されて
いる水溶性脂肪族ジアクリレートポリウレタン、及びUC
B社によるIRR(登録商標)390、IRR(登録商標)400、I
RR(登録商標)422及びIRR(登録商標)424の名称で市
販されている水性分散液のジアクリレートポリウレタ
ン。
【0022】d)C1-4アルキレングリコールホモポリ
マー又はコポリマー、例えばポリエチレングリコール、
ポリプロピレングリコール、好ましくは質量平均分子量
が10,000より小さい酸化エチレンと酸化プロピレ
ンのコポリマー、及びポリエトキシル化又はポリプロポ
キシル化トリメチロールプロパンのヒドロキシル末端基
を(メタ)アクリル酸でエステル化して得られた(メ
タ)アクリレート基を含むポリエーテル。適切な分子量
のポリオキシエチレンジ(メタ)アクリレートは、例え
ばクレイバリー(Cray Valley)社により SR 259、SR 3
44、SR 610、SR 210、SR 603及びSR 252の名称で、UCB
社によりEbecryl(登録商標)11の名称で市販されてい
る。ポリエトキシル化トリメチロールプロパントリアク
リレートは、例えばクレイバリー(Cray Valley)社に
よりSR 454、SR 498、SR 502、SR 9035及びSR 415の名
称で、又はUCB社によりEbecryl(登録商標)160の名称
で市販されている。ポリプロポキシル化トリメチロール
プロパントリアクリレートは、例えばクレイバリー(Cr
ay Valley)社によりSR 492及びSR 501の名称で市販さ
れている。
【0023】e)以下の二つを反応させて得られたエポ
キシアクリレート: − 例えば以下から選択する少なくとも一つのジエポキ
シド: 1) ビスフェノールAジグリシジルエーテル、 2) ビスフェノールAジグリシジルエーテルとエピクロ
ロヒドリンの反応から得られたジエポキシ樹脂、 3) 3〜50の炭素原子を含むジカルボン酸と化学量論
的に過剰の1)及び/又は2)を縮合させて得られたα,ω
−ジエポキシ末端基を含むエポキシエステル樹脂、及び 4) 3〜50の炭素原子を含むジオールと化学量論的に
過剰の1)及び/又は2)を縮合させて得られたα,ω−ジ
エポキシ末端基を含むエポキシエーテル樹脂、 5) 少なくとも2のエポキシド基を有する天然又は合成
油、例えばエポキシド化ダイズ油、エポキシド化アマニ
油又はエポキシド化ベルノニア油、 6) 末端基及び/又は側部基がエポキシド化しているフ
ェノール−ホルムアルデヒド重縮合物(ノボラックNovo
lac(登録商標)樹脂)、
【0024】及び − カルボキシル基に対してα,β−の位置に少なくと
も一つのエチレン系二重結合を含む一つ又は複数のカル
ボン酸又はポリカルボン酸、例えば(メタ)アクリル酸
又はクロトン酸又は(メタ)アクリル酸と2〜20の炭
化水素、好ましくは2〜6の炭素原子を含むジオール又
はポリオールとのモノエステル、例えば2−ヒドロキシ
エチル(メタ)アクリレート。これらのポリマーは、例
えばクレイバリー(Cray Valley)社によりSR 349、SR
601、CD 541、SR 602、SR 9036、SR 348、CD 540、SR 4
80及びCD 9038の名称で、UCB社によりEbecryl(登録商
標)600、Ebecryl(登録商標)609、Ebecryl(登録商
標)150、Ebecryl(登録商標)860及びEbecryl(登録商
標)3702の名称で、及びヘンケル(Henkel)社によりPh
otomer(登録商標)3005及びPhotomer(登録商標)3082
の名称で市販されている。
【0025】f)炭化水素ベースの側部及び/又は末端
が有するエチレン系二重結合を含む少なくとも二つの官
能基を含むポリ(C1-50アルキル(メタ)アクリレー
ト)。これらのポリマーは、例えばUCB社によりIRR(登
録商標)375、OTA(登録商標)480及びEbecryl(登録商
標)2047の名称で市販されている。 g)それぞれ以下のようにして得られた(メタ)アクリ
レート又は(メタ)アクリルアミド基を含むポリオルガ
ノシロキサン: − 例えば(メタ)アクリル酸とポリオルガノシロキサ
ン、好ましくはヒドロキシル末端基及び/又は側部基を
有するポリジメチルシロキサン(PDMSs)とのエス
テル化、 − 例えば(メタ)アクリル酸と第1又は第2アミン側
部基及び/又は末端基を有するポリオルガノシロキサン
とのアミド化。
【0026】特に挙げることができるヒドロキシル化P
DMSsは、少なくとも二つのC1- 6ヒドロキシアルキ
ル基とヒドロキシル側部基又は末端基を有するジメチコ
ーンコポリオールを含むPDMSsである。エステル化
可能なα,ω−ジヒドロキシル化ポリジメチルシロキサ
ンは、ゴールドシュミット(Goldschmidt)社によりTeg
omer(登録商標)H-Si 2111及びTegomer(登録商標)H-
Si 2311の名称で市販されている。α,ω−ジアクリレ
ートポリジメチルシロキサンは、シンエツ社により参照
番号X-22-164 B及びX-22-164Cで入手可能である。特に
挙げることができるアミノPDMSsは、少なくとも二
つのC1-10アミノアルキル基を含むPDMSsであり、
例えばダウコーニング(Dow Corning)社によりQ2-8220
の名称で市販されているアミノシリコーンである。最終
組成物の疎水性を特に変性するために、この群のシリコ
ーンを、上記した他の基a)〜f)の一又は複数のポリ
マーとの混合物として使用するのが有利である。
【0027】h)例えばヒドロキシル側部基及び/又は
末端基を有するペルフルオロポリエーテルと(メタ)ア
クリル酸とのエステル化によって得られたアクリレート
基を含むペルフルオロポリエーテル。これらのα,ω−
ジオールペルフルオロポリエーテルは特にEP−A−1
057 849に記載されており、オーシモン(Ausimo
nt)社によりFomblin(登録商標)Z Diolの名称で市販
されている。 i)ヒドロキシル又はアミノ末端官能基を含むデンドリ
マー及び超分岐ポリマーをそれぞれ(メタ)アクリル酸
とエステル化又はアミド化して得られた(メタ)アクリ
レート又は(メタ)アクリルアミド末端基を有するデン
ドリマー及び超分岐ポリマー。
【0028】デンドリマー(ギリシャ語のdendron=樹
枝に由来する)は、“樹枝状”、すなわち高度に分岐し
たポリマー分子であり、D. A. Tomalia等によって19
90年代の始めに創作されたものである(Donald A. To
malia他, Angewandte Chemie, Int. Engl. Ed., Vol. 2
9, No. 2, pages 138-175)。これらは一般に多価であ
る中央単位の周りに構築される構造体である。分岐した
鎖伸長性単位がこの中央単位の周りに結合し完全に定め
られた構造をとり、こうして化学的及び立体化学的構造
が十分に規定された単分散の対称性高分子となる。ポリ
アミドアミン型のデンドリマーは、例えばデンドリテク
(Dendritech)社によりStarburst(登録商標)の名称
で市販されている。超分岐ポリマーは、デンドリマーに
類似するがデンドリマーより規則性が少ない樹枝状構造
を有する多官能性モノマーから得られた重縮合物、一般
にはポリエステル、ポリアミド又はポリエチレンアミン
型のものである(例えばWO−A−93/17060及
びWO 96/12754参照)。
【0029】ペルストープ(Perstorp)社はBoltorn
(登録商標)の名称で超分岐ポリエステルを市販してい
る。超分岐ポリエチレンアミンは、デンドリテク(Dend
ritech)社からComburst(登録商標)の名称で市販され
ている。ヒドロキシル末端基を含む超分岐ポリ(エステ
ルアミド)は、DSM社によりHybrane(登録商標)の名称
で市販されている。アクリル酸及び/又はメタクリル酸
でエステル化又はアミド化したこれらのデンドリマー及
び超分岐ポリマーは、非常に多数のエチレン系二重結合
が存在することにより、上記したa)〜h)のポリマー
と区別される。通常は5より大きいこの高い官能性によ
り、これらが“架橋ノード”、すなわち多重架橋部位と
して作用するのを可能にすることによってこれらを特に
有用なものとしている。従って、本発明の好ましい態様
では、これらのデンドリマー及び超分岐ポリマーが、一
又は複数の上記のポリマー及び/又はオリゴマーa)〜
h)と組み合わせて使用される。
【0030】ブロックされた反応性官能基Yを、ケチミ
ン及びアルジミン型でブロックされたアミン官能基及び
オキサゾリジン型でブロックされたアミノアルコール官
能基から特に選択する。ブロックされたアミン官能基を
有する化合物を特に以下から選択する: a)以下の一般式のブロックされたポリアミン これは、式R4−(NH2)yのアミン基を含む化合物と以
下の式のケトンとの反応から得られたイミンであり、 yは2以上、好ましくは2〜100であり、R2はR3
同一又は異なり、1〜4の炭素原子を含むアルキル基で
ある。好ましくはR2=R3=−CH3、又はR2=−CH
3及びR3=−C25、又はR2=−CH3及びR3=イソ
ブチル又はイソプロピルである。
【0031】化合物R4−(NH2)yはジアミン、ポリア
ミン、アミン基を含むオリゴマー又はポリマーであるこ
とができ、好ましくは以下から選択する 1)特に2〜6の炭素原子を含む脂肪族、脂環式又は芳
香族ジアミン、例えばエチレンジアミン、1,2−ジア
ミノプロパン、1,3−ジアミノプロパン、1,4−ジ
アミノブタン、1,2−ジアミノ−2−メチルプロパ
ン、1,6−ジアミノヘキサン、1,10−ジアミノデ
カン、イソホロンジアミン、アダマンタンジアミン、
2,6−ジアミノピリジン又は脂肪酸ダイマーの末端基
を変性して得られたジアミン、 2)2より多くのアミン基を含む多官能性アミン、例え
ばメラニン、2,4,6−トリアミノピリミジン、3,
3'−ジアミノベンジジン又は2,4,5,6−テトラ
アミノピリミジン、 3)少なくとも二つのアミン基を有するオリゴマー、例
えばポリアルキレンオキシドジアミン、テキサコ(Texa
co)からのJeffamine(登録商標)(ポリエーテルジア
ミン)、
【0032】4)アミン基、好ましくは第1アミン基を
末端及び/又は側部に有するオリゴマー又はポリマー
(ホモポリマー及びコポリマー)、特にビニルアミン又
はアリルアミンホモポリマー及びコポリマー、アミン基
を有するいずれの性質を有していてもよい重縮合物及び
特に過剰のジアミンの縮合によって得られたポリアミ
ド、 5)鎖の末端が第1アミンであるデンドリマー又は超分
岐ポリマー、特にポリアミドアミン、例えばデンドリテ
ク(Dendritech)社によりStarburst(登録商標)の名
称で市販されているもの。超分岐ポリマーは多官能性モ
ノマーから得られた一般にポリエチレンアミン型の重縮
合物であり、デンドリマーと類似する樹枝状構造を有す
るが、デンドリマーより規則的でない。ケチミン型のブ
ロックされたアミン官能基を含む化合物は、シェル(Sh
ell)社によりEpikure(登録商標)H3及びEpikure(登
録商標)3505、クレアノバ(Creanova)社によりVestam
in(登録商標)A139の名称で市販されている。
【0033】b)以下の一般式のブロックされたポリア
ミンから特に選択したブロックされたアミン官能基を有
する他の化合物 これは式R4−(NH2)yのアミン基を含む化合物と以下
の式のアルデヒドとの反応から得られたイミンであり、 yは2以上の整数で、R5は1から4の炭素原子を含む
アルキル基であり、R4は上記と同じ意味を有する。
【0034】c)以下の一般式の化合物から特に選択す
るオキサゾリジン型のブロックされたアミノアルコール
官能基を有する他の化合物 式中、R6は1〜50の炭素原子を含む直鎖の、分岐し
た、環状又はヘテロ環式炭化水素ベースの基であり、一
又は複数の不飽和基を有することができ、一又は複数の
ヘテロ原子、例えばO(これは特にポリアルキレンオキ
シド基の形態で存在することができる)、S、N、P又
はSiを含むことができ、基R6はアミン官能基以外の
反応性官能基であってブロックされていない反応性官能
基と反応しない基を含むことができ、R6はさらにポリ
マー、デンドリマー又は超分岐ポリマーであることがで
き、R7及びR8は同一又は異なって、水素原子又は1〜
4の炭素原子を含むアルキル基であり、好ましくはR7
=R8=CH3又はR7=CH 3かつR8=C25、イソプ
ロピル又はイソブチルであり、nは2以上の正の整数で
ある。
【0035】オキサゾリジン型のこれらの化合物、特に
n=2であるこれらの化合物は、式R6−(NH−CH2
−CH2−OH)nの一又は複数のアミノアルコール官能
基を含む化合物と以下の式のケトン 又は以下の式のアルデヒド との縮合により特に得られる。
【0036】これらの化合物はジアミノアルコール、す
なわち一般的にはジエタノールアミンを出発物質とし
て、二段階で環化することにより、得ることができる: − ケトン(又はアルデヒド)の存在下で一方のアミノ
アルコール基を環化する、第2のアルコール基は反応に
影響されない − 次いで、以下の反応に従い、形成されたオキサゾリ
ジン環を開環させずに、無水条件下でヒドロキシル基と
反応可能な少なくとも二つの基Y1を含むカップリング
剤と反応させる 11は先に定義したR4と等価であり、Y2はY1と−O
Hの反応によって製造した基である。
【0037】上記の反応において、式 の化合物は以下のものであることができる: − 脂肪族、脂環式又は芳香族ジイソシアナート、 − ジイソシアナートトリマー、 − 式(II)のトリイソシアナート、 − 過剰のジイソシアナートとポリオールとの反応から
得られたポリイソシアナート。 これらの各場合において、Y1=−NCO及びY2は以下
の式で表される。
【0038】同様に、式 の化合物は、ジ酸、トリ酸又はポリ酸又はエステル又は
酸クロリドであることができ、反応は無水条件下で生じ
る。この場合、Y1=−COOH又は−COClかつY2
は以下の式で表される。 同様に、式 の化合物は、ジエポキシド、トリエポキシド又はポリエ
ポキシドであることができ、反応は無水条件下で生じ
る。この場合、Y1は以下の式で表され、 かつY2=−CHOH−CH2−である。
【0039】本発明の特定の態様に従うと、ブロックさ
れていない反応性官能基X及びブロックされた反応性官
能基Yを同時に含む少なくとも一つの化合物を、本組成
物は含むことができる。挙げることができるものの例は
ケチミン及びアルジミンを含み、これらはポリオール、
例えばグリセリン又はトリメチロールプロパンの二つの
ヒドロキシル基のみをブロックし、残りのヒドロキシル
基が次いで過剰のジイソシアナートと反応し、次いでケ
チミン(又はアルジミン)基といくつかの遊離のイソシ
アナート基を有する化合物を生成し、その反応は以下の
とおりである: 次いで 製造した化合物Aは水分でブロック解除可能なケチミン
又はアルジミン基、及びアロハネート反応性基(すなわ
ち二つのイソシアナート反応性官能基を有する基)の両
者を含む。
【0040】この特定の場合では、水分の存在下にケラ
チン支持体に適用すると、化合物Aはケチミン又はアル
ジミン基のブロックを解除して自身で反応して重合と架
橋反応を以下のように同時に起こす: −NCO及び−OH官能基は他のポリマー鎖形成体と架
橋反応を生じ及び/又は自身が架橋反応を起こして架橋
したネットワークを形成する。これらの自己反応性化合
物A及びこれらの反応は、H. Renz, XXVIth Internatio
nal Conference in Organic Coatings, Athens, July 2
000, pp.237-249, 2000に詳細に述べられている。
【0041】オキサゾリジンの形態でブロックされたア
ミノアルコール官能基を含む化合物は特に以下の文献に
記載されている:WO−A−99/07763、JP−
A−09−241501、WO−A−96/2023
1、WO−A−95/14528、US−A−5,12
6,421、US−A−4,381,388及びUS−
A−4,504,647。これらはインダストリアルコ
ポリマー(Industrial Copolymer Ltd.)社によりIncoz
ol(登録商標)4及びIncozol(登録商標)LV、バイエル
(Bayer)社によりHardener(登録商標)OZ及びアンガ
スケミカルズ(Angus Chemicals Co.)社によりZoldine
(登録商標)RD-4の名称で市販されている。ケチミン、
アルジミン又はオキサゾリジン官能基に対応するアミン
又はヒドロキシル官能基は、水分により以下のようにブ
ロック解除される: 一度ブロックが解除されると官能基は通常の態様でN=
C=Oと反応する。
【0042】従って、本発明の水分−架橋性化粧品組成
物は、ブロックされたイソシアナート官能基の水分によ
るブロック解除反応を加速することが可能な一又は複数
の触媒を好ましくは含む。これらの触媒を特に直鎖の、
分岐した又は環式第3アミン、例えばジアザビシクロ
[2.2.2]オクタン、キヌクリジン及び3,3,
6,9,9−ペンタメチル−2,10−ジアザビシクロ
[4.4.0」デ−1−センから選択する。本発明に従
うと、触媒の濃度は、試薬に対して、好ましくは0.1
質量%〜2質量%、より好ましくは0.2質量%〜1質
量%である。少なくとも二つのブロックされていない反
応性官能基と少なくとも二つのブロックされた反応性官
能基の両者を含む化合物A及びB、又は複数の化合物
は、本発明に従う組成物中に、組成物の全質量に対し
て、1質量%〜50質量%、好ましくは2質量%〜40
質量%の範囲で存在する。好ましくは、ブロックされた
反応性官能基Yの総数の、ブロックされていない反応性
官能基Xの総数に対する比率は、1より大きく、特に
1.5までである。
【0043】本発明の水分−架橋性化粧品組成物は、一
又は複数の有機溶媒も含むことができる。これらの溶媒
を生理学的に受容可能な有機溶媒から選択し、これらの
うち以下を挙げることができる: a)室温で液状のケトン、例えばメチルエチルケトン、
メチルイソブチルケトン、ジイソブチルケトン、イソホ
ロン、シクロヘキサノン及びアセトン、 b)室温で液状のアルコール、例えばエタノール、イソ
プロパノール、ジアセトンアルコール、2−ブトキシエ
タノール又はシクロヘキサノール、 c)室温で液状のグリコール、例えばエチレングリコー
ル、プロピレングリコール、ペンチレングリコール及び
グリセリン、 d)室温で液状のプロピレングリコールエーテル、例え
ばプロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレ
ングリコールモノメチルエーテルアセテート及びジプロ
ピレングリコールモノ−n−ブチルエーテル、 e)短鎖エステル(全部で3〜8の炭素原子を含む)、
例えば酢酸エチル、酢酸メチル、酢酸プロピル、酢酸n
−ブチル及び酢酸イソペンチル、 f)室温で液状であるアルカン、例えばデカン、ヘプタ
ン、ドデカン及びシクロヘキサン、 g)室温で液状の芳香族炭化水素、例えばトルエン及び
キシレン、 h)室温で液状のシリコーン、及び i)これらの混合物。
【0044】組成物中の溶媒の含量は、組成物の全質量
に対して0質量%〜80質量%、好ましくは1質量%〜
60質量%までの範囲であることができる。本発明に従
う組成物の特定の態様に従うと、組成物は溶媒を含まな
い。不安定な水素原子を含まずかつ水を含まない揮発性
有機溶媒のいずれにも、試薬を最初に溶解させることが
できる。従って、本発明の態様に従うと、水の痕跡につ
いて配合物の保存を良好にするために、配合物に水分吸
収剤を取り込むことが可能であり、該吸収剤はいかなる
化学的性質を有していてもよく、好ましくは微粒子形態
の固形物で、例えばシリカ、タルク、カオリン、アルミ
ナシリケート又はケイソウ土である。添加物を、水分−
架橋性化合物のブロックされていない反応性官能基X及
びブロックされた反応性官能基Yと反応しないように選
択する。上記の組成物をマニキュアとして使用すること
ができる。本発明の主題は、ケラチン物質の被覆方法で
もある。本方法は、上記の水分−架橋性化粧品組成物の
層をケラチン基体に適用することを含む。空気及び/又
は支持体からの水分の作用により、ブロックされた反応
性官能基Yのブロックが解除され、ブロックされていな
い官能基Xと反応して、基体上で部分的又は全面的に架
橋したフィルムの形成が可能となる。本発明に従う熱−
架橋性被覆物を受容可能なケラチン基体は、特に、爪、
まつげ、眉毛及び毛髪、又はメーキャップ用品、例えば
付け爪、付けまつげ又はカツラである。本発明を以下の
実施例でより詳細に説明する。
【0045】
【実施例】実施例1:以下の組成を有する大気中の水分
で架橋するマニキュアを製造した: − エポキシド官能基を含むポリマー (シェル社の Epikote(登録商標)828) 21.6 g − ケチミン形態でブロックされたアミン官能基を含む化合物 (シェル社の Epikure(登録商標)H3) 8.4 g − フュームシリカ(デグサ社のAerosil(登録商標)200) 2.0 g − 脱水顔料 3.0 g − 脱水トルエン 40 g − 脱水メチルイソブチルケトン 適量で 100 g 組成物をフィルムの形態で爪に適用すると空中の水分と
接触して架橋する。乾燥後、形成された乾燥フィルムは
接着、光沢及び長期間にわたる密着性について良好な性
質を有している。
【0046】
【実施例】実施例2:以下の組成を有する大気中の水分
で架橋するマニキュアを製造した: − エポキシド官能基を含むポリマー (シェル社の Epikote(登録商標)215) 21 g − ケチミン形態でブロックされたアミン官能基を含む化合物 (シェル社の Epikure(登録商標)3505) 9 g − シリカ(グレース社のSyloid(登録商標)72) 2 g − ダイヤモンド粉末 0.001 g − セラミド 0.001 g − 脱水エタノール 5 g − 脱水ヘプタン 30 g − 脱水メチルエチルケトン 適量で 100 g 組成物をフィルムの形態で爪に適用すると空中の水分と
接触して架橋する。乾燥後、形成された乾燥フィルムは
接着、光沢及び長期間にわたる密着性について良好な性
質を有している。
フロントページの続き (72)発明者 モンド ジャン フランス エフ−93600 オウネイ スー ボワ リュー ロジェ レメール 90 Fターム(参考) 4C083 AB132 AB172 AC032 AC102 AC212 AC522 AC642 AD041 AD042 AD071 AD091 CC28 CC36 DD12 EE01 EE07

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 不安定な水素原子を含む化合物を含まな
    い化粧品として受容可能な無水媒体中に、以下のi)又
    はii)のいずれかを含む水分−架橋性化粧品組成物のマ
    ニキュアとしての使用: i) a)少なくとも二つのブロックされていない反応性官能
    基Xを含む少なくとも一つの第1の化合物であって、化
    合物Aとして知られているもの、及び b)水分の作用によってブロックが解除されて化合物A
    のブロックされていない反応性官能基Xと反応すること
    ができる、少なくとも二つのブロックされた反応性官能
    基Yを含む少なくとも一つの第2の化合物であって、化
    合物Bとして知られているもの、又は ii)少なくとも二つのブロックされていない反応性官能
    基X、及び水分の作用によってブロックが解除されてブ
    ロックされていない反応性官能基Xと反応することがで
    きる少なくとも二つのブロックされた反応性官能基Yを
    同時に含む少なくとも一つの化合物、ここで、この系の
    平均官能性、すなわちブロックされていない反応性官能
    基Xとブロックされた反応性官能基Yの総数が、化合物
    の分子の総数に対して、厳密に2より大きい。
  2. 【請求項2】 化合物Aの一部又は全部が一又は複数の
    ブロックされた反応性官能基Yをも有しかつ/又は化合
    物Bの一部又は全部が一又は複数のブロックされていな
    い反応性官能基Xをも有することを特徴とする、請求項
    1に記載の使用。
  3. 【請求項3】 ブロックされていない反応性官能基X及
    びブロックされている反応性官能基Yの両者を化合物A
    及びBの組み合わせが含むことを特徴とする、請求項1
    又は2に記載の使用。
  4. 【請求項4】 水分が大気由来でありかつ/又は組成物
    を適用した基体由来であることを特徴とする、先の請求
    項1ないし3のいずれか1項に記載の使用。
  5. 【請求項5】 ブロックされていない反応性官能基Xを
    イソシアナート官能基及びエチレン系二重結合から選択
    することを特徴とする、先の請求項1ないし4のいずれ
    か1項に記載の使用。
  6. 【請求項6】 ブロックされている反応性官能基Yをケ
    チミン及びアルジミン型でブロックされているアミン官
    能基及びオキサゾリジン型でブロックされているアミノ
    アルコール官能基から選択することを特徴とする、先の
    請求項1ないし5のいずれか1項に記載の使用。
  7. 【請求項7】 一又は複数の有機溶媒をさらに含むこと
    を特徴とする、先の請求項1ないし6のいずれか1項に
    記載の使用。
  8. 【請求項8】 触媒を試薬に対して、0.1質量%〜2
    質量%、好ましくは0.2質量%〜1質量%の割合でさ
    らに含むことを特徴とする、先の請求項1ないし7のい
    ずれか1項に記載の使用。
  9. 【請求項9】 少なくとも二つのブロックされていない
    反応性官能基と二つのブロックされた反応性官能基の両
    者を有する化合物A及びB又は一若しくは複数の化合物
    が、組成物の全質量に対して、1質量%〜50質量%、
    好ましくは2質量%〜40質量%の範囲で組成物中に存
    在することを特徴とする、先の請求項1ないし8のいず
    れか1項に記載の使用。
  10. 【請求項10】 さらに水分吸収剤を含むことを特徴と
    する、先の請求項1ないし9のいずれか1項に記載の使
    用。
  11. 【請求項11】 不安定な水素原子を含む化合物を含ま
    ない化粧品として受容可能な無水媒体中に、以下のi)
    又はii)のいずれかを含む水分−架橋性化粧品組成物: i) a)少なくとも二つのブロックされていない反応性官能
    基Xを含む少なくとも一つの第1の化合物であって、化
    合物Aとして知られているもの、及び b)水分の作用によってブロックが解除されて化合物A
    のブロックされていない反応性官能基Xと反応すること
    ができる、少なくとも二つのブロックされた反応性官能
    基Yを含む少なくとも一つの第2の化合物であって、化
    合物Bとして知られているもの、又は ii)少なくとも二つのブロックされていない反応性官能
    基X、及び水分の作用によってブロックが解除されてブ
    ロックされていない反応性官能基Xと反応することがで
    きる少なくとも二つのブロックされた反応性官能基Yを
    同時に含む少なくとも一つの化合物、こので、この系の
    平均官能性、すなわちブロックされていない反応性官能
    基Xとブロックされた反応性官能基Yの総数が、化合物
    の分子の総数に対して、厳密に2より大きい。
  12. 【請求項12】 化合物Aの一部又は全部が一又は複数
    のブロックされた反応性官能基Yをも有しかつ/又は化
    合物Bの一部又は全部が一又は複数のブロックされてい
    ない反応性官能基Xをも有することを特徴とする、請求
    項11に記載の水分−架橋性化粧品組成物。
  13. 【請求項13】 ブロックされていない反応性官能基X
    及びブロックされている反応性官能基Yの両者を化合物
    A及びBの組み合わせが含むことを特徴とする、請求項
    11又は12に記載の水分−架橋性化粧品組成物。
  14. 【請求項14】 水分が大気由来でありかつ/又は組成
    物を適用した基体由来であることを特徴とする、請求項
    11ないし13のいずれか1項に記載の水分−架橋性化
    粧品組成物。
  15. 【請求項15】 ブロックしていない反応性官能基Xを
    イソシアナート官能基及びエチレン系二重結合から選択
    することを特徴とする、請求項11ないし14のいずれ
    か1項に記載の水分−架橋性化粧品組成物。
  16. 【請求項16】 少なくとも二つのブロックされていな
    い反応性官能基X及び少なくとも二つのブロックされた
    反応性官能基を同時に含む化合物のブロックされた反応
    性官能基Yを、ケチミン及びアルジミン型でブロックさ
    れているアミノ官能基及びオキサゾリジン型でブロック
    されているアミノアルコール官能基から選択することを
    特徴とする、請求項11ないし15のいずれか1項に記
    載の水分−架橋性化粧品組成物。
  17. 【請求項17】 一又は複数の有機溶媒をさらに含むこ
    とを特徴とする、請求項11ないし16のいずれか1項
    に記載の水分−架橋性化粧品組成物。
  18. 【請求項18】 触媒を試薬に対して、0.1質量%〜
    2質量%、好ましくは0.2質量%〜1質量%の割合で
    さらに含むことを特徴とする、請求項11ないし17の
    いずれか1項に記載の水分−架橋性化粧品組成物。
  19. 【請求項19】 少なくとも二つのブロックされていな
    い反応性官能基と二つのブロックされた反応性官能基の
    両者を有する化合物A及びB又は一若しくは複数の化合
    物が、組成物の全質量に対して、1質量%〜50質量
    %、好ましくは2質量%〜40質量%の範囲で組成物中
    に存在することを特徴とする、請求項11ないし18の
    いずれか1項に記載の水分−架橋性化粧品組成物。
  20. 【請求項20】 さらに水分吸収剤を含むことを特徴と
    する、請求項11ないし19のいずれか1項に記載の水
    分−架橋性化粧品組成物。
  21. 【請求項21】 請求項1ないし10のいずれか1項に
    規定する組成物をケラチン基体に適用することを特徴と
    する、該基体の被覆方法。
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