JP2002331891A - 駐車支援装置 - Google Patents

駐車支援装置

Info

Publication number
JP2002331891A
JP2002331891A JP2001137567A JP2001137567A JP2002331891A JP 2002331891 A JP2002331891 A JP 2002331891A JP 2001137567 A JP2001137567 A JP 2001137567A JP 2001137567 A JP2001137567 A JP 2001137567A JP 2002331891 A JP2002331891 A JP 2002331891A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
mark
parking
positional relationship
reference mark
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001137567A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Shiratori
朗 白鳥
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP2001137567A priority Critical patent/JP2002331891A/ja
Publication of JP2002331891A publication Critical patent/JP2002331891A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Image Processing (AREA)
  • Image Analysis (AREA)
  • Steering Control In Accordance With Driving Conditions (AREA)
  • Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 駐車施設における車両駐車区画と自車両との
位置関係を算出することにより、停止位置の調整を行わ
ずとも、自車両の駐車しようとしている駐車区画を検出
可能な駐車支援装置を提供する。 【解決手段】 駐車支援装置1は、駐車施設の車両駐車
区画に配設されたマークを含む車両前方の車外風景を撮
影するための撮影装置1aと、基準マークを指定するた
めの基準マーク指定部1bと、基準マークと車両駐車区
画との位置関係情報を取得するための位置関係情報取得
部1cと、車両の旋回方向を算出するための旋回方向算
出部1fと、指定された基準マークの座標と、基準マー
クとその近傍の車両駐車区画との位置関係情報と、車両
の旋回方向とに基づいて車両と車両駐車区画との位置関
係を算出するための位置関係算出部1gと、算出された
位置関係に基づいて車両の停車位置から車両が駐車可能
な車両駐車区画を検出するための車両駐車区画検出部1
hとから構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、駐車地点を設定し
て車両を移動または誘導するのに好適な駐車支援装置に
係り、特に、駐車支援を受ける以前に、車両の停止位置
を調整する運転操作を軽減するのに好適な駐車支援装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、駐車支援装置の一例として、特開
平10−269497号公報に開示されているものがあ
る。この駐車支援装置によると、車両後部に設けられた
撮像手段によって、駐車区画の入口に設置されたマーカ
を撮像し、入口指定手段によって駐車区画の入口位置を
指定し、走行軌道演算手段によって、指定した入口を通
って停止位置から駐車位置までに至る走行軌道を演算
し、自動駐車制御手段によって、車両の走行駆動力、制
動力および操舵を制御し、算出された走行軌道に沿って
車両を駐車位置まで自動的に移動する駐車支援を行うよ
うになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記駐
車支援装置においては、車両後部に設置された撮像手段
によって、駐車しようとしている駐車区画の入口にある
マーカを十分な大きさで撮像する必要があり、そのため
に、車両の停止位置を調整する操作が必要となる。この
操作は、特に、運転に習熟していない運転者にとって煩
わしいものである。
【0004】そこで、本発明は、このような従来の技術
の有する未解決の課題に着目してなされたものであっ
て、駐車施設における車両駐車区画と自車両との位置関
係を算出することにより、停止位置の調整を行わずと
も、自車両の駐車しようとしている駐車区画を検出可能
な駐車支援装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る請求項1記載の駐車支援装置は、駐車
施設の車両駐車区画に配設されたマークを撮影するマー
ク撮影手段と、前記撮影画像上のマークの中から、基準
点となる基準マークを指定する基準マーク指定手段と、
前記車両駐車区画と前記基準マークとの位置関係情報を
取得する位置関係情報取得手段と、自車両の旋回方向を
算出する旋回方向算出手段と、前記基準マーク指定手段
によって指定された前記基準マークと、前記位置関係情
報取得手段によって取得された位置関係情報と、前記旋
回方向算出手段によって算出された前記車両の旋回方向
とに基づき自車両と前記車両駐車区画との位置関係を算
出する位置関係算出手段と、その算出結果に基づき駐車
可能な車両駐車区画を検出する車両駐車区画検出手段
と、を備えることを特徴としている。
【0006】また、請求項2に係る発明は、請求項1記
載の駐車支援装置において、前記位置関係算出手段は、
自車両が直進してから停止し、且つ、基準点として指定
された基準マークと、前記駐車施設において前記基準マ
ークと並設された別のマークとが、前記撮影画像上にお
いて、両者が同じ奥行きで表示されているときに、自車
両の走行してきた通路を挟んで両側の車両駐車区画の入
口に配設されたマークが前記基準マークとして指定され
たと判断することを特徴としている。
【0007】また、請求項3に係る発明は、請求項1又
は請求項2記載の駐車支援装置において、前記位置関係
算出手段は、自車両が旋回してから停止し、且つ、基準
点として指定された基準マークと、前記駐車施設におい
て前記基準マークと並設された別のマークとのうちの自
車両の旋回方向側にあるマークが、前記撮影画像上にお
いて、もう一方のマークよりも手前に表示されていると
きに、自車両の走行してきた通路の、当該自車両の旋回
方向側の車両駐車区画の入口に配設されたマークが基準
マークとして指定されたと判断することを特徴としてい
る。
【0008】また、請求項4に係る発明は、請求項1乃
至請求項3のいずれかに記載の駐車支援装置において、
前記位置関係算出手段は、自車両が旋回してから停止
し、且つ、基準点として指定された基準マークと、前記
駐車施設において前記基準マークと並設された別のマー
クとのうちの自車両の旋回方向側にあるマークが、前記
撮影画像上において、もう一方のマークよりも奥行き側
に表示されているときに、自車両の走行してきた通路と
交差する別の通路に配設されたマークが基準マークとし
て指定されたと判断することを特徴としている。
【0009】また、請求項5に係る発明は、請求項1乃
至請求項4のいずれかに記載の駐車支援装置において、
前記位置関係算出手段は、前記撮影画像上において、無
限遠点である画像の消失点と、前記基準マークの位置情
報とに基づいて、当該基準マークの高さを判断すること
を特徴としている。また、請求項6に係る発明は、請求
項1乃至請求項5のいずれかに記載の駐車支援装置にお
いて、前記基準マークが、前記消失点より上方に表示さ
れている場合に、走路表面より高い位置に配設されたマ
ークが前記基準マークとして指定されたと判断すること
を特徴としている。
【0010】
【発明の効果】請求項1記載の駐車支援装置によれば、
位置関係情報取得手段によって、基準マークと、車両駐
車区画との位置関係情報を取得し、旋回方向算出手段に
よって自車両の旋回方向を算出し、これらの情報から、
位置関係算出手段によって自車両と、車両駐車区画との
位置関係を算出し、更に、その算出結果から駐車可能な
車両駐車区画を検出するようにしたので、車両の停止位
置にかかわらず、駐車しようとしている車両駐車区画を
検出することが可能となり、検出された駐車区画まで車
両を自動的に誘導させたり、自動誘導が可能な位置まで
の車両の誘導を行うようにすることによって、運転者が
駐車以前に行う必要のある車両の運転操作を容易にす
る。
【0011】請求項2記載の駐車支援装置によれば、位
置関係算出手段によって、自車両が直進してから停止
し、且つ、基準点として指定された基準マークと、その
基準マークと併設された別のマークとが、撮影画像上に
おいて、同じ奥行きで並んで表示されているときに、自
車両の走行してきた通路を挟んで両側の車両駐車区画に
配設されたマークが基準マークとして指定されたと判断
するようにしたので、駐車施設において、駐車しようと
している車両駐車区画を確実に検出することができる。
【0012】請求項3記載の駐車支援装置によれば、位
置関係算出手段によって、自車両が旋回してから停止
し、且つ、基準点として指定された基準マークと、その
基準マークと併設された別のマークとが、撮影画像上に
おいて、旋回方向側のマークがもう一方のマークよりも
手前側に表示されているときに、自車両の旋回方向側の
車両駐車区画が基準マークとして指定されたと判断する
ようにしたので、駐車施設において、駐車しようとして
いる車両駐車区画を確実に検出することができる。 請
求項4記載の駐車支援装置によれば、位置関係算出手段
によって、自車両が旋回してから停止し、且つ、基準点
として指定された基準マークと、その基準マークと併設
された別のマークとが、撮影画像上において、旋回方向
側のマークがもう一方のマークよりも奥行き側に表示さ
れているときに、自車両の走行してきた通路と交差する
通路の車両駐車区画に配設されたマークが基準マークと
して指定されたと判断するようにしたので、駐車施設に
おいて、駐車しようとしている車両駐車区画を確実に検
出することができる。
【0013】請求項5記載の駐車支援装置によれば、位
置関係算出手段によって、前記撮影画像上において、消
失点と、基準マークとの位置関係から、基準マークの高
さを判断するようにしたので、高い位置に配設されたマ
ークを基準マークとしたときにも、その基準マークに基
づいて駐車しようとしている車両駐車区画を確実に検出
することができる。
【0014】請求項6記載の駐車支援装置によれば、位
置関係算出手段によって、前記撮影画像上において、基
準マークが、消失点よりも上方に表示されているとき
に、基準マークは走路表面よりも高い位置にあると判断
するようにしたので、マークが高い位置に配設されてい
るか否かを確実に判断することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明する。図1乃至図9は、本発明に係
る駐車支援装置の実施の形態を示す図である。まず、本
発明に係る駐車支援装置の構成を図1に基づいて説明す
る。図1は、本発明に係る駐車支援装置及びその補助装
置の構成を示すブロック図である。
【0016】駐車支援装置1は、車内前方上部に設置さ
れ、駐車施設の車両駐車区画に配設された後述するマー
クを含む車両前方の車外風景を撮影するための撮影装置
1aと、撮影画像上のマークの中から基準マークを指定
するための基準マーク指定部1bと、駐車施設における
基準マークと車両駐車区画との位置関係情報を取得する
ための位置関係情報取得部1cと、ハンドルの操舵角を
検出するためのハンドル舵角センサ1dと、車輪の回転
数を検出するための車輪回転数センサ1eと、検出され
た操舵角と、車輪回転数とに基づいて車両の旋回方向を
算出するための旋回方向算出部1fと、指定された基準
マークの座標と、基準マークとその近傍の車両駐車区画
との位置関係情報と、車両の旋回方向とに基づいて車両
と車両駐車区画との位置関係を算出するための位置関係
算出部1gと、算出された位置関係に基づいて車両の停
車位置から車両が駐車可能な車両駐車区画を検出するた
めの車両駐車区画検出部1hとから構成される。
【0017】更に、本実施の形態においては、上記駐車
支援装置1に加え、その補助装置2として、車両の停止
位置から、検出された車両駐車区画に駐車するための車
両の走行軌道を算出するための走行軌道算出部2aと、
算出された走行軌道に沿って目的の車両駐車区画に車両
を自動的に運転して駐車するための自動操縦装置2bと
を備えている。
【0018】なお、駐車支援装置1は、図示しないが、
上記した各部における処理を行うための制御プログラム
の記憶されたROM(Read Only Memory)と 、プログ
ラムの実行などに使用するデータを記憶するためのRA
M(Random Access Memory)と、プログラムを実行する
ためのCPU(Central Processing Unit)と、上記各
部間のデータの授受を行うためのインターフェース回路
とを備えている。
【0019】次に、図4及び図5に基づいて、駐車施設
における車両駐車区画への車両の駐車における駐車支援
装置1及び補助装置2の具体的な動作の説明を行う。図
4は、車両駐車施設4における、本発明に係る駐車支援
装置1及び補助装置2を備えた車両の車両駐車区画への
駐車の一例を示す図であり、図5は、車両における撮影
装置1aの設置位置の一例を示す図である。ここで車両
は、本実施の形態において図4に示すように、エンジン
を備えた4輪の自動車である。
【0020】まず前提条件として、図4に示すように、
駐車施設4には、車両駐車区画7の通路に面した側にそ
れぞれ色及び形状の異なるマーク(図中の○、●、△及
び▲)が一定の間隔で配設されており、更に、上記した
駐車支援装置1及び補助装置2を備えた自車両5が通路
10に沿って真直ぐに停止している。自車両5の左手に
は、同自車両5が駐車しようとしている車両駐車区画
7’があり、その両隣にある車両駐車区画7には、それ
ぞれ他車両6が駐車している。
【0021】更に、自車両5に設置された撮影装置1a
は、8の撮影範囲で車両前方の車外風景を撮影する。こ
こで、図4において、撮影される車外風景には、通路1
0の両側にある車両駐車区画7に配設されたマーク
(●)がそれぞれ1つずつ含まれている。図4では、一
例として、撮影されたマークのうち車両前方から見て左
側のマークを基準マーク9として指定している。
【0022】更に、図5に示すように、自車両5に設置
された撮影装置1aは、自車両の走行する走路表面から
高さhの位置(走路表面が平らであることが前提)に設
置されており、設置俯角Θ3を有する。そして、本実施
の形態においては、位置関係情報取得部1cは、基準マ
ーク9と、車両駐車区画7(7’も含む)との位置関係
情報を、駐車施設4の備える図示しない位置関係情報提
供部から無線通信によって取得する。従って、位置関係
情報取得部1cは、無線通信機能を有する。このとき、
位置関係情報取得部1cにおいて、基準マークの座標
は、タッチパネルに表示された画像上の座標系(x,
y)から以下に示す式(1)、(2)に従って、道路座
標系(X,Y,Z)に変換が施される。
【0023】 x=-F*X/{-(Y-h)*sinΘ3+Z*cosΘ3}・・・・・・・・・(1) y=-F*{(Y-h)*cosΘ3+Z*sinΘ3}/{-(Y-h)*sinΘ3+Z*cosΘ3}・・・・・・(2) 但し、Fは撮影装置1aの焦点距離である。更に、基準
マークの位置座標が道路座標系に変換されると、位置関
係情報取得部1cは、位置関係情報として、本実施の形
態においては、図4に示す、L1(通路10の幅)、L
2(基準マークと、通路11に面した車両駐車区画のマ
ークとのずれ)、L3(車両駐車区画の幅)、L4(車両駐
車区画の奥行き)、Θ1(自車両5の走行している基準
マークの面する通路と車両駐車区画の存在方向との角
度)、Θ2(自車両の走行している通路と、その通路と
交差する別の通路との交差角度)、また、マークが高い
位置にある場合には、走路表面からの高さHと、高さH
の位置に併設されたマークの間隔L5が取得可能となっ
ており、更に、基準マーク近傍の車両駐車区画7におけ
る他車両6の駐車有無の情報も取得可能となっている。
【0024】また、位置関係算出部1gは、撮影装置1
aの自車両5への設置に関するデータとして、p1(カメ
ラの設置位置(前後))、q(カメラの設置位置(左
右))、h(カメラの設置位置(高さ))を予め保有
し、撮影装置1aの光学的条件に関するデータとしてΘ
3(撮影装置1aの設置俯角)、F(レンズの焦点距
離)を予め保有し、車両に関するデータとして、M1(車
両全長)、M2(ホイールベース)、N1(車両全幅)、N2
(トレッド幅)、p2(前車軸位置)を予め保有し、座標
変換や位置関係の算出時にこれらのデータを適宜利用す
るようになっている。
【0025】また、本実施の形態において、自車両5に
設置された撮影装置1aはCCDカメラであり、その撮
影画像は、基準マーク指定部1bの有するタッチパネル
に表示されるようになっている。そして、タッチパネル
に表示されたマークの中から任意のマーク画像に運転者
が直接触れることで基準マークを指定する。なお、基準
マークの指定は、運転者が、駐車しようとしている車両
駐車区画7’近傍の適当な位置に自車両5を停止させた
後で行うこととする。
【0026】具体的な動作を説明すると、運転者が、駐
車したい車両駐車区画として、図4に示す車両駐車区画
7’の付近に自車両5を停止すると、撮影装置1aによ
って、車両前方の撮影範囲8に含まれる車外風景の撮影
が開始される。撮影された画像はタッチパネルに表示さ
れ、その画像中から運転者によって基準マークが指定
(図4においては基準マーク9が指定)されると、その
情報は、位置関係算出部1gに伝送され、そこから位置
関係情報取得部1cに伝送される。
【0027】そして、位置関係情報取得部1cによっ
て、基準マーク9とその周辺の車両駐車区画7との上記
した位置関係情報を、位置関係情報提供部から無線通信
によって取得する。位置関係情報取得部1cによって、
基準マーク9と、基準マーク周辺の車両駐車区画7との
位置関係情報が取得されると、その情報は、位置関係算
出部1gに伝送される。
【0028】一方、本実施の形態においては、ハンドル
舵角センサ1dによって自車両5のハンドルの操舵角が
検出され、且つ、車輪回転数センサ1eによって、車輪
の回転数も検出される。なお、車輪の回転数は各車輪毎
の回転数がそれぞれ検出される。これらの検出結果は、
旋回方向算出部1fに伝送され、検出された操舵角と、
車輪の回転数とから、自車両5の直進距離及び自車両5
がどの方向に旋回を行っているかを算出する。但し、旋
回方向算出部1fは、車輪の内輪の回転数と外輪の回転
数とが、適切な回転数で検出されている場合に自車両5
が旋回していると判断するようになっている。そして、
この算出結果は、位置関係算出部1gに伝送される。
【0029】位置関係算出部1gでは、基準マークの位
置座標と、その周辺の車両駐車区画7との位置関係情報
と、自車両5の旋回方向とから、同車両5と車両駐車区
画7との位置関係を算出する。ここで、基準マーク9の
位置座標は、タッチパネルに表示された画像において、
無限遠点である画像の消失点に対する基準マークの位置
によって、その高さが検出され、更に、上記した式
(1)、(2)に従って画像上の座標系から道路座標系
へと変換されたものを用いる。
【0030】更に、自車両5と、車両駐車区画7との位
置関係が算出されると、車両駐車区画検出部1hによっ
て、自車両5が駐車しようとしている車両駐車区画を検
出する。この検出は、自車両5の近傍の他車両6が駐車
していない車両駐車区画7の検出となり、上記したよう
に、他車両6の駐車有無の情報は位置関係情報の取得時
に位置関係情報提供部から取得するものとする。従っ
て、車両とその周辺の車両駐車区画7との位置関係、更
に、他車両6の駐車有無情報とから運転者が駐車しよう
としている車両駐車区画7’を検出する。
【0031】そして、駐車しようとしている車両駐車区
画7’が検出されると、本実施の形態においては、補助
装置2における走行軌道算出部2aによって、自車両5
の停止位置から、検出された駐車しようとしている車両
駐車区画7’に駐車するための走行軌道を算出する。そ
して、走行軌道が算出されると、自動操縦装置2bによ
って、自車両5の走行駆動力、制動力および操舵を制御
し、その軌道に沿って、目的の車両駐車区画7’までの
自車両5の運転操作を自動的に行う。
【0032】次に、駐車支援装置1を制御するメインプ
ログラムの動作処理を、図2及び図3に基づいて説明す
る。図2は、駐車支援装置1のメインプログラムの処理
を示すフローチャートであり、図3は、車両停止時の旋
回方向を求めるサブプログラムの処理を示すフローチャ
ートである。以下、図2に基づいて、メインプログラム
の処理を説明する。
【0033】図2に示すように、まず、ステップS20
0に移行して、自車両5が停止しているか否かを判別
し、自車両5が停止していると判別された場合(Yes)は
ステップS202に移行し、そうでない場合(No)は自車
両5が停止するまで待機する。ステップS202に移行
した場合は、撮影装置1aによって、自車両5の前方の
車外風景の撮影を開始してステップS204に移行す
る。
【0034】ステップS204では、撮影された画像を
タッチパネルに表示してステップS206に移行する。
ステップS206に移行すると、運転者によって、タッ
チパネルに表示されたマークの中から基準マークが指定
されるとステップS208に移行する。ステップS20
8に移行すると、旋回方向算出部1fより、後述する図
3のサブプログラムによって算出された自車両5の旋回
方向を取得してステップS210に移行する。
【0035】ステップS210では、取得した旋回方向
に基づいて、自車両5は旋回をせずに直進してから停止
したのか否かを判別し、直進してから停止したと判別さ
れた場合(Yes)はステップS212に移行し、そうでは
なく旋回してから停止した場合(No)はステップS224
に移行する。ステップS212に移行した場合は、タッ
チパネルに表示された画像上の基準マークの位置が消失
点より下方か否かを判別し、消失点より下方であると判
別された場合(Yes)はステップS214に移行し、そう
ではなく消失点より上方にあると判別された場合(No)は
ステップS222に移行する。
【0036】ステップS214に移行した場合は、位置
関係算出部1gによって、自車両5の走行してきた通路
の両側にある車両駐車区画7に配設されたマークが基準
マークとして指定されたと判断してステップS216に
移行する。ステップS216に移行すると、位置関係情
報取得部1cによって、位置関係情報提供部との間で無
線通信を行い、基準マークと、その周辺の車両駐車区画
7との位置関係情報を取得し、ステップS218に移行
する。ここで位置関係情報は、上記した位置関係情報を
取得することになり、基準マークの位置座標も上記式
(1)、(2)によって道路座標系に変換を施されたも
のを使用する。
【0037】ステップS218に移行すると、位置関係
算出部1gによって、ステップS214における判断結
果と、ステップS216において取得した位置関係情報
とに基づき、自車両5と車両駐車区画7との位置関係を
算出してステップS220に移行する。ステップS22
0に移行すると、車両駐車区画検出部1hによって、自
車両5とその近傍の車両駐車区画7との位置関係及び車
両駐車区画7における駐車車両の有無に基づいて、運転
者が駐車しようとする車両駐車区画7’を検出し、補助
装置2の処理に移行する。尚、補助装置2では、特開平
10−269497号公報の技術を用いて車庫入れの運
転操作を代行する。
【0038】一方、ステップS212において、撮影画
像上の基準マークの位置が消失点より上方にあり、ステ
ップS222に移行した場合は、位置関係算出部1gに
おいて、基準マークは、駐車施設4における通路端部の
高い位置に存在すると判断してステップS216に移行
し、前述と同様の処理を行い、運転操作を代行する。更
に、ステップS210において、自車両5が停止直前に
旋回し、ステップS224に移行した場合は、位置関係
算出部1gにおいて、旋回方向側のマークが撮影画像上
において手前側か否かを判別し、手前側であると判別さ
れた場合(Yes)はステップS226に移行し、奥行き側
であると判別された場合(No)はステップS228に移行
する。
【0039】ステップS226に移行した場合は、位置
関係算出部1gにおいて、通路の旋回方向側にあるマー
クが基準マークとして指定されたと判断してステップS
216に移行し、前述と同様の処理を行い、運転操作を
代行する。一方、ステップS228に移行した場合は、
自車両5の走行している通路10と交差する別の通路に
面する車両駐車区画7に配設されているマークが基準マ
ークとして指定されたと判断してステップS216に移
行し、前述と同様の処理を行い、運転操作を代行する。
【0040】更に、図3に基づいて、旋回方向を算出す
るサブプログラムの処理の流れを説明する。なお、本実
施の形態において、このサブプログラムの処理は、上記
したメインプログラムの処理と並列して行われるものと
する。図3に示すように、まず、ステップS300に移
行して、車輪回転数センサ1eによって、前回検出時か
らの各車輪の回転数を検出して旋回方向算出部1fにそ
の検出結果を伝送しステップS302に移行する。
【0041】ステップS302では、ハンドル舵角セン
サ1dによって、基準位置(例えば0°)に対するハン
ドルの操舵角の変化を検出して、旋回方向算出部1fに
その検出結果を伝送しステップS304に移行する。ス
テップS304に移行すると、旋回方向算出部1fにお
いて、操舵角が基準値以上(例えば、基準位置に対して
20°以上)か否かを判別し、基準値以上であると判別
された場合(Yes)はステップS306に移行し、そうで
はなく基準値以下であると判別された場合(No)はステッ
プS316に移行する。
【0042】ステップS306に移行した場合は、車輪
の回転数から算出される直進移動距離をリセットしてス
テップS308に移行する。ステップS308に移行す
ると、旋回方向算出部1fによって、操舵角の変動方向
は反時計回りの方向か否かを判別し、反時計回りの方向
であると判別された場合(Yes)はステップS310に移
行し、そうではなく時計回りの方向であると判別された
場合(No)はステップS314に移行する。
【0043】ステップS310に移行した場合は、旋回
方向算出部1fにおいて、旋回方向は反時計回りの方向
であると決定しステップS312に移行する。ステップ
S312に移行すると、旋回方向算出部1fによって決
定された旋回方向の情報を位置関係算出部1gに伝送し
てステップS300に移行する。一方、ステップS30
8において、操舵角の変動方向が時計回りの方向である
と判別されステップS314に移行した場合は、位置関
係算出部1gにおいて、旋回方向は時計回りの方向であ
ると決定しステップS312に移行する。
【0044】更に、ステップS304において、操舵角
が基準値以下であると判別され、ステップS316に移
行した場合は、車輪の回転数から直進移動距離が基準値
以上(例えば5m以上)であるか否かを判別し、基準値
以上であると判別された場合(Yes)はステップS318
に移行し、基準値以下であると判別された場合(No)はス
テップS320に移行する。
【0045】ステップS318に移行した場合は、旋回
方向算出部1fによって、旋回方向は直進と決定しステ
ップS312に移行する。一方、ステップS320に移
行した場合は、旋回方向算出部1fによって、旋回方向
は前回と同じであると決定しステップS312に移行す
る。更に、駐車施設4における、上記した駐車支援装置
1及び補助装置2を備えた自車両5の駐車動作における
駐車支援装置1の実際の動作を図6乃至図9に基づいて
説明する。図6(a)は、駐車施設4における通路10
において、自車両5が直進してから停止した状態を示す
図であり、図6(b)は、図6(a)において、自車両
5に設置された撮影装置1aによる撮影範囲8の撮影画
像を示す図である。そして、図7(a)は、駐車施設4
における通路10において、自車両5が直進してから停
止し、自車両5に設置された撮影装置1aによって高い
位置に配設されたマークを撮影している状態を示す図で
あり、図7(b)は、図7(a)において、撮影装置1
aによる撮影範囲8の撮影画像を示す図である。更に、
図8(a)は、駐車施設4における通路10において、
自車両5が旋回してから停止した状態を示す図であり、
図8(b)は、図8(a)において、自車両5に設置さ
れた撮影装置1aによる撮影範囲8の撮影画像を示す図
である。更に、図9(a)は、駐車施設4における通路
10と通路11との交差部において自車両5が旋回して
から停止した状態を示す図であり、図9(b)は、図9
(a)において、自車両5に設置された撮影装置1aに
よる撮影範囲8の撮影画像を示す図である。
【0046】まず、図6に基づいて、実際の動作を説明
すると、図6に示すように、自車両5が駐車しようとし
ている車両駐車区画7’の横に直進後に停止(ステップ
S200)すると、駐車支援装置1は、撮影装置1aに
よって、自車両前方の撮影範囲8の前景の撮影が開始さ
れる(ステップS202)。撮影された画像は、図6
(b)に示すようにタッチパネルへと表示され(ステッ
プS204)、運転者の手によって基準マークが指定さ
れる(ステップS206)。ここで基準マークは、図6
(a)、(b)に示す9aが基準マークとして指定され
る。そして、基準マークが指定されると、旋回方向算出
部1fから算出された自車両5の旋回方向が、位置関係
算出部1gに伝送される(ステップS208)。位置関
係算出部1gでは、旋回方向から、自車両5が停止直前
に直進していたか否かを判別し(ステップS210)、
図6においては、自車両5は、旋回せずに直進してから
停止している状態なので、ハンドル舵角センサ1eによ
って検出される操舵角は20°より小さくなり、旋回方
向は直進と算出される。そして、撮影画像上の消失点1
2の位置に対して、基準マーク9aの位置は下方にある
ので基準マーク9aの位置は走路表面上にあり(ステッ
プS212)、基準マーク9aと併設された別のマーク
9a’とが同じ奥行きで表示されているので、基準マー
クは通路10を挟んで、両側の車両駐車区画7に配設さ
れていると判断する(ステップS214)。
【0047】更に、位置関係情報取得部1cは、位置関
係情報提供部との無線通信によって、上記した基準マー
ク9aとその周辺の車両駐車区画7との位置関係情報を
取得し(ステップS216)、これらの情報は位置関係
算出部1gに伝送される。ここで、位置関係情報取得部
1cにおいて、基準マーク9aの位置座標は、上記した
式(1)及び式(2)によって、道路座標系に変換が施
される。更に、位置関係情報としては、周辺の車両駐車
区画7における他車両6の駐車有無の情報も取得され
る。
【0048】そして、これらの情報を受け取った位置関
係算出部1gによって、自車両5と、周辺の車両駐車区
画7との位置関係が算出され(ステップS218)、こ
の算出結果と、周辺の車両駐車区画における他車両6の
駐車の有無とに基づいて自車両5の駐車しようとしてい
る車両駐車区画7’を検出する(ステップS220)。
【0049】更に、図7の自車両5の停止状態における
実際の動作を説明する。図7に示す自車両5の停止状態
は、上記図6の停止状態と同じであり、自車両5は直進
後に停止したと判断される(ステップS210)。上記
図6における動作との違いとしては、撮影装置1aによ
って撮影され、且つ、タッチパネルに表示される画像
が、図7(b)に示すように図中の2つのマークの位置
が消失点12よりも高い位置(高さH)にあり、その一
方が基準マーク9bとして指定されている(ステップS
212)。従って、基準マーク9bは、上記式(1)、
(2)における、その位置座標の道路座標系への変換
に、マークの高さHが考慮されることになる。なお、ス
テップS216〜ステップS220の処理及び補助装置
2による処理は、上記図6における動作の説明と重複す
るので詳細を述べるのを省略する。
【0050】更に、上記図6及び図7における旋回方向
の算出処理の実際の動作を説明する。図6及び図7にお
いては、自車両5は通路10を直進後に停止しているの
で、旋回方向の算出は同様の処理が行われる。まず、車
輪回転数センサ1eによって、前回自車両5が停止し、
その後発進してからの各車輪の回転数を検出して旋回方
向算出部1fに伝送し(ステップS300)、ハンドル
舵角センサ1dによって、基準位置(0°)に対するハ
ンドルの操舵角の変化を検出して同じく旋回方向算出部
1fに伝送する(ステップS302)。そして、旋回方
向算出部1fにおいて、検出された操舵角が基準位置に
対して20°以上であるか否かを判断して、この場合
は、直進してから停止しているので、操舵角は20°よ
りも小さくなり(ステップS304)、次に車輪の回転
数から算出される直進移動距離が基準値(5m)以上で
あるか否かを判断する。図6及び図7の状態において
は、5m以上直進したとして(ステップS306)、旋
回方向は直進と判断される(ステップS318)。そし
て、この結果が、位置関係算出部1gへと伝送される
(ステップS312)。
【0051】更に、図8に示す自車両の停止状態におけ
る駐車支援装置1の動作を説明する。図8(a)に示す
旋回軌跡13のように、自車両5は、通路10において
時計回りの方向に旋回してから停止している。従って、
停止後(ステップS200)、撮影装置1aによって撮
影が開始され(ステップS202)ると、タッチパネル
に表示される(ステップS204)。そして、運転者に
よって基準マークとして9cが指定される(ステップS
206)。タッチパネルに表示された撮影画像は、図8
(b)に示すように、基準マーク9cと、これに併設す
るマーク9c’とがそれぞれ異なる奥行きを有すること
になる。
【0052】更に、旋回方向算出部1fより旋回方向を
取得し(ステップS208)、自車両5が停止直前に直
進したか否かを判別する(ステップS210)。この場
合は、ハンドル舵角センサの検出値が、時計回りの方向
に20°以上変化しており、つまり、時計回りの方向に
旋回してから停止したと判別される。また、図6(b)
の画像に示すように、旋回方向側のマーク9c’が撮影
画像上において手前側にあるので(ステップS22
4)、通路10の旋回方向側にある車両駐車区画に配設
されたマークが基準マーク9cとして指定されたと決定
する(ステップS226)。そして、これ以降、上記図
6及び図7の自車両5の停止状態における動作と同様
に、ステップS216〜ステップS220の処理が行わ
れるので、記載を省略する。
【0053】更に、図9に示す自車両5の停止状態にお
ける駐車支援装置1の動作を説明する。図9(a)に示
す旋回軌跡14のように、自車両5は、通路10と通路
11との交差位置で旋回してから停止しており(ステッ
プS200)、撮影装置1aによる撮影範囲8の前景の
撮影が開始されると(ステップS202)、その撮影画
像は、図9(b)に示すように、タッチパネルに表示さ
れる(ステップS204)。そして、運転者の手によっ
てその表示画像中から図9(a)、(b)に示す9dが
基準マークとして指定される(ステップS206)。ま
た、図9(b)に示すように、タッチパネルに表示され
た撮影画像は、基準マーク9dと、これに併設するマー
ク9d’とがそれぞれ異なる奥行きを有することにな
る。
【0054】更に、基準マーク9dが指定されると、位
置関係算出部1gは、旋回方向算出部1fから旋回方向
の算出結果を取得し(ステップS208)、その旋回方
向から自車両5は停止直前に直進したか否かを判断す
る。ここでは、時計回り方向に旋回となり(ステップS
210)、タッチパネル上に表示された旋回方向側の基
準マーク9dが、画面上の手前側にあるか否かを判断し
(ステップS224)、図9(b)に示すように基準マ
ーク9dは画面上の奥行き側にあるので自車両5の走行
してきた通路10と交差する通路11側に面する車両駐
車区画7に配設されたマークが基準マーク9dとして指
定されたと判断する(ステップS228)。これ以降、
上記図6乃至図8の状態における動作と同様に、ステッ
プS216〜ステップS220の動作処理が行われるの
で、説明を省略する。
【0055】更に、上記図8及び図9における旋回方向
の算出処理の実際の動作を説明する。図8及び図9にお
いては、自車両5は旋回後に停止しているので、旋回方
向の算出は同様の処理が行われる。まず、車輪回転数セ
ンサ1eによって、前回自車両5が停止後に発進してか
らの各車輪の回転数を検出して旋回方向算出部1fに伝
送し(ステップS300)、ハンドル舵角センサ1dに
よって、基準位置(0°)に対するハンドルの操舵角
(例えば25°)を検出して同じく旋回方向算出部1f
に伝送する(ステップS302)。
【0056】そして、旋回方向算出部1fにおいて、検
出された操舵角が基準位置に対して20°以上であるか
否かを判断して、この場合は、25°であり、操舵角は
20°以上なので(ステップS304)、直進移動距離
の値をリセットする(ステップS306)。更に、旋回
方向が反時計周り方向か否かを判別し(ステップS30
8)、図8及び図9の状態においては、旋回方向は図中
13及び14の旋回軌跡に示すように時計回りの方向で
あり、旋回方向は時計回り方向に旋回と決定される(ス
テップS314)。そして、この結果が、位置関係算出
部1gへと伝送される(ステップS312)。
【0057】更に、駐車支援装置1によって、駐車しよ
うとしている車両駐車区画7’が検出されると、処理は
補助装置2へと移行する。補助装置2では、図6の自車
両5の停止状態を例として、まず、走行軌道算出部2a
によって、自車両5の停止位置から、車両駐車区画7’
へと駐車するために必要な走行軌道15の算出が行われ
る。ここで、走行軌道15の点線部は、自車両5を前進
操作するための走行軌道であり、実線部は、自車両5を
後進させて車両駐車区画7’に駐車するための走行軌道
である。つまり、走行軌道が算出されると、自動操縦装
置2bによって自車両5の走行駆動力、制動力および操
舵を制御し、算出された走行軌道15に沿って、目的の
車両駐車区画7’までの自車両5の運転操作を自動的に
行う。
【0058】このように、本実施の形態における駐車支
援装置によると、駐車施設において自車両が停止する
と、撮影装置によって、駐車施設に配設されたマークを
撮影し、その画像をタッチパネルに表示して、運転者に
よってタッチパネル上に触れることによって基準マーク
を指定できるようにし、位置関係情報取得部によって、
無線通信によって、駐車施設に備えられた位置関係提供
部から基準マークとその周辺の車両駐車区画との位置関
係情報を取得し、更に、旋回方向算出手段によって、自
車両の停止時の旋回方向を算出し、撮影画像と、旋回方
向とに基づいて、自車両の停止状態を判断し、位置関係
算出部によって、自車両と車両駐車区画との位置関係を
算出し、車両駐車区画検出部によって、自車両の駐車可
能な車両駐車区画を検出するようにしたので、駐車しよ
うとしている車両駐車区画に対して、任意の位置に自車
両を停止するだけで、自車両周辺の運転者が駐車しよう
としている車両駐車区画を検出することが可能となる。
【0059】ここで、図1の撮影装置1aは、請求項1
記載のマーク撮影手段に対応し、基準マーク指定部1b
は、請求項1記載の基準マーク指定手段に対応し、位置
関係情報取得部1cは、請求項1記載の位置関係情報取
得手段に対応し、旋回方向算出部1fは、請求項1記載
の旋回方向算出手段に対応し、位置関係算出部1gは、
請求項1記載の位置関係算出手段に対応し、車両駐車区
画検出部1hは、請求項1記載の車両駐車区画検出手段
に対応している。
【0060】なお、上記実施の形態においては、基準マ
ークの指定を、タッチパネル上で運転者の手によって指
定するようにしているが、これに限らず、画像処理など
を用いて、撮影後に自動的に指定するようにしても良
い。また、上記実施の形態においては、基準マークの指
定をタッチパネルを用いて行っているがこれに限らず、
音声や、画像上のカーソルをコントローラで操作して指
定するなど、別の方法を用いて構わない。
【0061】また、上記実施の形態においては、撮影画
像をそのままタッチパネルに表示するようにしている
が、これに限らず、自車両周辺の必要な情報を含む画像
を鮮明に表示し、それ以外を粗く表示するようにしても
良い。これにより、運転者は、基準マークの指定を迷わ
ず行うことが出来るなどの効果が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る駐車支援装置及びその補助装置の
構成を示すブロック図である。
【図2】駐車支援装置1のメインプログラムの処理を示
すフローチャートである。
【図3】車両停止時の旋回方向を求めるサブプログラム
の処理を示すフローチャートである。
【図4】車両駐車施設4における、本発明に係る駐車支
援装置1及び補助装置2を備えた車両の車両駐車区画へ
の駐車の一例を示す図である。
【図5】車両における撮影装置1aの設置位置の一例を
示す図である。
【図6】図6(a)は、駐車施設4における通路10に
おいて、自車両5が直進してから停止した状態を示す図
であり、図6(b)は、図6(a)において、自車両5
に設置された撮影装置1aによる撮影範囲8の撮影画像
を示す図である。
【図7】図7(a)は、駐車施設4における通路10に
おいて、自車両5が直進してから停止し、自車両5に設
置された撮影装置1aによって高い位置に配設されたマ
ークを撮影している状態を示す図であり、図7(b)
は、図7(a)において、撮影装置1aによる撮影範囲
8の撮影画像を示す図である。
【図8】図8(a)は、駐車施設4における通路10に
おいて、自車両5が旋回してから停止した状態を示す図
であり、図8(b)は、図8(a)において、自車両5
に設置された撮影装置1aによる撮影範囲8の撮影画像
を示す図である。
【図9】図9(a)は、駐車施設4における通路10と
通路11との交差部において自車両5が旋回してから停
止した状態を示す図であり、図9(b)は、図9(a)
において、自車両5に設置された撮影装置1aによる撮
影範囲8の撮影画像を示す図である。
【符号の説明】
1 駐車支援装置 1a 撮影装置 1b 基準マーク指定部 1c 位置関係情報取得部 1f 旋回方向算出部 1g 位置関係算出部 1h 車両駐車区画検出部 5 自車両 7 車両駐車区画 9 基準マーク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // B62D 101:00 B62D 101:00 113:00 113:00 137:00 137:00

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駐車施設の車両駐車区画に配設されたマ
    ークを撮影するマーク撮影手段と、前記撮影画像上のマ
    ークの中から、基準点となる基準マークを指定する基準
    マーク指定手段と、前記車両駐車区画と前記基準マーク
    との位置関係情報を取得する位置関係情報取得手段と、
    自車両の旋回方向を算出する旋回方向算出手段と、前記
    基準マーク指定手段によって指定された基準マークと、
    前記位置関係情報取得手段によって取得された位置関係
    情報と、前記旋回方向算出手段によって算出された自車
    両の旋回方向とに基づき自車両と前記車両駐車区画との
    位置関係を算出する位置関係算出手段と、その算出結果
    に基づき駐車可能な車両駐車区画を検出する車両駐車区
    画検出手段と、を備えることを特徴とする駐車支援装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1の駐車支援装置において、 前記位置関係算出手段は、自車両が直進してから停止
    し、且つ、基準点として指定された基準マークと、前記
    駐車施設において前記基準マークと並設された別のマー
    クとが、前記撮影画像上において、両者が同じ奥行きで
    表示されているときに、自車両の走行してきた通路を挟
    んで両側の車両駐車区画の入口に配設されたマークが前
    記基準マークとして指定されたと判断することを特徴と
    する駐車支援装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2記載の駐車支援装
    置において、 前記位置関係算出手段は、自車両が旋回してから停止
    し、且つ、基準点として指定された基準マークと、前記
    駐車施設において前記基準マークと並設された別のマー
    クとのうちの自車両の旋回方向側にあるマークが、前記
    撮影画像上において、もう一方のマークよりも手前に表
    示されているときに、自車両の走行してきた通路の、当
    該自車両の旋回方向側の車両駐車区画の入口に配設され
    たマークが基準マークとして指定されたと判断すること
    を特徴とする駐車支援装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載
    の駐車支援装置において、 前記位置関係算出手段は、自車両が旋回してから停止
    し、且つ、基準点として指定された基準マークと、前記
    駐車施設において前記基準マークと並設された別のマー
    クとのうちの自車両の旋回方向側にあるマークが、前記
    撮影画像上において、もう一方のマークよりも奥行き側
    に表示されているときに、自車両の走行してきた通路と
    交差する別の通路に配設されたマークが基準マークとし
    て指定されたと判断することを特徴とする駐車支援装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載
    の駐車支援装置において、 前記位置関係算出手段は、前記撮影画像上において、無
    限遠点である画像の消失点と、前記基準マークの位置情
    報とに基づいて、当該基準マークの高さを判断すること
    を特徴とする駐車支援装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の駐車支援装置において、 前記基準マークが、前記消失点より上方に表示されてい
    る場合に、走路表面より高い位置に配設されたマークが
    前記基準マークとして指定されたと判断することを特徴
    とする駐車支援装置。
JP2001137567A 2001-05-08 2001-05-08 駐車支援装置 Pending JP2002331891A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001137567A JP2002331891A (ja) 2001-05-08 2001-05-08 駐車支援装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001137567A JP2002331891A (ja) 2001-05-08 2001-05-08 駐車支援装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002331891A true JP2002331891A (ja) 2002-11-19

Family

ID=18984660

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001137567A Pending JP2002331891A (ja) 2001-05-08 2001-05-08 駐車支援装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002331891A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006117165A (ja) * 2004-10-22 2006-05-11 Nissan Motor Co Ltd 駐車支援装置
JP2017024596A (ja) * 2015-07-23 2017-02-02 Kyb株式会社 駐車誘導装置
JP2019174243A (ja) * 2018-03-28 2019-10-10 アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 方位検出システム、方位検出方法、及び方位検出プログラム

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006117165A (ja) * 2004-10-22 2006-05-11 Nissan Motor Co Ltd 駐車支援装置
JP2017024596A (ja) * 2015-07-23 2017-02-02 Kyb株式会社 駐車誘導装置
JP2019174243A (ja) * 2018-03-28 2019-10-10 アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 方位検出システム、方位検出方法、及び方位検出プログラム
JP7069943B2 (ja) 2018-03-28 2022-05-18 株式会社アイシン 方位検出システム、方位検出方法、及び方位検出プログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1160146B1 (en) Parking assistive apparatus
JP5182545B2 (ja) 駐車支援装置
JP6047083B2 (ja) 駐車支援システム
US8237795B2 (en) Driving assistance device
US20030045973A1 (en) Motor vehicle parking support unit and method thereof
JP6642906B2 (ja) 駐車位置検出システム及びそれを用いた自動駐車システム
JP2009292339A (ja) 駐車支援装置
JP2006273122A (ja) 駐車制動アシスト装置
JP2016057677A (ja) 走行支援制御装置
JP4772409B2 (ja) 画像表示システム
JPH10244890A (ja) 自動駐車装置
JP2018118593A (ja) 駐車支援装置
JP2003335196A (ja) 駐車支援装置
US11390273B2 (en) Parking assistance apparatus
JP2002362271A (ja) 車両駐車誘導装置、プログラムおよび記録媒体
JP2002331891A (ja) 駐車支援装置
JP4696539B2 (ja) 車両の走行支援装置
JP2006031553A (ja) 車両のレーン走行支援装置
JP2785472B2 (ja) 自動駐車装置
JP2006151066A (ja) 車両の走行支援装置
JPH1011585A (ja) 物体検出装置
CN110072750B (zh) 车辆控制装置和方法
JP4893678B2 (ja) 他車両検出装置、他車両検出方法及びコンピュータプログラム
JP4325363B2 (ja) 車両のレーン走行支援装置
CN111746399A (zh) 驾驶辅助装置