JP2002331728A - 機能部材、それを保持する画像記録装置およびそれらの制御方法 - Google Patents

機能部材、それを保持する画像記録装置およびそれらの制御方法

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JP2002331728A
JP2002331728A JP2001137799A JP2001137799A JP2002331728A JP 2002331728 A JP2002331728 A JP 2002331728A JP 2001137799 A JP2001137799 A JP 2001137799A JP 2001137799 A JP2001137799 A JP 2001137799A JP 2002331728 A JP2002331728 A JP 2002331728A
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Hideki Sakai
秀樹 境
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 共有して使用できかつホスト側に特別の管理
用ソフトの導入を必要なしに容易に消耗品の消費量をユ
ーザ毎に厳密に管理できる画像記録装置、それに使用す
る機能部材、およびそれらの制御方法を提供する。 【解決手段】 レーザビームプリンタは、トナーカート
リッジに固有の第1の識別データを格納した不揮発性メ
モリを備えており、受信した記録データ中にある機能部
材を指定する第2の識別データと第1の識別データとを
比較して、両データが一致する場合にのみ、一致したト
ナーカートリッジを用いた画像記録を許可する。また両
識別データが一致しない場合には、記録データをメモリ
に一時格納し、同じ識別データを有するトナーカートリ
ッジが装着された時にメモリに格納した記録データを用
いた画像記録を許可する。そのため共有するレーザビー
ムプリンタを使用する際に、ホスト側に特別の管理用ソ
フトの導入などを必要とせずに、容易にユーザ毎の消耗
品の各消費量を厳密に管理することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インタフェースを
介してホストコンピュータに接続される画像記録装置、
機能部材、それらの制御方法、記憶媒体およびプログラ
ムに関し、特に画像記録装置本体に着脱可能に装着して
使用する不揮発接メモリを有する機能部材を用いる画像
記録装置、プロセスカートリッジ、それらの制御方法、
記憶媒体およびプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真画像記録プロセスを用い
た画像記録装置、例えばレーザビームプリンタにおいて
は、電子写真感光体および電子写真感光体に作用するプ
ロセス手段を一体的にカートリッジ化して画像記録装置
(レーザビームプリンタ)本体に着脱可能とするプロセ
スカートリッジ方式が採用されている。
【0003】このプロセスカートリッジ方式により、消
耗品の交換などのメンテナンスは、サービスマンによら
ずにユーザ自身で行うことができる。
【0004】上述のプロセスカートリッジとしては、例
えば、単色出力のレーザビームプリンタの場合では、帯
電器、現像器またはクリーニング器と電子写真感光体と
を一体化したもの、帯電器、現像器、クリーニング器と
電子写真感光体とを一体化したものあるいは、現像器と
電子写真感光体とを一体化した機能部材などがある。
【0005】一方、現像器が大型であるカラーレーザビ
ームプリンタの場合には、電子写真感光体、帯電器、ク
リーニング器、および除去トナー容器が一体となったプ
ロセスカートリッジ、あるいは、マゼンタ、シアン、イ
エロー、ブラックの各色のトナーが入ったトナーカート
リッジ(現像器カートリッジ)などの機能部材がある。
【0006】上記説明したプロセスカートリッジをレー
ザビームプリンタ本体に着脱可能に保持することによ
り、レーザビームプリンタの消耗品の交換などのメンテ
ナンスをユーザ自身が容易に実行できるようにしてい
る。
【0007】また、レーザビームプリンタでは、レーザ
ビームプリンタにて処理された記録データの情報をもと
に利用者ごとに出力した紙サイズ、記録枚数、トナー消
費量などのログ情報を保管し、利用することもできる。
【0008】例えば、複数の職場でレーザビームプリン
タを共用する場合、その使用量のログ情報に基づいて、
各職場の使用量に応じたレーザビームプリンタの維持
費、例えば、記録紙およびプロセスカートリッジなどの
消耗品の交換費用などを分担(課金)するようにするこ
ともできる。
【0009】図11は、従来のレーザビームプリンタの
制御部であるコントローラ1201と画像記録部である
プリンタエンジン1200およびトナーカートリッジ1
211の関係を説明するブロック図である。
【0010】プリンタエンジン1200とコントローラ
1201は、画像記録部インタフェース部1208で接
続されており、プリンタエンジン1200は、コントロ
ーラ1201の制御のもとにトナーカートリッジ121
1から画像記録に必要なトナーを補給し、給紙カセット
から供給された紙に転写して記録を実行している。
【0011】ここで、共用のレーザビームプリンタを使
用して画像記録を行う場合の主な消耗品は、使用する記
録紙とトナーである。
【0012】そこで、従来は、例えば、ユーザ自身が不
足した消耗品を補給した場合には、例えば、記録紙を補
給した場合には補給した記録紙の種類をログ情報として
残しておき、トナーの不足したトナーカートリッジ12
11をプリンタエンジン1200から外して新品のトナ
ーカートリッジ1211と交換した場合には補給した記
録紙の種類をログ情報として残しておくなどにより、使
用頻度に応じてそれぞれのユーザに課金することができ
た。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記説
明した課金システムで使用頻度に応じてそれぞれのユー
ザに消耗品の交換費用などの分担金を課金するために
は、ホスト側に管理用ソフトの導入などが必要であり、
またその管理用ソフトの操作や管理などのためにメンテ
ナンス要員を用意する必要があるなど手軽に実現できな
いのが問題であった。
【0014】また上記管理用ソフトでトナーカートリッ
ジなどの消耗品を管理しようとしても厳密にはトナーの
消費量は、それぞれの記録データによりまちまちとな
る。そのため、記録紙の枚数やサイズからのみでは厳密
に消耗品の使用量は求められないため、共有するレーザ
ビームプリンタでは使用者に公平に課金をするのは難し
いという欠点があった。
【0015】本発明は、上記従来技術の問題点を解決す
るためになされたものであり、その目的は、共有して使
用することができかつ、ホスト側に特別の管理用ソフト
の導入など必要なしに容易に消耗品の消費量をユーザ毎
に厳密に管理することができる画像記録装置、それに使
用する機能部材、および、それらの制御方法を提供する
ことである。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係る一実施形態の画像記録装置は、以下の構
成を有する。すなわち、着脱自在に保持した画像記録用
の機能部材を用い、受信した記録データに基づいて画像
を記録する画像記録手段を有する画像記録装置であっ
て、前記機能部材は、前記機能部材を識別する第1の識
別データを格納した記憶手段を有し、前記記録データの
中に前記機能部材を指定する第2の識別データが有るか
否かを判別する判別手段と、前記第2の識別データが前
記第1の識別データと一致する場合に、前記第2の識別
データが指定する機能部材を用いて前記画像を記録する
ように前記画像記録手段を制御する画像記録制御手段
と、を有することを特徴とする。
【0017】また例えば、前記機能部材には、トナーカ
ートリッジ、インクカートリッジまたはプロセスカート
リッジのうちの少なくとも1つが含まれていることを特
徴とする。
【0018】また例えば、前記第1の識別データには、
前記機能部材を識別するID情報およびまたはパスワー
ド情報が含まれていることを特徴とする。
【0019】また例えば、前記第2の識別データには、
前記機能部材を識別するID情報およびまたはパスワー
ド情報が含まれることを特徴とする。
【0020】また例えば、前記判別手段は、前記指定デ
ータが無い場合に、その旨を報知する報知手段を更に有
することを特徴とする。
【0021】また例えば、前記記憶手段手段は、不揮発
メモリであることを特徴とする。
【0022】また例えば、前記画像記録制御手段は、前
記記録データを格納する記録データ格納手段を更に有
し、前記第1の識別データと前記第2の識別データが一
致しない場合には、前記記録データを前記記録データ格
納手段に格納することを特徴とする。
【0023】また例えば、前記機能部材が前記機能部材
と異なる識別データを格納した記憶手段を有する別の機
能部材に交換された場合に前記交換を検知する検知手段
を更に有し、前記画像記録制御手段は、前記交換された
別の機能部材の前記第1の識別データが前記第2の識別
データと一致する場合に前記記録データ格納手段に格納
した前記記録データを用いて前記画像を記録することを
特徴とする。
【0024】また例えば、前記画像記録制御手段は、前
記記録データの中に有る前記第2の識別データが前記第
1の識別データと一致しない場合には、前記機能部材と
異なる識別データを格納した記憶手段を有する別の機能
部材を備えているかるか否かを調べ、前記別の機能部材
の中に前記第2の識別データと一致する前記第2の識別
データを有する機能部材が備えられている場合には、前
記画像を記録する際に使用する機能部材を前記第2の識
別データを有する機能部材に変更して使用することを特
徴とする。
【0025】また例えば、前記記録データは前記第1の
識別データを指定した識別データへ変更するように指示
する指示データを含んでおり、前記画像記録制御手段
は、前記指示データを検出すると、前記第1の識別デー
タを所定の格納領域に格納してから前記第1の識別デー
タを前記指定された識別データへ変更することを特徴と
する。
【0026】また例えば、前記記録データは前記所定の
格納領域に格納した前記第1の識別データを元の格納領
域へ戻すように指示する復元指示データを含んでおり、
前記画像記録制御手段は、前記復元指示データを検出す
ると、前記所定の格納領域に格納した前記第1の識別デ
ータを元の格納領域へ戻すことを特徴とする。
【0027】また例えば、前記記録データは、ホストコ
ンピュータのプリンタドライバ、あるいは記録ユーティ
リティーソフトによって、画像記録用データに前記第2
の識別データが付加されることを特徴とする。
【0028】上記目的を達成するための本発明に係る一
実施形態の機能部材は、以下の構成を有する。すなわ
ち、画像記録装置に着脱自在に保持される機能部材であ
って、前記機能部材を識別する識別データを格納した記
憶手段を有することを特徴とする。
【0029】また例えば、前記記憶手段は不揮発性メモ
リであることを特徴とする。
【0030】また例えば、前記機能部材には、トナーカ
ートリッジ、インクカートリッジまたはプロセスカート
リッジが含まれていることを特徴とする。
【0031】また例えば、前記識別データには、前記機
能部材のID情報およびまたはパスワード情報が含まれ
ていることを特徴とする。
【0032】また例えば、前記画像記録装置には、前記
識別データの異なる複数の機能部材が備えられているこ
とを特徴とする。
【0033】また例えば、前記識別データは受信した信
号に基づいて変更可能であることを特徴とする。
【0034】上記目的を達成するための本発明に係る一
実施形態の画像記録装置の制御方法は、以下の構成を有
する。すなわち、機能部材を識別する第1の識別データ
を格納した記憶手段を有する前記機能部材を着脱自在に
保持した画像記録装置を用い、受信した記録データに基
づいて画像を記録する画像記録工程を有する画像記録装
置の制御方法であって、前記記録データの中に前記機能
部材を指定する第2の識別データが有るか否かを判別す
る判別工程と、前記第2の識別データが前記第1の識別
データと一致する場合に、前記第2の識別データが指定
する機能部材を用いて前記画像を記録するように前記画
像記録工程を制御する画像記録制御工程と、を有するこ
とを特徴とする。
【0035】上記目的を達成するための本発明に係る一
実施形態のコンピュータ可読記憶媒体は、以下の構成を
有する。すなわち、機能部材を識別する第1の識別デー
タを格納した記憶手段を有する前記機能部材を着脱自在
に保持した画像記録装置であり、受信した記録データに
基づいて画像を記録する前記画像記録装置を制御する制
御プログラムを格納したコンピュータ可読記憶媒体であ
って、前記制御プログラムは、前記記録データの中に前
記画像を記録する際に使用する前記機能部材を指定する
前記第2の識別データが有るか否かを判別する判別工程
のプログラムコードと、前記第2の識別データが前記第
1の識別データと一致する場合に、前記第2の識別デー
タが指定する前記機能部材を用いて前記画像を記録する
ように制御する画像記録制御工程のプログラムコード
と、を有することを特徴とする。
【0036】上記目的を達成するための本発明に係る一
実施形態のコンピュータ可読記憶媒体は、以下の構成を
有する。すなわち、機能部材を識別する識別データを格
納した記憶手段を有し、画像記録装置に着脱自在に保持
される前記機能部材を制御する制御プログラムを格納し
たコンピュータ可読記憶媒体であって、前記制御プログ
ラムは、前記識別データを変更する変更工程のプログラ
ムコードを有することを特徴とする。
【0037】上記目的を達成するための本発明に係る一
実施形態の制御プログラムは、以下の構成を有する。す
なわち、機能部材を識別する第1の識別データを格納し
た記憶手段を有する前記機能部材を着脱自在に保持した
画像記録装置であり、受信した記録データに基づいて画
像を記録する前記画像記録装置を制御する制御プログラ
ムであって、前記制御プログラムは、前記記録データの
中に前記画像を記録する際に使用する前記機能部材を指
定する第2の識別データが有るか否かを判別する判別工
程のプログラムコードと、前記第2の識別データが前記
第1の識別データと一致する場合に、前記第2の識別デ
ータが指定する前記機能部材を用いて前記画像を記録す
るように制御する画像記録制御工程のプログラムコード
と、で構成されることを特徴とする。
【0038】上記目的を達成するための本発明に係る一
実施形態の制御プログラムは、以下の構成を有する。す
なわち、機能部材を識別する識別データを格納した記憶
手段を有し、画像記録装置に着脱自在に保持される前記
機能部材を制御する制御プログラムであって、前記制御
プログラムは、前記識別データを変更する変更工程のプ
ログラムコードを有することを特徴とする制御プログラ
ム。
【0039】本発明に係る一実施形態の画像記録装置
は、機能部材(トナーカートリッジなど)に固有の第1
の識別データ(ID、パスワードなど)を格納した記憶
手段(不揮発性メモリなど)を備えており、受信した記
録データ中にある機能部材を指定する第2の識別データ
(ID、パスワードなど)と第1の識別データとを比較
して、第2の識別データが第1の識別データと一致する
場合にのみ、指定する機能部材を用いて受信した記録デ
ータの画像記録を許可することができる。
【0040】また、前記画像記録装置は、受信した記録
データに含まれる第2の識別データが、機能部材が保有
する第1の識別データと一致しない場合には、記録デー
タに含まれる第2の識別データと一致する識別データを
有する機能部材が装着されるまで、受信した記録データ
を一時的に記録データ格納手段(ハードディスクなど)
に格納する。
【0041】また前記画像記録装置は、受信した記録デ
ータに含まれる第2の識別データと一致する識別データ
を有する機能部材が装着された場合に(自動交換機また
は手動で)、この機能部材を用い、記録データ格納手段
に格納した記録データを使用して画像記録を許可するこ
とができる。
【0042】また本発明に係る一実施形態の画像記録装
置は、固有の第1の識別データ(ID、パスワードな
ど)を格納した記憶手段(不揮発性メモリなど)を有す
る機能部材を複数個備えている。
【0043】そのため、画像記録装置を共用で使用する
際に、受信した記録データ中にある機能部材を指定する
第2の識別データと、ユーザの保有する複数の機能部材
(ユーザごとに識別データが異なる)の中から記録デー
タが指定する機能部材を使用することにより、ユーザご
との各機能部材の消費量を簡単にしかもそれぞれ厳密に
管理することができる。
【0044】また、ユーザごとの各機能部材の消費量の
管理のために、ホスト側に特別の管理用ソフトを導入す
る必要もないので、ユーザごとの各機能部材の消費量の
管理システムを安価に構築でき、そのシステムの維持も
容易にできる。
【0045】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して、本発明に
係る一実施の形態を説明する。
【0046】ただし本実施形態では、画像記録装置とし
てレーザビームプリンタを、機能部材であるプロセスカ
ートリッジとしてレーザビームプリンタに着脱可能で保
持される不揮発性メモリを搭載したトナーカートリッジ
を用い、本画像記録装置に搭載された画像記録の制御方
法について説明するが、本発明の範囲を記載例に限定す
る趣旨のものではない。
【0047】例えば、トナーカートリッジは記録方式に
よってインクカートリッジ、インクリボンカートリッジ
に置き換えても良いことは言うまでもない。またプロセ
スカートリッジとしては、例えば感光体ドラムカートリ
ッジなど画像記録に用いられる各種消耗品のカートリッ
ジであってもよい。また、レーザビームプリンタの代わ
りに他のプリント方式のプリンタを使用してもよい。
【0048】[第1の実施形態]以下の説明では、まず
レーザビームプリンタおよびトナーカートリッジについ
て説明し、次に、レーザビームプリンタに搭載された画
像記録の制御方法について説明する。
【0049】[システム構成図]まずレーザビームプリ
ンタについて説明する。図1は、本発明に係る一実施形
態のレーザビームプリンタ1の使用時におけるシステム
構成を示す概要図である。
【0050】図1において、101は、静電担持体であ
る感光体ドラム、102は、光源としての半導体レー
ザ、103は、スキャナモータ104によって回転する
回転多面鏡、105は半導体レーザ102から発射さ
れ、感光体ドラム101上を走査するレーザビームであ
る。106は、感光体ドラム101上を一様に帯電する
ための帯電ローラ、107は感光体ドラム101上に形
成された静電潜像をトナーにて現像するための現像機で
ある。108は、現像機107にて現像されたトナー像
を所定の記録用紙に転写するための転写ローラ、109
は、記録用紙に転写されたトナーを熱にて融着するため
の定着ローラである。110は、1回転することによ
り、記録用紙のサイズを識別する機能を有するカセット
から用紙を給紙し、搬送路に送り出すカセット給紙ロー
ラである。111、112は、カセットから給紙された
用紙を搬送する搬送ローラである。113は、カセット
から給紙された用紙の先端と後端を検出するためのプレ
フィードセンサ、114は、搬送された用紙を感光体ド
ラム101へ送り込む転写前ローラ、115は、給紙さ
れた用紙に対し、感光体ドラム101への画像書き込み
(記録/印字)と用紙搬送の同期をとると共に、給紙さ
れた用紙の搬送方向の長さを測定するためのトップセン
サである。116は、定着後の用紙の有無を検出するた
めの排紙センサ、117は、定着後の用紙を機外に排出
するための排出ローラである。
【0051】[レーザビームプリンタの制御部]図2
は、レーザビームプリンタ1に着脱可能なトナーカート
リッジ211に搭載した不揮発性メモリ212とレーザ
ビームプリンタ1本体とのデータ転送を行うための制御
構成を示す。
【0052】図2において、201は、ホストコンピュ
ータ等の外部機器(図示しない)から送られる画像コー
ドデータをプリンタの印字に必要なビットデータに展開
するとともに、プリンタ内部情報を読み取りそれを表示
するためのビデオコントローラである。
【0053】202は、プリンタエンジンの各部をビデ
オコントローラ201の指示にしたがって動作制御する
と共にビデオコントローラ201へプリンタ内部情報を
報知するためのエンジン制御部である。
【0054】209は、後述する不揮発メモリ212の
情報をもとにトナー残量を演算し、その演算結果をステ
ータスとしてエンジン制御部202内のRAM(図示し
ない)に格納する逐次残量検出部である。
【0055】204は、エンジン制御部202の指示に
従い、記録用紙搬送のためのモータ、ローラ等の駆動、
及び停止を行う用紙搬送制御部、205は、帯電、現
像、転写等各工程における各高圧の出力制御をプリンタ
エンジン制御部202の指示にしたがって行う高圧制御
部である。
【0056】206は、スキャナモータの駆動/停止、
レーザビームの点灯をエンジン制御部202の指示にし
たがって制御する光学系制御部である。207は、各セ
ンサからのON/OFF信号を入力するセンサ入力部、
208は、定着器の温度をエンジン制御部202の指定
した温度に調節するための定着温度制御部である。
【0057】212は、プリンタから着脱可能なプロセ
スカートリッジであるトナーカートリッジ211に内蔵
され、トナーカートリッジ212の使用状況に関するデ
ータを格納している不揮発性メモリである。
【0058】213は、不揮発性メモリ212内のどの
アドレスのデータをリード・もしくは書き込むかをリー
ド・ライト(R/W)制御部210に対して指示するデ
ータ管理部である。
【0059】210は、データ管理部213と不揮発性
メモリ212間のデータ転送を中継するリード・ライト
制御部であり、データ長の長いデータを高速のクロック
信号に同期させて転送している。
【0060】リード・ライト制御部210は、所定期間
ごとに不揮発性メモリ212のデータ全領域のチェック
サムをとり、不揮発性メモリ212内のチェックサムと
比較することによりメモリ内のデータに異常がないか等
の故障チェックを行っている。
【0061】[トナーカートリッジ]次に、トナーカー
トリッジについて説明する。
【0062】図3は、着脱可能なトナーカートリッジ2
11の概略図である。
【0063】301は、トナーを収納するトナー容器、
302は、トナー容器301内のトナーを攪拌する攪拌
棒、303は、トナーを担持搬送するスリーブ、101
は、感光体ドラム、212は、トナーカートリッジを識
別することのできる固有情報、例えば、パスワード、I
D情報あるいは使用状況などを格納している不揮発性メ
モリである。
【0064】これらのトナーカートリッジを識別する固
有の識別情報は、レーザビームプリンタの操作パネル1
3あるいは接続されたホストコンピュータから送信され
る画像データに含まれる指示データによって設定した
り、その設定を変更することができる。
【0065】トナー容器301内に収容されたトナー
は、攪拌棒302より攪拌され随時スリーブ上に送られ
る。
【0066】エンジン制御部202は、不揮発性メモリ
212に格納された情報によりトナーカートリッジ21
1の使用状況を把握し、高圧制御部205の制御の適正
化やトナー残量の検出等を行っている。
【0067】[エンジン制御部]次に、エンジン制御部
について説明する。
【0068】図4は、エンジン制御部202のハードウ
ェア構成を示すブロック図である。11はレーザビーム
プリンタ1とホストコンピュータ(図示せず)間での交
信を行う為のホストインタフェース部である。
【0069】レーザビームプリンタ1からホストコンピ
ュータ(図示せず)への送信信号はホストインタフェー
ス部11を介してホストコンピュータ(図示せず)へ出
力され、またホストコンピュータ(図示せず)から受信
する受信信号は、ホストインタフェース部11を介して
レーザビームプリンタ1へ入力される。
【0070】2は、レーザビームプリンタ1とホストコ
ンピュータ(図示せず)間での通信媒体として用いられ
るホスト間通信線である。
【0071】ホストコンピュータ(図示せず)から送信
される画像処理情報であるコードデータは、ホストイン
タフェース部1を介してレーザビームプリンタ1へ入力
される、受信した画像処理情報であるコードデータは、
CPU3の制御に基づいてまずデータ受信バッファRA
M4に格納される。
【0072】受信バッファRAM4は、ホストインタフ
ェース部1より送信される順に文字コード、図形形成情
報および制御情報をそれぞれ所定の場所に格納する。
【0073】9は文字コードに対応してその文字パター
ンデータを格納するフォントメモリである。
【0074】CPU3は、プログラムROM6に格納さ
れている文字コード、図形形成情報および制御情報のコ
ードデータを解析してドットパターンを形成するインタ
プリタ等の処理プログラムに従って、受信バッファRA
M4に格納している文字コードデータに基づいて、フォ
ントメモリ9にアクセスし対応するパターンデータを読
み出してドットパターンメモリ10にパターン展開す
る。
【0075】また、プログラムROM6には、レーザビ
ームプリンタ1全体を制御する制御プログラムが格納さ
れており、CPU3は、この制御プログラムに基づいて
レーザビームプリンタ1全体を制御する。
【0076】5は作業用のランダムアクセスメモリであ
るワーキングROMであり、CPU3がプログラムRO
M6に格納されているプログラムに従って処理を行う際
に一時的に各種のデータの読み書きを実行するために使
用する。
【0077】10はプログラムROM6に格納されてい
るドットパターンを形成するための処理プログラムによ
りパターン展開されたドットパターンデータを格納する
ドットパターンメモリである。
【0078】7はドットパターンメモリ10より、ドッ
トパターンデータを入力し、画像記録部インタフェース
部8に出力するFIFO(First In First Out)メモリ
である。
【0079】画像記録部インタフェース部8はFIFO
7より画像データ(ドットパターンデータ)を、図示し
ないプリンタ等の画像記録部に送出して、記録を行う。
【0080】13はキーボード等の操作パネルで、オペ
レータによるホストインタフェース部11のオンライン
/オフライン状態での設定等のレーザビームプリンタ1
の各種動作環境設定の為の入力を行う。
【0081】操作パネル13から入力された信号は、操
作パネルインタフェース部12を介してデータバス14
やアドレスバス15に入力される。ここでレーザビーム
プリンタ1の各種動作環境設定は、レーザビームプリン
タ1に設置された操作パネル13からばかりでなく、ホ
ストインタフェースを介してホストコンピュータ(図示
せず)からも設定することもできる。
【0082】212は、レーザビームプリンタ1の各種
動作環境設定値を保存する不揮発性の読み書き可能なメ
モリ(以下、NVRAMと呼ぶ)である。
【0083】クロック発生回路16より出力されるクロ
ック信号20は、CPU3のクロック信号として使用さ
れる。
【0084】17はハードディスクなどの二次記憶部で
あり、例えば、ソータなどの複数の排紙口がレーザビー
ムプリンタ1に設置されているとき、コードデータを解
析して得られる画像データであるドットパターンデータ
を格納して保存したり、必要に応じて保存してあるデー
タを繰り返し読み出し利用するために利用される。 [ビデオコントローラ、プリンタエンジンおよびトナー
カートリッジ]次に上記説明したレーザビームプリンタ
およびトナーカートリッジを用いて、レーザビームプリ
ンタに搭載された画像記録の制御方法について説明す
る。
【0085】図5は、上記説明したレーザビームプリン
タの制御部であるビデオコントローラ201と画像記録
部であるプリンタエンジン200およびトナーカートリ
ッジ212の関係を説明するブロック図である。
【0086】本実施形態のトナーカートリッジ211に
は、トナーカートリッジを識別することのできる情報、
例えば、パスワード、IDなどの識別データを格納して
いる不揮発性メモリ212が搭載されている。
【0087】また上記識別データは、キーボード等の操
作パネル13あるいはホストコンピュータ(図示せず)
を用いて変更可能である。また不揮発性メモリ212の
識別データの変更などの制御は、ビデオコントローラ2
01により実行される。
【0088】次に、図6および図7のフローチャートを
用いて、ホストコンピュータ(図示せず)から受信した
記録データなどに基づき、画像記録の制御方法について
説明する。
【0089】なお図6および図7のフローチャートに示
す画像記録の制御は、図4に示すプログラムROM6に
格納されている制御プログラムを用いてCPU3の制御
のもとに実行される。
【0090】まずユーザが記録しようとするデータを受
信した時点で、このフローチャートによる制御の実行を
開始する。
【0091】なお、ユーザはプリンタドライバもしくは
アプリケーションソフトなどで、画像記録を希望する記
録データに機能部材であるトナーカートリッジなどを識
別するユーザのID情報(パスワード情報)などの指示
データを付加して、レーザビームプリンタ1の記録デー
タを送信する。
【0092】ステップS401で、受信した記録データ
にID情報などの指示データが存在するか否かを調べ、
受信した記録データに指示データが有る場合にはステッ
プS402に進み、受信した記録データに指示データが
無い場合にはステップS406に進む。
【0093】ステップS402では、受信した記録デー
タに含まれる指示データがレーザビームプリンタ1に装
着され、画像記録のために準備されているトナーカート
リッジ211に格納されている識別データと一致するか
否かを調べる。
【0094】ステップS402において、受信した指示
データがトナーカートリッジ211に格納されている識
別データと一致する場合にはステップS403に進み、
受信した記録データをトナーカートリッジ211を用い
て画像記録するように指示してからステップS407に
進み一連の作業を終了する。
【0095】一方ステップS402において、受信した
指示データがトナーカートリッジ211に格納されてい
る識別データと一致しない場合には、ステップS404
に進み、2次記憶部12が使用可能か否かを調べる。
【0096】ステップS404において、2次記憶部1
2が使用可能な場合には、ステップ405に進んで受信
した記録データを二次記憶部に格納してから一連の作業
を終了し、2次記憶部12が使用できない場合には、ス
テップ406に進んで受信した記録データの画像記録が
できない旨のエラー信号をホストコンピュータ(図示せ
ず)に送信してから一連の作業を終了する。
【0097】次に、図7を用いて、二次記憶部17に格
納された(スプールされた)記録データを用いて、画像
を記録する時の処理の制御方法を説明する。
【0098】ユーザがレーザビームプリンタ1に装着さ
れていたトナーカートリッジ211を取り外し、所望の
トナーカートリッジ221を装着した時点でこのフロー
チャートは始まる。
【0099】なおトナーカートリッジ221には、トナ
ーカートリッジの識別データを格納している不揮発性メ
モリ212が搭載されている。
【0100】まずステップS411において、二次記憶
部17の格納領域が使用できるか否かを調べ、二次記憶
部17の格納領域が使用できる場合にはステップS41
2に進み、二次記憶部17の格納領域が使用できない場
合にはステップS414に進み一連の作業を終了する。
【0101】次に、ステップS412において、装着し
たトナーカートリッジ221の不揮発性メモリ212に
格納されている識別データと受信した記録データに含ま
れる指示データとが一致するか否かを調べ、識別データ
と指示データとが一致する場合にはステップS413に
進み、受信した記録データをトナーカートリッジ221
を用いて画像記録するように指示してからステップS4
14に進み一連の作業を終了する。
【0102】一方ステップS412において、受信した
指示データがトナーカートリッジ221に格納されてい
る識別データと一致しない場合には、ステップS414
に進み、一連の作業を終了する。
【0103】以上説明した制御方法を行うことによりに
より、ユーザは所定のトナーカートリッジを用いた画像
記録を行うことができ、共有するレーザビームプリンタ
でありながらホスト側に特別の管理用ソフトの導入など
必要なしに、容易に消耗品の消費量をユーザ毎に厳密に
管理することができる。
【0104】すなわち、ユーザが記録データをレーザビ
ームプリンタ1に送信しても、レーザビームプリンタ1
では受信した記録データに付加されているトナーカート
リッジを識別する指示データが装着されているトナーカ
ートリッジの識別データと一致しなければ、装着されて
いるトナーカートリッジを用いた画像記録を行うことが
できない。
【0105】この際には、受信した記録データは一旦メ
モリに自動保存され、ユーザは装着されているトナーカ
ートリッジを取り外し、保管されているトナーカートリ
ッジの中から自分の識別データを有するトナーカートリ
ッジに交換し、トナーカートリッジの交換完了を知らせ
る信号を送信することで、受信した記録データを所望の
トナーカートリッジで画像記録することができる。
【0106】このため、レーザビームプリンタ1がネッ
トワークに接続され、他の部署と共有している場合であ
っても、他の部署からネットワークを介してレーザビー
ムプリンタ1に画像記録が指示されても無断で出力する
ことを防ぐことができる。
【0107】また、部署(例えば課単位で)ごとにそれ
ぞれのトナーカートリッジを所有し、必要に応じて交換
して使用すれことにより、各部署ごとにどれだけトナー
を消耗したかをトナーカートリッジの使用本数から推測
できるので消耗品の管理が簡単にできる。
【0108】また上記の制御方法は、機密にしたい画像
のみを選択的に記録する機密保持にも活用することがで
きる。
【0109】例えば、他人に見られたくない記録データ
を秘密のID(パスワード情報)を付加して送信し、そ
のIDを特定のトナーカートリッジの不揮発性メモリに
格納しておけば、そのトナーカートリッジを装着すると
きのみ所望の画像を記録することができる。
【0110】またさらにまた上記の制御方法の活用方法
としては、トナーカートリッジのトナーの品質が高品質
のトナー、普通品質のドラフト用のトナーなどとクラス
分けできる場合には、高品質のトナーカートリッジの不
揮発性メモリにに特別のID(パスワード情報)を格納
しておき、所定の記録データだけに高品質のトナーを使
用できるID(パスワード情報)を付加して送信するよ
うに設定することもできる。
【0111】[第2の実施形態]次に、第2の実施形態
の画像記録の制御方法について説明する。
【0112】なお以下の説明する第2の実施形態の画像
記録の制御方法を搭載するレーザビームプリンタおよび
トナーカートリッジのハード構成は、図1〜図4を用い
て第1の実施形態で説明したレーザビームプリンタおよ
びトナーカートリッジのハード構成と同じである。
【0113】従って、以下の第2の実施形態の説明で
は、レーザビームプリンタおよびトナーカートリッジの
ハード構成についての説明は省略し、上記レーザビーム
プリンタに搭載された第2の実施形態の画像記録の制御
方法についてのみ説明する。
【0114】また第2の実施形態の説明において、第1
の実施形態の説明と重複する部分については、同じ符号
を付してその説明を省略し、異なる点についてのみ説明
するものとする。
【0115】次に、図8および図7のフローチャートを
用いて、ホストコンピュータ(図示せず)から受信した
記録データなどに基づき、画像記録の制御方法について
説明する。
【0116】なお図8および図7のフローチャートに示
す画像記録の制御は、図4に示すプログラムROM6に
格納されている制御プログラムを用いてCPU3の制御
のもとに実行される。
【0117】図8において、ユーザが記録しようとする
データを受信した時点で、このフローチャートによる制
御の実行を開始する。
【0118】なお、ユーザはプリンタドライバもしくは
アプリケーションソフトなどで、画像記録を希望する記
録データに機能部材であるトナーカートリッジなどを識
別するユーザのID情報(パスワード情報)などの指示
データを付加して、レーザビームプリンタ1の記録デー
タを送信する。
【0119】まずステップS401で、受信した記録デ
ータにID情報などの指示データが存在するか否かを調
べ、受信した記録データに指示データが有る場合にはス
テップS502に進み、受信した記録データに指示デー
タが無い場合にはステップS511に進む。
【0120】ステップS502では、受信した記録デー
タに含まれる指示データ中に、レーザビームプリンタ1
に装着され、画像記録のために準備されているトナーカ
ートリッジ211に格納されている識別データを変更す
る指示データが含まれているか否かを調べる。
【0121】ステップS502において、受信した指示
データ中に識別データを変更する指示データが含まれて
いる場合にはステップS503に進み、受信した指示デ
ータ中に識別データを変更する指示データが含まれてい
ない場合にはステップS402に進む。
【0122】ステップS503では、まず装着されてい
るトナーカートリッジ211に格納されている識別デー
タを二次記憶部17であるハードディスクなどに格納し
てから、次にトナーカートリッジ211に格納されてい
る識別データを指示データが指示する識別データに変更
する。
【0123】次にステップS504では、受信した記録
データをトナーカートリッジ211を用いて画像記録す
るように指示してからステップS407に進む。
【0124】ステップS505では、装着されているト
ナーカートリッジ211に格納されている識別データを
元に戻すように変更する指示データを受信したかどうか
を調べ、上記指示データを受信しない場合には受信する
まで待機し、上記指示データを受信した場合にはステッ
プS506に進む。
【0125】ステップS506では、装着されているト
ナーカートリッジ211の不揮発性メモリ212に格納
されている識別データを、二次記憶部17に格納してお
いた元の識別データを用いて上書きすることにより、変
更してから、一連の作業を終了する。
【0126】一方、以下ステップS402以降で説明す
る各工程の内容は、第一の実施形態の制御方法で説明し
た工程と同じであるので、同じ工程には同じ工程番号を
付し、簡単にその説明を行う。
【0127】すなわちステップS402において、受信
した指示データがトナーカートリッジ211に格納され
ている識別データと一致しない場合には、ステップS4
04に進み、2次記憶部12が使用可能か否かを調べ
る。
【0128】ステップS402において、受信した指示
データがトナーカートリッジ211に格納されている識
別データと一致する場合にはステップS403に進み、
受信した記録データをトナーカートリッジ211を用い
て画像記録するように指示してからステップS407に
進み一連の作業を終了する。
【0129】一方ステップS402において、受信した
指示データがトナーカートリッジ211に格納されてい
る識別データと一致しない場合には、ステップS404
に進み、2次記憶部12が使用可能か否かを調べる。
【0130】ステップS404において、2次記憶部1
2が使用可能な場合には、ステップ405に進んで受信
した記録データを二次記憶部に格納してから一連の作業
を終了し、2次記憶部12が使用できない場合には、ス
テップ406に進んで受信した記録データの画像記録が
できない旨のエラー信号をホストコンピュータ(図示せ
ず)に送信してから一連の作業を終了する。
【0131】なお上記ステップS405にて、二次記憶
部17に格納された(スプールされた)記録データを用
いて画像を記録する時の処理の制御方法は、図7を用い
て第一の実施形態で説明したものと全く同じである。
【0132】したがって、図7の説明は重複するので、
以下の説明では省略する。
【0133】なお上記説明したステップS501では、
ホストコンピュータ(図示せず)からの送信される画像
データに含まれる指示データの指示でトナーカートリッ
ジの不揮発性メモリのID情報を書換えさせたが、トナ
ーカートリッジの不揮発性メモリのID情報の書換方法
はこれに限ることはなく、例えば、操作パネル13から
キー入力で任意のID情報を指定できるようにさせても
良い。
【0134】[第3の実施形態]次に、第3の実施形態
の画像記録の制御方法について説明する。
【0135】なお以下の説明する第3の実施形態の画像
記録の制御方法を搭載するレーザビームプリンタおよび
トナーカートリッジのハード構成は、図1〜図3を用い
て第1の実施形態で説明したレーザビームプリンタおよ
びトナーカートリッジのハード構成と同じである。
【0136】従って、以下の第3の実施形態の説明で
は、レーザビームプリンタおよびトナーカートリッジの
ハード構成についての説明は省略し、上記レーザビーム
プリンタに搭載された第3の実施形態の画像記録の制御
方法について説明する。
【0137】[ビデオコントローラ、プリンタエンジン
およびトナーカートリッジ]次に、レーザビームプリン
タおよびトナーカートリッジを用いて、レーザビームプ
リンタに搭載された画像記録の制御方法について説明す
る。
【0138】図9は、上記説明したレーザビームプリン
タの制御部であるビデオコントローラ301と画像記録
部であるプリンタエンジン300およびトナーカートリ
ッジ312〜331の関係を説明するブロック図であ
る。
【0139】図9に示すように、第3の実施形態のトナ
ーカートリッジ311、321、331には、トナーカ
ートリッジを識別することのできる情報、例えば、パス
ワード、IDなどの識別データを格納している不揮発性
メモリ312、322、332がそれぞれ搭載されてい
る。
【0140】また上記識別データは、キーボード等の操
作パネル13あるいはホストコンピュータ(図示せず)
を用いて変更可能である。また不揮発性メモリ312、
322、332の識別データの変更などの制御は、ビデ
オコントローラ301により実行される。
【0141】第3の実施形態のプリンタエンジン300
と第1の実施形態のプリンタエンジンとの違いは、搭載
できるトナーカートリッジの数とトナーカートリッジの
交換方法である。
【0142】すなわち、第1の実施形態のプリンタエン
ジン200では、1個のトナーカートリッジ211のみ
が搭載されており、他のトナーカートリッジ221、2
31は保管されており、必要なときにユーザが手動で交
換する。
【0143】一方、第3の実施形態のプリンタエンジン
300は、複数のトナーカートリッジ311、321、
331が搭載されており、各トナーカートリッジ31
1、321、331に備えられている不揮発性メモリ3
12、322、332に記憶されている各識別データは
ビデオコントローラ301から書き換え可能であり、ビ
デオコントローラ301の指示に基づきトナーカートリ
ッジ311、321、331のうちで記録に使用するト
ナーカートリッジは内蔵されている自動交換機を用いて
必要に応じて自動でトナーカートリッジを交換する。
【0144】したがって、第3の実施形態のプリンタエ
ンジン300の場合には、第1の実施形態のプリンタエ
ンジンに比べ、自動的に複数のトナーカートリッジから
選択したトナーカートリッジを交換するのが容易になる
点が異なる。
【0145】なお以下の第3の実施形態の画像記録の制
御方法の説明では、第1の実施形態の説明と重複する部
分については、同じ符号を付してその説明を省略し、異
なる点のみを説明する。
【0146】図10は、ホストコンピュータ(図示せ
ず)から受信した記録データなどに基づいて実行される
画像記録の制御方法を説明するフローチャートである。
【0147】なお図10に示すフローチャートは、図4
に示す第1の実施形態のプログラムROM6と同等のプ
ログラムROMに格納されている制御プログラムを用い
て、図4に示す第1の実施形態のCPU3と同等のCP
Uの制御のもとに実行される。
【0148】図10において、ユーザが記録しようとす
るデータを受信した時点で、このフローチャートによる
制御の実行を開始する。
【0149】なお、ユーザはプリンタドライバもしくは
アプリケーションソフトなどで、画像記録を希望する記
録データに機能部材であるトナーカートリッジなどを識
別するユーザのID情報(パスワード情報)などの指示
データを記録データに付加して送信する。
【0150】まずステップS701で、受信した記録デ
ータにID情報などの指示データが存在するか否かを調
べ、受信した記録データに指示データが有る場合にはス
テップS702に進み、受信した記録データに指示デー
タが無い場合にはステップS708に進む。
【0151】次に、ステップS702では、受信した記
録データに含まれる指示データ中に、例えば装着されて
いるトナーカートリッジ311の識別データを示す指示
データが含まれているか否かを調べる。
【0152】ステップS702において、受信した指示
データ中に装着されているトナーカートリッジ311の
識別データを示す指示データが含まれている場合には、
ステップS705に進み、装着されているトナーカート
リッジ311を用いて画像記録処理を行ってからステッ
プS709に進み一連の作業を終了する。
【0153】一方、ステップS702において、受信し
た指示データ中に装着されているトナーカートリッジ3
11の識別データを示す指示データが含まれてない場合
には、ステップS703に進み、受信した指示データ中
に装着されていない別のトナーカートリッジ321ある
いは331の識別データを示す指示データが含まれてる
か否かを調べる。
【0154】ステップS703において、受信した指示
データ中に装着されていないトナーカートリッジ321
あるいは331の識別データを示す指示データが含まれ
ている場合には、ステップS704に進み、受信した指
示データ中に含まれている別のトナーカートリッジに変
更させる表示を行ってからステップS702に戻る。一
方、ステップS703において、受信した指示データ中
に装着されていないトナーカートリッジ321あるいは
331の識別データを示す指示データが含まれていない
場合には、ステップS706に進む。
【0155】次に、ステップS706では、2次記憶部
12が使用可能な場合には、ステップ707に進んで受
信した記録データを二次記憶部12に格納してから一連
の作業を終了し、2次記憶部12が使用できない場合に
は、ステップ708に進んで受信した記録データの画像
記録ができない旨のエラー信号をホストコンピュータ
(図示せず)に送信してから一連の作業を終了する。
【0156】なお上記ステップS707にて、二次記憶
部17に格納された(スプールされた)記録データを用
いて画像を記録する時の処理の制御方法は、図7を用い
て第1の実施形態で説明したものと全く同じである。
【0157】したがって、図7の説明は重複するので、
以下の説明では省略する。
【0158】以上説明した制御方法を行うことによりに
より、ユーザは複数のトナーカートリッジの中から所定
のトナーカートリッジを自動で選択して画像記録を行う
ことができ、共有するレーザビームプリンタでありなが
らホスト側に特別の管理用ソフトの導入など必要なし
に、容易に消耗品の消費量をユーザ毎に厳密に管理する
ことができる。
【0159】このため、レーザビームプリンタがネット
ワークに接続され、他の部署と共有している場合であっ
ても、他の部署からネットワークを介してレーザビーム
プリンタに画像記録が指示されても無断で出力すること
を防ぐことができる。
【0160】また、部署(例えば課単位で)ごとにそれ
ぞれのトナーカートリッジを所有し、必要に応じて交換
して使用すれことにより、各部署ごとにどれだけトナー
を消耗したかをトナーカートリッジの使用本数から推測
できるので消耗品の管理が簡単にできる。
【0161】なお以上説明した第1〜第3の実施形態で
は、二次記憶部としてハードディスクを使っているが、
大容量のRAM/NVRAMなどのメモリを代わりに使
っても良いことは言うまでもない。
【0162】以上説明したように、本実施形態のレーザ
ビームプリンタは、トナーカートリッジなどの機能部材
に固有の識別情報(ID)を格納した不揮発性メモリを
備えており、受信した記録データ中にある機能部材を指
定する指定データと予め格納されている識別情報を比較
して、指定データが識別情報と一致する場合のみ画像記
録を許可することができる。
【0163】また機能部材は、固有の識別情報を格納し
た不揮発性メモリを備えている。
【0164】また、受信した記録データの指定データが
識別情報(ID)と一致しない場合には、その記録デー
タを同じIDを有するトナーカートリッジの装着される
まで一時的にメモリに格納し、同じIDを有するトナー
カートリッジが自動チェンジャー機構を利用して自動的
に装着された場合あるいはユーザが専用のトナーカート
リッジを手動で装着した場合に、メモリに格納された記
録データを用いた画像記録を許可することができる。
【0165】そのため、共有するレーザビームプリンタ
でありながらホスト側に特別の管理用ソフトの導入など
必要なしに、容易に消耗品の消費量をユーザ毎に厳密に
管理することができる。
【0166】
【他の実施形態】なお、本発明は、複数の機器(例えば
ホストコンピュータ、インタフェイス機器、リーダ、プ
リンタなど)から構成されるシステムに適用しても、一
つの機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ
装置など)に適用してもよい。
【0167】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体(または記録媒体)を、システムあるい
は装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュ
ータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納された
プログラムコードを読み出し実行することによっても、
達成されることは言うまでもない。この場合、記憶媒体
から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施
形態の機能を実現することになり、そのプログラムコー
ドを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実
行することにより、前述した実施形態の機能が実現され
るだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、
コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステ
ム(OS)などが実際の処理の一部または全部を行い、
その処理によって前述した実施形態の機能が実現される
場合も含まれることは言うまでもない。
【0168】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示
に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備
わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、
その処理によって前述した実施形態の機能が実現される
場合も含まれることは言うまでもない。
【0169】本発明を上記記憶媒体に適用する場合、そ
の記憶媒体には、先に説明した(図6、7、8、10に
示す)フローチャートに対応するプログラムコードが格
納されることになる。
【0170】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
共有して使用することができかつ、ホスト側に特別の管
理用ソフトの導入など必要なしに、容易に消耗品の消費
量をユーザ毎に厳密に管理することができる画像記録装
置、それに使用する機能部材、およびそれらの制御方法
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施形態のレーザビームプリン
タの概略断面図である。
【図2】本発明に係る一実施形態のレーザビームプリン
タの制御系のブロック図である。
【図3】本発明に係る一実施形態の着脱可能なインクカ
ートリッジの構成図である。
【図4】本発明に係る一実施形態のレーザビームプリン
タの制御部であるコントローラ説明するブロック図であ
る。
【図5】本発明に係る一実施形態のレーザビームプリン
タの制御部であるコントローラと画像記録部であるプリ
ンタエンジンおよびトナーカートリッジの関係を説明す
るブロック図である。
【図6】本発明に係る第1の実施形態の画像記録制御方
法を説明するフローチャートである。
【図7】本発明に係る第1の実施形態の画像記録制御方
法を説明するフローチャートである。
【図8】本発明に係る第2の実施形態の画像記録制御方
法を説明するフローチャートである。
【図9】本発明に係る第3の実施形態のレーザビームプ
リンタの制御部であるコントローラと画像記録部である
プリンタエンジンおよびトナーカートリッジの関係を説
明するブロック図である。
【図10】本発明に係る第3の実施形態の画像記録制御
方法を説明するフローチャートである。
【図11】従来のレーザビームプリンタの制御部である
コントローラと画像記録部であるプリンタエンジンおよ
びトナーカートリッジの関係を説明するブロック図であ
る。
【符号の説明】
1 ホストインタフェース部 2 ホスト間通信線 3 CPU 4 受信バッファRAM 5 ワーキングRAM 6 プログラムROM 7 FIFOメモリ 8 画像記録部インタフェース部 9 フォントメモリ 10 ドットパターンメモリ 12 操作パネルインタフェース部 13 操作パネル 14 データバス 15 アドレスバス 16 クロック発生回路 17 二次記憶部 20 クロック信号 200 プリンタエンジン 201 ビデオコントローラ 211 トナーカートリッジ 212 不揮発性メモリ
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03G 21/16 G03G 15/00 554 Fターム(参考) 2C061 AP03 AP04 AQ05 AQ06 HK11 HN15 2H027 DA27 DE07 EE07 EE08 EJ03 EJ04 EJ08 EJ15 GA30 HB05 HB13 HB15 ZA07 2H071 BA03 BA04 BA13 BA37 DA08

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 着脱自在に保持した画像記録用の機能部
    材を用い、受信した記録データに基づいて画像を記録す
    る画像記録手段を有する画像記録装置であって、 前記機能部材は、 前記機能部材を識別する第1の識別データを格納した記
    憶手段を有し、 前記記録データの中に前記機能部材を指定する第2の識
    別データが有るか否かを判別する判別手段と、 前記第2の識別データが前記第1の識別データと一致す
    る場合に、前記第2の識別データが指定する機能部材を
    用いて前記画像を記録するように前記画像記録手段を制
    御する画像記録制御手段と、を有することを特徴とする
    画像記録装置。
  2. 【請求項2】 前記機能部材には、トナーカートリッ
    ジ、インクカートリッジまたはプロセスカートリッジの
    うちの少なくとも1つが含まれていることを特徴とする
    請求項1に記載の画像記録装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の識別データには、前記機能部
    材を識別するID情報およびまたはパスワード情報が含
    まれていることを特徴とする請求項1または請求項2に
    記載の画像記録装置。
  4. 【請求項4】 前記第2の識別データには、前記機能部
    材を識別するID情報およびまたはパスワード情報が含
    まれることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれ
    か1項に記載の画像記録装置。
  5. 【請求項5】 前記判別手段は、前記指定データが無い
    場合に、その旨を報知する報知手段を更に有することを
    特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載
    の画像記録装置。
  6. 【請求項6】 前記記憶手段は、不揮発メモリであるこ
    とを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に
    記載の画像記録装置。
  7. 【請求項7】 前記画像記録制御手段は、前記記録デー
    タを格納する記録データ格納手段を更に有し、前記第1
    の識別データと前記第2の識別データが一致しない場合
    には、前記記録データを前記記録データ格納手段に格納
    することを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか
    1項に記載の画像記録装置。
  8. 【請求項8】 前記機能部材が前記機能部材と異なる識
    別データを格納した記憶手段を有する別の機能部材に交
    換された場合に前記交換を検知する検知手段を更に有
    し、前記画像記録制御手段は、前記交換された別の機能
    部材の前記第1の識別データが前記第2の識別データと
    一致する場合に前記記録データ格納手段に格納した前記
    記録データを用いて前記画像を記録することを特徴とす
    る請求項7に記載の画像記録装置。
  9. 【請求項9】 前記画像記録制御手段は、前記記録デー
    タの中に有る前記第2の識別データが前記第1の識別デ
    ータと一致しない場合には、前記機能部材と異なる識別
    データを格納した記憶手段を有する別の機能部材を備え
    ているかるか否かを調べ、前記別の機能部材の中に前記
    第2の識別データと一致する前記第2の識別データを有
    する機能部材が備えられている場合には、前記画像を記
    録する際に使用する機能部材を前記第2の識別データを
    有する機能部材に変更して使用することを特徴とする請
    求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の画像記録装
    置。
  10. 【請求項10】 前記記録データは前記第1の識別デー
    タを指定した識別データへ変更するように指示する指示
    データを含んでおり、前記画像記録制御手段は、前記指
    示データを検出すると、前記第1の識別データを所定の
    格納領域に格納してから前記第1の識別データを前記指
    定された識別データへ変更することを特徴とする請求項
    1乃至請求項5のいずれか1項に記載の画像記録装置。
  11. 【請求項11】 前記記録データは前記所定の格納領域
    に格納した前記第1の識別データを元の格納領域へ戻す
    ように指示する復元指示データを含んでおり、前記画像
    記録制御手段は、前記復元指示データを検出すると、前
    記所定の格納領域に格納した前記第1の識別データを元
    の格納領域へ戻すことを特徴とする請求項10に記載の
    画像記録装置。
  12. 【請求項12】 前記記録データは、ホストコンピュー
    タのプリンタドライバ、あるいは記録ユーティリティー
    ソフトによって、画像記録用データに前記第2の識別デ
    ータが付加されることを特徴とする請求項10に記載の
    画像記録装置。
  13. 【請求項13】 画像記録装置に着脱自在に保持される
    機能部材であって、前記機能部材を識別する識別データ
    を格納した記憶手段を有することを特徴とする機能部
    材。
  14. 【請求項14】 前記記憶手段は不揮発性メモリである
    ことを特徴とする請求項13に記載の機能部材。
  15. 【請求項15】 前記機能部材には、トナーカートリッ
    ジ、インクカートリッジまたはプロセスカートリッジが
    含まれていることを特徴とする請求項13または請求項
    14に記載の機能部材。
  16. 【請求項16】 前記識別データには、前記機能部材の
    ID情報およびまたはパスワード情報が含まれているこ
    とを特徴とする請求項13乃至請求項15のいずれか1
    項に記載の機能部材。
  17. 【請求項17】 前記画像記録装置には、前記識別デー
    タの異なる複数の機能部材が備えられていることを特徴
    とする請求項13乃至請求項16のいずれか1項に記載
    の機能部材。
  18. 【請求項18】 前記識別データは受信した信号に基づ
    いて変更可能であることを特徴とする請求項13乃至請
    求項17のいずれか1項に記載の機能部材。
  19. 【請求項19】 機能部材を識別する第1の識別データ
    を格納した記憶手段を有する前記機能部材を着脱自在に
    保持した画像記録装置を用い、受信した記録データに基
    づいて画像を記録する画像記録工程を有する画像記録装
    置の制御方法であって、 前記記録データの中に前記機能部材を指定する第2の識
    別データが有るか否かを判別する判別工程と、 前記第2の識別データが前記第1の識別データと一致す
    る場合に、 前記第2の識別データが指定する機能部材を用いて前記
    画像を記録するように前記画像記録工程を制御する画像
    記録制御工程と、を有することを特徴とする画像記録装
    置の制御方法。
  20. 【請求項20】 機能部材を識別する第1の識別データ
    を格納した記憶手段を有する前記機能部材を着脱自在に
    保持した画像記録装置であり、受信した記録データに基
    づいて画像を記録する前記画像記録装置を制御する制御
    プログラムを格納したコンピュータ可読記憶媒体であっ
    て、 前記制御プログラムは、 前記記録データの中に前記画像を記録する際に使用する
    前記機能部材を指定する前記第2の識別データが有るか
    否かを判別する判別工程のプログラムコードと、 前記第2の識別データが前記第1の識別データと一致す
    る場合に、前記第2の識別データが指定する前記機能部
    材を用いて前記画像を記録するように制御する画像記録
    制御工程のプログラムコードと、を有することを特徴と
    するコンピュータ可読記憶媒体。
  21. 【請求項21】 機能部材を識別する識別データを格納
    した記憶手段を有し、画像記録装置に着脱自在に保持さ
    れる前記機能部材を制御する制御プログラムを格納した
    コンピュータ可読記憶媒体であって、 前記制御プログラムは、 前記識別データを変更する変更工程のプログラムコード
    を有することを特徴とするコンピュータ可読記憶媒体。
  22. 【請求項22】 機能部材を識別する第1の識別データ
    を格納した記憶手段を有する前記機能部材を着脱自在に
    保持した画像記録装置であり、受信した記録データに基
    づいて画像を記録する前記画像記録装置を制御する制御
    プログラムであって、 前記制御プログラムは、 前記記録データの中に前記画像を記録する際に使用する
    前記機能部材を指定する第2の識別データが有るか否か
    を判別する判別工程のプログラムコードと、 前記第2の識別データが前記第1の識別データと一致す
    る場合に、前記第2の識別データが指定する前記機能部
    材を用いて前記画像を記録するように制御する画像記録
    制御工程のプログラムコードと、で構成されることを特
    徴とする制御プログラム。
  23. 【請求項23】 機能部材を識別する識別データを格納
    した記憶手段を有し、画像記録装置に着脱自在に保持さ
    れる前記機能部材を制御する制御プログラムであって、 前記制御プログラムは、 前記識別データを変更する変更工程のプログラムコード
    を有することを特徴とする制御プログラム。
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