JP2002331323A - ムービングボルスタ用ケーブル処理方法およびケーブル処理装置 - Google Patents

ムービングボルスタ用ケーブル処理方法およびケーブル処理装置

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JP2002331323A JP2001138523A JP2001138523A JP2002331323A JP 2002331323 A JP2002331323 A JP 2002331323A JP 2001138523 A JP2001138523 A JP 2001138523A JP 2001138523 A JP2001138523 A JP 2001138523A JP 2002331323 A JP2002331323 A JP 2002331323A
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moving
pulley
moving bolster
bolster
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Satoyuki Mashita
智行 真下
Yoshiro Mukai
芳郎 向
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    • B30PRESSES
    • B30BPRESSES IN GENERAL
    • B30B15/00Details of, or accessories for, presses; Auxiliary measures in connection with pressing
    • B30B15/02Dies; Inserts therefor; Mounting thereof; Moulds
    • B30B15/028Loading or unloading of dies, platens or press rams

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Tension Adjustment In Filamentary Materials (AREA)
  • Mounting, Exchange, And Manufacturing Of Dies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 プレス機械におけるムービングボルスタ用の
ケーブルの長寿命化を図れるムービングボルスタ用ケー
ブル処理方法およびケーブル処理装置を提供。 【解決手段】 プレス機械本体2のプレス内定位置A
と、プレス外定位置Bとの間で走行するムービングボル
スタ3に設けられたケーブル6を、ケーブル処理装置1
0で捲装する。ケーブル処理装置10は、固定滑車1
5、動滑車16、重錘17、および動滑車16に設置さ
れたエアシリンダ18を備え、ムービングボルスタ3が
定位置に停止したとき、エアシリンダ18で動滑車16
に上方向への負荷を付与し、ケーブル6の張力を除去あ
るいは軽減させる。その結果、ムービングボルスタ3の
停止中は、ケーブル6に加わる張力が緩和され、ケーブ
ル6は弛められるので、ケーブルの長寿命化を図れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プレス機械におけ
るムービングボルスタ用ケーブル処理方法およびケーブ
ル処理装置に関する。
【0002】
【背景技術】プレス機械において、金型の交換をプレス
機械本体の外部で安全かつ迅速に行うために、金型を載
置したボルスタを、プレス機械本体内から外部まで走行
させるムービングボルスタを用いることが多い。このよ
うなムービングボルスタには、プレス機械本体との間で
電力供給および信号のやりとり等のためのケーブルが接
続されており、このケーブルは、ムービングボルスタが
走行する際に、絡んだりして走行の邪魔とならないよう
にする必要がある。そのため、従来、ケーブル処理装置
を設けることが行われている。この装置では、固定滑車
と動滑車とが設けられ、それらの滑車間にケーブルが捲
装されるようになっている。そして、この場合、動滑車
には重錘が設置されており、ケーブルには、常時、動滑
車の重量に重錘の自重を加えた重量の分の張力が加えら
れ、これにより、ケーブルが弛まないように構成されて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ムービングボルスタの
走行中は、ケーブルが弛んでその走行の邪魔とならない
ようにケーブルに張力を付与することが必要である。一
方、ムービングボルスタの停止中は、ケーブルも静止し
ており、他に何らの悪影響を与えないので、張力を加え
る必要はない。しかし、従来のケーブル処理装置では、
ケーブルには常時張力が加えられており、ムービングボ
ルスタが停止しているときにも張力が加わっている。ム
ービングボルスタが走行している時間は、停止している
時間に比べはるかに短いのに、そのためだけにケーブル
に張力を付与し続けているのである。その結果、仮に、
ケーブルが張力に耐えうるように製作されているもので
も、張力が加えられた状態のケーブルに対し、プレス機
械駆動時の振動が加わり続けると、疲労による断線等の
不具合が生じ、ケーブルの寿命が縮まるという問題があ
る。
【0004】本発明の目的は、プレス機械におけるムー
ビングボルスタ用のケーブルの長寿命化を図れるムービ
ングボルスタ用ケーブル処理方法およびケーブル処理装
置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段と作用効果】請求項1に記
載の発明は、金型を載置するとともに、プレス機械の金
型交換時に、プレス機械本体内と外部との間で走行する
ムービングボルスタから前記プレス機械本体側まで接続
されているケーブルの捲装を行うムービングボルスタ用
ケーブル処理方法において、前記ムービングボルスタの
停止中に、前記ケーブルに加わる張力を除去あるいは軽
減させることを特徴とするムービングボルスタ用ケーブ
ル処理方法である。
【0006】このような本発明では、ムービングボルス
タの停止中は、ケーブルに加わっている張力が除去ある
いは軽減され、ケーブルに加えられる所定の張力は走行
中のみとなるので、常時所定の張力が加えられた状態で
放置されたり、プレス機械稼働時の振動に起因する過大
の張力が加わったりすることがなくなるので、疲労によ
る断線等の不具合がケーブルに生じることが少なくな
り、ケーブルの長寿命化を図ることができる。
【0007】本発明において、ムービングボルスタの停
止中とは、(1)ムービングボルスタが、プレス機械本
体内のプレス内定位置に止まっているとき、(2)ムー
ビングボルスタが、プレス機械本体外部のプレス外定位
置に止まっているときの2つの場合をいう。また、停止
していることの判断は、近接スイッチまたはリミットス
イッチ等のセンサからの信号、あるいは、ムービングボ
ルスタ用モータへの電力供給のオン・オフ等により自動
的に行われることが好ましいが、機械的に定位置に確実
に停止させ、その状態を確認してからスイッチを押す等
して、ケーブルの張力を除去あるいは軽減させてもよ
い。
【0008】請求項2に記載の発明は、金型を載置する
とともに、プレス機械の金型交換時に、プレス機械本体
内と外部との間で走行するムービングボルスタから前記
プレス機械本体側まで接続されているケーブルの捲装を
行うムービングボルスタ用ケーブル処理装置において、
固定滑車と、動滑車と、この動滑車に設置された重錘
と、前記動滑車に鉛直方向の負荷を付与可能なシリンダ
とを備えて構成されるとともに、前記ムービングボルス
タの移動時に、前記固定滑車と動滑車とに前記ケーブル
を捲装し、かつ、前記動滑車と重錘とにより前記ケーブ
ルに張力を付与し、前記ムービングボルスタが定位置に
停止したとき、前記動滑車に前記シリンダによる上方向
への負荷を付与し、前記ケーブルに加わる張力を除去あ
るいは軽減させることを特徴とするムービングボルスタ
用ケーブル処理装置である。
【0009】このような本発明では、ムービングボルス
タがプレス内定位置およびプレス外定位置に停止してい
るとき、動滑車にシリンダによる上方向への負荷が付与
されるので、ケーブルには、動滑車と重錘との重量から
シリンダによる引上げ力を差引いた重量分の張力のみが
加えられる。そのため、ケーブルに加わる張力は、走行
中に加わる動滑車と重錘との重量分の張力より少ないも
のとなるので、張力が緩和され、ケーブルは弛められ
る。その結果、常時所定の張力が加えられた状態で放置
されたり、プレス機械稼働時の振動に起因する過大な張
力が加わったりすることがなくなるので、疲労による断
線等の不具合がケーブルに生じることが少なくなり、ケ
ーブルの長寿命化を図ることができる。
【0010】請求項3に記載の発明は、金型を載置する
とともに、プレス機械の金型交換時に、プレス機械本体
内と外部との間で走行するムービングボルスタから前記
プレス機械本体側まで接続されているケーブルの捲装を
行うムービングボルスタ用ケーブル処理装置において、
固定滑車と、動滑車と、この動滑車に鉛直方向の負荷を
付与可能なシリンダとを備えて構成されるとともに、前
記ムービングボルスタの移動時に、前記固定滑車と動滑
車とに前記ケーブルを捲装し、かつ、前記シリンダによ
り前記動滑車に下方向への負荷を付与することで前記ケ
ーブルに張力を付与し、前記ムービングボルスタが定位
置に停止したとき、前記シリンダのヘッド側およびロッ
ド側を共に無負荷状態にさせ、前記ケーブルに加わる張
力を前記動滑車の重量分だけにすることで該張力を軽減
させることを特徴とするムービングボルスタ用ケーブル
処理装置である。
【0011】このような本発明では、ムービングボルス
タがプレス内定位置およびプレス外定位置に停止してい
るとき、シリンダのヘッド側およびロッド側を共に無負
荷状態にすることによって、動滑車の重量からシリンダ
により加えられていた力を差引いた分の張力のみが加え
られることになるので、ケーブルの張力が緩和され、ケ
ーブルは弛められる。その結果、常時所定の張力が加え
られた状態で放置されたり、プレス機械稼働時の振動に
起因する過大な張力が加わったりすることがなくなるの
で、疲労による断線等の不具合がケーブルに生じること
が少なくなり、ケーブルの長寿命化を図ることができ
る。
【0012】請求項4に記載の発明は、金型を載置する
とともに、プレス機械の金型交換時に、プレス機械本体
内と外部との間で走行するムービングボルスタから前記
プレス機械本体側まで接続されているケーブルの捲装を
行うムービングボルスタ用ケーブル処理装置において、
前記ムービングボルスタの移動時に、前記ケーブルをケ
ーブルリールにより捲装するとともにケーブルに張力を
付与し、前記ムービングボルスタが定位置に停止したと
き、前記ケーブルリールの回転トルクを解除あるいは軽
減することで前記ケーブルに加わる張力を除去あるいは
軽減させることを特徴とするムービングボルスタ用ケー
ブル処理装置である。
【0013】このような本発明では、ムービングボルス
タが定位置に停止したとき、ムービングボルスタの走行
中に加えられていたトルクが、解除あるいは軽減される
ので、ケーブルの張力が緩和され、ケーブルは弛められ
る。その結果、常時所定の張力が加えられた状態で放置
されたり、プレス機械稼働時の振動に起因する過大な張
力が加わったりすることがなくなるので、疲労による断
線等の不具合がケーブルに生じることが少なくなり、ケ
ーブルの長寿命化を図ることができる。また、ケーブル
リールとその制御装置とを設ければよいので、装置の簡
略化を図ることができるとともに、主に回転トルクを制
御するだけでよいので、制御が容易であり、さらに、設
置場所を広くとらなくてもよい。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係る実施形態を
図面に基づいて説明する。図1〜図4に示すように、プ
レス機械1は、プレス機械本体2と、金型の交換時にプ
レス機械本体2内と外部との間で走行するムービングボ
ルスタ3と、図略の制御装置等を備えて構成され、本発
明の第1実施形態のムービングボルスタ用ケーブル処理
装置(以下、単にケーブル処理装置という)10は、こ
のようなプレス機械1に適用されている。なお、図1で
は、単体のプレス機械1が示されているが、ケーブル処
理装置10は、タンデムプレスあるいはトランスファプ
レスにも適用できる。
【0015】プレス機械本体2は、四隅に立設されたア
プライト4を備え、これらのアプライト4で囲まれた空
間の所定位置が、ムービングボルスタ3の停止位置のう
ちの一つであるプレス内定位置Aとされている。そし
て、この位置で所定のプレス作業が行われるようになっ
ている。このようなムービングボルスタ3は、例えば直
方体状に形成され、その上面にはボルスタ5が設けられ
ている。ムービングボルスタ3は、金型交換を外部段取
りで安全かつ迅速に行うために、金型を載置したボルス
タ5をプレス機械本体2の外部であるプレス外定位置B
まで走行させるものであり、プレス機械本体2からプレ
ス外定位置Bに向かって床面に敷設されたレール12上
を走行するようになっている。
【0016】プレス外定位置Bでは、プレス内定位置A
において所定の工程のプレス加工を行った後、プレス外
定位置Bまで走行したムービングボルスタ3に載置され
た使用済み金型を取り外し、次工程用の金型を取り付け
る作業が行われるようになっている。また、ムービング
ボルスタ3にはケーブル6が設けられており、このケー
ブル6を介して、ムービングボルスタ3に設けられた駆
動用のモータ(図略)に電力を供給したり、信号のやり
とりをしたりするようになっている。
【0017】ケーブル6は、ムービングボルスタ3の片
側の側面を走行方向に沿ってプレス機械本体2まで設け
られ、ケーブル6の一端部6A側は、ムービングボルス
タ3の上記側面に設けられたケーブルガイド7に捲着さ
れるとともに、ケーブル固定具8に固定され、かつ、一
端部6A側先端は端子箱9内に差し込まれ、その内部の
図示しない端子等と接続されている。一方、ケーブル6
の他端部6B側先端は、プレス機械本体2の所定の位置
に設けられた端子箱(図略)に差し込まれ、その内部の
端子端と接続されている。
【0018】プレス機械本体2の図示しないベッドは、
フロア面を掘り下げた縦穴空間C内の所定の位置に設置
され、アンカボルト(図略)を用いて基礎に固定されて
いる。この縦穴空間Cからムービングボルスタ3の走行
方向に沿った溝11がプレス外定位置Bに向けて伸びて
いる。この溝11には、ケーブル収納溝11Bを形成し
ているケーブル収納ブラケット11Aが設置されてい
る。該ブラケット11Aのケーブル収納溝11Bは、ケ
ーブル6の所定の横ずれを許容する幅に形成されてお
り、このケーブル収納溝11Bには、ムービングボルス
タ3の走行方向と直交した複数のガイドローラ13が、
間隔をあけて配置されている。ケーブル収納ブラケット
11Aのガイドローラ13の設置深さは、縦穴空間Cか
らプレス外定位置Bに向かって徐々に浅くなっていき、
所定の深さに達するとそれ以降は、ほぼ同一の深さにな
っている。
【0019】ガイドローラ13は、ケーブル外皮との摩
擦抵抗をなくすため、ガイドローラ13の中心軸に対し
回転自在になっており、弛み時のケーブル6を支持し、
かつ、一部がムービングボルスタ3の走行時のケーブル
6をガイドするようになっている。ケーブル収納溝11
Bおよびガイドローラ13は、ケーブル6が弛んだ場合
でも、そのケーブル6がケーブル収納溝11Bから飛出
すことがないように、該ケーブル収納溝11Bの深さお
よびガイドローラ13の取付位置が決められている。
【0020】前記ケーブル処理装置10は、ムービング
ボルスタ3の走行中はケーブル6に所定の張力を加え、
ムービングボルスタ3がプレス内定位置A、プレス外定
位置Bに停止しているときは、前記ケーブル6に加わる
張力を緩和させるものである。図2〜4に示すように、
ケーブル処理装置10は、図略の取付手段に取付け・固
定される固定滑車15と、図略のガイド手段に沿って上
下動自在とし、前記固定滑車15との間でケーブル6を
捲装する動滑車16と、この動滑車16に固定部材21
を介して設置された重錘17と、動滑車16と連結され
たエアシリンダ18と、このエアシリンダ18にエアを
供給・停止してエアシリンダ18を制御するエアシリン
ダ制御手段19とを備えて構成されている。
【0021】固定滑車15の外周部には、ケーブル6が
外れないように溝部が形成されており、この溝部の数
は、ケーブル6が固定滑車15と動滑車16との間を往
復する回数分だけある。固定滑車15は、その軸15A
を、前述の図略の取付手段の軸受け部に支持させて回転
自在であり、ケーブル6が固定滑車15と動滑車16と
の間を往復する毎にケーブル6が隣の溝部にはまるよう
に、動滑車16に対しわずかに角度を持って設置されて
いる。動滑車16は、固定滑車15とほぼ同じ形状に形
成され、かつ、前述のように固定滑車15との間でケー
ブル6を捲装しており、固定滑車15からケーブル6を
介して吊下げられた状態で、かつ、動滑車16の軸16
Aが前述の図略の取付手段のガイド部にガイドされなが
ら、上下方向に移動自在となっている。
【0022】また、固定滑車15の上方位置には、ムー
ビングボルスタ3のケーブル6を固定滑車15にガイド
する第1ガイド22と第2ガイド23とが設けられてい
る。これらのガイド22,23は、曲面状のガイド面2
2A,23Aを有する1/4円状部材で形成されるとと
もに、所定間隔をあけて配置され、互いのガイド面22
A,23A同士は対向して配置されている。ここで、プ
レス外定位置Bは、安全な金型交換等の作業を行えるこ
とを考慮して、プレス機械本体2から離れた位置に設定
してある。
【0023】エアシリンダ18は、図略のシリンダ取付
部材に取付けられており、エアシリンダ18のロッド1
8Aが、動滑車16の軸16Aと一体化した前記固定部
材21に連結されている。従って、エアシリンダ18を
無負荷状態にしたときは、ケーブル6には、動滑車16
および重錘17の重量分の張力が加わる。また、エアシ
リンダ18を駆動し、動滑車16に上方向の負荷を付与
すると、ケーブル6には、動滑車16および重錘17の
重量からロッド18Aによる動滑車16等の引き上げ力
(シリンダ力)を差し引いた重量分の張力が加えられて
いる。ここで、ムービングボルスタ3の停止の判断は、
所定位置に設置した近接スイッチまたはリミットスイッ
チ等のセンサからの信号、あるいはムービングボルスタ
用モータへの電力供給のオン・オフ等により行われる。
【0024】エアシリンダ制御手段19は、回路24に
設けられた両端ソレノイドばねセンタ形の5ポート3位
置方向切換弁25と、逆止弁26および圧力調整弁27
と、エアを供給するエア源28と、方向切換弁25の2
つのポートに接続される流量調整弁29とを備えて構成
されている。
【0025】方向切換弁25は、エアシリンダ18のヘ
ッド側室18B、ロッド側室18Cと接続し各室18
B、18Cのエアを大気に逃がす第1位置25Cと、各
室18B、18Cと接続しこれら各室18B、18Cの
エアの出入れを遮断することでエアシリンダ18の駆動
を停止する第2位置25Dと、各室18B、18Cと接
続しロッド側室18Cに所定の圧力のエアを供給すると
ともに、ヘッド側室18Bからエアを大気に逃がす第3
位置25Eとを有し、これらの位置の切替えは、第1ソ
レノイド25Aまたは第2ソレノイド25Bを励磁し、
スプールを移動させることで行われる。圧力調整弁27
は、エア源28から供給されるエア圧を所定の圧力に調
整して方向切換弁25に供給するものである。なお、電
源を切る際には、方向切替弁25が第2位置25Dに切
換えられ、エアシリンダ18が作動しない状態に維持さ
れる。
【0026】次に、本実施形態の作用を説明する。図2
に示すように、ムービングボルスタ3がプレス内定位置
Aからプレス外定位置Bに向かって走行するとき、方向
切替弁25は、第2ソレノイド25Bが励磁され、第1
位置25Cに切り替えられており、エアシリンダ18の
ヘッド側室18Bおよびロッド側室18Cのエアは流量
調整弁29を介して大気に逃がされ、シリンダ18から
動滑車16への負荷が加わらない状態である。従って、
ムービングボルスタ3の走行時のケーブル6には、動滑
車16および重錘17の重量分の張力が加わるため、ケ
ーブル6が弛むことはない。
【0027】図3に示すように、ムービングボルスタ3
がプレス外定位置Bに到達したとき、その信号を受けた
制御装置は、方向切替弁25を、第1ソレノイド25A
の励磁により第3位置25Eに切り替え、エアシリンダ
18のロッド側室18Cにエアを供給するとともに、ヘ
ッド側室18Bのエアを流量調整弁29を介して大気に
逃がす。そのため、シリンダ18のロッド18Aにより
動滑車16と重錘17が引き上げられる方向に負荷が付
与され、ムービングボルスタ3の停止時のケーブル6に
は、動滑車16と重錘17との重量からシリンダ18に
よる引上げ力を差引いた重量分の張力のみが加わるの
で、ケーブル6の張力が緩和され、ケーブル6は弛めら
れる。
【0028】ムービングボルスタ3がプレス外定位置B
からプレス内定位置Aに向かって走行する際は、前述の
図2に基づく説明と同じように、方向切替弁25が第1
位置25Cに切換えられてシリンダ18による負荷がゼ
ロの状態で動作する。走行につれて動滑車16が徐々に
下がり、ムービングボルスタ3のケーブルガイド7が第
1ガイド22の真上の位置にきたとき、動滑車16が最
下方位置に到達する。そこから動滑車16がわずかに上
昇し、図4のように、ムービングボルスタ3はプレス内
定位置Aに停止する。
【0029】ムービングボルスタ3がプレス内定位置A
に停止したときは、前記図3に基づくムービングボルス
タ3のプレス外定位置Bの停止状態と同じであり、ケー
ブル6には、動滑車16と重錘17との重量からシリン
ダ18による引上げ力を差引いた重量分の張力のみが加
わるので、ケーブル6の張力が緩和され、ケーブル6は
弛められる。
【0030】以上のような本実施形態によれば、次のよ
うな効果がある。 (1) ムービングボルスタ3がプレス内定位置Aまたはプ
レス外定位置Bに停止しているとき、エアシリンダ18
のロッド側室18Cに所定圧のエアが供給されて動滑車
16等を引き上げる方向に負荷が付与され、ケーブル6
には、動滑車16と重錘17との重量からシリンダ18
による引上げ力を差引いた重量分の張力のみが加わるの
で、ケーブル6の張力が緩和され、ケーブル6は弛めら
れる。その結果、常時所定の張力が加えられた状態で放
置されたり、プレス機械稼働時の振動に起因する過大な
張力が加わったりすることがなくなるので、疲労による
断線等の不具合がケーブル6に生じることが少なくな
り、ケーブル6の長寿命化を図ることができる。
【0031】(2) ムービングボルスタ3の走行時のケー
ブル6には、動滑車16および重錘17の重量分の張力
が加わるため、ケーブル6が弛まず、走行中のムービン
グボルスタ3にケーブル6が絡まるという不具合が発生
しない。 (3) ケーブル6は、ケーブル収納溝11B内に収納され
ているので、ムービングボルスタ3の停止中、ケーブル
6が多少弛んでも、レール12上等に飛出すおそれはな
く、ムービングボルスタ3の次の走行時に邪魔とならな
い。
【0032】次に、図5ないし図7に基づいて、本発明
の第2実施形態を説明する。この実施形態および次に述
べる他の実施形態において、前記第1実施形態と同一使
用部材には同一符号を付し、その詳細な説明は省略また
は簡略化する。本実施形態のケーブル処理装置30は、
固定滑車15、動滑車16およびエアシリンダ制御手段
39を備えて構成したものであり、動滑車16に重錘は
設置されていない。
【0033】本実施形態のエアシリンダ制御手段39
は、回路34に設けられた単一ソレノイドばねオフセッ
ト形の3ポート2位置方向切換弁35、前記逆止弁2
6、圧力調整弁27、エア源28およびリリーフ弁36
を備えて構成されている。方向切換弁35は、エアシリ
ンダ18のヘッド側室18Bのみと接続されており、ソ
レノイド35Aを励磁・解除することで、第1位置35
B、第2位置35Cに適宜切換え、ヘッド側室18Bか
らエアを排出し、あるいはヘッド側室18Bにエアを供
給するようになっている。エアシリンダ18のロッド側
室18Cは、流量調整弁29を介して常に大気と接続さ
れている。なお、この方向切換弁35は、シリンダ18
とリリーフ弁36との途中の回路に設けられている。
【0034】次に、本実施形態の作用を説明する。図5
に示すように、ムービングボルスタ3がプレス内定位置
Aからプレス外定位置Bに向かって走行するとき、方向
切替弁35は、第2位置35Cに切換えられており、エ
アシリンダ18のヘッド側室18Bにエアが供給され、
このとき、エアシリンダ18のロッド側室18Cのエア
は流量調整弁29を介して大気に逃がされる。そのた
め、シリンダ18のロッド18Aが伸ばされ、動滑車1
6にエア圧が加えられる。従って、ムービングボルスタ
3の走行時のケーブル6には、動滑車16の重量および
シリンダ18による加圧力の分の張力が加わり、ケーブ
ル6が弛むことはない。なお、動滑車16の上昇時に回
路34内の圧力が所定の圧力に達すると、方向切替弁3
5の第2位置35Cを経て供給されるエアは、リリーフ
弁36から逃がされ、回路34内の圧力が一定に保たれ
る。また、リリーフ弁36を設ける代わりに、回路34
に圧力スイッチを設け、回路34内の圧力が所定の範囲
に入るように方向切替弁35を制御してもよい。
【0035】図6に示すように、ムービングボルスタ3
がプレス外定位置Bに到達したとき、その信号を受けた
制御装置は、方向切替弁35を、ソレノイド35Aの励
磁を解除させ、ばね力の戻りで第1位置35Bに切換え
る。そうすると、エアシリンダ18のヘッド側室18B
に加えられていた圧力が大気側に逃がされるため、ムー
ビングボルスタ3の停止時のケーブル6には、動滑車1
6の重量分のみの張力が加えられ、ケーブル6の張力が
緩和され、ケーブル6は弛められる。
【0036】ムービングボルスタ3がプレス外定位置B
からプレス内定位置Aに向かって走行する際は、前述の
図5に基づく説明と同じように動作する。動滑車16
は、前記第1実施形態の動滑車と同じように動き、図7
に示すように、プレス内定位置Aに停止する。このプレ
ス内定位置Aの停止時におけるケーブル6の状態は、前
記図6のムービングボルスタ3のプレス外定位置Bと同
じであり、動滑車16の重量分のみの張力が加わるの
で、ケーブル6の張力が緩和され、ケーブル6は弛めら
れる。
【0037】以上のような本実施形態によれば、前記
(3) と同様の効果の他、次のような効果がある。 (4) ムービングボルスタ3がプレス内定位置Aまたはプ
レス外定位置Bに停止しているとき、エアシリンダ18
のヘッド側室18Bに加えられていた圧力を大気側に逃
がすため、ムービングボルスタ3の停止時のケーブル6
には、動滑車16の重量分のみの張力が加えられるの
で、ケーブル6の張力が緩和され、ケーブル6は弛めら
れる。その結果、本実施形態においても、常時所定の張
力が加えられた状態で放置されたり、プレス機械稼働時
の振動に起因する過大な張力が加わったりすることがな
くなるので、疲労による断線等の不具合がケーブル6に
生じることが少なくなり、ケーブル6の長寿命化を図る
ことができる。
【0038】(5) ムービングボルスタ3の走行時のケー
ブル6には、動滑車16の重量にシリンダ18による押
し下げ力を足した分の張力が加わるため、ケーブル6が
弛まず、走行中のムービングボルスタ3にケーブル6が
絡まるという不具合が発生しない。
【0039】(6) エアシリンダ18および単一ソレノイ
ドばねオフセット形の3ポート2位置方向切換弁35を
本実施形態のように配置することで、ムービングボルス
タ3の停止時は、エアシリンダ制御手段39に電気およ
びエアを供給しなくても、ケーブル6には動滑車16の
重量分のみの張力しか加わらない。従って、プレス機械
1が長時間停止していても、ケーブル6にかかる張力が
増えることがない。
【0040】次に、図8および図9に基づいて、本発明
の第3実施形態を説明する。本実施形態では、ケーブル
処理装置40を、固定滑車15、動滑車16、重錘1
7、およびプレス外定位置用シリンダ手段42、プレス
内定位置用シリンダ手段43とを備えて構成したもので
ある。動滑車16には前記重錘17が設置され、さらに
前記固定部材21には、互いに反対方向、かつ、水平方
向に延びた棒状の係止部材44が設けられている。
【0041】プレス外定位置用シリンダ手段42および
プレス内定位置用シリンダ手段43は、それぞれ、左右
の係止部材44に係合する第1、第2シリンダ装置4
5,46を備えて構成されている。各シリンダ装置4
5,46は、それぞれ水平シリンダ47と垂直シリンダ
48とを備え、これらのシリンダ47,48は一体化さ
れている。すなわち、水平シリンダ47は、ブラケット
47Aに取付けられており、ロッド先端には、係止部材
44と係合する係合部材47Cが設けられている。垂直
シリンダ48は、そのロッド先端がブラケット47Aと
固着している。水平シリンダ47および垂直シリンダ4
8を一組とした第1、第2シリンダ装置45,46は、
互いの係合部材47C同士が対向するように配置されて
いる。
【0042】従って、図8に示すように、ムービングボ
ルスタ3がプレス外定位置Bに停止したとき、その信号
を受けた制御装置は、水平シリンダ47を駆動し、ロッ
ド、言い換えれば係合部材47Cを前進させるととも
に、その係合部材47Cを係止部材44と係合させた
後、垂直シリンダ48を駆動させてロッドを上昇させる
ことにより、係止部材44、言い換えれば動滑車16を
持ち上げる方向に負荷を付与し、これにより、ケーブル
6にかかる張力が、動滑車16と重錘17とを合計した
重量からシリンダ18により付与された負荷分を差し引
いただけ緩和され、ケーブル6は弛むことになる。
【0043】ムービングボルスタ3が、プレス内定位置
Aとプレス外定位置Bとの間を走行する際は、プレス外
定位置用シリンダ手段42、プレス内定位置用シリンダ
手段43のそれぞれのシリンダ装置45,46を駆動し
ない状態にすることによって、ムービングボルスタ3の
走行中のケーブル6には、動滑車16と重錘17とを合
計した重量分の張力が加えられるので、走行時に弛むこ
とがない。図9に示すように、ムービングボルスタ3が
プレス内定位置Aに停止したときは、プレス内定位置用
シリンダ43により、プレス外定位置Bに停止したとき
と同じような動作が行われる。
【0044】以上のような本実施形態によれば、前記
(2) および(3) と同様の効果の他、次のような効果があ
る。 (7) ムービングボルスタ3がプレス内定位置Aまたはプ
レス外定位置Bに停止しているとき、それぞれ、プレス
内定位置用シリンダ手段43、プレス外定位置用シリン
ダ手段42を駆動させ、係合部材47Cと係止部材44
とを係合させかつ上昇させ、動滑車16を持ち上げる方
向に負荷が付与され、ケーブル6にかかる張力が、動滑
車16と重錘17とを合計した重量からシリンダ18に
より付与された負荷分を差し引いただけ緩和され、ケー
ブル6は弛められる。その結果、本実施形態においても
常時所定の張力が加えられた状態で放置されたり、プレ
ス機械稼働時の振動に起因する過大な張力が加わったり
することがなくなるので、疲労による断線等の不具合が
ケーブル6に生じることが少なくなり、ケーブル6の長
寿命化を図ることができる。
【0045】次に、図10ないし図12に基づいて、本
発明の第4施形態を説明する。本実施形態では、ケーブ
ル処理装置50を、ケーブルリールで構成したものであ
る。すなわち、前記各実施形態における固定滑車15の
設置位置とほぼ同じ位置に、ケーブルリール50が、図
示しない取付手段により支持されている。このケーブル
リール50は、ムービングボルスタ3がリール50の位
置から最も遠い位置、例えば、プレス外定位置Bまで走
行するのに充分な長さのケーブル6を捲装できる構造と
なっている。
【0046】次に、本実施形態の作用を説明する。ま
ず、図10に示すように、ムービングボルスタ3がプレ
ス内定位置Aからプレス外定位置Bに向かって(図10
中、点線で示した矢印A1方向)走行する際は、ケーブ
ルリール50はケーブル6を繰り出し続けている。この
際、ケーブル6の巻き取り方向に所定の回転トルクが加
えられた状態を維持するように設定され、ケーブル6が
弛まない程度の張力が維持されている。
【0047】図11に示すように、ムービングボルスタ
3がプレス外定位置Bに到達したとき、その信号を受け
た制御装置は、ケーブルリール50の回転トルクを解除
させ、ケーブル6の張力を緩和させて弛ませる。ムービ
ングボルスタ3がプレス外定位置Bからプレス内定位置
Aに向かって走行する際は(図10中、実線で示した矢
印B1方向)、ケーブルリール50はケーブル巻き取り
方向に回転トルクを発生させ、ケーブル6に所定の張力
を発生させる。図12に示すように、ムービングボルス
タ3がプレス内定位置Aに到達したら、その信号を受け
た制御装置は、ケーブルリール50の回転トルクを解除
させてケーブル6の張力を緩和させ、ケーブル6を弛ま
せる。
【0048】以上のような本実施形態によれば、前記
(3) と同様の効果の他、次のような効果がある。 (8) ムービングボルスタ3がプレス内定位置Aまたはプ
レス外定位置Bに停止しているとき、ケーブルリール5
0の回転トルクを制御することで、ムービングボルスタ
3の走行中に加えられていたケーブル6への張力を解除
あるいは軽減できるので、ケーブル6は弛められる。そ
の結果、本実施形態においても、常時所定の張力が加え
られた状態で放置されたり、プレス機械稼働時の振動に
起因する過大な張力が加わったりすることがなくなるの
で、疲労による断線等の不具合がケーブルに生じること
が少なくなり、ケーブル6の長寿命化を図ることができ
る。
【0049】(9) ムービングボルスタ3の走行時、ケー
ブルリール50は、ケーブル巻き取り方向に回転トルク
を発生させ、ケーブル6に所定の張力を付与するので、
ケーブル6が弛まず、走行中のムービングボルスタ3に
ケーブル6が絡まるという不具合が発生しない。
【0050】なお、本発明は、前記各実施形態に限定さ
れるものではなく、本発明の目的を達成できるものであ
れば、他の変形形態を含むものである。例えば、前記第
1〜第3実施形態における第1、第2ガイド22,23
は、互いに対向する曲面22A、23Aを有する1/4
円状部材を使用しているが、これに限らず、曲面22
A、23Aとほぼ同じ半径を有する1/4円上に複数の
ガイドローラを配置した構造にしてもよい。
【0051】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプレス機械のプレス機械本体とムービ
ングボルスタとを示す全体平面図である。
【図2】本発明に係る第1実施形態のケーブル処理装置
を表し、ムービングボルスタが走行中の状態を示す図で
ある。
【図3】上記実施形態のケーブル処理装置を表し、ムー
ビングボルスタがプレス外定位置に停止している状態を
示す図である。
【図4】上記実施形態のケーブル処理装置を表し、ムー
ビングボルスタがプレス内定位置に停止している状態を
示す図である。
【図5】本発明に係る第2実施形態のケーブル処理装置
を表し、ムービングボルスタが走行中の状態を示す図で
ある。
【図6】上記実施形態のケーブル処理装置を表し、ムー
ビングボルスタがプレス外定位置に停止している状態を
示す図である。
【図7】上記実施形態のケーブル処理装置を表し、ムー
ビングボルスタがプレス内定位置に停止している状態を
示す図である。
【図8】本発明に係る第3実施形態のケーブル処理装置
を表し、ムービングボルスタがプレス外定位置に停止し
ている状態を示す図である。
【図9】上記実施形態のケーブル処理装置を表し、ムー
ビングボルスタがプレス内定位置に停止している状態を
示す図である。
【図10】本発明に係る第4実施形態のケーブル処理装
置を表し、ムービングボルスタが走行中の状態を示す図
である。
【図11】上記実施形態のケーブル処理装置を表し、ム
ービングボルスタがプレス外定位置に停止している状態
を示す図である。
【図12】上記実施形態のケーブル処理装置を表し、ム
ービングボルスタがプレス内定位置に停止している状態
を示す図である。
【符号の説明】
1 プレス機械 2 プレス機械本体 3 ムービングボルスタ 6 ケーブル 10,30,40,50 ケーブル処理装置 15 固定滑車 16 動滑車 17 重錘 18 エアシリンダ 19,39 シリンダ制御手段 28 エア源 A プレス内定位置 B プレス外定位置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金型を載置するとともに、プレス機械
    (1)の金型交換時に、プレス機械本体(2)内と外部
    との間で走行するムービングボルスタ(3)から前記プ
    レス機械本体(2)側まで接続されているケーブル
    (6)の捲装を行うムービングボルスタ用ケーブル処理
    方法において、 前記ムービングボルスタ(3)の停止中に、前記ケーブ
    ル(6)に加わる張力を除去あるいは軽減させることを
    特徴とするムービングボルスタ用ケーブル処理方法。
  2. 【請求項2】 金型を載置するとともに、プレス機械
    (1)の金型交換時に、プレス機械本体(2)内と外部
    との間で走行するムービングボルスタ(3)から前記プ
    レス機械本体(2)側まで接続されているケーブル
    (6)の捲装を行うムービングボルスタ用ケーブル処理
    装置において、 固定滑車(15)と、 動滑車(16)と、 この動滑車(16)に設置された重錘(17)と、 前記動滑車(16)に鉛直方向の負荷を付与可能なシリ
    ンダ(18)、(48)とを備えて構成されるととも
    に、 前記ムービングボルスタ(3)の移動時に、前記固定滑
    車(15)と動滑車(16)とに前記ケーブル(6)を
    捲装し、かつ、前記動滑車(16)と重錘(17)とに
    より前記ケーブル(6)に張力を付与し、 前記ムービングボルスタ(3)が定位置(A)、(B)
    に停止したとき、前記動滑車(16)に前記シリンダ
    (18)、(48)による上方向への負荷を付与し、前
    記ケーブル(6)に加わる張力を除去あるいは軽減させ
    ることを特徴とするムービングボルスタ用ケーブル処理
    装置。
  3. 【請求項3】 金型を載置するとともに、プレス機械
    (1)の金型交換時に、プレス機械本体(2)内と外部
    との間で走行するムービングボルスタ(3)から前記プ
    レス機械本体(2)側まで接続されているケーブル
    (6)の捲装を行うムービングボルスタ用ケーブル処理
    装置において、 固定滑車(15)と、 動滑車(16)と、 この動滑車(16)に鉛直方向の負荷を付与可能なシリ
    ンダ(18)とを備えて構成されるとともに、 前記ムービングボルスタ(3)の移動時に、前記固定滑
    車(15)と動滑車(16)とに前記ケーブル(6)を
    捲装し、かつ、前記シリンダ(18)により前記動滑車
    (16)に下方向への負荷を付与することで、前記ケー
    ブル(6)に張力を付与し、 前記ムービングボルスタ(3)が定位置(A)、(B)
    に停止したとき、前記シリンダ(18)のヘッド側(1
    8B)およびロッド側(18C)を共に無負荷状態にさ
    せ、 前記ケーブル(6)に加わる張力を前記動滑車(16)
    の重量分だけにすることで該張力を軽減させることを特
    徴とするムービングボルスタ用ケーブル処理装置。
  4. 【請求項4】 金型を載置するとともに、プレス機械
    (1)の金型交換時に、プレス機械本体(2)内と外部
    との間で走行するムービングボルスタ(3)から前記プ
    レス機械本体(2)側まで接続されているケーブル
    (6)の捲装を行うムービングボルスタ用ケーブル処理
    装置において、 前記ムービングボルスタ(3)の移動時に、前記ケーブ
    ル(6)をケーブルリール(50)により捲装するとと
    もにケーブル(6)に張力を付与し、 前記ムービングボルスタ(3)が定位置(A)、(B)
    に停止したとき、前記ケーブルリール(50)の回転ト
    ルクを解除あるいは軽減することで、前記ケーブル
    (6)に加わる張力を除去あるいは軽減させることを特
    徴とするムービングボルスタ用ケーブル処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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DE102008036252A1 (de) 2007-08-02 2009-04-02 Komatsu Ltd. Werkzeugspannvorrichtung für Pressmaschine
US7823435B2 (en) 2007-08-02 2010-11-02 Komatsu Ltd Die clamp mechanism for press machine
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