JP2002330452A - 立体画像表示装置 - Google Patents

立体画像表示装置

Info

Publication number
JP2002330452A
JP2002330452A JP2001134142A JP2001134142A JP2002330452A JP 2002330452 A JP2002330452 A JP 2002330452A JP 2001134142 A JP2001134142 A JP 2001134142A JP 2001134142 A JP2001134142 A JP 2001134142A JP 2002330452 A JP2002330452 A JP 2002330452A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
observer
movement
display
stereoscopic
image data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001134142A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4256597B2 (ja
Inventor
Maki Kobayashi
真樹 小林
Mitsuo Yamada
光穂 山田
Tomoyuki Mishina
智之 三科
Atsushi Arai
淳 洗井
Fumio Okano
文男 岡野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Broadcasting Corp
Original Assignee
Nippon Hoso Kyokai NHK
Japan Broadcasting Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Hoso Kyokai NHK, Japan Broadcasting Corp filed Critical Nippon Hoso Kyokai NHK
Priority to JP2001134142A priority Critical patent/JP4256597B2/ja
Publication of JP2002330452A publication Critical patent/JP2002330452A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4256597B2 publication Critical patent/JP4256597B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【解決課題】 観察者の移動に滑らかに対応して適切な
立体画像を表示することできる立体画像表示装置を提供
する。 【解決手段】 画像データ供給手段11からの画像デー
タにしたがって立体ディスプレイ12により立体画像を
表示する。また、観察者監視用カメラ14による観察者
の移動に応じた観察者移動情報を観察者移動情報生成手
段15によって生成し、この観察者移動情報に基づき、
前記観察者監視用カメラ14の監視方向を監視方向変更
手段16によって変更する。さらに、前記観察者移動情
報による観察者の移動が移動許容範囲を超えた時点で追
従指示情報を追従指示情報生成手段17によって生成す
る。そして、制御手段18において、この追従指示情報
に基づき、観察者移動情報による観察者の移動に対応さ
せて立体ディスプレイ12における表示面の方向を変更
させるとともに、その観察者移動情報による観察者の移
動に対応する画像データを立体ディスプレイ12に供給
させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、立体画像表示装置
に関し、詳しくは、観察者の移動に滑らかに対応して適
切な立体画像を表示する立体画像表示装置に関する。
【0002 】
【従来の技術】近年、例えば観察者の移動等に応じて観
察対象の立体画像を表示する立体画像表示装置は、バー
チャルリアリティの分野で盛んに開発されている。とこ
ろで、現実空間では、観察者が観察対象に対して回り込
むように移動した場合に、その観察対象の側面および裏
面が順次観察されることになる。
【0003 】従来の立体画像表示装置は、観察者の奥
行き知覚の観点から分類すると、両眼視差利用型のもの
と、運動視差利用型のものと、光波面再生型のものと、
に大きく分類される。
【0004】1番目の両眼視差利用型は、パララックス
バリアやのように、左目用画像を観察者の左目に入れる
とともに、右目用画像を観察者の右目に入れることによ
り、各画像を観察者に見せて立体感が得られるようにし
たものである。
【0005】2番目の運動視差利用型は、表示部に通常
の平面ディスプレイを利用し、観察者の位置に応じて、
例えば平面ディスプレイを設置した雲台を回転させる等
して平面ディスプレイにおける表示面の方向を変更する
とともに、同時に平面ディスプレイに表示する平面画像
を順次切り替えることにより、仮想的な立体感が得られ
るようにしたものである。この運動視差利用型のものと
しては、平面画像の画像データを供給する画像データ供
給手段と、この画像データ供給手段によって供給された
画像データにしたがって立体画像を表示する平面ディス
プレイと、この平面ディスプレイにおける表示面の方向
を変更する表示面方向変更手段と、前記平面ディスプレ
イによって表示される表示画像を観察する観察者の移動
を監視するとともに、観察者の移動に対応させて前記表
示面方向変更手段によって平面ディスプレイにおける表
示面の方向を逐次変更させるとともに、前記画像データ
供給手段によって平面画像の画像データを逐次供給させ
る制御手段と、を備えて構成したものが既に提案されて
いる。
【0006】3番目の光面波再生型は、例えば、インテ
グラルフォトグラフィ方式(以下、単に「インテグラル
方式という」)におけるレンズ群や、ホログラムにおけ
る干渉縞等を利用し、物体から出る光を忠実に再現する
ようにしたものである。以下、各方式について簡単に説
明する。
【0007】インテグラル方式は、図6に示されるよう
に、平面上に配置された複数の凸レンズ(以下、要素レ
ンズ121〜12nという)からなるレンズ群120の
後方に写真フィルム130をおき、レンズ群120の前
方においた被写体110を撮影する。写真フィルム13
0には各要素レンズ121〜12nにより被写体110
の像131〜13n(以下、要素画像という)が結像
し、各要素レンズ121〜12nを通してこれに対応す
る要素画像131〜13nが撮影される。そして、図7
に示されるように、撮影、現像した写真140をレンズ
群120に対して撮影したときの写真フィルムと同じ位
置に配置し、この状態でレンズ群120の前方の視点1
60から写真上の像141〜14nを見ると立体再生像
150が見えるという原理を利用したものである。
【0008】他方、ホログラフィ方式は、図8に示され
るように、被写体にコヒーレント光を照射してそのホロ
グラム(干渉縞)を記録し、再生時にはホログラムに光
を照射することで回折格子として働き、物体の像(再生
像)が再生されるという原理を利用したものであり、具
体的はホログラム面に例えば液晶パネル等の動画を表示
することができる表示デバイスを採用する。この液晶パ
ネル等の表示デバイスに入力する映像信号としては、計
算機による合成ホログラムや光学的に作成した干渉縞を
テレビカメラで直接撮影したものが使用される。このよ
うに例えば液晶パネルを採用した場合にあっては、ホロ
グラムの書き換えは映像信号を換えることで容易に行な
うことができ、再生する際には通常のホログラフィと同
じように、液晶パネルに照明光を照射し、液晶パネル越
しに被写体の位置に結像される直接像が再生像として観
察者によって観察されるようになる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
立体画像表示装置において前述した1番目の両眼視差利
用型のものにあっては、観察者が左右方向において移動
した場合には、立体画像を認識することができるもの
の、上下方向において移動した場合には、正常な立体画
像を認識することができず、観察者の移動に滑らかに対
応して適切な立体画像を表示することがきわめて困難で
ある。
【0010】また、従来の立体画像表示装置において前
述した2番目の運動視差利用型のものにあっては、観察
者の位置と、平面ディスプレイにおける表示面の方向と
の角度誤差が“観察者の認知限界”以下であることが必
要であり、観察者の移動に対応させて平面ディスプレイ
における表示面の方向を追従させるには厳密な変更操作
が要求される。
【0011】つまり、平面ディスプレイにおける表示面
の方向の変更と、平面画像の画像データの生成とが、観
察者の移動に対応させて逐次行なわれるようになってお
り、観察者の移動を監視するための処理や、観察者の移
動に対応させて平面ディスプレイにおける表示面の方向
を逐次変更する処理や、観察者の移動に対応させて平面
ディスプレイにおいて表示される平面画像の画像データ
を次々に切り替えて供給する処理等の各処理が順次行な
われるようになっているので、膨大な時間を必要とす
る。
【0012】したがって、前述したような運動視差利用
型のものにあっては、平面ディスプレイに次々に切り替
えられて表示されるべき平面画像が観察者の移動に追い
つかず遅延状態で表示されてしまうことが度々あり、観
察者の移動と平面ディスプレイに表示される平面画像と
が整合せず、観察者に対して違和感を生じさせてしま
う。しかも、運動視差利用型のものにあっては、原理
上、観察者が静止しているときは、立体感が全く得られ
ないといった問題がある。このように、従来の立体画像
表示装置においては、観察者の移動に滑らかに対応して
適切な立体画像を表示することがきわめて困難である。
【0013】また、従来の光面波再生型立体ディスプレ
イにあっては、前述したようにインテグラル方式のもの
や、ホログラフィ方式等のもの等が提案されており、あ
る一定の範囲内においては観察者が移動した場合であっ
ても立体画像を認識させることができるようになってい
る。
【0014】これらのインテグラル方式のものや、ホロ
グラフィ方式等のもの等といった従来の何れの方式によ
るものにあっても、左目用画像が観察者の左目に入ると
ともに右目用画像が観察者の右目に入ることにより正常
に立体視することができる視域と称される正立体視領域
と、例えば左目用画像が観察者の右目に入ってしまうと
ともに右目用画像が観察者の左目に入ってしまい正常に
立体視することができない逆立体視領域と、立体画像を
全く目視認識することができない観察不能領域とがあ
り、正立体視領域においては観察者が正常に立体画像を
認識することができるものの、観察者が正立体視領域か
ら逆立体視領域や観察不能領域に移動した場合には、正
常に立体画像を認識することができない。つまり、イン
テグラル方式では主にレンズ製造上の制約から視域(正
立体視領域)が制限され、またホログラフィ方式では液
晶の画素ピッチを十分に細かくできないので視域(正立
体視領域)が制限されてしまう。
【0015】以下、立体画像表示装置において表示され
る立体画像を正常に立体視することができる視域(正立
体視領域)について図9を参照しながら説明する。ここ
では、説明の便宜上、特殊な眼鏡を必要としない2眼式
の方式を示している。
【0016】この方式によれば、ディスプレイ上に規則
正しく左右眼に対応する画像を表示し、各左右眼の組毎
にレンチキュラーレンズもしくはパララックスバリアと
称されるスリットが配置されている。このようにするこ
とにより、図9において中央の主ローブと称される視域
(正立体視領域)では、ある一定の距離にいる観察者に
対しては、左目用画像が観察者の左目に入り、右目用画
像が観察者の右目に入るようになり、特殊な眼鏡をかけ
ずに立体画像を正常に立体視することが可能である。ま
た、主ローブの両側の副ローブと称される視域(他の正
立体視領域)では、実際に対応するレンズやスリットに
隣接する他のレンズやスリットを通過した像も観察する
ことができるようになっている。この主ローブおよび副
ローブは、各領域が視域になるが、離散的に並んでいる
ので、主ローブと副ローブとの間の位置からは立体画像
を正常に立体視することができない。なお、主ローブの
視域幅(例えば130mm)、即ち正立体視領域の幅
は、視域角によって確定される。
【0017】したがって、前述したような立体ディスプ
レイにより表示される立体画像を観察する観察者が現時
点の観察位置から移動して視域からでてしまう場合に
は、視域(正立体視領域)を観察者の移動に追従させ、
立体ディスプレイにより表示された立体画像を常に正常
に立体視することができるようにすることが望ましい。
【0018】本発明の第1の目的は、観察者の移動に滑
らかに対応して適切な立体画像を表示することができる
立体画像表示装置を提供することにある。
【0019】また本発明の第2の目的は、立体画像とし
て表示する被写体を観察者の移動に滑らかに対応して被
写体撮影用カメラで撮影して画像データを供給すること
ができる立体画像表示装置を提供することにある。
【0020】さらに本発明の第3の目的は、被写体に対
する被写体撮影用カメラの撮影方向の変更操作を、光波
面再生型立体ディスプレイにおける表示面の方向の変更
結果に対応させて適切に行なうことができる立体画像表
示装置を提供することにある。
【0021】さらにまた本発明の第4の目的は、光波面
再生型立体ディスプレイにおける表示面の方向の変更操
作を、被写体撮影用カメラの撮影方向の変更結果に対応
させて適切に行なうことができる立体画像表示装置を提
供することにある。
【0022】そして本発明の第5の目的は、観察者監視
用カメラによる監視データから視線演算部によって視線
方向データを算出することにより、正確な観察者移動情
報を生成することができる立体画像表示装置を提供する
ことにある。
【0023】
【課題を解決するための手段】前述した課題を解決する
ために、本発明にかかる請求項1の立体画像表示装置
は、立体画像の画像データを供給する画像データ供給手
段と、この画像データ供給手段から供給される画像デー
タにしたがって立体画像を表示する光波面再生型立体デ
ィスプレイと、この光波面再生型立体ディスプレイにお
ける表示面の方向を変更する表示面方向変更手段と、前
記光波面再生型立体ディスプレイにより表示される立体
画像を観察する観察者の移動を監視する観察者監視用カ
メラと、この観察者監視用カメラにより監視された観察
者の移動に応じた観察者移動情報を生成する観察者移動
情報生成手段と、前記観察者移動情報生成手段により生
成された観察者移動情報による観察者の移動に対応させ
て前記観察者監視用カメラの監視方向を変更する監視方
向変更手段と、前記観察者移動情報生成手段により生成
された観察者移動情報による観察者の移動と予め設定し
た移動許容範囲とを比較し、前記観察者移動情報による
観察者の移動が前記移動許容範囲を超えた時点で追従指
示情報を生成する追従指示情報生成手段と、この追従指
示情報生成手段によって生成された追従指示情報に基づ
き、前記観察者移動情報生成手段により生成された観察
者移動情報による観察者の移動に対応させて、前記表示
面方向変更手段によって光波面再生型立体ディスプレイ
における表示面の方向を変更させるとともに、その観察
者移動情報による観察者の移動に対応する画像データを
前記画像データ供給手段から前記光波面再生型立体ディ
スプレイに供給させる制御手段と、を備えることを特徴
とする構成とした。
【0024】ここで、光面波再生型立体ディスプレイと
しては、例えばインテグラル方式のものや、ホトグラフ
ィ方式のもの等が掲げられる。また、光面波再生型立体
ディスプレイは、立体画像を表示することができる表示
デバイスであって、左右方向および上下方向において観
察者が移動した場合であって所定範囲内でその移動を許
容する視域を有するものであれば、前述したインテグラ
ル方式のものや、ホトグラフィ方式のものに限定される
ものではない。
【0025】この請求項1の立体画像表示装置によれ
ば、光波面再生型ディスプレイにおける表示面の方向が
正確に観察者の方向に向いていなくても、観察者が視域
内に入っていれば立体画像を観察者に認識させることが
可能であり、画像データ供給手段によって立体画像の画
像データが光波面再生型立体ディスプレイに供給され、
この供給された画像データにしたがって光波面再生型立
体ディスプレイによって立体画像が表示されるようにな
っており、この光波面再生型立体ディスプレイはその表
示面の方向が表示面方向変更手段によって変更されるよ
うになっている。また、観察者監視用カメラによって観
察者の移動を監視し、この監視された観察者の移動に応
じた観察者移動情報が観察者移動情報生成手段によって
生成されるようになっており、観察者移動情報生成手段
により生成された観察者移動情報による観察者の移動に
対応させて監視方向変更手段によって前記観察者監視用
カメラの監視方向が変更される。
【0026】さらに、追従指示情報生成手段によって観
察者移動情報による観察者の移動と予め設定した移動許
容範囲とが比較され、前記観察者移動情報による観察者
の移動が前記移動許容範囲を超えた時点で追従指示情報
が生成される。そして、制御手段において、追従指示情
報に基づき、観察者移動情報による観察者の移動に対応
させて前記表示面方向変更手段によって光波面再生型立
体ディスプレイにおける表示面の方向を変更させるとと
もに、その観察者移動情報による観察者の移動に対応す
る画像データが前記画像データ供給手段から光波面再生
型立体ディスプレイに供給させるように操作処理が行な
われる。
【0027】本発明にかかる請求項2の立体画像表示装
置は、請求項1に記載の立体画像表示装置において、前
記画像データ供給手段は、被写体を撮影して立体画像の
画像データを取得する被写体撮影用カメラと、この被写
体撮影用カメラの撮影方向を変更する撮影方向変更手段
と、を備え、前記制御手段は、前記追従指示情報生成手
段により生成された追従指示情報に基づき、前記観察者
移動情報生成手段によって生成された観察者移動情報に
対応させて、前記撮影方向変更手段によって前記被写体
撮影用カメラの撮影方向を変更させることを特徴とする
構成とした。
【0028】この請求項2の立体画像表示装置によれ
ば、立体画像として表示される被写体を被写体撮影用カ
メラによって撮影して立体画像の画像データが取得さ
れ、この画像データを光波面再生型立体ディスプレイに
供給することが可能になる。また、前記被写体撮影用カ
メラの撮影方向が撮影方向変更手段によって変更される
ようになっている。そして、制御手段において、前記追
従指示情報生成手段により生成された追従指示情報に基
づき、前記観察者移動生成手段により生成された観察者
移動情報による観察者の移動に対応させて撮影方向変更
手段による被写体撮影用カメラの撮影方向の変更が行な
われる。
【0029】本発明にかかる請求項3の立体画像表示装
置は、請求項2に記載の立体画像表示装置において、前
記制御手段は、前記表示面方向変更手段による光波面再
生型立体ディスプレイにおける表示面の方向の変更結果
を検出し、前記追従指示情報生成手段により生成された
追従指示情報に基づき、その検出した前記表示面方向変
更手段による光波面再生型立体ディスプレイにおける表
示面の方向の変更結果に対応させて、前記撮影方向変更
手段によって被写体撮影用カメラの撮影方向を変更させ
ることを特徴とする構成とした。
【0030】この請求項3の立体画像表示装置によれ
ば、制御手段において、前記追従指示情報生成手段によ
り生成された追従指示情報に基づき、表示面方向変更手
段による光波面再生型立体ディスプレイにおける表示面
の方向の変更結果に対応させて、撮影方向変更手段によ
る被写体撮影用カメラの撮影方向の変更が操作される。
【0031】本発明にかかる請求項4の立体画像表示装
置は、請求項2または3に記載の立体画像表示装置にお
いて、前記制御手段は、前記撮影方向変更手段による被
写体撮影用カメラの撮影方向の変更結果を検出し、前記
追従指示情報生成手段により生成された追従指示情報に
基づき、その検出した前記撮影方向変更手段による被写
体撮影用カメラの撮影方向の変更結果に対応させて、前
記表示面方向変更手段によって光波面再生型立体ディス
プレイにおける表示面の方向を変更させることを特徴と
する構成とした。
【0032】この請求項4の立体画像表示装置によれ
ば、制御手段において、前記追従指示情報生成手段によ
り生成された追従指示情報に基づき、撮影方向変更手段
による被写体撮影用カメラの撮影方向の変更結果に対応
させて、表示面方向変更手段による光波面再生型立体デ
ィスプレイにおける表示面の方向の変更が操作される。
【0033】本発明にかかる請求項5の立体画像表示装
置は、請求項1〜4の何れか1項に記載の立体画像表示
装置において、前記観察者移動情報生成手段は、観察者
監視用カメラによる監視データから観察者の視線方向デ
ータを算出して観察者移動情報を生成する視線演算部を
備えることを特徴とする構成とした。
【0034】この請求項5の立体画像表示装置によれ
ば、観察者監視用カメラによる監視データから観察者の
視線方向データを視線演算部によって算出して観察者移
動情報が生成される。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。まず、本発明の第1の実施形
態について説明する。図1は本発明にかかる立体画像表
示装置の一例を示す概要説明図である。
【0036】この第1の実施形態の立体画像表示装置
は、立体画像の画像データを供給する画像データ供給手
段11と、この画像データ供給手段11から供給される
画像データにしたがって立体画像を表示する光波面再生
型立体ディスプレイ(以下、単に「立体ディスプレイ」
という)12と、この立体ディスプレイ12における表
示面の方向を変更する表示面方向変更手段13と、前記
立体ディスプレイ12により表示される立体画像を観察
する観察者の移動を監視する観察者監視用カメラ14
と、この観察者監視用カメラ14により監視された観察
者の移動に応じた観察者移動情報を生成する観察者移動
情報生成手段15と、この観察者移動情報生成手段15
により生成された観察者移動情報による観察者の移動に
対応させて前記観察者監視用カメラ14の監視方向を変
更する監視方向変更手段16と、前記観察者移動情報生
成手段15により生成された観察者移動情報による観察
者の移動と予め設定した移動許容範囲とを比較し、前記
観察者移動情報による観察者の移動が前記移動許容範囲
を超えた時点で追従指示情報を生成する追従指示情報生
成手段17と、この追従指示情報生成手段17により生
成された追従指示情報に基づき、前記観察者移動情報生
成手段15により生成された観察者移動情報による観察
者の移動に対応させて前記表示面方向変更手段13によ
って立体ディスプレイ12における表示面の方向を変更
させるとともに、その観察者移動情報による観察者の移
動に対応する画像データを、画像データ供給手段11か
ら立体ディスプレイ12に供給させる制御手段18とを
備えている。
【0037】画像データ供給手段11は、立体ディスプ
レイ12において表示するための立体画像の画像データ
を供給するものである。例えば、ソフトフェア等の計算
処理により予め合成された画像データや、立体画像とし
て表示する被写体を撮影することにより取得した画像デ
ータ等が、記録媒体に読み出し可能に記録されており、
必要に応じて読み出されて立体ディスプレイ12に供給
することができるようになっている。
【0038】この画像データ供給手段11から立体ディ
スプレイ12に供給される画像データとしては、供給さ
れる画像データがソフトフェア等の計算処理により予め
合成されたものである場合には、任意の視点からの観察
者による観察を可能にするために複数の各視点に応じて
予め生成した画像データが準備されており、また供給さ
れる画像データが立体画像として表示する被写体を撮影
することにより取得したものである場合には、任意の視
点からの観察者による観察を可能にするために、複数の
各視点に応じた撮影方向から被写体を撮影することによ
り画像データが生成されて準備されるようになってい
る。つまり、画像データ供給手段11においては、観察
対象の多方向からの各観察面について画像データが準備
される。そして、この準備された画像データは、観察者
が観察する方向に対応させて立体ディスプレイ12に供
給されるようになっている。したがって、この画像デー
タ供給手段11によれば、立体画像の画像データは、観
察者による観察対象の多方向からの観察が可能となるよ
うに立体ディスプレイ12に供給される。
【0039】また、この画像データ供給手段11から立
体ディスプレイ12に供給する画像データは、立体ディ
スプレイの方式に応じた形式の信号として供給される。
例えば、後述するように、立体ディスプレイ12がイン
テグラル方式のものである場合には、インテグラル方式
用信号形式に適合する画像データが供給され、立体ディ
スプレイ12がホログラフィ方式のものである場合に
は、ホログラフィ方式用信号形式に適合する画像データ
が供給されることになる。
【0040】立体ディスプレイ12は、前記画像データ
供給手段11から供給される画像データにしたがって立
体画像を表示する光波面再生型のものであって、光波面
再生型ディスプレイにおける表示面の方向が正確に観察
者の方向に向いていなくても、観察者が視域内に入って
いれば立体画像を観察者に認識させることが可能であ
り、例えばインテグラル方式やホログラフィ方式等の原
理が利用されて立体画像の表示を行なうことができるよ
うになっている。また、本実施形態における立体ディス
プレイ12としては、例えばインテグラル方式のもの
や、ホトグラフィ方式のもの等からなる光面波再生型の
もので表示デバイスとして液晶によるものを採用してい
る。なお、本発明にかかる立体画像表示装置における立
体画像表示装置においては、立体画像を表示することが
できる表示デバイスであって、左右方向および上下方向
において観察者が移動した場合であっても所定範囲内で
その移動を許容する視域を有するものであれば、例えば
有機ELディスプレイ等の他の表示デバイスを採用する
態様としてもよい。
【0041】表示面方向変更手段13は、立体ディスプ
レイ12における表示面の方向を変更するものであり、
例えば立体ディスプレイ12を左右や上下に回動させて
表示面の方向を左右や上下に変更することができる機構
を備えている。なお、左右方向や上下方向のほか、さら
に、前後方向に移動させるような機構を採用するように
してもよい。
【0042】観察者監視用カメラ14は、前記立体ディ
スプレイ12によって表示される立体画像を観察する観
察者の移動を監視するものであり、観察者が移動中であ
るか静止中であるかにかかわらず、観察者を撮影するよ
うになっている。したがって、常に監視データが順次生
成されている。なお、観察者監視用カメラ14の監視方
向は、前記観察者移動情報生成手段15により生成され
た観察者移動情報による観察者の移動に対応させて、監
視方向変更手段16によって変更される。
【0043】観察者移動情報生成手段15は、前記観察
者監視用カメラ14によって監視された観察者の移動に
応じた観察者移動情報を生成するものであり、例えば観
察者の移動方向(移動角度)、移動量、移動速度等を含
む観察者移動情報を生成する。この観察者移動情報生成
手段15においては、例えば観察者監視用カメラ14に
より監視された監視データから観察者の視線方向データ
を算出して観察者移動情報を生成する視線演算部(図示
せず)を設ける構成としてもよい。
【0044】このように、観察者移動情報生成手段15
において視線演算部(図示せず)を設けた場合にあって
は、この視線演算部において、観察者の視線方向データ
を算出し、この視線方向データを含む観察者移動情報が
生成されることになる。この視線演算部においては、角
膜反射法と称される方式(以下、角膜反射方式という)
を利用して視線方向データが算出されるようになってい
る。
【0045】ここで、図5を参照しながら、視線演算部
において利用する角膜反射方式の原理について簡単に説
明する。まず、観察者の目に対してスポットランプによ
り弱い赤外光を照射し、その赤外光の虚像を角膜上に結
像させる。目の内部では、目の角膜の回転中心と眼球の
回転中心がずれているので、目の動きに伴って虚像は平
行移動することになる。この平行移動量を目の回転角に
換算して視線方向データを算出し、この視線方向データ
を含む観察者移動情報を生成することができる。また、
この角膜反射方式では、観察者の頭部の動きに伴う目の
位置変化も検出することができるようになっており、観
察者の視線方向を正確に算出して詳細な観察者移動情報
を生成することが可能である。
【0046】なお、観察者の詳細な目の動きを無視する
場合には、単に観察者の頭部に赤外光を反射するような
シールを貼り付けておき、このシールの移動を検出する
ことにより、観察者の移動を監視するようにしてもよ
い。また、前述したような詳細な観察者移動情報を必要
としない場合には、一般的な画像処理により、観察者監
視用カメラ14により得られた監視データから観察者の
シルエットを抽出するなどして観察者の移動を算出し、
観察者移動情報として生成するようにしてもよい。
【0047】監視方向変更手段16は、前記観察者移動
情報生成手段15により生成された観察者移動情報によ
る観察者の移動に対応させて、前記観察者監視用カメラ
14の監視方向を変更するものであり、例えば左右や上
下に回動させて監視方向を左右や上下に変更することが
できる機能を備えている。つまり、観察者監視用カメラ
14によって観察者を撮影するにあたり、常に観察者を
捕らえて撮影することができるようにしている。
【0048】追従指示情報生成手段17は、前記観察者
移動情報生成手段15によって生成された観察者移動情
報による観察者の移動と予め設定された移動許容範囲と
を比較し、前記観察者移動情報による観察者の移動が前
記移動許容範囲を超えた時点で追従指示情報を生成する
ものである。ここで予め設定される移動許容範囲は、例
えば視域(正立体視領域)となる主ローブを確定する視
域角の範囲内で任意に設定することができる。具体的に
は、図3に示されるように、視域角の中心を0として−
αth〜+αthの視域角によって主ローブが確定され
ている場合において、αthよりも小さい値αaで、−
αa〜+αaの範囲を観察者の移動が許容される移動許
容範囲として設定する。
【0049】ここで設定される値αaは、この追従指示
情報生成手段17による追従指示情報に基づき、制御手
段18等におけるその後の処理を行なうにあたって、観
察者の移動に追従した視域の移動を可能にする閾値とな
るものであり、追従指示情報に基づき制御される各手段
の性能等を考慮して設定する必要がある。この追従指示
情報生成手段17において、観察者移動情報による観察
者の移動が移動許容範囲を超えたと判定された場合に
は、追従指示情報が生成され、この追従指示情報に基づ
き、制御手段18においてはその後の処理が行なわれる
ことになる。
【0050】この追従指示情報生成手段17において生
成される追従指示情報は、制御手段18による操作処理
を開始させるためのものであり、生成後制御手段18に
転送される。また、前記観察者移動情報による観察者の
移動が前記移動許容範囲を超えていないと判定された場
合には、追従指示情報は生成されず、制御手段18にお
いてはその後の処理は行なわれない。
【0051】制御手段18は、追従指示情報生成手段1
7により生成された追従指示情報に基づき、前記観察者
移動情報生成手段15により生成された観察者移動情報
による観察者の移動に対応させて前記表示面方向変更手
段13によって立体ディスプレイ12の表示面の方向を
変更させるとともに、その観察者移動情報による観察者
の移動に対応する画像データを前記画像データ供給手段
11から立体ディスプレイ12に供給させるように操作
処理を行なうものである。
【0052】ここで、制御手段18において、前記表示
面方向変更手段13により立体ディスプレイ12におけ
る表示面の方向を変更させるように操作処理を行なうに
あたっては、追従指示情報手段17により生成された追
従指示情報に基づき、前記観察者移動情報生成手段15
により生成された観察者による観察者の移動に対応させ
て立体ディスプレイ12の表示面の方向を視域角の中心
に対応させるように観察者の移動速度と同じ速度で変更
させる。
【0053】例えば、図4に示されるように、観察者の
移動が予め設定された許容移動範囲(−αa〜+αa)
を超えない範囲にとどまる場合には、立体ディスプレイ
12における表示面の方向を変更するための表示面方向
変更手段13は作動しない。また、観察者の移動が予め
設定した移動許容範囲(−αa〜+αa)を超えた場合
には、その時点(タイミング)で、立体ディスプレイ1
2における表示面の方向を変更するための表示面方向変
更手段13は観察者の移動と同じ速度でその表示面の方
向を変化させる。このように観察者の移動速度のデータ
等を含む観察者移動情報や、表示面方向変更手段13に
よる立体ディスプレイ12の表示面を変更する変更速度
のデータ等の変更結果情報に基づき、画像データ供給手
段11から立体ディスプレイ12に適切な画像データを
供給させることが可能になる。
【0054】次に、制御手段18の動作について説明す
る。前述したように、画像データ供給手段11から立体
ディスプレイ12に適切な画像データを供給させる際
に、任意の視点からの観察を可能にするために画像デー
タ供給手段11にて供給準備されるソフトフェア等の計
算処理により予め合成された画像データや、複数の各視
点に応じて予め生成した画像データ、さらに立体画像と
して表示する被写体を撮影することにより取得した画像
データである場合には、追従指示情報生成手段17によ
り生成された追従指示情報に基づいて、複数の各視点に
応じた撮影方向から被写体を撮影することで生成される
画像データ等が、観察者の移動に対応させて画像データ
供給手段11から立体ディスプレイ12に供給されるこ
とになる。
【0055】つまり、観察対象を多方向から観察できる
ように各方向から認識される観察対象の各観察面につい
ての画像データを、追従指示情報生成手段17により生
成された追従指示情報に基づき、前記観察者移動情報生
成手段15により生成された観察者移動情報による観察
者の移動に対応させて供給させるようにしており、立体
ディスプレイ12に表示させる立体画像を適切に変更す
ることができる。
【0056】また、観察者の移動が止まったときは、実
際には観察者は立体ディスプレイ12における表示面の
方向の中心からαaだけずれた立体画像を観察している
ので、立体ディスプレイ12における表示面の方向の変
更は制御手段18による操作処理にしたがって継続して
行なわれ、立体ディスプレイ12に表示される立体画像
の観察対象は反対方向に回り込んだ状態の立体画像とし
て、立体ディスプレイ12における表示面の方向の表示
面方向変更手段13による変更速度と同じ速度で表示さ
れるようにする。このようにすることにより、観察者に
立体ディスプレイ12における表示面の方向の変更を意
識させることなく、主ローブの中心を観察させることが
できる。
【0057】なお、立体ディスプレイ12における表示
面の方向の変更速度を初速から観察者と同じ速度にする
ことは実際には難しいので、αaより小さな角度から徐
々に加速させるようにする。また、表示面方向変更手段
13の作動パターンについては、立体ディスプレイ12
の重量や、モーターのトルク等によって様々なバリエー
ションが考えられる。
【0058】また、制御手段18において、画像データ
を前記画像データ供給手段11から立体ディスプレイ1
2に供給させるように操作処理を行なうにあたっては、
追従指示情報生成手段17により生成された追従指示情
報に基づき、観察者移動情報生成手段15により生成さ
れた観察者移動情報による観察者の移動に対応する画像
データを、立体ディスプレイ12に観察者の移動と同じ
速度で表示させるように、前記画像データ供給手段11
から前記立体ディスプレイ12に供給させる。
【0059】例えば、観察者が立体ディスプレイ12に
対して右方向に移動すると、立体ディスプレイ12の表
示面の方向は観察者の移動に追従するようにして左方向
に変更され、立体ディスプレイ12には観察対象の立体
画像が観察者の移動と正反対の左方向に回転した状態の
適切な立体画像として表示されることになる。
【0060】この立体画像表示装置においては、前述し
たように、光波面再生型ディスプレイが用いられてお
り、光波面再生型ディスプレイにおける表示面の方向が
正確に観察者の方向に向いていなくても、観察者が視域
内に入っていれば立体画像を観察者に認識させることが
可能であり、観察者の位置と、平面ディスプレイにおけ
る表示面の方向との角度誤差が許容される範囲(観察者
が違和感なく観察することができる範囲)を“視域角の
半分”まで大幅に拡大することができる。
【0061】つまり、従来の立体画像表示装置における
運動視差利用型のもののように、観察者の位置と、平面
ディスプレイにおける表示面の方向との角度誤差が“観
察者の認知限界”以下である必要はないので、光波面再
生型ディスプレイにおける表示面の方向を追従させる際
において従来のような厳密な変更操作は要求されない。
【0062】したがって、追従指示情報生成手段によっ
て観察者移動情報による観察者の移動と予め設定した移
動許容範囲とを比較し、前記観察者移動情報による観察
者の移動が前記移動許容範囲を超えた時点で追従指示情
報を生成し、追従指示情報に基づき、観察者移動情報に
よる観察者の移動に対応させて前記表示面方向変更手段
によって光波面再生型立体ディスプレイにおける表示面
の方向を変更させるとともに、その観察者移動情報によ
る観察者の移動に対応する画像データが前記画像データ
供給手段から光波面再生型立体ディスプレイに供給させ
るように操作処理を行なうようにすることにより、観察
者の移動に滑らかに対応して適切な立体画像を表示する
ことできる。
【0063】特に、本発明の立体画像表示装置において
は、装置全体の視域角が360度の全周囲になるといっ
たきわめて有利な効果を得ることができる。また、従来
のような単なる平面ディスプレイを用いた運動視差利用
型と比較して、視覚の運動感覚の不一致を非常に少なく
することができる。具体的には、観察者の位置と、平面
ディスプレイにおける表示面の方向との角度誤差につい
て許容される範囲(観察者が違和感なく観察することが
できる範囲)を概算で少なくとも10倍〜30倍に改善
することができる。さらに、観察者が静止しているとき
であっても自然な立体感を得ることができる。
【0064】また、本発明の立体画像表示装置において
は、観察者の移動に応じて適切な表示画像の切り替えの
遅延については60ミリ秒以内の遅延にとどめることに
より、観察者に違和感を生じさせないことが確認でき
た。
【0065】次に、本発明の第2の実施形態について図
2を参照して説明する。図2は本発明にかかる立体画像
表示装置の他の例を示す概要説明図である。
【0066】この第2の実施形態の立体画像表示装置
は、第1の実施形態における画像データ供給手段11
が、被写体を撮影して立体画像の画像データを取得する
被写体撮影用カメラ11aと、この被写体撮影用カメラ
11aの撮影方向を変更する撮影方向変更手段11bと
によって構成されている態様のものであり、観察者移動
情報生成手段15により生成された観察者移動情報によ
る観察者の移動に対応させて、前記撮影方向変更手段1
1bによって前記被写体撮影用カメラ11aの撮影方向
を変更させる操作処理を、前記制御手段18によって行
なうようにしているものである。したがって、立体画像
として表示する被写体を観察者の移動に滑らかに対応し
て、被写体撮影用カメラ11aで撮影した画像データを
供給することができる。
【0067】なお、この第2の実施形態における立体デ
ィスプレイ12、表示面方向変更手段13、観察者監視
用カメラ14、観察者移動情報生成手段15、監視方向
変更手段16、追従指示情報生成手段17等は、第1の
実施形態における各手段と概ね同様のものであり、ここ
では重複説明を避ける。
【0068】前述したように、画像データ供給手段11
を構成する被写体撮影用カメラ11aは、観察対象の被
写体を撮影して立体画像の画像データを取得するもので
あり、例えば立体ディスプレイ12がインテグラル方式
のものである場合には、これに対応するようにインテグ
ラル立体カメラが採用されてインテグラル方式用信号の
画像データを立体ディスプレイ12に供給するようにな
っている。また、立体ディスプレイ12がホログラフィ
方式のものである場合には、これに対応するようにホロ
グラフィ立体カメラが採用されてホログラフィ方式用信
号の画像データを立体ディスプレイ12に供給するよう
になっている。
【0069】この第2の実施形態における立体画像表示
装置にあっては、前記制御手段18において、前記表示
面方向変更手段13による立体ディスプレイ12におけ
る表示面の方向の変更結果を検出し、前記追従指示情報
生成手段17により生成された追従指示情報に基づき、
さらにその検出した前記表示面方向変更手段13による
立体ディスプレイ12における表示面の方向の変更結果
に対応させて、前記撮影方向変更手段11bによって、
被写体撮影用カメラ11aの撮影方向を変更させるよう
に操作処理を行なってもよい。ここで表示面方向変更手
段13による立体ディスプレイ12における表示面の方
向の変更についての情報としては、例えば表示面方向変
更手段13による変更方向(変更角度)、変更量、変更
速度等が掲げられる。
【0070】さらに、制御手段18において、前記表示
面方向変更手段13による立体ディスプレイ12におけ
る表示面の方向の変更結果を検出するには、例えば立体
ディスプレイ12における表示面の方向の変更結果につ
いての情報を生成する表示面方向変更結果情報生成部
(図示せず)を設けておくことにより、立体ディスプレ
イ12における表示面の方向の変更結果を検出すること
が可能になり、表示面方向変更手段13による立体ディ
スプレイ12における表示面の方向の変更結果を正確に
把握することができる。
【0071】このような態様を採用すれば、表示面方向
変更手段13による立体ディスプレイ12における表示
面の方向の変更結果に応じて、撮影方向変更手段によっ
て被写体撮影用カメラの撮影方向を変更させることが可
能になる。したがって、被写体に対する被写体撮影用カ
メラの撮影方向の変更操作を、立体ディスプレイ12に
おける表示面の方向の変更結果に対応させて適切に行な
うことができる。つまり、立体ディスプレイ12におけ
る表示面の方向に対して、立体ディスプレイ12に表示
される立体画像を整合させることができ、観察者に違和
感を生じさせてしまうといった事態を回避することがで
きる。
【0072】また、第2の実施形態における立体画像表
示装置にあっては、前記制御手段18において、前記撮
影方向変更手段11bによる被写体撮影用カメラ11a
の撮影方向の変更結果を検出し、前記追従指示情報生成
手段17により生成された追従指示情報に基づき、その
検出した前記撮影方向変更手段11bによる被写体撮影
用カメラ11aの撮影方向の変更結果にさらに対応させ
て、前記表示面方向変更手段13によって立体ディスプ
レイ12における表示面の方向を変更させるように操作
処理を行なうようにしてもよい。ここで、撮影方向変更
手段11bによる被写体撮影用カメラ11aの撮影方向
の変更結果についての情報としては、例えば撮影方向変
更手段11bによる変更方向(変更角度)、変更量、変
更速度等が掲げられる。
【0073】ここで制御手段18において前記撮影方向
変更手段11bによる被写体撮影用カメラ11aの撮影
方向の変更結果を検出するにあたっては、例えば被写体
撮影用カメラ11aの撮影方向を変更した場合にその変
更結果についての情報を生成する撮影方向変更結果情報
生成部(図示せず)を設けておくことにより、被写体撮
影用カメラ11aの撮影方向の変更結果を検出すること
が可能になり、撮影方向変更手段11bによる被写体撮
影用カメラ11aの撮影方向の変更結果を正確に把握す
ることができる。
【0074】このような態様を採用すれば、撮影用方向
変更手段11bによる被写体撮影用カメラ11aの撮影
方向の変更結果に応じて、表示面方向変更手段13によ
って立体ディスプレイ12における表示面の方向を変更
させることが可能になる。したがって、立体ディスプレ
イ12における表示面の方向の変更操作を、被写体撮影
用カメラ11aの撮影方向の変更結果に対応させて適切
に行なうことができる。つまり、被写体撮影用カメラ1
1aの撮影方向に、立体ディスプレイ12における表示
面の方向を整合させることができ、この点において観察
者に違和感を生じさせてしまうといった事態を回避する
ことができる。
【0075】本発明にかかる立体画像表示装置は、ホビ
ーや純粋な情報提供等の用途のほか、以下のように医療
分野や博物・美術分野における用途に特に有用である。
本発明にかかる立体画像表示装置の用途例について簡単
に説明する。
【0076】医療分野にあっては、従来から画像診断を
行なうにあたりX線CTやMRI等といった撮像装置の
普及が進んでいるものの、複数の平面画像を見比べて細
部の位置関係を割り出すには熟練が必要である。これに
対し、本発明にかかる立体画像表示装置では、これらの
撮像装置により画像データをリアルタイムで処理するこ
とにより、医師が自由に移動しつつ、任意の断面から体
内の構造の立体画像を観察することができるので、きわ
めて便利である。
【0077】また、博物・美術分野にあっては、従来か
ら歴史的・美術的に貴重な物品に関しては、外気に晒さ
れると劣化してしまうといった物理的な理由等により実
物の公開を制限せざるを得ないので、一般展示や教育目
的には写真やレプリカが使用されているにすぎない。こ
れに対し、本発明にかかる立体画像表示装置では、物品
の画像データを取り込んで保存しておくことにより、C
G展示をより実物に近い形で行なうことができ、きわめ
て便利である。
【0078】しかも、本発明にかかる立体画像表示装置
は、視覚と運動感覚の不一致により起こる「3次元酔
い」と称される不快感が大幅に軽減され、特に立体画像
の細部を注視するときにはその効果が顕著である。
【0079】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明にかかる
請求項1の立体画像表示装置によれば、光波面再生型デ
ィスプレイにおける表示面の方向が正確に観察者の方向
に向いていなくても、観察者が視域内に入っていれば立
体画像を観察者に認識させることが可能であり、観察者
の位置と、平面ディスプレイにおける表示面の方向との
角度誤差について許容される範囲(観察者が違和感なく
観察することができる範囲)を“視域角の半分”にまで
大幅に拡大することができる。また、観察者移動情報に
よる観察者の移動が前記移動許容範囲を超えた時点で追
従指示情報が生成され、この追従指示情報に基づき、観
察者移動情報による観察者の移動に対応させて光波面再
生型立体ディスプレイにおける表示面の方向を変更させ
るとともに、その観察者移動情報による観察者の移動に
対応する画像データが光波面再生型立体ディスプレイに
供給させるように操作処理が行なわれるようにしたの
で、観察者の移動に滑らかに対応して適切な立体画像を
表示することできる。特に、本発明の立体画像表示装置
においては、装置全体の視域角が360度の全周囲にな
るといったきわめて有利な効果を得ることができる。ま
た、従来のような単なる平面ディスプレイを用いた運動
視差利用型と比較して、視覚の運動感覚の不一致が非常
に少なくすることができる。さらに、観察者が静止して
いるときであっても自然な立体感を得ることができる。
【0080】また、本発明にかかる請求項2の立体画像
表示装置によれば、追従指示情報に基づき、観察者移動
情報による観察者の移動に対応させて被写体撮影用カメ
ラの撮影方向の変更が行なわれるようにしたので、立体
画像として表示する被写体を観察者の移動に滑らかに対
応して被写体撮影用カメラで撮影して画像データを供給
することができる。
【0081】さらに、本発明にかかる請求項3の立体画
像表示装置によれば、追従指示情報に基づき、光波面再
生型立体ディスプレイにおける表示面の方向の変更結果
に対応させて、被写体撮影用カメラの撮影方向を変更さ
せるようにしたので、被写体に対する被写体撮影用カメ
ラの撮影方向の変更操作を、光波面再生型立体ディスプ
レイにおける表示面の方向の変更結果に対応させて適切
に行なうことができる。
【0082】さらにまた、本発明にかかる請求項4の立
体画像表示装置によれば、追従指示情報に基づき、被写
体撮影用カメラの撮影方向の変更結果に対応させて、光
波面再生型立体ディスプレイにおける表示面の方向を変
更させるようにしたので、光波面再生型立体ディスプレ
イにおける表示面の方向の変更操作を、被写体撮影用カ
メラの撮影方向の変更結果に対応させて適切に行なうこ
とができる。
【0083】そして、本発明にかかる請求項5の立体画
像表示装置によれば、観察者監視用カメラによる監視デ
ータから視線演算部によって視線方向データを算出して
観察者移動情報が生成されるようにしたので、正確な観
察者移動情報を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる立体画像表示装置の一例を示す
概要説明図である。
【図2】本発明にかかる立体画像表示装置を他の例を示
す概要説明図である。
【図3】観察者の移動許容範囲を示す説明図である。
【図4】立体ディスプレイにおける表示面の方向を変更
する動作の一例を示す説明図である。
【図5】角膜反射法の検出原理の説明図である。
【図6】インテグラル方式の撮影原理を示す説明図であ
る。
【図7】インテグラル方式の表示原理を示す説明図であ
る。
【図8】液晶パネルを用いたホログラフィ方式の概念図
である。
【図9】視域角の説明図である。
【符号の説明】
11 画像データ供給手段 11a 被写体撮影用カメラ 11b 撮影方向変更手段 12 光波面再生型立体ディスプレイ 13 表示面方向変更手段 14 観察者監視用カメラ 15 観察者移動情報生成手段 16 監視方向変更手段 17 追従指示情報生成手段 18 制御手段 110 被写体 120 レンズ群 121〜12n 要素レンズ 130 写真フィルム 131〜13n 像(要素画像) 140 写真 141〜14n 像 150 立体再生像 160 視点
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三科 智之 東京都世田谷区砧1丁目10番11号 日本放 送協会放送技術研究所内 (72)発明者 洗井 淳 東京都世田谷区砧1丁目10番11号 日本放 送協会放送技術研究所内 (72)発明者 岡野 文男 東京都世田谷区砧1丁目10番11号 日本放 送協会放送技術研究所内 Fターム(参考) 5C022 AA01 AB63 AC27 5C061 AA06 AB03 AB08 AB17 5C080 AA06 AA10 BB05 CC04 DD03 EE19 GG07 JJ02 JJ05

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 立体画像の画像データを供給する画像デ
    ータ供給手段と、 この画像データ供給手段から供給される画像データにし
    たがって立体画像を表示する光波面再生型立体ディスプ
    レイと、 この光波面再生型立体ディスプレイにおける表示面の方
    向を変更する表示面方向変更手段と、 前記光波面再生型立体ディスプレイにより表示される立
    体画像を観察する観察者の移動を監視する観察者監視用
    カメラと、 この観察者監視用カメラにより監視された観察者の移動
    に応じた観察者移動情報を生成する観察者移動情報生成
    手段と、 前記観察者移動情報生成手段により生成された観察者移
    動情報による観察者の移動に対応させて前記観察者監視
    用カメラの監視方向を変更する監視方向変更手段と、 前記観察者移動情報生成手段により生成された観察者移
    動情報による観察者の移動と予め設定した移動許容範囲
    とを比較し、観察者移動情報による観察者の移動が前記
    移動許容範囲を超えた時点で追従指示情報を生成する追
    従指示情報生成手段と、 この追従指示情報生成手段によって生成された追従指示
    情報に基づき、前記観察者移動情報生成手段により生成
    された観察者移動情報による観察者の移動に対応させ
    て、前記表示面方向変更手段によって光波面再生型立体
    ディスプレイにおける表示面の方向を変更させるととも
    に、その観察者移動情報による観察者の移動に対応する
    画像データを前記画像データ供給手段から前記光波面再
    生型立体ディスプレイに供給させる制御手段と、を備え
    ることを特徴とする立体画像表示装置。
  2. 【請求項2】 前記画像データ供給手段は、被写体を撮
    影して立体画像の画像データを取得する被写体撮影用カ
    メラと、この被写体撮影用カメラの撮影方向を変更する
    撮影方向変更手段と、を備え、 前記制御手段は、前記追従指示情報生成手段により生成
    された追従指示情報に基づき、観察者移動情報生成手段
    により生成された観察者移動情報による観察者の移動に
    対応させて、前記撮影方向変更手段によって前記被写体
    撮影用カメラの撮影方向を変更させることを特徴とする
    請求項1に記載の立体画像表示装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記表示面方向変更手
    段による光波面再生型立体ディスプレイにおける表示面
    の方向の変更結果を検出し、前記追従指示情報生成手段
    により生成された追従指示情報に基づき、その検出した
    前記表示面方向変更手段による光波面再生型立体ディス
    プレイにおける表示面の方向の変更結果にさらに対応さ
    せて、前記撮影方向変更手段によって被写体撮影用カメ
    ラの撮影方向を変更させることを特徴とする請求項2に
    記載の立体画像表示装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、前記撮影方向変更手段
    による被写体撮影用カメラの撮影方向の変更結果を検出
    し、前記追従指示情報生成手段により生成された追従指
    示情報に基づき、その検出した前記撮影方向変更手段に
    よる被写体撮影用カメラの撮影方向の変更結果にさらに
    対応させて、前記表示面方向変更手段によって光波面再
    生型立体ディスプレイにおける表示面の方向を変更させ
    ることを特徴とする請求項2または3に記載の立体画像
    表示装置。
  5. 【請求項5】 前記観察者移動情報生成手段は、観察者
    監視用カメラによる監視データから観察者の視線方向デ
    ータを算出して観察者移動情報を生成する視線演算部を
    備えることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記
    載の立体画像表示装置。
JP2001134142A 2001-05-01 2001-05-01 立体画像表示装置 Expired - Fee Related JP4256597B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001134142A JP4256597B2 (ja) 2001-05-01 2001-05-01 立体画像表示装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001134142A JP4256597B2 (ja) 2001-05-01 2001-05-01 立体画像表示装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002330452A true JP2002330452A (ja) 2002-11-15
JP4256597B2 JP4256597B2 (ja) 2009-04-22

Family

ID=18981882

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001134142A Expired - Fee Related JP4256597B2 (ja) 2001-05-01 2001-05-01 立体画像表示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4256597B2 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006126542A (ja) * 2004-10-29 2006-05-18 Nippon Hoso Kyokai <Nhk> 立体画像表示装置
JP2007074033A (ja) * 2005-09-02 2007-03-22 Canon Inc 撮像装置及びその制御方法及びプログラム及び記憶媒体
JP2008512698A (ja) * 2004-09-08 2008-04-24 シーリアル、テクノロジーズ、ゲーエムベーハー コンピュータが生成したビデオホログラムを符号化及び再構成する方法及び装置
JP2012194241A (ja) * 2011-03-15 2012-10-11 Yamaha Corp 評価装置
JP2020170979A (ja) * 2019-04-05 2020-10-15 日本放送協会 立体画像生成装置及びそのプログラム
US11126008B2 (en) 2019-02-27 2021-09-21 Samsung Electronics Co., Ltd. 3D image display apparatus, 3D image display method, and 3D image generating and displaying system
WO2022196350A1 (ja) * 2021-03-15 2022-09-22 株式会社Jvcケンウッド 立体映像表示装置、立体映像表示方法およびプログラム
JP7474317B2 (ja) 2019-03-18 2024-04-24 ブレリョン インコーポレイテッド 同心ライトフィールドおよび単眼から両眼への混成を提供するディスプレイシステム

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008512698A (ja) * 2004-09-08 2008-04-24 シーリアル、テクノロジーズ、ゲーエムベーハー コンピュータが生成したビデオホログラムを符号化及び再構成する方法及び装置
JP4695141B2 (ja) * 2004-09-08 2011-06-08 シーリアル、テクノロジーズ、ゲーエムベーハー コンピュータが生成したビデオホログラムを符号化及び再構成する方法及び装置
JP2006126542A (ja) * 2004-10-29 2006-05-18 Nippon Hoso Kyokai <Nhk> 立体画像表示装置
JP2007074033A (ja) * 2005-09-02 2007-03-22 Canon Inc 撮像装置及びその制御方法及びプログラム及び記憶媒体
JP2012194241A (ja) * 2011-03-15 2012-10-11 Yamaha Corp 評価装置
US11126008B2 (en) 2019-02-27 2021-09-21 Samsung Electronics Co., Ltd. 3D image display apparatus, 3D image display method, and 3D image generating and displaying system
JP7474317B2 (ja) 2019-03-18 2024-04-24 ブレリョン インコーポレイテッド 同心ライトフィールドおよび単眼から両眼への混成を提供するディスプレイシステム
JP2020170979A (ja) * 2019-04-05 2020-10-15 日本放送協会 立体画像生成装置及びそのプログラム
JP7324605B2 (ja) 2019-04-05 2023-08-10 日本放送協会 立体画像生成装置及びそのプログラム
WO2022196350A1 (ja) * 2021-03-15 2022-09-22 株式会社Jvcケンウッド 立体映像表示装置、立体映像表示方法およびプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP4256597B2 (ja) 2009-04-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Benzie et al. A survey of 3DTV displays: techniques and technologies
US10241329B2 (en) Varifocal aberration compensation for near-eye displays
US20100238270A1 (en) Endoscopic apparatus and method for producing via a holographic optical element an autostereoscopic 3-d image
JP2008146221A (ja) 画像表示システム
KR20160016468A (ko) 리얼 3d 영상 생성 방법 및 그 장치
JP2020527872A (ja) 非平面コンピュテーショナルディスプレイ
WO2018076634A1 (zh) 全息显示系统和全息显示方法
CN107797436B (zh) 全息显示装置及其显示方法
JPH09238369A (ja) 3次元像表示装置
Takaki Novel 3D display using an array of LCD panels
JP2002330452A (ja) 立体画像表示装置
LT5591B (lt) Erdvinių vaizdų srauto stebėjimo būdas ir sistema jam įgyvendinti
KR20120093693A (ko) 입체영상표시장치 및 그 구동방법
KR20160098589A (ko) 홀로그램 3d 영상의 촬영 및 표출장치
US10567744B1 (en) Camera-based display method and system for simulators
JP3425402B2 (ja) 立体画像を表示する装置および方法
EP2408217A2 (en) Method of virtual 3d image presentation and apparatus for virtual 3d image presentation
JP5487935B2 (ja) 表示装置および表示方法
KR20150091838A (ko) 초다시점형 3차원 디스플레이 시스템
JP2012008298A (ja) 3次元映像表示装置
CA3018454C (en) Camera-based display method and system for simulators
Pan et al. 3D displays: their evolution, inherent challenges and future perspectives
JP2022055732A (ja) 光線再生装置、三次元空間表示システム、光線再生方法、及びプログラム
JP2004258594A (ja) 広角度から鑑賞できる立体画像表示装置
Hill Scalable multi-view stereo camera array for real world real-time image capture and three-dimensional displays

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060328

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20081219

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090106

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090130

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120206

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4256597

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130206

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140206

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees