JP2002328125A - 金属中成分分析用試料の調整方法及び装置 - Google Patents

金属中成分分析用試料の調整方法及び装置

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JP2002328125A JP2001134889A JP2001134889A JP2002328125A JP 2002328125 A JP2002328125 A JP 2002328125A JP 2001134889 A JP2001134889 A JP 2001134889A JP 2001134889 A JP2001134889 A JP 2001134889A JP 2002328125 A JP2002328125 A JP 2002328125A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 金属中成分分析用の試料を、真空中でアーク
プラズマによる表面処理を能率よく行うと共に、試料の
コンタミ等を防止し金属中成分分析装置による分析精度
を向上させることができる金属中成分分析用試料の調整
方法及び装置を提供する。 【解決手段】 金属中成分分析用の試料Wを、真空状態
に維持される処理室2a内のアーク処理部5に供給する
と共に、該試料Wをアーク処理部5において表面処理空
間Hを介してアークプラズマによる表面処理をした後、
表面処理済の試料Wを処理室2a外に取り出して成分分
析を行わせる金属中成分分析用試料の調整方法にしてい
る。また、真空状態に維持可能に形成した処理室2a内
に、金属中成分分析用の試料Wを電極間でアーク処理す
るアーク処理部5と、試料Wのアーク処理部5への供給
と取り出しを行う試料供給回収部6aと、該試料供給回
収部6aから供給された試料Wをアーク処理部5で位置
決めするハンドリング部7aとを設置構成した金属中成
分分析用試料の調整装置にしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、製鋼時等に得られ
る金属中成分分析用のサンプル(試料)を、真空状態の
中でアークプラズマによる表面処理を行うことにより、
ガス分析装置等での金属中成分分析を可能にさせる金属
中成分分析用試料の調整方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、製鋼時等において溶鋼中より採
取したサンプルは、各種分析方法の金属中成分分析用装
置に合わせた大きさと形状できれいに表面処理を施した
試料に加工(調整)され、該試料の金属中成分をガス分
析装置等で分析した後、この分析結果に基づいて製鋼工
程内で脱酸素処理等の必要な処置を行うことにより、所
定の品質の製品を製造するようにしている。従来、上記
のような試料の調整を行うにあたり、製鋼炉から取り出
されたままの試料は表面に黒皮(炭素等の酸化物)や各
種付着物等(以下スケール類と言う)を有しているの
で、このスケール類をヤスリ掛けや電解研磨等の除去手
段を以て除去すると共に、表面清掃を施す等の表面処理
を行った後、ガス分析等の金属中成分分析装置にかけて
分析作業が行われる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】然し、上記従来のよう
な試料の調整手段は、異物の混入(コンタミ)を防止す
るうえで表面処理作業に熟練を要し、1回の試料の分析
に略3分程度の時間を要すると共に、1日当たりのサン
プル数は多いもので50回程度にも及ぶものであるとこ
ろ、分析作業に多大な時間と煩雑な労力を伴うこと、及
び金属中成分の正確な分析結果を得る迄の間に、製鋼炉
を長時間にわたってしばしば待機状態にしなければなら
ないので、ランニングコストが過大になる等の欠点があ
る。
【0004】これに対し、一般に金属をアークプラズマ
によって表面処理すると、金属表面のスケール類がアー
クプラズマ処理(以下アーク処理と言う)されて数秒程
度で除去されることが既に知られているが、このアーク
処理手段は真空中をアルゴンガス等でガス置換した雰囲
気中で表面処理を行うので、このようなガス置換アーク
処理方式を金属中成分分析用試料の調整にそのまま用い
ると、アルゴンガス等特別なガス体に要する調整コスト
の増大や、ガス置換工程に要する作業能率の低下を伴う
等の課題がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記従来の問題点を解消
するために本発明による金属中成分分析用試料の調整方
法は、第1に、金属中成分分析用の試料Wを、真空状態
に維持される処理室2a内のアーク処理部5に供給する
と共に、該試料Wをアーク処理部5において表面処理空
間Hを介してアークプラズマによる表面処理をした後、
表面処理済の試料Wを処理室2a外に取り出して成分分
析を行わせることを特徴としている。
【0006】第2に、試料Wの片面をアーク処理をした
後、該試料Wを反転させて他面をアーク処理することを
特徴としている。
【0007】第3に、真空状態に維持可能に形成した処
理室2a内に、金属中成分分析用の試料Wを電極間でア
ーク処理するアーク処理部5と、試料Wのアーク処理部
5への供給と取り出しを行う試料供給回収部6aと、該
試料供給回収部6aから供給された試料Wをアーク処理
部5で位置決めするハンドリング部7aとを設置構成し
たことを特徴としている。
【0008】第4に、真空状態に維持可能に形成した処
理室2a内に、陽極部50と陰極部51との間に表面処
理空間Hを設けるアーク処理部5を設置すると共に、該
表面処理空間H内に金属中成分分析用の試料Wを収容可
能なアーク処理室80を形成する処理ガイド8を設け、
試料Wをアーク処理室80内でアーク処理するように構
成したことを特徴としている。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態を図面に基づ
いて説明する。図1,図2において符号1は本発明に係
わる表面処理方法(調整方法)によって金属中成分分析
用等の金属中成分分析用の試料Wを表面処理する調整装
置2を供えた試料調整機であり、図示例の試料調整機1
は、キャスター付の移動可能な機体フレーム10上に、
製鋼時に取り出したサンプルを適正な形状と大きさの試
料Wに加工する試料成形機1aと、成形された試料Wを
調整装置2に送給するロボットハンドを有する供給機1
bと、供給された試料Wを真空中でアークを発生させて
デスケーリング等の表面処理を行う調整装置2等をコン
パクトで使用し易く配設した構成にしている。
【0010】また機体フレーム10の下部には調整装置
2に形成する中空な処理室2a内を、所定の気圧(略1
0Pa程度)の真空状態にする真空ポンプ1cを設置
し、その側方には試料調整機1の各種の運転操作を司る
コントロールボックス1dを設置している。そして、表
面処理が完了された処理済の試料Wは、試料供給取出部
3を介して処理室2a外に取り出し、該試料供給取出部
3から外気に曝すことなく、ガス分析装置等の金属中成
分分析装置に自動的に送給する移送手段としての移送部
1eに継送することにより、処理された試料Wが再び酸
化や汚損されることを防止し、次工程で行われる金属中
成分分析を精度よく簡単に行うことができるようにして
いる。
【0011】上記試料調整機1に設置される本発明に係
わる調整装置2は図3,図4で示すように、処理ケース
20で形成された処理室2a内に、既述の試料供給取出
部3と、真空中でのアーク処理によって試料Wの表面処
理を行う処理部5と、該処理部5に試料供給取出部3か
ら試料Wを継送して供給すると共に、処理済の試料Wを
回収するホルダ6を有する試料供給回収部6aと、処理
部5に供給設置された試料Wを位置決めすると共に、反
転させ且つホルダ6内に回収供給するチヤック7を有す
るハンドリング部7a等を設置している。
【0012】また図示例の処理ケース20は、上下左右
に筒状の開口部を有するように正面視で略十字型の中空
状の処理室2aに形成していると共に、各開口部を絶縁
部材21を介した蓋部材22によって気密状に閉鎖した
状態で、後壁側に排気管23を設けて前記真空ポンプ1
cと連通せしめ、処理室2a内を後述する構成によって
可及的速やかに所定の真空状態にすることができるよう
にしている。
【0013】以下各部の詳細な構成について説明する。
先ず図3,図6,図7を参照し試料供給取出部3及び試
料供給回収部6aについて説明する。試料供給取出部3
は、供給機1bのロボットハンドに設けたホルダ6から
排出供給される試料Wを、漏斗状の受部30aで受けて
待機姿勢にある試料供給回収部6aのホルダ6内に供給
するパイプ状の供給筒30と、該ホルダ6で回収された
試料Wを漏斗状の受部31で受けて、下方の移送部1e
に落下状態で継送せしめる取出筒32とから構成してい
る。
【0014】そして、試料供給取出部3はホルダ6の待
機姿勢位置で供給筒30と取出筒32を略鉛直線上に配
置させることにより、試料供給及び試料取出し作業を簡
潔で廉価な構成を以て的確且つ速やかに行うことができ
るようにしている。また供給筒30及び取出筒32の適
所には、試料Wの通過時に自動的に開動すると共に非通
過時には閉動する開閉弁33を複数介挿し、試料Wの供
給取出工程において処理室2a内の真空状態を効率よく
維持させるようにしている。
【0015】上記試料供給回収部6aは、ホルダ6を先
端部に開閉可能に設けた支持杆60を、蓋部22の外側
に設けた進退作動アクチュエータ61によって、図3で
示す実線の待機姿勢から点線の供給姿勢に、略水平方向
に進退移動可能にしていると共に、後述する構成により
ホルダ6を開閉アクチュエータ62の作動によって、待
機姿勢及び供給姿勢において開閉可能に構成することに
より、ホルダ6内に適正姿勢で保持した試料Wを速やか
に排出し、取出筒32及び処理部5に選択的に供給する
ことができるようにしている。
【0016】図7を参照しホルダ6について説明する
と、このホルダ6は、支持杆60の端部に前記開閉アク
チュエータ62に連携して開閉作動するように設けた左
右の作動杆65に、左右合わせ型のブロック形状でプラ
スチック材等からなるホルダ片63,63をそれぞれ設
け、開閉アクチュエータ62の作動によって同図(B)
で示す保持姿勢から、同図(C)で示す排出姿勢に切換
作動するように構成している。またホルダ片63,63
は保持姿勢において試料Wを収容するホルダ穴66を、
底面部を下向き円錐状に形成する円錐面67と、これの
上方に連なり試料Wの外形よりもやや径大な縦穴を形成
する縦壁68と、該縦壁68から上方外側に向けて拡開
する漏斗部を形成する受面69とで形成している。
【0017】以上のように形成してなるホルダ6は、上
方から投入される試料Wを受面69でホルダ穴66内に
円滑に受け入れると共に、底面部において試料Wの外周
コーナー部を、円錐面をなす円錐面67で接当規制し、
同図(B)で示すように試料Wを処理部5に供給する供
給姿勢と同様な水平姿勢で中心部に誘導保持するから、
ホルダ6を処理部5の陰極部51の中心直上の処理位置
に位置させた状態において、ホルダ片63,63を拡開
させたとき、試料Wはその水平姿勢を乱して陰極部51
の平坦面上で大きく跳ね返えらせたりすることなく良好
に供給することができ、この分供給スピードを速くする
ことができると共に、後述するチヤック7による位置決
め作業を簡単にする等の利点がある。
【0018】次に図3,図8を参照し処理部5について
説明する。図示例の処理部5は、棒杆状の陽極部50と
陰極部51を、処理ケース20の上下の開口部を閉鎖す
る蓋部22,22にそれぞれ鉛直方向に各別に垂設支持
した状態で、前記コントロールボックス1d側のアーク
プラズマ発生電源と連結せしめている。そして陽極部5
0は、電源と連結している電導部材からなる管体52の
下端部を閉鎖しており、その内部には図示しない給水装
置に連結している給水管53を通水間隔を有して内装
し、該通水間隔を介して陽極部50を冷却した水は、管
体52の上部に設けた排水口55から排出するように
し、試料Wの連続処理時における陽極部50の過熱を防
止するようにしている。尚、陰極部51も上記のものと
同様に図示しない冷却装置を設置している。
【0019】一方陰極部51は、処理ケース20の下方
の蓋部22に取付支持された進退作動アクチュエータ5
6の杆体57の上部に高さ調節可能に設け、図3の実線
で示す待機姿勢から、後述する試料Wをチヤック7で把
持するチヤック位置と、処理ガイド8の下面に近接させ
た処理位置の作業姿勢となるように昇降可能に設けてい
る。尚、杆体57は電源に連結している。即ち、陰極部
51は、銅製或いは鉄製の円柱部材を杆体57の上部に
穿設した取付孔58内にスライド可能に嵌挿すると共
に、取付ネジ59によって高さ調節可能に固定するよう
にしているので、陽極部50の下面と陰極部51の上面
との間隔を簡単な構成を以て微量調節することができ、
電極の特性及び電力の大きさに適応した真空中でのアー
クプラズマを効率よく発生させて、陰極上でのクリーニ
ング効果を利用して、試料Wのアーク処理を良好に行う
ことができる表面処理空間Hを、正確に設定することが
できる等の特徴がある。
【0020】また上記表面処理空間H内には、試料Wを
囲んでアーク処理を良好に行わせるアーク処理室80を
形成する処理ガイド8を設けている。即ち、処理ガイド
8は、アーク発生時に充分な耐熱性及び絶縁性等を有す
るセラミック材等の耐アーク部材とし、試料Wよりもや
や厚い板状でその中心部に、電極の径より小径で試料W
の直径の数倍程度の孔を穿設することにより、陰極部5
1上に試料Wの周囲を囲繞するアーク処理室80を形成
している。また処理ガイド8は、アーク処理室80の外
側に複数の取付杆81を立設し、該取付杆81を前記管
体52の側面に嵌挿した状態で、適宜な取付具82によ
って、陽極部50の下面と処理ガイド8の下面の距離
が、前記表面処理空間Hと略同程度になるように取付位
置調節可能に支持している。
【0021】この構成により図8(A),(B)で示す
ように、試料Wを陰極部51上でアーク処理室80の中
心に位置決めした状態のアーク処理時において、アーク
処理室80は試料Wの外周を空隙を有して囲繞している
と共に、その上方を表面処理空間H内で陽極部50の下
面と処理ガイド8の上面との間に、開放空間部83を形
成して処理室2a側に連通開放せしめている。従って、
電源をONして両極間に適正アーク処理時間として設定
された略数秒(本実施形態では試料Wの過熱防止を考慮
して略1秒程度に設定している。)程度の間アークプラ
ズマ放電が行われるとき、アーク処理室80は陰極部5
1上でアークプラズマの発生範囲を絞って定めることが
できるので、試料Wの表面処理に好適なアークプラズマ
を安定よく発生させることができ、これにより試料Wの
酸化皮膜や付着物等を良好に蒸発除去することができる
等の特徴がある。
【0022】このとき試料Wは、アークプラズマの大き
なエネルギー並びにスケールの付着状況に伴うアーク偏
負荷等によって、陰極部51上で反射的に動くことがあ
るが、試料Wはアーク処理室80内で陰極部51上の移
動を自由にしながら、処理ガイド8によって表面処理空
間H内に保持されて適正なアーク処理を受ける。またア
ーク処理室80内で連続的に生ずるアーク発生熱及び蒸
発するガスや除去されたスケール類の微細粒子等(以下
これらを発散物と言う)は、表面処理空間H内に封じ込
めることなく、前記開放空間部83から処理室2aの広
い空間部側に自由に排出されるので、上記発散物を試料
Wに再付着させることなく、所定時間内における連続的
なアーク処理を十分に行うことができ、スケール類をき
れいに除去した金属光沢のある金属成分分析に好適な処
理済試料Wを、能率よく簡単に得ることができる等の特
徴がある。
【0023】次に図3,図4,図5を参照しハンドリン
グ部7aについて説明する。ハンドリング部7aは、チ
ヤック7を先端部に開閉可能に設けた支持杆70を、蓋
部22の外側に設けた回転作動アクチュエータ71によ
って反転回動可能に支持すると共に、支持杆70の外側
端部に設けた開閉アクチュエータ72の作動によって、
チヤック7の左右の爪を図4の実線で示すチヤック7が
開動した待機姿勢から、閉動した点線の位置決め挟持姿
勢に開閉可能に設けている。これにより、チヤック7は
ホルダ6によって陰極部51上に載置された試料Wを、
図10で示すように両側から一時的に把持することによ
り適正処理位置に正確に位置決めすることができ、位置
決めした後はチヤック7はその場で開動させることで処
理部5から速やかに退避するので、試料Wを陰極部51
上で精度よく表面処理することができる。尚、図8の点
線で示すように、開放空間部83を気密室8aで覆うと
共に、該気密室8aをクリーナー付の真空ポンプ1cに
連結すると、発散物の吸引除去をさらに確実に行うこと
ができる。
【0024】そして、試料Wが図11で示すように表側
(片面)の表面処理(以下一次表面処理と言う)を完了
した後、陰極部51が昇降作動アクチュエータ56の作
動によってチヤック位置に下降すると、チヤック7は再
び閉動して試料Wを挟持すると共に、挟持姿勢のまま回
転作動アクチュエータ72の作動によって半回転するの
で、試料Wは裏側(他面)を陽極部50側にした状態
で、チヤック7の開動に伴い再び陰極部51上に位置決
め載置され、前記一次表面処理時と同様な二次表面処理
を適切に行うようにしている。
【0025】またチヤック7が反転回動するときは、陰
極部51はチヤック位置から待機位置に下降するので反
転回動を妨げることなく、チヤック7は二次表面処理が
完了された試料Wを陰極部51上で再び挟持し、この状
態でチヤック位置に下降した陰極部51上にホルダ6が
進動する。次いでチヤック7は、ホルダ6が図12で示
す試料Wの供給姿勢と同様な回収姿勢になった状態にお
いて開動し、ホルダ6のホルダ穴66内に試料Wを投入
する。そしてこの後、ホルダ6は試料供給取出部3側に
退動復帰し、ホルダ片63,63を開動し収容した試料
Wを取出筒62に向けて投入する。
【0026】次に以上のように構成した調整装置2によ
る試料Wの表面処理方法及び表面処理の態様等について
説明する。先ず、この実施形態で処理する試料Wは、溶
鋼中に採取した材料を金属中成分分析装置としてのガス
分析装置に適合する、厚さが略3ミリ程度で直径が略6
ミリ程度の打ち抜きピースとしており、試料成形機1a
で所定の形状と大きさに形成した試料Wは、供給機1b
のロボットハンドのホルダ6によって、調整装置2に設
置される試料供給取出部3の受部30a内に投入される
と、試料Wは供給筒30から、図3,図7(B)で示す
待機姿勢にあるホルダ6のホルダ穴66内に自動的に収
容される。
【0027】このとき、真空ポンプ1cは運転を開始さ
れており、処理室2a内は所定の真空状態に設定され、
次いでホルダ6が図3の点線及び図9で示すように横方
向に進動し、待機姿勢にある陰極部51上に試料Wを排
出して載置する。そして、ホルダ6が元の待機姿勢に退
動するに伴い、チヤック7が試料Wを陰極部51上で位
置決めし(図10)、この後開動退避し陰極部51上を
開放状態にする。次いで、図11で示すように陰極部5
1が処理位置に上昇停止し、陽極部50との間に表面処
理空間Hを形成維持すると共に、処理部5の電源がON
されて陽極部50と陰極部51及び該陰極部51に接触
している試料W間にアークプラズマを発生させる。
【0028】これにより試料Wは表側の一次表面処理が
行われ、次いで陰極部51がチヤック位置に下降し、こ
の位置でチヤック7による試料Wの反転回動がなされ
て、陰極部51上における試料Wの他面の位置決めが行
われ、この後陰極部51は再び処理位置に上昇し、一次
表面処理と同様に裏側の二次表面処理が行われる。従っ
て、上記のように構成し作動される調整装置2は、処理
室2a内に簡潔で廉価な構成を以て設置された一つの処
理部5によって、試料Wの全面の表面処理を能率よく的
確に完了することができる等の特徴がある。
【0029】このような試料調整作業において調整装置
2は、真空状態に維持可能に形成した処理室2a内に、
陽極部50と陰極部51との間に表面処理空間Hを設け
るアーク処理部5を設置し、該表面処理空間H内に金属
中成分分析用の試料Wを収容可能なアーク処理室80を
形成する処理ガイド8を設け、試料Wをアーク処理室8
0内でアーク処理をするように構成しているので、図8
(A),(B)で示すように、試料Wを陰極部51上で
アーク処理室80の中心に位置決めした状態のアーク処
理時にアークプラズマ放電が行われるとき、アーク処理
室80内で試料Wの表面処理に好適なアークプラズマを
安定よく発生させることができ、酸化皮膜や付着物等を
良好に除去することができる。
【0030】またこのときのアークプラズマのエネルギ
ーによって、試料Wが陰極部51上で動いても、試料W
はアーク処理室80内で表面処理空間H内に保持されな
がら、陰極部51上を自由に移動するので、適正なアー
ク処理を均一的に受ける。そして、アーク処理室80内
で連続的に生ずる前記発散物は、表面処理空間H内に封
じ込められることなく、処理ガイド8と陽極部50間に
形成した開放空間部83から、処理室2aの広い空間部
側に自由に排出され、これらは都度自動的に作動する真
空ポンプ1cによっても吸引されるので、上記発散物を
試料Wに再付着させることなく連続的なアーク処理を良
好に行うことができ、スケール類を除去した金属光沢の
ある好適な処理済試料Wを、ガス置換を要することなく
能率よく簡単に提供することができ、以後のガス分析装
置による金属成分分析を精度よく行うことができる等の
特徴がある。
【0031】このようにして試料Wの表面処理工程を完
了したのちは、チヤック7が陰極部51上の試料Wを再
び挟持した状態で、陰極部51は待機姿勢に下降し、次
いでホルダ6が進動し、図12で示す試料Wの供給姿勢
と同様な回収姿勢になったとき、チヤック7は開動して
ホルダ6内に試料Wを投入する。次いで、試料Wを収容
したホルダ6は待機姿勢に退動復帰した状態で開動し、
試料Wを試料供給取出部3の取出筒62内に投入して、
その下端から真空雰囲気又はアルゴンガス等を封入した
不活性ガス雰囲気の気密状態で、ガス分析装置等に向け
て移送する移送部1eに継送するから、試料Wを処理室
2aから取り出した後も、コンタミや再酸化等を確実に
防止しながら、一連の試料調整作業並びに成分分析作業
を能率よく簡単に完了することができる。
【0032】このような試料調整作業を行うことができ
る調整装置2は、真空状態に維持可能に形成した処理室
2a内で、試料Wの全面を電極間で自動的にアーク処理
するための各機器を処理ケース20に設置構成するに、
該処理ケース20を正面視で略十字型の中空状の処理室
2aに形成し、その上下左右に筒状の開口部を設け、各
開口部を気密状に閉鎖する蓋部22を利用して、上記各
機器を処理室2a内に設置する取付部材に兼用したこと
によって、装置をコンパクトに纏めながら簡潔で廉価な
構成にすると共に、アーク処理を損なうことなく可及的
に小容量な処理室2aを形成して真空ポンプ1cによる
真空状態の形成を速やかにすると共に、装置のランニン
グコストを低減することができるようにしている。
【0033】即ち、処理ケース20の上下の蓋部22に
は、処理室2a内に処理部5を構成する陽極部50と陰
極部51を表面処理空間Hを調節可能に設けると共に、
該処理部5にホルダ6を近接位置させるように、試料供
給取出部3の供給筒30と取出筒62を取付支持し、ま
た左方の蓋部22にはホルダ6を既述のように作動させ
る試料供給回収部6aを設置し、右方の蓋部22にはチ
ヤック7を開閉及び回動させるハンドリング部7aを気
密構造を以て安定よく設置している。
【0034】また各蓋部22は開閉可能であること、及
び処理ケース20には図示しないメンテナンス作業用の
開閉口を設置していることにより、各機器の調整修理並
びに処理室2a内の清掃等のメンテナンス作業を簡単に
行うことができる等の特徴がある。従って、製鋼中途に
頻繁に行われる試料調整作業を能率よく簡単に行うこと
を可能にし、精度のよい分析結果を速やかに得ることが
でき、これに基づく品質の向上を図ることができると共
に、製鋼時のランニングコストを大幅に低減することが
できる等の利点がある。
【0035】
【発明の効果】本発明は以上のような金属中成分分析用
試料の調整方法にしたことにより次のような効果を奏す
る。金属中成分分析用の試料を、真空状態に維持される
処理室内のアーク処理部に供給すると共に、該試料をア
ーク処理部において表面処理空間を介してアークプラズ
マによる表面処理をした後、表面処理済の試料を処理室
外に取り出して成分分析を行わせるようにしたので、ガ
ス置換工程等を経ることなく真空中でアークプラズマに
よる表面処理を能率よく行うことができると共に、試料
のコンタミ等を防止し金属中成分分析装置による分析精
度を向上させることができる。
【0036】また試料の片面をアーク処理をした後、該
試料を反転させて他面をアーク処理するようにしたこと
により、試料の全面を適切に表面処理することができる
と共に、一つの処理部で廉価な構成を以て表面処理を行
うことができる。
【0037】本発明は以上のような金属中成分分析用試
料の調整装置にしたことにより次のような効果を奏す
る。真空状態に維持可能に形成した処理室内に、金属中
成分分析用の試料を電極間でアーク処理するアーク処理
部と、試料のアーク処理部への供給と取り出しを行う試
料供給回収部と、該試料供給回収部から供給された試料
をアーク処理部で位置決めするハンドリング部とを設置
構成したことにより、真空中の処理室内で試料の表面処
理を確実に行うと共に、試料の供給及び取り出しをコン
タミや酸化等を防止しながら能率よく簡単に行うことが
できる。
【0038】真空状態に維持可能に形成した処理室内
に、陽極部と陰極部との間に表面処理空間を設けるアー
ク処理部を設置すると共に、該表面処理空間内に金属中
成分分析用の試料を収容可能なアーク処理室を形成する
処理ガイドを設け、試料をアーク処理室内でアーク処理
するように構成したことにより、両極間の表面処理空間
内でアークプラズマの発生範囲を絞って安定よく発生さ
せることができ、試料の酸化皮膜や付着物等を蒸発除去
することができる。また試料がアークプラズマによって
動いても処理ガイドによってアーク処理室内に保持され
るから、アーク処理を適正に受けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の調整装置を備えた試料調整機を示す正
面図。
【図2】図1の平面図。
【図3】図1の調整装置2の構成を示す正断面図。
【図4】図3の要部の構成を示す平断面図。
【図5】チヤックとホルダとの関係を示す平面図。
【図6】調整装置に設置した試料供給取出部と試料供給
回収部の構成を示す正面図。
【図7】(A)はホルダの平面図。(B)は(A)のホ
ルダ片を閉動した状態を示す断面図。(C)は(A)の
ホルダ片を開動した状態を示す断面図。
【図8】(A)は処理部の構成を示す断面図。(B)は
(A)の処理ガイドの平面図。
【図9】処理部における試料の供給状態を示す作用図。
【図10】処理部における試料の位置決め状態を示す作
用図。
【図11】処理部における試料の表面処理状態を示す作
用図。
【図12】処理部における試料の回収状態を示す作用
図。
【符号の説明】
1 試料調整機 1c 真空ポンプ 2 調整装置 2a 処理室 3 試料供給取出部 5 アーク処理部(アークプラズマ処理部) 6 ホルダ 6a 試料供給回収部 7 チヤック 7a ハンドリング部 8 処理ガイド 20 処理ケース 22 蓋部 23 排気管 50 陽極部 51 陰極部 80 アーク処理室 H 表面処理空間 W 試料

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属中成分分析用の試料(W)を、真空
    状態に維持される処理室(2a)内のアーク処理部
    (5)に供給すると共に、該試料(W)をアーク処理部
    (5)において表面処理空間(H)を介してアークプラ
    ズマによる表面処理をした後、表面処理済の試料(W)
    を処理室(2a)外に取り出して成分分析を行わせるこ
    とを特徴とする金属中成分分析用試料の調整方法。
  2. 【請求項2】 試料(W)の片面をアーク処理をした
    後、該試料(W)を反転させて他面をアーク処理する請
    求項1の金属中成分分析用試料の調整方法。
  3. 【請求項3】 真空状態に維持可能に形成した処理室
    (2a)内に、金属中成分分析用の試料(W)を電極間
    でアーク処理するアーク処理部(5)と、試料(W)の
    アーク処理部(5)への供給と取り出しを行う試料供給
    回収部(6a)と、該試料供給回収部(6a)から供給
    された試料(W)をアーク処理部(5)で位置決めする
    ハンドリング部(7a)とを設置構成したことを特徴と
    する金属中成分分析用試料の調整装置。
  4. 【請求項4】 真空状態に維持可能に形成した処理室
    (2a)内に、陽極部(50)と陰極部(51)との間
    に表面処理空間(H)を設けるアーク処理部(5)を設
    置すると共に、該表面処理空間(H)内に金属中成分分
    析用の試料(W)を収容可能なアーク処理室(80)を
    形成する処理ガイド(8)を設け、試料(W)をアーク
    処理室(80)内でアーク処理するように構成したこと
    を特徴とする金属中成分分析用試料の調整装置。
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