JP2002328120A - 超音波探触子および超音波探傷方法 - Google Patents

超音波探触子および超音波探傷方法

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JP2002328120A
JP2002328120A JP2001132382A JP2001132382A JP2002328120A JP 2002328120 A JP2002328120 A JP 2002328120A JP 2001132382 A JP2001132382 A JP 2001132382A JP 2001132382 A JP2001132382 A JP 2001132382A JP 2002328120 A JP2002328120 A JP 2002328120A
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pressure wave
wave
ultrasonic probe
piezoelectric element
ultrasonic
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Yasuhiro Mabuchi
靖宏 馬渕
Koji Kikuchi
孝司 菊池
Yutaka Yonetani
豊 米谷
Tatsuo Takada
達雄 高田
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N2291/00Indexing codes associated with group G01N29/00
    • G01N2291/02Indexing codes associated with the analysed material
    • G01N2291/028Material parameters
    • G01N2291/02872Pressure

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  • Transducers For Ultrasonic Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 時間幅の極めて狭い半波の超音波を出力し、
高精度な探傷が可能な超音波探傷方法を提供する。 【解決手段】 超音波探触子に電気信号を印加すること
により圧力波を発生し、その圧力波を材料内部へ伝播さ
せ、材料内部から反射される前記圧力波を検出すること
により欠陥や劣化の診断を行なう超音波探傷法におい
て、時間幅の非常に狭いインパルス状の半波波形の圧力
波を材料内部へ伝播させる。前記超音波探触子は、パッ
キング層とマッチング層と、両者の間に支持された圧電
体とからなり、前記パッキング層およびマッチング層は
前記圧電体の音響インピーダンスとほぼ等しい音響イン
ピーダンス特性を有し、前記パッキング層は前記圧電体
と比べて充分に厚く形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、材料の内部を非破
壊に検査、劣化診断を行なう超音波探傷方法およびこの
超音波探傷方法に使用される超音波探触子に関する。
【0002】
【従来の技術】金属材料等の被測定物内に存在する割
れ、溶込不良、スラグ等の欠陥を非破懐に検出する探傷
方法の1つとして超音波を使用した探傷法が知られてい
る。図14は送信用探触子と受信用探触子を用いた一般
的な二探触子法による探傷の構成を示す図である。以
下、図14を参照してこの二探触子法による探傷の構成
について説明する。
【0003】この従来例に係る探傷装置は、探触子10
0と測定装置200とからなり、探触子100は、送信
用探触子ブロックと受信用探触子ブロックを1つに接合
して1つの探触子としたものが使用され、測定装置20
0は、前記探触子100の送信用探触子4に所定の信号
を送信し、受信用探触子12で受信した信号に基づいて
測定動作を行う。送信用探触子ブロックB4には、送信
用探触子4、送信側の圧電素子6、マッチング層7が設
けられ、同様に受信用探触子ブロックB12には、受信
用探触子12、圧電素子18およびマッチング層18が
設けられている。マッチング層7,18は被測定物10
の表面に対向する面に配され、マッチング層7,18の
背面に設けられた圧電素子6,17にそれぞれ送信用探
触子6,12が接続されている。
【0004】測定装置200はモニタ1と、同期信号発
生部2、送信電圧発生部3、受信増幅部4および信号処
理部5となる。この従来例の構成では、同期信号発生器
2からの信号に従い、送信信号発生部3はある大ききの
電圧信号を発生させる。その信号は同軸ケーブル15を
経て送信用探触子4中の圧電素子6に加えられる。圧電
素子6は電圧(電界)が印加されると、その電圧の大き
さに比例して伸縮し機械的な振動を起こし圧力波として
伝播していく。圧電素子6より発生した圧力波(超音
波)は被測定物10との音響インピーダンスを整合させ
るためのマッチング層7を介して探傷面11から被測定
物10の内部に一定の速さで伝播していく。内部に欠陥
8があると圧力波はそこで反射して探傷面11まで帰っ
てくる。欠陥に当たらなかった圧力波は被測定物10の
底面9まで進み、そこで反射して探傷面11まで帰って
くる。なお、送信用探触子4および受信用探触子12と
探傷面11との間には、探触子4から発生した圧力波を
伝播させる水、グリセリン等の接触媒質を用い、さらに
その媒質の充填機構が必要であるが、本発明の本質に関
することではないので、前記媒質の充填機構についての
説明は省略する。前記欠陥8からの反射波の波形および
底面からの反射波の波形をモニタ1ではFおよびBでそ
れぞれ示す。
【0005】前記送信用接触子4から送信され、前記欠
陥8もしくは底面9で反射して前記欠陥探傷面11へ帰
ってくるた圧力波は受信用探触子12へ伝播し、受信用
探触子12内部の圧電素子17により電気信号に変換さ
れる。変換された電気信号は同軸ケーブル16を介して
電気的に接続された受信増幅部13に入力して増幅さ
れ、増幅された信号は信号処理部14へ入力される。信
号処理部14に入力された信号は、同期信号発生器2か
ら出力される信号に同期して取込まれ、モニタ1に出力
される。
【0006】モニタ1へは圧力波の反射の様子がAスコ
ープとして表示され、欠陥8までの伝播時間とそこから
の反射波の強さが示される。そこで、圧力波が送信用探
触子4内の圧電素子6から出力されてから、欠陥8で反
射して受信用探触子12内の圧電素子17へ伝播するま
でに要する時間を求めることにより、欠陥の位置を求め
ることができる。なお、この演算は、圧力波の伝播速度
は既知であることから、前記圧電素子6から出力されて
から前記圧電素子17へ伝播するまでに要する時間が分
かれば容易に行える。
【0007】従来の超音波探傷方法では一般的に送信エ
ネルギーを強くするために、探触子は共振し易い構造と
し、圧電素子の後部には何も貼付(空気層)しないか、
必要に応じ音響インピーダンスの違うパッキング材を用
い、圧電体へはその圧電体の共振周波数と合致した周波
数特性の強いパースト波もしくはスパイク波、正弦波等
を用いていた。そのため、出力される圧力波は最大値は
大きいが、波数が多く時間幅の広い波形を構成してい
た。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図14
に示した従来の超音波探傷装置では、圧電素子6の共振
周波数と合致した信号を印加すると、出力される圧力波
はモニタ1に示すように波数が多く、時間幅の広い波形
27なり、そのため分解能が悪くなる。したがって図1
5に示すとおり、厚さの薄い材料、近距離欠陥8の探
傷、欠陥の精密測定等を実施する場合、底面9からの反
射波、近傍の欠陥からの反射波等が重複し分離が困難に
なる。なお、図15において、図14に示した各部と同
等な各部には同一の参照符号を付し、重複する説明は省
略する。
【0009】その場合、帰ってくる圧力波が重複しにく
いように、波数のできるだけ少ない圧力波を発生させる
必要があり、通常は圧電素子の振動を妨げるような機械
的負荷としての機能をもつパッキング層を圧電素子の後
面に設けて、できるだけ波数を少なくすることにより分
解能を高くした探触子を用いている。この場合の探触子
の周波数特性は、上記パッキング層のない探触子と比べ
て共振周波数を中心とする振動成分が広いことから、広
帯域探触子を呼ばれている。
【0010】ただし、機械的な振動を最小にしても、パ
ッキング層と圧電素子の音響不整合や、印加電圧の変化
時における圧電素子の振動により波数を最小である半波
1個分にするのはできず、最小の分解能を達成すること
は困難である。
【0011】また、近年、鉄鋼、ステンレス、インコネ
ル等合金においての材料特性の改善(特に耐食性の向
上)の実施に伴い、金属結晶粒が粗雑な材料が多くなっ
ている。一般的に結晶粒度が大きく、結晶粒が粗雑な金
属の超音波探傷を行う場合には、結晶粒界により超音波
が敢乱し、林状エコーと呼ばれるノイズが出現するとと
もに超音波が材料中で減衰し、S/N比が悪化するため
に、探傷性が悪化したり、探傷が困難になる場合があ
る。このような特性の材料を高減衰材と呼んでおり、高
減衰材の探傷を実施する場合、時間幅が大きい音波を伝
播させると、図16のモニタ1に示すように散乱波28
が幾重にも重複するとともに、欠陥からの反射波とも重
複して欠陥の識別が困難になるとともに、圧力波の伝播
が大きく減衰する。なお、図16において、図14に示
した各部と同等な各部には同一の参照符号を付し、重複
する説明は省略する。
【0012】このような高減衰材に対する欠陥の検出方
法として、従来、次のような手法が採用されていた。
【0013】1つ目は、探触子の構造に着目して改善
を図る方法である。この方法では、前記パッキング材お
よび吸音材を用いて圧電素子の機械的振動に制限を加え
ることによる高分解能化を図るようにしている。この場
合、ダンピングを目的としたパッキング層を用いない通
常の探触子と比べて波数が少なくなるので、通常の探触
子と比べて欠陥の検出性は向上する。しかし、前述のよ
うな半波1個という最小の波数にはならないので、当
然、欠陥の検出性向上には限界が生じる。
【0014】2つ目は、圧電素子に印加する電圧波形
を工夫することによって周波数特性が通常の探触子と異
なる圧力波を伝播させる方法である。この方法の具体例
として、持開平7−20096号公報に記載されている
ように、例えば、1波〜4波の非正弦波を通常の探触子
に印加するようにしている。この公知例では、周波数特
性のある高減衰材の探傷のために、前記1波〜4波の矩
形波もしくは三角波を探触子(圧電素子)に印加するこ
とにより、低周波成分の多い圧力波を発生する方法が示
されている。
【0015】この場合、印加信号である矩形波および三
角波等の非正弦波は正弦波と比べて周波数成分が広く、
したがって、より低周波成分(高周波成分も)が多いこ
とになる。ただし、周波数成分が最も広いのはデルタ関
数で示されるインパルス波形であり、1波〜4波の繰り
返し電圧の印加では、圧電素子の戻り時の圧力波の発生
ならびに探触子内の圧力波の反射によリインパルス波形
にはならず、低周波成分が最も大きくなるというわけで
はない本発明は、このような技術的背景に鑑みてなされ
たもので、その目的は、時間幅の極めて狭い半波の超音
波を出力し、受信用探触子によって被測定物を伝播して
くる超音波の波形とほぼ同一の信号を出力することが可
能な超音波探触子を提供することにある。
【0016】他の目的は、精密な探傷および周波数依存
性のある高減衰材にあっても探傷および劣化診断を可能
とする超音波探傷方法を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、第1の手段は、パッキング層とマッチング層と、両
者の間に支持された圧電体とからなり、圧電体に電気信
号を印加することにより圧力波を発生し、その圧力波を
材料内部へ伝播させ、材料内部から反射される前記圧力
波を検出する超音波探触子において、前記パッキング層
およびマッチング層は前記圧電体の音響インピーダンス
とほぼ等しい音響インピーダンス特性を有し、前記パッ
キング層は前記圧力波が前記圧電体と接していない面か
ら反射して前記圧電体と接する面に戻ってきたときに、
前記圧力波が出力波形に対して影響を及ぼすことのない
ように前記圧電体と比べて充分に厚く形成されているこ
とを特徴とする。
【0018】この場合、前記超音波探触子のうち少なく
とも受信側に使用する超音波探触子の圧電体は、受信し
た信号が雑音に埋もれて検知できなくならないだけの出
力を得ることを条件としてできるだけ薄く形成されてい
ることが望ましく、また、前記超音波探触子は送信用と
受信用とでそれぞれ共振周波数の異なる圧電素子を用い
るとよい。
【0019】また、第2の手段は、超音波探触子に電気
信号を印加することにより圧力波を発生し、その圧力波
を材料内部へ伝播させ、材料内部から反射される前記圧
力波を検出することにより欠陥や劣化の診断を行なう超
音波探傷法において、時間幅の非常に狭いインパルス状
の半波波形の圧力波を材料内部へ伝播させることを特徴
とする。なお、前記時間幅としては、100nsec以
下であることが望ましい。
【0020】また、この場合、前記超音波探触子として
前記第1の手段における超音波探触子を使用し、前記超
音波探触子の前記圧電体にはステップ状の電界を印加す
るようにする。このステップ状の電界は、前記圧電体の
厚みを当該圧電体の音速で除して得られる時間幅よりも
十分大きく設定される。
【0021】このように構成された超音波探傷方法で高
減衰材における林状エコーが低減できるのは以下のよう
な理由による。
【0022】前述したように、結晶粒度が大きく、結晶
粒が粗雑な金属の超音波探傷を行う場合には、結晶粒界
で超音波が敢乱し林状エコーと呼ばれるノイズが出現す
るとともに超音波が材料中で減衰し、S/N比が悪化す
るために、探傷性が悪化もしくは困難になる。この場
合、前述したように、一般的な超音波探傷で実施される
時間幅が広く波数の多い圧力波を伝播させると、散乱波
が幾重にも重複して欠陥からの反射波とも重複して欠陥
の識別が困難になるとともに、圧力波が大きく減衰す
る。さらに、周波数帯域が狭いために、周波数特性の強
い高減衰材では、その探触子の中心周波数に依存して大
きく減衰してしまう可能性がある。
【0023】したがって、高減衰材においてもS/N比
および分解能を向上させるには、時間幅が非常に狭く波
数が最小である半波の圧力波を伝播させることにより、
欠陥同士あるいは底面に近接した欠陥があっても精度よ
く分離して欠陥を認識することができ、また高減衰材に
ついては、結晶粒界で圧力波の反射があっても欠陥から
の反射波と重畳することなく分離して認識することがで
きる。
【0024】さらに、時間幅が非常に狭く、波数が半波
の圧力波はデルタ関数に非常に近く、したがって周波数
帯域が非常に広いために、周波数特性の強い高減衰材で
あってもその周波数特性に影響されにくい。
【0025】この発明においては、材料内部へ伝播させ
る圧力波に時間幅が非常に狭く、波数が半波の圧力波を
用い、その発生方法として、圧電素子と音響インピーダ
ンスのほぼ等しいパッキング層、マッチング層を用い、
ステップ状の電界を圧電素子に印加することにより圧電
素子の後ろ面から発生する圧力波をキャンセルさせるこ
とにより、圧電素子の時間幅と等しく波数が半波の圧力
波を発生させるようにしている。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を参照して説明する。
【0027】まず、探触子に電圧を印加したときの圧力
波発生原理について説明する。なお、以下の説明におい
て、前述の従来例と同等な各部には同一の参照符号を付
し、重複する説明は省略する。
【0028】図4は圧電素子に電界を印加したときの圧
力波発生の状況を示した図である。圧電素子43はパッ
キング層42およびマッチング層44で扶持され、送信
信号発生部41により電界を圧電素子43に印加した場
合に圧力波45が発生する。この場合、圧電素子43に
印加電圧41e(t)を印加した時に微小時間dTにお
ける圧電素子内に発生する徹小応力dpは(1)式のよ
うに表される。ただし、dは圧電素子の厚み、utは圧
電素子の音速、g(T)は圧電素子のインパルス応答を
示す。
【0029】
【数1】 したがって、dpを時間で積分することにより、圧電素
子43の片面から得られる(2)式で示す圧力波p
(t)が得られる。
【0030】
【数2】 次に、発生した圧力波の伝播状況について説明する。
【0031】図5は音響インピーダンスZlのマッチン
グ層44および音響インピーダンスZ2のパッキング層
42に扶持された音響インピーダンスZTの圧電素子4
3にある電界を印加した時の伝播の様子を示す図であ
る。軸方向に分極された圧電素子43は電界を加えるこ
とにより、端面同士がお互いに引合い(もしくはは離れ
あい)、両端面から上記(2)式に示す圧力波が発生す
る。圧電素子43とマッチング層44との境界面で発生
した圧力波は圧電素子43側とマッチング層44側に伝
播する。発生した圧力波の強さをPOとすると、マッチ
ング層44側に伝播する圧力波51の強さPlは、
(3)式で示す通り、圧電素子43側に伝播する圧力波
52の強さP2は(4)式で示すようになる。
【0032】
【数3】
【数4】 一方、圧電素子43とパッキング層42との境界面で発
生した圧力波は、上記と同様に圧電素子43側およびパ
ッキング層42側に伝播し、圧電素子43側に伝播する
圧力波53の強さP3は(5)式で示すようになる。
【0033】
【数5】 さらに、圧電素子43とパッキング層44との境界面で
発生し、圧電素子43側を伝播する圧力波53は、圧電
素子43とマッチング層44との境界面で透過および反
射を行い、マッチング層44側へ透過していく圧力波5
4の強さP4は(6)式で示すようになる。
【0034】
【数6】 上記圧電素子43とマッチング層44の境界面で発生
し、圧電素子43内を伝播する圧力波52は圧電素子4
3とパッキング層42の境界面で透過および反射を行
い、反射した圧力波は再び圧電素子43内を伝播し、圧
電素子43とマッチング層44の境界面で透過および反
射を行う。そのマッチング層44側へ伝播していく圧力
波55の強さP5は(7)式で示すようになる。
【0035】
【数7】 音響インピーダンスが整合してない場合、発生した圧力
波は、さらに同様にして圧電素子43内を幾つも多重反
射して伝播するがここでは省略する。
【0036】このように圧電素子43に電界を印加した
ときに発生する圧力波は、圧電素子43を扶持するパッ
キング層42とマッチング層44の音響インピーダンス
の大小および圧電素子43への電界の印加方法により決
定する。
【0037】例えば、パッキング材として空気層56
(音響インピーダンス:ほぼ0)、圧電素子43とマッ
チング層44の音響インピーダンスが等しいとして、時
間幅τが圧電素子43の厚みと等しいパルス状の電圧6
1を印加した場合、図6に示すようにマッチング層44
に伝播していく圧力波は、圧電素子43とマッチング層
44の境界に発生する圧力波のうちマッチング層44側
へ伝播していく圧力波51と、圧電素子43と空気層5
8の境界で発生し、マッチング層44へ伝播していく圧
力波54と、圧電素子43とマッチング層44の境界に
発生する圧力波のうち圧電素子43側へ伝播し、圧電素
子43と空気層58の境界で反射し(全反射する)、マ
ッチング層44へ伝播していく圧力波55の合成とな
り、(1)式、(4)式、(5)式を用いて図7に示す
ような圧力波62が発生する。
【0038】さらに、τ時間後に電界がゼロとなるの
で、圧電素子43はもとの厚みに戻ろうとして前記圧力
波62と反対極性の時間τだけ遅れた圧力波63が発生
し、前記圧力波62と圧力波63の合成波がマッチング
層44へ伝播していく圧力波64となる。
【0039】また、構成は同じで電界が図8に示すよう
に正負が時間τで反転する矩形波71を印加した場合、
上記と同様に(1)式、(4)式、(5)式より、正電
圧印加時に圧力波72が発生する。さらに、τ時間後の
負電圧印加時に圧力波73が発生し、2τ時間後の電圧
印加終了時に圧力波74が発生し、前記圧力波72と圧
力波73と圧力波74の合成波がマッチング層44へ伝
播していく圧力波75となる。
【0040】なお、同様に正弦波状の電界を圧電素子に
印加した場合も、図8に示した波形と同様の図9に示す
ような波形(ただし、発生圧力波は正弦波状となる)と
なる。この波形が一般的なパルス反射法における探触子
に印加する入力電圧と、そのとき出力される超音波の出
力波形である。
【0041】この場合、電界を圧電素子43へ印加した
際に発生する幾つもの反射波、および繰り返し電界を圧
電素子43に印加することによって波形が重畳され、ピ
ークの大きい圧力波が出力される反面、圧力波の発生時
間(発生する半波の数に相当)が長く(波数が多く)な
って分解能が悪化し、周波数帯域が狭くなる。
【0042】分解能および周波数帯域の非常に高い圧力
波は、理想的には図2に示すようなインパルス状の圧力
波29であり、現実的にはパルス幅の非常に狭い半波の
圧力波を出力させる必要がある。前記パルス幅の非常に
狭い圧力波を発生するためには、前記図6に示したよう
に空気層58が背面側にある構造の場合、印加電圧を最
低限、図7に示すような半波状のパルス電界を印加して
も前述したように3個の半波64が発生する。そのた
め、通常は空気層58の代わりに圧力波が減衰するよう
にパッキング層42を設定する。本方法は一般的な広帯
域探触子に用いられている方法である。ただし、圧電素
子43とパッキング層42に使用するパッキング材の音
響インピーダンスは一般に異なるため、境界面から反射
が生じ、完全な半波状のインパルス波形が生じることは
ない。
【0043】そこで、図10に示すように電界がゼロか
ら一定値へ立上る(もしくは立下る)だけのステップ状
の電圧81を印加すると、2個の半波が出現する圧力波
82が発生することになる。さらに、図11に示すとお
り、パッキング層59に圧電素子43と音響インピーダ
ンスが等しい(もしくは非常に近い)材料を用いると、
図12に示すように、ステップ状の電圧83を圧電素子
43へ印加した場合、圧電素子43とマッチング層44
との境界面に発生した圧力波51はτ時間後に圧電素子
43とパッキング層59との境界面に発生しマッチング
層44へ透過していく圧力波54で相殺され、圧力波が
出力しなくなる。すなわち、図において84で示すよう
な出力の圧力波となる。また、圧電素子43とマッチン
グ層44との境界面に発生し、圧電素子43へ伝播して
いく圧力波52は圧電素子43とパッキング層59との
境界面では音響インピーダンスが等しいために反射せず
にマッチング層44へは伝播しない。したがって、マッ
チング層44へは時間幅τの半波が発生して伝播してい
くことになる。ここで、時間幅τをできるだけ短くする
には、圧電素子43の厚みをできる限り薄くするか、音
速の早い材質を用いればよい。
【0044】したがって、時間幅が非常に狭く、波数が
半波の圧力波を発生させるには、 (1)圧電素子43を扶持するパッキング層59および
マッチング層44を圧電素子43と音響インピーダンス
の等しい材質を用いる。
【0045】(2)圧電素子43をできる限り薄く、音
速の早い素材にする。
【0046】(3)圧電素子43へ印加する電圧は圧電
素子と比べて時間幅が非常に長いステップ状の波形を印
加する。
【0047】ようにすればよいことがわかる。なお、半
波の時間幅τは100nsec以下であることが望まし
い。
【0048】次に、パルス圧力波を発生させるための探
触子について述べる。
【0049】図13は前述した本発明の原理を用いたパ
ルス圧力波発生探触子の構造を示す図である。パルス圧
力波発生探触子は、圧電素子95の音響インピーダンス
のほぼ等しいマッチング層94およびパッキング層96
に挟持された圧電素子95と、前記マッチング層94に
接続され、マッチング層を支持するシヤーシ93と、こ
のシヤーシ93とパッキング層96を電気的に絶縁する
絶縁体92と、圧電素子95を機械的に押付けるための
圧電素子押え蓋91と、圧電素子95へ電気信号を伝達
させるためのコネクタ97とから構成される。圧電素子
95の両面にはコネクタ97からのコードが接続される
が、その図示についてはここでは省略する。
【0050】なお、前述の(1)を実現するために、マ
ッチング層94とパッキング層96を圧電素子95と同
じ音響インピーダンスとする方法の1つとして、圧電性
をもたない圧電素子と同一の素材を用いる方法がある。
例えば、LiNbOのような結晶系材料の場合、通常
は結晶配列がばらばらであるため圧電性を持たない。た
だし、材料に電界をかけたままキュリー温度を超える温
度にあげることにより結晶配列が電界に沿って揃い、分
極するために圧電性を持つ。したがって、圧電性を持つ
結晶系材料と、持たない結晶系材料が存在することにな
り、それ以外の物性(音速、密度等)が等しいために音
響インピーダンスは等しい。よって、圧電性を持たない
結晶系材料をパッキング層96およびマッチング層94
として用いることによって、圧電素子95と同じ音響イ
ンピーダンスとすることができる。
【0051】前記構造の探触子中の圧電素子95へ圧電
素子95の時間幅よりも非常に長いステップ状の電界を
印加することにより圧電素子95後面から発生する圧力
波と相殺し、圧電素子95の厚さに応じた半波の圧力波
が発生する。
【0052】なお、このような探触子は、例えば図1に
示すような超音波探傷装置として使用される。この図1
に示した本実施形態に係る超音波探傷装置は、前述の図
14に示した従来例と同様に超音波探触子100と測定
装置200とからなる。測定装置200は、同期信号発
生器2から出力されるタイミングパルスにより送信信号
発生部3からステップ波形状の電気信号を発生させる。
発生したステップ電圧は同軸ケーブル15を介して送信
用探触子4中の圧電素子6へ印加され、圧力波を発生さ
せる。発生した圧力波は探傷面11から非測定物内10
に伝播し、欠陥8等がある場合、圧力波はそこで反射
し、受信用探触子12で受信される。送信信号発生部3
は、ステップ波形状の電気信号を出力する回路で、任意
の電圧を探触子100へ印加する電源回路、送信用探触
子4からの反射波が生じないように電気インピーダンス
のマッチングをとる整合回路、反射波を分離するサーキ
ュレータ等の回路を含む。なお、送信信号発生部3から
出力されるステップ波形状の信号は、圧電素子6の持つ
厚みを圧電素子6の音速で除した値である時間幅よりも
十分大きい長さであれば、ステップ波形状とみなせる。
したがって、圧電素子6の時間幅よりも十分大きい時間
幅の矩形波も本発明の範囲となる。
【0053】受信用探触子12により受信された圧力波
は内部の圧電素子6により電気信号に変換され、その電
気信号は受信増幅部13により増幅され、増幅された信
号は信号処理部14へ入力される。信号処理部14に入
力された信号は、同期信号発生器2から出力される信号
に同期して信号処理部14に取り込まれ、必要に応じフ
ィルタリング処理、アベレージング処理等を行い、モニ
タ1ヘ出力される。信号処理部14は、入力された探傷
信号をA/D変換により量子化する回路、量子化したデ
ータを保存するバッファ回路、取得データに対しフィル
タリング処理、アベレージング処理を行なう回路も含ま
れる。このようにして高減衰材を探傷した場合の出力波
形30の一例を図3に示す。
【0054】なお、圧電素子6中に圧力波p(t)が伝
播したときに発生する信号電荷量q(t)は(8)式
【数8】 で示される。(8)式において、uは音速、aは圧電素
子の厚さ、h(τ)は圧電関数を示す。この場合、発生
する電荷q(t)と伝播する圧力p(t)の波形が等し
いほど、伝播圧力波を正しく電気信号に変換しているこ
とになるが、そのためには、圧電関数h(τ)がデルタ
関数である必要があり、そのためには圧電素子6、95
をできるだけ薄くする必要がある。一方、圧電素子6、
95の厚みを厚くするほど得られる電荷量が多くなる
が、それだけ圧電素子6,95中を伝播する圧力波から
歪んだ波形が電気信号として出力されることになる。
【0055】通常の超音波探傷では、ある決まった共振
周波数の圧力波を伝播させて、その機械的共振周波数に
合う圧電素子を用いた受信用探触子にて受信を行なって
いる。勿論その手法がより大きな信号を得ることはでき
るが、圧電素子6,95の共振周波数は厚みにより決ま
るため、その分だけ得られる信号波形が歪み、位置分解
能が悪化することになる。そのため、幅の狭いインパル
ス状の圧力波を伝播させた場合、その幅をできるだけ保
ちつつ検出を行なうためには送信用探触子の圧電素子と
は違う厚さでも、できるだけ厚さの薄い圧電素子を受信
用探触子に用いる必要がある。
【0056】本実施形態では、縦波のモード、かつ探傷
面から垂直方向に伝播する圧力波を用いた場合で説明し
たが、横波等その他のモードでも あってもよく、さら
には斜角であってもよいことは言うまでもない。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように本発明の超音波探触
子によれば、パッキング層およびマッチング層は圧電体
の音響インピーダンスとほぼ等しい音響インピーダンス
特性を有し、前記パッキング層は前記圧力波が前記圧電
体と接していない面から反射して前記圧電体と接する面
に戻ってきたときに、前記圧力波が出力波形に対して影
響を及ぼすことのないように前記圧電体と比べて充分に
厚く形成されているので、時間幅の極めて狭い半波の超
音波を出力し、受信用探触子によって被測定物を伝播し
てくる超音波の波形とほぼ同一の信号を出力することが
可能となる。
【0058】また、本発明の超音波探傷方法によれば、
時間幅の非常に狭いインパルス状の半波波形の圧力波を
材料内部へ伝播させるので、探傷が困難な周波数依存性
のある高減衰材にあっても精密な探傷および劣化診断が
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による超音波探傷装置の槻
略構成を示すブロック図である。
【図2】超音波探傷時に出力される分解能および周波数
帯域の非常に高い圧力波の理想的形態であるインパルス
状の圧力波を示す図である。
【図3】本実施形態に係る超音波探傷装置によって高減
衰材を探傷した場合に出力される波形の一例を示す図で
ある。
【図4】圧力波の発生状態を示すモデル図である。
【図5】探触子内における圧力波の伝播の状況を示す説
明図である。
【図6】パッキング層を空気層とした場合の圧力波の伝
播の状況を示す説明図である。
【図7】パッキング層を空気層とした場合の圧力波の発
生と合成の状況を示す説明図である。
【図8】印加電圧を正負矩形波とした場合の圧力波の発
生と合成の状況を示す説明図である。
【図9】印加電圧を正負正弦波とした場合の圧力波の発
生と合成の状況を示す説明図である。
【図10】印加電圧をステップ状の波形とした場合の圧
力波の発生と合成の状況を示す説明図である。
【図11】パッキング層を圧電素子と音響インピーダン
スの同じ材質とした場合の圧力波の伝播の状況を示す説
明図である。
【図12】印加電圧をステップ状の波形とした場合の圧
力波の発生と合成の状況を示す説明図である。
【図13】本発明の一実施形態に係るインパルス状の圧
力波を発生する超音波探触子の概略構造を示す図であ
る。
【図14】従来の二探触子法による超音波探傷装置の槻
略構成を示すブロック図である。
【図15】従来の超音波探傷装置によって内部欠陥のあ
る材料を探傷した場合に出力される波形の一例を示す図
である。
【図16】従来の超音波探傷装置で高減衰材を探傷した
場合に出力される波形の一例を示す図である。
【符号の説明】
1 モニタ 2 同期信号発生器 3,41 送信信号発生部 4 送信用探触子 5,42,59,96 パッキング層 6,43,95 圧電素子 7,44,94 マッチング層 8 欠陥 9 底面 10 被測定物 11 探傷面 12 受信用探触子 13 受信用増幅部 14 信号処理部 29,30 出力波形、 45,51,52,53,54,55 圧力波 58 空気層 91 圧電素子押え蓋 92 絶縁体 93 シヤーシ 100 超音波探触子 200 測定装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 米谷 豊 茨城県日立市幸町三丁目1番1号 株式会 社日立製作所原子力事業部内 (72)発明者 高田 達雄 東京都世田谷区玉堤1丁目28番地1号 Fターム(参考) 2G047 AA07 BC07 BC11 CA01 EA01 EA04 GB11 GB23 GB28 GF06 5D019 BB02 BB12 BB17 FF05 GG01 GG06

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パッキング層とマッチング層と、両者の
    間に支持された圧電体とからなり、圧電体に電気信号を
    印加することにより圧力波を発生し、その圧力波を材料
    内部へ伝播させ、材料内部から反射される前記圧力波を
    検出する超音波探触子において、 前記パッキング層およびマッチング層は前記圧電体の音
    響インピーダンスとほぼ等しい音響インピーダンス特性
    を有し、 前記パッキング層は前記圧力波が前記圧電体と接してい
    ない面から反射して前記圧電体と接する面に戻ってきた
    ときに、前記圧力波が出力波形に対して影響を及ぼすこ
    とのないように前記圧電体より充分に厚く形成されてい
    ることを特徴とする超音波探触子。
  2. 【請求項2】 前記超音波探触子のうち少なくとも受信
    側に使用する超音波探触子の圧電体は、受信した信号が
    雑音に埋もれて検知できなくならないだけの出力を得る
    ことを条件としてできるだけ薄く形成されていることを
    特徴とする請求項1記載の超音波探触子。
  3. 【請求項3】 前記超音波探触子は送信用と受信用とで
    それぞれ共振周波数の異なる圧電素子を用いることを特
    徴とする請求項1または2記載の超音波探触子。
  4. 【請求項4】 超音波探触子に電気信号を印加すること
    により圧力波を発生し、その圧力波を材料内部へ伝播さ
    せ、材料内部から反射される前記圧力波を検出すること
    により欠陥や劣化の診断を行なう超音波探傷法におい
    て、 時間幅の非常に狭いインパルス状の半波波形の圧力波を
    材料内部へ伝播させることを特徴とする超音波探傷方
    法。
  5. 【請求項5】 前記時間幅が100nsec以下である
    ことを特徴とする請求項4記載の超音波探傷方法。
  6. 【請求項6】 前記超音波探触子が請求項1ないし3の
    いずれか1項に記載の超音波探触子からなり、前記超音
    波探触子の前記圧電体に印加される電気信号がステップ
    状の電界であることを特徴とする請求項4記載の超音波
    探傷方法。
  7. 【請求項7】 前記ステップ状の電界は、前記圧電体の
    厚みを当該圧電体の音速で除して得られる時間幅よりも
    十分大きく設定されたものであることを特徴とする請求
    項6記載の超音波探傷方法。
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