JP2002326938A - 二酸化炭素経皮・経粘膜吸収材 - Google Patents
二酸化炭素経皮・経粘膜吸収材Info
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- JP2002326938A JP2002326938A JP2001135979A JP2001135979A JP2002326938A JP 2002326938 A JP2002326938 A JP 2002326938A JP 2001135979 A JP2001135979 A JP 2001135979A JP 2001135979 A JP2001135979 A JP 2001135979A JP 2002326938 A JP2002326938 A JP 2002326938A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 皮膚・粘膜の損傷の早期修復を可能とし、あ
るいは疼痛を緩和し、さらには衛生的かつ皮膚・粘膜刺
激性の少ない二酸化炭素経皮・経粘膜吸収材を提供す
る。 【解決手段】 二酸化炭素供給部(高濃度炭酸水を含む
吸水物質)と患部2との間に、二酸化炭素透過率が1千
〜10万cm2/m2・day・atmの気体透過性素材3を配してな
る二酸化炭素経皮・経粘膜吸収材。
るいは疼痛を緩和し、さらには衛生的かつ皮膚・粘膜刺
激性の少ない二酸化炭素経皮・経粘膜吸収材を提供す
る。 【解決手段】 二酸化炭素供給部(高濃度炭酸水を含む
吸水物質)と患部2との間に、二酸化炭素透過率が1千
〜10万cm2/m2・day・atmの気体透過性素材3を配してな
る二酸化炭素経皮・経粘膜吸収材。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、二酸化炭素経皮・
経粘膜吸収材に関する。
経粘膜吸収材に関する。
【0002】
【従来の技術】二酸化炭素のガス浴および炭酸水の水浴
は、末梢血管の拡張作用があり皮膚の充血をきたすこと
が日本薬局方にも記載されている。この末梢血管の血流
量増加作用は、皮膚・粘膜損傷部に対する局所療法の一
つとして、あるいは局所疼痛緩和などを目的とする温熱
療法としてたいへん有用であることが近年明らかになり
つつある。
は、末梢血管の拡張作用があり皮膚の充血をきたすこと
が日本薬局方にも記載されている。この末梢血管の血流
量増加作用は、皮膚・粘膜損傷部に対する局所療法の一
つとして、あるいは局所疼痛緩和などを目的とする温熱
療法としてたいへん有用であることが近年明らかになり
つつある。
【0003】二酸化炭素のガス浴治療の為の機器とし
て、例えば、炭酸ガス浴キャビン(温研紀要32 P.171〜
182,1980)と称する専用の医療機器が市販されている。
しかし、これは主として全身浴用として開発されたもの
であり、局所治療装置としては適さない。
て、例えば、炭酸ガス浴キャビン(温研紀要32 P.171〜
182,1980)と称する専用の医療機器が市販されている。
しかし、これは主として全身浴用として開発されたもの
であり、局所治療装置としては適さない。
【0004】炭酸水を局所治療に適用した例として、高
濃度炭酸水をガーゼ等に染み込ませ患部に当てる治療
材、すなわち湿布材が紹介されている(前田ら、日本温
泉気候物理医学会雑誌53 P.195〜199,1990)。しかし、
この湿布材を、褥瘡、創傷、潰瘍、びらんなどの皮膚・
粘膜損傷を伴う疾患の局所治療に適用した場合、湿布材
の基材の一部が患部に直接接触あるいは残存して細菌の
温床となり衛生上問題を生じたり、湿布の接触により痛
みを与えることがある。また、二酸化炭素の揮散を配慮
しておらず持続的な供給ができない。
濃度炭酸水をガーゼ等に染み込ませ患部に当てる治療
材、すなわち湿布材が紹介されている(前田ら、日本温
泉気候物理医学会雑誌53 P.195〜199,1990)。しかし、
この湿布材を、褥瘡、創傷、潰瘍、びらんなどの皮膚・
粘膜損傷を伴う疾患の局所治療に適用した場合、湿布材
の基材の一部が患部に直接接触あるいは残存して細菌の
温床となり衛生上問題を生じたり、湿布の接触により痛
みを与えることがある。また、二酸化炭素の揮散を配慮
しておらず持続的な供給ができない。
【0005】そこで、二酸化炭素の持続的に供給させる
為に、湿布材に例えば増粘剤、保湿剤などの添加剤を含
有させる技術が知られている(特開2000−3191
87号公報)。また、二酸化炭素ガスを持続的に発生さ
せる為に、炭酸塩と有機酸を混合発生させる湿布剤が知
られている(特開昭62−286922号公報、特開昭
61−207322号公報)。しかし、これらの技術で
は、増粘剤およびその他の添加剤が患部に直接接触ある
いは残存して細菌の温床となり衛生上問題を生じたり、
皮膚・粘膜を刺激する可能性があるので好ましくない。
為に、湿布材に例えば増粘剤、保湿剤などの添加剤を含
有させる技術が知られている(特開2000−3191
87号公報)。また、二酸化炭素ガスを持続的に発生さ
せる為に、炭酸塩と有機酸を混合発生させる湿布剤が知
られている(特開昭62−286922号公報、特開昭
61−207322号公報)。しかし、これらの技術で
は、増粘剤およびその他の添加剤が患部に直接接触ある
いは残存して細菌の温床となり衛生上問題を生じたり、
皮膚・粘膜を刺激する可能性があるので好ましくない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述の各従
来技術の課題を解決すべくなされたものである。すなわ
ち本発明の目的は、二酸化炭素の薬効に基づく皮膚・粘
膜の末梢血管拡張作用により、皮膚・粘膜の損傷の早期
修復を可能とし、あるいは疼痛を緩和し、さらには皮膚
・粘膜に湿布材基材および添加剤成分を直接接触させる
ことなく、衛生的かつ皮膚・粘膜刺激性の少ない二酸化
炭素経皮・経粘膜吸収材を提供することにある。
来技術の課題を解決すべくなされたものである。すなわ
ち本発明の目的は、二酸化炭素の薬効に基づく皮膚・粘
膜の末梢血管拡張作用により、皮膚・粘膜の損傷の早期
修復を可能とし、あるいは疼痛を緩和し、さらには皮膚
・粘膜に湿布材基材および添加剤成分を直接接触させる
ことなく、衛生的かつ皮膚・粘膜刺激性の少ない二酸化
炭素経皮・経粘膜吸収材を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、二酸化炭素供
給部と患部との間に、二酸化炭素透過率が1千〜10万
cm2/m2・day・atmの気体透過性素材を配してなる二酸化炭
素経皮・経粘膜吸収材である。
給部と患部との間に、二酸化炭素透過率が1千〜10万
cm2/m2・day・atmの気体透過性素材を配してなる二酸化炭
素経皮・経粘膜吸収材である。
【0008】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施形態を示
す模式的断面図である。図1に示す吸収材においては、
気体透過性素材3と、気体非透過性素材または気体透過
性素材4とにより袋状容器を構成し、この袋状容器の中
に、二酸化炭素供給部である炭酸水を含ませた吸水性物
質5を収蔵・密封して成るものである。この吸収材は、
気体透過性素材3側を皮膚・粘膜組織1の患部2に貼付
して使用する。
す模式的断面図である。図1に示す吸収材においては、
気体透過性素材3と、気体非透過性素材または気体透過
性素材4とにより袋状容器を構成し、この袋状容器の中
に、二酸化炭素供給部である炭酸水を含ませた吸水性物
質5を収蔵・密封して成るものである。この吸収材は、
気体透過性素材3側を皮膚・粘膜組織1の患部2に貼付
して使用する。
【0009】図2は、本発明の更なる一実施形態を示す
模式的断面図である。図2に示す吸収材においては、二
酸化炭素供給部をドライアイス6とこれを内包する断熱
材7とで構成した形態であり、それ以外の部分は図1の
形態と同様である。
模式的断面図である。図2に示す吸収材においては、二
酸化炭素供給部をドライアイス6とこれを内包する断熱
材7とで構成した形態であり、それ以外の部分は図1の
形態と同様である。
【0010】図3は、本発明の更なる一実施形態を示す
模式的断面図である。図3に示す吸収材においては、二
酸化炭素供給部である炭酸水を含ませた吸水性物質5
と、気体透過性素材3とを用い、治療の際に吸水性物質
5と患部2との間に気体透過性素材3を介在させて使用
する。
模式的断面図である。図3に示す吸収材においては、二
酸化炭素供給部である炭酸水を含ませた吸水性物質5
と、気体透過性素材3とを用い、治療の際に吸水性物質
5と患部2との間に気体透過性素材3を介在させて使用
する。
【0011】図4は、本発明の更なる一実施形態を示す
模式的断面図である。図4に示す吸収材においては、気
体透過性素材3と、気体非透過性素材または気体透過性
素材4とにより袋状容器を構成し、その袋状容器の両端
部に、二酸化炭素供給部としてコック付きスリーブ8を
設け、このスリーブ8を介して外部から二酸化炭素を随
時供給する。
模式的断面図である。図4に示す吸収材においては、気
体透過性素材3と、気体非透過性素材または気体透過性
素材4とにより袋状容器を構成し、その袋状容器の両端
部に、二酸化炭素供給部としてコック付きスリーブ8を
設け、このスリーブ8を介して外部から二酸化炭素を随
時供給する。
【0012】図5は、本発明の更なる一実施形態を示す
模式的断面図である。図5に示す吸収材においては、気
体透過性素材から成る中空糸膜10をスダレ状に配置
し、形態保持用繊維束11で編成している。中空糸膜1
0の一端は封止樹脂12で塞いである。また、他端は、
二酸化炭素供給部としてとして、封止樹脂13で束ねた
後に繊維方向と垂直な方向に端面を切断し、外部から二
酸化炭素を随時供給することができるよう開口してい
る。
模式的断面図である。図5に示す吸収材においては、気
体透過性素材から成る中空糸膜10をスダレ状に配置
し、形態保持用繊維束11で編成している。中空糸膜1
0の一端は封止樹脂12で塞いである。また、他端は、
二酸化炭素供給部としてとして、封止樹脂13で束ねた
後に繊維方向と垂直な方向に端面を切断し、外部から二
酸化炭素を随時供給することができるよう開口してい
る。
【0013】以上、図1〜図5の実施形態により例示し
た通り、本発明の二酸化炭素経皮・経粘膜吸収材は、二
酸化炭素供給部と患部との間に気体透過性素材を配して
なるものである。ただし、本発明は上述の各実施形態に
限定されるものではない。
た通り、本発明の二酸化炭素経皮・経粘膜吸収材は、二
酸化炭素供給部と患部との間に気体透過性素材を配して
なるものである。ただし、本発明は上述の各実施形態に
限定されるものではない。
【0014】本発明において、二酸化炭素供給部は、図
1〜図3に示したように炭酸水を含ませた吸水性物質5
やドライアイス6等の二酸化炭素供給源をそのまま用い
たものでも良いし、図4および図5に示したようにガス
ボンベ等の二酸化炭素供給源を外部に配し、そこから供
給される二酸化炭素を導く部分、あるいはそこから供給
される二酸化炭素を貯留する部分であっても良い。
1〜図3に示したように炭酸水を含ませた吸水性物質5
やドライアイス6等の二酸化炭素供給源をそのまま用い
たものでも良いし、図4および図5に示したようにガス
ボンベ等の二酸化炭素供給源を外部に配し、そこから供
給される二酸化炭素を導く部分、あるいはそこから供給
される二酸化炭素を貯留する部分であっても良い。
【0015】二酸化炭素供給源としてガスボンベを用い
る場合は、図4に示したように袋状の容器を用い、ボン
ベと袋状容器とをパイプ(コック付きスリーブ8)で接
続して、所望量の二酸化炭素を供給して使用すれば、ガ
スを一時的に貯留でき、効率的に二酸化炭素を供給でき
るので好ましい。また、治療中二酸化炭素を連続的に給
気しても良い。また、図4(および図1、図2)に示し
たように、気体透過性素材3と、気体非透過性素材また
は気体透過性素材4とにより袋状容器を構成すること、
すなわち、袋状容器において、少なくとも患部と接触す
る部分は気体透過性素材3から成り、それ以外の部分
は、気体非透過性素材または気体透過性素材4から成る
形態は、好ましい構成である。特に、患部と接触しない
部分(患部側とは反対側の部分)は、気体透過性の少な
いあるいは全くない材質から成ることが好ましく、ま
た、適度の耐圧性と形状変形性を有する材質であれば良
い。
る場合は、図4に示したように袋状の容器を用い、ボン
ベと袋状容器とをパイプ(コック付きスリーブ8)で接
続して、所望量の二酸化炭素を供給して使用すれば、ガ
スを一時的に貯留でき、効率的に二酸化炭素を供給でき
るので好ましい。また、治療中二酸化炭素を連続的に給
気しても良い。また、図4(および図1、図2)に示し
たように、気体透過性素材3と、気体非透過性素材また
は気体透過性素材4とにより袋状容器を構成すること、
すなわち、袋状容器において、少なくとも患部と接触す
る部分は気体透過性素材3から成り、それ以外の部分
は、気体非透過性素材または気体透過性素材4から成る
形態は、好ましい構成である。特に、患部と接触しない
部分(患部側とは反対側の部分)は、気体透過性の少な
いあるいは全くない材質から成ることが好ましく、ま
た、適度の耐圧性と形状変形性を有する材質であれば良
い。
【0016】二酸化炭素供給源としてドライアイスを用
いる場合は、図3に示したように袋状の容器に収蔵し、
かつ患部の凍傷を防止する為にドライアイス6を断熱材
7で内包する形態が好ましい。ただし、本発明はこれに
限定されず、例えば、袋状の容器とは別の場所のドライ
アイスから発生した二酸化炭素を、図4に示したような
袋状の容器に供給する形態でも良い。
いる場合は、図3に示したように袋状の容器に収蔵し、
かつ患部の凍傷を防止する為にドライアイス6を断熱材
7で内包する形態が好ましい。ただし、本発明はこれに
限定されず、例えば、袋状の容器とは別の場所のドライ
アイスから発生した二酸化炭素を、図4に示したような
袋状の容器に供給する形態でも良い。
【0017】二酸化炭素供給源として高濃度炭酸水を用
いる場合は、図1および図3に示したように、炭酸水を
含ませた吸水性物質5を用いることが好ましい。例え
ば、図3に示した形態においては、まず気体透過性素材
3で患部を覆い、布帛、吸水性ポリマーなどの吸水性物
質5に高濃度炭酸水を染み込ませた後、これを気体透過
性素材3上にあてがう。また例えば、図1に示した形態
においては、吸水性物質5に高濃度炭酸水を染み込ませ
た後、これを袋状の容器に収蔵して使用する。ただし、
本発明はこれらに限定されない。例えば、袋状の容器内
に直接高濃度炭酸水を導入しても良いし、また例えば、
高濃度炭酸水製造装置を併用して装置と袋状容器とで炭
酸水を循環させて持続的に二酸化炭素を供給しても良
い。
いる場合は、図1および図3に示したように、炭酸水を
含ませた吸水性物質5を用いることが好ましい。例え
ば、図3に示した形態においては、まず気体透過性素材
3で患部を覆い、布帛、吸水性ポリマーなどの吸水性物
質5に高濃度炭酸水を染み込ませた後、これを気体透過
性素材3上にあてがう。また例えば、図1に示した形態
においては、吸水性物質5に高濃度炭酸水を染み込ませ
た後、これを袋状の容器に収蔵して使用する。ただし、
本発明はこれらに限定されない。例えば、袋状の容器内
に直接高濃度炭酸水を導入しても良いし、また例えば、
高濃度炭酸水製造装置を併用して装置と袋状容器とで炭
酸水を循環させて持続的に二酸化炭素を供給しても良
い。
【0018】また本発明においては、二酸化炭素供給源
として、反応により二酸化炭素を発生する塩類または炭
酸塩と酸との混合物・二酸化炭素吸蔵物を用いることも
できる。この場合、先に述べたガスボンの場合と同様の
袋状容器を設けても良いし、袋状容器に直接収蔵使用し
ても良い。
として、反応により二酸化炭素を発生する塩類または炭
酸塩と酸との混合物・二酸化炭素吸蔵物を用いることも
できる。この場合、先に述べたガスボンの場合と同様の
袋状容器を設けても良いし、袋状容器に直接収蔵使用し
ても良い。
【0019】褥瘡、創傷、潰瘍、びらんなどの虚血性疾
患においては、一般にエアーマット等のクッション材を
患部に当てて体圧分散をはかり、血行阻害を防止するこ
とがある。本発明の吸収材の構成の一部として、先に述
べた袋状容器や吸水性物質を用いる形態は、それらに体
圧分散効果を併せ持たせることが可能であるという利点
も有る。
患においては、一般にエアーマット等のクッション材を
患部に当てて体圧分散をはかり、血行阻害を防止するこ
とがある。本発明の吸収材の構成の一部として、先に述
べた袋状容器や吸水性物質を用いる形態は、それらに体
圧分散効果を併せ持たせることが可能であるという利点
も有る。
【0020】本発明は、二酸化炭素透過率が1千〜10
万cm2/m2・day・atmの気体透過性素材を用いることが特徴
の一つである。この気体透過性素材は、例えば、シリコ
ン系ポリマー、ポリオレフィン、ポリスチレン、ポリア
ミド、ポリイミド、ポリスルホン、ポリエステル、ポリ
ウレタン、フッ素系ポリマー、セルロース、セルロース
エステルおよびこれらの複合素材、多層フィルム、繊維
集合体など、二酸化炭素透過率を上記範囲に制御可能な
ものであれば良く、非多孔質でも多孔質でも良いし、シ
ート形状のほか、図5に示したように中空糸膜でも良
い。
万cm2/m2・day・atmの気体透過性素材を用いることが特徴
の一つである。この気体透過性素材は、例えば、シリコ
ン系ポリマー、ポリオレフィン、ポリスチレン、ポリア
ミド、ポリイミド、ポリスルホン、ポリエステル、ポリ
ウレタン、フッ素系ポリマー、セルロース、セルロース
エステルおよびこれらの複合素材、多層フィルム、繊維
集合体など、二酸化炭素透過率を上記範囲に制御可能な
ものであれば良く、非多孔質でも多孔質でも良いし、シ
ート形状のほか、図5に示したように中空糸膜でも良
い。
【0021】気体透過性素材の二酸化炭素透過率は、J
IS K 7126「プラスチックフィルムおよびシート
の気体透過度試験方法」に準じて測定した値である。本
発明において、この二酸化炭素透過率は、1千〜10万
cm2/m2・day・atmである。この範囲内の二酸化炭素透過率
の気体透過性素材を用いることにより、非常に優れた効
果が得られる。この二酸化炭素透過率が10万cm2/m2・d
ay・atmを超えると、二酸化炭素の最大経皮吸収量を大幅
に超えることになり、過剰の二酸化炭素が経皮・経粘膜
吸収されず有効に使用されない。また、二酸化炭素透過
率が1千cm2/m2・day・atmに満たない場合は、経皮・経粘
膜への二酸化炭素供給量が十分でなく、治療効果があま
り期待できない。特に、本発明において二酸化炭素透過
率は、2千〜5万cm2/m2・day・atmが好ましく、4千〜5
万cm2/m2・day・atmがより好ましい。
IS K 7126「プラスチックフィルムおよびシート
の気体透過度試験方法」に準じて測定した値である。本
発明において、この二酸化炭素透過率は、1千〜10万
cm2/m2・day・atmである。この範囲内の二酸化炭素透過率
の気体透過性素材を用いることにより、非常に優れた効
果が得られる。この二酸化炭素透過率が10万cm2/m2・d
ay・atmを超えると、二酸化炭素の最大経皮吸収量を大幅
に超えることになり、過剰の二酸化炭素が経皮・経粘膜
吸収されず有効に使用されない。また、二酸化炭素透過
率が1千cm2/m2・day・atmに満たない場合は、経皮・経粘
膜への二酸化炭素供給量が十分でなく、治療効果があま
り期待できない。特に、本発明において二酸化炭素透過
率は、2千〜5万cm2/m2・day・atmが好ましく、4千〜5
万cm2/m2・day・atmがより好ましい。
【0022】気体透過性素材は、水または水溶液の透水
量が少ないものが好ましい。具体的には、気体透過性素
材に8cmの水頭圧をかけた時の透水量は、0.1cm2/cm2
・min以下が好ましく、0.01cm2/cm2・min以下がより好
ましく、0.001cm2/cm2・min以下が特に好ましい。最
も好ましい気体透過性素材は、非透水性のものである。
透水量が少ないことにより、患部が水で覆われて二酸化
炭素の経皮吸収量が減少するという問題が生じなくな
り、また衣服や寝具等が濡れないので衛生上、介護上好
ましい。また、気体透過性素材は、細菌阻止性能を有す
ることが好ましく、さらには滅菌処理または消毒できる
素材であることが好ましい。
量が少ないものが好ましい。具体的には、気体透過性素
材に8cmの水頭圧をかけた時の透水量は、0.1cm2/cm2
・min以下が好ましく、0.01cm2/cm2・min以下がより好
ましく、0.001cm2/cm2・min以下が特に好ましい。最
も好ましい気体透過性素材は、非透水性のものである。
透水量が少ないことにより、患部が水で覆われて二酸化
炭素の経皮吸収量が減少するという問題が生じなくな
り、また衣服や寝具等が濡れないので衛生上、介護上好
ましい。また、気体透過性素材は、細菌阻止性能を有す
ることが好ましく、さらには滅菌処理または消毒できる
素材であることが好ましい。
【0023】この気体透過性素材の透水量は、具体的に
は、次のようにして測定した値である。気体透過性素材
がシート状の場合は、内径2cm、高さ9cmの筒を水貯留
部とする水溶液濾過用の市販フィルターホルダーのフィ
ルター設置位置に、直径47mmの気体透過性素材を配置
し、水貯留部に水面高さが8cmとなるよう水を貯留し
て、8cmの水頭圧を気体透過性素材にかける。この状態
で10分間保持し、フィルターホルダーの下部から滲み
出した水量を計量し、単位面積・単位時間あたりの透水
量を求める。また、気体透過性素材が中空糸膜の場合
は、中空糸膜束の一端は封止樹脂で塞いで、他端は封止
樹脂で束ねた後に繊維方向と垂直な方向に端面を切断し
て開口し、水貯留部を具備した配水管を接続して中空糸
膜束からの水面高さが8cmとなるよう水を貯留して、8
cmの水頭圧をかけ、この状態で10分間保持し、中空糸
膜束表面から滲み出した水量を計量し、単位面積・単位
時間あたりの透水量を求める。
は、次のようにして測定した値である。気体透過性素材
がシート状の場合は、内径2cm、高さ9cmの筒を水貯留
部とする水溶液濾過用の市販フィルターホルダーのフィ
ルター設置位置に、直径47mmの気体透過性素材を配置
し、水貯留部に水面高さが8cmとなるよう水を貯留し
て、8cmの水頭圧を気体透過性素材にかける。この状態
で10分間保持し、フィルターホルダーの下部から滲み
出した水量を計量し、単位面積・単位時間あたりの透水
量を求める。また、気体透過性素材が中空糸膜の場合
は、中空糸膜束の一端は封止樹脂で塞いで、他端は封止
樹脂で束ねた後に繊維方向と垂直な方向に端面を切断し
て開口し、水貯留部を具備した配水管を接続して中空糸
膜束からの水面高さが8cmとなるよう水を貯留して、8
cmの水頭圧をかけ、この状態で10分間保持し、中空糸
膜束表面から滲み出した水量を計量し、単位面積・単位
時間あたりの透水量を求める。
【0024】
【実施例】以下、本発明を実施例により更に詳細に説明
する。
する。
【0025】<実施例1>図1に示した例に従い、炭酸
水製造装置(三菱レイヨンエンジニアリング社製、商品
名カーボセラ・ミニ)にて作製した38℃、1000p
pm高濃度炭酸水250mLを、スポンジ(吸水性物質
5)に含ませ、袋状容器に収蔵して密封して二酸化炭素
経皮・経粘膜吸収材を構成した。袋状容器は、約35cm
×25cm厚み25μmの市販ポリエステルフィルム(素
材4)と、市販ポリスチレンフィルム(気体透過性素材
3)とを熱融着して作製したものであり、ポリスチレン
フィルム(気体透過性素材3)の二酸化炭素透過率は、
1万5千cm2/m2・day・atmであり、8cmの水頭圧をかけた
時の水分透過量は0cm2/cm2・minであった。この二酸化
炭素経皮・経粘膜吸収材を、頸肩腕症候群の患者の両肩
と後頸部を覆うように、ポリスチレン(気体透過性素材
3)側を患部2に当て、15分間貼付したところ、皮膚
の充血が観察された。この貼付を1日2回、2週間施行
したところ、患者の肩こり、手指のしびれ感などの自覚
症状が無くなった。
水製造装置(三菱レイヨンエンジニアリング社製、商品
名カーボセラ・ミニ)にて作製した38℃、1000p
pm高濃度炭酸水250mLを、スポンジ(吸水性物質
5)に含ませ、袋状容器に収蔵して密封して二酸化炭素
経皮・経粘膜吸収材を構成した。袋状容器は、約35cm
×25cm厚み25μmの市販ポリエステルフィルム(素
材4)と、市販ポリスチレンフィルム(気体透過性素材
3)とを熱融着して作製したものであり、ポリスチレン
フィルム(気体透過性素材3)の二酸化炭素透過率は、
1万5千cm2/m2・day・atmであり、8cmの水頭圧をかけた
時の水分透過量は0cm2/cm2・minであった。この二酸化
炭素経皮・経粘膜吸収材を、頸肩腕症候群の患者の両肩
と後頸部を覆うように、ポリスチレン(気体透過性素材
3)側を患部2に当て、15分間貼付したところ、皮膚
の充血が観察された。この貼付を1日2回、2週間施行
したところ、患者の肩こり、手指のしびれ感などの自覚
症状が無くなった。
【0026】<実施例2>図2に示した例に従い、10
0gのドライアイス6を砕いて綿製のタオルケット(断
熱材7)に包み、さらに市販食品包装用フィルム[低密
度ポリエチレン製ラップフィルム、厚み10μm(気体
透過性素材3、4)]にて二重にくるんで二酸化炭素経
皮・経粘膜吸収材を構成した。このフィルム(気体透過
性素材3、4)の二酸化炭素透過率は、4万cm2/m2・day
・atmであり、8cmの水頭圧をかけた時の水分透過量は0
cm2/cm2・minであった。この二酸化炭素経皮・経粘膜吸
収材を、左前腕部のアイロンによる熱傷性創傷(II度)の
患部2に1日1回15分間貼付したところ、4日目には
壊死組織・滲出液が消失して急速な治癒傾向を示し、ご
くわずかに瘢痕化したのみで治癒した。
0gのドライアイス6を砕いて綿製のタオルケット(断
熱材7)に包み、さらに市販食品包装用フィルム[低密
度ポリエチレン製ラップフィルム、厚み10μm(気体
透過性素材3、4)]にて二重にくるんで二酸化炭素経
皮・経粘膜吸収材を構成した。このフィルム(気体透過
性素材3、4)の二酸化炭素透過率は、4万cm2/m2・day
・atmであり、8cmの水頭圧をかけた時の水分透過量は0
cm2/cm2・minであった。この二酸化炭素経皮・経粘膜吸
収材を、左前腕部のアイロンによる熱傷性創傷(II度)の
患部2に1日1回15分間貼付したところ、4日目には
壊死組織・滲出液が消失して急速な治癒傾向を示し、ご
くわずかに瘢痕化したのみで治癒した。
【0027】<実施例3>図3に示した例に従い、仙骨
部褥瘡グレードII度の患部2を、ポリウレタンフィルム
[3M社製、商品名テガダーム(気体透過性素材3)]
で覆い、粘着テープで固定した。このフィルム(気体透
過性素材3)の二酸化炭素透過率は、3万cm2/m2・day・a
tmであり、8cmの水頭圧をかけた時の水分透過量は0cm
2/cm2・minであった。次いで、炭酸水製造装置(商品名
カーボセラ・ミニ)にて作製した38℃、1000pp
m高濃度炭酸水100mLを、20cm×20cmのクロスガ
ーゼ(吸水性物質5)に含ませ、ポリウレタンフィルム
(気体透過性素材3)の上に固定して二酸化炭素経皮・
経粘膜吸収材を構成し、この貼付を10分間行った。こ
れを1日1回1ヶ月間施行したところ、施行開始後2週
間で褥瘡が収縮軽快し始め、1ヶ月後に完治した。
部褥瘡グレードII度の患部2を、ポリウレタンフィルム
[3M社製、商品名テガダーム(気体透過性素材3)]
で覆い、粘着テープで固定した。このフィルム(気体透
過性素材3)の二酸化炭素透過率は、3万cm2/m2・day・a
tmであり、8cmの水頭圧をかけた時の水分透過量は0cm
2/cm2・minであった。次いで、炭酸水製造装置(商品名
カーボセラ・ミニ)にて作製した38℃、1000pp
m高濃度炭酸水100mLを、20cm×20cmのクロスガ
ーゼ(吸水性物質5)に含ませ、ポリウレタンフィルム
(気体透過性素材3)の上に固定して二酸化炭素経皮・
経粘膜吸収材を構成し、この貼付を10分間行った。こ
れを1日1回1ヶ月間施行したところ、施行開始後2週
間で褥瘡が収縮軽快し始め、1ヶ月後に完治した。
【0028】<実施例4>図4に示した例に従い、二酸
化炭素ガスの貯留が可能な袋状容器を実施例1と同様に
して作製し、この両端にコック付きスリーブ8を設け、
二酸化炭素ガスボンベからのガスを供給し密栓して二酸
化炭素経皮・経粘膜吸収材を構成した。この吸収材を、
リウマチによる膝関節痛の患部2を囲うように、ポリス
チレン(気体透過性素材3)側を当て、15分間貼付した
ところ、皮膚の充血が観察された。これを1日1回6週
間施行したところ、関節痛が軽減し治療開始前に比較し
て歩行機能が向上した。
化炭素ガスの貯留が可能な袋状容器を実施例1と同様に
して作製し、この両端にコック付きスリーブ8を設け、
二酸化炭素ガスボンベからのガスを供給し密栓して二酸
化炭素経皮・経粘膜吸収材を構成した。この吸収材を、
リウマチによる膝関節痛の患部2を囲うように、ポリス
チレン(気体透過性素材3)側を当て、15分間貼付した
ところ、皮膚の充血が観察された。これを1日1回6週
間施行したところ、関節痛が軽減し治療開始前に比較し
て歩行機能が向上した。
【0029】<実施例5>気体透過性素材として、厚さ
40μmのポリ−4−メチルペンテン−1フィルムを用
いたこと以外は実施例1と同様にして、二酸化炭素経皮
・経粘膜吸収材を構成した。このフィルムの二酸化炭素
透過率は、8万8千cm2/m2・day・atmであり、8cmの水頭
圧をかけた時の水分透過量は0cm2/cm2・minであった。
この二酸化炭素経皮・経粘膜吸収材を、しもやけのある
足背部に10分間貼付したところ、痒みが消失した。
40μmのポリ−4−メチルペンテン−1フィルムを用
いたこと以外は実施例1と同様にして、二酸化炭素経皮
・経粘膜吸収材を構成した。このフィルムの二酸化炭素
透過率は、8万8千cm2/m2・day・atmであり、8cmの水頭
圧をかけた時の水分透過量は0cm2/cm2・minであった。
この二酸化炭素経皮・経粘膜吸収材を、しもやけのある
足背部に10分間貼付したところ、痒みが消失した。
【0030】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明によれば、二
酸化炭素の薬効に基づく皮膚・粘膜の末梢血管拡張作用
により、皮膚・粘膜の損傷の早期修復を可能とし、ある
いは疼痛を緩和し、さらには皮膚・粘膜に湿布材基材お
よび添加剤成分が直接接触しないので、衛生的かつ皮膚
・粘膜刺激性の少ない二酸化炭素経皮・経粘膜吸収材を
提供することができる。
酸化炭素の薬効に基づく皮膚・粘膜の末梢血管拡張作用
により、皮膚・粘膜の損傷の早期修復を可能とし、ある
いは疼痛を緩和し、さらには皮膚・粘膜に湿布材基材お
よび添加剤成分が直接接触しないので、衛生的かつ皮膚
・粘膜刺激性の少ない二酸化炭素経皮・経粘膜吸収材を
提供することができる。
【図1】本発明の一実施形態を示す模式的断面図であ
る。
る。
【図2】本発明の更なる一実施形態を示す模式的断面図
である。
である。
【図3】本発明の更なる一実施形態を示す模式的断面図
である。
である。
【図4】本発明の更なる一実施形態を示す模式的断面図
である。
である。
【図5】本発明の更なる一実施形態を示す模式的断面図
である。
である。
1 皮膚・粘膜組織 2 患部 3 気体透過性素材 4 気体非透過性素材または気体透過性素材 5 吸水性物質 6 ドライアイス 7 断熱材 8 コック付きスリーブ 9 二酸化炭素ガスまたは炭酸水 10 中空糸膜列 11 スダレ状中空糸膜列の形態保持用繊維束 12 封止樹脂 13 端面をカットした封止樹脂
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61P 17/00 A61J 1/00 370C (72)発明者 田阪 広 愛知県名古屋市東区砂田橋四丁目1番60号 三菱レイヨン株式会社商品開発研究所内 Fターム(参考) 4C076 AA81 BB31 CC11 EE03 EE22 EE24 EE31 FF32 FF68 4C086 AA01 HA06 HA21 MA63 NA10 NA11 NA12 ZA39 ZA89 4C167 AA72 BB13 BB18 BB24 BB36 BB40 CC01 DD10 GG31 GG41 GG45 HH08 HH10
Claims (3)
- 【請求項1】 二酸化炭素供給部と患部との間に、二酸
化炭素透過率が1千〜10万cm2/m2・day・atmの気体透過
性素材を配してなる二酸化炭素経皮・経粘膜吸収材。 - 【請求項2】 気体透過性素材の水分透過量が、8cmの
水頭圧をかけた時0.1cm2/cm2・min以下である請求項1
記載の二酸化炭素経皮・経粘膜吸収材。 - 【請求項3】 二酸化炭素供給部の供給源が、ガスボン
ベ、高濃度炭酸水、ドライアイス、反応により二酸化炭
素を発生する塩類または炭酸塩と酸との混合物・二酸化
炭素吸蔵物である請求項1または2記載の二酸化炭素経
皮・経粘膜吸収材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001135979A JP2002326938A (ja) | 2001-05-07 | 2001-05-07 | 二酸化炭素経皮・経粘膜吸収材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001135979A JP2002326938A (ja) | 2001-05-07 | 2001-05-07 | 二酸化炭素経皮・経粘膜吸収材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002326938A true JP2002326938A (ja) | 2002-11-15 |
Family
ID=18983349
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001135979A Pending JP2002326938A (ja) | 2001-05-07 | 2001-05-07 | 二酸化炭素経皮・経粘膜吸収材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002326938A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005225832A (ja) * | 2004-02-16 | 2005-08-25 | Kao Corp | 二酸化炭素供給バッグ |
JP2005264111A (ja) * | 2004-03-22 | 2005-09-29 | Hitachi Chemical Filtec Inc | 自然環境下で分解性を有する食品包装用ラップフィルム |
JP2006249025A (ja) * | 2005-03-11 | 2006-09-21 | Nipro Corp | 褥瘡治療用パッド |
WO2008007157A1 (en) * | 2006-07-14 | 2008-01-17 | Piller Istvan | Device applicable to skin for generating carbon dioxide |
WO2019078232A1 (ja) | 2017-10-20 | 2019-04-25 | 三井化学株式会社 | 皮膚用二酸化炭素徐放パックおよび二酸化炭素を皮膚に徐放する方法 |
KR20230160226A (ko) | 2021-03-22 | 2023-11-23 | 카오카부시키가이샤 | 온열구용 용기 |
-
2001
- 2001-05-07 JP JP2001135979A patent/JP2002326938A/ja active Pending
Cited By (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005225832A (ja) * | 2004-02-16 | 2005-08-25 | Kao Corp | 二酸化炭素供給バッグ |
JP4629983B2 (ja) * | 2004-02-16 | 2011-02-09 | 花王株式会社 | 二酸化炭素供給バッグ |
JP2005264111A (ja) * | 2004-03-22 | 2005-09-29 | Hitachi Chemical Filtec Inc | 自然環境下で分解性を有する食品包装用ラップフィルム |
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JP4710363B2 (ja) * | 2005-03-11 | 2011-06-29 | ニプロ株式会社 | 褥瘡治療用パッド |
WO2008007157A1 (en) * | 2006-07-14 | 2008-01-17 | Piller Istvan | Device applicable to skin for generating carbon dioxide |
WO2019078232A1 (ja) | 2017-10-20 | 2019-04-25 | 三井化学株式会社 | 皮膚用二酸化炭素徐放パックおよび二酸化炭素を皮膚に徐放する方法 |
CN111511374A (zh) * | 2017-10-20 | 2020-08-07 | 三井化学株式会社 | 皮肤用二氧化碳缓释包及向皮肤缓释二氧化碳的方法 |
KR20200099514A (ko) | 2017-10-20 | 2020-08-24 | 미쓰이 가가쿠 가부시키가이샤 | 피부용 이산화탄소 서방팩 및 이산화탄소를 피부에 서방하는 방법 |
JPWO2019078232A1 (ja) * | 2017-10-20 | 2020-11-05 | 三井化学株式会社 | 皮膚用二酸化炭素徐放パックおよび二酸化炭素を皮膚に徐放する方法 |
EP3698800A4 (en) * | 2017-10-20 | 2021-06-02 | Mitsui Chemicals, Inc. | CARBON DIOXIDE PROLONGED RELEASE PACKAGING FOR SKIN APPLICATIONS, AND PROCESS FOR CARBON DIOXIDE PROLONGED RELEASE |
CN111511374B (zh) * | 2017-10-20 | 2022-05-17 | 三井化学株式会社 | 皮肤用二氧化碳缓释包及向皮肤缓释二氧化碳的方法 |
TWI767073B (zh) * | 2017-10-20 | 2022-06-11 | 日商三井化學股份有限公司 | 皮膚用二氧化碳逐漸釋放包 |
KR20230160226A (ko) | 2021-03-22 | 2023-11-23 | 카오카부시키가이샤 | 온열구용 용기 |
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