JP2002325638A - 木製防湿保管庫 - Google Patents

木製防湿保管庫

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JP2002325638A JP2001136618A JP2001136618A JP2002325638A JP 2002325638 A JP2002325638 A JP 2002325638A JP 2001136618 A JP2001136618 A JP 2001136618A JP 2001136618 A JP2001136618 A JP 2001136618A JP 2002325638 A JP2002325638 A JP 2002325638A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】木製の保管庫であって、木製防湿保管庫として
の気密性を保持しながら、現地で簡単に組み立てられ、
運搬が容易で保管場所も少なくて済む木製防湿保管庫を
提供する。 【解決手段】木製パネルの内壁の全てに防湿シートを貼
って気密にした木製保管庫において、木製パネル同士の
接合部には接合具を設けて接合し、該接合具はレバーを
回動して木製パネル相互を締め付けて気密に接合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、木製の保管庫に除
湿機能を備えた木製防湿保管庫に関する技術分野に属す
る。
【0002】
【従来の技術】日本列島は湿度が高く、押入れ、タン
ス、靴箱等の収納品にカビが発生する原因となってお
り、カビを発生を防ぐためには、ほぼ50%以下にする必
要があり、室内に除湿機を使用したり、押入除湿機を使
用しているが、特開平6-154487号公報に示されるような
収納庫は、押入やクローゼットが対象であって気密性を
余り考慮しておらず、特に木製の収納庫においては、扉
や接合部は勿論のこと、木肌からも湿気が収納庫の室内
に侵入するため、除湿器を設けても外部からの加湿空気
の侵入により大量消費電力を必要し、また、除湿手段も
ドレインホースを必要とする。この為、常に水の処理を
考慮しなければならず、どこにでも設置すことはできな
いため家具としては不適当であった。また、通常、防湿
機能を有する保管庫は鉄製であって、金枠を製作して同
じものを大量に生産するには向いているが、多種少量生
産には経済的に不利である。更に、鉄製の保管庫は外観
品質が冷たく、高級家具にはふさわしくなかった。
【0003】そこで、本発明者らは、通常の木製保管庫
において、木製パネルの接合部をどんなに密接に接合し
ても、長時間高湿度の雰囲気状態に放置すると木質部の
表面から裏面に湿気が貫通して、木製保管庫内の湿度を
上昇させてしまうこと、また、通常の除湿器等を保管庫
に設置しても多くの電力を消費してしまうことを見出
し、このために、保管庫内に除湿器を設置しても、無駄
な電力を必要とし不経済となるため、湿気(ガス)が貫通
しないフィルムやシートを保管庫の内周面および外周面
に施せば除湿についても小電力で済むことに想到した。
そして、除湿手段についてもペルチェ効果を利用した電
子冷却半導体を用い、半導体用の放熱ファンによって水
滴を発散放出するのに用いた構造の除湿装置を使用する
ことによって、前述の保管庫の壁構造と相俟って保管庫
内に広い保管スペースを確保し、半永久的で消費電力が
極めてすくなく、高級感のあるにも拘わらず、安価に製
作できる木製防湿保管庫を特願2000-121255号として提
案している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特願20
00-121255号に記載された発明は、半永久的で消費電力
が極めて少くない木製防湿保管庫であるが、通常の家具
と同様に、体積が大きく運搬に手間がかかり、また保管
場所も広くなければならないといった問題があった。本
発明は、上記の問題点に鑑みてなされたもので、その課
題は、木製の保管庫であって、木製防湿保管庫としての
気密性を保持しながら、現地で簡単に組み立てられ、運
搬が容易で保管場所も少なくて済む木製防湿保管庫を提
供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1の発明は、木製パネルの内壁の全てに防
湿シートを貼って気密にした木製保管庫において、木製
パネル同士の接合部には接合具を設けて接合し、該接合
具はレバーを回動して木製パネル相互を締め付けて気密
に接合することを特徴とする木製防湿保管庫である。上
記の課題を解決するために、請求項2の発明は、請求項
1に記載の木製防湿保管庫において、前記接合具は嵌合
ネジ部が設けられ、該嵌合ネジ部には偏心した回動軸と
回動軸には斜行ネジ刃232が設けられ、レバーを回動す
ることによって、前記斜行ネジ刃が嵌合ネジ部の外周よ
り突出して対向する木製パネルの嵌合孔19の壁面に食い
込み奥に進行して、木製パネル相互を締め付けて気密に
接合することを特徴とする木製防湿保管庫である。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な木製防湿保
管庫の1実施例を図面に沿って説明する。図1は、木製
防湿保管庫1の全体を示すもので、巾180cm・高さ100cm
・奥行き60cmの大きさで、裏面や扉を含めて全ての面
(6面)は木質を主体にした厚さ約20から24mmのフラ
ッシュ構造の防湿処理した木製パネル11であって、正面
は両開きの木製開閉扉12が配置され、他は木製パネル11
から構成され、側部の側面木製パネル111の底部には除
湿器4が設置されている。裏面や扉を含めて全ての面(6
面)は木質を防湿処理したフラッシュ構造の木製パネル1
1とする意味は、上述したように、長時間高湿度の雰囲
気状態に放置すると木質部の表面から裏面に湿気が貫通
して、木製保管庫内の湿度を上昇させてしまうからであ
り、従来この種の家具では裏板は通常の1枚板としてい
たが、これでは湿度の上昇を防ぐことができないことか
ら、保管庫の裏面の裏板や扉も含めて全ての面(6面)を
フラッシュ構造の防湿処理した木製パネル11としたので
ある。除湿器4の湿度の設定は前面パネルの上方に除湿
器4の除湿設定や他の調整機能等の操作部3が設けら
れ、コード31は除湿器4を作動させるための電源コード
である。なお、除湿器4の除湿設定や本体ユニット付き
調整機能等の操作部3は、全面パネル外の庫1内あるい
は庫1外の除湿ユニットに設けても良い。
【0007】二枚の木製パネル11a,11bの構成は、図2
に示すように、本実施例はベニヤ板からなる木質本体13
の外側表面には木調の印刷木目シート14が貼付され、内
側には木質本体13のベニヤと防湿シート16との接着性が
よくなるように接合補強材とし外側表面を木調の印刷木
目シート14の不織布15が貼付され、内側表面には湿気を
完全に遮断し、抗菌剤を混入した無方向の延伸性の薄い
厚さ12μの防湿シート16が貼付されている。なお、木材
保管庫の室内を気密加工するために、湿気が貫通しない
フィルムは、厚さ12μとしたが、10〜50μ程度の厚さで
あればよく、特に、無方向に延伸する特性のもので、抗
菌剤が混入されたものであればよい。なお、本実施例で
は木質本体13をベニヤ板としたが、他の木質の木質系M
DF(木材等の繊維板)や圧縮コルク材や、これらの組み
合わせでもよい。また、内部の模様等の印刷は不織布15
の表面に施せばよい。勿論、本実施例の木製防湿保管庫
1は気密性を保つために、木質本体13の合わせ目である
木口面やダボ孔等は外気が侵入しないように処理しなけ
ればならないが、防湿シート16が360°無方向に延伸性
(破断伸度120〜190%)であるために、延伸して木口面や
ダボ孔等の表面を容易に覆うように加工できる。また、
底部には別途防湿シートを配置すればよく、特に、無方
向に延伸性である防湿シートは曲面のコーテングには最
適であって完全な気密性が得られる。
【0008】前記の二枚の木製パネル11a,11bの図2に
おける接合部Aを、接合前を示す図3に沿って説明する
と、木製パネル11bの接合部の近傍の外側には、接合具
2が設けられている。この接合具2は、木製パネル11b
の接合具2の取付け凹部17に操作部21を表面側にして取
り付けられるが、凹部17は接合具2の裏側の本体円柱部
22を収納する円柱凹部(図示せず)が設けられ、円柱部22
を円柱凹部(図示せず)に収納して接合部を木製パネル11
bを確実に固定する。この際に両側には接合位置を正確
にするために木製パネル11a,11bのそれぞれに対応して
二対のダボ孔181と、二個のダボ182が設けられいる。
【0009】この接合具2の特徴は、接合具2の嵌合ネ
ジ部23を木製パネル11aの嵌合孔19に嵌合させて、操作
部21のレバー211を90度回動させるだけで、ワンタッチ
で木製パネル11aに11bを締め付けるように確実に接合す
ることであるが、この接合具2の詳細な構成を図5・図
6に沿って説明する。図5(d)の(1)に示すように、接合
具2の外側には操作部21が設けられ、操作部2には90度
に立った状態と、0度の倒れた状態に回動するレバー21
1が設けられており、このレバー211には一体で回動する
嵌合ネジ部23が設けられ、嵌合ネジ部23には偏心した回
動軸231が設けられており、回動軸231には3周した斜行
ネジ刃232が設けられている。そして、レバー211を90度
立てた開の状態では斜行ネジ刃232は嵌合ネジ部23の外
周内に収まっているが、図5(d)の(2)に示すように、レ
バー211を0度に倒した閉の状態では斜行ネジ刃232は嵌
合ネジ部23の外周より突出して、斜行ネジ刃232は木製
パネル11aの嵌合孔19の壁面に食い込み、さらに斜行ネ
ジ刃232が壁面をスクリューネジのようにより奥に進行
する。
【0010】その手順を図5(a)から(c)によって説明す
ると、図5(a)に示すように、木製パネル11b側の接合具
2のレバー211を90度立てた開の状態で嵌合ネジ部23
を、図5(b)に示すように、木製パネル11a側の嵌合孔19
に挿入し、図5(c)に示すように、木製パネル11a側の嵌
合孔19に挿入し、レバー211を0度に倒した閉の状態にす
る。この際、前述したように、斜行ネジ刃232は嵌合ネ
ジ部23の外周内に収まり図5(d)の(1)に示すように、嵌
合ネジ部23をルーズに嵌合しているが、レバー211を倒
した状態では図5(d)の(2)に示すように、斜行ネジ刃23
2は嵌合ネジ部23の外周より突出して、斜行ネジ刃232は
木製パネル11aの嵌合孔19の壁面に食い込み、さらに斜
行ネジ刃232が壁面をスクリューネジのようにより奥に
進行し、結果として、木製パネル11aに11bを締め付ける
ように確実に接合することになる。なお、場合によって
は、組立てた木製防湿保管庫を解体することも考えられ
るが、この場合には図6に示すように逆の操作をすれば
よく、レバー211を90度立てた開の状態にすれば、嵌合
ネジ部23の斜行ネジ刃232は木製パネル11aの嵌合孔19の
壁面の食い込みを解除し、簡単に嵌合ネジ部23を嵌合孔
19から抜くことができ、簡単に木製防湿保管庫を解体す
ることができる。この接合手段は、図1における、各木
製パネル11と接合部の適所に配備すればよく、木製防湿
保管庫として、レバーを回動するだけのワンタッチで、
気密性を保持しながら保管庫の木製パネル相互を締め付
け、木製パネルを同士を簡単に接合できることから、現
地で簡単に組み立てられ、所謂ノックダウン方式を採用
することができ、運搬が容易で保管場所も少なくて済む
木製防湿保管庫となる。
【0011】上記の木製開閉扉12は軽く気密性を高くす
る必要があり、図7に示すように、磁石を埋め込んだ磁
性クッションゴム121を木製開閉扉12の内側には縁に沿
って四方向に配設し、一方、木質本体13のクッションゴ
ム121が対応する位置に磁石が吸着する金属板あるいは
板状磁石122を配置して、木製開閉扉12を閉めた場合に
完全に気密状態なるようにしてある。これは、木製開閉
扉12が多少反っても気密状態にすると同時に、木製扉が
反り返る等の変形を防いでいるが、更に、軽量にするた
めに木製開閉扉12の内部を断面ハニカム構造にして堅牢
軽量にすればよい。
【0012】次に、本実施例の除湿手段である除湿器4
の構成を図8に沿って説明すると、除湿器4の外観はア
ウターケース41とインナーケース42からなり側面木製パ
ネル111の底部近傍に取付部43によって垂直に固着され
ており、木製防湿保管庫1のアウターケース41側には熱
放出および湿気放出のための放出開口44が、インナーケ
ース42側には庫1内の湿気を取り入れる取入開口45とが
設けられている。なお、取入開口45には金網46が設けら
れているが、これは、後述する冷却面5aの水滴に庫1内
の物品が接触することを防ぐためのものであり、金網以
外のスリット板やパンチングパネルでもよい。除湿器4
の主要部は電子冷却半導体5からなるが、この電子冷却
半導体5は、ペルチェ効果を利用したもので、湿度セン
サー61からの信号より制御器6を介して制御されるが、
制御された直流電流を流すことによって冷却される冷却
面5aと加熱される加熱面5bとから成り立っている。そし
て、取入開口45に面して電子冷却半導体5の冷却面5aが
配置され、冷却面5aが冷却されと庫1内の湿気が冷却面5
aに氷結する。一方、冷却面5aが冷却されると加熱面5b
が加熱されるが、冷却を促進するために加熱面5bに放熱
板51が設けられ、更に放熱ファン52が設けられている。
【0013】そして、一定時間経過後に、電子冷却半導
体5の電源を制御器6により制御することにより、本実
施例では、湿度が50%以上に成った場合には電子冷却半
導体5の電源をONにして冷却を開始し、湿度が20%程度
になった時は冷却を停止すると冷却面5aに氷結した水分
が水滴となって落下し、落下した水滴は水受け47に設け
られたウレタン53に浸み込み、前記の放熱ファン52はウ
レタン樹脂53に浸み込んだ水を蒸発させ、蒸発した湿気
を庫1外に発散放出する作用も有している。なお、制御
器6の制御方法は、他にも、積極的に直流電流の極性を
反転させ、電子冷却半導体5の冷却面5aを温めて氷結し
た水分を、急速に水滴として下に落下させてもよい。
【0014】また、電子冷却半導体5が作動していな場
合はシャッタ64が閉まっていて外気が庫1内に侵入する
ことを阻止しているが、電子冷却半導体5が作動し放熱
板51も熱せられると形状記憶バネ65が縮んでシャッタ64
を開いて湿気の多い空気を庫1外に放出する。勿論、シ
ャッタ64は湿度センサー61により小型モータあるいはソ
レノイド等で作動させてもよく、また、場合によって
は、この空気通路は水を吸収のウレタンで一応は遮断さ
れているので無くてもよい。本発明および実施例におけ
るファンの意味するところは、水滴を庫1外に排出しな
いことであって、他に同等の排気方式があれば適宜これ
を採用すればよい。以上のような構成で、前述の大きさ
の木製防湿保管庫で、湿度65%の雰囲気で湿度制御範囲
を20%から50%に設定した場合の消費電力は、僅かに7.
5W/hとなり、防湿処理を施さない同じ保管庫に比べて、
1/3以下の消費電力の節約が確認された。
【0015】以上説明したように、本実施例において
は、木製保管庫であっても除湿の消費電力が少なく、木
製であることから高級家具の外観が得られ、加工が金属
製に比べて容易であることから多種少量生産が可能とな
り、湿気をファンで発散せることから、設置場所の制限
が少なくなる。
【0016】なお、本発明の特徴を損うものでなけれ
ば、上記の実施例に限定されるものでないことは勿論で
ある。例えば、接合具2は、ワンタッチで相互の木製パ
ネルを締め付けるように確実に接合することができれば
ネジ型でなくてもよく、接合具2の設けてある箇所は、
木製パネル11と同じ模様のカバーをもうけて組立て後の
誤操作を防いだり、接合具2を目立たなくしてもよく、
接合具と接着剤を併用してもよい。また、外側表面を木
調の印刷木目シート14としたが、他の任意の印刷模様で
もよく、あるいは、通常の木材を使用してもよく、例え
ば、防湿収納庫としては不向きな「桐」であっても、内
側面を各実施例のような防湿加工を施せば防湿保管庫と
して使用でき、補強接合材も不織布やフルムの他に紙等
も有効である。
【0017】また、防湿シート16と補強接合フィルム
(図示せず)を設けて、この間に厚さ9μ程度のアルミ箔1
7を挿入すれば、多少の加熱では燃焼せず、難燃性の保
管庫とすることができる。なお、実施例1と同様に本実
施例でも木質本体13をベニヤ板としたが、他の木質の木
質系MDFや圧縮コルク材や、これらの組み合わせでも
よく、また、内部の模様等の印刷は防湿シート16の裏面
に施せばよい。更に、湿度センサーは除湿器のインナー
ケースに配置したが、保管庫内の適所に配置してもよ
く、必要箇所の複数配置してこれらの全てを検出した
り、平均値を検出するようにしてもよく、また、庫1内
の湿度が感知できれば制御部に装備してもよい。
【0018】また、実施例では保管庫の全てを木製とし
たが、場合によっては、接合具2あるいは、嵌合孔19が
設けられる厚さであれば、床部は湿気を通さない合成樹
脂製としてもよい。また、開閉扉は両開きとしたが片開
きの1つの扉でもよく、上面に設けてもよく、要は物品
を出し入れする構成であればよい。なお、本発明の防湿
保管庫は、家庭家具のみならず、貴重品保管ケースやそ
の他湿度を嫌う物品、例えば、化学品、薬品、医学、光
学、食品、骨董、書籍、電子部品等の保管庫に最適であ
り、広い用途が期待できるものである。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
木製の保管庫であって、木製防湿保管庫としての気密性
を保持しながら、レバーを回動するだけのワンタッチで
保管庫のパネル同士を簡単に接合でき、そのためノック
ダウン方式を採用することができ、現地で簡単に組み立
てられ、運搬が容易で保管場所も少なくて済み、高級感
のあるにも拘わらず、安価に製作できる木製防湿保管庫
であるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適な木製防湿保管庫の全体の外観斜
視図である。
【図2】図1の木製防湿保管庫の木製パネルの接合部分
の部分拡大断面図である。
【図3】図2の接合前の木製パネルの接合部分の部分拡
大断面図である。
【図4】図2の接合部分に使用する接合具単体のの斜視
図である。
【図5】接合具の作動説明図であり、図5(a)は接合前
の接合具のレバーを立てた状態の状態図、図5(b)は嵌
合ネジ部を木製パネルの嵌合孔に挿入した状態図、図5
(c)はレバー211を倒した接合状態を示した状態図、図5
(d)の(1)はレバーが立った状態で斜行ネジ刃がフリーの
状態、図5(d)の(2)はレバーを倒した状態で斜行ネジ刃
が食い込んだ状態の状態図である。
【図6】木製防湿保管庫を解体する場合の接合具の状態
を示す状態図である。
【図7】図1の木製防湿保管庫の開閉扉の開状態の斜視
図である。
【図8】本発明の木製防湿保管庫に用いる除湿器の側断
面図である。
【符号の説明】
1…木製防湿保管庫、11,11a,11b…木製パネル、111…
側面木製パネル 12…木製開閉扉、121…磁性クッションゴム、122…金属
板あるいは板状磁石、13…木質本体、14…印刷木目シー
ト、15…不織布(補強接合材)、16…防湿シート、17…接
合具の取付け凹部、181…ダボ孔、182…ダボ、19…嵌合
孔、2…接合具、21…操作部、211…レバー、22…本体
円柱部、23…嵌合ネジ部、231…回動軸、232…斜行ネジ
刃 3…操作部、31…電源コード 4…除湿器、41…アウターケース、42…インナーケー
ス、43…取付部、44…放出開口、45…取入開口、46…金
網、47…水受け 5…電子冷却半導体、5a…冷却面、5b…加熱面、51…放
熱板、52…放熱ファン、53…吸水ウレタン樹脂、6…制
御器、61…湿度センサー、64…シャッタ、65…形状記憶
バネ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】木製パネルの内壁の全てに防湿シートを貼
    って気密にした木製保管庫において、木製パネル同士の
    接合部には接合具を設けて接合し、該接合具はレバーを
    回動して木製パネル相互を締め付けて気密に接合するこ
    とを特徴とする木製防湿保管庫。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の木製防湿保管庫におい
    て、前記接合具は嵌合ネジ部が設けられ、該嵌合ネジ部
    には偏心した回動軸と回動軸には斜行ネジ刃が設けら
    れ、レバーを回動することによって、前記斜行ネジ刃が
    嵌合ネジ部の外周より突出して対向する木製パネルの嵌
    合孔の壁面に食い込み奥に進行して、木製パネル相互を
    締め付けて気密に接合することを特徴とする木製防湿保
    管庫。
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