JP2002324531A - 接点上の絶縁汚染物により生ずる電池・装置間の接触抵抗を極小にするための装置 - Google Patents

接点上の絶縁汚染物により生ずる電池・装置間の接触抵抗を極小にするための装置

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JP2002324531A JP2002111847A JP2002111847A JP2002324531A JP 2002324531 A JP2002324531 A JP 2002324531A JP 2002111847 A JP2002111847 A JP 2002111847A JP 2002111847 A JP2002111847 A JP 2002111847A JP 2002324531 A JP2002324531 A JP 2002324531A
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
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Abstract

(57)【要約】 【課題】電池と電気回路の接点間の絶縁汚染物による抵
抗を低減する装置を提供する。 【解決手段】円錐コイルばね接点(600)の端子接触
点(610)は、電池挿入時に電池の端子接触面に局部
的に高い圧力を加え、電池接触面の汚染物を削ぎ落とす
ように除去する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般に電池に関
し、更に詳細には、電池端子に存在する絶縁汚染物層の
存在に起因する電池端子の接触抵抗を減らすことに関す
る。
【0002】
【従来の技術】電気装置は普通、その電力を電気装置に
関連する電池室内に収容された1個以上の電池から得て
いる。電池室は通常、電気装置と一体になっている。代
わりに、電池室を、電線のような導体要素により電気装
置に接続して電気装置から離して設けることができる。
【0003】多数の形式の一次(再充電不能)および二
次(再充電可能)電池が存在する。乾電池は通常、標準
のAAA、AA、C、およびD電池サイズのような多数
の周知の大きさおよび構成で入手できる。腕時計型電
池、円盤電池、皿型電池、およびボタン電池ともいうミ
ニチュア電池も、標準サイズで入手でき、通常、補聴
器、電気腕時計、および他の装置に使用されている。
【0004】乾電池用電池室は、設置した乾電池の負端
子に電気的に接触する、通常平面状タブまたは円錐コイ
ルばねの形状を成す、正接点を備えている。通常平面状
タブの形状を成す負接点は、設置した乾電池の正端子に
電気的に接触するよう電池室に設けられている。平面状
の、凹みの付いたタブ接点は、通常、ミニチュア電池用
電池室に使用されている。1個以上の電池をこのような
電池室に設置すると、装置は設置した電池を挟んで設置
された電気負荷として働く。
【0005】2個以上の乾電池を必要とする電池室で
は、電池は直列にまたは並列に設置される。直列構成で
は、電池は、正端子ボタンの平面状表面が順方向に隣接
する電池の負端子表面に接触して「頭部と尾部を向き合
わせて」設置され、電池が平行なまたは同一線である長
手方向の軸を有し、すなわち、電池が直線を形成してい
る。その結果、このように設置された電池を「直線的に
整列している」という。
【0006】標準乾電池、ミニチュアまたは他の形式の
電池に関連してよく提示される問題は、電池端子の酸化
および硫化である。酸化物および硫化物の層はしばし
ば、電池を製造するときから電池を最終的に使用すると
きまでのような、時間とともに発生する。加えて、電池
端子の電気化学的腐食が一定の環境および情況で生ずる
可能性がある。これら酸化物、硫化物、および腐食膜
は、電池端子を絶縁する表面汚染物である。本発明に特
に関係の深いのはこの絶縁汚染物層により生ずる電池接
触抵抗の増大である。接触抵抗は、隣接電池間および電
池と装置との間の物理的接触に起因する電池回路の電気
抵抗である。端子が絶縁汚染物層を有する環境では、接
触抵抗はかなりな大きさになることがあり、特に高電流
用途では、貴重な電池電力を消費する。これにより設置
した電池が急速に消耗し、装置の利用可能性が減り、電
池を取り替えまたは再充電する必要の割合が増大する。
更に、このような高い接触抵抗は、設置した電池から利
用できる最大電流を減らし、一定の電池装置を高電流装
置に利用できなくする。
【0007】たとえば、直列に設置された1.2ボルト
の2個の乾電池は、2.4ボルトを供給する。5アンペ
アの高電流用途では、電池は12ワットの電力を出す。
接触抵抗が一つ以上の電池端子に存在する絶縁汚染物層
のため公称0.06オームから0.2オームまで増大す
れば、接触抵抗に打ち勝つ消費電力が1.5ワットから
5ワットに増大する。換言すれば、利用可能な電力の4
0%が接触抵抗により消費される。これにより装置に利
用できる電力および電流が減少する。加えて、損失電力
は本質的に電池端子および/または装置接点を加熱す
る。これにより電池が損傷または性能低下したり電池室
が損傷したりする可能性があり、火災の危険が増大す
る。
【0008】この問題を解決する従来の一つの方法は、
オペレータに、隣接する直線整列電池間に挿入する別々
のシート金属凹み片を与えることであった。この方法に
は幾つかの欠点がある。たとえば、部品の追加は価格を
増大させる。また複雑さが増し、ユーザが電池を迅速に
且つ容易に設置するのが困難になる。ユーザは第1の電
池を設置し、シート金属を正しい位置に中間接触するよ
う位置決めし、第2の電池を、シート金属をその正しい
位置に保持しながら、挿入しなければならない。したが
って、このような補足部品はしばしば不適当にまたは誤
って使用され、または紛失したり、全く使用されないこ
とがある。
【0009】電池端子上の絶縁汚染物はまた、電池と装
置との間の接触抵抗を増大させる。たとえば、直列電池
構成の第1の電池をその正端子ボタンの平面状表面を装
置の平面状負タブ接点と平行に且つ接触させて設置す
る。直列電池構成を成す最後の電池を、その平面状負端
子表面が平面状円錐コイルばね巻線または接触タブと平
行に且つ接触するように設置する。通常の円錐コイルば
ね接点は、一連の弦巻巻線を備え、上部巻線が負電池端
子表面と実質的に平行に且つ接触している。同様に、並
列構成では、電池は各々、その正および負の端子が電池
室の反対極性の接点に同様にして接触するよう設置され
る。平面状タブおよび平面状円錐コイルばね巻線は電池
端子を被覆している絶縁汚染物層を貫通できない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、電池室に設
置された電池の端子に存在する絶縁汚染物層を破壊す
る、電池室に使用するための円錐コイルばね電池接点を
目的としている。このような円錐コイルばね接点は、こ
のような絶縁汚染物層の存在による円錐コイルばね接点
と電池接点との間の接触抵抗を極小にする。これにより
実施装置に利用できる電池の電力および電流の量が増大
する。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の多数の態様を、
要約局面の各々について実施できる別々の実施形態とと
もに、下に要約する。この実施形態は、必ずしも包括的
にしたり各他の形態を排除したりするものではなく、本
発明のどの局面に関連して提示されているかに関係な
く、矛盾のない、他の場合には可能であるどんな様式に
よってでも組合わせることができることを理解すべきで
ある。また、本発明のこれら要約局面は例示に限られる
ものであり、限定するものではないと考えられることを
理解すべきである。
【0012】本発明の一局面では、電池室に使用するた
めの円錐コイルばね接点が開示されている。コイルばね
接点は、電池端子接触点だけが電池室に設置された電池
の隣接する端子に接触するように構成され、設置されて
おり、この場合前記接触点はコイルばね接点の上端ター
ンの極小面積により形成されている。
【0013】本発明の他の局面では、電池室に設置され
た電池の端子に接触するよう電池室に使用するための円
錐コイルばね接点が開示されている。円錐コイルばね接
点は、上端ターンの極小表面積が設置された電池に接触
するように構成された上端ターンを備えるよう構成さ
れ、設置されている。
【0014】本発明の更に他の局面では、電池室が開示
されている。電池室は、1個以上の電池を受けるよう構
成されたハウジング、および円錐コイルばね接点を備え
ている。円錐コイルばね接点は、ハウジングの内部に固
定された下端ターン、設置された電池の端子に接触する
ための上端ターン、および上端ターンと下端ターンとの
間に設けられた複数の偏心巻線を備えている。上端ター
ンは、ハウジングに設置された電池の端子に接触する最
前方の偏心端子接触点を形成している。
【0015】本発明の前述のおよび他の特徴および長所
は、下記詳細説明からおよび付図から一層明らかに理解
されるであろう。この説明は、例示のためだけを目的に
与えたものであり、如何なる方法でも本発明の範囲を限
定するものではない。図面において、類似参照数字は、
同一のまたは機能的に同様の要素を指している。他に、
参照数字の最左端の一桁または二桁はその参照数字が最
初に現われる図面を確認するものである。
【0016】
【発明の実施の形態】I.はじめに 本発明は、互いに接触する、または電池室の接点に接触
する電池端子の部分に存在する絶縁汚染物層を破壊する
かまたは除去することにより電池と電池との間、および
電池と装置との間の接触抵抗を極小にする方法および装
置を目的としている。特に、本発明は、端子の極小表面
積が隣接電池端子または装置接点に接触するように標準
の乾電池およびミニチュア電池を設置している。電池室
に直線的に整列した電池に加えられる所定の圧縮力が、
隣接電池端子および/または隣接電池端子および装置接
点の表面に存在する絶縁汚染物層を破壊するのに十分な
最大接触圧力を生ずる。好適には、電池が電池室に設置
されたとき相対横運動が隣接電池および/または電池と
装置接点との間に伝えられ、絶縁汚染物層を貫通しやす
くする。
【0017】本発明の開示実施形態は、そのそれぞれの
長手方向軸が電池を互いに、乾電池の正端子ボタンの縁
またはミニチュア電池の正ケースの縁のような、少なく
とも一つの端子の接近可能な極小表面積で接触させる角
度で交差する2個以上の標準の乾電池またはミニチュア
電池のための電池装置を目的としている。電池と電池、
および電池と装置とがこの端子縁領域だけで接触すれ
ば、接触表面積が極小になり、局部接触圧力が極大にな
る。これにより接触端子領域に存在する絶縁汚染物層が
破壊し、それによりそれに起因する接触抵抗が減少す
る。重要なのは、結果として得られる接触抵抗の減少が
電池を再構成せずに、すなわち標準の市販電池を使用し
て、ばねまたは凹み板のような追加構成要素を使用せず
に達成されることである。
【0018】本発明はまた、電池室に使用する円錐コイ
ルばね電池接点を目的としている。円錐コイルばね接点
は、曲がって隣接電池の端子に接触するための極小表面
積を有する一つ以上の端子接触領域を形成する上端ター
ンを備えた状態で構成されている。接触領域は各々、所
定の圧縮力に対して、隣接電池の端子に存在する絶縁汚
染物層を破壊するに十分な圧力を加える接触点を与え
る。好適には、円錐コイルばね接点は、端子接触点が軸
から横に偏った状態にある巻線により形成される回転軸
を備えている。これによりこの横方向にある巻線の領域
が隣接電池により加えられる軸方向圧縮力に応答して巻
線の他の領域をいっそう圧縮する。このため次には接点
ばねが圧縮されるにつれて端子接触点が横方向に更に移
動する。これが生ずるにつれて、端子接触点が設置され
た電池の端子を擦り剥き、電池端子に存在する絶縁汚染
物層を実質的に除去する。
【0019】II.電池の説明 電池は、時に電解槽と言われるが、化学エネルギを電気
に変換する装置である。ここに使用するかぎり、電池
を、単位電池1個だけの他に、単一ケーシング内に直列
または並列に接続された2個以上の単位電池から構成す
ることができる。各単位電池は、液体、ペースト、また
は固体の電解質、正電極、および負電極を備えている。
電解質はイオン導体として働き、電極の一方は電解質と
反応して電子を発生するが、他方の電極は電子を受け入
れる。装置の電池室に設置するときのように負荷に接続
すると、この反応により電流が電池から流れ、電力が消
費される。本発明を多数の形式の再充電可能のおよび再
充電不能の電池に適用し動作させることができるが、本
発明を単に理解しやすくするために、もっと普通の形式
の二つの電池、乾電池とミニチュア電池とに、関連して
説明する。このような電池は、リチウム・イオン、ニッ
ケル・カドミウム、水素化ニッケル金属、再充電可能ア
ルカリ、その他のような、色々な化学物質を備えてい
る。
【0020】A.乾電池 普通に入手可能な二つの標準乾電池の斜視図を図1Aお
よび図1Bに示してある。乾電池100Aおよび100
Bは、包括的に且つ一般に乾電池100または、簡単
に、電池100という。乾電池100を一次電池または
二次電池のいずれかとすることができる。一次電池は、
電池に貯えられたエネルギが電流に変換されてしまった
らその元の形態に再構成できない電池であり、すなわち
それらは再充電不能である。一次電池は元来、その発明
者、すなわち1860年代に乾電池を発明したフランス
の化学者ジョルジュ・ルクランシェに敬意を表して、ル
クランシェ電池と言われていた。この形式の電池に与え
られた他の名称には、たとえば、閃光電池、ボルタ電
池、アルカリ電池などがある。乾電池100を二次電池
にすることもできる。
【0021】二次電池を電池内の化学反応を逆にするこ
とにより再充電することができ、すなわち、それらは再
充電可能である。このような電池は、1859年にフラ
ンスの物理学者ガストン・プランテにより発明された。
再充電可能および再充電不能の乾電池100の化学組成
は、その幾つかを上に記したが、周知であり、ここには
これ以上説明しない。
【0022】一次乾電池の、および更に最近では、二次
乾電池のサイズおよび構成は、ANSI規格により規定
されており、標準のAAA、AA、C、およびDの電池
サイズとして市場入手可能である。それだけで、このよ
うな乾電池100のすべての共通の特徴はその構成であ
る。図1Aおよび図1Bは、「C」サイズの乾電池に関
する仕様を満たす二つの従来技術の乾電池100Aおよ
び100Bの側面図である。乾電池100は、頭部領域
102および尾部領域104を形成する円筒殻またはケ
ーシング110を備えている。正端子106は頭部領域
102に設置されるが、負端子108は尾部領域104
に設置される。乾電池100の内部構成および化学的性
質は、多様であり、当技術で周知である。しかし、あら
ゆる場合に、正端子106は、普通にボタンという、ケ
ーシング110から突出する形成円筒形突起である。端
子ボタン106は曲線のまたは楕円形の縁112を有す
るが、正端子ボタン106の上面114は実質的に平面
状である。長手軸118が負端子108から正端子10
6まで電池100を貫いている。平面状表面116およ
び114は長手軸118に直交している。正端子ボタン
106の高さまたは厚さ120は、二つの例示電池10
0Aおよび100Bにより示したように、多様である。
【0023】上述の電池の例は、ドゥラセル・インコー
ポレーテッド、およびエヴァレディ電池カンパニー・イ
ンコーポレーテッドから入手できる。ドゥラセル電池
は、www.duracell.comで詳細に説明さ
れているが、エヴァレディ電池は、www.evere
ady.comで詳細に説明されている(ドゥラセル
は、ジレット会社の一部門であるドゥラセル・インコー
ポレーテッドの登録商標である。エヴァレディは、エヴ
ァレディ電池カンパニー・インコーポレーテッドの登録
商標である。)これらのおよび他の乾電池の寸法は、標
準化されており、ANSI規格により規定されているか
ら、このような電池の寸法は、製造業者に関係なく実質
的に同じであり、指定公差内にある。
【0024】B.ミニチュア電池 図2Aおよび図2Bは、ここではミニチュア電池200
という(包括的におよび、一般にミニチュア電池200
と言い、または単に電池200という)現在使用されて
いる他の普通の電池の二つの実施形態の上面図および側
面図である。ミニチュア電池200は、腕時計型電池、
コイン電池、ボタン電池、円盤電池、皿型電池、および
水銀電池ともいう。現在、ミニチュア電池200は普
通、水銀、リチウムおよび二酸化マンガン、酸化銀、お
よびその他のような化学物質のものとして入手できる。
【0025】ミニチュア電池200は、たとえば、補聴
器、光電池、および電気式腕時計に使用するための小さ
い平らな円盤の形に作られる。ミニチュア電池200
は、頭部領域202および尾部領域204を規定する円
盤形殻またはケーシング210を備えている。正端子2
06は尾部領域204にあるが、負端子208は頭部領
域202にある。ミニチュア電池の内部構成は当技術で
周知であると考えられ、ここではこれ以上説明しない。
ミニチュア電池200の高さまたは厚さ220は、二つ
の例示電池200Aおよび200Bにより示したように
多様である。負端子208を電池200Aに関して示し
たように小さい円筒形隆起面とすることができ、または
電池200Bに関して示したように、表面と同一面にす
ることができる。電池200Bにおいて、負端子208
は電池ケーシング210の周辺まで広がっていない。上
面図に示したように、それはその直径が、電池ケーシン
グ210の直径よりわずかに少ない実質的に円形の領域
である。乾電池100の場合のように、負端子208の
上面216および正端子206の表面214は、実質的
に平面状である。各電池200には、正端子206から
負端子208までその中心を貫いている軸218があ
る。平面状表面214、216は、長手軸218と実質
的に直交している。
【0026】III.電池配置 現時点で入手可能な電池構成要素は、横方向に隣接して
または直列に整列して1個以上の電池を保持している。
横方向に隣接している配置では、電池は各々、正および
負の装置接点に電気的に接続されているが、直列に整列
している配置では、電池は、互いに平行または同一のそ
れらの長手軸と整列している。この後者の通常の配置を
成す電池をここでは互いに「直線的に整列している」と
言い、すなわち、それらは直線を形成している。両方の
配置において、設置した電池の長手軸も、円錐コイルば
ね接点の中心軸および装置のタブ接点の直交表面ベクト
ルと平行または同一線である。このような配置は、通常
の乾電池100およびミニチュア電池200が、互いに
および/または平面状コイル巻線または装置のタブ接点
に隣接する平面状表面114、116、214、216
を有していることを示している。記したように、このよ
うな直線的に整列した電池同志の間の接触抵抗は、電池
端子上に存在する絶縁汚染物層のためかなりなものにな
る可能性がある。同様の現象が電池端子と装置接点との
間にも発生する。上に記したもののような通常の方法
は、通常、このような現存する電池構成要素を隣接する
直線整列乾電池の間の接触抵抗を減らすよう計画された
部品を追加することにより更新している。記したとお
り、このような補足部品は電池構成要素の複雑さを増
し、しばしば不適当に使用されたり、または全く使用さ
れなかったりする。
【0027】このような方法と対照的に、本発明は、1
個以上の電池が、それらのそれぞれの極小表面積が互い
に接触するように構成されている電池構成要素を備えて
いる。特に、本発明人は、現存する乾電池100および
ミニチュア電池200が、隣接する電池の平面状の反対
極性の端子が接近できる少なくとも一つのそれらの端子
に縁を有することを観察している。特に、再び図1Aお
よび図1Bを参照して、乾電池100の正端子106
は、記したとおり、平面状の正端子表面114の周辺に
曲線の、または楕円形の縁表面112を有している。正
端子ボタン106は頭部102および正端子表面の残り
の部分から隆起しているので、縁112に平面状の反対
極性の端子および正端子106の平面状表面114に平
行でない装置接点が接近可能である。再び図2Aおよび
図2Bを参照すると、ミニチュア電池200の正端子2
06は接近可能な縁212を有するケーシングを備えて
いる。縁212は、記したように、平面状正端子表面2
14の周辺にある曲線の、または楕円形の表面である。
縁212は電池ケーシングの周辺にあるので、縁212
は、平面状の反対極性の電池端子または正端子206の
平面状表面214に平行でない装置接点が接近できる正
端子表面の領域である。
【0028】本発明に従って構成された電池室は、設置
された電池を、端子の縁112、212が正の電池端子
106、206と対応する負端子108、208との間
の唯一つの接触点である状態で配置している。端子縁1
12、212を利用することにより、本発明は、隣接電
池間の接触面積を平面状接触表面114および116に
比較して減らし、隣接電池100、200の間にかなり
な局部接触圧力を与えている。この接触圧力は、同じ圧
縮力を受ける通常の電池配置により与えられる接触圧力
よりかなり大きい。高圧力接触点は端子106、10
8、206、および208に存在する絶縁汚染物層を破
壊する。これにより、次には、本発明の電池室に設置さ
れた隣接電池の間の接触抵抗が減少する。或る実施形態
では、設置した電池と装置接点との間の接触抵抗も同様
にして減らされている。
【0029】図3および図4は、それぞれ、本発明のさ
まざまな実施形態により配置された2個の乾電池および
2個のミニチュア電池の図である。図5は、装置接点お
よび本発明の別の実施形態に従って配置された乾電池の
概略図である。図3を参照すると、図3で参照しやすい
ように電池302Aおよび302Bと符号の付いた2個
の乾電池100が本発明に従って配置されている。特
に、乾電池302Aは電池302Bの前に設置されてい
る。端子接触点304は、電池302Bの正端子106
と電池302Aの負端子108との間の唯一つの接触点
である。端子接触点304は負端子108の平面状表面
116に接触する正端子の縁112の領域である。これ
を達成するには、乾電池302Bを、それらの長手軸1
18Aおよび118Bが所定の角度308で互いに交差
するように配置する。角度308は、平面状表面11
4、116が、通常の配置の場合のように、互いに平行
である角度(すなわち、0度)より大きい角度から、ケ
ーシング110が互いに接触して端子106、108の
分離を生ずる角度(この角度は乾電池100の寸法とと
もに変化する)より小さい角度までの範囲にある。
【0030】同様に、図4に示したミニチュア電池を参
照すると、図4で参照しやすいように電池402Aおよ
び402Bと符号の付いた2個のミニチュア電池200
が本発明に従って配置されている。特に、ミニチュア電
池402Aがミニチュア電池402Bの前に設置されて
いる。端子接触点404は、電池402Bの正端子20
6と電池402Aの負端子208との間の唯一つの接触
点である。端子接触点404は、負端子208の平面状
表面216に接触する正端子の縁212の領域である。
これを達成するには、ミニチュア電池402をそれらの
長手軸218Aおよび218Bが所定の角度408で互
いに交差するように配置する。角度408は、平面状表
面214、216が互いに平行である角度(すなわち、
0度)より大きい角度から、90゜未満の角度までの範
囲にある。
【0031】下に詳細に説明するように、本発明の電池
室は、端子および/または接点が互いに接触するとき、
好適には幾らかの圧縮力を受けている間に、隣接電池の
端子の間および/または電池端子と装置接点との間の相
対横移動をも受ける。これを図3および図4に矢印で示
してある。図3を参照すると、一つの電池302が矢印
310または312の方向に移動することができ、他方
の電池302は静止したままか、または反対の方向31
0、312に移動する。本発明のこのような局面では、
端子上に存在する絶縁汚染物層は破壊されているかまた
は他の場合、生ずる接触拭き取り動作により貫通され
る。このような電池室は、電池が直線的に整列し、装置
接点が設置される電池の対向端にあるように構成されて
いる。反対極性の装置接点間の距離は、それらの間に設
置された電池の全長より少ない。電池が電池室に設置さ
れると、電池が装置接点に向かって押される。装置接点
は弾性変形し、電池を電池室に設置できるようにするの
に必要な空間を与える。その後、装置接点は、電池が電
池室内のそれらの設置位置にあるとき電池の長手軸に沿
ってばね力を加える。このばね力は、電池を互いに押
し、端子対端子および端子対装置の接触を確実に維持す
る。このような相対横移動を、実施形態および用途によ
って決まるが、設置している間に、または機械的スイッ
チの作動に応答してのような、その後の他の時期に、呼
び出すことができる。
【0032】図5は、電池と装置との間の接触抵抗を減
らす一つの実施形態を示す、本発明により構成された接
点タブの概略図である。図5で、本発明に従って構成さ
れた乾電池用電池室500では、負接点タブ502が正
電池端子106の表面114と平行にならないように設
置されている。そうではなく、装置端子タブ502は設
置された電池100の正端子の縁112だけに接触する
ように設置されている。これにより正の電池端子106
と、他の場合には通常の配置で加えられるより大きい接
触圧力を伝える負の装置端子502との間に接触点30
4が得られる。相対角度および他の構成の詳細を、電池
100の寸法を与えれば当業者は容易に決定できる。
【0033】IV.円錐コイルばね接点 図6は、本発明の一局面による円錐コイルばね接点の側
面図、上面図、および前面図である。円錐コイルばね接
点600は、高圧力接触点を、および好適には、隣接電
池端子に存在する絶縁汚染物層を破壊し、擦り剥き、ま
たは他の場合除去する接点拭き取り動作を与えることに
より電池端子と円錐コイルばね接点600との間の接触
抵抗を減らし、または除去する。
【0034】本発明の円錐コイルばね接点600は一連
の巻線または渦巻線602を備えている。図6に示す実
施形態では、巻線602は各々、下端ターン614の方
に大きく、上端ターン608の方に小さくなる直径を有
している。その結果、コイルばね接点600の形状は、
ほぼ円錐である。代わりの実施形態では、各巻線602
の直径は、実質的に変わらないか、または図6に示した
ものとは違うように変化する。図6に示したように、巻
線には回転中心軸604がある。円錐コイルばねの軸は
好適には、隣接電池100、200の軸118、218
と平行かまたは同一である。
【0035】下端ターン614は、円錐コイルばね接点
600の底面612を形成するが、上端ターン608
は、上面606を形成する。通常、底面612は、実施
電池室の領域に固定されるが、上面606は、該電池室
に設置された電池100、200に接触する。圧縮され
ると、上部巻線の長さ方向の表面と端子表面との間の直
接接触を維持する通常の円錐コイルばね接点とは対照的
に、円錐コイルばね接点600は、上端ターン608が
乾電池100またはミニチュア電池200の負端子10
8、208に接触するための端子接触領域610を形成
するよう曲がった状態に構成されている。接触領域61
0は、所定の圧縮力に対して、隣接電池端子上に存在す
る絶縁汚染物層を破壊するのに十分な圧力を伝える接触
点を与える。
【0036】更に、接触領域610は偏心している、す
なわち、接触点610は、円錐コイルばね600の軸6
04から横に離れている。その結果、電池100、20
0が円錐コイルばね接点600を圧縮するにつれて、接
触点610がその図示位置から偏心616の方向に横に
移行する。これにより、存在する絶縁汚染物層の実質的
部分を擦り剥く横方向滑り運動が隣接電池端子に伝えら
れる。加えて、記したとおり、接触点610はその後、
残っている絶縁汚染物層を破壊するに十分な圧力を伝え
る接触点を与える。
【0037】円錐コイルばね接点600は好適には、高
導電性材料から形成され、且つ一個体であることが好ま
しい。本発明の一局面によれば、円錐コイルばね接点6
00の遠端620に導線(図示せず)が周知の仕方で取
付けられている。たとえば、一実施形態では標準の圧着
コネクタを使用している。他の実施形態では、導線が無
数の公知の技法のどれかを使用して円錐コイルばね60
0にはんだ付けされている。更に他の実施形態では、導
電スリーブが円錐コイルばね600に堅く接続されてい
る。スリーブの内径は導線を受けて保持するのに十分に
なっている。
【0038】これは導線を円錐コイルばね接点の反対の
端に、すなわち、下端ターン614に、接続する通常の
技法とは対照的である。この通常の方法は、下端ターン
614が印刷回路板または電池室に接続される通常のば
ね接点であるので、広く実施されてきている。対照的
に、本発明は、円錐コイルばね接点のかなりなバルク抵
抗を実質的に減らす。たとえば、AA電池室の通常の円
錐コイルばね接点は、長さ140−−150mm、直径
0.81mmの電線を使用している。このようなコイル
ばね接点の抵抗は、ばね接点の材料が302ステンレス
鋼、ピアノ線、ベリリウム銅C17200、および燐青
銅521であるとき、それぞれ、ほぼ0.211オー
ム、0.527オーム、0.337オーム、および0.
039オームである。これにより、次には、円錐コイル
ばね接点のバルク抵抗が、上記材料の各々に対して、
0.0055オーム、0.0139オーム、0.004
4オーム、および0.001オームにそれぞれ減少す
る。更に、本発明のこの特徴を実現する円錐コイルばね
接点をバルク抵抗が小さいため通常のタブまたは板ばね
の電池接点の代わりに使用できる。このような応用はコ
イルばね接点が通常の電池室に普通に使用されている通
常の凹み付き板ばねよりかなり製造費用が少ないので価
格効果がある。たとえば、円錐コイルばね接点を製造す
る機器は、シート金属ダイおよび関連の、板ばねを作る
機器よりかなり廉価である。他に、製造プロセス中に発
生する廃材は極小である。更に、各種の接点に対して使
用する材料が少ない。
【0039】図7Aは、本発明の代わりの実施形態によ
る円錐コイルばね接点の側面図、上面図、および前面図
を含んでいる。円錐コイルばね600の場合のように、
円錐コイルばね接点700は、接点700および隣接電
池端子に存在する絶縁汚染物層を破壊し、擦り剥き、ま
たは他の場合除去する高圧力接触点を設けることによ
り、隣接電池端子と円錐コイルばね接点700との間の
接触抵抗を減らし、または除去している。
【0040】円錐コイルばね接点700は、一連の巻線
または渦巻線702を備えている。図7Aに示した実施
形態では、円錐コイルばね接点700の形状は円錐であ
るが、他の構成が可能である。図7Aに示したように、
巻線702には回転中心軸704がある。
【0041】下端ターン714は、実施する電池室の領
域に固定するよう計画された底面712を形成するが、
上端ターン708は、電池100、200に接触する上
面706を形成する。円錐コイルばね接点700は、上
端ターン708が乾電池100またはミニチュア電池2
00の負端子108、208に接触するための偏心端子
接触点710を形成するよう曲がった状態に構成されて
いる。偏心接触点710は、ばね700が圧縮されるに
つれて偏心716の方向に横に移行し、隣接電池端子に
存在する絶縁汚染物層を破壊することができる高圧力を
接触点を与える。
【0042】図6に戻って、円錐コイルばね接点600
の接触点610がヘアピン上端ターン608で形成され
ている。図示したように、コイル600の遠端620
は、軸604に沿って底面612の方に向いている。コ
イルばね接点700(図7)は代わりの実施形態を示し
ている。円錐コイルばね接点700の接触点710は、
上端ターン708のわずかな曲がりにより形成されてい
る。この曲がりの頂点は接触点710を形成している。
代わりの実施形態では、円錐コイルばね接点が上面60
6、706の位置で偏心接触点を与える別の構成を有す
ることができることが当業者には明らかになるはずであ
る。
【0043】図7Bは、本発明のコイルばね接点の代わ
りの実施形態による二つ以上の偏心接触点を有する円錐
コイルばね接点の等角図である。円錐コイルばね接点7
50は、隣接電池端子と円錐コイルばね接点750との
間の接触抵抗を、その各々が接触点752および隣接電
池端子に存在する絶縁汚染物層を破壊し、好適には擦り
剥く、多数の高圧力接触点752を設けることにより減
らすかまたは除去している。
【0044】円錐コイルばね接点750は、接点600
および700と同様に構成されている。したがって、同
様の詳細をここでこれ以上説明しない。しかし、接点6
00および700と対照的に、円錐コイルばね接点75
0は、隣接電池端子に接触するための上面754に三つ
の偏心端子接触領域752A−752Cを形成する曲が
りのある上端ターン756で構成されている。各端子接
触点752の上端ターン756上での相対位置を接点6
00および700を参照して上に記した横方向移行を防
止または導入するよう選択することができる。
【0045】V.電池室 A.乾電池用電池室 記したとおり、本発明の乾電池用電池室では、乾電池
は、隣接電池の平面状負端子に接触する正端子縁の高圧
力接触点を生ずる一定角度で交差する隣接電池の長手軸
と整列している。このような電池室は、多数の構成を有
することができ、その幾つかを下に説明する。
【0046】図8は、本発明の一実施形態による乾電池
室の図である。電池室800は、2個の乾電池814A
および814Bを直列に整列した配置で受けるよう構成
されたハウジング802を備えている。乾電池814A
は収容部800の前方位置にあるが、乾電池814Bは
後方位置にある。ハウジング802は共に電池室800
の内部領域を形成するハウジング・ドア806が付いた
ハウジング基体804を備えている。
【0047】ハウジング基体804は、一体を成す後部
側壁808および前部側壁810の付いたハウジング・
フロア812を備えている。後部側壁808に円錐コイ
ルばね600が固定されている。円錐コイルばね600
は、電池814Bの負端子104に接触している。コイ
ルばね接点600に導線828が取付けられている。前
部側壁810には、前方電池814Aの正端子106に
電気的に接触するドーム型接点820が固定されてい
る。導線826が接点820に電気的に接続されてい
る。共に、導線828および826は電流をホスト装置
に供給する。固定ドーム型接点820は、好適に各々が
低い接触抵抗を与える小さい半径の多数の接触ドームを
備えている。一実施形態では、ドームは近接して設けら
れ、正端子106が偶然にハウジング基体804の内部
に保持されないようにする引き込み角を有している。円
錐コイルばね600は、上述のもののような構造を備
え、上述のもののような機能を行なうが、固定ドーム型
接点は従来どおりのものである。しかし、固定ドーム型
接点820および円錐コイルばね接点600はともに他
の構成を有する接点と取り替えることができることを理
解すべきである。
【0048】図8に示した実施形態では、電池814を
完全に設置された位置に示してあり、それらの長手軸1
18(図1)の間の角度308はほぼ7度である。しか
し、この角度は例示だけに用いたものであり、電池81
4をそれらの長手軸の間の角度308が或る他の角度で
あるように設置できることを理解すべきである。この例
示実施形態では、この角度は電池814を異なる傾斜を
有するフロアに対して固定することにより保持されてい
る。図示したように、ハウジング・フロア812は、電
池814Aを支持する表面を有する一つの領域および電
池814Bを支持する表面を有する第2の領域を備えて
いる。ハウジング・フロア812の表面はこれら領域の
各々で電池814をそれらの長手軸を所要交差配置に維
持する相対角および構成を備えている。
【0049】ハウジング・フロア812は、それぞれ、
電池814A、および814Bを支持するための弾力支
持体816Aおよび816Bを備えている。弾力支持体
816Aおよび816Bはそれぞれ溝830Aおよび8
30Bの中にある。圧縮されない状態では、支持体81
6は、それぞれの溝830の深さよりわずかに大きい高
さを有し、ハウジング・フロア812の表面から上に突
出している。弾力支持体816は、エラストマまたは他
の柔軟支持材料から作られている。最初、電池814を
ハウジング基体804の内部にゆるく設置する。最初
に、電池814Aを固定接点820に対して設置する。
設置すると、電池814Aは、弾力支持体816Aに乗
り、一時的にハウジング・フロア812の表面から上昇
する。前部側壁810は、電池814Aを設置しようと
する場所の上方に広がる片持ち梁型張り出し818を備
えている。張り出し818はオペレータに電池814A
を設置するための案内面を与える。次に、電池814B
を円錐コイルばね600に対してその正端子106を電
池814Aの負端子104に対して静置させて設置す
る。この位置で、電池814Bは、弾力支持体816B
に乗り、一時的にフロア812から上昇する。
【0050】代わりの実施形態では、弾力支持体816
は、図8に示したほぼ溝830の位置でハウジング・フ
ロア812にある孔を貫通しているドームを備えた扁平
ばねで置き換えられている。このような実施形態では、
ばねをハウジング基体804の外面に熱かしめするかま
たは他の場合固定することができる。好適には、このよ
うなばねをプラスチックで作るかまたは非弾性導電皮膜
で被覆する。ばねとして実施するときは、設置した81
4電池が孔または他の欠陥を有していれば、弾力支持対
816が互いに接触してばねが導電経路を与えることが
ないようにすべきである。
【0051】ハウジング・ドア806は、電池の圧縮部
材824を固定する剛性構造822を備えている。電池
の圧縮部材824は、ドア806を閉めたとき電池81
4に圧縮力を加えるよう構成されている。ドア806が
閉まるにつれて、電池814Aはハウジング・フロア8
12に向かって押され、弾力支持体816Aを圧縮す
る。加えて、電池814Aが固定接点820に向かって
更に押される。これにより電池814Aの正端子106
と固定接点820との間に相対横移動が生ずる。記した
ように、接点820に力が加わっている間にこれが行な
われると、接点820は、正端子106の上に存在する
絶縁汚染物層を実質上破壊する。圧縮部材824の開示
した実施形態は、設置した電池814にともに同時に接
触するので、非導電性である。代わりの実施形態では、
ばねまたは他の柔軟要素を使用できる。しかし、導電材
料を使用すれば、その各々が一方の電池814に接触し
て二つの電池ケーシング間に導電経路が確立しないよう
にする二つの要素として実施すべきであることを理解す
べきである。
【0052】同様に、ドア806が閉まるにつれて、電
池の圧縮部材824が電池814Bに圧縮力を加え、電
池814Bを円錐コイルばねに対しておよび弾力支持体
816Bに対して押し、結局ハウジング・フロア812
の上に静止する。円錐コイルばね600により加えらる
軸力のため、電池814Bの正端子106は、電池81
4Bがフロア812の方に移動するにつれて電池814
Aの負端子104の表面を擦り剥く。これにより電池8
14Bの正端子106と電池814Aの負端子104と
の間の他に、電池814Bの負端子104と円錐コイル
ばね600との間にも相対横移動が生ずる。記したとお
り、この横移動は、電池814Bの正端子106および
負端子104の上に存在する絶縁汚染物層のかなりな部
分を拭き取り、または擦り剥く。
【0053】図8に示したように、このような圧縮力が
加わる点は、電池814の頭部および尾部の領域であ
る。当業者に明らかであるように、このような圧縮力が
加わる場所、ドア806が閉まるにつれて力が加わる順
序、および同様の動作特徴は、多数の要因の関数であ
る。これらの要因には、たとえば、電池室800に入っ
ている電池814の数、設置された電池の構成、ハウジ
ング・ドア806がハウジング基体804と係合する様
式、などがある。一つの特定の実施形態では、ハウジン
グ・ドア806は、ハウジング基体804に蝶番で留め
られ、両者を互いに固定するためのラッチを備えてい
る。ハウジング・ドア806は、その閉じた位置にある
とき、ドア806が電池の公差の変動に関係なく上述の
ように、電池814をハウジング基体804に押し込む
ように十分剛いことを理解すべきである。
【0054】図9は、本発明の電池室の代わりの実施形
態の側面図である。電池室900は、2個の乾電池10
0を直線的に整列した、軸交差配置の様式で保持する曲
がったハウジング902を備えている。ドーム型接点9
08がラッチ型ドア904に取付けられ、ドア904を
ハウジング902にラッチしたとき所定位置914Aに
ある電池100の正端子106に接触するようになって
いる。円錐コイルばね接点600がハウジング902の
遠い内面に取付けられ、所定位置914Bにある乾電池
100の負端子104に接触するようになっている。導
線910および912がそれぞれ、円錐コイルばね接点
600およびドーム型接点908に接続されている。
【0055】電池室ハウジング902は、電池100
が、図3に示し且つ上に説明したように、互いに接触す
るように曲がっている。ドア904が閉まり、乾電池9
14Aが乾電池914Bに向かって押されるにつれて、
ハウジング902に設置されているばね906または他
の変形可能な材料が乾電池914の相対横移動を生ず
る。最初の圧縮力を受けた状態で、ばね906が変形
し、乾電池914Aをハウジング902の中に更に移動
させる。乾電池914Aは次に矢印916の方向に下方
に滑る。これにより乾電池914Aと乾電池914Bと
の間に相対横移動が生ずる。このような横移動により乾
電池914Bの縁112が乾電池914Aの負端子10
4の上にある絶縁汚染物層を擦り剥く。
【0056】電池914Aと914Bとの間に所要の相
対横移動を生ずるのに曲がったハウジング902を用い
て別の機構を実施できることが明らかである。たとえ
ば、一つの代わりの実施形態では、スライドスイッチが
電池914Aの尾部領域104に隣接してハウジング9
02に取付けられている。スライドスイッチは電池91
4の長手軸に実質的に平行なスロットの中を移動する。
スライドスイッチの頂部は、手で触れて制御するように
ハウジング902の外部に設置されている。スライドス
イッチの傾斜突起は電池914Aに隣接してハウジング
902の内部に設置されている。スライドスイッチがス
ロットに沿って前方部分(ラッチ・ドア904の方)か
ら後方部分(円錐コイルばね接点600の方)に移動す
るにつれて、傾斜領域の大きい方の部分が電池914A
の尾部領域104とハウジング902の内面との間に入
るようになる。これにより矢印916の方向に下向きの
力が生じ、電池914Aを下向き方向に設置しなおす。
これにより二つの電池914Aと914Bとの間に相対
横移動が生ずる。記したように、このような横移動によ
り縁112が絶縁汚染物層のかなりの部分が擦り剥かれ
る。好適には、スライドスイッチは、一つ以上の非導電
材料から作られ、電池ケーシングの絶縁を破壊して短絡
を生ずることがないようにしている。
【0057】図10は、本発明の電池室の別の実施形態
の側面図である。電池室1000は、クラムシェル・ハ
ウジング1002を備えている。ハウジング1002は
長手方向に二つの半部に分離されている。すなわち電池
914を受けるための下半部1004および下半部10
04に蝶番で接続されている上半部1006である。こ
の実施形態では、相対横移動は、クラムシェル・ハウジ
ング1002の動作により設置された電池に伝えられ
る。ハウジングの下半部1004は電池914を部分的
に設置される位置に受ける。上半部1006は、その内
面から下半部1004の方に突出する、ゴム柱のよう
な、非導電性突起1010を備えている。ハウジングの
上半部1006が蝶番1008の周りを開いた位置から
閉じた位置まで回転するにつれて、突起1010が電池
914に接触し、電池914に916の方向の力を加え
る。この力は電池914Bを下半部1004におよび円
錐コイルばね600に押す。円錐コイルばね600が圧
縮されるにつれて、乾電池914Bがわずかに回転し、
乾電池914Bの正端子106の縁112を、円錐コイ
ルばね接点600により加えられる力を受けている状態
で乾電池914Aの負端子104の表面に向かって強制
的に移動させる。
【0058】B.ミニチュア電池用電池室 図11Aは、本発明の一実施形態によるミニチュア電池
用電池室1100の概略図である。この特定の実施形態
では、ハウジング1102は3個のミニチュア電池11
04A−1104Cを受けるよう構成されている。図示
したように、電池1104は、電池1104Bおよび1
104Cの縁212が、それぞれ ミニチュア電池11
04Aおよび1104Cの表面216に対して高圧力接
触点を与えるように配置されている。この新規な配置を
図4を参照して紹介し、上に説明した。
【0059】各電池1104に対してハウジング110
2により与えられる空間は、最大サイズの1個の電池お
よび最小サイズの1個の隣接電池を考慮するに十分であ
ることを認識すべきである。それだけで、縁212は、
設置される特定の電池によって決まるが、別々の位置で
表面216に接触できる。電池1104のこのような変
動に対応するよう小さい調節を行なうのに、ハウジング
1102は、それに対して電池1104Bが旋回する隅
角1108を設けている。加えて、電池1104とハウ
ジング1102の内面との間に空間が設けられている。
【0060】図11Aに示した実施形態では、装置のド
ーム型接点1104Aが電池室1100に取付けられて
ミニチュア電池1102Aの正端子206に接触してい
る。ミニチュア電池1104Bが隅角1108に対して
旋回するにつれて、電池1104Bがミニチュア電池1
104Aの表面216に接触する点が変化する。したが
って、ドーム型接点1104Aが好適に広く離れている
ドームと接触し、電池1102Aが電池1102Bに対
して確実に保持される。別のドーム型接点1106Bが
電池室1100に設けられてミニチュア電池1104C
の負端子208に接触する。ドーム型接点1106B
も、設置される電池1104の大きさの変動に関係なく
それと隣接電池1104Cとの間の正しい電気的接触を
確保するに十分な大きさであるべきである。ドーム型接
点1106のいずれかまたは双方を、上述のように、本
発明の円錐コイルばね接点600、700で置き換える
ことができることも認識すべきである。
【0061】図11Bは、本発明の代わりの実施形態に
よるミニチュア電池用電池収容部1150の図である。
図示したように、電池1154が、縁212が隣接ミニ
チュア電池の表面216に対する高圧力接触点を与える
ように、設置されている。この特定の実施形態では、ハ
ウジング1152は5個のミニチュア電池1154を受
けるよう構成されている。この配置では、それぞれのパ
ターンが現れ、電池1154Aおよび1154Bが電池
1154Cおよび1154Dと同じ相対位置を有し、電
池1154Bおよび1154Cが電池1154Dおよび
1154Eと同じ相対位置を有している。配置の一端に
固定ドーム型接点1156Bが設けられ、一方他端に柔
軟ドーム型接点1156Aが設けられて電池1154を
互いに接触する状態を維持している。四つの旋回隅角1
108が設けられて電池サイズの小さい調節および変動
を考慮している。それぞれの配置をどんな数の電池11
54をも入れるように拡張できることを認識すべきであ
る。
【0062】VI.装置用途の例示 本発明の電池質を現在または将来開発されるどんな電池
駆動の装置にも実施できる。どんな電池駆動の装置も本
発明から利益を得ることができる。記したとおり、記し
た接触抵抗から最も悪影響を受ける装置は高電流装置で
ある。その例にはカメラ、スキャナ、フラッシュライ
ト、およびVCRのようなライト取付け具、動力ねじ回
し、動力錐、生垣刈り込み機、電気剃刀、などのような
動力道具、および他の形式の電池駆動装置、がある。こ
れは限定するためのものではないこと、および本発明を
多数の他の電池駆動装置に実施できることを理解すべき
である。このような装置の一つ、スキャナ、を下に図1
2を参照して説明する。図12は、本発明の電池室を実
施する手持ち式スキャナの概略ブロック図である。スキ
ャナ1200は、ヒューレット・パッカード会社から入
手できる手持ち式光学スキャナのようなすべてのスキャ
ナを表す。
【0063】スキャナ1200は、底面1216が平ら
なベル形ハウジング1202を備えている。ハウジング
1202は、ユーザが握りやすいように設計されてい
る。一般に、ユーザはハウジング102および手動掃引
スキャナ1200を紙1204の上に保持して紙の上に
示された印刷情報を走査する。スキャナ1200は、走
行照明ランプ1214の付いたCCD1206を備えて
いる。走行照明装置1214は、画像処理・データ記憶
装置1208により使用される赤外光を発生し、紙12
04の上のスキャナ1200の位置を追跡する高電力放
出装置である。CCD1206はページ1204の上に
ある情報を拾いあげ、画像プロセッサは紙の上の画像を
再構成する。電池室1212は、1.2ボルトのAA乾
電池2個を受けるよう構成されている。電源1210
は、2.4ボルトのDC電圧をスキャナ1200が使用
する5ボルトDCおよび12ボルトDCに変換する。
【0064】走行照明装置1214の高消費電力のた
め、スキャナ1200はほぼ5アンペアを消費する。本
発明が無ければ、スキャナ1200は2個の1.2ボル
ト電池を0.25−0.30時間で使い尽くす可能性が
ある。この消耗の速さに寄与する重要な因子は、2個の
電池の間の接触抵抗が、電池端子上の絶縁汚染物の存在
のため約0.2オームであるということである。それだ
けで、利用可能な12ワットの電力の内の5ワットまた
は40%を消費して接触抵抗に打ち勝つことができる。
しかし、本発明を実施すれば、隣接電池間の接触抵抗が
ほぼ0.06オームに減少し、それにより接触抵抗に打
ち勝つための消費電力が1.5ワットに減少する。2.
5アンペアで動作する同様のスキャナは、端子接点での
電力損失を1.25ワットから0.38ワットに減ら
し、所要電流のより低い装置も本発明から実質的に利益
を受けることを示している。
【0065】本発明は、本発明と同時に出願された、発
明人Larry E.Mapleの、共通に所有する合
衆国特許出願「電池端子上の絶縁汚染物層から生ずる電
池端子の接触抵抗を減らすための電池配置」に関連して
いる。
【0066】本発明のさまざまな実施形態を上に説明し
てきたが、それらは例示のためだけに提示したものであ
り、限定する目的ではないことを理解すべきである。た
とえば、記した乾電池およびミニチュア電池は、一次電
池であるとして説明したが、本発明は、二次電池に、ま
たは同じまたは同様の構成を有する再充電可能電池にも
使用できることも認識すべきである。ここに開示した実
施形態では、隣接電池の長手軸はともに同じ仮想平面内
にある。しかし、これは必要事項ではない。すなわち、
長手軸は同じ平面内にある必要はない。換言すれば、隣
接電池の長手軸は一つの平面または軸と一定角度で交差
できるばかりでなく、第2のまたは第3の平面または軸
と交差してもよい。電池の数がここに開示したものに限
定されないことも明らかなはずである。たとえば、どん
な数の乾電池100をも直列整列させ、各々がその隣接
電池を上記のようにした相対配置を有することができ
る。したがって、本発明の広さおよび範囲を上述のどの
例示実施形態によっても限定すべきではなく、特許請求
の範囲およびそれらの同等事項によってのみ規定される
べきである。
【0067】本発明は以下に要約される。
【0068】1. 電池室(800、900、100
0、1150)に使用するためのコイルばね電池接点
(600、600、750)において、前記接点は電池
端子の偏心接触点(610、710、752)だけが設
置された隣接電池に接触するように構成されていること
を特徴とするコイルばね電池接点。
【0069】2. 前記コイルばね電池接点(600、
600、750)が、前記電池室(800、900、1
000、1100、1150)に設置された前記電池
(100、200)の端子(106、106、206、
208)に接触するための、前記接点の最前端の前記端
子接触点(610、710、752)を形成する上端タ
ーン(608、708)を有する複数の偏心巻線(60
2、702)を備えていることを特徴とする第1項に記
載のコイルばね電池接点。
【0070】3. 前記電池端子の偏心接触点(61
0、710、752)が、前記円錐コイルばね接点(6
00、700、750)の前記上端ターン(608、7
08)に形成された複数の前記偏心電池端子接触点(7
52A、752B、752C)の一つであることを特徴
とする第2項に記載のコイルばね電池接点。
【0071】4. 前記上端ターン(608、708)
が、その頂点が前記端子接触点(610、710、75
2)を形成するヘアピン形ターンであることを特徴とす
る第2項に記載のコイルばね電池接点。
【0072】5. 前記円錐コイルばね接点が、前記巻
線(602、702)により形成される回転軸(60
4、704)を備え、前記端子接触点(610、71
0、752)が前記軸(604、704)から第1の方
向(616、716)に横に偏っていることを特徴とす
る第2項に記載のコイルばね電池接点。
【0073】6. 前記横の偏りのため、前記設置電池
(100、200)により加えられる圧縮力に応答して
前記第1の横方向(616、716)にある前記巻線
(602、702)の領域が前記巻線(602、70
2)の他の領域よりいっそう多く圧縮され、それにより
前記端子接触点(610、710、752)が、前記コ
イルばね接点(600、600、750)が前記電池の
設置に応答して圧縮するにつれて、前記設置電池(10
0、200)の前記端子(106、106、206、2
08)を擦り剥くことを特徴とする第5項に記載のコイ
ルばね電池接点。
【0074】7. 1個以上の電池(100、200)
を受けるよう構成されているハウジング(802、90
2、1002、1102)、および前記ハウジング(8
02、902、1002、1102)の内部に固定され
た下端ターン(614、714)と、設置電池(10
0、200)の端子(106、106、206、20
8)に接触するための上端ターン(608、708)
と、前記上端ターンと下端ターンとの間に設置され、前
記上端ターン(608、708)が前記ハウジング(8
02、902、1002、1102)に設置された前記
電池(100、200)の端子(106、106、20
6、208)に接触する隣接する一つ以上の端子接触点
(610、710、752)を形成している複数の偏心
巻線(602、702)とを有するコイルばね接点(6
00、600、750)、を備えていることを特徴とす
る電池室。
【0075】8. 前記コイルばね接点が前記巻線(6
02、702)により規定される回転軸を有しており、
前記一つ以上の端子接触点(610、710、752)
が前記軸から横に偏っていて、前記設置される電池(1
00、200)により加えられる圧縮力に応答して第1
の横方向(616、716)にある前記巻線(602、
702)の領域が、前記巻線(602、702)の他の
領域よりいっそう多く圧縮されることを特徴とする第7
項に記載の電池室。
【0076】9. 前記コイルばね接点(600、70
0、750)の形状が円錐形であることを特徴とする第
8項に記載の電池室。
【0077】10. 前記電池室(800、900、1
000、1100、1150)が、前記コイルばね接点
(600、600、750)の前記上端ターン(60
8、708)の遠端(620、720)に接続された導
線を備えていることを特徴とする第8項に記載の電池
室。
【図面の簡単な説明】
【図1】A、Bともに本発明の実施形態に従って設置で
きる従来技術の2個の乾電池の概略側面図である。
【図2】A、Bともに本発明の実施形態に従って設置で
きる従来技術の2個のミニチュア電池の概略側面図であ
る。
【図3】そのそれぞれの長手軸が本発明の一実施形態に
従って交差している直列整列配置を成す2個の乾電池の
概略図である。
【図4】そのそれぞれの長手軸が本発明の一実施形態に
従って交差している直列整列配置を成す2個のミニチュ
ア電池の概略図である。
【図5】本発明の一実施形態による装置接点タブの図で
ある。
【図6】本発明の一実施形態による偏心接触点を有する
円錐コイルばね装置接点の上面図、前面図、および側面
図である。
【図7】Aは本発明の代わりの実施形態による偏心接触
点を有する円錐コイルばね装置接点の上面図、前面図、
および側面図である。Bは本発明のもう一つの実施形態
による二つ以上の偏心接触点を有する円錐コイルばね装
置接点の等角図である。
【図8】本発明の一実施形態により直列整列、交差長手
軸配置を成して電池を保持する乾電池用電池室の図であ
る。
【図9】本発明の一実施形態により直列整列、交差長手
軸配置を成して電池を保持する乾電池用電池室の図であ
る。
【図10】本発明の一実施形態により直列整列、交差長
手軸配置を成して電池を保持する乾電池用電池室の図で
ある。
【図11】Aは本発明の一実施形態により直列整列、交
差長手軸配置を成して電池を保持するミニチュア電池用
電池室の図である。Bは本発明のもう一つの実施形態に
より直列整列、交差長手軸配置を成して電池を保持する
ミニチュア電池用電池室の図である。
【図12】本発明の一実施形態による電池収容部を有す
る手持ち式スキャナの概略ブロック図である。
【符号の説明】
100 電池 106 電池端子 200 電池 206 電池端子 208 電池端子 600 コイルばね電池接点 602 同心巻線 610 端子接触点 604 回転軸 608 上端ターン 700 コイルばね電池接点 702 同心巻線 704 回転軸 708 上端ターン 710 端子接触点 750 コイルばね電池接点 752 端子接触点 800 電池室 802 ハウジング 900 電池室 902 ハウジング 1000 電池室 1002 ハウジング 1100 電池室 1102 ハウジング 1150 電池室
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ラリー イー メイプル アメリカ合衆国 コロラド80525 フォー トコリンズ クリフローズコート 1207 Fターム(参考) 5H040 AA19 AT01 DD12 NN03

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電池室(800、900、1000、11
    50)に使用するためのコイルばね電池接点(600、
    600、750)において、前記接点は電池端子の偏心
    接触点(610、710、752)だけが設置された隣
    接電池に接触するように構成されていることを特徴とす
    るコイルばね電池接点。
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