JP2002324406A - 発光チューブ装置 - Google Patents
発光チューブ装置Info
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Abstract
た発光チューブ装置であって、必要長さのみを引き出し
て使用することができ、操作性に優れた発光チューブ装
置を提供する。 【解決手段】ELFを内蔵した長尺状の発光チューブ10
と、発光チューブ10を巻回する回転ドラム21を備えたリ
ール20と、発光チューブ10の一端部に接続されたインバ
ータ30および制御回路と、インバータ30を電源に接続す
る接続端子40とを備えた発光チューブ装置であって、イ
ンバータ30および制御回路31は回転ドラム21の内部に固
定され、接続端子40は回転ドラムの側面に固定されてい
る。接続端子40にバッテリー50を差し込むことにより、
発光チューブ10を点灯することができる。
Description
を備えた発光チューブ装置に関し、特に操作性、機動性
に優れた発光チューブ装置に関する。
ネッセンスファイバ(以下、ELFという)が知られて
いる。このELF自体は、直径が細く、強度、光量等に
限界があり、各種用途への適用には限界があったが、本
発明者は、このELFを利用して、強度、耐水性等の性
能を備えた発光チューブを提案してきた(特開2000-243
553号等)。特開2000-243553号の発光チューブは、可撓
性のあるチューブ内にELFと電流供給源である電線と
を内蔵しチューブ状にしたもので、工事現場、道路、駐
車場などの誘導用表示や警告灯に、また各種装飾用とし
て実用化されつつある。
長尺の発光手段を、保管または移動するには、チューブ
がねじれたり潰れたりするのを防ぐためにリールに巻い
ておき、使用時に必要長繰り出して使うのが便利であ
る。
めには、その端部、即ち発光チューブ内に内蔵された電
線の端部或いはELF端部(接続端子)を、インバータ
を介して駆動用電源に接続する必要がある。ここで、リ
ールのドラムに巻かれた発光チューブをインバータの出
力に接続するには、チューブの巻き終わり端部(以下、
先端部という)か、巻き始め端部(以下、後端部とい
う)のいずれか一方または両方を接続することになる。
合、発光チューブを全部リールから引き出さなければ、
後端部が自由にならず扱いにくい。一方、後端部を電源
に接続する場合には、リールからチューブを全部繰り出
せばよいが、毎回、必要長以上に全てを繰り出すことに
なり、あまった長さが使用上邪魔になるなど、不都合で
ある。
を予めリールの外部に出しておくことも可能であるが、
この場合にはインバータとの接続は繰り出し終えてから
でなければできない。そのため必要に応じてチューブを
繰り出して用いる用途では、その都度、インバータとの
接続を切り離したり、接続したりする必要があり煩雑で
ある。それを避けるためには、リールの回転しない部分
にインバータ接続用のコネクタを設け、元(後端部)は
回転してもよいようにスリップリング等を設けておかな
ければならず、複雑で高価となる。屋外使用にはこれを
防水構造としなければならず更に複雑高価となる。
源用コードは、常に発光チューブと共に設置場所に持ち
運ぶ必要がある。
タ及び電源を一体化した発光チューブ装置を提供するこ
とを目的とする。また必要長さのみを引き出して使用す
ることができ、しかも操作性に優れた発光チューブ装置
を提供することを目的とする。さらに電源の交換が用意
で、必要に応じて外部電源との接続も可能な発光チュー
ブ装置を提供することを目的とする。
明の発光チューブ装置は、長尺状の発光手段と、発光手
段を巻回する回転ドラムを備えたリールと、発光手段の
一端部に接続された駆動手段と、駆動手段を電源に接続
する接続端子とを備え、駆動手段は回転ドラムの内部に
固定され、接続端子は回転ドラムの側面に固定されてい
ることを特徴とする。
光チューブと駆動手段とが発光チューブを巻回するリー
ルに一体化されているので持ち運びや取り扱いが容易
で、しかも発光チューブを引き出す際に駆動手段も一体
として回転するので、発光チューブと駆動手段とを接続
する配線が捩れたりすることなく、必要な長さの発光チ
ューブを引き出して利用することができる。
光チューブ装置において、さらに接続端子に脱着可能な
電源装置を備えたことを特徴とする。
を回転ドラムに設けられた接続端子に着脱自在にしたこ
とにより、外部電源を不要とし、任意の場所で使用する
ことができ、また電源(バッテリー)の交換を極めて容
易に行うことができる。
接続端子が、防水機能を備えたことを特徴とする。
動手段と前記発光手段との接続を開閉するスイッチ手段
を備えたことを特徴とする。
回転ドラムの内部に前記接続端子を介して前記電源装置
に接続される充電器と、前記充電器を外部交流電源に接
続する接続端子とを備えたことを特徴とする。
源装置(バッテリー)の充電を行ないながら発光チュー
ブ装置を駆動することができるので、バッテリー交換を
しなくても長時間の使用が可能となる。
一実施形態を図面を参照して説明する。
構成を示す図、図2は、この発光チューブ装置の等価回
路を示す図である。この発光チューブ装置は、ELFが
内蔵された発光チューブ10と、この発光チューブ10が巻
回される回転ドラム21を備えたリール20と、発光チュー
ブ10の端部に電気的に接続されるとともに回転ドラム21
の内部の空間に固定されたインバータ(駆動手段)30
と、インバータ30を外部電源に接続するための端子(コ
ンセント)40と、コンセント40に着脱可能なバッテリー
(電源装置)50とを備えている。
力供給用の絶縁被覆導線11、12の外周にELF13を螺旋
状に配置し、これらを実質的に透明な被覆材11で覆った
構造を有し、長手方向の所定長毎に導線11、12とELF
13の芯電極および付加電極(共に図示せず)が電気的に
接続されている。この発光チューブ10は、導線11、12の
端子をインバータを介して電源に接続することにより発
光し、その際、ELFの所定長毎に電力を供給するよう
にしているので、長尺であってもELFの許容最大電流
値の範囲内で十分な輝度を得ることができる。
13に電力を供給する電線とは別に、送電線及び/または
通信ケーブルが内蔵されている。送電線は、一端が後述
するリール20に備えられたACコンセント(100V)に
接続されるとともに他端(即ち発光チューブの自由端
部)に照明器具等接続用のコンセントが接続されてお
り、これによって発光チューブ先端に照明器具等を接続
して使用することができるようになっている。通信ケー
ブルは、インターホン等の通信回線として利用すること
ができる。
は、強度のあるナイロンやケプラー等の繊維でブレード
がけしておくことが好ましい。これにより発光チューブ
20を緊急時の救命ロープ等として利用することも可能で
ある。
軸22と、中心軸22と一体的に構成された脚部23と、持ち
手24とを備え、回転ドラム21の円筒部には上述したよう
に発光チューブ10が巻回されている。これにより、発光
チューブ10を引き出すときに回転ドラム21が中心軸22の
周りを自由回転するようになっている。
ー25で覆われた防水室が形成されている。即ち、回転ド
ラム21の側板には、中心軸22を囲む円筒状の凸部と、そ
れと同心円上に径が大きい凸部が形成され、防水カバー
25はこれら凸部にOリング及びパッキンを介して嵌合
し、外部からの水の浸入を防止している。この防水室内
にインバータ30が固定されるとともに外部電源との接続
用のコンセント40(41〜43)が形成されている。
非使用時は蓋をすることにより水や埃が内部に侵入しな
いようになっている。コンセント40は、好適にはアース
付の3ピンタイプとする。これによりバッテリーボック
ス(DC)を接続する際に、+と−を逆に接続してしま
うのを防止できる。尚、図示する実施形態では、三つの
コンセント40(41〜43)を備えた市販の電工リールを利
用した例を示しているが、電源装置のみを接続する場
合、電気的に接続するためのコンセントの数は1個でも
よい。発光チューブ10が、他の器具への電力供給用の送
電線を内蔵する場合には、その送電線をコンセントの一
つに接続し、AC電源に接続可能にすることができる。
チューブ10との電気的接続をオンオフするためのスイッ
チ60が取り付けられている。さらに発光チューブ10が、
通信回線を内蔵する場合には、回転ドラム21の側板に
は、この通信回線を外部の通信回線と接続するためのプ
ラグイン端子が備えられている。
(例えば、DC12V)をELF13駆動のための交流電力
(例えば、AC200V、2KHz)に変換するもので、SC
R等を用いた公知のインバータを利用することができ
る。インバータ30は、さらに発光チューブ10の駆動を制
御するための制御回路(コントローラ)(図示せず)を
備えている。インバータ30の出力側は、回転ドラム21に
巻回される発光チューブ10の、巻き始め端の絶縁被覆導
線11、12に接続されており、入力側は、コンセント40に
接続されている。
的に点滅する場合の点滅間隔の制御、電圧制御(輝度調
節)、発光チューブ内のELFが複数本ある場合のグル
ープ毎の駆動制御や点滅順序の制御等を行う。さらに、
チューブを区間に分け、区間毎に交互に点滅したり、点
灯する区間が一方向に流れるように点滅させるなどの多
様な制御の機能を付加することができる。制御回路に代
えて、或いは制御回路31のほかにオンオフのみを制御す
る点滅回路を設けてもよい。
ことが可能な防水プラグを備えたバッテリーボックスか
らなり、必要に応じてコンセント40に着脱し、本発光チ
ューブ装置の電源となる。図示する実施例では、コンセ
ント40に電気的に接続するプラグのほかに、リール側面
に備えられた三つのコンセントの二つに対応する位置に
絶縁された擬似プラグ2個を設け、これを二つのコンセ
ントに差し込むことにより、バッテリーボックスの取り
付け構造を安定にしている。なお、図示していないが、
バッテリーのショートを避けるために、バッテリーボッ
クスにも、オンオフスイッチを設けておくことが好まし
い。
の使用方法を説明する。
面のコンセント40にバッテリーボックス50の防水プラグ
を差し込んだ状態で、発光チューブ10を必要な長さだけ
リール20から引き出し、目的場所に敷設する。この発光
チューブ10の引き出し動作によって回転ドラム21が回転
するが、このときバッテリーボックス50も一体に回転す
るので、バッテリー50からインバータ30を介して発光チ
ューブに至る配線も一体に回転し、絡むことがない。
ンにし、発光チューブ10を点灯する。これにより暗い場
所でも足元や敷設場所を確認しながら安全に敷設作業を
行うことができる。発光チューブが、照明器具等への電
力供給用の送電線を内蔵する場合には、これを利用して
先端に照明器具を取り付けて上記作業を行うことも可能
である。
する。ここでインバータ30が制御回路31を備える場合に
は、その制御のシーケンスに従い、間歇的に或いは所望
の区間を所望の順序で点滅するなど種々の形態で駆動さ
れる。不要時にはスイッチ60操作によって、いつでも消
灯を行うことができる。
ーボックスを交換すればよく、これにより容易に続けて
使用することが可能である。或いは、敷設場所によって
外部DC電源がある場合には、バッテリーボックス50を
外した後のコンセント40に外部DC電源或いはACアダ
プタを介してAC電源を接続することにより電力を供給
することも可能である。
ーブと駆動装置とを一体にするとともに電源(バッテリ
ー)を着脱自在としたことにより、比較的軽量且つ持ち
運びが簡便で、操作性に優れた発光チューブ装置を提供
することができる。またバッテリーボックスを接続する
ためのコンセントを防水コンセントとするとともにバッ
テリーの差込プラグとして防水プラグを採用したことに
より、防水防塵性に優れ、屋外等種々の環境で使用する
ことができる。
と外部DC電源とを択一的に接続する場合を示したが、
回転ドラム21の防水室内に充電器を備えることにより、
一般商用電源(例えばAC100V)を利用して本発明の
発光チューブ装置を駆動することも可能である。
るように、本実施形態の発光チューブ装置は、回転ドラ
ム21の側板にバッテリー用のコンセント40の他に、AC
電源用コンセント45が備えられており、このAC電源用
コンセント45はAC/DCアダプタ71及び充電器70に接
続されている。
ンバータ30と同様に回転ドラム21の防水室内に固定さ
れ、充電器70の出力はインバータ30の入力側に接続され
ている。その他の構成は図1に示す第1の実施形態と同
様であるので説明を省略する。
1の実施形態と同様にバッテリー用コンセント40にバッ
テリーボックスを差し込んだ状態で使用することが可能
であるが、更にAC電源用コンセント45にAC電源を接
続しながら使用することにより、バッテリーの充電を行
ないながら発光チューブ装置を駆動することができる。
外部DC電源とバッテリー50とを並列接続した場合に
は、バッテリー50が負荷となり、電力が有効に発光チュ
ーブ10に供給されないが、このように充電器70を介して
AC電源からの電力を供給することにより、バッテリー
50の出力を有効に利用することができ、長時間の点灯・
駆動が可能となる。
示す実施形態により説明したが、本発明の発光チューブ
装置はこれら実施形態に限定されることなく、種々の変
更が可能である。
として、ELFに電力供給用電線を備えた発光チューブ
10を示したが、長尺の発光手段であって電力を供給する
ことにより駆動されるものであれば、本発明を適用する
ことが可能である。
に、図5に示すように、AC電源接続用のコンセント45
に電圧調節用の抵抗80を接続し、AC電源またはDCバ
ッテリーのいずれかで駆動するようにすることも可能で
ある。
水カバー25で覆われた防水室に取り付ける場合を示した
が、防水型のインバータ30を用いた場合には、回転ドラ
ム内の任意の空隙を利用して設置することが可能であ
る。
ラグとし、回転ドラム側の接続端子をコンセントとした
場合を示したが、電源側をコンセント、回転ドラム側の
接続端子をプラグとしてもよい。
化でき、持ち運びや取り扱いに便利な発光チューブ装置
が提供される。この発光チューブ装置は、バッテリーを
電源とし、着脱自在としたことにより、任意の場所で使
用することができ、またバッテリーの交換を極めて容易
に行うことができる。
ンセントと防水プラグを介して発光チューブの駆動装置
と接続されるので、屋外等種々の環境下で使用すること
ができる。
正面図および側面図
す回路図
態を示す回路図
Claims (6)
- 【請求項1】長尺状の発光手段と、前記発光手段を巻回
する回転ドラムを備えたリールと、前記発光手段の一端
部に接続された駆動手段と、前記駆動手段を電源に接続
する接続端子とを備えた発光チューブ装置であって、前
記駆動手段は前記回転ドラムの内部に固定され、前記接
続端子は前記回転ドラムの側面に固定されていることを
特徴とする発光チューブ装置。 - 【請求項2】請求項1記載の発光チューブ装置であっ
て、さらに前記接続端子に脱着可能な電源装置を備えた
ことを特徴とする発光チューブ装置。 - 【請求項3】前記接続端子は、防水機能を備えたことを
特徴とする請求項1又は2に記載の発光チューブ装置。 - 【請求項4】請求項1ないし3いずれか1項記載の発光
チューブ装置であって、前記駆動手段と前記発光手段と
の接続を開閉するスイッチ手段を備えたことを特徴とす
る発光チューブ装置。 - 【請求項5】請求項1ないし4いずれか1項記載の発光
チューブ装置であって、前記回転ドラムの内部に、前記
接続端子を介して前記電源装置に接続される充電器と、
前記充電器を外部交流電源に接続する接続端子とを備え
たことを特徴とする発光チューブ装置。 - 【請求項6】前記発光手段は、電力供給用の導線を絶縁
材で被覆してなる絶縁電線と、前記絶縁電線の外周に配
置された少なくとも一条のエレクトロルミネッセンスフ
ァイバと、前記絶縁電線及び前記エレクトロルミネッセ
ンスファイバを被覆する実質的に透明な被覆材とを備え
た発光チューブである請求項1ないし4のいずれか1項
記載の発光チューブ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2001130849A JP4532013B2 (ja) | 2001-04-27 | 2001-04-27 | 発光チューブ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2002324406A true JP2002324406A (ja) | 2002-11-08 |
JP4532013B2 JP4532013B2 (ja) | 2010-08-25 |
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2001
- 2001-04-27 JP JP2001130849A patent/JP4532013B2/ja not_active Expired - Fee Related
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